JP5445880B2 - クローズドサブスクライバグループ（ｃｓｇ）基地局用のｉｄ管理 - Google Patents

Description

本願は無線システムに係り、より詳しくは、１以上の基地局の識別および選択の向上に係る。

無線通信システムでは通常、移動局（ＭＳ）等の無線デバイスは、無線ネットワークにアクセスするために、アクセスポイント（ＡＰ）または基地局（ＢＳ）にネットワークエントリを行う。ネットワークエントリ手順はチャネルまたはプライマリキャリアを介してＡＰとの間で構築される。

ＷｉＭＡＸ ＦＡＰ（ＷＦＡＰ）等のフェムトアクセスポイント（ＦＡＰ）は、家庭、スモールオフィスホームオフィス（ＳＯＨＯ）および商業環境を介してネットワークサービスプロバイダのコアネットワークに接続される比較的低電力、低コスト、および低複雑性を有するセルラー式ネットワークのＷＦＡＰである。ＷＦＡＰは、あるセルから、オープンサブスクライバグループ（ＯＳＧ）等のオープングループユーザまたはクローズドサブスクライバグループ（ＣＳＧ）等のクローズドグループユーザへネットワークアクセスを提供する。ＷｉＭＡＸフェムトセル等のセルは、ＷＦＡＰと、ＭＳにＷＦＡＰを介してネットワークサービスを提供するその他のさらなるネットワーク実体とを含むシステムである。

ＷＦＡＰは密に配置されることがあり、ＡＰまたはＢＳのための初期ネットワークエントリ／再エントリまたはハンドオーバに利用される通常のセル検索およびセル選択方法を利用すると、煩雑になり易く、システム処理のオーバヘッドが増し、ＭＳ電力消費および複雑度も増加することが考えられる。

本発明は例示により示され、添付図面に限定はされない。

一部の実施形態における無線ネットワークを示すブロック図である。 一部の実施形態における無線ネットワークで利用される装置の概略図である。 一部の実施形態におけるＣＳＧ識別に利用されるビットストリングを示す。 一部の実施形態におけるネットワークサービスプロバイダリストの転送を示す。 一部の実施形態におけるネットワークサービスプロバイダリストの転送を示す。 一部の実施形態におけるネットワークエントリ開始方法を示す。 一部の実施形態におけるネットワークエントリ開始方法を示す。

以下の詳細な記載においては、数多くの詳細を述べて、本発明の完全な理解を促す。しかし、当業者であれば理解するように、本発明は、これら特定の詳細がなくても実施することができる。また、公知の方法、手順、部材、および回路については詳述を避けることで、本発明を不当に曖昧にしないようにしている箇所もある。

特にそうではないと明記されていない限り、「処理（processing）」「コンピューティング（computing）」「計算（calculating）」「判断／決定（determining）」「調査」「発見（locating）」「復号」といった用語を利用する説明は明細書の随所に見られるが、これらは、特にそうではないと明記していない限りにおいて、コンピュータ、コンピューティングシステム、またはこれらに類似した電子コンピューティングデバイスの行う、コンピュータシステムのレジスタおよび／またはメモリ内の物理量（例えば電子）で表されるデータを、コンピューティングシステムのレジスタ、メモリ、もしくはその他の同様の情報格納、送信、または表示デバイス内の物理量で同様に表される他のデータへと操作および／または変換する動作および／または処理に係るものであってよい。加えて、「複数」という用語は、２以上のコンポーネント、デバイス、エレメント、パラメータ等を示すのに明細書の随所に利用される。

以下の詳細な記載では、無線デバイス、プラットフォーム、ユーザ機器（ＵＥ）、サブスクライバステーション（ＳＳ）、ステーション、移動局（ＭＳ）、または高度移動局（ＡＭＳ）による無線ネットワークへのエントリの開始のための様々な実施形態が記載されている。プラットフォーム、ＵＥ、ＳＳ、ＭＳ、またはＡＭＳ等の上述した様々な形態のデバイスのことを、本明細書を通じて通常はＭＳと称することとする。ＭＳは、本明細書を通じて通常はＢＳと称する１以上のデバイスまたはシステム（例えば基地局（ＢＳ）、高度基地局（ＡＢＳ）、アクセスポイント（ＡＰ）、ノード、ノードＢ、または高度ノードＢ（ｅＮＢ）等）を有するネットワークにエントリを開始する。さらに、これらの用語は特定の無線ネットワークでどの無線プロトコルが利用されているかに応じてコンセプト上交換して利用することができ、ここで言うところのＢＳは、一例ではＡＢＳ、ｅＮＢ、またはＡＰと見ることもできる。同様に、ここで言うところのＭＳも、別の例においてはＡＭＳ、ＵＥ、またはＳＳとしてみることもできる。無線ネットワークには、特に、といってこれらに限定はされないが、無線ローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）、無線パーソナルエリアネットワーク（ＷＰＡＮ）、および／または、無線ワイドエリアネットワーク（ＷＷＡＮ）を含む。

以下の発明の実施形態は、無線システムのトランスミッタおよびレシーバを含む様々な用途に利用することができるが、本発明はこの点に限定はされない。本発明の範囲内に特に含まれる無線システムは、これに限定はされないが、ネットワークインタフェースカード（ＮＩＣ）、ネットワークアダプタ、ＭＳ、ＢＳ、ゲートウェイ、ブリッジ、およびハブを含む。さらに、本発明の範囲内の無線システムは、セルラー式無線電話システム、サテライトシステム、パーソナル通信システム（ＰＣＳ）、スマートフォン、ネットブック、双方向無線システム、双方向ページャ、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）および関連機器、携帯情報端末（ＰＤＡ）、パーソナルコンピューティングアクセサリ、および、その性質が類似しており本発明の実施形態の原理の適用に適した全ての既存および将来のシステムを含んでよい。

無線通信を含む通信分野においては、１以上の種類のオープンサブスクライバグループ（ＯＳＧ）および／またはクローズドサブスクライバグループ（ＣＳＧ）に属するＭＳと通信するＢＳを含む基地局識別子（ＢＳＩＤ）を管理する効率的な方法を提供すると好適である。ＭＳは、１以上のマクロセル、マイクロセル、ピコセル、および／またはフェムトセル（これ以降はセルと称する）を含んでよい無線ネットワークの１以上のキャリアを介して通信する。

通信は、プライマリキャリア等のキャリアで始めることができる。プライマリキャリアは、ＢＳおよびＭＳが物理層（ＰＨＹ）／媒体アクセス制御（ＭＡＣ）層制御情報を交換するキャリアのことであってよい。さらに、プライマリキャリアは、ＭＳ処理の制御機能を通信するために利用することができる（例えば、各ＭＳが、自分がセルの自身のプライマリキャリアとみなすキャリアを有するようなネットワークエントリ）。プライマリキャリアに既に構築されている通信に関しては、ＢＳは、ＭＳをプライマリキャリアからセカンダリキャリアに変更させることができ、これによりプライマリキャリアを別のキャリアに切り替えることができる。

一実施形態では、各フェムトセルがＭＳの１以上のＯＳＧおよび／またはＣＳＧに関連付けられているような、１以上のフェムトセルが発見される。第１のフェムトセルは、第１のＢＳＩＤを有し、居住環境に位置しており、１以上のＭＳの第１のＣＳＧと関連付けられた第１のＢＳにより提供される。さらに、第２のフェムトセルが、第２のＢＳＩＤを有し、会社環境に位置しており、１以上のＭＳの第２のＣＳＧと関連付けられた第２のＢＳにより提供される。第１のＢＳおよび第２のＢＳの近隣のＭＳは、さらに別のＢＳの近隣に位置していてもよく、これらのＢＳそれぞれが固有のＢＳＩＤを有している。

ＭＳが、第１のＢＳおよび第２のＢＳに対して移動したり、位置を変更したりすると、ＭＳはさらなる１以上のＢＳに遭遇し、これらのＢＳと通信を希望する場合が想定される。１以上のさらなるＢＳと関連しあうには、ＭＳは、ＭＳのサブスクリプション状況に応じて、１以上のフェムトセルに相関する複数のＢＳＩＤを格納する必要がある場合がある。多数のＢＳＩＤがＭＳ内に維持されている場合、ＭＳに格納されている多数のＢＳＩＤが生じる複雑性のために、第１のフェムトセル等の対象となるセルへのエントリが遅延する場合がある。ＢＳＩＤは、製造業者によってＭＳにプロビジョンされたり、ネットワークサービスプロバイダ（ＮＳＰ）によりＭＳに追加されたり、および／または、ＮＳＰその他の実体により無線で（over-the-air）ＭＳに送信されたりする場合がある。

ＢＳＩＤは、ブロードキャストメッセージを利用してＮＳＰから周期的にＭＳに提供される場合もある。ＢＳがブロードキャストするメッセージは、周期的に送信され、送信間の周期の期間を長くすると、ＭＳのネットワークエントリの待ち時間が生じる。ＢＳＩＤを効率的に管理するためのシステムおよび方法を提供して、対象ＢＳへのＭＳネットワークエントリを開始する機能を向上させて、ネットワークエントリに伴う待ち時間を低減させると好適であると考えられる。

図１を参照すると、本発明の実施形態における無線ネットワーク１００が概略されている。無線ネットワーク１００は、１以上のＢＳ１２０、１以上のＭＳ１１０、１１２、１１４、および／または１１６（移動局であっても固定された局であってもよい）を含んでよい。ここでのＭＳ１１０は、局１１０、１１２、１１４、および／または１１６を表していてよい。本明細書全体にわたり利用される基地局および移動局という用語およびその点の外延的意味（denotation）は、本発明の実施形態を任意の特定の種類のネットワークまたは通信プロトコルに限定する意図はない。ＭＳ１１０、１１２、１１４、および／または１１６は、単一のキャリアで、または複数のキャリア（プライマリキャリアおよび１以上のセカンダリキャリアを含む）で通信するよう設定されていてよい。基地局１２０はさらに、１つのキャリアまたは複数のキャリア（例えば多入力多出力（ＭＩＭＯ）設定）で通信するよう設定されていてもよい。

無線ネットワーク１００は、ＢＳ１２０のＭＳ１１０、１１２、１１４、および／または１１６のそれぞれの間の無線アクセスを促すことができる。例えば、無線ネットワーク１００は、ＩＥＥＥ８０２．１１ａ（登録商標）１９９９、ＩＥＥＥ８０２．１１ｂ（登録商標）１９９９／Ｃｏｒｌ２００１、ＩＥＥＥ８０２．１１ｇ（登録商標）２００３、および／または、ＩＥＥＥ８０２．１Ｉｎ（登録商標）等の、ＩＥＥＥ（アイトリプルイー）８０２．１１（登録商標）規格（１９９９年版の無線ＬＡＮ媒体アクセス制御（ＭＡＣ）および物理層（ＰＨＹ）仕様に関するＩＥＥＥ規格、２００３年６月１２日再確認）、ＩＥＥＥ８０２．１６２００４／Ｃｏｒｌ−２００５またはＩＥＥＥ規格８０２．１６−２００９（ここでは「ＩＥＥＥ規格８０２．１６−２００９」または「ＷｉＭＡＸ」規格とも称される）等のＩＥＥＥ８０２．１６（登録商標）規格（「ローカルおよびメトロポリタンエリアネットワーク用のＩＥＥＥ規格−パート１６：固定ブロードバンド無線アクセスシステム用のエアインタフェース」、２００４年１０月１日）、および／または、ＩＥＥＥ８０２．１５．１（登録商標）規格（「ローカルおよびメトロポリタンエリアネットワークＩＥＥＥ規格−仕様要件」、パート１５．１：無線パーソナルエリアネットワーク（ＷＰＡＮ（登録商標））用の無線媒体アクセス制御（ＭＡＣ）および物理層（ＰＨＹ）仕様）等、で指定されている１以上のプロトコルを利用するよう設定することができるが、本発明はこの点に限定はされず、他の規格を利用することもできる。一部の実施形態では、無線ネットワーク１００およびそのコンポーネントの属性、互換性、および／または、機能は、例えばＩＥＥＥ８０２．１６規格（例えば、ＷｉＭＡＸ（worldwide interoperability for microwave access）とも称される）に従って定義することができる。これに代えて、またはこれに加えて、無線ネットワーク１００は、第３世代パートナーショッププロジェクト（３ＧＰＰ）、第４世代（４Ｇ）、ロングタームエボリューション（ＬＴＥ）セルラー式ネットワークに準拠するデバイスおよび／またはプロトコルまたはＷＬＡＮまたはＷＭＡＮの任意のプロトコルを利用することもできる。

本発明の実施形態は、次世代のモバイルＷｉＭＡＸシステム（例えばＩＥＥＥ８０２．１６ｍ、ＩＥＥＥ８０２．１６ｅ、またはＩＥＥＥ８０２．１６ａｃ規格に基づくもの）に、実質的に移動度が高く待ち時間の低いアプリケーション（例えば、ボイスオーバインターネット（ＶｏＩＰ）、エアインタフェースを介した相互対話型ゲーム、大きなセルサイズまたは低い周波数帯域への配置、および／または、「マルチホップ」中継処理等）を効率的にサポートさせる。

一部の実施形態では、ＢＳ１２０は、ＭＳ１１０、１１２、１１４、および／または１１６の間、且つ、ＭＳ１１０、１１２、１１４、および／または１１６とＢＳ１２０との間の無線通信を管理および／または制御することができる。移動局１１０、１１２、１１４、および／または１１６は、他のデバイス（不図示）からの、私的または公的ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）を介した無線ネットワーク１００への様々なサービス接続を促すことができるが、実施形態はこの点に限定はされない。

図２は、本発明の実施形態における無線ネットワーク１００で利用される装置２３０の概略図である。例えば、装置２３０は、無線ネットワーク（例えば図１の無線ネットワーク１００）の他のＭＳ１１０またはＢＳ１２０と通信するための、図１を参照して例示および記載されたＭＳ１１０およびＢＳ１２０であってよい。装置２３０は、論理（例えばハード回路、プロセッサおよびソフトウェア、またはこれらの組み合わせ）を含むコントローラまたは処理回路２５０を含んでよい。一部の実施形態では、装置２３０は、無線周波数（ＲＦ）インタフェース２４０、および／または媒体アクセスコントローラ（ＭＡＣ）／ベースバンド処理回路２５０を含んでよい。

一実施形態では、ＲＦインタフェース２４０は、シングルキャリアまたはマルチキャリア変調信号（相補符号キーング（ＣＣＫ）および／または直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボル）の送信および／または受信に適合したコンポーネントまたはコンポーネントの組み合わせを含んでよいが、本発明の実施形態は特定の無線インタフェースまたは変調スキームに限定はされない。例えばＲＦインタフェース２４０は、レシーバ２４２、トランスミッタ２４４、および／または、周波数シンセサイザ２４６を含んでよい。ＲＦインタフェース２４０は、バイアスコントローラ、液晶発振器、および／または、１以上のアンテナ２４８および／または２４９を含んでよい。別の実施形態では、ＲＦインタフェース２４０は、外部の電圧制御発振器（ＶＣＯ）、弾性表面波フィルタ、中間周波数（ＩＦ）フィルタ、および／または、ＲＦフィルタを適宜利用することができる。様々なＲＦインタフェース設計が利用可能であることで、その拡張記述を省くことができるようになる。

処理回路２５０は、ＲＦインタフェース２４０と通信して信号を処理、受信および／または送信してよく、例えばダウンコンバート用にアナログ・デジタルコンバータ２５２を含み、送信するために信号をアップコンバートするためにデジタル・アナログコンバータ２５４を含んでよい。さらに処理回路２５０は、各受信／送信信号のＰＨＹリンク層処理のために、ベースバンドまたは物理層（ＰＨＹ）処理回路２５６を含んでよい。処理回路２５０はさらに、媒体アクセス制御（ＭＡＣ）データリンク層処理用に処理回路２５９を含んでよい。処理回路２５０は、例えば、処理回路２５９との通信用のメモリコントローラ２５８、および／または、例えばインタフェース２５５を介してであるが基地局管理実体２６０を含んでよい。

本発明の一部の実施形態では、ＰＨＹ処理回路２５６は、スーパフレームの構築および／または分解に、バッファメモリ等のさらなる回路と組み合わせて、フレーム構築および／または分解モジュールを含んでよい。これに代えて、またはこれに加えて、ＭＡＣ処理回路２５９は、ＰＨＹ処理回路２５６からは独立して、これらの機能の一部用の処理を共有したり、これらの処理を行ったりすることができる。一部の実施形態では、ＭＡＣおよびＰＨＹ処理は、適宜、単一の回路に集積することができる。

装置２３０は、例えば、ここで記載される発明の方法、プロトコル、および／または、アーキテクチャの実装に適したコンピューティングデバイスその他のデバイス用のＭＳ１１０、ＢＳ１２０、ハイブリッドコーディネータ、無線ルータ、ＮＩＣおよび／またはネットワークアダプタであってよい。ここで記載する装置２３０の機能および／または特定の設定は、場合によって、装置２３０の様々な実施形態に含まれてもよいし、含まれなくてもよい。一部の実施形態では、装置２３０は、ここに記載されるＷＬＡＮ、ＷＰＡＮ、および／または、ブロードバンド無線ネットワークのためのＩＥＥＥ８０２．１１、８０２．１５および／または８０２．１６規格のうち１以上に関するプロトコルおよび周波数に準拠するよう設定されてよいが、実施形態はこの点に限定はされない。

装置２３０の実施形態は、単一入力単一出力（ＳＩＳＯ）アーキテクチャを利用して実装することができる。しかし図２に示すように、実装例のなかには、ビームフォーミングまたは空間分割多重接続（ＳＤＭＡ）を行うためのアダプティブアンテナ技術を利用して、および／または、ＭＩＭＯ通信技術を利用することにより、送信および／または受信用の複数のアンテナ（例えばアンテナ２４８および２４９）を含んでよい。

コンテキスト維持タイマを含む、装置２３０のコンポーネントおよび特徴は、離散回路、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、論理ゲート、および／または、単一のチップアーキテクチャの任意の組み合わせにより実装することができる。さらに装置２３０の特徴は、マイクロコントローラ、プログラム可能論理アレイ、および／または、マイクロプロセッサ、または適当な場合には、前述したものの任意の組み合わせにより実装することができる。ハードウェア、ファームウェア、および／または、ソフトウェアエレメントは、ここでは組み合わせられて、または個々に、「論理」または「回路」と称される場合があることに留意されたい。

図２のブロックダイアグラムが示す装置２３０の例は、数多くの可能性のある実装例のうちの１つの機能的な記述例にすぎない点を理解されたい。従って、図面に示すブロック機能を分割したり、省いたり、あるいは追加することは、これら機能を実装するためのハードウェアコンポーネント、回路、ソフトウェア、および／またはエレメントが、本発明の実施形態では必ず分割されていたり、省かれたり、あるいは追加されていなければならない、という意味ではない。

図１のＢＳ１２０は、ＭＳ１１０の１以上のクローズドサブスクライバグループ（ＣＳＧ）および／またはオープンサブスクライバグループ（ＯＳＧ）にアクセスを提供し、各ＣＳＧまたはＯＳＧは、１以上のＭＳ１１０を含む。ＣＳＧ内では、アクセスおよびサービスは、認可を受けたＭＳ１１０に限られている。一実施形態では、ＣＳＧは、ＢＳ１２０サブスクライバおよび／またはＢＳ１２０のＮＳＰにより、ＢＳ１２０を通じたサービスのリザーブ、またはこれに対するアクセス権が認可されたユーザセットのことである。証明書または電子証明書は、セルラー式システムのオペレータによりＭＳ１１０へ、サブスクリプション時またはその他の時点で提供されてよい。ＢＳ１２０は、ＭＳ１１０がアクセスを有しうるＣＳＧのことを予め知っていてもよい（以下のセッション設定で生成されるＭＳ１１０コンテキストにより）。他方でＯＳＧとは、公にアクセスが可能であり、特定のサブスクリプションは必要としない。ただし、ＯＳＧにアクセスする場合にも、ＭＳ１１０はオペレータのネットワークによる認証を受ける必要はある。

通常処理中またはハンドオーバの一環として、ＭＳ１１０は、サービス提供する近隣のＢＳ１２０から受信したＲＦ信号強度を測定して、ハンドオーバの対象として最も適した基地局を選択することができる。この測定は、各ＢＳ１２０に固有の同期シーケンスに対して行われ、さらには、セル識別（Ｃｅｌｌ＿ＩＤ）または物理層（ＰＨＹ）レベル識別子を有している。セルタイプは、階層同期スキームを利用する場合には、同期シーケンスを介して通信することもできる。同期シーケンスにより実行することができるビット数には制限があるので、セルタイプおよびその他の設定上の制約に関する情報は、システム設定情報の一部としてブロードキャストされる。

一例としては、一部のＩＥＥＥ８０２．１６ｍの実施形態においては２段階のダウンリンク（ＤＬ）同期が存在する。ＤＬ同期は、プライマリ高度プリアンブルの取得に成功することで行われる。プライマリ高度プリアンブルは、基地局のタイプ（例えばマクロＢＳまたはフェムトＢＳ）、システム帯域幅（例えば５、１０、２０ＭＨｚ）、および、マルチキャリア設定（つまり、完全設定または部分的な設定を行われたＲＦキャリア）に関する情報を有する。プライマリ高度プリアンブルを検知すると、ＭＳ１１０は、セカンダリ高度プリアンブルの取得に進む。セカンダリ高度プリアンブルは、７６８個の離散したＣｅｌｌ＿ＩＤのセットを含んでおり、これは、各サブセットが１つのタイプの基地局（例えばクローズド／オープンサブスクライバグループフェムト基地局またはマクロ基地局）に対応するように複数のサブセットに分割されている。

一部の実施形態では、ＭＳ１１０は、同期シーケンスを取得してＣｅｌｌ＿ＩＤを検知してから、ブロードキャストチャネルを検知して、セル選択処理を終了することができる。ＭＳ１１０が、セルがアクセス不可能なＢＳ１２０であると気づいた場合には、セル検索を再開して別のセルを選択する。この処理のせいで、最初のネットワークエントリ／再エントリおよびハンドオーバが長くかかる場合があり、多数の試行が失敗に終わることがある。

システムタイミングおよびセル識別が成功裏に取得されると、ＭＳ１１０は、システム設定情報の検知および復号を始めることができる。この情報は、一部のＩＥＥＥ８０２．１６ｍの実施形態においてはスーパフレームヘッダ（ＳＦＨ）によって搬送される。スーパフレームヘッダは、プライマリおよびセカンダリスーパフレームヘッダ（Ｐ−ＳＦＨおよびＳ−ＳＦＨ）を含んでおり、ＢＳ１２０のカバーする領域における全てのＭＳ１１０が情報を正確に検知することができるようにロバストで信頼のおける送信フォーマットを利用して周期的にブロードキャストされる制御エレメントである（この情報の大部分は、長期間不変に保たれるが、一部は頻繁に変更されてよい）。正確でタイムリーなシステム情報の検知が、ネットワークエントリ／再エントリおよびハンドオーバの成功には不可欠な要因である。Ｓ−ＳＦＨコンテンツは、３つのサブパケット（ＳＰ１、ＳＰ２、ＳＰ３）に分割され、これらのサブパケットは、最初のネットワークエントリ、ネットワークへの再エントリ、アイドル状態処理等の様々なシステム処理に不可欠な情報を、それぞれのタイミングに関する感度に応じて保持する。

システムパラメータの取得が成功すると、一定の条件を考慮に入れてセル選択をできるようになる。例えば、ＭＳ１１０は、他のタイプのＢＳ１２０が利用可能であっても、特定のタイプのＢＳ１２０（例えば屋内環境のフェムトセル）の選択を希望する場合もあるし、または、特定のグループのＢＳ１２０の受信ＲＦ信号強度が良好であったとしても、ＭＳ１１０がそのグループにアクセスすることを許可されていない場合もある。

アクセス状態とは、ＭＳ１１０が、選択された、または、対象となるＢＳ１２０にネットワークエントリを行う状態である。一部のＩＥＥＥ８０２．１６ｍの実施形態では、アクセス状態は、１）最初のレンジングおよびアップリンク同期、２）基本機能交渉、３）認証、承認、および鍵交換、および、４）ＢＳへの登録、という処理を含んでいてよい。ＭＳ１１０は、特定のユーザ識別子をアクセス状態手順の一環として受信する。レンジングとは、正確なタイミングオフセット、周波数オフセット、および電力調節を取得するプロセスであり、ＡＭＳ送信をＡＢＳと位置合わせして、適切な受信閾値内に受信できるようにするプロセスのことである。

ＩＥＥＥ８０２．１６ｍの実施形態等のＷｉＭＡＸ無線の実施形態では、ＢＳ１２０のＢＳＩＤは、４８ビット長であり、ＢＳＩＤは、ＢＳ１２０を識別するための固有のＭＡＣ識別子である。複数のＢＳ１２０共通のＣＳＧを示すために利用される共通の識別子は、共通のｍビットであってよく、ｍは、複数のＢＳ１２０の４８＞ｍ＞２５の最上位ビット（ＭＳＢ）である。２５番目のビットは、ＭＳ１１０がネットワークからさらなるＮＳＰリストを取得するべきか否かを示す情報である。この実施形態では、最初の２４ビットのＭＳＢが、ＩＥＥＥによってオペレータ識別子（ＯＩＤ）として割り当てられる。

図３を参照すると、ＢＳＩＤ構造のビット割り当ての実施形態として、２４ビットのＢＳＩＤが示されている。この実施形態では、第１のオペレータまたは第１のネットワークアクセスプロバイダ（ＮＡＰ）が、110111010011というＯＩＤを割り当てられ、複数のＢＳ１２０に共通のＣＳＧを表す共通の識別子を提供している。第１のオペレータは、110111010011-110111xxxxxxのＢＳＩＤ空間をリザーブしていてよく、最後の６ビットは、（ｘ）が、複数のＢＳ１２０の２^６＝６４個のＢＳＩＤを表すために割り当てられ、またはリザーブされていてよく、ＢＳ１２０それぞれは、個々にＢＳＩＤを割り当てられていてよい。第１のオペレータは、ＢＳ１２０を識別する共通の識別子（110111010011-110111）をＭＳ１１０にプロビジョンしてよく、これによってＭＳ１１０サブスクライバは、ＣＳＧアクセスを提供するＢＳ１２０を識別することができる。共通の識別子は、ＣＳＧアクセスを提供する複数のＢＳ１２０を表すために利用される複数のビットであってよく、一実施形態では共通の識別子が２４ビットに等しくてよい。しかし他の実施形態では、共通の識別子は、２４ビットを下回っていてもよいし、２４ビットを上回っていてもよい。さらに、個々のＢＳ１２０にリザーブする共通の識別子のビット数は、市場、ネットワーク、および／または、システム要件に基づいて選択的に設定することもできる。

ＭＳ１１０は、ＢＳ１２０内の共通の識別子を検索および発見して、ＢＳ１２０がそのＣＳＧサブスクリプションに属しているかを判断して、共通の識別子が検知され、ＭＳ１１０にプロビジョンされている対応する共通の識別子に整合する場合に、ＢＳ１２０を選択することができる。一実施形態では、第１のオペレータの共通の識別子は、主要な空港の注目地点等のフェムトセルの集合またはグループを表している。

別の実施形態では、第２のオペレータまたは第２のＮＡＰに、100100100111というＯＩＤを割り当て、第２のグループのＢＳ１２０のＣＳＧを表す第２の共通の識別子を提供し、この第２のグループのＢＳ１２０は、複数のＢＳ１２０を含む。第２のオペレータは、この目的で、100100100111-1-10xxxxxxxxxのＢＳＩＤ空間をリザーブしてよく、このうち110111010011-1-10は、共通の識別子であり、最後の９ビットは、（ｘ）が、２^９＝５１２個のＢＳＩＤを表すために割り当てられ、またはリザーブされていてよい。第２のオペレータの第２の共通の識別子は、第２のＮＡＰが提供するカフェショップに位置するフェムトセルの集合またはグループを表していてよい。

ＭＳ１１０は、各共通の識別子が、対応するアクセス可能なＢＳ１２０のセットを表すような１以上の共通の識別子のセットを含んでよい。ＭＳ１１０に格納および／またはキャッシュされている識別子の数を減らす、または最小限に抑えることで、膨大な量のＢＳＩＤのリストを維持する必要がなくなるので便利であると思われる。減らされた共通の識別子のリスト（例えばＣＳＧホワイトリスト）によって、ＭＳ１１０の処理を簡略化して、セルの選択手順を加速化することができる。

ＭＳ１１０は、さらに、認可されたＢＳ１２０を探して、最初のネットワークエントリを実行する際には、ＮＳＰリストを取得して参照するよう設定されていてもよい。ＮＳＰリストおよび／またはＣＳＧホワイトリストは、ＭＳ１１０にプロビジョンされていてよい。ＮＳＰリストは、ＩＥＥＥ８０２．１６ｅドラフト版またはＩＥＥＥ８０２．１６ｍドラフト版で規定されているように、ブロードキャストによりＢＳ１２０から取得することができる。別の実施形態では、ＮＳＰリストがＭＳ１１０にプロビジョンされておらず、および／または、ＢＳ１２０からのＮＳＰリストの取得が必須である。ＮＳＰリストをオペレータからブロードキャストにより取得することは、時間がかかり非効率になりうる。

図４は、一部の実施形態におけるユニキャストメッセージングを利用するＮＳＰリストの転送を示す。ＭＳ１１０とＢＳ１２０との間で交換されるユニキャストメッセージは、ＮＳＰリスト（１または複数）を取得する際のＭＳ１１０のリソースの浪費および費やされる時間を低減させるために利用される。本実施形態では、ＭＳ１１０は、レンジ要求（ＲＮＧ−ＲＥＱ）４０５信号等のユニキャストメッセージを、最初のレンジング中にＢＳ１２０に送信する。ＭＳ１１０は、ＮＳＰリストを完全には取得していない段階であっても、近隣のＢＳ１２０との間のレンジングを開始するよう選択を行うこともできる。ＭＳ１１０は、セル選択を完了させるためにＮＳＰリストが必要となる旨を、１以上のビットの利用によって、ＲＮＧ−ＲＥＱ４０５にマークしてよい。別の実施形態では、ＭＳ１１０は、プライバシー鍵管理（ＰＫＭ）または登録要求（ＲＥＧ−ＲＥＱ）メッセージ等のユニキャストメッセージをＢＳ１２０に送信して、ＭＳ１１０がセル選択を完了させるためにＮＳＰリストを必要としている旨を示す。

ＢＳ１２０は、ＭＳ１１０がＢＳ１２０にアクセス可能であるかを判断するためのＢＳアクセスチェック４１０を行う。ＢＳ１２０は、ＯＳＧを通じてＭＳ１１０にアクセスを提供してもよいし、または、ＭＳ１１０が、ＢＳ１２０が提供するＣＳＧのサブスクライバであってもよい。本実施形態ではＭＳ１１０へのアクセスが許可されている。これに呼応して、ＢＳ１２０は、レンジ応答（ＲＮＧ−ＲＳＰ）３１５メッセージまたは登録応答（ＲＥＧ−ＲＳＰ）メッセージとともに、ＮＳＰリストをＭＳ１１０に送信する。ＢＳ１２０は、ＭＳ１１０によるネットワークエントリを許可し、ＭＳ１１０は、ＢＳ１２０へのネットワークエントリ４２０を実行する旨を判断することもできる。ＭＳ１１０は、ＢＳ１２０が提供するＮＳＰリストを利用して、ＢＳ１２０がネットワークエントリを続けるのに適したＢＳであるかを判断することができる。

図５は、一部の実施形態における、ユニキャストメッセージングによるＮＳＰリストの転送を示す。この実施形態では、ＭＳ１１０は、ＲＮＧ−ＲＥＱ５２５信号等のユニキャストメッセージを最初のレンジング中にＢＳ１２０に送信する。ＭＳ１１０は、セル選択を完了させるためにＮＳＰリストが必要となる旨を、ＲＮＧ−ＲＥＱ５２５にマークしてよい。別の実施形態では、ＭＳ１１０は、プライバシー鍵管理（ＰＫＭ）または登録要求（ＲＥＧ−ＲＥＱ）メッセージ等のユニキャストメッセージをＢＳ１２０に送信する。

ＢＳ１２０は、ＭＳ１１０がＢＳ１２０にアクセス可能であるかを判断するためのＢＳアクセスチェック５３０を行う。ＢＳ１２０は、ＯＳＧを通じてＭＳ１１０にアクセスを提供してもよいし、または、ＭＳ１１０が、ＢＳ１２０が提供するＣＳＧのサブスクライバであってもよい。本実施形態ではＭＳ１１０へのアクセスは許可されていない。これに呼応して、ＢＳ１２０は、関連するプリアンブルインデックスとともに示唆されている１以上のＢＳＩＤ、および、レンジ応答（ＲＮＧ−ＲＳＰ）５３５メッセージまたは登録応答（ＲＥＧ−ＲＳＰ）メッセージとともに１以上のＮＳＰリストをＭＳ１１０に送信する。ＭＳ１１０は、ＲＮＧ−ＲＳＰ５３５が提供する情報に基づいてネットワークエントリ５４０を再試行するよう決定することもできる。この代わりに、ＢＳ１２０は、ＮＳＰリストについての１以上の要求に呼応して、ＮＳＰリストを複数のＭＳ１１０にマルチキャストすることもできる。

別の実施形態では、ＮＳＰリスト取得は、ＢＳ１２０によるオンデマンドのブロードキャストにより提供されてもよい。ＢＳ１２０は、ＭＳ１１０による最初のレンジング、または、ＮＳＰリスト要求とともに送信されたＲＮＧ−ＲＥＱ４０５に呼応して、情報をブロードキャストしてもよい。ＢＳ１２０は、最初のレンジング、ＰＫＭ、または登録要求に呼応してＮＳＰリストをブロードキャストして、ネットワークエントリを開始しようとしているＭＳ１１０に情報を迅速に与えることもできる。この実施形態では、ＭＳ１１０は、ＢＳ１２０が送信するユニキャストメッセージに呼応してＢＳ１２０からのブロードキャストメッセージをリッスンするよう設定されていてもよい。

図６は、一部の実施形態においてＭＳ１１０がネットワークエントリを開始する方法を示す。この方法は、装置２３０等のＭＳ１１０により実行されてよく、この装置２３０は、１以上のアンテナ２４８、２４９、ＲＦインタフェース２４０、および処理回路２５０を含んでおり、処理回路２５０は、本発明の実施形態に記載されている方法のエレメントを実行するよう設定されていてよい。

ＢＳ１２０は、エレメント６０２にあるように、あるセルの１以上の可能性のあるＢＳ１２０について、例えば最初のレンジングによって走査した結果特定されてよい。ＭＳ１１０は、ＢＳ１２０との間で無線通信の開始を試みており、ＭＳ１１０が、ＢＳ１２０が提供するＣＳＧのメンバーであるか否かを判断する。一実施形態では、ＢＳ１２０がフェムトＡＢＳであり、ＭＳ１１０がＡＭＳである。ＭＳ１１０はさらにＢＳ１２０と同期することができ、ここでいう同期には、ＭＳ１１０とＢＳ１２０との間のダウンリンク同期が含まれる。

ＣＳＧにアクセスを提供する複数のＢＳ１２０が、共通の識別子を利用して特定され、この共通の識別子は、ＭＳ１１０がアクセス可能なＣＳＧホワイトリストにリストされている。ＣＳＧホワイトリストは、複数の共通の識別子を含んでよく、ＭＳ１１０上にプロビジョンされていてよく、無線（ＯＴＡ）転送によってＭＳ１１０に送信されてよく、あるいは、物理リンクを利用してＭＳ１１０に転送されてもよい。ＭＳ１１０は、エレメント６０４で、プロビジョンされているホワイトリストまたは、ＭＳ１１０に転送されたホワイトリストがないかをＭＳ１１０を検索することによりＣＳＧホワイトリストを発見する。ＭＳ１１０は、エレメント６０６で、フェムトＡＢＳまたはＢＳ１２０を発見して、エレメント６０８で、このフェムトＡＢＳまたはＢＳ１２０から識別パラメータを受信する。識別パラメータは、ＢＳＩＤ、ＢＳＩＤを含むビットストリング、または、ＢＳ１２０またはフェムトＡＢＳが送信し、ＭＳ１１０またはＡＭＳが共通の識別子を導出するために利用する別の識別子であってよい。

ＭＳ１１０は、エレメント６１０で、識別パラメータから共通の識別子を抽出したり、または、復号したりする。共通の識別子は、１以上のＢＳ１２０またはフェムトＡＢＳを表す。識別パラメータがＢＳＩＤである一実施形態では、ＢＳＩＤの最上位ビットはデコードされて、共通の識別子を提供してよい。別の実施形態では、ＢＳＩＤの一部を復号する、または、抽出して、共通の識別子を提供することもできる。ＭＳ１１０は、共通の識別子がＣＳＧホワイトリストに存在しているかを判断する（エレメント６１２）。ＭＳ１１０は、ＭＳ１１０が、フェムトＡＢＳが提供するＣＳＧのサブスクライバであるかを、例えば、ＢＳ１２０またはフェムトＡＢＳからの共通の識別子をＣＳＧホワイトリスト上に見つかる共通の識別子と整合させてみて、判断する。ＭＳ１１０はさらに、ＭＳ１１０がＢＳ１２０が提供するＣＳＧのサブスクライバである場合に、ＢＳ１２０に対してネットワークエントリを行うことができる。ＭＳ１１０は、第１のＢＳ１２０にネットワークエントリを行わずに、第２のＢＳ１２０についての走査を行うことができる。

図７は、一部の実施形態におけるＭＳ１１０によるネットワークエントリ開始方法を示す。ＭＳ１１０は、ＡＭＳであってよく、無線ネットワーク１００の走査等によって、ＢＳ１２０またはフェムトＡＢＳを発見することができる（エレメント７０２）。フェムトＡＢＳは、一実施形態では、クローズドサブスクライバグループ（ＣＳＧ）フェムトＡＢＳである。ＭＳ１１０は、エレメント７０４で、ＢＳ１２０との間で最初のレンジングを開始して、エレメント７０６で、ＭＳ１１０から第１のユニキャストメッセージをＢＳ１２０に対して送信する。第１のユニキャストメッセージは、ＢＳ１２０に対してネットワークサービスプロバイダリスト（ＮＳＰ）を要求するのに利用される。ＮＳＰリストは、エレメント７０８で、第２のユニキャストメッセージ内に含められて、またはこれとともに、ＢＳ１２０から受信される。ＭＳ１１０は、エレメント７１０で、例えばＭＳ１１０が、ＢＳ１２０が提供するＣＳＧのサブスクライバであるかを判断することにより、ＮＳＰリストを利用してＢＳ１２０を通じてネットワークエントリを実行するかを判断する。一実施形態では、第１のユニキャストメッセージは、レンジ要求（ＲＮＧ−ＲＥＱ）メッセージであり、第２のユニキャストメッセージは、レンジ応答（ＲＮＧ−ＲＳＰ）メッセージである。さらにＭＳ１１０は、ＭＳ１１０が受信した識別パラメータおよびＮＳＰリストを利用して、ＢＳ１２０を通じてネットワークエントリを実行するかを判断することができる。

別の実施形態では、ＭＳ１１０は、セルに対してネットワークエントリを行うかを判断する方法であって、各共通の識別子が複数のＢＳ１２０を表す、共通の識別子のリストを受信する段階と、セル内にＢＳ１２０を発見する段階と、ＢＳ１２０からＢＳＩＤを受信する段階と、ＢＳＩＤを復号して１つの共通の識別子を導出する段階と、１つの共通の識別子が、共通の識別子のリストにあるかを判断する段階と、ネットワークサービスプロバイダ（ＮＳＰ）リストを要求する第１のユニキャストメッセージをＢＳ１２０に送信する段階と、ＮＳＰリストをＢＳ１２０から受信する段階と、ＢＳ１２０を介してネットワークエントリを行うかを判断する段階とを備える方法を通じて行う。ＮＳＰリストは、ＢＳ１２０から送信されるブロードキャストメッセージに含められて受信されてよい。一実施形態では、基地局はＡＢＳまたはｅＮＢであり、共通の識別子のリストは、ＡＭＳまたはＵＥが受信する。さらにＢＳ１２０は、ＣＳＧを通じて無線ネットワーク１００にアクセスを提供するよう設定されているフェムトＡＢＳである。

ここで説明する処理は、概して適宜、有形媒体上にコード命令として具現化するのに適したファームウェアまたはソフトウェアの実行により促されてよい。従って本発明の実施形態は、ある形態の処理コア上に実行される、または、機械可読媒体の上に若しくはその内部に実装または実現される命令セットを含んでよい。機械可読媒体は、機械が可読な形態で情報を格納または送信する任意のメカニズムを含む。例えば機械可読媒体は、読み取り専用メモリ（ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、磁気ディスク格納媒体、光格納媒体、およびフラッシュメモリデバイス等を含んでよい。加えて、機械可読媒体は、電気、光、音響等の伝播信号、またはその他の形態の伝播信号（例えば搬送波、赤外線信号、デジタル信号等）を含んでよい。

本発明の一部の特徴について例示および説明してきたが、当業者には数多くの変形例、代替例、変更、および均等物が自明である。従って添付請求項は、これら数多くの変形例、代替例、変更を本発明の範囲に含めることを想定している。
［項目１］
高度移動局（ＡＭＳ）により無線通信を開始する方法であって、
クローズドサブスクライバグループ（ＣＳＧ）ホワイトリストを前記ＡＭＳに発見する段階と、
フェムト高度基地局（ＡＢＳ）を発見する段階と、
前記フェムトＡＢＳの識別パラメータを受信する段階と、
前記識別パラメータを復号して複数のフェムトＡＢＳを表す共通の識別子を導出する段階と、
前記共通の識別子が前記ＣＳＧホワイトリスト上にあるかを判断する段階と、
前記ＡＭＳが前記フェムトＡＢＳのサブスクライバであるかを判断する段階とを備える方法。
［項目２］
前記ＡＭＳを前記フェムトＡＢＳと同期させる段階をさらに備える項目１に記載の方法。
［項目３］
前記識別パラメータは基地局識別子（ＢＳＩＤ）である項目１に記載の方法。
［項目４］
前記ＢＳＩＤの最上位ビットを復号する段階をさらに備える項目３に記載の方法。
［項目５］
前記ＡＭＳが、前記フェムトＡＢＳが提供するＣＳＧのサブスクライバである場合に、前記フェムトＡＢＳに対してネットワークエントリを行う段階をさらに備える項目１に記載の方法。
［項目６］
前記フェムトＡＢＳに対してネットワークエントリを行うことなく、別のフェムトＡＢＳを走査する段階をさらに備える項目１に記載の方法。
［項目７］
高度移動局（ＡＭＳ）によりネットワークエントリを開始する方法であって、
フェムト高度基地局（ＡＢＳ）を発見する段階と、
前記フェムトＡＢＳとの間で最初のレンジングを開始する段階と、
前記ＡＭＳから、前記フェムトＡＢＳに対してネットワークサービスプロバイダ（ＮＳＰ）リストを要求する第１のユニキャストメッセージを、前記フェムトＡＢＳに送信する段階と、
前記フェムトＡＢＳから、第２のユニキャストメッセージとともに前記ＮＳＰリストを受信する段階と、
前記フェムトＡＢＳを介してネットワークエントリを行うかを判断する段階とを備える方法。
［項目８］
前記第１のユニキャストメッセージはレンジ要求（ＲＮＧ−ＲＥＱ）メッセージであり、前記第２のユニキャストメッセージはレンジ応答（ＲＮＧ−ＲＳＰ）メッセージである項目７に記載の方法。
［項目９］
前記フェムトＡＢＳはクローズドサブスクライバグループ（ＣＳＧ）フェムトＡＢＳである項目７に記載の方法。
［項目１０］
前記フェムトＡＢＳは、前記ＡＭＳが前記ＣＳＧをサブスクライブしているかを判断する項目９に記載の方法。
［項目１１］
前記ＮＳＰリストと識別パラメータとを利用して、前記フェムトＡＢＳを介してネットワークエントリを行うかを判断する段階をさらに備える項目１０に記載の方法。
［項目１２］
セルに対してネットワークエントリを行うかを判断する方法であって、
各共通の識別子が複数の基地局を表す、共通の識別子のリストを受信する段階と、
前記セル内に基地局を発見する段階と、
前記基地局から基地局識別子（ＢＳＩＤ）を受信する段階と、
前記ＢＳＩＤを復号して１つの共通の識別子を導出する段階と、
前記１つの共通の識別子が、前記共通の識別子のリストにあるかを判断する段階と、
ネットワークサービスプロバイダ（ＮＳＰ）リストを要求する第１のユニキャストメッセージを前記基地局に送信する段階と、
前記ＮＳＰリストを前記基地局から受信する段階と、
前記基地局を介してネットワークエントリを行うかを判断する段階とを備える方法。
［項目１３］
前記ＮＳＰリストは、前記基地局から、ブロードキャストメッセージに含められて受信される項目１２に記載の方法。
［項目１４］
前記基地局は高度ノードＢ（ｅＮＢ）であり、前記共通の識別子のリストはユーザ機器（ＵＥ）が受信する項目１２に記載の方法。
［項目１５］
前記基地局は、クローズドサブスクライバグループ（ＣＳＧ）を介して前記ネットワークにアクセスを提供する項目１２に記載の方法。
［項目１６］
ネットワークエントリを開始するシステムであって、
アンテナと、
フェムト高度基地局（ＡＢＳ）から識別パラメータを受信する無線周波数（ＲＦ）インタフェースと、
処理回路とを備え、
前記処理回路は、
複数の共通の識別子を含むクローズドサブスクライバグループ（ＣＳＧ）ホワイトリストを発見し、
前記識別パラメータを復号して複数のフェムトＡＢＳを表す共通の識別子を導出し、
前記共通の識別子が前記ＣＳＧホワイトリスト上にあるかを判断し、
前記システムが前記フェムトＡＢＳのサブスクライバであるかを判断するシステム。
［項目１７］
前記ＲＦインタフェースは、さらに、前記フェムトＡＢＳに対してネットワークサービスプロバイダ（ＮＳＰ）リストを要求する第１のユニキャストメッセージを、前記フェムトＡＢＳに送信する項目１６に記載のシステム。
［項目１８］
前記ＲＦインタフェースは、さらに、前記フェムトＡＢＳから、第２のユニキャストメッセージを介して前記ＮＳＰリストを受信する項目１７に記載のシステム。
［項目１９］
前記第１のユニキャストメッセージはレンジ要求（ＲＮＧ−ＲＥＱ）メッセージであり、前記第２のユニキャストメッセージはレンジ応答（ＲＮＧ−ＲＳＰ）メッセージである項目１８に記載のシステム。
［項目２０］
前記処理回路は、前記ＮＳＰリストおよび前記共通の識別子を利用して、前記フェムトＡＢＳを介してネットワークエントリを行うかを判断する項目１９に記載のシステム。
［項目２１］
クローズドサブスクライバグループ（ＣＳＧ）フェムト高度基地局（ＡＢＳ）にネットワークエントリを提供する方法であって、
高度移動局（ＡＭＳ）に、複数のフェムトＡＢＳを表す共通の識別子を含む識別パラメータを送信する段階と、
前記共通の識別子が前記ＡＭＳのＣＳＧホワイトリスト上に存在する場合にネットワークエントリを開始せよとの要求を前記ＡＭＳから受信する段階とを備える方法。
［項目２２］
前記ＡＭＳから、ネットワークサービスプロバイダ（ＮＳＰ）リストを要求するユニキャストメッセージを受信する段階をさらに備える項目２１に記載の方法。
［項目２３］
前記ＮＳＰリストを前記ＡＭＳに送信する段階をさらに備える項目２２に記載の方法。

Claims (14)

1. 高度移動局（ＡＭＳ）により無線通信を開始する方法であって、
   クローズドサブスクライバグループ（ＣＳＧ）ホワイトリストを前記ＡＭＳに発見する段階と、
   フェムト高度基地局（ＡＢＳ）を発見する段階と、
   前記フェムトＡＢＳの識別パラメータを受信する段階と、
   前記識別パラメータを復号して複数のフェムトＡＢＳを表す共通の識別子を導出する段階と、
   前記共通の識別子が前記ＣＳＧホワイトリスト上にあるかを判断する段階と、
   前記ＡＭＳが前記フェムトＡＢＳのサブスクライバであるかを判断する段階と
   を備える方法。
2. 前記ＡＭＳを前記フェムトＡＢＳと同期させる段階をさらに備える請求項１に記載の方法。
3. 前記識別パラメータは基地局識別子（ＢＳＩＤ）である請求項１に記載の方法。
4. 前記ＢＳＩＤの最上位ビットを復号する段階をさらに備える請求項３に記載の方法。
5. 前記ＡＭＳが、前記フェムトＡＢＳが提供するＣＳＧのサブスクライバである場合に、前記フェムトＡＢＳに対してネットワークエントリを行う段階をさらに備える請求項１に記載の方法。
6. 前記フェムトＡＢＳに対してネットワークエントリを行うことなく、別のフェムトＡＢＳを走査する段階をさらに備える請求項１に記載の方法。
7. ネットワークエントリを開始するシステムであって、
   アンテナと、
   フェムト高度基地局（ＡＢＳ）から識別パラメータを受信する無線周波数（ＲＦ）インタフェースと、
   処理回路と
   を備え、
   前記処理回路は、
   複数の共通の識別子を含むクローズドサブスクライバグループ（ＣＳＧ）ホワイトリストを発見し、
   前記識別パラメータを復号して複数のフェムトＡＢＳを表す共通の識別子を導出し、
   前記共通の識別子が前記ＣＳＧホワイトリスト上にあるかを判断し、
   前記システムが前記フェムトＡＢＳのサブスクライバであるかを判断する
   システム。
8. 前記処理回路は、前記システムを前記フェムトＡＢＳと同期させる請求項７に記載のシステム。
9. 前記識別パラメータは基地局識別子（ＢＳＩＤ）を含む請求項７に記載のシステム。
10. 前記処理回路は、前記ＢＳＩＤの最上位ビットを復号する請求項９に記載のシステム。
11. 前記処理回路は、前記システムが、前記フェムトＡＢＳが提供するＣＳＧのサブスクライバである場合に、前記フェムトＡＢＳに対してネットワークエントリを行う請求項７に記載のシステム。
12. 前記処理回路は、前記フェムトＡＢＳに対してネットワークエントリを行うことなく、別のフェムトＡＢＳを走査する請求項７に記載のシステム。
13. クローズドサブスクライバグループ（ＣＳＧ）フェムト高度基地局（ＡＢＳ）により無線通信をする方法であって、
    前記ＣＳＧフェムトＡＢＳから高度移動局（ＡＭＳ）に、復号されると複数のフェムトＡＢＳを表す共通の識別子を提供する識別パラメータを送信する段階と、
    前記ＣＳＧフェムトＡＢＳにおいて、前記共通の識別子が前記ＡＭＳのＣＳＧホワイトリスト上に存在する場合にネットワークエントリを開始せよとの要求を前記ＡＭＳから受信する段階と
    を備える方法。
14. 前記識別パラメータは基地局識別子（ＢＳＩＤ）を含む請求項１３に記載の方法。

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