JP5448128B1 - クラウド遠隔制御監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】プラントのコンピュータセキュリティを向上させる。
【解決手段】ネットワークNを介して発電プラントPの制御を行う管理システムである。発電プラントPに設けられ且つネットワークNに接続可能なプラントサーバ2と、ネットワークNに接続可能なユーザ端末3を有し、このユーザ端末3から発電プラントPへの制御内容が示された発電制御データD1を、ネットワークN上に置き、発電制御データD1をネットワークN上に置いたままで、プラントサーバ2が自ら発電制御データD1の制御内容を確認することによって、プラントサーバ2に発電プラントPを制御させている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークを介して発電プラント又はプラント機器の制御や監視を行う管理システムに関する。
従来、発電装置を有する分散型の発電システムが知られている(特許文献1参照)。
この発電システムは、ネットワークと通信する通信部と、前記ネットワーク経由で発行された指示にしたがって前記発電装置の発電能力を制御する制御部と、を設けている。
特開2009−291162号公報
しかしながら、特許文献1の発電システムにおいては、ネットワーク経由ではあるものの、発電装置が、利用者や管理主体から、ダイレクトに指示されるため、いつでも指示にしたがえるよう、常時、ネットワークに接続していなくてはならず、常に、コンピュータウイルス感染の危険に晒されている。
本発明は、このような点に鑑み、プラントサーバが自らネットワーク上の発電制御データを確認して、プラントサーバに発電プラントを制御させることで、ネットワークからプラントサーバへのコンピュータウイルスの侵入リスクを低減することが出来る管理システムを提供することを目的とする。
本発明に係る管理システム1は、ネットワークNを介して太陽光発電プラントPの制御を行う管理システムであって、前記太陽光発電プラントPに設けられ且つ前記ネットワークNに接続可能なプラントサーバ2と、前記ネットワークNに接続可能なユーザ端末3と、前記ネットワークNに接続可能なアプリケーションサーバ10を有し、前記ユーザ端末3から太陽光発電プラントPへの制御内容が示された発電制御データD1を、前記アプリケーションサーバ10上に置くと共に、当該発電制御データD1をアプリケーションサーバ10上に置いたままで、前記プラントサーバ2が自ら発電制御データD1の制御内容を確認することによって、前記プラントサーバ2に太陽光発電プラントPを制御させ、前記ネットワークNとプラントサーバ2の間は、当該プラントサーバ2側からの働きかけがなければ接続せず、前記アプリケーションサーバ10はファイアウォールを介してネットワークNに接続し、前記プラントサーバ2はファイアウォールを介さずにネットワークNに接続することを第1の特徴とする。
本発明に係る管理システム1の第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、前記ネットワークNを介して太陽光発電プラントPの監視も行っており、前記プラントサーバ2から太陽光発電プラントPの監視内容が示された発電監視データD2も、前記アプリケーションサーバ10上に置き、前記発電監視データD2をアプリケーションサーバ10上に置いたままで、前記ユーザ端末3へ発電監視データD2の監視内容が伝達されることによって、前記プラントサーバ2に太陽光発電プラントPの監視内容を報告させ、前記プラントサーバ2は、前記アプリケーションサーバ10上の発電制御データD1を、確認した後に削除し、前記プラントサーバ2は、前記発電制御データD1の制御内容の確認、及び/又は、前記発電監視データD2をアプリケーションサーバ10上に置くことを、所定時間ごとに行っている点にある。
本発明に係る管理システム1の第3の特徴は、上記第1又は2の特徴に加えて、前記プラントサーバ2はルータを介してネットワークNに接続し、前記プラントサーバ2は、前記太陽光発電プラントPの運転開始の場合、当該太陽光発電プラントPの無電圧a接点に、ワンショット接点ON出力をしている点にある。
この他の特徴として、本発明に係る管理システム1は、ネットワークNを介してプラント機器P’の制御を行う管理システムであって、前記プラント機器P’に設けられ且つ前記ネットワークNに接続可能なプラント機器サーバ2’と、前記ネットワークNに接続可能なユーザ端末3を有し、このユーザ端末3からプラント機器P’への制御内容が示されたプラント制御データD1’を、前記ネットワークN上に置き、前記プラント制御データD1’をネットワークN上に置いたままで、前記プラント機器サーバ2’が自らプラント制御データD1’の制御内容を確認することによって、前記プラント機器サーバ2’にプラント機器P’を制御させても良い
これらの特徴により、発電制御データD1をネットワークN上に置き、ネットワークN上に置いたままの発電制御データD1をプラントサーバ2が自ら確認することによって、プラントサーバ2に発電プラントPを制御させることで、特許文献1のように、発電プラントPを、常時、ネットワークNに接続する必要はなく、主体であるプラントサーバ2が接続する時間を可及的に短く出来るため、プラントサーバ2に、コンピュータウイルス等が感染する可能性が低減する(プラントサーバ2のセキュリティレベル向上)。
尚、特許文献1の発電システムは、利用者・管理主体からネットワークを介して発電装置へ(つまり、ネットワークから発電装置へ)の向きで、制御の働きかけを行っているが、本発明の管理システム1は、逆に、発電プラントP(プラントサーバ2)からネットワークNへの向きで、制御の働きかけを行っていると言える。
尚、本発明における「ネットワークN」とは、個々のコンピュータネットワーク(ローカルエリアネットワーク(LAN))を接続して、データのやりとりにTCP/IPというプロトコルを用いて、世界的規模で通信サービスを行えるようにしたローカルエリアネットワーク(LAN)の集合体である「インターネット」(オープンネットワーク)をはじめ、各「ローカルエリアネットワーク(LAN)」や、「メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)」、「ワイドエリアネットワーク(WAN)」など、何れのコンピュータネットワークであっても構わない。
又、本発明における「ローカルエリアネットワーク(LAN)」とは、JIS−X−0009:1997で規定された「利用者の構内に設置され、地理的に限られた範囲のコンピュータネットワーク」を言い、クローズドネットワークであるとも言える。
更に、本発明における「メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)」も、JIS−X−0009:1997で規定された「同じ都市内のローカルエリアネットワークを接続するための網」を言い、本発明における「ワイドエリアネットワーク(WAN)」は、JIS−X−0009:1997の規定による「ローカルエリアネットワーク又はメトロポリタンネットワークよりも広域に通信サービスを提供するネットワーク」を言う。
ここで、本発明が、ネットワークN上に発電制御データD1を置いたままで、プラントサーバ2自らに発電制御データD1の制御内容を確認させて、発電プラントPを制御させるシステムであることを鑑みれば、この発電制御データD1が、「共用の構成可能なコンピュータリソース」であることから、本発明は、「クラウドコンピューティング」システムであると言える。
尚、本発明における「クラウドコンピューティング」システムとは、米国国立標準技術研究所(NIST)による定義から、「共用の構成可能なコンピューティングリソース(ネットワーク、サーバ、ストレージ、アプリケーション、サービス)の集積に、どこからでも、簡便に、必要に応じて、ネットワーク経由でアクセスすることを可能とするモデルであり、最小限の利用手続きまたはサービスプロバイダとのやりとりで速やかに割当てられ提供される(翻訳は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA))」システムを言う。
又、上述の特徴により、ネットワークN上にプラントサーバ2が発電監視データD2を置き、この発電監視データD2をユーザ端末3へ伝達して、プラントサーバ2に発電プラントPの監視内容を報告させることで、監視の働きかけについても、プラントサーバ2とネットワークN間は、プラントサーバ2からネットワークNへの向きでなされ、具体的には、発電プラントPの監視内容(発電プラントPにおける発電量や、日射強度、気温、発電プラントPの状態など、プラントサーバ2が監視した内容)を示す発電監視データD2の流れも、プラントサーバ2からネットワークNへの一方向となり、プラントサーバ2に発電プラントPの監視もさせたとしても、プラントサーバ2に、コンピュータウイルス等が感染することはない。
更に、プラントサーバ2が、ネットワークN上の発電制御データD1を、確認した後に削除することで、ネットワークN上の発電制御データD1の有無によって、プラントサーバ2が発電制御データD1を確認したか否かが、ユーザ端末3側からわかる。
そして、プラントサーバ2に、発電制御データD1の確認、及び/又は、発電監視データD2をネットワークN上に置くことを、所定時間ごとさせることで、使用者(管理者)は、ユーザ端末3を通して、発電プラントPの状態を、随時、把握することが可能となる。
尚、本発明における「発電制御データD1の制御内容の確認、及び/又は、発電監視データD2をネットワークN上に置くこと」とは、発電制御データD1の制御内容の確認と発電監視データD2をネットワークN上に置くことのうち、少なくとも何れか一方との意味である。
尚、本発明の管理システム1は、発電プラントPに限らず、発電をしない機器も含めたプラント機器P’に対しても、その制御をすることが可能である。
詳解すれば、プラント制御データD1’をネットワークN上に置き、ネットワークN上に置いたままのプラント制御データD1’をプラント機器サーバ2’が自ら確認することによって、プラント機器サーバ2’にプラント機器P’の制御させることで、プラント機器P’の種類を問わず、プラント機器サーバ2’へのコンピュータウイルス等の侵入リスクが低減できる。
本発明に係る管理システムによると、発電制御データをネットワーク上に置き、プラントサーバが自らネットワーク上の発電制御データを確認して、プラントサーバに発電プラントを制御させて、発電プラントの「コンピュータセキュリティ向上」を図れる。
本発明の第1実施形態に係る管理システムを示す概要図である。 第1実施形態に管理システムのプラントサーバを設けた発電プラントが、太陽光発電プラントである場合を示す概要図である。 第1実施形態に管理システムにおけるプラントサーバと、ネットワークを示す概要図である。 第1実施形態に管理システムの監視画面を示す概要図である。 第1実施形態に管理システムによる発電プラントの制御処理を示すフローチャート図である。 第1実施形態に管理システムによる発電プラントの監視処理を示すフローチャート図である。 本発明の第2実施形態に係る管理システムを示す概要図である。 第2実施形態に係る管理システムの監視画面を示す概要図である。 本発明の第3実施形態に係る管理システムを示す概要図である。 第3実施形態に係る管理システムの監視画面を示す概要図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1〜6には、本発明の第1実施形態に係る管理システム1が示されている。
この管理システム1は、ネットワークNを介して発電プラントPの制御や監視を行うシステムである。
尚、本発明における「発電プラントP」とは、発電を行うプラント機器であれば、何れの構成でも構わないが、例えば、太陽電池にて発電する太陽光発電プラントや、風力、波力、水力、火力等によって回転される発電機(モータ)によって発電するプラントなど、電力を発生し得るプラント機器であれば、何れであっても良い。
管理システム1は、ネットワークNに接続可能で且つ発電プラントPに設けられたプラントサーバ2と、ネットワークNに接続可能なユーザ端末3を有している。
又、ネットワークNには、発電プラントPへの制御内容が示された発電制御データD1や、発電プラントPの監視内容が示された発電監視データD2を置くためのアプリケーションサーバ(クラウドサーバ)10が設けられている。
<プラントサーバ2>
図1〜3に示されたように、プラントサーバ2は、発電プラントPを制御・監視するサーバであって、詳しくは、ネットワークNを介してユーザ端末3からの制御内容に基づく発電プラントPの制御を行う機能(サービス)、及び、ネットワークNを介して発電プラントPの監視内容をユーザ端末3へ報告する監視を行う機能(サービス)を提供するコンピュータ(又は、ソフトウェア)である。
尚、プラントサーバ2は、ネットワークNに接続可能であって、プラントサーバ2とネットワークN間は、プラントサーバ2からネットワークNへの一方向(プラントサーバ2から、ネットワークNを介して、クラウドサーバ10への一方向)に、制御や監視の働きかけがなされるように接続する(つまり、発電プラントPの制御内容の確認・発電プラントPの監視内容の伝達、そして、確認・伝達するタイミングは、主体であるプラントサーバ2が主導しており、ネットワークNとプラントサーバ2の間は、プラントサーバ2側からの働きかけがなされなければ接続しないようにする)。
これらの機能を実現するのであれば、プラントサーバ2は、いずれの構成でも良いが、例えば、プラントサーバ2として、受発電収集サーバを用いると共に、発電プラントPを制御するために、デジタル信号を出力するデジタル出力モジュールを備えている構成でも構わない。
尚、本発明における「サーバ」とは、JIS−X−0009:1997で規定された「データ網を介して、ワークステーション、その他の機能装置に共有サービスを提供する機能装置」を言う。
プラントサーバ2は、発電プラントPに設けられているのであれば、何れの位置に設けられていても良いが、例えば、発電プラントPが、太陽光発電プラント(太陽光発電所)であれば、配電盤21の盤筐体22内部に配設されていても構わない。
ここで、発電プラントPが、例えば、太陽光発電プラントである場合のプラントサーバ2について、詳解する。
<太陽光発電プラントP>
図2は、本発明に係る管理システム1のプラントサーバ2が設けられた太陽光発電プラントPを示す。
この太陽光発電プラントP(発電所)は、多数の太陽電池Tと、これら多数の太陽電池Tのうち所定数ごとと導通する複数の接続箱Z(遮断機等付き)と、これら複数の接続箱Z全てと導通する配電盤21と、この配電盤21と電柱等を末端とする配電網Gを導通する配電ケーブルKを有している(図2(a)参照)。
太陽電池Tは、設置する土地の広さ・形状に応じて配列すれば良いが、例えば、6段×14列の合計84個の太陽電池Tを1つの接続箱Zに導通し、これを30セット設置すれば、2520枚を、例えば、南北約85m×東西約70mで設置しても良い(図2(b)参照)。
尚、太陽電池Tは、南へ行くほど低くなるように傾け、その角度は、十分な発電量を得られるのであれば、何度でも良いが、例えば、5度等である。
太陽光発電プラントP(発電所)における配電盤21は、太陽電池Tからの直流電流を交流電流に変換できるのであれば、何れの構成でも良いが、例えば、盤筐体22と、この盤筐体22外にある太陽電池Tからの直流電流を集める集電部23と、この集電部23を経た直流電流を低交流電流に変える変換部(パワーコンディショナ(パワコン、PCS))24と、このパワコン24からの低交流電流をより高圧な高交流電流に変える変圧器25と、この変圧器25からの高交流電流を盤筐体22外にある配電網G等へ送電する送電部(送電盤)26などを有している。
又、配電盤21は、日射強度を測定する日射計27、気温を測定する温度センサ28、そして、上述したパワコン24や、日射計27、温度センサ28等に電流を供給する補機29を有している。
このような配電盤21の盤筐体22内に、プラントサーバ2が設けられており、その位置は、盤筐体22内であれば何れでも構わないが、少なくともパワコン24、送電盤26等から、発電プラントPの監視内容(発電量や、日射強度、気温、発電プラントPの状態など)を示す発電監視データD2が読み取れるように、プラントサーバ2は、パワコン24、送電盤26、日射計27、温度センサ28等に対して、データ通信(受信・送信)可能に接続されている。
尚、プラントサーバ2は、発電プラントPの監視内容が読み取れるのであれば、発電プラントPが太陽光発電プラント以外であって、発電プラントPにおける発電機が交流モータである場合など、必ずしもパワコン(変換部)24に接続されていなくとも良い。
更には、1つの発電プラント(発電所)Pにおいて、パワコン24(配電盤21)や、プラントサーバ2が複数台設けられることとして、例えば、80000kWという大発電量の太陽光発電プラントとしても良い。
図3には、1つの発電プラントPに、複数台のパワコン24(24a、24b、24c・・・)を設けた場合が示されている。
パワコン24を複数台設けることに伴って、各パワコン24a、24b、24c・・・ごとに、プラントサーバ2a、2b、2c・・・をそれぞれ有することとなる。
このとき、各プラントサーバ2a、2b、2c・・・同士を、LANケーブル(同軸ケーブルや、光ファイバ、ツイステッド・ペア・ケーブル等)30、ハブ(HUB)31を介して接続してローカルエリアネットワーク(プラントLAN)32とし、何れかのハブ31から、ルータ33と光回線終端装置(プラントONU)34(又は、プラントモデム34’)を介して、ネットワークNと接続する。
ここで、例えば、このプラントLAN32のIPアドレスを「192.168.1.0」とし、ルータ33(ゲートウェイ)のIPアドレスを「192.168.1.1」とし、以下、プラントサーバ2aのIPアドレスを「192.168.1.2」、プラントサーバ2bのIPアドレスを「192.168.1.3」、プラントサーバ2cのIPアドレスを「192.168.1.4」・・・等とし、サブネットマスクを「255.255.255.0」とすることで、各プラントサーバ2a、2b、2c・・・を、プラントLAN32内で互いを認識したり、プラントLAN32の外からネットワークNを介して認識することが可能となる。
又、各プラントサーバ2a、2b、2c・・・は、それぞれFTPサーバを有し、各FTPサーバのIPアドレスは、各プラントサーバ2a、2b、2c・・・のIPアドレスと同様としても良い。
尚、発電プラントP内のプラントLAN32に対しては、例えば、あるプラントサーバ2aに、ケーブル(RS232C等の設定用RSクロスケーブルなど)35を介してコンピュータ(ノートPC等の設定用コンピュータ)36を接続するか、又は、あるハブ31に別のLANケーブル30を介してコンピュータ36を接続することで、発電プラントPの現地においても、制御・監視や、設定が可能となる(図3参照)。
このとき、コンピュータ36の電源37は、配電盤21中の補機29から、電源タップ等を介して引いても良い。
<アプリケーションサーバ(クラウドサーバ)10>
図1、3に示されたように、クラウドサーバ10は、インターネット、LAN、MAN、WANなどのネットワークN上に設けられ、発電制御データD1(発電制御ファイル)や発電監視データD2(発電監視ファイル)を置くことが出来るサーバであって、プラントサーバ2、ユーザ端末3の両方から接続可能である。
クラウドサーバ10は、1台のコンピュータから構成される場合だけでなく、上述のプラントLAN32のように、複数のコンピュータから成るLAN(クラウドLAN11)を構成しても良い。
尚、クラウドサーバ10は、LANの集合体であるインターネット(つまり、ネットワークN)の一部であるとも考えられ、ネットワークNが、複数のコンピュータを統合的に連携し、あたかも1つのコンピューティングリソース(ネットワーク、サーバ、ストレージ、アプリケーション、サービス)であるように扱われる(仮想化される)。
従って、発電制御データD1や発電監視データD2は、クラウドサーバ10上に置かれていると同時に、ネットワークNに置かれているとも言える。
又、クラウドサーバ10が仮想化されていることから、本発明の管理システム1は、「グリッドシステム」であると言える。
尚、本発明における「グリッドシステム」とは、JIS−X−7301:2010で規定された「コンピュータ、ストレージ及びネットワークといった資源の物理的位置やハードウェアを意識することなく、必要な資源を必要な時に必要なだけ利用可能なシステムであり、異機種及び/又は地理的に分散した、複数のコンピュータ資源を仮想化技術を用いて統合したシステム」システムを言う。
クラウドサーバ10は、ネットワークNを介して、プラントサーバ2と接続可能であるが、クラウドサーバ10とプラントサーバ2間は、プラントサーバ2からクラウドサーバ10への一方向のみ制御・監視の働きかけがなされるように接続する。
一方、クラウドサーバ10は、ネットワークNを介して、ユーザ端末3とも接続可能であって、クラウドサーバ10とユーザ端末3間は、制御・監視の働きかけが双方向になされるように接続する。
詳しく述べれば、制御については、ユーザ端末3からクラウドサーバ10に制御内容が伝達され、監視については、クラウドサーバ10からユーザ端末3に(監視画面の更新等によって)監視内容が伝達されるように接続する。
尚、クラウドサーバ10とユーザ端末3間や、クラウドサーバ10とプラントサーバ2間は、このクラウドサーバ10によって発電制御データD1や発電監視データD2を置くネットワークN上の場所を確保するサービスを提供するプロバイダ(インターネット接続サービスのプロバイダ)と、プロバイダ契約を結ぶこととなる。
これらの機能を実現するのであれば、クラウドサーバ10は、いずれの構成でも良い。
図3に示した如く、クラウドサーバ10は、光回線終端装置(クラウドONU)12(又は、クラウドモデム12’)とファイアウォール13を介して、ネットワークNと接続され、クラウドサーバ10のIPアドレスは、例えば、「114.179.117.26」とされる。
又、クラウドサーバ10は、FTPサーバを有し、このFTPサーバのIPアドレスは、クラウドサーバ10のIPアドレスと同様である。
更に、クラウドサーバ10が複数のコンピュータから成るクラウドLAN11を構成している場合には、このクラウドLAN11のIPアドレスを「114.179.117.0」としても良い。
尚、上述のファイアウォール13と共に、クラウドサーバ10には、ウイルス対策ソフト(コンピュータウイルスを検出・除去・無力化するアプリケーションソフト)を有していても良く、又、ファイアウォール13かウイルス対策ソフトの何れかを有していることとしても良い。
<ユーザ端末3>
図1、4に示すように、ユーザ端末3は、管理者(使用者)が入力した発電プラントPへの制御内容をネットワークNへ伝達すると共に、発電プラントPの監視内容を示す発電監視データD2を表示する端末機である。
ユーザ端末3は、ネットワークNに接続可能であって、ユーザ端末3とネットワークN間は、上述したように、双方向に制御・監視の働きかけをするように接続する。
これらを実現するのであれば、ユーザ端末3は、管理者が、遠く離れた発電プラントPへの制御内容を入力できる入力手段と、発電プラントPの監視内容を閲覧できるのであれば、いずれの構成でも良いが、例えば、デスクトップ型PCの他、ノートPCや、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末、PDA(携帯情報端末)等でも構わない。
ユーザ端末3は、上述のように、1台のデスクトップ型PCから構成される場合だけでなく、上述のプラントLAN32やクラウドLAN11のように、複数のデスクトップ型PCや、ノートPCや、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末、PDA等から成るLAN(ユーザLAN41)を構成しても良い。
又、ユーザ端末3は、ネットワークN(クラウドサーバ10)上の所定のURL(Webページ)を参照(閲覧)するブラウザを有していたり、FTPサーバを有している。
図4は、ユーザ端末3で閲覧できる監視画面(監視一覧画面)を示しており、発電プラント(発電所)P、及び、各パワコン24a、24b、24c・・・(パワコン1号、パワコン2号、パワコン3号)の名称や、発電・売電・買電等の種類、閲覧している現在の電力、閲覧している日の電力量、閲覧している月の電力量、配電盤21内の補機29における閲覧している現在の電力(補機電力)、発電プラントPがある現地の日射強度、気温などの他、更に、発電プラントP、及び、各パワコン24a、24b、24c・・・が正常か異常かの状態、運転中か停止中か、異常の度合い(重、系、警、軽)、故障の度合い(重、軽)、通信の状態(異常か否か)、現在の年月日・時刻等が表示されている。
更に、監視画面には、管理者がパスワード(PW)を入力するためのパスワード欄38や、遠隔地から発電プラントPの運転を開始したり、発電プラントPを停止させたりする遠隔制御をするためのボタン(「運転ボタン39」、「停止ボタン40」)も設けられている。
尚、パスワード欄の近くに別途欄を設けたり、若しくは、この監視画面にアクセスする際には、管理者のIDを入力する欄を設けるなど、IDを入力させても構わない。
又、発電プラントPの監視内容は、監視画面をブラウザによって閲覧する以外に、メール等によって、ユーザ端末3に送信されても構わない。
<発電プラントPの制御>
図5には、管理システム1による発電プラントPの制御処理のフローチャート図が示されている。
本発明の管理システム1では、プラントサーバ2、ユーザ端末3が、それぞれのフローで処理が実行されており、まず、管理者が制御内容を入力するユーザ端末3のフローから述べる(ステップS3−1〜S3−7)。
ユーザ端末3において、管理者が、監視画面用のIDやパスワードを入力する(ステップS3−2)。
このとき、監視画面用のIDやパスワードが正しければ(アクセス認証が成立すれば)、ユーザ端末3からクラウドサーバ10上の監視画面を閲覧でき、後述のステップS3−4に移る。逆に、監視画面用のIDやパスワードが間違っていれば、ID・パスワードの入力画面に戻る(ステップS3−3)。
ユーザ端末3から監視画面を閲覧中に、パスワード欄38に制御用パスワードを入力し、「運転ボタン39」又は「停止ボタン40」をクリックする(押す)(ステップS3−4)。
このとき、制御用パスワードが正しければ(アクセス認証が成立すれば)、後述のステップS3−6に移る。逆に、制御用パスワードが間違っていれば、処理は、監視画面の閲覧状態まで戻る(ステップS3−5)。
ステップS3−6では、ユーザ端末3からネットワークN(クラウドサーバ10)に、「運転」又は「停止」の制御内容を示した発電制御データD1が伝達される(ステップS3−6)。
尚、この発電制御データD1の伝達は、ユーザ端末3で入力された制御用パスワードや「運転ボタン39」又は「停止ボタン40」のクリックを、クラウドサーバ10が認識し、クラウドサーバ10が、自ら、ネットワークN(クラウドサーバ10)上の発電制御データD1が置かれる場所(URL)に、発電制御データ(ファイル)D1を生成させたり、又は、制御用パスワードの入力や「運転ボタン39」又は「停止ボタン40」のクリックにより、発電制御データ(ファイル)D1がユーザ端末3上で生成され、この発電制御データ(ファイル)D1をFTPの「putコマンド」を用いてユーザ端末3からクラウドサーバ10へ送信するなど、発電制御データD1が伝達され、ネットワークN(クラウドサーバ10)上に発電制御データD1が置かれるならば、何れの手段であっても良い。
又、日没等により、制御・監視が終了すれば、管理者は、監視画面からログアウト(アクセスを終了)して、処理は、監視画面用のID・パスワードの入力前に戻る(ステップS3−7)。
次に、プラントサーバ2のフローを述べる(ステップS2−1〜S2−5)。
プラントサーバ2は、自ら、ネットワークN(クラウドサーバ10)上の発電制御データD1が置かれる場所(URL)の発電制御データD1を確認する(ステップS2−2)。
この確認は、FTPの「getコマンド」を用いて、ネットワークN(クラウドサーバ10)上の発電制御データ(例えば、CSVファイル)D1を、プラントサーバ2が、ダウンロード(発電制御ファイルD1を、ネットワークNからプラントサーバ2へ送信)したり、又、FTPの「getコマンド」を用いるが、この際、getコマンドの書式は、「get <第1引数:取得元ファイル名> [<第2引数:保存先ファイル名>」であるが、この第2引数として、「- (半角のハイフン記号)」を入力することによって、ネットワークN上にある発電制御データ(ファイル)D1の内容を、プラントサーバ2が参照しても良い。
又、このように「getコマンド」を用いる以外であっても、プラントサーバ2が、ネットワークN上の発電制御データ(Webページ)D1を閲覧(参照)しに行っても構わない。
つまり、何れの手段であっても、プラントサーバ2が、自ら、ネットワークN上の発電制御データD1の内容を確認(送信・参照)すれば良い。
仮に、プラントサーバ2自らが確認しに行った際に、ネットワークN上に、発電制御データD1がない場合には、管理者は、発電プラントPに対して、新たな制御内容を送っていないことがわかり、プラントサーバ2は、前回までに確認した発電制御データD1の内容を、引き続き、発電プラントPにさせる。
ここで、ステップS2−2を詳解すれば、プラントサーバ2は、自ら、ネットワークN上の発電制御データD1が置かれる場所に、発電制御データD1を確認しに行く(ステップS2−2−1)。次に、確認した場所に発電制御データD1が有るか無いかを判断する(ステップS2−2−2)。発電制御データD1が有れば、確認した発電データD1の内容を、発電プラントPへの制御内容とする(ステップS2−2−3)。発電制御データD1が無ければ、前回までに確認した発電データD1の内容を、発電プラントPへの制御内容とする(ステップS2−2−4)。
更に、ステップS2−2に言及すれば、発電制御データD1が無ければ、後述するステップS2−5へ処理を移し、所定時間後に再び、プラントサーバ2自らが、ネットワークN上の発電制御データD1が置かれる場所に、発電制御データD1を確認しに行くステップS2−2−1を行うこととしても良い。
この確認を終えた後、確認した発電制御データD1の制御内容に基づいて、プラントサーバ2は、発電プラントPに、運転を開始させるか、又は、運転を停止させる(ステップS2−3)。
このように、発電プラントPの運転の開始・停止(ON・OFF)を制御できるのであれば、この制御を、プラントサーバ2がいずれの方法で行っていても構わないが、例えば、運転開始の場合、発電プラントPの無電圧a接点に、ワンショット(1秒間)接点ON出力等によっても構わない。
この後、プラントサーバ2は、ネットワークN上に発電制御データD1(ファイル、又は、Webページ)があれば、FTPの「delコマンド」によって、削除する(ステップS2−4)。
この削除により、ユーザ端末3が、ネットワークN上の発電制御データD1が置かれる場所(URL)を確認した際に、発電制御データD1がなければ、プラントサーバ2が、発電制御データD1を確認した後であると判断できる。
尚、発電プラントPの運転の開始・停止と、発電制御データD1の削除の順序を、逆にしても良い。
ここまでの処理(発電制御データD1の確認、発電プラントPの運転の開始・停止、発電制御データD1の削除)は、所定時間ごと(例えば、1分ごと)に繰り返される(ステップS2−5)。
又、この所定時間は、常に同じ時間間隔でなくても良く、日中で、日射強度が安定している時間帯は、もう少し長い所定時間ごと(例えば、5分ごと)に繰り返し、朝夕など、日射強度の変化が大きい時間帯には、短い所定時間ごとに、上述の3つの処理を行うこととしても良い。
上述したように、本発明の管理システム1においては、発電制御データD1をネットワークN上に置いたままで、プラントサーバ2が自ら発電制御データD1の制御内容を確認することによって、プラントサーバ2に発電プラントPを制御させている。
これによって、発電プラントPを、常時、ネットワークNに接続する必要はなく、主体であるプラントサーバ2が接続する時間を可及的に短く出来るため、プラントサーバ2に、コンピュータウイルス等が感染する可能性が低減し、プラントサーバ2のセキュリティレベルを向上させることが出来る。
又、プラントサーバ2とクラウドサーバ10で、異なるOS(オペレーティングシステム)を用いることとしても良い(例えば、プラントサーバ2のOSをVxWorks (VXWORKS(登録商標))とし、クラウドサーバ10のOSをWindows (登録商標)・ウィンドウズ(登録商標)とする等)。
<発電プラントPの監視>
図6には、管理システム1による発電プラントPの監視処理のフローチャート図が示されているが、この発電プラントPの監視においても、プラントサーバ2、ユーザ端末3が、それぞれのフローで処理が実行されている。
発電プラントPの監視では、まず、発電プラントPの制御とは逆に、プラントサーバ2のフローから述べる(ステップS2−1’〜S2−3’)が、発電プラントPの制御と同じ処理(ステップS2−1とS2−1’)については、省略する。
プラントサーバ2は、発電プラントPの監視内容を、発電監視データ(ファイルやWebページ)D2として作成し、プラントサーバ2は、作成した発電監視データD2を、FTPの「putコマンド」にて、ネットワークN(クラウドサーバ10)へ送信し(アップロードし)、発電監視データD2が置かれる場所(URL)に保存させることによってクラウドサーバ2自らがネットワークN上に発電プラントPの発電監視データD2を伝達する(ステップS2−2’)。
又、この発電監視データD2の伝達は、制御内容をユーザ端末3からクラウドサーバ10に伝達するように、プラントサーバ2が自ら読み取った(更新した)監視内容を、クラウドサーバ10側で認識させ、ネットワークN(クラウドサーバ10)上の発電監視データD2が置かれる場所(URL)に、発電監視データD1を生成させるなど、プラントサーバ2から発電監視データD2が伝達され、ネットワークN(クラウドサーバ10)上に発電監視データD2が置かれるならば、何れの手段であっても良い。
すなわち、プラントサーバ2とネットワークN(クラウドサーバ10)間は、制御・監視の何れの働きかけも、一方向に(プラントサーバ2からネットワークNに)なされるように接続する。
この発電監視データD2の伝達は、所定時間ごと(例えば、1分ごと)に繰り返される(ステップS2−3’)。
次に、ユーザ端末3のフローを述べる(ステップS3−1’〜S3−5’)が、アクセス認証成立までや、アクセス終了は、発電プラントPの制御の処理と同様の処理ある(ステップS3−1とS3−1’、ステップS3−2とS3−2’、ステップS3−3とS3−3’、ステップS3−7とS3−5’)。
監視画面用のID・パスワードがアクセス認証され、監視画面が閲覧可能となった管理者は、ユーザ端末3にて、ネットワークN上の発電監視データ(ファイル)D2を、FTPの「getコマンド」で受信(ダウンロード)して(つまり、クラウドサーバ10からユーザ端末3へ発電監視データ(ファイル)D2が送信されて)から、ユーザ端末3上の発電監視データ(ファイル)D2を開いたり、第2引数として「- 」を入力することによって、ネットワークN上にある発電監視データ(ファイル)D2の内容を、ユーザ端末3から参照する。
このように「getコマンド」を用いる以外であっても、ユーザ端末3から、ネットワークN上の発電監視データ(Webページ)D2を閲覧(参照)することで、管理者は、ネットワークN上の発電監視データD2の内容を、ユーザ端末3(の画面等)で表示できる(ステップS3−4’)。
尚、ユーザ端末3までの発電監視データD2の伝達(送信・参照)は、所定時間ごと(例えば、1分ごと)に行っても良く、又、随時、送信・参照しても良い。
但し、ユーザ端末3へ随時、送信・参照した場合であっても、送信・参照される内容は、プラントサーバ2の発電監視データD2の伝達によるものに過ぎず、プラントサーバ2側(プラントサーバ2やクラウドサーバ10からユーザ端末3への流れ)が主となる。
すなわち、ネットワークN(クラウドサーバ10)とユーザ端末3間は、制御・監視の働きかけが双方向に(制御はユーザ端末3からネットワークNに、監視はネットワークNからユーザ端末3に)なされるように接続する。
又、この所定時間は、発電プラントPの制御の場合と同様に、常に同じ時間間隔でなくても良く、日中は、もう少し長い所定時間ごと(例えば、5分ごと)とし、日射強度の変化が大きい朝夕などには、短い所定時間ごとに、プラントサーバ2からネットワークNへの発電監視データD2の伝達や、ネットワークNからユーザ端末3への発電監視データD2の伝達を行うこととしても良い。
上述したように、本発明の管理システム1においては、発電監視データD2をネットワークN上に置いたままで、ユーザ端末3へ発電監視データD2を伝達することによって、プラントサーバ2に発電プラントPの監視内容を報告させていると言える。
これにより、監視の働きかけについても、プラントサーバ2とネットワークN間は、プラントサーバ2からネットワークNへの一方向となり、プラントサーバ2に発電プラントPの監視もさせたとしても、プラントサーバ2に、コンピュータウイルス等が感染することはなく、プラントサーバ2のセキュリティレベルを更に向上させられる。
<第2実施形態>
図7、8には、本発明の第2実施形態に係る管理システム1が示されている。
この第2実施形態において第1実施形態と最も異なるのは、制御・監視の対象であるプラントが、発電するもの(発電プラントP)だけでなく、電力を使用する機器も含む点である。

又、これら発電プラントPと、電力を使用する機器を合せて、プラント機器P’とし、このプラント機器P’を制御・監視するサーバを、プラント機器サーバ2’とする。
尚、電力を使用する機器の具体例としては、例えば、エアコン51や、テレビ(TV)52、電灯53等を言う。
第2実施形態は、第1実施形態において、発電プラントPをプラント機器P’に、プラントサーバ2をプラント機器サーバ2’に、発電制御データD1をプラント制御データD1’に置き換えるだけで、詳解すれば、プラント機器P’に設けられ且つネットワークNに接続可能なプラント機器サーバ2’と、ネットワークNに接続可能なユーザ端末3を有し、このユーザ端末3から送信によりプラント機器P’への制御内容が示されたプラント制御データD1’を、ネットワークN上に置き、プラント制御データD1’をネットワークN上に置いたままで、プラント機器サーバ2’が自らプラント制御データD1’の制御内容を確認することによって、プラント機器サーバ2’にプラント機器P’を制御させるだけで、管理対象は異なっているものの、第1実施形態と同様の制御のフローに従って、ネットワークNからプラント機器サーバ2’へのコンピュータウイルスの侵入リスクを低減することが出来る。
これは、監視のフローや、プラント制御データD1’の削除、所定時間ごとのプラント制御データD1’の確認、及び/又は、プラント監視データD2’をネットワークN上に置くことについても、同様である。
第2実施形態の監視画面においては、第1実施形態と違って、各使用家電(エアコン51、テレビ52、電灯53等)の閲覧している現在の使用電力、閲覧している日の使用電力量、閲覧している月の使用電力量の他、室内温度や、テレビの現在の状態(録画中か等)、電灯の状態(消灯しているか、点灯(つまり、消し忘れ)か)も、表示されている。
更に、第2実施形態の監視画面では、電力を使用する機器について、遠隔制御の内容が増えており、増えた遠隔制御内容は、エアコンにおける設定温度と風量、テレビにおける録画希望チャンネル(具体的な録画番組等を指定しても良い)等である。
詳解すれば、監視画面には、パワコンのパスワード欄38や、運転ボタン39、停止ボタン40の他、各使用家電ごとのPWを入力するためのパスワード欄54や、遠隔地から各使用家電を、ON・OFFするためのボタン(「ONボタン55」、「OFFボタン456)、エアコンにおける設定温度と風量、テレビにおける録画希望チャンネル等の入力欄57も設けられている。
このように、本発明の管理システム1は、発電プラントPだけでなく、電力を使用する機器の制御・監視も含めたプラント機器P’を制御・監視可能であり、例えば、太陽電池を備えた住宅などにおいて、管理者が、リアルタイムに、使用電力を把握することが可能となり、発電量に応じて、節電が可能となる。
その他の管理システム1の構成、作用効果及び使用態様は、第1実施形態と同様である。
<第3実施形態>
図9、10には、本発明の第3実施形態に係る管理システム1が示されている。
この第3実施形態は、プラント機器P’を管理対象としている点は、第2実施形態と同様であるが、第2実施形態との違いは、電力を使用する機器だけを管理している点と、電力以外に、ガス、水道、警備についても、管理している点である。
詳解すれば、第3実施形態におけるプラント機器P’は、エアコン61の他、ドア・窓の施錠センサ62、赤外線等の人感センサ63、警備カメラ(Webカメラ)64、ガスコンロ65、風呂66等である。
又、第3実施形態の監視画面においては、第1、2実施形態と違って、閲覧している現在のガス・水道水の使用量、閲覧している日のガス・水道水の使用量、閲覧している月のガス・水道水の使用量の他、窓・ドアの開閉と施錠(2F(2階)の窓が開いている等)、Webカメラによる画像へのリンク、ガスコンロの状態(元栓の開閉)、風呂の現在の湯量・湯温も、表示されている。
更に、第3実施形態の監視画面では、遠隔制御の内容として、Webカメラの角度変更や、風呂の湯量・湯温の設定も制御可能となっている。
一方、ユーザ端末3として携帯電話を用いており、本発明の管理システム1を用いることで、管理者は、必要なプラント機器P’を、外出中かを問わず、必要な時に、必要なだけ(例えば、予め、部屋を暖めたり、風呂を沸かしたり等が)利用可能となる。
そして、本発明は、エネルギーが電力以外であったり、センサ等が管理対象であったとしても、それを管理する(制御・監視や、プラント制御データD1’の削除、所定時間ごとのプラント制御データD1’の確認、及び/又は、プラント監視データD2’をネットワークN上に置くことを行う)プラント機器サーバ2’へのコンピュータウイルスの侵入リスクを低減することが出来る。
その他の管理システム1の構成、作用効果及び使用態様は、第1、2実施形態と同様である。
<その他>
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。管理システム1等の各構成又は全体の構造、形状、寸法などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することが出来る。
プラントサーバ2は、発電プラントPの制御及び監視を行っていたが、制御だけを行うこととしても良く、又、ネットワークN上の発電制御データD1を、確認した後に削除しない場合や、発電制御データD1の確認、及び/又は、発電監視データD2をネットワークN上に置くことを、所定時間ごとに行わない場合があっても構わない。
これは、プラント機器サーバ2’についても同様で、プラント機器サーバ2’は、プラント機器P’の制御だけを行うこととしても良く、ネットワークN上のプラント制御データD1’を、確認した後に削除しない場合や、プラント制御データD1’の確認、及び/又は、プラント監視データD2’をネットワークN上に置くことを、所定時間ごとに行わない場合があっても構わない。
本発明に係る管理システムは、発電プラントとして、太陽光発電プラント以外に、風力、水力、波力等によって回転される発電機(モータ)によって発電するプラントにおいて使用でき、屋外・屋内を問わず利用可能である。
更に、管理システムは、発電プラント以外に、発電をせず、電力を使用する機器を含んだプラント機器であっても利用でき、更に、自動車、電車等の車両や、船舶、飛行機等の乗り物なども利用対象である。
1 管理システム
2 プラントサーバ
2’ プラント機器サーバ
3 ユーザ端末
N ネットワーク
P 発電プラント
P’ プラント機器
D1 発電制御データ
D1’ プラント制御データ
D2 発電監視データ

Claims (3)

  1. ネットワーク(N)を介して太陽光発電プラント(P)の制御を行う管理システムであって、
    前記太陽光発電プラント(P)に設けられ且つ前記ネットワーク(N)に接続可能なプラントサーバ(2)と、前記ネットワーク(N)に接続可能なユーザ端末(3)と、前記ネットワーク(N)に接続可能なアプリケーションサーバ(10)を有し、
    前記ユーザ端末(3)から太陽光発電プラント(P)への制御内容が示された発電制御データ(D1)を、前記アプリケーションサーバ(10)上に置くと共に、当該発電制御データ(D1)をアプリケーションサーバ(10)上に置いたままで、前記プラントサーバ(2)が自ら発電制御データ(D1)の制御内容を確認することによって、前記プラントサーバ(2)に太陽光発電プラント(P)を制御させ
    前記ネットワーク(N)とプラントサーバ(2)の間は、当該プラントサーバ(2)側からの働きかけがなければ接続せず、
    前記アプリケーションサーバ(10)はファイアウォールを介してネットワーク(N)に接続し、前記プラントサーバ(2)はファイアウォールを介さずにネットワーク(N)に接続することを特徴とする管理システム。
  2. 前記ネットワーク(N)を介して太陽光発電プラント(P)の監視も行っており、
    前記プラントサーバ(2)から太陽光発電プラント(P)の監視内容が示された発電監視データ(D2)も、前記アプリケーションサーバ(10)上に置き、
    前記発電監視データ(D2)をアプリケーションサーバ(10)上に置いたままで、前記ユーザ端末(3)へ発電監視データ(D2)の監視内容が伝達されることによって、前記プラントサーバ(2)に太陽光発電プラント(P)の監視内容を報告させ
    前記プラントサーバ(2)は、前記アプリケーションサーバ(10)上の発電制御データ(D1)を、確認した後に削除し、
    前記プラントサーバ(2)は、前記発電制御データ(D1)の制御内容の確認、及び/又は、前記発電監視データ(D2)をアプリケーションサーバ(10)上に置くことを、所定時間ごとに行っていることを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記プラントサーバ(2)はルータを介してネットワーク(N)に接続し、
    前記プラントサーバ(2)は、前記太陽光発電プラント(P)の運転開始の場合、当該太陽光発電プラント(P)の無電圧a接点に、ワンショット接点ON出力をしていることを特徴する請求項1又は2に記載の管理システム。
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