JP5484452B2 - マイクロストリップ線路から方形導波管への角度をなす変換 - Google Patents

マイクロストリップ線路から方形導波管への角度をなす変換 Download PDF

Info

Publication number
JP5484452B2
JP5484452B2 JP2011512018A JP2011512018A JP5484452B2 JP 5484452 B2 JP5484452 B2 JP 5484452B2 JP 2011512018 A JP2011512018 A JP 2011512018A JP 2011512018 A JP2011512018 A JP 2011512018A JP 5484452 B2 JP5484452 B2 JP 5484452B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveguide
conversion element
stripline
lip
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011512018A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011522495A (ja
Inventor
ファイル,ペーター
Original Assignee
ウニベルジテート ウルム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ウニベルジテート ウルム filed Critical ウニベルジテート ウルム
Publication of JP2011522495A publication Critical patent/JP2011522495A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5484452B2 publication Critical patent/JP5484452B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/08Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices
    • H01P5/10Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices for coupling balanced lines or devices with unbalanced lines or devices
    • H01P5/107Hollow-waveguide/strip-line transitions
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49117Conductor or circuit manufacturing

Landscapes

  • Waveguide Connection Structure (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)

Description

本発明は、高周波技術の分野における、ストリップ線路から導波管への変換のための変換エレメントに関する。
プレナー回路から導波管への変換エレメントは、ここ数年の間に発展を遂げ、典型的には、マイクロ波およびミリ波の領域におけるレーダおよび通信技術に適用されている。それらは、例えば、MMICのようなプレナー型の組み込み可能なコンポーネントを、低損失の導波管および/または導波管給電型アンテナに結合するために使用される。
変換エレメントは、従来技術においてよく知られている。変換エレメントは、一般に、特別に構成された放射素子(英語ではパッチと呼ばれる)を有し、この放射素子は約100μmの厚さの基板層上に配置される。
基板層内のスルーコンタクトは、基板上に配置された導波管の拡張部を形成する。基板層の下側の穴の領域には、導電材料から形成されたキャップが空洞(英語ではキャビティまたはバックショートと呼ばれる)を形成する。放射素子は、導波管内に突出していて、放射素子およびキャップ間の間隔がλ/4またはその奇数倍の大きさになるように設定される。それによって、開回路が、空洞(バックショート)内の、放射素子の面内に形成され、ストリップ線路中の電磁場が導波管内に供給される。
従来のプレナー回路から導波管への変換エレメントの製造は、スルーコンタクトが原因で、問題のあることが判明している。従来の支持材料のスルーコンタクトのために、穴が金属被覆されなければならない。しかしながら、テフロン(登録商標)ベースの基板を金属被覆するには、これまで、コストのかかる製造方法が必要とされ、簡単で低コストのプリント基板製造技術を使用することができなかった。さらには、従来の変換エレメントは、これまで、2層のプリント基板構造を必要としていた。
したがって、この従来の技術から出発して、本発明の課題は、ストリップ線路内の電磁波の導波管内への変換のための変換エレメントを自由に使用可能とし、この変換エレメントが、簡単な製造工程に基づいて製造され得るようにすることにある。
この課題は、請求項1に係る変換エレメント並びに請求項1に従属する各従属項に係る好ましい実施形態によって解決される。
本発明による変換エレメントの典型的な適用が、請求項20に記載される。本発明による変換エレメントはさらに、請求項21に係るマイクロ波発生方法において使用される。
本発明によれば、ストリップ線路から導波管への波の変換のための変換エレメントは、平坦な基板と、少なくとも1つのストリップ線路と、導波管とを備えている。少なくとも1つのストリップ線路は、平坦な基板の第1の面上に配置され、少なくとも1つのストリップ線路端を有している。導波管は、その第1の開口のまわりに環状のリップを形成する。本発明の変換エレメントは、導波管が、ストリップ線路端の領域で、環状のリップにおいて、基板の第1の面上に適用され、ストリップ線路と導波管が、リップの少なくとも1つの点において、互いに接触しまたは電気的に結合されるように構成される。この場合、ストリップ線路と導波管との接触または電気的結合は、リップの領域においてのみ生じ得ることに留意されたい。なぜなら、ストリップ線路は、残りのすべての場所/面において導波管から分離されるからである。ストリップ線路端および導波管の接触または電気的結合によって、導波管の開口内、または当該開口によって形成されるスリット内に、電場が発生する。この電場は導波管内に波を励起し、この波は、導波管を通って漏れることなく案内される。
本発明によれば、平坦な基板の第1の面に、ストリップ線路端から短い間隙を隔てて、ストリップ線路の残りの部分が配置される。このストリップ線路の残りの部分は、また、リップを通じて導波管に接触しまたは電気的に結合され、仮想的なまたは現実の短絡を形成する。好ましくは、ストリップ線路の残りの部分とリップとの間の接触または結合点が、ストリップ線路および導波管の間の接触または結合点に対置され、および/またはリップの縁が2つの結合点の間にのびるように配置される。ストリップ線路端およびストリップ線路の残りの部分の間の間隙は、導波管の断面の寸法、すなわち当該断面の直径または側長に対応する。リップの幅に応じて、間隙は、リップの幅の2倍+開口の寸法の長さを有する。
ストリップ線路の残りの部分は、好ましくは、λ/4、好ましくはλ/4±30%、特にλ/4±15%またはその奇数倍の長さを有する。かかる長さのストリップ線路は、開口端とともに、仮想的な短絡として作用する。この実施例では、λの値は、電磁波の波長として規定され、この電磁場は対応する発生器からストリップ線路に供給される。ストリップ線路の残りの部分の長さは、とりわけ、導波管のリップの幅に依存する。
あるいは、ストリップ線路の残りの部分によって現実の短絡が形成される。この短絡は、リップの下側において、リップのすぐ近傍に、またはλ/2±30%、特にλ/2±15%またはその整数倍の距離を隔てて、スルーコンタクトを通って主要部に向かって生じる。コプレナーストリップ線路技術を用いて、中身の詰まった金属製の支持体または支持板上に2層のプリント基板構造が形成されるか、あるいは単層のプリント基板構造が形成されるかどうかにかかわらず、ストリップ線路の残りの部分の接触が異なる方法で生じる。2層のまたは単層のプリント基板技術が用いられる場合、単層構造の支持材料が中身の詰まった金属製の支持体上に存在し、ストリップ線路の残りの部分と主要部との間の接触がスルーコンタクトを通じて生じる。コプレナー技術を用いた構造は、それ故、主要部とストリップ線路の残りの部分との間の直接接触のみで十分である。
本発明による変換エレメントの導波管は、種々のデザインのプリント基板に問題なく適用され得る。唯一の差異は、プリント基板技術に応じて基板の第2の面が全体的にまたは部分的に、および/または基板の第1の面が全体的に金属被覆されるという点にある。この場合、基板の第1の面上の金属層は、基板の第1の面上のストリップ線路から分離されることに留意されたい。
基板の第2の面上の金属被覆は、5μm〜10mmの厚さを有し得る。2層のプリント基板構造の場合、金属層は17μm〜50μmの厚さを有する。単層のプリント基板構造の場合、金属層は中身の詰まった金属製支持板からなっている。この支持板は、10μm〜10mm、特に、500μmへ1mmの厚さを有する。
本発明による変換エレメントの導波管として、異なる断面を有する導波管が問題となる。好ましくは、導波管は、方形導波管または円形導波管または楕円形断面の導波管からなっている。
導波管の断面形状とは無関係に、第1の導波管の第1の開口またはリップは、λ、特にλ±30%、特にλ±15%またはその整数倍の外周長を有している。それによって、導波管のスリットまたは開口内の波が電磁場を形成することが保証される。これは、λ/2またはその整数倍の長さのスリットは共鳴器を形成することによって可能である。
本発明による変換エレメントの導波管は方形導波管であり、その第1の開口の短辺は、λ/20〜λ/5の長さを有する一方、その長辺は、λ/2、特にλ/2±30%、特にλ/2±15%またはその整数倍の長さを有している。円形導波管が使用される場合、その半径はr=λ/(2π)が成立するように選択される。
しかしながら、導波管の開口の短辺および長辺の長さは、長さと幅の和の2倍が、λ、特にλ/2±30%、特にλ/2±15%またはその整数倍の値をとるように変更可能である。しかしながら、良好な結合を達成するため、好ましくは、短辺の長さは無視し得るほど小さくなっていて、リップ上の接触または結合点が、リップの長辺上にあるように設定されなければならない。
適用されたプリント基板技術に応じて、ストリップ線路は、マイクロストリップ線路、および/またはコプレナー線路からなっている。マイクロ波領域における波に関して、ストリップ線路は100μm〜800μmの幅を有する。高周波数の場合、幅は、数mm、好ましくは4mm以下となり得る。
その第1の面上にストリップ線路が配置された基板は、好ましくは、高分子材料、特に、ポリテトラフルオロエチレンを含み、またはそれらの物質から形成される。そのため、テフロンベースの材料がまた選ばれる。しかしながら、基板材料として、セラミック材料またはガラスまたは複合材料が使用可能である。
導波管のリップは、導波管の幅+50%、特に導波管の幅+30%に等しいかまたはそれより小さい幅を有している。リップの幅は、この場合、結合点での基板に平行な面内におけるリップの周方向を横切る幅として規定される。
本発明による変換エレメントの導波管は、好ましくは、ストリップ線路端が、リップの下側において、隣接する導波管内壁とリップ外面との間に同心的に位置するように、基板の第1の面上に配置される。これは同時に、ストリップ線路端がリップの幅の真ん中に配置されることを意味する。また、ストリップ線路の残りの部分は、その一端が、リップの下側において、リップの幅の真ん中に位置するように配置される。
本発明による変換エレメントを基板の第1の面上に容易に配置することができるようにするため、導波管の壁をできるだけ厚くし、それによって、導波管のできるだけ大きな面積が第1の開口の周囲に保持されるようにすることが好都合である。好ましくは、導波管の壁厚は、ストリップ線路の幅に等しいかまたはそれより大きい値、好ましくは5mm以上の値、特に好ましくは20mm以上の値、特に好ましくは、個々の波長に対応する標準導波管フランジの大きさの値をとる。導波管のリップは、上述のように、おおよそストリップ線路の幅に等しいかまたはそれより小さい幅を有し、導波管の前面における第1の開口を取り囲む溝によって形成される。溝は一方においてリップを形成するために使用され、他方において平坦な面上に置かれた構造の本来の交差からの電気的な結合の解除のために用いられる。特に、それによって、平面的な構造と後面の金属被覆との間にいわゆる平行平面波が励起されることが防止される。リップの面は機械的安定性のため、基板上に完全に置かれる。上述の導波管の前面は、少なくとも1つの別の溝を有し、この溝内にストリップ線路が案内される。この場合、溝はストリップ線路を導波管から分離するために用いられる。リップを取り囲む溝は、例えば、λ/20〜λ/5の幅と、λ/4、特にλ/4±30%、特にλ/4±15%またはその整数倍の深さとを有している。これを一般化すれば、溝の幅と2倍の深さとの和は、λ/2±30%、特にλ/2±15%またはその奇数倍の大きさの値をとる。それによって、溝の幅および深さは、互いに直接的に関係し、それ故、変更され得る。好ましくは、本発明による変換エレメントの導波管は、従来の導波管の標準的なサイズに対応していない。それ故、導波管は、その基板と反対側の第2の開口において、導波管の外周を拡張または縮小するための整合素子に接続する。整合素子は、導波管の断面形状を変更するために用いられ得る。この整合素子によって、導波管内に発生した波は、標準的なサイズを有する別の導波管へと変換される。一般に、整合素子はλ/4変成器からなっている。λ/4変成器は、実質上λ/4の長さを有する導波管部分からなっており、第1の導波管の断面の大きさと第2の導波管の断面の大きさとの間の大きさの断面を有する。λ/4変成器の導波管部分は、方形、円形、楕円形などの任意の断面形状を有し得る。整合素子として、導波管の断面を別の導波管の断面と連続的に整合させることができる、いわゆるテーパ型整合器が挿入され得る。このテーパ型整合器はいずれにせよフライス加工技術で実現することは難しい。
本発明による変換エレメントの導波管および整合素子は、好ましくは、一体形成される。好ましくは、本発明による変換エレメントの導波管、整合素子および別の導波管がまた、一体形成される。通常、導波管および整合素子は、高分子材料を含み、または高分子材料からなっている。好ましくは、導波管および/または整合素子は、射出成形技術を用いて製造され、導波管および/または整合素子を形成する面が金属被覆される。射出成形技術を用いた導波管および整合素子の製造は、本実施例による変換エレメントの製造コストを実質上低減する。
さらに、リップに隣接して、またはリップまたは溝の下側において、リップまたは溝に沿って、基板に穴を設け、穴の側壁を金属被覆し、それによって形成したスルーコンタクトを基板の第2の面上の金属層と電気的に結合することができる。スルーコンタクトは、隣接する回路部分に対するオーバーカップリングが生じた場合、好都合なものとなるだけである。このことは、本発明の特徴ではない。
本発明による変換エレメントは、例えば、マイクロ波照射源内に含まれる。この場合、発生器は波長λの放射を発生し、この放射が変換エレメントのストリップ線路に供給され、そこから導波管に転送される。
本発明による変換エレメントは、特に、マイクロ波からミリ波に至る波長領域(10〜90GHz)のレーダおよび通信技術に特に適用される。本発明による変換エレメントのレーダ技術への適用例として、距離測定のための自動車搭載レーダや、高度測定のためのヘリリコプターおよび/または航空機搭載レーダや、飛行場に配備される滑走路監視のためのレーダが知られている。
レーダ技術はさらに、特に、反応物質のレベル測定に適用される。通信技術の分野においては、既に述べたように、70〜90GHzの周波数の範囲での使用が好都合である。なぜなら、この周波数範囲において、非常に大きなデータ伝送速度が得られるからである。
マイクロ波放射の発生のために、まず対応する発生器からマイクロ波またはミリ波領域の波が発生し、本発明による変換エレメントのストリップ線路内に供給される。導波管の開口内、いわゆるスリット内に、供給された放射によって電場が発生し、この電場は導波管内にマイクロ波またはミリ波を励起する。それによって、波がストリップ線路から導波管に転送される。
以下に、本発明による変換エレメントの実施例が説明される。
本発明による変換エレメントのストリップ線路に沿った横断面図である。 本発明による変換エレメントと、ストリップ線路に沿って2分割された本発明による変換エレメントとを示す立体図である。 本発明による変換エレメントと、ストリップ線路に沿って2分割された本発明による変換エレメントとを示す平面図である。 プリント基板技術がコプレナー技術に基づく場合の、本発明による変換エレメントの平面図である。 変換および反射の測定結果を示すグラフである。
図1は、第1の面3および第2の面4を備えた基板1を示した図である。図1において、第1の面3上には、ストリップ線路2aと、ストリップ線路の残りの部分2bが配置される。基板1の第1の面3上にエレメント5が配置される。エレメント5は、導波管6、λ/4変成器7、および標準サイズの別の導波管8を有している。エレメント5は、基板1の第1の面3上に、ストリップ線路の幅の大きさのリップ幅10を有するリップ9が基板1の第1の面3の直ぐ上に位置するように置かれる。リップ9は、環状の溝12によって縁取られている。ストリップ2aおよびストリップ線路の残りの部分2bは、2つの接触または結合点11a、11bにおいて、導波管6のリップ9に接触しまたは電気的に結合される。
既に使用された参照番号は、以下の図面中の同一または類似の構成要素に対して用いられる。
図2には、図1に示されたものと類似した構成が示されている。基板1の第1の面3上に、2つのエレメント5が、ストリップ線路2aに被さった状態で存在する。これらのエレメント5は、それぞれ、導波管6、λ/4変成器7、および標準サイズの別の導波管8、例えば、3.1mm×1.55mmのサイズを有するWR12型導波管を有している。一方のエレメント5は2つの部分5a、5bに分割されている。この場合、部分5bは位置をずらされ、ストリップ線路13およびストリップ線路の残りの部分2bが現れている。さらに、リップ9およびリップ9を取り囲む溝12が明示されている。
図3は、図2に示された構成の平面図である。基板1の面3の上には、ストリップ線路端13を備えたストリップ線路2aと、ストリップ線路の残りの部分2bとが配置される。さらに、エレメント5およびエレメント部分5aが、基板1の第1の面3上に存在する。エレメント部分5bは、基板1から位置をずらされている。エレメント5は、導波管6、λ/4変成器7、および標準サイズの別の導波管8の異なる断面を明示している。
図4には、本発明による変換エレメントのストリップ線路2aを備えた基板1の第1の面3が示されている。図4において、プリント基板技術としてコプレナー技術が選択される。コプレナー線路2aのストリップ線路端13は、基板1の第1の面3上に刻印された縁16の領域に存在する。縁16は、導波管6のリップ9がどこに置かれるかを示している。縁16によって開口15が形成され、この開口15内には、導波管6が置かれた後、電場が発生する。コプレナー線路から一定の距離を隔てた位置に、金属層14が(図示されない)基板1の第1の面3上に適用され、そして、これは主要部をなす。本発明によるストリップ線路から導波管への変換の機能は、現場シミュレーション(CSTマイクロ波スタジオ)およびプロトタイプによる測定を通じて実証される。結果が図5に示されている。一方において、広帯域伝送特性(s21)が、他方において、入力での低反射(s11)が認められる。特に、シミュレーション(実線)および測定(鎖線)の伝送特性が良好に一致していることがわかる。これとは対照的に、反射は、とりわけ、70GHz以下の周波数帯域において比較的大きくなっている。これは使用された測定装置が、一般に70GHzより大きな周波数に対してのみ適合し、70GHz以下の周波数に対して機能しないという理由による。測定(鎖線)の間に、得られた反射は、シミュレーション(点線)によって得られた反射よりも実質上高くなっている。測定によって得られた結果の起伏は、測定法(バックツーバック配置によるスカラー測定、HL−MSL−HL)に基づく。

Claims (21)

  1. ストリップ線路から導波管への変換エレメントであって、
    平面状の基板を備え、前記基板は第1の面上に少なくとも1つのストリップ線路を有し、前記ストリップ線路は少なくとも1つのストリップ線路端を有しており、さらに、
    導波管を備え、前記導波管は、当該導波管の一方の端面に設けられた第1の開口の周りを取り囲む環状のリップと、前記導波管の一方の端面に形成されて前記環状のリップの周りを取り囲む溝とを有する変換エレメントにおいて、
    前記導波管は、前記基板の第1の面上に、前記環状のリップが前記ストリップ線路端の領域内に位置するように置かれ、
    前記ストリップ線路は、前記環状のリップの少なくとも1つの点において、前記導波管に接触しまたは電気的に結合されることを特徴とする変換エレメント。
  2. 前記平面状の基板上に、少なくとも1つのストリップ線路の残りの部分が配置され、前記ストリップ線路の残りの部分が、前記リップの領域において、特に、前記リップの、前記導波管および前記ストリップ線路間の前記接触または結合点に対向する位置において、前記導波管に接触しまたは電気的に結合することによって、現実のまたは仮想的な短絡を形成することを特徴とする請求項1に記載の変換エレメント。
  3. 前記ストリップ線路の残りの部分が、λ/4±30%またはその奇数倍の長さを有すること、または前記ストリップ線路の残りの部分が主要部の上に置かれることを特徴とする請求項2に記載の変換エレメント。
  4. 前記基板の第2の面が全体的または部分的に金属被覆され、および/または前記基板の前記第1の面が部分的に金属被覆されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の変換エレメント。
  5. 前記基板の第2の面上の金属被覆は、1μm〜10mmの厚さ、特に10μm〜50μmまたは500μm〜1mmの厚さ、特に17μm〜50μmの厚さを有していることを特徴とする請求項4に記載の変換エレメント。
  6. 前記導波管は、方形導波管または円形導波管または楕円形断面の導波管であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の変換エレメント。
  7. 前記第1の導波管の前記第1の開口の外周は、λ±30%またはその整数倍の長さを有していることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の変換エレメント。
  8. 前記方形導波管の第1の開口は、λ/20〜λ/5の長さの短辺と、λ/2±30%またはその整数倍の長さの長辺とを有していることを特徴とする請求項6に記載の変換エレメント。
  9. 前記ストリップ線路は、マイクロストリップ線路および/またはコプレナー線路であることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の変換エレメント。
  10. 前記ストリップ線路が適用される前記基板は、高分子材料、特に、ポリテトラフルオロエチレン、および/またはセラミック材料、および/またはガラス、および/または複合材料を含み、またはそれらからなっていることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の変換エレメント。
  11. 前記リップは、少なくとも1つの前記結合点における前記基板に平行な面内において、前記リップの周方向を横切る、前記ストリップ線路の幅+50%に等しいかまたはそれより小さい幅を有していることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の変換エレメント。
  12. 前記ストリップ線路端は、前記リップの幅の領域内、特に、前記リップの厚みのほぼ、またはちょうど真ん中に位置することを特徴とする請求項11に記載の変換エレメント。
  13. 前記導波管の壁が、前記ストリップ線路の幅に等しいかまたはそれより大きい厚さ、特に、5mmに等しいかまたはそれより大きい厚さ、特に、20mmに等しいかまたはそれより大きい厚さ、特に、波長に対応する標準導波管フランジの領域の厚さを有していることにより、前記リップが、前記第1の開口を有する前記導波管の前面における、前記第1の開口を取り囲む溝によって形成されることを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載の変換エレメント。
  14. 前記溝の幅と2倍の深さとの和は、λ/2±30%またはその整数倍の値をとることを特徴とする請求項13に記載の変換エレメント。
  15. 前記導波管は、前記基板と反対側において、前記導波管の外周を増大または縮小、および/または変更するための整合素子に接続することを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載の変換エレメント。
  16. 前記導波管および前記整合素子が一体形成されることを特徴とする請求項15に記載の変換エレメント。
  17. 前記導波管および/または前記整合素子が射出成形技術を用いて製造され、前記導波管および/または前記整合素子を形成する面が金属被覆されることを特徴とする請求項15に記載の変換エレメント。
  18. 前記基板の第2の面上の金属層に電気的に接続されるスルーコンタクトが、前記基板内において、前記リップに隣接して、または前記リップまたは前記溝の下側において、前記リップまたは前記溝に沿って配置されることを特徴とする請求項1〜請求項17のいずれかに記載の変換エレメント。
  19. 請求項1〜請求項18のいずれかに記載の変換エレメントと、波長λの放射を生成し、前記放射を前記ストリップ線路に供給するための発生器と、を備えたことを特徴とするマイクロ波発生器。
  20. マイクロ波およびミリ波の領域におけるレーダまたは通信への適用のための、特に、自動車搭載レーダのための、または高度および/または距離測定、またはレベル測定のための、請求項1〜請求項19のいずれかに記載の変換エレメントの使用法。
  21. 請求項1〜請求項20のいずれかに記載の変換エレメントのストリップ線路内にマイクロ波を供給することを特徴とするマイクロ波放射の発生法。
JP2011512018A 2008-06-03 2009-06-03 マイクロストリップ線路から方形導波管への角度をなす変換 Expired - Fee Related JP5484452B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102008026579.9 2008-06-03
DE102008026579A DE102008026579B4 (de) 2008-06-03 2008-06-03 Abgewinkelter Übergang von Mikrostreifenleitung auf Rechteckhohlleiter
PCT/EP2009/003971 WO2009146903A1 (de) 2008-06-03 2009-06-03 Abgewinkelter übergang von mikrostreifenleitung auf rechteckhohlleiter

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011522495A JP2011522495A (ja) 2011-07-28
JP5484452B2 true JP5484452B2 (ja) 2014-05-07

Family

ID=40856343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011512018A Expired - Fee Related JP5484452B2 (ja) 2008-06-03 2009-06-03 マイクロストリップ線路から方形導波管への角度をなす変換

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20120032750A1 (ja)
EP (1) EP2304840A1 (ja)
JP (1) JP5484452B2 (ja)
DE (1) DE102008026579B4 (ja)
WO (1) WO2009146903A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101492714B1 (ko) * 2013-05-09 2015-02-12 주식회사 에이스테크놀로지 마이크로스트립 라인 및 도파관 결합용 어댑터
WO2017167916A1 (en) * 2016-03-31 2017-10-05 Huber+Suhner Ag Adapter plate and antenna assembly
EP3301758A1 (en) * 2016-09-30 2018-04-04 IMS Connector Systems GmbH Antenna element

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2476621A (en) * 1942-11-06 1949-07-19 Westinghouse Electric Corp Cavity joint
US3157847A (en) * 1961-07-11 1964-11-17 Robert M Williams Multilayered waveguide circuitry formed by stacking plates having surface grooves
US4453142A (en) * 1981-11-02 1984-06-05 Motorola Inc. Microstrip to waveguide transition
US5363464A (en) * 1993-06-28 1994-11-08 Tangible Domain Inc. Dielectric/conductive waveguide
CN1091958C (zh) * 1995-02-06 2002-10-02 松下电器产业株式会社 波导和微带线模式变换器以及包含它的接收变频器
US5539361A (en) 1995-05-31 1996-07-23 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Electromagnetic wave transfer
US6486748B1 (en) * 1999-02-24 2002-11-26 Trw Inc. Side entry E-plane probe waveguide to microstrip transition
US6794950B2 (en) * 2000-12-21 2004-09-21 Paratek Microwave, Inc. Waveguide to microstrip transition
US6707348B2 (en) * 2002-04-23 2004-03-16 Xytrans, Inc. Microstrip-to-waveguide power combiner for radio frequency power combining
KR100618378B1 (ko) 2005-02-25 2006-08-31 삼성전자주식회사 코플레나 웨이브가이드에서 평행 전송선으로 광대역 전송변환 장치
US7498896B2 (en) * 2007-04-27 2009-03-03 Delphi Technologies, Inc. Waveguide to microstrip line coupling apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US20120032750A1 (en) 2012-02-09
DE102008026579B4 (de) 2010-03-18
JP2011522495A (ja) 2011-07-28
EP2304840A1 (de) 2011-04-06
DE102008026579A1 (de) 2009-12-24
WO2009146903A1 (de) 2009-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4184747B2 (ja) 基板上の伝送線路と導波管との間の電気信号の変換を行う構造体
James et al. Microstrip antenna: theory and design
EP2979321B1 (en) A transition between a siw and a waveguide interface
Mallahzadeh et al. Wideband H-plane horn antenna based on ridge substrate integrated waveguide (RSIW)
US10582608B2 (en) Interconnection between printed circuit boards
EP2178151B1 (en) Waveguide connection structure
CN101496219B (zh) 波导管的连接结构
US9172135B2 (en) Horizontal radiation antenna
TWI811264B (zh) 用於具有波導耦合裝置之雷達物位量測裝置的電路板
JP2007214777A (ja) 伝送路変換器
US8884716B2 (en) Feeding structure for cavity resonators
GB2074792A (en) Thin-structure aerial
JP2009213050A (ja) 高周波装置
JP2010192987A (ja) 同軸コネクタ、同軸コネクタ・平面線路接続構造
US20200119423A1 (en) Connection structure between waveguide and coaxial cable
US9543628B2 (en) Folded corrugated substrate integrated waveguide
JP2009033526A (ja) 方形導波管部と差動線路部との接続構造
US11011814B2 (en) Coupling comprising a conductive wire embedded in a post-wall waveguide and extending into a hollow tube waveguide
JP2005051331A (ja) マイクロストリップ線路と誘電体導波管との結合構造
Parment et al. Air-to-dielectric-filled two-hole substrate-integrated waveguide directional coupler
JP5484452B2 (ja) マイクロストリップ線路から方形導波管への角度をなす変換
US8981867B2 (en) Coupling between a waveguide and a feed line on a carrier plate through a cross-shaped coupling element
US20020097108A1 (en) Transmission line to waveguide mode transformer
JP4799238B2 (ja) 開口面アンテナ
Jakob et al. WR12 to planar transmission line transition on organic substrate

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130626

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130926

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131003

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131023

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131030

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131126

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5484452

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees