JP5468170B1 - 移動間仕切壁構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】間仕切壁の収納・引出し搬送の移動距離が短く、室内に間仕切壁を搬送するための空間を大きく確保する必要のない移動間仕切壁構造を提供する。
【解決手段】ハンガーレール1に沿って走行する吊車に吊り下げられた複数の間仕切壁2,2を備え、対面する第1室内面Wと第2室内面の間に複数の上記間仕切壁2,2を直列状に配設して室内を間仕切りする移動間仕切壁構造であって、ハンガーレール1は、間仕切壁2を第1室内面Wに直交状に走行させる間仕切レール部11と、間仕切レール部11にT字状分岐部12を介して連設され間仕切壁2の一端部2a側を左右一方へ誘導したのちに第1室内面Wに接近させるためのL字状の第1収納レール部13と、間仕切レール部11にT字状分岐部12を介して連設され間仕切壁2の他端部2b側を左右他方へ誘導したのちに第1室内面Wに接近させるためのL字状の第2収納レール部14と、を備え、間仕切壁2を、第1室内面Wに直交状の間仕切姿勢から、第1室内面Wに平行状の収納姿勢に変化させ、複数の間仕切壁2を上記第1室内面Wに対面状に配設した並列状に収納するように構成した。
【選択図】図10

Description

本発明は、移動間仕切壁構造に関する。
従来、展示室や式場等の室内空間を区画するための移動間仕切壁構造は、室内の天井側に設けたハンガーレールと、ハンガーレールに沿って走行する吊車と、吊車に吊り下げられた複数の間仕切壁と、を備えていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−144293号公報
しかし、図15に示すように、従来の移動間仕切壁構造は、室内において対面する第1室内面98と第2室内面99の間を第二点鎖線で示すように複数の間仕切壁91,91を直列状に配設した間仕切状態から、収納するために、間仕切壁91を第1室内面98に直交状に支持する間仕切レール部92と、間仕切レール部92と連設され第1室内面98近傍でL字状に折れ曲がる方向変換部93と、方向変換部93と連設され収納室等の収納空間90近傍まで移動間仕切壁91を第1室内面98に平行状に移動させる搬送レール部94と、を走行し、さらに、平面視にて搬送レール部94から直交方向に連続状に伸びると共に互いに平行な一対の収納レール部95,95を走行させ、実線で示す間仕切壁91,91のように、収納空間90へ収納されていた。
このような構造は、間仕切壁91を収納・引出し搬送する距離が長く、手間や時間がかかるといった問題や、間仕切壁91を搬送する際に障害とならないように、搬送レール部94や収納レール部95,95の下方位置に、家具や事務具、装飾品等を配置できないといった問題があった。
そこで、本発明は、間仕切壁の収納・引出し搬送の移動距離が短く、室内に間仕切壁を搬送するための空間を広く長く確保する必要がない移動間仕切壁構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の移動間仕切壁構造は、ハンガーレールに沿って走行する吊車に吊り下げられた複数の間仕切壁を備え、対面する第1室内面と第2室内面の間に複数の上記間仕切壁を直列状に配設して室内を間仕切りする移動間仕切壁構造に於て、上記第1室内面が、室内突出部の突出先端面であって、上記ハンガーレールは、平面視において、上記突出先端面に直交状に配設される直交状レール部と、上記突出先端面の近傍で直交状レール部の前後一端部と連設される第1のT字状分岐部と、該第1のT字状分岐部の左右一端部に連設され上記突出先端面に平行状に配設される第1平行状レール部と、上記第1のT字状分岐部の左右他端部に連設され上記突出先端面に平行状に配設される第2平行状レール部と、を有するT字型の第1レール部を備え、さらに、上記ハンガーレールは、平面視において、上記間仕切壁を上記突出先端面に直交状に走行させると共に上記直交状レール部とレール幅方向中心線が一致するように配設された間仕切レール部と、上記直交状レール部の前後他端部近傍で上記間仕切レール部の前後一端部と連設される第2のT字状分岐部と、上記間仕切レール部に該第2のT字状分岐部を介して連設され上記間仕切壁の一端部側を左右一方へ誘導したのちに上記突出先端面に接近させるためのL字状の第1収納レール部と、上記間仕切レール部に上記第2のT字状分岐部を介して連設され上記間仕切壁の他端部側を左右他方へ誘導したのちに上記突出先端面に接近させるためのL字状の第2収納レール部と、を有する二又フォーク型の第2レール部を備え、上記第1レール部に、1枚の上記間仕切壁を対応させ、上記第2レール部に、複数の上記間仕切壁を対応させて、上記突出先端面に直交状の間仕切姿勢から、上記突出先端面に平行状の収納姿勢に変化させ、上記間仕切壁を上記突出先端面に対面状に配設した並列状に収納するように構成し、さらに、上記間仕切壁の幅寸法を、上記突出先端面の幅寸法の80%以上120%以下に設定した構造である。
発明によれば、収納や引出しのために間仕切壁を長距離移動させる必要がなく迅速かつ容易に収納及び間仕切りを行うことができる。間仕切壁の搬送空間を室内に広く長く確保する必要がなく、家具や事務具、装飾品等の配置の自由度を向上できる。ハンガーレールの範囲が狭く、容易かつ迅速に施工を行うことができる。間仕切壁の収納専用となるような収納室を設ける必要がなく、様々な間取りに容易に対応できる。
本発明の移動間仕切壁構造の実施の一形態を示す断面平面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 ハンガーレールの一例を示す断面平面図である。 一端部側の吊車とT字状分岐部を説明するための断面平面図である。 他端部側の吊車とT字状分岐部を説明するための断面平面図である。 本発明の実施の一形態の間仕切状態示す断面平面図である。 作用を説明するための断面平面図である。 作用を説明するための断面平面図である。 作用を説明するための断面平面図である。 作用を説明するための断面平面図である。 作用を説明するための断面平面図である。 作用を説明するための断面平面図である。 収納完了状態を示す断面平面図である。 従来技術を説明するための簡略平面図である。
以下、図示の実施形態に基づき本発明を詳説する。
本発明に係る移動間仕切壁構造は、図1乃至図4に示すように、間仕切りすべき室内の天井側に付設されるハンガーレール1と、ハンガーレール1に沿って走行する吊車3と、吊車3に吊り下げられた矩形板状の間仕切壁2と、を備え、室内において対面する第1室内面Wと図外の第2室内面の間に、複数の間仕切壁2を直列状に配設して室内を間仕切りするための構造である。
ハンガーレール1は、横断面矩形状であって、内部に吊車3が走行する走行空間50を有し、吊車3が上面58aを走行する底壁58と、底壁58にハンガーレール1の長手方向に沿って(平面視レール幅方向中心線S1に沿って)形成した下方開口状のスリット部59と、を有している。
吊車3は、間仕切壁2の厚み方向中心線S2が、平面視で第1室内面Wに直交状に配設される間仕切姿勢(基準姿勢)において、第1室内面W側(収納移動開始の際に先頭側)となる一端部2a側と、図外の第2室内面側(収納移動開始の際に後尾側)となる他端部2b側と、に対応するように、前後一対設けている。
吊車3は、間仕切壁2の上端部2eと連結する吊下軸部材31が取着された基台部32と、基台部32に枢着され底壁58の上面58aを水平状軸心廻りに転動する左右一対の重量支持車輪33,33と、基台部32の下部に下方突出状に設けられ吊下軸部材31を挟んで前後一対に設けられスリット部59の開口側縁部59a,59aに案内されて鉛直状軸心廻りに転動するガイドローラ34,34と、を備えている。
基台部32は、間仕切壁2に対して、吊下軸部材31の鉛直状吊下軸心L3廻りに回転自在に設けている。また、左右の重量支持車輪33,33を前後一対、合計で4つ設けている。
さらに、吊車3は、基台部32の上部に、上方突出状の方向変換ローラ36,36を前後一対、設けている。
そして、間仕切姿勢において、(前後)一端部2a側の吊車3(第1吊車3A)と、(前後)他端部2b側の吊車3(第2吊車3B)の方向変換ローラ36,36の左右位置が、相違するように左右に偏在させている。
つまり、吊車3(基台部32)の左右方向中心線S3に対して(を基準に)、第1吊車3Aの方向変換ローラ36,36(第1方向変換ローラ36A,36A)の第1鉛直状回転軸心Laを左右一方側に配設し、第2吊車3Bの方向変換ローラ36,36(第2方向変換ローラ36B,36B)の第2鉛直状回転軸心Lbを左右他方側に配設している。
なお、間仕切姿勢において、平面視で、ハンガーレール1のレール幅方向中心線S1と、スリット部59のスリット幅方向中心線S59と、吊車3の左右方向中心線S3と、間仕切壁2の厚み方向中心線S2と、が一致するように配設している。
図4に示すように、ハンガーレール1は、平面視で第1室内面Wに直交状に第1室内面W寄りに配設される直交状レール部16と、第1室内面Wの近傍(第1室内面Wから所定第1寸法だけ離れた位置)で直交状レール部16の前後一端部と連設され吊車3の走行ルートが左右にT字状に分岐する第1のT字状分岐部17と、第1のT字状分岐部17の左右一端部に連設され平面視で第1室内面Wに平行状に配設される長寸平行状レール部(第1平行状レール部)18と、第1のT字状分岐部17の左右他端部に連設され平面視で第1室内面Wに平行状に配設される(長寸平行状レール部18よりも短い)短寸平行状レール部(第2平行状レール部)19と、を有している。
つまり、ハンガーレール1は、直交状レール部16と、第1のT字状分岐部17と、短寸平行状レール部19と、(短寸平行状レール部19よりも長い)長寸平行状レール部18と、を有し、吊車3の走行ルートが左右非対称のT字型の第1レール部7を備えている。
さらに、ハンガーレール1は、直交状レール部16の前後他端部よりも第1室内面Wから離れた位置で、直交状レール部16と、レール幅方向中心線S1が(平面視で)一致するように、平面視で第1室内面Wに直交状に配設された間仕切レール部11を有している。間仕切レール部11の前後他端部側は、図外の第2室内面近傍まで設けられている。また、直交状レール部16の前後他端部近傍(第1室内面Wから所定第1寸法よりも長い所定第2寸法だけ離れた位置)で、間仕切レール部11の前後一端部側と連設され吊車3の走行ルートが左右にT字状に分岐する第2のT字状分岐部12を有している。
そして、ハンガーレール1は、第2のT字状分岐部12の左右一方端部に連設され平面視で第1室内面Wに平行状に配設される第1平行状部13aと、第1平行状部13aにL字状の第1曲がり部13dを介して連設され平面視で第1室内面Wに直交状に配設されると共に平面視で第1室内面Wに接近するように設けられる第1直交状部13bと、を有し、吊車3の走行ルートがL字状の第1収納レール部13を有している。
また、ハンガーレール1は、第2のT字状分岐部12の左右他方端部に連設され平面視で第1室内面Wに平行状に配設される第2平行状部14aと、第2平行状部14aにL字状の第2曲がり部14dを介して連設され平面視で第1室内面Wに直交状に配設されると共に平面視で第1室内面Wに接近するように設けられる第2直交状部14bと、を有し、吊車3の走行ルートがL字状の第2収納レール部14を有している。
つまり、ハンガーレール1は、間仕切レール部11と、第2のT字状分岐部12と、第1収納レール部13と、第2収納レール部14と、を有し、吊車3の走行ルートが左右対称の二又のフォーク型(音叉型)の第2レール部8を備えている。
図5及び図6に示すように、T字状分岐部12,17において、走行空間50の上部に、吊車3の方向変換ローラ36,36が転動する誘導案内部51を設けている。
図5に示すように、誘導案内部51は、第1室内面Wへ向かうように走行してきた第1吊車3Aの方向変換ローラ36,36を案内して、吊車3を左右一方へ方向変換させる平面視L字型の第1弯曲誘導路52と、図6に示すように、第1室内面Wへ向かうように走行してきた第2吊車3Bの方向変換ローラ36,36を案内して、吊車3を左右他方へ方向変換させる平面視L字型の第2弯曲誘導路53と、を形成している(有している)。第1弯曲誘導路52と第2弯曲誘導路53とを、走行空間50内で同じ高さ位置に設けている。
次に、間仕切状態について説明する。図7に二点鎖線で示すように、第1レール部7に1枚の間仕切壁2(第1間仕切壁2A)を対応させ、第2レール部8に複数(枚)の間仕切壁2,2を対応させる。なお、図7乃至図14において、吊車3は方向変換ローラ36,36のみを図示している。
第2レール部8において、複数の間仕切壁2,2は、間仕切レール部11に沿って直列状に隙間なく配設され、図外の第2室内面に最も近い間仕切壁(最後尾の間仕切壁)2は、第2室内面に当接して間仕切りするように構成している。
なお、第2レール部8において直列状となった複数の間仕切壁2,2の内、第1室内面Wに最も近い間仕切壁2を、第2間仕切壁2Bと呼ぶ。
また、第2間仕切壁2Bと、第1レール部8において第1室内面Wに直交状に配設された第1間仕切壁2Aと、が隙間無く直列状に配設されるように構成している。
また、第1間仕切壁2Aは、一端部2a側に、第1室内面Wへ向かって突出して、第1室内面Wに当接する出し入れ自在な可動側壁部材61を備えている。
また、第1室内面Wが、図示のように、柱等の室内突出部Kの突出先端面であって、室内突出部Kの幅方向(左右方向)中心線Skに、間仕切レール部11及び直交状レール部16のレール幅方向中心線S1を、平面視で一致するように(一直線状に)配設している。
つまり、第1間仕切壁2Aの可動側壁部材61が第1室内面Wに当接し、第1間仕切壁2A(の他端部2b側)と第2間仕切壁2B(の一端部2a側)が隙間なく当接し、間仕切レール部11に対応した複数の間仕切壁2,2同士(一端部2a側と他端部2b側)が当接すると共に、最後尾の間仕切壁2の他端部2bが図外の第2室内面と当接して、第1室内面Wと第2室内面の間に複数の間仕切壁2,2が直列状に配設されて、室内を間仕切りするように構成している。
次に、本発明の移動間仕切壁構造の作用及び収納方法について説明する。
図7の間仕切状態から、第1間仕切壁2Aの可動側壁部材61を収納させる。
そして、第1間仕切壁2Aの一端部2aを第1室内面Wへ接近させると、第1方向変換ローラ36A,36Aが、第1のT字状分岐部17の第1弯曲誘導路52に案内され、第1吊車3Aが吊下軸心L3廻りに回転して、左右一方へ向かって走行するように方向変換される(図5参照)。そして、図8に示すように、第1間仕切壁2Aの一端部2aが左右一方へ移動し、他端部2bが、第2間仕切壁2Bの一端部2aから離間する。
さらに、図9に示すように、第1間仕切壁2Aの一端部2aを左右一方へ移動させると、第2方向変換ローラ36B,36Bが、第1のT字状分岐部17の第2弯曲誘導路53に案内され、第2吊車3Bが吊下軸心L3廻りに回転して、左右他方へ向かって走行するように方向変換され)(図6参照)、第1間仕切壁2Aが第1室内面Wと平面視平行状の収納姿勢となる。そして、図10に示すように、第1間仕切壁2Aの他端部2bを左右他方へ移動させ、第1間仕切壁2Aの一方の仕切面2dが第1室内面Wと対面する収納状態となる。
ここで、第1室内面Wが、図示のように、柱等の室内突出部Kの突出先端面であって、室内突出部Kの幅方向(左右方向)中心線Skに、第1間仕切壁2Aの幅方向中心線Saが略一致するように、第1間仕切壁2Aの他端部2bの左右他方側への移動を規制するストッパ部(図示省略)を、第1レール部7の短寸平行状レール部19に設けている。
つまり、長寸平行状レール部18は、第1間仕切壁2Aの一端部2aを、平面視で、室内突出部Kの幅方向中心線Skから左右一方へ離間させて、第1間仕切壁2Aの他端部2bを、第1室内面Wに接近させて、収納姿勢にするための先頭逃がし収納レールである。また、短寸平行状レール部19は、収納姿勢となった第1間仕切壁2Aの幅方向中心線Saを、平面視で、室内突出部Kの幅方向中心線Skに一致させるように、第1間仕切壁2Aの他端部2bの位置を調整するための位置決め収納レール部である。
さらに、図10に示すように、第2間仕切壁2Bの一端部2aを、第1室内面Wへ接近させると、第1方向変換ローラ36A,36Aが、第2のT字状分岐部12の第1弯曲誘導路52に案内され、第1吊車3Aが吊下軸心L3廻りに回転して、左右一方へ向かって走行するように方向変換される(図5参照)。さらに、一端部2aを左右一方へ走行させると、第1ガイドローラ36A,36Aが、第1曲がり部13dの平面視L字弯曲状のスリット部59(59d)にガイドされ、第1吊車3Aは吊下軸心L3廻りに回転して、第1室内面Wへ向かうように方向変換する。
図11に示すように、第2間仕切壁2Bの一端部2a側を第1直交状部13bに沿って、第1室内面Wに接近させると、他端部2b側で、第2方向変換ローラ36B,36Bが、第2のT字状分岐部12の第2弯曲誘導路53に案内され、第2吊車3Bが吊下軸心L3廻りに回転して、左右他方へ向かって走行するように方向変換される(図6参照)。さらに、他端部2bを左右他方へ走行させると、一端部2aが第2室内面側へ戻され、図12に示すように、第2間仕切壁2Bが第1室内面Wと平面視平行状の収納姿勢となる。その後、一端部2a側(第1吊車3A)を第1直交状部13bに沿って移動させると共に他端部2b側(第2吊車3B)を第2直交状部14bに沿って移動させることで、収納姿勢のまま第1室内面Wに接近し、図13に示すように、第1間仕切壁2Aと第2間仕切壁2Bが並列状の収納状態となる。
そして、残りの複数の間仕切壁2も同様に、第1室内面Wに直交状の間仕切姿勢で間仕切レール部11に沿って走行させ、第1方向変換ローラ36A,36Aを、第2のT字状分岐部12の第1弯曲誘導路52に通過させて、第1収納レール部13の第1平行状部13aによって一端部2aを左右一方へ誘導し、第2方向変換ローラ36B,36Bを、第2のT字状分岐部12の第2弯曲誘導路53に通過させて、第2収納レール部14の第2平行状部14aによって他端部2bを左右他方へ誘導して、間仕切壁2を第1室内面Wに平行状の収納姿勢に変化させ、その後、収納姿勢のまま(一端部2aと他端部2bを共に)、第1室内面Wに接近させて、図14に示すように、複数の間仕切壁2,2の一方の仕切面2d,2dを第1室内面Wに対面状に配設した並列状に収納する。
なお、収納状態から間仕切状態にするには、図7乃至図14で説明した収納方法を逆の手順で行えば良い。
また、第1室内面Wが室内突出部Kの突出先端面であって、突出先端面Wの幅寸法Qに対して、間仕切壁2の幅寸法Jを、(突出先端面Wの幅寸法Qの)80%以上120%以下、より好ましくは、85%以上115%以下(0.85Q≦J≦1.15Q)に設定する。このように設定することで、収納状態において、室内突出部Kと並列状の複数の間仕切壁2,2が一体状に見え、収納状態での圧迫感や違和感が緩和され、美観に優れた収納状態とすることができる。また、間仕切壁2の外面の色を、第1室内面Wと同等色にするのが好ましい。室内との調和がとれ、美観に優れた収納状態が得られる。
なお、本発明は、設計変更可能であって、間仕切壁2は、上下方向出し入れ自在な天井側遮蔽部材、上下方向出し入れ自在な床側遮蔽部材、を備えるものでも良い。また、第1間仕切壁2Aは、天井面と第1室内面Wによって形成される隅部を塞ぐための隅部遮蔽部材を突出・収納自在に備えても良い。なお、本発明において、平面視で第1室内面Wに平行な方向を左右方向と呼び、直交する方向を前後方向と呼んでいる。また、ハンガーレール1の各レール部の名称(説明)として用いた「T字状」「L字状」「直交状」「平行状」「T字型」「フォーク型」等は、平面視の吊車3の走行ルート(吊車3が実際に走行する走行路)を意味する。そして、ハンガーレール1の構造上の形状は自由である。
以上のように本発明の移動間仕切壁構造は、ハンガーレール1に沿って走行する吊車3に吊り下げられた複数の間仕切壁2,2を備え、対面する第1室内面Wと第2室内面の間に複数の間仕切壁2,2を直列状に配設して室内を間仕切りする移動間仕切壁構造に於て、ハンガーレール1は、間仕切壁2を第1室内面Wに直交状に走行させる間仕切レール部11と、間仕切レール部11にT字状分岐部12を介して連設され間仕切壁2の一端部2a側を左右一方へ誘導したのちに第1室内面Wに接近させるためのL字状の第1収納レール部13と、間仕切レール部11にT字状分岐部12を介して連設され間仕切壁2の他端部2b側を左右他方へ誘導したのちに第1室内面Wに接近させるためのL字状の第2収納レール部14と、を備え、間仕切壁2を、第1室内面Wに直交状の間仕切姿勢から、第1室内面Wに平行状の収納姿勢に変化させ、複数の間仕切壁2を上記第1室内面Wに対面状に配設した並列状に収納するように構成したので、間仕切壁2を収納作業や間仕切り作業の際に、長距離移動させる必要がなく迅速かつ容易に収納及び間仕切りを行うことができる。間仕切壁2の搬送空間を室内に広く長く確保する必要がなく、家具や事務具、装飾品等を自由に配置できる。ハンガーレール1の設置が範囲が狭く、容易かつ迅速に施工を行うことができる。間仕切壁2の収納専用となるような収納室を設ける必要がなく、様々な間取りに容易に対応できる。
また、吊車3は、間仕切壁2の一端部2a側と、間仕切壁2の他端部2b側と、に対応するように一対設けられ、ハンガーレール1内部の走行空間50の上部に設けられた誘導案内部51に転動する方向変換ローラ36,36を有するものであって、間仕切姿勢において、一端部2a側の吊車3Aの方向変換ローラ36と、他端部2b側の吊車3Bの方向変換ローラ36の左右位置が相違するように左右に偏在させたので、T字状分岐部12,17において吊車3が、確実に所定の方向へ走行するように方向変換できる。スムーズに間仕切壁2の姿勢変更を行うことができる。第1吊車3Aの方向変換ローラ36A,36Aと、第2吊車3Bの方向変換ローラ36B,36Bの高さ位置を相違させて、誘導案内部51を上下二段型に設けた(高さを相違させた)場合に比べて、ハンガーレール1の走行空間50を低く(小さく)でき、ハンガーレール1の軽量化や小型化を実現できると共に施工が容易となる。
1 ハンガーレール
2 間仕切壁
2a 一端部
2b 他端部
3 吊車
3A 一端部側の吊車
3B 他端部側の吊車
第1レール部
第2レール部
11 間仕切レール部
12 第2のT字状分岐部
13 第1収納レール部
14 第2収納レール部
16 直交状レール部
17 第1のT字状分岐部
18 第1平行状レール部
19 第2平行状レール部
36 方向変換ローラ
50 走行空間
51 誘導案内部
室内突出部
間仕切壁の幅寸法
突出先端面の幅寸法
S1 レール幅方向中心線
W 第1室内面(突出先端面)

Claims (1)

  1. ハンガーレール(1)に沿って走行する吊車(3)に吊り下げられた複数の間仕切壁(2)(2)を備え、対面する第1室内面(W)と第2室内面の間に複数の上記間仕切壁(2)(2)を直列状に配設して室内を間仕切りする移動間仕切壁構造に於て、
    上記第1室内面(W)が、室内突出部(K)の突出先端面(W)であって、
    上記ハンガーレール(1)は、平面視において、上記突出先端面(W)に直交状に配設される直交状レール部(16)と、上記突出先端面(W)の近傍で直交状レール部(16)の前後一端部と連設される第1のT字状分岐部(17)と、該第1のT字状分岐部(17)の左右一端部に連設され上記突出先端面(W)に平行状に配設される第1平行状レール部(18)と、上記第1のT字状分岐部(17)の左右他端部に連設され上記突出先端面(W)に平行状に配設される第2平行状レール部(19)と、を有するT字型の第1レール部(7)を備え、
    さらに、上記ハンガーレール(1)は、平面視において、上記間仕切壁(2)を上記突出先端面(W)に直交状に走行させると共に上記直交状レール部(16)とレール幅方向中心線(S1)が一致するように配設された間仕切レール部(11)と、上記直交状レール部(16)の前後他端部近傍で上記間仕切レール部(11)の前後一端部と連設される第2のT字状分岐部(12)と、上記間仕切レール部(11)に該第2のT字状分岐部(12)を介して連設され上記間仕切壁(2)の一端部(2a)側を左右一方へ誘導したのちに上記突出先端面(W)に接近させるためのL字状の第1収納レール部(13)と、上記間仕切レール部(11)に上記第2のT字状分岐部(12)を介して連設され上記間仕切壁(2)の他端部(2b)側を左右他方へ誘導したのちに上記突出先端面(W)に接近させるためのL字状の第2収納レール部(14)と、を有する二又フォーク型の第2レール部(8)を備え、
    上記第1レール部(7)に、1枚の上記間仕切壁(2)を対応させ、上記第2レール部(8)に、複数の上記間仕切壁(2)(2)を対応させて、上記突出先端面(W)に直交状の間仕切姿勢から、上記突出先端面(W)に平行状の収納姿勢に変化させ、上記間仕切壁(2)を上記突出先端面(W)に対面状に配設した並列状に収納するように構成し
    さらに、上記間仕切壁(2)の幅寸法(J)を、上記突出先端面(W)の幅寸法(Q)の80%以上120%以下に設定したことを特徴とする移動間仕切壁構造。
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