JP5417129B2 - 人工芝生 - Google Patents
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Description
すなわち本発明に係る人工芝生は、基布に芝糸がカットパイル状に植設されて芝葉を構成し、前記植設された芝葉間に粒状体が充填された粒状体層が設けられた人工芝生であって、前記芝葉が第一の芝葉と、該第一の芝葉より上端を低く植設された第二の芝葉とを備え、該第二の芝葉が均一な長さのストレート状に植設されていると共に、前記粒状体層の上面高さが前記第二の芝葉の上端と略同じとなされていることを特徴としている。
また、基布に芝糸がカットパイル状に植設されて芝葉を構成し、前記植設された芝葉間に粒状体が充填された粒状体層が設けられた人工芝生であって、前記芝葉が第一の芝葉と、該第一の芝葉より上端を低く植設された第二の芝葉とを備え、該第二の芝葉が均一な長さのストレート状に植設されていると共に該第二の芝葉の上端に至るまで前記粒状体が充填されて前記粒状体層が形成されており、前記粒状体層は、上層と、該上層と異なる粒状体が配合されて下方に配置される下層とを備え、該下層が前記第二の芝葉の上端の下方に位置していることを特徴としている。
また、前記第二の芝葉が第一の芝葉より上端を低く植設されるので、この第一の芝葉が粒状体層の上面より突出して芝葉として視認される。
また、ストレート状に植設された第二の芝葉の上端に至るまで粒状体層が形成されるので、この第二の芝葉が粒状体層を構成する粒状体の移動を抑え、人工芝生の使用の過程において粒状体層の厚みの変動を抑制させる。
本実施形態の人工芝生は、ポリプロピレン製の平織りの織布を用いた基布2にポリエチレン製の芝糸31,33をカットパイル状に植設して芝葉を形成し、基布2の裏面からウレタン樹脂等のバッキング材5を塗布して芝葉3を固定している。これを、基礎層4に敷設した後、その上方から散布機によって粒状体を散布し、植設された各芝葉の間に充填して粒状体層1を形成している。
第一の芝葉32は、ストレートのカットパイル状に植設されており、基布2から第一の芝葉32の上端までの高さが基布2全体において均一となるように、植設された根本から上端までの第一の芝葉32の長さが等しくなるように形成されている。
また、ここで言うストレートのカットパイル状とは、各芝糸が巻縮等、曲がりぐせが付いた様に加工されていない状態を意味しており、立設した芝糸が自重で撓むような変形や、植設工程の際についた芝糸の捻り等は許容される。
また、本実施形態の第一の芝葉32は、芝糸31が10本1束で植設されてその根本が束ねられた芝束から形成されており、各第一の芝葉32がそれぞれ間隔を開けて配設されるように列状に植設されている。
また、第二の芝葉34も第一の芝葉32と同様に、芝糸33が10本1束で植設されてその根本が束ねられた芝束から形成されており、前記第一の芝葉32の間に第二の芝葉34が配設されるように列状に植設されている。
図1において、第一の芝葉32及び第二の芝葉34がそれぞれ5本1束に図示されているが、これは図を簡略しているものである。
本実施形態では、下層12に利用する下層弾性粒状体としてSBRの粒を用いているが、これに限るものではなく、EPDMなどの合成ゴムや天然ゴムの粒を単体または組み合わせて用いてもよく、廃タイヤの粉砕物などのリサイクル品や、エラストマーなどを選定または組み合わせて用いてもよい。また、本実施形態では下層弾性粒状体と硅砂とを配合して下層12を形成しているが、これに限るものではなく、下層弾性粒状体と硅砂とをそれぞれ単体で用いてもよく、また下層弾性粒状体と硅砂との配合比率を変化させて調整してもよく、下層弾性粒状体と硅砂以外の小石や陶器の粒、樹脂ペレットなどの粒状体を選定または組み合わせて用いてもよい。
また、本実施形態では、上層11に利用する上層弾性粒状体に熱可塑性エラストマーを用いているが、これに限るものではなく、SBR、EPDMなどの合成ゴムや天然ゴム、廃タイヤの粉砕物などのリサイクル品の粒を単体または組み合わせて用いてもよい。
従来、芝葉3間に粒状体層1を形成させる工程を行う際には、粒状体層1の厚みが不均一にならないように、人工芝生の複数箇所で充填させた粒状体層1の厚みを計測して、その結果をもとに粒状体層1の厚みを調整していく作業を行う必要があった。しかし、上記のように、粒状体層1の上面高さを第二の芝葉34の上端を目安にして形成させることで、前記のような粒状体層1の厚みの測定や調整の作業を行うことなく容易に、基布2全体において均一に形成させることができる。粒状体層1の厚みが均一になるように、第二の芝葉34の上端に至るまで粒状体を充填させるので、粒状体層の上面高さが第二の芝葉34の上端と略同じとするのが好ましい。また、粒状体層1の上面から第二の芝葉34の上端が僅かに突出する程度は許容される。
また、第一の芝葉32や第二の芝葉34をストレート状に形成させることで、使用過程における各芝葉3の変形を小さくでき、各芝葉3の間に充填された粒状体の変位を抑制させて粒状体層1の厚みの変動をより小さくできる。
また、本実施形態のように上層11や下層12を備える等、粒状体層1が複数の層から構成されて形成されている場合には、粒状体層1の厚みの変動のみならず、粒状体層1を構成する各層の変位、変形を抑制させて、粒状体層1の構成をも維持できる。
また、第一の芝葉32の上端の高さを、第二の芝葉34の上端の高さより8mm以上高く形成すれば、第一の芝葉32の間から第二の芝葉34の上端を視認しやすくなるので、好ましい。
また、本実施形態では、第一の芝葉32の間に第二の芝葉34を配設させて、それぞれの芝束を略同数に形成させているが、これに限るものではなく、第一の芝葉32と第二の芝葉34の数を異ならせて設けても良い。
11 上層
12 下層
2 基布
31 芝糸
32 第一の芝葉
33 芝糸
34 第二の芝葉
4 基礎層
5 バッキング材
Claims (2)
- 基布に芝糸がカットパイル状に植設されて芝葉を構成し、前記植設された芝葉間に粒状体が充填された粒状体層が設けられた人工芝生であって、前記芝葉が第一の芝葉と、該第一の芝葉より上端を低く植設された第二の芝葉とを備え、該第二の芝葉が均一な長さのストレート状に植設されていると共に、前記粒状体層の上面高さが前記第二の芝葉の上端と略同じとなされていることを特徴とする人工芝生。
-
基布に芝糸がカットパイル状に植設されて芝葉を構成し、前記植設された芝葉間に粒状体が充填された粒状体層が設けられた人工芝生であって、前記芝葉が第一の芝葉と、該第一の芝葉より上端を低く植設された第二の芝葉とを備え、該第二の芝葉が均一な長さのストレート状に植設されていると共に該第二の芝葉の上端に至るまで前記粒状体が充填されて前記粒状体層が形成されており、
前記粒状体層は、上層と、該上層と異なる粒状体が配合されて下方に配置される下層とを備え、該下層が前記第二の芝葉の上端の下方に位置していることを特徴とする人工芝生。
Priority Applications (1)
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JP2009263530A JP5417129B2 (ja) | 2009-11-19 | 2009-11-19 | 人工芝生 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009263530A JP5417129B2 (ja) | 2009-11-19 | 2009-11-19 | 人工芝生 |
Publications (2)
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JP2011106189A JP2011106189A (ja) | 2011-06-02 |
JP5417129B2 true JP5417129B2 (ja) | 2014-02-12 |
Family
ID=44229960
Family Applications (1)
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JP2009263530A Active JP5417129B2 (ja) | 2009-11-19 | 2009-11-19 | 人工芝生 |
Country Status (1)
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-
2009
- 2009-11-19 JP JP2009263530A patent/JP5417129B2/ja active Active
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