JP5443525B2 - 中心空気ジェットバーナーにおけるnox排出削減方法 - Google Patents

中心空気ジェットバーナーにおけるnox排出削減方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5443525B2
JP5443525B2 JP2012032059A JP2012032059A JP5443525B2 JP 5443525 B2 JP5443525 B2 JP 5443525B2 JP 2012032059 A JP2012032059 A JP 2012032059A JP 2012032059 A JP2012032059 A JP 2012032059A JP 5443525 B2 JP5443525 B2 JP 5443525B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
burner
annular
gas
zone
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012032059A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012093088A (ja
Inventor
アルバート・ディー・ラルー
アラン・エヌ・セア
ウィリアム・ジェイ・カール
ハミド・サーヴ
ダニエル・アール・ローリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Babcock and Wilcox Co
Original Assignee
Babcock and Wilcox Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Babcock and Wilcox Co filed Critical Babcock and Wilcox Co
Priority to JP2012032059A priority Critical patent/JP5443525B2/ja
Publication of JP2012093088A publication Critical patent/JP2012093088A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5443525B2 publication Critical patent/JP5443525B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、一般に燃料バーナーに関し、特に、バーナー火炎内に燃料リッチ内部燃焼域を作り出して、燃料燃焼を加速するように、バーナー火炎の中心へと酸素を直接供給することにより、低NOX排出を実現する新規でかつ有用な粉砕石炭バーナー及び燃焼方法に関する。
NOXは、石炭及び他の化石燃料の燃焼中に生じる副生成物である。NOXの影響に関する環境問題が、米国を含む数カ国において、工場及び公益発電所からのNOX排出の大幅な削減を要求するNOX排出規制の法令を促進している。NOX排出を低減するための現在の工業用方法及び装置は、従前に排出されていたレベルよりもNOX排出を低減することに成功している。しかしながら、現在のNOX排出規則の順守を維持するため、現在知られている方法及び装置の進歩を超える更なる発展が望まれている。
種々の低NOXバーナーが市販されており、該バーナーは、慣用バーナーと比べてNOXを削減した態様にて粉砕石炭(PC)及び他の化石燃料に火をつけるために広く使用されている。そのようなバーナーの例には、ザ・バブコック・アンド・ウイルコックス・カンパニー(The Babcock & Wilcox Company)のDRB−XCL(登録商標)バーナー及びDRB−4Z(登録商標)バーナーがある。これらの及び他の低NOXバーナーの設計に共通なものは、二次空気(SA)を供給する複数の空気域によって囲まれる軸方向石炭ノズルである。作動中、一次空気(PA)ストリームに懸濁させられたPCは、軸方向ジェット(噴出物)として、半径方向への偏向(それ)をほとんどもしくは全く伴わずに、軸方向石炭ノズルを通じて炉内へと注入される。該PCの点火は、SAに渦を巻かせ(SAを旋回させ)、これにより、入ってくる燃料ジェットに沿うホットガスの再循環を引き起こすことによって遂行される。
一般に、SAのごく少量は、石炭ノズルに非常に近接している空気ノズルへと供給され、点火を遂行するために他の空気域へと供給されるSAよりも比較的大きい程度まで渦にされる。バーナーからの残りのSAは、バーナー火炎中へとゆっくりと混合して、これにより、該火炎の根元に燃料リッチ状態を与えるように、より少ない渦を利用して、バーナーにおいて更に(半径方向)外側の空気域を通じて導入される。そのような状態は、炭化水素の発生を促進し、炭化水素は、利用可能な酸素を奪い合い、NOxを破壊し(消滅させ)、及び/又は、燃料結合窒素及び窒素分子のNOxへの酸化を抑制する役割を果たす。
NOxの排出は、二段(段階的)燃焼により更に低下され得、該燃焼では、バーナーには、完全燃焼のため、より少ない化学量論酸素が供給される。結果としてバーナー火炎に燃料リッチ環境が生じる。該燃料リッチ環境は、NOx前駆物質を、酸素希薄環境において未燃焼燃料と奪い合わせることにより、NOxの形成を抑える。次いで、燃焼は、過剰な燃料がより低温で燃焼するバーナー上方の地点において過剰な酸素をボイラーに供給し、バーナー火炎から離れて、より低温にて燃焼が生じる際にサーマルNOxの生成を排除することにより、段階的に行われる。段階的に行うことはまた、燃焼プロセス中に酸素濃度を下げるのに役立ち、これは、燃料結合窒素(燃料NOx)の酸化を抑制する。
二段燃焼のための酸素は、低NOxバーナーを利用するシステムにおいて、オーバー・ファイア・エア(Over Fire Air (OFA))口と一般に呼ばれてい空気段階(ステージング)口を介して空気の形態で、通常、供給される。参照により本明細書中に組み込まれるLaRueへの米国特許第5,697,306号及びLaRueへの米国特許第5,199,355号は、低NOxバーナーを開示し、該バーナーは、更にNOx排出を減らすため、空気二段燃焼法と組み合わされ得る。
慣用バーナーとは異なり、低NOxバーナーは、長い火炎を形成して、より高いレベルの未燃焼可燃物を作り出す傾向にある。長い火炎は、これらが炉の深さもしくは高さと適合しないかもしれないので、必ずしも望ましくはなく、また、火炎の衝突、スラッギング、及び又はボイラー管腐食により、ボイラー動作を損ない得る。
長い火炎は、燃料ジェットが炉内へと進行する際、該ジェットへの不十分な空気供給に起因する。低NOxバーナーの外側空気域からのSAは、火炎軸に沿う空気供給の欠如のため、未燃焼の燃料が持続するように、効果的に下流燃料ジェットを浸透しない。高レベルの未燃燃料は、OFAを有する炉及びOFAを有さない炉の両方において望ましくない。未燃の炭素及びCOの形態の未燃可燃物は、ボイラー効率を下げ、運転費を増す一方、未燃粉砕石炭は、その本質的な摩耗性により、炉自体に対する望ましくない腐食性損傷を引き起こし得る。
OFAシステムの前の不完全な空気/燃料の混合は、OFA口まで持続する過度の量の望ましくない未燃燃料をもたらし得る。多量の未燃燃料がOFA域において空気により燃えようとする際、NOx形成が増長し得、これにより、OFAによる二段燃焼の利益を最小にするかもしくは打ち消す。更に、これらの可燃物を、OFA口において及びOFA口を越えて、完全に燃え尽きさせることは、次第に困難になり、これらが不効率性及び可動困難性を増大させる。
米国特許第5,697,306号明細書 米国特許第5,199,355号明細書
本発明は、典型的なNOxバーナーによって作り出される遅れ燃焼に関連した前述した問題を解決し、また、工業的及び公的ボイラーにおけるNOx排出を更に削減するため、化石燃料を燃焼させる新規なバーナー装置及び方法を導入する。
本発明に従うバーナーは、粉砕石炭(PC)もしくはガス状炭化水素に火をつけるのに適している。本発明は、第1環状域によって同心円状に囲まれる軸方向域を備えている。第1環状域は、バーナーを出る燃料ジェットを作り出し、その後、酸素雰囲気中の燃焼を介してバーナー火炎を形成するため、予め設定した速度で燃料をバーナーに供給する。軸方向域は、中心空気ジェットを作り出し、該ジェットは、バーナー火炎の内部軸線に沿ってバーナー火炎を突き通す。該中心空気ジェットは、バーナー火炎の中心軸線に沿って酸素を供給し、火炎の内側から外側への燃焼を可能し、他方、火炎の根元における全体的な燃料リッチ環境を維持し、これにより、NOx形成を抑制する。
第1環状域を同心円状に囲む第2及び第3環状域によって供給される追加の酸素は、NOx形成を更に低減する一方、燃焼を加速するための手段を与える。第2及び第3環状域の流れ調整機構は、燃料ジェット膨張を空気力学的に抑える。この空気力学的抑制内において、第2及び第3環状域を出る空気からの渦(渦流(swirl))が、火炎域の外側境界に沿って内部再循環域を作り出し、これが、NOx形成を抑える。該内部再循環域(IRZ)は、火炎の外側空気リッチ周囲(外面)に沿って形成されるNOxが、再循環して燃料リッチ火炎コア中へと戻るようにする。中心空気ジェットの裏表を通じての徹底的な燃料を起因とするより熱い火炎温度は、未燃炭化水素基が、IRZ内で利用可能な酸素をあさるようにし、これにより、NOxの形成を抑制し、他の窒素種へと戻るNOを低減する。IRZ内の外側からの及び内側から外側への燃料の加速された燃焼のため、火炎温度が高まるにつれ、より広く短い火炎エンベロープが生じる。
本発明の別の側面は、中心空気ジェットバーナーにおいてNOx排出を削減する方法であると考えられ得る。該方法は、第1環状域によって同心円状に囲まれる軸方向域を有するバーナーを準備する工程と、酸素を含む第1ガスを軸方向域に供給する工程にして、第1ガスが1524m/min〜3048m/minの速度で軸方向域を出る該工程と、粉砕石炭を含むキャリヤーガス(搬送ガス)を第1環状域に供給する工程にして、キャリヤーガスが914.4m/min〜1524m/minの速度で第1環状域を出る該工程とを含む。
本発明の更に別の側面は、中心空気ジェットバーナーにおいてNOx排出を削減する方法であると考えられ得る。該方法は、四域バーナーを準備する工程にして、該バーナーでは、最も内側の領域が第1環状域によって同心円状に囲まれる軸方向域であり、第1環状域が第2環状域によって同心円状に囲まれ、第2環状域が第3環状域によって同心円状に囲まれる該方法と、軸方向域に酸素を含む第1ガスを供給する工程と、第1環状域に粉砕石炭を含むキャリヤーガスを供給する工程と、第2環状域に酸素を含む第2ガスを供給する工程と、第3環状域に酸素を含む第3ガスを供給する工程と、バーナーに914.4m/minを超える速度でキャリヤーガスを供給する工程と、バーナーにキャリヤーガスを超える速度で第1ガスを供給する工程と、バーナーにキャリヤーガスを超える速度で第2ガスを供給する工程と、バーナーにキャリヤーガスを超える速度で第3ガスを供給する工程と、第1ガスによりキャリヤーガスストリーム中の粉砕石炭を該ストリームの内側から燃焼させる工程と、第2ガス及び第3ガスによりキャリヤーガスストリーム中の粉砕石炭を該ストリームの外側から燃焼させる工程と、四つの環状域間の速度勾配を利用して、バーナー火炎中に再循環域を作り出す工程と、バーナー火炎における未燃石炭及び酸素の再循環により、NOx形成を抑制して、燃焼を加速させる工程とを含む。
本発明を特徴付ける新規な種々の特徴は、この開示物に付加されかつその一部を形成する特許請求の範囲に詳細に指し示される。本発明、並びに本発明の作動の利点及び本発明の使用により得られる特定の利益をより良く理解するため、本発明の好ましい実施形態を例示する添付図面及び記述的事項が参照される。
本発明の概略的断面図である。 矢印が空気及び石炭の流路を特定する、本発明の実施形態の概略図である。 供給ダクト9の位置を特定している、本発明のバーナー組立体実施形態の外側の図である。 本発明の複数の同心域を特定する、本発明の実施形態の概略横断面図である。
図面を参照すれば、いくつかの図全体にわたり、一般に、同じ番号が同じかもしくは機能的に類似の特徴を示し、まず図1には、本発明に従って描かれたバーナーの概略断面図が示される。内部に軸方向域25を形成する軸管6は、第1環状管3に同心状に囲まれ、該二つの管の間の領域は、第1環状域11を形成する。第1環状管3の一部と軸管6との間に、フィーダーダクト9が半径方向に配置され、軸管6及び風箱51がフィーダーダクト9の両端部と連通するようにされる。
図3を参照すれば、軸管6と風箱51がフィーダーダクト9の両端部と流体連通するように、第1環状管3の少なくとも一部と軸管6(図3に示されず)との間に半径方向に配置されたフィーダーダクト9の上面図が与えられる。
図1に戻り、二次空気は、強制通風ファン(図示せず)によって供給され、空気加熱器(図示せず)において予熱され、風箱51へと圧力を受ける。フィーダーダクト9は、次いで、ダンパー10によって制御された速度で二次空気を風箱51から軸管6へと供給する。空気流測定機構12は、フィーダーダクト9を通って流れる二次空気を定量化する。
粉砕機(図示せず)は石炭を粉砕し、これは、一次空気と共に、バーナーエルボー2に接続される導管を通って搬送される。点火器(図示せず)が、バーナーの軸線に配置され得、該点火器は、エルボー2、栓5を貫通し、軸管6を通って延びる。
粉砕(された)石炭及び一次空気(PA/PC)1は、バーナーエルボー2を通過する。粉砕石炭は、一般に、エルボー2の外側半径に沿って進み、エルボー出口における外側半径に沿う流れへと濃縮する。粉砕石炭は、第1環状域11に入り、デフレクター(そらせ板)4と遭遇し、デフレクター4は、石炭ストリームを栓5へと方向を変えて該石炭を分散させる。軸管6は、栓5の下流側部に取り付けられる。第1環状管3は、区域3Aにおいて拡張し、大径区域3Bを形成する。分散した石炭は第1環状域11に沿って進み、第1環状域11において、(複数の)バー及び山形部(bars and chevrons)7が、燃料ジェット(噴出物)として第1環状域11を出る前に粉砕石炭のより均一な分散を提供する。くさび形状部分9A及び9B(図3)は、PA/PC1がフィーダーダクト9を過ぎて進行する際、PA/PC1のためのより起伏のある流路(more contoured flow path)を与える。
石炭を分散させて石炭が二次空気と相互作用する速度を高めるため、流れ調整機構30が使用され得る。流れ調整機構30は、局所的に流れを遮断して渦を引き起こすため、旋回羽根及び/又は一又は複数のブラッフボディ(bluff bodies)から構成され得る。
別の流れ調整機構13は、軸管6の端部に配置され得、二次空気が軸方向域25を出てバーナースロート(バーナーのど)8内へ、及び、中心空気ジェットの形態で炉(図示せず)内へと向かう際に、二次空気に対してより均等な流れを供給する。流れ調整装置13は、より均一な流れを提供する、羽根、有孔板、もしくは一般的に使用されている他の機構であり得る。いくつかのケースでは、流れ調整機構13は、石炭点火を更に加速して排出物質を減らすため、コア空気に渦を与え得る。
本発明の動作可能な方法に関連する側面は、燃料ジェットストリームがスロート8を出て炉に入る際、燃料ジェットストリーム内に中心空気ジェットを作り出すことである。好ましくは、中心空気ジェットは、火炎内に速度勾配を作り出すように、燃料ジェットの速度を超える速度を有し、上記速度勾配は、中心空気ジェットからの酸素を利用して、内側から外側への(十分な)燃料の点火を促進する。
最適な動作状態は、PA/PCが、約914.4m/min〜約1524m/min、より好ましくは約1066.8m/min〜約1371.6m/minの速度で第1環状域を出る場合に生じる。最適な動作状態は、二次空気が、約1524m/min〜3048m/min、より好ましくは約1676.4m/min〜2286m/minの速度で軸方向域25を出る場合に更に生じる。
ダンパー15は、バーナー組立体への追加の二次空気の導入を制御する。開位置にある場合、ダンパー15は、第1環状域11を同心円状に囲む第2環状域16内へと二次空気が流れることを許容する。ここで、第2環状域16は、管3Bとバレル(胴部)19との間の領域として定義される。ダンパー15は、第2環状域16を同心円状に囲む第3環状域17内に二次空気が流れることを更に許容する。ここで、第3環状域16は、バレル19と外側バーナー域壁38との間の領域として定義される。ダンパー15は、一方の域に対して他方の域に比べて二次空気を優先的に絞るか、又は、両方の域に対してより少ない量の二次空気を供給するように配置され得る。点火器(図示せず)が、管6を通らない場合、環状域17に随意的に位置付けられ得る。
燃焼のために二次空気を供給するために三つの環状域すべてを利用するための最適な動作状態は、二次空気がバーナーに供給する全酸素の約20%〜約40%、より好ましくは約25%〜約35%が軸方向域25を通って与えられ、二次空気がバーナーに供給する全酸素の約10%〜約30%、より好ましくは約15%〜約25%が第2環状域16を通って与えられ、二次空気がバーナーに供給する全酸素の約40%〜約70%、より好ましくは約50%〜約65%が第3環状空気域17を通って与えられる場合に生じる。
空気流測定機構18が、第2環状域16及び第3環状域17を通る二次空気流を測定する。最適な動作状態は、二次空気が、約914.4m/min〜約1371.6m/min、より好ましくは約944.88m/min〜約1188.72m/minの速度で第2環状域16を出る場合、更に、二次空気が、約1676.4m/min〜約2286m/min、より好ましくは約1737.36m/min〜約2042.16m/minの速度で第3環状域17を出る場合に生じる。
最適な空気分配状態は、一般に、軸方向域の内径が約9インチ〜約20インチ、第1環状域の内径が約15インチ〜約30インチ、第2環状域の内径が約20インチ〜約40インチ、かつ第3環状域の内径が約22インチ〜約50インチである場合に生じる。
調整可能な羽根21が、第2環状域16を出る前に渦状二次空気を与えるため、第2環状域16に位置付けられる。有孔板及びランプ(傾斜)等の他の空気分散機構も、第2環状域16の端部に据え付けられ得る。固定された複数の羽根22A及び調整可能な複数の羽根22Bは、第3環状域17を通過する二次空気に渦を与える。渦空気が第3環状域17を離れる際、羽根23は、これはあるいは空気域出口の中央に配置され得るが、空気の一部を、一次燃焼域から離れるようにそらせる。
次に図2を参照すれば、矢印が二次空気及びPA/PC1の流路を特定する図による描写が与えられる。
別の実施形態において、空気よりも高い濃度で酸素を含むガスが、二次空気の全部又は一部に代えて利用され得る。
別の代替実施形態において、粉砕石炭以外に炭化水素燃料が燃料として利用され得る。
別の代替実施形態において、中心(中央)導管が、軸管6が該中心導管を同心円状に囲むように軸方向域25内に配置され得る。そのような実施形態において、該中心導管は、点火器、オイル噴霧器もしくはガス代替物、又は、濃縮酸素もしくは追加の炭化水素燃料を軸方向に又は半径方向分散により火炎コアへと導入するためのランスを収容し得る。
別の代替実施形態において、複数の中心導管が、軸管6が該複数の中心導管各々を同心円状に囲むように軸方向域25内に配置され得る。そのような実施形態において、該複数の中心導管は、二以上のストリームにおいて濃縮酸素を供給し得、又は、複数導管の少なくとも一つが、燃料のために追加の石炭もしくは他の炭化水素燃料を供給し得る。
別の実施形態において、複数のフィーダーダクト及び/又はブースターファン又は導管が、追加の二次空気もしくは酸素を軸方向域25に供給するために利用され得る。
別の実施形態において、NOx排出を更に低減するため、本発明のバーナー及びNOx削減法に二段燃焼が利用され得る。
更に別の実施形態において、次の代替空気ダクティングシステムが立案され得る。すなわち、該システムにおいて、二次空気が風箱51の外側壁51Bを通って送られ、軸方向域25を風箱51と流体連通させる拡張されたバーナーエルボーの外側半径範囲又は他の箇所を通って軸方向域25内に供給される。
本発明の原理の応用を例示するため、本発明の特定の実施形態が詳細に示され記述されたが、当業者には認識されるように、本発明は、本発明の範囲から逸脱することなく、他の方法で具現化され得ることが理解されるであろう。
1 粉砕石炭及び一次空気(PA/PC)
2 バーナーエルボー
3 第1環状管
4 デフレクター
5 栓
6 軸管
9 フィーダーダクト
8 バーナースロート
10 ダンパー
11 第1環状域
12 空気流測定機構
13 流れ調整機構
15 ダンパー
16 第2環状域
17 第3環状域
25 軸方向域
30 流れ調整機構
51 風箱

Claims (12)

  1. 中心空気ジェットバーナーにおけるNOx排出を削減する方法であって、
    最も内側の域が第1環状域によって同心円状に囲まれる軸方向域であり、かつ前記第1環状域が第2環状域によって同心円状に囲まれ、かつ前記第2環状域が第3環状域によって同心円状に囲まれる四域バーナーを準備し、
    前記軸方向域、前記第2環状域、及び前記第3環状域と流体連通する風箱を準備し、
    二次空気を前記風箱へ供給し、
    前記第1環状域に粉砕石炭を含むキャリヤーガスを供給し、
    914.4m/minを超える速度で前記第1環状域から前記キャリヤーガスを放出し、
    放出された前記粉砕石炭を前記第2及び第3環状域から放出される前記二次空気で燃焼させて火炎を生成し、
    前記キャリヤーガスよりも十分に早い速度で前記軸方向域へ前記二次空気を放出することにより、前記火炎のコアの中に二次空気ポケットを生成し、
    前記二次空気ポケットに含まれる二次空気により前記火炎をその内側から燃焼し、
    前記キャリヤーガスよりも遅い速度で前記第2環状域へ二次空気を放出することにより、かつ前記キャリヤーガスよりも早い速度で前記第3環状域へ二次空気を放出することにより、内部再循環域を生成し、
    未燃焼の石炭、酸素、及びNOxラジカルを前記火炎中へ再循環させることにより、NOx排出を抑制する、NOx排出削減方法。
  2. 前記第2環状域から放出される前記二次空気を渦にする工程を更に含む請求項1に記載の中心空気ジェットバーナーにおけるNOx排出削減方法。
  3. 前記第1環状域から放出される前記キャリヤーガスを渦にする工程を更に含む請求項1に記載の中心空気ジェットバーナーにおけるNOx排出削減方法。
  4. 前記第3環状域から放出される前記二次空気を渦にする工程を更に含む請求項2に記載の中心空気ジェットバーナーにおけるNOx排出削減方法。
  5. 前記軸方向域から放出される前記二次空気を渦にする工程を更に含む請求項4に記載の中心空気ジェットバーナーにおけるNOx排出削減方法。
  6. 中心空気ジェット粉砕石炭バーナーにおけるNOx排出を削減する方法であって、
    第1環状域、当該第1環状域を同心円状に囲む第2環状域、及び当該第2環状域を同心円状に囲む第3環状域によって同心円状に囲まれる軸方向域を有するバーナーを準備する工程と、
    酸素を含む第1ガスを軸方向域に供給する工程にして、前記第1ガスが、1524m/min〜3048m/minの速度で軸方向域を出る該工程と、
    粉砕石炭を含むキャリヤーガスを第1環状域に供給する工程にして、前記キャリヤーガスが、914.4m/min〜1524m/minの速度で第1環状域を出る該工程と、
    酸素を含む第2ガスをバーナーへ供給する工程であって、前記第2ガスは、914.4m/min〜1371.6m/minの速度で前記第2環状域を出る該工程と、
    酸素を含む第3ガスを前記バーナーへ供給する工程であって、前記第3ガスは、1676.4m/min〜2286m/minの速度で前記第3環状域を出る該工程と、
    を含む中心空気ジェット粉砕石炭バーナーにおけるNOx排出削減方法。
  7. 前記第1ガスは、1676.4m/min〜2286m/minの速度で前記軸方向域を出ると共に、前記キャリヤーガスは、1066.8m/min〜1371.6m/minの速度で前記第1環状域を出る請求項6に記載の中心空気ジェット粉砕石炭バーナーにおけるNOx排出削減方法。
  8. 前記第2ガスは、944.88m/min〜1188.72m/minの速度で前記第2環状域を出ると共に、第3ガスは、1737.36m/min〜2042.16m/minの速度で前記第3環状域を出る請求項7に記載の中心空気ジェット粉砕石炭バーナーにおけるNOx排出削減方法。
  9. 前記バーナー火炎に酸素を供給する工程を更に含み、全酸素の20%〜40%が前記軸方向域を通る第1ガスによって供給され、全酸素の10%〜30%が前記第2環状域を通る第2ガスによって供給され、全酸素の40%〜70%が前記第3環状域を通る第3ガスによって供給される請求項7に記載の中心空気ジェット粉砕石炭バーナーにおけるNOx排出削減方法。
  10. 前記バーナー火炎に到達する前に、前記第1ガス、前記第2ガス、前記第3ガス及び前記キャリヤーガスから成る群の少なくとも一つを渦にする工程を更に含む請求項9に記載の中心空気ジェット粉砕石炭バーナーにおけるNOx排出削減方法。
  11. 前記第1ガスにより前記キャリヤーガスストリーム中の粉砕石炭を該ストリームの内側から燃焼させる工程と、
    前記第2ガス及び前記第3ガスにより前記キャリヤーガスストリーム中の粉砕石炭を該ストリームの外側から燃焼させる工程と、
    前記バーナー火炎中に再循環域を作り出すための手段を設ける工程と、
    前記バーナー火炎中の未燃石炭及び酸素の再循環により、NOx形成を抑制し、燃焼を加速する工程とを含む請求項9に記載の中心空気ジェット粉砕石炭バーナーにおけるNOx排出削減方法。
  12. 前記軸方向域、前記第1環状域、前記第2環状域及び前記第3環状域から成る群の少なくとも一つ内のガス流を調整するための流れ調整手段を利用する工程を更に含む請求項9に記載の中心空気ジェット粉砕石炭バーナーにおけるNOx排出削減方法。
JP2012032059A 2012-02-16 2012-02-16 中心空気ジェットバーナーにおけるnox排出削減方法 Expired - Fee Related JP5443525B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012032059A JP5443525B2 (ja) 2012-02-16 2012-02-16 中心空気ジェットバーナーにおけるnox排出削減方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012032059A JP5443525B2 (ja) 2012-02-16 2012-02-16 中心空気ジェットバーナーにおけるnox排出削減方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006222040A Division JP5032071B2 (ja) 2006-08-16 2006-08-16 中心空気噴出口を有するバーナー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012093088A JP2012093088A (ja) 2012-05-17
JP5443525B2 true JP5443525B2 (ja) 2014-03-19

Family

ID=46386595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012032059A Expired - Fee Related JP5443525B2 (ja) 2012-02-16 2012-02-16 中心空気ジェットバーナーにおけるnox排出削減方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5443525B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2756098B2 (ja) * 1995-07-14 1998-05-25 川崎重工業株式会社 微粉炭バーナ
JPH09170714A (ja) * 1995-12-18 1997-06-30 Babcock Hitachi Kk 微粉炭焚バーナ
JP3986182B2 (ja) * 1998-10-27 2007-10-03 株式会社日立製作所 微粉炭燃焼バーナおよびそれを備えた燃焼装置
JP2002115810A (ja) * 2000-10-12 2002-04-19 Babcock Hitachi Kk 低NOx固体燃料燃焼装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012093088A (ja) 2012-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7430970B2 (en) Burner with center air jet
EP1862737B1 (en) Burner with low emissions and low unburned fuel losses
US4915619A (en) Burner for coal, oil or gas firing
US5697306A (en) Low NOx short flame burner with control of primary air/fuel ratio for NOx reduction
US20050132941A1 (en) Apparatus for burning pulverized solid fuels with oxygen
EP2294336B1 (en) Low nox burner
KR101600815B1 (ko) 바이오매스용 중앙 공기제트 버너
KR20000053203A (ko) 미분탄용 연소기
JP5032071B2 (ja) 中心空気噴出口を有するバーナー
JP5443525B2 (ja) 中心空気ジェットバーナーにおけるnox排出削減方法
CA2556822C (en) Burner with center air jet
TW202140963A (zh) 用於在一燃燒器中具有燃料流分布構件之一鍋爐的燃燒系統及燃燒方法
JP6732960B2 (ja) 燃料を燃焼させる方法及びボイラー
AU2006203560B2 (en) Burner with center air jet
EP2051005B1 (en) Burner with center air jet
WO2011010160A1 (en) Combustion apparatus
KR101311008B1 (ko) 중앙 공기제트 버너 및 연소방법
RU2433342C2 (ru) ГОРЕЛКА С ЦЕНТРАЛЬНОЙ ВОЗДУШНОЙ СТРУЕЙ И СПОСОБ УМЕНЬШЕНИЯ ВЫБРОСОВ NOx УКАЗАННОЙ ГОРЕЛКИ (ВАРИАНТЫ)
MXPA06009338A (es) Quemador con chorro de aire central.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5443525

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees