JP5425497B2 - ソフトウェア検証システムと方法およびプログラム - Google Patents

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本発明は、コンピュータ装置で実行されるソフトウェアの動作を事前検証する技術に係り、特に、検証対象のソフトウェアを実際に実行するコンピュータ装置の稼働状況に応じて当該検証対象ソフトウェアの性能を事前検証するのに好適な技術に関するものである。
従来のソフトウェア(以下、「プログラム」とも記載する)の動作検証(以下「シミュレーション」とも記載する)を行うシステムでは、検証対象のプログラム群の稼動状況を記録し、その記録から様々なロジックを経て、当該検証対象プログラムの予測性能を導き出す。
しかしながら、検証したプログラムを実際に本番稼動させてみると、予測性能とは異なる場合がある。例えば、月末の夜間に大量の決済伝票を処理するバッチプログラム(検証対象プログラム)を本番環境に配置したとする。このバッチプログラムに対する事前の検証を行った結果の予測性能では、夜間にバッチ処理全てを完了することが可能な性能値を示していたが、実際には夜間に完了せず、翌日の昼までかかってしまう場合がある。
この原因の例としては、バッチプログラム以外に、夜間に稼動する他の既存プログラムがあり、その既存プログラムの実行とパッチプログラムの実行とが重なってしまったため、使用可能なリソースが減少してしまった等がある。
また、インターネットやイントラネットで用いられるWebアプリケーション等に関しては、ユーザが操作した際のHTTPリクエスト等を再現することで、同時実行ユーザ数が増加した場合を想定した負荷テスト等を実施する製品が、例えば、非特許文献1に記載のように、多々ある。
しかし、この技術においても、機器上で動作するプログラムが、検証対象のプログラムのみである場合を想定しており、他のプログラムの実行等を考慮しておらず、その機器上のリソース使用率を忠実に再現したわけではない。
その結果、他プログラムが同時実行した場合には、使用可能なリソースが極端に減少し、そのため、レスポンスを待っている間に接続が中断されてしまう等の問題があり、この場合、その問題を抽出することはできない。
計算機システム(コンピュータ装置)の性能を予測する従来の技術として、例えば、特許文献1に記載の技術がある。
特許文献1に記載の技術は、計算機システムの運用管理に利用される性能予測装置のCPU使用時間算定を行うものであり、性能予測装置の予測結果の誤差となる業務を構成する各ジョブの非課金時間を算定して、課金時間に加算して総CPU使用時間を求めることで、業務負荷情報を補正し、より正確な予測結果を得るようにするものである。
また、近年隆盛している仮想サーバ等により、バックグラウンドで仮想サーバ管理プログラムから様々な処理が実行される場合や、あるいは、複数の仮想サーバへリソースを振り分けているため、時間帯によっては、同一条件でも、他仮想サーバに、より多くのリソースが割当てられてしまい、使用可能なリソースが減少する場合は、リソース使用率を再現することができない。
このように、あるプログラムを、検証を通して本番環境へ配置する場合、予測性能を出すだけでは充分ではなく、実際に稼動させる機器(コンピュータ)上での使用可能なリソースを考慮した検証等を十分に実施する必要がある。
特開平05−289891号公報
「Oracle Application Testing Suite(商標)」 [online]、2008年10月2日、Oracle Direct Japan Product, Seminar and Service Information,[平成21年3月18日検索]、インターネット<URL:http://blogs.oracle.com/directjp/oracle_enterprise_manager/oracle_application_testing_suite/>
解決しようとする問題点は、従来の技術では、検証対象のソフトウェア(プログラム)を実装する予定のコンピュータシステムにおける、本番稼動中と同等のリソース使用率を再現しての当該ソフトウェア(プログラム)の性能検証テストを実施することができない点である。
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、検証済みのソフトウェア(プログラム)の本番稼動中にリソースを使用する他プログラムの実行が重なった状態でも、所望の処理を実行完了することを可能とすることである。
上記目的を達成するため、本発明では、検証対象ソフトウェアを実装させる予定のコンピュータ装置の稼働中におけるリソース使用状態情報を収集し、検証対象ソフトウェアの性能検証テストを行うシステムにおいて、収集したリソース使用状態と同様のリソース使用状態を再現し、この再現したリソース使用状態で、検証対象ソフトウェアの性能検証テストを行う。
本発明によれば、検証対象ソフトウェアを実装するコンピュータ装置における、当該検証対象ソフトウェアを実装することで発生する、処理遅延や性能劣化等の損害を、事前検証テストの段階で予め確認することができ、損害発生を未然に防ぐことが可能となり、本番稼動前のソフトウェア検証品質を高めることができ、その結果、検証対象ソフトウェアを実装するコンピュータ装置の品質を高めることに繋がる。
本発明に係るソフトウェア検証システムの構成例を示すブロック図である。 図1における稼働情報ログファイルの第1の具体例を示す説明図である。 図1における稼働情報ログファイルの第2の具体例を示す説明図である。 図1におけるグラフィカルユーザインタフェースで表示されるシミュレーション実施画面の構成例を示す説明図である。 図1における稼働情報記憶DBにおいて格納する稼働情報テーブルの構成例を示す説明図である。 図1における稼働情報再現部の第1の処理動作例を示すフローチャートである。 図1における稼働情報再現部の第2の処理動作例を示すフローチャートである。 図1における稼働情報再現部の第3の処理動作例を示すフローチャートである。 図1における稼働情報再現部の第4の処理動作例を示すフローチャートである。
以下、図を用いて本発明を実施するための形態例を説明する。図1においては、本発明に係るソフトウェア検証システムの構成例を示しており、本番稼働用機器1000と検証用機器2000からなる。
本番稼働用機器1000と検証用機器2000のそれぞれは、CPU(Central Processing Unit)や主メモリ等を具備したコンピュータ構成からなり、光ディスク駆動装置等を介してCD−ROM等の記憶媒体に記録されたプログラムやデータを外部記憶装置内にインストールした後、この外部記憶装置から主メモリに読み込みCPUで処理することにより、各処理部の機能を実行する。
例えば、本番稼働用機器1000は、CPU1000とメモリ1200を具備し、メモリ1200に記憶されたプログラムを用いたCPU1000によるコンピュータ処理を実行する機能として、稼働情報監視エージェント1300を有している。
また、検証用機器2000は、プログラムされたコンピュータ処理を実行する機能としてシミュレーションシステム2100と稼働情報記憶データベース(図中「稼働情報記憶DB」と記載)2200を具備しており、さらにシミュレーションシステム2100は、グラフィカルユーザインタフェース(図中「GUI」と記載)2110と、ログ情報読込み部2120、稼働情報再現部2140、テスト実行部2150を有している。
このような構成により、検証用機器2000は、本番稼働用機器1000に実装する予定のソフトウェアの性能の事前検証を行う。この際、本例の検証用機器2000では、本番稼働用機器1000における実際の稼働状況を考慮した上でのソフトウェア性能の事前検証を行う。
本番稼働用機器1000は、稼働情報監視エージェント1300により、通常の稼働時、すなわち、実装予定の事前検証対象ソフトウェアを実装していない状態での稼働時のリソース使用量情報を収集し、稼働情報ログファイル1400を生成してメモリ1200もしくは図示していないHDD等の記憶装置に格納する。
検証用機器2000は、本番稼働用機器1000に実装する予定のソフトウェア性能の事前検証を行う際、まず、シミュレーションシステム2100におけるログ情報読込み部2120により、本番稼働用機器1000にアクセスし、本番稼働用機器1000の稼働情報監視エージェント1300が生成した稼働情報ログファイル1400を取得し、本番稼働用機器1000の通常の稼働時、すなわち、事前検証対象ソフトウェアの非実行時の稼動時のリソース使用量情報を収集し、稼働情報記憶データベース2200を介して記憶装置に格納する。
次に、検証用機器2000は、シミュレーションシステム2100における稼働情報再現部2140により、稼働情報記憶データベース2200が格納管理しているリソース使用量情報を読み出し、検証用機器2000におけるリソース使用量が、読み出したリソース使用量と同じとなるよう検証用機器2000の処理を制御する。
そして、検証用機器2000は、稼働情報再現部2140の制御で本番稼働用機器1000におけるリソース使用量と同じリソース使用量に制御された状態での、検証用機器2000の処理実行時に、シミュレーションシステム2100におけるテスト実行部2150により、当該事前検証対象ソフトウェアを実行する。
尚、稼働情報ログファイル1400として収集されるリソース使用量情報としては、CPU使用率とメモリ使用量があり、稼働情報再現部2140は、複数のダミープログラムを実行させ、このダミープログラムを実行させた際のCPU使用率が、稼働情報ログファイル1400におけるCPU使用率となるまで、同時実行するダミープログラムの数を増加させ、また、ダミープログラムを実行させた際のメモリ使用量が、稼働情報ログファイル1400におけるメモリ使用量となるまで、実行中のダミープログラムのメモリ割当量を増加させる。
このように、本例の検証用機器2000は、検証対象ソフトウェアを実装させる予定のコンピュータ装置である本番稼働用機器1000の稼働中におけるリソース使用状態情報を収集し、収集したリソース使用状態と同様のリソース使用状態を検証用機器2000上で再現し、この再現したリソース使用状態で、検証対象ソフトウェアの性能検証テストを行う。
このことにより、検証対象ソフトウェアを実装するコンピュータ装置である本番稼働用機器1000における、当該検証対象ソフトウェアを実装することで発生する、処理遅延や性能劣化等の損害を、事前検証テストの段階で予め確認することができる。
以下、このような検証用機器2000の処理動作に関して、具体的に説明する。
本番稼動用機器1000の稼動情報監視エージェント1300は、CPU1100の使用率およびメモリ1200の使用量を収集してCSV形式で稼動情報ログファイル1400に記録する、
検証用機器2000のシミュレーションシステム2100は、グラフィカルユーザインタフェース2110により、ユーザからの検証要求を受付けると、ログ情報読込み部2120により、本番稼動用機器1000の稼動情報監視エージェント1000が記録してメモリ上に展開した稼動情報ログファイル1400を取得し、稼働情報記憶データベース2200を介して記憶管理する。
そして、稼動情報再現部2140により、稼働情報記憶データベース2200から稼動情報ログファイルの内容を読み出し、読み出した稼動情報を用いて、本番稼動用機器1000におけるリソース使用率を検証用機器2000上で再現し、このリソース使用率再現中に、テスト実行部2150により、シナリオに従ったシステムの検証を実施する。
図2においては、本番稼動用機器1000の稼動情報監視エージェント1300が記録した稼動情報ログファイル1400の内容を示している。図2に示す稼動情報ログファイル1401では、リソース使用量情報がCSV形式で記録されており、左から、記録した日時、CPU使用率、メモリ使用量を表す。尚、記録する間隔は任意に設定できるものとし、図2の例では、10秒に一回の間隔で、記録した日時、CPU使用率、メモリ使用量を記録している。
図3においても、本番稼動用機器1000の稼動情報監視エージェント1300が記録した稼動情報ログファイル1400の内容を示している。図3に示すCSV形式の稼動情報ログファイル1402では、記録している項目が増えており、左から、記録した日時、記録したプロセスの識別子、記録したプロセスの名称、記録したプロセスのCPU使用率、記録したプロセスのメモリ使用量(KB)を記録している。
記録する項目に関しては、ユーザが記録したい項目を選択できるものとする。以下、本例では、簡単に説明するため、図2の稼動情報ログファイル1401を使用した場合の説明を行う。
最初に、稼動情報ログファイル1401の収集手順について説明する。この稼動情報ログファイル1401は、本番稼動用機器1000の稼動情報監視エージェント1300によって収集されて記録され、検証用機器2000のシミュレーションシステム2100内のログ情報読込み部2120により定期的に収集され、稼働情報記憶データベース2200において記憶管理されるものとする。
例えば、ログ情報読込み部2120は、サービス利用者数の少ない毎日早朝の6:00に、FTP(File Transfer Protocol)を利用して、稼動情報ログファイル1401を、本番稼動用機器1000から読み込み、稼働情報記憶データベース2200を介して格納する。
尚、ログ情報読込み部2120が稼動情報ログファイル1401を、どのタイミングで収集するか等の設定は、シミュレーションシステム2100上のグラフィカルユーザインタフェース2110を介してユーザが設定できるものとする。
次いで、図4を用いて、リソース使用率を再現した上でのテスト実施について説明する。図4においては、グラフィカルユーザインタフェース2110上のシミュレーション実施画面例を示している。利用者(ユーザ)は、マウスやキーボード等の入力装置を操作してこのシミュレーション実施画面2111上でテスト用のシナリオを選択し、本シミュレーションシステム2100は、ユーザが選択したシナリオに定義されている通りにテストを実行する。
この際、ユーザが、シミュレーション実施画面2111下部の「再現方法一覧」からリソース使用率を再現するものを選択すると、そのリソース使用率を再現した上でテストを実施する。
例えば、ユーザにより、「2008/12/12記録」がチェックされシミュレーション開始が指示されると、2008年12月12日に記録したリソース使用率を再現した上で、テストを実施する。尚、このテスト実施に関しては、本発明に直接の関係がなく、かつ、既知の技術であるので、ここでの説明は割愛する。
以降は、リソース使用率の再現手順について説明する。グラフィカルユーザインタフェース2110が表示したシミュレーション実施画面2111で、ユーザが「シミュレーション開始」ボタンをクリックされると、稼働情報再現部2140は、上述した「2008/12/12記録」等のユーザに指定された期間のログ情報を、稼働情報記憶データベース2200から読み込み、図5に示す稼動情報テーブル2201の内容でメモリ上に展開する。
図5においては、稼動情報テーブル2201の具体例を示しており、左から、テーブル内で一意な識別番号、記録年月日、CPU使用率、メモリ使用量、ログ記録した間隔を秒単位に示すログ記録間隔の各項目別に、各データ値が登録される。
このような稼動情報テーブル2201に格納された各データ値を用いて、検証用機器2000に設けられたシミュレーションシステム2100は、稼働情報再現部2140により、検証用機器2000におけるリソース使用状態を、本番稼働用機器1000におけるリソース使用状態と同様なものとする。
以下、図6〜図9を用いて、シミュレーションシステム2100の稼働情報再現部2140に係る処理動作を説明する。図6においては、シミュレーションシステム2100が、稼働情報再現部2140により、指定された期間のログを読み終えて、稼動情報テーブル2201に展開し終えた後の、シミュレーション処理に関する手順を示している。
図6のステップ201において、シミュレーションシステム2100は、稼働情報再現部2140が稼働情報記憶データベース2200からログを読み終えて稼動情報テーブル2201に展開し終えた後、この稼動情報再現部2140とは独立したプロセスとしてテスト実行部2150を起動する。
ステップ400のテスト実施処理に関しては、上述の通り既知の技術であるため、ここでの説明は割愛する。
ステップ300では、稼動情報再現部2140によりリソース使用率の再現処理を実行する。この稼動情報再現部2140によるリソース使用率の再現処理を、以下、図7を用いて説明する。
図7においては、シミュレーションシステム2100における稼働情報再現部2140が、稼働情報記憶データベース2200から読み込んだログを基に、リソース使用率を再現する処理手順を示している。
まず、稼働情報再現部2140は、稼動情報記憶DB2200からログを読み込むと(ステップ301)、ログに記録されているCPU使用率とメモリ使用量をそれぞれ別々のプロセス上で再現する(ステップ310,320)。
このステップ310におけるCPU使用率の再現処理について図8を用いて説明する。すなわち、稼働情報再現部2140は、ある一定のCPUを使用するダミープログラム(CPU用)プロセスを起動し(ステップ311)、そのCPU使用率を測定する(ステップ312)。
この際、稼働情報再現部2140は、プロセス別のCPU使用率も測定し、図6のステップ400で起動したシミュレーション対象プログラムのテストプロセスが使用しているCPU使用率は差し引くものとする。
測定したCPU使用率が、ログ記載のものと一致するか否かを確認し(ステップ313)、一致しない場合、ダミープログラム(CPU用)のプロセスを追加し(ステップ311)、プロセス数を増やして起動した状態で、再度、CPU使用率を測定する(ステップ312)。
ステップ313での確認処理で、測定したCPU使用率がログ記載のものと一致するまで、ステップ311〜313の処理を繰返してダミープログラム(CPU用)のプロセスを追加することで、ログに記載のCPU使用率を検証用機器2000において再現する。
尚、本例では、測定したCPU使用率とログ記載のものとの差異において、±3%未満の差異は許容するものとし、この許容値は、グラフィカルユーザインタフェース2110が表示するシミュレーション実施画面上でのユーザ操作により設定できるものとする。
次に、図7のステップ320におけるメモリ使用量の再現処理について図9を用いて説明する。すなわち、稼働情報再現部2140は、最初に、検証用機器2000上のメモリ使用量を測定する(ステップ321)。
この際、稼働情報再現部2140は、プロセス別のメモリ使用量も測定し、図6のステップ400で起動したシミュレーション対象プログラムのテストプロセスが使用しているメモリ使用量は差し引くものとする。
そして、測定した現状のメモリ使用量とログに記載されているメモリ使用量との差異を割り出し、その差異の分だけメモリ割当てを実施するようダミープログラム(メモリ用)に設定し(ステップ322)、ダミープログラムを実行することで(ステップ323)、ログに記載のメモリ使用量を検証用機器2000において再現する。
このような図8で説明した図7のステップ310でのCPU調整用ダミープログラム実行処理および図9で説明した図7のステップ320でのメモリ調整用ダミープログラム実行処理の後の処理を、図7に戻り説明する。
稼働情報再現部2140は、ステップ310でのCPU調整用ダミープログラム実行処理およびステップ320でのメモリ調整用ダミープログラム実行処理を実施した後、ログの記録時の間隔が経過するまでは各ダミープログラムのプロセスを起動したまま待機し(ステップ302)、経過した後、全てのダミープログラムのプロセスを終了させる(ステップ303)。
そして、次のログを読込み、ステップ301,310,320,302,303の処理を、全てのログを読み終えるまで繰返し実行することで、ログに記載のCPU使用率およびメモリ使用量を検証用機器2000において再現する。
検証用機器2000は、シミュレーションシステム2100において、このようにしてログに記載のCPU使用率およびメモリ使用量を再現した状態で、テスト実行部2150により検証対象ソフトウェア(プログラム)を実行する。
以上、図1〜図9を用いて説明したように、本例では、検証用機器2000は、本番稼働用機器1000に実装する予定のソフトウェアの性能の事前検証を行う際、本番稼働用機器1000における実際の稼働状況を考慮した上でのソフトウェア性能の事前検証を行う。
具体的には、検証用機器2000は、本番稼働用機器1000に実装する予定のソフトウェア性能の事前検証を行う際、まず、シミュレーションシステム2100におけるログ情報読込み部2120により、本番稼働用機器1000にアクセスし、本番稼働用機器1000の稼働情報監視エージェント1300が生成した稼働情報ログファイル1400を取得し、本番稼働用機器1000の通常の稼働時、すなわち、事前検証対象ソフトウェアの非実行時の稼動時のリソース使用量情報を収集し、稼働情報記憶データベース2200を介して記憶装置に格納し、そして、シミュレーションシステム2100における稼働情報再現部2140により、稼働情報記憶データベース2200が格納管理しているリソース使用量情報を読み出し、検証用機器2000におけるリソース使用量が、読み出したリソース使用量と同じとなるよう検証用機器2000の処理を制御する。そして、シミュレーションシステム2100におけるテスト実行部2150により、稼働情報再現部2140の制御で本番稼働用機器1000におけるリソース使用量と同じリソース使用量に制御された状態での、検証用機器2000の処理実行時に、事前検証対象のソフトウェアを実行する。
尚、稼働情報ログファイル1400として収集されるリソース使用量情報としては、CPU使用率とメモリ使用量があり、稼働情報再現部2140は、複数のダミープログラムを実行させ、このダミープログラムを実行させた際のCPU使用率が、稼働情報ログファイル1400におけるCPU使用率となるまで、同時実行するダミープログラムの数を増加させ、また、ダミープログラムを実行させた際のメモリ使用量が、稼働情報ログファイル1400におけるメモリ使用量となるまで、実行中のダミープログラムのメモリ割当量を増加させる。
また、検証用機器2000は、シミュレーションシステム2100における本グラフィカルインタフェース2110により、ログ情報読込み部2120がリソース使用量情報を収集した複数の日時情報を表示装置を介して、図4に例示するようにシミュレーション実施画面2111で表示出力し、かつ、表示したリソース使用量情報の収集日時情報に対してユーザが入力装置を介して選択した日時情報を入力すると、稼働情報再現部2140により、グラフィカルユーザインタフェース2110が入力した日付情報に対応するリソース使用量情報を稼働情報記憶データベース2200から読み出して、当該ソフトウェア検証システムのリソース使用量の制御を行う。
このように、本例では、検証対象のソフトウェアを実装する予定の本番稼動用機器1000のリソース使用率を事前に記録しておくことにより、当該ソフトウェアを本番稼動用機器1000において本番稼動させる前に、検証用機器2000において、本番稼動用機器1000の稼動時と同等の条件で当該ソフトウェアのテストを実施することができる。
このような本例のソフトウェア検証システムを、銀行の取引システムや企業の重要取引システム等、重要度の高いソフトウェアの入換え時の事前テスト時に利用することで、入換え後の障害を事前に検知・対策でき、より品質の高いソフトウェアを本番環境へ投入することが可能となる。
尚、本発明は、図1〜図9を用いて説明した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、本例では、本番稼動用機器1000と検証用機器2000がネットワークを介してオンライン接続された構成とし、シミュレーションシステム2100のロゴ情報読込み部2120は、本番稼動用機器1000に直接アクセスして稼働情報ロブ1400の情報を収集する構成としているが、本番稼動用機器1000と検証用機器2000はオンライン接続されていない構成としても良い。この場合、検証用機器2000は、本番稼動用機器1000の稼働情報ロブ1400を、光ディスク等の記録媒体を介して取得すれば良い。
また、本例では、本番稼働用機器1000と検証用機器2000のそれぞれは、記憶媒体に記録されたプログラムやデータを外部記憶装置内にインストールして各処理部の機能を実装する構成としているが、通信装置を介してネットワーク経由でプログラムをダウンロードしてインストールする構成としても良い。
1000:本番稼動用機器、1100:CPU、1200:メモリ、1300:稼動情報監視エージェント、1400:稼動情報ログファイル、1401:稼動情報ログファイル(1)、1402:稼動情報ログファイル(2)、2000:検証用機器、2100:シミュレーションシステム、2110:グラフィカルユーザインタフェース(GUI)、2111:シミュレーション実施画面、2120:ログ情報読込み部、2140:稼動情報再現部、2150:テスト実行部、2200:稼動情報記憶データベース(DB)、2201:稼働情報テーブル。

Claims (4)

  1. コンピュータ装置で実行されるソフトウェアの動作の事前検証を、プログラムされたコンピュータ処理によって行うソフトウェア検証システムであって、
    プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、
    事前検証対象のソフトウェアを実行するコンピュータ装置の、当該事前検証対象ソフトウェアの非実行時における稼動時のリソース使用量情報を収集して記憶装置に格納する情報読込み手段と、
    記憶装置から上記リソース使用量情報を読み出し、当該ソフトウェア検証システムにおけるリソース使用量が、上記読み出したリソース使用量と同じとなるよう当該ソフトウェア検証システムの処理を制御する情報再現手段と、
    上記読み出したリソース使用量と同じリソース使用量での当該ソフトウェア検証システムの処理実行時に、上記事前検証対象ソフトウェアを実行するテスト実行手段と
    上記情報読込み手段が上記リソース使用量情報を収集した複数の日時情報を表示装置を介して表示出力すると共に、表示した上記リソース使用量情報の収集日時情報に対して入力装置を介して選択された日時情報を入力するインタフェース手段を有し、
    上記情報再現手段は、
    上記インタフェース手段が入力した日付情報に対応するリソース使用量情報を上記記憶装置から読み出して、当該ソフトウェア検証システムのリソース使用量の制御を行う
    ことを特徴とするソフトウェア検証システム。
  2. 請求項1に記載のソフトウェア検証システムであって、
    上記リソース使用量情報は、CPU使用率とメモリ使用量からなり、
    上記情報再現手段は、
    複数のダミープログラムを実行する第1の手段と、
    該第1の手段によるダミープログラムの実行時のCPU使用率が、上記記憶装置から読み出したリソース使用量情報におけるCPU使用率となるまで、上記第1の手段が実行するダミープログラムの数を増加させる第2の手段と、
    上記第1の手段によるダミープログラムの実行時のメモリ使用量が、上記記憶装置から読み出したリソース使用量情報におけるメモリ使用量となるまで、上記第1の手段が実行するダミープログラムのメモリ割当量を増加させる第3の手段と
    を有することを特徴とするソフトウェア検証システム。
  3. コンピュータを、請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載のソフトウェア検証システムにおける各手段として機能させるためのプログラム。
  4. コンピュータ装置で実行されるソフトウェアの動作の事前検証を、プログラムされたコンピュータ処理によって行うシステムのソフトウェア検証方法であって、
    プログラムされたコンピュータの処理実行手順として、
    請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載のソフトウェア検証システムにおける各手段が実行する処理手順を含むことを特徴とするソフトウェア検証方法。
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