JP5458130B2 - 電子機器、及び入力制御方法 - Google Patents

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本発明の実施形態は、タッチスクリーンディスプレイを備えた電子機器、及び入力制御方法に関する。
従来、携帯型の電子機器、例えばパーソナルコンピュータの入力デバイスとして、タッチスクリーンディスプレイが知られている。タッチスクリーンディスプレイを備えた電子機器は、仮想キーボード(ソフトウェアキーボード)を表示し、このソフトウェアキーボードを用いて、通常のキーボードと同様のデータを入力することができる。
また、電子機器は、タッチスクリーンディスプレイをポインティングデバイスとして使用することができる。例えば、電子機器は、ソフトウェアキーボードの他に仮想マウスを表示し、この仮想マウスがタッチして移動されることによりポインティングデータを入力する。
特開2006−53678号公報
このように従来のタッチスクリーンディスプレイを備えた電子機器では、ソフトウェアキーボードからのデータ入力と、ポインティングデバイスからのデータ入力が可能である。
しかしながら、ソフトウェアキーボードからのデータ入力と、ポインティングデバイスからのデータ入力を混在して実行する場合、ソフトウェアキーボードと、ソフトウェアキーボードとは別の領域に定義された仮想マウスとを使い分ける必要があった。このため、入力操作が煩雑となってしまい、ソフトウェアキーボードからのデータ入力と仮想マウスなどの仮想ポインティングデバイスからのデータ入力の操作性の向上が求められていた。
発明の目的は、ソフトウェアキーボードと仮想ポインティングデバイスに対する入力操作の操作性を向上させた電子機器、及び入力制御方法を提供することである。
実施形態によれば、電子機器は、タッチスクリーンディスプレイに第1領域を設定する第1領域設定手段と、前記第1領域に対するタッチ操作が、タッチされてから離れるまでの時間が設定時間以上の第1操作である場合に、前記第1領域と重複する第2領域を設定する第2領域設定手段と、前記第1領域と前記第2領域とが重複する領域に対するタッチ操作が、タッチされてから離れるまでの時間が設定時間より短い第2操作であるか、前記設定時間以上の第3操作であるかを検出する操作検出手段と、前記第2操作が検出された場合に、第1データを出力する第1出力手段と、前記第3操作が検出された場合に、前記第1のデータと異なるポインティングデバイス用の第2データを出力する第2出力手段と、前記タッチスクリーンディスプレイの前記第2の領域と異なる位置に第3領域を設定する第3領域設定手段と、前記第3領域に対するタッチ操作に応じてポインティングデバイス用の第3データを出力する第3出力手段とを具備する。
実施形態(第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態)に係る電子機器の外観を示す図。 実施形態におけるパーソナルコンピュータの表示画面の一例を示す図。 実施形態におけるパーソナルコンピュータのシステム構成を示すブロック図。 実施形態(第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態)における入力制御プログラムの機能構成を示すブロック図。 第1実施形態の動作を示すフローチャート。 第1実施形態におけるタッチスクリーンディスプレイの表示画面例を示す図。 第1実施形態におけるタッチスクリーンディスプレイの表示画面例を示す図。 第1実施形態におけるタッチスクリーンディスプレイの表示画面例を示す図。 第2実施形態の動作を示すフローチャート。 第2実施形態におけるタッチスクリーンディスプレイの表示画面例を示す図。 第2実施形態におけるタッチスクリーンディスプレイの表示画面例を示す図。 第2実施形態におけるソフトウェアタッチパッドの設定操作を示す図。 第2実施形態におけるソフトウェアタッチパッドの設定操作を示す図。 第3実施形態の動作を示すフローチャート。 第3実施形態におけるソフトウェアタッチパッドの設定操作を示す図。 本実施形態におけるタッチスクリーンディスプレイの表示画面例を示す図。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。
図1は、実施形態(第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態)に係る電子機器の外観を示す図である。電子機器は、例えば、バッテリ駆動可能な携帯型パーソナルコンピュータ10として実現されている。
図1は、パーソナルコンピュータ10の第1ユニット11を開いた状態における斜視図である。パーソナルコンピュータ10は、第1ユニット11と第2ユニット12とから構成される。第1ユニット11の上面には、タッチスクリーンディスプレイ13が組み込まれている。タッチスクリーンディスプレイ13は、タッチパネル13Aと液晶表示装置(LCD)13Bとから構成されており、表示画面が第1ユニット11のほぼ中央に配置されている。
タッチスクリーンディスプレイ13は、例えばLCD13Bの表面にタッチパネル13Aが装着されて構成されたもので、LCD13Bによる表示と、ペンや指先などによってタッチされたタッチ位置を検出できる。ユーザは、LCD13Bに表示された各種オブジェクトをペンや指先などを用いて選択することができる。ユーザによるタッチ操作の対象とするオブジェクトには、例えば、各種の情報を表示するためのウィンドウ、ソフトウェアキーボード(仮想キーボード)、ソフトウェアタッチパッド(仮想ポインティングデバイス)、フォルダやファイルを表すアイコン、メニュー、ボタン等が含まれる。表示画面上のタッチ位置を示す座標データはタッチパネル13Aからコンピュータ10内のCPUに入力される。
第1ユニット11は、薄い箱型の筐体を有している。第1ユニット11は、第2ユニット12にヒンジ部14を介して回動自在に取り付けられている。ヒンジ部14は、第2ユニット12に第1ユニット11を連結する連結部である。すなわち、第1ユニット11の下端部は、第2ユニット12の後端部にヒンジ部14によって支持されている。第1ユニット11は、第2ユニット12に対して第2ユニット12の上面が露出される開放位置と第2ユニット12の上面が第1ユニット11によって覆われる閉塞位置との間を回動自在に取り付けられている。また、第1ユニット11の所定位置、例えば、タッチスクリーンディスプレイ13の右側には、パーソナルコンピュータ10をパワーオンまたはパワーオフするためのパワーボタン16が設けられている。
第2ユニット12は、薄い箱形の筐体を有するベースユニットである。第2ユニット12の上面には、タッチスクリーンディスプレイ15が組み込まれている。タッチスクリーンディスプレイ15は、タッチパネル15Aと液晶表示装置(LCD)15Bとから構成されており、表示画面が第2ユニット12のほぼ中央に配置されている。
第2ユニット12の上面の所定位置、例えばタッチスクリーンディスプレイ15の両側には、2つのボタンスイッチ17,18が設けられている。ボタンスイッチ17,18の各々には任意の機能を割り当てることが出来る。例えば、ボタンスイッチ17は、ソフトウェアキーボードとソフトウェアタッチパッドの起動を指示するために利用される。例えば、ボタンスイッチ17に対するシングルタッチによりソフトウェアキーボードの起動を指示し、ダブルタッチによりソフトウェアタッチパッドの起動を指示できるものとする。
タッチスクリーンディスプレイ15は、例えばLCD15Bの表面にタッチパネル15Aが装着されて構成されたもので、LCD15Bによる表示と、ペンや指先などによってタッチされたタッチ位置の検知を実現できる。ユーザは、LCD15Bに表示された各種オブジェクトをペンや指先などを用いて選択することができる。ユーザによるタッチ操作の対象とするオブジェクトには、例えば、各種の情報を表示するためのウィンドウ、ソフトウェアキーボード(仮想キーボード)、ソフトウェアタッチパッド(仮想ポインティングデバイス)、フォルダやファイルを表すアイコン、メニュー、ボタン、アプリケーションウィンドウ等が含まれる。表示画面上のタッチ位置を示す座標データはタッチパネル15Aからコンピュータ10内のCPUに入力される。
第2ユニット12上のLCD15Bは、第1ユニット11のLCD13Bとは独立したディスプレイである。LCD13B,15Bは仮想画面環境を実現するためのマルチディスプレイとして使用することができる。この場合、コンピュータ10のオペレーティングシステム(OS)によって管理される仮想画面は、LCD13Bに表示される第1の画面領域とLCD15Bに表示される第2の画面領域とを含む。第1の画面領域及び第2の画面領域には、任意のアプリケーションウィンドウ、任意のオブジェクト等を表示することができる。また、OSは、第1の画面領域と第2の画面領域とを論理的に1つの画面領域として管理し、この画面領域内でオブジェクトを任意の位置に表示させることができる。
実施形態のパーソナルコンピュータ10は、キーボードやマウス/タッチパッドなどの入力装置の代わりに、タッチスクリーンディスプレイ13,15へのペンや指先などによるタッチ操作によりデータ入力するための入力操作アプリケーションが設けられている。本実施形態における入力操作アプリケーションには、ソフトウェアキーボードやソフトウェアタッチパッドを制御する入力制御プログラム200が含まれる。
図2は、実施形態におけるパーソナルコンピュータ10の表示画面の一例を示している。
タッチスクリーンディスプレイ13には、アイコン21、ウィンドウ23、カーソルポインタ24等が表示されている。ウィンドウ23の上辺にはタイトルバー23aが設けられている。タイトルバー23aには、フォルダ名やファイル名が表示される。また、タイトルバー23aには、ウィンドウ23の表示形態の変更を指示するためのボタン(例えば、最小化ボタン、最大化ボタン、閉じるボタン)、ウィンドウ23をタッチスクリーンディスプレイ13,15の全面に表示させるための全面表示ボタン、ウィンドウ23を表示するディスプレイを変更する表示位置変更ボタンなどが設けられている。また、カーソルポインタ24は、タッチスクリーンディスプレイ13,15に対するタッチ操作、あるいはタッチスクリーンディスプレイ13,15に設定されるソフトウェアタッチパッドの領域に対するタッチ操作に応じて表示位置が制御される。
タッチスクリーンディスプレイ15には、ソフトウェアキーボード50が表示されている。ソフトウェアキーボード50は、図2に示すように、タッチスクリーンディスプレイ15の全面に表示する形態以外にも複数の形態が用意されている。
ソフトウェアキーボード50には、閉じるボタン51a、形態変更ボタン51b、表示位置変更ボタン51cが設けられている。閉じるボタン51aは、ソフトウェアキーボード50の表示を終了させるために操作される。形態変更ボタン51bは、予め用意されている他の形態にソフトウェアキーボード50を変更するために操作される。形態変更ボタン51bがタッチされる毎にソフトウェアキーボード50は他の形態に変更されるものとする。表示位置変更ボタン51cは、ソフトウェアキーボード50を表示するタッチスクリーンディスプレイを変更するために操作される。例えば、図2に示すように、ソフトウェアキーボード50をタッチスクリーンディスプレイ15に表示している場合には、表示位置変更ボタン51cは、タッチスクリーンディスプレイ13の方向を示す上向きの矢印が表示されている。この状態で表示位置変更ボタン51cがタッチされると、入力制御プログラム200は、ソフトウェアキーボード50の表示を、タッチスクリーンディスプレイ15からタッチスクリーンディスプレイ13に変更する。なお、タッチスクリーンディスプレイ13にソフトウェアキーボード50が表示されている場合には、表示位置変更ボタン51cの矢印は下向きになる。
また、タッチスクリーンディスプレイ15の表示エリアの最下段には、ツールバー40が設けられている。ツールバー40には、ソフトウェアキーボードを起動するためのキーボード起動ボタン41、ソフトウェアタッチパッドを起動するためのタッチパッド起動ボタン42が設けられている。ユーザは、キーボード起動ボタン41あるいはタッチパッド起動ボタン42へのタッチ操作によって、ボタンスイッチ17により起動指示を入力した場合と同様にして、入力制御プログラム200を起動させることができる。
なお、図2に示すアイコン21、ウィンドウ23、カーソルポインタ24、ソフトウェアキーボード50等の各種オブジェクトは、タッチスクリーンディスプレイ13,15の何れにおいても任意に表示させることができる。
次に、実施形態におけるパーソナルコンピュータ10のシステム構成について説明する。図3は、パーソナルコンピュータ10のシステム構成を示すブロック図である。
パーソナルコンピュータ10は、CPU111、ノースブリッジ112、主メモリ113、グラフィクスコントローラ114、サウスブリッジ115、BIOS−ROM116、ハードディスクドライブ(HDD)117、エンベデッドコントローラ118、センサ119等を備えている。
CPU111は、コンピュータ10の動作を制御するために設けられたプロセッサであり、HDD117から主メモリ113にロードされる、オペレーティングシステム(OS)199及び各種アプリケーションプログラム等を実行する。アプリケーションプログラムには、ソフトウェアキーボード50やソフトウェアタッチパッドなどを制御する入力操作アプリケーションの他、ブラウザプログラムや文章作成プログラム等のアプリケーションプログラム204が含まれている。
また、CPU111は、BIOS−ROM116に格納されたシステムBIOS(Basic Input Output System)も実行する。システムBIOSはハードウェア制御のためのプログラムである。
また、CPU111は、OS199の制御のもとで、タッチスクリーンディスプレイ13,15に対するタッチ操作に応じてカーソルポインタ24の表示を制御するポインタドライバ201、タッチパネル13A,15Aの駆動を制御するタッチパネルドライバ202、LCD13B,15Bにおける表示を制御する表示ドライバ203等を実行する。
ノースブリッジ112は、CPU111のローカルバスとサウスブリッジ115との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ112には、主メモリ113をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。グラフィクスコントローラ114は、コンピュータ10のディスプレイモニタとしてそれぞれ使用される2つのLCD13B,15Bを制御する表示コントローラである。
グラフィクスコントローラ114は、ノースブリッジ112を介してCPU111から受信される描画要求に基づいてビデオメモリ(VRAM)に表示データを描画するための表示処理(グラフィクス演算処理)を実行する。ビデオメモリには、LCD13Bに表示される画面イメージに対応する表示データを格納する記録領域と、LCD15Bに表示される画面イメージに対応する表示データを格納する記録領域とが割り当てられている。LCD13Bの表示面には透明のタッチパネル13Aが配置されている。同様に、LCD15Bの表示面には透明のタッチパネル15Aが配置されている。
タッチパネル13A,15Aは、例えば、抵抗膜方式または静電容量方式等を用いて、タッチ検出面のタッチ位置を検出するように構成されている。タッチパネル13A,15Aは、例えば、2点以上のタッチ位置を同時に検知可能なマルチタッチパネルが使用されるものとする。タッチパネル13A,15Aは、ユーザによるタッチ操作により検出したデータをサウスブリッジ115に出力する。
サウスブリッジ115は、HDD121を制御するためのIDE(Integrated Drive Electronics)コントローラやSerial ATAコントローラを内蔵している。エンベデッドコントローラ(EC)118は、ユーザによるパワーボタンスイッチ16の操作に応じてコンピュータ10をパワーオン/パワーオフする機能を有している。また、サウスブリッジ115は、タッチパネル13A,15Aからのデータを入力し、ノースブリッジ112を介して主メモリ113に記録する。
センサ119は、パーソナルコンピュータ10の姿勢を検知するためのものある。センサ119は、パーソナルコンピュータ10が、タッチスクリーンディスプレイ13,15を上下に配置した向きで使用されているか、あるいは左右に配置した向きで使用されているかを検知して、サウスブリッジ115を通じてCPU111に通知する。
次に、実施形態(第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態)における入力制御プログラム200の機能構成について、図4を参照しながら説明する。
入力制御プログラム200は、タッチパネルドライバ202、OS199を介して、タッチパネル13A,15Aに対するタッチ位置を示すタッチ位置情報を受信し、そのタッチ位置情報に基づいて、ソフトウェアキーボード及びソフトウェアタッチパッドを用いたデータ入力を制御する。
入力制御プログラム200は、操作検出部211、ソフトウェアキーボード設定部212、キーデータ出力部213、ソフトウェアタッチパッド設定部214、及び位置データ出力部215を機能実行モジュールとして含む。
操作検出部211は、OS199を通じて入力されるタッチパネル13A,15Aに対するタッチ位置情報をもとに、ユーザによるタッチ操作を検出する。操作検出部211は、タッチ操作が、タッチされてから離れるまでの時間が設定時間より短いタップ操作(第1操作で)あるか、設定時間以上のスライド操作(第2操作)であるかを検出することができる。
ソフトウェアキーボード設定部212は、タッチスクリーンディスプレイ13,15に、複数の仮想キー(入力領域)を含むソフトウェアキーボード(第1領域)を設定する。
キーデータ出力部213は、ソフトウェアキーボード設定部212により設定されたソフトウェアキーボードの領域内でタップ操作が検出された場合に、タップ(タッチ)された位置を含む仮想キーに応じたキーデータを出力する。
ソフトウェアタッチパッド設定部214は、タッチスクリーンディスプレイ13,15に、ソフトウェアタッチパッド(第2領域)を設定する。ソフトウェアタッチパッド設定部214は、ソフトウェアキーボード設定部212によりソフトウェアキーボード50が設定されている場合に、ソフトウェアキーボード50と共通する領域にソフトウェアタッチパッドを設定することができる。また、ソフトウェアタッチパッド設定部214は、ソフトウェアタッチパッドとは別の領域に、マウスの左右ボタンと同様に機能するボタン専用領域(第3領域)を設定することができる。ボタン専用領域は、マウスの右ボタンと左ボタンのそれぞれに対応する2つの領域を含んでいる。
位置データ出力部215は、ソフトウェアタッチパッド設定部214により設定されたソフトウェアタッチパッドの領域内で検出された操作に応じたデータを出力する。
(第1実施形態)
第1実施形態の動作について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図6は、第1実施形態におけるタッチスクリーンディスプレイ13,15の表示画面例を示す図である。
まず、ユーザのボタンスイッチ17に対する操作、あるいはキーボード起動ボタン41とタッチパッド起動ボタン42に対する操作により、ソフトウェアキーボードとソフトウェアタッチパッドの起動が指示されたものとする。
このユーザからの指示に応じて、入力制御プログラム200のソフトウェアキーボード設定部212は、例えば、タッチスクリーンディスプレイ15に、ソフトウェアキーボード50を設定する。図6に示す例では、タッチスクリーンディスプレイ15の全面にソフトウェアキーボード50を表示している。
また、ソフトウェアタッチパッド設定部214は、ソフトウェアキーボード50と共通する領域に、ソフトウェアタッチパッド60を設定する。また、ソフトウェアタッチパッド設定部214は、ソフトウェアキーボード50とは共通しない領域に、ボタン専用領域62を設定している。
ソフトウェアキーボード設定部212は、ソフトウェアキーボード50の各仮想キーの領域内に、それぞれの仮想キーに対応する文字を表示させる。ソフトウェアタッチパッド設定部214は、ソフトウェアキーボード50の仮想キーに表示された文字をユーザが視認できるように、ソフトウェアタッチパッド60の領域範囲を示す表示を行う。例えば、ソフトウェアタッチパッド60を半透明化して表示したり、ソフトウェアタッチパッド60の外枠のみを表示したりすることができる。
図6に示すように、ソフトウェアキーボード50とソフトウェアタッチパッド60が設定された状態において、ユーザによりタッチスクリーンディスプレイ15にタッチ操作がされると、操作検出部211は、OS199を介して入力されるタッチ位置情報をもとに、入力操作がされたことを検出する(ステップA1)。
操作検出部211は、タッチ位置情報が示すユーザによりタッチ操作された位置が、ソフトウェアキーボード50、ソフトウェアタッチパッド60(共通領域)、あるいはボタン専用領域62の何れかの領域内であるかを判別する。
ここで、ユーザによりタッチ操作された位置が何れの領域内でもない場合(ステップA2、No)、入力制御プログラム200は、タッチ位置情報に応じた入力処理を行わない。例えば、タッチスクリーンディスプレイ13へのタッチ操作の場合、OS199は、例えばポインタドライバ201により、タッチ位置(絶対座標)に応じてカーソルポインタ24を移動させる処理等を実行させる。また、アイコン21が表示された位置へのタッチ操作である場合には、OS199は、タッチされたアイコン21を選択状態にするなどの処理を実行する。
一方、タッチ操作された位置がソフトウェアキーボード50、ソフトウェアタッチパッド60(共通領域)、あるいはボタン専用領域62の何れかの領域内であった場合(ステップA2、Yes)、操作検出部211は、入力操作がタップ操作であるかスライド操作であるかを判別する。操作検出部211は、例えば最初にタッチされてから離されるまでの時間が、予め決められた設定時間より短い操作である場合にはタップ操作がされたものと判別する(ステップA3、タップ操作)。
タップされた位置がボタン専用領域62内ではない場合(ステップA4、No)、すなわちソフトウェアキーボード50の何れかの仮想キーに対するタップであった場合、ソフトウェアキーボード設定部212は、タップされた位置を含む仮想キーに対応するコードデータをOS199に出力する(ステップA6)。
また、タップされた位置がボタン専用領域62内であった場合(ステップA4、Yes)、ソフトウェアタッチパッド設定部214は、ボタン専用領域62の2つの領域の何れがタップされたかに応じたデータをOS199に出力する。
また、操作検出部211は、例えば最初にタッチされて離されるまでの時間が、予め決められた設定時間以上の操作である場合にはスライド操作がされたものと判別する(ステップA3、スライド操作)。
この場合、位置データ出力部215は、タッチ位置情報に応じた、ソフトウェアタッチパッド60の領域内における位置データ(相対座標)をOS199に出力する。OS199は、入力制御プログラム200から出力された位置データをもとに、例えばポインタドライバ201によりカーソルポインタ24を移動させる。
すなわち、第1実施形態では、ソフトウェアキーボード50とソフトウェアタッチパッド60とが共通の領域に設定されており、この共通の領域内でタップ操作がされた場合には、タップ位置に応じた仮想キーに対応するコードデータを出力し、スライド操作がされた場合に、スライドされた位置を示す位置データを出力する。これにより、ソフトウェアキーボード50とソフトウェアタッチパッド60とを切り換える操作をすることなく、入力操作の違い(タップ操作、スライド操作)により入力データを変えることができる。また、ボタン専用領域62をソフトウェアキーボード50とは別の領域に設けているので、タップ操作によりタッチパッドとしてのクリック入力が可能となっている。
なお、前述した説明では、タッチスクリーンディスプレイ15の全面に設定されたソフトウェアキーボード50と共通する領域に、ソフトウェアタッチパッド60を設定するものとして説明しているが、ソフトウェアキーボード50とソフトウェアタッチパッド60とを別の領域に設定することも可能である。
例えば、図7に示すように、ソフトウェアキーボード50aとソフトウェアタッチパッド60aとを、それぞれ異なる領域に独立して設定することができる。この場合、ソフトウェアキーボード50aへのタッチ操作によりコードデータが出力され、ソフトウェアタッチパッド60aへのタッチ操作により位置データが出力される。
ここで、例えばソフトウェアキーボード50aの形態を変更することで、図8に示すように、ソフトウェアタッチパッド60aが設定されていた領域とソフトウェアキーボード50bとが重複したものとする。この場合、ソフトウェアタッチパッド設定部214は、ボタン専用領域62bをソフトウェアキーボード50bとは異なる領域に設定する。
これにより、前述と同様にして、ソフトウェアキーボード50bとソフトウェアタッチパッド60bとが共通する領域では、タップ操作とスライド操作を使い分けることで、コードデータと位置データの出力を切り換えることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態の動作について、図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図10及び図11は、第2実施形態におけるタッチスクリーンディスプレイ13,15の表示画面例を示す図である。
まず、ユーザのボタンスイッチ17に対する操作、あるいはキーボード起動ボタン41に対する操作により、ソフトウェアキーボードの起動が指示されたものとする。
このユーザからの指示に応じて、入力制御プログラム200のソフトウェアキーボード設定部212は、例えば、タッチスクリーンディスプレイ15に、ソフトウェアキーボード50を設定する。図10に示す例では、タッチスクリーンディスプレイ15の全面にソフトウェアキーボード50を表示している。
図10に示すように、ソフトウェアキーボード50が設定された状態において、ユーザによりタッチスクリーンディスプレイ15にタッチ操作がされると、操作検出部211は、OS199を介して入力されるタッチ位置情報をもとに、入力操作がされたことを検出する(ステップB1)。
操作検出部211は、タッチ位置情報が示すユーザによりタッチ操作された位置が、ソフトウェアキーボード50の領域内であるかを判別する。
ここで、ユーザによりタッチ操作された位置がソフトウェアキーボード50の領域内でない場合(ステップB2、No)、入力制御プログラム200は、タッチ位置情報に応じた入力処理を行わない。この場合、第1実施形態と同様にして、OS199は、タッチ位置(絶対座標)に応じてカーソルポインタ24の移動させる処理等を実行する。
一方、タッチ操作された位置がソフトウェアキーボード50の領域内であった場合(ステップB2、Yes)、操作検出部211は、操作位置がソフトウェアタッチパッド内であるか判別する。ソフトウェアタッチパッドが設定されていない場合には(ステップB3、No)、操作検出部211は、入力操作がタップ操作であるかスライド操作であるかを判別する。操作検出部211は、例えば最初にタッチされてから離されるまでの時間が、予め決められた設定時間より短い操作である場合にはタップ操作がされたものと判別する(ステップB5、タップ操作)。
ソフトウェアタッチパッドが設定されていない場合には(ステップB7、No)、すなわちソフトウェアキーボード50の何れかの仮想キーに対するタップであった場合、ソフトウェアキーボード設定部212は、タップされた位置を含む仮想キーに対応するコードデータをOS199に出力する(ステップB9)。
一方、ソフトウェアキーボード50の領域内での操作がスライド操作であった場合(ステップB5、スライド操作)、ソフトウェアタッチパッド設定部214は、スライド操作された位置に応じて、ソフトウェアタッチパッドを設定する(ステップB6)。例えば、図10に示すポイントSPにおいてスライド操作をした場合、図11に示すように、ポイントSPを中心とした所定サイズの矩形状のソフトウェアタッチパッド63を設定する。
なお、ソフトウェアタッチパッドを設定するための操作をスライド操作としているが、必ずしも最初にタッチした位置を移動させる必要はない。すなわち、タッチしてから設定時間以上そのままにしていればスライド操作がされたと判別され、ソフトウェアタッチパッド63が設定される。
ソフトウェアタッチパッド63が設定された後、ソフトウェアタッチパッド63の領域内で入力操作がされると(ステップB1、Yes)、位置データ出力部215は、タップ操作またはスライド操作に応じたデータをOS199に出力する(ステップB4)。すなわち、ソフトウェアタッチパッド63は、ソフトウェアキーボード50と共通する領域に設定されるが、専用の入力領域として機能する。
なお、ソフトウェアタッチパッド63が設定された領域以外のソフトウェアキーボード50に対して、前述と同様にしてスライド操作がされた場合には(ステップB5、スライド操作)、前述したように、スライド操作がされた位置にソフトウェアタッチパッド63を設定する。すなわち、ソフトウェアキーボード50の領域内で任意の位置にソフトウェアタッチパッド63を設定することができる。
一方、ソフトウェアタッチパッド63が設定された領域以外のソフトウェアキーボード50に対して、タップ操作がされた場合(ステップB5、タップ操作)、ソフトウェアタッチパッド設定部214は、設定済みのソフトウェアタッチパッド63を解消する(ステップB7、B8)。また、キーデータ出力部213は、タップ操作がされた位置を含む仮想キーに対応するコードデータをOS199に出力する(ステップB9)。
すなわち、ソフトウェアタッチパッド63が設定されている状態において、ソフトウェアキーボード50に対するタップ操作をすることにより、ソフトウェアタッチパッド63が解消されてソフトウェアキーボード50に対する入力をすることができる。
このようにして、ソフトウェアキーボード50へのスライド操作によって簡単にソフトウェアタッチパッド63を設定し、ソフトウェアタッチパッド63からの入力を可能とすることができる。そして、ソフトウェアタッチパッド63の領域外でソフトウェアキーボード50に対してタップすることで、ソフトウェアタッチパッド63を解消して、ソフトウェアキーボード50を用いたデータ入力に簡単に移行することができる。
なお、前述した説明では、ソフトウェアキーボード50へのスライド操作(例えば、所定時間以上の同じ位置でのタッチ)によって、タッチ位置において所定サイズの矩形状のソフトウェアタッチパッド63を設定するものとして説明しているが、スライド操作により入力された位置データに応じた形状のソフトウェアタッチパッド63を設定することも可能である。
例えば、図12において、ポイントSPSにおいてタッチが開始され、ポイントSPEまでスライドされてからタッチが離されたものとする。ポイントSPSとポイントSPEまでの距離が予め設定された距離より短い場合、ポイントSPSとポイントSPEとの中点SPMを中心とした矩形状のソフトウェアタッチパッド63を設定する。ソフトウェアタッチパッド63の横サイズX1と縦サイズY1は、良好なタップ操作及びスライド操作が可能なサイズに決められているものとする。
また、図13に示すように、ポイントSPSとポイントSPEまでの距離が予め設定された距離以上である場合、ポイントSPSとポイントSPEを対角点とする矩形状のソフトウェアタッチパッド63を設定する。従って、ユーザは、ソフトウェアキーボード50の領域内で任意の距離のスライド操作をすることで、スライドさせた距離に応じたサイズ(横サイズX2と縦サイズY2)のソフトウェアタッチパッド63を設定することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態の動作について、図14に示すフローチャートを参照しながら説明する。
第3実施形態は、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせている。
図15は、第3実施形態におけるタッチスクリーンディスプレイ13,15の表示画面例を示す図である。
まず、ユーザのボタンスイッチ17に対する操作、あるいはキーボード起動ボタン41に対する操作により、ソフトウェアキーボードの起動が指示されたものとする。
このユーザからの指示に応じて、入力制御プログラム200のソフトウェアキーボード設定部212は、例えば、タッチスクリーンディスプレイ15の全面に、ソフトウェアキーボード50を設定する。
ソフトウェアキーボード50が設定された状態において、ユーザによりタッチスクリーンディスプレイ15にタッチ操作がされると、操作検出部211は、OS199を介して入力されるタッチ位置情報をもとに、入力操作がされたことを検出する(ステップC1)。
操作検出部211は、タッチ位置情報が示すユーザによりタッチ操作された位置が、ソフトウェアキーボード50の領域内であるかを判別する。
ここで、ユーザによりタッチ操作された位置がソフトウェアキーボード50の領域内でない場合(ステップC2、No)、入力制御プログラム200は、タッチ位置情報に応じた入力処理を行わない。この場合、第1実施形態と同様にして、OS199は、タッチ位置(絶対座標)に応じてカーソルポインタ24の移動させる処理等を実行する。
一方、タッチ操作された位置がソフトウェアキーボード50の領域内であった場合(ステップC2、Yes)、操作検出部211は、操作位置がソフトウェアタッチパッド内であるか判別する。ソフトウェアタッチパッドが設定されていない場合には(ステップC3、No)、操作検出部211は、入力操作がタップ操作であるかスライド操作であるかを判別する。操作検出部211は、例えば最初にタッチされてから離されるまでの時間が、予め決められた設定時間より短い操作である場合にはタップ操作がされたものと判別する(ステップC6、タップ操作)。
ソフトウェアタッチパッドとボタン専用領域が設定されていない場合には(ステップC8、C10、No)、すなわちソフトウェアキーボード50の何れかの仮想キーに対するタップであった場合、ソフトウェアキーボード設定部212は、タップされた位置を含む仮想キーに対応するコードデータをOS199に出力する(ステップC12)。
一方、ソフトウェアキーボード50の領域内での操作がスライド操作であった場合(ステップC6、スライド操作)、ソフトウェアタッチパッド設定部214は、スライド操作された位置に応じて、ソフトウェアタッチパッドとボタン専用領域を設定する(ステップC7)。例えば、図15に示すように、スライド操作がされたポイントSPを中心とした所定サイズの矩形状のソフトウェアタッチパッド64を設定する。また、ソフトウェアタッチパッド64の下部近傍に、2つの領域からなるボタン専用領域65を設定する。
ソフトウェアタッチパッド64とボタン専用領域65が設定された後、ソフトウェアタッチパッド64の領域内で入力操作がされると(ステップC1、Yes)、位置データ出力部215は、スライド操作であった場合には(ステップC4、Yes)、スライド操作に応じたデータをOS199に出力する(ステップC5)。すなわち、ソフトウェアタッチパッド64は、ソフトウェアキーボード50と共通する領域に設定されるが、専用の入力領域として機能する。
また、ソフトウェアタッチパッド64の領域内での入力操作がタップ操作であった場合(ステップC4、No)、ソフトウェアタッチパッド設定部214は、ソフトウェアタッチパッド64を解消する(ステップC11)。また、キーデータ出力部213は、タップ操作がされた位置を含む仮想キーに対応するコードデータをOS199に出力する(ステップC12)。
また、ボタン専用領域65の領域内でのタップ操作であった場合(ステップC8、Yes)、ソフトウェアタッチパッド設定部214は、タップ操作に応じたデータをOS199に出力する(ステップC9)。
なお、ソフトウェアタッチパッド64とボタン専用領域65が設定された領域以外のソフトウェアキーボード50に対して、前述と同様にしてスライド操作がされた場合には(ステップC6、スライド操作)、前述したように、スライド操作がされた位置にソフトウェアタッチパッド64とボタン専用領域65を設定する。すなわち、ソフトウェアキーボード50の領域内で任意の位置にソフトウェアタッチパッド64とボタン専用領域65を設定することができる。
一方、ソフトウェアタッチパッド64とボタン専用領域65が設定された領域以外のソフトウェアキーボード50に対して、タップ操作がされた場合(ステップC8、No)、ソフトウェアタッチパッド設定部214は、設定済みのソフトウェアタッチパッド64を解消する(ステップC10、C11)。また、キーデータ出力部213は、タップ操作がされた位置を含む仮想キーに対応するコードデータをOS199に出力する(ステップC12)。
すなわち、ソフトウェアタッチパッド64とボタン専用領域65が設定されている状態において、ソフトウェアキーボード50に対するタップ操作をすることにより、ソフトウェアタッチパッド64とボタン専用領域65が解消されてソフトウェアキーボード50に対する入力をすることができる。
このようにして、ソフトウェアキーボード50へのスライド操作によって簡単にソフトウェアタッチパッド64を設定し、ソフトウェアタッチパッド64からの入力を可能とすることができる。また、ボタン専用領域65が設定されているため、ソフトウェアキーボード50と共通する領域内においてタップ操作が可能となる。そして、ソフトウェアタッチパッド64とボタン専用領域65の領域外でソフトウェアキーボード50に対してタップすることで、ソフトウェアタッチパッド64とボタン専用領域65を解消して、ソフトウェアキーボード50を用いたデータ入力に簡単に移行することができる。
なお、前述した説明では、タッチスクリーンディスプレイ15にソフトウェアキーボードとソフトウェアタッチパッドを設定するものとして説明しているが、ソフトウェアキーボードとソフトウェアタッチパッドはタッチスクリーンディスプレイ13,15の何れにおいても任意に設定することができる。
例えば、図16に示すように、パーソナルコンピュータ10は、タッチスクリーンディスプレイ13,15を横方向に配置した形態によっても使用することができる。OS199は、センサ119によってパーソナルコンピュータ10の姿勢を検出し、タッチスクリーンディスプレイ13,15の配列に応じて、LCD13B,15Bの表示向きを変更する。
この場合、ソフトウェアキーボード50は、表示形態を変更することにより、図16に示すように、タッチスクリーンディスプレイ13,15の両方に設定することができる。そして、ソフトウェアキーボード50と共通する領域にソフトウェアタッチパッド60cを設定することにより、前述と同様にして、入力操作を使い分けて、ソフトウェアキーボード50からのデータ入力とソフトウェアタッチパッド60cからのデータ入力を切り換えることができる。ソフトウェアタッチパッド60cに対するスライド操作により、カーソルポインタ24の移動を制御することができる。カーソルポインタ24は、タッチスクリーンディスプレイ13,15の何れの位置にも移動させることが可能である。
また、第1乃至第3実施形態の何れの場合においても、タッチスクリーンディスプレイが小さくてもソフトウェアキーボードとソフトウェアタッチパッドとを共通する領域に設定することにより、十分な操作領域を確保することができるので、ソフトウェアキーボードとソフトウェアタッチパッドの両方の操作性を低下させなくても済む。また、ホームポジションから手を移動させることなく、ソフトウェアキーボードとソフトウェアタッチパッドの両方を操作できるので、両方を頻繁に切り換えて入力する場合であっても効率よくデータ入力することが可能である。さらに、電子機器の小型化にも寄与する。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の実施形態を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、前述した実施の形態において記載した処理は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に提供することができる。また、通信媒体により伝送して各種装置に提供することも可能である。コンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、または通信媒体を介してプログラムを受信し、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
10…パーソナルコンピュータ、13,15…タッチスクリーンディスプレイ、13A,15A…タッチパネル、13B,15B…LCD、23…ウィンドウ、111…CPU、199…OS、200…入力制御プログラム。

Claims (9)

  1. タッチスクリーンディスプレイに第1領域を設定する第1領域設定手段と、
    前記第1領域に対するタッチ操作が、タッチされてから離れるまでの時間が設定時間以上の第1操作である場合に、前記第1領域と重複する第2領域を設定する第2領域設定手段と、
    前記第1領域と前記第2領域とが重複する領域に対するタッチ操作が、タッチされてから離れるまでの時間が設定時間より短い第2操作であるか、前記設定時間以上の第3操作であるかを検出する操作検出手段と、
    前記第2操作が検出された場合に、第1データを出力する第1出力手段と、
    前記第3操作が検出された場合に、前記第1のデータと異なるポインティングデバイス用の第2データを出力する第2出力手段と、
    前記タッチスクリーンディスプレイの前記第2の領域と異なる位置に第3領域を設定する第3領域設定手段と、
    前記第3領域に対するタッチ操作に応じてポインティングデバイス用の第3データを出力する第3出力手段と
    を具備する電子機器。
  2. 前記第1領域設定手段は、前記第1領域内に複数の入力領域を設定し、
    前記第1出力手段は、前記第2の操作によりタッチされた位置を含む、前記複数の入力領域の何れかの入力領域に応じた前記第1のデータを出力する請求項1記載の電子機器。
  3. 前記第1領域の形態を変更する指示を入力する入力手段と、
    前記指示に応じて前記第1領域の形態を変更する変更手段とをさらに具備する請求項1記載の電子機器。
  4. 前記第2領域設定手段は、前記第1領域に対する前記第1操作に応じて、前記第2領域を解消する請求項1記載の電子機器。
  5. 前記第2領域設定手段は、タッチが開始された第3の位置と離れた第4の位置に基づいて、前記第2領域のサイズを決定する請求項1記載の電子機器。
  6. 前記第3領域設定手段は、前記第1領域と重複する位置に前記第3領域を設定する請求項1記載の電子機器。
  7. タッチスクリーンディスプレイに第1領域を設定し、
    前記第1領域に対するタッチ操作が、タッチされてから離れるまでの時間が設定時間以上の第1操作である場合に、前記第1領域と重複する第2領域を設定し、
    前記第1領域と前記第2領域とが重複する領域に対するタッチ操作が、タッチされてから離れるまでの時間が設定時間より短い第2操作であるか、前記設定時間以上の第3操作であるかを検出し、
    前記第2操作が検出された場合に、第1データを出力し、
    前記第3操作が検出された場合に、前記第1のデータと異なるポインティングデバイス用の第2データを出力し、
    前記タッチスクリーンディスプレイの前記第2の領域と異なる位置に第3領域を設定し、
    前記第3領域に対するタッチ操作に応じてポインティングデバイス用の第3データを出力する入力制御方法。
  8. 前記第1領域内に複数の入力領域を設定し、
    前記第2操作が検出された場合に、前記第1の操作によりタッチされた第2の位置を含む、前記複数の入力領域の何れかの入力領域に応じた前記第1のデータを出力する請求項7記載の入力制御方法。
  9. 前記第1領域の形態を変更する指示を入力し、
    前記指示に応じて前記第1領域の形態を変更する請求項7記載の入力制御方法。
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