JP5445759B2 - 報告書作成システム及び報告書作成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、タスクの報告書を作成する報告書作成システム及び報告書作成方法に関する。
一般に、任意の製品の開発や保守等のタスク(仕事)を複数人で分担して、当該タスクを処理することが行なわれている。このように、複数人でタスクを処理する場合、当該タスクがどのような状況にあるかを管理する必要がある。
例えば、製品開発の開発状況を参照する場合、社員ID、部署、業務上のスキル等の属性が登録された人事テーブルを利用して、当該製品データを参照する者の属性に応じて開発データを作成し、当該開発データに基づいて開発状況を参照できるようにする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、点検作業等の保守を行なう場合、保守対象となる機器に優先順位を設定し、当該優先順位が加味された統合作業報告書を作成する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−164607号公報 特開2008−033470号公報
上記特許文献1の技術によると、1つのタスクを複数人で分担して処理する場合、各自が自己の属性に応じて製品の開発状況を参照することができる。
しかしながら、業務終了後に、複数人がそれぞれ分担処理したタスクについて業務報告書を作成する場合、作成された複数の作業報告書を取りまとめる必要が生じる。この際、業務報告書を取りまとめる者の負担が非常に大きい。
例えば、1つの課内でタスクを分担し、当該タスクについて作業報告書の取りまとめを管理職の者が行なう場合は、当該管理職の者は全ての作業報告書を確認したうえで自らの作業報告書を作成する必要がある。このように作業報告書の取りまとめを行う場合、管理職のような人事的な階層が上位にある者の負担が非常に大きくなる。
また、上記特許文献2の技術によると、各作業報告書の記載内容の項目について優先順位をつけることは可能であるが、複数人がそれぞれ作成する作業報告書を取りまとめる際の負担については軽くすることができない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、タスクを複数人で分担して処理する場合に、当該タスクについての作業報告書を取りまとめる者の負担を大幅に減らすことができる報告書作成システム及び報告書作成方法を提供することにある。
本発明は、タスクの識別情報と、該タスクに関する個別報告書の属性を示す報告書属性情報と、該個別報告書の報告内容を示す報告内容情報とを対応づけて記憶するデータベースと、ユーザ属性情報と、報告書属性情報との対応関係を記憶する対応関係記憶部と、個別報告書の報告内容情報を登録するタスク(以下、登録対象タスクと言う。)の分担者のユーザ属性情報を取得する第1の取得手段と、前記対応関係記憶部を参照して前記取得したユーザ属性情報に対応する報告書属性情報を取得する第2の取得手段と、前記分担者が報告する個別報告書について、前記取得した報告書属性情報と、前記個別報告書の報告内容情報とを、前記登録対象タスクの識別情報に対応づけて、前記データベースに登録する登録手段と、前記データベースから、全体報告書を作成するタスク(以下、作成対象タスクと言う。)に関する個別報告書の報告書属性情報及び報告内容情報を読み出し、当該読み出した報告書属性情報に基づいて報告内容情報にラベルを付与し、前記ラベルが付与された報告内容情報に基づいて、前記作成対象タスクに関する全体報告書を作成する作成手段と、を備えることを特徴とする報告書作成システムである。
また、別の本発明は、タスクの識別情報と、該タスクに関する個別報告書の報告内容情報とを対応づけて記憶するデータベースと、ユーザ属性情報と、タスクの識別情報との対応関係を記憶する対応関係記憶部と、個別報告者のユーザ属性情報を取得する第1の取得手段と、前記対応関係記憶部を参照して前記取得したユーザ属性情報に対応するタスクの識別情報を取得する第2の取得手段と、前記報告者が報告する個別報告書の報告内容情報を、前記取得したタスクの識別情報に対応づけて、前記データベースに登録する登録手段と、前記データベースから、全体報告書を作成するタスク(以下、作成対象タスクと言う。)に関する個別報告書の報告内容情報を読み出し、前記読み出した報告内容情報に基づいて、前記作成対象タスクに関する全体報告書を作成する作成手段と、を備えることを特徴とする報告書作成システムである。
本発明によると、タスクを複数人で分担して処理する場合に、当該タスクについての作業報告書を取りまとめる者の負担を大幅に減らすことができる報告書作成システム及び報告書作成方法を提供できる。
本発明の第1の実施の形態に係わる報告書作成システムの構成を示す図である。 同第1の実施の形態に係わるタスクデータの構造を説明するための図である。 同第1の実施の形態に係わる人事テーブルを示す図である。 同第1の実施の形態に係わる報告書テーブルの一例を示す図である。 同第1の実施の形態に係わる判断材料テーブルを示す図である。 同第1の実施の形態に係わる報告書作成システムの処理を示すフローチャートである。 同第1の実施の形態に係わる報告書作成部が実行する処理を示すフローチャートである。 同第1の実施の形態に係わるタスクの全体報告書を作成する際の具体例を説明するための図である。 同第1の実施の形態に係わる報告書の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に関わる報告書テーブルの一例を示す図である。 同第2の実施の形態に係わる判断材料テーブルを示す図である。 同第2の実施の形態に係わる報告書の一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係わる人事テーブルを示す図である。 同第3の実施の形態に係わる判断材料テーブルを示す図である。 同第3の実施の形態に係わるタスクの全体報告書を作成する際の具体例を説明するための図である。 同第3の実施の形態に係わるタスクの全体報告書を作成する際の他の具体例を説明するための図である。 本発明の第4の実施の形態に係わる報告書作成部が実行する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
先ず、第1の実施の形態について説明する。図1は、本発明が適用された報告書作成システム100の構成を示す図である。
図1に示すように、報告書作成システム100は、コンピュータ装置110,111及び人事システム120と通信可能に接続されている。また、報告書作成システム100は、例えば、コンピュータ装置110からタスクデータ130を受信するように構成されている。
なお、本第1の実施の形態では、人事システム120は報告書作成システム100と別の装置に設けられる場合で説明するが、人事システム120と報告書作成システム100とが同一の装置内に設けられていても良い。
報告書作成システム100は、タスク(仕事)の全体報告書を作成するシステムである。ここで全体報告書は、タスクに関わる者から個別に登録される個別報告書に基づいて作成される報告書である。
報告書作成システム100は、タスクデータ受信部10、ユーザ属性データ取得部20、判断部30、判断材料テーブル記憶部40、データ作成部50、タスクデータストア60及び報告書作成部70を有している。
これらタスクデータ受信部10、ユーザ属性データ取得部20、判断部30、判断材料テーブル記憶部40、データ作成部50、タスクデータストア60及び報告書作成部70が実行する各機能は、報告書作成システム100内の図示しないハードウェアとソフトウェアとが協働することにより実現される。
ここで、タスクデータ130は、複数人で分担されたタスクに関し、分担者等の当該タスクに関わる者がそれぞれ行うタスクに関する個別の報告内容を含むデータである。
また、タスクデータ130は、図2に示すように、タスクID131、報告者ID132、日時データ133、報告者名データ134、報告内容(重要事項、概要、詳細)データ135を含んでいる。
これらタスクID131、報告者ID132、日時データ133、報告者名データ134及び報告内容データ135は、例えば、報告者のコンピュータ装置110の入力操作に基づいて作成され、当該報告者の指示に基づいて、当該コンピュータ装置110から報告書作成システム100に送信される。
タスクID131は、タスクを識別するためのタスクの識別情報である。タスクID131は、例えば、「1」であり、タスクの報告書テーブルがタスクデータストア60に作成される際に採番される。
報告者ID132は、報告者、すなわち、タスクの個別報告書を報告する者を識別する情報である。報告者ID132は、例えば、「ID0001」のように与えられる。なお、報告者IDは、タスクデータ130に含まれるデータとは別に、例えば、ログイン情報などから取得するようにしても良い。
日時データ133は、報告者が個別報告書を報告するときの日時を示す情報である。例えば、「2009/05/30 23:05」というデータである。
報告者名データ134は、個別報告書を報告する者の名前を示す情報である。例えば、「AAA BBB」というデータである。
報告内容データ135は、個別報告書の報告者のタスクに関する個別の報告内容を示すデータである。報告内容データ135は、例えば、分担されたタスクの処理の詳細を示すデータ、当該タスクの処理の概要を示すデータ、タスクについての重要事項を示すデータなどである。
なお、このタスクデータ130に含まれる各データは、例えば、コンピュータ装置110の表示装置に表示される所定の入力インタフェースから入力することが可能である。
次に、人事システム120について説明する。人事システム120は、役職等の人事データを管理するシステムであり、報告書作成システム100のユーザ属性データ取得部20からの報告者ID132を含むクエリに応じて、当該報告者ID132に設定された報告者のユーザ属性情報である役職データを取得し、当該取得した役職データをレスポンスとしてユーザ属性データ取得部20へ返却する。なお、人事システム120は従来よりあるものと同様であるため、詳細な説明を省略する。
人事システム120は、図3に示すような人事テーブル121を有している。人事テーブル121は、報告者ID132を記憶するフィールド121Aと役職を示す役職データを記憶するフィールド121Bとが対応して構成される。なお、図3に示す人事テーブル121は、本第1の実施の形態を説明するために簡易に表したものである。
人事テーブル121には、例えば、フィールド121Aに報告者ID132として「ID0001」が記憶され、当該「ID0001」と対応付けてフィールド121Bに役職データ「社員」が記憶される。当該対応関係は、報告者ID132が「ID0001」である報告者の役職は、「社員」であることを示している。
次に、報告書作成システム100の有するタスクデータストア60、判断材料テーブル記憶部40、タスクデータ受信部10、ユーザ属性データ取得部20、判断部30、データ作成部50及び報告書作成部70の各機能についてこの順で説明する。
データベースであるタスクデータストア60は、タスクの識別情報であるタスクID131と、該タスクに関する個別報告書の報告書属性情報である報告書属性データと、該個別報告書の報告内容情報である報告内容データ135、日時データ133及び報告者名データ134とを対応づけて記憶する。ここで報告書属性データは、役職に応じて報告内容情報を分類するための情報である。
タスクデータストア60は、タスクID131毎に1以上の個別報告書の報告内容等を登録する報告書テーブル61を記憶する。報告書テーブル61は、例えば、図4に示すように、タスクID131を登録するフィールド61Aと、報告書IDを登録するフィールド61Bと、報告書属性データを登録するフィールド61Cと、報告内容データ135を登録するフィールド61Dと、日時データ133を登録するフィールド61Eと、報告者名データ134を登録するフィールド61Fとが対応づけて記憶される。
なお、報告書テーブル61は、図4に示すように、報告書IDに対応させて、フィールド61B乃至フィールド61Fが設けられている場合で説明するが、少なくとも報告者属性データを登録するフィールド61Cと報告内容データ135を登録するフィールド61Dが設けられていれば良い。
また、本第1の実施の形態では、報告書テーブル61のフィールド61Cには、報告書属性データとして、「重要事項」、「概要」、「詳細」のいずれかを示すデータが登録される。さらに、報告書テーブル61のフィールド61Bに記憶される報告書IDは、タスクデータストア60に個別報告書が登録される都度、採番される番号である。
対応関係記憶部である判断材料テーブル記憶部40は、ユーザ属性情報である役職データと、報告書属性情報である報告者属性データとの対応関係を記憶する。
具体的には、判断材料テーブル記憶部40は、ユーザ属性データ取得部20から取得する役職データと、既述の報告書テーブル61のフィールド61Cに登録する報告者属性データとの対応関係を記憶する。
当該対応関係は、判断材料テーブル41として判断材料テーブル記憶部40に記憶される。
判断材料テーブル41は、役職データを記憶するフィールド41Aと報告者属性データを記憶するフィールド41Bとが対応づけられて構成されている。本第1の実施の形態では、図5に示すように、判断材料テーブル41は、役職「役員」、「部長」に「重要事項」を、役職「課長」、「係長」に「概要」を、役職「社員」に「詳細」を対応させて記憶している。
タスクデータ受信部10は、タスクデータ130をコンピュータ装置110から受信すると、当該タスクデータ130を解析し、当該タスクデータ130に含まれる報告者ID132を抽出する。
第1の取得手段であるユーザ属性データ取得部20は、個別報告書を登録する登録対象タスクの分担者のユーザ属性情報を取得する。ここで、ユーザ属性情報とは、本第1の実施の形態では既述のように、人事テーブル121のフィールド121Bに登録されている役職データのことである。
第2の取得手段である判断部30は、判断材料テーブル記憶部40を参照してユーザ属性データ取得部20から取得した役職データに対応する報告書属性データを取得する。
登録手段であるデータ作成部50は、分担者が報告する個別報告書について、判断部30から取得した報告書属性データと、タスクデータ130に含まれる報告内容データ135、日時データ133及び報告者名データ134を、当該登録対象タスクのタスクID131に対応づけて、タスクデータストア60に登録する。
報告書作成部70は、タスクデータストア60から、全体報告書を作成する作成対象タスクに関する個別報告書の報告書属性データ及び報告内容データ135、日時データ133及び報告者名データ134を読み出し、当該読み出した報告書属性データに基づいてラベルを付与し、当該ラベルが付与された報告内容データ135、日時データ133及び報告者名データ134に基づいて、作成対象タスクに関する全体報告書(例えば、後述する図9を参照。)を作成する。
次に、上記のように構成された報告書作成システム100において、タスクの報告書テーブル61に報告者属性データ、報告内容データ135、日時データ133及び報告者名データ134等を登録する際の処理の流れについて図6を参照して説明する。
タスクデータ受信部10は、コンピュータ装置110からタスクデータ130を受信すると、当該タスクデータ130に含まれる報告者ID132を抽出し、報告者ID132をユーザ属性データ取得部20へ送信するとともに、報告者ID132が抽出されたタスクデータ130をデータ作成部50へ送信する受信処理を行う(S101)。
ユーザ属性データ取得部20は、タスクデータ受信部10から報告者ID132を受信すると、当該報告者ID132と対応する役職データを取得するためのクエリを人事システム120に発行する。人事システム120は、当該クエリを受信すると、当該クエリに含まれる報告者ID132を利用して人事テーブル121を検索し、当該報告者ID132と対応する役職データを取得し、当該取得した役職データをレスポンスとしてユーザ属性データ取得部20に返却する。ユーザ属性データ取得部20は、人事システム120から役職データを受信すると、当該役職データを判断部30へ送信する取得処理を行う(S102)。
次に、判断部30は、ユーザ属性データ取得部20から役職データを受信すると、判断材料テーブル記憶部40に記憶している判断材料テーブル41を参照し、当該役職データと対応する報告書属性データを取得し、当該取得した報告者属性データをデータ作成部50へ送信する処理を行う(S103)。
次に、データ作成部50は、タスクデータ受信部10から報告者ID132が抽出されたタスクデータ130を受信し、判断部30から報告者属性データを受信すると、当該タスクデータ130に含まれる報告内容データ135、日時データ133及び報告者名データ134並びに報告者属性データを、当該タスクデータ130に含まれるタスクID131で特定される報告書テーブル61に登録するための登録用データを作成し(S104)、当該作成した登録用データを採番された報告書IDとともにタスクデータストア60に登録する(S105)。
次に、報告書作成部70の処理について図7を参照して説明する。図7は、報告書作成部70が全体報告書を作成するときの処理を示すフローチャートである。
報告書作成部70は、例えば、コンピュータ装置111から所定のタスクに関する全体報告書の作成指示を受信すると(S201)、タスクデータストア60から当該タスクと対応付けられた全ての個別報告書について、報告者属性データ、報告内容データ135、日時データ133及び報告者名データ134を読み出す(S202)。なお、これらとは別に、タイトル名、開始日、期限等の報告書テーブル61に関連付けられているデータも読み出されるが、これらの処理は従来よりあるものと同様であるため説明を省略する。
次に、報告書作成部70は、ステップS202で読み出した報告書属性データに基づいてラベルを付与し、当該ラベルが付与された報告内容データ135、日時データ133及び報告者名データ134に基づいて、全体報告書の作成の対象となるタスクに関する全体報告書を作成する(S203)。
例えば、報告者属性データが「重要事項」の場合は「重要事項」というラベルが報告内容データ135等に付与され、「概要」の場合は「概要」というラベルが報告内容データ135等に付与され、「詳細」の場合は「詳細」というラベルが報告内容データ135等に付与される。このように付与されたラベルに応じて個別報告書がまとめられて全体報告書が作成される(例えば、後述する図9を参照。)。
次に、上記のように構成された報告書作成システム100の全体報告書作成の具体例について説明する。
課長から係長にタスクが依頼され、その係長がさらにそのタスクが分担され、その分担されタスクの処理がそれぞれ複数の社員に依頼された場合に、これら複数の社員及び係長の作成する個別報告書に基づいて、当該タスクの全体報告書を報告書作成システム100にて作成する場合の具体例について説明する。
より具体的には、図8に示すように、課長からタスクを依頼された係長は依頼されたタスクを分担し、分担したタスクの処理をそれぞれ複数の社員A、B及びCの3人に依頼する。そして、各社員A、B及びCが分担したタスクの処理を行なった後、分担したタスクの処理についての個別報告書を作成する。係長は、これらの個別報告書の報告内容を確認後、更に、自身の個別報告書を作成する。そして、これらの個別報告書が全てまとめられた全体報告書が課長に提出される場合について説明する。
なお、この際、係長により、課長から依頼されたタスクの各個別報告書をタスクデータストア60に登録するための処理が行われる。例えば、係長は、図示しないコンピュータ装置を利用して、所定の登録インタフェースから、「ABC商事トラブル対応」とタスクのタイトルを入力するとともに、当該タスクの開始日及び期限を設定して、新たなタスクの報告書テーブルをタスクデータストア60に作成する。この処理のときに当該タスクのタスクID131(以下では、このタスクID131を「1」として説明する。)が採番される。
このように係長が、タスクデータストア60に当該タスクに関する報告書テーブルを作成することにより、タスクデータストア60にタスクID「1」で特定される報告書テーブル61が作成され、当該報告書テーブル61には、タイトル、開始日、期限のデータが記憶される(これらタイトル、開始日、期限については既述のように説明の簡略化のため図3では図示してない。)。
さて、分担されたタスクの処理を依頼された社員A、B及びCの3人は、それぞれが自己の分担分のタスクを処理し、当該処理が終了すると、コンピュータ装置110を用いて、既述の入力インタフェースから自己の分担分のタスクの処理に関する個別報告書を作成する。
例えば、社員Aは、タスクの処理終了後に、依頼されたタスクに与えられたタスクID131、自己のID、作成日時、自己の名前を入力した後、自己の分担分のタスクの処理についての報告内容を入力する。
具体的には、社員Aは、コンピュータ装置110を用いて既述の入力インタフェースにより、タスクID131として「1」、自己の報告者ID132として「ID0001」、日時データ133として「2009年5月30日23時5分」、報告者名データ134として「AAA BBB」、報告内容データ135として「エラーログを確認したところ、エラーコード64435が出ていたため、XYZ運輸様で発生した場合と同じである可能性が高い。ABC商事様のバージョンとXYZ運輸様のバージョンが同じであるか確認し、同じである場合は、・・・」を入力する。
なお、日時データ133及び報告者名データ134は、社員Aが直接入力しなくても、例えば、日時データ133は当該報告書を送信したときの日時が日時データ133として自動的に取得され、報告者名データ134は報告者ID132を入力したときにログイン情報に基づいて自動的に取得されるようにしても良い。
社員B及びCもそれぞれ、社員Aと同様に、タスクの処理終了後に、タスクに与えられたタスクID、自己のID、日時、自己の名前及び分担分のタスクの処理についての報告内容を入力する。
このように、社員A、B及びCにより、それぞれが担当するタスクの処理が終了するごとに分担されたタスクの個別報告書、すなわち、タスクID131、報告者ID132、日時データ133、報告者名データ134及び報告内容データ135を含むタスクデータ130がコンピュータ装置110から報告書作成システム100内のタスクデータ受信部10へ送信される。
このようにして社員A、BおよびCからそれぞれ送信されたタスクデータ130は、報告書作成システム100により以下のように処理される。なお、社員A、B及びCからそれぞれ送信されるタスクデータ130の処理は実質的に同様であるため、以下では社員Aから送信されたタスクデータ130を例に挙げて説明する。
社員Aから送信されたタスクデータ130は、タスクデータ受信部10で報告者ID132として「ID0001」が抽出され、当該「ID0001」がユーザ属性データ取得部20に送信されるとともに、報告者ID132が抽出されたタスクデータ130がデータ作成部50へ送信される。
ユーザ属性データ取得部20では、タスクデータ受信部10から受け取った報告者ID132である「ID0001」を用いて人事システム120にクエリを発行する。人事システム120は、ユーザ属性データ取得部20から送信されたクエリに含まれる「ID0001」を用いて、人事テーブル121から、当該「ID0001」と対応する役職データ「社員」を取得し、役職データ「社員」をレスポンスとしてユーザ属性データ取得部20へ返す。そして、ユーザ属性データ取得部20から判断部30へ、人事システム120から返された役職データ「社員」が送信される。
判断部30では、ユーザ属性データ取得部20から送信された役職データ「社員」及び判断材料テーブル記憶部40に記憶された判断材料テーブル41を用いて、役職データ「社員」と対応する報告書属性データ「詳細」が取得され、報告書属性データ「詳細」がデータ作成部50へ送信される。
データ作成部50では、タスクデータ受信部10から、タスクID131として「1」、日時データ133として「2009年5月30日23時5分」、報告者名データ134として「AAA BBB」、報告内容データ135として「エラーログを確認したところ、エラーコード64435が出ていたため、XYZ運輸様で発生した場合と同じとして可能性が高い。ABC商事様のバージョンとXYZ運輸様のバージョンが同じとしてか確認し、同じとして場合は、・・・」を含むタスクデータ130を受信し、判断部30から報告書属性データ「詳細」を受信する。
これらの各データを受信すると、データ作成部50は、タスクデータストア60内のタスクID131が「1」で特定される報告書テーブル61に、採番された報告書ID「1」をフィールド61Bに、報告者属性データ「詳細」をフィールド61Cに、報告内容データ135をフィールド61Dに、日時データ133をフィールド61Eに、報告者名データ134をフィールド61Fに登録するための登録用データを作成し、このように作成された登録用データを、当該報告書テーブル61に登録する。
なお、社員B及びCについても、個別報告書をコンピュータ装置110から送信したきは、社員Aと同様の処理が行われ、社員B及びCが作成した個別報告書のデータがタスクID「1」で特定される報告書テーブル61のフィールド61B乃至61Fにそれぞれ採番された報告書IDとともに登録される。
さて係長は、所定のタイミングで、タスクID131「1」を利用して、社員A、B及びCの個別報告書の報告内容を所定のインタフェース上で確認する。
係長は、社員A、B及びCからの報告内容を確認した後、コンピュータ装置110を利用して、自身の個別報告書を作成する。
例えば、係長は、既述の入力インタフェースを用いて、タスクID131として「1」、報告者ID132として「ID0004」、日時データ133として「2009年6月5日13時10分」、報告者名データ134として「CCC DDD」、報告内容データ135として「5月30日 ABC商事様人事システムにて、サーバがつながらなくなるというトラブルが発生。調査の結果、先日XYZ運輸様で発生した現象と同じであったため、パッチを適用して復旧。その後、問題ないことを確認し、お客様へ報告を行なった。」と入力し、報告書作成システム100へ個別報告書(タスクデータ130)を送信する。
このように係長が作成したタスクデータ130が送信されると、タスクデータ受信部10では、報告者ID132として「ID0004」が抽出され、抽出された当該「ID0004」がユーザ属性データ取得部20へ送信されるとともに、報告者ID132が抽出されたタスクデータ130は、データ作成部50へ送信される。
ユーザ属性データ取得部20は、タスクデータ受信部10から受け取った報告者ID132である「ID0004」を用いて人事システム120にクエリを発行する。人事システム120は、ユーザ属性データ取得部20から送信されたクエリに含まれる「ID0004」を用いて、人事テーブル121から、当該「ID0004」と対応する役職データ「係長」を取得し、当該取得した役職データ「係長」をレスポンスとしてユーザ属性データ取得部20へ返す。そして、ユーザ属性データ取得部20から判断部30へ、人事システム120から返された役職データ「係長」が送信される。
判断部30では、ユーザ属性データ取得部20から送信された役職データ「係長」及び判断材料テーブル記憶部40に記憶された判断材料テーブル41を用いて、役職データ「係長」と対応する報告書属性データ、「概要」が取得され、当該報告書属性データ「概要」がデータ作成部50へ送信される。
データ作成部50では、タスクデータ受信部10から、タスクID131として「1」、日時データ133として「2009年6月5日13時10分」、報告者名データ134として「CCC DDD」、報告内容データ135として「5月30日 ABC商事様人事システムにて、サーバがつながらなくなるというトラブルが発生。調査の結果、先日XYZ運輸様で発生した現象と同じであったため、パッチを適用して復旧。その後、問題ないことを確認し、お客様へ報告を行なった。」を含むタスクデータ130を受信し、判断部30から報告書属性データ「概要」を受信する。
これら各データを受信すると、データ作成部50は、タスクデータストア60内のタスクID131が「1」で特定される報告書テーブル61に、採番された個別報告書IDデータをフィールド61Bに、報告書属性データ「概要」をフィールド61Cに、報告内容データ135をフィールド61Dに、日時データ133をフィールド61Eに、報告者名データ134をフィールド61Fに登録するための登録用データを作成し、このように作成された登録用データを報告書テーブル61に登録する。
以上のように社員A、B、C及び係長の個別報告書がタスクID「1」の報告書テーブル61に登録されているときに、課長がコンピュータ装置111を入力操作して、タスクID131が「1」のタスクに関する全体報告書の作成を指示する。
報告書作成部70は、タスクID131が「1」のタスクに関する全体報告書の作成指示を受信すると、タスクデータストア60に記憶されている報告書テーブル61からタスクID「1」と対応づけられた全ての個別報告書について、報告者属性データ、報告内容データ135、日時データ133及び報告者名データ134を読み出す。なお、これらの処理とは別に既述の係長により入力されたタイトル名、開始日、期限等のデータも読み出される。
次に、報告書作成部70は、当該読み出した報告書属性データに基づいて、ラベルとして社員A、B及びCの報告内容には「詳細1」乃至「詳細3」をそれぞれ付与し、係長の報告内容には「概要」を付与し、これらのラベルが付与された報告内容データ135、日時データ133及び報告者名データ134に基づいて、全体報告書を作成する。
図9は、このように作成された全体報告書140の一例を示す図である。
図9に示すように、全体報告書140は、タイトル欄141、開始日欄142、期限欄143、詳細欄144及び概要欄145が設けられている。
タイトル欄141に表示される「ABC商事トラブル対応」、開始日欄142に表示される「2009年5月30日」、期限欄143に表示される「2009年6月5日」は、当該タスクID131が「1」の報告書テーブル61がタスクデータストア60に作成された際に係長により入力されたデータである。
詳細欄144の「詳細1」乃至「詳細3」には、社員A、B及びCがそれぞれ行なった報告内容が表示されている。図9においては、「詳細1」として、社員Aが行なった個別報告書の報告内容が報告書を作成した日時「2009年5月30日23時05分」及び社員Aの名前「AAA BBB」とともに表示される。なお、「詳細2」には社員Bの報告内容が、「詳細3」には社員Cの個別報告書の報告内容がそれぞれ表示可能となっている。また、概要欄145には、係長の個別報告書の報告内容が表示されている。
このように、全体報告書140は、報告者が個別報告書を報告する際に意識しなくても人事システム120に登録されている役職を介して自動的に当該報告者の役職に応じたラベル(重要事項、概要、詳細)を付けて、報告内容をラベル毎に分けたうえで全体報告書140を作成することができるので、タスクを社員A、B及びCで分担して処理する場合に、社員A、B及びCそれぞれの個別報告書とともに自身の個別報告書をまとめて課長に報告する作業を行う係長の負担を大幅に減らすことができるという効果を奏することができる。
なお、上記第1の実施の形態では、本発明を係長が社員A、B及びCからそれぞれ提出される個別報告書を自身の個別報告書とともにまとめ、課長に報告する全体報告書が作成される場合に適用して説明したが、本発明はこの場合に限られるものではない。例えば、部長が複数の課長それぞれから提出される個別報告書を取りまとめ、社長に全体報告書を報告する作業を行う場合等の人事的な階層構造を利用して全体報告書を作成する場合に本発明は広く適用できるものである。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。本第2の実施の形態の報告書作成システムは役職に応じて報告書属性情報である重要度をつける点が、上記第1の実施の形態で説明した報告書作成システム100と異なる。当該異なる点を除くと、第2の実施の形態の報告書作成システムは第1の実施の形態の報告書作成システム100と同様であるため、同一の構成には同一の符号を付すこととし、第1の実施の形態と異なる点について詳細に説明する。
タスクデータストア60には、既述の報告書テーブル61に代えて、報告書テーブル62が記憶されている。
図10は、報告書テーブル62の一例を示す図である。図10に示すように、報告書テーブル62は、タスクID131を登録するフィールド62Aと、報告書IDを登録するフィールド62B、重要度データを登録するフィールド62Cと、報告内容データ135を登録するフィールド61Dと、日時データ133を登録するフィールド61Eと、報告者名データ134を登録するフィールド61Fとが対応づけて構成される。ここで重要度データは、役職に応じて報告内容データ135に付加する個別報告書の重要度を示すデータである。
また、判断材料テーブル記憶部40には、既述の判断材料テーブル41に代えて判断材料テーブル42が記憶されている。判断材料テーブル42は、ユーザ属性データ取得部20から取得したユーザ属性情報である役職データと、既述の報告書テーブル62のフィールド62Cに登録する重要度データとの対応関係を記憶するテーブルである。
判断材料テーブル42は、図11に示すように、役職データを記憶するフィールド42Aと重要度データを記憶するフィールド42Bとが対応づけられて構成されている。本第2の実施の形態では、役職「役員」、「部長」に重要度「高」が、役職「課長」、「係長」に重要度「中」が、役職「社員」に重要度「低」が対応して記憶されている。
このように判断材料テーブル42を用いて実行される判断部30の既述のステップS103に代えて行う処理、及びデータ作成部50の既述のステップS104に代えて行う処理について説明する。
判断部30は、ユーザ属性データ取得部20からユーザ属性情報である役職データを受信すると、判断材料テーブル記憶部40に記憶している判断材料テーブル42を参照し、当該役職データと対応する重要度データを取得し、当該取得した重要度データをデータ作成部50へ出力する。
データ作成部50は、タスクデータ受信部10から報告者ID132が抽出されたタスクデータ130を受信し、判断部30から報告者データを受信すると、当該タスクデータ130に含まれる報告内容データ135、日時データ133及び報告者名データ134並びに重要度データを、タスクデータ130に含まれるタスクID131で特定される報告書テーブル62に登録するための登録用データを作成し、当該作成した登録用データを当該報告書テーブル62に登録する。
図12は、以上のように報告書テーブル62に基づいて、既述の報告書作成部70により全体報告書が作成されたときの、タスクの全体報告書150の一例を示す図である。
図12に示すように、全体報告書150は、タイトル欄151、開始日欄152、期限欄153が既述の全体報告書140と同様に設けられており、また、詳細欄144及び概要欄145に変えて、報告欄154が設けられている。
この報告欄154に報告書テーブル62に登録された個別報告書の報告内容がそれぞれ重要度を示すラベルが付されて表示可能となっている。
本第2の実施の形態の報告書作成システム100によると、報告書テーブル62に登録されている重要度データと報告内容データ135、日時データ133及び報告者名データ134に基づいてタスクの全体報告書150が作成されるので、重要度が示されたラベル毎に複数の個別報告書の報告内容を表示することができる。したがって、報告を受ける者にとって有益な情報が各報告内容に付加されているため、当該報告を取りまとめる者の負担を大幅に減らすことができる。
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態について説明する。本第3の実施の形態の報告書作成システムは所定のグループを示すグループデータに基づいてグループの全体報告書を作成する点が、上記第1の実施の形態で説明した報告書作成システム100と異なる。当該異なる点を除くと、第3の実施の形態の報告書作成システムは第1の実施の形態の報告書作成システム100と同様であるため、同一の構成には同一の符号を付すこととし、第1の実施の形態と異なる点について詳細に説明する。
なお、本第3の実施の形態の報告書作成システム100は、グループ毎に毎月全体報告書を作成する場合で説明するため、グループデータに基づいてタスクIDを特定するだけでなく、グループデータと年月を示す年月データとに応じてタスクID131を特定する場合について説明するが、単にグループ毎にタスクID131を特定する場合には、年月データを用いてタスクIDを特定する処理については必須ではない。
また、上記所定のグループは、リーダと複数のメンバから構成されており、リーダ及び複数のメンバそれぞれが個別報告書を作成し、当該作成した個別報告書を報告書作成システム100に登録するようになっている。
本第3の実施の形態の報告書作成システム100は、グループの全体報告書を作成するものであるため、人事システム120に、図13に示すような人事テーブル122を既述の人事テーブル121に代えて有している。
図13に示すように、人事テーブル122は、報告者ID132を記憶するフィールド122Aとユーザ属性情報であるグループデータを記憶するフィールド122Bとが対応して構成される。ここでグループデータには、グループを示すデータとともに当該グループにおけるリーダ/メンバのいずれかであるかを示すデータも記憶されている。
人事テーブル122には、例えば、フィールド122Aに報告者ID132として「ID0001」が記憶され、当該ID「ID0001」と対応付けてフィールド122Bにグループデータである「グループA:リーダ」が記憶される。当該関係は、「ID0001」の報告者のグループは、「A」であり、当該報告者は当該グループAのリーダであることを示している。なお、図13に示す人事テーブル122は、本第3の実施の形態を説明するために簡易に表したものである。
人事システム120は、ユーザ属性データ取得部20から報告者ID132を含むクエリを受信すると、当該報告者ID132により人事テーブル122を検索し、当該報告者ID132と対応付けられるグループデータを取得し、当該取得したグループデータをレスポンスとしてユーザ属性データ取得部20へ返す処理を行う。
また、本第3の実施の形態の報告書作成システム100は、当該報告書作成システム100によって個別報告書を登録する報告書テーブルを決定するように構成されているため、リーダ及びメンバは、個別報告書を作成する際(タスクデータ130を送信する際)に、タスクID131は入力しない。
次に、判断材料テーブル記憶部40が既述の判断材料テーブル41に代えて記憶する判断材料テーブル43について説明する。なお、判断材料テーブル43は、ユーザ属性情報と、タスクの識別情報との対応関係が少なくとも記憶されており、本第3の実施の形態では、これらの情報に加えて年月を示す情報も記憶されている。
判断材料テーブル43は、グループデータのうちのグループを示すデータを記憶するフィールド43Aと、毎月作成されるグループ毎の全体報告書において、年月を示す年月データを記憶するフィールド43Bと、タスクデータストア60内に登録されている報告書テーブルを特定するためのタスクの識別情報であるタスクID131を記憶するフィールド43Cとが対応して構成されている。
判断材料テーブル43は、図14に示すように、例えば、グループを示すデータ「グループA」と、年月データ「2009/05」と、タスクID131「1」が対応付けて記憶されている。これは、「グループA」と「2009/05」とから特定される報告書テーブルのタスクID131は、「1」であることを示している。
なお、グループデータに含まれるリーダ/メンバのデータに基づいて、例えば、報告者属性データが取得され、当該取得された報告者属性データが報告書テーブル内に登録される構成及び処理については実質的に第1の実施の形態と同様であるため当該構成及び処理の説明は省略する。
このように人事テーブル122及び判断材料テーブル43を用いて実行される判断部30の既述のステップS103に代えて行う処理について説明する。
判断部30は、ユーザ属性データ取得部20からユーザ属性情報であるグループデータを受信すると、判断材料テーブル記憶部40に記憶している判断材料テーブル43を参照し、当該グループデータのうちのグループを示すデータと当該個別報告書が作成された年月を示す年月データから当該タスクデータ130を登録するためのタスクID131を取得し、当該取得したタスクID131を、データ作成部50へ出力する。なお、この出力されるデータには、記述のように詳細な説明を省略したユーザ属性データ取得部20から送信されたグループデータに含まれるリーダ/メンバのデータに基づいて決定される報告者属性データも含まれる。
また、当該処理で必要となる個別報告書を作成した年月の年月データは、例えば、タスクデータ130に含まれる日時データ133を取得し、当該日時データ133が示す年月を年月データとして取得するようにする。
図15は、本第3の実施の形態の報告書作成システム100において、グループに基づいて全体報告書を作成する際の具体例を説明するための図である。
図15に示すように、グループAのリーダ及びメンバがそれぞれ2009年6月に作成した個別報告書は、人事テーブル122から得られるグループAを示すデータと、個別報告書に含まれる年月を示すデータとから2009年6月のグループAの報告書テーブルを示す所定のタスクID131が特定された後、当該タスクIDが示す報告書テーブルに登録される。
このように、グループAのリーダ及びメンバが2009年6月にそれぞれ作成した個別報告書の報告内容は、2009年6月のグループAの報告書として1つの報告書テーブルにまとめられる。
また、図15に示すように、グループBのリーダ及びメンバがそれぞれ2009年5月に作成した個別報告書の報告内容は、グループAの場合と同様に、2009年5月のグループBの報告書として1つの報告書テーブルとしてまとめられる。
このように1つのタスクIDによって1つの報告書テーブルにまとめられた個別報告書に基づいて、既述の報告書作成部70によって、1つの全体報告書が作成される。
本第3の実施の形態の報告書作成システム100によると、特定のグループに属する者の個別報告書を当該グループの全体報告書としてまとめることが可能となるので、当該取りまとめを行なう者の負担を大幅に減らすことができる。
さらに、特定のグループの活動状況を所定の期間毎に継続的にまとめて報告する、例えば、月報のような報告書の場合、自動的にグループ単位、かつ、月単位で個別報告書をまとめることができるため、このような場合にもグループの個別報告書を取りまとめる者の負担を更に大幅に減らすことができる。
なお、本第3の実施の形態では、本発明の全体報告書が作成される期間を、「月」の場合に適用したがこれに限られるものではない。例えば、週報、年次報告等の期限に定めがあり、かつ、グループ内の複数人がそれぞれ作成した個別報告書を1つにまとめる必要のある報告書については本発明を適用することが可能である。
また、本第3の実施の形態では、本発明をグループ内のリーダ及びメンバからなる報告書を取りまとめる場合について説明したがこれに限られるものではない。例えば、人事テーブル122に上司と複数の部下という対応関係を記憶させておき、当該対応関係を利用して、例えば、図16に示すように、上司部下の関係に基づいて全体報告書を作成する場合にも適用することができる。
(第4の実施の形態)
次に第4の実施の形態を説明する。本第4の実施の形態は、上記第1乃至第3の実施の形態の報告書作成システム100に、さらに、タスクデータストア60内の報告書テーブルに予め定められた個別報告書が全て登録された場合に全体報告書を自動的に作成し、所定の者に当該全体報告書を送信する機能を付加したものである。なお、本第4の実施の形態では、当該全体報告書の作成を実現する処理は、報告書作成部70により実現される。
図21は、報告書作成部70が実行する処理を示すフローチャートである。
報告書作成部70は、タスクデータストア60内の報告書テーブルを監視し、全ての個別報告書が登録された報告書テーブルがあるか否かを判断する(S701)。
報告書作成部70は、全ての個別報告書が登録された報告書テーブルがないと判断した場合は(S701:NO)、ステップS701の処理へ戻る。一方、報告書作成部70は、全ての個別報告書が登録された報告書テーブルがあると判断した場合は(S701:YES)、当該報告書テーブルに登録されている個別報告書のデータを読み出し、当該読み出したデータに基づいて全体報告書を作成する(S702)。
報告書作成部70は、全体報告書を作成すると、当該全体報告書を所定の者へ例えばメールにより送信し(S703)、この処理を終了し、再び報告書テーブルを監視する処理を開始する。
なお、上記所定の者は、予めタスクID131と関連付けて登録しておけば良い、例えば、第1の実施の形態であれば所定の者として課長を登録する。これにより、社員A、B、C及び係長の個別報告書の登録が終了したタイミングで課長に全体報告書が送信される。
この第4の実施の形態の報告書作成システム100によると、タスクデータストア60内の報告書テーブルに、全ての個別報告書が登録された場合に、当該報告書テーブルに登録されているデータに基づいて全体報告書を作成し、予め登録された所定の者へ当該全体報告書を送信することができるので、タイムリーな報告を行なうことができるという効果を奏することができる。
複数人に分けられたタスクの処理に関する個別報告書を取りまとめて全体報告書を作成する報告書作成システム及び報告書作成方法に広く適用することができる。
10・・・・タスクデータ受信部
20・・・・ユーザ属性データ取得部
30・・・・判断部
40・・・・判断材料テーブル記憶部
41,44,47・・・判断材料データ
50・・・・データ作成部
60・・・・タスクデータストア
100・・・報告書作成システム
111,112・・・報告書テーブル
111C・・概要フィールド
111D・・詳細フィールド
110・・タスクデータストア
120・・人事システム
121,124・・・人事テーブル
130・・・タスクデータ
131・・・タスクID
132・・・報告者ID
133・・・日時データ
134・・・報告者名データ
135・・・報告内容データ
140,150・・・報告書
144・・・詳細欄
145・・・概要欄
154・・・報告欄

Claims (2)

  1. タスクの識別情報と、該タスクに関する個別報告書の属性を示す報告書属性情報と、該個別報告書の報告内容を示す報告内容情報とを対応づけて記憶するデータベースと、
    ユーザ属性情報と、報告書属性情報との対応関係を記憶する対応関係記憶部と、
    個別報告書の報告内容情報を登録するタスク(以下、登録対象タスクと言う。)の分担者のユーザ属性情報を取得する第1の取得手段と、
    前記対応関係記憶部を参照して前記取得したユーザ属性情報に対応する報告書属性情報を取得する第2の取得手段と、
    前記分担者が報告する個別報告書について、前記取得した報告書属性情報と、前記個別報告書の報告内容情報とを、前記登録対象タスクの識別情報に対応づけて、前記データベースに登録する登録手段と、
    前記データベースから、全体報告書を作成するタスク(以下、作成対象タスクと言う。)に関する個別報告書の報告書属性情報及び報告内容情報を読み出し、当該読み出した報告書属性情報に基づいて報告内容情報にラベルを付与し、前記ラベルが付与された報告内容情報に基づいて、前記作成対象タスクに関する全体報告書を作成する作成手段と、
    を備え、
    前記ユーザ属性情報は前記分担者の役職に関する情報であり、
    前記報告書属性情報は前記個別報告書の報告内容の重要度を示す情報であることを特徴とする報告書作成システム。
  2. 個別報告書の報告内容情報を登録するタスク(以下、登録対象タスクと言う。)の分担者のユーザ属性情報を取得する第1の取得ステップと、
    ユーザ属性情報と、報告書属性情報との対応関係を記憶する対応関係記憶部を参照して前記取得したユーザ属性情報に対応する報告書属性情報を取得する第2の取得ステップと、
    前記分担者が報告する個別報告書について、前記取得した報告書属性情報と、前記個別報告書の報告内容情報とを、前記登録対象タスクの識別情報に対応づけて、タスクの識別情報と、該タスクに関する個別報告書の属性を示す報告書属性情報と、該個別報告書の報告内容を示す報告内容情報とを対応づけて記憶する前記データベースに、登録する登録ステップと、
    ータベースから、全体報告書を作成するタスク(以下、作成対象タスクと言う。)に関する個別報告書の報告書属性情報及び報告内容情報を読み出し、当該読み出した報告書属性情報に基づいて報告内容情報にラベルを付与し、前記ラベルが付与された報告内容情報に基づいて、前記作成対象タスクに関する全体報告書を作成する作成ステップと、
    を有し、
    前記ユーザ属性情報は前記分担者の役職に関する情報であり、
    前記報告書属性情報は前記個別報告書の報告内容の重要度を示す情報であることを特徴とする報告書作成方法。
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