JP5446184B2 - 発電システム及び発電システムの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発電システム及び発電システムの制御装置に関する。
空気極に供給された酸化剤ガスと、燃料極に供給された燃料との反応により電力を生成する発電セルを備えた発電システムにおいては、空気極に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路と、燃料極に燃料を供給する燃料流路と、発電セルで発生したオフガスを排出するためのオフガス流路とが設けられている。
そして、このような発電システムでは、燃料極に対する燃料及び水の供給量を運転停止時に減少させて燃料極の還元状態を保持させることで、燃料極の劣化を抑制したものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−294508号公報
ここで、燃料流路の内圧がその外圧よりも低くなると、燃料流路の外部の気体が、その内部に侵入してしまうおそれがある。特に、燃料極の酸化温度領域である300℃以上の環境下では、侵入した気体中の酸素によって燃料極が酸化してしまうという問題が生じてしまう。
本発明の課題は、燃料流路の内圧をその外圧よりも高くして、酸素を含む外部の気体が燃料流路内に侵入することを抑え、燃料極の酸化を抑制することである。
以上の課題を解決するため、本発明の一の態様によれば、
空気極に供給された酸化剤ガスと燃料極に供給された燃料との反応により電力を生成する発電セルと、
前記発電セルに前記燃料を供給する燃料流路と、
前記発電セルに前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路と、
前記発電セルで発生したオフガスを排出するオフガス流路と、
前記燃料流路に水蒸気が流入することを許容又は停止する水蒸気供給制御手段と、
前記酸化剤ガス流路に酸化剤ガスが流入することを許容又は停止する酸化剤ガス供給制御手段と、
前記オフガス流路から前記オフガスが流出することを許容又は停止するオフガス排出制御手段と、
前記発電セル、前記燃料流路、前記酸化剤ガス流路、前記オフガス流路の少なくとも1つの内圧を検出する圧力検出手段と、
前記発電セルの運転停止時に、前記酸化剤ガス供給制御手段及び前記オフガス排出制御手段の全てを停止状態としてから、前記水蒸気供給制御手段を許容状態として、前記圧力検出手段の検出結果が所定圧力を超えるように前記発電セル内に水蒸気を流入させる制御装置と、
前記発電セルの温度を検出する温度検出手段と、を備え、
前記圧力検出手段は、前記温度検出手段によって検出された温度と、前記発電セル、前記燃料流路、前記酸化剤ガス流路、前記オフガス流路の少なくとも1つの部位の内圧との相関関係に基づいて、当該少なくとも1つの部位の内圧を検出することを特徴とする発電システムが提供される。
また、本発明の他の態様によれば、
空気極に供給された酸化剤ガスと燃料極に供給された燃料との反応により電力を生成す
る発電セルと、
前記発電セルに前記燃料を供給する燃料流路と、
前記発電セルに前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路と、
前記発電セルで発生したオフガスを排出するオフガス流路と、
前記燃料流路に水蒸気が流入することを許容又は停止する水蒸気供給制御手段と、
前記酸化剤ガス流路に酸化剤ガスが流入することを許容又は停止する酸化剤ガス供給制御手段と、
前記オフガス流路から前記オフガスが流出することを許容又は停止するオフガス排出制御手段と、
前記発電セル、前記燃料流路、前記酸化剤ガス流路、前記オフガス流路の少なくとも1つの内圧を検出する圧力検出手段と、
前記発電セルの温度を検出する温度検出手段と、を備える発電システムの制御装置であって、
前記発電セルの運転停止時に、前記酸化剤ガス供給制御手段及び前記オフガス排出制御手段の全てを停止状態とする遮断ステップと、
前記遮断ステップの後に、前記水蒸気供給制御手段を許容状態として、前記圧力検出手段の検出結果が所定圧力を超えるように前記発電セル内に水蒸気を流入させる水蒸気供給ステップと、
前記水蒸気供給ステップの前に、温度検出手段の検出結果に基づいて、前記水蒸気供給制御手段によって前記発電セルに供給される水蒸気量を決定する水蒸気量決定ステップと、を実行し、
前記圧力検出手段は、前記温度検出手段によって検出された温度と、前記発電セル、前記燃料流路、前記酸化剤ガス流路、前記オフガス流路の少なくとも1つの部位の内圧との相関関係に基づいて、当該少なくとも1つの部位の内圧を検出することを特徴とする発電システムの制御装置が提供される。
好ましくは、前記温度検出手段によって検出された温度と、前記発電セル、前記燃料流路、前記酸化剤ガス流路、前記オフガス流路の少なくとも1つの内圧と外圧の差圧と、の相関関係に基づいて、当該少なくとも1つの部位の内圧と外圧の差圧を検出する。
好ましくは、前記温度検出手段の検出結果が、前記燃料極の酸化温度未満である場合には、前記水蒸気供給制御手段を停止状態とする水蒸気停止ステップを、前記水蒸気供給ステップの前に実行する
好ましくは、前記発電システムは、
前記オフガスを燃焼する燃焼器と、
前記水蒸気を生成する気化器と、を更に備え、
前記気化器は、前記燃焼器で生じた熱量により前記水蒸気を生成する。
好ましくは、前記発電システムは、
前記発電セルで生成した水を回収する水回収装置と、
前記水蒸気を生成する気化器と、を更に備え、
前記気化器は、前記水回収装置により回収された水により水蒸気を生成する。
好ましくは、前記発電セルは、固体酸化物型燃料電池又は溶融炭酸塩型燃料電池である。
本発明によれば、圧力検出手段の検出結果が所定圧力を超えるように発電セル内に水蒸気を流入させるので、所定圧力を予め装置外部の気圧よりも高く設定していれば、燃料流路の内圧を外圧よりも高くすることができる。これにより、酸素を含む外部の気体が燃料流路内に侵入することが抑えられ、燃料極の酸化を抑制することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、本実施形態の発電システム1の構成を示したブロック図である。この発電システム1は、例えばノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、電子手帳、腕時計、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、ゲーム機器、遊技機、その他の電子機器に備え付けられるものであり、これらの電子機器本体を動作させるための電源として用いられる。そして、発電システム1は、反応装置2と、燃料カートリッジ3と、水カートリッジ4と、供給部5とを備えている。
まず、反応装置2について説明する。
反応装置2は、気化器6と、改質器7と、燃焼器8と、気化用燃焼器9と、熱交換器10と、燃料電池としての発電セル11と、を備える。そして、反応装置2は、断熱パッケージ12に収容されている。
気化器6は、燃料及び水の混合液を気化し、改質器7に送るものである。気化器6での混合液の気化は、気化用燃焼器9における燃焼熱等を吸熱して引き起こされる。
改質器7は、混合気から水素ガス等を触媒反応により生成し、更に微量ながら一酸化炭素ガスを生成するものである。例えば、燃料がメタノールの場合には、次式(1)、(2)のような化学反応が改質器7で起こる。なお、水素が生成される反応は吸熱反応であって、熱交換器10の熱等が用いられる。
CHOH+HO→3H+CO …(1)
+CO→HO+CO …(2)
改質器7で生成された水素ガス及び一酸化炭素ガス等を含む改質ガスは、発電セル11に送られ、更に外部の空気が発電セル11に送られる。
燃料電池である発電セル11は、燃料極11aと、空気極11bと、燃料極11aと空気極11bとの間に挟まされた電解質膜11cとを有する。改質器7で生成された改質ガスは発電セル11の燃料極11aに供給され、更に外部の空気が空気極11bに送られる。そして、燃料極11aに供給された改質ガス中の水素と、空気極11bに供給された空気中の酸素とが、電解質膜11cを介して電気化学反応を起こすことによって電力が生じる。燃料極11aと空気極11bによって出力された電力は図示しない電子機器本体に供給される。
電解質膜11cが酸素イオン透過性の電解質膜(例えば、固体酸化物電解質膜)の場合には、空気極11bでは次式(3)のような反応が起き、空気極11bで生成された酸素イオンが電解質膜11cを透過し、燃料極11aでは次式(4),(5)のような反応が起こる。
+4e-→2O2-・・・(3)
+O2-→HO+2e-・・・(4)
CO+O2-→CO+2e-・・・(5)
燃焼器8は、燃料極11aで反応せずに残った改質ガスと、空気極11bを通過した空気とを燃焼することで、改質ガス中に残存する水素ガス及び一酸化炭素を除去するものである。そして、燃焼器8は、水素ガス及び一酸化炭素の濃度が低減されたオフガスを熱交換器10に送るようになっている。
燃焼器8と、燃料極11aには、燃焼器8と燃料極11aを含む発電セル11の温度を調整するためのヒータ兼温度センサ13aが設けられている。このヒータ兼温度センサ13aが温度検出手段である。なお、定常運転時において、発電セル11自身の発熱と燃焼器8における燃焼熱との総発熱熱量が、改質器7へのガス流路を通じた熱伝導と断熱パッケージ12への自然放熱との総放熱量と一致するように熱設計されていることが好ましい。これにより、ヒータ兼温度センサ13aによる加熱を行わなくとも、発電反応や、燃焼に最適な温度(例えば600〜1000℃)を確保することが可能となる。
熱交換器10は、燃焼器8から供給されたオフガスの熱を改質器7に伝導させて両者間の熱交換を行うものである。熱交換器10で温度が低減されたオフガスは、気化用燃焼器9に送られるようになっている。熱交換器10には、熱交換器10の温度を調整するためのヒータ兼温度センサ13bが設けられている。
気化用燃焼器9は、オフガス中に残存する水素を燃焼用触媒によって燃焼(酸化)させるものである。この燃焼熱は、気化器6に伝導し、混合液の気化に用いられる。気化用燃焼器9には、気化用燃焼器9の温度を調整するためのヒータ兼温度センサ13cが設けられている。
ここで、発電セル11からのガス流路を通じた熱伝導と、熱交換器10及び気化用燃焼器9におけるオフガスとの熱交換による熱流入との総熱量が、気化器6での蒸発吸熱、改質器7での改質反応における吸熱、断熱パッケージ12外へのガス流路を通じた熱伝導、及び断熱パッケージ12への自然放熱の総熱量とが一致するように、気化器6及び改質器7が熱設計されていることが好ましい。これにより、ヒータ兼温度センサ13b,13cによる加熱を行わなくとも、気化に最適な温度(例えば100〜200℃)、改質反応に最適な温度(200〜400℃)を確保することが可能となる。
燃料カートリッジ3には、例えば、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル、ブタン及びガソリン等の燃料が貯留されている。一方、水カートリッジ4には、水が貯留されている。
供給部5には、空気を反応装置2に供給する空気供給部51と、燃料及び水を混合して反応装置2に供給する混合液供給部52と、反応装置2のオフガスを排出する排出部53とが備えられている。
空気供給部51には、空気ポンプ510と、空気ポンプ510から発電セル11まで空気を供給する第一空気流路511と、空気ポンプ510から気化用燃焼器9まで空気を供給する第二空気流路512と、空気ポンプ510から気化器6まで空気を供給する第三空気流路513とが設けられている。第一空気流路511が、酸化剤ガスである空気を発電セル11までに供給する酸化剤ガス流路である。また、各流路511,512,513には、それぞれ空気供給バルブ511a,512a,513aが設けられている。この空気供給バルブ511a,512a,513aが開状態であるときには、各流路511,512,513内に空気が流入することが許容されることになる。一方、空気供給バルブ511a,512a,513aが閉状態であるときには各流路511,512,513内に空気が流入することが停止されることになる。また、空気供給バルブ511a,512a,513aが開状態であっても、各流路511,512,513に空気を流入させるには空気ポンプ510を駆動させる必要もある。つまり、空気供給バルブ511aと、空気ポンプ510とが、第一空気流路511に酸化剤ガスが流入することを許容又は停止する酸化剤ガス供給制御手段である。
混合液供給部52には、燃料カートリッジ3から燃料を吸引する燃料ポンプ520と、水カートリッジ4から水を吸引する水ポンプ521と、燃料ポンプ520から流出した燃料を発電セル11まで案内する燃料流路522と、水ポンプ521から流出した水を燃料流路522まで案内する水流路523が設けられている。
ここで、空気供給バルブ511aを閉状態することを、「酸化剤ガス供給制御手段を停止状態とする」という。また、空気供給バルブ511aを開状態とし、空気ポンプ510を駆動することを、「酸化剤ガス供給制御手段を許容状態とする」という。
燃料流路522は、燃料ポンプ520から気化器6、改質器7を介して発電セル11の燃料極11aまで至る流路である。水流路523は、水ポンプ521から燃料流路522における気化器6の上流位置で、燃料流路522に合流する流路である。これにより、燃料流路522から供給された燃料と、水流路523から供給された水とは、合流地点で混合されて混合液となり、燃料流路522を介して気化器6に送られる。気化器6で気化された混合液は、改質器72送られる。そして、改質器7で生成された改質ガスは、燃料流路522を介して発電セル11の燃料極11aに送られることになる。
燃料流路522には、燃料供給バルブ522aが設けられている。この燃料供給バルブ522aが開状態であるときには、燃料流路522内に燃料が流入することが許容されることになる。一方、燃料供給バルブ522aが閉状態であるときには燃料流路522内に燃料が流入することが停止されることになる。また、燃料流路522に燃料を流入させるには、燃料供給バルブ522aが開状態であっても、さらに燃料ポンプ520を駆動させる必要もある。つまり、燃料供給バルブ522aと、燃料ポンプ520とは、燃料流路522に燃料が流入することを許容又は停止する燃料供給制御手段である。
ここで、燃料供給バルブ522aを閉状態することを、「燃料供給制御手段を停止状態とする」という。また、燃料供給バルブ522aを開状態とし、燃料ポンプ520を駆動することを、「燃料供給制御手段を許容状態とする」という。
水流路523には、水供給バルブ523aが設けられている。この水供給バルブ523aが開状態であるときには、水流路523及び燃料流路522内に水が流入することが許容されることになる。一方、水供給バルブ523aが閉状態であるときには水流路523及び燃料流路522内に水が流入することが停止されることになる。また、水供給バルブ523aが開状態であっても、水流路523及び燃料流路522に水を流入させるには、水ポンプ521を駆動させる必要もある。水流路523及び燃料流路522に水が流入した際、水が気化器6を通過すると燃料流路522中に水蒸気が発生する。つまり、水流路523、水ポンプ521及び水供給バルブ523aは、燃料流路522に水蒸気が流入することを許容又は停止する水蒸気供給制御手段である。
ここで、水供給バルブ523aを閉状態することを、「水蒸気供給制御手段を停止状態とする」という。また、水供給バルブ523aを開状態とし水ポンプ521を駆動することを、「水蒸気供給制御手段を許容状態とする」という。
排出部53には、オフガスから水を生成する水回収装置531と、反応装置2から水回収装置531までオフガスを案内するオフガス流路532と、水回収装置531で生成された水を水カートリッジ4に供給する水回収流路533とが設けられている。オフガス流路532は、燃焼器8から熱交換器10、気化用燃焼器9を介して水回収装置531に至るまでの流路である。このオフガス流路532には、オフガス供給バルブ532aが設けられている。オフガス供給バルブ532aは、オフガス流路532からオフガスが流出することを許容又は停止するオフガス排出制御手段である。
ここで、オフガス供給バルブ532aを閉状態することを、「オフガス排出制御手段を停止状態とする」という。また、オフガス供給バルブ532aを開状態することを、「オフガス排出制御手段を許容状態とする」という。
空気供給バルブ511a,512a,513a、燃料供給バルブ522a、水供給バルブ523a、オフガス供給バルブ532aは、流量調整可能な流量可変バルブである。
また、発電システム1には、各部を制御する制御装置20が備えられている。制御装置20には、各空気供給バルブ511a,512a,513a、燃料供給バルブ522a、水供給バルブ523a、オフガス供給バルブ532a、空気ポンプ510、燃料ポンプ520、水ポンプ521及び各ヒータ兼温度センサ13a,13b,13cが、電気的に接続されている。
制御装置20は、発電セル11の定常運転時においては、空気供給バルブ511a、燃料供給バルブ522a、水供給バルブ523a、オフガス供給バルブ532aを開状態、空気供給バルブ512a,513aを閉状態としてから、空気ポンプ510、燃料ポンプ520及び水ポンプ521を駆動させる。これにより、空気流路511では空気が供給される。また、燃料流路522では燃料が供給されるとともに、水流路523を介して水も供給されることになるため、これらの混合液が供給される。混合液は、気化器6を通過する際に気化されて、次いで改質器7を通過する際に改質されて発電セル11の燃料極11aに供給される。改質ガスと空気が発電セル11に供給されると、発電セル11で電気化学反応が生じて電力が発生する。発電セル11で電気化学反応せずに残った改質ガスと、空気とは、燃焼器8で燃焼される。ここで生じたオフガスは、オフガス流路532により、熱交換器10及び気化用燃焼器9を通過して、水回収装置531に案内される。水回収装置531ではオフガスから水が生成される。生成された水は水回収流路533を介して水カートリッジ4に供給される。
また、制御装置20は、発電セル11の運転停止時においては、空気供給バルブ511a,512a,513a、燃料供給バルブ522a及びオフガス供給バルブ532aを閉状態としてから、水供給バルブ523aを開状態とし、水ポンプ521を駆動させる。これにより水ポンプ521から供給された水は気化器6を通過することで水蒸気となる。この際、気化器6の温度が水の沸点よりも高温にしておく必要がある。空気流路511,512,513、燃料流路522、オフガス流路532、水流路523及び発電セル11は連通しているために、空気供給バルブ511a,512a,513a、燃料供給バルブ522a及びオフガス供給バルブ532aが閉ざされ、なおかつ水供給バルブ523aのみが開状態で、水ポンプ521の駆動が継続していると、反応装置2の各流路内に水蒸気が浸透することになる。水供給バルブ523aの水供給量を調整すれば、水蒸気の発生量も制御でき、流路内圧をも調整することが可能となる。
内圧調整をする際、制御装置20は発電セル11、燃料流路522、空気流路511,512,513及びオフガス流路532の少なくとも1つの内圧を検出し、その検出値が所定圧力を越えるように、水蒸気の発生量を制御している。例えば、本実施形態では、ヒータ兼温度センサ13aの検出温度に基づいて、発電セル11の燃料極11aの内圧を検出している。具体的には、ヒータ兼温度センサ13aの検出温度と、内圧との相関関係を種々の実験やシミュレーションにより事前に算出し、その相関関係を制御装置20の記憶部に記憶させる。また、制御装置20の記憶部には水蒸気の発生量による内圧変化量も記憶されている。
そして、内圧調整時には、まず制御装置20は、ヒータ兼温度センサ13aの検出温度を認識すると、上記の相関関係から検出温度に対応する内圧値を求める。つまり、ヒータ兼温度センサ13a及び制御装置20が、発電セル11、燃料流路522、第一空気流路511、オフガス流路532の少なくとも1つの内圧を検出する圧力検出手段である。その後、制御装置20は、内圧値と目標とする所定圧力との差分を求め、その差分に対応する内圧変化量が得られる水蒸気の発生量を決定する(水蒸気量決定ステップ)。制御装置20は、決定した発生量を越える水蒸気が得られるように、水供給バルブ523aの水供給量を調整し、所定圧力を超えた内圧とする(水蒸気供給ステップ)。
ここで、所定圧力は、各流路内に外部の空気等が侵入しない気圧、つまり外圧に設定されている。所定圧力は、発電システム1の設置環境によっても左右されるが、例えば標準大気圧中に発電システム1が設置されている場合には所定圧力は1気圧に設定されることになる。
次に、発電セル11の運転停止時の具体的動作について説明する。図2は運転停止処理の流れを示すフローチャートである。図2に示すように、運転停止処理が開始されると、制御装置20は、発電セル11による発電を停止すべく、空気供給バルブ511a,512a,513a、燃料供給バルブ522a、オフガス供給バルブ532aを閉状態とする(ステップS1:遮断ステップ)。なお、この際、制御装置20は、空気ポンプ510及び燃料ポンプ520を停止させている。
ステップS2では、制御装置20は、上記の内圧調整を実行し、反応装置2の流路内圧を所定圧力よりも大きくする。
ステップS3では、制御装置20は、気化器6が所定温度以上に保つ制御を開始する。ここで、反応装置2内に水蒸気を安定供給するためには、気化器6を所定の温度(100℃)以上に保つ必要がある。運転停止時には、水の供給も定常運転時と比べると少なくなるので、気化器6での気化による吸熱は小さくなる。そのため、運転停止処理開始直後に気化器6が所定温度以下に下がることはないが、発電セル11の温度がさらに下がることにより、燃料流路522を通じた熱流入がさらに減少し、それによって気化器6の温度が所定の温度以下になってしまう場合もある。このため、制御装置20は、ヒータ兼温度センサ13cの検出温度に基づいて、気化器6が所定温度以上であるか否かを判断して、所定温度未満であれば、ヒータ兼温度センサ13cによって気化器6を加熱する。この温度検出処理及び加熱処理は図2に示すステップS4の処理が終了するまで行われる。
ステップS4では、制御装置20は、ヒータ兼温度センサ13aの検出温度に基づいて、発電セル11が所定温度未満であるか否かを判断し、所定温度以上である場合にはそのまま待機し、所定温度未満である場合にはステップS5に移行する。ここでの所定温度は、燃料極11aの酸化温度未満に設定されていることが好ましい。酸化温度は燃料極11aをなす材料によって異なるために、所定温度は材料毎に異なる値に設定されることになる。例えば、燃料極11aがニッケルから形成されている場合には、所定温度は300℃程度となる。
ステップS5では、制御装置20は、水供給バルブ523aを閉状態とする。また、この際には制御装置20は水ポンプ521も停止させる。これにより、水の供給、すなわち水蒸気の供給が停止される。ステップS4,S5が水蒸気停止ステップである。
ステップS6では、制御装置20は、空気供給バルブ511a,512a,513aを開状態としてから、空気ポンプ510を駆動することで、発電セル11、気化器6、気化用燃焼器9に空気を供給する。この空気によって、発電セル11、燃料流路522、空気流路511,512,513、オフガス流路532に残存していた燃料が、燃焼器8や気化用燃焼器9で燃焼されることになる。ステップS6が燃焼ステップである。
ステップS7では、制御装置20は、オフガス供給バルブ532aを開状態とする。これにより、各流路内に残存する水蒸気や改質ガスは空気により押し出されて、水回収装置531に到達する。水回収装置531は、オフガスから水を生成し、その水を、水回収流路533を介して水カートリッジ4に供給する。
ステップS8では、制御装置20は、所定時間が経過したか否かを判断し、経過していなければそのまま待機し、経過していたらステップS9に移行する。ここで、所定時間とは、流路内に残存する水蒸気や改質ガスが排出されるまでの時間である。
ステップS9では、制御装置20は、空気ポンプ510を停止して、空気供給を停止する。これにより、運転停止処理が終了する。
以上のように、本実施形態によれば、燃料流路522の内圧を外圧よりも高くすることができ、酸素を含む外部の気体が反応装置2の流路内に侵入してしまうことを抑えることが可能となる。酸素の侵入が抑えられるために、燃料極11aの酸化を抑制することができる。
また、ヒータ兼温度センサ13aの検出温度と内圧との相関関係に基づいて、発電セル11に供給する水蒸気量が決定されているので、流路内の内圧を直接検出する圧力センサを設置しなくとも、最適な水蒸気量を決定することが可能となる。
また、ヒータ兼温度センサ13aの検出結果が、燃料極11aの酸化温度未満である場合に水蒸気停止ステップが実行されるので、酸化温度以上のときに空気が送られてしまうことを防止することができる。これにより、燃料極11aの酸化が抑えられることになる。
そして、水蒸気停止ステップ後に燃焼ステップが実行されるので、反応装置2の流路内に残存した燃料は燃焼されることになる。このため、水素ガスや一酸化炭素を除去したオフガスを排出することができる。
また、気化器6が、気化用燃焼器9で生じた熱量により水蒸気を生成するので、水蒸気生成用の加熱器を設けなくとも水蒸気を生成することが可能である。
気化器6が、水回収装置531により回収された水から水蒸気を生成するので、運転停止処理用の水を別に備えなくとも、運転停止中に水蒸気を生成することが可能である。
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能である。以下の説明において上記実施形態と同一の部分には同一符号を付してその説明を省略する。
例えば、本実施形態では、発電セル11として、固体酸化物型燃料電池を例示して説明したが、その他の燃料電池に対しても本発明の構成を適用することは可能である。その他の燃料電池としては、例えば、溶融炭酸塩型燃料電池が挙げられる。
また、本実施形態では、燃料を改質器7で改質した後、発電セル11に供給する場合を例示したが、燃料を発電セルに直接送り、発電セルの内部で改質するようにしてもよい。この場合、改質器7を省略することが可能となる。
また、本実施形態では、ヒータ兼温度センサ13aと、制御装置20とが圧力検出手段である場合を例示して説明したが、発電セル11、燃料流路522、空気流路511,512,513、オフガス流路532の少なくとも1つの内圧と外圧の差圧を検出する差圧検出手段を圧力検出手段として断熱パッケージ12内に設置してもよい。この場合、予め予備実験やシミュレーションにより差圧検出手段の検出結果と、流路の内圧との相関関係を求めておき、その関係が制御装置20の記憶部に記憶されていることが好ましい。
また、これ以外にも、流路内圧を直接検出する圧力センサを圧力検出手段として設置してもよい。
〈変形例〉
また、上述の実施形態では、運転停止時に水のみを反応装置2内に供給する場合を例示して説明したが、水蒸気酸化を防止すべく水とともに燃料も供給するようにしてもよい。
例えば、燃料極11aがニッケルである場合、燃料極11aの温度が300℃以上のときに、水蒸気が供給されて流路内の水素濃度が極端に低くなってしまうと燃料極11aに水蒸気酸化現象が生ずるおそれがある。
水蒸気酸化とは、式(6)の平衡状態によって水蒸気から僅かに酸素が生成され、金属等を酸化させる現象である。
O→H+1/2O・・・(6)
これ以外にも、改質ガス中に含まれる二酸化炭素から式(7)の反応によって僅かに生成された酸素や、運転停止処理時に流路内に残留する酸素等も流路中に存在している。
CO→CO+1/2O・・・(7)
図3,4は、それぞれ700℃と400℃における水蒸気中に含まれる水素濃度と、その時生成される酸素の分圧との関係を表すグラフである。図中、斜線部分は各温度におけるニッケルの酸化領域を示す。いずれの温度においても、水素濃度が約2%以上でニッケルの酸化領域から外れることがわかる。
本変形例では、制御装置20は図2に示すステップS2の後に、以下の処理を実行する。また、それ以外の処理は上述の実施形態と同一であるために同一符号を付してその説明を省略する(図5参照)。つまり、ヒータ兼温度センサ13aの検出結果が、燃料極11aの酸化温度以上である場合には、制御装置20は、水蒸気供給ステップと同時に、若しくはそれ以降に、燃料供給バルブ522aを開状態としてから、燃料ポンプ520を駆動する。この際、制御装置20は、発電セル11、燃料流路522、空気流路511,512,513及びオフガス流路532内における水素濃度が2%(所定割合)以上となるように、燃料供給バルブ522aによる燃料供給量を調整している。この工程が、燃料供給ステップ(ステップS2−1)である。これにより、燃料極11aの酸化をより防止することができる。
ここで、実際の発電システム1においては、発電セル11の定常運転時の出力に応じて、制御装置20がステップS1の遮断ステップを実行したときに、第一空気流路511、第二空気流路512、第三空気流路513、燃料流路522、オフガス流路532及び発電セル11内にそれぞれ残存する気体の量を予め予測することができる。燃料供給ステップでは、この残存する気体の量を考慮して、制御装置20は、水素濃度が所定割合以上となるように、燃料供給バルブ522aによる燃料供給量を調整している。
なお、上記の例では、燃料極11aがニッケルであるために水素濃度を2%以上と設定しているが、この値は燃料極11aを形成する材料毎によって異なる。所定割合は燃料極11aの形成材料毎に最適な値が設定されることになる。
また、300℃以上であっても運転停止処理中の水素濃度が所定割合以上に保たれるように、燃料流路522、空気流路511,512,513及びオフガス流路532の容積比を設計時に調整しておけば、燃料供給ステップを実行しなくとも、燃料極11aの酸化を防止することができる。
本実施形態の発電システムの構成を示したブロック図である。 発電システムの制御装置が実行する運転停止処理を示すフローチャートである。 700℃における水蒸気中に含まれる水素濃度と、その時生成される酸素の分圧との関係を表すグラフである。 400℃における水蒸気中に含まれる水素濃度と、その時生成される酸素の分圧との関係を表すグラフである。 上記変形例の発電システムの制御装置が実行する運転停止処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 発電システム
2 反応装置
3 燃料カートリッジ
4 水カートリッジ
5 供給部
6 気化器
7 改質器
8 燃焼器
9 気化用燃焼器(燃焼器)
10 熱交換器
11 発電セル
11a 燃料極
11b 空気極
11c 電解質膜
12 断熱パッケージ
13a ヒータ兼温度センサ(温度検出手段、圧力検出手段)
13b ヒータ兼温度センサ
13c ヒータ兼温度センサ
20 制御装置(圧力検出手段)
51 空気供給部
52 混合液供給部
53 排出部
510 空気ポンプ(酸化剤ガス供給制御手段)
511 第一空気流路(酸化剤ガス流路)
511a 空気供給バルブ(酸化剤ガス供給制御手段)
512 第二空気流路
513 第三空気流路
512a,513a 空気供給ポンプ
520 燃料ポンプ(燃料供給制御手段)
521 水ポンプ(水蒸気供給制御手段)
522 燃料流路
522a 燃料供給バルブ(燃料供給制御手段)
523 水流路(水蒸気供給制御手段)
523a 水供給バルブ(水蒸気供給制御手段)
531 水回収装置
532 オフガス流路
532a オフガス供給バルブ(オフガス排出制御手段)
533 水回収流路

Claims (7)

  1. 空気極に供給された酸化剤ガスと燃料極に供給された燃料との反応により電力を生成する発電セルと、
    前記発電セルに前記燃料を供給する燃料流路と、
    前記発電セルに前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路と、
    前記発電セルで発生したオフガスを排出するオフガス流路と、
    前記燃料流路に水蒸気が流入することを許容又は停止する水蒸気供給制御手段と、
    前記酸化剤ガス流路に酸化剤ガスが流入することを許容又は停止する酸化剤ガス供給制御手段と、
    前記オフガス流路から前記オフガスが流出することを許容又は停止するオフガス排出制御手段と、
    前記発電セル、前記燃料流路、前記酸化剤ガス流路、前記オフガス流路の少なくとも1つの内圧を検出する圧力検出手段と、
    前記発電セルの運転停止時に、前記酸化剤ガス供給制御手段及び前記オフガス排出制御手段の全てを停止状態としてから、前記水蒸気供給制御手段を許容状態として、前記圧力検出手段の検出結果が所定圧力を超えるように前記発電セル内に水蒸気を流入させる制御装置と、
    前記発電セルの温度を検出する温度検出手段と、を備え、
    前記圧力検出手段は、前記温度検出手段によって検出された温度と、前記発電セル、前記燃料流路、前記酸化剤ガス流路、前記オフガス流路の少なくとも1つの部位の内圧との相関関係に基づいて、当該少なくとも1つの部位の内圧を検出することを特徴とする発電システム。
  2. 空気極に供給された酸化剤ガスと燃料極に供給された燃料との反応により電力を生成する発電セルと、
    前記発電セルに前記燃料を供給する燃料流路と、
    前記発電セルに前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路と、
    前記発電セルで発生したオフガスを排出するオフガス流路と、
    前記燃料流路に水蒸気が流入することを許容又は停止する水蒸気供給制御手段と、
    前記酸化剤ガス流路に酸化剤ガスが流入することを許容又は停止する酸化剤ガス供給制御手段と、
    前記オフガス流路から前記オフガスが流出することを許容又は停止するオフガス排出制御手段と、
    前記発電セル、前記燃料流路、前記酸化剤ガス流路、前記オフガス流路の少なくとも1つの内圧を検出する圧力検出手段と、
    前記発電セルの温度を検出する温度検出手段と、を備える発電システムの制御装置であって、
    前記発電セルの運転停止時に、前記酸化剤ガス供給制御手段及び前記オフガス排出制御手段の全てを停止状態とする遮断ステップと、
    前記遮断ステップの後に、前記水蒸気供給制御手段を許容状態として、前記圧力検出手段の検出結果が所定圧力を超えるように前記発電セル内に水蒸気を流入させる水蒸気供給ステップと、
    前記水蒸気供給ステップの前に、前記温度検出手段の検出結果に基づいて、前記水蒸気供給制御手段によって前記発電セルに供給される水蒸気量を決定する水蒸気量決定ステップと、を実行し、
    前記圧力検出手段は、前記温度検出手段によって検出された温度と、前記発電セル、前記燃料流路、前記酸化剤ガス流路、前記オフガス流路の少なくとも1つの部位の内圧との相関関係に基づいて、当該少なくとも1つの部位の内圧を検出することを特徴とする発電システムの制御装置。
  3. 請求項2に記載の発電システムの制御装置において、
    前記温度検出手段によって検出された温度と、前記発電セル、前記燃料流路、前記酸化剤ガス流路、前記オフガス流路の少なくとも1つの内圧と外圧の差圧と、の相関関係に基づいて、当該少なくとも1つの部位の内圧と外圧の差圧を検出することを特徴とする発電システムの制御装置。
  4. 請求項2又は3記載の発電システムの制御装置において、
    前記温度検出手段の検出結果が、前記燃料極の酸化温度未満である場合には、前記水蒸気供給制御手段を停止状態とする水蒸気停止ステップを、前記水蒸気供給ステップの前に実行することを特徴とする発電システムの制御装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の発電システムの制御装置において、
    前記発電システムは、
    前記オフガスを燃焼する燃焼器と、
    前記水蒸気を生成する気化器と、を更に備え、
    前記気化器は、前記燃焼器で生じた熱量により前記水蒸気を生成することを特徴とする発電システムの制御装置。
  6. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の発電システムの制御装置において、
    前記発電システムは、
    前記発電セルで生成した水を回収する水回収装置と、
    前記水蒸気を生成する気化器と、を更に備え、
    前記気化器は、前記水回収装置により回収された水により水蒸気を生成することを特徴とする発電システムの制御装置。
  7. 請求項2〜6のいずれか一項に記載の発電システムの制御装置において、
    前記発電セルは、固体酸化物型燃料電池又は溶融炭酸塩型燃料電池であることを特徴とする発電システムの制御装置。
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