JP5466394B2 - 生体内磁気照射装置及びその製造方法、並びに、薬物送達システム及び生体内治具固定装置 - Google Patents
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Description
図1に、本実施形態1に係る磁気照射装置の外観を示す模式的斜視図を、図2に、本実施形態1に係る磁気照射装置の分解斜視図を示す。図3(a)に、磁気照射装置1の蓋部をはずした際の斜視図を、図3(b)に同上面図を示す。また、図3(c)に図3(b)のIIIC-IIIC切断部断面図を示す。
次に、上記実施形態1の磁気照射装置の適用例について説明する。なお、以降の説明において、上記実施形態と同一の要素部材は同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。
本実施形態3に係る磁気照射装置の基本的な構造は上記実施形態1と同様である。本実施形態3に係る磁気照射装置は、外科的手術に用いられる治具固定装置に付属されている。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。なお本発明の範囲は、かかる実施例に限定されないことはいうまでもない。
図10(a)に示すような磁気照射装置1aを作製した。具体的には、磁石10aとして、未着磁のNe−Fe−B磁石を用いた。磁石10aのサイズは、外径5mm×厚み2mm寸法の円板状とした。シールド手段20aとして、磁性ステンレス(SUS430)製のヨーク(継鉄)を適用した。シールド手段20aのサイズは、外径6.8mm×内径5.2mm×外高3mm×内高2mm寸法の図10(a)に示すような凹部形状の円筒体とした。そして、未着磁の磁石10aをシールド手段20に装着することにより磁気発生手段2を作製した。
ホールプローブ(A−550、電子磁気工業株式会社製)を装着したガウスメータ(GM−5005、電子磁気工業株式会社製)を用いて、3個の磁気照射装置1aの磁気測定を行った。その結果、磁気照射装置1aのうちのシールド手段20aが装着されていない面からの磁気は、平均205.8ミリテスラであった。一方、その反対面からの磁気は平均3.3ミリテスラであり、磁石10aの側面からの磁気は平均3.1ミリテスラであった。以上の結果より、磁気照射装置1aが強い磁場指向性を備えていることを確認した。
純水中、0.9重量パーセントの生理食塩水中、若しくは20重量パーセントの生理食塩水中に、実施例1で作製した磁気照射装置1aを入れ、セ氏37度の恒温室に放置した。
ラット(実験動物)の皮膚を麻酔処置後に切開し、磁気照射装置1aを皮下に挿入し、皮膚を縫合した。14日間、ラットの健康状態について経過観察を行った。磁気照射装置1aの非挿入ラット(陰性対照群)と比較し、体重、摂食量、飲水量、皮膚など検索した全ての項目において有意な相違を認めなかった。
ケーシング3に収容する磁石として、着磁処理を先に行った磁石を用いた点以外は、上記実施形態1と同様にして磁気発生手段を作製した。ケーシングは、実施例1と同様のものを用いた。そして、磁気発生手段をケーシングに収容後、蓋部をかぶせた。
実施例2と同様に、実施例5で作製した磁気照射装置の磁気測定を行った。その結果、磁気照射装置のうちのシールド手段が装着されていない面からの磁気は平均203.5ミリテスラであった。一方、その反対面からの磁気は平均3.1ミリテスラであり、磁石の側面からの磁気は平均3.3ミリテスラであった。以上の結果より、磁気照射装置が強い磁場指向性を備えていることを確認した。
2 磁力線発生手段
3 ケーシング
5 治具固定装置
10 磁石
20 シールド手段
30 収容部
31 固設部
32 貫通孔
40 蓋部
70 第1の治具固定手段
71 開口穴
72 貫通孔
73 開口部
74 貫通孔
75 第2の治具固定手段
Claims (11)
- 磁石と、
空隙を備え、当該空隙内に前記磁石が収容されて密封されるケーシングと
を備え、
前記ケーシングは、生体適合性があり、かつ生分解性を示さない材料により構成され、
前記磁石の一部に、当該磁石から生じる磁力が指向性を有するように、シールド手段が施されている被検体内部に設置するための生体内磁気照射装置。 - 前記ケーシングは、チタン系材料、セラミック、オキシニウム、超高分子ポリエチレンのいずれか、若しくはこれらを組み合わせたものであることを特徴とする請求項1に記載の生体内磁気照射装置。
- 前記ケーシングの少なくとも一部の表面は、チタン系材料を陽極酸化させたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の生体内磁気照射装置。
- 前記ケーシングの少なくとも一部の表面は、チタン系材料の酸化被膜が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の生体内磁気照射装置。
- 前記ケーシングには、被検体又は被検物との固設部が設置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の生体内磁気照射装置。
- 被検体内部の患部に設置するための生体内磁気照射装置と、
被検体内に注入するための薬物とを具備し、
前記生体内磁気照射装置は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の生体内磁気照射装置であり、
前記薬物は、被検体内に注入した時に前記患部に集積するように磁気を帯びている薬物である薬物送達システム。 - 第1の治具が設置され、被検体に固設するための第1の治具固定手段と、
第2の治具が設置された第2の治具固定手段と
を具備し、
前記第1の治具固定手段と、前記第2の治具固定手段は、其々請求項1〜5のいずれか1項に記載の生体内磁気照射装置を備え、
前記生体内磁気照射装置の磁力により前記第1の治具固定手段と、前記第2の治具固定手段が相互に着脱可能に構成されている被検体内部に設置するための生体内治具固定装置。 - 前記第1の治具固定手段と前記第2の治具固定手段が接合されることにより、前記第1の治具と前記第2の治具が共同して所定の機能を発揮することを特徴とする請求項7に記載の生体内治具固定装置。
- 前記ケーシングは、前記磁石を収容して密封するとともに、前記第1の治具固定手段又は/及び前記第2の治具固定手段として機能することを特徴とする請求項7又は8に記載の生体内治具固定装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の生体内磁気照射装置を製造するための生体内磁気照射装置の製造方法であって、
生体適合性があり、かつ生分解性を示さない材料から構成され、内部に空隙を有するケーシングに未着磁の磁石を収容して密封し、
その後、前記磁石の着磁処理を行う被検体内部に設置するための生体内磁気照射装置の製造方法。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の生体内磁気照射装置を製造するための生体内磁気照射装置の製造方法であって、
生体適合性があり、かつ生分解性を示さない材料から構成され、内部に空隙を有するケーシングに着磁した磁石を収容し、
その後、十分な冷却を行いながら前記ケーシングの密封処理を行う被検体内部に設置するための生体内磁気照射装置の製造方法。
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JP2008304288A JP5466394B2 (ja) | 2008-11-28 | 2008-11-28 | 生体内磁気照射装置及びその製造方法、並びに、薬物送達システム及び生体内治具固定装置 |
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JP2008304288A JP5466394B2 (ja) | 2008-11-28 | 2008-11-28 | 生体内磁気照射装置及びその製造方法、並びに、薬物送達システム及び生体内治具固定装置 |
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JP2010126501A JP2010126501A (ja) | 2010-06-10 |
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