JP5415803B2 - 超音波診断装置、データ回復方法及びデータ回復プログラム - Google Patents

超音波診断装置、データ回復方法及びデータ回復プログラム Download PDF

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Description

本発明は、超音波診断装置、データ回復方法及びデータ回復プログラムに係り、特に、超音波プローブ〜装置本体間の無線通信不良に伴うエコー画像表示の不具合を防止することのできる超音波診断装置等に関する。
医療分野においては、被検体の内部を観察して診断を行うために、様々な撮像技術が開発されている。特に、超音波を送受信することによって被検体の内部情報を取得する超音波撮像は、リアルタイムで画像観察を行うことができる上に、X線写真やRI(radio isotope)シンチレーションカメラ等の他の医用画像技術と異なり、放射線による被曝がない。そのため、超音波撮像は、安全性の高い撮像技術として、産科領域における胎児診断の他、婦人科系、循環器系、消化器系等を含む幅広い領域において利用されている。
超音波撮像の原理は、次のようなものである。超音波は、被検体内における構造物の境界のように、音響インピーダンスが異なる領域の境界において反射される。そこで、超音波ビームを人体等の被検体内に送信し、被検体内において生じた超音波エコーを受信して、超音波エコーが生じた反射位置や反射強度を求めることにより、被検体内に存在する構造物(例えば、内臓や病変組織等)の輪郭を抽出することができる。
超音波診断装置は、一般に超音波プローブと装置本体とを有して構成されることが多い。その超音波プローブは、被検体(患者)に直接接触して患者に超音波を発すると共にその超音波エコーを受信するものである。そして、装置本体は超音波プローブと通信可能に構成されて、超音波プローブからの被検体データを受信し、被検体のエコー画像を表示するものである。
近年では、この超音波プローブ〜装置本体間の通信に無線通信を適用したものも提案されている。無線通信を用いることにより、超音波プローブと装置本体とをケーブル接続する必要がなくなるので、超音波プローブの操作性が向上する。例えば患者にケーブルが接触してしまって不快感を与えることもなくなり、診断部位への超音波プローブの移動も容易になる。また、ケーブルによる拘束がなくなるので、装置本体から離れての超音波プローブの操作も容易となる。
一方で、無線通信では、電波状態や受信状態に起因してエラーが発生する場合がある。装置本体での受信エラーが発生すると、必要なエコー画像の表示を行うことができなくなってしまう。例えば、特許文献1には、無線通信によって受信した信号の受信状態に基づいて、データが有効であるか無効であるかを判断し、無効の場合に超音波画像を非表示としたり、装置本体側で無効データに換えて有効データを表示する構成が開示されている。
特開2008−113793号公報
超音波プローブから受信した被検体データ内にエラーが含まれた状態のままでは、装置本体側でエコー画像を表示することができないか、又はエコー画像内に画像不良を含んだ状態での表示となってしまうため、信頼性の高い診断を行うことができない。例えば、特許文献1に開示のように、エラーがある場合にそのデータを無効と判断し、超音波画像を非表示とすると、取得した超音波画像の一部が表示されないままとなってしまい、データの利用効率が低下する。また、無効データに換えて有効データを表示するという構成についても、無効データ部分は画像が欠損したままとなってしまって、その結果、必要に応じて、再度の診断作業を行って画像の撮り直しをしなければならず、診断作業の作業効率が低下してしまう虞がある。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、診断能力の低下を最小限に抑制しつつ、受信状態の劣化によるエコー画像の不良を防止することのできる、無線通信タイプの超音波診断装置、データ回復方法及びデータ回復プログラムを提供することを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての超音波診断装置は、被検体からの超音波エコーを受信してその被検体データを無線送信する超音波プローブと、超音波プローブと無線通信可能に構成されて被検体データを受信し、被検体データに係るエコー画像を表示可能な装置本体と、を有し、超音波プローブからの被検体データを受信しつつその実時間エコー画像を表示するライブ状態と、受信済みの被検体データに基づくエコー画像を静止画像表示するフリーズ状態とに状態切替え可能な超音波診断装置であって、装置本体は、超音波プローブから受信した被検体データの有効又は無効を判定する判定部と、無効判定の際に、被検体データにおける無効判定に係る無効データを特定する無効データ特定部と、を有しており、無効判定の際に、ライブ状態においては、被検体データにおける有効判定に係る有効データに基づき無効データに対応するデータを装置本体が補間生成し、かつ、フリーズ状態においては、無効データ特定する無効データ特定情報を装置本体が超音波プローブに送信すると共に、受信した無効データ特定情報に基づき被検体データの中から無効データに対応する訂正データを超音波プローブが装置本体再送信する。
本発明の例示的側面としてのデータ回復方法は、被検体からの超音波エコーを受信してその被検体データを無線送信する超音波プローブと、超音波プローブと無線通信可能に構成されて被検体データを受信し、被検体データに係るエコー画像を表示可能な装置本体と、を有し、超音波プローブからの被検体データを受信しつつその実時間エコー画像を表示するライブ状態と、受信済みの被検体データに基づくエコー画像を静止画像表示するフリーズ状態とに状態切替え可能な超音波診断装置に用いられるデータ回復方法であって、超音波プローブから受信した被検体データの有効又は無効を装置本体において判定するステップと、無効判定の際に、被検体データにおける無効判定に係る無効データを装置本体において特定するステップと、無効判定の際に、ライブ状態においては、被検体データにおける有効判定に係る有効データに基づき無効データに対応するデータを装置本体において補間生成し、かつ、フリーズ状態においては、無効データを特定する無効データ特定情報を装置本体から超音波プローブに送信すると共に、受信した無効データ特定情報に基づき被検体データの中から該無効データに対応する訂正データを超音波プローブから装置本体に再送信するステップと、を有する。
本発明の例示的側面としてのデータ回復プログラムは、被検体からの超音波エコーを受信してその被検体データを無線送信する超音波プローブと、超音波プローブと無線通信可能に構成されて被検体データを受信し、被検体データに係るエコー画像を表示可能な装置本体と、を有し、超音波プローブからの被検体データを受信しつつその実時間エコー画像を表示するライブ状態と、受信済みの被検体データに基づくエコー画像を静止画像表示するフリーズ状態とに状態切替え可能な超音波診断装置に用いられるデータ回復プログラムであって、装置本体のコンピュータを、超音波プローブから受信した被検体データの有効又は無効を判定する判定部、無効判定の際に、被検体データにおける無効判定に係る無効データを特定する無効データ特定部、及び、無効判定の際に、ライブ状態においては、被検体データにおける有効判定に係る有効データに基づき無効データに対応するデータを補間生成するデータ補間部、かつ、フリーズ状態においては、無効データを特定する無効データ特定情報、及び、被検体データの中から該無効データに対応する訂正データを再送信するように要求するデータ再送信要求信号を、超音波プローブに送信する再送信要求信号送信部、として機能させる。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、無線通信によって超音波診断に係る被検体データにエラーが生じても、エラーを生じて無効と判定された無効データのみを回復させるので、診断能力(処理速度)を殆ど低下させることなく効率的にデータ回復させることが可能である
また、無効データ部分の訂正データのみを再送し、その他の部分の再送を行わないように構成すれば、診断能力低下の虞を低減することができる。しかも、有効データ部分をプローブ内に長時間保持する必要がないので、メモリの節約にも貢献することができる。ここで、無効データと再送した訂正データとの差し替えを、その無効データを含むエコー画像の表示まで行わず、表示の際に行うようにすれば、更に診断能力低下の虞を低減することができる。

なお、無効判断の際、又は差し替え処理完了の際に報知するようにすれば、操作者がその旨をすぐに把握することができるので、利便性が向上する。
本発明の実施形態に係る超音波診断装置の全体構成の概略を示す構成図である。 図1に示す超音波診断装置の内部構成の概略を示すブロック構成図である。 図2に示す送受信部の第1の構成例を示す図である。 図3に示すADCによるサンプリングを示す波形図である。 図3に示すサンプリング部によるサンプリングを示す波形図である。 図2に示す送受信部の第2の構成例を示す図である。 図2に示す送受信部の第3の構成例を示す図である。 図3に示す直交サンプリング部の動作を説明するための波形図である。 本発明の実施形態における変形例1に係る超音波プローブの内部構成の概略を示すブロック構成図である。 本発明の実施形態における変形例2に係る超音波プローブの内部構成の概略を示すブロック構成図である。 図1に示す超音波診断装置における内部構成のうちエラー回復のための構成部分の概略を示す内部構成図である。 図1に示す超音波診断装置において、ライブ状態におけるエラー回復処理のプロセスを説明するフローチャートである。 図1に示す装置本体の表示部における補間後のサンプルデータの画面表示例である。 図1に示す超音波診断装置において、フリーズ状態におけるエラー回復処理のプロセスを説明するフローチャートである。 図1に示す装置本体の表示部におけるデータ差し替え後のサンプルデータの画面表示例である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る超音波診断装置Sの全体構成の概略を示す構成図であり、図2は、超音波診断装置Sの内部構成の概略を示すブロック構成図である。図1及び図2に示すように、この超音波診断装置Sは、本発明の実施形態に係る超音波プローブ(超音波探触子)1と、装置本体2とを有して大略構成される。
なお、超音波プローブ1及び装置本体2の電気的構成及び通常時における相互の信号送受信(データ通信におけるエラー発生のない場合)について以下にまず説明し、その後に、この超音波診断装置S1におけるエラー回復に係る構成及び手順について説明する。
超音波プローブ1は、リニアスキャン方式、コンベックススキャン方式、セクタスキャン方式等の体外式プローブでも良いし、ラジアルスキャン方式等の超音波内視鏡用プローブでも良い。図2に示すように、超音波プローブ1は、1次元又は2次元のトランスデューサアレイを構成する複数の超音波トランスデューサ10と、複数チャンネルの送受信部20と、シリアル化部30と、送信制御部40と、伝送回路50とを含んでいる。
複数の超音波トランスデューサ10は、印加される複数の駆動信号に従って超音波を送信すると共に、伝搬する超音波エコーを受信して複数の受信信号を出力する。各超音波トランスデューサは、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛:Pb(lead) zirconate titanate)に代表される圧電セラミックや、PVDF(ポリフッ化ビニリデン:polyvinylidene difluoride)に代表される高分子圧電素子等の圧電性を有する材料(圧電体)の両端に電極を形成した振動子によって構成される。
そのような振動子の電極に、パルス状又は連続波の電圧を印加すると、圧電体が伸縮する。この伸縮により、それぞれの振動子からパルス状又は連続波の超音波が発生し、それらの超音波の合成によって超音波ビームが形成される。また、それぞれの振動子は、伝搬する超音波を受信することによって伸縮し、電気信号を発生する。それらの電気信号は、超音波の受信信号として出力される。
複数チャンネルの送受信部20は、送信制御部40の制御の下で複数の駆動信号を生成して、それらの駆動信号を複数の超音波トランスデューサ10に供給すると共に、複数の超音波トランスデューサ10から出力される複数の受信信号に対して直交検波処理等を施して得られたサンプルデータをシリアル化部30に供給する。
図3は、図2に示す送受信部の第1の構成例を示す図である。図3に示すように、各チャンネルの送受信部20は、送信回路21と、プリアンプ22と、ローパスフィルタ(LPF)23と、アナログ/デジタル変換器(ADC)24と、直交検波処理部25と、サンプリング部26a及び26bと、メモリ27a及び27bとを含んでいる。ここで、送信回路21〜直交検波処理部25は、信号処理手段を構成している。
送信回路21は、例えば、パルサによって構成されており、送信制御部40の制御の下で駆動信号を生成して、生成された駆動信号を超音波トランスデューサ10に供給する。図2に示す送信制御部40は、伝送回路50から出力される走査制御信号に基づいて、複数チャンネルの送信回路21の動作を制御する。例えば、送信制御部40は、走査制御信号によって設定された送信方向に応じて、複数の遅延パターンの中から1つのパターンを選択し、そのパターンに基づいて、複数の超音波トランスデューサ10の駆動信号にそれぞれ与えられる遅延時間を設定する。あるいは、送信制御部40は、複数の超音波トランスデューサ10から一度に送信される超音波が被検体の撮像領域全体に届くように遅延時間を設定しても良い。
複数チャンネルの送信回路21は、送信制御部40によって選択された送信遅延パターンに基づいて、複数の超音波トランスデューサ10から送信される超音波が超音波ビームを形成するように複数の駆動信号の遅延量を調節して複数の超音波トランスデューサ10に供給し、あるいは、複数の超音波トランスデューサ10から一度に送信される超音波が被検体の撮像領域全体に届くように複数の駆動信号を複数の超音波トランスデューサ10に供給する。
プリアンプ22は、超音波トランスデューサ10から出力される受信信号(RF信号)を増幅し、LPF23は、プリアンプ22から出力される受信信号の帯域を制限することにより、A/D変換におけるアライアシングを防止する。ADC24は、LPF23から出力されるアナログの受信信号をデジタルの受信信号に変換する。例えば、超音波の周波数が5MHz程度であるとすれば、40MHzのサンプリング周波数が用いられる。その場合において、生体内での音速を約1530m/secとすると、1サンプルに相当する生体内距離は約0.038mmとなる。したがって、超音波の往復を考慮すると、8192個のサンプルの取得によって、約15.7cmの深度までのデータを得ることができる。
受信開口における超音波トランスデューサ10の数を64個とし、超音波診断画像の1フレームについて100本の超音波受信ライン(音線)が必要であるとすれば、1フレームの画像を表示するために必要なデータ量は、8192×64×100≒52×10個となり、毎秒10フレームの画像を表示するためには、約520×10個/秒のデータ転送が必要となる。ここで、超音波診断画像に必要な分解能は、通常、1個のデータについて12ビット程度であるから、上記のデータを伝送するためには、約6240Mbpsの伝送ビットレートが必要となる。
このように、RF信号のままでデータの直列化を行うと、伝送ビットレートが極めて高くなり、通信速度やメモリの動作速度がそれに追いつかない。一方、複数の超音波トランスデューサ10からのRF信号を合成してビームの位相を整合するビームフォーミング処理の後でデータの直列化を行うと、伝送ビットレートを低減することができる。しかしながら、受信フォーカス処理のための回路は、規模が大きく、超音波探触子の中に組み込むことは困難である。そこで、本実施形態においては、受信信号に対して直交検波処理等を施して受信信号の周波数帯域をベースバンド周波数帯域に落としてからデータの直列化を行うことにより、伝送ビットレートを低減させている。
直交検波処理部25は、受信信号に対して直交検波処理を施し、複素ベースバンド信号(I信号及びQ信号)を生成する。図3に示すように、直交検波処理部25は、ミキサ(掛算回路)25a及び25bと、ローパスフィルタ(LPF)25c及び25dとを含んでいる。ミキサ25aが、ADC24によってデジタル信号に変換された受信信号に局部発振信号cosωtを掛け合わせて、LPF25cが、ミキサ25aから出力される信号にローパスフィルタ処理を施すことにより、実数成分を表すI信号が生成される。一方、ミキサ25bが、ADC24によってデジタル信号に変換された受信信号に位相をπ/2だけ回転させた局部発振信号sinωtを掛け合わせて、LPF25dが、ミキサ25bから出力される信号にローパスフィルタ処理を施すことにより、虚数成分を表すQ信号が生成される。
サンプリング部26a及び26bは、直交検波処理部25によって生成された複素ベースバンド信号(I信号及びQ信号)をサンプリング(再サンプリング)することにより、2チャンネルのサンプルデータをそれぞれ生成する。生成された2チャンネルのサンプルデータは、メモリ27a及び27bにそれぞれ格納される。
ここで、ベースバンド信号を、ベースバンド周波数帯域の2倍の周波数でサンプリングすれば、信号情報は保持される。したがって、サンプリング周波数は、5MHzであれば十分である。これにより、RF信号のままでデータの直列化を行う場合と比較して、サンプリング周波数が40MHzから5MHzに低下するので、データ量は1/8となり、約15.7cmの深度までのサンプル数が1024個となる。ただし、包絡線検波によって信号情報を維持するためには、位相情報を保持しなければならないので、直交検波処理等によって複素ベースバンド信号(I信号及びQ信号)を生成する必要があり、データのチャンネル数が2倍となる。
従って、1フレームの画像を表示するために必要なデータ量は、1024×64×100×2≒約13.1×10個となり、毎秒10フレームの画像を表示するためには、分解能を12ビットとして、約1572Mbpsの伝送ビットレートが必要となる。また、サンプリング周波数を2.5MHzとすれば、約15.7cmの深度までのサンプル数が512個となり、データ量を更に半分に低減することができるので、伝送ビットレートを約786Mbpsにすることができる。
図4A及び図4Bは、図3に示すADCによるサンプリングとサンプリング部によるサンプリングとを比較して示す波形図である。図4Aは、3つのチャンネルCh.1〜Ch.3について、ADC24によるサンプリングを示しており、図4Bは、3つのチャンネルCh.1〜Ch.3について、サンプリング部26aによるサンプリングを示している。図4Aに示すようにRF信号をサンプリングしてサンプルデータを伝送する場合と比較して、図4Bに示すようにベースバンド信号をサンプリングしてサンプルデータを伝送することにより、伝送ビットレートを大幅に低減することができる。
図5は、図2に示す送受信部の第2の構成例を示す図である。図5に示す第2の構成例においては、図3に示す第1の構成例におけるサンプリング部26a及び26bの替わりに時分割サンプリング部26cが設けられており、メモリ27a及び27bの替わりにメモリ27cが設けられている。
時分割サンプリング部26cは、直交検波処理部25によって生成されるI信号及びQ信号を交互に時分割でサンプリング(再サンプリング)することにより、2系列のサンプルデータを生成する。例えば、時分割サンプリング部26cは、I信号をcosωtの位相に同期してサンプリングし、Q信号をsinωtの位相に同期してサンプリングする。生成された2系列のサンプルデータは、メモリ27cに格納される。これにより、メモリ回路を1系統にすることができる。
図6は、図2に示す送受信部の第3の構成例を示す図である。図6に示す第3の構成例においては、図5に示す第2の構成例におけるミキサ25a及び25bの替わりに直交サンプリング部25eが設けられている。
図7は、図6に示す直交サンプリング部の動作を説明するための波形図である。直交サンプリング部25eは、ADC24によってデジタル信号に変換された受信信号をcosωtの位相に同期してサンプリングして第1の信号系列を生成すると共に、受信信号をsinωtの位相に同期してサンプリングして第2の信号系列を生成する。
更に、LPF25cが、直交サンプリング部25eから出力される第1の信号系列にローパスフィルタ処理を施すことにより、実数成分を表すI信号が生成され、LPF25dが、直交サンプリング部25eから出力される第2の信号系列にローパスフィルタ処理を施すことにより、虚数成分を表すQ信号が生成される。これにより、図5に示すミキサ25a及び25bを省略することができる。
再び図2を参照すると、シリアル化部30は、複数チャンネルの送受信部20によって生成されたパラレルのサンプルデータを、シリアルのサンプルデータに変換する。例えば、シリアル化部30は、128チャンネルのパラレルのサンプルデータを、1〜4チャンネルのシリアルのサンプルデータに変換する。これにより、超音波トランスデューサ10の数と比較して、伝送チャンネル数が大幅に低減される。
伝送回路50は、装置本体2から走査制御信号を受信して、受信した走査制御信号を複数の送受信部20に出力すると共に、シリアル化部30によって変換されたシリアルのサンプルデータを装置本体2に送信する。超音波プローブ1と装置本体2との間の信号伝送は、例えば、ASK(Amplitude Shift Keying)、PSK(Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation)等の通信方式を用いて、無線で行われる。ASK又はPSKを用いる場合には、1系統で1チャンネルのシリアルデータを伝送することが可能であり、QPSKを用いる場合には、1系統で2チャンネルのシリアルデータを伝送することが可能であり、16QAMを用いる場合には、1系統で4チャンネルのシリアルデータを伝送することが可能である。
超音波プローブ1の電源電圧は、超音波プローブ1と装置本体2との間の信号伝送が有線で行われる場合には装置本体2から供給されるが、本実施形態においては、超音波プローブ1と装置本体2との間の信号伝送が無線で行われるので、バッテリー等によって超音波プローブ1の電源電圧が供給される。
以上において、直交検波処理部25(図3)、サンプリング部26a及び26b(図3)、時分割サンプリング部26c(図5)、直交サンプリング部25e(図6)、LPF25c及び25d(図6)、及び、シリアル化部30は、FPGA(Field Programmable Gate Array:現場でプログラミング可能なゲートアレイ)等のデジタル回路によって構成しても良いし、中央演算装置(CPU)と、CPUに各種の処理を行わせるためのソフトウェア(プログラム)とによって構成しても良い。
汎用回路であるFPGAを用いる場合には、回路規模を縮小しても、内蔵される電子部品の数には余り影響しない。しかしながら、回路規模が小さくなるとFPGAの容量が小さくて済むので、より小さな電子部品を使用することが可能となり、実装面積に大きく影響する。あるいは、直交検波処理部25をアナログ回路によって構成することにより、ADC24を省略しても良い。その場合には、サンプリング部26a及び26b、又は、時分割サンプリング部26cによって、複素ベースバンド信号のA/D変換が行われる。
一方、図2に示す装置本体2は、伝送回路60と、走査制御部70と、受信フォーカス処理部80と、Bモード画像信号生成部90と、表示部100と、操作部110と、制御部120と、格納部130とを有している。
走査制御部70は、超音波ビームの送信方向を順次設定して走査制御信号を生成する。伝送回路60は、走査制御部70によって生成された走査制御信号を超音波プローブ1に送信すると共に、超音波プローブ1からシリアルのサンプルデータを受信する。走査制御部70は、超音波エコーの受信方向を順次設定して、受信フォーカス処理部80を制御する。
受信フォーカス処理部80は、超音波プローブ1から受信したサンプルデータに対して受信フォーカス処理を施すことにより、超音波の受信方向に沿った音線信号を生成する。受信フォーカス処理部80は、メモリ81と、整相加算部82とを含んでいる。メモリ81は、超音波プローブ1から受信したシリアルのサンプルデータを順次格納する。整相加算部82は、走査制御部70において設定された受信方向に基づいて、複数の受信遅延パターンの中から1つのパターンを選択し、その受信遅延パターンに基づいて、サンプルデータによって表される複素ベースバンド信号に遅延を与えて加算することにより、受信フォーカス処理を行う。この受信フォーカス処理により、超音波エコーの焦点が絞り込まれたベースバンド信号(音線信号)が生成される。
Bモード画像信号生成部90は、受信フォーカス処理部80によって形成された音線信号に基づいて、被検体内の組織に関する断層画像情報であるBモード画像信号を生成する。Bモード画像信号生成部90は、STC(sensitivity time control)部91と、DSC(digital scan converter:ディジタル・スキャン・コンバータ)92とを含んでいる。STC部91は、受信フォーカス処理部80によって形成された音線信号に対して、超音波の反射位置の深度に応じて、距離による減衰の補正を施す。DSC92は、STC部91によって補正された音線信号を通常のテレビジョン信号の走査方式に従う画像信号に変換(ラスター変換)し、階調処理等の必要な画像処理を施すことにより、Bモード画像信号を生成する。表示部100は、例えば、LCD等のディスプレイ装置を含んでおり、Bモード画像信号生成部90によって生成されたBモード画像信号に基づいて超音波診断画像を表示する。
制御部120は、操作部110を用いたオペレータの操作に従って、走査制御部70等を制御する。本実施形態においては、走査制御部70、整相加算部82、Bモード画像信号生成部90、及び、制御部120が、中央演算装置(CPU)と、CPUに各種の処理を行わせるためのソフトウェア(プログラム)とによって構成されるが、それらをデジタル回路やアナログ回路で構成しても良い。上記のソフトウェア(プログラム)は、格納部130に格納される。格納部130における記録媒体としては、内蔵のハードディスクの他に、フレキシブルディスク、MO、MT、RAM、CD−ROM、又は、DVD−ROM等を用いることができる。
図8は、本発明の実施形態における変形例1に係る超音波プローブの内部構成の概略を示すブロック構成図である。図8に示す超音波プローブ1aにおいては、図2に示す超音波プローブ1に対し、超音波プローブに設けられている複数の超音波トランスデューサ10と送受信部20との間の接続関係を切り換える切換回路11が追加されている。
一般に、リニアスキャン方式やコンベックススキャン方式の超音波プローブにおいては、送受信における開口が順次切り換えられながら被検体の走査が行われる。超音波プローブ1aに設けられている超音波トランスデューサの数をNとし、同時に使用される超音波トランスデューサの数をMとすると(M<N)、切換回路11は、N個の超音波トランスデューサの内からM個の超音波トランスデューサを選択し、選択されたM個の超音波トランスデューサをM個の送受信部20にそれぞれ接続する。これにより、図2に示す超音波プローブ1と比較して、送受信部20の数を低減することができる。
図9は、本発明の実施形態における変形例2に係る超音波プローブの内部構成の概略を示すブロック構成図である。図9に示す超音波プローブ1bにおいては、図8に示す超音波プローブ1aに対し、超音波受信時において2個の超音波トランスデューサ10から出力される受信信号を加算する加算回路12が追加されている。超音波送信時においては、加算回路12は、送受信部20から供給される駆動信号を2個の超音波トランスデューサ10に並列的に供給する。
一般に、リニアスキャン方式やコンベックススキャン方式の超音波プローブにおいては、送受信方向が超音波トランスデューサの配列面に対して垂直とされるので、送受信における遅延量は、超音波ビームに対して対称となる。したがって、M個の超音波トランスデューサによって形成される送受信開口において、第1番目の超音波トランスデューサと第M番目の超音波トランスデューサとについては遅延量が等しいので、受信信号Rと受信信号Rとを加算することができる。同様に、第2番目の超音波トランスデューサと第(M−1)番目の超音波トランスデューサとについては遅延量が等しいので、受信信号Rと受信信号R(M−1)とを加算することができる。これにより、図7に示す超音波プローブ1aと比較して、送受信部20の数を半分にすることができ、また、超音波プローブ1bと超音波診断装置本体2との間の伝送ビットレートを半分にすることができる。
<超音波診断装置におけるエラー回復のための構成の説明>
続いて、図1に示す超音波診断装置S1におけるエラー回復のための構成について説明する。図10は、超音波診断装置S1における内部構成のうちエラー回復のための構成部分の概略を示す内部構成図である。
この、超音波診断装置Sにおける装置本体2の制御部120は、例えば、コンピュータの主要部としてのCPUを有して構成されている。そして、格納部130は、例えば、データ格納領域130aとプログラム格納領域130bとを有して構成されている。そのプログラム格納領域130bには、データ回復プログラムPが格納されており、このデータ回復プログラムPが、制御部120を判定部120a、無効データ特定部120b、データ保存部120c、データ補間部120d、再送信要求信号送信部120e、訂正データ受信部120f、データ差し替え部120gとして機能させる。
また、超音波プローブ1は、内部に制御部35とメモリ(記録部)45とを有して構成されており、図10に示すように、この制御部35はシリアル化部30と伝送回路50とに接続され、メモリ45は制御部35に接続されている。制御部35は、例えばコンピュータの主要部としてのCPUを有して構成されており、メモリ45はデータ格納領域45aとプログラム格納領域45bとを有している。プログラム格納領域45b内にはデータ回復プログラムPと協働するデータ回復サブプログラムPsが格納され、このデータ回復サブプログラムPsが、制御部35をデータ保存部35a、再送信要求信号受信部35b、訂正データ送信部35cとして機能させる。
なお、この超音波診断装置Sは、ライブ状態とフリーズ状態とに状態切り替えが可能となっている。ライブ状態とは、超音波プローブ1からのサンプルデータs1を装置本体2が継続的に受信しつつ、そのリアルタイム(実時間)のエコー画像を表示部100に表示する状態である。複数の音線データにより構成される1フレームの画像データが、例えば数10フレーム/秒のレートで超音波プローブ1から装置本体2へと送信され、表示部100上で、略リアルタイムな動画表示が行われる。
また、フリーズ状態とは、超音波プローブ1からのサンプルデータs1の送信を停止して、装置本体2において受信済みのサンプルデータs1に基づくエコー画像を表示部100に静止画表示する状態である。フリーズ状態では、一般的に最後に送信した(つまり、最新の)フレーム画像が表示部100に表示されるが、例えば装置本体2側でのユーザ操作により、一定時間分の過去に受信したサンプルデータs1に基づくフレーム画像にまで遡って表示させることができるようになっている(例えば、この機能をシネビュー機能という。)。また、例えば、装置本体2側での別のユーザ操作により、過去における一定時間分のフレーム画像を動画像として表示部100に連続表示させることもできるようになっている(例えば、この機能をシネプレイ(又はシネ再生)機能という。)。
なお、ライブ状態→フリーズ状態への切替え及びフリーズ状態→ライブ状態への切替えは、装置本体2側でのユーザによるボタン操作で容易に行うことができるようになっている。
[ライブ状態]
超音波プローブ1と装置本体2とは、無線通信によりデータ送受信を行う。すなわち、伝送回路50〜伝送回路60間は、電波(又は赤外線等の光)を利用した無線通信が行われ、装置本体2からの走査制御信号の送信や超音波プローブ1からのサンプルデータ(被検体データ)s1の送信が行われている。また、装置本体2から超音波プローブ1に向けて再送要求信号や無効データ特定情報も送信され、超音波プローブ1から装置本体2に向けて訂正データも送信されるが、詳細は後述する。
判定部120aは、超音波プローブ1から受信したサンプルデータ(被検体データ)s1の有効/無効を判定する機能を発揮する。有効か無効かの判定は、例えば、伝送回路60で受信したサンプルデータs1の信号の受信電力が所定の基準電力値以上であるか否かに基づいて行われる。その場合、受信電力が基準電力値以上である場合に有効と判定され、基準電力値未満である場合に無効と判定される。
もちろん、受信電力に基づいて判定が行われるのでなく、サンプルデータs1が有するヘッダ情報が制御部120において読み取れたか否かに基づいて有効/無効の判定が行われてもよい。この場合、ヘッダ情報が読み取れた場合にそのサンプルデータs1が有効と判定され、読み取れなかった場合に無効と判定される。
このように、無効と判定されたデータは、そのまま受信フォーカス処理を行って画像信号を生成しても、充分な品質の超音波画像とならず、場合によってはその部分の画像欠損が生じる。しかしながら、この超音波診断装置Sでは、この無効と判定されたデータ部分のデータ回復を行うので、診断に利用しうる高品質な超音波画像を表示部100に表示させることができる。
この有効/無効の判定は、1フレーム全体のサンプルデータについて行われてもよい。例えば、1フレームの超音波エコー画像が100本の音線データによって構成される場合において、そのうちの1本の音線データでも無効判定されれば、その無効の音線データを含む1フレーム全体のデータが無効判定されるようになっていてもよい。
しかしながら、本実施形態では、1フレームを構成する複数本の音線データのうち1本の音線データごとに有効/無効が判定される。すなわち、受信電力が基準電力値を下回っている場合における、その下回った部分に相当する音線データを無効とし、それ以外の音線データはたとえ同一フレームのデータであっても有効とする。例えば、1フレームの超音波エコー画像が100本の音線データによって構成される場合において、そのうちの1本の音線データが無効判定されたとしても、残りの99本の音線データは有効とされる。同様に、5本の音線データが無効判定されたとしても、残りの95本の音線データは有効とされる。
また、ヘッダ情報に基づいて有効/無効の判定を行う場合には、音線データごとのヘッダ情報の読取りの可否を判定し、読取りができなかったヘッダ情報に対応する音線データのみを無効とする。このように構成することで、データ回復処理を最小限に低減することができ、データ回復処理時間や必要メモリ容量等を削減することができる。なお、有効/無効の判定情報は、無効データ特定部120bへと送られる。なお、サンプルデータs1は、有効判定に係るデータ部分(有効データ)も無効判定に係るデータ部分(無効データ)も含め、データ保存部120cにより格納部130のデータ格納領域130a内へと格納される。
なお、ここで「ヘッダ情報の読取りの可否」とは、現実に、「読取りが可能/不可能」である場合に限られず、「ヘッダ情報に含まれる検査用ビット(フラグ)に基づく読取りエラー発生が有る/無い」である場合を含む。すなわち、ヘッダ情報の読み取りは可能であったが、読み取ったヘッダ情報にエラーが含まれている場合に、「読取り不可」と判定する場合を含む。このヘッダ情報のエラー発生の有無の判断は、例えば、データ検査用フラグ(パリティ符号やハミング符号など)を用いて行ってもよい。
無効データ特定部120bは、判定部120aからの判定情報が無効を示す場合に、その無効データを特定する機能を発揮する。すなわち、受信電力が基準電力値未満、又は、ヘッダ情報が読取り不可である場合に、その無効判定に係る音線データが、受信した複数の音線データのうちのどの音線データであるかを特定し、その特定情報(無効データ特定情報)s2を生成する。この無効データ特定情報s2もデータ保存部120cによりデータ格納領域130a内へと格納される。
データ補間部120dは、有効データに基づき無効データに対応する部分のデータを補間生成する機能を発揮する。すなわち、データ補間部120dは、データ格納領域130aからサンプルデータs1を読み出し、その有効データ部分(無効データ以外のデータ部分)を利用して、ライン補間やスプライン補間等の補間手法に基づき無効データ部分に対応するデータ部分を生成し、無効データをその生成された補間データで上書きする。それにより、無効データに相当する部分の内容は、新たな補間データの内容に変更され、エラーを含む無効データが破棄される。良好なデータである有効データに基づいて補間された擬似的に良好な補間データによって無効データ部分が上書きされるので、その補間データ部分を含むフレーム画像内のエラーを殆ど目立たなくすることができる。
データ補間部120dによるデータ補間処理が完了すると、補間後のサンプルデータs1は受信フォーカス処理部80へと送信される。そして、受信フォーカス処理及びBモード画像信号生成処理を経て表示部100にて表示される。
ライブ状態においては、サンプルデータs1の受信と並行して無効判定処理、無効データ特定処理、データ補間処理が行われ、補間後のサンプルデータs1が略リアルタイムで受信フォーカス処理へと至ることとなる。したがって、診断能力を殆ど低下させることなく、無線通信によるエラーを排除して(又は極力目立たなくして)良好なエコー画像を表示させることができる。
なお、このライブ状態におけるエラー回復処理のプロセスを図11のフローチャートに示す。装置本体2は、サンプルデータs1を受信し(S.1)、そのサンプルデータs1の無効判定を行う(S.2)。そして、有効と判定した場合(すなわち、サンプルデータs1内に無効データがないと判定した場合)には、そのサンプルデータs1をそのまま受信フォーカス処理部80へと送信する(S.5)。
一方、サンプルデータs1が無効であると判定した場合、その無効データ特定処理を行って無効データ特定情報s2を生成する(S.3)。そして、有効データに基づいて、無効データ部分に対応するデータ部分の補間生成処理を行い(S.4)、無効データ部分を補間データで上書きする。そして、補間後のサンプルデータs1を受信フォーカス処理部80へと送信する(S.5)。補間後のサンプルデータs1は、受信フォーカス処理及びBモード画像信号生成処理を経て(S.6)、表示部100でフレーム画像として表示される(S.7)。
図12は、装置本体2の表示部100における補間後のサンプルデータs1の画面表示例である。データ回復プログラムPによって制御部120が無効報知部(不図示)としての機能を発揮し、無効判定(すなわち、データ補間処理の実行)に基づき、図12に示すように、表示部100に『補間表示モード』等のメッセージ表示(報知表示)M1をフレーム画像表示と合わせて行うように構成されていてもよい。もちろん、装置本体2が報知ランプや報知ブザー(いずれも不図示)を有して、無効報知部からの報知信号に基づいてランプを点灯させたりブザーを鳴らしたりするようになっていてもよい。なお、生成された無効データ特定情報s2を超音波プローブ1側へと送信してもよい(S.8)。そして、超音波プローブ1側で、無効データ特定情報s2に基づき対応する部分のサンプルデータs1をメモリ45内に格納しておけば(S.9)、後述する訂正データの再送処理を円滑に行うことができる。
なお、この超音波診断装置Sにおいて、ライブ状態で継続的に超音波プローブ1から送信されるサンプルデータs1を、格納部130内に動画として保存することができるようになっていてもよい。その場合、その保存した動画中に、無効判定(データ補間処理)されたデータが存在する場合には、その動画の保存データに対応して『補間表示モード』等のメッセージ表示(報知表示)M1も格納部130に保存される。したがって、後でその動画データの再生を行った場合には、表示部100にメッセージ表示(報知表示)M1が表示される。
[フリーズ状態]
ユーザのボタン操作によるフリーズ状態では、無効データに対応する部分を超音波プローブ1側から再送信させることにより、データ補間処理よりも一層信頼性の高いデータ回復が可能である。
フリーズ状態では、超音波プローブ1からのサンプルデータs1の送信が停止される。そして、表示部100での画像表示は、データ格納領域130a内に格納されたサンプルデータs1に基づいて行われる。そのデータ格納領域130a内のサンプルデータs1内に無効データが含まれる場合、再送信要求信号送信部120eによる超音波プローブ1に対してのデータ再送信の要求が行われる。
一般に、フリーズ状態は、ライブ状態の後に設定される状態であるので、フリーズ状態において、データ格納領域130a内のサンプルデータs1内に無効データが含まれていることは、既に判定部120aによる無効判定及び無効データ特定部120bによる無効データ特定情報s2の生成が完了した上でデータ保存部120cによるデータ格納領域130aへのデータ格納が行われていることを意味する。
再送信要求信号送信部120eは、無効データ特定情報s2とデータ再送信要求信号とを超音波プローブ1へ向けて送信する機能を発揮する。その無効データ特定情報s2とデータ再送信要求信号とは、伝送回路50を介して超音波プローブ1側の制御部35へと送信される。
超音波プローブ1側では、データ回復サブプログラムPsにより、制御部35が、データ保存部35a、再送信要求信号受信部35b、訂正データ送信部35cとして機能するようになっている。
データ保存部35aは、送受信部20から送られ、シリアル化部30によってシリアルデータに変換されたサンプルデータs1をメモリ45のデータ格納領域45a内へと格納する機能を発揮する。なお、データ保存部35aは、超音波トランスデューサ10により受信したすべての音線に係るサンプルデータs1をデータ格納領域45aに一旦格納するが、装置本体2側から無効データ特定情報s2を受信した後には、その無効データに対応するデータ部分のみを残し、他のデータ部分(すなわち、有効データに対応するデータ部分)を破棄する機能も有している。これにより、データ再送信に必要なデータのみをメモリ45内に残し、他のデータ部分を迅速に破棄することができるので、メモリ45の容量削減に寄与することができる。
再送信要求信号受信部35bは、装置本体2側から送信された再送信要求信号及び無効データ特定情報s2を受信する機能を発揮する。そして、その無効データ特定情報s2を訂正データ送信部35cへと送るようになっている。
訂正データ送信部35cは、無効データ特定情報s2に基づき、データ格納領域45a内のサンプルデータs1から無効データに対応する部分のデータを抽出する機能を発揮する。このデータ部分は、無線通信により送信する前のデータであるのでエラーを含まず良好なデータである。したがって、データ位置(どの音線データか)については無効データに対応する同位置のデータであるが、データ内容はエラーを含まない良好なデータ内容であるので、訂正データs3と呼ぶこととする。
なお、無線データ特定情報s2の受信により、再送信に必要なデータが特定されたので、それ以外のデータを破棄することができる。したがって、データ保存部35aが有効データに対応するデータ部分(訂正データ以外のデータ部分)の破棄を実行する。
訂正データ送信部35cは、訂正データs3を伝送回路50,60を介して無線通信により装置本体2側へと送信する。そして、装置本体2側では、訂正データ受信部120fがその訂正データs3を受信する。受信した訂正データs3を再びその受信した訂正データs3を判定部120aにより無効判定する。
ここで、訂正データs3が無効判定されれば、その無効データ特定情報s2を生成し、再び超音波プローブ1へ向けて再送信要求信号と共に無効データ特定情報s2を送信する。そして、訂正データs3内に無効データがなくなるまで、これを繰り返してもよいし、一定回数の繰り返しによっても訂正データs3内に無効データが含まれる場合は、エラー報知をして超音波診断装置Sの処理を停止してもよい。
訂正データs3が有効判定されると、データ差し替え部120gが、データ格納領域130a内のサンプルデータs1のうち無効データに対応する部分のデータを訂正データs3に差し替える機能を発揮する。具体的には、データ差し替え部120gがデータ格納領域130aからサンプルデータs1及び無効データ特定情報s2を読み出し、無効データ特定情報s2に基づいて、差し替えるべきデータ位置を特定し、その部分を訂正データs3と差し替えて、新たな差し替え後のサンプルデータs1とする。
その差し替え後のサンプルデータs1は、受信フォーカス処理部80へと送られ、Bモード画像信号生成部90を経て表示部100に表示される。無効データに係る部分が訂正データに差し替えされて表示されるので、エラーのないフレーム画像を表示部100に表示させることができる。
なお、この再送信要求信号送信処理〜データ差し替え処理までの一連の処理は、無効データを含むフレーム画像が表示部100に表示される際に実行される。換言すれば、フレーム画像が無効データを含んでいても、そのフレーム画像が表示部100に表示されなければ訂正データの再送信やデータの差し替えを行う必要がない。処理を削減することで、装置全体としての処理速度の向上と診断能力の向上を図ることができる。
例えば、フリーズ状態において、シネビュー機能を用いて過去のフレーム画像の表示を行う際には、過去の特定フレームにおけるフレーム画像が無効データを含む場合に、その特定フレームが表示されない間は訂正データの再送信やデータの差し替えを行う必要がない。そして、その特定フレームを表示する指令が制御部120から送出されたことを契機として、その特定フレームの訂正データの再送信処理及びデータ差し替え処理が実行されるように構成されていればよい。
ただし、シネプレイ機能においては、各フレーム画像を滑らかに動画表示する必要があり、フレーム画像ごとの表示時間が短く、短時間にデータの差し替えを行う必要がある。したがって、シネプレイ機能の場合は、ユーザ操作によりシネプレイ機能が起動したことを契機として、シネプレイで表示される可能性のある過去のすべてのフレーム画像(データ格納領域130a内に格納されているすべてのサンプルデータs1に係るフレーム画像)における無効データのデータ差し替え処理が実行されるようになっていることが望ましい。
なお、このフリーズ状態におけるエラー回復処理のプロセスを図13のフローチャートに示す。装置本体2でフリーズボタンが操作されると(S.11)、超音波プローブ1からのサンプルデータs1の送信が停止される(S.12)。ここで、サンプルデータs1に係るフレーム画像が表示部100に表示されることを契機として、当該フレーム画像内に無効データが含まれるか否かが判定される(S.13)。そして、無効データが含まれる場合、再送信要求信号と無効データ特定情報s2とが超音波プローブ1に向けて送信される(S.14)。超音波プローブ1では、これらの信号受信を契機としてメモリ45内から訂正データs3を抽出し、その訂正データs3を装置本体2へ向けて再送信する(S.15)。装置本体2側では、無効データ特定情報s2に基づき、無効データに対応するデータ部分を受信した訂正データs3と差し替えて、差し替え後のサンプルデータs1を生成する(S.16)。そして、差し替え後のサンプルデータs1は、受信フォーカス処理(S.17)、Bモード画像信号生成処理(S.18)を経てフレーム画像として表示部100で表示される(S.19)。
図14は、装置本体2の表示部100におけるデータ差し替え後のサンプルデータs1の画面表示例である。データ回復プログラムPによって制御部120が差し替え完了報知部(不図示)としての機能を発揮し、差し替え処理完了に基づき、図14に示すように、表示部100に『データ再取得完了』等のメッセージ表示(報知表示)M2をフレーム画像表示と合わせて行うように構成されていてもよい。もちろん、装置本体2が報知ランプや報知ブザー(いずれも不図示)を有して、差し替え完了報知部からの報知信号に基づいてランプを点灯させたりブザーを鳴らしたりするようになっていてもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。
本発明は、超音波を送受信することにより生体内の臓器等の撮像を行って、診断のために用いられる超音波診断画像を生成する超音波診断装置に利用することが可能である。
M1,M2:メッセージ表示(報知表示)
P:データ回復プログラム
Ps:データ回復サブプログラム
S:超音波診断装置
s1:サンプルデータ(被検体データ)
s2:無効データ特定情報
s3:訂正データ
1:超音波プローブ(超音波探触子)
2:装置本体
10:超音波トランスデューサ
11:切換回路
12:加算回路
20:送受信部
21:送信回路
22:プリアンプ
23:LPF
24:ADC
25:直交検波処理部
25a、25b:ミキサ
25c、25d:LPF
25e:直交サンプリング部
26a,26b:サンプリング部
26c:時分割サンプリング部
27a〜27c:メモリ
30:シリアル化部
35:制御部
35a:データ保存部
35b:再送要求信号受信部
35c:訂正データ送信部
40:送信制御部
45:メモリ(記録部)
45a,130a:データ格納領域
45b,130b:プログラム格納領域
50:伝送回路
70:走査制御部
80:受信フォーカス処理部
81:メモリ
82:整相加算部
90:Bモード画像信号生成部
91:STC
92:DSC
100:表示部
110:操作部
120:制御部
120a:判定部
120b:無効データ特定部
120c:データ保存部
120d:データ補間部
120e:再送要求信号送信部
120f:訂正データ受信部
120g:データ差し替え部
130:格納部

Claims (7)

  1. 被検体からの超音波エコーを受信してその被検体データを無線送信する超音波プローブと、該超音波プローブと無線通信可能に構成されて前記被検体データを受信し、前記被検体データに係るエコー画像を表示可能な装置本体と、を有し、前記超音波プローブからの前記被検体データを受信しつつその実時間エコー画像を表示するライブ状態と、受信済みの前記被検体データに基づくエコー画像を静止画像表示するフリーズ状態とに状態切替え可能な超音波診断装置であって、
    前記装置本体は、
    前記超音波プローブから受信した被検体データの有効又は無効を判定する判定部と、
    無効判定の際に、該被検体データにおける該無効判定に係る無効データを特定する無効データ特定部と、を有しており、
    前記無効判定の際に、
    前記ライブ状態においては、前記被検体データにおける有効判定に係る有効データに基づき前記無効データに対応するデータを前記装置本体が補間生成し、かつ、
    前記フリーズ状態においては、前記無効データ特定する無効データ特定情報を前記装置本体が前記超音波プローブに送信すると共に、受信した前記無効データ特定情報に基づき前記被検体データの中から該無効データに対応する訂正データを前記超音波プローブが前記装置本体再送信する超音波診断装置。
  2. 前記超音波プローブが、前記被検体データを記録する記録部を有、前記無効データ特定情報を受信した後に、前記記録部に記録されている被検体データのうち前記有効データに対応する被検体データを破棄する請求項に記載の超音波診断装置。
  3. 前記装置本体が、前記超音波プローブから再送信された訂正データを受信した後に、前記被検体データのうち前記無効データ部分を前記訂正データに差し替える請求項1又は2に記載の超音波診断装置。
  4. 前記装置本体が、前記差し替えが完了したことを報知する差し替え完了報知部を更に有する請求項に記載の超音波診断装置。
  5. 前記装置本体、前記無効データを含む前記被検体データに係る前記エコー画像の表示の際に、前記無効データの前記訂正データへの差し替えを実行する請求項1又は2に記載の超音波診断装置。
  6. 被検体からの超音波エコーを受信してその被検体データを無線送信する超音波プローブと、該超音波プローブと無線通信可能に構成されて前記被検体データを受信し、前記被検体データに係るエコー画像を表示可能な装置本体と、を有し、前記超音波プローブからの前記被検体データを受信しつつその実時間エコー画像を表示するライブ状態と、受信済みの前記被検体データに基づくエコー画像を静止画像表示するフリーズ状態とに状態切替え可能な超音波診断装置に用いられるデータ回復方法であって、
    前記超音波プローブから受信した被検体データの有効又は無効を前記装置本体において判定するステップと、
    無効判定の際に、該被検体データにおける該無効判定に係る無効データを前記装置本体において特定するステップと、
    前記無効判定の際に、
    前記ライブ状態においては、前記被検体データにおける有効判定に係る有効データに基づき前記無効データに対応するデータを前記装置本体において補間生成し、かつ、
    前記フリーズ状態においては、前記無効データを特定する無効データ特定情報を前記装置本体から前記超音波プローブに送信すると共に、受信した前記無効データ特定情報に基づき前記被検体データの中から該無効データに対応する訂正データを前記超音波プローブから前記装置本体に再送信するステップと、
    を有するデータ回復方法。
  7. 被検体からの超音波エコーを受信してその被検体データを無線送信する超音波プローブと、該超音波プローブと無線通信可能に構成されて前記被検体データを受信し、前記被検体データに係るエコー画像を表示可能な装置本体と、を有し、前記超音波プローブからの前記被検体データを受信しつつその実時間エコー画像を表示するライブ状態と、受信済みの前記被検体データに基づくエコー画像を静止画像表示するフリーズ状態とに状態切替え可能な超音波診断装置に用いられるデータ回復プログラムであって、
    前記装置本体のコンピュータを、
    前記超音波プローブから受信した被検体データの有効又は無効を判定する判定部、
    無効判定の際に、該被検体データにおける該無効判定に係る無効データを特定する無効データ特定部、及び、
    前記無効判定の際に、
    前記ライブ状態においては、前記被検体データにおける有効判定に係る有効データに基づき前記無効データに対応するデータを補間生成するデータ補間部、かつ、
    前記フリーズ状態においては、前記無効データを特定する無効データ特定情報、及び、前記被検体データの中から該無効データに対応する訂正データを再送信するように要求するデータ再送信要求信号を、前記超音波プローブに送信する再送信要求信号送信部、
    として機能させるデータ回復プログラム。
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