JP5481513B2 - エレベータ - Google Patents

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本発明の実施形態は、地震などに起因して発生する異常を検出する装置を備えるエレベータに関する。
エレベータでは、地震や強風などにより建物が揺れると、これに応じて乗りカゴ駆動用のロープが大きく揺れる。ロープが揺れ動くことは、エレベータを安全に運行する上で好ましくない。さらに、ロープが大きく揺れると、ロープが昇降路内の機器や突起物に引っ掛かるといった異常が発生することがある。
特開2010−58940号公報 特開2010−116229号公報
従って、エレベータにおいては、安全なエレベータ運行のために、ロープの揺れ、ロープの引っ掛かりなどの異常を検出できることが求められている。
本発明が解決しようとする課題は、ロープの揺れ、ロープの引っ掛かりなどの異常を確実に検出することができるエレベータを提供することにある。
一実施形態に係るエレベータは、乗りカゴ、ロープ、物体検出部、及びロープ異常検出部を備える。乗りカゴは、昇降路内の所定領域を昇降移動する。ロープは、前記乗りカゴを駆動するためのものである。物体検出部は、前記所定領域に存在する物体を非接触で検出する。ロープ異常検出部は、前記物体検出部の検出結果に基づいて前記ロープの異常を検出する。
一実施形態に係るエレベータを概略的に示す正面図。 図1に示した乗りカゴを概略的に示す上面図。 図1のエレベータが備える異常検出装置を示すブロック図。 図3に示した昇降路端検出部が昇降路の上端を検出する方法を説明する概略図。 図3に示した昇降路端検出部及びロープ検出部が昇降路の上端及びロープの位置を検出する方法を示すフローチャート。 図3に示したカゴ位置推定部が乗りカゴの位置を推定する方法を示す概略図。 図3に示したカゴ位置推定部が乗りカゴの位置を推定する際に使用する重み係数を示すグラフ。 図3に示した駆動制御部がレーザレンジファインダの位置を制御する方法を説明する図。 図3に示した駆動制御部がレーザレンジファインダの位置を制御する方法を説明する図。 図3に示したカゴ姿勢推定部が乗りカゴの姿勢を推定する方法を説明する概略図。 図3に示したカゴ異常検出部が乗りカゴの異常を検出する方法の一例を説明するグラフ。 図3に示したカゴ異常検出部が乗りカゴの異常を検出する方法の他の例を説明するグラフ。 図3に示したカゴ異常検出部が乗りカゴの異常を検出する方法のさらに他の例を説明するグラフ。 図3に示した姿勢駆動部がレーザレンジファインダを駆動する方法を説明する概略図。 図3に示した昇降路異常検出部が昇降路の異常を検出する方法を説明する概略図。
以下、必要に応じて図面を参照しながら、実施形態に係るエレベータを説明する。なお、以下の実施形態では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行うものとして、重ねての説明を省略する。
図1は、一実施形態に係るエレベータ100を概略的に示している。このエレベータ100は、図1に示されるように、利用者が乗車する乗りカゴ110を備えている。この乗りカゴ110は、箱型に形成され、昇降路150内に配置されている。昇降路150の上方には、機械室(図示せず)が設けられている。この機械室内には、巻上機が設けられている。乗りカゴ110は、メインロープ120を介して巻上機によって昇降路150内を上下方向に移動し、即ち、昇降する。具体的には、巻上機は、シーブ、及びこのシーブを回転駆動するモータを備える。シーブには、メインロープ120が巻き掛けられている。メインロープ120は、その一端が乗りカゴ110の上部(外周上面)111に連結され、その他端が釣合い錘(図示せず)の上端に連結されている。モータによってシーブが回転されると、乗りカゴ110は、シーブの回転方向に応じて上昇又は下降する。釣合い錘は、乗りカゴ110が上昇するときに下降し、乗りカゴ110が下降するときに上昇する。メインロープ120は、乗りカゴ110及び釣合い錘を昇降路150内に吊り下げるものであり、乗りカゴ110を駆動するために用いられる。なお、メインロープ120は、典型的には複数の(図1では4本の)ロープにより構成されるが、1本のロープにより構成されてもよい。
さらに、乗りカゴ110及び釣合い錘それぞれに作用するメインロープ120の重量のアンバランスを緩和するために、コンペンセーティングロープ122が設けられている。コンペンセーティングロープ122は、その一端が乗りカゴ110の底部(外周下面)112に連結され、他端が釣合い錘の下端に連結されている。なお、コンペンセーティングロープ122は、典型的には複数の(図1では4本の)ロープにより構成されるが、1本のロープにより構成されてもよい。エレベータによっては、コンペンセーティングロープが設けられないこともある。
さらに、エレベータ100は、乗りカゴ110が移動する領域に存在する物体を非接触で検出する昇降路内物体検出部としての2対のレーザレンジファインダ130A及び130Bを備える。1対のレーザレンジファインダ130Aは、乗りカゴ110の上部111に配置され、もう1対のレーザレンジファインダ130Bは、乗りカゴ110の底部112に配置されている。レーザレンジファインダは、レーザスキャンにより物体の形状を2次元的若しくは3次元的に取得することができる装置である。具体的には、レーザレンジファインダは、レーザ光の射出方向を短時間で変化させながら、パルス変調したレーザ光を射出し、光路上の物体からの反射レーザ光を検出することによって物体までの距離を2次元的若しくは3次元的に測定するものである。本実施形態では、レーザ光を2次元的に走査するレーザレンジファインダを使用する。
レーザレンジファインダ130Aは、昇降路150の上端151に向けてレーザ光を走査する。レーザ光が走査される領域は、扇形の平面領域132Aとなる。以下では、レーザ光が走査される領域をスキャン領域と呼ぶ。スキャン領域132A内に示される複数の丸印134は、レーザレンジファインダ130Aからのレーザ光の反射点を示す。レーザレンジファインダ130Aは、1回のスキャンで、複数の反射点(測定点ともいう)134までの距離を測定する。レーザレンジファインダ130Bは、昇降路150の下端152に向けてレーザ光を走査する。レーザレンジファインダ130Bのスキャン領域は、扇型の平面領域132Bとして示されている。レーザレンジファインダ130Bはレーザレンジファインダ130Aと同様の構成を有するので、レーザレンジファインダ130Aと同様の部分及び動作に関しては説明を省略する。
図2は、乗りカゴ110を上から見た平面図である。図2に示されるように、メインロープ120を構成するロープは、一列に並んで設けられている。レーザレンジファインダ201及び202は、メインロープ120を介して互いに対向して配置されている。レーザレンジファインダ201及び202は、図1の1対のレーザレンジファインダ130Aに対応する。レーザレンジファインダ201のスキャン領域203及びレーザレンジファインダ202のスキャン領域204は、互いに平行に、且つ、メインロープ120を構成する複数のロープによって定められる仮想平面と平行になるように設定される。レーザレンジファインダ201及び202は、スキャン領域203とスキャン領域204との間隔を変更するために、図3に示される駆動部305によって駆動される。具体的には、レーザレンジファインダ201及び202は、図2の矢印に示されるように、スキャン領域203及びスキャン領域204と直交する方向に、メインロープ120を中心として、互いに離間するように、或いは、互いに接近するように移動される。駆動部305がレーザレンジファインダ201及び202を駆動する方法は後述する。
さらに、乗りカゴ110には、加速度センサ140及び角速度センサ142が搭載されている。加速度センサ140は、乗りカゴ110の移動方向(即ち、鉛直方向)を含み且つ互いに直交する3軸方向の加速度を検出して加速度情報を生成する。角速度センサは、3軸方向の角速度を測定して角速度情報を生成する。
図3は、エレベータ100が備える異常検出装置を概略的に示している。この異常検出装置は、エレベータ100内で発生する異常を検出する。具体的には、異常検出装置は、昇降路内物体検出部301、昇降路端検出部302、カゴ位置推定部303、駆動制御部304、駆動部305、ロープ検出部306、ロープ異常検出部307、カゴ姿勢推定部308、カゴ速度推定部309、カゴ異常検出部310、昇降路異常検出部311、及び姿勢駆動部312を備える。
図3の昇降路内物体検出部301は、図1のレーザレンジファインダ130A及び130Bを含む。昇降路端検出部302は、レーザレンジファインダ130Aの測定結果に基づいて昇降路150の上端151を検出し、レーザレンジファインダ130Bの測定結果に基づいて昇降路150の下端152を検出する。カゴ位置推定部303は、昇降路端検出部302の検出結果に基づいて、昇降路150内での乗りカゴ110の位置を推定する。カゴ位置推定部303は、推定した位置を示すカゴ位置情報を生成する。
駆動制御部304は、カゴ位置推定部303からのカゴ位置情報に基づいて駆動指令を生成する。駆動部305は、駆動制御部304からの駆動指令に従ってレーザレンジファインダ130A及び130Bを駆動し、即ち、レーザレンジファインダ130A及びレーザレンジファインダ130Bの位置を変更する。
カゴ姿勢推定部308は、加速度センサ140からの加速度情報及び角速度センサ142からの角速度情報に基づいて、乗りカゴ110の姿勢を推定する。カゴ姿勢推定部308は、推定した姿勢を示す姿勢情報を生成する。カゴ速度推定部309は、カゴ位置推定部303からのカゴ位置情報及び加速度センサ140からの加速度情報に基づいて、乗りカゴ110の移動速度を推定する。カゴ速度推定部309は、推定した移動速度を示す速度情報を生成する。ここで、移動速度は、鉛直方向の速度を表す。以下では、移動速度を単に速度と呼ぶ。カゴ異常検出部310は、加速度センサ140からの加速度情報、カゴ姿勢推定部308からの姿勢情報、及びカゴ速度推定部309からの速度情報に基づいて、乗りカゴ110の異常を検出する。姿勢駆動部312は、カゴ姿勢推定部308からの姿勢情報に基づいてレーザレンジファインダ130A及び130Bの姿勢を調整する。昇降路異常検出部311は、昇降路端検出部302の検出結果及びカゴ異常検出部310からの情報に基づいて、昇降路150の異常を検出する。
ロープ検出部306は、レーザレンジファインダ130A及び130Bの測定結果に基づいて、ロープ(例えば、メインロープ120、コンペンセーティングロープ122)を検出する。ロープ異常検出部307は、カゴ異常検出部310の検出結果、昇降路異常検出部311の検出結果、及びロープ検出部306の検出結果に基づいて、ロープの異常を検出する。具体的には、ロープ異常検出部307は、カゴ異常検出部310で異常と判断されず、且つ、昇降路異常検出部311で異常と判断されず、且つ、ロープ検出部306によってロープが検出された場合に、ロープに異常が発生したと判断する。
一例では、ロープ異常検出部307、カゴ異常検出部310、及び昇降路異常検出部311の少なくとも1つで異常が検出された場合には、乗りかご110が非常停止される。
以下、図3の異常検出装置内の各部について詳細に説明する。
まず、図4及び図5を参照して、昇降路端検出部302及びロープ検出部306について説明する。
図4は、1対のレーザレンジファインダ130Aのうちの一方のレーザレンジファインダ201が昇降路150内をレーザスキャンする様子を示している。図4では、メインロープ120、コンペンセーティングロープ122、レーザレンジファインダ130B、加速度センサ140、及び角速度センサ142は省略されている。ここでは、説明を簡単にするために、1つのレーザレンジファインダ201で得られた測定結果を処理する例を説明し、1対のレーザレンジファインダ130Aのうちの他方のレーザレンジファインダ202及びもう1対のレーザレンジファインダ130Bについての説明は省略する。
レーザレンジファインダ201は、昇降路150の上端151に向けてレーザ光を走査し、複数の測定点までの複数の距離を測定する。昇降路端検出部302は、レーザレンジファインダ201の測定結果から、多数の測定点401が位置する直線405を検出し、この直線405を昇降路150の上端151と判断する。その後、昇降路端検出部302は、レーザレンジファインダ201の測定結果から、レーザレンジファインダ201から昇降路150の上端151までの距離406を算出する。
なお、乗りカゴ110の上部111に設けられる2つのレーザレンジファインダを用いる場合、2つのレーザレンジファンダに対応して2つの距離が算出される。昇降路端検出部302は、これら2つの距離を平均することにより、上端151までの距離をより正確に算出することができる。
レーザレンジファインダ201のスキャン領域203に遮蔽物410が存在する場合、乗りカゴ110と昇降路150の上端151との間に複数の測定点402が得られる。ロープ検出部306は、乗りカゴ110と昇降路150の上端151との間に複数の測定点402がレーザレンジファインダ201の測定結果に含まれる場合に、メインロープ120を検出したと判断する。ロープ検出部306によってメインロープ120が検出されるのは、例えば、地震や強風などによりメインロープ120が揺れている場合、メインロープ120の揺れたことによってメインロープ120が昇降路150内の機器及び突起物などに引っ掛かっている場合などである。
図5は、昇降路端検出部302及びロープ検出部306の動作例を示している。図5に示される一連の処理は、短い時間間隔で繰り返し実行される。ステップS501では、レーザレンジファインダ201が測定点検出を行う。具体的には、レーザレンジファインダ201は、複数の測定点それぞれまでの距離を測定結果として取得する。一例では、測定結果は、複数の測定点までの距離に関するデータと、これらの距離それぞれに対応付けられるレーザ光の射出方向に関するデータを含む。
ステップS502では、昇降路端検出部302は、測定点が一列に並んでいる直線を検出する。ステップS502の処理では、複数の直線が検出されることがある。複数の直線が検出された場合、これらの直線のうちの1つが、検出すべき昇降路150の上端151であると考えられる。上述したように図5の一連の処理は短い時間間隔で実行されるので、昇降路端検出部302は、前回までの検出結果から昇降路150の上端151の現在の位置を予測することができる。ステップS503では、昇降路端検出部302は、ステップS502で検出した直線が予測位置の近傍に存在するかどうかを判断する。検出された直線が予測位置の近傍に存在する場合、ステップS504に進み、検出した直線が予測位置の近傍に存在しない場合、ステップS501に戻る。
ステップS504では、昇降路端検出部302は、予測位置の近傍に検出された直線を昇降路150の上端151と判断し、レーザレンジファインダ201から昇降路150の上端151までの距離を算出する。ステップS505では、ロープ検出部306が、乗りカゴ110と昇降路150の上端151との間に遮断物が存在するかどうかを判断する。具体的には、ロープ検出部306は、レーザレンジファインダ201の測定結果から、乗りカゴ110と昇降路150の上端151との間に測定点群が存在するかどうかを探索する。ステップS505で測定点群が検出された場合、ステップS506に進む。ステップS506では、ロープ検出部306は、メインロープ120を検出したと判断し、即ち、メインロープ120に異常が発生したと判断する。測定点群が検出されない場合、ステップS507に進む。ステップS507では、ロープ検出部306は、メインロープ120が正常な状態にあると判断する。
図1に示されるレーザレンジファンダ130Bは、昇降路150の下端152及びコンペンセーティングロープ122の異常を検出するために使用される。コンペンセーティングロープが設けられないエレベータのように、コンペンセーティングロープの異常を検出する必要がない場合がある。この場合、昇降路150の下端152までの距離を得るために、1つのレーザレンジファインダが乗りカゴ110の底部112に設けられていればよい。
次に、図6及び図7を参照して、カゴ位置推定部303が乗りカゴ110の位置を推定する方法の一例を説明する。
カゴ位置推定部303は、乗りカゴ110の上部111に設けられる1対のレーザレンジファインダ130Aの測定結果と底部112に設けられる1対のレーザレンジファインダ130Bの測定結果とに基づいて、乗りカゴ110の位置を推定する。本実施形態では、図6に示すように、乗りカゴ110の位置Pは、昇降路150の下端152から乗りカゴ110の中心までの距離とする。さらに、昇降路150の上端151からレーザレンジファインダ130Aまでの距離をL1とし、昇降路150の下端152からレーザレンジファインダ130Bまでの距離をL2とし、レーザレンジファインダ130Aとレーザレンジファインダ130Bとの間の距離をL3とし、昇降路150の下端152から上端151までの距離をLallとする。距離Lallは、既知の値である。なお、距離L1は、昇降路150の上端151から乗りカゴ110の上部111までの距離と実質的に同じであり、距離L2は、昇降路150の下端152から乗りカゴ110の底部112までの距離と実質的に同じである。さらに、距離L3は、乗りカゴ110の底部112から上部111までの距離、即ち、乗りカゴ110の高さと実質的に同じである。また、乗りカゴ110の位置Pは、昇降路150の下端152から乗りカゴ110の中心までの距離とする例に限らず、例えば昇降路150の下端152から乗りカゴ110の底部112までの距離のような他の距離に設定してもよい。なお、図6では、メインロープ、コンペンセーティングロープ、加速度センサ140、及び角速度センサ142は省略されている。
距離L1は、上述したように、レーザレンジファインダ130Aの測定結果から昇降路端検出部302によって算出される。同様にして、距離L2は、レーザレンジファインダ130Bの測定結果から昇降路端検出部302によって算出される。レーザレンジファインダの測定精度は、一般に、距離が小さいほど高くなる。このため、乗りカゴ110の位置Pの推定では、2つの距離(距離L1及び距離L2)のうちの値が小さい方を用いることが望ましい。しかしながら、2つの距離のうちの値が小さい方を用いて乗りカゴ110の位置Pを推定する場合、推定に用いる距離を切り替える部分で、位置Pの値が急激に変化する可能性が高い。そこで、本実施形態では、カゴ位置推定部303は、乗りカゴ110の位置Pが滑らかに変化するように、距離L1及び距離L2それぞれに重み付けして乗りカゴ110の位置Pを算出する。時刻tでの乗りカゴ110の位置P(t)は、例えば下記数式(1)に従って算出される。
Figure 0005481513
ここで、L1(t)は、時刻tでの距離L1を表し、L2(t)は、時刻tでの距離L2を表し、w1(t)及びw2(t)は、位置P(t)を算出する際に用いる重み係数を表す。重み係数w1(t)及びw2(t)は、例えば下記数式(2)に示すように、直前の時刻t−1での乗りカゴ110の位置P(t−1)に応じて決定される。
Figure 0005481513
ここで、関数f(x)は、0≦x<l1では0であり、l1≦x≦l2では0から1に単調増加し(例えば傾き1/(l2−l1)で増加し)、l2<x≦Lallでは1である。重み係数w1(t)及びw2(t)は、図6に示すように、乗りカゴ110の位置に応じて0〜1の値をとる。
このようにして乗りカゴ110の上部111及び底部112それぞれに設けられたレーザレンジファインダ130A及び130Bを用いることにより、乗りカゴ110の位置をより正確に推定することができる。
次に、図8及び図9を参照して、駆動部305がレーザレンジファインダを駆動する方法の一例を説明する。
地震や強風などによって建物が揺れると、これに応じてロープ(例えば、メインロープ120、コンペンセーティングロープ122)が異常な揺れを起こすことがある。ロープの変位(振幅)は、ロープの長さに応じて異なる。ロープの変位は、建物が同じように揺れた場合、ロープの長さが長いほど大きくなる。具体的には、図8に示すように、乗りカゴ110が昇降路150内の低い位置にある場合、メインロープ120の変位は大きくなる。一方、図9に示すように、乗りカゴ110が昇降路150内の高い位置にある場合、メインロープ120の変位は小さくなる。なお、図8及び図9は、図1に示されるエレベータ100を鉛直方向周りに90度回転して示している。なお、図8及び図9では、コンペンセーティングロープ122、レーザレンジファインダ130B、加速度センサ140、及び角速度センサ142は省略されている。
ロープの異常な揺れを検出するためには、レーザレンジファインダ201のスキャン領域203とレーザレンジファインダ202のスキャン領域204との間の距離を乗りカゴ110の位置に応じて変更する必要がある。駆動制御部304は、乗りカゴ110の位置に応じてレーザレンジファインダ201及び202間の距離を調整するように、駆動部305を制御する。駆動部305は、駆動制御部304からの駆動指令に従って、レーザレンジファインダ201及び202を移動させる。レーザレンジファインダ201及び202は、例えば下記数式(3)を満たすように、移動される。
Figure 0005481513
ここで、A1は、ある時刻tでのスキャン領域203及び204間の距離を示し、L1は、時刻tでの、昇降路150の上端151から乗りカゴの上部111までの距離を示す。A2は、他の時刻t´でのスキャン領域203及び204間の距離を示し、L1´は、時刻t´での、昇降路150の上端151から乗りカゴの上部111までの距離を示す。数式(3)によれば、スキャン領域203及び204間の距離と昇降路150の上端151から乗りカゴの上部111までの距離の比が一定となるように、レーザレンジファインダ201及び202の位置が調整される。
駆動制御部304は、乗りカゴ110が昇降路150内のより低い位置にある場合に、スキャン領域203及び204間の距離がより大きくなるように、レーザレンジファインダ201及び202の位置を調整する。このように乗りカゴ110の位置に応じてスキャン領域203及び204間の距離を変更することにより、ロープの揺れやロープの引っ掛かりといった異常を確実に検出することが可能になる。一方、図8及び図9に示されてないが、乗りカゴ110の底部112に設けられる1対のレーザレンジファインダは、乗りカゴ110が昇降路150内のより高い位置にある場合に、スキャン領域203及び204間の距離がより大きくなるように、駆動制御部304によって位置を調整される。
次に、カゴ速度推定部309が乗りカゴ110の速度を推定する方法の一例を説明する。
カゴ速度推定部309は、カゴ位置推定部303からのカゴ位置情報及び加速度センサ140からの加速度情報に基づいて乗りカゴ110の速度を推定する。具体的には、時刻tでのカゴ推定位置をL(t)とし、鉛直方向の加速度をa(t)とし、時間遅れをtdとすると、時刻tでの速度V(t)は、例えば下記数式(4)で算出される。
Figure 0005481513
このようにカゴ位置情報及び加速度情報の両方を用いることにより、時間遅れのない速度を算出することができる。
次に、図10及び図11A−11Cを参照して、カゴ異常検出部310が乗りカゴ110の異常を検出する方法の一例を説明する。
カゴ姿勢推定部308は、加速度センサ140からの加速度情報及び角速度センサ142からの角速度情報に基づいて乗りカゴ110の姿勢を推定する。ここで、乗りカゴ110の姿勢は、乗りカゴ110に規定されるカゴ平面1002と水平面1001とがなす角度1003を示す。カゴ平面1002は、乗りカゴ110が正常な状態である場合に、水平面1001と平行になるように規定される。具体的には、カゴ姿勢推定部308は、加速度情報に示される3軸方向の加速度及び角速度情報に示される3軸方向の角速度と重力加速度を比較することにより、乗りカゴ110の姿勢を算出する。また、加速度情報を用いると、乗りカゴ110の振動を検出することができる。さらに、加速度センサを用いて、カゴ平面1002と直交する方向1004の加速度を測定することにより、重力落下の検出も可能となる。
カゴ異常検出部310は、乗りカゴ110の運動状態が正常か異常かを判断する。具体的には、カゴ異常検出部310は、図11Aに示すように、鉛直方向の加速度の絶対値が加速度閾値aを超える場合に、乗りカゴ110に異常が発生したと判断する。さらに、カゴ異常検出部310は、図11Bに示すように、乗りカゴ110の姿勢の絶対値が姿勢閾値bを超える場合に、乗りカゴ110に異常が発生したと判断する。さらにまた、カゴ異常検出部310は、図11Cに示すように、鉛直方向の速度の絶対値が速度閾値cを超える場合に、乗りカゴ110に異常が発生したと判断する。加速度閾値aは、速度の値及び姿勢の値に応じて変更されてもよい。速度の値及び姿勢の値に応じて加速度閾値aを変更することにより、より確実に異常検出を行うことが可能になる。
図12を参照して、姿勢駆動部312がレーザレンジファインダの姿勢を制御する方法の一例を説明する。
図12は、レーザレンジファインダの姿勢を制御する方法の一例を示す。図12は、図1に示されるエレベータ100を鉛直方向周りに90度回転して示している。図12では、コンペンセーティングロープ122及びレーザレンジファンダ130Bは省略されている。
乗りカゴ110に何らかの力が加わって乗りカゴ110が傾いた場合、レーザレンジファインダ201及び202の傾きを変えなければ、メインロープ120と平行なスキャン領域を保持できない。このため、乗りカゴ110の姿勢に応じてレーザレンジファインダ201及び202の姿勢を調整する必要がある。レーザレンジファインダ201及び202は、姿勢駆動部312を介して乗りカゴ110に取り付けられている。姿勢駆動部312を駆動することによって、レーザレンジファインダ201及び202の姿勢を変えて、スキャン領域203及び204の方向を変更する。乗りカゴ110の姿勢と同じ角度だけ、反対方向に姿勢駆動部312を駆動することによって、スキャン領域203及び204をメインロープ120と平行に維持することができる。即ち、スキャン領域203及び204を鉛直方向に維持することができる。
図13を参照して、昇降路異常検出部311が昇降路150の異常を検出する方法の一例を説明する。
地震などで建物が揺れた場合、図13に示すように、通常の状態1301から傾いた状態1302に昇降路150が変形することがある。昇降路異常検出部311は、カゴ姿勢推定部308からの姿勢情報及びカゴ位置推定部303からのカゴ位置情報に基づいて、本来あるべき昇降路150の上端1303を特定する。昇降路異常検出部311は、本来あるべき昇降路150の上端1303と比較して昇降路端検出部302によって測定された昇降路の上端1304がずれていた場合、昇降路150に異常が発生したと判断する。
以上のように、本実施形態に係るエレベータは、乗りカゴに取り付けられ且つ昇降路内に存在する物体を非接触で検出する昇降路内物体検出部を用いることにより、ロープの揺れ、ロープの引っ掛かりなどの異常を確実に検出することができる。さらに、昇降路内物体検出部に加えて、加速度センサ及び角速度センサを用いることにより、カゴの異常運動、昇降路の変形などの異常も検出することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…エレベータ、110…乗りカゴ、130A,130B…昇降路内物体検出部、132A,132B…スキャン領域、150…昇降路、201,202…レーザレンジファインダ、203,204…スキャン領域、301…昇降路内物体検出部、302…昇降路端検出部、303…カゴ位置推定部、304…駆動制御部、305…駆動部、306…ロープ検出部、307…ロープ異常検出部、308…カゴ姿勢推定部、309…カゴ速度推定部、310…カゴ異常検出部、311…昇降路異常検出部、312…姿勢駆動部。

Claims (12)

  1. 昇降路内を昇降移動する乗りカゴと、
    前記乗りカゴを駆動するためのロープと、
    前記ロープを介して互いに対向して前記乗りカゴの上部に配置され、前記昇降路の上端に向けてレーザ光を走査して複数の測定点までの距離を測定する第1及び第2のレーザレンジファインダを備え、前記第1のレーザレンジファンダがレーザ光を走査する第1のスキャン領域と前記第2のレーザレンジファンダがレーザ光を走査する第2のスキャン領域とにおいて物体を非接触で検出する物体検出部と、
    前記第1レーザレンジファインダの測定結果及び前記第2レーザレンジファインダの測定結果に基づいて前記ロープを検出するロープ検出部と、
    前記ロープ検出部の検出結果に基づいて前記ロープの異常を検出するロープ異常検出部と、
    を具備することを特徴とするエレベータ。
  2. 前記第1及び第2のレーザレンジファインダの各々は、前記レーザ光を2次元的に走査することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
  3. 前記第1のスキャン領域と前記第2のスキャン領域との間の間隔を調整するために、前記第1及び第2のレーザレンジファインダを駆動する駆動部をさらに具備し、前記第1のスキャン領域は前記第2のスキャン領域と平行であることを特徴とする請求項2に記載のエレベータ。
  4. 前記物体検出部は、前記乗りカゴの底部に配置される第3のレーザレンジファインダをさらに備え、該第3のレーザレンジファインダは、前記昇降路の下端に向けてレーザ光を走査して複数の測定点までの距離を測定することを特徴とする請求項に記載のエレベータ。
  5. 前記第1のレーザレンジファインダ及び前記第2のレーザレンジファインダの少なくとも一方の測定結果に基づいて前記昇降路の上端を検出し、前記第3のレーザレンジファインダの測定結果に基づいて、前記昇降路の下端を検出する昇降路端検出部をさらに具備することを特徴とする請求項4に記載のエレベータ。
  6. 前記昇降路端検出部の検出結果に基づいて前記昇降路内での前記乗りカゴの位置を推定してカゴ位置情報を生成するカゴ位置推定部をさらに具備することを特徴とする請求項5に記載のエレベータ。
  7. 前記第1のスキャン領域と前記第2のスキャン領域との間の間隔を調整するために、前記第1及び第2のレーザレンジファインダを駆動する駆動部と、
    前記カゴ位置情報に示される位置に応じて前記第1のスキャン領域と前記第2のスキャン領域との間の距離を調整するように、前記駆動部を制御する制御部と、をさらに具備し、
    前記第1及び第2のレーザレンジファインダの各々は前記レーザ光を2次元的に走査し、前記第1のスキャン領域は前記第2のスキャン領域と平行である、ことを特徴とする請求項6に記載のエレベータ。
  8. 前記乗りカゴの移動方向を含む3軸方向の加速度を検出して加速度情報を生成する加速度センサと、
    前記カゴ位置情報及び前記加速度情報に基づいて、前記乗りカゴの移動速度を推定するカゴ速度推定部と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のエレベータ。
  9. 3軸方向の角速度を検出して角速度情報を生成する角速度センサと、
    前記加速度情報及び前記角速度情報に基づいて、水平面に対する前記乗りカゴの姿勢を推定するカゴ姿勢推定部と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項8に記載のエレベータ。
  10. 前記移動速度の絶対値が速度閾値を超える場合或いは前記姿勢の絶対値が姿勢閾値を超える場合に、前記乗りカゴに異常が発生したと判断するカゴ異常検出部をさらに具備することを特徴とする請求項9に記載のエレベータ。
  11. 前記カゴ位置情報及び前記姿勢に基づいて前記昇降路の本来あるべき上端を特定し、該特定した上端と前記昇降路端検出部により検出された上端を比較することにより、前記昇降路の異常を検出する昇降路異常検出部をさらに具備することを特徴とする請求項10に記載のエレベータ。
  12. 前記ロープ異常検出部は、前記カゴ異常検出部が前記乗りカゴの異常を検出せず、且つ、前記昇降路異常検出部が前記昇降路の異常を検出せず、且つ、ロープ検出部が前記ロープを検出した場合に、前記ロープに異常が発生したと判断することを特徴とする請求項11に記載のエレベータ。
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