JP5484987B2 - Variable valve gear for engine - Google Patents
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本発明は、エンジンの可変動弁装置に関する。 The present invention relates to a variable valve gear for an engine.
可変動弁装置には、隣接する二つのロッカーアームをピン部材によって連結又は切断することで、低負荷運転域と高負荷運転域のバルブの開弁リフト量及び閉弁時期を可変させるものがある(特許文献1参照)。 Some variable valve gears vary the valve opening lift amount and valve closing timing in the low load operation region and the high load operation region by connecting or disconnecting two adjacent rocker arms with a pin member. (See Patent Document 1).
この特許文献1に係る可変動弁装置では、ロッカーアームにカムシャフトのカムを直接接触させて揺動させる所謂スリッパータイプのロッカーアームが用いられている。
In the variable valve operating apparatus according to
ところで、上記特許文献1のような可変動弁装置において、燃費の向上のためロッカーアームをスリッパータイプからローラタイプに切替える場合、隣接する二つのロッカーアームを連結又は切断するピン部材とローラとをロッカーアームに設ける必要があるため、ロッカーアームが大型化してしまう。
By the way, in the variable valve operating apparatus as described in
本発明は係る実情に鑑みてなされたものであり、ローラタイプのロッカーアームの小型化及び軽量化を図ることのできるエンジンの可変動弁装置の提供を目的とする。 The present invention has been made in view of such circumstances, and an object thereof is to provide a variable valve operating apparatus for an engine that can reduce the size and weight of a roller-type rocker arm.
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、カム軸(例えば実施形態における吸気側カムシャフト41)上に設けたカム(例えば実施形態における第1吸気カム39及び第2吸気カム40)によりロッカーアーム(例えば実施形態における第1吸気側ロッカーアーム33及び第2吸気側ロッカーアーム34)を揺動させてバルブ(例えば実施形態における第1吸気バルブ13及び第2吸気バルブ14)を開閉し、隣接する二つの前記ロッカーアームをピン部材(例えば実施形態における連結ピン49)で連結又は切断することで前記バルブの開閉タイミングを可変とし、前記ピン部材を押圧することで前記ピン部材を進退させるプッシュロッド(例えば実施形態におけるプッシュロッド65)を有するアクチュエータ(例えば実施形態におけるアクチュエータ63)により、前記ピン部材(49)を隣接する二つの前記ロッカーアーム(33,34)間において進退させることで二つの前記ロッカーアーム(33,34)を連結又は切断するエンジン(例えば実施の形態におけるエンジン1)の可変動弁装置において、前記ロッカーアームが、前記カムと当接するローラ(例えば実施形態におけるローラ45,51)を回転可能に支持するローラ支持部(例えば実施形態におけるローラ支持孔47,53)と、前記ピン部材を摺動可能に保持するピン支持部(例えば実施形態におけるピン支持孔50,55)と、前記ロッカーアームをシリンダヘッド(例えば実施形態におけるシリンダヘッド3)にロッカーアームシャフト(例えば実施形態における吸気側ロッカーアームシャフト37)で揺動可能に支持するシャフト支持部(例えば実施形態におけるシャフト支持孔48,54)と、を備え、前記ローラ支持部、前記ピン支持部、及び前記シャフト支持部が互いに平行に形成された支持孔であり、前記プッシュロッドは、前記ピン支持部の軸線上において平行に進退することで前記ピン部材を摺動させ、前記プッシュロッドの前記ピン部材を押圧する端面(例えば実施形態における端面65a)は、前記ロッカーアームの揺動に伴う前記ピン部材の揺動範囲に渡り、前記ピン部材を押圧可能に設定され、前記ピン支持部には、スプリング(例えば実施形態におけるスプリング58)により一方の前記ロッカーアーム(例えば実施形態における第2吸気側ロッカーアーム34)側へ付勢されるプランジャ(例えば実施形態におけるプランジャ59)が設けられ、前記ピン部材は、前記プランジャ側に設けられこのプランジャと当接する押圧部(例えば実施形態における押圧部61)と、前記押圧部から延びて前記プッシュロッドに当接する、前記押圧部よりも径を小さくされたロッド側当接部(例えば実施形態のロッド側当接部62)とで構成されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記ピン支持部(例えば実施形態のピン支持孔55)は、前記一方のロッカーアーム(例えば実施形態における第2吸気側ロッカーアーム34)の側部において径を小さくした細孔(例えば実施形態における細孔60)を形成して前記一方のロッカーアームの側部を貫通しており、前記ピン部材のロッド側当接部は、前記押圧部から延びて前記細孔を貫通するように構成されていることを特徴とする。
As a means for solving the above problems, the invention described in
According to the second aspect of the present invention, the pin support portion (for example, the
請求項3に記載の発明は、前記ロッカーアームシャフトと前記ピン部材との中心間の距離が、前記ロッカーアームシャフトと前記ローラとの中心間の距離よりも短く設定されていることを特徴とする。
The invention according to
請求項4に記載の発明は、前記ピン支持部が、前記ロッカーアームシャフトと前記ローラとの中心間を結ぶ線よりも前記バルブの傘部(例えば実施形態における傘部17,17)側に配置され、かつ、前記ピン支持部の中心が、前記ロッカーアームシャフトの中心を通り前記バルブの軸線方向に沿う直線と、前記ローラの中心を通り前記バルブの軸線方向に沿う直線と、の間に配置されていることを特徴とする。
According to a fourth aspect of the present invention, the pin support portion is disposed closer to the umbrella portion of the valve (for example, the
請求項5に記載の発明は、前記ピン支持部が、前記ロッカーアームと前記バルブのバルブステム(例えば実施形態におけるバルブステム18,18)とが当接する前記ロッカーアームの当接部(例えば実施形態における当接部56,57)よりも前記バルブの傘部(例えば実施形態における傘部17,17)側に配置されていることを特徴とする。
According to a fifth aspect of the present invention, the pin support portion is a contact portion of the rocker arm (for example, the embodiment) in which the rocker arm and a valve stem (for example, the valve stem 18, 18 in the embodiment) of the valve abut. The
請求項6に記載の発明は、前記ピン支持部が、前記バルブの外側に配置されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、前記ピン支持部が、前記バルブの内側に配置されていることを特徴とする。
The invention according to claim 6 is characterized in that the pin support portion is disposed outside the valve.
The invention according to
請求項1,2に記載の発明によれば、各支持部を平行に形成した支持孔とすることで、各支持孔を相互に近づけて配置することができるので、ローラロッカーアームの小型化、軽量化を図ることができる。さらに、側面視でロッカーアームの幅内でプッシュロッドがピン部材を押すため、シリンダヘッドの大型化を防ぐことができる。また、シリンダヘッド外部に設置したアクチュエータにより、ピン部材の切替が可能となる。 According to the first and second aspects of the invention, since the support holes are formed in parallel, the support holes can be arranged close to each other. Weight reduction can be achieved. Furthermore, since the push rod pushes the pin member within the width of the rocker arm in a side view, the cylinder head can be prevented from being enlarged. Further, the pin member can be switched by an actuator installed outside the cylinder head.
請求項3に記載の発明によれば、ロッカーアームシャフトとピン部材との距離を近づけることにより、ピン部材による連結時の剛性を確保できる。また、ロッカーアームシャフトとピン部材の中心間の距離がロッカーアームシャフトとローラの中心間の距離よりも短いため、バルブに設けられるバルブスプリングのスペースを確保でき、さらに、ロッカーアームが小さくなり往復部等価重量を軽減できる。
According to invention of
請求項4に記載の発明によれば、カム軸をロッカーアームの上方に配置する構成である場合に、カムと逆側にピン支持部を設置することになり、カム軸の配置自由度を向上できる。また、ピン支持部の中心を、ロッカーアームシャフトの中心を通りバルブの軸線方向に沿う直線とローラの中心を通りバルブの軸線方向に沿う直線との間に配置することで、ロッカーアームとバルブに設けられるバルブスプリングとの干渉を避けやすくすることができるとともに、ロッカーアームを小型にすることができ、シリンダヘッドの小型化を図ることができる。 According to the fourth aspect of the present invention, when the cam shaft is arranged above the rocker arm, the pin support portion is installed on the side opposite to the cam, thereby improving the degree of freedom in arranging the cam shaft. it can. In addition, the center of the pin support portion is disposed between the straight line that passes through the center of the rocker arm shaft and extends along the axial direction of the valve and the straight line that passes through the center of the roller and extends along the axial direction of the valve. Interference with the provided valve spring can be easily avoided, the rocker arm can be made smaller, and the cylinder head can be made smaller.
請求項5に記載の発明によれば、カム軸をロッカーアームの上方に配置する構成である場合に、ロッカーアームとバルブのバルブステムとが当接するロッカーアームの当接部よりもピン支持部がバルブの傘部側に配置されることで、カム軸の制約を受けずにピン部材を移動させるアクチュエータをシリンダヘッドに配置できる。
According to the invention described in
請求項6に記載の発明によれば、外ピボットタイプのロッカーアームを用いる動弁系に適用可能となる。
請求項7に記載の発明によれば、内ピボットタイプのロッカーアームを用いる動弁系に適用可能となる。
According to the sixth aspect of the present invention, the invention can be applied to a valve operating system using an outer pivot type rocker arm.
According to the seventh aspect of the present invention, the invention can be applied to a valve operating system using an inner pivot type rocker arm.
以下、本発明の各実施形態について図面を用いて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
<第1の実施形態>
図1に本発明の第1の実施形態に係る構造を備えるエンジン1の断面が示されている。符合2はエンジン1のシリンダブロックを示し、符号3はシリンダヘッドを示している。シリンダヘッド3の上部はヘッドカバー3Bに覆われる。シリンダブロック2内にはピストン4が往復動可能に嵌装され、ピストン4にはコンロッド5の一端が連結され、コンロッド5の他端は図示しないクランクシャフトに連結される。シリンダヘッド3にはピストン4の頂部を臨ませる燃焼室6が形成されている。
<First Embodiment>
FIG. 1 shows a cross section of an
エンジン1は、吸気側2バルブ、排気側2バルブのエンジンであり、シリンダヘッド3には、燃焼室6と吸気口7,8で連通しシリンダヘッド3の一側面に開口する吸気ポート9と、燃焼室6と排気口10,11で連通しシリンダヘッド3の他側面に開口する吸気ポート12とが形成されている。なお、吸気口7及び排気口10は図示しないが、吸気口7は紙面垂直方向において吸気口8の手前側に位置し、排気口10は紙面垂直方向において吸気口11の手前側に位置しており、図中では括弧書きで示している。
The
シリンダヘッド3には、吸気ポート9と燃焼室6との間を連通又は遮断する第1吸気バルブ13及び第2吸気バルブ14と、排気ポート12と燃焼室6との間を連通又は遮断する第1排気バルブ15及び第2排気バルブ16とが開閉作動可能に設けられている。第2吸気バルブ14が吸気口8を開閉し、第2排気バルブ16が排気口10を開閉する。図1では第2吸気バルブ14及び第2排気バルブ16のみを示したが、第1吸気バルブ13及び第1排気バルブ15は、紙面垂直方向において手前側に位置しており、図中では括弧書きで示されている。
The
第1吸気バルブ13及び第2吸気バルブ14はそれぞれ、吸気口7,8を開閉させる傘部17,17と傘部17,17から突出するバルブステム18,18とを備え、バルブステム18,18をシリンダヘッド3に形成されたガイド穴19,19に挿通させ、バルブステム18,18の上端をインナスプリング20,20及びアウタスプリング21,21を介して傘部17,17が閉じる方向に付勢する。
The
インナスプリング20,20及びアウタスプリング21,21は一端をスプリングシート22,22を介してシリンダヘッド3のガイド穴19,19の周囲に形成された座面23,23に当接させ、他端をスプリングリテーナ24,24を介してバルブステム18,18の上部に連結させている。インナスプリング20,20はアウタスプリング21,21の内周側に配されている。
One end of each of the
第1排気バルブ15及び第2排気バルブ16はそれぞれ、排気口10,11を開閉させる傘部25,25と傘部25,25から突出するバルブステム26,26とを備え、バルブステム26,26をシリンダヘッド3に形成されたガイド穴27,27に挿通させ、バルブステム26,26の上端をインナスプリング28,28及びアウタスプリング29,29を介して傘部25,25が閉じる方向に付勢する。
The
インナスプリング28,28及びアウタスプリング29,29は一端をスプリングシート30,30を介してシリンダヘッド3のガイド穴27,27の周囲に形成された座面31,31に当接させ、他端をスプリングリテーナ32,32を介してバルブステム26,26の上部に連結させている。インナスプリング28,28はアウタスプリング29,29の内周側に配されている。
The inner springs 28, 28 and the
図2も参照し、第1吸気バルブ13は、第1吸気側ロッカーアーム33により開閉され、第2吸気バルブ14は、第2吸気側ロッカーアーム34により開閉される。第1排気バルブ15は、第1排気側ロッカーアーム35により開閉され、第2排気バルブ16は、第2排気側ロッカーアーム36により開閉される。第1吸気側ロッカーアーム33及び第2吸気側ロッカーアーム34は、シリンダヘッド3に支持された吸気側ロッカーアームシャフト37に揺動自在に支持され、第1排気側ロッカーアーム35及び第2排気側ロッカーアーム36は、シリンダヘッド3に支持された排気側ロッカーアームシャフト38に揺動自在に支持されている。
Referring also to FIG. 2, the
なお、図1においては、第2吸気側ロッカーアーム34及び第2排気側ロッカーアーム36のみを示したが、第1吸気側ロッカーアーム33及び第1排気側ロッカーアーム35は、紙面垂直方向において手前側に位置しており、図中では括弧書きで示されている。
In FIG. 1, only the second intake-
第1吸気側ロッカーアーム33及び第2吸気側ロッカーアーム34の上方には、第1吸気側ロッカーアーム33及び第2吸気側ロッカーアーム34をそれぞれ揺動させる第1吸気カム39及び第2吸気カム40を軸方向に並べて設けた吸気側カムシャフト41が設けられている。この第1吸気カム39のカム山39Aは、第2吸気カム40のカム山40Aよりも低く設定されている。また、吸気側カムシャフト41の一端(図2、紙面左側)には被動スプロケット41Aが設けられている。
Above the first intake-
第1排気側ロッカーアーム35及び第2排気側ロッカーアーム36の上方には、第1排気側ロッカーアーム35及び第2排気側ロッカーアーム36をそれぞれ揺動させる排気カム42を有する排気側カムシャフト44が設けられている。この排気側カムシャフト44の一端(図2、紙面左側)には被動スプロケット44Aが設けられている。
Above the first exhaust
被動スプロケット41A及び被動スプロケット44Aにはカムチェーン44Bが掛け回され、カムチェーン44Bは、図示しないクランクシャフトの駆動スプロケットに掛け回されている。このカムチェーン44Bを介して吸気側カムシャフト41及び排気側カムシャフト44の回転が伝達される。
A
図3も参照し、第1吸気側ロッカーアーム33は、吸気側カムシャフト41の第1吸気カム39と当接するローラ45をシャフト46を介して回転可能に支持するローラ支持孔47と、吸気側ロッカーアームシャフト37を挿通させるシャフト支持孔48と、隣接する第2吸気側ロッカーアーム34と第1吸気側ロッカーアーム33とを連結又は切断する連結ピン49を摺動自在に保持するためのピン支持孔50とを有している。
Referring also to FIG. 3, the first intake-
ローラ支持孔47、シャフト支持孔48及びピン支持孔50はそれぞれ吸気側カムシャフト41の軸方向に沿って延び、互いに平行に形成されている。
The
第2吸気側ロッカーアーム34は、吸気側カムシャフト41の第2吸気カム40と当接するローラ51をシャフト52を介して回転可能に支持するローラ支持孔53と、吸気側ロッカーアームシャフト37を挿通させるシャフト支持孔54と、隣接する第1吸気側ロッカーアーム33と第2吸気側ロッカーアーム34とを連結又は切断する連結ピン49を摺動自在に保持するためのピン支持孔55とを有している。
The second intake
上記同様に、ローラ支持孔53、シャフト支持孔54及びピン支持孔55はそれぞれ吸気側カムシャフト41の軸方向に沿って延び、互いに平行に形成されている。なお、図1においては、第2吸気側ロッカーアーム34の縦断面が示されており、図中には、第2吸気側ロッカーアーム34のローラ51、シャフト52等のみを示したが、図1においては、第1吸気側ロッカーアーム33のローラ45、シャフト46等は括弧書きで示されている。
Similarly to the above, the
第1吸気側ロッカーアーム33及び第2吸気側ロッカーアーム34は同様の形状を呈し、それぞれシャフト支持孔48、シャフト支持孔54を第1吸気バルブ13、第2吸気バルブ14に対してエンジン1の外側に配置した所謂外ピボットタイプのロッカーアームである。
The first intake-
この第1吸気側ロッカーアーム33及び第2吸気側ロッカーアーム34においては、図1に示すようにローラ支持孔47及びローラ支持孔53が、シャフト支持孔48及びシャフト支持孔54に対して斜め上方に配置され、ピン支持孔50及びピン支持孔55は、ローラ支持孔47及びローラ支持孔53、並びに、シャフト支持孔48及びシャフト支持孔54よりも下方に配置されている。
In the first intake
ローラ支持孔47及びローラ支持孔53の周部内側部位には、それぞれバルブステム18,18の上端まで延びてバルブステム18,18と当接するアーム状の当接部56及び当接部57が設けられている。当接部56は、上記同様に図1において括弧書きで示している。ローラ45に当接した第1吸気カム39が回転することで、第1吸気側ロッカーアーム33が揺動し、その当接部56でバルブステム18の上端を押圧する。これにより傘部17が開く。また、ローラ51に当接した第2吸気カム40が回転することで、第2吸気側ロッカーアーム34が揺動し、その当接部57でバルブステム18の上端を押圧する。これにより傘部17が開く。
Arm-shaped
図3には図1のB−B線から見た断面が示され、ピン支持孔50及びピン支持孔55の断面が示されている。同図に示すようにピン支持孔50には、スプリング58により第2吸気側ロッカーアーム34側へ付勢されるプランジャ59が設けられている。ピン支持孔55は、第2吸気側ロッカーアーム34の側部において径を小さくした細孔60を形成しており、第2吸気側ロッカーアーム34の側部を貫通している。
FIG. 3 shows a cross section viewed from the line B-B in FIG. 1, and shows cross sections of the
ピン支持孔55に連結ピン49が収容されており、この連結ピン49は、プランジャ59側に設けられこのプランジャ59と当接する押圧部61と、押圧部61から延びて細孔60を貫通するロッド側当接部62とで構成されている。
A connecting
連結ピン49は、シリンダヘッド3の側壁部3Aに取付けられて第2吸気側ロッカーアーム34と隣接し、かつ、吸気側カムシャフト41の外周側に配置されるアクチュエータ63を備えた切替機構部64により押圧される。アクチュエータ63は吸気側カムシャフト41の軸方向に進退可能なプッシュロッド65を備えており、このプッシュロッド65の端面65aが連結ピン49のロッド側当接部62に当接され、このプッシュロッド65により連結ピン49を第1吸気側ロッカーアーム33のピン支持孔50に押し込み可能とされている。プッシュロッド65はピン支持孔50,55の軸線上において平行に伸縮することで連結ピン49をピン支持孔50,55を摺動させる。また、押圧部61の長手方向の長さは、ピン支持孔55の長手方向の長さ(深さ)と略同一に設定されており、連結ピン49がアクチュエータ63により押圧されていない状態では、押圧部61のアクチュエータ63側がピン支持孔55の端面(細孔60側)に当接し軸方向の移動が規制されるようになっている。
The connecting
ここで図4を参照し、図2のC−C線から第2吸気側ロッカーアーム34側を見た図が示されている。同図おいて、「L1」は、シャフト支持孔48及びシャフト支持孔54の中心点とローラ支持孔47及びローラ支持孔53の中心点を通る直線を示し、「L2」は、シャフト支持孔48及びシャフト支持孔54の中心点を通り、第1吸気バルブ13及び第2吸気バルブ14の開閉方向(バルブステム18の軸方向)に沿う直線を示し、「L3」は、ローラ支持孔47及びローラ支持孔53の中心点を通り、第1吸気バルブ13及び第2吸気バルブ14の開閉方向(バルブステム18の軸方向)に沿う直線を示している。また、「L4」は、シャフト支持孔48及びシャフト支持孔54(吸気側ロッカーアームシャフト37)の中心点とピン支持孔50及びピン支持孔55(連結ピン49)の中心点を通る直線を示している。
Here, referring to FIG. 4, a view of the second intake
これら各直線と図2を参照し、ピン支持孔50及びピン支持孔55の配置位置を説明すると、ピン支持孔50及びピン支持孔55は、シャフト支持孔48及びシャフト支持孔54の中心点とローラ支持孔47及びローラ支持孔53の中心点を通る直線「L1」よりもバルブの傘部17,17側に配置されている。
The arrangement positions of the
また、ピン支持孔50及びピン支持孔55は、その中心点が、シャフト支持孔48及びシャフト支持孔54の中心点を通り第1吸気バルブ13及び第2吸気バルブ14の開閉方向に沿う直線「L2」と、ローラ支持孔47及びローラ支持孔53の中心点を通り第1吸気バルブ13及び第2吸気バルブ14の開閉方向に沿う直線「L3」との間に位置するように配置されている。
Further, the
また、ピン支持孔50及びピン支持孔55は、第1吸気側ロッカーアーム33の当接部56及び第2吸気側ロッカーアーム34の当接部56との比較では、図中バルブステム18の上端に直交して延びる直線Lに示すように、これら当接部56、当接部57よりもバルブの傘部17,17側に配置されている。つまり、ピン支持孔50及びピン支持孔55は、傘部17,17からの直線距離で当接部56及び当接部57よりも近い位置に配置されている。また、ピン支持孔50及びピン支持孔55は、バルブステム18との比較では、バルブステム18の軸方向延長線S1よりも外側に配置される。
Further, the
さらに、直線「L1」、「L4」を参照し、吸気側ロッカーアームシャフト37と連結ピン49との中心間の距離D2は、吸気側ロッカーアームシャフト37とローラ45及びローラ51との中心間の距離D1よりも短く設定されている。また、ここで図5は、図4に示した状態から第2吸気側ロッカーアーム34が揺動した状態を示した図であり、この図では、第2吸気側ロッカーアーム34の紙面手前側に位置するプッシュロッド65の端面65aを仮想線(一点鎖線)で示している。図5では、プッシュロッド65の端面65aが、第2吸気側ロッカーアーム34の揺動に伴う連結ピン49のロッド側当接部62の揺動範囲に渡たり、この連結ピン49を押圧可能に設定されている様子が示されている。第2吸気側ロッカーアーム34が揺動した場合には、ロッド側当接部62が端面65aの面上を摺動する。
Further, referring to the straight lines “L1” and “L4”, the distance D2 between the centers of the intake side
このエンジン1では低負荷運転域である場合に、図3に示すように連結ピン49の押圧部61が第1吸気側ロッカーアーム33と第2吸気側ロッカーアーム34との間の割り面にその先端を位置させるように、アクチュエータ63のプッシュロッド65が連結ピン49の位置を保持する。そして、エンジン1が高負荷運転域となった場合には、プッシュロッド65を作動させて連結ピン49を第1吸気側ロッカーアーム33に設けられたプランジャ59(スプリング58)の付勢力に抗してピン支持孔50に押し込む。
When the
これにより、エンジン1では、高負荷運転域で第1吸気側ロッカーアーム33と第2吸気側ロッカーアーム34とを連動させ、第1吸気側ロッカーアーム33を介して第1吸気バルブ13を、第2吸気カム40の開弁特性により開閉駆動する。ここで第2吸気カム40のカム山40Aは、第1吸気カム39のカム山39Aよりも高く設定されているので、第1吸気バルブ13は、低負荷運転域よりも高負荷運転域で開弁リフト量及び閉弁時期を大きくかつ長く切り替えられる。
Accordingly, in the
一方で、第1排気側ロッカーアーム35と第2排気側ロッカーアーム36は、常時一体に揺動する。これら第1排気側ロッカーアーム35と第2排気側ロッカーアーム36の構成について説明すると、図3に示すように第1排気側ロッカーアーム35と第2排気側ロッカーアーム36は、排気側カムシャフト44の軸方向に離間して並び、その間に第3ロッカーアーム66を配置し、第3ロッカーアーム66に設けられた連結シャフト67を介して互いに連結している。
On the other hand, the first exhaust
連結シャフト67は排気側カムシャフト44の軸方向に延びている。第3ロッカーアーム66には、図2に示す排気カム42と当接するローラ68をシャフト69を介して回転可能に支持するローラ支持孔70と、排気側ロッカーアームシャフト38を挿通させるシャフト支持孔71と、図3に示す上記連結シャフト67を挿通させる連結シャフト支持孔72とが形成されている。ここで、ローラ支持孔70、シャフト支持孔71、及び連結シャフト支持孔72は、排気側カムシャフト44の軸方向に沿って平行に形成されている。なお、図1においては第3ロッカーアーム66の縦断面が示されており、ローラ68、シャフト69、ローラ支持孔70が示されている。
The connecting
そして、第1排気側ロッカーアーム35及び第2排気側ロッカーアーム36にはそれぞれ、図2に示す排気側ロッカーアームシャフト38を挿通させるシャフト支持孔73,73と、図3に示す上記連結シャフト67を挿通させる連結シャフト支持孔74,74とが形成されている。さらに、第1排気側ロッカーアーム35及び第2排気側ロッカーアーム36には、それぞれバルブステム26,26の上端まで延びてバルブステム26,26と当接するアーム状の当接部75及び当接部76(図1も参照)が設けられている。
The first exhaust-
この排気側の動弁系においては、第3ロッカーアーム66に設けられたローラ68に当接した排気カム42が回転することで、第1排気側ロッカーアーム35及び第2排気側ロッカーアーム36が一体に揺動する。これにより、当接部75及び当接部76がバルブステム26,26の上端を押圧することで、傘部25,25が同じタイミングで開く。
In this exhaust side valve operating system, the
以上に記載したように本実施形態に係るエンジン1では、第1吸気側ロッカーアーム33が、第1吸気カム39と当接するローラ45を回転可能に支持するローラ支持孔47と、連結ピン49を摺動可能に保持するピン支持孔50と、当該第1吸気側ロッカーアーム33をシリンダヘッド3に吸気側ロッカーアームシャフト37で揺動可能に支持するシャフト支持孔48とを備え、ローラ支持孔47、ピン支持孔50、及びシャフト支持孔48が吸気側カムシャフト41の軸方向に沿って互いに平行に形成されている。
As described above, in the
また、第2吸気側ロッカーアーム34が、第2吸気カム40と当接するローラ51を回転可能に支持するローラ支持孔53と、連結ピン49を摺動可能に保持するピン支持孔55と、当該第2吸気側ロッカーアーム34をシリンダヘッド3に吸気側ロッカーアームシャフト37で揺動可能に支持するシャフト支持孔54とを備え、ローラ支持孔53、ピン支持孔55、及びシャフト支持孔54が吸気側カムシャフト41の軸方向に沿って互いに平行に形成されている。
The second intake-
これによれば、各支持孔を相互に近づけて配置することができるので、ローラ45を備える第1吸気側ロッカーアーム33、及び、ローラ51を備える第2吸気側ロッカーアーム34の小型化、軽量化を図ることができる。
According to this, since each support hole can be arranged close to each other, the first intake-
そして、連結ピン49を進退させるアクチュエータ63のプッシュロッド65が、ピン支持孔50,55の軸線上において平行に伸縮することで連結ピン49を摺動させる。
これによれば、図1、図3を併せて参照し、側面視で第1吸気側ロッカーアーム33及び第2吸気側ロッカーアーム34の幅内でプッシュロッド65が連結ピン49を押すため、シリンダヘッド3の大型化を防ぐことができる。
The
1 and 3 together, the
また、図4に示したように吸気側ロッカーアームシャフト37と連結ピン49との中心間の距離D2が、吸気側ロッカーアームシャフト37とローラ45及びローラ51との中心間の距離D1よりも短く設定されている。
4, the distance D2 between the centers of the intake-side
これによれば、吸気側ロッカーアームシャフト37と連結ピン49との距離を近づけることにより、連結ピン49による第1吸気側ロッカーアーム33及び第2吸気側ロッカーアーム34連結時の剛性を確保できる。また、吸気側ロッカーアームシャフト37と連結ピン49の中心間の距離が吸気側ロッカーアームシャフト37とローラ45及びローラ51との中心間の距離よりも短いため、インナスプリング28,28及びアウタスプリング29,29のスペースを確保でき、さらに、第1吸気側ロッカーアーム33及び第2吸気側ロッカーアーム34が小さくなり往復部等価重量を軽減できる。
According to this, by making the distance between the intake side
また、ピン支持孔50及びピン支持孔55は、シャフト支持孔48及びシャフト支持孔54の中心点とローラ支持孔47及びローラ支持孔53の中心点を通る直線「L1」よりもバルブの傘部17,17側に配置されている。そして、ピン支持孔50及びピン支持孔55は、その中心点が、シャフト支持孔48及びシャフト支持孔54の中心点を通り第1吸気バルブ13及び第2吸気バルブ14の開閉方向に沿う直線「L2」と、ローラ支持孔47及びローラ支持孔53の中心点を通り第1吸気バルブ13及び第2吸気バルブ14の開閉方向に沿う直線「L3」との間に位置するように配置されている。
In addition, the
これによれば、エンジン1のようなカム軸をロッカーアームの上方に配置する構成である場合に、カムと逆側にピン支持部を設置することになり、カム軸の配置自由度が向上できる。また、ピン支持孔50及びピン支持孔55の中心を、シャフト支持孔48及びシャフト支持孔54の中心点を通り第1吸気バルブ13及び第2吸気バルブ14の開閉方向に沿う直線「L2」と、ローラ支持孔47及びローラ支持孔53の中心点を通り第1吸気バルブ13及び第2吸気バルブ14の開閉方向に沿う直線との間に配置することで、第1吸気側ロッカーアーム33及び第2吸気側ロッカーアーム34とインナスプリング28,28及びアウタスプリング29,29との干渉を避けやすくすることができるとともに、ロ第1吸気側ロッカーアーム33及び第2吸気側ロッカーアーム34を小型にすることができ、シリンダヘッド3の小型化を図ることができる。
According to this, when it is the structure which arrange | positions a cam shaft like the
さらに、ピン支持孔50及びピン支持孔55は、第1吸気側ロッカーアーム33の当接部56及び第2吸気側ロッカーアーム34の当接部56との比較では、これら当接部56、当接部57よりもバルブの傘部17,17側に配置されている。
Further, the
これによれば、吸気側カムシャフト41の制約を受けずに連結ピン49を移動させるアクチュエータ63をシリンダヘッド3に配置できる。また、図3に示したように、プッシュロッド65の先端側(連結ピン49を押圧する側)の端面65aが、第2吸気側ロッカーアーム34の揺動に伴う連結ピン49のロッド側当接部62の揺動範囲に渡たり、この連結ピン49を押圧可能に設定されている。これによれば、シリンダヘッド3の外部に設置したアクチュエータ63により、連結ピン49の切替が可能となる。
According to this, the
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と同様の構成要素については同一符号で示し、詳細な説明は省略する。
<Second Embodiment>
Next, a second embodiment of the present invention will be described. Components similar to those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
図6に示す本実施形態に係るエンジン80は、第1の実施形態と同様に吸気側2バルブ、排気側2バルブのエンジンであり、紙面左側に第1吸気側ロッカーアーム81及び第2吸気側ロッカーアーム82を配し、紙面右側に第1排気側ロッカーアーム83及び第2排気側ロッカーアーム84を配する。なお、図6には、第2吸気側ロッカーアーム82及び第2排気側ロッカーアーム84のみを示すが、第1吸気側ロッカーアーム81及び第1排気側ロッカーアーム83は、紙面垂直方向手前側に位置しており、図中括弧書きで示されている。
An
第1吸気側ロッカーアーム81及び第2吸気側ロッカーアーム82の上方には、第1吸気側ロッカーアーム81及び第2吸気側ロッカーアーム82をそれぞれ揺動させる第1吸気カム85及び第2吸気カム86を軸方向に並べて設けた吸気側カムシャフト87が設けられている。図中には、第2吸気カム86のみ示すが、第1吸気カム85は、紙面垂直方向手前側に位置しており、図中括弧書きで示されている。
Above the first intake-
第1排気側ロッカーアーム83及び第2排気側ロッカーアーム84の上方には、第1排気側ロッカーアーム83及び第2排気側ロッカーアーム84をそれぞれ揺動させる排気カム88を有する排気側カムシャフト89が設けられている。
Above the first exhaust
第2吸気側ロッカーアーム82は、吸気側カムシャフト87の第2吸気カム86と当接するローラ90をローラシャフト91を介して回転可能に支持するローラ支持孔92と、シリンダヘッド3に支持され第2吸気側ロッカーアーム82を揺動自在に支持する吸気側ロッカーアームシャフト93を挿通させるシャフト支持孔94と、隣接する第1吸気側ロッカーアーム81と第2吸気側ロッカーアーム82とを連結又は切断する連結ピン49を摺動自在に保持するためのピン支持孔95とを有している。ローラ支持孔92、シャフト支持孔94及びピン支持孔95は、吸気側カムシャフト87の軸方向に沿って平行に形成されている。
The second intake-
第2吸気側ロッカーアーム82は、シャフト支持孔94を第2吸気バルブ14に対してエンジン80の内側に配置した所謂内ピボットタイプのロッカーアームであり、ローラ支持孔92は、シャフト支持孔94に対してエンジン1の外側に位置している。シャフト支持孔94の周部外側部位には、バルブステム18の上端まで延びてバルブステム18と当接するアーム状の当接部96が設けられている。なお、第1吸気側ロッカーアーム81は第2吸気側ロッカーアーム82と同様の形状を有し、第2吸気側ロッカーアーム82と同様のローラ支持孔、シャフト支持孔及びピン支持孔を有しているが、同様の構成であるため説明は省略する。
The second intake
図6において、「L5」は、シャフト支持孔94の中心点とローラ支持孔92の中心点を通る直線を示し、「L6」は、シャフト支持孔94の中心点を通り、第2吸気バルブ14の開閉方向(バルブステム18の軸方向)に沿う直線を示し、「L7」は、ローラ支持孔92の中心点を通り、第2吸気バルブ14の開閉方向(バルブステム18の軸方向)に沿う直線を示している。
In FIG. 6, “L5” indicates a straight line passing through the center point of the
これら各直線を参照し、第2吸気側ロッカーアーム82のピン支持孔95の配置位置を説明すると、ピン支持孔95は、シャフト支持孔94の中心点とローラ支持孔92の中心点を通る直線「L5」よりもバルブの傘部17,17側に配置されている。また、ピン支持孔95は、その中心点が、シャフト支持孔94の中心点を通り第2吸気バルブ14の開閉方向に沿う直線「L6」と、ローラ支持孔92の中心点を通り第2吸気バルブ14の開閉方向に沿う直線「L7」との間に位置するように配置されている。さらに、ピン支持孔95は、第1吸気側ロッカーアーム81の当接部96との比較では、図中バルブステム18の上端に直交して延びる直線Lに示すように、この当接部96よりもバルブの傘部17側に配置されている。つまり、ピン支持孔95は、傘部17からの直線距離で当接部96よりも近い位置に配置されている。また、ピン支持孔95は、バルブステム18との比較では、バルブステム18の軸方向延長線S2よりも内側に配置される。
The arrangement position of the pin support hole 95 of the second intake
ピン支持孔95に連結ピン49が収容され、この連結ピン49が図示しないアクチュエータにより押圧されて、第1吸気側ロッカーアーム81を連結する構成は第1の実施形態と同様であるため、これら周辺部の詳細な説明は省略する。そして、図6において、「L8」は、シャフト支持孔94(吸気側ロッカーアームシャフト93)の中心点とピン支持孔95(連結ピン49)の中心点を通る直線を示している。
Since the
直線「L5」、「L8」を参照すると、吸気側ロッカーアームシャフト93と連結ピン49との中心間の距離D4は、吸気側ロッカーアームシャフト93とローラ90との中心間の距離D3よりも短く設定されている。なお、第1吸気側ロッカーアーム81のローラ支持孔、シャフト支持孔及びピン支持孔も第2吸気側ロッカーアーム82と同様の配置となるが、詳細な説明は省略する。
Referring to the straight lines “L5” and “L8”, the distance D4 between the centers of the intake side
このエンジン80においても、高負荷運転域では、第1吸気側ロッカーアーム81と第2吸気側ロッカーアーム81とが連動して、第1吸気バルブ13が、第2吸気カム40の開弁特性により開閉駆動する。
Also in the
以上に記載した本実施形態に係るエンジン80では、第1の実施形態で説明した効果に加えて、ピボットタイプのエンジンにて好適である上、第1吸気カム85及び第2吸気カム86と排気カム88との間の空間を有効利用できる分だけシリンダヘッド3の小型化を図れる。
In addition to the effects described in the first embodiment, the
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
<Third Embodiment>
Next, a third embodiment of the present invention will be described.
図7に本実施形態に係るエンジン100が示されている。エンジン100ではシリンダヘッド101にピストン102の頂部を臨ませる燃焼室103が形成されている。シリンダヘッド101には、燃焼室103と排気口104で連通しシリンダヘッド101の一側面に開口する排気ポート105と、燃焼室103と二つ吸気口106,107で連通しシリンダヘッド101の他側面に開口する吸気ポート108とが形成されている。なお、吸気口107は図示しないが、吸気口106の紙面垂直方向奥側に位置しており、図中括弧書きで示されている。
FIG. 7 shows an
シリンダヘッド101には、排気ポート105と燃焼室103との間を連通又は遮断する排気バルブ109と、吸気ポート108と燃焼室103との間を連通又は遮断する第1吸気バルブ110及び第2吸気バルブ111とが開閉作動可能に設けられている。なお、第2吸気バルブ111は図示しないが、第1吸気バルブ110の紙面垂直方向奥側に位置し、図中括弧書きで示されている。
The
排気バルブ109と、第1吸気バルブ110及び第2吸気バルブ111と、の間にはシリンダヘッド101に回転可能に支持されたカムシャフト112が配置されている。カムシャフト112には排気カム113、第1吸気カム114及び第2吸気カム115が紙面垂直方向奥側に向けて順に並べて設けられている。
A
排気バルブ109は、カムシャフト112の排気カム113の回転に連動して揺動する排気側ロッカーアーム116によって開閉され、第1吸気バルブ110及び第2吸気バルブ111は、第1吸気カム114及び第2吸気カム115の回転に連動して揺動する第1吸気側ロッカーアーム117及び第2吸気側ロッカーアーム118によって開閉される。なお、第2吸気側ロッカーアーム118は図示しないが、第1吸気側ロッカーアーム117の紙面垂直方向奥側に位置し、図中括弧書きで示されている。
The
第1吸気側ロッカーアーム117は、その長手方向略中央に形成されたシャフト支持孔119に、カムシャフト112に軸方向に沿って延びる吸気側ロッカーアームシャフト120を挿通して揺動可能に支持されている。吸気側ロッカーアームシャフト120はシリンダヘッド101に支持されている。第1吸気側ロッカーアーム117の一端にはカムシャフト112に形成された第1吸気カム114と当接するローラ121が設けられ、他端には第1吸気バルブ110のステムエンド122と当接するタペットねじ123が設けられている。
The first intake-
ローラ121は、第1吸気側ロッカーアーム117の一端側に形成されたローラ支持孔124に挿通されたシャフト125に回転可能に支持される。シャフト125の軸方向はカムシャフト112の軸方向に沿って延びている。
The
本実施形態では、第1吸気側ロッカーアーム117と隣接する第2吸気側ロッカーアーム118とをピン部材によって連結又は切断することで、双方を連動させることが可能となっており、第1吸気側ロッカーアーム117の上部には、第2吸気側ロッカーアーム118に設けられた連結ピン126(一点鎖線で示す)が収容されるピン支持孔127が形成されている。ピン支持孔127はカムシャフト112の軸方向に沿って延びるように形成されている。
In the present embodiment, the first intake-
エンジン100には、第1の実施形態と同様のアクチュエータ63(図3参照)が設けられており、このアクチュエータ63が連結ピン126を押圧することで、連結ピン126がピン支持孔127に押入されて第1吸気側ロッカーアーム117と第2吸気側ロッカーアーム118とが連結される。
The
第2吸気側ロッカーアーム118は、第1吸気側ロッカーアーム117と同様の形状を呈し、常時連結ピン126を摺動可能に収容する態様等は第1の実施形態、第2の実施形態と同様であるため説明は省略する。
The second intake-
図5において、「L9」は、シャフト支持孔119の中心点とローラ支持孔124の中心点を通る直線を示し、「L10」は、シャフト支持孔119の中心点を通り、第1吸気バルブ110の開閉方向に沿う直線を示し、「L11」は、ローラ支持孔124の中心点を通り、第1吸気バルブ110の開閉方向に沿う直線を示している。また、「L12」は、シャフト支持孔119(吸気側ロッカーアームシャフト120)の中心点とピン支持孔127(連結ピン126)の中心点を通る直線を示している。
In FIG. 5, “L9” indicates a straight line passing through the center point of the
これら各直線を参照し、ピン支持孔127の配置位置を説明すると、ピン支持孔127は、その中心点が、シャフト支持孔119の中心点を通り、第1吸気バルブ110の開閉方向に沿う直線「L10」と、ローラ支持孔124の中心点を通り、第1吸気バルブ110の開閉方向に沿う直線「L11」との間に位置するように配置されている。また、直線「L9」、「L12」を参照し、吸気側ロッカーアームシャフト120と連結ピン126との中心間の距離D5は、吸気側ロッカーアームシャフト120とローラ117との中心間の距離D6よりも短く設定されている。
The arrangement position of the
以上に記載した実施形態においても、第1吸気側ロッカーアーム117において、シャフト支持孔119、ローラ支持孔124、及びピン支持孔127が平行に形成されているので、各支持孔を相互に近づけて配置することができ、ローラを備えるロッカーアームの小型化、軽量化を図ることができる。なお、第2吸気側ロッカーアーム118についても同様の効果が得られる。
Also in the embodiment described above, since the
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図8に示す本実施形態に係るエンジン130は、第1の実施形態と同様に排気側2バルブ、吸気側2バルブのエンジンであるが、吸気側のカムシャフトと、吸気側のロッカーアームの構成が第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と同様の構成要素については同一符号で示し、詳細な説明は省略する。
<Fourth Embodiment>
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described. An
図8において、吸気側カムシャフト131は、その軸方向に第1吸気カム132、第2吸気カム133、第3吸気カム134を順に並べて構成されている。第1吸気カム132と第3吸気カム134は同一高さのカム山を設定され、第2吸気カム133は第1吸気カム132及び第3吸気カム134よりも高く設定されたカム山を設定されている。第1吸気カム132の下方に第1吸気側ロッカーアーム135が設けられ、第2吸気カム133の下方に第2吸気側ロッカーアーム136が設けられ、第3吸気カム134の下方に第3吸気側ロッカーアーム137が設けられている。
In FIG. 8, the
第1吸気側ロッカーアーム135、第2吸気側ロッカーアーム136及び第3吸気側ロッカーアーム137のエンジン130の外側部位(紙面上方側)にはそれぞれ、第1シャフト支持孔138、第2シャフト支持孔139、及び第3シャフト支持孔140が形成されている。第1シャフト支持孔138、第2シャフト支持孔139、及び第3シャフト支持孔140にはシリンダヘッド3に支持された吸気側ロッカーアームシャフト141が挿通され、第1吸気側ロッカーアーム135、第2吸気側ロッカーアーム136及び第3吸気側ロッカーアーム137は揺動可能に支持されている。吸気側ロッカーアームシャフト141は吸気側カムシャフト131の軸方向に沿って延びている。
The first intake
第1吸気側ロッカーアーム135、第2吸気側ロッカーアーム136及び第3吸気側ロッカーアーム137のエンジン1の内側部位(紙面下方側)にはそれぞれ、第1ローラ支持孔142、第2ローラ支持孔143、及び第3ローラ支持孔144が形成されている。第1ローラ支持孔142、第2ローラ支持孔143、及び第3ローラ支持孔144にはそれぞれ吸気側カムシャフト131の軸方向に沿って延びるシャフト145,146,147が挿入され、それぞれにローラ148,149,150が回転可能に支持される。第1ローラ支持孔142が支持するローラ148が第1吸気カム132に当接し、第2ローラ支持孔143が支持するローラ149が第2吸気カム133に当接し、第3ローラ支持孔144が支持するローラ150が第3吸気カム134に当接する。
A first
図8のX−X線から第1吸気側ロッカーアーム135を見た断面及び図8のZ−Z線から第3吸気側ロッカーアーム137を見た断面が図9(A)に示され、図8のY−Y線から第2吸気側ロッカーアーム136を見た断面が図9(B)に示されている。図9(A)に示すように第1吸気側ロッカーアーム136及び第3吸気側ロッカーアーム137は同じ形状を呈している。
FIG. 9A shows a cross section of the first intake
図9(A)に示すように、第1吸気側ロッカーアーム135における第1シャフト支持孔138と第1ローラ支持孔142との間であって下方には、第1ピン支持孔151が形成されている。図10には図9(A)のV−V線から見た断面が示され、第1ピン支持孔151にはスプリング152により第2吸気側ロッカーアーム136側に付勢されるプランジャ153が収容されている。なお、図9(A)では説明の便宜のためスプリング152及びプランジャ153の断面を省略している。
As shown in FIG. 9A, a first
図9(B)を参照し、第2吸気側ロッカーアーム136における第2シャフト支持孔139と第2ローラ支持孔143との間には、第2ピン支持孔154が形成されている。上記同様に図10には、図9(B)のV−V線から見た断面が示されている。第2ピン支持孔154には、吸気側カムシャフト131の軸方向に沿って摺動可能な連結中間ピン155が収容されている。連結中間ピン155の一端はプランジャ153に当接している。
Referring to FIG. 9B, a second
そして、再度図9(A)を参照し、第3吸気側ロッカーアーム137における第3シャフト支持孔140と第3ローラ支持孔144との間には、第3ピン支持孔156が形成されている。図10を参照し、第3ピン支持孔156には、第1の実施形態と同様の連結ピン157が収容されている。連結ピン157の一端は連結中間ピン155に当接している。連結ピン157の第3ピン支持孔156内に収容された部位の長手方向の長さは、第3ピン支持孔156の長手方向の長さ(深さ)と略同一に設定されている。
Then, referring to FIG. 9A again, a third
ここで第1の実施形態で用いた図4を援用し、第1吸気側ロッカーアーム135の形状は第1の実施形態の第1吸気側ロッカーアーム33と同様の形状を呈しており、第1シャフト支持孔138と第1ローラ支持孔142と第1ピン支持孔151との間の配置関係は、直線「L1」〜「L4」から比較される第1の実施形態のシャフト支持孔48とローラ支持孔47とピン支持孔50との配置関係と同様となっている。
Here, referring to FIG. 4 used in the first embodiment, the shape of the first intake-
また、第2シャフト支持孔139と第2ローラ支持孔143と第2ピン支持孔154との間の配置関係も、上記同様に、第1の実施形態のシャフト支持孔48とローラ支持孔47とピン支持孔50との配置関係と同様となっている。また、第3シャフト支持孔140と第3ローラ支持孔144と第3ピン支持孔156との間の配置関係も、上記同様に、第1の実施形態のシャフト支持孔48とローラ支持孔47とピン支持孔50との配置関係と同様となっている、
Similarly, the positional relationship among the second
そして、本実施形態では、図8、図10を参照し、第1の実施形態と同様のプッシュロッド65を進退させるアクチュエータ63を備えており、連結ピン157がシリンダヘッド3に設けられたアクチュエータ63のプッシュロッド65により押圧される構成も第1の実施形態と同様となっている。
In this embodiment, referring to FIGS. 8 and 10, an
図10を参照し、このエンジン130では、高負荷運転域となった場合にプッシュロッド65が連結ピン157を押圧することで、連結ピン157を第3ピン支持孔156と第2ピン支持孔154との間に跨らせ、連結中間ピン155にプランジャ153を押圧させ、連結中間ピン155を第2ピン支持孔154と第1ピン支持孔151との間に跨らせる。
Referring to FIG. 10, in this
これにより、第1吸気側ロッカーアーム135、第2吸気側ロッカーアーム136及び第3吸気側ロッカーアーム137を連結させることで、第2吸気カム133の開弁特性により第1吸気側ロッカーアーム135及び第3吸気側ロッカーアーム137を開閉駆動させる。ここで第2吸気カム133のカム山は、第1吸気カム132及び第2吸気カム134のカム山よりも高く設定されているので、第1吸気側ロッカーアーム135及び第3吸気側ロッカーアーム137により開閉されるバルブは、低負荷運転域よりも高負荷運転域で開弁リフト量及び閉弁時期を大きくかつ長く切り替えられる。
As a result, the first intake
以上に記載した実施形態でも、第1吸気側ロッカーアーム135、第2吸気側ロッカーアーム136及び第3吸気側ロッカーアーム137における各支持孔が平行に形成されており、各支持孔を相互に近づけて配置することができるので、ローラを備えるロッカーアームの小型化、軽量化を図ることができる。各支持孔は第1の実施形態と同様の配置関係を有するので、第1の実施形態で説明したその他の効果も得られる。
Also in the embodiment described above, the support holes in the first intake
ここまで本発明を第1〜第4の実施形態により説明したが、上記実施形態における構成はこの発明の一例であり、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記各実施形態では、隣接する吸気側のロッカーアームを連結又は切断することで、吸気側のバルブの開閉タイミングを可変とする構成を説明したが、排気側のロッカーアームを連結又は切断することで、排気側のバルブの開閉タイミングを可変とする構成であっても良く、本発明はこのような態様で実施されることも想定している。 The present invention has been described so far with the first to fourth embodiments. However, the configuration in the above embodiment is an example of the present invention, and the present invention is not limited to the above embodiment. For example, in each of the above-described embodiments, the configuration has been described in which the intake-side valve opening / closing timing is variable by connecting or disconnecting the adjacent intake-side rocker arm, but the exhaust-side rocker arm is connected or disconnected. Therefore, it may be configured such that the opening / closing timing of the valve on the exhaust side is variable, and it is assumed that the present invention is implemented in this manner.
1 エンジン
3 シリンダヘッド
13 第1吸気バルブ(バルブ)
14 第2吸気バルブ(バルブ)
17 傘部
18 バルブステム
33 第1吸気側ロッカーアーム(ロッカーアーム)
34 第2吸気側ロッカーアーム(ロッカーアーム)
37 吸気側ロッカーアームシャフト(ロッカーアームシャフト)
39 第1吸気カム(カム)
40 第2吸気カム(カム)
41 吸気側カムシャフト(カム軸)
47,53 ローラ支持孔(ローラ支持部)
48,54 シャフト支持孔(シャフト支持部)
49 連結ピン(ピン部材)
50,55 ピン支持孔(ピン支持部)
63 アクチュエータ
65 プッシュロッド
1
14 Second intake valve (valve)
17
34 Second intake side rocker arm (rocker arm)
37 Intake side rocker arm shaft (Rocker arm shaft)
39 First intake cam (cam)
40 Second intake cam (cam)
41 Intake camshaft (camshaft)
47, 53 Roller support hole (roller support part)
48, 54 Shaft support hole (shaft support)
49 Connecting pin (pin member)
50, 55 Pin support hole (pin support part)
63
Claims (7)
前記ロッカーアーム(33,34)が、前記カム(39,40)と当接するローラ(45,51)を回転可能に支持するローラ支持部(47,53)と、前記ピン部材(49)を摺動可能に保持するピン支持部(50,55)と、前記ロッカーアーム(33,34)をシリンダヘッド(3)にロッカーアームシャフト(37)で揺動可能に支持するシャフト支持部(48,54)と、を備え、
前記ローラ支持部(47,53)、前記ピン支持部(50,55)、及び前記シャフト支持部(48,54)が互いに平行に形成された支持孔であり、
前記プッシュロッド(65)は、前記ピン支持部(50,55)の軸線上において平行に進退することで前記ピン部材(49)を摺動させ、
前記プッシュロッド(65)の前記ピン部材(49)を押圧する端面(65a)は、前記ロッカーアーム(33,34)の揺動に伴う前記ピン部材(49)の揺動範囲に渡り、前記ピン部材(49)を押圧可能に設定され、
前記ピン支持部(50)には、スプリング(58)により一方の前記ロッカーアーム(34)側へ付勢されるプランジャ(59)が設けられ、
前記ピン部材(49)は、前記プランジャ(59)側に設けられこのプランジャ(59)と当接する押圧部(61)と、前記押圧部(61)から延びて前記プッシュロッド(65)に当接する、前記押圧部(61)よりも径を小さくされたロッド側当接部(62)とで構成されることを特徴とするエンジンの可変動弁装置。 The rocker arms (33, 34) are swung by the cams (39, 40) provided on the cam shaft (41) to open and close the valves (13, 14), and the two adjacent rocker arms (33, 34). By connecting or disconnecting with a pin member (49), the opening and closing timing of the valve (13, 14) can be made variable, and the push member (49) is advanced and retracted by pressing the pin member (49). 65), the two rocker arms (33, 34) are connected or disconnected by advancing and retracting the pin member (49) between the two adjacent rocker arms (33, 34). In the variable valve gear of the engine (1),
The rocker arm (33, 34) slides between the roller member (47, 53) for rotatably supporting the roller (45, 51) contacting the cam (39, 40) and the pin member (49). A pin support part (50, 55) for holding the movable part and a shaft support part (48, 54) for supporting the rocker arm (33, 34) on the cylinder head (3) by a rocker arm shaft (37). ) And
The roller support portions (47, 53), the pin support portions (50, 55), and the shaft support portions (48, 54) are support holes formed in parallel to each other;
The push rod (65) slides the pin member (49) by moving back and forth in parallel on the axis of the pin support portion (50, 55) ,
An end surface (65a) for pressing the pin member (49) of the push rod (65) extends over the swing range of the pin member (49) accompanying the swing of the rocker arm (33, 34), and the pin The member (49) is set to be pressable,
The pin support portion (50) is provided with a plunger (59) biased toward one of the rocker arms (34) by a spring (58),
The pin member (49) is provided on the plunger (59) side and is in contact with the plunger (59). The pin member (49) extends from the pressing portion (61) and contacts the push rod (65). A variable valve operating apparatus for an engine comprising: a rod side contact portion (62) having a diameter smaller than that of the pressing portion (61) .
前記ピン部材(49)のロッド側当接部(62)は、前記押圧部(61)から延びて前記細孔(60)を貫通するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの可変動弁装置。 The rod side contact portion (62) of the pin member (49) is configured to extend from the pressing portion (61) and pass through the pore (60). The variable valve operating device for the engine described.
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