JP5424326B2 - タッチ検出装置、電子機器、および、プログラム - Google Patents

タッチ検出装置、電子機器、および、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、タッチ検出装置、電子機器、および、プログラムに関し、特に、タッチパネルを用いた入力に好適なタッチ検出装置、電子機器、および、プログラムに関する。
移動体通信端末(携帯電話など)のような表示画面を有する電子機器において、表示装置にタッチパネルを構成することで、ユーザによる画面への手指接触で入力をおこなうことが一般的となっている。タッチパネルを採用することで、より直感的な入力操作をおこなうことができ、特に、キーなどが小型となる移動体通信端末で有用な入力方法となっている。
このような電子機器の多くは表示装置として液晶パネルを用いているが、液晶パネルに静電容量方式のタッチパネルを構成した場合、液晶パネルの駆動がノイズ源となり、手指接触による静電容量変化に影響を及ぼすことがある。この結果、ユーザによる手指接触を正しく検出できない場合がある。
このような検出エラーの原因である液晶パネルの駆動は、画面デザインなどの表示状態によって変化する。すなわち、検出エラーをもたらす表示ノイズ量は、そのときの表示画面によって異なる。例えば、RGB各色への電圧印加をおこなわない場合に「黒」となる、いわゆるノーマリーブラック液晶においては、黒画面を表示した場合の各画素に印加される電圧が「0」となるため駆動電圧の変動が少ないが、RGBのうちGのみに電圧印加することで緑画面を表示させた場合、隣り合うピクセル間の電圧差が最も顕著となるため、黒画面よりもノイズ量が大きくなる。
このように、表示画面を構成する表示色により表示ノイズ量が変わるため、表示ノイズの影響を受けるタッチパネルの検出エラーの発生する傾向は、画面デザインなどと関係するといえる。したがって、このような関係を利用することで、検出エラーの発生を低減させることができると考えられる。
タッチパネルの検出エラーには、このような外的要因による影響が多く、これまでも、例えば、温度等の環境変化を考慮して検出エラーを低減させる手法(例えば、特許文献1)や、バックライトのON/OFFで検出条件を変えることで検出エラーを低減させる手法(例えば、特許文献2)などが提案されている。
特公平6−12510号公報 特開2007−72798号公報
しかしながら、上述したような、表示画面との因果関係からタッチパネルの検出エラーを低減させる手法はなかった。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、タッチパネルの検出エラーをより効果的に低減させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかるタッチ検出装置は、
画面表示をおこなう表示手段と、
前記表示手段の表示面上に構成されたタッチパネルと、
前記タッチパネルでの検出信号に基づいて前記タッチパネルへのタッチを検出するタッチ検出手段と、
を有するタッチ検出装置において、
前記タッチ検出手段によるタッチ検出がエラーとなった際に、前記表示手段が表示する画面を変更することで、表示ノイズを低減させる画面変更手段を備える、
ことを特徴とする。
上記タッチ検出装置において、
前記画面変更手段は、前記タッチ検出がエラーとなったときに前記表示手段が表示していた画面よりも表示ノイズが少ない画面を前記変更する画面として決定することが望ましい。
上記タッチ検出装置において、
前記画面変更手段は、前記タッチ検出がエラーとなったときに前記表示手段が表示していた画面よりも表示ノイズが少ない画面への変更を段階的におこなうことが望ましい。
上記タッチ検出装置において、
前記画面変更手段は、前記表示手段が表示していた画面が、複数のレイヤから構成されたレイヤ画面であるか否かを判別するレイヤ判別手段をさらに備えていることが望ましく、この場合、
前記表示手段が表示していた画面がレイヤ画面である場合、いずれかのレイヤを構成している画像を、表示ノイズがより少ない画像に変更することが望ましい。
上記タッチ検出装置において、
前記画面変更手段は、前記タッチ検出がエラーとなったときに前記表示手段が表示していた画面よりも前記表示手段の印加電圧が小さくなる方向の画面に変更することが望ましい。
上記タッチ検出装置において、
前記画面変更手段は、前記タッチ検出がエラーとなったときに前記表示手段が表示していた画面よりも表示色の少ない画面に変更することが望ましい。
上記タッチ検出装置は、
前記表示手段が表示する画面のデザインを示すデザイン情報と、該デザインに用いられる画像に基づいた表示ノイズのレベルを示すノイズレベル情報とを対応づけて記憶する記憶手段をさらに備えていることが望ましく、この場合、
前記画面変更手段は、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、前記変更する画面を決定することが望ましい。
上記タッチ検出装置は、
前記レイヤ画面を構成する少なくとも一のレイヤに用いられる画像を示す画像情報と、当該画像の表示ノイズのレベルを示すノイズレベル情報とを対応づけて記憶する記憶手段をさらに備えていてもよく、この場合、
前記画面変更手段は、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、前記変更する画面を決定することが望ましい。
上記タッチ検出装置において、
前記画面変更手段は、前記表示手段が表示していた画面が、タッチされるオブジェクト画像が重畳されたオブジェクト重畳画面であるか否かを判別する画面判別手段をさらに備えていてもよく、この場合、
前記表示手段が表示していた画面がオブジェクト重畳画面である場合、当該オブジェクト画像の周辺の表示ノイズがより少ない画面に変更することが望ましい。
この場合、
前記画面変更手段は、前記表示手段が表示していた画面がオブジェクト重畳画面である場合、当該オブジェクト画像または当該オブジェクト画像以外の画像を変形表示することができる。
あるいは、
前記画面変更手段は、前記表示手段が表示していた画面がオブジェクト重畳画面である場合、当該オブジェクト画像と当該オブジェクト画像以外の画像との位置関係を変更して表示してもよい。
上記タッチ検出装置において、
前記画面変更手段は、前記表示手段が表示していた画面が動画である場合、該動画が示す動きよりも少ない動きの画面に変更してもよい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかる電子機器は、
上記タッチ検出装置と、
該タッチ検出装置を収容する電子機器本体と、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかるプログラムは、
画面表示をおこなう表示手段と、
前記表示手段の表示面上に構成されたタッチパネルと、
前記タッチパネルでの検出信号に基づいて前記タッチパネルへのタッチを検出するタッチ検出手段と、
を有するタッチ検出装置を制御するコンピュータに、
前記タッチ検出手段によるタッチ検出がエラーとなった際に、前記表示手段が表示する画面を変更することで、表示ノイズを低減させる機能、
を実現させることを特徴とする。
本発明によれば、タッチパネルの検出エラーをより効果的に低減することができる。
本発明の実施形態にかかる移動体通信端末の構成を示すブロック図である。 図1に示す制御部によって実現される機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態にかかる「タッチ入力処理」を説明するためのフローチャートである。 タッチ検出にかかる動作を説明するための図であり、(a)は、タッチパネルへの手指接触の様子を模式的に示し、(b)は、手指接触による検出状態を模式的に示し、(c)および(d)は、検出強度と閾値との関係を示す。 図3に示す「タッチ入力処理」で実行される「画面変更処理」を説明するためのフローチャートである。 図5に示す「画面変更処理」で参照される「ノイズレベルリスト」の例を示す図であり、(a)は画面デザインについてのノイズレベルリストの例を示し、(b)は、背景画像についてのノイズレベルリストの例を示す。 表示画面とタッチ検出エラーとの関係を説明するための図であり、(a)は、黒基調表示の例を示し、(b)は、緑基調表示の例を示し、(c)は、黒基調表示の場合の印加電圧を模式的に示し、(d)は、緑基調表示の場合の印加電圧を模式的に示し、(e)は、総和階調値と印加電圧の関係を模式的に示す。 本発明の実施形態にかかる「レイヤ表示」を説明するための図であり、(a)は、前面レイヤの例を示し、(b)は、「背面レイヤ」の例を示し、(c)は、レイヤ合成された表示画面の例を示す。 図8(b)に示す背面レイヤに用いられる背景画像について用意されているデフォルト画像と代替画像の例を示す図である。 図5に示す「画面変更処理」の動作を説明するための図であり、(a)は、操作オブジェクトが重畳表示された画面の例を示し、(b)は、縮小表示した際の画面表示例を示す。
以下、図面を参照して、本発明にかかる実施形態を説明する。本実施形態では、移動体通信端末に本発明を適用した場合を説明する。
本実施形態にかかる移動体通信端末100の構成を、図1を参照して説明する。図1は移動体通信端末100の構成を示すブロック図である。図示するように、移動体通信端末100は、制御部110、通信制御部120、出力部130、入力部140、タッチパネル部150、記憶部160、などから構成される。
制御部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)などの演算処理回路やワークエリアとなるRAM(Random Access Memory)、各種ドライバなどから構成され、移動体通信端末100の各部を制御するとともに、記憶部160に格納されている所定の動作プログラムに基づいて後述する各処理を実行する。なお、後述する移動体通信端末100の各構成はそれぞれ制御部110と接続されており、各構成間でのデータ授受などは制御部110を介しておこなわれるものとする。
通信制御部120は、例えば、セルラ通信用の無線通信回路などから構成され、アンテナ121を介した無線通信をおこなうことで、移動体通信端末100の基本機能である音声通信やデータ通信を実現する。
出力部130は、音声出力部131、表示部132、などから構成され、移動体通信端末100による種々の情報出力動作をおこなう。
音声出力部131は、例えば、スピーカなどから構成され、音声通話時の着信音や受話音声などを出力する。
表示部132は、例えば、液晶表示装置などから構成され、移動体通信端末100の機能にかかる種々の画面を表示する。本実施形態における表示部132は、RGBセルに電圧を印加することで表示をおこなう液晶表示パネルを用いた表示装置であるものとし、RGBの各画素への電圧印加が0のときの表示色が「黒」となる、いわゆるノーマリーブラックの液晶表示パネルであるものとする。
入力部140は、音声入力部141や操作部142などから構成され、移動体通信端末100に対するユーザ入力のためのインタフェースとして機能する。
音声入力部141は、例えば、マイクロフォンなどから構成され、音声通話時のユーザ発話音声を入力する。
操作部142は、移動体通信端末100の筐体上に構成されたキーパッド(文字キー(テンキー)、十字キーなど)や機能ボタンなどから構成され、ユーザ操作に応じた入力信号を生成して制御部110に入力する。
本実施形態では、操作部142の他、表示部132上に構成され、表示部132の表示画面上での手指接触を検出して入力動作をおこなうタッチパネル部150も入力装置として含む。
本実施形態にかかるタッチパネル部150は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウムスズ)などにより、表示部132の表示画面上でマトリクス状に電極を形成する透明電極膜などから構成されたタッチセンサなどを含み、タッチセンサへの手指接触に応じた検出信号を発生する。本実施形態では、静電容量方式のタッチパネルであるものとし、この場合、手指の接触によって静電容量が変化するタッチセンサが構成される。
記憶部160は、例えば、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどといった所定の記憶装置から構成され、制御部110が実行する動作プログラム(アプリケーション)の他、各処理の実行に必要なデータや各処理の実行によって生成されたデータなどを格納する。
記憶部160に格納される動作プログラムは、移動体通信端末100の基本動作を司る任意の基本プログラム(すなわち、OS(Operating System))などの他に、後述する各処理を実現するための動作プログラム(アプリケーションプログラムなど)が格納されている。後述する移動体通信端末100による処理は、制御部110がこれらの動作プログラムを実行することで実現される。
また、記憶部160に格納されている動作プログラムを実行することで、制御部110は、図2に示すような構成として機能する。図示するように、制御部110は、タッチパネル駆動部111、表示制御部112、タッチ位置演算部113、入力処理部114、などとして機能する。
タッチパネル駆動部111は、タッチパネル部150を駆動することで、タッチパネル部150への手指接触を検出するために必要な動作をおこなう。ここでは、タッチパネル部150のタッチセンサのスキャン動作をおこない、静電容量を示す信号をタッチパネル部150から取得する。
表示制御部112は、種々の画像信号を生成して表示部132を制御することで、表示部132における画面表示を制御する。
タッチ位置演算部113は、タッチパネル駆動部111によってタッチパネル部150から取得された静電容量信号に基づいて、タッチパネル部150への手指接触があるか否かの判別をおこない、手指接触があると判別した場合には、その位置(表示部132の座標上の位置)を特定するための演算をおこなう。ここでは、静電容量の変化を示す複数の電極の検出信号強度と閾値を比較することで、手指接触の有無を判別する他、これらの検出信号強度の加重平均を演算することで、手指接触の位置を特定する。
また、タッチ位置演算部113は、タッチ位置を演算する際の表示部132の表示状態を示す表示状態情報を表示制御部112から取得し、演算時に用いる閾値を表示部132の表示状態に応じて変更することで、タッチ検出エラーの低減を図る。
入力処理部114は、操作部142からの入力信号、および、タッチ位置演算部113によって演算されたタッチ位置に基づいて、表示部132における表示画面の遷移などといった、入力内容に応じた種々の動作をおこなう。
本実施形態では、制御部110によって上記機能構成が論理的に実現されるものとするが、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途向け集積回路)などの専用回路によって構成することで、これらの機能を物理的な構成によって実現してもよい。特に、タッチ位置演算部113にかかる機能については、タッチパネル部150のタッチセンサを駆動させるIC回路などによっておこなわれてもよく、このようなIC回路に含まれる記憶素子などに、位置演算に必要となる閾値や条件などが記録されてもよい。
以上説明した移動体通信端末100の各構成は、本発明を実現するために必要な構成であり、移動体通信端末としての基本機能に必要なその他の構成や、種々の付加機能に必要な構成などは、必要に応じて備えられているものとする。
以上のような構成を有する移動体通信端末100による動作を以下に説明する。ここでは、移動体通信端末100での入力にタッチパネル部150が用いられるものとする。
本実施形態では、タッチパネル部150を用いたタッチ入力をおこなう場合において、タッチ検出エラーが検出された際に、表示部132に表示される画面のデザイン(例えば、配色パターンなど)を変更することで、タッチ検出エラーによるリトライ回数の低減を図る。このような動作を実現するために実行される「タッチ入力処理」を、図3に示すフローチャートを参照して説明する。この「タッチ入力処理」は、例えば、タッチパネル部150による入力をおこなえる画面が表示部132に表示された場合などのような、タッチ入力が有効となったことを契機に開始される。
処理が開始されると、まず、タッチ位置演算部113が、タッチ検出エラーの回数をカウントするためのエラー回数カウンタmを初期化する(ステップS101)。ここでは、初期値「0」を設定することで初期化がおこなわれる。
エラー回数カウンタmを初期化すると、タッチ位置演算部113は、タッチセンサのスキャン動作開始をタッチパネル駆動部111に指示する。この場合、タッチパネル駆動部111は、タッチ位置演算部113からの指示に応じてタッチパネル部150のタッチセンサを駆動制御し、タッチ検出のためのスキャン動作を開始する(ステップS102)。このスキャン動作により、タッチセンサの各電極で検出された静電容量の変化(検出強度)を示す信号がタッチ位置演算部113に入力される。
タッチパネル部150のタッチセンサから入力される検出強度信号によるタッチ検出動作を、図4を参照して説明する。ここでは、図4(a)に示すようなテンキー画面が表示部132に表示された場合に、テンキーへのタッチによって数値等が入力される場合を想定する(図4(a)では、キー「7」がタッチされた場合を示している)。
タッチパネル部150を構成しているタッチセンサは、図4(b)に示すように、表示部132の表示面上にマトリクス状に電極が配置されるよう構成される。ここで、キー「7」へのタッチがおこなわれると、図4(b)に示すように、キー「7」付近の複数の電極において、静電容量の変化が検出されることになる。すなわち、手指接触などの場合には、実際のタッチ位置の1点だけでなく、その周辺の複数の電極(電極Ea〜Ee)で検出信号が発生することになる。
タッチ位置演算部113は、このような複数の検出信号を用いた演算をおこなうことで、実際のタッチ位置を示す座標を求める。この場合において、静電容量の変化が表示部132の表示ノイズなどによっても生じることがあるので、検出信号の強度(検出強度)と、ノイズとみなす閾値(以下、「閾値THn」とする)とを比較することで、手指接触などによるタッチであるか、ノイズによる静電容量変化であるかを峻別する。
一般的に、ノイズによる静電容量変化は、手指接触などによって生じる静電容量変化よりも小さいため、ここでは、簡単のために、検出強度が閾値THnよりも低い場合、ノイズによる静電容量変化であると判別し、タッチ位置を特定する演算などをおこなわないこととする。
一方、図4(c)に示すように、閾値THnを超える検出強度である場合には、手指接触などによるタッチ(以下、「有効タッチ」とする)がおこなわれたことを示す。すなわち、タッチ位置演算部113は、入力された検出強度が示す値と、閾値THnとを比較し、手指接触などによるタッチ(以下、「有効タッチ」とする)であるか判別する(ステップS103)。ここでは、例えば、静電容量の変化を示す複数電極からの検出強度信号の内、一定割合(例えば、5%)以上、あるいは、一定の数(例えば、手指でなくより細いスタイラスのような場合、1点)以上の信号が閾値THnを超える検出強度を示している場合、有効タッチであると判別することとする。
有効タッチである場合(ステップS103:Yes)、タッチ位置演算部113は、各電極からの信号のうち閾値THn以上の検出強度を加重平均する演算をおこなうことで、タッチ位置の座標を求め(ステップS104)、入力処理部114に通知する。なお、閾値THnより低い別の閾値を設定し、各電極から信号のうち、その閾値よりも大きい検出信号のみを用いて、位置演算を行うようにしてもよい。
入力処理部114は、タッチ位置演算部113から通知されたタッチ位置に応じた入力処理をおこなう(ステップS105)。例えば、テンキーのキー「7」に相当するタッチ位置が検出された場合は、数値「7」の入力とこれに伴う表示動作などをおこなう。
以上のような動作がタッチセンサを使った入力における正常動作であるが、手指接触などによるタッチがなされたにもかかわらず、図4(d)に示すように、検出強度が閾値THnに達しない場合がある。このような場合、ユーザがタッチをおこなってもタッチ位置演算がおこなわれないため、画面遷移などがおこなわれず、同じ位置へのタッチを繰り返しおこなうリトライを強いる場合がある(タッチ検出エラー)。
検出強度と閾値THnとの比較により、有効タッチではないと判別された場合、すなわち、タッチ検出エラーとなった場合(ステップS103:No)、タッチ位置演算部113は、タッチ検出エラーに起因するリトライを低減するための動作をおこなう。
この場合、タッチ位置演算部113は、エラー回数カウンタmを+1することで、エラー回数をカウントする(ステップS106)。
ここで、タッチ位置演算部113は、+1した後のエラー回数カウンタmの示す値が、許容しうるエラー回数の上限値(許容エラー回数n)未満であるか否かを判別する(ステップS107)。許容エラー回数未満である場合(ステップS107:Yes)、タッチ位置演算部113は、表示制御部112などと協働し、検出エラーを低減させるための動作をおこなう。
本実施形態では、検出エラーの要因を、表示部132での表示動作によって発生するノイズ(表示ノイズ)であるものとし、表示ノイズが低減されるように表示画面を変更する処理(「画面変更処理」(詳細後述))をおこなう。この場合、タッチ位置演算部113は、「画面変更処理」における画面変更回数をカウントするための画面変更カウンタpに初期値「0」を設定する初期化をおこなった上で(ステップS108)、「画面変更処理」を実行する(ステップS200)。この「画面変更処理」を、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
処理が開始されると、タッチ位置演算部113は、タッチ検出エラーの回数が1回目(m=1)であれば(ステップS201:Yes)、タッチ検出エラーを低減させるために表示画面の変更をおこなってよいかユーザに問い合わせるための画面(確認画面)を表示部132に表示する(ステップS202)。この確認画面には、問い合わせ内容を示す情報とともに、画面変更をおこなうことについての可否を選択的に入力するためのボタンなどが表示されており、ユーザは所望するボタンを指示する操作をおこなう。ここでは、入力するためのボタンなどが表示されている例で説明したが、タッチ入力だけではなく、操作部142として別途用意されているハードキーを用いてボタンを選択できるようにすることで、タッチエラーが発生している状況でも確実な入力をおこなうことができる。
ここで、ユーザが画面変更動作を許可しないことを指示した場合(ステップS203:No)、「タッチ入力処理」(図3)のステップS113に遷移することでエラー処理がおこなわれる。ここでは、例えば、タッチ入力以外の方法を推奨するメッセージを表示部132に表示するなどのエラー処理がおこなわれる。ここでは、ユーザが画面変更動作を許可しないことを指示した場合(ステップS203:No)、「タッチ入力処理」(図3)のステップS113に遷移させる例で説明したが、従来と同様、「タッチ入力処理」(図3)のステップS109に遷移することで、タッチ検出動作を継続するようにしてもよい。
一方、ユーザが画面変更を許可した場合(図5、ステップS203:Yes)、タッチ位置演算部113は、画面変更動作の回数を示す画面変更カウンタpを+1し(ステップS204)、+1した後のカウンタ値が、画面変更回数の上限として設定されている上限値n’未満であるか判別する(ステップS205)。
上限値未満である場合(ステップS205:Yes)、タッチ位置演算部113は、記憶部160にアクセスし、記憶部160に格納されている、表示画面と表示ノイズとの関係を示す「ノイズレベルリスト」を参照し、現在の画面を特定する(ステップS206)。ノイズレベルリストの例を、図6を参照して説明する。本実施形態では、2種類のテーブルによってノイズレベルリストが構成されているものとし、ノイズレベルリストのうち画面デザインと表示ノイズとの関係を示すテーブル(「ノイズレベルリスト(画面デザイン」)を図6(a)に示し、レイヤ表示によって構成された画面デザインについての背景画像と表示ノイズとの関係を示したテーブル(「ノイズレベルリスト(背景画像)」)を図6(b)に示す。
画面デザインについてのテーブルでは、図6(a)に示すように、移動体通信端末100で用意されている複数の画面デザイン(配色パターンや背景画像などの組み合わせ)のそれぞれと、当該画面デザインを表示部132で表示させたときに発生する表示ノイズのレベルとが対応づけられている。この表示ノイズについてのレベルは、例えば、「高」、「中高」、「中低」、「低」などのようにレベル分けされているものとし、移動体通信端末100の製造者などによる計測や実験などに基づいて規定されているものとする。
ここで、表示画面の内容と表示ノイズとの関係を、図7を参照して説明する。表示画面の内容と表示ノイズとの関係は種々の事例が考えられるので、ここでは一例をあげる。上述したような「ノーマリーブラック」の表示パネルを用いている場合、
例えば、図7(a)に示すような、表示色の大部分が「黒」である表示画面(黒基調表示)と、図7(b)に示すような、表示色の大部分が「緑」である表示画面(緑基調表示)を比較すると、RGBセルへの印加電圧に大きな違いが生じる。RGBセル間での電圧差と表示ノイズとの関係を図7(c)および図7(d)を参照して説明する。ここで、実際には対応する正負の電圧による交流駆動が行われることになるが、ここでは簡単のために、正側の電圧についてのみ図示して説明している(以下、同様)。
RGBで各セルが配列されている場合、表示色を「黒」とするには、図7(c)に示すように、RGBそれぞれへの印加電圧が0となるので、隣接する画素間での電圧差は最も小さい。
一方、表示色を「緑」とする場合、図7(d)に示すように、Gへの印加電圧のみがRおよびGへの印加電圧よりも大きくなるので、隣接する画素間での電圧差が大きくなる。このように、隣接するRGBピクセルの電圧変動が大きいと、EMI(Electromagnetic Interference:電磁気妨害)ノイズとなり、タッチセンサのベースライン信号を不安定にさせてしまう。この結果、手指接触などによる静電容量の検出強度も変動してしまい、閾値THnと比較した場合に、検出エラーとなってしまう場合がある。
このように、基調となる表示色と表示ノイズとの間に関係性があるため、画面デザイン毎に、基調となる表示色に基づいて表示ノイズレベルを規定することができる。
また、例えば、表示色が多く基調となる表示色が存在しない画面(例えば、写真画像など)の場合は、RGBセルレベルでの電圧差ではなく、表示パネル全体での印加電圧から表示ノイズレベルを規定することができる。この場合、表示パネル全体の印加電圧を示す指標として総和階調値を用いることができる。総和階調値とは、R、G、Bそれぞれについての階調値を合計したものであり、例えば、RGBヒストグラム情報(R、G、Bのそれぞれについて全画素での階調値の分布)から演算することができる。
ノーマリーブラックの表示パネルの場合、画面全体の表示色が「黒」となる黒基調での表示ノイズが最も少なく、画面全体の表示色が「白」となる白基調での表示ノイズが最も多くなるが、図7(e)に示すように、黒基調の場合は総和階調値の値が低く(すなわち、印加電圧が低い)、白基調の場合は総和階調値の値が高くなる。よって、表示画面の総和階調値を取得することで、当該画面の表示ノイズレベルを規定することができる。
このように、表示している画像によって表示ノイズが異なる。そして、発生した表示ノイズによっては、タッチ検出時の検出強度を減じさせてしまうことがある。このような場合、手指などによってタッチしているにもかかわらず、例えば、図4(d)に示すように検出強度が閾値THnに達しないことがある。この場合、タッチ位置の演算がおこなわれないので、ユーザのタッチに応じた画面遷移などがおこなわれないことになる(タッチ検出エラー)。
しかしながら、タッチ検出エラーの要因となっている表示ノイズは、上述したように表示画面の内容と関係していて、そのときの表示画面によって発生する表示ノイズのレベルを特定することができるので、タッチ検出エラーが発生した場合には、表示ノイズレベルが低くなる画面表示とすれば、正常なタッチ検出をおこなえる可能性がある。よって、本実施形態では、上述したような関係性に基づいて画面デザイン毎に規定された表示ノイズレベルを記録しているノイズレベルリスト(図6)を用いてタッチ検出エラーの低減を図る。
ここで、本実施形態にかかる移動体通信端末100では、いわゆるレイヤ表示による画面表示がおこなわれるものとする。本実施形態では、例えば、図8(a)に示すような前面レイヤと、図8(b)に示すような背面レイヤを合成(レイヤ合成)することで、図8(c)に示すような表示画面が構成されるものとする。ここで、前面レイヤ(図8(a))には、例えば、透過レイヤ上に文字や各種オブジェクトなどが配置されているものとし、背面レイヤ(図8(b))には、背景画像(いわゆる、待受画像や壁紙画像など)が配置されるものとする。
このため、画面デザインについてのノイズレベルリストには、図6(a)に示すように、画面デザイン毎に「前面レイヤ」と「背面レイヤ」の項目が用意されており、当該画面デザインが採用している配色や画像の情報がレイヤ毎に記録されている。ここで、例えば、背景色が単色である場合は、前面レイヤについての文字色と背景色の設定情報のみでよいため、背面レイヤについての情報は記録されていない(例えば、図6(a)における「デザインA」や「デザインB」など)。
一方、イラストや写真画像などを背景画像として使用している画面デザイン(例えば、図6(a)における「デザインX」や「デザインY」など)では、表示処理を効率的におこなうため、背景画像を背面レイヤに配置する。このため、このようなレイヤ表示で実現される画面デザインについては、項目「前面レイヤ」の背景色は透過と記録され、項目「背面レイヤ」に、使用する画像を特定する情報が記録されている。
図6(b)に示したテーブルは、このような、レイヤ表示に用いられている背景画像と表示ノイズレベルとの関係を示すためのものである。ここで、1つの画面デザインについて用いられる背景画像のモチーフは1つであることとする。よって、通常は、1つの画面デザインについて1つの背景画像(デフォルト)が指定されることになるが、本実施形態では、図9に示すような、同じモチーフの画像ではあるが、表示ノイズを変化させる目的で、デフォルトの画像から表示色数や輝度などを異ならせた代替画像が用意されている画面デザインが含まれているものとする。
例えば、ノーマリーブラックの表示パネルを用いている場合、より黒基調となる画像の方が表示ノイズを少なくすることができるので、デフォルトの画像から黒基調となるように表示色を段階的に減色した画像を代替画像として用意しておく。
この場合、背景画像についてのノイズレベルリストには、図6(b)に示すように、デフォルト画像と代替画像のそれぞれについて、表示ノイズのレベルが対応づけられているものとする。
また、各テーブル(図6(a)および図6(b))には、「フラグ」欄が用意されており、画面デザインについてのノイズレベルリスト(図6(a))では、そのときに用いられている画面デザインのフラグが「オン」となり、この画面デザインがレイヤ表示である場合には、背景画像についてのノイズレベルリスト(図6(b))において、そのとき用いられている背景画像のフラグが「オン」となる。
タッチ位置演算部113は、このようなノイズレベルリストを参照し、まず、画面デザインについてのテーブル(図6(a))から、フラグがオンとなっている画面デザイン、すなわち、現在の表示に用いられている画面デザインを特定する(図5、ステップS206)。
現在使用されている画面デザインを特定すると、タッチ位置演算部113は、当該画面デザインに表示ノイズレベル(ノイズレベル)が設定されているか否かを判別する(ステップS207)。つまり、既定の背景画像や文字によって構成される画面デザインにおいては、上述したような表示色や印加電圧の関係から表示ノイズレベルを予め設定しておくことができるが、例えば、写真画像を連続的に表示させたり、動画像を表示させたりする画面においては、表示色や印加電圧が一定とならないため、表示ノイズレベルを予め設定しておくことができない。よって、このような表示に用いる画面デザイン(例えば、図6(a)における「デザインZ」など)もノイズレベルリストに用意されているものとし、この場合、不特定の画像であることを示す「任意画像」が背面レイヤの欄に記録される。
特定した画面デザインに表示ノイズレベルが設定されている場合(ステップS207:Yes)、タッチ位置演算部113は、当該画面デザインがレイヤ表示を用いるものであるか否かを判別する(ステップS208)。ここでは、背面レイヤの欄に特定の背景画像を指定する情報が記録されているか否かによって、レイヤ表示の画面デザインであるか否かを判別する。
レイヤ表示を用いる画面デザインである場合(ステップS208:Yes)、タッチ位置演算部113は、背景画像についてのテーブル(図6(b))を参照し、当該画面デザインに指定されている背景画像は代替画像を含むものであるか否かを判別する(ステップS209)。
代替画像を含んでいる場合(ステップS209:Yes)、タッチ位置演算部113は、フラグがオンとなっている画像に対応づけられている表示ノイズレベル(ノイズレベル)を特定し(ステップS210)、当該表示ノイズレベル(レベル)が「低」でないか判別する(ステップS211)。
ここで、当該画像の表示ノイズレベルが「低」でなければ(ステップS211:Yes)、タッチ位置演算部113は、当該画像の表示ノイズレベルよりも低い表示ノイズレベルが設定されている代替画像を選択して表示制御部112に指示することで、背景画像が当該代替画像となるよう変更する(ステップS212)。
ここで、タッチエラーによるリトライ回数を最小に抑えるためには、画像変更回数にかかわらず、表示ノイズレベルが「低」のものを一回目で選択して変更するようにすればよいが、例えば、デフォルトの画像の表示ノイズレベルが「高」である場合などは、画面の急激な変化によりユーザに違和感を与えてしまう場合がある。よって、表示ノイズレベルの異なる複数の代替画像が用意されている場合には、段階的に変化させることで違和感を抑えることができる。このような、画像変更の程度をどのようにするかは、例えば、予めユーザによって設定しておくことができる。
よって、画像変更を段階的に変更する場合には、ステップS212において、変更前の背景画像についての表示ノイズレベルより1段低いレベルの背景画像に変更すればよい。
背景画像を変更すると、タッチ位置演算部113は、背景画像についてのノイズレベルリスト(図6(b))におけるフラグを、変更した代替画像がオンとなるよう変更して(ステップS216)、「タッチ入力処理」(図3)のフローに戻る。この場合、代替画像の中から表示ノイズレベルのより低い画像に変更されるので、背景画像のモチーフを変えずに表示ノイズの低減を図ることができる。
ここで、レイヤ表示ではあるが、指定されている背景画像には代替画像が用意されていない場合(ステップS209:No)や、代替画像を含んでいるが現在指定されている画像の表示ノイズレベルが「低」である場合(ステップS211:No)及び、レイヤ表示でない場合(ステップS208:No)は、同一モチーフの背景画像を変更することで表示ノイズを低減させることができない。この場合、タッチ位置演算部113は、画面デザインについてのノイズレベルリスト(図6(a))を参照して、当該画面デザインに対応づけられている表示ノイズレベル(ノイズレベル)を特定し(ステップS213)、表示ノイズレベル(レベル)が「低」ではないか判別する(ステップS214)。
当該画面デザインの表示ノイズレベルが「低」でなければ(ステップS214:Yes)、タッチ位置演算部113は、画面デザインについてのノイズレベルリスト(図6(a))の中から、表示ノイズレベルが当該画面デザインよりも低い画面デザインを選択して表示制御部112に指示することで、現在の画面デザインから変更する(ステップS215)。ここで、段階的に画像を変更する場合には、現在の画面デザインに設定されている表示ノイズレベルより1段低いレベルの画面デザインに変更する。画面デザインを変更すると、タッチ位置演算部113は、画面デザインについてのノイズレベルリスト(図6(a))におけるフラグを、変更した画面デザインがオンとなるように変更して(ステップS216)、「タッチ入力処理」(図3)のフローに戻る。
一方、上述したような、写真画像を連続的に表示する画面や動画像を表示する画面が表示されている場合、画面デザインについてのノイズレベルリスト(図6(a))上でフラグがオンとなっている画面デザインには、表示ノイズレベル(ノイズレベル)が設定されていない(例えば、図6(a)における「デザインZ」)。このような場合(ステップS207:No)、タッチ位置演算部113は、当該表示画面が、操作オブジェクトを重畳した画面であるか否かを判別する(ステップS217)。ここでは、画面デザインについてのノイズレベルリスト(図6(a))で、背面レイヤが「任意画像」、前面レイヤが「操作オブジェクト」となっている画面デザインが該当する。
このような操作オブジェクトを重畳した画面の例を図10(a)に示す。このような画面は、例えば、複数の写真画像を連続的に閲覧する場合などにおいて、写真画像を全面表示させた上で、前の写真や次の写真への表示切替を指示するためのオブジェクト画像が、当該写真画像の前面に重畳されている場合などが該当する。この場合、前面に重畳されているオブジェクト画像へのタッチをおこなうことで、当該オブジェクトが意味する操作内容が入力されることになる。
このように、全面表示されている写真画像などのようなタッチ対象となっていない画像(以下、「タッチ非対象画像」とする)の前面に、操作オブジェクトなどのようなタッチがおこなわれる画像(以下、「タッチ対象画像」とする)が重畳されている場合、タッチ非対象画像を表示することで発生する表示ノイズが、タッチ対象画像へのタッチにかかるタッチ検出に影響して、タッチ検出エラーが発生することがある。
よって、このような操作オブジェクトが重畳された画面を表示している場合(ステップS217:Yes)、タッチ位置演算部113は、表示制御部112への指示により、表示画面を構成している画像を加工する処理(縮小・拡大などの変形や位置移動など)をおこなって(ステップS218)、「タッチ入力処理」(図3)のフローに戻る。
ステップS218においては、例えば、図10(b)に示すように、タッチ非対象画像を縮小表示することで、タッチ対象画像(操作オブジェクト)が重畳しないようにし、タッチ対象画像(操作オブジェクト)の周辺の表示色が「黒」となるようにする。ノーマリーブラックの表示パネルの場合、表示色を「黒」とした場合の表示ノイズが最も少ないので、タッチ対象画像(操作オブジェクト)の周辺をこのような表示色とすることで、タッチ検出エラーの低減を図ることができる。すなわち、タッチ非対象画像を縮小表示することで、タッチ対象画像(操作オブジェクト)が重畳しないようになるので、タッチ非対象画像が変化したとしても、安定したタッチ検出を行うことができる。
なお、ここでは、タッチ非対象画像の表示ノイズが、タッチ対象画像(操作オブジェクト)の周辺の表示の表示ノイズより大きい場合について説明したが、タッチ対象画像(操作オブジェクト)の周辺の表示色がノーマリーブラックの表示パネルにおいて「白」であるような場合には、逆に、タッチ非対象画像を拡大表示(ステップS218)してもよい。すなわち、縮小拡大等を含む変形処理によって、タッチ検出エラーの低減を図ることができる。なお、タッチ対象画像(操作オブジェクトなど)の方を変形(縮小や拡大など)することで、タッチ対象画像の周辺の表示ノイズが少なくなるのであれば、タッチ対象画像を変形させてもよい。
ここで、画像変更を段階的におこなう場合には、上記のような画像の縮小や拡大の度合を、画像変更回数に応じて異ならせてもよい。つまり、画像変更回数(すなわち、画面変更カウンタpの値)が大きくなるにしたがって縮小率や拡大率を大きくすることで、タッチ非対象画像を段階的に縮小したり拡大したりすることができる。
このように、段階的にタッチ非対象画像を縮小させた場合、縮小率が低いときにはタッチ対象画像(操作オブジェクト)に一部重畳することがあるが、ノイズの高い画像部分の面積を小さくすることになるので、タッチ検出エラーの低減を図ることができる。
さらに、タッチ非対象画像とタッチ対象画像の位置関係を相対的に変化(移動)させて、タッチ検出エラーの低減を図るようにしてもよい。つまり、図10(a)に示すような状態において、タッチ非対象画像(写真画像など)上のより表示ノイズが小さい場所にタッチ対象画像(操作オブジェクト)を移動させて重畳表示することでもタッチ検出エラーの低減を図ることができる。
なお、現在の画面デザインについての表示ノイズレベルを特定できない場合において(ステップS207:No)、図10(a)に示したような操作オブジェクトを重畳する画面でもない場合(ステップS217:No)は、「タッチ入力処理」(図3)のステップS113に遷移し、エラー処理がおこなわれる。ここでは、例えば、タッチ入力以外の方法での入力を推奨するメッセージなどを表示するエラー処理をおこなう。
「画面変更処理」(図5)において、背景画像の変更、もしくは、画面デザインの変更、あるいは、縮小(拡大)表示の実行、などのような画面変更がおこなわれて「タッチ入力処理」(図3)にリターンした場合、タッチ位置演算部113は、タッチパネル駆動部111に指示することで、タッチセンサのスキャン動作をおこなう(ステップS109)。
このスキャン動作によって各電極から入力される信号が示す検出強度と閾値THnとを比較することで、タッチ位置演算部113は、有効タッチであるか否かを判別する(ステップS110)。ここでは、「画面変更処理」で表示ノイズを低減する画面変更がなされているので、今回のスキャン動作では有効タッチとなる可能性が高くなる。そして、有効タッチである場合(ステップS110:Yes)は、上述したステップS104とステップS105の処理をおこなうことで、タッチ入力がおこなわれることになる。
一方、「画面変更処理」で画面変更をおこなっても有効タッチとならない場合(ステップS110:No)、タッチ位置演算部113は、タッチ回数ポインタmを+1し(ステップS111)、上限値n未満であれば(ステップS112:No)、再度「画面変更処理」を実行する(ステップS200)。
この場合、m>1となるので(図5、ステップS201:No)、タッチ位置演算部113は、確認画面を表示することなく、画面変更回数カウンタpを+1し(ステップS204)、上限値n’未満であれば(ステップS205:Yes)、上述したステップS206以降の処理をおこなう。すなわち、より低い表示ノイズレベルとなる背景画像や画面デザインがある場合には段階的に変更し(ステップS212、ステップS215)、操作オブジェクトが重畳された画面であればより程度を大きく縮小(拡大)表示をおこなう(ステップS218)。
一方、+1したカウンタ値pが上限値n’以上となる場合(ステップS205:No)は、「タッチ入力処理」(図3)のステップS113に遷移してエラー処理をおこなう。ここでは、表示ノイズを考慮した画面に変更してもタッチ検出エラーが発生していることになるので、表示ノイズ以外の要因(例えば、タッチパネル部150の異常など)が発生している可能性があるため、その旨の注意喚起などをおこなうための表示動作などをおこなったり、タッチパネル以外の方法による入力に切り替えたりする。
また、「タッチ入力処理」(図3)のステップS111で+1したエラー回数カウンタmの値が許容エラー回数n以上となる場合(ステップS112:Yes)も、同様のエラー処理をおこなう(ステップS113)。
以上のような処理が、例えば、タッチ入力に対応していない画面への遷移などといった、タッチ入力についての終了イベントが発生するまで繰り返しおこなわれることで(ステップS114:No)、タッチ検出エラーが発生する都度、表示ノイズを低減するように画面変更がおこなわれ、表示ノイズの影響によるタッチ検出エラーの低減が図られる。そして、タッチ入力動作の終了イベント発生とともに処理を終了する(ステップS114:Yes)。
以上のように、本実施形態にかかる処理により、タッチ検出エラーが発生した場合に、表示ノイズを低減するように表示画面を変更するので、表示パネルの駆動動作によって発生する表示ノイズに起因するタッチ検出エラーを低減することができる。
以上説明したように、本発明を上記実施形態の如く適用することにより、表示装置における表示ノイズに起因するタッチパネルでのタッチ検出エラーを低減することができる。
ここで、タッチ検出エラーが発生した際の表示画面よりも表示ノイズの少ない画面に変更するので、タッチ検出エラーを効果的かつ迅速に低減させることができ、安定したタッチ検出動作をおこなうことができる。
また、レイヤ表示の場合においては、使用している背景画像などをより表示ノイズが少ないものに変更するので、例えば、同じモチーフの画像について、表示色などを異ならせた複数の代替画像を用意しておくことで、画面デザインを大きく変更することなくタッチ検出エラーの低減を図ることができる。
これらの場合において、画面変更を段階的におこなうことで、タッチ検出エラーの低減に必要な画面変更を違和感なくおこなうことができる。
これらの場合において、画面デザインやレイヤ表示に用いる画像毎に表示ノイズのレベルを予め対応づけて記憶しておくことで、変更する画面の決定を容易かつ迅速におこなうことができる。
上記実施形態は一例であり、本発明の適用範囲はこれに限られない。すなわち、種々の応用が可能であり、あらゆる実施の形態が本発明の範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、ノーマリーブラックの表示パネルを例示したが、印加電圧が「0」のときの表示色が「白」となる、いわゆるノーマリーホワイトの表示パネルであっても本発明を適用することができる。この場合であっても、表示色や印加電圧(総和階調値)に応じて画面を変更すれば、上記実施形態の場合と同様に、タッチ検出エラーの低減を図ることができる。
また、上記実施形態で示したノイズレベルリストの内容は一例であり、項目数や詳細度などは任意である。さらに、表示ノイズレベルと対応づけられる事項は、画面デザインや総和階調値(印加電圧)に限られるものではなく、タッチ検出に影響する表示ノイズとの因果関係があるものであれば、設定できる項目は任意である。
また、移動体通信端末100などの装置がノイズレベルリストを更新する構成としてもよい。この場合、ノイズレベルリストに登録されていない画面デザインや画像について、例えば、印加電圧と対応関係となる総和階調値を演算し、演算した総和階調値に応じた表示ノイズレベルと当該画面デザイン等とを対応づけてノイズレベルリストに追加すればよい。このような構成によれば、装置の使用当初には登録されていなかった画面デザインや画像などを、例えば、ダウンロードなどによって取得して使用している場合であっても、表示ノイズに起因するタッチ検出エラーを低減することができる。
なお、上記実施形態では、予め用意されたノイズレベルリストを用いて画面の変更をおこなうものとしたが、タッチ検出エラーが発生した際の表示画像の表示色数や輝度などを制御することで、ノイズレベルリストなどを参照することなく表示ノイズのより少ない画面に変更してもよい。このような構成によれば、例えば、記憶装置の容量の制約などでノイズレベルリストを用意できない場合でも、タッチ検出エラーの低減を図ることができる。
なお、上記実施形態では、主に静止画像の表示を例に説明したが、動画表示をおこなっている場合のタッチ検出に本発明を適用することができる。この場合において、動画像の動きと表示ノイズとの間に、例えば、動きが多いほど表示ノイズが多いという因果関係がある場合、動画表示中のタッチ検出にエラーが発生した際に、例えば、当該動画像のフレームレートを制御することでより動きを少なくしたり、静止画に変更したりすることで、表示ノイズを低減させ、タッチ検出エラーの低減を図るようにしてもよい。
例えば、上記実施形態では、本発明が適用される電子機器として移動体通信端末を例示したが、タッチパネルによる入力機能を備えるものであれば、これに限られず任意の電子機器に本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、タッチパネルの例として静電容量方式のタッチパネルを示したが、画面表示にかかるノイズなどがタッチ検出の精度に影響するものであれば、他の方式のタッチパネルであっても本発明を適用して、タッチ検出エラーを低減させることができる。
また、本発明にかかる構成を予め備えた電子機器だけでなく、タッチパネルを用いる電子機器を制御するコンピュータにプログラムを適用することで、本発明にかかるタッチ検出装置として機能させることができる。すなわち、上記実施形態で例示した制御部110が実行するプログラムと同様のプログラムを既存のタッチ検出装置もしくは当該タッチ検出装置を備える電子機器に適用し、当該装置のコンピュータがプログラムを実行することで、上記制御部110と同様の機能が実現され、本発明にかかるタッチ検出装置として機能させることができる。
このようなプログラムの適用方法は任意であり、例えば、CD−ROMやメモリカードなどの記憶媒体に格納して適用できる他、例えば、インターネットなどの通信媒体を介して適用することもできる。
100…移動体通信端末、110…制御部、111…タッチパネル駆動部、112…表示制御部、113…タッチ位置演算部、114…入力処理部、120…通信制御部、121…アンテナ、130…出力部、131…音声出力部、132…表示部、140…入力部、141…音声入力部、142…操作部、150…タッチパネル部、160…記憶部

Claims (14)

  1. 画面表示をおこなう表示手段と、
    前記表示手段の表示面上に構成されたタッチパネルと、
    前記タッチパネルでの検出信号に基づいて前記タッチパネルへのタッチを検出するタッチ検出手段と、
    を有するタッチ検出装置において、
    前記タッチ検出手段によるタッチ検出がエラーとなった際に、前記表示手段が表示する画面を変更することで、表示ノイズを低減させる画面変更手段を備える、
    ことを特徴とするタッチ検出装置。
  2. 前記画面変更手段は、前記タッチ検出がエラーとなったときに前記表示手段が表示していた画面よりも表示ノイズが少ない画面を前記変更する画面として決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のタッチ検出装置。
  3. 前記画面変更手段は、前記タッチ検出がエラーとなったときに前記表示手段が表示していた画面よりも表示ノイズが少ない画面への変更を段階的におこなう、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のタッチ検出装置。
  4. 前記画面変更手段は、前記表示手段が表示していた画面が、複数のレイヤから構成されたレイヤ画面であるか否かを判別するレイヤ判別手段をさらに備え、
    前記表示手段が表示していた画面がレイヤ画面である場合、いずれかのレイヤを構成している画像を、表示ノイズがより少ない画像に変更する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のタッチ検出装置。
  5. 前記画面変更手段は、前記タッチ検出がエラーとなったときに前記表示手段が表示していた画面よりも前記表示手段の印加電圧が小さくなる方向の画面に変更する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のタッチ検出装置。
  6. 前記画面変更手段は、前記タッチ検出がエラーとなったときに前記表示手段が表示していた画面よりも表示色の少ない画面に変更する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のタッチ検出装置。
  7. 前記表示手段が表示する画面のデザインを示すデザイン情報と、該デザインに用いられる画像に基づいた表示ノイズのレベルを示すノイズレベル情報とを対応づけて記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記画面変更手段は、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、前記変更する画面を決定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のタッチ検出装置。
  8. 前記レイヤ画面を構成する少なくとも一のレイヤに用いられる画像を示す画像情報と、当該画像の表示ノイズのレベルを示すノイズレベル情報とを対応づけて記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記画面変更手段は、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、前記変更する画面を決定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のタッチ検出装置。
  9. 前記画面変更手段は、前記表示手段が表示していた画面が、タッチされるオブジェクト画像が重畳されたオブジェクト重畳画面であるか否かを判別する画面判別手段をさらに備え、
    前記表示手段が表示していた画面がオブジェクト重畳画面である場合、当該オブジェクト画像の周辺の表示ノイズがより少ない画面に変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のタッチ検出装置。
  10. 前記画面変更手段は、前記表示手段が表示していた画面がオブジェクト重畳画面である場合、当該オブジェクト画像または当該オブジェクト画像以外の画像を変形表示する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のタッチ検出装置。
  11. 前記画面変更手段は、前記表示手段が表示していた画面がオブジェクト重畳画面である場合、当該オブジェクト画像と当該オブジェクト画像以外の画像との位置関係を変更して表示する、
    ことを特徴とする請求項9または10に記載のタッチ検出装置。
  12. 前記画面変更手段は、前記表示手段が表示していた画面が動画である場合、該動画が示す動きよりも少ない動きの画面に変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のタッチ検出装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載のタッチ検出装置と、
    該タッチ検出装置を収容する電子機器本体と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  14. 画面表示をおこなう表示手段と、
    前記表示手段の表示面上に構成されたタッチパネルと、
    前記タッチパネルでの検出信号に基づいて前記タッチパネルへのタッチを検出するタッチ検出手段と、
    を有するタッチ検出装置を制御するコンピュータに、
    前記タッチ検出手段によるタッチ検出がエラーとなった際に、前記表示手段が表示する画面を変更することで、表示ノイズを低減させる機能、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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