JP5419978B2 - 単一モード光ファイバ - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本願は、「単一モード光ファイバ(Single Mode Optical Fiber)」という発明の名称で2008年7月23日出願の米国仮特許出願第61/135,698号の利益を主張する。
本発明は、中継器間隔が長く、データ速度が速い通信システム用に設計された単一モード光ファイバを対象とする。特に、単一モードファイバは、海中の用途に所望される特徴である、優れた曲げ抵抗および熱老化、低い減衰、および広い有効面積Aeffを兼ね備える。
広い有効面積を有するファイバは、ハイパワーシステムにおける信号の劣化を引き起こしうる、非線形の光学効果を低減する。一般に、非線形効果の数学的記述には、比P/Aeffが含まれ、ここでPは光パワーである。よって、Aeffの増大は、光信号の劣化に対する非線形の寄与の低下を生じさせる。
電気通信産業における、電子信号を再生することのない、長距離にわたる、より大きい情報容量の必要性から、単一モードファイバのインデックス・プロファイル設計が再評価されることとなった。
高出力および長距離の定義は、特定の通信システムとの関連でのみ意味があり、ここで、ビットレート、ビット誤り率、多重化方式、および恐らくは光増幅器が、特定される。当業者に周知の、高出力および長距離の意味に影響を与える追加の要素が存在する。しかしながら、ほとんどの目的では、高出力とは、約10mWを超える光パワーである。一部の用途では、1mW以下の信号出力レベルでさえ非線形効果に感受性であり、したがって、Aeffは、このような低出力のシステムにおいても、依然として考慮すべき重要な事柄である。
したがって、海中の用途に使用するのに適した、代替となる単一モードファイバを開発することが望まれるであろう。
本発明の1つの態様によれば、単一モード光ファイバは、
(i)少なくとも3つのセグメントを有するセグメント化されたコアであって、
第1のセグメントが、約0.75〜1.1の範囲のΔmax%、およびΔ0%≧0.6Δmax%、ならびに約1.5〜3.0μmの範囲の外半径r1を有し;
第2のセグメントが0.00〜0.15%の範囲のΔ2%を有し;
第3のセグメントが0.35%未満の範囲のΔ3%、約7μm〜11μmの範囲の外半径r3、約1.5〜3μmの範囲の幅w3、および体積V3<7%μm2を有する;
セグメント化されたコアと、
(ii)前記コアを取り囲み、前記コアと接触するシリカ系のクラッド層であって、
前記クラッド層が屈折率ncを有し;ここで、
前記コアセグメントの屈折率プロファイルが、約1565nm〜1600nmの範囲のゼロ分散波長;1550nmにおける約−6〜−0.5ps/nm−kmの範囲の全分散;および1550nmにおける0.1ps/nm 2 −kmを超える分散勾配を提供するように選択される、
クラッド層と、
を備える。
本発明の1つの実施の形態によれば、単一モード光ファイバは、
(i)少なくとも3つのセグメントを有するセグメント化されたコアであって、
第1のセグメントが、約0.75〜1.1の範囲のΔmax%、約1.5〜3.0μmの範囲の外半径r1を有し;
第2のセグメントが約0.00〜0.15%の範囲のΔ2%を有し;
第3のセグメントが、0.35%未満のΔ3%、約7〜11μmの範囲の外半径r3、約1.5〜3μmの範囲の幅w3、および体積V3<7%μm2を有する、
セグメント化されたコアと、
(ii)前記コアを取り囲み、前記コアと接触するシリカ系のクラッド層であって、
前記クラッド層が屈折率ncを有し;ここで、
前記コアセグメントの屈折率プロファイルが、1550nmにおける0.25dB/km以下の減衰;約1565nm〜1600nmの範囲のゼロ分散波長;1550nmにおける約−6〜−0.5ps/nm−kmの範囲の全分散;1550nmにおける0.1ps/nm 2 −kmを超える分散勾配;1550nmにおける有効面積>65μm2;および、約1200nm〜1500nmの範囲のケーブルの形状をしたファイバのカットオフ波長を提供するように選択される、
クラッド層と、
を備えている。
各セグメントのインデックス・プロファイルは、α−プロファイル、ステップ・インデックス・プロファイル、または台形のプロファイルを含めた、先に定義したもののいずれかでありうる。本プロセスに特別なステップが挿入されない限り、屈折率プロファイルは、屈折率が急激に変化する点において丸みを帯びて曲線的になるであろう。曲線的になる原因は、ベースガラスの屈折率を変化させるのに使用するドーパント材料の拡散にある。よって、これらのインデックス・プロファイルは、特定の点において曲線的でありうる。例えば、正のΔ%を有するステップ・インデックス・プロファイルは、典型的には、上隅および下隅が曲線的になる
本発明の1つの実施の形態では、コアセグメントはすべて、正のΔ%を有する。別の実施の形態では、コアは3つのセグメントを備え、1つ目はα−プロファイルであり、2番目はステッププロファイルであり、3番目は丸められたステッププロファイルである。この実施の形態の例を下記表1に記載する。
本発明の追加の特徴および利点は、以下の詳細な説明に記載され、一部には、その記述から当業者にとって容易に明らかとなり、または、以下の詳細な説明、特許請求の範囲、ならびに添付の図面を含めた本明細書に記載する通りに発明を実施することによって認識されるであろう。
前述の概要および以下の詳細な説明は、両方とも、本発明の実施の形態を提示し、特許請求の範囲に記載される本発明の性質および特徴を理解するための外観または枠組みを提供することが意図されていることが理解されるべきである。添付の図面は、本発明のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に取り込まれ、本明細書の一部を構成する。図面は、本発明のさまざまな実施の形態を例証し、その説明と共に、本発明の原理および操作を説明する役割をする。
本発明に従った1つの典型的なファイバの実施の形態の概略的な断面図。 本発明の一部の実施の形態に従った、典型的なファイバのモデル化屈折率プロファイル(半径に対するΔ%)。 本発明の一部の実施の形態に従った、典型的なファイバのモデル化屈折率プロファイル(半径に対するΔ%)。 本発明の一部の実施の形態に従った、典型的なファイバのモデル化屈折率プロファイル(半径に対するΔ%)。 本発明の一部の実施の形態に従った、典型的なファイバのモデル化屈折率プロファイル(半径に対するΔ%)。
定義
インデックス・プロファイルセグメントの半径は次のように定義される(屈折率プロファイルをファイバ半径に対するΔ%のグラフとして示す、図1〜5を参照のこと)。
a.第1のコアセグメントの中心部の半径r0は、ファイバの軸中心線から、第1のコアセグメントのΔmax%点を通して引いた垂線との交点までを測定する。第1のコアセグメントの中心部が実質的に平ら(すなわち、Δmax%が半径に及ぶ、またはΔ0%≧0.6Δmax%)の場合、半径r0は、Δmax%値を有する中心線から最も遠い距離に対応する;
b.第1のコアセグメントの外半径r1は、ファイバの軸中心線から、外挿した中心のインデックス・プロファイルとX軸との交点、すなわち、Δ%=0の点までが測定される;
c.第2のコアセグメントの外半径r2は、第2のコアセグメントのΔ%が第2のコアセグメントのΔ%の最小値より0.02高い、半径に対応する;
d.第3のコアセグメントの外半径r3は、ファイバの軸中心線から、屈折率プロファイルが最初にΔ=0.02%に達する半径までを測定する(クラッディングに関して)。
コアセグメントの幅wiは、セグメントの内半径と外半径の間の距離になるようにする。セグメントの外半径は、その隣のセグメントの内半径に対応することが理解されよう。
コアセグメントの体積Viは、2∫(Δ%r dr)として定義され、ここで、積分限界はこのセグメントの内半径および外半径である。例えば、第3のコアセグメントでは、内半径はr2であり、外半径はr3である。相対屈折率は無次元であるから、プロファイル体積の単位は%μm2である。
インデックス・プロファイル形状の特定の定義は、特に重要ではない。当然ながら、モデル計算の実践においては、定義は、本明細書で行ったように一貫して用いられなければならない。
有効面積はAeff=2π(∫E2 r dr)2/(∫E4 r dr)であり、ここで、積分限界は0〜∞であり、Eは伝播光に関連した電界である。有効面積は波長依存性である。有効面積を計算する波長は、ファイバを設計するための作業窓の中心またはその近くの波長である。ほぼ数百ナノメートルの範囲にわたって動作するファイバには、2つ以上のAeffが割り当てられて構わない。
屈折率プロファイルまたは単にインデックス・プロファイルという用語は、Δ%(ここでΔ%=100×(n(r)2−nC 2)/2n(r)2)と、ファイバの選択された部分にわたる半径rとの関係であり、ここで、Δ%は相対屈折率であり、n(r)は半径rにおけるファイバの屈折率であり、nCは、この用途においてクラッド層の屈折率となる、指標となる屈折率である。
第1のコアセグメントの最大相対屈折率は、式:
Δmax%=100×(n1 2−nC 2)/2n1 2
で定義され、ここでn1は、第1のコアセグメントのインデックス・プロファイルの最大屈折率であり、nCは、この用途においてクラッド層の屈折率となる、指標となる屈折率である。Δ0%は、第1のコアセグメントの中心線における相対屈折率である。
α−プロファイルという用語は、Δ(b)%に関して表されるコアの屈折率プロファイルのことをいい、ここで、bは、式:
Δ(b)%=Δ(b0)(1−[|b−b0|/(b1−b0)]α
に従う半径であり、b0はインデックスが最大になる動径点であり、b1はΔ(b)%がゼロの点であり、bはbi≦b≦bfの範囲であり、ここで、差分は先に定義した通りであり、biはα−プロファイルの初期点であり、bfはα−プロファイルの最終点であり、αは実数の指数である。
全分散は、ファイバ分散および材料分散の代数和として定義される。全分散は、当技術分野では、しばしば色分散と称される。全分散の単位はps/nm−kmである。
ファイバの曲げ抵抗は、所定の試験条件下、特定の波長におけるファイバの曲げ(曲げ損失)に起因する減衰の誘発に関連する。標準試験条件は、直径75mmのマンドレルの周囲のファイバ100回転、および、直径32mmのマンドレルの周囲のファイバ1回転を含む。各試験条件において減衰を誘発する曲げは、通常はdB/(回転)の単位で測定される。
ケーブルの形状をしたファイバのカットオフ波長λc(すなわち、ケーブルカットオフ波長)を測定する。ケーブルのカットオフの測定は、送信電力による単一モードファイバのIEC60793−1−44ケーブルカットオフ波長、すなわち「FOTP−80」に記載されている。(IEC60793ファイバの光学試験方法は、より一般的にはFOTPとして知られる、IEC光ファイバ標準(IEC Fiber Optics Standards)、すなわち、国際電気標準会議−光ファイバ試験方法(International Electrotechnical Commission- Fiber Optics Test Procedures)の一部である)。
実施の形態の説明
これより、添付の図面に例証する本発明の例である、本発明の好ましい実施の形態について詳細に述べる。可能な場合はいつでも、図面全体を通じて、同一または同様の部分を称するのに同一の参照番号が用いられる。本発明の光ファイバの1つの実施の形態が図1に示され、全体にわたり一般に参照番号5で指定される。
さらに具体的には、図1は、本発明に従った1つの典型的なファイバの実施の形態の断面積を概略的に例証している。光ファイバ5は、クラッディング24に取り囲まれた少なくとも少なくとも3つのコアセグメント10、16および20を有するコア8を備えている。第1のコアセグメント10は、最大相対屈折率差分Δmax%によって特徴づけられ、(i)中心部11、および(ii)0.7〜1.2のαを有する、取り囲む環状部分12を備える。
図2〜5は、図1のファイバに対応する4つの典型的なファイバの屈折率プロファイル(半径に対するΔ%)を例証している(実施例1〜実施例4)。図1および2〜5では、第1のコアセグメント10の外半径は、コア中心線2から外挿線14と横軸との交点まで引いた線r1で示されている。第1のコアセグメント10は、中心線における相対屈折率の差分Δ0%が:Δ0%≧0.6Δmax%、一部の実施の形態ではΔ0%≧0.75Δmax%になるように、比較的平らな差分プロファイルおよび外半径r0を有する中心部11を含む。好ましくはΔ0%≧0.8Δmax%であり、さらに好ましくはΔ0%≧0.85Δmax%、さらになお好ましくはΔ0%≧0.9Δmax%、最も好ましくはΔ0%≧0.95Δmax%である。第1のコアセグメント10の中心部11のこの比較的平らな差分プロファイルは、有利には、低いファイバ減衰を提供し、ファイバをより製造し易くする助けにもなる。一部の実施の形態によれば、r0は少なくとも0.5μmであり、例えば0.5μm<r0<1.5μmである。1.1μm≧r0≧0.6μmであることが好ましい。例えば、r0は、0.7μm、0.8μm、0.9μm、1μm、または1.05μmでありうる。第2のコアセグメント16は、第1のセグメントよりも低い相対屈折率差分(Δ2%)を有する(すなわち、Δ2%<Δmax%)、実質的に均一の屈折率プロファイルを有する。次の実施の形態ではΔ2%>0.0である。第2のコアセグメント16の内半径はr1であり、第2のコアセグメント16の外半径はr2である。第3のコアセグメント20は、Δ2%よりも大きいが、Δmax%よりは小さい相対屈折率差分(Δ3%)を有する。第3のコアセグメント20は、その外半径r3によって特徴づけられる。第3のコアセグメント20の中間点の半径r3midは、r3mid=(r3+r2)/2と定義される。第3のコアセグメント20は、r3−r2として定義される幅w3を有する。
図2〜5の典型的なファイバプロファイルは、第3のセグメント20の相対屈折率プロファイルがガウス幾何学を有しないことが好ましいことを例証している。第3のセグメント20は、第1のコアセグメント10と比べて、比較的広い幅w3および比較的低い相対屈折率を有する、ほぼ台形の屈折率プロファイルを有することが好ましい。本発明の一部の実施の形態によれば、Δmax%≦1.25であり(すなわち、Δmaxは1.25以下である)、(Δmax%)/(Δ3%)の比は2.3より大きい。さらに好ましくは、Δmax%は1以下であり、(Δmax%)/(Δ3%)の比は2.4より大きく、さらに好ましくは3より大きく、例えば、この比は3.5、4、3.5、5、5.5、6、6.5または7でありうる。本発明の実施の形態によれば、第3のコアセグメント20の幅w3は、2.0μmより大きく、好ましくは2.15μmより大きく、さらに好ましくは2.175μm以上であり、例えば、2.17μm≦w3≦2.7μmである。本発明の実施の形態によれば、第3のコアセグメント20の体積V3は、好ましくは7%μm2未満であり、さらに好ましくは6.9%μm2未満であり、例えば3.5%μm2≦V3≦6.8%μm2である。第3のコアセグメント20のこれらの特徴は、別々に、および/または互いに組み合わせて、ファイバの減衰を改善することが分かった。これらの実施の形態では、コア8は3つのセグメントを有し、コアセグメント20が最後のコアセグメントである。他の実施の形態は追加の(随意的な)コアセグメントを含んで差し支えない。
好ましくは、一部の実施の形態によれば、光ファイバ5は、1500nmを超えるゼロ分散波長(λ)、さらに好ましくは1550nmを超える、およびさらになお好ましくは1565nm≦λ0≦1600nmのゼロ分散波長(λ)を有する。例えば、ゼロ分散波長λ0は、1575nm〜1590nmの範囲、または、さらに好ましくは1580nm〜1585nmの範囲でありうる。好ましくは、一部の実施の形態によれば、1550nmにおける分散勾配(D−勾配)は0.1ps/nm2−kmよりも大きく、さらに好ましくは0.11ps/nm2−km〜0.125ps/nm2−kmである。一部の実施の形態では、1560nm(D1560)の波長における全分散Dは、約−0.5ps/nm−kmよりもマイナスであることが好ましい。
好ましくは、光ファイバ5は、1550nmにおける、0.25dB/km未満の減衰(Attn1550)を有し、さらに好ましくは0.22dB/km以下、さらになお好ましくは0.21dB/km以下の減衰を有する。好ましくは、光ファイバ5は、1550nmにおいて−1ps/nm/km以下(例えば、−2ps/nm/km〜−6ps/nm/km)の全分散(D1550)を有し、さらに好ましくは−3ps/nm/km未満(例えば−3.5ps/nm/km〜−4.5または−5.0ps/nm/km)の全分散(D1550)を有する。好ましくは、1550nmにおける有効面積Aeffは65nm2よりも広く、さらに好ましくは少なくとも70nm2であり、例えば、70nm2、71nm2、または72nm2である。ケーブルの形状をしたカットオフ波長λc(すなわち、ケーブルカットオフ波長)は、約1200nm〜1500nmが好ましく、例えば、1200nm、1250nm、1300nm、1350nm、1400nm、1440nm、1450nm、または1460nmの範囲である。
よって、3つのセグメントの実施の形態において、セグメント化されたコア8は、次のパラメータ:
約0.75〜1.25の範囲のΔmax%;
約1.5〜4.0μmの範囲のr1
約0.00〜0.2%の範囲のΔ2%;
約0.1〜0.4の範囲のΔ3%;
約7〜11μmの範囲の外半径r3;および、
約1.5〜3μmの範囲の第3のセグメントの幅w3
を用いて記述されることが好ましい。
好ましい範囲は、
約0.8〜1.20の範囲のΔmax%;
約2.0〜3.0μmの範囲のr1
約0.05〜0.18%の範囲のΔ2%;
約0.15〜0.38の範囲のΔ3%;
約8〜10μmの範囲の外半径r3;および、
約2.0〜2.8μmの範囲の第3のセグメントの幅w3
である。
さらに好ましい範囲は、
約0.85〜1.00の範囲のΔmax%;
約2.2〜2.6μmの範囲のr1
約0.05〜0.15%の範囲のΔ2%;
約0.15〜0.35の範囲のΔ3%;
約8.2〜9.5μmの範囲の外半径r3;および、
約2.1〜2.7μmの範囲の第3のセグメントの幅w3
である。
図2〜5に対応する次の光ファイバの実施の形態(ファイバ実施例1〜4)は、表1に記載するコアパラメータおよび表2に記載する光学パラメータを有する。
Figure 0005419978
光ファイバ5の実施の形態の中心線におけるΔ%(すなわち、Δ0%)は、典型的には0.62〜0.99であり、さらに好ましくは0.75〜0.98(例えば、0.91、0.76、0.63、または0.93)である。Δmax%とΔ0%の差(すなわち、Δmax%−Δ0%)は、0.01〜0.22(例えば、0.09、0.16、0.21、および0.05)でありうる。
Δmax%とΔ0%の差(すなわち、Δmax%−Δ0%)は、実施例1〜4では、それぞれ、0.016、0.103、0.15、および0.009である。Δmax%とΔ0%の差が小さいほど減衰が低下することから、差異は0.22未満であることが好ましく、さらに好ましくは0.2未満であり、さらになお好ましくは0.15未満であり、さらになお好ましくは0.15未満である。Δ0%は、Δmax%の約0.6倍より大きいことが好ましく、さらに好ましくはΔmax%の0.75倍より大きく、さらになお好ましくはΔmax%の0.85倍より大きく、最も好ましくはΔmax%の約0.9より大きい。一部の実施の形態ではΔ0%≧0.95Δmax%である。表1の4つの典型的なファイバの実施の形態の第1のコアセグメントのα値は≠1、すなわち、α<1またはα>1であることに留意されたい。光ファイバは、典型的には、直径32mmのマンドレルの周囲を回転する際に、0.5dB/回転以下の1550nmにおける曲げ損失を示し、好ましくは0.2dB/回転以下が好ましく、0.1dB/回転以下がさらに好ましい。
Figure 0005419978
上記表2において、LP11は、11モードの理論的なカットオフであり、LP02は02モードの理論的なカットオフであり、D1625は1625nmにおける全分散であり、MFD1550は1550nmにおけるファイバのモード・フィールド直径であり、κは、1550nmにおける、分散の、分散勾配に対する比である。
よって、本製造結果は、海底通信ケーブルなどの過酷な環境における使用にあらゆる点で適したファイバを提供する。
上記の典型的なファイバの偏波モード分散は、0.08ps/(km)1/2未満であり、典型的には約0.04ps/(km)1/2未満である。
よって、一部の実施の形態によれば、単一モード光ファイバは、
(i)少なくとも3つのセグメント10、16および20を有するセグメント化されたコア8であって、
第1のセグメント10が、約0.75〜1.1の範囲のΔmax%、約1.5〜3.0μmの範囲の外半径r1を有し;
第2のセグメント16が、約0.00〜0.15%の範囲のΔ2%を有し;
第3のセグメント20が、0.35%未満のΔ3%、約7μm〜11μmの範囲の外半径r3、約1.5μm〜3μmの範囲の幅w3、および体積V3<7%μm2を有する;
セグメント化されたコア8と、
(ii)前記コア8を取り囲み、前記コア8と接触するシリカクラッド層24であって、
前記クラッド層24が屈折率ncを有し;
前記コアセグメントの屈折率プロファイル10、16および20が、1550nmにおける0.25dB/km以下の減衰(内部減衰);約1565nm〜1600nmの範囲のゼロ分散波長;1550nmにおける約−6〜−0.5ps/nm−kmの範囲の全分散;1550nmにおける0.1ps/nm 2 −kmを超える、好ましくは0.115〜0.125ps/nm 2 −kmの範囲の分散勾配;1550nmにおける有効面積>65μm2;および約1200nm〜1500nmの範囲のケーブルの形状をしたファイバのカットオフ波長(すなわち、ケーブルカットオフ波長)を提供するように選択される、
シリカクラッド層24と、
を備えている。クラッド層24は、純粋な(すなわち、ドープされていない)シリカでできていることが好ましい。ファイバのκ値は、波長1550nmで測定して、−32.5〜−34であることが好ましい。
本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本発明にさまざまな変更および変形をなしうることは、当業者にとって明白であろう。よって、本発明は、添付の特許請求の範囲およびそれらの等価物の範囲内に入ることを条件として、本発明の変更および変形にも及ぶことが意図されている。

Claims (14)

  1. (i)少なくとも3つのセグメントを有するセグメント化されたコアであって、
    第1のセグメントが、約0.75〜1.1の範囲のΔmax%、Δ0%≧0.6Δmax%、および約1.5〜3.0μmの範囲の外半径r1を有し;
    第2のセグメントが、0.00〜0.15%の範囲のΔ2%を有し;
    第3のセグメントが、0.35%未満の範囲のΔ3%、約7μm〜11μmの範囲の外半径r31.5〜3μmの範囲の幅w3、および3.8μm 2 <V 3 <7%μm 2 である体積V 3 を有する、
    セグメント化されたコアと、
    (ii)前記コアを取り囲み、前記コアと接触するシリカ系のクラッド層であって屈折率ncを有するクラッド層とを備え、
    前記コアセグメントの屈折率プロファイルが、約1565nm〜1600nmの範囲のゼロ分散波長;1550nmにおける約−6〜−0.5ps/nm−kmの範囲の全分散;および1550nmにおける0.1ps/nm 2 −kmを超える分散勾配を提供するように選択されることを特徴とする単一モード光ファイバ。
  2. 前記ファイバが、1550nmにおいて有効面積>65μm2を有し、1550nmにおける0.25dB/km以下の減衰、ならびに、約1200nm〜1500nmの範囲におけるケーブルカットオフ波長を提供するように構造化されることを特徴とする請求項1記載の単一モード光ファイバ。
  3. 前記ファイバコアが、Δ0%≧0.8Δmax%の中心線における相対屈折率を有することを特徴とする請求項2記載の単一モード光ファイバ。
  4. 前記ファイバコアが、Δ0%≧0.9Δmax%の中心線相対屈折率を有することを特徴とする請求項2記載の単一モード光ファイバ。
  5. 前記ケーブルの形状をしたファイバのカットオフ波長が約1200nm〜1400nmの範囲であり、ゼロ分散波長が1580〜1585nmであり、1550nmにおける減衰が0.22dB/km以下であることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の単一モード光ファイバ。
  6. 第3のコアセグメントの体積が 3 <6.65%μm 2 であることを特徴とする請求項1または2記載の単一モード光ファイバ。
  7. 2.3<(Δmax%)/(Δ3%)<7であることを特徴とする請求項1または2記載の単一モード光ファイバ。
  8. 2.5<(Δmax%)/(Δ3%)<6.5であることを特徴とする請求項1または2記載の単一モード光ファイバ。
  9. 第1のコアセグメントの中心部の半径r0が、r0≧0.5μmであることを特徴とする請求項1または2記載の単一モード光ファイバ。
  10. 前記第1のコアセグメントの中心部の半径r0が、0.5μm<r0<1.5μmであることを特徴とする請求項記載の単一モード光ファイバ。
  11. 前記ファイバコアが、Δ0%≧0.75Δmax%の中心線相対屈折率を有することを特徴とする請求項記載の単一モード光ファイバ。
  12. 前記ファイバコアが、Δ0%≧0.9Δmax%の中心線相対屈折率を有することを特徴とする請求項11記載の単一モード光ファイバ。
  13. Δ3%が0.15%〜0.35%であり、外半径r3が約8.2μm〜9.5μmの範囲であり、w3が2.1μm〜2.7μmであることを特徴とする請求項12記載の単一モード光ファイバ。
  14. (a)外半径r3が約8.2μm〜9.5μmの範囲にあり、w3が2.1μm〜2.7μmである;および
    (b)前記ファイバが、直径32mmのマンドレルの周囲を回転させる際に、1550nmにおいて0.5dB/回転以下の曲げ損失を有する
    という特徴(a)および(b)の、少なくとも一方を有することを特徴とする請求項1記載の単一モード光ファイバ。
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