JP5451593B2 - 撮像装置、撮像方法 - Google Patents
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Description
このようなウェアラブルカメラは、常時装着を前提としているので、装着者が活発に動く場合や装着者にカメラがしっかり固定されていない場合などには、カメラが不規則に揺れることがある。揺れた状態で撮影した動画像も、不規則に揺れたものとなる。
揺れを取り除く手法の1つとして動きベクトルを用いる方法が挙げられる。動きベクトル検出のために、画像の端から端まで探索すると演算量が多くなるので、画像の一部に探索範囲とするウインドウを設定する技術が従来からある。
これに関して、フレーム画像間の動きベクトルが大きい場合には、撮影フレームレートを高く変更することで、フレーム間の相対的な動きの量を小さくし、ウインドウの大きさを一定に抑えつつ、大きな動きにも対応できるとする技術がある(特許文献2)。
この点、ウインドウのサイズを大きくすれば、検出の可能性は高くなるものの、上述のように演算量の増大を招いてしまう。このような、動きベクトルの検出手法に関する問題は、ウェアラブルカメラに限らず撮像装置に一般に生じ得る問題である。
この構成によれば、特徴点が存在する可能性が高い領域にウインドウを設定することができる。
また、前記設定部は、前記予測部により予測された位置を中心にウインドウを設定するとしても構わない。
また、前記設定部は、前記第1フレーム画像における抽出された特徴点の位置と、前記予測部により予測された位置とを結ぶ中点を中心にウインドウを設定するとしても構わない。
また、センシング部によりセンシングされた物理的な動きの大きさが所定の閾値以上となると、前記撮像部のフレームレートを高い値に変更するフレームレート変更部を備えることを特徴としても構わない。
また、前記フレームレート変更部は、前記センシング部によりセンシングされた動きの大きさが前記所定の閾値以上になるとフレームレートを第1の値に変更し、前記センシング部によりセンシングされた動きの大きさが前記所定の閾値より大きい第2の閾値以上となると、フレームレートを前記第1の値より高い第2の値に変更することを特徴としても構わない。
また、前記フレームレート変更部は、前記センシング部によりセンシングされた物理的な動きの大きさが大きいほど、フレームレートをより高い値に変更することを特徴としても構わない。
また、前記フレームレート変更部は、フレーム画像間の時間間隔より長い所定の時間間隔でフレームレートの変更動作を行うことを特徴としても構わない。
この構成によれば、センシングされた動きが所定の閾値以上の場合に、シャッタースピードを速い値に変更することで、画像のブレを抑制して探索部による探索の際に、特徴点を誤検出する可能性を低減することができる。
この構成によれば、撮影時の感度を上げることでシャッタースピードを速い値に変更することに起因する光量の低下を補い、画像の明るさの変動を抑えることができる。
この構成によれば、例えば、物理的な動きが大きい場合にウインドウのサイズを大きくすることで、特徴点をウインドウ内に収められる確率を高めることができる。
前記設定部は、前記センシング部によりセンシングされた物理的な動きの大きさが予め定められた値を上回ると、前記ウインドウの大きさの変化を行うとしても構わない。
また、前記設定部は、所定のフレーム数あたりに1回は、画像全体を探索範囲と設定することを特徴としても構わない。
また、前記センシング部は、角速度センサまたは加速度センサの少なくとも1つにより構成されるとしても構わない。
以下、本発明の実施の形態について、撮像装置であるウェアラブルカメラを例に挙げて説明する。
<構成>
図1は、実施の形態1に係るウェアラブルカメラの機能ブロック図である。
撮像部12は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)といった撮像素子やレンズ部を含んで構成され、被写体を撮像して画像を出力する機能を有する。
動き検出部16は、特徴点抽出部22、特徴点位置予測部24、ウインドウ設定部26、特徴点探索部28、多数決処理部30を有し、撮像部12によって撮影された画像のフレーム間の動きベクトルを検出する。検出した動きベクトルは、フレーム画像間の揺れの補正の利用に供される。
ウインドウ設定部26は、フレーム画像Ft+1内に特徴点探索部28のウインドウを設定する。ウインドウは、特徴点の探索範囲を規定するものであり、フレーム画像の大きさよりは小さい。
多数決処理部30は、特徴点抽出部22により抽出された複数の特徴点と、特徴点探索部28により探索された複数の特徴点から一対の特徴点組を多数作成して、多数決原理によりフレーム画像全体の動きを決定する。詳しくは後述する。
フレームメモリは、画像を1フレームごとに記憶するためのメモリであり、撮像部12が出力した画像などを記憶する。
次に、センシング部14の具体的な内容について説明する。
<センシング部14>
図2(a)は、ウェアラブルカメラを装着したユーザ2を表す模式図である。
図2(a)に示すように、水平方向にx軸、垂直方向にy軸、xy平面に直交する方向をz軸(ウェアラブルカメラ10の光軸方向を一致している。)と設定する。
センシング部14を構成する振動型角速度センサは、角速度の検知にコリオリの力(Coriolis force)を利用する。
角速度ωで回転する座標系上で質量mの物体が速度Vで運動しているとき、この物体の移動方向に対して垂直方向にコリオリの力Fcがかかり、その大きさは次の式1で表される。
なお、センシング部14が搭載するセンサの数はある一方向に対して1つでもよく、複数でもよい。例えばn個のセンサの出力値の平均を取ると、S/N比がnの平方根に比例して向上するので、より正確なセンサ情報を得ることができる。
<特徴点抽出・探索>
図3の下部は、時刻tの前フレーム画像Ft、上部は、時刻t+1の現フレーム画像Ft+1を示す。
点b1,b2,b3は、特徴点探索部28がフレーム画像Ftから探索により検出した特徴点である。特徴点b1,b2,b3は、特徴点a1,a2,a3にそれぞれ対応する特徴点であり、特徴点b1,b2,b3の座標は、それぞれ順に(xb1,yb1),(xb2,yb2),(xb3,yb3)である。
多数決処理部30は、前フレーム画像Ftの特徴点の集合Pa={(xa1,ya1),・・・,(xai,yai)}、現フレーム画像Ft+1の特徴点の集合をPb={(xb1,yb1),・・・,(xbj,ybj)}とし、Pa,Pbの中からそれぞれ1つ特徴点を選んで特徴点の組を作成する。そして特徴点の組からベクトルvを算出して、ベクトルvに従ってPaの各特徴点を移動させてPbの各特徴点と一致するものeをカウントする。
引き続いて、残りの特徴点の組み合わせについてもこの判断を行い、最も多くの特徴点組が従っているベクトルをフレーム画像全体の動きベクトルとする。図3の例では(a1,b1)および(a3,b3)の組から得られるベクトルvが画像全体の動きベクトルであると判断できる。
<ウインドウ設定>
特徴点探索部28は、上述のように特徴点抽出部22が抽出した輝度レベルなどに基づいて、探索を行うのであるが、現フレーム画像Ft+1の画像全体を探索範囲とすると、演算量が過大となる上、特徴点の存在可能性が低い範囲まで探索範囲に含めてしまうので効率が良くない。
図4は、ウインドウ設定部26が設定したウインドウの例を示す図である。
図4に示すように、現フレーム画像Ft+1内には、特徴点a1に対応する特徴点を探索する探索範囲であるウインドウw1、特徴点a2に対応する特徴点を探索する探索範囲であるウインドウw2、特徴点a3に対応する特徴点を探索する探索範囲であるウインドウw3が設定されている。
<特徴点位置予測>
次に、センシングされた動きから、前フレーム画像Ftの特徴点が、現フレーム画像Ft+1のどの位置にあるかを予測する手法について説明する。
図5は、カメラの回転角度(画角)と画素移動量dの関係を示す模式図である。図5を参照しながら、画素移動量dの算出方法について説明する。
例えばカメラがYaw方向に回転し、センサによってYaw方向の回転角速度を計測しているものとする。このとき、図5(a)のようにカメラがφだけ回転したとすると、φと各画素の画像上での移動量を示す画素移動量dの間には式3で示す関係が成立する。
なお、これらの関係はカメラのPitch方向の回転に対しても同様に成立する。これによって画像上での縦横の移動量を求めることができる。
<予測位置に利用したウインドウ設定>
このように特徴点位置予測部24が算出した予測位置に基づいてウインドウを設定することで、演算量を削減でき、加えて不要な特徴点の検出を回避して精度を向上できる。図6、図7を用いて具体的なウインドウ設定について説明する。
図6において、点p1,点p2は、特徴点抽出部22が前フレーム画像Ftから抽出した特徴点である。点q1,点q2は、それぞれ点p1,点p2に対応する特徴点である。
現フレーム画像Ft+1内の符号dで示す矢印は、特徴点位置予測部24が算出した移動量dを示すベクトルであり、特徴点p1を、移動量dに従って移動させた点を点p1’(予測位置点p1’)と設定する。前フレーム画像Ftと現フレーム画像Ft+1とを撮像する間に、撮像部だけが動いて被写体が動いていないとすると、特徴点p1は、点p1’の付近に位置していると予測できる。
図7(a)に示すように、ウインドウw4は、予測位置点p1’を中心として設定されている。同様に、図7(b)に示すように、ウインドウw5は、予測位置点p2’(点p2が移動量dに従って移動したと予測される位置である。)を中心として設定されている。
反対に、前フレーム画像Ftと現フレーム画像Ft+1とを撮像する間に点p2被写体自身が大きく動いた場合には、図7(b)に示すように、点p2に対応する点q2をウインドウw5から外すことができ、被写体自身の動きに起因する動きを検出してしまうことを防ぐことができる。
<動作>
図8〜図10を参照しつつ本実施の形態に係るウェアラブルカメラ10における動作について説明する。基本的な動作の流れは前述の通りであるので、重複部分は説明を簡単にする。
なおステップS12における角速度の取得は、要は前フレーム画像Ftから現フレーム画像Ft+1に至るまでの間の撮像部12の角速度(フレーム間画像の動きに影響する角速度。)を判断するためのものであるから、必ずしも現フレーム画像Ft+1の時点(時刻t+1)で取得した値に限られない。例えば、前フレーム画像Ftの時点(時刻t)で取得した値や、時刻tから時刻t+1までに取得した複数の値の平均値であっても構わない。
まずはじめに、センシング部14のセンサの誤差分布を測定する。例えばセンサ出力の誤差が、図11のような、平均がμ,標準偏差がσの正規分布に従っているものとする。この際、この正規分布の平均μや標準偏差σに基づいて補正量を決定することができる。例えばセンサ出力がaであった場合、補正後の値a’を次の式8によって算出することができる。
算出を終えると、ウインドウ設定処理(S15)、動き決定処理(S16)に移行する。
図9に示すように、ウインドウ設定処理では、ウインドウ設定部26は、フレーム画像Ftの特徴点情報を取得する(S21)。
特徴点探索部28は、現フレーム画像Ft+1内に設定されたウインドウを対象に、特徴点を探索して検出する(S24)。
具体的には、多数決処理部30は、emax=0と設定し(S31)、前フレーム画像Ftおよび現フレーム画像Ft+1の特徴点を取得する(S32)。そして、前フレーム画像Ftの特徴点1つと、現フレーム画像Ft+1の特徴点1つとを組み合わた特徴点組を作成する(S33)。作成した特徴点組からベクトルvを算出し(S34)、前フレーム画像Ftにおける各特徴点をベクトルvに従い移動させ、現フレーム画像Ft+1における各特徴点との一致度を判定する(S35)。
ステップS33からS39までの処理を繰り返して、すべての特徴点組についてのeのカウントが終了すれば(S40:Yes)、暫定1位の動きベクトルをフレーム画像Ft,Ft+1間の動きベクトルに決定する(S41)。なお、図8〜図10の処理は、撮像部12がフレーム画像を出力するごとに、すなわちフレームごとに行われる。
なお、上記では図7に示すように、予測位置p1’を中心に矩形のウインドウを設定するとして説明したが、必ずしも予測位置p1’を中心位置としなくても少なくとも当該予測位置p1’を含むようにウインドウを設定すれば的確な設定が実現できる。また、例えば次のようにウインドウを設定しても同様な効果を得ることができる。以下、変形例として説明する。
<変形例1>
変形例1に係る図12(a)では、ウインドウw7は、矩形ではなく、予測位置p1’を中心位置とした円形状である。検出したい特徴点q1は、予測位置p1’を中心とした等距離の範囲で移動する可能性が高いので、円形状のウインドウw7を設定することで、効率の良い特徴点探索に寄与し得る。
変形例2に係る図12(b)では、ウインドウw8は、矩形ではなく、予測位置p1’を中心位置とした楕円形状である。検出したい特徴点q1は、画素移動量dの方向に沿う方向に移動する可能性が高いので、長軸が画素移動量dの方向と一致したウインドウw8を設定することで、効率の良い特徴点探索を実現できる。
変形例3に係る図12(c)では、ウインドウw9の中心位置は、予測位置p1’ではなく、予測位置p1’と特徴点p1の中点mとなっている。このようなウインドウw9も、効率の良い特徴点探索に貢献できる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、実施の形態1の構成に加えて、ウェアラブルカメラの動きに応じてフレームレートなどを変更することで、ウインドウサイズを一定サイズに抑えつつ、大きな動きの検出を実現する。
ウェアラブルカメラ11は、フレームレート変更部32、シャッタースピード変更部34、感度変更部36を備える。他の機能ブロックは図1と同様であるので同じ符号を付して説明を省略する。
フレームレート変更部32は、センシング部14からセンサ出力を取得し、取得したセンサ出力に応じて撮像部12のフレームレートFrを変更する。
感度変更部36は、シャッタースピード変更部34によるシャッタースピードの変更に連動して、撮像部12の感度を変更することで、シャッタースピードを高速度化に伴う光量の低下を補う。
図14(a)は、図8のフローと基本的には同様であり、フレームレート変更処理(S17)が追加されている。図14(a)中、図8の同様のステップには同じステップ番号を付して説明を省略する。
閾値の設定方法は次のように行う。
閾値以上であれば(S52:Yes)、フレームレート変更部32は撮像部12のフレームレートを、高フレームレートFr(a’)に変更する(S53)。具体的には、目標とする移動量をd’(ただし、d’<dmaxである)とすると、例えば式5よりFr(a’)は次の式10で与えられる.
そして、時間t1の間フレームレートを変更禁止に設定する(S55)。この設定は、フレームレートの変更間隔を規定するものであり、例えばt1は数秒程度に設定する。
フレームレートFrをFr(a’)へと高く変更することで、フレーム画像Ftと、その次に撮像するフレーム画像Ft+1との間の時間差が短くなる。このため、特徴点の移動量の小さくすることができる。また、Fr(a’)と変更することにより、フレーム画像Ft+1における特徴点を確実にウインドウ内に収めることができるので、カメラの動きと異なる方向に動く被写体の特徴点が存在するとしても、安定して動きとして検出することができる。
また、フレームレートの変更は、次のように行っても構わない。以下、実施の形態2に係る変形例として説明する。
図15は、センサ出力、フレームレート、感度、シャッタースピードの項目を含む変更テーブル40である。この変更テーブル40は制御部20のROM内に記憶されており、項目として、「センサ出力a’」40a、「フレームレートFr(a’)」40b、「感度ISO(a’)」40c、「シャッタースピードS(a’)」40dを含む。
なお、ウェアラブルカメラ11のフレームレートは最大60fpsという制約があるため、「センサ出力a’」が0.025の場合も0.020ときと同じ60fpsとなっている。
また上述のようにフレームレートには制約があるため、物理的な動きが特に大きい状況下、すなわちセンサ出力a’が特に大きい状況下には、ウインドウ内に特徴点を収められない可能性が高くなる。
<変形例2>
上記実施の形態2では、フレームレートはセンサ出力に基づいて変更するとして説明したが、変形例2では、フレームレートをウインドウのサイズにも基づいてフレームレートを決定する。
<補足>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の内容に限定されず、本発明の目的とそれに関連または付随する目的を達成するための各種形態においても実施可能であり、例えば、以下であってもよい。
上述のように、ウインドウサイズは小さい方が好ましいが、ウインドウを特徴点の周りにだけ狭く設定することで、画像の揺らぎや障害物による遮蔽などで特徴点が検出されなくなり、その場合、特徴点は以降ウインドウから外れたままになってしまうことがある。
(2)実施の形態1,2では、センシング部14として角速度センサを例に挙げて説明したが、角速度センサに限らず加速度センサであっても構わない。
(3)実施の形態1,2では、撮像装置としてウェアラブルカメラを例に挙げて説明したが、ウェアラブルカメラに限らず、デジタルビデオカメラをはじめとする動画の撮影が可能なあらゆる撮像装置に対しても実施の形態を適用することができ、特に、揺れや動きの大きい、過酷な環境下での使用が想定される撮像装置に有効である。
また、フレーム画像Ft,Ft+1のように時間的に隣り合うフレーム画像間でなくてもよい。例えば第1フレーム画像F1と、第2フレーム画像F2(第1フレーム画像F1より時間的に後のフレーム画像)のいずれか一方から特徴点を抽出し、他方から対応する特徴点を探索しても、第1フレーム画像F1,F2間の画像全体の動きベクトルを求めることができる。
(5)実施の形態2では特に触れなかったが、シャッタースピード変更部34や感度変更部36として、AE(Automatic Exposure)カメラなどにおいて一般的に利用されるAE機能を利用しても構わない。
このような記録媒体には、ICカード、ハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM等がある。
12 撮像部
14 センシング部
16 動き検出部
20 制御部
22 特徴点抽出部
24 特徴点位置予測部
26 ウインドウ設定部
28 特徴点探索部
30 多数決処理部
32 フレームレート変更部
34 シャッタースピード変更部
36 感度変更部
Ft 前フレーム画像
Ft+1 現フレーム画像
a1,a2,a3,p1,p2 前フレーム画像Ftの特徴点
b1,b2,b3,q1,q2 現フレーム画像Ft+1の特徴点
d 画素移動量
p1’,p2’ 予測位置(それぞれ特徴点p1,p2を、画素移動量dに従って移動させた点)
w1〜w9 ウインドウ
Claims (13)
- 被写体を撮像する撮像部と、
前記撮像部の物理的な動きをセンシングするセンシング部と、
第1フレーム画像から特徴点を抽出する抽出部と、
センシングされた動きに基づいて、前記第1フレーム画像から抽出された特徴点の第2フレーム画像中における位置を予測する予測部と、
前記予測部により予測された位置に基づいて第2フレーム画像内にウインドウを設定する設定部と、
設定されたウインドウを対象に、前記第1フレーム画像から抽出された特徴点に対応する特徴点を、第2フレーム画像から探索する探索部と、
を備え、
前記設定部は、前記第1フレーム画像における抽出された特徴点の位置と、前記予測部により予測された位置とを結ぶ中点を中心にウインドウを設定する
ことを特徴とする撮像装置。 - 被写体を撮像する撮像部と、
前記撮像部の物理的な動きをセンシングするセンシング部と、
第1フレーム画像から特徴点を抽出する抽出部と、
センシングされた動きに基づいて、前記第1フレーム画像から抽出された特徴点の第2フレーム画像中における位置を予測する予測部と、
前記予測部により予測された位置に基づいて第2フレーム画像内にウインドウを設定する設定部と、
設定されたウインドウを対象に、前記第1フレーム画像から抽出された特徴点に対応する特徴点を、第2フレーム画像から探索する探索部と、
を備え、
前記設定部は、所定のフレーム数あたりに1回は、画像全体を探索範囲と設定する
ことを特徴とする撮像装置。 - 前記設定部は、前記予測部により予測された位置を含むようにウインドウを設定する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。 - 前記設定部は、前記予測部により予測された位置を中心にウインドウを設定する
ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。 - センシング部によりセンシングされた物理的な動きの大きさが所定の閾値以上となると、前記撮像部のフレームレートを高い値に変更するフレームレート変更部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
- 前記フレームレート変更部は、前記センシング部によりセンシングされた動きの大きさが前記所定の閾値以上になるとフレームレートを第1の値に変更し、前記センシング部によりセンシングされた動きの大きさが前記所定の閾値より大きい第2の閾値以上となると、フレームレートを前記第1の値より高い第2の値に変更することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 前記フレームレート変更部は、前記センシング部によりセンシングされた物理的な動きの大きさが大きいほど、フレームレートをより高い値に変更することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 前記フレームレート変更部は、フレーム画像間の時間間隔より長い所定の時間間隔でフレームレートの変更動作を行うことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- センシング部によりセンシングされた物理的な動きの大きさが所定の閾値以上となると、前記撮像部のシャッタースピードを速い値に変更するシャッタースピード変更部を備える
ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。 - センシング部によりセンシングされた物理的な動きの大きさが所定の閾値以上となると、前記撮像部の感度を高い値に変更する感度変更部を備えることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
- 前記設定部は、前記センシング部によりセンシングされた物理的な動きの大きさに応じて、設定するウインドウの大きさを変化させる
ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。 - 前記設定部は、前記センシング部によりセンシングされた物理的な動きの大きさが予め定められた値を上回ると、前記ウインドウの大きさの変化を行うことを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
- 前記センシング部は、角速度センサまたは加速度センサの少なくとも1つにより構成される
ことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
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