JP5462122B2 - ヘッドジンバルアセンブリ、情報記録再生装置、ヘッドジンバルアセンブリの製造方法及びヘッドジンバルアセンブリの製造装置 - Google Patents
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Description
本発明のヘッドジンバルアセンブリは、光源からの光を導波路を介して出射部から出射する光供給部と、記録媒体に対向して備えられ、出射部からの光を入射する入射部と、入射部の外縁に設けられて出射部からの光の一部を反射する反射部とを有し、入射部に入射した光を用いて近接場光を発生するスライダと、反射部による反射光の出力によって出射部と入射部とが位置決められることを特徴とする。
これにより、スライダに対する安定した電気信号の通信かつ安定した光の供給ができると同時に、スライダ自体の全高はほとんど変化しない。そのため、高強度の近接場光を生成でき、それと同時に、スライダが安定して浮上できるため、記録媒体とスライダとを近接させることができる。そのため、高密度で安定した書き換え記録を実現できる。
以下、本発明に係る第1の実施形態を、図1から図6を参照して説明する。図1は、本発明に係るヘッドジンバルアセンブリを用いた情報記録再生装置1を示す構成図である。なお、情報記録再生装置1は、磁気記録層を有する記録媒体Dに対して、熱アシスト磁気記録方式で書き込みを行う装置である。
薄板上の樹脂からなる可撓基板13内部には、電気配線302と光導波路のコア303が設けられている。光導波路のコア303はフレクシャ204の開口205を架橋して設置されている。スライダ2側のコア303の一端面には略45度の斜面310が設けられ、斜面310面上には金属薄膜からなる反射膜(図示略)が設けられている。光導波路のコア303を他端から斜面310に向けて伝播する光は、斜面310の反射膜で反射し、スライダ2と固定される面(図3中、Z軸正側XY面)に出射する。この可撓基板13の表面のうち、光が出射する領域を可撓基板側光出射端320と呼ぶ。
スライダ2のZ軸正側XY面は、記録媒体D(図1)に対向する面である。この面はABS(Air Bearing Surface)と呼ばれており、微細な凹凸形状が設けられている。
図5にスライダ2の製造方法を示す。なお、図5中の左側の図が、図4中スライダ2のZX平面と平行な断面を、右側の図が可撓基板13と接合するXY面を示している。
固定部に可撓基板13を把持し、微動部にスライダ2を把持する。その後、スライダ2と可撓基板13を設けたサスペンションの接合予定面の一部に、接着剤を塗布する。微動部を所定位置まで移動させ、スライダ2と可撓基板13の接合予定面同士を相対させる。その後、半導体レーザからコア303に光を伝播させる。コア303の伝播光は斜面310で反射し、可撓基板13から出射する。可撓基板側光出射端320と近接場光発生素子210のスライダ側入射端220との相対位置によって、出射光の一部は近接場光発生素子210に入射し、残りの一部の光は位置決め用反射膜250で反射され、再びコア303に入射する。再入射した光は、半導体レーザに向かう方向にコア303を伝播し、コア303に対して半導体レーザ背面に設置されたフォトダイオードに入射する。逆走してフォトダイオードに入射した光量は、フォトダイオードで電流に変換され、出力される。この出力電流の値を検知することで、位置決め用反射膜250で反射した光量を検出することができる。そこで、可撓基板13上で、微動部を用いてスライダ2をY方向に微動させると、フォトダイオードの出力電流は、図6に示すように、M字型の変化を示す。この出力電流変化におけるM字の中央で、スライダ2と可撓基板13とを位置決めし、微動部を停止する。
これにより、可撓基板13のコア303を伝播した光の出射端とスライダ2の近接場光発生素子の入射端とが一致するよう位置決めすることができる。
さらに、可撓基板13は電気配線、光導波路および近接場光発生素子との光接続部品を一体形成できるため、低コストの構成が可能になる。
以下、本発明に係る第2の実施形態を、図7に説明する。第1の実施形態と同一箇所については同一符号を付して詳細な説明を省略する。本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、位置検出配線を複数設けた点である。
これにより、可撓基板と近接場光発生素子との位置決めを複数の方向で行うことが可能である。
各実施の形態に係るヘッドジンバルアセンブリの製造方法は、ヘッドジンバルアセンブリの製造装置に適用することもできる。具体的にヘッドジンバルアセンブリの製造装置は、光源からの光を光導波路のコア303を介して可撓基板側光出射端320から出射する光供給部と、記録媒体Dに対向して備えられ、可撓基板側光出射端320から光を入射するスライダ側入射端220を有し、スライダ側入射端220に入射した光を用いて近接場光を発生するスライダ2とを有するヘッドジンバルアセンブリの製造装置であって、基板上に記録媒体に向けて磁場を発生するための磁極(不図示)と近接場光を発生する近接場光発生素子(不図示)とを形成し、基板をダイシングすることによりスライダ2を形成するスライダ形成部(不図示)と、スライダ2の光供給部側の面に備えられ、光供給部が供給する光の一部を反射して光供給部に再入射させる位置決め用反射膜250をスライダ側入射端220の外縁に形成する反射部形成部(不図示)と、光供給部の光伝播経路上に、位置決め用反射膜250から再入射された光の光強度を出力電流として検出する光検出器53を設置する光検出器設置部(不図示)と、出力電流に基づいて可撓基板側光出射端320とスライダ側入射端220の位置決めを行う光供給路固定部(不図示)とを備えることを特徴とする。
なお、微動工程は、光検出器の出力電流値が極大となる位置から所定距離であることに基づいて、光供給部とスライダ2との相対位置の微動を停止してもよい。
1 情報記録再生装置
2 スライダ
3 サスペンション
5 制御部
11 キャリッジ
12 ヘッドジンバルアセンブリ
13 可撓基板
51 電子回路
52 光源
53 光検出器
204 フレクシャ
210 近接場光発生素子
211 下部クラッド層
212 導波コア
213 上部クラッド層
214 遮光膜
220 スライダ側入射端
250 位置決め用反射膜
302 電気配線
303 コア
310 斜面
320 可撓基板側光出射端
Claims (12)
- 光源からの光を導波路を介して出射部から出射する光供給部と、
記録媒体に対向して備えられ、前記出射部からの光を入射する入射部と、該入射部の外縁に設けられて前記出射部からの光の一部を反射する反射部とを有し、前記入射部に入射した光を用いて近接場光を発生するスライダと、
前記反射部による反射光の出力によって前記出射部と前記入射部とが位置決められることを特徴とするヘッドジンバルアセンブリ。 - 前記記録媒体の表面に沿って延設された撓み部材と、
前記撓み部材に固定された可撓基板と
を備え、
前記スライダおよび前記光供給部は、前記可撓基板に備えられていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドジンバルアセンブリ。 - 前記反射部は、前記スライダの前記入射部の側方に複数備えられており、
前記複数の反射部のそれぞれは、互いに離間して備えられているものであることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のヘッドジンバルアセンブリ。 - 前記可撓基板は、前記スライダに接続される電気配線を備えることを特徴とする請求項2に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
- 請求項1から4のいずれか一項に記載のヘッドジンバルアセンブリと、
前記記録媒体と、
前記ヘッドジンバルアセンブリを先端に装着し、前記スライダを前記記録媒体の表面上の所定の位置に配置するキャリッジと、
前記キャリッジを前記記録媒体の表面に平行な方向に回転させるアクチュエータとを備えていることを特徴とする情報記録再生装置。 - 光源からの光を導波路を介して出射部から出射する光供給部と、
記録媒体に対向して備えられ、前記出射部からの光を入射する入射部を有し、該入射部に入射した光を用いて近接場光を発生するスライダとを有するヘッドジンバルアセンブリの製造方法であって、
基板上に前記記録媒体に向けて磁場を発生するための磁極と前記近接場光を発生する近接場光発生素子とを形成し、前記基板をダイシングすることにより前記スライダを形成するスライダ形成工程と、
前記スライダの前記光供給部側の面に備えられ、前記光供給部が供給する光の一部を反射する反射部を前記入射部の外縁に形成する反射部形成工程と、
前記光供給部の光伝播経路上で、前記反射部からの光の光強度を出力電流として検出する光検出工程と、
前記出力電流に基づいて前記出射部と前記入射部との位置決めを行う光供給路固定工程とを備えることを特徴とするヘッドジンバルアセンブリの製造方法。 - 前記光供給路固定工程は、前記光検出工程で検出された出力電流が所定値となるように前記光供給部と前記スライダとの相対位置を微動させる微動工程を備え、
前記所定値は、前記出射部と前記入射部とが接触しているときの前記出力電流の値であることを特徴とする請求項6に記載のヘッドジンバルアセンブリの製造方法。 - 前記微動工程は、前記反射部からの反射光の出力電流値に基づいて、前記光供給部と前記スライダとの相対位置の微動を停止することを特徴とする請求項7に記載のヘッドジンバルアセンブリの製造方法。
- 前記微動工程は、前記出力電流値が極小となった時に、前記光供給部と前記スライダとの相対位置の微動を停止することを特徴とする請求項8に記載のヘッドジンバルアセンブリの製造方法。
- 前記反射部は、前記入射部の側方に複数備えられており、
前記複数の反射部のそれぞれは、互いに離間して備えられていることを特徴とする請求項6に記載のヘッドジンバルアセンブリの製造方法。 - 光源からの光を光導波路を介して出射部から出射する光供給部と、
記録媒体に対向して備えられ、前記出射部から光を入射する入射部を有し、該入射部に入射した光を用いて近接場光を発生するスライダとを有するヘッドジンバルアセンブリの製造装置であって、
基板上に前記記録媒体に向けて磁場を発生するための磁極と前記近接場光を発生する近接場光発生素子とを形成し、前記基板をダイシングすることにより前記スライダを形成するスライダ形成部と、
前記スライダの前記光供給部側の面に備えられ、前記光供給部が供給する光の一部を反射する反射部を前記入射部の外縁に形成する反射部形成部と、
前記光供給部の光伝播経路上で、前記反射部からの光の光強度を出力電流として検出する光検出部と、
前記出力電流に基づいて前記出射部と前記入射部との位置決めを行う光供給路固定部とを備えることを特徴とするヘッドジンバルアセンブリの製造装置。 - 前記光供給路固定部は、前記出力電流が所定値となるように前記光供給部と前記スライダとの相対位置を微動させる微動部を備え、
前記所定値は、前記出射部と入射部とが接触しているときの前記出力電流の値であることを特徴とする請求項11に記載のヘッドジンバルアセンブリの製造装置。
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