JP5423879B2 - データアクセス場所選択システム、方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、分散ストレージシステムにおいて、データの読み取り先および/または書き込み先を選択するデータアクセス場所選択システム、データアクセス場所選択方法及びデータアクセス場所選択プログラムに関する。
近年、コンピュータシステムが扱うデータ量が増大している。そのため、大規模なコンピュータシステムにおいては、複数のストレージノードにデータを分散して格納する分散ストレージシステムが利用されている。
その一方で、コンピュータシステムやストレージシステムが大規模化することにより、コンピュータシステムの消費電力量が問題になりつつある。
そのため、ディスク装置の回転速度を変更したり、ディスクを停止したりすることによりストレージシステムの省電力化が試みられている。このような仕組みを用いた技術の例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された方法では、ディスク装置にアクセスしない場合にディスク装置を停止させることで、システムの消費電力量を削減している。
また、分散ストレージシステムにおいて、分散ストレージノードへのアクセス統計情報をもとに算出された無アクセス確率を利用して、データの再配置を行うシステムが特許文献2に記載されている。特許文献2に記載されたシステムでは、無アクセス時間の期待値が高くなるようにデータ配置を行うことにより、個々ディスクノードが省電力モードになる時間を長くすることができる。
さらに、特許文献3には、I/O(Input/Output)負荷を適切に分散する計算機システムが記載されている。特許文献3に記載された計算機システムでは、各統合デバイスに対するI/Oアクセス頻度の平均を、I/Oアクセス頻度の予想値として算出する。
特表2005−539303号公報(段落0023) 特開2009−157571号公報(段落0097〜0102) 特開2008−59315号公報(段落0194,0198、図12,22)
ある計算機ノードのディスクにアクセスが一定期間無い場合にディスクを停止させるなどの省電力化制御を、例えば、特許文献1に記載された方法を用いて行ったとする。しかし、ディスク停止処理の直後に該当ノードへのアクセスがあった場合、ディスクの再回転やノードの再起動などが発生することになる。そのため、ディスクの再回転やノードの再起動により、かえって電力コストが増大してしまう。さらに、クライアント側では、アクセス待ちによる稼働時間も増大するため、電力消費量がさらに増大してしまう。
このように、特許文献1に記載された方法では、分散システムの構成ノードの動作状態制御を適切に行うことができず、過剰な電力消費を発生させてしまう恐れがある。
また、特許文献2に記載されたシステムを用いた場合、新たなデータの登録後に算出される無アクセス確率に基づいてデータが再配置されることになる。そのため、一旦登録されたデータであっても、算出される確率に基づいて移動させられる蓋然性が高く、その場合には移動コストがかかってしまうという問題がある。ハードディスクドライブ(以下、HDDと記す。)などの記憶装置においては、近年大容量化が進んでいるため、データのコピーには長い時間が必要であり、その分余剰な電力消費が発生しまうことになる。
また、特許文献3に記載された計算機システムでは、新たに追加されるデータについてのアクセス頻度は考慮されておらず、また、既存のストレージのアクセス状態によって新たなデータの記憶先が決定される。このように、新たなデータのアクセス頻度が考慮されずに記憶されてしまうと、そのデータを記憶するノードを適切に制御することが出来ず、結果として、データアクセスに係る消費電力が増大してしまうという結果につながる。そのため、新たなデータが追加されるような場合であっても、データアクセスに係る電力消費を適切に抑制できるようにすることが望ましい。
そこで、本発明は、分散ストレージシステムにおいて、新たなデータが追加されるような場合であっても、データアクセスに係る電力消費を抑制できるデータアクセス場所選択システム、データアクセス場所選択方法及びデータアクセス場所選択プログラムを提供することを目的とする。
本発明によるデータアクセス場所選択システムは、データを格納する少なくとも1つ以上のノードと、データの読み取り先および/または書き込み先をノードの中から選択する管理サーバとを備え、管理サーバが、データの格納先をノードと対応付けて記憶するデータ格納先記憶手段と、指定されたデータの読み取り先および/または書き込み先を、データ格納先記憶手段に記憶されているそのデータに対応するノードの中から決定するアクセス先決定手段と、各ノードの各データに対する、データの読み取りおよび/または書き込みが行われる確率を示すアクセス確率を記憶するアクセス確率記憶手段と、データへのアクセス履歴に基づいてアクセス確率を算出し、算出したアクセス確率をアクセス確率記憶手段に記憶させるアクセス確率算出手段と、指定されたデータに対するアクセス確率を、アクセス確率記憶手段に記憶された、その指定されたデータへのアクセス履歴から算出される確率またはその指定されたデータと属性が共通するデータのアクセス確率に基づいて推定するアクセス確率推定手段とを備え、アクセス確率推定手段が、指定されたデータに対応するノードがデータ格納先記憶手段に記憶されていない場合、そのデータのアクセス確率を推定し、アクセス先決定手段は、指定されたデータに対応するノードがデータ格納先記憶手段に記憶されていない場合、推定されたアクセス確率をもとにそのデータの書き込み先を決定することを特徴とする。なお、「読み取りおよび/または書き込み」とは、「読み取り」、「書き込み」、または「読み取りと書き込みの双方」を表す。
本発明による他のデータアクセス場所選択システムは、データを格納する複数のノードを備え、各ノードが、データの格納先をノードと対応付けて記憶するデータ格納先記憶手段と、指定されたデータの読み取り先および/または書き込み先を、データ格納先記憶手段に記憶されているそのデータに対応するノードの中から決定するアクセス先決定手段と、各ノードの各データに対する、データの読み取りおよび/または書き込みが行われる確率を示すアクセス確率を記憶するアクセス確率記憶手段と、データへのアクセス履歴に基づいてアクセス確率を算出し、算出したアクセス確率をアクセス確率記憶手段に記憶させるアクセス確率算出手段と、指定されたデータに対するアクセス確率を、アクセス確率記憶手段に記憶された、その指定されたデータへのアクセス履歴から算出される確率またはその指定されたデータと属性が共通するデータのアクセス確率に基づいて推定するアクセス確率推定手段とを備え、アクセス確率推定手段が、指定されたデータに対応するノードがデータ格納先記憶手段に記憶されていない場合、そのデータのアクセス確率を推定し、アクセス先決定手段が、指定されたデータに対応するノードがデータ格納先記憶手段に記憶されていない場合、推定されたアクセス確率をもとにそのデータの書き込み先を決定することを特徴とする。
本発明によるデータアクセス場所選択方法は、データを格納する少なくとも1つ以上のノードの中から、データの読み取り先および/または書き込み先を選択する選択装置が、データの格納先をノードと対応付けて記憶するデータ格納先記憶手段に記憶されているそのデータに対応するノードの中から指定されたデータの読み取り先および/または書き込み先を決定し、選択装置が、各ノードの各データに対する、データの読み取りおよび/または書き込みが行われる確率を示すアクセス確率をデータへのアクセス履歴に基づいて算出し、算出されたアクセス確率をアクセス確率記憶手段に記憶させ、選択装置が、指定されたデータに対応するノードがデータ格納先記憶手段に記憶されていない場合、指定されたデータに対するアクセス確率をアクセス確率記憶手段に記憶された、その指定されたデータへのアクセス履歴から算出される確率またはその指定されたデータと属性が共通するデータのアクセス確率に基づいて推定し、選択装置が、指定されたデータに対応するノードがデータ格納先記憶手段に記憶されていない場合、推定されたアクセス確率をもとにそのデータの書き込み先を決定することを特徴とする。
本発明によるデータアクセス場所選択プログラムは、データを格納する少なくとも1つ以上のノードの中から、データの読み取り先および/または書き込み先を選択するコンピュータに適用されるデータアクセス場所選択プログラムであって、コンピュータに、データの格納先をノードと対応付けて記憶するデータ格納先記憶手段に記憶されているそのデータに対応するノードの中から指定されたデータの読み取り先および/または書き込み先を決定するアクセス先決定処理、各ノードの各データに対する、データの読み取りおよび/または書き込みが行われる確率を示すアクセス確率をデータへのアクセス履歴に基づいて算出し、算出されたアクセス確率をアクセス確率記憶手段に記憶させるアクセス確率算出処理、および、指定されたデータに対するアクセス確率を、アクセス確率記憶手段に記憶された、その指定されたデータへのアクセス履歴から算出される確率またはその指定されたデータと属性が共通するデータのアクセス確率に基づいて推定するアクセス確率推定処理を実行させ、アクセス確率推定処理で、指定されたデータに対応するノードがデータ格納先記憶手段に記憶されていない場合、そのデータのアクセス確率を推定させ、アクセス先決定処理で、指定されたデータに対応するノードがデータ格納先記憶手段に記憶されていない場合、推定されたアクセス確率をもとにそのデータの書き込み先を決定させることを特徴とする。
本発明によれば、分散ストレージシステムにおいて新たなデータが追加されるような場合であっても、データアクセスに係る電力消費を抑制できる。
本発明によるデータアクセス場所選択システムの一実施形態を示す説明図である。 データアクセス場所選択システムの例を示すブロック図である。 データの格納先がテーブル形式で記憶された場合の例を示す説明図である。 アクセス要求命令の履歴の一例を示す説明図である。 アクセス確率の例を示す説明図である。 アプリケーションXがデータアクセスする動作の例を示す説明図である。 ノードの動作状態の例を示す説明図である。 本発明におけるデータアクセス処理の例を示すフローチャートである。 本発明によるデータアクセス場所選択システムの最小構成の例を示すブロック図である。 本発明によるデータアクセス場所選択装置の最小構成の例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。以下の説明では、本発明によるデータアクセス場所選択システムを、複数の計算機ノードから構成される分散ストレージシステムに適用する場合について説明する。
図1は、本発明によるデータアクセス場所選択システムの一実施形態を示す説明図である。本発明におけるデータアクセス場所選択システムは、分散ノード101〜104と、情報管理制御装置300と、データアクセス要求ノード400とを備えている。分散ノード101〜104と、情報管理制御装置300と、データアクセス要求ノード400とは、通信ネットワーク200を介してそれぞれ接続される。
分散ノード101〜104は、分散ストレージシステムに用いられる計算機であり、それぞれ単数又は複数の記憶装置111〜114を備えている。また、分散ノード101〜104は、動作状態の制御が可能な要素(以下、被制御要素と記す。)を備えている。この被制御要素とは、分散ノードに用いられる各装置のことであり、例えば、演算装置であるCPU、HDD、計算機の電源装置などが挙げられる。また、動作状態の制御とは、各被制御要素が行う動作に対して制御指示を行うことであり、例えば、CPUの回転数を下げる、HDDの回転数を下げる、CPUを停止させる、HDDを停止させる、電源装置に電源を落とさせる、などが挙げられる。
情報管理制御装置300は、分散ストレージシステムにおいて格納されるデータの配置場所を決定するための情報を保持し、その情報を管理する機能を備える装置である。情報管理制御装置300の役割は、例えば、分散ストレージシステムの一例である分散ファイルシステムにおいて、ファイルのデータブロックをどの分散ノードに格納するかを管理し、そのデータブロックを追跡することに責任を持つメタデータサーバの役割に相当する。
なお、メタデータサーバを備える分散ファイルシステムについては、以下の参考文献に記載されている。
[参考文献]
特開2003−522360号公報
データアクセス要求ノード400は、分散ストレージシステムに対してデータアクセスを行い、アクセスしたデータを用いて任意の演算を行う計算機ノードである。このデータアクセスには、データの読み取り処理、データの書き込み処理、または、データの読み取りと書き込みの双方のいずれかが含まれる。なお、書き込み処理は、新規データの書き込み処理の他、既存データの更新処理及び削除処理を含む。データアクセス要求ノード400は、分散ノード101〜104とは別の計算機ノードであってもよく、また、分散ノード101〜104自身がデータアクセス要求ノード400として動作しても(すなわち、データアクセス及び演算を行っても)よい。以下の説明では、データアクセス要求ノード400と、分散ノード101〜104とが、別の計算機ノードで実現されている場合について説明する。
分散ノード101〜104、情報管理制御装置300、および、データアクセス要求ノード400は、例えば、CPU、半導体メモリ、通信インタフェースなどを備えるIA(Intel Architecture)サーバにより実現される。ただし、Intelは、登録商標である。
図1に示す例では、データアクセス場所選択システムが分散ノード101から分散ノード104まで4台の分散ノードを備えている場合について示している。ただし、分散ノードの個数は4つに限定されず、2台以上存在すればよい。また、図1に示す例では、各分散ノードが2つの記憶装置を備えている場合について示しているが、記憶装置の個数は、2つに限定されない。記憶装置の個数は、1台であってもよく、3台以上であってもよい。なお、分散ノード101〜104までの機能は同様であるため、以下の説明では、分散ノード101を対象として説明する。
図2は、データアクセス場所選択システムの例を示すブロック図である。本発明によるデータアクセス場所選択システムは、分散データ保持アクセス手段1、情報管理制御手段301、および、データアクセス要求手段401により実現される。
以下の説明では、分散データ保持アクセス手段1が図1における各分散ノード101において、情報管理制御手段301が図1における情報管理制御装置300において、データアクセス要求手段401が図1におけるデータアクセス要求ノード400において、それぞれ動作する場合について説明する。ただし、各手段(より詳しくは、分散データ保持アクセス手段1、情報管理制御手段301、および、データアクセス要求手段401)が動作する装置は、上記装置に限定されない。
例えば、図2に示す例では、情報管理制御手段301が分散ノード101と異なる装置(情報管理制御装置300)において動作する場合について示している。ただし、情報管理制御手段301は、分散ノード101〜104のうちの1つ又は複数の計算機において動作してもよい。具体的には、情報管理制御手段301として動作させるためのプログラム(ソフトウェア)を分散ノード101〜104上に記憶させ、例えば、CPUがそのプログラムに従って動作するようにしてもよい。すなわち、本実施形態によるデータアクセス場所選択システムが、複数の分散ノードを備えるようにしてもよい。
分散データ保持アクセス手段1は、データアクセス処理手段11と、記憶装置12と、被制御対象装置13と、分散ノード制御手段14とを備えている。上述の被制御要素が、図2における被制御対象装置13に相当する。
記憶装置12は、分散ストレージシステムにおいて対象とされるデータを記憶する。なお、図1に例示する記憶装置111が、記憶装置12に相当する。記憶装置12は、例えば、HDDやSSD(Solid State Drive)、半導体メモリなどの記憶媒体により実現される。
データアクセス処理手段11は、データアクセス要求手段401からのデータアクセス要求を受け付ける。そして、データアクセス処理手段11は、記憶装置12にアクセスして要求対象のデータを読み取り、データアクセス要求手段401に結果を応答する。
被制御対象装置13は、動作状態の制御が可能な装置(すなわち、被制御要素)である。具体的には、被制御対象装置13は、分散データ保持アクセス手段1において、動作状態の制御が可能なハードウェア装置を示す。被制御対象装置13は、例えば、CPUなどの演算装置、余剰な通信インタフェースなどである。なお、記憶装置12も、被制御要素12の一つであるが、図2に示す例では、被制御対象装置13を記憶装置12と別に示している。
分散ノード制御手段14は、動作状態の制御が可能な装置(具体的には、被制御要素である記憶装置12及び被制御対象装置13)に対して制御指示を行う。なお、制御指示の内容は、例えば、被制御要素の説明で例示した内容である。
データアクセス要求手段401は、アクセス先問い合わせ手段41と、データアクセス手段42とを備えている。アクセス先問い合わせ手段41は、読み取るデータの読み込み先情報(例えば、データが記憶された分散ノードを表す情報)や、書き込みを行うデータの書き込み先情報(例えば、データを記憶する分散ノードを表す情報)を情報管理制御手段301に問い合わせ、その問合せ結果(以下、アクセス先情報と記す。)を受け取る。以下、データアクセス要求手段401が情報管理制御手段301に対してアクセス先を問い合わせる要求のことを、データアクセス要求命令と記す。
データアクセス手段42は、アクセス先問い合わせ手段41がアクセス先情報を受け取ると、そのアクセス先である分散ノード101に対してデータアクセスを行う。具体的には、データアクセス手段42は、分散ノード101の記憶装置12に対して行いたいアクセス処理(例えば、データの書き込み処理や、読み取り処理)を、データアクセス処理手段11に要求する。なお、以下の説明では、データの書き込むことをWrite、データを読み取ることをReadと記すこともある。
情報管理制御手段301は、データ格納場所管理手段31と、データ格納場所管理情報記録装置32と、アクセス確率取得手段33と、アクセス確率算出記録手段34と、アクセス確率記録装置35と、制御指示命令手段36と、データ暫定確率生成手段37と、ノード動作状態記録装置38と、アクセス受付手段39と、履歴記憶装置50と、アクセス履歴記録手段51とを備えている。
アクセス受付手段39は、データアクセス要求手段401からのデータアクセス要求命令を受け付ける。そして、アクセス受付手段39は、データ格納場所管理手段31にアクセス先の選択を依頼し、選択結果をデータアクセス要求手段401に送信する。
ここで、データアクセス要求命令には、データを識別する情報、実行命令、及び実行に必要なデータが含まれる。アクセス受付手段39は、例えば、「ファイルAをReadする」、「ファイルBにデータ”XXXX”をWriteする」のようなデータアクセス要求命令を受け付ける。この場合、「Readする」や「Writeする」が実行命令に相当する。また、実行に必要なデータとして、例えば、Writeコマンドにおけるデータが挙げられる。なお、このデータは、SCSI(Small Computer System Interface )では、データ・フェーズにおいてイニシエータからターゲットに転送されるデータに相当する。SCSIプロトコルをTCP/IP上で使用する規格であるiSCSIでは、実行命令であるWriteコマンドがSCSI Command PDU内で送信され、Writeコマンドのデータは、SCSI DATA Out PDUで送信される。また、データを識別する情報は、Write先のブロックアドレス等が相当し、Writeコマンド内に含まれる。また、例えば、分散KeyValueSroreシステムにおいては、put、putの際のKey及びKeyに関連付けられて格納されるValueが、データアクセス要求命令に含まれる。このとき、putが実行命令であり、Keyがデータを識別する情報、Valueが必要なデータである。
データ格納場所管理情報記録装置32は、分散ストレージシステムで保持管理するデータの格納先を記憶する。具体的には、データ格納場所管理情報記録装置32は、データの格納先を分散ノード101と対応付けて記憶する。データ格納場所管理情報記録装置32が記憶するデータの格納先は、後述のデータ格納場所管理手段31により記憶される。なお、既に分散ノード101に記憶されているデータの格納先については、例えば、ユーザ等により予めデータ格納場所管理情報記録装置32に記憶させておいてもよい。
また、データ格納場所管理情報記録装置32が記憶する内容は、例えば、「/home/node1」以下のディレクトリおよびファイルを分散ノード101に、「/home/node2」以下のディレクトリおよびファイルを分散ノード102に格納するといったルールを示す情報であってもよい。データ格納場所管理情報記録装置32は、磁気ディスクなど、任意の記録媒体により実現される。
データ格納場所管理手段31は、分散ストレージシステムで保持管理するデータの実格納先を管理し、アクセス受付手段39のアクセス要求において指定されたデータのアクセス先を決定する。具体的には、指定されたデータに対応する分散ノードの情報がデータ格納場所管理情報記録装置32に記憶されている場合、データ格納場所管理手段31は、指定されたデータに対応する分散ノードの中からデータの読み取り先および/または書き込み先を決定する。
例えば、データ格納場所管理情報記録装置32がデータベースソフトウェアで定められたテーブル形式でデータの格納先を記憶している場合、データ格納場所管理手段31は、そのテーブルに対する検索処理を行うことで、データの格納先の検索を行ってもよい。
図3は、データの格納先がテーブル形式で記憶された場合の例を示す説明図である。図3に示す例では、データ格納場所管理情報記録装置32がデータを識別するファイル名と、そのファイルを格納しているノードとを対応付けて記憶していることを示す。また、図3に示す例では、データをファイル単位で複数のノードに分散して格納していることを示す。なお、分散ノード101,分散ノード102,分散ノード103及び分散ノード104には、それぞれ、node1,node2,node3及びnode4というノード名が付与されているものとする。
例えば、図3に例示するファイル「/home/a.txt」は、node1及びnode2に格納されていることを示す。ここで、ファイル「/home/a.txt」が格納されているノードを知りたい場合、データ格納場所管理手段31は、「ファイル名」カラムから「/home/a.txt」の行を検索し、検索したデータの「ノード」カラムから対応するノードを特定すればよい。
なお、データ格納場所管理情報記録装置32がデータベースソフトウェアで定められたテーブル形式でデータの格納先を記憶している場合、データ格納場所管理手段31は、そのテーブルに対する追加処理、更新処理を行うことで、データの格納先の更新を行ってもよい。例えば、ファイルの格納場所を変更したい場合、データ格納場所管理手段31は、実データの格納場所をコピーして移行する処理に併せ、テーブル内の対応するレコードを書き換えればよい。さらに、新たなファイルを格納する場合、データ格納場所管理手段31は、新たなデータの格納場所を示すレコードをテーブルに追加すればよい。
上記説明では、データの格納先を、ファイル名とノード名との組合せでデータ格納場所管理情報記録装置32に記憶する場合について説明した。ただし、データ格納場所管理情報記録装置32が記憶する形式は、上記形式に限定されない。データ格納場所管理情報記録装置32は、例えば、ノード名リスト情報とハッシュ関数とを記憶していてもよい。この場合、データ格納場所管理手段31は、コンシステントハッシング法で算出した格納ノード先をデータの読み取り先および/または書き込み先と決定してもよい。
一方、指定されたデータに対応する分散ノードの情報がデータ格納場所管理情報記録装置32に記憶されていない場合、後述のデータ暫定確率生成手段37の処理結果をもとに、データの読み取り先および/または書き込み先を決定する。なお、本処理については後述する。
アクセス履歴記録手段51は、アクセス受付手段39が受け付けたアクセス要求命令の内容を履歴として履歴記憶装置50に記憶させる。履歴記憶装置50は、アクセス履歴記録手段51の指示に応じ、アクセス要求命令の履歴を記憶する。履歴記憶装置50は、例えば、磁気ディスク等の記録媒体により実現される。
アクセス履歴記録手段51は、アクセス要求命令の履歴を、例えば、ジャーナルログとして履歴記憶装置50に記憶させてもよく、図4に例示するテーブル形式で履歴記憶装置50に記憶させてもよい。図4は、アクセス履歴記録手段51が記憶するアクセス要求命令の履歴の一例を示す説明図である。図4に示す例では、実行命令が読み取り指示か書き込み指示か(図4における「Read or Write」)、どのファイルに対して指示が行われたか(図4における「dest(ファイル名)」、及び、その指示がいつ行われたか(図4における「time」)を対応付けてアクセス要求命令の履歴を記憶していることを示す。
なお、アクセス履歴記録手段51は、アクセス受付手段39が受け付けたアクセス要求命令の全ての履歴を履歴記憶装置50に記憶させなくてもよい。アクセス履歴記録手段51は、アクセス要求命令の一部をサンプリングして履歴記憶装置50に記憶させてもよい。
アクセス確率記録装置35は、各分散ノードに記憶されたデータの読み取りおよび/または書き込みが行われる確率を表すアクセス確率を記憶する。アクセス確率記録装置35には、後述のアクセス確率算出記録手段34又はデータ暫定確率生成手段37が算出したアクセス確率が記憶される。アクセス確率記録装置35は、例えば、磁気ディスク等の任意の記録媒体により実現される。
アクセス確率算出記録手段34は、データに対するアクセス履歴に基づいてアクセス確率を算出し、算出したアクセス確率をアクセス確率記録装置35に記憶させる。具体的には、アクセス確率算出記録手段34は、履歴記憶装置50が記憶するアクセス要求命令の履歴を参照し、同一ファイル名に対するアクセス履歴の情報をもとにアクセス確率を算出する。アクセス確率は、アクセス履歴に基づいて算出されることから、各ファイルがアクセスされる度合いを表す情報であるとも言える。
アクセス確率算出記録手段34は、例えば、データが記憶されてからの期間でそのデータのアクセス回数を割ることにより、アクセス確率を算出してもよい。例えば、アクセス確率算出記録手段34が、ファイル「/home/a.txt」が生成された時点からの経過日数を分母とし、0時から12時までの間に発生したREADアクセス回数を分子として計算することにより、0時から12時までの間にREADアクセスが発生するアクセス確率を算出することができる。
図5は、アクセス確率の例を示す説明図である。図5に示す例では、アクセス確率記録装置35が、各ファイル名によって特定されるデータに対し、時間帯別のアクセス確率と、日付別のアクセス確率とを対応付けて記憶していることを示す。図5に示す例では、0時から12時の間に、ファイル「/home/a.txt」に対して、READアクセスが発生する確率が10%であり、Writeアクセスが発生する確率が0%であることを示す。例えば、10日に1度の割合で午前3時にREADアクセスが起きるようなファイルの場合、アクセス確率は、上記確率になる。
また、図5に示す例では、ファイル「/home/a.txt」に対して、月の上旬にREADアクセスが発生する確率が100%であり、月の中旬及び下旬にREADアクセスが発生する確率は0%である。このことから、ファイル「/home/a.txt」は、月の上旬(例えば、1日〜10日)に、3.3日に1度程度の割合でREADアクセスが起きるファイルであることがわかる。
なお、図5に示す例では、アクセス確率記録装置35が月の上旬、中旬及び下旬の期間でアクセス確率を記憶する場合について説明した。ただし、アクセス確率を記憶させる期間は、上記期間に限定されない。例えば、アクセス確率算出記録手段34が、1年を4つの期間(例えば、1Q,2Q,3Q,4Qなどの期間)に分けてアクセス確率を算出し、アクセス確率記録装置35にそれぞれの期間ごとのアクセス確率を記憶させてもよい。また、アクセス確率算出記録手段34が、月ごと(すなわち、1月〜12月の期間)にアクセス確率を算出し、月ごとのアクセス確率をアクセス確率記録装置35に記憶させてもよい。
また、アクセス確率算出記録手段34は、所定の期間内にデータアクセスが行われた回数(以下、アクセス回数と記す。)を示す情報を、アクセス確率記録装置35に記憶させてもよい。アクセス確率算出記録手段34は、例えば、単位時間以内のアクセス回数が既定値以上になった場合に、そのアクセス回数をアクセス確率記録装置35に記憶させてもよい。
また、アクセス確率算出記録手段34は、アクセス確率とアクセス回数とにより算出される情報(以下、評価値と記す。)をアクセス確率記録装置35に記憶させてもよい。例えば、アクセス確率算出記録手段34は、アクセス確率にアクセス回数を乗じた値を評価値として算出し、算出した評価値をアクセス確率記録装置35に記憶させてもよい。
以下、具体例を用いて、評価値の算出方法について説明する。例えば、ある規定時間帯のアクセス確率が10%であるとする。このとき、平均アクセス回数100回のファイルと、1回のファイルではアクセス特性が異なる。そこで、アクセス確率算出記録手段34は、平均アクセス回数100回のファイルの評価値を、1/10×100=10と算出し、平均アクセス回数1回のファイルの評価値を、1/10×1=0.1と算出する。そして、アクセス確率算出記録手段34は、算出した評価値を対象のファイルと対応付けてアクセス確率記録装置35に記憶させる。
このように評価値を算出することにより、アクセス確率が同一であっても、アクセス特性が異なるファイルを区別することが可能になる。なお、評価値の算出方法は、上記方法に限定されない。以上のことから、評価値とは、データへのアクセス特性を示す情報であると言うことができる。
また、データ格納場所管理情報記録装置32の場合と同様、アクセス確率記録装置35は、データベースソフトウェアで定められたテーブル形式でデータの格納先を記憶していてもよい。この場合、アクセス確率算出記録手段34は、そのテーブルに対する検索処理や追加処理、更新処理を行うことで、アクセス確率の検索や更新を行ってもよい。
アクセス確率取得手段33は、各データにおけるアクセス確率の取得要求をデータ暫定確率生成手段37から受け付ける。そして、アクセス確率取得手段33は、指定されたデータに対応するアクセス確率をアクセス確率記録装置35から検索及び取得し、取得したアクセス確率をデータ暫定確率生成手段37に送信する。
データ暫定確率生成手段37は、指定されたデータに対応する分散ノードがデータ格納場所管理情報記録装置32に記憶されていない場合、分散ノードの記憶装置12に対して新規に格納されるデータの暫定的なアクセス確率を算出する。以下、暫定的なアクセス確率を算出することを、アクセス確率を推定すると記すこともある。
以下、暫定的なアクセス確率の算出方法について具体的に説明する。データaがアクセスされてからs秒後にデータbがアクセスされる共起確率をPs(b:a)としたとき、共起確率Ps(b:a)は、以下の式1を用いて算出される。なお、データbがアクセスされた回数は、履歴記憶装置50に記憶されたアクセス履歴から抽出可能である。
Ps(b:a)=データaがアクセスされたs秒後にデータbがアクセスされた回数/データaがアクセスされた総回数 (式1)
よって、データaがアクセスされてからt秒後までにデータbがアクセスされる確率Pt(b:a)は、ΣPs(b:a)になる。
さらに、データ暫定確率生成手段37は、集合Wの中から選択されたデータ集合A{a,b,・・・,n}がt秒後までにアクセスされる確率をPt(A:W)としたとき、確率Pt(A:W)を、以下の式2を用いて算出してもよい。
Pt(A:W)=Pt(a:W)+Pt(b:W)+・・・+Pt(n:W)(式2)
ここで、集合Wを、システム全体において今までのアクセスデータ全てを対象としてもよく、システム全体において直近のx秒以内のアクセスデータ全てを対象としてもよい。さらに、あるノードに対するアクセスデータを集合Wとしてもよく、相関マイニングで共起関係にあるデータのみを集合W(それ以外のデータの確率は0にする、など)としてもよい。なお、集合Wは、データ量や、確率の計算に要する時間などを考慮し、予め定めておけばよい。
以上のように、データ暫定確率生成手段37が、データへのアクセス履歴及びアクセス確率に基づいて共起確率を算出することにより、指定されたデータに対するアクセス確率を推定できる。データ暫定確率生成手段37は、このように算出した共起確率を暫定的なアクセス確率としてもよい。ただし、アクセス確率の算出方法は、上記方法に限定されない。
例えば、データ暫定確率生成手段37は、新規に作成するファイルの属性に着目して暫定的なアクセス確率を算出してもよい。以下、具体例を用いて、暫定的なアクセス確率を算出する方法について説明する。ここでは、「/home/x.log」という名前のファイルを新規に作成し、ファイル「/home/x.log」の将来的なアクセス確率として、暫定的なアクセス確率を算出する場合について説明する。
まず、ファイル「/home/x.log」の拡張子「log」に着目し、データ暫定確率生成手段37は、アクセス確率取得手段33に対し、拡張子が「log」であるファイルのアクセス確率をアクセス確率記録装置35から全て取得するように依頼する。データ暫定確率生成手段37は、得られたlogファイル全てのアクセス確率を平均し、平均した結果をファイル「/home/x.log」の暫定的なアクセス確率とする。そして、データ暫定確率生成手段37は、暫定的なアクセス確率をアクセス確率記録装置35に記憶させる。
なお、上記説明では、拡張子に基づいて暫定的なアクセス確率を算出する方法について説明した。さらに、データ暫定確率生成手段37は、拡張子だけでなく、ディレクトリパス(例えば、「/home」)を考慮に入れてもよい。この場合、データ暫定確率生成手段37は、アクセス確率取得手段33に対し、拡張子が「log」であり、かつ、ディレクトリパス「/home」に格納されるファイルのアクセス確率をアクセス確率記録装置35から全て取得するように依頼してもよい。この場合、データ暫定確率生成手段37は、得られたアクセス確率の平均をファイル「/home/x.log」の暫定的なアクセス確率としてもよい。
また、データ暫定確率生成手段37は、暫定的なアクセス確率を算出する際、ファイル名やファイルの格納場所ではなく、そのファイルに対するデータアクセスを行った(すなわち、ファイルの呼び出し元の)アプリケーションを考慮に入れてもよい。この場合、データ暫定確率生成手段37は、アクセス確率取得手段33に対し、データアクセスを行ったアプリケーション名が同一のアクセス確率をアクセス確率記録装置35から全て取得するように依頼し、得られたアクセス確率の平均を暫定的なアクセス確率としてもよい。
以下、ファイルにアクセスするアプリケーションを考慮して暫定的なアクセス確率を算出する場合について詳細に説明する。図6は、アプリケーションXがデータアクセスする動作の例を示す説明図である。図6において丸で囲まれたA,B及びCは、それぞれアプリケーションXからアクセスされるデータを表す。また、図の左から右方向に向かって、アプリケーションXがデータにアクセスする時間が経過していることを示す。
図6に示すように、あるアプリケーションからアクセスされるデータは、時間的な相関性があると想定される。図6に示す例では、データAがアクセスされた後にデータBがアクセスされ、さらに、データA及びデータBがアクセスされた後にデータCがアクセスされるという相関性である。
このような相関性から、同一のアプリケーションからアクセスされるデータは、同時にアクセスされる確率が高いと判断できる。そこで、データ暫定確率生成手段37は、新たなデータに対し、アクセスしたアプリケーション名が同一のアクセス確率をもとに暫定的なアクセス確率を算出する。なお、暫定的なアクセス確率の算出方法は、例えば、共起確率を用いてアクセス確率を算出する方法を用いてもよい。
なお、ファイルに対するデータアクセスを行ったアプリケーションに基づいたアクセス確率をデータ暫定確率生成手段37が取得するために、アクセス確率記録装置35は、ファイル名とともに、そのファイルに対するデータアクセスを行ったアプリケーション名を記憶しておけばよい。
具体的には、データアクセス要求手段401からのデータアクセス要求にアプリケーション名を付与しておく。そして、アクセス受付手段39が、そのデータアクセス要求を受け取ると、アクセス履歴記録手段51が、アクセス受付手段39が受け付けたアクセス要求命令の内容にアプリケーション名を付加した履歴を履歴記憶装置50に記憶させる。そして、アクセス確率算出記録手段34が、アクセス要求命令の履歴を用いてファイルのアクセス確率をアプリケーションごとに算出し、アクセス確率記録装置35に記憶させる。なお、履歴記憶装置50及びアクセス確率記録装置35は、ファイル名とアプリケーション名とを対応付けて記憶すればよい。
また、データ暫定確率生成手段37は、アクセス確率の代わりに評価値を用いて、指定されたデータのアクセス確率を推定してもよい。なお、アクセス確率を評価値を用いて推定する方法は、アクセス確率記録装置35に記憶されたアクセス確率を用いて推定する方法と同様の方法を用いればよい。
このように、データ暫定確率生成手段37は、指定されたデータに対するアクセス確率を、アクセス確率記録装置35に記憶されたアクセス確率に基づいて推定する。そして、データ暫定確率生成手段37は、推定したアクセス確率をアクセス確率記録装置35に記憶させる。
ここで、データ格納場所管理手段31は、データ暫定確率生成手段37が指定されたデータに対する暫定的なアクセス確率を算出すると、推定されたアクセス確率をもとにデータの書き込み先を決定する。データ格納場所管理手段31は、アクセス確率記録装置35に記録されたアクセス確率が、暫定的なアクセス確率と所定の値の範囲内にあるデータが格納されている分散ノードを、データの書き込み先と決定してもよい。
具体的には、データ格納場所管理手段31は、暫定的なアクセス確率に類似したデータ(例えば、アクセス確率の差が所定の範囲内のデータ)をアクセス確率記録装置35から抽出する。次に、データ格納場所管理手段31は、特定したデータが格納されている分散ノードをデータ格納場所管理情報記録装置32から読み取る。そして、データ格納場所管理手段31は、読み取った分散ノードをデータの格納場所(以下、配置場所と記すこともある。)として決定する。
また、データ格納場所管理手段31は、推定されたアクセス確率が最も高い、もしくは、所定のアクセス確率を超える時間帯に稼働している分散ノードをデータの書き込み先として決定してもよい。なお、稼働しているか否かについては、後述するスケジュール情報に基づいて判断される。
なお、以下の説明では、ファイルアクセス要求命令が、ファイル名と実行命令とを含む場合について説明する。ただし、データアクセス要求手段401は、データの暫定的なアクセス確率を算出するアルゴリズムや、アクセス確率として管理保持したい形式に応じて、アクセス要求命令に必要な情報を付与すればよく、また、付与した情報に応じて命令形式を定義すればよい。なお、読み取りおよび/または書き込みを行う対象(以下、アクセス対象と記す)のデータと、そのアクセス内容を認識できる情報を含んでいれば、データアクセス要求手段401は、通常のファイルアクセスプロトコルを用いてもよい。
ノード動作状態記録装置38は、分散データ保持アクセス手段1が動作する計算機(すなわち分散ノード101〜104)の動作状態を記憶する。図7は、ノードの動作状態の例を示す説明図である。ここで、ノードが正常稼働している状態を「active」と記す。また、ノードの低速状態(例えば、ディスクの回転数を落としている状態)を「low speed」と記す。また、ノードが停止している状態を「standby」と記す。図7に示す例では、node1,4が正常稼働、node2が低速状態、node3が停止状態であることを示す。
ノード動作状態記録装置38が記憶する動作状態は、後述の制御指示命令手段36がノードの状態を変更する処理を行った際に更新される。なお、システム稼働開始の時点では、データアクセス場所選択システムに接続される全分散ノードを、例えば、停止状態として予めノード動作状態記録装置38に記憶させておけばよい。なお、ノード動作状態記録装置38はデータベースソフトウェアで定められたテーブル形式でノードの動作状態を記憶してもよい。
制御指示命令手段36は、データ格納場所管理情報記録装置32と、アクセス確率記録装置35に格納されている情報とを用いて、分散データ保持アクセス手段1に制御命令を発行する。ここで、制御命令とは、例えば、ディスクなどの計算機内の構成要素の動作状態を変更すること(具体的には、ディスクの回転数を下げたり、CPUのクロック数を下げたり、停止させたりすること)や、分散ノードの計算機全体を停止することなどが挙げられる。
例えば、制御指示命令手段36は、ノード動作状態記録装置38の該当する動作状態を書き換えた後、各分散ノードに対して動作状態を変更する制御指示を行う。なお、各分散ノードがノード動作状態記録装置38を備えていていてもよい。この場合、制御指示命令手段36が、分散ノードの状態を変更する前に、情報管理制御手段301が備えるノード動作状態記録装置38の該当する動作状態を書き換え、書き換えた動作状態を他の分散ノード101〜104に通知する。各分散ノード101〜104は、動作状態の更新後、制御指示命令手段36に対して応答通知を発行する。制御指示命令手段36は、全ての分散ノードから応答通知を受けたあと、動作状態を変更する制御指示を行う。
このように、制御指示命令手段36は、分散ノード制御手段14に対して、分散データ保持アクセス手段1における被制御要素の動作状態を制御する指示を行う。なお、制御指示の内容は、被制御要素に応じて定義しておけばよい。
ここで、制御指示命令手段36は、以下に例示する方法を用いてノードの制御を行う。なお、以下の制御方法は例示であり、他の方法を用いてノードの制御を行ってもよい。
(1)アクセスの無いことが予想されるノードを停止する。
これは、分散ノードが保持しているデータ全体に対するアクセス確率を一定期間ごとに算出し、アクセス確率が閾値以下のノードを停止させる方法である。
この方法では、まず、アクセス確率算出記録手段34が、定期的に一定期間のアクセス履歴を履歴記憶装置50から読み取ってアクセス確率を算出し、算出結果をアクセス確率記録装置35に記憶させる。制御指示命令手段36は、データ格納場所管理情報記録装置32及びアクセス確率記録装置35を参照し、各分散ノードが保持するデータのアクセス確率の和を算出する。そして、制御指示命令手段36は、算出したアクセス確率の和が閾値以下の分散ノードに対して停止指示を行う。
なお、制御指示命令手段36は、対象の分散ノードに対し、すぐに停止指示を行ってもよく、所定期間経過後に停止指示を行ってもよい。所定期間経過後に停止指示を行う場合、例えば、制御指示命令手段36は、停止スケジュールを決定し、そのスケジュールに従って分散ノードに対する停止指示を行ってもよい。このとき、制御指示命令手段36は、停止スケジュールを情報管理制御装置300が備える任意の記憶装置(図示せず。以下、スケジュール記憶手段と記す。)に記憶させておいてもよい。なお、スケジュール記憶手段に記憶させる情報は、停止スケジュールに限定されず、分散ノードを起動させるスケジュールであってもよい。
上記説明では、一定期間のアクセス確率をもとにデータアクセスが無いことが予想される分散ノードを特定し、その分散ノードを停止させる場合について説明した。なお、分散ノードを停止可能な状態として、以下のようなケースが挙げられる。
例えば、READアクセスされるデータが、複数の分散ノードに保持されている場合、制御指示命令手段36は、これらの分散ノードのうち、少なくとも1つの分散ノードを起動するように制御すればよい。このように、起動させる分散ノードを減少させることで、更なる省電力化が期待できる。
また、アクセス先の分散ノードにWriteアクセスを行わずに一旦別の分散ノードにWriteアクセスを行い、その後、アクセス先の分散ノードに所定のタイミング(例えば、アクセス先の分散ノードが起動した後)でデータを移動させるとする。このような制御が行われる場合、制御指示命令手段36は、Writeアクセスを行う分散ノードを停止する制御を行ってもよい。このように、起動させる分散ノードを減少させることで、更なる省電力化が期待できる。
(2)あらかじめスケジューリングしておく。
これは、あらかじめ各分散ノードの起動及び停止の時間帯を決めておく方法である。例えば、月曜日から金曜日には全てのノードを稼働させ、週末には半数ノードを停止させる、といった制御である。
このような制御を行うことにより、総電力利用量を抑制し、例えば、週末の総電力利用量が一定量を超えないようにすることが可能になる。この方法を用いる場合、制御指示命令手段36は、決められたスケジュールに従って、分散ノードへの起動命令及び停止命令を発行する。
具体的には、制御指示命令手段36は、期間ごとに算出したアクセス確率の和が閾値以下の分散ノードを特定した場合、スケジュール記憶手段(図示せず)に対して特定した分散ノードの停止スケジュールを設定する。そして、制御指示命令手段36は、期間ごとに設定したスケジュールに従って、分散ノードの停止及び起動を行う。なお、設定した停止期間内にアクセス確率の高いデータが存在する場合、制御指示命令手段36は、停止していない分散ノードにそのデータを転送する制御を行ってもよい。このように、アクセス確率をもとに決定されたスケジュールをスケジュール情報と記す。
さらに、制御指示命令手段36は、このスケジュール情報(すなわち、期間毎に起動する、停止するなどの情報)に基づいて、データの配置状態及びアクセス確率に応じて定期的にデータの再配置を行ってもよい。制御指示命令手段36は、例えば、スケジュール情報をもとに、各分散ノードで停止可能な時間帯の候補を抽出する。そして、制御指示命令手段36は、抽出した分散ノードにおいて、停止すると判断された時間帯にアクセス確率が所定の値を超えるデータを、別の分散ノードに再配置するよう、分散ノード制御手段14に対して制御指示を行う。このようにすることで、更なる省電力化を図ることが出来る。
また、制御指示命令手段36は、高いアクセス確率が集中する分散ノードのデータを別の分散ノードに移動するよう制御指示を行い、移動先の分散ノードをその時間帯に稼働するように制御してもよい。このようにした場合には、性能向上を図ることが可能になる。
データ格納場所管理手段31と、アクセス確率取得手段33と、アクセス確率算出記録手段34と、制御指示命令手段36と、データ暫定確率生成手段37と、アクセス受付手段39と、アクセス履歴記録手段51とは、プログラム(データアクセス場所選択プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。例えば、プログラムは、情報管理制御装置300の記憶部(図示せず)に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み込み、プログラムに従って、データ格納場所管理手段31、アクセス確率取得手段33、アクセス確率算出記録手段34、制御指示命令手段36、データ暫定確率生成手段37、アクセス受付手段39、及び、アクセス履歴記録手段51として動作してもよい。
また、データ格納場所管理手段31と、アクセス確率取得手段33と、アクセス確率算出記録手段34と、制御指示命令手段36と、データ暫定確率生成手段37と、アクセス受付手段39と、アクセス履歴記録手段51とは、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。
次に、動作について説明する。図8は、本実施形態におけるデータアクセス処理の例を示すフローチャートである。データアクセス処理は、データアクセス要求手段401のアクセス先問い合わせ手段41が情報管理制御手段301のアクセス受付手段39に対して、アクセス要求命令を発行することで開始される。すなわち、まず、アクセス先問い合わせ手段41が、アクセス受付手段39に対して、アクセス要求命令を発行する。
アクセス受付手段39は、アクセス要求命令を受け付けると、データ格納場所管理手段31にアクセス対象データが格納されている分散ノードを問い合わせる(ステップS101)。例えば、データ格納場所管理情報記録装置32が図3に例示する内容を記憶している場合に、ファイル「/home/a.txt」のアクセス先(すなわち、格納ノードの情報)は、node1,node2になる。
次に、データ格納場所管理手段31は、アクセス要求命令におけるアクセスの種類について判断する(ステップS102)。アクセスの種類がWrite処理の場合(ステップS102における「write」)、ステップS103へ進み、READ処理である場合(ステップS102おける「Read」)、ステップS106に進む。なお、READ処理とは、データの読み取り処理のことを表し、Write処理とは、データに対する書き込み処理の他、データの削除処理、データの更新処理、ファイルのクリエイト処理など、データの読み取り処理以外の処理のことを表す。
アクセスの種類がWrite処理の場合、データ格納場所管理手段31は、アクセス対象のデータが新規データか否かを判断する(ステップS103)。具体的には、データ格納場所管理手段31は、アクセス要求命令が新規データのWrite処理か、アクセス対象ファイルに対する更新処理かを判断する。以下の説明では、データ格納場所管理情報記録装置32にアクセス対象のファイル名が存在しない場合に新規データのWrite処理と判断され、ファイル名が存在する場合にアクセス対象ファイルに対する更新処理と判断されるものとする。
新規データと判断された場合(ステップS103における「新規データ」)には、ステップS104に進み、更新処理と判断された場合(ステップS103における「更新」)にはステップS106へ進む。
新規データであった場合、データ暫定確率生成手段37は、新規データのアクセス処理要求命令に含まれる情報を用いて、その新規データの将来的なアクセス確率を推定する(ステップS104)。例えば、アクセス処理要求命令が、「/home/e.txtというファイルを新規に作成する」という内容であった場合、データ暫定確率生成手段37は、ファイル「/home/e.txt」のアクセス確率を推定する。すなわち、データ暫定確率生成手段37は、暫定的なアクセス確率を算出する。なお、上記例では、「/home/e.txt」が、アクセス処理要求命令に含まれる情報に相当する。アクセス処理要求命令には、他にも、命令の発行元プログラム名やプロセス名、プログラムの実行ユーザ名などを含んでいてもよい。
以下、アクセス処理要求命令が、「/home/e.txtというファイルを新規に作成する」という内容であった場合の動作について説明する。まず、アクセス確率取得手段33は、データ暫定確率生成手段37の指示に応じ、アクセス確率記録装置35から拡張子がtxtであるファイルのアクセス確率を全て取得する。次に、データ暫定確率生成手段37は、各アクセス確率の値をもとに平均値を算出し、その平均値をファイル「/home/e.txt」のアクセス確率として採用する。
そして、データ暫定確率生成手段37は、採用したアクセス確率をアクセス確率記録装置35に記憶させる。また、データ暫定確率生成手段37は、推定したアクセス確率をデータ格納場所管理手段31に通知する。
次に、データ格納場所管理手段31は、通知された暫定的なアクセス確率からデータ配置場所を決定する(図8のステップS105)。データ格納場所管理手段31は、例えば、暫定的なアクセス確率の値と類似したデータ(例えば、アクセス確率の差が一定値以内)と同一の分散ノードを選択し、その分散ノードをデータ配置場所と決定する。このような分散ノードを選択することにより、その分散ノードにデータアクセスを集中させることができる。このように、ある時間帯のアクセスを限られた分散ノードに集中させることによって、他の分散ノードを停止(または、動作状態を変更して省電力化)させることが可能になる。
さらに、データ格納場所管理手段31は、ノード動作状態記録装置38の情報を参照し、正常稼働している分散ノードの中から書き込み先の分散ノードを選択するようにしてもよい。また、例えば、データ配置場所として決定した分散ノードが正常稼働していない場合、データ格納場所管理手段31は、正常稼働している分散ノードを、一時的に書き込みを行う分散ノードと決定してもよい。なお、この場合、正常稼働していなかった分散ノードが正常稼働状態に戻ったときに、制御指示命令手段36が、一時的に書き込みが行われた分散ノードに対し、正常稼働状態に戻った分散ノードへデータを移動するように制御指示を行う。このような制御を行うことで、可用性を確保しつつ、不要な分散ノードの稼働を抑制することが出来る。
また、データ格納場所管理手段31は、スケジュール記憶手段(図示せず)に記憶されたスケジュール情報に基づいてデータの配置場所を決定してもよい。具体的には、算出したデータのアクセス確率のうち、そのデータへのアクセスがある時間帯に正常稼働(すなわち、active)のノードをスケジュール記憶手段から読み取り、そのノードをデータの配置場所と決定してもよい。なお、起動中(正常稼働中)の分散ノードが複数ある場合、データ格納場所管理手段31は、予め定めたロジックに基づいて、1つの分散ノードを決定すればよい。
以下、スケジュール情報に基づいてデータの配置場所を決定する方法について、具体例を用いて説明する。例えば、3つの分散ノードnode1,node2,node3の稼働スケジュールが、node1については月曜,水曜,金曜に稼働、node2については火曜,木曜,土曜に稼働、node3については日曜に稼働、と設定されているとする。ここで、データAが新規に作成され、その暫定的なアクセス確率によると、月曜日に集中してアクセスされるデータ(すなわち、月曜日のアクセス確率が突出して高いデータ)であることが分かったとする。この場合、データ格納場所管理手段31は、node1をデータAの配置場所と決定する。
スケジュール情報に基づいてデータの配置場所を決定する方法について、さらに、他の具体例を用いて説明する。新規に作成されたデータAの暫定的なアクセス確率を算出した結果、平日の昼間のアクセス確率が高く、日曜日にまれにアクセスされるデータであることが分かったとする。また、このときの稼働スケジュールが、平日の昼間にはnode1〜100の分散ノードが、平日の夜間にはnode1〜10の分散ノードが、土日休日にはnode11〜15の分散ノードが稼働する、と設定されていたとする。この場合、データ格納場所管理手段31は、node11〜node15をデータAの配置場所と決定する。なお、土日休日にアクセスされるデータが急増された場合、例えば、制御指示命令手段36が、別途スケジュール情報を「土日休日にはnode11〜20の分散ノードが稼働する」と変更してもよい。
上記説明では、アクセス確率が類似するファイルが格納された分散ノードの中から、データ配置場所を決定する場合について説明した。ただし、データの配置場所を決定する方法は、実装するシステムやファイルへのアクセス状況に応じて、種々の変更が可能である。
例えば、データの書き込みを複数の分散ノードに行うシステムにおいて、最初に書き込みがされた後、読み取りばかりされるファイルが存在するとする。この場合、データ格納場所管理手段31は、書き込み先の分散ノードのうち、少なくとも1つの分散ノードにアクセスを集中させるように分散ノードを決定してもよい。アクセスを集中させた分散ノードさえ稼働させておけば、他の書き込み先ノードを停止させた場合であっても、対象のデータに対して読み取り処理を行うことが可能だからである。
なお、データ格納場所管理手段31は、同一のアクセスパターンのファイルを別のノードに格納するように決定し、分散ストレージシステムの性能を確保するようにしてもよい。
ステップS105の後はステップS107へ進む。
ステップS102においてアクセスの種類がREAD処理であった場合、又は、ステップS103においてアクセス要求命令が更新処理であった場合、データ格納場所管理手段31は、アクセス先の分散ノードを選択する(ステップS106)。
具体的には、ステップS102においてアクセスの種類がREAD処理であった場合、データ格納場所管理手段31は、ステップS101で得られた(すなわち、データ格納場所管理情報記録装置32から読み取った)分散ノードのうちのいずれか1つを選択する。例えば、図3に例示するファイル「/home/a.txt」の場合、READ先の候補はnode1又はnode2になる。データ格納場所管理手段31は、例えば、ラウンドロビン法を用いて分散ノードを選択してもよい。他にも、データ格納場所管理手段31は、ノード動作状態記録装置38に記憶された分散ノードの稼働状態をもとに、正常動作している分散ノードの中から1つを任意の方法で選択してもよい。ただし、分散ノードを選択する方法は、上記方法に限定されない。
一方、ステップS103においてアクセス要求命令が更新処理であった場合、データ格納場所管理手段31は、書き込み対象の分散ノードを全て選択する。なお、データ格納場所管理手段31は、ノード動作状態記録装置38の情報を参照し、対象の分散ノードが停止している(もしくは、省電力動作状態である)場合、正常稼働している分散ノードを、一時的に書き込みを行う分散ノードとして選択してもよい。この場合、正常稼働していなかった分散ノードが正常稼働状態に戻ったときに、制御指示命令手段36が、一時的に書き込みが行われた分散ノードに対し、正常稼働状態に戻った分散ノードへデータを移動するように制御指示を行う。
また、ステップS106において、書き込み先として選択された分散ノードが停止している場合、制御指示命令手段36が、その分散ノードに対して起動命令を発行してもよい。
ステップS105又はステップS106の後、アクセス受付手段39は、データアクセスを行う対象の分散ノード情報をデータアクセス要求手段401に応答し、アクセス履歴記録手段51にアクセス履歴記録処理を依頼する(ステップS107)。最後に、データアクセス要求手段401がアクセス先の分散ノード情報を受け取ると、データアクセス手段42は、指定された分散ノードの分散データ保持アクセス手段1にアクセス要求命令を発行する(ステップS108)。データアクセス処理手段11は、受け取ったアクセス要求命令に基づいて処理を行い、処理結果をデータアクセス要求手段401に送信する。
また、上記説明では、新規データに対するアクセス要求のタイミングで、データ暫定確率生成手段37が暫定的なアクセス確率を算出し、算出したアクセス確率をアクセス確率記録装置35に記憶させる場合について説明した。一方、アクセス確率算出記録手段34は、任意の周期でアクセス確率を計算し、計算したアクセス確率をアクセス確率記録装置35に記憶させてもよい。
例えば、アクセス確率算出記録手段34は、データを再配置する処理が行われるタイミングや、アクセス確率が読み取られるタイミングで、その都度アクセス確率を計算してもよい。さらに、アクセス確率算出記録手段34は、暫定的なアクセス確率についても、一定期間経過後、実際のアクセス履歴に基づいてアクセス確率を算出し、算出した値でアクセス確率記録装置35の内容を更新してもよい。
なお、複数の分散ノードにデータを格納する分散ストレージシステムでは、データの書き込み処理において、複製先として指定された複数の分散ノードに対して同時に書き込み処理をしなくてもよい場合がある。例えば、アクセス集中時に備え、6つの分散ノードに複製データを格納しなければならない場合であっても、システム可用性を確保するため、最初の時点では、2つの分散ノードにデータを格納すればよい場合がある。
この場合、最初にデータアクセス要求命令を受け取ったときには、データ格納場所管理手段31は、最小限の2つの分散ノードを、書き込み処理を行う分散ノードとしてデータアクセス要求手段401に応答してもよい。そして、データ格納場所管理手段31は、アクセス確率記録装置35に記録されている情報に基づいてデータアクセスが集中する時間帯を判断し、その時間までに、残りの4つの分散ノードを、書き込み処理を行う分散ノードとしてデータアクセス要求手段401に応答してもよい。
以上の説明では、情報管理制御装置300が複数の分散ノードを101〜104を管理する場合について説明した。すなわち、情報管理制御装置300が情報管理制御手段301を備え、分散ノード101が分散データ保持アクセス手段1を備える場合について説明した。このような構成ではなく、分散ノード101が、分散データ保持アクセス手段1と情報管理制御手段301の両方備えていてもよい。この場合、複数の分散ノード101〜104が協調して動作することにより、上述の実施形態のように動作してもよい。例えば、それぞれの分散ノード内に備える記憶装置内のデータについてアクセス確率を算出し、そのアクセス確率をもとに被制御要素の制御を行えばよい。
以上のように、本実施形態によれば、データ格納場所管理手段31が、データ格納場所管理情報記録装置32に記憶されているデータに対応する分散ノードの中から指定されたデータの読み取り先および/または書き込み先を決定する。そして、アクセス確率算出記録手段34が、履歴記憶装置50に記憶されたアクセス履歴に基づいてアクセス確率を算出し、算出したアクセス確率をアクセス確率記録装置35に記憶させる。一方、指定されたデータに対応するノードがデータ格納場所管理情報記録装置32に記憶されていない場合、データ暫定確率生成手段37が、指定されたデータに対するアクセス確率をアクセス確率記録装置35に記憶されたアクセス確率に基づいて推定する。この場合、データ格納場所管理手段31が、推定されたアクセス確率をもとにそのデータの書き込み先を決定する。
そのため、本発明による分散ストレージシステムでは、新たなデータが追加されるような場合であっても、データアクセスに係る電力消費を抑制できる。
具体的には、分散ストレージシステムにおいて、データ格納場所管理手段31が、データアクセス先を将来のアクセス確率(すなわち、暫定的なアクセス確率)に基づいて決定する。よって、新規に作成されたデータや、そのレプリカの物理的な割り当て場所を、初期割り当ての時点において決定できるため、再配置などのデータ移動などの処理量を削減でき、省電力化が可能になる。
また、制御指示命令手段36が、暫定的なアクセス確率に基づいて分散システムを構成する分散ノードの動作状態をデータの登録前に事前に変更出来るため、効率的な省電力制御が可能になる。
さらに、制御指示命令手段36が、アクセス確率に応じて分散ノードのデータを移動させるため、システムの省電力稼働状態を維持するように分散ノードを選択させることが可能になる。
また、アクセス履歴記録手段51が、データごとのアクセス履歴として、データの識別名や利用内容を記録する。そのため、同一サービス内もしくは同一ユーザ内でアクセスパターンが異なるデータに対しても省電力効果を提供できる。
例えば、特許文献1に記載された方法や、特許文献2に記載されたシステムでは、新規データ及びそのレプリカの物理的な割り当て場所を、データ格納の最初の時点で決定することができない。過去のアクセス履歴データをもとにアクセス確率を算出する方法では、そのデータが将来的にどのように使われるかを予想できず、データの初期配置場所を決めるための情報が不足しているからである。そのため、結果的に、登録後にアクセス確率を算出後、データコピーを行うことになる。このような状況でデータコピーが大量に発生すると、ネットワークやバスのI/O帯域を大量に利用してしまうため、分散システム上で動作するアプリケーションの性能に悪影響を与えてしまう。しかし、本実施形態によれば、新規データに対する暫定的なアクセス確率を算出して適切な位置にデータを配置する。よって、データの移動コストが抑制されるため、結果として、消費電力を抑制することが可能になる。
また、例えば、特許文献2に記載されたシステムでは、データのアクセス履歴やアクセス確率は、ボリュームを一定単位ごとに区切った物理配置場所のスライス単位で扱っている。このような場合、同一スライスに格納されたデータについては、再配置処理では分離できなくなる。すなわち、サービスやユーザごとにボリュームを割り当てた場合には、これらのサービス及びユーザごとにアクセスパターンが異なるデータごと対応することは困難であった。しかし、本実施形態では、データ単位でアクセス確率を算出するため、データごとに柔軟な対応が可能になる。
次に、本発明の最小構成について説明する。図9は、本発明によるデータアクセス場所選択システムの最小構成の例を示すブロック図である。また、図10は、本発明によるデータアクセス場所選択システムの他の最小構成の例を示すブロック図である。
図9に例示するデータアクセス場所選択システムは、データを格納する少なくとも1つ以上のノード80(例えば、分散ノード101)と、データの読み取り先および/または書き込み先をノードの中から選択する管理サーバ90(例えば、情報管理制御装置300)とを備えている。
管理サーバ90は、データの格納先をノード80と対応付けて記憶するデータ格納先記憶手段91(例えば、データ格納場所管理情報記録装置32)と、指定されたデータの読み取り先および/または書き込み先を、データ格納先記憶手段91に記憶されているそのデータに対応するノードの中から決定するアクセス先決定手段92(例えば、データ格納場所管理手段31)と、各ノード80に対してデータの読み取りおよび/または書き込みが行われる確率を示すアクセス確率を記憶するアクセス確率記憶手段93(アクセス確率記録装置35)と、データへのアクセス履歴(例えば、履歴記憶装置50に記憶されたアクセス履歴)に基づいてアクセス確率を算出し、算出したアクセス確率をアクセス確率記憶手段に記憶させるアクセス確率算出手段94(例えば、アクセス確率算出記録手段34)と、指定されたデータに対するアクセス確率を、アクセス確率記憶手段93に記憶されたアクセス確率に基づいて推定するアクセス確率推定手段95(例えば、データ暫定確率生成手段37)とを備えている。
アクセス確率推定手段95は、指定されたデータに対応するノードがデータ格納先記憶手段91に記憶されていない場合、そのデータのアクセス確率を推定する(例えば、拡張子が同一のデータのアクセス確率の平均値を算出する、ディレクトリが同一のデータのアクセス確率の平均値を算出する、アクセス先のアプリケーションが同一のデータのアクセス確率の平均値を算出する、もしくは、共起確率を算出するなど)。
アクセス先決定手段92は、指定されたデータに対応するノードがデータ格納先記憶手段91に記憶されていない場合、推定されたアクセス確率をもとにそのデータの書き込み先を決定する(例えば、アクセス確率が類似するデータを格納するノードをアクセス先と決定する、もしくは、所定のアクセス確率を超える期間内に稼働中のノードを選択する)。
また、図10に例示するデータアクセス場所選択システムは、複数のノード80(例えば、分散ノード101〜104)を備えている。各ノード80は、データ格納先記憶手段91と、アクセス先決定手段92と、アクセス確率記憶手段93と、アクセス確率算出手段94と、アクセス確率推定手段95とを備えている。なお、データ格納先記憶手段91、アクセス先決定手段92、アクセス確率記憶手段93、アクセス確率算出手段94及びアクセス確率推定手段95の内容は、図9に示す内容と同様である。
そのような構成により、分散ストレージシステムにおいて、新たなデータが追加されるような場合であっても、データアクセスに係る電力消費を抑制できる。
なお、少なくとも以下に示すようなデータアクセス場所選択システムも、上記に示すいずれかの実施形態に開示されている。
(1)データを格納する少なくとも1つ以上のノード(例えば、分散ノード101)と、データの読み取り先および/または書き込み先をノードの中から選択する管理サーバ(例えば、情報管理制御装置300)とを備え、管理サーバが、データの格納先をノードと対応付けて記憶するデータ格納先記憶手段(例えば、データ格納場所管理情報記録装置32)と、指定されたデータの読み取り先および/または書き込み先を、データ格納先記憶手段に記憶されているそのデータに対応するノードの中から決定するアクセス先決定手段(例えば、データ格納場所管理手段31)と、各ノードに対してデータの読み取りおよび/または書き込みが行われる確率を示すアクセス確率を記憶するアクセス確率記憶手段(アクセス確率記録装置35)と、データへのアクセス履歴(例えば、履歴記憶装置50に記憶されたアクセス履歴)に基づいてアクセス確率を算出し、算出したアクセス確率をアクセス確率記憶手段に記憶させるアクセス確率算出手段(例えば、アクセス確率算出記録手段34)と、指定されたデータに対するアクセス確率を、アクセス確率記憶手段に記憶されたアクセス確率に基づいて推定するアクセス確率推定手段(例えば、データ暫定確率生成手段37)とを備え、アクセス確率推定手段が、指定されたデータに対応するノードがデータ格納先記憶手段に記憶されていない場合、そのデータのアクセス確率を推定し、アクセス先決定手段が、指定されたデータに対応するノードがデータ格納先記憶手段に記憶されていない場合、推定されたアクセス確率をもとにそのデータの書き込み先を決定する(例えば、アクセス確率が類似するデータを格納するノードをアクセス先と決定する、もしくは、所定のアクセス確率を超える期間内に稼働中のノードを選択する)データアクセス場所選択システム。
(2)アクセス先決定手段は、アクセス確率記録手段に記録されたアクセス確率のうち、推定されたアクセス確率と所定の値の範囲内にあるアクセス確率のデータ(例えば、暫定的なアクセス確率に類似したデータ)を格納するノードを、データの書き込み先と決定するデータアクセス場所選択システム。
(3)推定されたアクセス確率に基づいて、時間帯ごとの各ノードの動作スケジュール(例えば、停止スケジュール)を決定するノード動作スケジュール決定手段(例えば、制御指示命令手段36)を備え、アクセス先決定手段が、推定されたアクセス確率が所定の値を超える時間帯における動作スケジュールが稼働中であるノードをデータの読み取り先および/または書き込み先と決定するデータアクセス場所選択システム。
(4)ノードに対して制御指示命令を発行する制御指示命令手段(例えば、制御指示命令手段36)を備え、制御指示命令手段が、動作スケジュールに基づいてノードに対する制御指示命令(例えば、停止指示)を行うデータアクセス場所選択システム。
(5)アクセス確率推定手段が、指定されたデータと同一の拡張子(例えば、拡張子「log」)を有するデータのアクセス確率をアクセス確率記憶手段から抽出し、抽出したアクセス確率の平均値を、指定されたデータのアクセス確率と推定するデータアクセス場所選択システム。
(6)アクセス確率推定手段が、指定されたデータと同一のディレクトリ(例えば、ディレクトリパス「/home」)に格納されるデータのアクセス確率をアクセス確率記憶手段から抽出し、抽出したアクセス確率の平均値を、指定されたデータのアクセス確率と推定するデータアクセス場所選択システム。
(7)アクセス確率推定手段が、データへのアクセス履歴及びアクセス確率記憶手段に記憶されたアクセス確率に基づいて共起確率を算出する(例えば、(式1)を用いて算出する)ことにより、指定されたデータのアクセス確率を推定するデータアクセス場所選択システム。
(8)データを格納する複数のノード(例えば、分散ノード101〜104)を備え、各ノードが、データの格納先をノードと対応付けて記憶するデータ格納先記憶手段(例えば、データ格納場所管理情報記録装置32)と、指定されたデータの読み取り先および/または書き込み先を、データ格納先記憶手段に記憶されているそのデータに対応するノードの中から決定するアクセス先決定手段(例えば、データ格納場所管理手段31)と、各ノードに対してデータの読み取りおよび/または書き込みが行われる確率を示すアクセス確率を記憶するアクセス確率記憶手段(アクセス確率記録装置35)と、データへのアクセス履歴(例えば、履歴記憶装置50に記憶されたアクセス履歴)に基づいてアクセス確率を算出し、算出したアクセス確率をアクセス確率記憶手段に記憶させるアクセス確率算出手段(例えば、アクセス確率算出記録手段34)と、指定されたデータに対するアクセス確率を、アクセス確率記憶手段に記憶されたアクセス確率に基づいて推定するアクセス確率推定手段(例えば、データ暫定確率生成手段37)とを備え、アクセス確率推定手段が、指定されたデータに対応するノードがデータ格納先記憶手段に記憶されていない場合、そのデータのアクセス確率を推定し、アクセス先決定手段が、指定されたデータに対応するノードがデータ格納先記憶手段に記憶されていない場合、推定されたアクセス確率をもとにそのデータの書き込み先を決定する(例えば、アクセス確率が類似するデータを格納するノードをアクセス先と決定する、もしくは、所定のアクセス確率を超える期間内に稼働中のノードを選択する)データアクセス場所選択システム。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)データを格納する少なくとも1つ以上のノードと、データの読み取り先および/または書き込み先を前記ノードの中から選択する管理サーバとを備え、前記管理サーバは、データの格納先をノードと対応付けて記憶するデータ格納先記憶手段と、指定されたデータの読み取り先および/または書き込み先を、前記データ格納先記憶手段に記憶されている当該データに対応するノードの中から決定するアクセス先決定手段と、各ノードに対してデータの読み取りおよび/または書き込みが行われる確率を示すアクセス確率を記憶するアクセス確率記憶手段と、データへのアクセス履歴に基づいて前記アクセス確率を算出し、算出したアクセス確率を前記アクセス確率記憶手段に記憶させるアクセス確率算出手段と、指定されたデータに対するアクセス確率を、前記アクセス確率記憶手段に記憶されたアクセス確率に基づいて推定するアクセス確率推定手段とを備え、前記アクセス確率推定手段は、指定されたデータに対応するノードが前記データ格納先記憶手段に記憶されていない場合、当該データのアクセス確率を推定し、前記アクセス先決定手段は、指定されたデータに対応するノードが前記データ格納先記憶手段に記憶されていない場合、推定された前記アクセス確率をもとに当該データの書き込み先を決定することを特徴とするデータアクセス場所選択システム。
(付記2)アクセス先決定手段は、アクセス確率記録手段に記録されたアクセス確率のうち、推定されたアクセス確率と所定の値の範囲内にあるアクセス確率のデータを格納するノードを、データの書き込み先と決定する付記1記載のデータアクセス場所選択システム。
(付記3)推定されたアクセス確率に基づいて、時間帯ごとの各ノードの動作スケジュールを決定するノード動作スケジュール決定手段を備え、アクセス先決定手段は、推定されたアクセス確率が所定の値を超える時間帯における前記動作スケジュールが稼働中であるノードをデータの読み取り先および/または書き込み先と決定する付記1または付記2記載のデータアクセス場所選択システム。
(付記4)ノードに対して制御指示命令を発行する制御指示命令手段を備え、前記制御指示命令手段は、動作スケジュールに基づいてノードに対する制御指示命令を行う付記3記載のデータアクセス場所選択システム。
(付記5)アクセス確率推定手段は、指定されたデータと同一の拡張子を有するデータのアクセス確率を前記アクセス確率記憶手段から抽出し、抽出したアクセス確率の平均値を、指定されたデータのアクセス確率と推定する付記1から付記4のうちのいずれか1つに記載のデータアクセス場所選択システム。
(付記6)アクセス確率推定手段は、指定されたデータと同一のディレクトリに格納されるデータのアクセス確率を前記アクセス確率記憶手段から抽出し、抽出したアクセス確率の平均値を、指定されたデータのアクセス確率と推定する付記1から付記4のうちのいずれか1つに記載のデータアクセス場所選択システム。
(付記7)アクセス確率推定手段は、データへのアクセス履歴及び前記アクセス確率記憶手段に記憶されたアクセス確率に基づいて共起確率を算出することにより、指定されたデータのアクセス確率を推定する付記1から付記4のうちのいずれか1つに記載のデータアクセス場所選択システム。
(付記8)アクセス確率算出手段は、データへのアクセス元を示す情報を含むアクセス履歴に基づいてアクセス確率を算出し、算出したアクセス確率をアクセス確率記憶手段に記憶させ、アクセス確率推定手段は、指定されたデータのアクセス元が同一のデータのアクセス確率を前記アクセス確率記憶手段から抽出し、抽出したアクセス確率の平均値をアクセス確率と推定する付記1から付記7のうちのいずれか1つに記載のデータアクセス場所選択システム。
(付記9)ノードの動作状態を記憶するノード状態記憶手段を備え、アクセス先決定手段は、前記ノード状態記憶手段に記憶されたノードの動作状態が稼働中のノードの中からデータの読み取り先および/または書き込み先を決定する付記1から付記8のうちのいずれか1つに記載のデータアクセス場所選択システム。
(付記10)データへのアクセスログを収集するアクセスログ収集手段を備え、アクセス確率算出手段は、前記アクセス収集手段が収集したアクセスログに基づいてアクセス確率を算出する付記1から付記9のうちのいずれか1つに記載のデータアクセス場所選択システム。
(付記11)アクセスログ収集手段は、データへのアクセス内容を示す情報である付与情報を含めてアクセスログを収集し、アクセス確率算出手段は、アクセスログに基づいて前記付与情報ごとにアクセス確率を算出し、算出したアクセス確率をアクセス確率記憶手段に記憶させる付記10記載のデータアクセス場所選択システム。
(付記12)アクセス確率算出手段は、データへのアクセス履歴に基づいてアクセス確率及び当該データへのアクセスの頻度を示す情報であるアクセス頻度を算出し、前記アクセス確率及びアクセス頻度を基に、データへのアクセス特性を示す情報である評価値を算出し、当該評価値をアクセス確率記憶手段に記憶させ、アクセス確率推定手段は、指定されたデータに対するアクセス確率を、前記アクセス確率記憶手段に記憶された評価値に基づいて推定する付記1から付記11のうちのいずれか1つに記載のデータアクセス場所選択システム。
(付記13)データを格納する複数のノードを備え、前記各ノードは、データの格納先をノードと対応付けて記憶するデータ格納先記憶手段と、指定されたデータの読み取り先および/または書き込み先を、前記データ格納先記憶手段に記憶されている当該データに対応するノードの中から決定するアクセス先決定手段と、各ノードに対してデータの読み取りおよび/または書き込みが行われる確率を示すアクセス確率を記憶するアクセス確率記憶手段と、データへのアクセス履歴に基づいて前記アクセス確率を算出し、算出したアクセス確率を前記アクセス確率記憶手段に記憶させるアクセス確率算出手段と、指定されたデータに対するアクセス確率を、前記アクセス確率記憶手段に記憶されたアクセス確率に基づいて推定するアクセス確率推定手段とを備え、前記アクセス確率推定手段は、指定されたデータに対応するノードが前記データ格納先記憶手段に記憶されていない場合、当該データのアクセス確率を推定し、前記アクセス先決定手段は、指定されたデータに対応するノードが前記データ格納先記憶手段に記憶されていない場合、推定された前記アクセス確率をもとに当該データの書き込み先を決定することを特徴とするデータアクセス場所選択システム。
(付記14)データを格納する少なくとも1つ以上のノードの中から、データの読み取り先および/または書き込み先を選択する選択装置が、データの格納先をノードと対応付けて記憶するデータ格納先記憶手段に記憶されている当該データに対応するノードの中から指定されたデータの読み取り先および/または書き込み先を決定し、前記選択装置が、各ノードに対してデータの読み取りおよび/または書き込みが行われる確率を示すアクセス確率をデータへのアクセス履歴に基づいて算出し、算出されたアクセス確率をアクセス確率記憶手段に記憶させ、前記選択装置が、指定されたデータに対応するノードが前記データ格納先記憶手段に記憶されていない場合、指定されたデータに対するアクセス確率を前記アクセス確率記憶手段に記憶されたアクセス確率に基づいて推定し、前記選択装置が、指定されたデータに対応するノードが前記データ格納先記憶手段に記憶されていない場合、推定された前記アクセス確率をもとに当該データの書き込み先を決定することを特徴とするデータアクセス場所選択方法。
(付記15)アクセス確率記録手段に記録されたアクセス確率のうち、推定されたアクセス確率と所定の値の範囲内にあるアクセス確率のデータを格納するノードを、データの書き込み先と決定する付記14記載のデータアクセス場所選択方法。
(付記16)データを格納する少なくとも1つ以上のノードの中から、データの読み取り先および/または書き込み先を選択するコンピュータに適用されるデータアクセス場所選択プログラムであって、前記コンピュータに、データの格納先をノードと対応付けて記憶するデータ格納先記憶手段に記憶されている当該データに対応するノードの中から指定されたデータの読み取り先および/または書き込み先を決定するアクセス先決定処理、各ノードに対してデータの読み取りおよび/または書き込みが行われる確率を示すアクセス確率をデータへのアクセス履歴に基づいて算出し、算出されたアクセス確率をアクセス確率記憶手段に記憶させるアクセス確率算出処理、および、指定されたデータに対するアクセス確率を、前記アクセス確率記憶手段に記憶されたアクセス確率に基づいて推定するアクセス確率推定処理を実行させ、前記アクセス確率推定処理で、指定されたデータに対応するノードが前記データ格納先記憶手段に記憶されていない場合、当該データのアクセス確率を推定させ、前記アクセス先決定処理で、指定されたデータに対応するノードが前記データ格納先記憶手段に記憶されていない場合、推定された前記アクセス確率をもとに当該データの書き込み先を決定させるためのデータアクセス場所選択プログラム。
(付記17)アクセス先決定処理で、アクセス確率記録手段に記録されたアクセス確率のうち、推定されたアクセス確率と所定の値の範囲内にあるアクセス確率のデータを格納するノードを、データの書き込み先と決定させる付記16記載のデータアクセス場所選択プログラム。
以上、実施形態及び実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2010年3月29日に出願された日本特許出願2010−75514を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、分散ストレージシステムにおいて、データの読み取り先および/または書き込み先を選択するデータアクセス場所選択システムに好適に適用される。すなわち、本発明を、複数の計算機にデータを分散して格納する分散ストレージシステムに適用が可能であり、また、それらを利用できるITシステム全般にも適用が可能である。
1 分散データ保持アクセス手段
11 データアクセス処理手段
12 記憶装置
13 被制御対象装置
14 分散ノード制御手段
31 データ格納場所管理手段
32 データ格納場所管理情報記録装置
33 アクセス確率取得手段
34 アクセス確率算出記録手段
35 アクセス確率記録装置
36 制御指示命令手段
37 データ暫定確率生成手段
38 ノード動作状態記録装置
39 アクセス受付手段
41 アクセス先問い合わせ手段
42 データアクセス手段
50 履歴記憶装置
51 アクセス履歴記録手段
101〜104 分散ノード
111〜114 記憶装置
200 通信ネットワーク
300 情報管理制御装置
301 情報管理制御手段
400 データアクセス要求ノード
401 データアクセス要求手段

Claims (10)

  1. データを格納する少なくとも1つ以上のノードと、
    データの読み取り先および/または書き込み先を前記ノードの中から選択する管理サーバとを備え、
    前記管理サーバは、
    データの格納先をノードと対応付けて記憶するデータ格納先記憶手段と、
    指定されたデータの読み取り先および/または書き込み先を、前記データ格納先記憶手段に記憶されている当該データに対応するノードの中から決定するアクセス先決定手段と、
    各ノードの各データに対する、データの読み取りおよび/または書き込みが行われる確率を示すアクセス確率を記憶するアクセス確率記憶手段と、
    データへのアクセス履歴に基づいて前記アクセス確率を算出し、算出したアクセス確率を前記アクセス確率記憶手段に記憶させるアクセス確率算出手段と、
    指定されたデータに対するアクセス確率を、前記アクセス確率記憶手段に記憶された、当該指定されたデータへのアクセス履歴から算出される確率または当該指定されたデータと属性が共通するデータのアクセス確率に基づいて推定するアクセス確率推定手段とを備え、
    前記アクセス確率推定手段は、指定されたデータに対応するノードが前記データ格納先記憶手段に記憶されていない場合、当該データのアクセス確率を推定し、
    前記アクセス先決定手段は、指定されたデータに対応するノードが前記データ格納先記憶手段に記憶されていない場合、推定された前記アクセス確率をもとに当該データの書き込み先を決定する
    ことを特徴とするデータアクセス場所選択システム。
  2. アクセス先決定手段は、アクセス確率記録手段に記録されたアクセス確率のうち、推定されたアクセス確率と所定の値の範囲内にあるアクセス確率のデータを格納するノードを、データの書き込み先と決定する
    請求項1記載のデータアクセス場所選択システム。
  3. 推定されたアクセス確率に基づいて、時間帯ごとの各ノードの動作スケジュールを決定するノード動作スケジュール決定手段を備え、
    アクセス先決定手段は、推定されたアクセス確率が所定の値を超える時間帯における前記動作スケジュールが稼働中であるノードをデータの読み取り先および/または書き込み先と決定する
    請求項1または請求項2記載のデータアクセス場所選択システム。
  4. ノードに対して制御指示命令を発行する制御指示命令手段を備え、
    前記制御指示命令手段は、動作スケジュールに基づいてノードに対する制御指示命令を行う
    請求項3記載のデータアクセス場所選択システム。
  5. アクセス確率推定手段は、指定されたデータと同一の拡張子を有するデータのアクセス確率を前記アクセス確率記憶手段から抽出し、抽出したアクセス確率の平均値を、指定されたデータのアクセス確率と推定する
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のデータアクセス場所選択システム。
  6. アクセス確率推定手段は、指定されたデータと同一のディレクトリに格納されるデータのアクセス確率を前記アクセス確率記憶手段から抽出し、抽出したアクセス確率の平均値を、指定されたデータのアクセス確率と推定する
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のデータアクセス場所選択システム。
  7. アクセス確率推定手段は、データへのアクセス履歴及び前記アクセス確率記憶手段に記憶されたアクセス確率に基づいて、指定されたデータが他のデータへのアクセス後にアクセスされる確率を示す共起確率を算出することにより、指定されたデータのアクセス確率を推定する
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のデータアクセス場所選択システム。
  8. データを格納する複数のノードを備え、
    前記各ノードは、
    データの格納先をノードと対応付けて記憶するデータ格納先記憶手段と、
    指定されたデータの読み取り先および/または書き込み先を、前記データ格納先記憶手段に記憶されている当該データに対応するノードの中から決定するアクセス先決定手段と、
    各ノードの各データに対する、データの読み取りおよび/または書き込みが行われる確率を示すアクセス確率を記憶するアクセス確率記憶手段と、
    データへのアクセス履歴に基づいて前記アクセス確率を算出し、算出したアクセス確率を前記アクセス確率記憶手段に記憶させるアクセス確率算出手段と、
    指定されたデータに対するアクセス確率を、前記アクセス確率記憶手段に記憶された、当該指定されたデータへのアクセス履歴から算出される確率または当該指定されたデータと属性が共通するデータのアクセス確率に基づいて推定するアクセス確率推定手段とを備え、
    前記アクセス確率推定手段は、指定されたデータに対応するノードが前記データ格納先記憶手段に記憶されていない場合、当該データのアクセス確率を推定し、
    前記アクセス先決定手段は、指定されたデータに対応するノードが前記データ格納先記憶手段に記憶されていない場合、推定された前記アクセス確率をもとに当該データの書き込み先を決定する
    ことを特徴とするデータアクセス場所選択システム。
  9. データを格納する少なくとも1つ以上のノードの中から、データの読み取り先および/または書き込み先を選択する選択装置が、データの格納先をノードと対応付けて記憶するデータ格納先記憶手段に記憶されている当該データに対応するノードの中から指定されたデータの読み取り先および/または書き込み先を決定し、
    前記選択装置が、各ノードの各データに対する、データの読み取りおよび/または書き込みが行われる確率を示すアクセス確率をデータへのアクセス履歴に基づいて算出し、算出されたアクセス確率をアクセス確率記憶手段に記憶させ、
    前記選択装置が、指定されたデータに対応するノードが前記データ格納先記憶手段に記憶されていない場合、指定されたデータに対するアクセス確率を前記アクセス確率記憶手段に記憶された、当該指定されたデータへのアクセス履歴から算出される確率または当該指定されたデータと属性が共通するデータのアクセス確率に基づいて推定し、
    前記選択装置が、指定されたデータに対応するノードが前記データ格納先記憶手段に記憶されていない場合、推定された前記アクセス確率をもとに当該データの書き込み先を決定する
    ことを特徴とするデータアクセス場所選択方法。
  10. データを格納する少なくとも1つ以上のノードの中から、データの読み取り先および/または書き込み先を選択するコンピュータに適用されるデータアクセス場所選択プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    データの格納先をノードと対応付けて記憶するデータ格納先記憶手段に記憶されている当該データに対応するノードの中から指定されたデータの読み取り先および/または書き込み先を決定するアクセス先決定処理、
    各ノードの各データに対する、データの読み取りおよび/または書き込みが行われる確率を示すアクセス確率をデータへのアクセス履歴に基づいて算出し、算出されたアクセス確率をアクセス確率記憶手段に記憶させるアクセス確率算出処理、および、
    指定されたデータに対するアクセス確率を、前記アクセス確率記憶手段に記憶された、当該指定されたデータへのアクセス履歴から算出される確率または当該指定されたデータと属性が共通するデータのアクセス確率に基づいて推定するアクセス確率推定処理を実行させ、
    前記アクセス確率推定処理で、指定されたデータに対応するノードが前記データ格納先記憶手段に記憶されていない場合、当該データのアクセス確率を推定させ、
    前記アクセス先決定処理で、指定されたデータに対応するノードが前記データ格納先記憶手段に記憶されていない場合、推定された前記アクセス確率をもとに当該データの書き込み先を決定させる
    ためのデータアクセス場所選択プログラム。
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