JP5481513B2 - エレベータ - Google Patents
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Description
まず、図4及び図5を参照して、昇降路端検出部302及びロープ検出部306について説明する。
図4は、1対のレーザレンジファインダ130Aのうちの一方のレーザレンジファインダ201が昇降路150内をレーザスキャンする様子を示している。図4では、メインロープ120、コンペンセーティングロープ122、レーザレンジファインダ130B、加速度センサ140、及び角速度センサ142は省略されている。ここでは、説明を簡単にするために、1つのレーザレンジファインダ201で得られた測定結果を処理する例を説明し、1対のレーザレンジファインダ130Aのうちの他方のレーザレンジファインダ202及びもう1対のレーザレンジファインダ130Bについての説明は省略する。
カゴ位置推定部303は、乗りカゴ110の上部111に設けられる1対のレーザレンジファインダ130Aの測定結果と底部112に設けられる1対のレーザレンジファインダ130Bの測定結果とに基づいて、乗りカゴ110の位置を推定する。本実施形態では、図6に示すように、乗りカゴ110の位置Pは、昇降路150の下端152から乗りカゴ110の中心までの距離とする。さらに、昇降路150の上端151からレーザレンジファインダ130Aまでの距離をL1とし、昇降路150の下端152からレーザレンジファインダ130Bまでの距離をL2とし、レーザレンジファインダ130Aとレーザレンジファインダ130Bとの間の距離をL3とし、昇降路150の下端152から上端151までの距離をLallとする。距離Lallは、既知の値である。なお、距離L1は、昇降路150の上端151から乗りカゴ110の上部111までの距離と実質的に同じであり、距離L2は、昇降路150の下端152から乗りカゴ110の底部112までの距離と実質的に同じである。さらに、距離L3は、乗りカゴ110の底部112から上部111までの距離、即ち、乗りカゴ110の高さと実質的に同じである。また、乗りカゴ110の位置Pは、昇降路150の下端152から乗りカゴ110の中心までの距離とする例に限らず、例えば昇降路150の下端152から乗りカゴ110の底部112までの距離のような他の距離に設定してもよい。なお、図6では、メインロープ、コンペンセーティングロープ、加速度センサ140、及び角速度センサ142は省略されている。
このようにして乗りカゴ110の上部111及び底部112それぞれに設けられたレーザレンジファインダ130A及び130Bを用いることにより、乗りカゴ110の位置をより正確に推定することができる。
地震や強風などによって建物が揺れると、これに応じてロープ(例えば、メインロープ120、コンペンセーティングロープ122)が異常な揺れを起こすことがある。ロープの変位(振幅)は、ロープの長さに応じて異なる。ロープの変位は、建物が同じように揺れた場合、ロープの長さが長いほど大きくなる。具体的には、図8に示すように、乗りカゴ110が昇降路150内の低い位置にある場合、メインロープ120の変位は大きくなる。一方、図9に示すように、乗りカゴ110が昇降路150内の高い位置にある場合、メインロープ120の変位は小さくなる。なお、図8及び図9は、図1に示されるエレベータ100を鉛直方向周りに90度回転して示している。なお、図8及び図9では、コンペンセーティングロープ122、レーザレンジファインダ130B、加速度センサ140、及び角速度センサ142は省略されている。
カゴ速度推定部309は、カゴ位置推定部303からのカゴ位置情報及び加速度センサ140からの加速度情報に基づいて乗りカゴ110の速度を推定する。具体的には、時刻tでのカゴ推定位置をL(t)とし、鉛直方向の加速度をa(t)とし、時間遅れをtdとすると、時刻tでの速度V(t)は、例えば下記数式(4)で算出される。
カゴ姿勢推定部308は、加速度センサ140からの加速度情報及び角速度センサ142からの角速度情報に基づいて乗りカゴ110の姿勢を推定する。ここで、乗りカゴ110の姿勢は、乗りカゴ110に規定されるカゴ平面1002と水平面1001とがなす角度1003を示す。カゴ平面1002は、乗りカゴ110が正常な状態である場合に、水平面1001と平行になるように規定される。具体的には、カゴ姿勢推定部308は、加速度情報に示される3軸方向の加速度及び角速度情報に示される3軸方向の角速度と重力加速度を比較することにより、乗りカゴ110の姿勢を算出する。また、加速度情報を用いると、乗りカゴ110の振動を検出することができる。さらに、加速度センサを用いて、カゴ平面1002と直交する方向1004の加速度を測定することにより、重力落下の検出も可能となる。
図12は、レーザレンジファインダの姿勢を制御する方法の一例を示す。図12は、図1に示されるエレベータ100を鉛直方向周りに90度回転して示している。図12では、コンペンセーティングロープ122及びレーザレンジファンダ130Bは省略されている。
地震などで建物が揺れた場合、図13に示すように、通常の状態1301から傾いた状態1302に昇降路150が変形することがある。昇降路異常検出部311は、カゴ姿勢推定部308からの姿勢情報及びカゴ位置推定部303からのカゴ位置情報に基づいて、本来あるべき昇降路150の上端1303を特定する。昇降路異常検出部311は、本来あるべき昇降路150の上端1303と比較して昇降路端検出部302によって測定された昇降路の上端1304がずれていた場合、昇降路150に異常が発生したと判断する。
Claims (12)
- 昇降路内を昇降移動する乗りカゴと、
前記乗りカゴを駆動するためのロープと、
前記ロープを介して互いに対向して前記乗りカゴの上部に配置され、前記昇降路の上端に向けてレーザ光を走査して複数の測定点までの距離を測定する第1及び第2のレーザレンジファインダを備え、前記第1のレーザレンジファンダがレーザ光を走査する第1のスキャン領域と前記第2のレーザレンジファンダがレーザ光を走査する第2のスキャン領域とにおいて物体を非接触で検出する物体検出部と、
前記第1レーザレンジファインダの測定結果及び前記第2レーザレンジファインダの測定結果に基づいて前記ロープを検出するロープ検出部と、
前記ロープ検出部の検出結果に基づいて前記ロープの異常を検出するロープ異常検出部と、
を具備することを特徴とするエレベータ。 - 前記第1及び第2のレーザレンジファインダの各々は、前記レーザ光を2次元的に走査することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
- 前記第1のスキャン領域と前記第2のスキャン領域との間の間隔を調整するために、前記第1及び第2のレーザレンジファインダを駆動する駆動部をさらに具備し、前記第1のスキャン領域は前記第2のスキャン領域と平行であることを特徴とする請求項2に記載のエレベータ。
- 前記物体検出部は、前記乗りカゴの底部に配置される第3のレーザレンジファインダをさらに備え、該第3のレーザレンジファインダは、前記昇降路の下端に向けてレーザ光を走査して複数の測定点までの距離を測定することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
- 前記第1のレーザレンジファインダ及び前記第2のレーザレンジファインダの少なくとも一方の測定結果に基づいて前記昇降路の上端を検出し、前記第3のレーザレンジファインダの測定結果に基づいて、前記昇降路の下端を検出する昇降路端検出部をさらに具備することを特徴とする請求項4に記載のエレベータ。
- 前記昇降路端検出部の検出結果に基づいて前記昇降路内での前記乗りカゴの位置を推定してカゴ位置情報を生成するカゴ位置推定部をさらに具備することを特徴とする請求項5に記載のエレベータ。
- 前記第1のスキャン領域と前記第2のスキャン領域との間の間隔を調整するために、前記第1及び第2のレーザレンジファインダを駆動する駆動部と、
前記カゴ位置情報に示される位置に応じて前記第1のスキャン領域と前記第2のスキャン領域との間の距離を調整するように、前記駆動部を制御する制御部と、をさらに具備し、
前記第1及び第2のレーザレンジファインダの各々は前記レーザ光を2次元的に走査し、前記第1のスキャン領域は前記第2のスキャン領域と平行である、ことを特徴とする請求項6に記載のエレベータ。 - 前記乗りカゴの移動方向を含む3軸方向の加速度を検出して加速度情報を生成する加速度センサと、
前記カゴ位置情報及び前記加速度情報に基づいて、前記乗りカゴの移動速度を推定するカゴ速度推定部と、
をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のエレベータ。 - 3軸方向の角速度を検出して角速度情報を生成する角速度センサと、
前記加速度情報及び前記角速度情報に基づいて、水平面に対する前記乗りカゴの姿勢を推定するカゴ姿勢推定部と、
をさらに具備することを特徴とする請求項8に記載のエレベータ。 - 前記移動速度の絶対値が速度閾値を超える場合或いは前記姿勢の絶対値が姿勢閾値を超える場合に、前記乗りカゴに異常が発生したと判断するカゴ異常検出部をさらに具備することを特徴とする請求項9に記載のエレベータ。
- 前記カゴ位置情報及び前記姿勢に基づいて前記昇降路の本来あるべき上端を特定し、該特定した上端と前記昇降路端検出部により検出された上端を比較することにより、前記昇降路の異常を検出する昇降路異常検出部をさらに具備することを特徴とする請求項10に記載のエレベータ。
- 前記ロープ異常検出部は、前記カゴ異常検出部が前記乗りカゴの異常を検出せず、且つ、前記昇降路異常検出部が前記昇降路の異常を検出せず、且つ、ロープ検出部が前記ロープを検出した場合に、前記ロープに異常が発生したと判断することを特徴とする請求項11に記載のエレベータ。
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