JP5482890B2 - 移動局、基地局、通信システムおよび通信方法 - Google Patents

移動局、基地局、通信システムおよび通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信を行う移動局、基地局、通信システムおよび通信方法に関する。
無線通信技術においては、新しいシステムを定義してより広帯域な周波数を用いた上で帯域当りの情報ビット数を増やすことでスループット向上が図られている。また、新しいシステムの導入時に、既存のシステムと連携(同時通信)してスループットを向上させる技術もある(たとえば、下記特許文献1参照。)。新しいシステムと既存のシステムとを連携する技術としては、複数のシステム間の連携や、複数帯域間の連携などがある。
たとえば、基地局は、移動局の通信状態を収集し、収集した通信状態に基づいて新しいシステムと既存のシステムとの連携の実行を決定し、決定結果を移動局や周辺の基地局へ通知することによって同時通信を制御する。
特開平6−045991号公報
しかしながら、上述した従来技術では、基地局において同時通信の決定を行うために、移動局は自局の通信状態を基地局へ通知することになる。このため、制御チャネルの無線資源が圧迫され、データ通信のスループットが劣化するという問題がある。また、移動局が基地局へ通信状態を通知する頻度を低くすると、同時通信のトリガが遅れて同時通信を効果的に行うことができないという問題がある。
たとえば、VoIP(Voice over IP)ベアラの遅延耐性を100[ms]であり、移動局による基地局への通信状態の通知周期を数百[ms]ならば、同時通信のトリガの遅れによって数パケットの欠損が生じることがあり、特性劣化につながる。
開示の移動局、基地局、通信システムおよび通信方法は、上述した問題点を解消するものであり、スループットを向上させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、開示技術は、無線方式および周波数帯域の少なくともいずれかが異なる複数の無線インターフェースにより通信可能な移動局が、前記複数の無線インターフェースを同時に用いて通信する同時通信の実行を自局の通信状態に基づいて決定し、前記移動局との間で無線通信を行う基地局が、前記移動局によって決定された前記同時通信の制御を行うことを要件とする。
開示の移動局、基地局、通信システムおよび通信方法によれば、スループットを向上させることができるという効果を奏する。
実施の形態にかかる通信システムを示すブロック図である。 通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 同時通信数の対応情報の一例を示す図である。 無線インターフェースの優先度情報の一例を示す図である。 同時通信通知の一例を示す図である。 移動局の構成例を示すブロック図である。 同時通信の制御を行う基地局を示すブロック図である。 同時通信に参加する基地局を示すブロック図である。 移動局の動作の一例を示すフローチャートである。 同時通信の制御を行う基地局による決定条件の送信動作の一例を示すフローチャートである。 同時通信の制御を行う基地局による同時通信の制御動作の一例を示すフローチャートである。 同時通信に参加する基地局による動作の一例を示すフローチャートである。 基地局による優先度情報の生成動作の具体例1を示すフローチャートである。 基地局による優先度情報の生成動作の具体例2を示すフローチャートである。 基地局による優先度情報の生成動作の具体例3を示すフローチャートである。 基地局による優先度情報の生成動作の具体例4を示すフローチャートである。 基地局による優先度情報の生成動作の具体例5を示すフローチャートである。 基地局による対応情報の生成動作の具体例を示すフローチャートである。 負荷情報の平均値と対応情報の対応テーブルの具体例1を示す図である。 同時通信数の対応情報の具体例1を示す図である。 同時通信数の対応情報の具体例2を示す図である。 負荷情報の平均値と対応情報の対応テーブルの具体例2を示す図である。 同時通信数の対応情報の具体例3を示す図である。 同時通信の実行条件情報の具体例を示す図である。 ブロードキャストによる決定条件の送信を示す図である。 図25に示した決定条件の送信を示すシーケンス図である。 ユニキャストによる決定条件の送信を示す図である。 図27に示した決定条件の送信を示すシーケンス図である。
以下に添付図面を参照して、開示技術の好適な実施の形態を詳細に説明する。開示技術は、移動局の通信状態に基づく同時通信の決定を移動局側で行うことで、移動局から基地局へ通信状態を通知しなくても同時通信の決定を可能にし、スループットを向上させる。
(実施の形態)
(通信システムについて)
図1は、実施の形態にかかる通信システムを示すブロック図である。図1に示すように、実施の形態にかかる通信システム100は、移動局110と、LTE基地局120と、WiMAX基地局130と、コアネットワーク140と、を含んでいる。LTE基地局120、WiMAX基地局130およびコアネットワーク140は、たとえば有線ネットワークによって接続されている。ここでは、移動局110がLTE基地局120との間で通信中であるとする。
<移動局について>
移動局110は、無線方式および周波数帯域の少なくともいずれかが異なる無線インターフェースにより通信可能な移動局である。複数の無線インターフェースには、たとえば、LTE基地局120との間で行うLTE方式の無線通信の各周波数帯域や、WiMAX基地局130との間で行うWiMAX方式の無線通信の各周波数帯域が含まれる。このように、移動局110が使用可能な複数の無線インターフェースには、異なる基地局に対応する各無線インターフェースが含まれていてもよい。
また、移動局110は、複数の無線インターフェースを同時に使用して通信を行う同時通信(パラレル伝送)を行う。たとえば、移動局110は、コアネットワーク140との間のデータ通信を同時通信によって行う。これにより、コアネットワーク140との間のデータ通信のスループットを向上させることができる。また、移動局110は、使用するベアラ(通信サービス)ごとに同時通信を行ってもよい。
また、移動局110は、同時通信の実行の決定を自局の通信状態に基づいて行う。同時通信の決定は、たとえば、同時通信を実行するか否かの決定である。また、同時通信の実行の決定には、同時通信で用いる無線インターフェースの数(同時通信数)の決定や、同時通信で用いる無線インターフェースの決定などが含まれていてもよい。移動局110の通信状態は、たとえば、QoS(Quality of Service)に含まれるパラメータなどの通信品質である。QoSに含まれるパラメータには、たとえばパケットの伝送待ちを示す最大遅延値などがある。
移動局110は、同時通信の決定結果を示す同時通信通知をLTE基地局120へ送信する。また、移動局110は、同時通信の決定条件であって、自局の通信状態をパラメータに含む決定条件を通信システム100から受信してもよい。この場合は、移動局110は、受信した決定条件と自局の通信状態とに基づいて同時通信の決定を行う。
また、移動局110は、複数の無線インターフェースの移動局110における各通信品質を取得してもよい。各通信品質は、たとえば信号対干渉雑音比を示すSINR(Signal to Interference and Noise Ratio)や、移動局110のデータバッファ残量を示すBSR(Buffer Status Report)などである。移動局110は、取得した通信品質が閾値未満の無線インターフェースを除外して、同時通信に用いる無線インターフェースを決定する。
<同時通信の制御を行う基地局について>
LTE基地局120は、移動局110との間で無線通信を行う。また、LTE基地局120は、移動局110によって決定された同時通信の制御を行う。同時通信の制御は、たとえばLTE基地局120の無線制御部によって行われる。
具体的には、LTE基地局120は、移動局110によって決定された同時通信において用いられる無線インターフェースに対応する基地局へ、移動局110の同時通信の設定を指示する同時通信設定指示を送信する。たとえば、同時通信において用いられる無線インターフェースにWiMAX基地局130が含まれていた場合は、LTE基地局120はWiMAX基地局130へ同時通信設定指示を送信する。
また、LTE基地局120は、移動局110における同時通信の決定条件であって、移動局110の通信状態をパラメータに含む決定条件を移動局110へ送信してもよい。たとえば、LTE基地局120は、移動局110が使用可能な各無線インターフェースに対応する負荷量(トラフィック量)を示す負荷情報を取得する。負荷情報は、たとえば、使用可能な無線帯域のうち、実際に通信で使用している無線帯域の比率を示す無線使用率である。また、負荷情報は、GBR(Guarantee Bit Rate:保証伝送速度)における無線帯域使用率やセルスループットなどであってもよい。
たとえば、LTE基地局120は、WiMAX基地局130が対応する各無線インターフェースの負荷情報をWiMAX基地局130から受信する。また、LTE基地局120は、LTE基地局120が対応する無線インターフェースの負荷情報を自装置の管理情報から取得する。LTE基地局120は、取得した負荷情報に基づいて同時通信の決定条件を生成する。LTE基地局120は、生成した決定条件を移動局110へ送信する。
同時通信の決定条件には、たとえば、移動局110の通信状態と同時通信数(無線インターフェースの数)とを対応付ける対応情報が含まれる。対応情報においては、たとえば、移動局110の通信状態が良好なほど同時通信数が小さくなるように設定する。これにより、移動局110の通信状態が悪化した場合には同時通信数を増加させてスループットを維持させることができる。
また、同時通信の決定条件には、たとえば、移動局110が使用可能な各無線インターフェースの優先度を示す優先度情報が含まれていてもよい。優先度情報においては、たとえば、基地局側の負荷量が小さい無線インターフェースほど優先度が高くなるように設定される。これにより、同時通信に用いる無線インターフェースとして負荷量が小さい無線インターフェースが優先的に決定され、トラフィックを分散してスループットを向上させることができる。
<同時通信に参加する基地局について>
WiMAX基地局130は、LTE基地局120の周辺に設けられた周辺基地局である。WiMAX基地局130は、WiMAX基地局130が対応する無線インターフェースの負荷情報をLTE基地局120へ送信する。LTE基地局120への負荷情報の送信は、たとえば、定期的に行ってもよいし、LTE基地局120からの問い合わせに応じて行ってもよい。
また、WiMAX基地局130は、LTE基地局120から同時通信設定指示を受信すると、移動局110における同時通信に参加する。具体的には、WiMAX基地局130は、移動局110との間で無線通信を行うことにより、移動局110とLTE基地局120との間の通信を中継する。これにより、移動局110は、移動局110の無線インターフェースとWiMAX基地局130の無線インターフェースとを同時に用いる同時通信を行うことができる。また、WiMAX基地局130は、コアネットワーク140との間で通信を行い、移動局110とコアネットワーク140との間の通信を中継してもよい。
ここでは、LTE基地局120が対応する無線インターフェースとWiMAX基地局130が対応する無線インターフェースとを同時に用いる同時通信について説明したが、同時通信の形態はこれに限らない。たとえば、移動局110は、LTE基地局120が対応する複数の帯域の各無線インターフェースを同時に用いる同時通信を行ってもよい。
また、ここでは、移動局110が無線通信を行うことができる基地局としてLTE基地局120およびWiMAX基地局130を例示したが、基地局の方式はこれらに限らず、たとえばW−CDMA方式の基地局(たとえば図2参照)などを用いてもよい。
図2は、通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。ここでは、まず、移動局110が、LTE基地局120の中継によりコアネットワーク140とデータ通信を行っているとする(ステップS201)。また、LTE基地局120には、WiMAX基地局130およびW−CDMA基地局210が周辺基地局として登録されているとする。つぎに、LTE基地局120が、WiMAX基地局130およびW−CDMA基地局210から送信された負荷情報を受信する(ステップS202)。
つぎに、LTE基地局120が、ステップS202によって受信された負荷情報に基づいて各無線インターフェースの優先度を決定し、決定した優先度を示す優先度情報を生成する(ステップS203)。また、LTE基地局120が、ステップS202によって受信された負荷情報に基づいて、移動局110の通信状態と同時通信数(無線インターフェースの数)とを対応付けた対応情報を生成する(ステップS204)。
つぎに、LTE基地局120が、ステップS203によって生成された優先度情報と、ステップS204によって生成された対応情報と、を含む同時通信の決定条件を移動局110へ送信する(ステップS205)。つぎに、移動局110が、自局の通信状態と、ステップS205によって送信された決定条件に含まれる対応情報と、に基づいて同時通信数を決定する(ステップS206)。ここでは、同時通信数が3に決定されたとする。
つぎに、移動局110が、ステップS205によって送信された決定条件に含まれる優先度情報と、ステップS206によって決定された同時通信数と、に基づいて同時通信に用いる無線インターフェースを決定する(ステップS207)。ここでは、LTE基地局120における2つの帯域の無線インターフェースと、WiMAX基地局130における1つの帯域の無線インターフェースと、が決定されたとする。
つぎに、移動局110が、ステップS207によって決定された無線インターフェースによって同時通信を行うことを示す同時通信通知をLTE基地局120へ送信する(ステップS208)。つぎに、LTE基地局120が、ステップS208によって通知された無線インターフェースに対応する基地局へ同時通信設定指示を送信する(ステップS209)。ここでは、通知された無線インターフェースに対応する基地局はLTE基地局120およびWiMAX基地局130であるため、LTE基地局120は、自局とは異なるWiMAX基地局130へ同時通信設定指示を送信する。また、LTE基地局120は、移動局110へ同時通信応答を送信する(ステップS210)。
つぎに、移動局110が、WiMAX基地局130との間で行う同時通信の準備処理を行う(ステップS211)。たとえば、移動局110とWiMAX基地局130との間でSINRやBSRなどの通信品質の通知が行われる。つぎに、移動局110が、LTE基地局120およびWiMAX基地局130との同時通信によるデータ通信を開始する。具体的には、移動局110は、LTE基地局120との間で直接データ通信を行う(ステップS212)と同時に、WiMAX基地局130を介してLTE基地局120との間でデータ通信を行う(ステップS213)。
LTE基地局120は、アンカーとして動作し、移動局110とコアネットワーク140との間のデータ通信を中継する(ステップS214)。具体的には、LTE基地局120は、移動局110からコアネットワーク140へのUL(Up Link)においては、移動局110から直接受信したデータと、移動局110からWiMAX基地局130を介して受信したデータと、を結合してコアネットワーク140へ送信する。
また、LTE基地局120は、コアネットワーク140から移動局110へのDL(Down Link)においては、コアネットワーク140から受信したデータを分離する。そして、LTE基地局120は、分離した各データの一方を移動局110へ直接送信するとともに、分離した各データの他方を、WiMAX基地局130を介して移動局110へ送信する。これにより、移動局110は、LTE基地局120およびWiMAX基地局130との同時通信によってコアネットワーク140とデータ通信を行うことができる。
また、ステップS202による負荷情報の収集は周期的に行ってもよい。この場合は、LTE基地局120は、ステップS203,S204による同時通信の決定条件の生成およびステップS205による同時通信の決定条件の移動局110への送信を周期的に行う。そして、移動局110は、ステップS206,S207による同時通信の決定およびステップS208による同時通信通知の送信を周期的に行う。
ここでは、ステップS202によってLTE基地局120がWiMAX基地局130およびW−CDMA基地局210の負荷情報を収集する場合について説明したが、負荷情報を取得する方法はこれに限らない。たとえば、LTE基地局120は、LTEに規定されたNCL(Neighboring Cell List)によって、WiMAX基地局130およびW−CDMA基地局210との間で負荷情報を共有するようにしてもよい。
図3は、同時通信数の対応情報の一例を示す図である。図3に示すテーブル300は、図2のステップS204によって生成される通信状態と同時通信数の対応情報の一例である。ここでは、移動局110の通信状態としてパケットの伝送待ちの最大伝送遅延量を用いる場合について説明する。テーブル300においては、パケットの伝送待ちの最大伝送遅延量(伝送遅延)の各範囲ごとに同時通信数が対応付けられている。
たとえば、テーブル300は、移動局110における最大伝送遅延量が0〜100[ms]である場合は、移動局110において同時通信数を1に決定すべきことを示している。この場合は、移動局110は、1つの無線インターフェースを用いて通信を行い、同時通信は行わない。また、テーブル300は、移動局110における最大伝送遅延量が101〜200[ms]である場合は、移動局110において同時通信数を2に決定すべきことを示している。この場合は、移動局110は、2つの無線インターフェースを同時に用いる同時通信を行う。
図4は、無線インターフェースの優先度情報の一例を示す図である。図4に示すテーブル400は、図2のステップS203によって生成される無線インターフェースの優先度情報の一例である。テーブル400において、「LTE Band1」および「LTE Band2」は、LTE基地局120との間の通信の各帯域を示している。
「WiMAX」は、WiMAX基地局130との間の通信を示している。「W−CDMA Band1」および「W−CDMA Band2」は、W−CDMA基地局210との間の通信の各帯域を示している。テーブル400は、「LTE Band1」、「LTE Band2」、「WiMAX」、「W−CDMA Band1」、「W−CDMA Band2」、…の順に優先度が高いことを示している。
図3,図4に示したテーブル300,400は、図2のステップS205によって、同時通信の決定条件として移動局110へ送信される。移動局110は、図2のステップS206において、テーブル300に基づいて同時通信数を決定する。たとえば、移動局110における最大伝送遅延値が40[ms]である場合は、移動局110は、同時通信数を1に決定する。また、移動局110における最大伝送遅延値が220[ms]である場合は、移動局110は、同時通信数を3に決定する。
また、移動局110は、図2のステップS207において、決定した同時通信数とテーブル400に基づいて同時通信に用いる無線インターフェースを決定する。たとえば、決定した同時通信数が1である場合は、テーブル400において優先度が最も高い「LTE Band1」を通信に用いる無線インターフェースとして決定する。
また、移動局110は、テーブル400の各無線インターフェースのうちの通信品質が閾値以上の無線インターフェースを同時通信に用いる無線インターフェースとして決定してもよい。たとえば、「LTE Band1」の通信品質が閾値未満であり、「LTE Band2」の通信品質が閾値以上であったとする。この場合は、移動局110は、通信品質が閾値以上の無線インターフェースの中で優先度が最も高い「LTE Band1」を通信に用いる無線インターフェースとして決定する。
また、移動局110は、決定した同時通信数が3である場合は、テーブル400において優先度が3番目までの「LTE Band1」、「LTE Band2」および「WiMAX」を同時通信に用いる無線インターフェースとして決定する。また、「LTE Band1」の通信品質が閾値未満であり、「LTE Band2」、「WiMAX」および「W−CDMA Band1」の通信品質が閾値以上であったとする。この場合は、移動局110は、通信品質が閾値以上の無線インターフェースの中で優先度が3番目までの「LTE Band2」、「WiMAX」および「W−CDMA Band1」を同時通信に用いる無線インターフェースとして決定する。
また、テーブル300,400のそれぞれは、移動局110が使用するベアラごとに決定されてもよい。ベアラは、たとえば、VoIP、BE(Best Effort)およびGamingなどの各種の通信サービスを実現する無線リンクである。移動局110は、同時通信数の決定と、使用する無線インターフェースの決定と、をベアラごとに行う。
図5は、同時通信通知の一例を示す図である。図5に示すテーブル500は、図2のステップS208によって移動局110からLTE基地局120へ送信される同時通信通知の一例である。テーブル500は、移動局110が使用するベアラごとに、同時通信数および無線インターフェースが対応付けられた通信システムマッピングである。
ここでは、テーブル500には、各種の通信を制御する制御信号と、音声通信を行うVoIPと、ベストエフォート型の通信を行うBEと、がベアラとして含まれている。テーブル500の同時通信数は、図2のステップS206によって決定される同時通信数である。テーブル500の無線インターフェースは、図2のステップS207によって決定される無線インターフェースである。
テーブル500は、ステップS208によって、同時通信通知として移動局110からLTE基地局120へ送信される。LTE基地局120は、同時通信通知としてテーブル500を受信すると、ステップS209によって、テーブル500に含まれる無線インターフェースに対応する基地局のうちの自局以外の基地局へ同時通信設定指示を送信する。
たとえば、テーブル500の例では、無線インターフェースに対応する基地局はLTE基地局120(LTE Band1,2)、WiMAX基地局130(WiMAX)およびW−CDMA基地局210(W−CDMA Band1)である。したがって、LTE基地局120は、WiMAX基地局130およびW−CDMA基地局210へ同時通信設定指示を送信する。
また、移動局110は、図2のステップS211の準備処理において、同時通信に用いる無線インターフェースに対応する基地局への通信品質の通知を開始する。たとえば、テーブル500の例では、同時通信に用いる無線インターフェースに対応する基地局はLTE基地局120(LTE Band1,2)、WiMAX基地局130(WiMAX)およびW−CDMA基地局210(W−CDMA Band1)である。したがって、移動局110は、LTE基地局120、WiMAX基地局130およびW−CDMA基地局210への通信品質の通知を開始する。
また、移動局110は、同時通信に用いる無線インターフェースごとに通信品質の通知を行ってもよい。たとえば、移動局110は、LTE Band1,2に関する各無線状態をLTE基地局120へ通知する。また、移動局110は、WiMAXに関する各無線状態をWiMAX基地局130へ通知する。また、移動局110は、W−CDMA Band1に関する各無線状態をWiMAX基地局130へ通知する。
このように、移動局110は、同時通信に用いる無線インターフェースに対応する基地局に対して通信品質を通知し、同時通信に用いない無線インターフェースに対応する基地局に対しては通信品質を通知しないようにする。これにより、たとえば移動局110が使用可能なすべての無線インターフェースに対応する基地局に対して通信品質を通知する場合に比べて、周波数資源の利用効率を向上させることができる。
(移動局の構成について)
図6は、移動局の構成例を示すブロック図である。図6に示すように、移動局110は、アンテナ611と、RF送受信部612と、信号処理部621〜62nと、データ送受信部630と、決定条件受信部640と、待ち受け制御部650と、同時通信決定部660と、同時通信通知生成部670と、通信品質取得部681〜68nと、同時通信応答受信部691と、品質通知制御部692と、を備えている。RF送受信部612は、アンテナ611を介して、基地局との間で無線通信を行う。
信号処理部621〜62nは、それぞれ異なる無線インターフェースに対応している。信号処理部621〜62nのそれぞれは、対応する無線インターフェースによって、アンテナ611およびRF送受信部612を用いて信号の送受信処理を行う。
信号処理部621は、移動局110が通信中のLTE基地局120のLTE方式の帯域に対応する無線インターフェースBand1[Serving]に対応している。信号処理部621は、アンテナ611およびRF送受信部612を介して、移動局110とLTE基地局120との間の信号の送受信処理を行う。また、信号処理部621は、LTE基地局120から受信した制御信号を決定条件受信部640および同時通信応答受信部691へ出力する。また、信号処理部621は、同時通信通知生成部670から出力された同時通信通知をLTE基地局120へ送信する。また、信号処理部621は、通信品質取得部681から出力された品質情報をLTE基地局120へ送信する。
信号処理部622〜62nは、それぞれ無線インターフェースBand2〜n[Other]に対応している。無線インターフェースBand2〜nは、たとえば、WiMAX基地局130やW−CDMA基地局210の無線インターフェースである。信号処理部622〜62nは、アンテナ611およびRF送受信部612を介して、移動局110と、WiMAX基地局130やW−CDMA基地局210と、の間の信号の送受信処理を行う。また、信号処理部622〜62nは、それぞれ通信品質取得部682〜68nから出力された品質情報を、対応する無線インターフェースの基地局へ送信する。
データ送受信部630は、信号処理部621〜62nを介して、LTE基地局120、WiMAX基地局130またはW−CDMA基地局210などの基地局との間でデータの送受信を行う。また、データ送受信部630は、たとえば信号処理部621〜62nのうちの複数の無線インターフェースを同時に用いる同時通信を行う。
決定条件受信部640は、信号処理部621から出力された制御信号に含まれる、同時通信の決定条件を受信する。決定条件受信部640は、受信した決定条件を待ち受け制御部650および同時通信決定部660へ出力する。
待ち受け制御部650は、信号処理部621〜62nにおける待ち受け処理のオン/オフを制御する。たとえば、待ち受け制御部650は、同時通信の決定条件が決定条件受信部640から出力される前においては、信号処理部621〜62nにおける待ち受け処理をオンに設定する。
また、待ち受け制御部650は、同時通信の決定条件が決定条件受信部640から出力されると、同時通信の決定条件に基づいて信号処理部622〜62nにおける待ち受け処理を設定する。たとえば、待ち受け制御部650は、信号処理部622〜62nのうちの、同時通信の決定条件において同時通信の候補となっている無線インターフェースの待ち受け処理をオンに設定する。また、待ち受け制御部650は、信号処理部622〜62nのうちの、同時通信の決定条件において同時通信の候補となっていない無線インターフェースの待ち受け処理をオフに設定する。
このように、信号処理部621〜62nおよび待ち受け制御部650は、同時通信に用いられる無線インターフェースの候補の待ち受け処理を実行し、候補とは異なる無線インターフェースの待ち受け処理を停止する待ち受け制御を行う。これにより、同時通信に用いられる無線インターフェースの候補となっていない無線インターフェースの待ち受け処理を省略し、移動局110における処理量を低減することができる。
待ち受け制御部650は、同時通信の決定条件に含まれる、同時通信に用いられる無線インターフェースの候補を示す候補情報に基づいて待ち受け制御を行う。候補情報は、たとえば決定条件に含まれる優先度情報である。たとえば図4に示したテーブル400(優先度情報)には、同時通信に用いられる無線インターフェースの候補が列挙されている。
同時通信決定部660は、決定条件受信部640から出力された同時通信の決定条件に基づいて、同時通信に用いる無線インターフェースの数(同時通信数)と、同時通信に用いる無線インターフェースと、を決定する。同時通信決定部660は、決定した同時通信数および無線インターフェースを同時通信通知生成部670へ出力する。
同時通信通知生成部670は、同時通信決定部660から出力された同時通信数および無線インターフェースを含む同時通信通知を生成する。同時通信通知生成部670は、生成した同時通信通知を信号処理部621へ出力する。
通信品質取得部681〜68nは、それぞれ信号処理部621〜62nの各無線インターフェースに対応している。通信品質取得部681〜68nのそれぞれは、対応する無線インターフェースにおける移動局110の通信品質(たとえばSINRやBSR)を示す品質情報を取得する。たとえば、通信品質取得部681〜68nのそれぞれは、対応する無線インターフェースの参照信号を基地局から受信することによって通信品質を測定することによって品質情報を取得する。通信品質取得部681〜68nのそれぞれは、取得した品質情報をそれぞれ信号処理部621〜62nへ出力する。
また、通信品質取得部682〜68nのそれぞれは、品質通知制御部692によって品質通知処理をオンに設定されている場合は品質情報を出力する。また、通信品質取得部682〜68nのそれぞれは、品質通知制御部692によって品質通知処理をオフに設定されている場合は品質情報を出力しない。通信品質取得部681は、移動局110との通信に使用されている信号処理部621に対応しているため品質情報を出力する。
同時通信応答受信部691は、信号処理部621から出力された制御信号に含まれる同時通信応答を受信する。同時通信応答受信部691は、受信した同時通信応答を品質通知制御部692へ出力する。
品質通知制御部692は、通信品質取得部682〜68nにおける品質通知処理のオン/オフを制御する。たとえば、品質通知制御部692は、同時通信応答受信部691から出力された同時通信応答に基づいて、信号処理部622〜62nのうちの移動局110が同時通信に用いる無線インターフェースの品質通知処理をオンに設定する。また、品質通知制御部692は、同時通信応答受信部691から出力された同時通信応答に基づいて、信号処理部622〜62nのうちの移動局110が同時通信に使用しない無線インターフェースの品質通知処理をオフに設定する。
このように、通信品質取得部681〜68nおよび品質通知制御部692は、同時通信決定部660によって同時通信に用いる無線インターフェースとして決定された無線インターフェースに対応する基地局へ品質情報を通知する。また、通信品質取得部681〜68nおよび品質通知制御部692は、同時通信決定部660によって同時通信に用いる無線インターフェースとして決定されなかった無線インターフェースに対応する基地局へは品質情報を通知しない。これにより、同時通信に使用されない無線インターフェースの品質情報の通知処理を省略し、移動局110における処理量を低減することができる。
(同時通信の制御を行う基地局について)
図7は、同時通信の制御を行う基地局を示すブロック図である。LTE基地局120は、移動局110と通信している基地局(Serving BS)であり、移動局110からの同時通信通知に基づいて同時通信の制御を行う。図7に示すように、LTE基地局120は、アンテナ711と、RF送受信部712と、信号処理部720と、品質情報受信部731と、スケジューラ732と、データ送受信部741と、分離結合部742と、通信部743と、通信部744と、同時通信通知受信部751と、同時通信設定指示生成部752と、同時通信応答生成部753と、負荷情報受信部761と、決定条件生成部762と、を備えている。RF送受信部712は、アンテナ711を介して、移動局110との間で無線通信を行う。
信号処理部720は、LTE方式の帯域Band1[Serving]に対応している。信号処理部720は、アンテナ711およびRF送受信部712を介して、移動局110との間の信号の送受信処理を行う。信号処理部720は、移動局110から受信した制御信号を品質情報受信部731および同時通信通知受信部751へ出力する。
また、信号処理部720は、スケジューラ732から出力されたスケジューリング結果に基づいてLTE基地局120と移動局110との間の通信を制御する。また、信号処理部720は、決定条件生成部762から出力された同時通信の決定条件を移動局110へ送信する。信号処理部720は、同時通信応答生成部753から出力された同時通信応答を移動局110へ送信する。
品質情報受信部731は、信号処理部720から出力された制御信号に含まれる品質情報を受信する。品質情報受信部731は、受信した品質情報をスケジューラ732へ出力する。スケジューラ732は、品質情報受信部731から出力された品質情報に基づいて、LTE基地局120と移動局110との間の通信のスケジューリングを行う。スケジューラ732は、スケジューリング結果を信号処理部720へ出力する。
データ送受信部741は、移動局110とコアネットワーク140との間のデータ通信を中継する。具体的には、データ送受信部741は、信号処理部720を介して、移動局110との間でデータの送受信を行う。また、データ送受信部741は、分離結合部742を介して、コアネットワーク140との間でデータの送受信を行う。
分離結合部742は、通信部743を介してコアネットワーク140との間でデータの送受信を行う。また、分離結合部742は、通信部744を介してLTE基地局120の周辺基地局(たとえばWiMAX基地局130)との間でデータの送受信を行う。分離結合部742は、移動局110における同時通信によって伝送されるデータの分離処理および結合処理を行う。
具体的には、分離結合部742は、移動局110からコアネットワーク140へのULについて、LTE基地局120が移動局110から直接受信したデータをデータ送受信部741から取得する。また、分離結合部742は、LTE基地局120が移動局110からWiMAX基地局130を介して受信したデータを通信部744から取得する。そして、分離結合部742は、取得した各データを結合し、結合したデータを、通信部743を介してコアネットワーク140へ送信する。
また、分離結合部742は、コアネットワーク140から移動局110へのDLについて、通信部743を介してコアネットワーク140から受信したデータを分離する。そして、分離結合部742は、分離した各データの一方をデータ送受信部741へ出力する。データ送受信部741へ出力されたデータは、LTE基地局120から移動局110へ直接送信される。また、分離結合部742は、分離した各データの他方を、通信部744を介してWiMAX基地局130へ送信する。WiMAX基地局130へ送信されたデータはWiMAX基地局130から移動局110へ送信される。
通信部743は、コアネットワーク140との間で通信を行うための通信インターフェースである。通信部744は、LTE基地局120の周辺基地局(たとえばWiMAX基地局130)との間で通信を行うための通信インターフェースである。通信部744は、LTE基地局120の周辺基地局から受信した制御信号を負荷情報受信部761へ送信する。また、通信部744は、同時通信設定指示生成部752から出力された同時通信設定指示をLTE基地局120の周辺基地局へ送信する。
同時通信通知受信部751は、信号処理部720から出力された制御信号に含まれる同時通信通知を受信する。同時通信通知受信部751は、受信した同時通信通知を同時通信設定指示生成部752および同時通信応答生成部753へ出力する。
同時通信設定指示生成部752は、同時通信通知受信部751から出力された同時通信通知に基づいて同時通信設定指示を生成する。具体的には、同時通信設定指示生成部752は、同時通信通知が示す無線インターフェースに対応する基地局に対する同時通信設定指示を生成する。同時通信設定指示には、同時通信の主体となる移動局110の識別情報や、同時通信に用いられる無線インターフェースの情報などが含まれる。同時通信設定指示生成部752は、生成した同時通信設定指示を通信部744へ出力する。
同時通信応答生成部753は、同時通信通知受信部751から出力された同時通信通知に対する同時通信応答を生成する。同時通信応答生成部753は、生成した同時通信応答を信号処理部720へ出力する。
負荷情報受信部761は、通信部744から出力された制御信号に含まれる負荷情報を受信する。負荷情報受信部761は、受信した負荷情報を決定条件生成部762へ出力する。決定条件生成部762は、負荷情報受信部761から出力された負荷情報に基づいて、移動局110における同時通信の決定条件を生成する。決定条件生成部762は、生成した同時通信の決定条件を信号処理部720へ出力する。
図8は、同時通信に参加する基地局を示すブロック図である。WiMAX基地局130は、移動局110と通信しているLTE基地局120の周辺基地局(Other BS)であり、LTE基地局120からの同時通信設定指示に基づいて移動局110の同時通信に参加する。図8に示すように、WiMAX基地局130は、アンテナ811と、RF送受信部812と、信号処理部820と、品質情報受信部831と、スケジューラ832と、データ送受信部841と、通信部842と、負荷情報取得部850と、同時通信設定指示受信部861と、品質受信制御部862と、を備えている。RF送受信部812は、アンテナ811を介して、移動局110との間で無線通信を行う。
信号処理部820は、LTE方式の帯域Bandi[Other]に対応している。信号処理部820は、アンテナ811およびRF送受信部812を介して、移動局110との間の信号の送受信処理を行う。また、信号処理部820は、移動局110から受信した制御信号を品質情報受信部831へ出力する。また、信号処理部820は、スケジューラ832から出力されたスケジューリング結果に基づいてWiMAX基地局130と移動局110との間の通信を制御する。
品質情報受信部831は、信号処理部820から出力された制御信号に含まれる品質情報を受信する。品質情報受信部831は、受信した品質情報をスケジューラ832へ出力する。スケジューラ832は、品質情報受信部831から出力された品質情報に基づいて、WiMAX基地局130と移動局110との間の通信のスケジューリングを行う。スケジューラ832は、スケジューリング結果を信号処理部820へ出力する。
データ送受信部841は、移動局110とLTE基地局120との間のデータ通信を中継する。具体的には、データ送受信部841は、信号処理部820を介して、移動局110との間でデータの送受信を行う。また、データ送受信部841は、通信部842を介して、LTE基地局120との間でデータの送受信を行う。
通信部842は、WiMAX基地局130の周辺基地局(たとえばLTE基地局120)との間で通信を行うための通信インターフェースである。通信部842は、WiMAX基地局130の周辺基地局から受信した制御信号を同時通信設定指示受信部861へ送信する。また、通信部842は、負荷情報取得部850から出力された負荷情報をWiMAX基地局130の周辺基地局へ送信する。
同時通信設定指示受信部861は、通信部842から出力された制御信号に含まれる同時通信設定指示を受信する。同時通信設定指示受信部861は、受信した同時通信設定指示を品質受信制御部862へ出力する。
品質受信制御部862は、同時通信設定指示受信部861から出力された同時通信設定指示に基づいて、品質情報受信部831の品質受信処理のオン/オフを制御する。たとえば、品質受信制御部862は、WiMAX基地局130の無線インターフェースを用いる同時通信を行う移動局110からの品質受信処理をオンに設定する。また、品質受信制御部862は、WiMAX基地局130の無線インターフェースを用いる移動局110の同時通信が終了すると、移動局110からの品質受信処理をオフに設定する。
(移動局の動作について)
図9は、移動局の動作の一例を示すフローチャートである。移動局110は、たとえば以下の各ステップを実行する。まず、通信中の基地局(LTE基地局120)から同時通信の決定条件を受信する(ステップS901)。つぎに、ステップS901によって受信された決定条件に基づいて、同時通信に使用する無線インターフェースを決定する(ステップS902)。
つぎに、直前のステップS902と、前回のステップS902と、の決定結果に変化があるか否かを判断する(ステップS903)。ただし、初回のステップS903においては、決定結果に変化があるとみなす。決定結果に変化がない場合(ステップS903:No)は、ステップS901へ戻る。
ステップS903において決定結果に変化がある場合(ステップS903:Yes)は、直前のステップS902の決定結果を含む同時通信通知を、通信中の基地局(LTE基地局120)へ送信する(ステップS904)。つぎに、ステップS904に対する同時通信応答を受信したか否かを判断し(ステップS905)、同時通信応答を受信するまで待つ(ステップS905:Noのループ)。
ステップS905において、同時通信応答を受信すると(ステップS905:Yes)は、同時通信の準備処理を行う(ステップS906)。つぎに、同時通信によるデータ通信を開始し(ステップS907)、ステップS901へ戻る。
以上の各ステップにより、移動局110は、受信する決定条件の変化や移動局110の通信状態の変化に起因して適切な無線インターフェースが変化した場合に、LTE基地局120へ同時通信通知を再度送信して無線インターフェースを変更することができる。これにより、LTE基地局120の周辺基地局の負荷量や移動局110の通信状態の変化に応じて適切な同時通信を行うことができる。
(基地局の動作について)
図10は、同時通信の制御を行う基地局による決定条件の送信動作の一例を示すフローチャートである。LTE基地局120は、決定条件の送信動作としてたとえば以下の各ステップを実行する。まず、周辺基地局から負荷情報を収集する(ステップS1001)。周辺基地局は、たとえば図2に示した例ではWiMAX基地局130やW−CDMA基地局210である。
つぎに、ステップS1001によって収集された負荷情報に基づいて、移動局110における同時通信の決定条件を生成する(ステップS1002)。つぎに、ステップS1002によって生成された同時通信の決定条件を移動局110へ送信し(ステップS1003)、ステップS1001へ戻る。
以上の各ステップにより、LTE基地局120は、周辺基地局の負荷情報を周期的に収集し、移動局110における同時通信の決定条件を周期的に移動局110へ送信することができる。これにより、LTE基地局120の周辺基地局の負荷量の変化に応じた適切な決定条件によって、同時通信の決定を移動局110に行わせることができる。
図11は、同時通信の制御を行う基地局による同時通信の制御動作の一例を示すフローチャートである。LTE基地局120は、同時通信の制御動作としてたとえば以下の各ステップを実行する。まず、同時通信の決定結果を示す同時通信通知を移動局110から受信したか否かを判断し(ステップS1101)、同時通信通知を受信するまで待つ(ステップS1101:Noのループ)。
ステップS1101において同時通信通知を受信すると(ステップS1101:Yes)、受信した同時通信通知に基づいて、同時通信に用いられる無線インターフェースに対応する周辺基地局へ同時通信設定指示を送信する(ステップS1102)。また、受信した同時通信設定指示に対する同時通信応答を移動局110へ送信する(ステップS1103)。つぎに、移動局110の同時通信の中継を開始し(ステップS1104)、ステップS1101へ戻る。以上の各ステップにより、LTE基地局120は、移動局110における同時通信の制御を行うことができる。
図12は、同時通信に参加する基地局による動作の一例を示すフローチャートである。移動局110の同時通信に参加するWiMAX基地局130やW−CDMA基地局210は、たとえば以下の各ステップを実行する。まず、負荷情報を周辺基地局へ送信する(ステップS1201)。たとえば、WiMAX基地局130は、LTE基地局120やW−CDMA基地局210へ自局の各無線インターフェースにおける負荷量を示す負荷情報を送信する。また、W−CDMA基地局210は、LTE基地局120やWiMAX基地局130へ自局の負荷量を示す負荷情報を送信する。
つぎに、負荷情報を送信した周辺基地局からの同時通信設定指示を受信したか否かを判断する(ステップS1202)。同時通信設定指示を受信していない場合(ステップS1202:No)は、ステップS1201へ戻る。同時通信設定指示を受信した場合(ステップS1202:Yes)は、受信した同時通信設定指示に基づいて移動局110における同時通信の準備処理を行う(ステップS1203)。
つぎに、移動局110における同時通信の中継を開始し(ステップS1204)、ステップS1201へ戻る。以上の各ステップにより、WiMAX基地局130やW−CDMA基地局210は、自局の負荷情報を周期的にLTE基地局120へ送信するとともに、LTE基地局120から同時通信設定指示を受信した場合に移動局110の同時通信に参加することができる。
(同時通信の決定条件の生成について)<優先度情報の生成について>
図13は、基地局による優先度情報の生成動作の具体例1を示すフローチャートである。LTE基地局120は、優先度情報の生成動作としてたとえば以下の各ステップを実行する。まず、各無線インターフェースの負荷情報を取得する(ステップS1301)。つぎに、各無線インターフェースを、ステップS1301によって取得された負荷情報で昇順にソートする(ステップS1302)。具体的には、各無線インターフェースを負荷量が小さい順にソートする。
つぎに、ステップS1302によるソートの結果に基づいて各無線インターフェースの優先度を決定する(ステップS1303)。具体的には、負荷が小さい無線インターフェースほど優先度が高くなるように優先度を決定する。つぎに、ステップS1303による決定結果を、移動局110が使用している全ベアラに適用した優先度情報を生成し(ステップS1304)、一連の動作を終了する。
図14は、基地局による優先度情報の生成動作の具体例2を示すフローチャートである。LTE基地局120は、優先度情報の生成動作としてたとえば以下の各ステップを実行してもよい。図14に示すステップS1401〜S1403は、図13に示したステップS1301〜S1303と同様であるため説明を省略する。
ステップS1403のつぎに、ステップS1403による決定結果を、移動局110が使用しているGBRベアラに適用した優先度情報を生成し(ステップS1404)、一連の動作を終了する。GBRベアラは、たとえば、移動局110が使用している各ベアラのうちの最低の伝送速度が保証されるベアラ(たとえばVoIP)である。
この場合は、移動局110が使用している各ベアラのうちの最低の伝送速度が保証されていないベアラ(たとえばBE)においては同時通信の決定条件が生成されない。移動局110は、同時通信の決定条件が決定されていないベアラについては同時通信を行わない。このように、GBRベアラについては同時通信を行い、最低の伝送速度が保証されないベアラについては同時通信を行わないことで、GBRベアラのスループットを向上させつつ、同時通信による他のトラフィックの増加を抑えることができる。
図15は、基地局による優先度情報の生成動作の具体例3を示すフローチャートである。LTE基地局120は、優先度情報の生成動作として、移動局110が使用しているベアラごとに、たとえば以下の各ステップを実行してもよい。まず、該当ベアラの優先度情報を生成する(ステップS1501)。ステップS1501は、たとえば図13に示した各ステップによって実現することができる。
つぎに、無線インターフェースごとのベアラサポート情報を取得する(ステップS1502)。ベアラサポート情報は、無線インターフェースがサポートしているベアラを示す情報である。つぎに、ステップS1502によって取得されたベアラサポート情報に基づいて、該当ベアラをサポートしていない無線インターフェースがあるか否かを判断する(ステップS1503)。
ステップS1503において、該当ベアラをサポートしていない無線インターフェースがない場合(ステップS1503:No)は、一連の動作を終了する。該当ベアラをサポートしていない無線インターフェースがある場合(ステップS1503:Yes)は、ステップS1501によって生成された優先度情報から、該当ベアラをサポートしていない無線インターフェースを削除し(ステップS1504)、一連の動作を終了する。
以上の各ステップをベアラごとに実行することで、各ベアラの優先度情報から、該当ベアラをサポートしていない無線インターフェースを除外することができる。これにより、移動局110において同時通信の決定を効率よく行うことができる。LTE基地局120は、たとえば、無線インターフェースごとのベアラサポート情報をあらかじめメモリに記憶している。または、LTE基地局120は、無線インターフェースごとのベアラサポート情報を、各無線インターフェースに対応する基地局に問い合わせて取得してもよい。
図16は、基地局による優先度情報の生成動作の具体例4を示すフローチャートである。LTE基地局120は、優先度情報の生成動作として、移動局110が使用しているベアラごとに、たとえば以下の各ステップを実行してもよい。まず、該当ベアラの優先度情報を生成する(ステップS1601)。ステップS1601は、たとえば図13に示した各ステップによって実現することができる。
つぎに、無線インターフェースごとの負荷情報を取得する(ステップS1602)。たとえば、LTE基地局120は、周辺基地局が対応する構成無線インターフェースの負荷情報を周辺基地局から受信する。また、LTE基地局120は、自局が対応する構成無線インターフェースの負荷情報を自局の管理情報から取得する。つぎに、ステップS1602によって取得された負荷情報に基づいて、負荷量が閾値以上の無線インターフェースがあるか否かを判断する(ステップS1603)。
ステップS1603において、負荷量が閾値以上の無線インターフェースがない場合(ステップS1603:No)は、一連の動作を終了する。負荷量が閾値以上の無線インターフェースがある場合(ステップS1603:Yes)は、ステップS1601によって生成された優先度情報から、負荷量が閾値以上の無線インターフェースを削除し(ステップS1604)、一連の動作を終了する。
以上の各ステップをベアラごとに実行することで、各ベアラの優先度情報から、負荷量が閾値以上の無線インターフェースを除外することができる。これにより、移動局110における同時通信が、負荷量が閾値未満の無線インターフェースによって行われる。このため、同時通信のスループットを向上させることができる。
LTE基地局120は、たとえば、ステップS1603において負荷量と比較する閾値をあらかじめメモリに記憶している。また、LTE基地局120は、ベアラごとに異なる閾値をメモリに記憶していてもよい。この場合は、LTE基地局120は、ステップS1603において、ベアラごとに異なる閾値と負荷量とを比較する。これにより、移動局110における同時通信の通信品質をベアラごとに制御することができる。たとえば、確実に通信を行う必要性があるベアラ(たとえば緊急呼やGBR)の閾値は大きく設定し、遅延耐性の大きいベアラ(たとえばBE)の閾値は小さく設定する。
図17は、基地局による優先度情報の生成動作の具体例5を示すフローチャートである。LTE基地局120は、優先度情報の生成動作として、自セルに属する移動局(たとえば移動局110)ごとに、たとえば以下の各ステップを実行してもよい。まず、該当移動局の優先度情報を生成する(ステップS1701)。ステップS1701は、たとえば図13に示した各ステップによって実現することができる。
つぎに、該当移動局の機能情報(Capability)を取得する(ステップS1702)。機能情報は、移動局が対応している無線インターフェースを示す情報である。つぎに、ステップS1702によって取得された機能情報に基づいて、該当移動局が対応していない無線インターフェースがあるか否かを判断する(ステップS1703)。
ステップS1703において、該当移動局が対応していない無線インターフェースがない場合(ステップS1703:No)は、一連の動作を終了する。該当移動局が対応していない無線インターフェースがある場合(ステップS1703:Yes)は、ステップS1701によって生成された優先度情報から、該当移動局が対応していない無線インターフェースを削除し(ステップS1704)、一連の動作を終了する。
以上の各ステップを移動局ごとに実行することで、各移動局の優先度情報から、該当移動局が対応していない無線インターフェースを除外することができる。これにより、移動局110において、同時通信の決定を効率よく行うことができる。LTE基地局120は、たとえば、移動局ごとの機能情報をあらかじめメモリに記憶している。または、LTE基地局120は、移動局ごとの機能情報を、各移動局に問い合わせて取得してもよい。LTE基地局120は、図17の各ステップによって生成した優先度情報を含む決定条件を、たとえばユニキャストによって各移動局へ送信する(たとえば図27)。
<同時通信数の対応情報の生成について>
図18は、基地局による対応情報の生成動作の具体例を示すフローチャートである。LTE基地局120は、同時通信数の対応情報の生成動作としてたとえば以下の各ステップを実行する。まず、各無線インターフェースの負荷情報を取得する(ステップS1801)。つぎに、ステップS1801によって取得された各無線インターフェースの負荷情報の平均値を算出する(ステップS1802)。たとえば、負荷情報として無線使用率を用いる場合において、2つの無線インターフェースが用いられるとする。この場合において、一方の無線インターフェースの無線使用率が40%であり、他方の無線インターフェースの無線使用率が80%であれば、60%が負荷情報の平均値として算出される。
つぎに、各無線インターフェースの負荷情報の平均値と、同時通信数の対応情報と、が対応付けられた対応テーブルを取得する(ステップS1803)。つぎに、ステップS1802によって算出された平均値と、ステップS1803によって取得された対応テーブルと、に基づいて同時通信数の対応情報を選択し(ステップS1804)、一連の動作を終了する。LTE基地局120は、ステップS1804によって選択された対応情報を同時通信の決定条件として移動局110へ送信する。
図19は、負荷情報の平均値と対応情報の対応テーブルの具体例1を示す図である。図20は、同時通信数の対応情報の具体例1を示す図である。図21は、同時通信数の対応情報の具体例2を示す図である。LTE基地局120は、たとえば、各無線インターフェースの負荷情報の平均値と、同時通信数の対応情報と、が対応付けられた対応テーブルをベアラごとに記憶している。
LTE基地局120は、たとえば、図19に示す対応テーブル1900をVoIPのベアラに対応する対応テーブルとして記憶している。また、LTE基地局120は、対応情報VoIP−A(図20参照)、対応情報VoIP−B(図21参照)および対応情報VoIP−C(不図示)を同時通信数の対応情報の候補としてメモリに記憶している。
対応テーブル1900においては、負荷情報の平均値0〜50[%]の範囲が対応情報VoIP−Aに対応付けられている。また、対応テーブル1900においては、負荷情報の平均値が51〜75[%]の範囲が対応情報VoIP−Bに対応付けられている。また、対応テーブル1900においては、負荷情報の平均値が76〜100[%]の範囲が対応情報VoIP−Cに対応付けられている。
ここでは、対応テーブル1900において、負荷情報の平均値が大きいほど、同時通信が実行されにくい対応情報が対応付けられている。たとえば、対応情報VoIP−B(図21参照)は、対応情報VoIP−A(図20参照)に比べて同時通信数が1になる負荷情報の平均値の範囲が広く設定されている。
LTE基地局120は、図18のステップS1803において、負荷情報の平均値に対応する対応情報を対応テーブル1900から選択する。そして、LTE基地局120は、選択した対応情報をメモリから読み出し、読み出した対応情報をVoIPのベアラに対応する同時通信の決定条件として移動局110へ送信する。
図22は、負荷情報の平均値と対応情報の対応テーブルの具体例2を示す図である。図23は、同時通信数の対応情報の具体例3を示す図である。LTE基地局120は、たとえば、図22に示す対応テーブル2200をBEのベアラに対応する対応テーブルとして記憶している。また、LTE基地局120は、対応情報BE−A(不図示)および対応情報BE−B(図23参照)を同時通信数の対応情報の候補としてメモリに記憶している。
対応テーブル2200においては、負荷情報の平均値が0〜60[%]の範囲が対応情報BE−Aに対応付けられている。また、対応テーブル2200においては、負荷情報の平均値が61〜100[%]の範囲が対応情報BE−Bに対応付けられている。
LTE基地局120は、図18のステップS1803において、負荷情報の平均値に対応する対応情報を対応テーブル2200から選択する。そして、LTE基地局120は、選択した対応情報をメモリから読み出し、読み出した対応情報をBEのベアラに対応する同時通信の決定条件として移動局110へ送信する。
対応情報BE−Bにおいては、移動局110の最大伝送遅延量(伝送遅延)と移動局110のスループットとの組み合わせの各範囲ごとに同時通信数が対応付けられている。このように、同時通信数の対応情報においては、移動局110の複数の種類の通信状態(たとえば最大伝送遅延量とスループット)の組み合わせと、同時通信数とが対応付けられていてもよい。これにより、移動局110の複数種類の通信状態に応じて同時通信数を柔軟に設定することができる。
図24は、同時通信の実行条件情報の具体例を示す図である。LTE基地局120は、たとえば、同時通信数の対応情報とともに、たとえば図24に示すテーブル2400を同時通信の実行条件情報として移動局110へ送信してもよい。テーブル2400は、移動局110の状態と、同時通信を実行するか否かを示す情報(OKまたはNG)が対応付けられている。ここでは、移動局110の状態として電池残量を用いている。
テーブル2400においては、移動局110の電池残量が31〜100[%]の範囲が同時通信OKに対応付けられている。テーブル2400においては、移動局110の電池残量が0〜30[%]の範囲が同時通信NGに対応付けられている。移動局110は、同時通信の決定条件としてLTE基地局120から受信したテーブル2400と移動局110の電池残量に基づいて同時通信を実行するか否かを判断する。
具体的には、移動局110は、電池残量が0〜30[%]の場合は、同時通信を実行しない(NG)と判断し、移動局110の通信状態に関わらず同時通信数を1に決定する。また、移動局110は、電池残量が31〜100[%]の場合は、同時通信を実行すると判断し、同時通信数の対応情報に基づいて同時通信の同時通信数を決定する。
このように、LTE基地局120から移動局110へ送信する同時通信の決定条件に、同時通信を実行するか否かを判断するための実行条件を示す実行条件情報(テーブル2400)を含めてもよい。移動局110は、決定条件に含まれる実行条件情報に基づいて同時通信の決定を行う。これにより、電池残量の不足など同時通信の実行が望ましくない場合に、移動局110の通信状態に関わらず同時通信を行わないようにすることができる。
(同時通信の決定条件の送信について)
図25は、ブロードキャストによる決定条件の送信を示す図である。図25に示す移動局111,112のそれぞれは、上述した移動局110に対応する移動局である。LTE基地局120は、同時通信の決定条件を生成し、生成した決定条件を、自セル内の移動局へブロードキャストによって送信する。これにより、同時通信の決定条件の送信に用いる制御チャネルの無線使用量を低減することができる。
図26は、図25に示した決定条件の送信を示すシーケンス図である。まず、LTE基地局120が、移動局111,112に対して共通の同時通信の決定条件を生成する(ステップS2601)。つぎに、LTE基地局120が、ステップS2601によって生成された同時通信の決定条件をブロードキャストによって送信し(ステップS2602)、一連の動作を終了する。ステップS2602によって送信された同時通信の決定条件は、移動局111,112によって受信される。移動局111,112は、それぞれ共通の決定条件に基づいて同時通信の決定を行う。
図27は、ユニキャストによる決定条件の送信を示す図である。LTE基地局120は、たとえば、移動局111,112のそれぞれの同時通信の決定条件を生成し、生成した決定条件をユニキャストによってそれぞれ移動局111,112へ送信する。これにより、移動局111,112のそれぞれの通信能力や通信状態に応じて生成した決定条件を送信することができる。このため、同時通信の制御を柔軟に行うことができる。
図28は、図27に示した決定条件の送信を示すシーケンス図である。まず、LTE基地局120が、移動局112の同時通信の決定条件を生成する(ステップS2801)。つぎに、LTE基地局120が、ステップS2801によって生成された同時通信の決定条件をユニキャストによって移動局112へ送信する(ステップS2802)。
つぎに、LTE基地局120が、移動局111の同時通信の決定条件を生成する(ステップS2803)。つぎに、LTE基地局120が、ステップS2803によって生成された同時通信の決定条件をユニキャストによって移動局111へ送信し(ステップS2804)、一連の動作を終了する。移動局111,112は、それぞれ受信した決定条件に基づいて同時通信の決定を行う。
このように、実施の形態にかかる通信システム100によれば、移動局110の通信状態に基づく同時通信の決定を移動局110側で行うことで、移動局110からLTE基地局120へ通信状態を通知しなくても同時通信が可能になる。これにより、移動局110からLTE基地局120へ送信される制御情報を低減し、通信システム100のスループットを向上させることができる。
また、移動局110は、同時通信の決定条件であって自局の通信状態をパラメータに含む決定条件をLTE基地局120から受信し、受信した決定条件および自局の通信状態に基づいて同時通信の実行を決定する。これにより、移動局110における同時通信の制御指針をLTE基地局120側で制御することができる。これにより、通信システム100の通信を効率よく行うことができる。
たとえば、移動局110は、自局の通信状態と無線インターフェースの数とを対応付ける対応情報を含む決定条件を受信し、対応情報および自局の通信状態に基づいて、同時通信に用いる無線インターフェースの数を決定する。これにより、移動局110における同時通信の同時通信数に関する制御指針をLTE基地局120側で制御することができる。ただし、自局の通信状態と無線インターフェースの数とを対応付ける対応情報をあらかじめ移動局110に記憶しておき、移動局110は記憶している対応情報および自局の通信状態に基づいて、同時通信数を決定することも可能である。
また、移動局110は、複数の無線インターフェースの優先度を示す優先度情報を含む決定条件を受信し、優先度情報に基づいて、同時通信に用いる無線インターフェースを決定する。これにより、移動局110における同時通信において用いられる無線インターフェースに関する制御指針をLTE基地局120側で制御することができる。ただし、複数の無線インターフェースの優先度を示す優先度情報をあらかじめ移動局110に記憶しておき、移動局110は記憶している優先度情報に基づいて、同時通信に用いる無線インターフェースを決定することも可能である。
なお、上述した実施の形態においては、移動局110が、WiMAX基地局130を同時通信に参加(無線インターフェースの追加)させる決定を行う場合について説明したが、移動局110による同時通信の決定はこれに限らない。たとえば、移動局110は、同時通信に参加していたWiMAX基地局130を同時通信から除外(無線インターフェースの削除)させる決定を行ってもよい。
以上説明したように、開示技術によれば、スループットを向上させることができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)無線方式および周波数帯域の少なくともいずれかが異なる複数の無線インターフェースにより通信可能な移動局において、
前記複数の無線インターフェースを同時に用いて通信する同時通信の実行を自局の通信状態に基づいて決定する決定部と、
前記決定部による決定結果に基づいて前記同時通信を行う通信部と、
を備えることを特徴とする移動局。
(付記2)前記同時通信の決定条件であって前記通信状態をパラメータに含む決定条件を基地局から受信する受信部を備え、
前記決定部は、前記受信部によって受信された決定条件および前記通信状態に基づいて前記同時通信の実行を決定することを特徴とする付記1に記載の移動局。
(付記3)前記決定条件は、前記通信状態と前記無線インターフェースの数とを対応付ける対応情報を含み、
前記決定部は、前記対応情報および前記通信状態に基づいて、前記同時通信に用いる前記無線インターフェースの数を決定し、
前記通信部は、前記決定部によって決定された数の無線インターフェースを同時に用いて前記同時通信を行うことを特徴とする付記2に記載の移動局。
(付記4)前記対応情報は、複数の種類の前記通信状態の組み合わせと前記無線インターフェースの数とを対応付けていることを特徴とする付記3に記載の移動局。
(付記5)前記決定条件は、前記複数の無線インターフェースの優先度を示す優先度情報を含み、
前記決定部は、前記優先度情報に基づいて、前記同時通信に用いる無線インターフェースを決定し、
前記通信部は、前記決定部によって決定された無線インターフェースを用いて前記同時通信を行うことを特徴とする付記2に記載の移動局。
(付記6)前記複数の無線インターフェースの各通信品質を取得する取得部を備え、
前記決定部は、前記取得部によって取得された通信品質が閾値未満の無線インターフェースを除外して前記同時通信に用いる無線インターフェースを決定することを特徴とする付記5に記載の移動局。
(付記7)前記決定部は、ベアラごとに前記同時通信の実行を決定することを特徴とする付記1に記載の移動局。
(付記8)前記決定部による決定結果を基地局へ送信する送信部を備え、
前記通信部は、前記送信部によって送信された決定結果に基づく前記基地局の制御によって前記同時通信を行うことを特徴とする付記1に記載の移動局。
(付記9)前記決定条件は、前記同時通信に用いられる無線インターフェースの候補を示す候補情報を含み、
前記候補情報に基づいて、前記候補の無線インターフェースの待ち受け処理を実行し、前記複数の無線インターフェースのうちの前記候補とは異なる無線インターフェースの待ち受け処理を停止する待ち受け部を備えることを特徴とする付記2に記載の移動局。
(付記10)前記決定部によって決定された無線インターフェースに対応する基地局へ前記決定された無線インターフェースの通信品質を通知し、前記複数の無線インターフェースのうちの前記決定された無線インターフェースと異なる基地局へは通信品質を通知しない通知部を備えることを特徴とする付記1に記載の移動局。
(付記11)前記決定条件は、前記同時通信を実行するか否かを判断するための実行条件を示す実行条件情報を含み、
前記決定部は、前記実行条件に基づいて前記同時通信の決定を行うことを特徴とする付記2に記載の移動局。
(付記12)無線方式および周波数帯域の少なくともいずれかが異なる複数の無線インターフェースにより通信可能な移動局との間で無線通信を行う基地局において、
前記複数の無線インターフェースを同時に用いて通信する同時通信の実行を決定したことを示す同時通信通知を前記移動局から受信する受信部と、
前記受信部によって受信された同時通信通知に基づいて前記同時通信の制御を行う制御部と、
を備えることを特徴とする基地局。
(付記13)前記同時通信の決定条件であって前記移動局の通信状態をパラメータに含む決定条件を前記移動局へ送信する送信部を備えることを特徴とする付記12に記載の基地局。
(付記14)前記複数の無線インターフェースに対応する基地局における前記複数の無線インターフェースの各負荷量を示す負荷情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された各負荷情報に基づいて前記決定条件を生成する生成部と、を備え、
前記送信部は、前記生成部によって生成された決定条件を送信することを特徴とする付記13に記載の基地局。
(付記15)無線方式および周波数帯域の少なくともいずれかが異なる複数の無線インターフェースにより通信可能な移動局であって、前記複数の無線インターフェースを同時に用いて通信する同時通信の実行を自局の通信状態に基づいて決定する移動局と、
前記移動局との間で無線通信を行う基地局であって、前記移動局によって決定された前記同時通信の制御を行う基地局と、
を含むことを特徴とする通信システム。
(付記16)無線方式および周波数帯域の少なくともいずれかが異なる複数の無線インターフェースにより通信可能な移動局と、前記移動局との間で無線通信を行う基地局と、を含む通信システムの通信方法において、
前記複数の無線インターフェースを同時に用いて通信する同時通信の実行を前記移動局の通信状態に基づいて前記移動局で決定し、
前記移動局によって決定された前記同時通信の制御を前記基地局で行うことを特徴とする通信方法。
100 通信システム
110,111,112 移動局
120 LTE基地局
130 WiMAX基地局
140 コアネットワーク

Claims (8)

  1. 無線方式および周波数帯域の少なくともいずれかが異なる複数の無線インターフェースにより通信可能な移動局において、
    前記複数の無線インターフェースを同時に用いて通信する同時通信の決定条件であって自局と通信状態と前記無線インターフェースの数とを対応付ける対応情報をパラメータに含む決定条件を基地局から受信する受信部と、
    前記同時通信に用いる前記無線インターフェースの数を、前記受信部によって受信された決定条件に含まれる前記対応情報および自局の通信状態に基づいて決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された数の無線インターフェースを同時に用いて前記同時通信を行う通信部と、
    を備えることを特徴とする移動局。
  2. 前記決定条件は、前記複数の無線インターフェースの優先度を示す優先度情報を含み、
    前記決定部は、前記優先度情報に基づいて、前記同時通信に用いる無線インターフェースを決定し、
    前記通信部は、前記決定部によって決定された無線インターフェースを用いて前記同時通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  3. 前記決定部による決定結果を基地局へ送信する送信部を備え、
    前記通信部は、前記送信部によって送信された決定結果に基づく前記基地局の制御によって前記同時通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  4. 前記決定条件は、前記同時通信に用いられる無線インターフェースの候補を示す候補情報を含み、
    前記候補情報に基づいて、前記候補の無線インターフェースの待ち受け処理を実行し、前記複数の無線インターフェースのうちの前記候補とは異なる無線インターフェースの待ち受け処理を停止する待ち受け部を備えることを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  5. 前記決定部によって決定された無線インターフェースに対応する基地局へ前記決定された無線インターフェースの通信品質を通知し、前記複数の無線インターフェースのうちの前記決定された無線インターフェースと異なる基地局へは通信品質を通知しない通知部を備えることを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  6. 無線方式および周波数帯域の少なくともいずれかが異なる複数の無線インターフェースにより通信可能な移動局との間で無線通信を行う基地局において、
    前記複数の無線インターフェースを同時に用いて通信する同時通信の決定条件であって前記移動局の通信状態と前記無線インターフェースの数とを対応付ける対応情報をパラメータに含む決定条件を前記移動局へ送信する送信部と、
    前記送信部によって送信された決定条件に基づいて前記同時通信の実行を決定したことを示す同時通信通知であって、前記対応情報および前記移動局の通信状態に基づいて前記移動局によって決定された前記同時通信に用いる前記無線インターフェースの数を示す同時通信通知を前記移動局から受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された同時通信通知に基づいて前記同時通信の制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  7. 無線方式および周波数帯域の少なくともいずれかが異なる複数の無線インターフェースにより通信可能な移動局と、
    前記移動局との間で無線通信を行う基地局と、
    を含み、
    前記基地局は、前記複数の無線インターフェースを同時に用いて通信する同時通信の決定条件であって前記移動局の通信状態と前記無線インターフェースの数とを対応付ける対応情報をパラメータに含む決定条件を前記移動局へ送信し、
    前記移動局は、前記同時通信に用いる前記無線インターフェースの数を、前記基地局によって送信された決定条件に含まれる前記対応情報および自局の通信状態に基づいて決定し、決定した数の無線インターフェースを同時に用いて前記同時通信を行う、
    ことを特徴とする通信システム。
  8. 無線方式および周波数帯域の少なくともいずれかが異なる複数の無線インターフェースにより通信可能な移動局と、前記移動局との間で無線通信を行う基地局と、を含む通信システムの通信方法において、
    前記基地局が、前記複数の無線インターフェースを同時に用いて通信する同時通信の決定条件であって前記移動局の通信状態と前記無線インターフェースの数とを対応付ける対応情報をパラメータに含む決定条件を前記移動局へ送信し、
    前記移動局が、前記同時通信に用いる前記無線インターフェースの数を、前記基地局によって送信された決定条件に含まれる前記対応情報および自局の通信状態に基づいて決定し、決定した数の無線インターフェースを同時に用いて前記同時通信を行う、
    ことを特徴とする通信方法。
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