JP5449092B2 - フェムト基地局移動検知方法およびフェムト基地局移動検知システム - Google Patents

フェムト基地局移動検知方法およびフェムト基地局移動検知システム Download PDF

Info

Publication number
JP5449092B2
JP5449092B2 JP2010193229A JP2010193229A JP5449092B2 JP 5449092 B2 JP5449092 B2 JP 5449092B2 JP 2010193229 A JP2010193229 A JP 2010193229A JP 2010193229 A JP2010193229 A JP 2010193229A JP 5449092 B2 JP5449092 B2 JP 5449092B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
femto base
macro
information
femto
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010193229A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012054632A (ja
Inventor
彰太 笠原
陽夫 小宮山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SoftBank Corp
Original Assignee
SoftBank Mobile Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SoftBank Mobile Corp filed Critical SoftBank Mobile Corp
Priority to JP2010193229A priority Critical patent/JP5449092B2/ja
Publication of JP2012054632A publication Critical patent/JP2012054632A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5449092B2 publication Critical patent/JP5449092B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、移動通信網におけるフェムト基地局移動検知方法およびフェムト基地局移動検知システムに関するものである。
近年、移動通信網において「ユーザ個別のサービス提供」や「通信帯域の逼迫解消」を目的として、移動機をマクロセルから積極的に小型のフェムト(Femto)セルに在圏させることが研究されている。マクロ基地局により形成されるマクロセルのカバーエリアは半径1kmないし数km程度とされているが、フェムト基地局により形成されるフェムトセルのカバーエリアは、自宅や小さなオフィスあるいは地下街などの半径数十mの極めて小さい範囲のカバーエリアとされる。フェムト基地局は、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、光ファイバー、同軸ケーブル等のブロードバンド回線に接続され、このブロードバンド回線を介して携帯電話の通信サービスを提供する(特許文献1参照)。ユーザーの建物内などにフェムトセル基地局を設置し、すでに敷設されているブロードバンド回線に接続することによって、各種パラメータを移動通信網側から取得することができ、ホームユースでも繁雑な作業無しに容易に設置可能とされている。このようなフェムト基地局は、大型のマクロ基地局を設置することに比べ、簡便かつ低コストで基地局を増設でき、移動通信網のさらなるサービス向上を行うことができる。
特開2010−16602号公報 特開2010−118752号公報
フェムト基地局は、軽量・小型化されているため可搬性を有している。しかしながら、設置場所に対応する緊急番号の接続先が設定されていることから、移動させると支障が生じることになる。しかも、移動通信網におけるフェムト基地局を含む基地局を移動させることは法律(電波法)やガイドラインにより原則禁止されている。また、移動通信網はフェムト基地局も含めてどの基地局がどこにあるかを正確に把握しておく必要がある。
そこで、フェムト基地局をブロードバンド回線に接続した際に取得したIPアドレスとフェムト基地局の識別番号を、一対一で対応させた上で、そのフェムト基地局を家庭内で設置する方法がある(特許文献2参照)。しかし、IPアドレスの取得は、多くのインターネットサービスプロバイダ(ISP)との調整が必要となり、フェムト基地局の設置までに多くの時間を要してしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、フェムト基地局が取得したIPアドレスを用いることなく設置位置を特定することができるフェムト基地局移動検知方法およびフェムト基地局移動検知システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、フェムト基地局の設置予定場所をカバーするマクロセルをシミュレータで確認するシミュレータステップと、前記シミュレータステップで確認されたマクロセルにおけるマクロ基地局を識別するマクロ基地局識別情報および当該マクロ基地局の設置場所の緯度・経度情報を少なくとも含む第1隣接マクロセル情報を、前記フェムト基地局に割り当てられたフェムト基地局を識別するフェムト基地局識別情報に対応付けてフェムト基地局運用部に格納する第1隣接マクロセル情報格納ステップと、フェムト基地局が起動された際に、起動されたことを前記フェムト基地局運用部に通知すると共に、周囲の電波状況を収集することにより周囲のマクロ基地局からマクロ基地局識別情報を少なくとも含む第2隣接マクロセル情報を生成する第2隣接マクロセル情報生成ステップと、前記フェムト基地局が起動されたことの通知を前記フェムト基地局運用部が受けた際に、前記フェムト基地局運用部は前記フェムト基地局が生成した前記第2隣接マクロセル情報を取得する要求を前記フェムト基地局に送信する要求送信ステップと、前記第2隣接マクロセル情報を取得する要求を前記フェムト基地局が受信した際に、前記フェムト基地局は前記第2隣接マクロセル情報を前記フェムト基地局運用部に要求に対する応答として送信する応答送信ステップと、前記フェムト基地局運用部に格納されている前記第1隣接マクロセル情報と受信した前記第2隣接マクロセル情報とを比較して、少なくとも前記マクロ基地局識別情報の一致を見ることにより、前記フェムト基地局が前記設置予定場所に設置されているか否かを判断する判断ステップとを備えることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、シミュレータで確認されたマクロセルにおける第1隣接マクロセル情報と、フェムト基地局が起動された際に生成された周囲のマクロ基地局における第2隣接マクロセル情報とを比較して、少なくともマクロ基地局識別情報の一致を見ることにより、フェムト基地局が設置予定場所に設置されているか否かを判断していることから、IPアドレスを用いることなくフェムト基地局の設置位置を特定することができるようになる。
本発明にかかるフェムト基地局移動検知方法を具現化した本発明の実施例のフェムト基地局移動検知システムの構成を示す図である。 本発明にかかるフェムト基地局移動検知システムにおいてフェムト基地局の電源初回投入時に実行されるフェムト基地局移動検知処理のシーケンス図である。 本発明にかかるフェムト基地局移動検知システムにおいてフェムト基地局の電源2回目以降投入時に実行されるフェムト基地局移動検知処理のシーケンス図である。
移動通信網は、携帯電話機等の移動通信端末と、無線回線の制御を行う無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)と、移動通信端末を他の移動通信端末、公衆電話網やインターネット等に接続制御する基幹回線とされるコアネットワーク(CN:core network)から構成されている。RANは、セルをそれぞれ形成している複数の基地局と、複数の基地局を管理する無線ネットワーク制御装置(RNC:Radio Network Controller)を備えている。CNは、回線交換機とパケット交換機とHLR(Home Location Register)とを少なくとも備えている。RANは、無線回線の制御を行うと共に無線回線を終端しており、RNCは複数の基地局から転送されてきた移動通信端末等からの呼を、パケット通信の呼の場合はCNにおけるパケット交換機に振り分け、音声通信の呼の場合は回線交換機に振り分けて転送している。HLRは、携帯電話網における全ての移動通信端末のプロファイルを管理すると共に位置情報を管理する網内データベースが格納されており、HLRは回線交換機における回線交換およびパケット交換機におけるパケット交換とで共用される。
このような移動通信網に、本発明の実施例のフェムト基地局移動検知システムは設けられており、その構成を図1に示す。なお、本発明の実施例のフェムト基地局移動検知システムは、本発明にかかるフェムト基地局移動検知方法を具現化したものに相当する。
図1に示す本発明にかかるフェムト基地局移動検知システム1は、複数のセルを有するセルラ方式の上記した移動通信網におけるフェムト基地局移動検知システムとされている。RANには多数のマクロ基地局が設置されているが、その内のマクロ基地局10、マクロ基地局11およびマクロ基地局12の3つのマクロ基地局が図示されている。マクロ基地局10〜12によりそれぞれマクロセルが形成され、各マクロセルのカバーエリアは半径1kmないし数km程度とされている。また、図示する例では、マクロ基地局10〜12により形成されるマクロセルに隣接してフェムト基地局13が設置されている。フェムト基地局13により形成されるフェムトセルのカバーエリアは半径数十m程度の極めて小さい範囲とされている。
フェムト基地局13は、自宅や小さなオフィスあるいはビルディングの内部やトンネルのような不感地帯に設置することができ、小型の基地局とされていることから可搬性を有している。フェムト基地局13は、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、光ファイバー、同軸ケーブル等のブロードバンド回線に接続され、このブロードバンド回線を介して移動通信端末に通信サービスを提供する。ユーザーの建物内などにフェムトセル基地局13を設置して、すでに敷設されているブロードバンド回線に接続することによって、各種パラメータをCN側から取得することができ、ホームユースでも繁雑な作業無しに容易に設置可能とされている。
マクロ基地局10〜12およびフェムト基地局13には、それぞれを一意に識別することができるユニークなCell IDが移動通信網から割り当てられている。すなわち、マクロ基地局にはそれぞれユニークなCell IDが割り当てられ、フェムト基地局13にもユニークなCell ID(以下、「フェムト基地局ID」という)が割り当てられる。
マクロ基地局10〜12は専用回線によりRNCと接続されて、この専用回線を介して携帯電話の通信サービスを提供する。移動通信網のマクロ基地局の運用を行うマクロ基地局運用部20と、マクロ基地局のセル情報およびマクロ基地局が設置されている緯度・経度情報を収集して管理するセル情報管理部21はコアネットワーク側に機能別に定義されている。セル情報管理部21は、マクロ基地局運用部20が収集したマクロ基地局のセル情報の内のCell IDおよび各マクロ基地局の緯度・経度情報を取得して格納している。フェムト基地局運用部22もコアネットワーク側に機能別に定義されており、セル情報管理部21から一日に一回ずつマクロ基地局のCell IDおよび各マクロ基地局の緯度・経度情報を取得して、そのデータベースを更新している。この場合、フェムト基地局運用部22では、取得した情報について件数のチェックを実施して、件数が減った場合やファイルが空等の異常と判断された場合はテーブルの更新を行わないようにしている。
フェムト基地局13が新たに設置される際には、フェムト基地局13の設置予定場所をカバーするマクロセルをシミュレータで確認し、該当するマクロセルにおけるマクロ基地局のCell IDおよびマクロ基地局の周波数帯(fr)、マクロ基地局の設置場所の緯度・経度情報、シミュレータで予測したマクロ基地局からの受信電界強度からなる第1隣接Macroセル情報を、フェムト基地局13に割り当てられたフェムト基地局IDに対応付けてフェムト基地局運用部22に格納する。そして、フェムト基地局13の設置後に、フェムト基地局13の電源が投入されたことが、フェムト基地局運用部22に通知されたことをトリガとしてフェムト基地局移動検知処理が起動される。これにより、フェムト基地局13では、電源が初めて投入された際に周辺のマクロ基地局の電波状況が収集される。この電波状況の収集では、周辺のマクロ基地局からの電波を受信することにより、フェムト基地局13の周辺の各マクロ基地局10〜12のCell IDと各マクロ基地局10〜12の周波数帯(fr)が収集されると共に、周辺の各マクロ基地局10〜12の受信電界強度(RSCP)が測定される。そして、収集により生成された各マクロ基地局10〜12のCell IDと周波数帯(fr)および測定された受信電界強度(RSCP)の情報からなる第2隣接Macroセル情報がブロードバンド回線を介してフェムト基地局運用部22に送信される。
フェムト基地局運用部22では、フェムト基地局13から送信された第2隣接Macroセル情報に上げられている各Cell IDに基づいて、各Cell IDに対応するマクロ基地局の緯度・経度情報をフェムト基地局運用部22のデータベースから読み出して、第2隣接Macroセル情報に各Cell IDに対応させた緯度・経度情報を付加する。そして、フェムト基地局運用部22において、フェムト基地局13のフェムト基地局IDをキーとして読み出したシミュレータで予測したフェムト基地局13における第1隣接Macroセル情報を比較用として、フェムト基地局13が初回電源投入時に取得し、緯度・経度情報が付加された第2隣接Macroセル情報と比較される。ここで、両者の隣接Macroセル情報におけるマクロ基地局のCell IDが閾値セル数を超えて一致する場合には、フェムト基地局13が設置予定場所に設置されたものと判断されて、フェムト基地局13を通常動作させると共に、比較用の第1隣接Macroセル情報(Cell ID、緯度・経度情報、周波数帯(fr)、RSCP)を、フェムト基地局13が初回電源投入時に取得し、緯度・経度情報が付加された第2隣接Macroセル情報により更新する。この場合、第2隣接Macroセル情報に上げられているマクロ基地局の緯度・経度情報と、比較用の第1隣接Macroセル情報における緯度・経度情報とのチェックを行い、両者の緯度・経度情報が所定の範囲内に収まるマクロ基地局については、Cell IDが一致していなくても一致しているものとして扱うようにする。
ところで、両者の隣接Macroセル情報におけるマクロ基地局のCell IDが閾値セル数以下しか一致しない場合は、フェムト基地局13が設置予定場所に設置されていないものと判断されて、フェムト基地局13の機能を停止させる。この場合には、比較用の保存データ(Cell ID、周波数帯(fr)、RSCP)の更新は行わない。なお、閾値セル数は所定のセル数を指定できるようにされている。また、フェムト基地局13の機能の停止では、少なくとも送信部の機能が停止される。
フェムト基地局13をユーザが長時間使用しない場合は、その電源をオフすることが考えられる。また、設置場所が予め設定された場所ではない場合は機能が停止されることから電源をオフするものと考えられる。そこで、フェムト基地局13の電源が2回目以降投入される場合が想定され、フェムト基地局13の電源が2回目以降投入された場合においても、フェムト基地局13の電源が投入されたことがフェムト基地局運用部22に通知されて、フェムト基地局移動検知処理が起動される。これにより、フェムト基地局13では周辺の電波状況が収集される。この電波状況の収集では、周辺のマクロ基地局からの電波を受信することにより、上記した第2隣接Macroセル情報が収集される。そして、収集により生成された第2隣接Macroセル情報がブロードバンド回線を介してフェムト基地局運用部22に送信される。
フェムト基地局運用部22では、フェムト基地局13から送信された第2隣接Macroセル情報に上げられている各Cell IDに基づいて、各Cell IDに対応するマクロ基地局の緯度・経度情報をフェムト基地局運用部22のデータベースから読み出して、第2隣接Macroセル情報に各Cell IDに対応させた緯度・経度情報を付加する。そして、フェムト基地局運用部22において、フェムト基地局13のフェムト基地局IDをキーとして保存されている第1隣接Macroセル情報を比較用として読み出し、フェムト基地局13が取得し、緯度・経度情報が付加された第2隣接Macroセル情報と比較する。両者の隣接Macroセル情報におけるマクロ基地局のCell IDが指定された閾値セル数を超えて一致する場合には、フェムト基地局13が設置予定場所に設置されているものと判断して、フェムト基地局13を通常動作させると共に、比較用の第1隣接Macroセル情報(Cell ID、緯度・経度情報、周波数帯(fr)、RSCP)を、フェムト基地局13から送信され、緯度・経度情報が付加された第2隣接Macroセル情報に更新する。この場合は、第2隣接Macroセル情報に上げられているマクロ基地局の緯度・経度情報のチェックは実施しない。
ここで、両者の隣接Macroセル情報におけるマクロ基地局のCell IDが閾値セル数以下しか一致しない場合は、マクロ基地局のCell IDが変更された可能性があることから、第2隣接Macroセル情報に上げられているマクロ基地局の緯度・経度情報と比較用の第1隣接Macroセル情報における緯度・経度情報とのチェックを行い、両者の緯度・経度情報が所定の範囲内に収まるマクロ基地局については、Cell IDが一致していなくても一致しているものとして扱うようにする。この結果、両者の隣接Macroセル情報におけるマクロ基地局のCell IDが閾値セル数を超えて一致した場合には、フェムト基地局13が設置予定場所に設置されているものと判断して、上記のようにしてフェムト基地局13を通常動作させる。しかし、依然として両者の隣接Macroセル情報におけるマクロ基地局のCell IDが閾値セル数以下しか一致しない場合は、フェムト基地局13が設置予定場所に設置されていないものと判断して、フェムト基地局13の機能を停止させる。この場合には、比較用の第1隣接Macroセル情報(Cell ID、緯度・経度情報、周波数帯(fr)、RSCP)の更新は行わない。また、フェムト基地局13の機能の停止では、少なくとも送信部の機能が停止される。
このように、本発明にかかるフェムト基地局移動検知システム1は、IPアドレスを用いることなくフェムト基地局13の設置位置を特定することができるようになる。これにより、フェムト基地局13が本来の設置場所から移動されて設置された際には、当該フェムト基地局13の機能を停止することができるようになる。
次に、フェムト基地局13において電源が初めて投入された際に実行されるフェムト基地局移動検知処理のシーケンスを図2に示す。
図2に示すフェムト基地局移動検知処理のシーケンスにおいて、フェムト基地局13において電源が初回投入されると、電源が投入されたことを通知するBoot Trap情報がフェムト基地局13からフェムト基地局運用部22に送信される。フェムト基地局13からのBoot Trap情報を受信したフェムト基地局運用部22は、一定時間を待って情報取得動作を開始すべく、一定時間後にKPI(Key Paformance Indicator)取得要求をフェムト基地局13へ送信する。KPIは、基地局が管理している性能情報であり、移動通信端末の通話の成功率等の情報や、フェムト基地局13の周囲の電波情報が含まれている。フェムト基地局13は、KPI取得要求を受信するまでの一定時間において、周辺のマクロ基地局の電波状況を収集する。この電波状況の収集では、フェムト基地局13の周辺の各マクロ基地局10〜12のCell IDと各マクロ基地局10〜12の周波数帯(fr)の情報が各マクロ基地局10〜12から収集されると共に、周辺の各マクロ基地局10〜12の受信電界強度(RSCP)が測定される。
フェムト基地局13は、フェムト基地局運用部22からKPI取得要求を受信すると、その応答として収集により生成された各マクロ基地局10〜12のCell IDと各マクロ基地局10〜12の周波数帯(fr)および測定された受信電界強度(RSCP)からなる第2隣接Macroセル情報をフェムト基地局運用部22に送信する。フェムト基地局13から第2隣接Macroセル情報を受信したフェムト基地局運用部22では、フェムト基地局13から送信された第2隣接Macroセル情報に上げられている各Cell IDに基づいて、各Cell IDに対応するマクロ基地局の緯度・経度情報をフェムト基地局運用部22のデータベースから読み出して、第2隣接Macroセル情報に各Cell IDに対応させた緯度・経度情報が付加されて、上記したフェムト基地局移動検知処理が行われる。すなわち、フェムト基地局13のフェムト基地局IDをキーとして読み出したシミュレータで予測した第1隣接Macroセル情報を比較用として、フェムト基地局13から取得した第2隣接Macroセル情報とを比較する。両者の隣接Macroセル情報におけるマクロ基地局のCell IDが閾値セル数を超えて一致する場合には、フェムト基地局13が設置予定場所に設置されたものと判断されて、フェムト基地局13を通常動作させると共に、比較用の第1隣接Macroセル情報(Cell ID、緯度・経度情報、周波数帯(fr)、RSCP)をフェムト基地局13から取得され、緯度・経度情報が付加された第2隣接Macroセル情報により更新する。この場合、第2隣接Macroセル情報に上げられているマクロ基地局の緯度・経度情報のチェックを上述したようにして行い、緯度・経度情報が比較用の第1隣接Macroセル情報における緯度・経度情報の所定の範囲内に収まるマクロ基地局については、Cell IDが一致していなくても一致しているものとして扱うようにする。
ここで、両者の隣接Macroセル情報におけるマクロ基地局のCell IDが閾値セル数以下しか一致しない場合は、フェムト基地局13が設置予定場所に設置されていないものと判断されて、フェムト基地局13の機能を停止させる。この場合には、比較用の第1隣接Macroセル情報(Cell ID、緯度・経度情報、周波数帯(fr)、RSCP)の更新は行わない。
次に、フェムト基地局13において電源が2回目以降投入された際に実行されるフェムト基地局移動検知処理のシーケンスを図3に示す。
図3に示すフェムト基地局移動検知処理のシーケンスにおいて、フェムト基地局13において電源が2回目以降投入された場合も、電源が投入されたことを通知するBoot Trap情報がフェムト基地局13からフェムト基地局運用部22に送信される。フェムト基地局13からのBoot Trap情報を受信したフェムト基地局運用部22は、一定時間を待って情報取得動作を開始すべく、一定時間後にKPI取得要求をフェムト基地局13へ送信する。フェムト基地局13は、KPI取得要求を受信するまでの一定時間において、周辺のマクロ基地局の電波状況を収集する。この電波状況の収集により、フェムト基地局13における第2隣接Macroセル情報が生成される。
フェムト基地局13は、フェムト基地局運用部22からKPI取得要求を受信すると、その応答として収集により生成された第2隣接Macroセル情報をフェムト基地局運用部22に送信する。フェムト基地局13から隣接Macroセル情報を受信したフェムト基地局運用部22では、フェムト基地局13から送信された第2隣接Macroセル情報に上げられている各Cell IDに基づいて、各Cell IDに対応するマクロ基地局の緯度・経度情報をフェムト基地局運用部22のデータベースから読み出して、第2隣接Macroセル情報に各Cell IDに対応させた緯度・経度情報が付加され、上記したフェムト基地局移動検知処理が行われる。すなわち、フェムト基地局13のフェムト基地局IDをキーとして保存されている第1隣接Macroセル情報を比較用として読み出し、フェムト基地局13が取得し、緯度・経度情報が付加された第2隣接Macroセル情報と比較する。両者の隣接Macroセル情報におけるマクロ基地局のCell IDが指定された閾値セル数を超えて一致する場合には、フェムト基地局13が設置予定場所に設置されているものと判断して、フェムト基地局13を通常動作させると共に、比較用の第1隣接Macroセル情報(Cell ID、緯度・経度情報、周波数帯(fr)、RSCP)をフェムト基地局13から取得され、緯度・経度情報が付加された第2隣接Macroセル情報により更新する。この場合は、第2隣接Macroセル情報に上げられているマクロ基地局の緯度・経度情報のチェックは実施しない。
ここで、両者の隣接Macroセル情報におけるマクロ基地局のCell IDが閾値セル数以下しか一致しない場合は、マクロ基地局のCell IDが変更された可能性があることから、第2隣接Macroセル情報に上げられているマクロ基地局の緯度・経度情報のチェックを上述したようにして行い、緯度・経度情報が比較用の第1隣接Macroセル情報における緯度・経度情報の所定の範囲内に収まるマクロ基地局についてはCell IDが一致しているものとして扱うようにする。この結果、両者の隣接Macroセル情報におけるマクロ基地局のCell IDが閾値セル数を超えて一致した場合には、フェムト基地局13が設置予定場所に設置されているものと判断して、上記のようにしてフェムト基地局13を通常動作させる。しかし、依然として両者の隣接Macroセル情報におけるマクロ基地局のCell IDが閾値セル数以下しか一致しない場合は、フェムト基地局13が設置予定場所に設置されていないものと判断して、フェムト基地局13の機能を停止させる。この場合には、比較用の第1隣接Macroセル情報(Cell ID、緯度・経度情報、周波数帯(fr)、RSCP)の更新は行わない。
このように、本発明にかかるフェムト基地局移動検知システム1は、IPアドレスを用いることなくフェムト基地局13の設置位置を特定することができるようになる。これにより、フェムト基地局13が本来の設置場所から移動されて設置された際には、当該フェムト基地局13の機能を停止することができるようになる。
本発明にかかるフェムト基地局移動検知方法およびフェムト基地局移動検知システムにおいて、フェムト基地局が移動されたと検知されてフェムト基地局の機能が停止された際に、フェムト基地局を設置予定場所に設置して再度電源を投入した場合は、比較用の第1隣接Macroセル情報と電源投入時に収集された第2隣接Macroセル情報とにおけるマクロ基地局のCell IDが閾値セル数を超えて一致するようになることから、フェムト基地局は通常動作を開始するようになる。しかし、再度電源を投入した場合においても設置場所が設置予定場所から移動していた場合は、比較した際にマクロ基地局のCell IDが閾値セル数を超えて一致しないようになる。この場合は、当該フェムト基地局の動作を完全に停止させて、以降に設置予定場所において電源が再投入されても当該フェムト基地局の動作を開始させないようにする。
また、比較した際にマクロ基地局のCell IDが閾値セル数を超えて一致しない場合は、受信電界強度(RSCP)の比較を行うようにしても良い。ただし、受信電界強度(RSCP)は天候やフェージングにより変化することから、フェムト基地局の移動検知においては参考程度とする。
1 フェムト基地局移動検知システム
10 マクロ基地局
11 マクロ基地局
12 マクロ基地局
13 フェムトセル基地局
13 フェムト基地局
20 マクロ基地局運用部
21 セル情報管理部
22 フェムト基地局運用部

Claims (5)

  1. フェムト基地局の設置予定場所をカバーするマクロセルをシミュレータで確認するシミュレータステップと、
    前記シミュレータステップで確認されたマクロセルにおけるマクロ基地局を識別するマクロ基地局識別情報および当該マクロ基地局の設置場所の緯度・経度情報を少なくとも含む第1隣接マクロセル情報を、前記フェムト基地局に割り当てられたフェムト基地局を識別するフェムト基地局識別情報に対応付けてフェムト基地局運用部に格納する第1隣接マクロセル情報格納ステップと、
    フェムト基地局が起動された際に、起動されたことを前記フェムト基地局運用部に通知すると共に、周囲の電波状況を収集することにより周囲のマクロ基地局からマクロ基地局識別情報を少なくとも含む第2隣接マクロセル情報を生成する第2隣接マクロセル情報生成ステップと、
    前記フェムト基地局が起動されたことの通知を前記フェムト基地局運用部が受けた際に、前記フェムト基地局運用部は前記フェムト基地局が生成した前記第2隣接マクロセル情報を取得する要求を前記フェムト基地局に送信する要求送信ステップと、
    前記第2隣接マクロセル情報を取得する要求を前記フェムト基地局が受信した際に、前記フェムト基地局は前記第2隣接マクロセル情報を前記フェムト基地局運用部に要求に対する応答として送信する応答送信ステップと、
    前記フェムト基地局運用部に格納されている前記第1隣接マクロセル情報と受信した前記第2隣接マクロセル情報とを比較して、少なくとも前記マクロ基地局識別情報の一致を見ることにより、前記フェムト基地局が前記設置予定場所に設置されているか否かを判断する判断ステップと、
    を備えることを特徴とするフェムト基地局移動検知方法。
  2. 前記判断ステップでは、前記第1隣接マクロセル情報と前記第2隣接マクロセル情報とにおける前記マクロ基地局識別情報が所定の数を超えて一致した際に前記フェムト基地局が前記設置予定場所に設置されていると判断されることを特徴とする請求項1記載のフェムト基地局移動検知方法。
  3. 前記判断ステップでは、前記第2隣接マクロセル情報における前記マクロ基地局識別情報に対応するマクロ基地局の緯度・経度情報を前記フェムト基地局運用部のデータベースから読み出して、前記第1隣接マクロセル情報における前記マクロ基地局の緯度・経度情報と比較し、両者の緯度・経度情報が所定の範囲内に収まっているときは、当該マクロ基地局の前記マクロ基地局識別情報が一致していなくても、当該マクロ基地局の前記マクロ基地局識別情報が一致しているものとして扱われることを特徴とする請求項1または2記載のフェムト基地局移動検知方法。
  4. 前記判断ステップにおいて、前記フェムト基地局が前記設置予定場所に設置されていると判断された場合は、前記第1隣接マクロセル情報が前記第2隣接マクロセル情報により更新されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のフェムト基地局移動検知方法。
  5. フェムト基地局の設置予定場所をカバーするマクロセルを確認するシミュレータ手段と、
    前記シミュレータ手段で確認されたマクロセルにおけるマクロ基地局を識別するマクロ基地局識別情報および設置場所の緯度・経度情報を少なくとも含む第1隣接マクロセル情報を、前記フェムト基地局に割り当てられたフェムト基地局を識別するフェムト基地局識別情報に対応付けて格納するフェムト基地局運用部と、
    起動された際に、起動されたことを前記フェムト基地局運用部に通知すると共に、周囲の電波状況を収集することにより周囲のマクロ基地局からマクロ基地局識別情報を少なくとも含む第2隣接マクロセル情報を生成するフェムト基地局とを備え、
    前記フェムト基地局運用部は、前記フェムト基地局から起動されたことの通知を前記フェムト基地局運用部が受けた際に、前記フェムト基地局が生成した前記第2隣接マクロセル情報を取得する要求を前記フェムト基地局に送信して、前記フェムト基地局から前記第2隣接マクロセル情報を受信し、受信した前記第2隣接マクロセル情報と格納されている前記第1隣接マクロセル情報とを比較して、少なくとも前記マクロ基地局識別情報の一致を見ることにより、前記フェムト基地局が前記設置予定場所に設置されているか否かを判断するようにしたことを特徴とするフェムト基地局移動検知システム。
JP2010193229A 2010-08-31 2010-08-31 フェムト基地局移動検知方法およびフェムト基地局移動検知システム Expired - Fee Related JP5449092B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010193229A JP5449092B2 (ja) 2010-08-31 2010-08-31 フェムト基地局移動検知方法およびフェムト基地局移動検知システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010193229A JP5449092B2 (ja) 2010-08-31 2010-08-31 フェムト基地局移動検知方法およびフェムト基地局移動検知システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012054632A JP2012054632A (ja) 2012-03-15
JP5449092B2 true JP5449092B2 (ja) 2014-03-19

Family

ID=45907539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010193229A Expired - Fee Related JP5449092B2 (ja) 2010-08-31 2010-08-31 フェムト基地局移動検知方法およびフェムト基地局移動検知システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5449092B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5906763B2 (ja) * 2012-01-27 2016-04-20 富士通株式会社 基地局および移動検出方法
KR101893053B1 (ko) * 2017-05-17 2018-08-29 주식회사 이노와이어리스 스몰 셀 설치 위치 변경 자동 검출 방법
CN108934032B (zh) * 2017-05-24 2021-09-28 中国移动通信集团设计院有限公司 室内吸顶天线定位方法及装置
KR102421165B1 (ko) * 2020-12-23 2022-07-15 주식회사 이노와이어리스 C―ran 구조 기지국의 ru의 위치 이동 검출 방법

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8200239B2 (en) * 2008-11-11 2012-06-12 Trueposition, Inc. Femto-cell location by proxy methods

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012054632A (ja) 2012-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101843144B (zh) 处理毫微微小区的位置信息
EP2180756A1 (en) Mobile communication system, upper node device, base station device, mobile station device, and base station status control method
KR101562518B1 (ko) 통신 시스템 및 그의 펨토 기지국 연결 변경 방법
KR101473683B1 (ko) 핸드오버 제어
KR101290377B1 (ko) 초소형 가정용 기지국을 위한 페이징 관리 방법 및 시스템
CN109831783B (zh) 开通微基站的方法和系统
WO2013060484A1 (en) Location determination in communication systems
KR101386795B1 (ko) 이동국의 csg 멤버십을 사용하여 서빙 기지국을 업데이트하기 위한 메커니즘
US20130208712A1 (en) Disaster prevention system based on wireless local area network and method for the same
KR20100102438A (ko) 펨토 기지국을 이용한 액세스 제어 방법 및 이를 위한 통신시스템
JP5449092B2 (ja) フェムト基地局移動検知方法およびフェムト基地局移動検知システム
FI111119B (fi) Menetelmä ja laitteisto tiedon siirtämiseksi
KR101007767B1 (ko) 효율적인 핸드오버를 위한 이동통신 시스템 및 그 제어방법
JP5225230B2 (ja) 基地局装置およびその制御方法
JP5513611B2 (ja) ネットワークへの負荷を制御した警報システム
EP1931165B1 (en) Method of providing location services in WiMAX network
US20120142342A1 (en) Base station apparatus, communication system, communication method, and program
JP5256122B2 (ja) 通信中継装置及びその管理システム
KR20120137706A (ko) 통신 시스템, 그의 펨토 기지국 및 그의 클러스터링 및 핸드오버 수행 방법
JP5033914B2 (ja) 移動通信方法及び交換局
KR101624771B1 (ko) 셀 내의 모바일 장치의 존재를 확인하기 위한 방법
CN101945485B (zh) 一种核心网进行接入控制判断的方法、装置及系统
WO2013127481A1 (en) A femtocell base station, a user terminal, a method of sending femtocell base station status information to a user terminal, and a method of receiving the same information
CN109905298B (zh) 家庭基站、系统及家庭基站接入网络的方法
JP5454116B2 (ja) ゲートウェイ装置、通信システム、並びに通信制御方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130613

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131218

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5449092

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees