JP5454233B2 - 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、人物が写った撮像画像を処理する画像処理装置、その画像処理装置を備える撮像装置、人物が写った撮像画像を処理する画像処理方法及びコンピュータに実行させるプログラムに関する。
人物の画像を撮像する際に問題となるのが、その人物の瞬きと手振れである。そこで、瞬き検出機能を有し、人物の眼が閉じていない撮像画像を得ることができるカメラや、高速連写により撮像された複数の撮像画像を手振れに応じてずらして重ね合わせ、手振れのない撮像画像を得ることができるカメラ等が開示されている(例えば、特許文献1乃至4参照)。
特表2009−527983号公報 特開2003−333514号公報 特開2009−141967号公報 特開2009−210992号公報
上記特許文献1に代表される従来の方法及び装置では、高速連写により撮像された複数の撮像画像の中から、人物の眼が閉じている画像をリジェクトして、残りの画像だけで、手振れがなく、かつ、人物の眼が閉じていない画像を得ることができるようになっている。
しかしながら、高速連写により撮像される複数の撮像画像各々から、人物の眼が閉じている撮像画像をリジェクトして、残りの画像を重ね合わせて最終的な合成画像を得た場合、その合成画像は、合成する画像の数が少なくなるため、明るさや手振れ補正が十分でない画像になってしまうおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、写っている人物の眼が閉じておらず、手振れのない、明るさの十分な撮像画像を得ることができる画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る画像処理装置は、
高速連写により得られた複数の画像各々に写る人物の眼の開き度を算出する開き度算出部と、
前記開き度算出部により算出された眼の開き度に応じて、前記複数の画像各々の重みを設定する重み設定部と、
前記複数の画像に基づいて、前記複数の画像各々の重ね合わせの基準となる補正基準を設定する補正基準設定部と、
前記複数の画像を重ね合わせて得られる合成画像の明るさが、所定の明るさとなるように、前記重み設定部により設定された前記複数の画像各々の重みに応じて、前記複数の画像各々の明るさを調整する明るさ調整部と、
前記補正基準に対する前記複数の画像各々の位置ずれベクトルを求める位置ずれベクトル算出部と、
前記補正基準を基準にして、前記位置ずれベクトル算出部により算出された前記位置ずれベクトルに応じて、前記複数の画像各々をずらしながら重ね合わせることにより、前記合成画像を生成する手振れ補正部と、
を備える。
本発明の第2の観点に係る撮像装置は、
操作入力を受け付ける操作部と、
前記操作部への操作入力に応じて、人物が瞬きに要する標準時間よりも長い時間に渡る高速連写により、複数の画像各々を、手振れによる画像の乱れが発生しないシャッタスピードで撮像する撮像部と、
前記撮像部により高速連写された複数の画像を重ね合わせて合成画像を生成する本発明の画像処理装置と、
を備える。
本発明の第3の観点に係る画像処理方法は、
高速連写により得られた複数の画像各々に写る人物の眼の開き度を算出するステップと、
算出された眼の開き度に応じて、前記複数の画像各々の重みを設定するステップと、
前記複数の画像に基づいて、前記複数の画像各々の重ね合わせの基準となる補正基準を設定するステップと、
前記複数の画像を重ね合わせて得られる合成画像の明るさが、所定の明るさとなるように、設定された前記複数の画像各々の重みに応じて、前記複数の画像各々の明るさを調整するステップと、
前記補正基準に対する前記複数の画像各々の位置ずれベクトルを求めるステップと、
前記補正基準を基準にして、算出された前記位置ずれベクトルに応じて、前記複数の画像各々をずらしながら重ね合わせることにより、前記合成画像を生成するステップと、
を含む。
本発明の第4の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
高速連写により得られた複数の画像各々に写る人物の眼の開き度を算出する開き度算出手段と、
前記開き度算出手段により算出された眼の開き度に応じて、前記複数の画像各々の重みを設定する重み設定手段と、
前記複数の画像に基づいて、前記複数の画像各々の重ね合わせの基準となる補正基準を設定する補正基準設定手段と、
前記複数の画像を重ね合わせて得られる合成画像の明るさが、所定の明るさとなるように、前記重み設定手段により設定された前記複数の画像各々の重みに応じて、前記複数の画像各々の明るさを調整する明るさ調整手段と、
前記補正基準に対する前記複数の画像各々の位置ずれベクトルを求める位置ずれベクトル算出手段と、
前記補正基準を基準にして、前記位置ずれベクトル算出手段により算出された前記位置ずれベクトルに応じて、前記複数の画像各々をずらしながら重ね合わせることにより、前記合成画像を生成する手振れ補正手段と、
して機能させる。
本発明によれば、高速連写により得られた複数の画像各々に写る人物の眼の開き度に応じて画像に重み付けを行い、複数の画像を重ね合わせたときの明るさが所定の明るさとなるように、複数の画像各々の重みに応じて各画像の明るさを調整する。これにより、複数の画像を手振れ量だけずらしながら重ね合わせると、人物の眼が閉じていない、手振れがなく、明るさが十分な合成画像を得ることができる。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 図1の制御部における画像処理のフローチャートである。 図3(A)乃至図3(F)は、高速連写により得られる複数の撮像画像の一例を示す図である。 図4(A)乃至図4(F)は、高速連写により得られる複数の撮像画像の明るさが調整された状態を示す図である。 合成画像の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る撮像装置の制御部における画像処理のフローチャートである。 人物が眼を閉じている画像がリジェクトされる様子を示す図である。 画像の重み付けの一例を示す図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
本実施形態に係る撮像装置は、例えばデジタルカメラである。図1を参照して、本実施形態に係る撮像装置の構成について説明する。
図1に示すように、撮像装置100は、操作部1、撮像部2、記憶部3、表示部4及び制御部10を備える。本実施形態では、制御部10が、画像処理装置に対応する。
操作部1は、ユーザの操作入力を受け付けるユーザインターフェイスである。操作部1は、例えばシャッタボタンを有する。
撮像部2は、例えば撮像レンズやCCD(Charge Coupled Device)カメラを有し、被写体を撮像する。撮像部2は、所定のシャッタスピードでの高速連写により、複数の画像を撮像する。この高速連写により撮像された撮像画像は、1枚1枚は、手振れによる画像の乱れが発生しないような短いシャッタスピードで撮像されたものである。このとき、連続して撮像された画像の1枚1枚は本来必要な露光時間を満たしていないため暗めの画像として1次保存されている。また、連続して撮像される時間は、人物が1回の瞬きを行う時間を超える期間である必要がある。すなわち、高速連写に要する全体的な時間は、人間が通常瞬きに要する時間よりも十分に長い期間となっている。
記憶部3は、撮像部2での高速連写により撮像された複数の撮像画像(1次画像)や、複数の撮像画像が合成された撮像画像(合成画像)を記憶する。
表示部4は、撮像部2の撮像視野内の画像や、上記合成画像等を表示する。
制御部10は、操作部1の操作入力に従って、撮像部2、記憶部3、表示部4を統括制御する。例えば、制御部10は、操作部1のシャッタボタンが操作されると、撮像部2を制御して高速連写を行わせ、複数の撮像画像を記憶部3に一時記憶させる。続いて、制御部10は、高速連写により撮像された複数の撮像画像に対して、所定の画像処理を行って合成画像を得る。制御部10は、得られた合成画像を最終的な写真画像として、記憶部3に記憶する。
制御部10は、CPU及びメモリ(いずれも不図示)を有する。CPUはメモリに格納されたプログラムを実行することにより、上記制御を実現する。図1には、上記所定の画像処理を行う制御部10の構成要素がさらに示されている。
制御部10は、開き度算出部21、重み設定部22、補正基準設定部23、明るさ調整部24、位置ずれベクトル算出部25及び手振れ補正部26を備える。
開き度算出部21は、高速連写により得られた複数の画像各々に写る人物の眼の開き度を算出する。
重み設定部22は、開き度算出部21により算出された眼の開き度に応じて、複数の画像各々の重みを設定する。
補正基準設定部23は、記憶部3に記憶されたすべての1次画像に基づいて、複数の画像各々の重ね合わせの基準となる補正基準を設定する。
明るさ調整部24は、複数の画像を重ね合わせて得られる合成画像の明るさが所定の明るさとなるように、重み設定部22により設定された複数の画像各々の重みに応じて、複数の画像各々の明るさを調整する。
位置ずれベクトル算出部25は、補正基準に対する複数の画像各々の位置ずれベクトルを求める。
手振れ補正部26は、補正基準を基準にして、位置ずれベクトル算出部25により算出された位置ずれベクトルに応じて、複数の画像各々をずらしながら重ね合わせることにより、合成画像を生成する。
次に、本実施形態に係る撮像装置100の動作について説明する。
図2には、制御部10における画像処理のフローチャートが示されている。この画像処理は、操作部1の操作入力により、撮像部2が高速連写により撮像を開始し、記憶部3に撮像された複数の画像が記憶された時点で開始される。
図2に示すように、開き度算出部21は、記憶部3に記憶された複数の画像を読み出して、瞬き検出を行い、各画像に写る人物の眼が開き具合を示す開き度を、画像毎に算出する(ステップS1)。
例えば、高速連写により図3(A)乃至図3(F)に示す6枚の画像(1次画像)が記憶部3に記憶されている場合、開き度算出部21は、これら6枚の撮像画像各々から、人物の顔画像を抽出する。続いて、開き度算出部21は、抽出された顔画像中における眼の輪郭を抽出する。続いて、開き度算出部21は、眼の輪郭によって囲まれる部分の例えば横の幅の最大値に対する縦の幅の最大値との比を眼の開き度として算出する。
なお、この眼の開き度が閾値を超えれば、その画像では人物の眼が開いているものとみなすことができ、この開き度が閾値を超えれば、その画像では、人物の眼が閉じているとみなすことができる。閾値は、任意に設定することができるものとする。
例えば、図3(A)、図3(E)及び図3(F)に示す画像では、眼が開いているものと判定され、図3(B)、図3(C)及び図3(D)に示す画像では、眼が閉じているものと判定される。
続いて、重み付け設定部22は、複数の画像各々に、眼の開き度に応じた重みを設定する(ステップS2)。これにより、眼が最も開いた画像の重みが最も重くなるように、また、眼が閉じた画像の重みが最も軽くなるように、各画像の重みが設定される。
続いて、補正基準設定部23は、手振れ補正のための補正基準を設定する(ステップS3)。例えば、ここでは、重みが最も重い画像(眼の開き度が最大の画像)を補正基準として設定してもよいし、全ての画像各々に写る共通の被写体の位置が一致するように、全ての画像各々をラフにずらしながら重ね合わせたときの複数の画像の位置の平均を補正基準として設定するようにしてもよい。このとき、補正基準からの位置ずれ量が閾値を上回る画像については、リジェクトして、改めて補正基準を求めてもよいし、その画像のその重みを0とするようにしてもよい。
続いて、明るさ調整部24は、重みに応じて各画像の明るさを調整する(ステップS4)。ここでは、眼の開き度が最も大きい画像の重みが最も明るくなるように、また、眼の開き度が小さかったり、補正基準からの位置ずれ量が閾値を上回ったりして、重みが軽くなるように設定された画像は、暗くなるように、各画像の明るさが調整される。ここで、複数の画像を重ね合わせて得られる合成画像の明るさが、適切な露光時間で撮像された画像の明るさ(所定の明るさ)と同じになるように、各画像の明るさが設定される。
例えば、元々の各画像の明るさをtとし、複数の画像を重ね合わせて得られる合成画像の明るさが6tであるものとする。この場合、明るさ調整部24は、各画像の重みに応じて各画像の明るさの和が6tとなるように、各画像の明るさを調整(ゲイン調整)する。
続いて、位置ずれベクトル算出部25は、補正基準に対する各画像の位置ずれベクトルを算出する(ステップS5)。
続いて、手振れ補正部26は、補正基準を基準にして、各画像を、位置ずれベクトル分ずらしながら、重ね合わせることにより、手振れ補正を行う(ステップS6)。これにより、図5に示すように、最終的に、人物の眼が閉じていない、手振れも補正され、明るさも十分な合成画像が生成される。
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、高速連写により得られた複数の画像各々に写る人物の眼の開き度に応じて画像に重み付けを行い、複数の画像を重ね合わせたときの明るさが所定の明るさとなるように、複数の画像各々の重みに応じて各画像の明るさを調整する。これにより、複数の画像を手振れ分だけずらしながら重ね合わせると、人物の眼が閉じていない、手振れがなく、明るさが十分な合成画像を得ることができる。
また、本実施形態によれば、眼の開いている画像を得ることができるので、撮像を何回も行うような手間が省けるとともに、被写体が撮像されるにあたり、被写体となる人物を緊張させなくてすむので、より自然な表情の人物画像を撮像することができる。
また、本実施形態によれば、眼を閉じた画像であっても、リジェクトすることなく、手振れ補正に用いる。これにより、手振れ補正に用いられる画像の数を維持することができるので、手振れ補正の補正精度の低下を防止することができる。
また、本実施形態によれば、被写体となる人物が故意に眼を閉じており、結果的に、眼を閉じている画像しか得られていない場合であっても、結果的に、すべての画像の重さは均等となり、合成画像は、眼の閉じた画像が得られるようになる。すなわち、本実施形態では、被写体の眼が閉じている画像がリジェクトされることなく、重み付けにより合成画像の生成に用いられるので、結果的に、被写体の眼が閉じている画像も得ることができる。
また、本実施形態では、眼の閉じた画像のリジェクトと手振れ補正とを画像処理により実現するので、ハードウエアの変更が不要であり、コスト面でも有利である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態に係る撮像装置100の構成は、上記第1の実施形態に係る撮像装置100の構成と同じであるが、開き度算出部21の動作が異なる。
開き度算出部21は、高速連写により画像が撮像される度に、撮像された画像に写る人物の眼の開き度を算出し、その画像に写る人物の眼の開き度が閾値を超えれば、その画像を、記憶部3に格納し、眼の開き度が閾値以下であれば、その画像を、記憶部3に格納せず、消去する。
図6に示すように、まず、開き度算出部21は、高速連写により新たに撮像された画像が入力されるまで待つ(ステップS11;No)。新たに撮像された画像が入力されると(ステップS11;Yes)、開き度算出部21は、入力された画像に写る人物の眼の開き度を算出する(ステップS1)。ここでの開き度の算出方法は、上記第1の実施形態と同じである。
続いて、開き度算出部21は、高速連写が終了し、全ての画像の撮像が完了したか否かを判定する(ステップS12)。まだ、全ての画像が処理されていなければ(ステップS12:No)、開き度算出部21は、ステップS11に戻り、全ての画像が処理されていれば(ステップS12;Yes)、眼の開き度に応じた重みの設定(ステップS2)、補正基準の設定(ステップS3)、重みに応じた各画像の明るさの調整(ステップS4)、各画像の位置ずれベクトル算出(ステップS5)、手振れ補正(ステップS6)がこの順で行われる。
図7(A)乃至図7(E)には、本実施形態に係る撮像装置100で、高速連写により撮像される複数の画像の一例が示されている。眼が開いていると判定された、図7(A)、図7(E)、図7(F)に示す画像だけが記憶部3に格納され、図7(B)、図7(C)、図7(D)に示す画像は、記憶部3に記憶されず、消去される。
図7(B)、図7(C)、図7(D)に示す画像の消去により、記憶部3に記憶される画像は3枚となるが、本実施形態においても、記憶部3に記憶された画像の重み付けを重くして合成画像の明るさを調整する。なお、明るさ調整部24は、図8に示すように、消去された画像の代わりに、記憶部3に記憶された眼が開いている画像のコピーをその重みに応じて用意し、全体の画像数を6枚とした上で、その6枚を合成するようにしてもよい。
以上詳細に説明したように、本実施形態では、高速連写により画像が1枚ずつ撮像される度に、その画像に写る人物の眼の開き度を算出し、眼が開いている画像だけを記憶部3に記憶するので、記憶部3の記憶容量を軽減し、補正に要する時間を短縮することができる。
なお、本実施形態では、被写体の眼が開いている画像が、所定枚数得られるまで、高速連写を継続するようにしてもよい。
ただし、本実施形態では、高速連写中に瞬き検出を行う必要があるので、場合によっては、手振れ補正の対象となり得る画像枚数が減ることも考えられる。画像枚数を減らさずに、高速連写中に瞬き検出を行うには、シャッタの開閉速度や制御部10のCPUの処理能力が極めて高速であることが要求されるので、本実施形態に係る方法を採用するには、撮像装置100における、それらの性能を考慮する必要がある。
なお、上記実施形態では、高速連写により撮像される撮像画像の枚数を6枚としたが、これには限定されない。カメラ独自の特性やその他の補正技術の精度等によって、撮像画像の枚数は適宜調整することができる。
本実施形態に係る画像処理装置は、画像処理により瞬きリジェクト及び手振れ補正を実現するので、携帯電話など、小型カメラが実装された端末装置に適用することも可能である。
また、本実施形態に係る画像処理装置は、例えばパーソナルコンピュータに実装することも可能である。
なお、上記実施形態において、実行されるプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical Disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行するシステムを構成することとしてもよい。
また、プログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロード等するようにしてもよい。
また、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
なお、本発明は、上記実施の形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で実施の形態及び図面に変更を加えることができるのはもちろんである。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
高速連写により得られた複数の画像各々に写る人物の眼の開き度を算出する開き度算出部と、
前記開き度算出部により算出された眼の開き度に応じて、前記複数の画像各々の重みを設定する重み設定部と、
前記複数の画像に基づいて、前記複数の画像各々の重ね合わせの基準となる補正基準を設定する補正基準設定部と、
前記複数の画像を重ね合わせて得られる合成画像の明るさが、所定の明るさとなるように、前記重み設定部により設定された前記複数の画像各々の重みに応じて、前記複数の画像各々の明るさを調整する明るさ調整部と、
前記補正基準に対する前記複数の画像各々の位置ずれベクトルを求める位置ずれベクトル算出部と、
前記補正基準を基準にして、前記位置ずれベクトル算出部により算出された前記位置ずれベクトルに応じて、前記複数の画像各々をずらしながら重ね合わせることにより、前記合成画像を生成する手振れ補正部と、
を備える画像処理装置。
(付記2)
前記複数の画像を記憶する記憶部をさらに備え、
前記開き度算出部は、
前記高速連写において画像が撮像される度に、その画像に含まれる人物の眼の開き度を算出し、
前記開き度が閾値を超える画像を前記記憶部に記憶し、前記開き度が前記閾値以下の画像を消去する、
ことを特徴とする付記1に記載の画像処理装置。
(付記3)
前記重み設定部は、
前記開き度が最大である前記画像の重みが最大となるように、前記複数の画像各々の重みを設定する、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の画像処理装置。
(付記4)
操作入力を受け付ける操作部と、
前記操作部への操作入力に応じて、人物が瞬きに要する標準時間よりも長い時間に渡る高速連写により、複数の画像各々を、手振れによる画像の乱れが発生しないシャッタスピードで撮像する撮像部と、
前記撮像部により高速連写された複数の画像を重ね合わせて合成画像を生成する付記1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理装置と、
を備える撮像装置。
(付記5)
高速連写により得られた複数の画像各々に写る人物の眼の開き度を算出するステップと、
算出された眼の開き度に応じて、前記複数の画像各々の重みを設定するステップと、
前記複数の画像に基づいて、前記複数の画像各々の重ね合わせの基準となる補正基準を設定するステップと、
前記複数の画像を重ね合わせて得られる合成画像の明るさが、所定の明るさとなるように、設定された前記複数の画像各々の重みに応じて、前記複数の画像各々の明るさを調整するステップと、
前記補正基準に対する前記複数の画像各々の位置ずれベクトルを求めるステップと、
前記補正基準を基準にして、算出された前記位置ずれベクトルに応じて、前記複数の画像各々をずらしながら重ね合わせることにより、前記合成画像を生成するステップと、
を含む画像処理方法。
(付記6)
コンピュータを、
高速連写により得られた複数の画像各々に写る人物の眼の開き度を算出する開き度算出手段と、
前記開き度算出手段により算出された眼の開き度に応じて、前記複数の画像各々の重みを設定する重み設定手段と、
前記複数の画像に基づいて、前記複数の画像各々の重ね合わせの基準となる補正基準を設定する補正基準設定手段と、
前記複数の画像を重ね合わせて得られる合成画像の明るさが、所定の明るさとなるように、前記重み設定手段により設定された前記複数の画像各々の重みに応じて、前記複数の画像各々の明るさを調整する明るさ調整手段と、
前記補正基準に対する前記複数の画像各々の位置ずれベクトルを求める位置ずれベクトル算出手段と、
前記補正基準を基準にして、前記位置ずれベクトル算出手段により算出された前記位置ずれベクトルに応じて、前記複数の画像各々をずらしながら重ね合わせることにより、前記合成画像を生成する手振れ補正手段と、
して機能させるプログラム。
1 操作部
2 撮像部
3 記憶部
4 表示部
10 制御部
21 開き度算出部
22 重み設定部
23 補正基準設定部
24 明るさ調整部
25 位置ずれベクトル算出部
26 手振れ補正部
100 撮像装置

Claims (6)

  1. 高速連写により得られた複数の画像各々に写る人物の眼の開き度を算出する開き度算出部と、
    前記開き度算出部により算出された眼の開き度に応じて、前記複数の画像各々の重みを設定する重み設定部と、
    前記複数の画像に基づいて、前記複数の画像各々の重ね合わせの基準となる補正基準を設定する補正基準設定部と、
    前記複数の画像を重ね合わせて得られる合成画像の明るさが、所定の明るさとなるように、前記重み設定部により設定された前記複数の画像各々の重みに応じて、前記複数の画像各々の明るさを調整する明るさ調整部と、
    前記補正基準に対する前記複数の画像各々の位置ずれベクトルを求める位置ずれベクトル算出部と、
    前記補正基準を基準にして、前記位置ずれベクトル算出部により算出された前記位置ずれベクトルに応じて、前記複数の画像各々をずらしながら重ね合わせることにより、前記合成画像を生成する手振れ補正部と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記複数の画像を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記開き度算出部は、
    前記高速連写において画像が撮像される度に、その画像に含まれる人物の眼の開き度を算出し、
    前記開き度が閾値を超える画像を前記記憶部に記憶し、前記開き度が前記閾値以下の画像を消去する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記重み設定部は、
    前記開き度が最大である前記画像の重みが最大となるように、前記複数の画像各々の重みを設定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 操作入力を受け付ける操作部と、
    前記操作部への操作入力に応じて、人物が瞬きに要する標準時間よりも長い時間に渡る高速連写により、複数の画像各々を、手振れによる画像の乱れが発生しないシャッタスピードで撮像する撮像部と、
    前記撮像部により高速連写された複数の画像を重ね合わせて合成画像を生成する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理装置と、
    を備える撮像装置。
  5. 高速連写により得られた複数の画像各々に写る人物の眼の開き度を算出するステップと、
    算出された眼の開き度に応じて、前記複数の画像各々の重みを設定するステップと、
    前記複数の画像に基づいて、前記複数の画像各々の重ね合わせの基準となる補正基準を設定するステップと、
    前記複数の画像を重ね合わせて得られる合成画像の明るさが、所定の明るさとなるように、設定された前記複数の画像各々の重みに応じて、前記複数の画像各々の明るさを調整するステップと、
    前記補正基準に対する前記複数の画像各々の位置ずれベクトルを求めるステップと、
    前記補正基準を基準にして、算出された前記位置ずれベクトルに応じて、前記複数の画像各々をずらしながら重ね合わせることにより、前記合成画像を生成するステップと、
    を含む画像処理方法。
  6. コンピュータを、
    高速連写により得られた複数の画像各々に写る人物の眼の開き度を算出する開き度算出手段と、
    前記開き度算出手段により算出された眼の開き度に応じて、前記複数の画像各々の重みを設定する重み設定手段と、
    前記複数の画像に基づいて、前記複数の画像各々の重ね合わせの基準となる補正基準を設定する補正基準設定手段と、
    前記複数の画像を重ね合わせて得られる合成画像の明るさが、所定の明るさとなるように、前記重み設定手段により設定された前記複数の画像各々の重みに応じて、前記複数の画像各々の明るさを調整する明るさ調整手段と、
    前記補正基準に対する前記複数の画像各々の位置ずれベクトルを求める位置ずれベクトル算出手段と、
    前記補正基準を基準にして、前記位置ずれベクトル算出手段により算出された前記位置ずれベクトルに応じて、前記複数の画像各々をずらしながら重ね合わせることにより、前記合成画像を生成する手振れ補正手段と、
    して機能させるプログラム。
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