JP5487383B2 - ゴルフパター及びゴルフパター用のローラの支持手段 - Google Patents

ゴルフパター及びゴルフパター用のローラの支持手段 Download PDF

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Description

本発明は、ゴルフのパッティングに使用されるゴルフパターに関する。
従来、ゴルフのパッティングに使用されるゴルフパターは、グリップを有するシャフトの先端にパターヘッドが設けられており、このパターヘッドの打球面によってゴルフボールを打ち出すようになっている。
ゴルフのパッティングでは、ゴルフパターの正確なストローク操作が必要とされる。ゴルフパターのストロークとしては、大別するとストレートトゥストレートやインサイドインといった種類がある。ストレートトゥストレートは、直線状の仮想のターゲットラインに沿って真直ぐにパターをテイクバックした後、ターゲットラインをなぞるようにして真直ぐにゴルフボールを打ち出し、インパクト後は、ターゲットラインに沿って真直ぐにフォロースルーする方法である。また、インサイドインは、ターゲットラインに対して、パターヘッドがプレーヤの身体寄りに入るようにテイクバックした後、ターゲットラインに沿うようにインパクトに向かい、真直ぐにゴルフボールを打ち出し、インパクト後は、ターゲットラインよりもプレーヤの身体寄りにパターヘッドが入るようにフォロースルーする方法である。
ストレートトゥストレートのストロークを正確に行うことができるようになるためには、直線状のターゲットラインに沿って真直ぐにパターヘッドをテイクバックし、インパクトの後に直線状のターゲットラインに沿って真直ぐにパターヘッドをフォロースルーする練習を行う必要がある。また、インサイドインのストロークを正確に行うことができるようになるためには、ターゲットラインよりもプレーヤ側であって、プレーヤの頭頂部から背中の間の一点を中心にした円弧状のテイクバック及びフォロースルーを練習する必要がある。
ところで、パターヘッドの打ち出し方向を安定させることを目的としたゴルフパターとして、例えば、パターヘッドの底面(ソール面)にローラを設けたものが考えられている(特許文献1〜3参照)。
また、ドライバーやアイアンといったゴルフクラブにおいては、ゴルフボールの手前で地面を叩いた場合であってもスムーズにヘッドを振り抜くことを目的として、ヘッドの底面にローラを設けたものが考えられている(特許文献4〜7参照)。
さらに、ゴルフパターにおいては、打球面の高さを保つことを目的として、パターヘッドの底面に突起を設けたものも考えられている(特許文献8、9参照)。
特開平9−239079号公報 実用新案登録第3000431号公報 実開平5−9568号公報 実開平6−64673号公報 実開平7−27631号公報 特開平9−56854号公報 特開2009−45398号公報 特開平8−215358号公報 特開2002−239044号公報
ところで、ヘッド部にローラを設けた場合、ローラと芝面との間の摩擦係数を大きくすることにより、ローラが安定して芝面上の一定のライン上を転がろうとする。このローラの転がりに追従するようにプレーヤがゴルフパターをストロークさせることで、ラインに追従した正確なストロークを行うことができると考えられる。
ローラと芝面との間の摩擦係数を大きくする方法としては、ローラの重量を重くする方法が考えられる。しかしながら、ローラの重量を重くすると、その分、ゴルフパター全体の重量が重くなり、テイクバック、フォロースルーといった操作を行うことが難しくなる問題があった。
そこで、本発明は、プレーヤが感じるパターヘッドの重量増を抑制しつつ、ストロークを安定させるための練習を行い得るゴルフパターを提供することを目的とする。
本発明の実施の形態に係る特徴は、グリップが設けられたシャフトと、前記シャフトの先端に設けられた、打球面を有するパターヘッドとを備えるゴルフパターであって、前記パターヘッドの底面よりも下方において上下動可能に前記パターヘッドに支持されたローラと、前記パターヘッドに回動可能に枢支される回動アームと、前記回動アームの回動端に回転可能に枢支された前記ローラとを備え、前記パターヘッドの前記打球面の向きと、前記ローラの転がりにより前記パターヘッドが導かれる方向との関係を一定に保つ前記ローラの支持手段と、前記回動アームの回動動作の回動中心となる回動軸を回動可能に略水平方向に支持すると共に、前記回動軸を前記回動軸に直交する方向に着脱可能とする支持部と、前記回動アームの前記回動軸に沿う方向への動きを規制する規制部と、を備え、前記ローラの転がり方向は、前記打球面に対して水平面内でほぼ直交する方向であり、前記支持手段は、前記ローラを、前記パターヘッドに着脱可能に支持することである。
この構成においては、パターヘッドの打球面の向きとローラの転がり方向との関係が一定に保たれることにより、ゴルフパターを一定方向に振るストローク練習を行うことができる。この場合、ローラは、パターヘッドの底面よりも下方において上下動可能に支持されることにより、ストローク操作においてローラが芝面に追従して転がり、ローラと芝面との摩擦抵抗により、ローラの転がり方向にパターヘッドをガイドすることができる。
この構成においては、ゴルフパターのストローク方向と打球面とが常に水平面内で直交することとなり、ゴルフボールの打ち出し方向を安定させることができる。
この構成においては、ローラが着脱可能であることにより、練習グリーンをはじめとする種々の練習場所(フローリング、絨毯等の種々の床面、人工芝、その他の地面等)では、ローラを装着してストローク練習を行い、ゴルフコースをまわる場合には、ローラを外してプレーを行うことができる。このように、練習場所及びゴルフコースにおいて、同じゴルフパターをローラの有無の違いだけで用いることができることにより、練習場所用とゴルフコース用とで異なる専用のゴルフパターを用いる場合に比べて、プレーヤは、違和感を感じることなくプレーに集中できるようになる。これにより、練習グリーンでの練習の成果をゴルフコースにおけるプレーに反映させ易くすることができる
この構成においては、回動アームの回動端にローラを枢支するといった簡単な構造により、底面の下方に出没可能にローラを支持することができる。
この構成においては、回動アームの回動軸を、当該回動軸に直交する方向に着脱可能とし、装着された状態においては規制部によって回動アームの回動軸に沿う方向への不要な動きを規制することにより、回動アームに設けられたローラの転がり方向を安定化することができる。
また本実施の形態に係る特徴は、上記構成において、前記支持手段は、前記ローラを当該ローラの自重により前記底面の高さよりも下方に出没させることである。
この構成においては、ローラがその自重により底面よりも下方に吊り下げられた状態となることにより、ローラが芝面に接地する範囲では、パターヘッドを上下移動させても、ローラの重量がプレーヤに伝わることを抑制することができる。これにより、ストローク操作においてパターヘッドの上下動が生じても、プレーヤには、ローラと芝面との間の僅かな転がり抵抗だけが伝わることとなり、スムーズにストローク操作を行うことが可能となる。
本発明におけるローラの支持手段の実施の形態に係る特徴は、ゴルフパターのパターヘッドの打球面が設けられたヘッド本体部の底面よりも下方において上下動可能、かつ、着脱可能にローラを支持し、前記打球面の向きと、前記ローラの転がりにより前記パターヘッドが導かれる方向との関係を一定に保つと共に、前記ローラの転がり方向を、前記打球面に対して水平面内でほぼ直交する方向とし、前記ヘッド本体部に回動可能に枢支される回動アームと、前記回動アームの回動端に回転可能に枢支された前記ローラと、前記回動アームの回動動作の回動中心となる回動軸を回動可能に略水平方向に支持すると共に、前記回動軸を前記回動軸に直交する方向に着脱可能とする支持部と、前記回動アームの前記回動軸に沿う方向への動きを規制する規制部と、を備えることである。
本発明によれば、プレーヤが感じるパターヘッドの重量増を抑制しつつ、ストロークを安定させるための練習を行い得るゴルフパターを提供することができる。
本実施の形態のゴルフパターを示す斜視図である。 ゴルフパターのパターヘッドを示す斜視図である。 パターヘッドに装着されるローラ部を示す斜視図である。 パターヘッドに装着されるローラ部を示す平面図である。 回動アームを示す斜視図である。 ローラの断面を示す断面図である。 パターヘッドのヘッド本体部を示す斜視図である。 パターヘッドのヘッド本体部を示す平面図である。 図8のB−B線を断面にとって示す断面図である。 図8のA−A線を断面にとって示す断面図である。 ローラ部のアーム部と係合片の平面ガイド部とのなす角の説明に供する側面図である。 ヘッド本体部の底面を示す斜視図である。 ヘッド本体部へのローラ部の装着状態を示す断面図である。 制限部の説明に供する断面図である。 ローラ部の取り外し方法の説明に供する断面図である。 ローラ部をヘッド本体部に装着した状態を示す平面図である。 規制手段としての溝部及び係合片の係合状態を示す平面図である。 パターヘッドのローラが芝面に接地した状態を示す断面図である。 ストローク時のパターヘッドの高さの変化を示す略線図である。 ローラ部によるパターヘッドの直線的なストロークを示す平面図である。 突起部を利用したプレーヤの目の位置の調整の説明に供する略線図である。 突起部を利用したプレーヤの目の位置の調整の説明に供する略線図である。 他の実施の形態に係るパターヘッドを示す斜視図である。 他の実施の形態に係るパターヘッドを示す斜視図である。 他の実施の形態に係るパターヘッドを示す斜視図である。 他の実施の形態に係るパターヘッドを示す斜視図である。 他の実施の形態に係るローラを示す斜視図である。 一方のローラの径を大きくしたローラ部を示す平面図である。 ローラ部によるパターヘッドの曲線的なストロークを示す平面図である。 他の実施の形態に係るパターヘッドを示す断面図である。 他の実施の形態に係るパターヘッドを示す断面図である。 他の実施の形態に係るパターヘッドを示す断面図である。 他の実施の形態に係るパターヘッドを示す斜視図である。 他の実施の形態に係るポターヘッドを示す平面図である。 他の実施の形態に係るパターヘッドを示す側面図である。 他の実施の形態に係るパターヘッドをそのガード部が設けられた側から見た状態を示す正面図である。 他の実施の形態に係るパターヘッドをその打球面側から見た状態を示す背面図である。 他の実施の形態に係るパターヘッドの底面を示す斜視図である。
以下に、本発明に好適な実施形態について図面に基づいて説明する。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態に係るゴルフパター10を示す斜視図であり、図2は、ゴルフパター10のヘッド20を拡大して示す斜視図である。
図1に示すように、ゴルフパター10は、シャフト11と、シャフト11の一方の端部に設けられたグリップ12と、シャフト11の他方の端部に設けられたパターヘッド20とを有する。
図2に示すように、パターヘッド20は、シャフト11に固定されたヘッド本体部21と、ヘッド本体部21に回動可能に支持されたローラ部70とを有する。ヘッド本体部21は、打球面22を有するベース体23と、ベース体23の打球面22とは反対側の側面23Bに設けられ、ローラ部70を支持するための支持部24と、ベース体23の一部に設けられ、支持部24に支持されたローラ部70のローラ71、72を後述する使用状態において保護するガード部25とを有する。
ローラ部70は、ヘッド本体部21に対して着脱可能に支持されている。図3は、ローラ部70を示す斜視図であり、図4は、ローラ部70の平面図である。図3及び図4に示すように、ローラ部70は、回転軸73の両端部に設けられ当該回転軸73と一体に回転するタイヤ形状のローラ71、72と、回転軸73を回転可能に軸支する軸受部74、75を先端部に有する凹状に形成された回動アーム76と、回動アーム76の凹状の底部に設けられた係合片77とを有する。
図5は、回動アーム76を示す斜視図である。図5に示すように、回動アーム76は、その凹状の底部をなす回動軸76Aと、当該回動軸76Aの両端部から略垂直に延びる互いに平行な一対のアーム部76B、76Cとを有し、回動軸76Aが、ヘッド本体部21の支持部24(図2)に回動可能に水平に支持されることにより、当該回動軸76Aを回動中心として、アーム部76B、76Cが上下方向に回動(揺動)可能に支持される。アーム部76B、76Cが回動軸76Aを中心に回動(揺動)すると、アーム部76B、76Cの先端部(すなわち、ローラ71、72が設けられた側の回動端)が回動軸76Aを中心として、円弧を描くように上下動する。ローラ71、72の回転軸73は、回動軸76Aに対して略平行に設けられていることにより、回動軸76Aを中心として、これと略平行な状態を保ちながら円弧を描くように上下動する。
回動アーム76の凹状の底部に設けられた係合片77は、全体が板状に形成されており、当該板状の周端部には、平面状の平面ガイド部77Aと、円弧状の曲面ガイド部77Bとが形成されている。また、係合片77には、その板状の厚み方向に回動アーム76が貫通し、係合片77と回動アーム76とが一体化されている。
図6は、ローラ71の断面を示す断面図である。図6に示すように、ローラ71は、円板形状の金属材でなる回転体71Aと、回転体71Aの外周面に設けられたタイヤ71Bとを有し、タイヤ71Bは、回転体71Aと一体に回転するようになっている。回転体71Aの中心部には貫通孔71Dが形成されており、当該貫通孔71Dには回転軸73(図4)が嵌合され、回転体71Aと一体に回転する。
回転体71Aの外周面には、その周方向に延在する突起部71Cが形成されており、この突起部71Cを含めた回転体71Aの外周面にタイヤ71Bが被せられることにより、タイヤ71Bが回転体71Aに対して一体化され、容易にずれないようになっている。
金属材でなる重量の重い回転体71Aの径D2は、金属材よりも軽いゴム材でなるローラ71の厚みT0に比べて、格段に大きく形成されており、ローラ71全体として、十分な重量を確保している。これにより、タイヤ71Bがその自重により、芝面や床面等に常に安定して接地するようになっている。
また、タイヤ71Bは、ゴム材で形成されていることにより、芝面や床面等との間の摩擦抵抗を大きくすることができ、芝面や床面等の上を安定して転がるようになっている。このように、ローラ71においては、重い金属材で形成された回転体71Aと、芝面との摩擦抵抗が大きなゴム材で形成されたタイヤ71Bとを組み合わせることにより、芝面や床面等の上を安定して転がるようになっている。
なお、タイヤ71Bを回転体71Aに被せる構造としたことにより、タイヤ71Bが転がる面(芝面、床面等)の材質や表面の状態に応じて、又はプレーヤの好みに応じて、様々な材質や形状のタイヤに交換することができる。
以上は、一方のローラ71について述べたものであるが、他方のローラ72も同様の構成を有しており、金属材でなる回転体72A(図3)の外周面に突起部が形成されており、この突起部を含めた回転体72Aの外周面にタイヤ72B(図3)が被せられている。
図7は、ローラ部70を取り外したヘッド本体部21を示す斜視図であり、図8は、当該ヘッド本体部21を示す平面図である。
図7及び図8に示すように、支持部24は、回動軸76Aを、当該回動軸76Aに直交する方向(本実施の形態の場合、水平方向)から着脱可能に支持するものであり、ヘッド本体部21のベース体23の側面23Bから水平方向(ローラ部70の装着側)に突出した3つの突起部31、32及び33を有する。図9は、図8のB−B線を断面にとって示す断面図であり、3つの突起部31〜33のうち、中央に配置された突起部31は、他の2つの突起部32、33よりも高い位置に設けられており、突起部32、33は、同じ高さに並んで設けられている。
突起部31の底面31Aと、突起部32、33の上面32A、33Aとの間には、ローラ部70の回動アーム76の回動軸76Aを挿通し得る程度の間隙が形成されている。すなわち、突起部31の底面31Aと、突起部32、33の上面32A、33Aとの間の間隙は、ローラ部70の回動アーム76の直径よりも大きく形成されている。
また、突起部32、33の付け根部分の上面には、凹部32B、33Bが形成されている。この凹部32B、33B(図10)には、ローラ部70の回動アーム76の回動軸76Aが落し込まれて係合される。
図10は、図8のA−A線を断面にとって示す断面図である。図10に示すように、ローラ部70をヘッド本体部21に装着する場合、ローラ部70の回動アーム76の回動軸76Aを、突起部31の底面31Aと、突起部32、33の上面32A、33Aとの間に挿入する。この場合、回動アーム76に設けられた係合片77の平面ガイド部77Aを、ヘッド本体部21の突起部31の底面31Aに合わることにより、ローラ部70を底面31Aに沿って矢印a方向に挿入することができる。
ここで、図11に示すように、係合片77の平面ガイド部77Aのガイド面(平面)と、回動アーム76のアーム部76B、76Cとのなす角α1は、ローラ部70の回動角度として、後述する通常の使用状態において使用される可能性の低い、ローラ71、72を上方に大きく持ち上げる角度に設定されている。これにより、ローラ71、72を上方に大きく持ち上げることにより、係合片77の平面ガイド部77Aを突起部31の底面31Aに合わせ、ローラ部70をヘッド本体部21に着脱するようになっている。このように、通常の使用状態において使用される可能性の低い高さまでローラ71、72を持ち上げなければ、ローラ部70を取り外すことができないように構成されていることにより、使用時に安易にローラ部70が外れることを防止することができる。
図10において、突起部31と突起部32、33との間に挿入されたローラ部70は、突起部31と突起部32、33との間の間隙の最奥部に設けられた凹部32B、33Bまで達すると、当該ローラ部70の自重により、凹部32B、33B内に落ち込む。凹部32B、33Bは、回動アーム76の回動軸76Aを回動可能に支持し得る程度の大きさに形成されている。これにより、回動アーム76の回動軸76Aは、凹部32B、33B内において、回動自在に支持される。すなわち、回動アーム76のアーム部76B、76Cが回動軸76Aを中心にして揺動自在に支持される。
ここで、図8、図9及び図12に示すように、ヘッド本体部21のベース体23には、ローラ部70の係合片77をガイドするための所定の幅でなる溝部23Aが、突起部31の底面31Aの高さから、ヘッド本体部21(パターヘッド20)の底面(ソール面)21Aに亘って、上下方向に形成されている。溝部23Aの幅W1(図9)は、回動アーム76の係合片77の厚みT1(図4)よりも僅かに大きく形成され、溝部23A内に係合片77を挿入することができると共に、回動軸76Aが回動する際に、回動軸76Aと一体に回動する係合片77を、溝部23Aによってガイドするようになっている。
これにより図13に示すように、回動アーム76は、回動軸76Aを中心として、ローラ71、72が円弧に沿って上下動するように揺動する。すなわち、ローラ71、72は、上下方向に変位する。因みに、本実施の形態の場合、溝部23Aの幅W1(図9)は、4.0mmに設定され、係合片77の厚みT1(図4)は、3.0mmに設定されている。
ヘッド本体部21においては、並設された突起部32、33の各々の外側に、ベース体23の側面23Bの所定高さからヘッド本体部21(パターヘッド20)の底面21Aにかけて、傾斜面42A、43Aを有する制限部42、43が形成されている。
図14に示すように、回動アーム76が回動して、ローラ71、72が下方に下がると、一定の高さにおいて、回動アーム76のアーム部76Bが制限部42の傾斜面42Aに当接すると共に、アーム部76Cが制限部43の傾斜面43Aに当接する。これにより、回動アーム76は、それ以上下方に回動しないように回動範囲が制限される。
この制限される回動角度は、ローラ71、72がヘッド本体部21(パターヘッド20)の底面21Aから下方に突出する状態であって、回動アーム76のアーム部76B、76Cが鉛直下方に向く角度には達しない程度(鉛直下方から角度β1だけ傾斜した角度)に設定されている。これにより、プレーヤがゴルフパター10を構えた場合に、アーム部76B、76Cがその自重により鉛直下方を向くことを回避することができる。アーム部76B、76Cが鉛直下方を向くと、ローラ71、72の上にアーム部76B、76Cを介してヘッド本体部21が乗った状態となり、それ以上ヘッド本体部21を芝面に近づけることができなくなる場合がある。この場合、ゴルフパター10を正しく構えることが困難になるが、本実施の形態においては、制限部42、43によってアーム部76B、76Cが鉛直下方を向くことを回避することにより、ヘッド本体部21の底面21Aを芝面に近づけてゴルフパター10を正しく構えることができる。なお、本実施の形態においては、練習場所として練習グリーン(芝面)を想定して説明するが、上述したように、練習場所としては、芝面の他に、種々の床面や地面を利用することができる。
一方、ローラ71、72を一定の高さまで持ち上げて回動アーム76を回動させると、図10に示したように、回動アーム76の回動軸76Aに設けられた係合片77の平面ガイド部77Aと、突起部31の底面31Aとが平行な状態となる。この状態において、図15に示すように、回動アーム76(ローラ部70)を持ち上げて、突起部31の底面31Aに沿うように水平方向にスライドさせることにより(矢印e)、ローラ部70をヘッド本体部21から取り外すことができる(矢印f)。
このように、ローラ部70は、図10(図15)に示す着脱可能な角度と、図14に示す制限部42、43によって制限される角度との間において、支持部24によって回動自在に支持される。
回動アーム76の回動軸76Aに設けられた係合片77が、ヘッド本体部21の溝部23Aにガイドされることにより、ローラ部70は、左右の振れ(回動軸76Aに沿う方向の振れ)が抑制されながら、回動軸76Aを中心とした回動動作を行うようになっている。
このようなローラ部70の回動動作により、ローラ部70のローラ71、72は、ヘッド本体部21(パターヘッド20)の底面21Aよりも下方において、その転がり方向を所定方向に保ちながら、上下動可能に支持されることになる。
プレーヤがゴルフパター10を構えた場合、ヘッド本体部21の底面21Aが芝面から僅かに浮いた状態となるが、この状態においては、ローラ部70のローラ71、72がその回動範囲内にあることにより、ローラ71、72は、ヘッド本体部21の底面21Aよりも下方において芝面に接する。ローラ71、72が芝面に接した状態において、プレーヤがゴルフパター10をストロークすると、パターヘッド20は、ローラ71、72の転がる方向へ導かれる。ローラ71、72の転がる方向は、ローラ71、72とこれを支持する回動アーム76との関係、及び、回動アーム76とこれを支持する支持部24との関係によって決まり、本実施の形態の場合、パターヘッド20は、ベース体23の打球面22に対して、水平面内で直交する方向に転がるようになっている。また、共通の回転軸73を中心に一体となって回転するローラ71、72は、それぞれ同一の径を有していることにより、直線上を転がるようになっている。
また、係合片77が溝部23Aに挿入された状態においては、図16に示すように、回動アーム76の回動軸76Aは、ヘッド本体部21のベース体23の側面23Bと、突起部32、33の凹部32B、33Bの側面32C、33Cとの間に挟まれた状態となることにより、係合片77がベース体23の溝部23Aに挿入された状態が保たれる。ベース体23の溝部23Aに係合片77が挿入された状態においては、図17に示すように、係合片77は、ローラ71、72の転がり方向x1(打球面22に対して水平面内で直交する方向)に対して直交する方向x2(回動軸76Aに沿う方向)への動きが溝部23Aによって規制され、また、転がり方向x1に対して傾いた方向(矢印x3方向)への傾きも規制される。
これにより、ローラ71、72は、その転がり方向(矢印x1方向)に対して直交する方向(矢印x2方向)への動きが規制され、また転がり方向(矢印x1方向)に対して傾いた方向(矢印x4方向)への傾きも規制される。かくして、ローラ71、72が転がる際の振れが抑制され、ローラ71、72は、その転がり方向x1に対して直線上をスムーズに転がることになる。ゴルフパター10のストローク時においては、この転がり方向x1にパターヘッド20が導かれることになる。
また、図8、図9及び図12について上述したように、係合片77の厚みT1と溝部23Aの幅W1との関係は、回動軸76Aと一体に回動する係合片77の回動動作を妨げない程度であって、係合片77の回動方向をガイドすることができる程度のクリアランスを有する関係になっていることにより、係合片77が溝部23Aに挿入された状態においては、例えば、ローラ71が上方に変位し、ローラ72が下方に変位した場合のように、ローラ71、72の上下動が一致しないことによる回動軸76Aの上下方向への大きな傾きを抑制することができる。例えば、ローラ71、72を接地させて芝面上を転がした際に、芝面の凹凸等の影響により、ローラ71、72のうちの一方が浮き上がった状態となると、回動軸76Aが上下方向に傾くことになる。このように回動軸76Aが大きく傾くことを、係合片77と溝部23Aとの関係によって抑制している。回動軸76Aが大きく傾くと、回動軸76Aが、突起部32の凹部32B又は突起部33の凹部33Bから抜け出して、回動アーム76が支持部24から脱落するといった不都合が生じる虞があるが、本実施の形態においては、回動軸76Aの大きな傾きを抑制することにより、そのような不都合の発生を抑制することができる。
このように、溝部23A及びこれに挿入される係合片77は、ローラ71、72の不要な動きを規制する規制手段を構成する。
また、突起部31の幅W11(図16)を所定の大きさとすることによっても、回動アーム76の回動軸76Aが上下方向に大きく傾くことを抑制するようになっている。この点について、本実施の形態における突起部31のように、突起部31の幅W11をある程度大きくしておくことにより、回動軸76Aが大きく傾くことを防止して、回動アーム76が支持部24から脱落することを抑制することができる。このように、本実施の形態においては、係合片77と溝部23Aとの関係の他に、突起部31の幅W11によっても、回動軸76Aの大きな傾きを抑制するようになっている。すなわち、所定の幅W11でなる突起部31は、ローラ71、72の不要な動きを規制する規制手段を構成している。
また、突起部31の底面31Aと、突起部32、33の上面32A、33Aとの間隔は、図10に示したように、回動軸76Aの直径にある程度のクリアランスを加えた大きさとなっている。これにより、回動アーム76を支持部24に装着する際、及び回動アーム76を支持部24から取り外す際において、回動アーム76が突起部31の底面31Aと、突起部32、33の上面32A、33Aとの間をスムーズにスライドし得るようになっている。
以上説明したように、回動アーム76の回動軸76Aに設けられた係合片77は、回動アーム76のローラ71、72を一定の高さまで持ち上げた状態(図15)において、当該回動アーム7を支持部24に対して着脱可能とする第1の機能と、図17について上述したように、回動アーム76の転がり方向(矢印x1方向)に対して直交した方向(矢印x2方向)への動きや、転がり方向(矢印x1方向)に対して傾いた方向(矢印x4方向)への不要な動きを規制する第2の機能と、回動軸76Aが上下方向に大きく傾くことを抑制する第3の機能を有している。また、突起部31の幅W11を所定の大きさとすることによっても第3の機能を実現するようになっている。
なお、本発明において、上述した第1乃至第3の機能のうち、係合片77に第1の機能のみを持たせ、第2の機能及び第3の機能については、他の構成部が持つようにしてもよい。第3の機能については、図16について上述したように、突起部31の幅W11を所定の大きさとすることにより実現されている。第2の機能については、例えば、突起部32の外側部32Fから突起部33の外側部33Fまでの幅W12(図16)と、回動アーム76のアーム部76B、76Cの距離W13とを近づけることにより、回動アーム76の不要な動きを規制するようにしてもよい。この場合、突起部32の外側部32Fから突起部33の外側部33Fまでの距離W12と、回動アーム76のアーム部76B、76Cの距離W13との差(クリアランス)が小さすぎると、回動アーム76の回動動作や支持部24への着脱動作をスムーズに行うことが困難になり、一方、これらの差が大きくなりすぎると、回動アーム76の不要な動きが大きくなって、安定したストロークを行うことが難しくなる。
従って、突起部32、33と、アーム部76B、76Cとの関係によって、回動アーム76の不要な動きを規制する場合、不要な動きを規制しつつ、回動アーム76のスムーズな動きを阻害しない程度のクリアランスに設定する必要がある。
ローラ71、72が芝面に接した状態においては、ローラ71、72の重量は、芝面にかかることになり、一方の端部がローラ71、72を介して芝面に支持された回動アーム76のわずかな重量がプレーヤに対して加わるのみとなる。これにより、ローラ部70を装着した場合において、プレーヤが感じる重量の増加を抑制することができる。
なお、図12に示すように、突起部32、33は、ベース体23から横方向に突出し、その底面は、ヘッド本体部21の底面21Aに沿って形成されている。これにより、ヘッド本体部21のテイクバック時において、突起部32、33の底面32D、33Dが芝面上を沿うようにガイドとして機能するようになっている。この場合、突起部32、33の先端部の底面側には、底面32D、33Dから垂直方向にかけて曲面状をなす曲面部32E、33Eが形成されており、ヘッド本体部21が芝面上に当る状況においても、この曲面部32E、33Eによって、ヘッド本体部21の動きを芝面に沿って滑らかにすることができ、芝面との抵抗が大きくなることを回避して、ストロークが乱れることを防止することができる。
以上説明した構成のゴルフパター10の動作を説明する。プレーヤが練習グリーンにおいてパターの練習を行う場合、ヘッド本体部21にローラ部70を装着する。ローラ部70が装着された状態においては、ローラ部70は、ヘッド本体部21の支持部24によって回動可能に支持された状態となり、回動アーム76の先端部に設けられたローラ71、72がヘッド本体部21の底面21Aの下方から突出するように吊り下げられた状態となる。
この状態において、プレーヤがゴルフパター10を構え、ヘッド本体部21を芝面に近づけると、ローラ71、72が芝面に接する。さらにヘッド本体部21を芝面に近づけると、ローラ部70は、回動アーム76の回動軸76Aを中心に矢印h方向(図14)に回動する。プレーヤがゴルフパター10を構えると、図18に示すように、ヘッド本体21の底面21Aが芝面から浮いた分だけ、ローラ71、72が底面21Aから下方へ突出した状態で芝面91に接する。
この場合、ローラ部70の主たる重量を占めるローラ71、72の重量はプレーヤには伝わらず、プレーヤはローラ部70を装着したことによる大幅な重量増を感じることなく、ストローク動作を行うことができる。なお、回動軸76Aを支持する凹部32B、33Bにかかるローラ部70の重量が僅かであるため、ストローク時に芝面91からの反力によって回動軸76Aを浮き上がらせる力が作用する場合があるが、凹部32B、33Bの上方には突起部31が設けられていることにより、凹部32B、33B内に支持された回動軸76Aは、突起部31の底面31Aに規制されて、大きく浮き上がらないようになっている。これにより、回動軸76Aの上下方向の振れが抑制されて、安定したストロークを行うことが可能となる。
プレーヤがストローク動作を開始すると、ヘッド本体部21は、ローラ71、72の転がりによって、そのストローク方向が常に一定方向にガイドされる。図19に示すように、ストロークにおいては、ヘッド本体部21の底面21Aと、芝面91との距離が一定ではなく、テイクバック(矢印i方向)及びフォロースルー(矢印j方向)のいずれにおいても、ヘッド本体部21と芝面91との距離が変化する。回動アーム76の回動により、ローラ71、72がストローク中においてもヘッド本体部21の底面21Aの下方において上下動自在となっていることにより、ローラ71、72は、ヘッド本体部21が上下動しても、芝面91に接した状態を保つ。これにより、ヘッド本体部21は、ローラ71、72の転がりによって一定方向へガイドされる。また、ローラ71、72が芝面91に接した状態が保たれることにより、ローラ71、72の重量は常に芝面91によって受止められ、プレーヤへは伝わらなくなる。
また、ローラ71、72の接地面(タイヤ71B、72B)は、ゴム材により構成されていることにより、芝面91とローラ71、72との間の摩擦係数を大きくすることができる。これにより、目標とする仮想のターゲットラインに沿って真直ぐにヘッド本体部21をテイクバックしフォロースルーすることができる。
なお、本実施の形態においては、同じ径のローラ71、72を用いることにより、図20に示すように、仮想的な直線状のターゲットラインL1に沿ってストロークを行うことができる。
以上説明したパターヘッド10において、ヘッド本体部21にローラ部70を装着した状態でプレーヤがゴルフパター10を構えると、ローラ71、72が芝面91に接触する。この状態でパターヘッド20をストロークさせると、パターヘッド20が動くときに、ローラ71、72と芝面91との間の摩擦力によってヘッド本体部21がローラ71、72を引っ張る形態となる。
ローラ71、72は、回転可能に軸支されていることにより、芝面上のストロークでは、当該ローラ71、72が芝面上を転がる方向にはパターヘッド20が動き易くなるが、ローラ71、72が転がる方向と異なる方向(水平面における横方向等)には動き難い。これによってパターヘッド20は、強制的にローラ71、72が転がる方向へ導かれ、横方向には動き難くなり、ストローク方向の乱れを抑制することができる。
これを前提として、ローラ71、72と支持手段(突起部31、32、33、溝部23A、ローラ部70)との更なる動きの規制関係によって、パターヘッド20の動きの乱れを抑制し得る。
ローラ部70はヘッド本体部21に対して着脱可能であることにより、練習グリーンにおいては、ローラ部70をヘッド本体部21に装着することにより、仮想的なターゲットラインに沿ったストロークの練習を行うことができる。
また、ゴルフコースのグリーンにおいてプレーを行う場合、ヘッド本体部21からローラ部70を取り外して、プレーを行う。この場合、練習用に装着されるローラ部70以外(グリップ12、シャフト11、ヘッド本体部21)は、ローラ部70を取り付けて練習を行ったものと同じものであるため、プレーヤは、違和感なくプレーを行うことができる。上述したように、練習グリーンにおいてローラ部70を装着した場合と、ゴルフコースのグリーンにおいて、ローラ部70を取り外した場合とでは、プレーヤに伝わるパターヘッド20の重さの変化が僅かであり、パターヘッド20をローラ71、72とともに動かすことによる抵抗はあるものの、その抵抗は、ローラ71、72の僅かな転がり抵抗であるが故に、ゴルフコースのグリーンにおいて、プレーヤは、練習時と同様の感覚でゴルフパター10のストロークを行うことができる。
なお、パターヘッド20のヘッド本体部21には、パターヘッド20を正しく構えた場合に正しい目の位置でプレーヤがアドレスすることができる機能を有している。図8に示したように、ヘッド本体部21には、3つの突起部31、32及び33が水平方向に延在するように設けられており、各突起部31、32及び33の間には、所定の間隙が形成されている。突起部31と突起部32との間の間隙W2(図16)は2.0mmに形成され、また、突起部31と突起部33との間の間隙W3も2.0mmに形成されている。
図21に示すように、突起部31が設けられた位置は、プレーヤがゴルフパター10を正しく構えた際に、当該突起部31を鉛直上方から見る位置がプレーヤの正しい目の位置となるように設定されている。プレーヤが突起部31を真上から見る正しい位置で構えた場合、図22(a)に示すように、突起部31と突起部32との間隙W2と、突起部31と突起部33との間隙W3とは、いずれも同じ幅に見える。これに対して、プレーヤの目の位置がヒール側に寄っている場合、図22(b)に示すように、突起部31と突起部32との間隙W2は、突起部31と突起部33との間隙W3よりも狭く見えるか又は突起部31と突起部32とが重なるように見える。また、プレーヤの目の位置がトウ側に寄っている場合、図22(c)に示すように、突起部31と突起部33との間隙W3は、突起部31と突起部32との間隙W2よりも狭く見えるか又は突起部31と突起部33とが重なるように見える。このように、プレーヤは、突起部31、32及び33の間隙W2、W3の見え方によって、ゴルフパター10を正しく構えることが可能となる。
(他の実施の形態)
(1) 上述の実施の形態においては、ヘッド本体部21の支持部24によって回動自在に支持される回動アーム76を用いてローラ71、72を上下動させる場合について述べたが、これに限られるものではなく、ローラ71、72を上下動させるための構成は、他の種々の構成を適用することができる。
図23及び図24は、他の実施の形態におけるゴルフパターのパターヘッド120を示す斜視図である。図23及び図24に示すように、ヘッド120は、シャフト111の先端部に固定されたヘッド本体部121と、このヘッド本体部121に上下動可能に支持されるローラ部170とを有する。
ヘッド本体部121は、打球面122を有するベース体123を有し、ベース体123の打球面122とは反対側の側面123Bには、ガイド板131が水平方向に支持されている。ガイド板131の先端部は、支持アーム132、133によってベース体123に支持された支持部材135に支持されている。
ガイド板131は、板状部材で形成され、その中央部分に上下方向に貫通するガイド孔131Aが形成されている。このガイド孔131Aには、ローラ部170のスライド板174が挿入される。
ローラ部170は、ベース板176に揺動可能に支持されたスライド板174と、スライド板174に形成された貫通孔174Aに挿通される回転軸173と、この回転軸173の両端部にそれぞれ設けられ回転軸173と一体に回転するローラ171、172とを有する。回転軸173は、軸受部材(図示せず)を介して、ベース板176に回転可能に軸支されている。
スライド板174は、ガイド板131のガイド孔131Aに挿入された状態において、上下方向にスライド可能となっている。スライド板174の上縁部には厚みが大きな係止部174Bが形成されており、当該係止部174Bに円筒形状の係止部材177がそのスリット部177Aを介して装着されることにより、スライド板174がガイド孔131Aから抜け落ちることを防止している。
図24に示すように、ローラ部170がヘッド本体部121に装着された状態においては、ローラ部170が、ガイド孔131Aにガイドされながら、矢印y1で示す上下方向に移動可能となっており、ローラ部170に設けられたローラ171、172は、ヘッド本体部121の底面121Aよりも下方において上下動可能に支持された状態となっている。ローラ171、172の転がり方向は、ローラ171、172の回転軸173と回転軸173を支持するベース板176との関係、ベース板176とスライド板174との関係、及び、スライド板174とスライド板174をガイドするガイド孔131Aとの関係によって決まり、ローラ171、172は、常に、打球面122に対して水平面内で直交する方向に転がるようになっている。
これにより、ローラ部170を装着した状態でストローク動作を行うと、接地したローラ171、172の転がりによって、ヘッド本体部121を、常に、打球面122に対して水平面内で直交する一定の方向にストロークさせることができ、練習グリーンにおいて仮想的なターゲットラインに沿ったストロークの練習を行うことができる。
また、ゴルフコースのグリーンにおいてプレーを行う場合、ヘッド本体部121からローラ部170を取り外して、プレーを行うことができる。
(2) 図23及び図24に示した構成においては、上下方向に直線的に移動可能に支持されたスライド板174を用いたが、これに限られるものではなく、例えば、図25及び図26に示すように、ローラ271、272を支持する支持部材280を、ヘッド本体部221の底面221A側から装着する構成としてもよい。
図25及び図26に示すように、パターヘッド220は、シャフト211の先端部に固定されたヘッド本体部221と、このヘッド本体部221に上下動可能に支持されるローラ部270とを有する。
ヘッド本体部221は、打球面222を有するベース体223を有し、ベース体223の打球面222とは反対側の側面223Bには、ガイド板231が水平方向に支持されている。
ガイド板231は、板状部材で形成され、その中央部分には、下面231Aに開口した装着部235が形成されている。この装着部235には、ローラ部270の支持部材280が嵌合される。また、ガイド板231の下面231Aには、装着部235から打球面222と平行な水平方向に延伸し、ガイド板231の下面231Aに開口するガイド穴231Bが形成され、支持部材280を装着部235に装着した際に、支持部材280に支持された回転軸273がガイド穴231Bに挿入されるようになっている。
ローラ部270は、支持部材280と、支持部材280に回転自在に支持される回転軸273と、この回転軸273の両端部にそれぞれ設けられ回転軸273と一体に回転するローラ271、272とを有する。
支持部材280は、円盤形状のベース板281と、ベース板281に固定された軸受部282を有し、軸受部282によって回転軸273を軸支する。軸受部282は、回転軸273を上下方向(矢印y1方向)に移動可能とするように長孔形状に形成されている。また、ガイド板231に形成されたガイド穴231Bは、ガイド板231の下面231Aに開口する凹形状であり、この凹形状の内部において回転軸273が上下動するようになっている。
ガイド板231の下面231Aに形成された装着部235は、支持部材280のベース板281を嵌合する第1の凹部235Aと、支持部材280の軸受部282を嵌合する第2の凹部235Bを有し、支持部材280を嵌合することにより、回転軸273を、ガイド板231のガイド穴231Bの内部に支持する。
図26に示すように、ローラ部270がヘッド本体部221に装着された状態においては、ローラ271、272は、ガイド穴231Bにガイドされながら、矢印y1で示す上下方向に移動可能となっており、ローラ271、272の下部は、ヘッド本体部221の底面221Aよりも下方において上下動可能に支持された状態となっている。ローラ271、272の転がり方向は、ローラ271、272の回転軸273と回転軸273を支持する軸受部282との関係、及び、軸受部282とガイド板231との関係によって決まり、ローラ271、272は、常に、打球面222に対して水平面内で直交する転がり方向に転がるようになっている。
これにより、ローラ部270を装着した状態でストローク動作を行うと、接地したローラ271、272の転がりによって、ヘッド本体部221を、常に、打球面222に対して水平面内で直交する一定の方向にストロークさせることができ、練習グリーンにおいて仮想的なターゲットラインに沿ったストロークの練習を行うことができる。
また、ゴルフコースのグリーンにおいてプレーを行う場合、ヘッド本体部221からローラ部270を取り外して、プレーを行うことができる。
(3) 上述の実施の形態においては、ゴム材でなるローラ71、72を用いる場合について述べたが、これに限られるものではなく、要は、ローラ71、72が接地する芝面や絨毯等の床面との摩擦抵抗が大きな材質であれば、他の種々の材質を用いることができる。
(4) 上述の実施の形態においては、接地面が滑らかなタイヤ形状のローラ71、72を用いる場合について述べたが、これに代えて、例えば、図27に示すように、周側面に複数の突起375を有する回転板371A、371Bを回転軸373によって結合したものを、ローラ71、72及び回転軸73(図3、図4)に代えて用いるようにしてもよい。回転板371A、371Bにおいては、その接地面である周側面に突起375を設けることにより、芝面との摩擦抵抗を大きくすることができ、その分、回転板371A、371Bを所定の転がり方向に安定的に転がすことができる。
なお、ローラを転がす面(床面、絨毯等)に応じて、回転板371A、371Bの周側面に設けられた突起375を省略してもよい。
(5) 上述の実施の形態においては、ローラ部70の左右のローラ71、72として、同じ径のローラ71、72を用い、パターヘッド20を直線的にストロークさせる場合について述べたが、これに限られるものではなく、例えば、図28に示すように、トウ側のローラ71の径D11を、ヒール側のローラ72の径D12よりも大きくして、ローラ部70が円弧に沿って転がるようにしてもよい。このようにすれば、図29に示すように、いわゆるインサイドインの練習を行う際に、円弧状のラインL2に沿ったストロークの練習を行うことが可能となる。
なお、ローラ71、72の径が異なることにより、ローラ71、72を接地させた状態において回動軸76Aが水平方向に対して僅かに傾斜した状態となり、これに応じて係合片77も溝部23Aに対して僅かに斜めに挿入されることになるが、溝部23Aの幅W1(図9)は、この分を吸収し得る程度の大きさに形成されていることにより、ローラ部70をスムーズに回動させることができる。
(6) 上述の実施の形態においては、ローラ部70の回動軸76Aを、ヘッド本体部21の支持部24に対して、略水平方向に着脱する構成としたが、これに限られるものではなく、例えば図30に示すように、水平方向に対して斜めの方向から着脱させる構成としてもよい。
(7) 上述の実施の形態においては、ローラ部70の回動軸76Aを、ヘッド本体部21の支持部24に対して、略水平方向に着脱する構成としたが、これに限られるものではなく、例えば図31に示すように、略垂直方向から着脱させる構成としてもよい。
図31に示す構成においては、突起部32の上面32Aから垂直方向に凹部32Bが形成されており、上面32Aに形成された凹部32Bの開口からローラ部70の回動軸76Aを凹部32Bへ落とし込む。これにより、凹部32B内において、回動軸76Aは、回動可能に支持される。なお、凹部32Bには、その開口を閉塞するためのストッパ331を装着し得るようになっている。このストッパ331には、凹部32B内へ挿入される挿入部331Aが設けられており、凹部32Bへ挿入された挿入部331Aの底面331Bによって、回動軸76Aを凹部32B内に保持することができる。これにより、凹部32B内において、回動軸76Aが上下方向に振れることを抑制することができる。
以上は一方の突起部32について述べたものであるが、他方の突起部33も同様の構成を有しており、突起部32、33の凹部により、回動軸76Aが支持される。
このようにローラ部70の回動軸76Aが垂直方向に着脱する構成においては、これに応じて、ベース体23の溝部23Aをベース体23の上面から底面(ヘッド本体部21の底面21A)に亘って形成し、回動軸76Aに設けられた係合片377をガイドするようになっている。係合片377は、上述の実施の形態に示した係合片77(図3)と同様にして、ローラ部70の横方向の振れや横方向の傾き(捻れ)を抑制する機能を有する円板形状の部材である。図31に示す構成では、図10に示したように突起部31の底面31A(図10)に沿ってローラ部70を着脱させる必要がないため、係合片377には、図10に示した係合片77に形成されている平面ガイド部77Aを設ける必要がなく、外周部全体が曲面ガイド部377Bを形成する円板状に形成されている。
図31に示す構成においても、ローラ部70を垂直方向に落とし込んでヘッド本体部21に装着することができる。
(8) 上述の実施の形態においては、ローラ部70を着脱可能な構成について述べたが、これに限られるものではなく、ローラ部70を常に装着した一体型としてもよい。この場合、回動アーム76を支持する支持部24として、例えば、突起部31、32及び33に代えて、回動アーム76を軸支する軸受部をベース体23に設けるようにすればよい。
(9) 上述の実施の形態においては、ローラ部70を保護するガード部25(図2)を設ける場合について述べたが、これに限られるものではなく、ガード部25を設けない構成としてもよい。
(10) 上述の実施の形態においては、ローラ部70を装着するための支持部24をヘッド本体部21に一体に設ける場合について述べたが、これに限られるものではなく、支持部24を別体とするようにしてもよい。
図32は、ヘッド本体部21に一体化された支持部24(図7)に代えて、同様の機能を有する別体の支持部324を設ける構成を示す斜視図である。支持部324は、ヘッド本体部21のベース体23に装着される平板状の本体部324Aと、この本体部234Aの主面から突出するように形成された突起部331、332及び333とを有する。突起部331は、図7に示した突起部31と同様の機能を有するものであり、突起部332、333は、図7に示した突起部32、33と同様の機能を有するものである。
本体部324Aの両端部には、当該両端部に沿って上下に延在するガイド突起324B、324Cが形成されており、これに対応して、ベース体23に上下方向に延在する溝部23C、23Dが形成されている。溝部23C、23Dの上部は、ベース体23の上面に連通している。これにより、支持部324の本体部324Aのガイド突起324B、324Cを、溝部23C、23Dに挿入し、支持部324を下方にスライドさせることにより、支持部324をベース体23に装着することができる。
突起部332、333には、凹部332B、333Bが形成され、この凹部332B、333Bによってローラ部70の回動軸76Aを回動可能に支持するようになっている。
このように、ベース体23に対して別体の支持部324を用いることにより、支持部324の製造を容易に行うことができるようになる。すなわち、図7に示したようなベース体23に一体化された支持部24を用いる場合、ヘッド本体部21として、ベース体23、支持部24、ガード部25等を一体に形成する必要があり、形状が複雑化する分、ヘッド本体部21の製造工程が煩雑になるが、別体の支持部324を用いることにより、ヘッド本体部21の形状が簡略化されることとなり、その分、ヘッド本体部21の製造を容易に行うことができるようになる。因みに、突起部332、333の先端部の底面は、先端に行くほど上方に傾斜する曲面形状となっていることにより、パターヘッド20をテイクバックする際に、芝面との抵抗が大きくなるといった不都合が生じることを回避することができる。
(11) 上述の実施の形態においては、図7、図32に示したように、ベース体23から横方向へ大きく突出した突起部31、32、33を設ける場合について述べたが、これに限られるものではなく、突起部31、32、33の突出量は、少なくとも、保持部32B、33Bを形成し得る程度であればよい。
(12) 上述の実施の形態においては、図16に示したように、ローラ部70に設けられた係合片77をベース体23の溝部23Aに挿入することで、ローラ71、72の転がり方向の乱れを抑制するようにしたが、これに限られるものではなく、ローラ71、72を支持するアーム部76B、76Cの内側部を、突起部32、33の外側部32F、33F(図16)によってガイドするようにしてもよい。
(13) 上述の実施の形態においては、図16に示したように、ローラ部70の回動軸76Aを、突起部32、33の凹部32B、33Bによって回動可能に支持する場合について述べたが、回動軸76Aの支持方法はこれに限られるものではなく、例えば、円筒部材に回動軸76Aを挿入し、この円筒部材をベース体23によって支持する構成としてもよい。この場合、円筒部材の端部によって、ローラ部70のアーム部76B、76Cの内側部をガイドすることにより、ローラ71、72の横方向への振れを抑制することができる。このように、回動軸76Aを支持する構成としては、種々の構成を適用することができる。
(14) 上述の実施の形態においては、ゴルフパター10の練習場所として、芝面上を想定する場合について述べたが、これに限られるものではなく、例えば、フローリング、絨毯等の種々の床面、人口芝、その他の地面を練習場所とすることができる。この場合、練習場所(面)に応じて、例えば図27に示した突起375を有するローラ371を用い、又は、ローラ71、72の外周部に被せられるゴム材の弾性を異なるものとする等、練習場所に合わせて種々のローラを使用することができる。
(15) ゴルフパターのガード部25の形状としては、図2との対応部分に同一符号を付して示す図33〜図38に示すように、全体として厚みの薄いウイング状(薄板状)にした形状、先端にかけてその厚みが次第に薄くなる形状としてもよい。
ガード部25の厚みに応じて、当該ガード部25が設けられる側の重量が決まるため、このガード部25の厚みに応じたゴルフパター全体(又はパターヘッド420全体)の重量バランスを設定することができる。これにより、ガード部25の厚みは、ゴルフパター全体(又はパターヘッド420全体)のバランスを最適とするような厚みに設定される。本実施の形態の場合、ベース体23と一体に形成されたガード部25の材質としてステンレスを用いている。この材質によっても、その重量が変わるため、ガード部25の厚みや形状を種々設定することで、ゴルフパター全体(又はパターヘッド420全体)としての重量バランスを最適な状態にすることができる。
この場合、ガード部25の厚みだけではなく、その長さによっても、ゴルフパター全体(又はパターヘッド420全体)としての重量バランスを設定することができる。
また、図33〜図38においては、ローラ71、72(図2)を取り外した状態を示しているが、図2に示した場合と同様にして、ローラ71、72を着脱可能としている。図2に示したガード部25の先端部は、ローラ71、72(図2)の内側まで覆うように略半円状に湾曲した形状を有しているが、これに限られるものではなく、図33〜図38に示すように、一対のガード部25の先端部が互いに対向するように略90度だけ湾曲するような形状、又は、先端部を湾曲させずに直線状とした形状であってもよい。
(ゴルフパターの概要)
本発明の実施の形態におけるゴルフパター10は、グリップ12が設けられたシャフト11と、シャフト11の先端に設けられた、打球面22を有するパターヘッド(ヘッド本体部21)とを備えるゴルフパター10であって、パターヘッド(ヘッド本体部21)の底面21Aよりも下方において上下動可能にパターヘッド(ヘッド本体部21)に支持されたローラ71、72と、パターヘッド(ヘッド本体部21)の打球面22の向きとローラ71、72の転がり方向との関係を一定に保つローラ71、72の支持手段(突起部31、32、33、溝部23A、ローラ部70)とを備えることを特徴とする。
この構成においては、パターヘッド(ヘッド本体部21)の打球面22の向きとローラ71、72の転がり方向との関係が一定に保たれることにより、ゴルフパター10を一定方向に振るストローク練習を行うことができる。この場合、ローラ71、72は、パターヘッド(ヘッド本体部21)の底面21Aよりも下方において上下動可能に支持されることにより、ストローク操作においてローラ71、72が芝面91に追従して転がり、ローラ71、72と芝面91との摩擦抵抗により、ローラ71、72の転がり方向にパターヘッド(ヘッド本体部21)をガイドすることができる。
また本実施の形態におけるゴルフパター10は、上記構成において、ローラ71、72の転がり方向は、打球面22に対して水平面内でほぼ直交する方向であることを特徴とする。
この構成においては、ゴルフパター10のストローク方向と打球面22とが常に水平面内で直交することとなり、ゴルフボールの打ち出し方向を安定させることができる。
また本実施の形態におけるゴルフパター10は、上記構成において、支持手段(突起部31、32、33、溝部23A、ローラ部70)は、ローラ71、72を、パターヘッド(ヘッド本体部21)に着脱可能に支持することを特徴とする。
この構成においては、ローラ71、72が着脱可能であることにより、練習グリーンでは、ローラ71、72を装着してストローク練習を行い、ゴルフコースをまわる場合には、ローラ71、72を外してプレーを行うことができる。このように、練習グリーン及びゴルフコースにおいて、同じゴルフパター10をローラ71、72の有無の違いだけで用いることができることにより、練習グリーン用とゴルフコース用とで異なる専用のゴルフパター10を用いる場合に比べて、プレーヤは、違和感を生じることなくプレーに集中できるようになる。これにより、練習グリーンでの練習の成果をゴルフコースにおけるプレーに反映させ易くすることができる。
また本実施の形態におけるゴルフパター10は、上記構成において、支持手段(突起部31、32、33、溝部23A、ローラ部70)は、ローラ71、72を当該ローラ71、72の自重により底面21Aの高さよりも下方に出没させることを特徴とする。
この構成においては、ローラ71、72がその自重により底面21Aよりも下方に吊り下げられた状態となることにより、ローラ71、72が芝面91に接地する範囲では、パターヘッド(ヘッド本体部21)を上下移動させても、ローラ71、72の重量がプレーヤに伝わることを抑制することができる。これにより、ストローク操作においてパターヘッド(ヘッド本体部21)の上下動が生じても、プレーヤには、ローラ71、72と芝面91との間の僅かな転がり抵抗だけが伝わることとなり、スムーズにストローク操作を行うことが可能となる。
また本実施の形態におけるゴルフパター10は、上記構成において、支持手段(突起部31、32、33、溝部23A、ローラ部70)は、パターヘッド(ヘッド本体部21)に回動可能に枢支される回動アーム76と、回動アーム76の回動端に回転可能に枢支されたローラ71、72とを備えることを特徴とする。
この構成においては、回動アーム76の回動端にローラ71、72を枢支するといった簡単な構造により、底面21Aの下方に出没可能にローラ71、72を支持することができる。
また本実施の形態におけるゴルフパター10は、上記構成において、回動アーム76の回動動作の回動中心となる回動軸76Aを回動可能に略水平方向に支持すると共に、回動軸76Aを回動軸76Aに直交する方向に着脱可能とする支持部(突起部31、32、33、溝部23A)と、回動アーム76の回動軸76Aに沿う方向(矢印x2方向)への動きを規制する規制部(溝部23A、係合片77)とを備えることである。
この構成においては、回動アーム76の回動軸76Aを、当該回動軸76Aに直交する方向に着脱可能とし、装着された状態においては規制部(溝部23A、係合片77)によって回動アーム76の回動軸76Aに沿う方向(矢印x2方向)への不要な動きを規制することにより、回動アーム76に設けられたローラ71、72の転がり方向を安定化することができる。
ストロークを安定させるための練習を行う場合に用いることができる。
10 ゴルフパター
11、111、211 シャフト
12 グリップ
20、120、220、420 パターヘッド
21、121、221 ヘッド本体部
21A、121A、221A 底面
22、122、222 打球面
23、123、223 ベース体
24、324 支持部
25 ガード部
31、32、33、331、332、333 突起部
32B、33B 凹部
42 制限部
42A 傾斜面
70、170、270 ローラ部
71、72、171、172、271、272、371、372 ローラ
71A、72A 回転体
71B、72B タイヤ
73、173、273、373 回転軸
76 回動アーム
76A 回動軸
76B、76C アーム部
77 係合片
77A 平面ガイド部
77B 曲面ガイド部
131、231 ガイド板
132、133 支持アーム
174 スライド板
176、281 ベース板
235 装着部
280 支持部材
282 軸受部
375 突起

Claims (4)

  1. グリップが設けられたシャフトと、前記シャフトの先端に設けられた、打球面を有するパターヘッドとを備えるゴルフパターであって、
    前記パターヘッドの底面よりも下方において上下動可能に前記パターヘッドに支持されたローラと、
    前記パターヘッドに回動可能に枢支される回動アームと、前記回動アームの回動端に回転可能に枢支された前記ローラとを備え、前記パターヘッドの前記打球面の向きと、前記ローラの転がりにより前記パターヘッドが導かれる方向との関係を一定に保つ前記ローラの支持手段と
    前記回動アームの回動動作の回動中心となる回動軸を回動可能に略水平方向に支持すると共に、前記回動軸を前記回動軸に直交する方向に着脱可能とする支持部と、
    前記回動アームの前記回動軸に沿う方向への動きを規制する規制部と、
    を備え、
    前記ローラの転がり方向は、前記打球面に対して水平面内でほぼ直交する方向であり、
    前記支持手段は、前記ローラを、前記パターヘッドに着脱可能に支持することを特徴とするゴルフパター。
  2. 前記支持手段は、
    前記ローラを当該ローラの自重により前記底面の高さよりも下方に出没させることを特徴とする請求項に記載のゴルフパター。
  3. ゴルフパターのパターヘッドの打球面が設けられたヘッド本体部の底面よりも下方において上下動可能、かつ、着脱可能にローラを支持し、
    前記打球面の向きと、前記ローラの転がりにより前記パターヘッドが導かれる方向との関係を一定に保つと共に、
    前記ローラの転がり方向を、前記打球面に対して水平面内でほぼ直交する方向とし、
    前記ヘッド本体部に回動可能に枢支される回動アームと、
    前記回動アームの回動端に回転可能に枢支された前記ローラと、
    前記回動アームの回動動作の回動中心となる回動軸を回動可能に略水平方向に支持すると共に、前記回動軸を前記回動軸に直交する方向に着脱可能とする支持部と、
    前記回動アームの前記回動軸に沿う方向への動きを規制する規制部と、
    を備えることを特徴とするローラの支持手段。
  4. 前記支持手段は、
    前記ローラを当該ローラの自重により前記底面の高さよりも下方に出没させることを特徴とする請求項に記載のローラの支持手段。
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