JP5489818B2 - Recording / reproducing apparatus and control method thereof - Google Patents
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Description
本発明は、記録再生装置及びその制御方法に関する。 The present invention relates to a recording / reproducing apparatus and a control method thereof.
従来、メモリカードやディスク媒体などのランダムアクセス記録媒体に対し、データをファイルとして記録する記録装置が知られている。記録装置においては、記録媒体に記録されたファイルを、FAT(File Allocation Table)ファイルシステム等のファイルシステムに従って管理している。 2. Description of the Related Art Conventionally, a recording apparatus that records data as a file on a random access recording medium such as a memory card or a disk medium is known. In a recording apparatus, files recorded on a recording medium are managed according to a file system such as a FAT (File Allocation Table) file system.
FATファイルシステムでは、管理情報を用いて記録媒体に記録したファイルを管理している。そして、従来、記録装置においては、一旦、管理情報を記録媒体から読み出して内部の管理情報用のメモリ(キャッシュメモリ)に保持する。そして、記録媒体に対するファイルの記録や削除の際に、メモリに保持しておいた管理情報を変更した後、記録媒体に書き込むことにより、管理情報を更新している(例えば特許文献1参照)。 In the FAT file system, files recorded on a recording medium are managed using management information. Conventionally, in a recording apparatus, management information is once read from a recording medium and stored in an internal management information memory (cache memory). Then, when recording or deleting a file on the recording medium, the management information held in the memory is changed and then written to the recording medium to update the management information (see, for example, Patent Document 1).
近年、ビデオカメラなど、動画などの大きなサイズのファイルを扱う記録装置が登場している。ファイルのサイズが大きくなると、管理情報のサイズも比例して大きくなる。例えば、サイズが大きいファイルを削除する際には、管理情報を記憶するために大容量のメモリが必要になり、装置のコストの上昇、或いは、回路規模の増大を招く。 In recent years, recording devices that handle large-sized files such as moving images have appeared. As the file size increases, the size of the management information also increases proportionally. For example, when deleting a file having a large size, a large-capacity memory is required to store management information, leading to an increase in the cost of the apparatus or an increase in the circuit scale.
本発明はかかる問題を解決することを目的とする。また、本発明は、大容量のメモリを用意することなく、大きなサイズのファイルを管理することを目的とする。 The present invention aims to solve this problem. Another object of the present invention is to manage a large size file without preparing a large capacity memory.
本発明の一側面によれば、複数のクラスタを有する記録媒体に対し、ファイルと、前記ファイルのファイルサイズを示すディレクトリ情報と、前記記録媒体における各クラスタの使用状態を示す管理テーブルとを記録し、前記記録媒体から前記ディレクトリ情報及び前記管理テーブルを読み出し、読み出した前記ディレクトリ情報及び前記管理テーブルに基づき前記記録媒体から前記ファイルを読み出して再生する記録媒体制御手段と、前記記録媒体から読み出された前記ディレクトリ情報及び前記管理テーブルを記憶するメモリと、前記記録媒体に記録されたファイルの削除指示に応じて、前記メモリに記憶されたディレクトリ情報及び管理テーブルを変更し、該変更したディレクトリ情報及び管理テーブルを前記記録媒体制御手段により前記記録媒体に記録させる制御部とを備え、前記制御部は、前記削除指示に係るファイルのディレクトリ情報を前記記録媒体から読み出して前記メモリに記憶させた後に、前記削除指示に係るファイルの管理テーブルの一部を前記メモリに記憶することができない場合、該管理テーブルのうち前記メモリに記憶可能な部分のサイズに基づいて前記メモリに記憶されたディレクトリ情報が示すファイルサイズを変更して前記記録媒体に記録させると共に、前記削除指示に係るファイルの管理テーブルのうち前記メモリに記憶可能な部分を前記記録媒体から読み出して前記メモリに記憶させ、前記メモリに記憶した当該部分の管理テーブルを未使用状態に変更して前記記録媒体に記録させることを特徴とする記録再生装置が提供される。 According to one aspect of the present invention, a file, directory information indicating the file size of the file, and a management table indicating a use state of each cluster on the recording medium are recorded on a recording medium having a plurality of clusters. Reading the directory information and the management table from the recording medium, reading the file from the recording medium based on the read directory information and the management table, and reproducing the file, and reading from the recording medium A memory for storing the directory information and the management table, and changing the directory information and the management table stored in the memory in response to an instruction to delete the file recorded on the recording medium. Management table by the recording medium control means A control unit for recording on a recording medium, wherein the control unit reads directory information of the file related to the deletion instruction from the recording medium and stores it in the memory, and then stores the file management table related to the deletion instruction. If a part of the storage table cannot be stored in the memory, the file size indicated by the directory information stored in the memory is changed based on the size of the part of the management table that can be stored in the memory. A portion that can be stored in the memory in the management table of the file related to the delete instruction, read from the recording medium, and stores the management table of the portion stored in the memory in an unused state. The recording / reproducing apparatus is characterized in that the recording / reproducing apparatus is recorded on the recording medium.
本発明によれば、大容量のメモリを用いることなく、大きなサイズのファイルを確実に消去、或いは管理することが可能となる。 According to the present invention, a large-sized file can be reliably deleted or managed without using a large-capacity memory.
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施に有利な具体例を示すにすぎない。また、以下の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の課題解決のために必須のものであるとは限らない。 DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In addition, this invention is not limited to the following embodiment, It shows only the specific example advantageous for implementation of this invention. Moreover, not all combinations of features described in the following embodiments are indispensable for solving the problems of the present invention.
図1は本発明の実施形態における記録再生装置の一例であるビデオカメラ100の構成を示すブロック図である。図1において、撮像部101は被写体を撮影して動画信号を出力する。バッファメモリ102はビデオカメラ100の各部で処理される動画信号を記憶するためのメモリである。信号処理部103は、記録時においては、撮影された動画信号に対してMPEG等の公知の符号化処理を施して圧縮する他、必要な処理を施す。また、信号処理部103は、再生時においては、再生された動画信号を復号する他、必要な処理を施す。表示制御部104は、撮影時には撮影された動画信号による動画像を表示部105に表示し、再生時には再生された動画信号による動画像を表示部105に表示する。また、表示制御部104は、CPU107からの指示により、メニュー画面や各種の必要な情報を表示部105に表示する。表示部105は、液晶パネルとその駆動回路等を含み、動画像や各種の情報を表示する。出力部106は、撮像部101により撮影された動画信号や再生された動画信号を外部の表示装置などに出力する。
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a
CPU107は操作部108から受け付けた指示に従い、ビデオカメラ100の各部を制御する。操作部108は、電源ボタンやモード切り替えボタン、メニューボタンなど、各種の操作スイッチを備えている。ユーザは操作部108を操作することにより、動画の撮影や再生、削除等を指示する。管理情報メモリ109は、後述のように、記録媒体113から読み出した管理情報を一時的に記憶するメモリである。ファイルシステム部110は、記録媒体113に記録するデータを管理する。転送制御部111は、CPU107或いはファイルシステム部110からの指示に従い、記録媒体制御部112に対して記録すべきデータを送信すると共に、記録媒体制御部112から読み出されたデータを各部に出力する。記録媒体制御部112は、CPU107或いはファイルシステム部110からの指示に従い、記録媒体113に対して管理情報やデータを書き込み、また、読み出す。本実施形態では、記録媒体制御部112はATA等の公知のインターフェイスに従い、コマンドやデータを送受信する。記録媒体113は、フラッシュメモリなどのランダムアクセス記録媒体である。なお、本実施形態においては、記録媒体113はフラッシュメモリカードであり、不図示の装着、排出機構により、ビデオカメラ100に対して記録媒体113が自由に装着、排出できるものとする。バス114は、各部の間で動画信号や各種の必要なデータを送受信する。
The
次に、ビデオカメラ100における記録再生処理について説明する。
まず、記録時の処理を説明する。ユーザが操作部108を操作してビデオカメラ100の電源を投入すると、CPU107はビデオカメラ100を撮影モードに設定し、撮像部101に対して動画の撮影を開始するよう指示する。撮像部101は動画信号を出力し、バッファメモリ102に順次記憶する。また、CPU107は、表示制御部104に対し、バッファメモリ102から動画信号を読み出して、表示部105に表示させる。このような撮影待機状態において、ユーザが操作部108を操作して記録開始を指示すると、CPU107は、信号処理部103に対して動画信号の符号化処理を実行させる。信号処理部103は、バッファメモリ102から動画信号を読み出して符号化し、再びバッファメモリ102に記憶する。
Next, recording / playback processing in the
First, processing during recording will be described. When the user operates the
CPU107は、バッファメモリ102に記憶された、符号化動画信号のデータ量を監視している。ここで、所定量の符号化動画信号がバッファメモリ102に記憶されると、ファイルシステム部110及び記録媒体制御部112に対して、バッファメモリ102から符号化動画信号を読み出して記録するよう指示する。本実施形態では、記録媒体113に対して記録可能なデータレートは、符号化動画信号のデータレートよりも大きい。そのため、記録媒体制御部112により符号化動画信号の記録を開始した後、バッファメモリ102に記憶された符号化動画信号のデータ量が閾値以下となると、いったん記録媒体113に対する符号化動画信号の書き込みを停止する。その後、再度所定量の符号化動画信号がバッファメモリ102に記憶されると、記録媒体113に対する書き込みを開始する。このように、記録媒体113に対して間欠的に動画信号を記録する。そして、操作部108により記録停止の指示があると、CPU107は、ファイルシステム部110と記録媒体制御部112に対して動画信号の記録停止を指示すると共に、信号処理部103による符号化処理を停止する。本実施形態では、ファイルシステム部110が、記録開始から記録停止までの間に記録された動画信号を一つのファイルとして管理する。記録時におけるファイルシステム部110の処理については後述する。
The
次に、再生時の処理を説明する。ユーザが操作部108を操作して、再生モードを指示すると、CPU107はビデオカメラ100を再生モードに設定する。そして、ファイルシステム部110と記録媒体制御部112に対して、記録媒体113に記録された動画ファイルのうち、指定された動画ファイルを再生させ、動画信号をバッファメモリ102に蓄積させる。そして、信号処理部103は、再生された動画信号をバッファメモリ102に蓄積から読み出して復号し、再度、バッファメモリ102に蓄積する。表示制御部104は、バッファメモリ102に蓄積された動画信号を読み出して、表示部105に表示する。操作部108から再生停止の指示があると、CPU107はファイルシステム部110と記録媒体制御部112に対して、再生停止を指示し、記録媒体制御部112は動画ファイルの再生を停止する。再生時におけるファイルシステム部110の処理については後述する。
Next, processing during reproduction will be described. When the user operates the
次に、ファイルシステム部110について説明する。本実施形態では、ファイルシステム部110は、FAT16やFAT32などのファイルシステムに従い、記録媒体113に記録したファイルを管理する。ファイルシステム部110は、管理するデータをファイルという論理単位で管理し、記録媒体113は所定数のビットで構成される複数のクラスタを有する。従って、ファイルシステム部110は、記録媒体113上での記録位置(アドレス)については、クラスタ単位で管理する。
Next, the
また、ファイルシステム部110は、管理情報を用いて記録媒体113に記録されたファイルを管理する。管理情報は、図2(a)に示すように、ディレクトリ情報201と管理テーブル202とを含む。
Further, the
ファイルシステム部110は、ファイルをディレクトリという階層型のデータ構造で管理する。各ディレクトリには、更に別のディレクトリとファイルとを格納することができる。ファイルシステム部110は、ディレクトリ、或いはファイル毎にディレクトリエントリを生成する。各ディレクトリエントリには、ファイル名、ディレクトリ名やファイルサイズ、位置情報などを含む。位置情報には、ファイルの先頭クラスタ番号、ディレクトリに格納されたファイルやディレクトリのディレクトリエントリが記録されたクラスタ番号が記述されている。ファイルシステム部110は、最上位のディレクトリエントリから辿っていくことで、記録媒体113におけるディレクトリの構成や、各ディレクトリに格納されるファイルを検出することができる。また、最上位の階層に位置するディレクトリはルートディレクトリと呼ばれ、ルートディレクトリのエントリ情報は記録媒体113上の特定の位置に記録される。
The
また、ファイルシステム部110は、記録媒体113の全てのクラスタの使用状態を表す管理テーブルを作成する。管理テーブルは複数の管理テーブルエントリを含む。各管理テーブルエントリは1クラスタに対応しており、一つの管理テーブルエントリが所定数のビットで表現される(例えばFAT32では32ビット)。そして、空きクラスタの管理テーブルエントリには、未使用を示す所定値が記述される。また、データが記録されているクラスタの管理テーブルエントリには、ファイル内で次のデータが記録されたクラスタの番号が記述される。また、ファイルを構成する最後のデータが記録されたクラスタに対応した管理テーブルエントリには、ファイルの最終クラスタを示す所定値が記述される。このようにして一つのファイルを表す管理テーブル上のクラスタの連なりをクラスタチェーンという。また、各クラスタ番号に対応した管理テーブルエントリは、記録媒体113における決められた位置に、クラスタ順に記録される。
In addition, the
次に、記録再生に伴うファイルシステム部110の処理について説明する。まず、再生時の処理について説明する。ファイルシステム部110は、CPU107から指定されたファイルの読み出し要求があった場合、まずルートディレクトリのディレクトリエントリが記録されたクラスタからデータを読み出すよう記録媒体制御部112に指示する。記録媒体制御部112は、記録媒体113の指定されたクラスタからルートディレクトリのディレクトリエントリデータを読み出し、転送制御部111に送る。転送制御部111は、読み出されたルートディレクトリのディレクトリエントリデータを管理情報メモリ109に記憶する。ただし、既に同じディレクトリエントリのデータが管理情報メモリ109に格納されていた場合、記録媒体113からデータを読み出す必要はない。
Next, processing of the
次に、ファイルシステム部110は、管理情報メモリ109に格納されたディレクトリエントリの情報に基づき、下の階層のディレクトリのディレクトリエントリを記録媒体113から読み出させ、管理情報メモリ109に格納させる。このように、ファイルシステム部110は、指定されたファイルのディレクトリエントリが管理情報メモリ109に格納されるまで、ディレクトリ情報の読み出し処理を繰り返す。
Next, based on the directory entry information stored in the
そして、指定されたファイルのディレクトリエントリのデータが管理情報メモリ109に格納されると、ファイルシステム部110は、ディレクトリエントリに記述されたファイルの先頭クラスタ番号を検出する。そして、ファイルシステム部110は、検出したクラスタ番号のクラスタから管理テーブルエントリのデータを読み出すよう記録媒体制御部112に指示する。記録媒体制御部112は指定されたクラスタから管理テーブルエントリを読み出し、転送制御部111に送る。転送制御部111は、読み出された管理テーブルエントリのデータを管理情報メモリ109に格納する。但し、既に同じ管理テーブルエントリが管理情報メモリ109に格納されていた場合、記録媒体113から読み出す必要はない。
When the directory entry data of the designated file is stored in the
また、ファイルシステム部110は、ファイルの先頭クラスタを検出すると、クラスタを論理ブロックアドレス(LBA)に変換し、セクタ単位でファイルの実データ、ここでは動画信号を読み出すよう、記録媒体制御部112に指示する。ここで、セクタは、クラスタよりさらに小さい単位であり、複数のセクタにより一つのクラスタが構成される。そして、ファイルシステム部110は、LBAによりアクセスすべきセクタを指定する。記録媒体制御部112は、指定されたセクタからデータを読み出し、転送制御部111に送る。転送制御部111は、読み出されたデータ(動画信号)をバッファメモリ102に記憶する。再生された動画信号がバッファメモリ102に記憶されると、CPU107は、信号処理部103に対して再生された動画信号を復号するよう指示し、前述のように動画信号を復号する。
Further, when the
このように、先頭のクラスタからの動画信号の読み出しを開始すると、次に、ファイルシステム部110は、管理情報メモリ109に格納された先頭クラスタの管理テーブルエントリによって、ファイルを構成する次のクラスタ番号を検出する。そして、次のクラスタ番号の管理テーブルエントリが管理情報メモリ109に格納されていない場合、ファイルシステム部110は、次のクラスタ番号の管理テーブルエントリを読み出すよう記録媒体制御部112に指示する。記録媒体制御部112は指定されたクラスタ番号の管理テーブルエントリを読み出し、転送制御部111に送る。転送制御部111は、読み出された管理テーブルエントリを管理情報メモリ109に記憶する。この際、既に動画信号の読み出しを開始したクラスタに関する管理テーブルエントリを管理情報メモリ109に残しておいてもよい。或いは、管理情報メモリ109の空き領域が無い場合には、先に記憶された管理テーブルエントリを消去してから、新たに読み出した管理テーブルエントリを記憶するようにしてもよい。
As described above, when reading of the moving image signal from the first cluster is started, the
このように、順次管理テーブルエントリを読み出しながら、動画信号の読み出しを続ける。そして、CPU107が操作部108から再生停止の指示があるか、或いは、ファイルシステム部110により、ファイルの最終クラスタのデータの読み出しが終了すると、CPU107は記録媒体制御部112に対して再生停止を指示する。
In this way, the reading of the moving image signal is continued while sequentially reading the management table entries. When the
次に記録時の処理について説明する。操作部108により記録開始の指示があると、CPU107はファイルシステム部110に対して動画の記録開始を指示する。ファイルシステム部110は、記録指示があると、新たに記録する動画ファイルを格納するためのディレクトリを指定する。そして、このディレクトリに関するディレクトリエントリのデータを読み出すよう、記録媒体制御部112に指示する。記録媒体制御部112は、前述のように、指定されたディレクトリのディレクトリエントリを記録媒体113から読み出す。読み出されたディレクトリエントリのデータが転送制御部111により管理情報メモリ109に記憶される。また、ファイルシステム部110は、新たに記録する動画ファイルのディレクトリエントリを作成し、管理情報メモリ109に記憶する。
Next, processing during recording will be described. When the
次に、ファイルシステム部110は、管理テーブルのうち、空きクラスタとなっているクラスタの一つをファイルの先頭クラスタに指定する。そして、指定したクラスタの管理テーブルエントリを読み出すように記録媒体制御部112に指示する。記録媒体制御部112は、指定された空きクラスタの管理テーブルエントリを読み出し、転送制御部111に送る。転送制御部111は読み出された管理テーブルエントリを管理情報メモリ109に記憶する。ファイルシステム部110は、ファイルの先頭クラスタのクラスタ番号を、管理情報メモリ109に記憶されたディレクトリエントリに記述する。
Next, the
CPU107から、前述のように符号化された動画信号の書き込み要求があると、ファイルシステム部110は、転送制御部111に対してバッファメモリ102から記録媒体113に対して動画信号を転送させる。そして、ファイルシステム部110は記録媒体113の空きクラスタに対して動画信号を書き込むよう、記録媒体制御部112に指示する。
When the
一つのクラスタに対する動画信号の書き込みが完了すると、ファイルシステム部110は、次の空きクラスタを検出して、その管理テーブルエントリを管理情報メモリ109に記憶させる。そして、同じように、空きクラスタに対して動画信号を記録させる。また、ファイルシステム部110は、動画信号の書き込みに従い、管理情報メモリ109に記憶された各クラスタの管理テーブルエントリに対して、次のクラスタ番号を記述していく。
When the writing of the moving image signal to one cluster is completed, the
このように、記録媒体113に対して順次、動画信号の書き込みが行われる。動画信号の記録中にCPU107から管理情報の更新指示があると、ファイルシステム部110は、その時点で管理情報メモリ109に記憶されているディレクトリ情報と管理テーブルとを記録媒体113に記録するよう、記録媒体制御部112に指示する。転送制御部111は、ファイルシステム部110からの更新指示に従って管理情報メモリ109に記憶されたディレクトリ情報と管理テーブルとを読み出し、記録媒体制御部112送信する。記録媒体制御部112は、ディレクトリ情報と管理テーブルとを、それぞれ記録媒体113の決められたセクタに記録することにより、その時点までに記録された動画ファイルに関する管理情報を更新する。本実施形態では、動画信号の記録開始後、一定の時間間隔でCPU107が管理情報の更新を指示している。
In this manner, moving image signals are sequentially written to the
このように、記録媒体113の管理情報が更新されると、その時点までに管理情報メモリ109に記憶されていた管理テーブルの記憶領域を空き領域として、新たに記録媒体113から読み出した管理テーブルを記憶するために用いる。また、ディレクトリ情報については、一つの動画ファイルの書き込みが完了するまで、管理情報メモリ109に保持しておく。
As described above, when the management information of the
そして、操作部108より記録停止の指示があると、CPU107はファイルシステム部110と記録媒体制御部112に対して、動画信号の記録停止を指示する。ファイルシステム部110は、記録停止の指示に応じて、バッファメモリ102から記録媒体制御部112に対する動画信号の送信を停止させる。そして、記録媒体制御部112は、記録媒体113に対する動画信号の記録を停止する。
When a recording stop instruction is issued from the
ファイルシステム部110は、動画信号の記録が停止すると、管理情報メモリ109に記憶された、動画ファイルの最後のクラスタの管理テーブルエントリに対し、ファイル末尾を示す値を記述する。また、ファイルシステム部110は、記録された動画ファイルのサイズを検出し、管理情報メモリ109に記憶されたディレクトリエントリに対してファイルのサイズを記述する。そして、ファイルシステム部110は、管理情報メモリ109に記憶されたディレクトリ情報と管理テーブルとを記録媒体113に記録するよう、記録媒体制御部112に指示する。転送制御部111は、ファイルシステム部110からの更新指示に従って管理情報メモリ109に記憶されたディレクトリ情報と管理テーブルとを読み出し、記録媒体制御部112送信する。記録媒体制御部112は、ディレクトリ情報と管理テーブルとを、それぞれ記録媒体113の決められたセクタに記録することにより、今回の記録指示によって記録された動画ファイルに関する管理情報を更新する。
When the recording of the moving image signal is stopped, the
また、ファイルシステム部110は、記録中の動画ファイルのサイズを監視している。そして、記録中の動画ファイルのサイズがファイルシステムにより規定された上限のサイズに近くなると、ファイルシステム部110は記録中のファイルを一旦クローズし、新たにファイルを作成して動画信号の記録を続ける。ファイルクローズ時には、記録停止時と同様に、管理情報メモリ109に記憶されたディレクトリ情報と管理テーブルを変更し、記録媒体113に書き込む。また、新たなファイルの作成については、記録開始時と同様に、新たにディレクトリエントリを作成し、管理情報メモリ109に記憶する。
Further, the
このように、本実施形態のビデオカメラ100で記録可能な動画ファイルの最大のサイズは、ファイルシステムにより規定された上限のサイズとなる。前述のように、ファイルのサイズが大きくなるのに比例して、このファイルに関する管理テーブルのサイズも大きくなる。しかし、ファイルの記録時には、一定の時間間隔で記録媒体113上の管理テーブルを更新しているので、更新後は管理情報メモリ109における記憶領域を空き領域として使うことができる。また、再生時には、読み出し対象となるクラスタに関する管理テーブルエントリだけを管理情報メモリ109に記憶すればよい。このように、動画の記録再生のために、上限サイズの動画ファイルの管理テーブルを全て管理情報メモリ109に記憶する必要はない。そのため、本実施形態では、管理情報メモリ109の記憶容量を、上限サイズの動画ファイルの管理テーブルのサイズよりも小さい、記録再生処理のために必要なサイズとしている。
Thus, the maximum size of a moving image file that can be recorded by the
次に、ファイルの削除動作について説明する。図3はファイル削除処理を示すフローチャートである。なお、以下に説明するファイル削除処理は、CPU107が各部を制御することにより実行される。ユーザが操作部108を操作して、記録媒体113に記録された動画ファイルの一覧表示を指示すると、CPU107はファイルシステム部110に対して、ファイル一覧情報の取得を指示する。ファイルシステム部110は、記録媒体制御部112に対して、記録媒体113に記録された全てのファイルのディレクトリエントリを読み出すよう指示する。そして、記録媒体制御部112より読み出された各ファイルのディレクトリエントリが管理情報メモリ109に記憶されると、CPU107は各ファイルのファイル名の情報を示す一覧画面を表示制御部104により表示部105に表示させる。ユーザは、操作部108を操作して、表示された一覧画面から、削除対象のファイルを指定し、ファイルの削除を指示する。
Next, the file deletion operation will be described. FIG. 3 is a flowchart showing the file deletion process. Note that the file deletion process described below is executed by the
このファイルの削除指示に応じて、図3のフローが開始する。まず、ファイルシステム部110は、削除指示に係るファイル(削除対象ファイル)に関するディレクトリ情報を読み出すよう、記録媒体制御部112に指示する(S301)。ここでは、削除対象ファイルのディレクトリエントリと、削除対象ファイルが格納されている全ての階層のディレクトリに関するディレクトリエントリを読み出す。ただし、既にこのファイルに関するディレクトリエントリが管理情報メモリ109に記憶されていた場合は、読み出す必要はない。
The flow of FIG. 3 starts in response to this file deletion instruction. First, the
前述のように、ファイルの一覧画面からユーザが削除対象ファイルを指定した場合には、指定されたファイルのディレクトリエントリは既に管理情報メモリ109に記憶されているので、これ以外のディレクトリ情報を管理情報メモリ109から消去する。そして、新たに、削除対象ファイルが格納されている全ての階層のディレクトリに関するディレクトリエントリを読み出す。
As described above, when the user designates a file to be deleted from the file list screen, the directory entry of the designated file is already stored in the
次に、ファイルシステム部110は、管理情報メモリ109に記憶された削除対象ファイルのディレクトリエントリに基づいて、削除対象ファイルのファイルサイズを検出する。そして、ファイルシステム部110は、削除対象ファイルのファイルサイズに基づいて、このファイルの管理テーブルのサイズを検出して、CPU107に知らせる(S302)。具体的には、ファイルシステム部110は、ファイルサイズと1クラスタあたりのサイズに基づいてこのファイルに関する管理テーブルエントリの数を求める。そして、管理テーブルエントリの数に一つの管理テーブルエントリのビット数を乗算することで、管理テーブルのサイズを算出する。
Next, the
上述のように、現在、削除対象ファイルのディレクトリ情報が管理情報メモリ109に記憶されている。この状態で、削除対象ファイルに関する管理テーブルを全て管理情報メモリ109に記憶することができるかを判定する。そのためにCPU107は、削除対象ファイルに関するディレクトリ情報のサイズと管理テーブルのサイズの合計と、管理情報メモリ109の容量とを比較する。そして、合計サイズが管理情報メモリ109の容量以下であるかどうかを判別する(S303)。
As described above, the directory information of the deletion target file is currently stored in the
判別の結果、合計サイズが管理情報メモリ109の容量以下である場合、ファイルシステム部110は、管理情報メモリ109に格納されている削除対象ファイルのディレクトリエントリに記述されたファイルの先頭クラスタ番号を検出する。そして、先頭のクラスタから、削除対象ファイルに関する全ての管理テーブルエントリを読み出すよう記録媒体制御部112に指示し、読み出された全ての管理テーブルエントリを管理情報メモリ109に記憶させる(S304)。
If the total size is equal to or smaller than the capacity of the
次に、ファイルシステム部110は、管理情報メモリ109に記憶された削除対象ファイルのディレクトリエントリを消去する。また、削除対象ファイルを格納しているディレクトリに関するディレクトリエントリの内容を変更する。更に、削除対象ファイルに関する全ての管理テーブルエントリを、空きクラスタを示す所定値に変更する(S305)。管理情報メモリ109に記憶されたディレクトリ情報と管理テーブルの変更が完了すると、ファイルシステム部110は、管理情報メモリ109に記憶されているディレクトリ情報と管理テーブルの記録制御を行う。具体的には、ファイルシステム部110は、管理情報メモリ109に記憶されているディレクトリ情報と管理テーブルとを、記録媒体113の規定されたクラスタに記録するよう、記録媒体制御部112に指示する(S306)。転送制御部111は、管理情報メモリ109からディレクトリ情報と管理テーブルを読み出して記録媒体制御部112に送る。記録媒体制御部112は、ディレクトリ情報と管理テーブルを、それぞれ記録媒体113における規定されたクラスタに記録する。
Next, the
一方、S303において、ディレクトリ情報と管理テーブルの合計サイズが管理情報メモリ109の容量よりも大きいと判別された場合、ファイル短縮削除処理を実行する(S307)。
On the other hand, if it is determined in S303 that the total size of the directory information and the management table is larger than the capacity of the
図4は、S307のファイル短縮削除処理を示すフローチャートである。まず、ファイルシステム部110は、管理情報メモリ109に削除対象ファイルディレクトリ情報が蓄積されているかどうか判別する(S401)。管理情報メモリ109に削除対象ファイルのディレクトリ情報が格納されていないと判別された場合、ファイルシステム部110は削除対象ファイルのディレクトリ情報を読み出させる。読み出されたディレクトリ情報は管理情報メモリ109に記憶される(S402)。
FIG. 4 is a flowchart showing the file shortening / deleting process of S307. First, the
次に、ファイルシステム部110は、管理情報メモリ109に格納された削除対象ファイルのディレクトリエントリに記述されているファイル先頭クラスタ番号を検出し、管理情報メモリ109に保存する(S403)。そして、ファイルシステム部110は、管理情報メモリ109に記憶可能な管理テーブルのデータ量に基づいて、管理情報メモリ109に記憶された削除対象ファイルのディレクトリエントリにおけるファイルサイズを変更する(S404)。ここで、ファイルシステム部110は、管理情報メモリ109のうち、削除対象ファイルの管理テーブルを記憶可能な容量を求める。この記憶可能な容量とは、管理情報メモリ109の容量のうち、S403で記憶した開始クラスタ番号の情報を記憶するのに必要な容量を除いた容量とする。そして、管理情報メモリ109に記憶可能な管理テーブルエントリの数を算出する。この算出された管理テーブルエントリの数と1クラスタあたりのデータ量とを乗算した値を、削除対象ファイルのファイルサイズから減算する。そして、ディレクトリエントリに記述されたファイルサイズを、減算の結果得られた値に変更する。
Next, the
このようにディレクトリ情報を変更すると、ファイルシステム部110は、変更されたディレクトリ情報を記録媒体113に記録するよう、記録媒体制御部112に指示する。記録媒体制御部112は転送制御部111により管理情報メモリ109から送信されたディレクトリ情報を記録媒体113の規定されたセクタに記録する(S405)。ディレクトリ情報を記録した後は、管理情報メモリ109におけるディレクトリ情報を記憶していた領域を空き領域すなわち未使用状態にする。
When the directory information is changed in this way, the
次に、ファイルシステム部110は、削除対象ファイルの管理テーブルが管理情報メモリ109に格納されているかどうか判別する(S406)。管理情報メモリ109に管理テーブルが記憶されていないと判別された場合、削除対象ファイルの管理テーブルのうちファイル末尾の管理テーブルエントリから管理情報メモリ109に記憶可能なサイズ分を読み出して管理情報メモリ109に記憶させる。この処理は具体的には例えば以下のようにして行う。ファイルシステム部110は記録媒体制御部112に対して、削除対象ファイルの管理テーブルを先頭の管理テーブルエントリからクラスタチェーンの順に読み出させる(S407)。読み出された管理テーブルエントリは、転送制御部111によって順次、管理情報メモリ109に記憶される。ファイルシステム部110は、管理情報メモリ109に管理テーブルエントリが記憶されると、管理情報メモリ109に記憶された管理テーブルエントリがクラスタチェーンの末尾を示す値を含んでいるかどうかを判別する(S408)。管理情報メモリ109上の管理テーブルエントリがファイル末尾を示す値ではない場合、S407に戻って引き続き管理テーブルエントリを読み出す。このように、ファイル末尾の管理テーブルエントリが管理情報メモリ109に記憶されるまで処理を繰り返す。ここで、先頭の管理テーブルエントリから読み出して管理情報メモリ109に記憶している際に、管理情報メモリ109の空きが無くなった場合には、先頭の管理テーブルエントリから順に上書きしていく。そのため、最終クラスタの管理テーブルエントリが管理情報メモリ109に記憶された段階では、ファイルの末尾から、管理情報メモリ109に対応した容量の管理テーブルエントリが記憶されていることになる。
Next, the
ファイル末尾の管理テーブルエントリが管理情報メモリ109に記憶されると、ファイルシステム部110は、管理情報メモリ109に記憶された短縮対象ファイルの各管理テーブルエントリの値を空き領域を示す値に変更する(S409)。こうして、管理情報メモリ109に記憶した部分の管理テーブルを未使用状態に変更する。ただし、管理情報メモリ109に記憶された管理テーブルエントリのうち、クラスタチェーンの先頭の管理テーブルエントリに対しては、ファイル末尾を示す値に変更する。
When the management table entry at the end of the file is stored in the
このように、管理情報メモリ109に記憶された各管理テーブルエントリを変更すると、ファイルシステム部110は、転送制御部111に指示して、変更された管理テーブルを記録媒体制御部112に転送させる。そして、ファイルシステム部110は、記録媒体制御部112に対して変更後の管理テーブルを記録媒体113に記録するよう指示する(S410)。このようにファイル短縮削除処理を実行した後、再度、図3のS301−S303の処理を繰り返す。
As described above, when each management table entry stored in the
ファイル短縮削除処理の際の管理情報の様子を図2(b)、(c)に示す。図2(b)は、削除対象ファイルのディレクトリ情報203と管理テーブル204を示している。そして、205は削除対象ファイルのディレクトリ情報203のデータ量を示し、206はS302において算出された、管理情報メモリ109に記憶可能な管理テーブル204のサイズ(エントリ数)を示している。
The state of management information during the file shortening / deleting process is shown in FIGS. FIG. 2B shows the
図2(b)に示すように、ディレクトリ情報を記憶した管理情報メモリ109に、削除対象ファイルの管理テーブルの一部を記憶することができない。そのため、管理テーブル204のエントリ数から、データ量206に対応するエントリ数を除いた管理テーブルエントリに対応したファイルサイズとなるように、ディレクトリ情報を変更する。
As shown in FIG. 2B, a part of the management table of the file to be deleted cannot be stored in the
更に、図2(c)に示すように、ファイル末尾の管理テーブルを管理情報メモリ109に記憶する。図2(c)において、207が、S407、S408の処理により管理情報メモリ109に記憶される管理テーブルのデータ量である。そして、S409において、207で示されるデータ量の管理テーブルにおける各エントリを空きクラスタに変更する。なお、データ量207はデータ量206よりも多いが、これは、S405でディレクトリ情報を記録媒体113に書き込んだ後は、このディレクトリ情報の記憶領域を管理テーブルの記憶用に用いているためである。また、208は、ファイル短縮削除処理の後、新たにファイル末尾となる管理テーブルエントリである。この管理テーブルエントリ208を、ファイル末尾を示す値に変更する。
Further, the management table at the end of the file is stored in the
このように、本実施形態では、ファイルを削除する際に、削除対象ファイルの管理テーブルの一部を管理情報メモリに記憶できない場合、ディレクトリ情報が示すファイルサイズを変更する。そして、変更後のファイルサイズ以上の管理テーブルエントリをメモリに記憶して空き領域に変更する。この処理を繰り返すことで、管理情報メモリの容量を小さくした場合でも、正常にファイルを削除することができる。また、ファイル削除処理中にビデオカメラの電源が遮断した場合にも、記録媒体113に記録されたデータと管理情報とが不一致となることを防ぐことができる。そのため、記録媒体113に記録されたファイルが読み出せなくなるのを防ぐことができる。
Thus, in this embodiment, when deleting a file, if a part of the management table of the file to be deleted cannot be stored in the management information memory, the file size indicated by the directory information is changed. Then, the management table entry that is equal to or larger than the changed file size is stored in the memory and changed to a free area. By repeating this process, the file can be deleted normally even when the capacity of the management information memory is reduced. Even when the power of the video camera is cut off during the file deletion process, it is possible to prevent the data recorded on the
なお、本実施形態では、S303において、削除対象ファイルに関するディレクトリ情報のサイズと管理テーブルのサイズの合計と、管理情報メモリ109の容量とを比較していた。しかし、管理情報メモリ109を別の用途に用いることも可能であり、この場合、管理情報メモリ109の領域のうち、ディレクトリ情報と管理テーブルを記憶するために使用できる容量をメモリ容量として比較することも可能である。
In this embodiment, in S303, the total size of the directory information related to the deletion target file and the size of the management table is compared with the capacity of the
また、図2に示す例では、1回のファイル短縮削除処理により、ディレクトリ情報と管理テーブルの合計サイズが管理情報メモリ109の容量以下となった場合を示した。しかし、1回のファイル短縮削除処理ではディレクトリ情報と管理テーブルの合計サイズが管理情報メモリ109の容量以下とならない場合も考えられる。その場合には、図4の処理を繰り返し実行する。
Further, the example shown in FIG. 2 shows a case where the total size of the directory information and the management table is less than the capacity of the
次に、第2の実施形態について説明する。本実施形態におけるビデオカメラ100の構成、並びに基本的な動作は第1の実施形態と同様である。第2の実施形態では、S307のファイル短縮削除処理が異なる。以下、本実施形態のファイル短縮削除処理について説明する。
Next, a second embodiment will be described. The configuration and basic operation of the
図5は、S307のファイル短縮削除処理を示すフローチャートである。まず、ファイルシステム部110は、管理情報メモリ109に削除対象ファイルディレクトリ情報が蓄積されているかどうか判別する(S501)。管理情報メモリ109に削除対象ファイルのディレクトリ情報が格納されていないと判別された場合、ファイルシステム部110は削除対象ファイルのディレクトリ情報を読み出させる。読み出されたディレクトリ情報は管理情報メモリ109に記憶される(S502)。
FIG. 5 is a flowchart showing the file shortening / deleting process of S307. First, the
次に、ファイルシステム部110は、管理情報メモリ109に格納された削除対象ファイルのディレクトリエントリに記述されているファイル先頭クラスタ番号を検出し、管理情報メモリ109に保存する(S503)。そして、ファイルシステム部110は、管理情報メモリ109に記憶可能な管理テーブルのデータ量に基づいて、管理情報メモリ109に記憶された削除対象ファイルのディレクトリエントリが示すファイルサイズを変更する(S504)。ここで、ファイルシステム部110は、上述したS404と同様の処理を行うことができる。すなわち、管理情報メモリ109に記憶可能な管理テーブルエントリの数を算出し、算出された管理テーブルエントリの数と1クラスタあたりのデータ量とを乗算した値を、削除対象ファイルのファイルサイズから減算する。そして、ディレクトリエントリに記述されたファイルサイズを、減算の結果得られた値に変更する。
Next, the
次に、ファイルシステム部110は、削除対象ファイルの管理テーブルから、先頭クラスタからクラスタチェーンの順に、管理情報メモリ109に記憶可能な管理テーブルエントリの数だけ後のクラスタ番号を検出する。そして、管理情報メモリ109に記憶された削除対象ファイルのディレクトリエントリに記述された先頭クラスタ番号を、ここで検出したクラスタ番号に変更する(S505)。また、変更後の先頭クラスタ番号を管理情報メモリ109に記憶する。
Next, the
このようにディレクトリ情報を変更すると、ファイルシステム部110は、変更されたディレクトリ情報を記録媒体113に記録するよう、記録媒体制御部112に指示する。記録媒体制御部112は転送制御部111により管理情報メモリ109から送信されたディレクトリ情報を記録媒体113の規定されたセクタに記録する(S506)。ディレクトリ情報を記録した後は、管理情報メモリ109におけるディレクトリ情報を記憶していた領域を空き領域とする。
When the directory information is changed in this way, the
次に、ファイルシステム部110は、S503で保存した、変更前の削除対象ファイルの先頭クラスタから、クラスタチェーンの順に管理テーブルを読み出すよう、記録媒体制御部112に指示する(S507)。読み出された管理テーブルは、転送制御部111によって順次、管理情報メモリ109に記憶される。ファイルシステム部110は、管理情報メモリ109に管理テーブルエントリが記憶されると、管理情報メモリ109に記憶された管理テーブルエントリが、S505で保存した変更後の先頭クラスタ番号を含んでいるかどうかを判別する(S508)。管理情報メモリ109上の管理テーブルエントリが、変更後の先頭クラスタ番号を含んでいない場合、S507に戻って引き続き管理テーブルエントリを読み出す。
Next, the
変更後の先頭クラスタ番号を含む管理テーブルエントリが管理情報メモリ109に記憶されると、ファイルシステム部110は、管理情報メモリ109に記憶された短縮対象ファイルの各管理テーブルエントリの値を空き領域に変更する(S509)。このように、管理情報メモリ109に記憶された各管理テーブルエントリを変更すると、ファイルシステム部110は、転送制御部111に指示して、変更された管理テーブルを記録媒体制御部112に転送させる。そして、ファイルシステム部110は、記録媒体制御部112に対して変更後の管理テーブルを記録媒体113に記録するよう指示する(S510)。このようにファイル短縮削除処理を実行した後、再度、図3のS301−S303の処理を繰り返す。
When the management table entry including the changed first cluster number is stored in the
本実施形態におけるファイル短縮削除処理の際の管理情報の様子を図2(d)に示す。図2(b)に示すように、ディレクトリ情報を記憶した管理情報メモリ109に、削除対象ファイルの管理テーブルの一部を記憶することができない。そのため、管理テーブル204のエントリ数から、データ量206に対応するエントリ数を除いた管理テーブルエントリに対応したファイルサイズとなるように、ディレクトリ情報を変更する。
FIG. 2D shows the state of management information during the file shortening / deleting process in the present embodiment. As shown in FIG. 2B, a part of the management table of the file to be deleted cannot be stored in the
更に、図2(d)に示すように、管理テーブルの先頭から、クラスタチェーンの順に、管理情報メモリ109に記憶する。図2(d)において、209が、S507、S508の処理により管理情報メモリ109に記憶される管理テーブルのデータ量である。そして、S509において、209で示されるデータ量の管理テーブルにおける各エントリを空きクラスタに変更する。また、210は、ファイル短縮削除処理の後、新たにファイルの先頭クラスタとなる管理テーブルエントリである。そこで、S505において、この管理テーブルエントリ210のクラスタ番号を検出し、先頭クラスタ番号を変更する。
Furthermore, as shown in FIG. 2D, the management information is stored in the
このように、本実施形態では、ファイルを削除する際に、削除対象ファイルの管理テーブルの一部を管理情報メモリに記憶できない場合、ディレクトリ情報が示すファイルサイズを変更する。そして、変更後のファイルサイズ以上の管理テーブルエントリをメモリに記憶して空き領域に変更する。この処理を繰り返すことで、管理情報メモリの容量を小さくした場合でも、正常にファイルを削除することができる。また、ファイル削除処理中にビデオカメラの電源が遮断した場合にも、記録媒体113に記録されたデータと管理情報とが不一致となることを防ぐことができる。そのため、記録媒体113に記録されたファイルが読み出せなくなるのを防ぐことができる。更に、第2の実施形態では、ファイルを前方から短縮することによって、読み出したクラスタチェーンを削除しながらファイル末尾までクラスタチェーンを一度辿れば良いため、実行速度を速くすることができる。
Thus, in this embodiment, when deleting a file, if a part of the management table of the file to be deleted cannot be stored in the management information memory, the file size indicated by the directory information is changed. Then, the management table entry that is equal to or larger than the changed file size is stored in the memory and changed to a free area. By repeating this process, the file can be deleted normally even when the capacity of the management information memory is reduced. Even when the power of the video camera is cut off during the file deletion process, it is possible to prevent the data recorded on the
(他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
(Other embodiments)
The present invention can also be realized by executing the following processing. That is, software (program) that realizes the functions of the above-described embodiments is supplied to a system or apparatus via a network or various storage media, and a computer (or CPU, MPU, or the like) of the system or apparatus reads the program. It is a process to be executed. In this case, the program and the storage medium storing the program constitute the present invention.
Claims (5)
前記記録媒体から読み出された前記ディレクトリ情報及び前記管理テーブルを記憶するメモリと、
前記記録媒体に記録されたファイルの削除指示に応じて、前記メモリに記憶されたディレクトリ情報及び管理テーブルを変更し、該変更したディレクトリ情報及び管理テーブルを前記記録媒体制御手段により前記記録媒体に記録させる制御部とを備え、
前記制御部は、前記削除指示に係るファイルのディレクトリ情報を前記記録媒体から読み出して前記メモリに記憶させた後に、前記削除指示に係るファイルの管理テーブルの一部を前記メモリに記憶することができない場合、該管理テーブルのうち前記メモリに記憶可能な部分のサイズに基づいて前記メモリに記憶されたディレクトリ情報が示すファイルサイズを変更して前記記録媒体に記録させると共に、前記削除指示に係るファイルの管理テーブルのうち前記メモリに記憶可能な部分を前記記録媒体から読み出して前記メモリに記憶させ、前記メモリに記憶した当該部分の管理テーブルを未使用状態に変更して前記記録媒体に記録させることを特徴とする記録再生装置。 A file, directory information indicating a file size of the file, and a management table indicating a use state of each cluster in the recording medium are recorded on a recording medium having a plurality of clusters, and the directory information and Recording medium control means for reading the management table, reading the file from the recording medium based on the read directory information and the management table, and reproducing the file;
A memory for storing the directory information and the management table read from the recording medium;
In response to an instruction to delete the file recorded on the recording medium, the directory information and management table stored in the memory are changed, and the changed directory information and management table are recorded on the recording medium by the recording medium control means. And a control unit
The control unit cannot store a part of the management table of the file related to the deletion instruction in the memory after the directory information of the file related to the deletion instruction is read from the recording medium and stored in the memory. In this case, the file size indicated by the directory information stored in the memory is changed based on the size of the portion of the management table that can be stored in the memory, and recorded on the recording medium. A portion of the management table that can be stored in the memory is read from the recording medium and stored in the memory, and the management table of the portion stored in the memory is changed to an unused state and recorded on the recording medium. A characteristic recording / reproducing apparatus.
前記管理テーブルのうち前記メモリに記憶可能なサイズに基づいて前記メモリに記憶されたディレクトリ情報が示すファイルサイズを変更して前記記録媒体に記録させ、
前記記録媒体から、前記削除指示に係るファイルの管理テーブルのうち当該ファイル末尾の管理テーブルエントリから前記メモリに記憶可能なサイズ分を読み出して前記メモリに記憶させ、
前記メモリに記憶した部分の管理テーブルの先頭の管理テーブルエントリをファイル末尾を示す値に変更し、その他の管理テーブルエントリを未使用を示す値に変更して、当該変更後の管理テーブルを前記記録媒体に記録させる
ことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。 The control unit cannot store a part of the management table of the file related to the deletion instruction in the memory after the directory information of the file related to the deletion instruction is read from the recording medium and stored in the memory. If
The file size indicated by the directory information stored in the memory based on the size that can be stored in the memory in the management table is changed and recorded on the recording medium,
From the recording medium, out of the management table of the file related to the deletion instruction, the size of data stored in the memory is read from the management table entry at the end of the file, and stored in the memory.
Change the management table entry at the beginning of the management table stored in the memory to a value indicating the end of the file, change the other management table entries to values indicating unused, and record the changed management table as the record The recording / reproducing apparatus according to claim 1, wherein recording is performed on a medium.
前記管理テーブルのうち前記メモリに記憶可能なサイズに基づいて前記メモリに記憶されたディレクトリ情報が示すファイルサイズを変更すると共に、前記削除指示に係るファイルの管理テーブルから、先頭クラスタから前記メモリに記憶可能な管理テーブルエントリの数だけ後のクラスタ番号を検出し、前記ディレクトリ情報が示す先頭クラスタ番号を該検出したクラスタ番号に変更し、該変更後のディレクトリ情報を前記記録媒体に記録させ、
前記記録媒体から、前記削除指示に係るファイルの管理テーブルのうち、変更前の先頭クラスタから、前記変更後の先頭クラスタ番号を含む管理テーブルエントリまでを読み出して前記メモリに記憶させ、
前記メモリに記憶した部分の管理テーブルの各管理テーブルエントリを未使用を示す値に変更して、当該変更後の管理テーブルを前記記録媒体に記録させる
ことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。 The control unit cannot store a part of the management table of the file related to the deletion instruction in the memory after the directory information of the file related to the deletion instruction is read from the recording medium and stored in the memory. If
The file size indicated by the directory information stored in the memory is changed based on the size that can be stored in the memory in the management table, and is stored in the memory from the first cluster from the file management table according to the deletion instruction. The cluster number after the number of possible management table entries is detected, the leading cluster number indicated by the directory information is changed to the detected cluster number, the changed directory information is recorded on the recording medium,
From the recording medium, in the management table of the file related to the deletion instruction, from the first cluster before the change to the management table entry including the first cluster number after the change is read and stored in the memory,
2. The recording according to claim 1, wherein each management table entry of the management table of the portion stored in the memory is changed to a value indicating unused, and the changed management table is recorded on the recording medium. Playback device.
制御部が、前記記録媒体から読み出された前記ディレクトリ情報及び前記管理テーブルをメモリに格納する格納ステップと、
前記制御部が、前記記録媒体に記録されたファイルの削除指示に応じて、前記メモリに記憶されたディレクトリ情報及び管理テーブルを変更し、該変更したディレクトリ情報及び管理テーブルを前記記録媒体制御手段により前記記録媒体に記録させる制御ステップとを有し、
前記制御ステップにおいて、前記制御部は、前記削除指示に係るファイルのディレクトリ情報を前記記録媒体から読み出して前記メモリに記憶させた後に、前記削除指示に係るファイルの管理テーブルの一部を前記メモリに記憶することができない場合、該管理テーブルのうち前記メモリに記憶可能な部分のサイズに基づいて前記メモリに記憶されたディレクトリ情報が示すファイルサイズを変更して前記記録媒体に記録させると共に、前記削除指示に係るファイルの管理テーブルのうち前記メモリに記憶可能な部分を前記記録媒体から読み出して前記メモリに記憶させ、前記メモリに記憶した当該部分の管理テーブルを未使用状態に変更して前記記録媒体に記録させることを特徴とする記録再生装置の制御方法。 The recording medium control means records a file, directory information indicating the file size of the file, and a management table indicating a use state of each cluster in the recording medium, on the recording medium having a plurality of clusters, and the recording A recording medium control step of reading the directory information and the management table from a medium, reading the file from the recording medium based on the read directory information and the management table, and reproducing the file;
A storing step in which the control unit stores the directory information and the management table read from the recording medium in a memory;
The control unit changes the directory information and management table stored in the memory in response to an instruction to delete the file recorded on the recording medium, and the changed directory information and management table are changed by the recording medium control unit. And a control step for recording on the recording medium,
In the control step, the control unit reads directory information of the file related to the deletion instruction from the recording medium and stores it in the memory, and then stores a part of the management table of the file related to the deletion instruction in the memory. If the file cannot be stored, the file size indicated by the directory information stored in the memory is changed based on the size of the portion of the management table that can be stored in the memory, and the file is recorded on the recording medium, and the deletion A portion of the file management table corresponding to the instruction is read from the recording medium and stored in the memory, the management table of the portion stored in the memory is changed to an unused state, and the recording medium is stored. And a recording / reproducing apparatus control method.
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