JP5442065B2 - 無線装置のペアリング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線装置のペアリング方法(Method of Pairing Wireless Devices)に関し、特に無線装置がいつでもペアリング(pairing)を行うことができる方法に関するものである。
無線通信は幅広い応用範囲で利用されている。例を挙げると、短距離でホストコンピューターと周辺装置(例えば、マウス、ヘッドホン、マイク、プリンターなど)との間の無線通信、或いは無線装置間のファイル転送(File transfer)などに利用されている。現在、例えばキーボード、マウス、ヘッドホン、スピーカー、プリンター、ノートパソコン、携帯電話、ファクスマシン、デジタルカメラなどの無線装置は、そのほとんどが特定の無線周波数(wireless radio frequency)をホストコンピューターとのペアリング通信の通信規格として使用するため、高い利便性を有している。
しかしながら、無線装置には使用に不便な点もある。無線キーボードとホストコンピューターのペアリングを例として説明すると、使用前にペアリング(登録)を行う必要がある。具体的に言えば、ホストコンピューターに無線キーボートをサーチさせるために、ホストコンピューターには無線キーボードを駆動するためのアプリケーションプログラムをプリインストールしておき、ユーザーはアプリケーションプログラムを起動してホストコンピューターと無線キーボードのアプリケーションのペアリングを行う必要がある。ユーザーは手間を掛けて無線キーボードを駆動するためのアプリケーションプログラムをインストールしたり無線装置を駆動するためのプログラムを設定したりする必要がある。つまり、従来の無線キーボードとホストコンピューターとのペアリング通信はユーザーにとって操作上の利便性があまり高いとは言えず、操作のステップに手間がかかるという欠点がある。
また、トランシーバー(送受信機ともいう)により無線キーボードとペアリングする場合もある。ユーザーは、トランシーバーをホストコンピューターにカップリングしておき、所定の時間内でトランシーバーのペアリングボタンと無線キーボードのペアリングボタンを押すことによって、トランシーバーに無線キーボードをサーチさせた後、ホストコンピューターにより無線キーボードを選択することでペアリング設定を終了する。しかしながら、この場合、ユーザーが所定の時間の経過後に無線キーボードのペアリングボタンとトランシーバーのペアリングボタンを押してしまったり、トランシーバーが所定の時間が経過しても無線キーボードとペアリング通信できなかったり、ユーザーがペアリングボタンを押す操作の分、操作ステップが増加してしまったりといった不具合や不便が生ずる恐れがある。
また、装置の操作中にユーザーがペアリングボタンを誤って押してしまうことを防ぐために、無線装置及びトランシーバーに設けられるペアリングボタンは小さくされる傾向がある。この場合、ユーザーがトランシーバーのペアリングボタンと無線装置のペアリングボタンを押す際に不便になる。
上述したように、無線装置を駆動するためのアプリケーションプログラムをインストールしたり、無線装置とペアリング通信を行うために無線装置を駆動するためのプログラムを設定したり、トランシーバーのペアリングボタンと無線装置のペアリングボタンを押したりといった手間を要していては、ユーザーのニーズを満足することはできない。そこで、無線装置間のペアリングの利便性を向上するように、如何にして無線装置間でアプリケーションプログラムを介することなく、ユーザーの所望に応じていつでも無線装置間のペアリング通信が可能な無線装置のペアリング方法を提供するかが注目されている。
本発明は、無線装置間でアプリケーションプログラムを介することなく、ユーザーの所望に応じていつでも無線装置間のペアリング通信が可能な無線装置のペアリング方法を提供することを課題とする。
本発明は、第1の無線装置がトリガされたか否かを判定し、第1の無線装置がトリガされた場合、第1の無線装置が所定のペアリングアドレスによりペアリング伝送チャネルを確立し、ペアリング伝送チャネルを介して第1のRF送信強度で第1のペアリング信号を第2の無線装置へ送信する工程と、第2の無線装置が第1のペアリング信号を受信したか否かを判定し、第2の無線装置が第1のペアリング信号を受信した場合、第2の無線装置が、ペアリング伝送チャネルを介して第1の応答信号を第1の無線装置へ伝送し、ペアリングモードを起動して第1の通信アドレスを生成し、第1の通信アドレスを第2の無線装置の先入れ先出しバッファに設定し、第2の無線装置のRF送信強度を第2のRF送信強度設定する工程と、第1の無線装置が再びトリガされたか否かを判定し、第1の無線装置が再びトリガされた場合、第1の無線装置が、第1のRF送信強度でペアリング伝送チャネルを介して第1のペアリング信号を第2の無線装置へ伝送する工程と、第2の無線装置が第1のペアリング信号を再び受信したか否かを判定し、第2の無線装置が第1のペアリング信号を再び受信した場合、第2の無線装置が、第2のRF送信強度でペアリング伝送チャネルを介して第2の応答信号を第1の無線装置へ伝送し、前記第1の通信アドレスを記憶してペアリングモードを終了する工程と、を含む無線装置のペアリング方法を提供する。

本発明の実施例において、前記第1のRF送信強度は第1の無線装置の最小RF送信強度であり、前記第2のRF送信強度は第2の無線装置の最小RF送信強度であってもよい。
また、第1の無線装置がトリガされたか否かを判定する工程は、第1の無線装置が第2の無線装置の第1の応答信号を受信していない場合、第1の無線装置から第1のペアリング信号を伝送した回数が再試行上限値に到達したか否かを判定する工程と、第1の無線装置から第1のペアリング信号を伝送した回数が再試行上限値に到達していない場合、第1の無線装置が第1のペアリング信号を第2の無線装置へ再度伝送する工程と、第1の無線装置から第1のペアリング信号を伝送した回数が再試行上限値に到達した場合、第1の無線装置が、第1のペアリング信号の第2の無線装置への伝送を停止し、ペアリングアドレスをペアリング伝送チャネルにおける複数のデータアドレスのうちの一つのである所定のデータアドレスに復帰させ、第1の無線装置がトリガされるのを待機する工程と、を含んでもよい。
また、第2の無線装置が第1のペアリング信号を受信したか否かを判定する工程は、第2の無線装置がペアリング伝送チャネルを確立する工程と、第1の無線装置が第2の無線装置の第1の応答信号を受信した場合、第1の無線装置が、ペアリングアドレスを所定のデータアドレスに復帰させ、再びトリガされるのを待機する工程と、第2の無線装置が第1のペアリング信号を完全に受信したか否かを判定する工程と、第2の無線装置が第1のペアリング信号を完全に受信した場合、第1のペアリング信号がペアリング伝送チャネルにおけるペアリングアドレスから伝送されたものであるか否かを判定する工程と、第1のペアリング信号がペアリング伝送チャネルにおけるペアリングアドレスから伝送されたものである場合、第2の無線装置が第1のペアリング信号を受信したと判定する工程と、第2の無線装置が第1のペアリング信号を受信した場合、第1の通信アドレスを含む返信パケットを第2の無線装置の先入れ先出しバッファに設定する工程と、を更に含んでもよい。
また、第2の無線装置が第1のペアリング信号を再び受信したか否かを判定する工程は、第1の無線装置が第2の無線装置の第2の応答信号を受信した場合、第1の無線装置が、第2の無線装置の先入れ先出しバッファに設定した返信パケットを受信する工程と、第1の無線装置が、返信パケットから第1の通信アドレスを取り出して記憶し、第1の通信アドレスにより第1の伝送チャネルを確立する工程と、を更に含んでもよい。
また、第1の無線装置はペアリングボタンを有しており、ペアリングボタンが押されると、第1の無線装置がトリガされて第1のペアリング信号が生成され、第1の無線装置が第1の応答信号を受信した後、ペアリングボタンが再び押されると、第1の無線装置が再びトリガされて第1のペアリング信号が生成されてもよい。
また、他の実施例において、第1の無線装置は、ペアリングボタンを有しており、ペアリングボタンが押されると、第1の無線装置がトリガされて第1のペアリング信号が生成され、第1の無線装置が第1の応答信号を受信した後、第1の無線装置が自動的に再びトリガされて第1のペアリング信号が生成されてもよい。
本発明に係る無線装置のペアリング方法によれば、ユーザーが所望に応じていつでも第1の無線装置のペアリングボタンを押すことによって、第1の無線装置が第1のRF送信強度でペアリング伝送チャネルを介してペアリング信号を第2の無線装置へ伝送し、第2の無線装置が通信アドレスを選択して決定し、第1の無線装置が再びトリガされペアリング信号を生成してペアリング信号を第2の無線装置へ伝送し、第1の無線装置が第2の応答信号の返信パケットから通信アドレスを取得することになるため、無線装置間でいつでも迅速にペアリング通信を行うことが可能となる。
本発明の実施例に係る無線装置のペアリング方法が実施されるシステム構造の模式図を示すものである。 本発明の実施例に係る無線装置のペアリング方法のフローチャートを示すものである。 本発明の実施例に係る無線装置のペアリング方法のフローチャートを示すものである。 本発明の他の実施例に係る無線装置のペアリング方法における第1の無線装置の動作フローチャートを示すものである。 本発明の他の実施例に係る無線装置のペアリング方法における第1の無線装置の動作フローチャートを示すものである。 本発明の他の実施例に係る無線装置のペアリング方法における第2の無線装置の動作フローチャートを示すものである。 本発明の更なる他の実施例に係る無線装置のペアリング方法における第1の無線装置の一部の動作フローチャートを示すものである。 本発明の更なる他の実施例に係る複数の無線装置のペアリング方法が実施されるシステム構造の模式図を示すものである。
以下において、本明細書と図面に開示された本発明の実施形態は、本発明の技術内容をより分かりやすく説明し、本考案の理解を助けるための実施例を挙げたに過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。
(本発明の実施例に係る無線装置のペアリング方法)
図1は本発明の実施例に係る無線装置のペアリング方法が実施されるシステム構造の模式図を示すものである。図1に示すように、無線装置システム1は、無線装置20と無線装置10とを含む。無線装置20はトランシーバー202を備える。無線装置10は、トランシーバー102とペアリングボタン104とを備える。無線装置20のトランシーバー202と無線装置10のトランシーバー102は、無線伝送技術により信号を相互に送受信する。また、図1において、無線装置20はホストコンピューターであり、無線装置10は無線キーボートであるものとして示されているが、これらに限定されるものではない。例えば、無線装置20はノートパソコン、携帯電話、タブレットコンピューター、又はその他の電子設備などであってもよい。一方、無線装置10は、例えば無線マウス、無線ヘッドホン、無線スピーカー、プリンター、又はその他の無線装置などであってもよい。
また、他の実施例において、無線装置20は複数の無線装置10とそれぞれペアリング通信を行うことによって、各無線装置10に無線周波数(Wireless Radio Frequency)(単にRFともいう)における各データアドレスにより無線装置20と無線通信を行わせるようにしてもよい。ここでは、説明の便宜のために、本実施例に係る無線装置のペアリング方法は一つの無線装置20と一つの無線装置10との間に通信で行うことによって無線装置のペアリングを行うことを例として説明する。また、本実施例で説明する無線装置のシステム構造は例示に過ぎず、図1に示すものに限定されるものではない。
また、図1において、トランシーバー202は無線装置20の内部に内蔵されているが、トランシーバー202はドングル(dongle)などの外付けの無線送受信機であってもよい。また、外付けの無線送受信機は無線装置20におけるユニバーサル・シリアル・バス(Universal Serial Bus、USB)又はその他の伝送インタフェースにより無線装置20に接続されていてもよい。また、図1において、トランシーバー102も無線装置10の内部に内蔵されているが、トランシーバー102は無線装置10に挿設される外付けの無線送受信機であってもよい。要するに、トランシーバー202とトランシーバー102は無線方式で信号を送受信できるものであればよい。また、本発明において、トランシーバー202とトランシーバー102の設置位置、接続方式、無線装置の外見に露出するか否かなどのについては特に限定されず、ニーズに応じて適当に設計可能である。
図1に示すように、無線装置10にはペアリングボタン104が設けられている。ユーザーはペアリングボタン104により無線装置10の動作を制御することができる。ユーザーがペアリングボタンを押すと、無線装置10は第1のペアリング信号を生成してトランシーバー102により第1のペアリング信号を伝送する。また、ペアリングボタン104の類型は特に限定されておらず、例えば、ペアリングボタン104は押しボタン、回転つまみ(turn knob)、操作スティック、タッチパネル又はその他の適切な構造であってもよい。ユーザーがペアリングボタン104により第1のペアリング信号を直接的又は間接的に送信することができさえすれば、ニーズに応じてペアリングボタン104は自由に設計されうる。
図2−1及び図2−2は、本発明の実施例に係る無線装置のペアリング方法のフローチャートを示すものである。ユーザーは、無線装置20と無線装置10をペアリングしようとする場合、無線装置10のペアリングボタン104を押すことによって、無線装置10が生成した第1のペアリング信号により無線装置20をトリガする。
具体的に言えば、ステップS202において、先ず、無線装置10がトリガされたか否かを判定する。ペアリングボタン104が押された場合、無線装置10がトリガされたと判断して、トランシーバー102は第1のペアリング信号を生成する。一方、ステップS202の判定結果が「いいえ」である場合、無線装置10のペアリングボタン103が押されていないため、ペアリングボタン104が押されるまで待機する。これにより、ユーザーはいつでも無線装置10のペアリングボタン104により無線装置10と無線装置20をペアリングすることができる。
ステップS202の判定結果が「はい」である場合、ステップS204へ進む。ステップS204において、無線装置10のトランシーバー102は、所定のペアリングアドレスでペアリング伝送チャネルを確立し、第1のRF送信強度でペアリング伝送チャネルを介して第1のペアリング信号をトランシーバー202へ送信する。
ペアリング伝送チャネルは無線周波数における所定の周波数範囲である。同じペアリング伝送チャネルにおいて、パケットに付加される識別子(例えば、パケットのヘッダーに付加される識別子)により、ペアリング伝送チャネルを、データ信号を伝送するための複数のデータアドレスに区分することができる。例えば、パケットが特定の識別子を含むことは、当該パケットが複数のデータアドレスのうちの一つのデータアドレスにより伝送することを表す。具体的には例えば、ペアリング伝送チャネルがデータ信号を伝送するための六つのデータアドレスを有する場合、本発明に係る無線装置のペアリング方法では、無線装置をペアリングするのに使用され得る六つのデータアドレスのうちの一つのデータアドレスが選定された後、残りの五つのデータアドレスはデータ信号を伝送するのに使用される。また、第1のRF送信強度は、例えばトランシーバー102のRF送信強度であってもよい。即ち、トランシーバー102は、所定の送信パワー(transmitted power)でペアリング要求信号である第1のペアリング信号を伝送する。
ステップS206において、無線装置10におけるトランシーバー102が第1のRF送信強度でペアリング伝送チャネルを介して第1のペアリング信号をトランシーバー202へ送信すると、無線装置20は、トランシーバー202が第1のペアリング信号を受信したか否かを判定する。ステップS206の判定結果が「いいえ」である場合、第1のペアリング信号を受信するまで待機する。一方、ステップS206の判定結果が「はい」である場合、無線装置20は、ペアリング伝送チャネルを介して第1の応答信号をトランシーバー102へ送信するようにトランシーバー202を制御する。
無線装置20が第1のペアリング信号を確実に受信した後、ステップS208において、無線装置20は、ペアリングモードを起動して、第1の通信アドレスを含む返信パケットを無線装置20における先入れ先出しバッファに設定すると共に、第2のRF送信強度を設定する。第1の通信アドレスとしては、データ信号を伝送するためのペアリング伝送チャネルにおける複数のデータアドレスの中から一つのデータアドレスが指定される。第2のRF送信強度は例えばトランシーバー202のRF送信強度であってもよい。即ち、トランシーバー202は、送信パワーによって第1の応答信号、第2の応用信号又はデータ信号を送信する。
ステップS208において、無線装置20は、所定の複数のデータアドレス又はランダムで選択された複数のデータアドレスが使用されていないか否かを判定する。所定の複数のデータアドレス又はランダムで選択された複数のデータアドレスが全て使用されていない場合、無線装置20は、所定の複数のデータアドレス又はランダムで選択された複数のデータアドレスのうちの一つのデータアドレスを第1の通信アドレスとして選択する。一方、所定の複数のデータアドレス又はランダムで選択された複数のデータアドレスの一部が既に使用されている場合、無線装置20は、使用されていない残りのデータアドレスのうちの一つのデータアドレスを第1の通信アドレスとして選択する。
トランシーバー102が第1の応答信号を確実に受信した後、所定の時間が経過した場合、またはユーザーが無線装置10のペアリングボタン104を再び押した場合、ステップS210へ進む。例えば、無線装置20が第1の応答信号を送信した後、無線装置20における指示ランプを点灯することによって、無線装置10のペアリングボタン104を再び押すようにユーザーに指示する。
無線装置10のトランシーバー102が第1の応答信号を受信した後、ステップS210において、無線装置10が再びトリガされたか否かを判定する。無線装置10のペアリングボタン104が再び押されたら、トランシーバー102をトリガして第1のペアリング信号を生成する。ステップS210の判定結果が「いいえ」である場合、無線装置10のペアリングボタン104がまだ押されていないため、ペアリング104が押されるまで待機する。
ユーザーが無線装置10のペアリングボタン104を再び押すと、無線装置10と無線装置20がペアリングモードに入る。このため、ユーザーが無線装置10のペアリングボタン104を一度だけ誤って押してしまった場合でも、無線装置10は、ペアリングアドレスを所定のデータアドレスに復帰させることによって、無線装置10と装置装置20との間がオフラインになってしまうことを防いでいる。また、所定のデータアドレスは、例えばペアリングを完成した無線装置10と無線装置20が使用する第1の通信アドレスであってもよく、無線装置10が出荷される際に設定された後、まだ他の無線装置とのペアリングに使用されていないデータアドレスであってもよい。
一方、ステップS210の判定結果が「はい」である場合、ステップS212に進み、無線装置10のトランシーバー102は第1のRF送信強度でペアリング伝送チャネルを介して第1のペアリング信号をトランシーバー202へ伝送する。
ステップS212において、無線装置10は、第1のペアリング信号を再び送信するようにトランシーバー102を制御する。また、ステップS212において、ステップS204で説明したペアリング伝送チャネルを介して、第1のペアリング信号を無線装置20のトランシーバー202へ送信する。言い換えれば、実際には、無線装置10は第1のペアリング信号を送信する動作を二回実行する。一回目(ステップS204)において、無線装置10が送信した第1のペアリング信号は主に、無線装置20をトリガすることによって無線装置20をペアリングモードに切り換えさせるためのものである。具体的には、無線装置20のペアリングモードは、第1の通信アドレスを提供すること、及び、第2の応答信号を送信するための強度(例えば、最小の送信パワー又は放射強度など)を設定することを含む。また、本発明はこれらに限定されるものではなく、無線装置20のペアリングモードは、例えばペアリング指示ランプを点灯させることなどを含むようにしてもよい。当業者はペアリングモードを適宜に定義することができる。
無線装置10が第1のペアリング信号を再び送信した後、ステップS214において、無線装置20は、再び送信された第1のペアリング信号を受信したか否かを判定する。再び送信された第1のペアリング信号を受信していない場合、無線装置20は無線装置10から第1のペアリング信号が送信されるのを待機する。一方、再び送信された第1のペアリング信号を受信した場合、無線装置20はステップS214を実行する。
ステップS214において、無線装置20は、トランシーバー202が第1のペアリング信号を受信したか否かを判定する。ステップS214の判定結果が「いいえ」である場合、無線装置20は、第1のペアリング信号でトリガされるまで待機する。一方、ステップS214の判定結果が「はい」である場合、無線装置20は、第2のRF送信強度で、ペアリング伝送チャネルを介して第2の応答信号をトランシーバー102へ伝送するようにトランシーバー202を制御する。この第2の応答信号と、ステップS206における第1の応答信号との相違点は、第2の応答信号は、ペアリングを行うために第1の通信アドレスを使用するように、無線装置10と無線装置20とに指示するものであることにある。
無線装置20は、伝送チャネルにおける使用されていない複数のデータアドレスのうちの一つのデータアドレスを、無線装置10と無線装置20がペアリングを完成した後の第1の通信アドレスとして選択し、当該第1の通信アドレスをトランシーバー202の先入れ先出しバッファに設定する。また、無線装置20が第1のペアリング信号を再び受信したら、トランシーバー202の先入れ先出しバッファは、第2の応答信号を無線装置10のトランシーバー102へ伝送する。第2の応答信号は、第1の通信アドレスを有する返信パケットを含む。
ステップS216において、無線装置20と無線装置10との間の連結(ペアリング)が既にできているため、第1の通信アドレス(例えば、無線装置10が使用しうるデータアドレスなど)を無線装置20のメモリ(例えば、キャッシュメモリ又はその他の適当な記憶ユニットなど)に記憶することができる。また、ステップS216で説明したように、無線装置20は、ペアリングモードをデータ伝送モードに切り換えるようにしてもよい。具体的には、無線装置20のデータ伝送モードは、次のデータ信号を送信する際の送信強度を設定する(例えば、最大の送信パワー若しくは通常の送信パワー)ことを含むようにしてもよいが、これに限定されるものではない。
ステップS218において、無線装置10が第2の応答信号を受信したか否かを判定する。無線装置10が第2の応答信号を確実に受信した後、ステップS220を実行する。具体的に言えば、無線装置10は、無線装置20からの第2の応答信号を受信することにより、無線装置20の先入れ先出しバッファに記憶された第1の通信アドレスを含む返信パケットを受信することになる。無線装置10は、この返信パケットから第1の通信アドレスを取り出して記憶し、当該第1の通信アドレスにより第1の伝送チャネルを確立する。
以上により、無線装置12と無線装置10との間のペアリングを行うフローチャートが完了する。最終的には、ステップS220において、無線装置10は、第2の応答信号を受信することによって、無線装置20が選択した第1の通信アドレスを把握することができ、無線装置20において、データ信号の伝送を行う準備が完成したことを把握することができる。これにより、無線装置10は、当該把握に応じて、データ信号を送信するための強度を設定する(例えば、最大の送信パワー又は通常の送信パワーに調整する)ことができるため、上述のデータアドレスにより無線装置20とのデータ信号の伝送を行うことができる。
(本発明の他の実施例に係る無線装置のペアリング方法)
図1、図3−1、図3−2、図4を参照しながら、無線装置20と無線装置10のフローチャートを詳しく説明する。図3−1と図3−2は本発明の他の実施例に係る無線装置20の動作フローチャートを示すものである。図4は本発明の他の実施例に係る無線装置10の動作フローチャートを示すものである。
先ず、無線装置10はハイバーネート(Hibernate)状態又はスタンバイ(Standby)状態にある。この状態から、ユーザーが無線装置10のペアリングボタン104を押すと、無線装置10はトリガされたか否かを判定する(図3−1のステップS302)。無線装置10のペアリングボタン104が押されてトリガされた場合、トランシーバー102は第1のペアリング信号を生成する。続いて、無線装置10のトランシーバー102は、所定のペアリングアドレスによりペアリング伝送チャネルを確立し、第1のRF送信強度でペアリング伝送チャネルを介して第1のペアリング信号をトランシーバー102へ伝送する。ここで、第1のRF送信強度は無線装置10の最小のRF送信強度である(ステップS304)。
続いて、無線装置10はインタラプト(Interrupt)信号の発生を待機する(ステップS306)。無線装置10のトランシーバー102はRFチップを備える。トランシーバー202が第1の応答信号をトランシーバー102へ送信すると、トランシーバー102のRFチップは、第1の応答信号を受信して内部処理を行うことによって、インタラプト信号を生成する。無線装置10は第1の応答信号(インタラプト信号)を受信した後、ステップS314における判定を行う。
より詳細には、トランシーバー202がトランシーバー102から伝送された第1のペアリング信号を受信した場合、トランシーバー202は、トランシーバー202が既に第1のペアリング信号を受信した旨をトランシーバー102に知らせるように、第1の応答信号をトランシーバー102へ伝送する。トランシーバー102がトランシーバー202から伝送された第1の応答信号を受信した場合、無線装置10はインタラプト信号を生成した後、ステップS314の判定を行う。ステップS314において、無線装置10は、信号が第1の通信アドレスを有する返信パケットであるか否かを判定する。ステップS314の判定結果が「いいえ」である場合、無線装置10はステップS312を実行し、第3のRF送信強度を設定し、ペアリングボタン104が再び押されるまで待機する。
また、無線装置10が、トランシーバー102がトランシーバー202から伝送された第1の応答信号をまだ受信していないと判定した場合、無線装置10のトランシーバー102は、ステップS308とステップS310を実行し、無線装置10は、第1のペアリング信号を再度伝送するようにトランシーバー102を制御する。
より詳しく説明すると、無線装置10は、トランシーバー102から第1のペアリング信号を伝送した回数が再試行上限値に到達したか否かを判定する。ステップS308の判定結果が「いいえ」である場合、即ちトランシーバー102から第1のペアリング信号を伝送した回数が再試行上限値に到達していない場合、トランシーバー102は第1のペアリング信号を無線装置10へ再度伝送する。一方、ステップS308の判定結果が「はい」である場合、ステップS310を実行する。トランシーバー102から第1のペアリング信号を伝送した回数が再試行上限値に到達した場合、トランシーバー102は第1のペアリング信号を無線装置10へ伝送することを中止する。
ステップS310において、無線装置10は、トランシーバー102が第1のペアリング信号を伝送することを中止したか否かを判定する。ステップS310の判定結果が「いいえ」である場合、ステップS306へ戻り、無線装置10はインタラプト信号の発生を待機する。一方、ステップS310の判定結果が「はい」である場合、トランシーバー102は第1のペアリング信号をトランシーバー202へ伝送することを中止し、ステップS312を実行する。ステップS312において、無線装置10のトランシーバー102は第3のRF送信強度を設定する。ここで、第3のRF送信強度は無線装置10の最大のRF送信強度である。
また、ステップS312において、無線装置10は、ペアリングアドレスを所定のデータアドレスに復帰させ、トリガされるまで待機する。この所定のデータアドレスは、伝送チャネルにおける複数のデータアドレスのうちの一つのデータアドレスである。これにより、ペアリングを完成した無線装置10と無線装置20がデータ伝送を行う場合、ユーザーが無線装置10のペアリングボタン104を誤って押してしまっても、無線装置10と無線装置20のペアリングをオフラインさせることなく、無線装置10は依然として所定のデータアドレスにより無線装置20とデータ伝送を行う。また、所定のデータアドレスは、例えばペアリングを完成した無線装置10と無線装置20が使用する第1の通信アドレスであってもよく、無線装置10が出荷する際に設定された後、まだ他の無線装置とペアリングに使用されていないデータアドレスであってもよい。
ここで、ステップS308及びステップS310について詳細に説明する。無線装置10がステップS308を実行する時、トランシーバー102からペアリング信号を伝送した回数が必ずしも再試行上限値に到達するとは限らないため、無線装置10はトランシーバー102がペアリング信号を伝送した回数を判定する必要がある。一方、無線装置10がステップS310を実行する時、トランシーバー102からペアリング信号を伝送した回数が再試行上限値までに既に到達しているため、無線装置10は、トランシーバー102がペアリング信号を伝送することを中止したか否かを判定する。ステップS310の判定結果が「はい」である場合、無線装置10は、ペアリング信号を伝送することを中止する。
ここで図4を用いて無線装置20の動作について説明する。無線装置20のトランシーバー202が第1のペアリング信号をまだ受信していない場合、無線装置20はインタラプト信号の発生を待機する(ステップS400)。一方、無線装置20のトランシーバー202は第1のペアリング信号を受信した場合、ステップS402を実行する。また、無線装置20のトランシーバー202はRFチップを備える。トランシーバー102が第1のペアリング信号をトランシーバー202へ伝送すると、トランシーバー202のRFチップは、第1のペアリング信号を受信して内部処理を行うことによって、インタラプト信号を生成する。無線装置20は、第1のペアリング信号(インタラプト信号)を受信した後、ステップS402を実行する。
ステップS402の判定結果が「いいえ」である場合、無線装置20は、無線装置10からのインタラプト信号を待機する(ステップS400)。無線装置20はトランシーバー102が第1のペアリング信号を確実に受信したと判定した場合(ステップS402)、無線装置20は第1のペアリング信号がペアリング要求信号であるか否かを判定する(ステップS404))。続いて、無線装置20は、第1のペアリング信号がペアリング伝送チャネルにおけるペアリングアドレスであるか否かを判定する(ステップS406)。ステップS406の判定結果が「いいえ」である場合、無線装置20は第1のペアリング信号がデータ信号であるか否かを判定する(ステップS414)。
無線装置20はペアリング信号がペアリング伝送チャネルにおけるペアリングアドレスではないと判定した場合、無線装置20は、受信した信号が誤動作による信号であると判定し、インタラプト信号を再び待機する(ステップS400)。一方、ペアリング信号がペアリング伝送チャネルにおけるペアリングアドレスであると判定した場合、無線装置20は、ペアリングモードが起動されたか否かを判定する(ステップS408)。
また、本実施例に係る無線装置20のペアリングモードの初期設定は「オフ」である。トランシーバー102が第1のペアリング信号をトランシーバー102へ伝送した場合、無線装置20は、ペアリングモードを起動し、ペアリングモードを「オフ」から「オン」に切り換える(ステップS410)。トランシーバー102が第1のペアリング信号をトランシーバー102へ再び伝送した場合、無線装置20はペアリングモードを起動し、ペアリングモードを「オン」から「オフ」に切り替える(ステップS412)。即ち、無線装置20のペアリングモードは初期設定に復帰する。また、本実施例に係る無線装置20のペアリングモードの初期設定は例示に過ぎず、図4に限定されるものではない。
無線装置20のペアリングモードの初期設定が「オフ」である場合、ステップS408の判定結果は「いいえ」になる。ステップS410において、無線装置20はペアリングモードを起動し、ペアリングモードを「オフ」から「オン」に切り換える。無線装置20は、第1の通信アドレスを含む返信パケットを無線装置20の先入れ先出しバッファに設定する。また、無線装置20は、第2のRF送信強度としてトランシーバー202のRF送信強度を設定する。ここで、第2のRF送信強度は無線装置20の最小のRF送信強度である。
また、第2のRF送信強度は、例えばトランシーバー202の最小のRF送信強度であってもよい。即ち、トランシーバー202は最小の送信パワーで第2の応答信号を送信する。言い換えれば、トランシーバー102がトランシーバー202の所定の距離内に位置すると共に、ユーザーが無線装置10のペアリングボタン104を押す条件を満たすと、無線装置20のトランシーバー202はトランシーバー102から送信した第1のペアリング信号を受信することができる。即ち、トランシーバー102とトランシーバー202との間の距離が所定の距離を越えると、トランシーバー102とトランシーバー202は信号を有効に伝送することができないため、無線装置20と無線装置10はペアリングを行うステップを実行することができない。具体的に言えば、ある空間で複数の無線装置20(例えばホストコンピューターなど)があり、且つトランシーバー102が最小の送信パワーで第1のペアリング信号を送信しないと、無線装置10(例えば無線キーボードなど)に複数の無線装置20(例えばホストコンピューターなど)と同時にペアリングさせることになってしまうため、好ましい使用方式ではない。
また、第1のRF送信強度の強さは、トランシーバー202とトランシーバー102との間の距離に関連がある。第1のRF送信強度が強ければ強いほど、トランシーバー202はより遠い距離からトランシーバー102が伝送する信号を受信することができる。一方、トランシーバー102のRF送信強度を最小のRF送信強度として設定すると、トランシーバー102は短い距離でトランシーバー202とペアリングすることになるため、他の無線装置による誤作動を防ぐことができる。言い換えれば、トランシーバー202とトランシーバー102は最小の送信パワーで第1のペアリング信号と第2の応答信号をそれぞれ伝送する場合、近接し合う二つの無線装置のみがペアリングを行いうるため、特定の空間で一対一の無線ペアリングを行うことを実現できる。
より具体的には、トランシーバー202は、例えば無線装置20のユニバーサル・シリアル・バス(USB)に挿設される無線周波数送受信機であってもよい。無線装置10のトランシーバー102とトランシーバー202との距離が例えば40cm以内である場合、無線装置10は、第1のペアリング信号を無線装置20のトランシーバー202へ有効に伝送することができる。無線装置20のトランシーバー202が第1のペアリング信号を受信すると、無線装置20は、第2の応答信号をトランシーバー102のみへ有効に伝送できるように、トランシーバー202の送信パワーを最小の送信パワーに設定する。また、トランシーバー202とトランシーバー102の最小の送信パワーは必ずしも同じとは限らない。例えば、トランシーバー202は40cm距離内にあるトランシーバー102に信号を有効に受信させることができ、トランシーバー102は30cm距離内にあるトランシーバー202に信号を有効に受信させることができるようにしてもよい。
ユーザーが無線装置10のペアリングボタン104を再び押すと、無線装置10は再びトリガされたか否かを判定する(ステップS302)。無線装置10のペアリングボタン104が再び押されてトリガされた場合、トランシーバー102は第1のペアリング信号を生成する。続いて、無線装置10のトランシーバー102は、第1のRF送信強度でペアリング伝送チャネルを介して第1のペアリング信号をトランシーバー202へ伝送する。ここで、第1のRF送信強度は無線装置10の最小のRF送信強度である(ステップS304)。
トランシーバー102が第1のペアリング信号を無線装置20のトランシーバー202へ伝送した後、無線装置20はステップS400とステップS408を実行する。ステップS400とステップS408については既に説明したため、ここではその説明を省略する。無線装置20がステップS408の判定を行い、ペアリングモードが「オン」であると判定すると、ステップS412を実行する。ステップS412において、無線装置20はペアリングモードを起動し、ペアリングモードを「オン」から「オフ」に切り換える。無線装置20は、第1の通信アドレスをメモリに記憶し、第4のRF送信強度としてトランシーバー202のRF送信強度を設定する。ここで、第4のRF送信強度は無線装置20の最大のRF送信強度である。続いて、無線装置20はペアリングモードを終了する。
また、無線装置20のトランシーバー202が無線装置10のトランシーバー102から伝送された第1のペアリング信号を受信した後、トランシーバー202はペアリング伝送チャネルを介して第2の応答信号を無線装置10のトランシーバー102へ伝送する。無線装置10は、無線装置20からの第2の応答信号を受信することで、無線装置20の先入れ先出しバッファに設定された第1の通信アドレスを含む返信パケットを受信することになる。無線装置10は、この返信パケットから第1の通信アドレスを取り出して記憶し、第1の通信アドレスにより第1の伝送チャネルを確立する。
より詳細には、無線装置10はトランシーバー102がトランシーバー202から伝送された第2の応答信号を受信したと判定した場合、無線装置10はインタラプト信号を生成し、ステップS314の判定を行う。ステップS314において、無線装置10は受信した信号が第1の通信アドレスを有する返信パケットであるか否かを判定する。ステップS314の判定結果が「はい」である場合、ステップS316を実行する。ステップS316において、第1の通信アドレスを取得したか否かを判定する。無線装置10が第2の応答信号を受信して返信パケットから第1の通信アドレスを取り出した場合、ステップS318において、無線装置10は、第1の通信アドレスにより第1の伝送チャネルを確立し、第1の通信アドレスをメモリに記憶する。無線装置10は、第3のRF送信強度としてトランシーバー102のRF送信強度を設定する。ここで、第3のRF送信強度は無線装置10の最大のRF送信強度である。
また、無線装置10はトランシーバー102がトランシーバー202から伝送された第2の応答信号をまだ受信していないと判定した場合、無線装置10はステップS308とステップS310を実行して、第1のペアリング信号を伝送する動作を改めて行う。ステップS308とステップS310については既に説明したため、ここではその説明を省略する。
ステップS320において、無線装置20と無線装置10は通常動作モードに入り、無線装置20と無線装置10とのペアリングを完成したため、双方向でデータ信号を伝送することができる。無線装置20は、第4のRF送信強度で第1の伝送チャネルを介してデータ信号を無線装置10へ伝送する。
また、トランシーバー102は、第3のRF送信強度で第1の伝送チャネルを介してデータ信号を無線装置20のトランシーバー202へ伝送する。無線装置20はステップS400〜ステップS404を実行する。無線装置20は信号がペアリング要求信号ではないと判定した場合(ステップS404)、ステップS414に進み、無線装置20は信号がデータ信号であるか否かを判定する。ステップS404の判定結果が「はい」である場合、第1の伝送チャネルを介してデータ伝送を行う(ステップS416)。一方、ステップS404の判定結果が「いいえ」である場合、ステップS400に戻り、無線装置20はインタラプト信号の発生を待機する。
(本発明の更なる他の実施例に係る無線装置のペアリング方法)
図1、図3−1、図3−2、図5を参照しながら、本発明の更なる他の実施例に係る無線装置のペアリング方法を説明する。図5は本発明の更なる他の実施例に係る無線装置のペアリング方法の一部の動作フローチャートを示すものである。図5に示す無線装置10の動作フローチャートと図3−1及び図3−2に示す無線装置10の動作フローチャートとの相違点は、図5においては、無線装置10のペアリングボタン104が一回押されただけで、無線装置10のトランシーバー102が第1のペアリング信号を二回伝送することにある(図3−1と図3−2においては、無線装置10のペアリングボタン104が二回に押された場合に、第1のペアリング信号を生成する)。
より詳細には、ユーザーが無線装置20と無線装置10をペアリングしようとする場合、先ず無線装置10のペアリングボタン104を押して、無線装置10が生成した第1のペアリング信号により無線装置20をトリガする。即ち、ステップS502において、先ず無線装置10がトリガされたか否かを判定する。ペアリングボタン104が押されると、トランシーバー102は第1のペアリング信号を生成する。無線装置10のトランシーバー102は、第1のRF送信強度でペアリング伝送チャネルを介して第1のペアリング信号をトランシーバー202へ伝送する(ステップS504)。
続いて、無線装置10はインタラプト信号の発生を待機する(ステップS506)。また、無線装置20は、トランシーバー202が第1のペアリング信号を受信したか否かを判定する。トランシーバー202が第1のペアリング信号を受信した場合、無線装置202は、ペアリング伝送チャネルを介して第1の応答信号をトランシーバー102へ直ちに伝送するようにトランシーバー202を制御する。トランシーバー102は、第1の応答信号を受信すると共に、インタラプト信号を生成する。トランシーバー102がインタラプト信号を受信した後、ステップS508に進み、無線装置10は受信した信号が第1の通信アドレスを有する返信パケットであるか否かを判定する。無線装置20が一回目に伝送した第1の応答信号は第1の通信アドレスを有しない返信パケットであるため、無線装置10はステップS510を実行し、受信した信号が第1の応答信号であるか否かを判定する。
無線装置10は受信した信号が第1の応答信号であると判定した場合、無線装置10は、自動的に再びトリガされて、第1のペアリング信号を生成するようにトランシーバー102を制御する。続いて、無線装置10は、第1のRF送信強度でペアリング伝送チャネルを介して第1のペアリング信号をトランシーバー202へ再び伝送する(ステップS504)。一方、無線装置10は受信した信号が第1の応答信号ではないと判定した場合、ステップS512に進み、第3のRF送信強度を設定する。無線装置10は、ペアリングアドレスを所定のデータアドレスに復帰させる。
また、本発明において、トランシーバー102は、第1の応答信号を受信した後、自動的に再び第1のペアリング信号を生成して、第1のペアリング信号を無線装置20のトランシーバー202へ伝送するようにしてもよい。若しくは、本発明において、無線装置10のペアリングボタン104が押された場合、一回目の第1のペアリング信号と二回目の第1のペアリング信号を生成して、一回目の第1のペアリング信号を無線装置20へ伝送した後、所定の時間を置いて二回目の第1のペアリング信号を無線装置20へ伝送するようにしてもよい。本発明において、無線装置10のペアリングボタン104が押された後、トランシーバー102が第1のペアリング信号を生成する方式と回数については特に限定しておらず、当業者はニーズに応じて適宜に設計すればよい。
続いて、トランシーバー102は、自動的に再び第1のペアリング信号を生成し、第1のペアリング信号を無線装置20のトランシーバー202へ伝送する。無線装置20のトランシーバー202が第1のペアリング信号を受信した後、無線装置20は、第2のRF送信強度でペアリング伝送チャネルを介して第2の応答信号を無線装置10のトランシーバー102へ伝送する。トランシーバー102が第2の応答信号を受信した後、ステップS508の判定を行う。無線装置10が受信した信号が、第1の通信アドレスを有する返信パケットである場合、ステップS514に進み、無線装置10は、第1の通信アドレスを取得し、第1の通信アドレスにより第1の伝送チャネルを確立する。無線装置10と無線装置20は、第1の伝送チャネルを介してデータ信号を伝送する。
(本発明の更なる他の実施例に係る無線装置のペアリング方法)
本実施例において、無線装置20と複数の無線装置10、12、14のペアリング方法について説明する。図6は、本発明の更なる他の実施例に係る複数の無線装置10、12、14、20のペアリング方法が実施されるシステム構造の模式図を示すものである。無線装置システム1aは、無線装置20と、無線装置10、12、14を含む。無線装置10、12、14は、トランシーバー102、122、142とペアリングボタン104、124、144をそれぞれ備える。
無線装置20と無線装置10、12、14のペアリング方法が、上述の各実施例と類似する点は、無線装置20は、固定のペアリングアドレスにより専属のペアリング伝送チャネルを確立し、第1の通信アドレス(若しくは第2の通信アドレスや第3の通信アドレスなど)を選択して決定した後、無線装置10、12、14に知らせることにある。図1との相違点は、図6においては、無線装置10、12、14は、ペアリングアドレスによりペアリング伝送チャネルを確立すると共に、第1の通信アドレス(若しくは第2の通信アドレスや第3の通信アドレスなど)によりペアリング伝送チャネルを第1の伝送チャネル(或いは第2の伝送チャネルや第3の伝送チャネルなど)に更新することにある。
無線装置20と無線装置10がペアリングを完成した後、無線装置20は、無線装置12、14とペアリングを行うことができる。無線装置12、14は、例えば無線マウス、無線ヘッドホン、無線スピーカー、プリンター、又はその他の無線装置などであってもよく、特に限定されるものではない。無線装置12と無線装置20がペアリングを行う場合、無線装置12がトリガされたか否かを判定する。無線装置12がトリガされた場合、無線装置12は、所定のペアリングアドレスによりペアリング伝送チャネルを確立し、第5のRF送信強度でペアリング伝送チャネルを介して第2のペアリング信号を無線装置20へ伝送する。
続いて、無線装置20が第2のペアリング信号を受信したか否かを判定する。無線装置20が第2のペアリング信号を受信した場合、無線装置20は、ペアリング伝送チャネルを介して第1の応答信号を無線装置12へ伝送し、ペアリングモードを起動し、第2の通信アドレスを無線装置20の第2の先入れ先出しバッファに設定し、無線装置20のRF送信強度を第2のRF送信強度として設定する。
続いて、無線装置12が再びトリガされたか否かを判定する。無線装置12が再びトリガされた場合、無線装置12は、第5のRF送信強度でペアリング伝送チャネルを介して第2のペアリング信号を無線装置20へ伝送する。ここで、第5のRF送信強度は無線装置12の最小のRF送信強度である。
続いて、無線装置20が第2のペアリング信号を再び受信したか否かを判定する。無線装置20が第2のペアリング信号を再び受信した場合、無線装置20は、第2のRF送信強度でペアリング伝送チャネルを介して第2の応答信号を無線装置12へ伝送する。また、無線装置20はペアリングモードを起動し、第2の通信アドレスを含む返信パケットを無線装置20の先入れ先出しバッファに設定する。
無線装置12は、無線装置20からの第2の応答信号を受信することで、無線装置20の先入れ先出しバッファに設定された第2の通信アドレスを含む返信パケットを受信することになる。無線装置12は、この返信パケットから第2の通信アドレスを取り出して記憶し、第2の通信アドレスにより第2の伝送チャネルを確立する。これにより、無線装置12と無線装置20は、第2の伝送チャネルを介してデータ伝送を行うことができる。
また、無線装置14と無線装置20がペアリングを行い、無線装置20は第3の通信アドレスを選択し、第3の通信アドレスにより第3の伝送チャネルを確立する旨を無線装置14に知らせる。無線装置14と無線装置20は、第3の伝送チャネルを介してデータ伝送を行う。本実施例に係る無線装置のペアリング方法では、一つの無線装置20が複数の無線装置10、12、14と対応し、各無線装置10、12、14とペアリングするための通信アドレス(例えば、第1の通信アドレス、第2の通信アドレス又は第3の通信アドレスなど)を選択して決定するようにしている。
また、無線装置10と無線装置20がペアリングを行う時、無線装置20は通信アドレスを選択して決定する。無線装置10が第1の通信アドレスを占用した後、無線装置20と無線装置12がペアリングを行う時、無線装置20は占用されていないデータアドレス(例えば、第2の通信アドレス、第3の通信アドレス又は第4の通信アドレスなど)を選択して通信アドレスを決定する。そして、無線装置12は第2の通信アドレスを占用し、無線装置14は第3の通信アドレスを占用する。
具体的には、例えばホストコンピューターは、無線キーボード、第1の無線マウス及び第2の無線マウスとペアリングを行う。ホストコンピューターが無線キーボードとペアリングを行う場合、ホストコンピューターは第1の通信アドレスを選択して使用し、無線キーボードと双方向にデータ伝送を行う。より詳細には、ホストコンピューターと無線キーボードとの間で、第1の通信アドレスにより確立された第1の伝送チャネルを介してデータ伝送を双方向に伝送する。一方、ホストコンピューターは、第2の通信アドレスにより確立された第2の伝送チャネルを介して、第1の無線マウスと双方向にデータ伝送を行う。また、ホストコンピューターは、第3の通信アドレスにより確立された第3の伝送チャネルを使用して、第2の無線マウスと双方向にデータ伝送を行う。
上述した実施例は、本発明の好ましい実施態様に過ぎず、本発明の実施の範囲を限定するものではなく、本発明の明細書及び図面内容に基づいてなされた均等な変更および付加は、いずれも本発明の特許請求の範囲内に含まれるものとする。
本発明に係る無線装置のペアリング方法は、アプリケーションプログラムにより無線装置を駆動することなく、ユーザーがいつでも第1の無線装置のペアリングボタンを押すことによって、第1の無線装置が第1のRF送信強度でペアリング伝送チャネルを介してペアリング信号を第2の無線装置へ伝送し、第2の無線装置が通信アドレスを選択して決定し、そして、ユーザーが第1の無線装置のペアリングボタンを再び押すことでペアリング信号を生成したり第1の無線装置の内部チップにより自動的に再びトリガしてペアリング信号をしたりすると共に、第2の無線装置が伝送した応答信号から通信アドレスを取得するようにしている。したがって本発明は、無線装置間でいつでも迅速にペアリングを行い通信を行う用途に適用できる。
1、1a 無線装置システム
10、12、14、20 無線装置
102、122、142、202 トランシーバー
104、124、144 ペアリングボタン

Claims (11)

  1. 第1の無線装置がトリガされたか否かを判定し、前記第1の無線装置がトリガされた場合、前記第1の無線装置が、所定のペアリングアドレスによりペアリング伝送チャネルを確立し、前記ペアリング伝送チャネルを介して第1のRF送信強度で第1のペアリング信号を第2の無線装置へ送信する工程と、
    前記第2の無線装置が前記第1のペアリング信号を受信したか否かを判定し、前記第2の無線装置が前記第1のペアリング信号を受信した場合、前記第2の無線装置が、前記ペアリング伝送チャネルを介して第1の応答信号を前記第1の無線装置へ伝送し、ペアリングモードを起動して第1の通信アドレスを生成し、前記第1の通信アドレスを前記第2の無線装置の先入れ先出しバッファに設定し、前記第2の無線装置のRF送信強度を第2のRF送信強度設定する工程と、
    前記第1の無線装置が再びトリガされたか否かを判定し、前記第1の無線装置が再びトリガされた場合、前記第1の無線装置が、前記第1のRF送信強度で前記ペアリング伝送チャネルを介して前記第1のペアリング信号を前記第2の無線装置へ伝送する工程と、
    前記第2の無線装置が前記第1のペアリング信号を再び受信したか否かを判定し、前記第2の無線装置が第1のペアリング信号を再び受信した場合、前記第2の無線装置が、前記第2のRF送信強度で前記ペアリング伝送チャネルを介して第2の応答信号を前記第1の無線装置へ伝送し、前記第1の通信アドレスを記憶して前記ペアリングモードを終了する工程と
    を含むことを特徴とする無線装置のペアリング方法。
  2. 前記第1のRF送信強度は前記第1の無線装置の最小RF送信強度であり、
    前記第2のRF送信強度は前記第2の無線装置の最小RF送信強度であることを特徴とする請求項1に記載の無線装置のペアリング方法。
  3. 前記第1の無線装置がトリガされたか否かを判定する工程は、
    前記第1の無線装置が前記第2の無線装置の前記第1の応答信号を受信していない場合、前記第1の無線装置から前記第1のペアリング信号を伝送した回数が再試行上限値に到達したか否かを判定する工程と、
    前記第1の無線装置から前記第1のペアリング信号を伝送した回数が前記再試行上限値に到達していない場合、前記第1の無線装置が前記第1のペアリング信号を前記第2の無線装置へ再度伝送する工程と、
    前記第1の無線装置から前記第1のペアリング信号を伝送した回数が前記再試行上限値に到達した場合、前記第1の無線装置は前記第1のペアリング信号の前記第2の無線装置への伝送を停止し、前記ペアリングアドレスを前記ペアリング伝送チャネルにおける複数のデータアドレスのうちの一つである所定のデータアドレスに復帰させ、前記第1の無線装置がトリガされるのを待機する工程と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の無線装置のペアリング方法。
  4. 前記第2の無線装置が前記第1のペアリング信号を受信したか否かを判定する工程は、
    前記第2の無線装置が前記ペアリング伝送チャネルを確立する工程と、
    前記第1の無線装置が前記第2の無線装置の前記第1の応答信号を受信した場合、前記第1の無線装置が、前記ペアリングアドレスを所定のデータアドレスに復帰させ、再びトリガされるのを待機する工程と、
    前記第2の無線装置が前記第1のペアリング信号を完全に受信したか否かを判定する工程と、
    前記第2の無線装置が前記第1のペアリング信号を完全に受信した場合、前記第1のペアリング信号が前記ペアリング伝送チャネルにおける前記ペアリングアドレスから伝送されたものであるか否かを判定する工程と、
    前記第1のペアリング信号が前記ペアリング伝送チャネルにおける前記ペアリングアドレスから伝送されたものである場合、前記第2の無線装置が前記第1のペアリング信号を受信したと判定する工程と、
    前記第2の無線装置が前記第1のペアリング信号を受信した場合、前記第1の通信アドレスを含む返信パケットを前記第2の無線装置の前記先入れ先出しバッファに設定する工程と
    を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の無線装置のペアリング方法。
  5. 前記第2の無線装置が前記第1のペアリング信号を再び受信したか否かを判定する工程は、
    前記第1の無線装置が前記第2の無線装置の前記第2の応答信号を受信した場合、前記第1の無線装置が、前記第2の無線装置の前記先入れ先出しバッファに設定した前記返信パケットを受信する工程と、
    前記第1の無線装置が、前記返信パケットから前記第1の通信アドレスを取り出して記憶し、前記第1の通信アドレスにより第1の伝送チャネルを確立する工程と
    を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の無線装置のペアリング方法。
  6. 前記第1の通信アドレスは伝送チャネルにおける複数のデータアドレスのうちの一つのデータアドレスであることを特徴とする請求項1に記載の無線装置のペアリング方法。
  7. 前記第1の無線装置と前記第2の無線装置がペアリングを完成した後、前記第1の無線装置が、第3のRF送信強度で前記第1の通信アドレスによりデータ信号を前記第2の無線装置へ伝送し、前記第2の無線装置が、第4のRF送信強度で前記第1通信アドレスによりデータ信号を前記第1の無線装置へ伝送し、
    前記第3のRF送信強度は、前記第1の無線装置の最大RF送信強度であり、
    前記第4のRF送信強度は、前記第2の無線装置の最大RF送信強度であることを特徴とする請求項1に記載の無線装置のペアリング方法。
  8. 前記第1の無線装置はペアリングボタンを有しており、前記ペアリングボタンが押されると、前記第1の無線装置がトリガされて前記第1のペアリング信号が生成され、前記第1の無線装置が前記第1の応答信号を受信した後、前記ペアリングボタンが再び押されると、前記第1の無線装置が再びトリガされて前記第1のペアリング信号が生成されることを特徴とする請求項1に記載の無線装置のペアリング方法。
  9. 前記第1の無線装置は、ペアリングボタンを有しており、前記ペアリングボタンが押されると、前記第1の無線装置がトリガされて前記第1のペアリング信号が生成され、前記第1の無線装置が前記第1の応答信号を受信した後、前記第1の無線装置が自動的に再びトリガされて前記第1のペアリング信号が生成されることを特徴とする請求項1に記載の無線装置のペアリング方法。
  10. 第3の無線装置がトリガされたか否かを判定し、前記第3の無線装置がトリガされた場合、前記第3の無線装置が、所定のペアリングアドレスにより前記ペアリング伝送チャネルを確立し、第5のRF送信強度で前記ペアリング伝送チャネルを介して第2のペアリング信号を前記第2の無線装置へ伝送する工程と、
    前記第2の無線装置が前記第2のペアリング信号を受信したか否かを判定し、前記第2の無線装置が前記第2のペアリング信号を受信した場合、前記第2の無線装置が、前記ペアリング伝送チャネルを介して前記第1の応答信号を前記第3の無線装置へ伝送し、前記ペアリングモードを起動し、第2の通信アドレスを生成して前記第2の無線装置の前記先入れ先出しバッファに設定し、前記第2の無線装置のRF送信強度を前記第2のRF送信強度に設定する工程と、
    前記第3の無線装置が再びトリガされたか否かを判定し、前記第3の無線装置が再びトリガされた場合、前記第3の無線装置が、前記第5のRF送信強度で前記ペアリング伝送チャネルを介して前記第2のペアリング信号を前記第2の無線装置へ伝送する工程と、
    前記第2の無線装置が前記第2のペアリング信号を再び受信したか否かを判定し、前記第2の無線装置が前記第2のペアリング信号を再び受信した場合、前記第2の無線装置が、前記第2のRF送信強度で前記ペアリング伝送チャネルを介して前記第2の応答信号を前記第3の無線装置へ伝送し、前記第2の通信アドレスを記憶し、前記ペアリングモードを終了する工程と
    を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の無線装置のペアリング方法。
  11. 前記第5のRF送信強度は前記第3の無線装置の最小RF送信強度であることを特徴とする請求項10に記載の無線装置のペアリング方法。
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