JP5478952B2 - 負荷制御装置 - Google Patents

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本発明は、交流電源と照明装置などの負荷の間に直列に接続される2線式の負荷制御装置に関する。
従来から、トライアックやサイリスタなどの無接点スイッチ素子を用いた照明装置用の負荷制御装置が実用化されている。これらの負荷制御装置は、省配線の見地から、2線式結線が一般的であり、交流電源と負荷との間に直列に接続される。このように交流電源と負荷との間に直列に接続される負荷制御装置においては、如何にして自己の回路電源を確保するかが問題となる。
図11に示すように、例えば特許文献1に示された従来例の2線式の負荷制御装置50は、交流電源2と負荷3との間に直列に接続されるものであって、主スイッチ素子としてトライアックなどの半導体素子を用いた主開閉部51と、整流部52と、制御部53と、制御部53に安定した電源を供給するための第1電源部54と、負荷3への電力停止状態のときに第1電源部54へ電力を供給する第2電源部55と、負荷3への電力供給が行われているときに第1電源部54へ電力を供給する第3電源部56などで構成されている。
このような負荷制御装置50は、例えば壁面などに設置され、照明装置の点灯及び消灯(以下、オン/オフとする)などを制御するために用いられる。そして、2線式の負荷制御装置は、上記のように交流電源2と負荷3との間に直列に接続されているため、負荷3がオフされている状態においても、実際には負荷3に電流が流れている。負荷3の種類によっては、このときの電流で誤動作する(負荷3がグロー式蛍光灯などの照明装置の場合、蛍光灯が間欠的に点灯する)可能性があるため、負荷3に流れる電流を可能な限り小さくする必要がある。そのため、一般的に、第2電源部55からの出力電圧を高く設定し、第1電源部54として降圧型DC/DCコンバータなどを用いて、負荷3がオフのときの電流を小さな値に維持しつつ、制御部53などの電力を確保している。
図11からわかるように、第1電源部54の入力側端子の間にはコンデンサ54aが接続されている。第2電源部55からの出力電圧は第3電源部56からの出力電圧よりも高いので、負荷3がオフされ、第1電源部54の電源が第3電源部56から第2電源部55に切り替わったときに、コンデンサ54aを充電する。しかしながら、従来の負荷制御装置50では、コンデンサ54aの充電電流によっては負荷3が誤動作しないように、第2電源部55からの出力電圧は第3電源部56からの出力電圧より大きく設定されていた。
一方、インバータ回路を用いた蛍光灯照明装置では、赤外線を利用したリモコン装置などにより、照明装置のオン/オフや明るさ調節を制御できるようにしたものが実用化されている。ところが、リモコン装置と照明装置とに間に障害物が存在すると、制御信号が照明装置に届かず、照明装置を制御できない場合が生じる。そこで、本出願人は、電波による無線通信を利用して、リモコン装置から負荷制御装置に対して制御信号を送信し、負荷制御装置を介して照明装置のオン/オフ制御を可能にしたものを提案している(特許文献2参照)。
その様な無線受信機を備えた負荷制御装置においては、照明装置がオフされている状態においても、リモコン装置からの制御信号を待ち受けるために、負荷制御装置の制御部53などにおける消費電力が増大する傾向にある。従って、負荷制御装置50の制御部53などにおける消費電力の増大に備えて、第2電源部55からの出力電圧を従来よりもさらに高くする必要が生じる。そうすると、負荷3がオフされ、第1電源部54の電源が第3電源部56から第2電源部55に切り替わったときに、コンデンサ54aが急速に充電され、負荷3に比較的大きな電流が流れる。そのため、コンデンサ54aの充電電流によって負荷3が誤動作する可能性が高くなる。負荷3が照明装置である場合は、照明装置がオフであるにもかかわらず、瞬間的に点灯する可能性がある。
特開2008−228373号公報 特開2008−27822号公報
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、制御部などにおける消費電力の増大に対応するために第2電源部からの出力電圧を第3電源部からの出力電圧よりも高くした2線式の負荷制御装置において、負荷が照明装置である場合に、照明装置がオフであるにもかかわらず、瞬間的に点灯することを防止することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、交流電源と負荷の間に直列に接続される2線式の負荷制御装置であって、前記交流電源及び前記負荷に対し直列に接続され、負荷に対して電源の供給を制御する主開閉部と、前記主開閉部の開閉を制御する制御部と、電波によるリモコン装置からの制御信号を受信する無線受信部と、前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記制御部及び前記無線受信部に安定した電圧を供給する第1電源部と、前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記負荷への電力供給を停止しているときに、前記第1電源部への電源を供給する第2電源部と、前記主開閉部が閉状態で、前記負荷への電力供給を行っているときに、前記第1電源部への電源を供給する第3電源部と、を備え、前記負荷への電力供給を停止しているときにおいても、前記無線受信部は前記リモコン装置からの制御信号を待ち受けており、前記第1電源部は、入力された直流電流を、出力電圧が入力電圧よりも低くなるように、電圧の異なる直流電流に変換して出力する降圧型DC/DCコンバータであり、その入力側端子間にコンデンサが並列に接続されており、前記負荷への電力供給を停止しているときの前記第2電源部からの出力電圧は、前記制御部及び前記無線受信部での消費電力を確保しつつ、前記負荷が誤動作しないように前記負荷に流れる電流を抑制するために、前記負荷への電力供給を行っているときの前記第3電源部からの出力電圧よりも高く、前記第2電源部及び前記第3電源部のいずれか一方は、その出力電圧を変化させる電圧可変手段を備え、前記制御部は、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換える際に、前記電圧可変手段を作動させ、前記第3電源部の出力電圧を昇圧させるか又は前記第2電源部の出力電圧を降圧させてその差を小さく又はほぼ等しくさせた後、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の負荷制御装置において、前記制御部は、前記第3電源部の出力電圧を昇圧させるか又は前記第2電源部の出力電圧を降圧させてその差を小さく又はほぼ等しくさせ、さらに所定時間経過した後、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換えることを特徴とする。
請求項3の発明は、交流電源と負荷の間に直列に接続される2線式の負荷制御装置であって、前記交流電源及び前記負荷に対し直列に接続され、負荷に対して電源の供給を制御する主開閉部と、前記主開閉部の開閉を制御する制御部と、前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記制御部に安定した電圧を供給する第1電源部と、前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記負荷への電力供給を停止しているときに、前記第1電源部への電源を供給する第2電源部と、前記主開閉部が閉状態で、前記負荷への電力供給を行っているときに、前記第1電源部への電源を供給する第3電源部を備え、前記第1電源部は、入力された直流電流を、出力電圧が入力電圧よりも低くなるように、電圧の異なる直流電流に変換して出力する降圧型DC/DCコンバータであり、その入力側端子間にコンデンサが並列に接続されており、前記負荷への電力供給を停止しているときの前記第2電源部からの出力電圧は、前記負荷への電力供給を行っているときの前記第3電源部からの出力電圧よりも高く、前記第3電源部は、並列に接続されたツェナー電圧の異なる複数のツェナーダイオードと、前記複数のツェナーダイオードのいずれか1つを選択的に導通させる電圧可変手段を備え、いずれか1つのツェナーダイオードのツェナー電圧が前記第2電源部の出力電圧とほぼ同じかそれよりも若干高いか又は若干低い電圧であり、前記制御部は、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換える際に、前記電圧可変手段を作動させ、前記第3電源部の出力電圧を昇圧させてその差を小さく又はほぼ等しくさせた後、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換えることを特徴とする。
請求項4の発明は、交流電源と負荷の間に直列に接続される2線式の負荷制御装置であって、前記交流電源及び前記負荷に対し直列に接続され、負荷に対して電源の供給を制御する主開閉部と、前記主開閉部の開閉を制御する制御部と、前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記制御部に安定した電圧を供給する第1電源部と、前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記負荷への電力供給を停止しているときに、前記第1電源部への電源を供給する第2電源部と、前記主開閉部が閉状態で、前記負荷への電力供給を行っているときに、前記第1電源部への電源を供給する第3電源部を備え、前記第1電源部は、入力された直流電流を、出力電圧が入力電圧よりも低くなるように、電圧の異なる直流電流に変換して出力する降圧型DC/DCコンバータであり、その入力側端子間にコンデンサが並列に接続されており、前記負荷への電力供給を停止しているときの前記第2電源部からの出力電圧は、前記負荷への電力供給を行っているときの前記第3電源部からの出力電圧よりも高く、前記第3電源部は、直列に接続された複数のツェナーダイオード及び1つを除く残りのツェナーダイオードに並列に設けられた1又は複数スイッチと、前記1又は複数のスイッチをオン又はオフさせる電圧可変手段を備え、前記複数のツェナーダイオードの総ツェナー電圧が前記第2電源部の出力電圧とほぼ同じかそれよりも若干高いか又は若干低い電圧であり、前記制御部は、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換える際に、前記電圧可変手段を作動させ、前記第3電源部の出力電圧を昇圧させてその差を小さく又はほぼ等しくさせた後、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換えることを特徴とする。
請求項5の発明は、交流電源と負荷の間に直列に接続される2線式の負荷制御装置であって、前記交流電源及び前記負荷に対し直列に接続され、負荷に対して電源の供給を制御する主開閉部と、前記主開閉部の開閉を制御する制御部と、前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記制御部に安定した電圧を供給する第1電源部と、前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記負荷への電力供給を停止しているときに、前記第1電源部への電源を供給する第2電源部と、前記主開閉部が閉状態で、前記負荷への電力供給を行っているときに、前記第1電源部への電源を供給する第3電源部を備え、前記第1電源部は、入力された直流電流を、出力電圧が入力電圧よりも低くなるように、電圧の異なる直流電流に変換して出力する降圧型DC/DCコンバータであり、その入力側端子間にコンデンサが並列に接続されており、前記負荷への電力供給を停止しているときの前記第2電源部からの出力電圧は、前記負荷への電力供給を行っているときの前記第3電源部からの出力電圧よりも高く、前記第2電源部は、並列に接続されたツェナー電圧の異なる複数ツェナーダイオードと、前記複数のツェナーダイオードのいずれか1つを選択的に導通させる電圧可変手段を備え、いずれか1つのツェナーダイオードのツェナー電圧が前記第3電源部の出力電圧とほぼ同じかそれよりも若干高い電圧であり、前記制御部は、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換える際に、前記電圧可変手段を作動させ、前記第2電源部の出力電圧を降圧させてその差を小さく又はほぼ等しくさせた後、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換えることを特徴とする。
請求項6の発明は、交流電源と負荷の間に直列に接続される2線式の負荷制御装置であって、前記交流電源及び前記負荷に対し直列に接続され、負荷に対して電源の供給を制御する主開閉部と、前記主開閉部の開閉を制御する制御部と、前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記制御部に安定した電圧を供給する第1電源部と、前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記負荷への電力供給を停止しているときに、前記第1電源部への電源を供給する第2電源部と、前記主開閉部が閉状態で、前記負荷への電力供給を行っているときに、前記第1電源部への電源を供給する第3電源部を備え、前記第1電源部は、入力された直流電流を、出力電圧が入力電圧よりも低くなるように、電圧の異なる直流電流に変換して出力する降圧型DC/DCコンバータであり、その入力側端子間にコンデンサが並列に接続されており、前記負荷への電力供給を停止しているときの前記第2電源部からの出力電圧は、前記負荷への電力供給を行っているときの前記第3電源部からの出力電圧よりも高く、前記第2電源部は、直列に接続された複数のツェナーダイオード及び1つを除く残りのツェナーダイオードに並列に設けられた1又は複数スイッチと、前記1又は複数のスイッチをオン又はオフさせる電圧可変手段を備え、前記スイッチが並列に設けられていない1つのツェナーダイオードのツェナー電圧が前記第3電源部の出力電圧とほぼ同じかそれよりも若干高い電圧であり、前記制御部は、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換える際に、前記電圧可変手段を作動させ、前記第2電源部の出力電圧を降圧させてその差を小さく又はほぼ等しくさせた後、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換えることを特徴とする。

請求項7の発明は、請求項3又は請求項4に記載の負荷制御装置において、前記複数のツェナーダイオードは3以上であり、前記制御部は、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換える際に、前記電圧可変手段を作動させ、前記第3電源部の出力電圧を、所定時間ごとに段階的に昇圧させることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項5又は請求項6に記載の負荷制御装置において、前記複数のツェナーダイオードは3以上であり、前記制御部は、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換える際に、前記電圧可変手段を作動させ、前記第2電源部の出力電圧を、所定時間ごとに段階的に昇圧させることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項3、請求項4及び請求項7のいずれか一項に記載の負荷制御装置において、前記第3電源部には、前記制御部により前記電圧可変手段が作動される際に、該第3電源部の出力電流を制限する電流制限手段が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、主開閉部を閉状態から開状態に切り換える際に、第3電源部の出力電圧を昇圧させるか又は第2電源部の出力電圧を降圧させてその差を小さく又はほぼ等しくさせた後、主開閉部を閉状態から開状態に切り換えるので、第1電源部の入力側端子間に並列に接続されたコンデンサに充電電流はほとんど流れず又は充電電流の値が小さくなる。そのため、負荷がオフされた状態でも負荷に微弱な電流が流れるが、その値は非常に小さいので、負荷が誤動作する可能性はほとんどなく、負荷が照明装置である場合でも、瞬間的に点灯することはない。そのため、第2電源部の出力電圧を従来のものに比べて大幅に高くすることができ、負荷制御装置に、特定小電力無線通信を利用したリモコン装置からの制御信号を受信する受信機能を設けることができる。
本発明の一実施形態に係る2線式の負荷制御装置の基本構成を示すブロック図。 第3電源部側に電圧可変機構を設けた構成例を示す回路図。 第3電源部側に電圧可変機構を設けた他の構成例を示す回路図。 図2及び図3に示す構成例における制御部から出力される制御信号のタイムチャート。 第2電源部側に電圧可変機構を設けた構成例を示す回路図。 図5に示す構成例における制御信号などのタイムチャート。 図3に示す構成例に、さらに、第3電源部の出力電流を制限する電流制限回路を設けた構成例を示す回路図。 図7に示す構成例における制御信号などのタイムチャート。 本発明の参考例の構成を示す回路図。 本発明の他の参考例の構成を示す回路図。 従来の2線式の負荷制御装置の構成を示す回路図。
本発明の一実施形態に係る2線式の負荷制御装置について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態の2線式負荷制御装置1の基本構成を示すブロック図であり、この2線式の負荷制御装置1は、交流電源2と負荷3との間に直列に接続されるものであって、主スイッチ素子としてトライアックなどの半導体素子を用いた主開閉部11と、整流部12と、制御部13と、制御部13に安定した電源を供給するための第1電源部14と、負荷3への電力停止状態のときに第1電源部14へ電力を供給する第2電源部(定電圧電源)15と、負荷3への電力供給が行われているときに第1電源部14へ電力を供給する第3電源部(定電圧電源)16と、特定小電力無線通信を利用したリモコン装置からの制御信号を受信する無線受信部(RF部)17などで構成されている。第1電源部14は、入力される直流電流を、出力電圧が入力電圧よりも低くなるように、電圧の異なる直流電流に変換して出力する降圧型DC/DCコンバータである。また、第1電源部14の入力側端子間にコンデンサ14aが並列に接続されている。
図1に例示するように、制御部13及び無線受信部17の駆動電圧は約3.0V程度であり、制御部13に流れる電流は約1.0mA程度である。それに対して、無線受信部17に流れる電流は約4.0mA程度である。このように、無線通信を利用したリモコン装置からの制御信号を受信する機能を設けることにより、負荷制御装置1における消費電力(消費電流)が増大する。負荷3がオン状態にあるとき、負荷3には、この負荷制御装置1に流れる電流に比べて遙かに大きな電流が流れるため、負荷電流が多少増えたところで全く問題は生じない。従って、負荷3への電力供給を行っているときに第1電源部14へ電源を供給する第3電源部16の出力電圧は、従来のものとほぼ同様でよい。一方、負荷3への電力供給を停止しているとき、負荷制御装置1における消費電力(消費電流)が増大しても、負荷3に流れる電流を増加させることはできない。そこで、負荷3への電力供給していないときに第1電源部14へ電源を供給する第2電源部15の出力電圧を、従来のものよりも高くすることによって、負荷制御装置1での消費電力を確保しつつ、負荷3に流れる電流の増大を抑制している。なお、ここで示した電流値及び電圧値はあくまで例示であり、その他の値をとり得ることはいうまでもない。
第2電源部15及び第3電源部16のいずれか一方には、その出力電圧を変化させる電圧可変機構が設けられており、制御部13は、主開閉部11を閉状態から開状態に切り換える際に、電圧可変機構を作動させ、第3電源部16の出力電圧を昇圧させるか又は第2電源部15の出力電圧を降圧させてその差を小さく又はほぼ等しくさせ、その後、主開閉部11を閉状態から開状態に切り換えるように構成されている。そのため、第1電源部14の入力側端子間に並列に接続されたコンデンサ14aには充電電流はほとんど流れず、OFF定常時に流れる程度まで抑えられる。そのため、負荷3がオフ状態のとき、その負荷3に流れる電流は微弱であり、負荷3が誤動作する可能性はほとんどない。例えば、負荷3が照明装置である場合でも、瞬間的に点灯することはない。なお、第3電源部16の出力電圧を第2電源部15の出力電圧よりも若干高い電圧になるように変化させてもよい。
制御部13によって主開閉部11を閉状態から開状態に切り換えるタイミングは、第3電源部16の出力電圧を第2電源部15の出力電圧とほぼ同じかそれよりも若干高いか又は低い電圧になるように変化させた後であれば、基本的にはいつでもよいが、所定時間(例えば、数ミリ秒〜数十ミリ秒)経過した後に切り換えるように構成してもよい。すなわち、電圧切り替え機構の構成によっては、第2電源部15の出力電圧又は第3電源部16の出力電圧を瞬間的に降圧又は昇圧させることはできず、一定時間をかけて徐々に変化させるものも存在する。そのため、第2電源部15の出力電圧又は第3電源部16の出力電圧を変化させるタイミングと主開閉部11を閉状態から開状態に切り換えるタイミングに一定の時間差を設けることによって、より確実に負荷3の誤動作を防止することができる。
次に、電圧可変機構の具体例について説明する。なお、以下の説明で引用する回路図は、第2電源部15及び第3電源部16を中心とした主要部のみを図示する。図2は、第3電源部16側に電圧可変機構を設けた構成例であって、第3電源部16が、並列に接続された出力電圧を規定する2組のツェナーダイオードとその導通/非導通を切り換えるトランジスタなどのスイッチ素子で構成された具体例を示す。図2に示すように、第3電源部16は、第1ツェナーダイオード16a及び第2ツェナーダイオード16bと、トランジスタなどのスイッチ素子16c及び16dなどで構成され、第1ツェナーダイオード16aと第2ツェナーダイオード16bが並列に接続されている。第1ツェナーダイオード16aのツェナー電圧を6V、第2ツェナーダイオード16bのツェナー電圧を10Vとする。また、第2電源部15のツェナーダイオード15aのツェナー電圧を10Vとする。これら第2電源部15及び第3電源部16は、ツェナーダイオードとトランジスタを用いた定電圧電源回路であり、その出力電圧はツェナーダイオードのツェナー電圧に支配され、ツェナー電圧よりも若干低い値となる。以下の説明においては、第2電源部15及び第3電源部の出力電圧を、それぞれツェナー電圧と等価とみなして記載する。
負荷3がオフ状態のとき、第2電源部15には、整流部12により全波整流された脈流が入力され、その電圧値がツェナーダイオード15aのツェナー電圧よりも高いときだけスイッチ素子15sが導通し、ツェナー電圧を10Vが出力電圧として第1電源部14に入力される。スイッチ素子15sが非導通のときは、第1電源部14の入力端子間に接続されたコンデンサ14aが電源となって第1電源部14に電力を供給する。コンデンサ14aは充放電を繰り返す。
負荷3をオンする場合、制御部13から端子P1に制御信号が入力され、スイッチ素子16cが導通する。このとき、第1電源部14の入力電圧V1inは、第2電源部15の出力電圧V2outであり、第3電源部16の出力電圧V3outよりも高いので、第3電源部16を流れる電流は、ツェナーダイオード16a、サイリスタ16s、主開閉部11のトライアック11aに流れる。トライアック11aがオンした時点では、整流部12の整流電圧がほぼ零になっているので、第2電源部15のスイッチ素子15sは非導通となり、第2電源部15に電流は流れない。第3電源部16も同様である。その間、第1電源部14はコンデンサ14aから電力が供給されるので、第1電源部14の入力電圧V1in、すなわち、コンデンサ14aの端子電圧が徐々に低下する。そして、第1電源部14の入力電圧V1inが第3電源部16の出力電圧V3outよりも低くなったときに、第3電源部16から第1電源部14に電力が供給され始める。このとき、第2電源部15のツェナーダイオード15aのツェナー電圧は、第3電源部16のツェナーダイオード16aのツェナー電圧よりも高いので、第2電源部15のスイッチ素子15sは非導通のままである。そして、コンデンサ14aは、その端子電圧が第3電源部16の出力電圧V3outとなるように充電される。整流部12の整流電圧が第2電源部15のツェナーダイオード15aのツェナー電圧よりも高くなると、スイッチ素子15sが導通し、第1電源部14の入力電圧V1inは第2電源部15の出力電圧V2outとなる。その瞬間に、第3電源部16を流れる電流は、ツェナーダイオード16a、サイリスタ16s、主開閉部11のトライアック11aに転流し、上記のようにスイッチ素子15sが非導通となる。これらの動作を繰り返すので、負荷3がオン状態のときは、第2電源部15から第1電源部14には電力が供給されず、専ら第3電源部16から第1電源部14に電力が供給されることになる。
負荷をオフする場合、すなわち、主開閉部11を閉状態から開状態に切り換える場合、制御部13から、先に端子P2に制御信号が入力され、少し遅れて端子P1への制御信号が遮断される。それによって、スイッチ素子16cが非導通となり、第2ツェナーダイオード16bのツェナー電圧10Vが第3電源部16の出力電圧となる。その後、制御部13が第3電源部16の端子P1への制御信号の入力を遮断すると、第3電源部16はオフされ、第1電源部14の電源が第3電源部16から第2電源部15に切り替わる。それと同時に又は所定時間経過後、制御部13は、主開閉部11を閉状態から開状態に切り換える。
図3は、第3電源部16側に電圧可変機構を設けた構成例であって、第3電源部16が、直列に接続された出力電圧を規定する2つのツェナーダイオードとその一方の導通/非導通を切り換えるトランジスタなどのスイッチ素子で構成された具体例を示す。図3に示すように、第3電源部16は、直列に接続された第3ツェナーダイオード16e及び第4ツェナーダイオード16fと、第4ツェナーダイオード16fに並列に接続されたトランジスタなどのスイッチ素子16gなどで構成されている。第3ツェナーダイオード16eのツェナー電圧を6V、第4ツェナーダイオード16fのツェナー電圧を4Vとする。
負荷3がオン状態のときは、制御部13から端子P3に制御信号が入力され、それによってスイッチ素子16gが導通され、第4ツェナーダイオード16fには電流は流れず、第3電源部16の総ツェナー電圧は、第3ツェナーダイオード16eのツェナー電圧6Vとなり、それが第3電源部の出力電圧となる。主開閉部11を閉状態から開状態に切り換える場合、制御部13から端子P3への制御信号が遮断され、それによって、スイッチ素子16gが非導通となり、第4ツェナーダイオード16fにも電流が流れる。そのため、第3電源部16の総ツェナー電圧は、第3ツェナーダイオード16eのツェナー電圧6Vと第4ツェナーダイオード16fのツェナー電圧4Vを加算した10Vとなり、それが第3電源部16の出力電圧となる。その後、制御部13が第3電源部16の端子P1への制御信号の入力を遮断すると、第3電源部16はオフされ、第1電源部14の電源が第3電源部16から第2電源部15に切り替わる。それと同時に又は所定時間経過後、制御部13は、主開閉部11を閉状態から開状態に切り換える。
なお、参考までに、制御部13から出力される制御信号のタイムチャートを図4に示す。図4において、(a)は電圧可変機構を有していない従来の第3電源部を制御する場合、(b)は図2に示す構成例の第3電源部を制御する場合、(c)図3に示す構成例の第3電源部を制御する場合を示す。また、タイムチャートの端子番号は、それぞれ図面に示された端子に入力される制御信号を表す。
図2又は図3に示す構成例では、第1電源部14の電源を第3電源部16から第2電源部15に切り換える前に、第3電源部16の出力電圧を第2電源部15の出力電圧とほぼ同じ値に昇圧しており、第1電源部14の電源を第3電源部16から第2電源部15に切り換えられた時点では、コンデンサ14aには充電電流はほとんど流れない。仮にコンデンサ14aには充電電流が流れたとしても、その値は非常に小さく、負荷3が誤動作することはない。
図5は、第2電源部15側に電圧可変機構を設けた構成例であって、第2電源部15が、直列に接続された出力電圧を規定する2つのツェナーダイオードとその一方の導通/非導通を切り換えるトランジスタなどのスイッチ素子で構成された具体例を示す。また、この構成例のタイムチャートを図6に示す。図5に示すように、第2電源部15は、直列に接続された第5ツェナーダイオード15a及び第6ツェナーダイオード15bと、第6ツェナーダイオード15bに並列に接続されたトランジスタなどのスイッチ素子15cと、などで構成されている。第5ツェナーダイオード15aのツェナー電圧を7V、第6ツェナーダイオード15bのツェナー電圧を3Vとする。
負荷3がオン状態のときは、制御部13から端子P4には制御信号が入力されず、第2電源部15の総ツェナー電圧は、第5ツェナーダイオード15aのツェナー電圧7Vと第6ツェナーダイオード15bのツェナー電圧3Vを加算した10Vとなっている。制御部13は、主開閉部11を閉状態から開状態に切り換えるよりも少し前に、端子P4に制御信号を入力し、それによってスイッチ素子15cが導通され、第6ツェナーダイオード15bには電流は流れず、第2電源部15の総ツェナー電圧は、第5ツェナーダイオード15aのツェナー電圧7Vとなる。その後、制御部13が第3電源部16の端子P1への制御信号の入力を遮断すると、第3電源部16はオフされ、第1電源部14の電源が第3電源部16から第2電源部15に切り替わる。このとき、第1電源部14の入力電圧、すなわち第2電源部15の出力電圧は、負荷3への電力供給を停止しているときの第2電源部15からの出力電圧10Vと、負荷3への電力供給を行っているときの第3電源部16からの出力電圧6Vの中間の電圧7Vとなる。所定時間経過後、制御部13は、端子P4への制御信号の入力を遮断し、スイッチ素子15cが非導通になり、第6ツェナーダイオード15bに電流が流れ、第2電源部15の総ツェナー電圧は、第5ツェナーダイオード15aのツェナー電圧7Vと第6ツェナーダイオード15bのツェナー電圧3Vを加算した10Vとなり、それが第2電源部15の出力電圧となる。それと同時に又は所定時間経過後、制御部13は、主開閉部11を閉状態から開状態に切り換える。
図5に示す構成例では、第1電源部14の電源を第3電源部16から第2電源部15に切り替得る際、第2電源部15の総ツェナー電圧を、一旦、負荷3への電力供給を行っているときの第3電源部16からの出力電圧6Vの中間の電圧(必ずしも7Vに限定されない)に設定し、その後、本来の総ツェナー電圧である10Vに昇圧させることにより、コンデンサ14aを段階的に充電させ、それによって、充電電流の低減、ひいては負荷の誤動作の防止を図っている。
図7は、図3に示す構成例において、さらに、制御部13により、第3電源部16の総ツェナー電圧を昇圧させる際、第3電源部16の出力電流を制限する電流制限回路を設けた構成例を示す。また、この構成例のタイムチャートを図8に示す。図7に示すように、第3電源部16のスイッチ素子16hのベースには、図示しないスイッチ素子を介して2つの抵抗R1及びR2が選択的に接続されている。抵抗R2の抵抗値の方が抵抗R1の抵抗値よりも大きいものとする(R2>R1)。
主開閉部11を閉状態から開状態に切り換える際、上記のように第3電源部16の総ツェナー電圧を変化させて、第3電源部16の出力電圧を昇圧させるのであるが、その際にコンデンサ14aが充電されることになる。通常(負荷3がオン状態のとき)は、スイッチ素子16cのベースに抵抗値の小さな抵抗R1を接続して、スイッチ素子16hに電流を流し、最終段のトライアック11aをオンさせている。前述のように、トライアック11aがオンすると、コンデンサ14aに充電電流が流れなくなるときが生じるので、結果的にトライアック11aがオフの時にだけコンデンサ14aが充電され、充電時間が長くなる。
この構成例では、第3電源部16の総ツェナー電圧を6Vから10Vに変化させる際、スイッチ素子16cのベースに接続される抵抗を、抵抗値の小さい抵抗R1から抵抗値の大きい抵抗R2に切り換え、ベース抵抗値を増大させ、それによってベース電流をトライアックがオンしないような電流値に制限している。すなわち、スイッチ素子16cのベース抵抗の値を大きくしてトライアック11aをオンさせないようにすれば、第3電源部16が定電流回路を構成し、通常のON状態より充電電流が増大して、短時間にコンデンサ14aを充電させることができる。その結果、第1電源部14の電源を第3電源部16から第2電源部15に切り換える際の切り換え時間を短縮することができる。
図9は、参考例として、第2電源部15及び第3電源部16には電圧可変機構を設けずに、第1電源部14の入力端子間に接続されたコンデンサの容量を可変にすることによって、第2電源部15の出力電圧と第3電源部16の出力電圧の電圧差による負荷3の誤動作を防止した構成例を示す。図9に示すように、第2電源部15及び第3電源部16の構成は、図11に示す従来例における第2電源部55及び第3電源部56の構成と同様であり、第1電源部14の入力端子間には、2つのコンデンサ14b及び14cと3つのスイッチS1、S2及びS3が設けられている。コンデンサ14b及び14cは、それぞれ一端が電力線に接続されている。スイッチS1は2つのコンデンサ14bと14cの間に接続されており、スイッチS1をオンし、且つ、スイッチS2及びS3をオフすることにより、コンデンサ14bと14cが、第1電源部14の入力端子間に直列接続される。一方、スイッチS1をオフし、且つ、スイッチS2及びS3をオンすることにより、コンデンサ14bと14cが、第1電源部14の入力端子間に並列接続される。また、一方、スイッチS1をオフし、且つ、スイッチS2又はS3をオンすることにより、コンデンサ14bと14cのいずれかが単独で、第1電源部14の入力端子間に接続される。
第3電源部16から第1電源部14に電力を供給する場合、スイッチS1をオフし、且つ、スイッチS2及びS3をオンする。それによって、第1電源部14への入力電圧が低いときに、コンデンサの容量を大きくすることができ、第1電源部14の入力電圧の変動を低減させることができる。また、第2電源部15から第1電源部14に電力を供給する場合、スイッチS1をオンし、且つ、スイッチS2及びS3をオフする。それによって、第1電源部14の電源を第3電源部16から第2電源部15に切り換える際、コンデンサへの充電電流を低減させることができ、負荷3の誤動作を防止することができる。
図10は、図9と同様に、参考例として、第2電源部15及び第3電源部16には電圧可変機構を設けずに、第1電源部14の入力端子間に接続されたコンデンサの容量を可変にすることによって、第2電源部15の出力電圧と第3電源部16の出力電圧の電圧差による負荷3の誤動作を防止した構成例を示す。図10に示すように、第2電源部15及び第3電源部16の構成は、図11に示す従来例における第2電源部55及び第3電源部56の構成と同様であり、第1電源部14の入力端子間に設けられたコンデンサ14aには、スイッチS4及びS5を介して、2つのコンデンサ14d及び14eが並列に接続されている。コンデンサ14dと14eの容量は同じであってもよいが、第3電源部16に接続されたコンデンサ14eの容量を大きくしてもよい。
第3電源部16に接続されたコンデンサ14eの容量が第2電源部15に接続されたコンデンサ14dの容量よりも大きいときは、第3電源部16から第1電源部14に電力を供給する場合、スイッチS4をオフし、且つ、スイッチS5をオンするか、あるいは、スイッチS4とS5の両方をオンする。一方、第3電源部16に接続されたコンデンサ14eの容量が第2電源部15に接続されたコンデンサ14dの容量と同じときは、第3電源部16から第1電源部14に電力を供給する場合、スイッチS4をオフし、且つ、スイッチS5をオンする。それによって、第1電源部14への入力電圧が低いときに、コンデンサの容量を大きくすることができる。また、第2電源部15がオンの場合、スイッチS4をオンし、且つ、スイッチS5をオフする。それによって、第1電源部14の電源を第3電源部16から第2電源部15に切り換える際、コンデンサへの充電電流を低減させることができ、負荷3の誤動作を防止することができる。
なお、上記各実施形態においては、第1電源部14の電源を第3電源部16から第2電源部15に切り換える際に、第3電源部16の総ツェナー電圧と第2電源部15の総ツェナー電圧が同じになるように構成したが、それに限定されるものではなく、部品の誤差や温度変化に伴うツェナー電圧の変化などを考慮して、必ず第3電源部16の総ツェナー電圧が第2電源部15の総ツェナー電圧よりも高くなるように構成してもよい。また、第2電源部15又は第3電源部16において、2つのツェナーダイオードを直列又は並列に接続する構成例を示したが、それに限定されるものではなく、3以上のツェナーダイオードを直列又は並列させてもよい。そして、制御部13は、主開閉部11を閉状態から開状態に切り換える際に、電圧可変機構を作動させ、第3電源部16の出力電圧を所定時間ごとに段階的に昇圧させるか、又は第2電源部15の出力電圧を所定時間ごとに段階的に昇圧させるように構成してもよい。さらに、図9及び図10に示す参考例において、コンデンサの数は図示したものに限定されず、それ以上の数のコンデンサ及びスイッチを組み合わせて構成できることは言うまでもない。
1 2線式の負荷制御装置
2 交流電源
3 負荷
11 主開閉部
11a トライアック
12 整流部
13 制御部
14 第1電源部
14a、14b、14c、14d コンデンサ
15 第2電源部
15a、15b ツェナーダイオード
15c、15s スイッチ素子
16 第3電源部
16a、16b、16e、16f ツェナーダイオード
16c、16d、16g、16h スイッチ素子
16s サイリスタ
17 無線受信部

Claims (9)

  1. 交流電源と負荷の間に直列に接続される2線式の負荷制御装置であって、
    前記交流電源及び前記負荷に対し直列に接続され、負荷に対して電源の供給を制御する主開閉部と、
    前記主開閉部の開閉を制御する制御部と、
    電波によるリモコン装置からの制御信号を受信する無線受信部と、
    前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記制御部及び前記無線受信部に安定した電圧を供給する第1電源部と、
    前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記負荷への電力供給を停止しているときに、前記第1電源部への電源を供給する第2電源部と、
    前記主開閉部が閉状態で、前記負荷への電力供給を行っているときに、前記第1電源部への電源を供給する第3電源部と、を備え、
    前記負荷への電力供給を停止しているときにおいても、前記無線受信部は前記リモコン装置からの制御信号を待ち受けており、
    前記第1電源部は、入力された直流電流を、出力電圧が入力電圧よりも低くなるように、電圧の異なる直流電流に変換して出力する降圧型DC/DCコンバータであり、その入力側端子間にコンデンサが並列に接続されており、
    前記負荷への電力供給を停止しているときの前記第2電源部からの出力電圧は、前記制御部及び前記無線受信部での消費電力を確保しつつ、前記負荷が誤動作しないように前記負荷に流れる電流を抑制するために、前記負荷への電力供給を行っているときの前記第3電源部からの出力電圧よりも高く、
    前記第2電源部及び前記第3電源部のいずれか一方は、その出力電圧を変化させる電圧可変手段を備え、
    前記制御部は、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換える際に、前記電圧可変手段を作動させ、前記第3電源部の出力電圧を昇圧させるか又は前記第2電源部の出力電圧を降圧させてその差を小さく又はほぼ等しくさせた後、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換えることを特徴とする負荷制御装置。
  2. 前記制御部は、前記第3電源部の出力電圧を昇圧させるか又は前記第2電源部の出力電圧を降圧させてその差を小さく又はほぼ等しくさせ、さらに所定時間経過した後、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換えることを特徴とする請求項1に記載の負荷制御装置。
  3. 交流電源と負荷の間に直列に接続される2線式の負荷制御装置であって、
    前記交流電源及び前記負荷に対し直列に接続され、負荷に対して電源の供給を制御する主開閉部と、
    前記主開閉部の開閉を制御する制御部と、
    前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記制御部に安定した電圧を供給する第1電源部と、
    前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記負荷への電力供給を停止しているときに、前記第1電源部への電源を供給する第2電源部と、
    前記主開閉部が閉状態で、前記負荷への電力供給を行っているときに、前記第1電源部への電源を供給する第3電源部を備え、
    前記第1電源部は、入力された直流電流を、出力電圧が入力電圧よりも低くなるように、電圧の異なる直流電流に変換して出力する降圧型DC/DCコンバータであり、その入力側端子間にコンデンサが並列に接続されており、
    前記負荷への電力供給を停止しているときの前記第2電源部からの出力電圧は、前記負荷への電力供給を行っているときの前記第3電源部からの出力電圧よりも高く、
    前記第3電源部は、並列に接続されたツェナー電圧の異なる複数のツェナーダイオードと、前記複数のツェナーダイオードのいずれか1つを選択的に導通させる電圧可変手段を備え、いずれか1つのツェナーダイオードのツェナー電圧が前記第2電源部の出力電圧とほぼ同じかそれよりも若干高いか又は若干低い電圧であり、
    前記制御部は、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換える際に、前記電圧可変手段を作動させ、前記第3電源部の出力電圧を昇圧させてその差を小さく又はほぼ等しくさせた後、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換えることを特徴とする負荷制御装置。
  4. 交流電源と負荷の間に直列に接続される2線式の負荷制御装置であって、
    前記交流電源及び前記負荷に対し直列に接続され、負荷に対して電源の供給を制御する主開閉部と、
    前記主開閉部の開閉を制御する制御部と、
    前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記制御部に安定した電圧を供給する第1電源部と、
    前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記負荷への電力供給を停止しているときに、前記第1電源部への電源を供給する第2電源部と、
    前記主開閉部が閉状態で、前記負荷への電力供給を行っているときに、前記第1電源部への電源を供給する第3電源部を備え、
    前記第1電源部は、入力された直流電流を、出力電圧が入力電圧よりも低くなるように、電圧の異なる直流電流に変換して出力する降圧型DC/DCコンバータであり、その入力側端子間にコンデンサが並列に接続されており、
    前記負荷への電力供給を停止しているときの前記第2電源部からの出力電圧は、前記負荷への電力供給を行っているときの前記第3電源部からの出力電圧よりも高く、
    前記第3電源部は、直列に接続された複数のツェナーダイオード及び1つを除く残りのツェナーダイオードに並列に設けられた1又は複数スイッチと、前記1又は複数のスイッチをオン又はオフさせる電圧可変手段を備え、前記複数のツェナーダイオードの総ツェナー電圧が前記第2電源部の出力電圧とほぼ同じかそれよりも若干高いか又は若干低い電圧であり、
    前記制御部は、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換える際に、前記電圧可変手段を作動させ、前記第3電源部の出力電圧を昇圧させてその差を小さく又はほぼ等しくさせた後、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換えることを特徴とする負荷制御装置。
  5. 交流電源と負荷の間に直列に接続される2線式の負荷制御装置であって、
    前記交流電源及び前記負荷に対し直列に接続され、負荷に対して電源の供給を制御する主開閉部と、
    前記主開閉部の開閉を制御する制御部と、
    前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記制御部に安定した電圧を供給する第1電源部と、
    前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記負荷への電力供給を停止しているときに、前記第1電源部への電源を供給する第2電源部と、
    前記主開閉部が閉状態で、前記負荷への電力供給を行っているときに、前記第1電源部への電源を供給する第3電源部を備え、
    前記第1電源部は、入力された直流電流を、出力電圧が入力電圧よりも低くなるように、電圧の異なる直流電流に変換して出力する降圧型DC/DCコンバータであり、その入力側端子間にコンデンサが並列に接続されており、
    前記負荷への電力供給を停止しているときの前記第2電源部からの出力電圧は、前記負荷への電力供給を行っているときの前記第3電源部からの出力電圧よりも高く、
    前記第2電源部は、並列に接続されたツェナー電圧の異なる複数ツェナーダイオードと、前記複数のツェナーダイオードのいずれか1つを選択的に導通させる電圧可変手段を備え、いずれか1つのツェナーダイオードのツェナー電圧が前記第3電源部の出力電圧とほぼ同じかそれよりも若干高い電圧であり、
    前記制御部は、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換える際に、前記電圧可変手段を作動させ、前記第2電源部の出力電圧を降圧させてその差を小さく又はほぼ等しくさせた後、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換えることを特徴とする負荷制御装置。
  6. 交流電源と負荷の間に直列に接続される2線式の負荷制御装置であって、
    前記交流電源及び前記負荷に対し直列に接続され、負荷に対して電源の供給を制御する主開閉部と、
    前記主開閉部の開閉を制御する制御部と、
    前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記制御部に安定した電圧を供給する第1電源部と、
    前記主開閉部の両端から整流部を介して電力供給され、前記負荷への電力供給を停止しているときに、前記第1電源部への電源を供給する第2電源部と、
    前記主開閉部が閉状態で、前記負荷への電力供給を行っているときに、前記第1電源部への電源を供給する第3電源部を備え、
    前記第1電源部は、入力された直流電流を、出力電圧が入力電圧よりも低くなるように、電圧の異なる直流電流に変換して出力する降圧型DC/DCコンバータであり、その入力側端子間にコンデンサが並列に接続されており、
    前記負荷への電力供給を停止しているときの前記第2電源部からの出力電圧は、前記負荷への電力供給を行っているときの前記第3電源部からの出力電圧よりも高く、
    前記第2電源部は、直列に接続された複数のツェナーダイオード及び1つを除く残りのツェナーダイオードに並列に設けられた1又は複数スイッチと、前記1又は複数のスイッチをオン又はオフさせる電圧可変手段を備え、前記スイッチが並列に設けられていない1つのツェナーダイオードのツェナー電圧が前記第3電源部の出力電圧とほぼ同じかそれよりも若干高い電圧であり、
    前記制御部は、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換える際に、前記電圧可変手段を作動させ、前記第2電源部の出力電圧を降圧させてその差を小さく又はほぼ等しくさせた後、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換えることを特徴とする負荷制御装置。
  7. 前記複数のツェナーダイオードは3以上であり、
    前記制御部は、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換える際に、前記電圧可変手段を作動させ、前記第3電源部の出力電圧を、所定時間ごとに段階的に昇圧させることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の負荷制御装置。
  8. 前記複数のツェナーダイオードは3以上であり、
    前記制御部は、前記主開閉部を閉状態から開状態に切り換える際に、前記電圧可変手段を作動させ、前記第2電源部の出力電圧を、所定時間ごとに段階的に昇圧させることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の負荷制御装置。
  9. 前記第3電源部には、前記制御部により前記電圧可変手段が作動される際に、該第3電源部の出力電流を制限する電流制限手段が設けられていることを特徴とする請求項3、請求項4及び請求項7のいずれか一項に記載の負荷制御装置。
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