JP5462553B2 - 缶巻締装置における軸荷重測定装置 - Google Patents
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Description
ここで、缶蓋の装着は、該缶蓋の外周端に成形されるとともに径方向外側に巻き返されたカール部を、缶蓋の開口部に設けられたフランジ部に密着させて、これらカール部とフランジ部とを一緒に巻き込むように加工する、いわゆる二重巻締めによって行われている。
そして、缶胴及び缶蓋がチャックとリフターによって挟持されることでこれら缶胴及び缶蓋に所定の軸荷重が負荷され、この状態で第1巻締ロール及び第2巻締ロールによる加工が施されることで、缶胴に対して缶蓋の巻き締めが行なわれる。
そこで、缶蓋及び缶胴に負荷される軸荷重の適正化を図るべく、リフターとチャックとにより挟持された軸荷重測定装置で測定し、当該測定結果に基づいて軸荷重の調整が行われている。
この軸荷重測定装置はダミー缶の底部側、即ち、ダミー缶の下方において、該ダミー缶とともにリフター及びチャックによって挟持されるように配置される。そして、荷重検出手段によりダミー缶胴に加わる軸荷重を検出し、該検出値を無線送信手段によって送信することとしている。
また、ダミー缶が台座上で固定されていないため、ダミー缶が台座上で滑り、正確な荷重が測定できない問題があった。
即ち、本発明に係る軸荷重測定装置は、リフターとチャックとにより上下から挟持して、缶蓋を缶胴に巻き締める缶巻締装置における軸荷重測定装置であって、前記リフター上において前記缶胴の外部下方に設置され、前記缶胴が載置されるとともに該缶胴に負荷される軸荷重を検出する荷重検出ユニットと、前記缶胴の内部に設置され、前記軸荷重の検出結果を送信する送信ユニットとを備え、前記荷重検出ユニットと前記送信ユニットとが、前記缶胴の底部に形成された貫通孔を介して連結され、前記荷重検出ユニットと前記送信ユニットとによって前記缶胴の底部が挟圧されることで該缶胴が固定されていることを特徴としている。
ここで、例えば軸荷重測定装置が缶胴の底部及び胴部側面を保持体によって保持することにより当該缶胴を固定する構成とした場合、巻締時に負荷される軸荷重により缶胴の胴部側面が撓んだ際には、当該撓みによって側方に向かっての軸荷重の分力が生じ、この分力が胴部側面を保持する保持体に伝達される。よって、全軸荷重を軸荷重測定装置における荷重検出ユニットに伝達することができず、缶に負荷される軸荷重を正確に測定することができなくなってしまう。
この点、本発明に係る軸荷重測定装置においては、荷重検出ユニットと測定ユニットによって缶胴の底部を挟圧することで缶胴を固定する構成のため、缶に負荷される全軸荷重を確実に荷重検出ユニットに伝達させることができる。これにより、軸荷重をより正確に測定することが可能となる。
この点、本発明に係る軸荷重測定装置によれば、缶胴内の送信ユニットが防水構造をなしているため、缶胴内部に飲料水等を充填させたとしても、送信ユニットに支障をきたすことはない。したがって、実際の缶に負荷される軸荷重をより精度高く測定することが可能となる。
これによって、荷重検出部で検出した軸荷重情報を送信ユニットに確実に伝送することができる。
この点、本発明に係る軸荷重測定装置においては、第2配線によって送信ユニットに接続された送信アンテナが荷重検出ユニットの外方に露呈されているため、送信アンテナから送出される信号が確実に伝搬され、軸荷重を連続的に把握することが可能となる。
缶蓋1は、軸線Oを中心とした円板状をなすパネル部2と、該パネル部2の外周側に連なり径方向外方に向かうにしたがい漸次上方に向かうように延びるテーパ状のチャックウォール部3と、このチャックウォール部3の外周端に連設して径方向外方側及び下方側に向けて巻かれたカール部4とを備えている。また、上記パネル部2とチャックウォール部3との境界には、軸線Oを中心とした環状をなして上面が下方に向かって凹む環状溝2aが形成されている。
この状態における缶胴5最下部(環状突出部6b下端)からの缶蓋1最上部(カール部4上端)までの軸線O方向の長さL1、即ち、巻締前の缶Wの長さL1は、350ml缶で122.0〜123.0mm、500ml缶で166.4〜167.4mmとされている。
この荷重検出ユニット10は、台座11と、ロードセル(荷重検出部)17と、ベース18とを備えている。
なお、本実施形態においては、荷重検出ユニット10の台座11の載置面12とベース18の下面との軸線O方向の間隔L2、即ち、荷重検出ユニットの厚みL2の値は、約20mmに設定されている。この厚みL2の大きさは、後述するリフター60とチャック51の軸線O方向における最大間隔L3と缶Wの軸線O方向の長さL1との差分以下ならば、他の値であってもよい。
そして、ハウジング21における平坦状をなす底板21aの下面が缶胴5の底部6上面に当接する構成とされている。
さらに、この連結部挿入孔22の周囲には、ハウジング21の底板21aの下面から軸線Oを中心として環状に窪む環状凹部23が形成されている。
また、電源部25は送信部24に対して電力を供給する電池又はバッテリーであって、ハウジング21内の側壁21cに固定され、電力供給配線26を介して送信部24と電気的に接続されている。
即ち、荷重検出ユニット10における台座11の連結部16を缶胴5の底部6の貫通孔6aに挿通させ、これにより缶胴5内部に至った連結部16を送信ユニット20のハウジング21における連結部挿入孔22に挿入させる。そして、ハウジング21内に至った連結部16の先端外周の雄ねじ16aにナット部材27を螺合させ締め付けることで荷重検出ユニット10と送信ユニット20とを連結させる。
なお、上記ナット部材27を雄ねじ16aに螺合させる作業は、ハウジング21の天板21bを取り外した状態で行なわれる。
缶巻締装置50は、缶蓋1に当接されるチャック51と、缶Wに装着された軸荷重測定装置40の荷重検出ユニット10を保持するリフター60と、缶蓋1のカール部4及び缶胴5のフランジ部9に巻き込み加工を施す第1巻締ロール55及び第2巻締ロール57とを備えている。
なお、このリフター60は、軸線O方向に移動可能とされるとともに軸線O回りに回転駆動するように構成されている。
軸荷重測定装置40は上述のように缶Wの缶胴5に装着された状態で、図2に示すように、軸荷重測定装置40の荷重検出ユニット10におけるベース18の下面がリフター60のプレート61に当接するようにリフター60上に載置され、さらに缶胴5の開口部の上に缶蓋1が載置される。
そして、この状態において、リフター60が上方に向かって変位することで、リフター60とチャック51とによって缶Wが上下から挟持された状態となる。この際、リフター60のプレート61には図示しないスプリングによって軸線O方向に沿った上向きの荷重が作用し、缶Wに軸荷重が負荷される。
このように第1巻締ロール55と第2巻締ロール57とによって、缶蓋1が缶胴5に巻き締められる。
即ち、荷重検出ユニット10及び送信ユニット20をともに缶胴5外部に設置した場合には当該軸荷重測定装置40の設置スペースを大きく要してしまうが、本実施形態においては送信ユニット20を缶胴5内部に設置したことにより、当該送信ユニット20の分だけ缶胴5外部における荷重検出ユニット10の設置スペースを小さくすることができるのである。
したがって、実際の缶Wを使用して軸荷重を測定することができるため、巻締工程において缶Wに負荷される軸荷重を正確に測定することが可能となる。
これに対し、本実施形態に係る軸荷重測定装置40においては、缶胴5内の送信ユニット20が防水構造をなしているため、缶胴5内部に飲料水等を充填させたとしても、送信ユニット20に支障をきたすことはない。したがって、実際の缶Wに負荷される軸荷重をより精度高く測定することが可能となる。
例えば、本実施形態においては、荷重検出ユニット10側に連結部16が設けられるとともに送信ユニット20側に被連結部28が設けられた構成としているが、この逆の構成、即ち、送信ユニット20側に連結部が設けられるとともに荷重検出ユニット10側に被連結部が設けられた構成であってもよい。
さらに、この送信アンテナ72は、配線用孔11b内に敷設されることで貫通孔6aを通過して荷重検出ユニット10と送信ユニット20とにわたる第2配線73によって、送信ユニット20の送信部24と電気的に接続されている。
5 缶胴
6 底部
6a 貫通孔
6b 環状突出部
10 荷重検出ユニット
11 台座
12 載置面
14 当接面
15 環状凹部
16 連結部
16a 雄ねじ
17 ロードセル
20 送信ユニット
23 環状凹部
24 送信部
25 電源部
26 電力供給配線
27 ナット部材
28 被連結部
30 Oリング
31 第1配線
40 軸荷重測定装置
50 缶巻締装置
51 チャック
60 リフター
72 送信アンテナ
73 第2配線
Claims (7)
- リフターとチャックとにより上下から挟持して、缶蓋を缶胴に巻き締める缶巻締装置における軸荷重測定装置であって、
前記リフター上において前記缶胴の外部下方に設置され、前記缶胴が載置されるとともに該缶胴に負荷される軸荷重を検出する荷重検出ユニットと、
前記缶胴の内部に設置され、前記軸荷重の検出結果を送信する送信ユニットとを備え、
前記荷重検出ユニットと前記送信ユニットとが、前記缶胴の底部に形成された貫通孔を介して連結され、前記荷重検出ユニットと前記送信ユニットとによって前記缶胴の底部が挟圧されることで該缶胴が固定されていることを特徴とする軸荷重測定装置。 - 前記缶胴の外部に設置される前記荷重検出ユニットの厚みが、前記チャック及び前記リフターの軸線方向の最大間隔と前記缶胴の軸線方向の長さとの差分以下とされていることを特徴とする請求項1に記載の軸荷重測定装置。
- 前記送信ユニットが、防水構造をなしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の軸荷重測定装置。
- 前記荷重検出ユニットが、
前記缶胴の底部における環状突出部に当接する載置面を備えた台座と、
前記缶胴から前記台座に加えられる荷重を検出する荷重検出部とを備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の軸荷重測定装置。 - 前記貫通孔を通過して前記荷重検出部と前記送信ユニットとを接続する第1配線を備えることを特徴とする請求項4に記載の軸荷重測定装置。
- 前記荷重検出ユニットの外方に露呈する送信アンテナと、
前記貫通孔を通過して前記送信ユニットと前記送信アンテナとを接続する第2配線とを備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の軸荷重測定装置。 - 前記荷重検出ユニットと前記送信ユニットとのいずれか一方に設けられ、前記貫通孔を挿通する連結部と、
他方に設けられ、前記連結部が連結される被連結部と、
前記貫通孔の周囲に配されて前記缶胴の底部と密着するOリングとを備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の軸荷重測定装置。
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