JP5451744B2 - 無線受信装置及び無線送信装置、並びに無線通信方法 - Google Patents

無線受信装置及び無線送信装置、並びに無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、セルラーシステム等の無線通信システムに適用可能な無線受信装置及び無線送信装置、並びに無線通信方法に関する。
セルラーシステム等の無線通信システムでは、伝搬路や伝送信号の各種指標を得るための参照信号が導入されている。例えば、移動体通信の国際的な標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)において検討されている次世代通信システムのLTE(Long Term Evolution)においても、参照信号(Reference Signal:RS)が用いられる。基地局から端末への下り方向の通信において、送信装置(基地局)から受信装置(端末)に送信する参照信号は、主な用途として、(1)復調用の伝搬路推定、(2)周波数スケジューリングや適応MCS(Modulation and Coding Scheme)制御のための品質測定、などに用いる。LTEでは、MIMO(Multiple Input Multiple Output)を適用するためのマルチアンテナシステムにおいて、所定の無線リソース単位で参照信号が送信される。
LTEをさらに進めた通信システムであるLTE−advanced(以下LTE−Aという)では、さらなる高度化を図るために、高次MIMO(例えば送信8アンテナ)や協調マルチポイント送受信(CoMP)などの導入が検討されている。このため、LTEで検討されていた参照信号(第1の参照信号)に加えて、LTE−A用に追加の参照信号(第2の参照信号)が必要となり、その送信方法が議論されている。
例えば非特許文献1に示されるように、LTE−Aでは前述の用途別に2種の参照信号が検討されている。
(1)Demodulation RS:PDSCH(Physical downlink shared channel)復調用、PDSCHと同一のレイヤ(layer)数及びプリコーディング(Precoding)を適用、端末(User Equipment:UE)に特定のもの(UE-specific)
(2)CSI−RS:CSI(Channel State Information)観測用、(CSIとしては、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indicator)などがある)、Precoding適用しない、セルに特定のもの(cell-specific)
ただし用途は排他的な位置づけとしない。具体的には(1)の用途にCSI−RSを用いても良い、といった想定で議論が進んでいる。
ここで、LTEのフレーム構成例を図7に示す。LTEでは、周波数スケジューリング及び適応MCS制御の最小単位は、周波数方向にはリソースブロック(Resource Block:RB、以下RBという)、時間方向にはSub-frame(サブフレーム)として定義されている。リソース単位となる1つのsub-frame及びRB(以下これを1 RB/Sub-frameと記載する)内の信号構成として、図中Sub-frame#0のRB15を拡大した枠内に示すように、時間軸の先頭から制御信号と参照信号RSを配置し、続いてデータを配置する構成としている。ここで、1 RB/Sub-frameは、周波数方向に12のサブキャリア、時間方向に14のOFDMシンボルで構成される。参照信号RSは、1 RB/Sub-frame中の特定のOFDMシンボル、特定のサブキャリアに配置される。これらのOFDMシンボル及びサブキャリアの単位は、RE(Resource Element)と呼ばれる。
図8は上述したLTE−Aに対応するCSI−RS送信方法の従来例を示す図である。この図8の例は、LTE−A用のCSI−RS送信方法の一例として、特定のRB/Sub-frameのみで8アンテナ用CSI−RSを送信する方法を示したものである(例えば非特許文献2参照)。図8のように、斜線で示すRB/Sub-frameのみで8アンテナ用のCSI−RS(第2の参照信号)を送信し、その他のRB/Sub-frameではLTE用の4アンテナ対応の4RS(第1の参照信号)のみ送信する構成とすることができる。ここで、1 RB/Sub-frame内の信号構成は、図中Sub-frame#0のRB12を拡大した枠内に示すように、時間軸の先頭から制御信号とLTE用の参照信号RSが配置され、続いてLTE用の参照信号RSとともに8アンテナ用のCSI−RS及びデータが配置される構成となっている。この場合、CSI−RSはデータ用のREを置き換えた形となる。
このCSI−RS送信方法では、CSI−RSが送信されない後者のリソースではLTEのみに対応可能なLTE端末がデータ受信可能であり、CSI−RSを送信する前者のリソース(斜線のRB/Sub-frame)においてもLTE用の4RSを送信することにより、LTE端末もCQI測定ができる構成としている。また、8アンテナ用CSI−RSを送信するRB/sub-frameは離散的に配置されるが、これらのリソース間で補間/平均化することにより、各リソースにおいて精度良くCQI測定が可能である。
3GPP TSG RAN WG1 #56, R1-091066, CATT, CMCC, Ericsson, Huawei, LGE, Motorola, Nokia, Nokia Siemens Networks, Nortel, Panasonic, Philips, Qualcomm Europe, Samsung, Texas Instruments, "Way forward on downlink reference signals for LTE-A", Feb 9th - 13th, 2009 3GPP TSG RAN WG1 #55bis, R1-090317, NTT DoCoMo, "Support of DL Higher-Order MIMO Transmission in LTE-Advanced", Jan 12th - 16th, 2009
前述した従来例のCSI−RS送信方法において、補間/平均化の効果を得るには、CSI−RSを送信するRB/sub-frameの間隔を小さくする必要があり、このためにスループットが低下するという課題がある。その理由としては、1)図8の枠内に示したようにCSI−RSを送信するRB/sub-frameではデータ部がパンクチャ(Puncture)されるため、LTE端末の復調性能が劣化する、2)前記理由等によりCSI−RSを送信するRB/sub-frameにはLTE端末を割り当てにくいため、スケジューリングの制約が生じる、などが挙げられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、第1の通信システム用の第1の参照信号に加えて、第2の通信システム用の第2の参照信号を送信する場合に、第1の通信システムのみに対応する受信装置に対して影響を及ぼすリソースを最小限にすることができ、スループットの劣化を防ぐことが可能な無線受信装置及び無線送信装置、並びに無線通信方法を提供することにある。
本発明は、第1の態様として、周波数−時間領域に定義された複数のリソースを用いて通信を行う無線通信システムに用いる無線受信装置であって、無線送信装置から第1の通信システム用の第1の参照信号に加えて、第2の通信システム用の第2の参照信号が伝送される際、前記第2の参照信号用リソースとして、前記周波数−時間領域に定義されたリソース単位を時間方向に分割して所定周波数間隔で分散配置した分散配置型のリソースが用いられる場合に、この第2の参照信号用の分散配置リソース情報を取得するリソース情報取得部と、前記送信装置から伝送される前記第2の参照信号を含む信号を受信する受信部と、前記分散配置リソース情報に基づき、前記分散配置型のリソースに配置された前記第2の参照信号を用いて伝送路のチャネル品質を測定するチャネル品質測定部と、前記チャネル品質を示すチャネル品質情報を含むフィードバック情報を前記送信装置へ送信するフィードバック情報送信部と、を備える無線受信装置を提供する。
また、本発明は、第2の態様として、上記の無線受信装置であって、前記分散配置型のリソースとして、前記周波数−時間領域に定義されたリソース単位を時間方向に分割した前半スロットと後半スロットとし、これらの前半スロットと後半スロットとを周波数方向にホッピングさせて所定周波数間隔で分散配置したリソースが用いられ、前記チャネル品質測定部は、前記分散配置型のリソースの一部に配置されて送信される前記第2の参照信号によってチャネル品質を測定するものを含む。
また、本発明は、第3の態様として、上記の無線受信装置であって、前記第1の通信システムはLTE(Long Term Evolution)であり、前記第2の通信システムはLTE−A(LTE-advanced)であり、前記分散配置型のリソースとして、LTEで規定された分散配置用リソースであるDVRB(Distributed Virtual Resource Block)リソースが用いられ、このDVRBリソースは時間方向に分割した前半スロットと後半スロットとを周波数方向にホッピングさせて所定周波数間隔で分散配置したものであり、前記チャネル品質測定部は、前記DVRBリソースの一部に配置されて送信される前記第2の参照信号によってチャネル品質を測定するものを含む。
また、本発明は、第4の態様として、上記の無線受信装置であって、前記チャネル品質測定部は、前記DVRBリソースのうちの特定のリソースIDのリソースに配置されて送信される前記第2の参照信号によってチャネル品質を測定するものを含む。
また、本発明は、第5の態様として、上記の無線受信装置であって、前記チャネル品質測定部は、前記DVRBリソースのうちの後半スロットに配置されて送信される前記第2の参照信号によってチャネル品質を測定するものを含む。
本発明は、第6の態様として、周波数−時間領域に定義された複数のリソースを用いて通信を行う無線通信システムに用いる無線送信装置であって、無線受信装置に対して第1の通信システム用の第1の参照信号に加えて、第2の通信システム用の第2の参照信号を伝送する際、前記第2の参照信号用リソースとして、前記周波数−時間領域に定義されたリソース単位を時間方向に分割して所定周波数間隔で分散配置した分散配置型のリソースを用いる場合のリソース設定を行うリソース設定部と、前記第2の参照信号用のリソース設定に基づき、前記第2の参照信号を生成して前記分散配置型のリソースに配置する参照信号生成部と、前記第2の参照信号を含む信号を前記受信装置へ送信する送信部と、前記受信装置から通知されるフィードバック情報を受信してこのフィードバック情報に含まれるチャネル品質情報を取得するフィードバック情報取得部と、前記チャネル品質情報に基づき、伝送信号に関する周波数スケジューリング、適応MCS(Modulation and Coding Scheme)制御の少なくとも一方を含むスケジューリングを行うスケジューリング部と、を備える無線送信装置を提供する。
また、本発明は、第7の態様として、上記の無線送信装置であって、前記分散配置型のリソースとして、前記周波数−時間領域に定義されたリソース単位を時間方向に分割した前半スロットと後半スロットとし、これらの前半スロットと後半スロットとを周波数方向にホッピングさせて所定周波数間隔で分散配置したリソースを用い、前記リソース設定部は、前記分散配置型のリソースの一部に前記第2の参照信号を配置するリソース設定を行うものを含む。
また、本発明は、第8の態様として、上記の無線送信装置であって、前記第1の通信システムはLTEであり、前記第2の通信システムはLTE−Aであり、前記分散配置型のリソースとして、LTEで規定された分散配置用リソースであるDVRBリソースを用い、このDVRBリソースは時間方向に分割した前半スロットと後半スロットとを周波数方向にホッピングさせて所定周波数間隔で分散配置したものであり、前記リソース設定部は、前記DVRBリソースの一部に前記第2の参照信号を配置するリソース設定を行うものを含む。
また、本発明は、第9の態様として、上記の無線送信装置であって、前記リソース設定部は、前記DVRBリソースのうちの特定のリソースIDのリソースに前記第2の参照信号を配置するリソース設定を行うものを含む。
また、本発明は、第10の態様として、上記の無線送信装置であって、前記リソース設定部は、前記DVRBリソースのうちの後半スロットに前記第2の参照信号を配置するリソース設定を行うものを含む。
本発明は、第11の態様として、周波数−時間領域に定義された複数のリソースを用いて通信を行う無線受信装置における無線通信方法であって、無線送信装置から第1の通信システム用の第1の参照信号に加えて、第2の通信システム用の第2の参照信号が伝送される際、前記第2の参照信号用リソースとして、前記周波数−時間領域に定義されたリソース単位を時間方向に分割して所定周波数間隔で分散配置した分散配置型のリソースが用いられる場合に、この第2の参照信号用の分散配置リソース情報を取得するステップと、前記送信装置から伝送される前記第2の参照信号を含む信号を受信するステップと、前記分散配置リソース情報に基づき、前記分散配置型のリソースに配置された前記第2の参照信号を用いて伝送路のチャネル品質を測定するステップと、前記チャネル品質を示すチャネル品質情報を含むフィードバック情報を前記送信装置へ送信するステップと、を有する無線通信方法を提供する。
本発明は、第12の態様として、周波数−時間領域に定義された複数のリソースを用いて通信を行う無線送信装置における無線通信方法であって、無線受信装置に対して第1の通信システム用の第1の参照信号に加えて、第2の通信システム用の第2の参照信号を伝送する際、前記第2の参照信号用リソースとして、前記周波数−時間領域に定義されたリソース単位を時間方向に分割して所定周波数間隔で分散配置した分散配置型のリソースを用いる場合のリソース設定を行うステップと、前記第2の参照信号用のリソース設定に基づき、前記第2の参照信号を生成して前記分散配置型のリソースに配置するステップと、前記第2の参照信号を含む信号を前記受信装置へ送信するステップと、前記受信装置から通知されるフィードバック情報を受信してこのフィードバック情報に含まれるチャネル品質情報を取得するステップと、前記チャネル品質情報に基づき、伝送信号に関する周波数スケジューリング、適応MCS制御の少なくとも一方を含むスケジューリングを行うステップと、を有する無線通信方法を提供する。
上記構成により、第1の通信システム用の第1の参照信号に加えて、第2の通信システム用の第2の参照信号を送信する場合に、分散配置型のリソースを用いて第2の参照信号を送信することで、第1の通信システムのみに対応する受信装置に対して影響を及ぼすリソースを最小限にすることができる。この際、1単位のリソースの前半スロットと後半スロットとを周波数方向にホッピングさせて所定周波数間隔で分散配置した分散配置型のリソースにおいて、この分散配置型のリソースの一部に第2の参照信号を配置して送信することで、第2の参照信号の配置がリソース内の一部に限定されるため、第1の通信システムのみに対応する受信装置に対して影響を及ぼすリソースを最小限にできる。これにより、スループットの劣化を防ぐことが可能となる。
また、第1の通信システム及び第2の通信システムとして、LTE及びLTE−Aに対応させる場合は、DVRBリソースを用いて第2の参照信号を送信する。ここで、DVRBリソースのうちの特定のリソースIDのリソースに第2の参照信号を配置して送信する場合は、第2の参照信号が配置されるリソースを指定のDVRBリソースに限定できるため、これ以外のリソースにLTE端末用のデータを割り当てることで、第2の参照信号によるデータ部のパンクチャを防ぎ、復調性能の劣化を抑制できる。また、全てのリソースにおいて第2の参照信号が存在しないDVRBリソースのスロットが存在し、そこにLTE端末を割り当て可能であるので、スケジューリングの制約を削減できる。よって、追加するLTE−A用の参照信号による復調性能劣化やスケジューラの制約を回避できるため、スループットの低下を防止することが可能となる。
また、LTE及びLTE−Aに対応させる場合で、DVRBリソースのうちの後半スロットに第2の参照信号を配置して送信する場合は、第2の参照信号が配置されるリソースがDVRBリソースの後半スロットに限定される。この場合、データはリソースの先頭からシステマティックビット、パリティビットが配置され、このデータのシステマティックビット部分に第2の参照信号が位置しないようになる。よって、LTE端末を割り当てて多重するような場合であっても、LTE端末用データのシステマティックビットが第2の参照信号によりパンクチャされる可能性を小さくできるので、LTE端末において復調性能劣化が発生する可能性を小さくできる。また、LTE端末は第2の参照信号の配置に関わらず任意のリソースに割り当て可能であるので、スケジューリングの制約を削減できる。これらにより、スループットの劣化を防止できる。
本発明によれば、第1の通信システム用の第1の参照信号に加えて、第2の通信システム用の第2の参照信号を送信する場合に、第1の通信システムのみに対応する受信装置に対して影響を及ぼすリソースを最小限にすることができ、スループットの劣化を防ぐことが可能な無線受信装置及び無線送信装置、並びに無線通信方法を提供できる。
本発明の実施形態で用いる受信装置の主要部の構成を示すブロック図 本発明の実施形態で用いる送信装置の主要部の構成を示すブロック図 第1の実施形態におけるCSI−RS送信方法を示す図 本実施形態におけるDVRBリソースの割り当て例を示す図 LTEの符号化後ビット配置規則を説明する図 第2の実施形態におけるCSI−RS送信方法を示す図 LTEのフレーム構成例を示す図 LTE−Aに対応するCSI−RS送信方法の従来例を示す図
本実施形態では、本発明に係る無線受信装置及び無線送信装置、並びに無線通信方法を携帯電話等の移動体通信用のセルラーシステムに適用した例を示す。ここでは、基地局(BS:Base Station)が送信装置となり、移動局の端末(UE:User Equipment)が受信装置となる無線通信システムにおいて、MIMOによる通信を行う場合を例示する。基地局は、第1の通信システムであるLTEに対応する端末と、第2の通信システムであるLTE−Aに対応する端末と通信を行うものとする。ここで、第1の通信システム(LTE)と第2の通信システム(LTE−A)との関係は、第2の通信システムが第1の通信システムよりも受信側でより多くの送信アンテナ数に対応する通信システムであるとする。この際、基地局から端末に対して周波数スケジューリングや適応MCS制御を行うための参照信号が送信される。参照信号としては、LTE用(4アンテナ用)の第1の参照信号4RSに加えて、LTE−A用(8アンテナ用)の第2の参照信号CSI−RSを用いるものとする。
(第1の実施形態)
背景技術で説明したように、LTEでは、周波数及び時間による周波数−時間領域に定義された複数のリソースとして、周波数方向のRBと時間方向のSub-frameとで定義されたリソース単位であるRB/Sub-frameを用いる。このLTEのフレーム構成において、周波数スケジューリング及び適応MCS制御は、RB/Sub-frameを最小単位として行われる。本実施形態では、物理的な1つのRB/Sub-frameを時間方向に前半スロットと後半スロットに分割し、論理的な1つのRB/Sub-frame単位のリソースを前半スロットと後半スロットで周波数方向にホッピングさせて所定周波数間隔で異なる2つの物理的なRB/Sub-frameに離散的に配置させ、リソースを分散配置するようにした分散配置型のリソースを用いる。LTEでは、上記のような分散配置型のリソースを分散配置用リソース(DVRB:Distributed Virtual RB、以下DVRBリソースという)という。このDVRBリソースにおいて、例えば4つのうちの2つなど、一部のDVRBリソースのみにLTE−A用の参照信号CSI−RSを割り当てて送信する。すなわち、本実施形態では、参照信号を送信するリソースの配置方法に着目し、分散配置用チャネルのリソースとしてDVRBリソースを用いる。そして、DVRBリソースのうちの一部のリソースで指示される領域にのみLTE−A用の参照信号CSI−RSを配置して送信する。
これによって、CSI−RSを送信する特定のRB/sub-frameでは、前半スロットまたは後半スロットにCSI−RSが配置され、物理的な1つのRB/Sub-frameのリソースにおいて一部のみにCSI−RSが存在することになる。本実施形態のCSI−RS送信方法については後で具体例を詳述する。
上記のCSI−RS送信方法を用いる構成とすることにより、LTEのみに対応可能なLTE端末へ影響を及ぼすリソースを最小限にすることができ、これによってスループット劣化を防ぐことができる。より具体的には、LTE端末の復調性能劣化に対しては、CSI−RSが配置されるリソースを指定のDVRBリソースに限定できるため、これ以外のリソースにLTE端末用のデータを割り当てることで、CSI−RSによるデータ部のパンクチャを防ぎ、復調性能の劣化を抑制できる。また、スケジューリングの制約に対しては、LTE端末をDVRBリソースを用いて収容することで、全ての物理的なRB/Sub-frameにおいてCSI−RSが存在しないDVRBリソースのスロットが存在し、そこにLTE端末を割り当て可能であるので、スケジューリングの制約を削減できる。このように本実施形態によれば、追加するLTE−A用の参照信号CSI−RSによる復調性能劣化やスケジューラの制約を回避できるため、スループットの低下を防止することが可能となる。これにより、セルラーシステムにおけるマルチアンテナシステムの高次MIMOや協調マルチポイント送受信を良好な特性で実現可能となる。
次に、本実施形態に係る無線通信システムの受信装置及び送信装置の具体例の構成を説明する。
図1は本発明の実施形態で用いる受信装置の主要部の構成を示すブロック図、図2は本発明の実施形態で用いる送信装置の主要部の構成を示すブロック図である。
本実施形態では、図1に示した受信装置と図2に示した送信装置との間で電波を用いて無線通信を行う場合を想定している。ここでは、セルラーシステムの無線通信基地局装置(基地局、BS)に図2に示す送信装置を適用し、携帯電話装置などの無線通信移動局装置である端末(UE)に図1に示す受信装置を適用することが想定される。また、ここでは、送受信双方で複数のアンテナを使用して無線送受信を行うMIMOシステムを構成し、送信装置は複数の受信装置に対してそれぞれ送信可能であり、送信側で複数のアンテナに対して重み付けをするプリコーディング(Precoding)送信を行うことを前提としている。なお、通信信号の形態としては、例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)信号によるマルチキャリア通信方式で通信を行う場合などが想定される。具体例として、送信装置となる基地局が、受信装置となるLTE対応のLTE端末及びLTE−A対応のLTE−A端末との間で通信を行う場合を例示する。
図1に示す受信装置は、複数のアンテナ111a、111bと、複数の受信RF部112a、112bと、チャネル推定部113と、CQI測定部114と、MIMO復調部115と、復号部116と、CRC検査部117と、フィードバック情報生成部118と、符号化部119と、多重部120と、送信RF部121と、制御信号復調部122とを備えている。
相手装置(例えば図2に示す送信装置)から送信される電波は、独立した複数のアンテナ111a、111bによりそれぞれ受信される。アンテナ111aで受信された電波の高周波信号は、受信RF部112aでベースバンド信号などの比較的低い周波数帯の信号に変換された後、フーリエ変換、パラレル/シリアル変換等の処理が行われてシリアルデータの受信信号に変換される。同様に、アンテナ111bで受信された電波の高周波信号は、受信RF部112bでベースバンド信号などの比較的低い周波数帯の信号に変換された後、フーリエ変換、パラレル/シリアル変換等の処理が行われてシリアルデータの受信信号に変換される。これらの受信RF部112a、112bの出力は、チャネル推定部113、MIMO復調部115、制御信号復調部122に入力される。
チャネル推定部113は、相手装置(送信装置)の各送信アンテナから送信される信号に含まれている参照信号に基づいてチャネル推定を実施し、チャネル推定値を算出する。この際、受信装置は、送信装置より別途通知された制御情報に基づき、チャネル品質測定用の参照信号の位置を特定する。具体的には、チャネル推定部113は、第2の参照信号用の分散配置リソース情報としてCSI−RS用DVRB設定情報を入力し、チャネル品質測定用の参照信号であるCSI−RSが割り当てられるDVRBリソースのID及び送信サブフレームを取得する。そして、該当リソースの既定のOFDMシンボル、サブキャリアに参照信号が配置されているものとしてチャネル推定処理を行う。CSI−RS用DVRB設定情報は、基地局(相手の送信装置)からの制御情報などによって通知する。制御信号復調部122は、基地局などから送信される制御信号を復調し、DVRBリソースの設定に関するCSI−RS用DVRB設定情報、送信信号の変調方式や符号化率などのMCSの情報を含む送信パラメータなどの制御情報を抽出して取得する。この際、制御信号復調部122は、予めCSI−RS用DVRB設定情報の受信、復調を行って保持する。チャネル推定部113で算出されたチャネル推定値は、CQI測定部114、MIMO復調部115に入力される。
CQI測定部114は、チャネル推定部113の出力したチャネル推定値を用いて、チャネル品質(受信品質)としてCQIを算出し、フィードバック情報生成部118に出力する。この際、CQI測定部114は、チャネル推定部113と同様にCSI−RS用DVRB設定情報を入力し、チャネル品質測定用の参照信号であるCSI−RSが割り当てられるDVRBリソースのID及び送信サブフレームを取得する。そして、該当リソースが配置される周波数・時間間隔を特定し、得られたチャネル推定値に対し平均化及び補間の処理を行ったうえでチャネル品質情報を算出する。具体的なチャネル品質情報として、既定の変調方式・符号化率の組み合わせに対応したCQI、既定のコードブックから現在のチャネル状況に即したプリコーディングマトリクスを選択するPMI、希望する送信ストリーム数に対応したRIなどが挙げられる。
MIMO復調部115は、チャネル推定部113から受け取ったチャネル推定値を用いて自装置(自身の受信装置)に対応する受信信号の復調処理を行い、復調した信号を復号部116に出力する。この際、デインターリーブ処理、レートデマッチング(Rate-Dematching)処理、尤度合成処理等を行う。復号部116は、MIMO復調部115から入力される信号について復号処理を行って受信データを復元する。この際、MIMO復調部115から受け取ったMIMO分離後の信号に対し誤り訂正復号処理を施し、CRC検査部117に出力する。CRC検査部117は、復号部116から出力される復号後の信号に対しCRC(Cyclic Redundancy Check)検査による誤り検出処理を施し、復号後の受信データに誤りが含まれているかどうかを示すデータエラーの有無情報をフィードバック情報生成部118に出力する。そして、CRC検査部117より受信データが出力される。
フィードバック情報生成部118は、CQI測定部114で算出したチャネル品質情報(CQI、PMI、RIなど)を含むフィードバック情報を生成する。また、フィードバック情報生成部118は、CRC検査部117での誤り検出結果に基づき、復号した受信データに誤りが含まれているかどうかを判断し、Ack/Nack情報を生成する。ここで、復号結果に誤りが含まれていなければAck(Acknowledgement)を生成し、復号結果に誤りが含まれていればNack(Negative Acknowledgement)を生成する。
符号化部119は、送信データの符号化処理を行って多重部120に出力する。多重部120は、入力したフィードバック情報、符号化された送信データを含む送信信号等を多重処理する。そして、変調多値数や符号化率を適応的に設定するレートマッチング(Rate-Matching)処理、インターリーブ処理、変調処理等を行い、送信RF部121に出力する。送信RF部121では、シリアル/パラレル変換、逆フーリエ変換等の処理が行われた後、所定の無線周波数帯の高周波信号に変換され、電力増幅された後にアンテナ111aから電波として送信される。このとき、受信装置から送信されるチャネル品質情報やAck/Nack情報等のフィードバック情報は、フィードバック信号として送信装置に伝送されて報告される。
上記構成において、制御信号復調部122がリソース情報取得部の機能を実現する。また、受信RF部112a、112b、MIMO復調部115が受信部の機能を実現する。また、チャネル推定部113、CQI測定部114がチャネル品質測定部の機能を実現する。また、フィードバック情報生成部118、多重部120、送信RF部121がフィードバック情報送信部の機能を実現する。
一方、図2に示す送信装置は、複数の端末用信号処理部231m、231nと、符号化・変調部232と、プリコーディング処理部233と、複数の送信RF部234a〜234d、234e〜234hと、複数のアンテナ235a〜235d、235e〜235hと、スケジューリング部236と、CSI−RS用DVRB設定部237と、CSI−RS生成部238と、LTE用4RS生成部239と、受信RF部241と、分離部242と、復調・復号部243と、CRC検査部244と、フィードバック情報復調部245とを備えている。
相手装置(例えば図1に示す受信装置)から送信される電波は、アンテナ235aにより受信される。アンテナ235aで受信された電波の高周波信号は、受信RF部241でベースバンド信号などの比較的低い周波数帯の信号に変換された後、分離部242に入力される。分離部242は、受信信号からフィードバック信号を分離し、フィードバック信号をフィードバック情報復調部245に、その他の受信信号を復調・復号部243にそれぞれ出力する。フィードバック信号に含まれるチャネル品質情報やAck/Nack情報等はフィードバック情報復調部245にて復調され、スケジューリング部236に入力される。スケジューリング部236は、受信装置から報告を受けたチャネル品質情報に基づき、伝送信号に関するスケジューリングとして、周波数スケジューリング、適応MCS制御の少なくともいずれか一方を実施する。
復調・復号部243は、分離部242で分離された受信信号の復調処理、復号処理を行い、受信したデータを復元する。CRC検査部244は、復調・復号部243から出力される復号後の信号に対しCRC検査による誤り検出処理を施し、復号後の受信データに誤りが含まれているかどうかを判定する。そして、CRC検査部244より受信データが出力される。
端末用信号処理部231m、231nは、LTE−A用、LTE用などのそれぞれのユーザの端末に対応する送信信号の信号処理を行うものであり、それぞれ符号化・変調部232、プリコーディング処理部233を有している。符号化・変調部232は、送信データの符号化処理、制御信号等の多重処理、レートマッチング処理、インターリーブ処理、変調処理等を行い、プリコーディング処理部233に出力する。プリコーディング処理部233は、複数のアンテナに出力するそれぞれの送信信号に対して送信波のビームを形成するための重み付け処理を行い、各送信信号を各アンテナの送信RF部234a〜234d、234e〜234hに出力する。
送信RF部234a〜234d、234e〜234hでは、送信信号についてシリアル/パラレル変換、逆フーリエ変換等の処理が行われた後、所定の無線周波数帯の高周波信号に変換され、電力増幅された後にアンテナ235a〜235d、235e〜235hから電波として送信される。図示例のLTE−A用の送信部では、8本のアンテナを用いて送信するための送信信号を生成する。送信装置からの送信信号は、パイロットチャネル、制御信号、及び各種データを含むデータ信号などとして受信装置に伝送される。ここで、パイロットチャネル及び制御信号はビームを形成しない無指向性の信号として送信され、データ信号は所定の送信チャネルにおいてプリコーディングによりビーム番号に応じた所定のビームを形成した有指向性の信号として送信される。
CSI−RS用DVRB設定部237は、各端末に別途CSI−RS用DVRB設定情報を通知するとともに、CSI−RS生成部238とスケジューリング部236にCSI−RS用DVRB設定情報を通知する。CSI−RS生成部238では、LTE−A用(8アンテナ用)の参照信号CSI−RSを生成するとともに、このCSI−RSを該当する送信サブフレーム及びDVRBリソースのIDに対応するリソースに配置する。LTE用4RS生成部239は、LTE用(4アンテナ用)の参照信号4RSを生成し、各リソースに配置する。図2の構成例では、高次MIMOへの適用を意図してCSI−RSをAnt#4からAnt#7(アンテナ235e〜235h)に配置し、Ant#0からAnt#3(アンテナ235a〜235d)ではLTE用の参照信号4RSのみ配置して送信するものとする。スケジューリング部236は、受け取ったCSI−RS用DVRB設定情報を用いて、各端末の割り当てを行う。この際、CSI−RSに対応する送信サブフレーム及びDVRBリソースのIDに基づき、CSI−RSが割り当てられないリソースを用いてLTE端末の割り当てを行う。なお、ここでは高次MIMOへの適用を意図した図で説明したが、CSI−RSの送信はこれに限らず受信側でLTE用よりも多くのアンテナ用の参照信号を受信する場合、例えば複数基地局から送信される参照信号を受信する動作としてもよい。また、ここではLTEを4アンテナ、高次MIMOを追加4アンテナとして例を示したが、これに限らずLTEを2アンテナ、高次MIMOを追加2アンテナとしたり、両者の組み合わせとしたり、LTEを2アンテナで高次MIMOを追加6アンテナの合計8アンテナとする、などとしてもよい。また、ここではLTE用の参照信号を配置するアンテナにはCSI−RSを配置しない例を示したが、これに限らずCSI−RSを全てのアンテナAnt#0からAnt#7に配置するとしてもよい。
上記構成において、CSI−RS用DVRB設定部237がリソース設定部の機能を実現する。また、CSI−RS生成部238が参照信号生成部の機能を実現する。また、端末用信号処理部231m、231n、送信RF部234a〜234d、234e〜234hが送信部の機能を実現する。また、受信RF部241、分離部242、フィードバック情報復調部245がフィードバック情報取得部の機能を実現する。
次に、チャネル品質測定用参照信号であるCSI−RSの送信方法について詳しく説明する。図3は第1の実施形態におけるCSI−RS送信方法を示す図であり、参照信号、制御信号、データ等のリソース上の配置例を示している。第1の実施形態では、Sub-frame#0におけるDVRBリソースのうち、RB0の前半スロット及びRB8の後半スロット(図中、斜線のハッチングで示したブロック)に対応するリソースを、該当参照信号CSI−RSの送信に用いるとする。そして、該当サブフレームにおけるDVRBリソースのうち、RB0の後半スロットとRB8の前半スロット(図中、格子状のハッチングで示したブロック)にLTE端末を割り当てた例を図示している。ホッピングして異なるRB/Sub-frameに割り当てられる前半スロットと後半スロットは、1つのリソースIDで定義される。
CSI−RS用DVRB設定部237は、所定の周波数間隔で分散配置されたリソースにおいて、1つのRB/Sub-frameのうちの一方のスロット(図3の斜線のハッチングで示したブロック)にCSI−RSを配置するようにDVRBリソースの設定を行う。CSI−RS生成部238は、上記DVRBリソースの設定に従い、CSI−RSを生成して該当リソースに配置する。スケジューリング部236は、上記DVRBリソースの設定に基づき、CSI−RSが割り当てられないRB/Sub-frame、あるいは、CSI−RSが割り当てられたRB/Sub-frameについては他方のスロット(図3の格子状のハッチングで示したブロック)にLTE端末を割り当てるようにする。
このとき、図3中でSub-frame#0のRB12を拡大した枠内に示すように、CSI−RSを送信するRE(シンボル・サブキャリア)は、1つのRB/Sub-frameの割当リソースにおいて後半部分に位置し、この後半部分のデータ部のREをCSI−RSで置き換えることになる。したがって、CSI−RSの配置は一方のスロット(斜線のハッチングで示したブロック)中に限定され、他方のスロット(格子状のハッチングで示したブロック)に多重する端末用データは、CSI−RS送信の影響を受けることなく送信することができる。なお、図中1つのRBとして示される1 RB/Sub-frame単位のリソースは、例えば周波数方向に12サブキャリア、時間方向に14シンボルの合計168のREを持つものとする。また、DVRBリソースを用いることにより、CSI−RSの分散配置が可能であり、図に示すように単一のリソースID通知により周波数方向に広く間隔を取った位置にCSI−RSを配置することが可能となる。このDVRBリソースを指示するCSI−RS用DVRB設定情報の通知方法は、セル全体の制御情報を示す報知情報として通知してもよいし、各端末個別の無線リソース制御情報(Radio resource control:RRC)として通知してもよい。
さらに、図4を用いてDVRBリソース通知方法の詳細を説明する。図4は本実施形態におけるDVRBリソースの割り当て例を示す図である。例えば、各DVRBリソースに割り振られているDVRB用IDのうち、DVRB#0とDVRB#1に対応するリソースを用いてCSI−RSを送信し、DVRB#2とDVRB#3ではCSI−RSを送信しないものとする。この場合、周波数方向の間隔は、DVRB#0の前半スロットと後半スロットとでNgap、DVRB#0とDVRB#1の同一スロットでNgap/2だけ離れた位置となる。LTEでは、これらのNgap、Ngap/2の値はシステム帯域に応じて固定であり、例えば20MHzのシステムでNgap/2が5MHz程度と広い間隔になることがあり得る。CSI−RSは、補間/平均化の効果を得るために、あまり間隔が広くなり過ぎないように適度な間隔に分散して配置するのが好ましい。
ここで、例えばDVRB#0と1MHz離れた周波数位置のリソースをCSI−RS送信に用いる場合に、対応するDVRB#Jを活用できる。すなわち、DVRB#0、DVRB#1のように連続的なDVRB割り当てと、DVRB#J、DVRB#J+1のように非連続なDVRB割り当てとを用いることができる。図4において、1サブフレームのリソースRB#のうち、DVRB#Jが割り当てられるRBiはJ/4=iの関係となっている。この場合、DVRB#2及びDVRB#3はDVRB送信に限定されるが、DVRB#4〜DVRB#J−1に対応する周波数リソースは任意に割当可能である。例えば集中的にリソースを配置する連続配置用リソースであるLVRB(Localized Virtual RB)として端末を割り当てることができる。よって、LTE端末は、CSI−RSが割り当てられないDVRBリソース(図4中のDVRB#2及びDVRB#3)やLVRBを用いて割り当てることが可能である。
なお、連続的なDVRB割り当ての場合の間隔は、Ngap/(2n*2)として2のべき乗の値としてもよい。また、非連続なDVRB割り当ての場合に、DVRB#J、DVRB#J+1、DVRB#J+2、DVRB#J+3の4つのうちのどれを用いるかも柔軟に設定可能である。
本実施形態では、受信装置において、CSI−RS用DVRB設定情報によって事前に通知されたDVRBリソースに配置された参照信号CSI−RSを用いて、チャネル品質を測定し送信装置に報告する。また、送信装置において、受信装置に向けて事前にCSI−RS送信に用いるDVRBリソースを通知し、該当するDVRBリソースを用いて参照信号CSI−RSを送信し、受信装置からのチャネル品質の測定結果を受信する。この受信装置から報告されたチャネル品質測定結果を用いて、周波数スケジューリング、適応MCS制御を実施する。
ここで、DVRBリソースは、前半スロットと後半スロットとに分割され、周波数方向にホッピングさせて異なるRB/Sub-frameに離散的に配置されており、LTE−A用の参照信号CSI−RSは、一部のIDのDVRBリソースのみに割り当てられる。この場合、CSI−RSが送信される特定のRB/sub-frameでは、前半スロットまたは後半スロットにCSI−RSが配置され、物理的な1つのRB/Sub-frameのリソースにおいて一部のみにCSI−RSが存在することになる。これによって、LTE端末へ影響を及ぼすリソースを最小限にすることができ、LTE端末における復調性能の劣化を抑制できるため、スループットの劣化を防止できる。また、LTE端末をDVRBリソースを用いて収容することでスケジューリングの制約を削減でき、スループットの劣化を防止できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、前半スロットと後半スロットに分割され各スロットを周波数ホッピングしたDVRBリソースにおいてCSI−RSを配置する際、前半スロットと後半スロットのうちの後半スロットにCSI−RSを配置して送信する。ここでは、第1の実施形態と異なる点のみを説明する。受信装置及び送信装置の構成は図1及び図2に示した第1の実施形態と同様であり、説明を省略する。第2の実施形態は、送信装置におけるCSI−RS用DVRB設定部237、CSI−RS生成部238、及びスケジューリング部236の動作、並びに、送信装置から受信装置に通知するCSI−RS用DVRB設定情報の内容が異なる。
図5はLTEの符号化後ビット配置規則を説明する図である。符号化後ビットは、符号化前のデータ本体であるシステマティックビット(S)と、符号化により付加される冗長データであるパリティビット(P)とを有している。LTEでは、レートマッチング後の信号をリソースの先頭からfrequency-first(周波数優先)の規則で割当リソース内に配置する。すなわち、1つのRB/Sub-frameの割当リソースにおいて、システマティックビットから順に先頭のOFDMシンボルより周波数方向に各サブキャリアに配置した後に、次のOFDMシンボルの先頭サブキャリアに戻って周波数方向の配置を施し、これを最終シンボルまで繰り返すようにしている。よって、送信されるデータのうち、システマティックビットは割当リソース内の時間軸上で先頭側に配置され、パリティビットは後ろ側に配置される。このため、該当リソース中の後半シンボルほどパリティビットの配置される確率が高くなる。したがって、DVRBリソースの後半スロットにCSI−RSを配置することで、CSI−RSが配置されるリソースにLTE端末を割り当て可能とした場合であっても、システマティックビットの部分にCSI−RSが配置されることはほとんどなくなる。
図6は第2の実施形態におけるCSI−RS送信方法を示す図であり、参照信号、制御信号、データ等のリソース上の配置例を示している。第2の実施形態では、Sub-frame#0のサブフレームにおけるDVRBリソースのうち、RB0、RB4、RB8、RB12の各後半スロット(図中、斜線のハッチングで示したブロック、DVRB#0、#2、#1、#3の後半スロット)に対応するリソースを用いて、参照信号CSI−RSを割り当てて送信する。そして、CSI−RSを送信する該当のRB/Sub-frameのリソースを含めて、各リソースに端末用データを割り当てる。
CSI−RS用DVRB設定部237は、所定の周波数間隔で分散配置されたリソースにおいて、1つのRB/Sub-frameのうちの後半スロット(図6の斜線のハッチングで示したブロック)にCSI−RSを配置するようにDVRBリソースの設定を行う。CSI−RS生成部238は、上記DVRBリソースの設定に従い、CSI−RSを生成して該当リソースに配置する。スケジューリング部236は、上記DVRBリソースの設定に基づき、CSI−RSを送信するRB/Sub-frameを含むリソースにLTE端末を含む各端末を割り当てるようにする。
このとき、図6中でSub-frame#0のRB12を拡大した枠内に示すように、CSI−RSを送信するRE(シンボル・サブキャリア)は、1つのRB/Sub-frameの割当リソースにおいて後半部分に位置し、端末用データのうちパリティビットに対応する位置のREをCSI−RSで置き換えることになる。よって、CSI−RSによるデータ部のパンクチャがシステマティックビットに影響を与えることを防止できる。このため、システマティックビットをCSI−RSで置き換える場合と比較して、該当データの復調に際して復調誤りを起こしにくくできる。また、本実施形態では、図6の斜線のハッチングで示したブロックを指示するための複数のDVRBリソースに対応するリソースIDの通知により、周波数方向に広く間隔を取った位置にCSI−RSを配置することが可能となる。
本実施形態では、受信装置において、CSI−RS用DVRB設定情報によって事前に通知された複数DVRBリソース中の後半スロットに配置された参照信号CSI−RSを用いて、チャネル品質を測定し送信装置に報告する。また、送信装置において、受信装置に向けて事前にCSI−RS送信に用いる複数のDVRBリソースを通知し、該当するDVRBリソースの後半スロットを用いて参照信号CSI−RSを送信し、受信装置からのチャネル品質の測定結果を受信する。この受信装置から報告されたチャネル品質測定結果を用いて、周波数スケジューリング、適応MCS制御を実施する。また、CSI−RSを送信する該当DVRBリソースを含む各リソースにおいて他の端末用データを割り当てて多重する。
ここで、CSI−RSは1つのRB/Sub-frameの後半スロットのみに配置され、リソースの先頭から配置される端末用データのシステマティックビット部分にCSI−RSが位置しないようになる。したがって、CSI−RSを送信するRB/Sub-frameのリソースにLTE端末を割り当てて多重するような場合であっても、LTE端末用データのシステマティックビットがパンクチャされる可能性を小さくできるので、LTE端末において復調性能劣化が発生する可能性を小さくできる。また、LTE端末はCSI−RSの配置に関わらず任意のRB/Sub-frameのリソースに割り当て可能であるので、スケジューリングの制約を削減できる。これらにより、スループットの劣化を防止できる。
なお、本発明は、本発明の趣旨ならびに範囲を逸脱することなく、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が様々な変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
なお、上記実施形態ではアンテナとして説明したが、アンテナポートでも同様に適用できる。アンテナポート(antenna port)とは、1本または複数の物理アンテナから構成される、論理的なアンテナを指す。すなわち、アンテナポートは必ずしも1本の物理アンテナを指すとは限らず、複数のアンテナから構成されるアレイアンテナ等を指すことがある。例えばLTEにおいては、アンテナポートが何本の物理アンテナから構成されるかは規定されず、基地局が異なる参照信号(Reference signal)を送信できる最小単位として規定されている。また、アンテナポートはプリコーディングベクトル(Precoding vector)の重み付けを乗算する最小単位として規定されることもある。
上記各実施形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記各実施形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
本出願は、2009年3月16日出願の日本特許出願(特願2009−063119)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明は、第1の通信システム用の第1の参照信号に加えて、第2の通信システム用の第2の参照信号を送信する場合に、第1の通信システムのみに対応する受信装置に対して影響を及ぼすリソースを最小限にすることができ、スループットの劣化を防ぐことが可能となる効果を有し、セルラーシステム等の無線通信システムに適用可能な無線受信装置及び無線送信装置、並びに無線通信方法等として有用である。
111a、111b アンテナ
112a、112b 受信RF部
113 チャネル推定部
114 CQI測定部
115 MIMO復調部
116 復号部
117 CRC検査部
118 フィードバック情報生成部
119 符号化部
120 多重部
121 送信RF部
122 制御信号復調部
231m、231n 端末用信号処理部
232 符号化・変調部
233 プリコーディング処理部
234a〜234d、234e〜234h 送信RF部
235a〜235d、235e〜235h アンテナ
236 スケジューリング部
237 CSI−RS用DVRB設定部
238 CSI−RS生成部
239 LTE用4RS生成部
241 受信RF部
242 分離部
243 復調・復号部
244 CRC検査部

Claims (12)

  1. 周波数−時間領域に定義された複数のリソースを用いて通信を行う無線通信システムに用いる無線受信装置であって、
    無線送信装置から第1の通信システム用の第1の参照信号に加えて、第2の通信システム用の第2の参照信号が伝送される際、前記第2の参照信号用リソースとして、前記周波数−時間領域に定義されたリソース単位を時間方向に分割して所定周波数間隔で分散配置した分散配置型のリソースが用いられる場合に、この第2の参照信号用の分散配置リソース情報を取得するリソース情報取得部と、
    前記送信装置から伝送される前記第2の参照信号を含む信号を受信する受信部と、
    前記分散配置リソース情報に基づき、前記分散配置型のリソースに配置された前記第2の参照信号を用いて伝送路のチャネル品質を測定するチャネル品質測定部と、
    前記チャネル品質を示すチャネル品質情報を含むフィードバック情報を前記送信装置へ送信するフィードバック情報送信部と、
    を備える無線受信装置。
  2. 請求項1に記載の無線受信装置であって、
    前記分散配置型のリソースとして、前記周波数−時間領域に定義されたリソース単位を時間方向に分割した前半スロットと後半スロットとし、これらの前半スロットと後半スロットとを周波数方向にホッピングさせて所定周波数間隔で分散配置したリソースが用いられ、
    前記チャネル品質測定部は、前記分散配置型のリソースの一部に配置されて送信される前記第2の参照信号によってチャネル品質を測定する無線受信装置。
  3. 請求項1に記載の無線受信装置であって、
    前記第1の通信システムはLTE(Long Term Evolution)であり、前記第2の通信システムはLTE−A(LTE-advanced)であり、前記分散配置型のリソースとして、LTEで規定された分散配置用リソースであるDVRB(Distributed Virtual Resource Block)リソースが用いられ、このDVRBリソースは時間方向に分割した前半スロットと後半スロットとを周波数方向にホッピングさせて所定周波数間隔で分散配置したものであり、
    前記チャネル品質測定部は、前記DVRBリソースの一部に配置されて送信される前記第2の参照信号によってチャネル品質を測定する無線受信装置。
  4. 請求項3に記載の無線受信装置であって、
    前記チャネル品質測定部は、前記DVRBリソースのうちの特定のリソースIDのリソースに配置されて送信される前記第2の参照信号によってチャネル品質を測定する無線受信装置。
  5. 請求項3に記載の無線受信装置であって、
    前記チャネル品質測定部は、前記DVRBリソースのうちの後半スロットに配置されて送信される前記第2の参照信号によってチャネル品質を測定する無線受信装置。
  6. 周波数−時間領域に定義された複数のリソースを用いて通信を行う無線通信システムに用いる無線送信装置であって、
    無線受信装置に対して第1の通信システム用の第1の参照信号に加えて、第2の通信システム用の第2の参照信号を伝送する際、前記第2の参照信号用リソースとして、前記周波数−時間領域に定義されたリソース単位を時間方向に分割して所定周波数間隔で分散配置した分散配置型のリソースを用いる場合のリソース設定を行うリソース設定部と、
    前記第2の参照信号用のリソース設定に基づき、前記第2の参照信号を生成して前記分散配置型のリソースに配置する参照信号生成部と、
    前記第2の参照信号を含む信号を前記受信装置へ送信する送信部と、
    前記受信装置から通知されるフィードバック情報を受信してこのフィードバック情報に含まれるチャネル品質情報を取得するフィードバック情報取得部と、
    前記チャネル品質情報に基づき、伝送信号に関する周波数スケジューリング、適応MCS(Modulation and Coding Scheme)制御の少なくとも一方を含むスケジューリングを行うスケジューリング部と、
    を備える無線送信装置。
  7. 請求項6に記載の無線送信装置であって、
    前記分散配置型のリソースとして、前記周波数−時間領域に定義されたリソース単位を時間方向に分割した前半スロットと後半スロットとし、これらの前半スロットと後半スロットとを周波数方向にホッピングさせて所定周波数間隔で分散配置したリソースを用い、
    前記リソース設定部は、前記分散配置型のリソースの一部に前記第2の参照信号を配置するリソース設定を行う無線送信装置。
  8. 請求項6に記載の無線送信装置であって、
    前記第1の通信システムはLTEであり、前記第2の通信システムはLTE−Aであり、前記分散配置型のリソースとして、LTEで規定された分散配置用リソースであるDVRBリソースを用い、このDVRBリソースは時間方向に分割した前半スロットと後半スロットとを周波数方向にホッピングさせて所定周波数間隔で分散配置したものであり、
    前記リソース設定部は、前記DVRBリソースの一部に前記第2の参照信号を配置するリソース設定を行う無線送信装置。
  9. 請求項8に記載の無線送信装置であって、
    前記リソース設定部は、前記DVRBリソースのうちの特定のリソースIDのリソースに前記第2の参照信号を配置するリソース設定を行う無線送信装置。
  10. 請求項8に記載の無線送信装置であって、
    前記リソース設定部は、前記DVRBリソースのうちの後半スロットに前記第2の参照信号を配置するリソース設定を行う無線送信装置。
  11. 周波数−時間領域に定義された複数のリソースを用いて通信を行う無線受信装置における無線通信方法であって、
    無線送信装置から第1の通信システム用の第1の参照信号に加えて、第2の通信システム用の第2の参照信号が伝送される際、前記第2の参照信号用リソースとして、前記周波数−時間領域に定義されたリソース単位を時間方向に分割して所定周波数間隔で分散配置した分散配置型のリソースが用いられる場合に、この第2の参照信号用の分散配置リソース情報を取得するステップと、
    前記送信装置から伝送される前記第2の参照信号を含む信号を受信するステップと、
    前記分散配置リソース情報に基づき、前記分散配置型のリソースに配置された前記第2の参照信号を用いて伝送路のチャネル品質を測定するステップと、
    前記チャネル品質を示すチャネル品質情報を含むフィードバック情報を前記送信装置へ送信するステップと、
    を有する無線通信方法。
  12. 周波数−時間領域に定義された複数のリソースを用いて通信を行う無線送信装置における無線通信方法であって、
    無線受信装置に対して第1の通信システム用の第1の参照信号に加えて、第2の通信システム用の第2の参照信号を伝送する際、前記第2の参照信号用リソースとして、前記周波数−時間領域に定義されたリソース単位を時間方向に分割して所定周波数間隔で分散配置した分散配置型のリソースを用いる場合のリソース設定を行うステップと、
    前記第2の参照信号用のリソース設定に基づき、前記第2の参照信号を生成して前記分散配置型のリソースに配置するステップと、
    前記第2の参照信号を含む信号を前記受信装置へ送信するステップと、
    前記受信装置から通知されるフィードバック情報を受信してこのフィードバック情報に含まれるチャネル品質情報を取得するステップと、
    前記チャネル品質情報に基づき、伝送信号に関する周波数スケジューリング、適応MCS制御の少なくとも一方を含むスケジューリングを行うステップと、
    を有する無線通信方法。
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