JP5415354B2 - サーバ装置、通信制御方法および通信制御プログラム - Google Patents

サーバ装置、通信制御方法および通信制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、サーバ装置、通信制御方法および通信制御プログラムに関する。
従来、クライアント装置とサーバ装置との間で一連の関連性を有する複数の要求信号および応答信号を交換することで、サーバ装置がクライアント装置に対してサービスを提供する通信システムがある。このような通信システムとして、例えば、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)に基づくDHCPサービスを提供する通信システムがある。
図10は、従来のDHCPサービスを提供する通信システムを説明するための図である。図10では、従来のDHCPサービスを提供する通信システムにおけるIP(Internet Protocol)アドレスの払出しの流れ、リース期間の更新の流れおよびクライアント装置が交換された場合のIPアドレスの再払出しの流れとを示す。
まず、IPアドレスの払出しの流れについて説明する。DHCPサービスを提供する通信システムでは、DHCPサーバは、DHCPクライアントを一意に識別する識別子であるMAC(Media Access Control)アドレスをサーバ管理者から予め受け付け、受け付けたMACアドレスを内部メモリに登録する(図10の(1)参照)。
その後、DHCPクライアントは、電源投入などの契機で、割り当て可能なIPアドレスやサブネットマスク等のIP通信に必要なIP設定情報の候補を取得要求する。そのため、DHCPクライアントは、DHCPサーバに対して、自身のMACアドレスを含めたDISCOVER信号を送出する(図10の(2)参照)。
DISCOVER信号を受信すると、DHCPサーバは、DISCOVER信号に含まれるMACアドレスを抽出する。そして、DHCPサーバは、抽出したMACアドレスと内部メモリに登録されたMACアドレスとが一致するか否かを判定する(図10の(3)参照)。この判定の結果、一致した場合には、DHCPサーバは、払出し可能なIP設定情報の候補を決定する(図10の(4)参照)。そして、DHCPサーバは、決定したIP設定情報の候補を含めたOFFER信号をDHCPクライアントに対して送出する(図10の(5)参照)。
OFFER信号を受信したDHCPクライアントは、OFFER信号に含まれるIP設定情報の候補を確認する。そして、DHCPクライアントは、IP設定情報の候補が受諾できるものであれば、さらに自身のMACアドレスを含めたREQUEST信号を送出することで、DHCPサーバに対してIP設定情報の確保を要求する(図10の(6)参照)。
REQUEST信号を受信すると、DHCPサーバは、REQUEST信号に含まれるMACアドレスを抽出する。そして、DHCPサーバは、抽出したMACアドレスと内部メモリに登録されたMACアドレスとが一致するか否かを判定する(図10の(7)参照)。この判定の結果、一致した場合には、DHCPサーバは、DHCPクライアントに払出したIP設定情報を確保する(図10の(8)参照)。すなわち、DHCPサーバは、DHCPクライアントに払出したIP設定情報と抽出したMACアドレスとを対応付けて内部メモリに上書き登録し、そのIP設定情報については他のDHCPクライアントに払出さないように設定する。そして、DHCPサーバは、確保したIP設定情報を含めたACK信号をDHCPクライアントに通知する(図10の(9)参照)。そして、ACK信号を受信したDHCPクライアントは、ACK信号により払出されたIP設定情報を自身のネットワークインターフェースに設定して通信サービスの提供を受ける。
次に、リース期間の更新の流れについて説明する。上記で説明した一連の要求信号および応答信号のやり取りによって払出されるIP設定情報には、通常、一定の有効期間(以下「リース期間」と呼ぶ)が設定される。そこで、DHCPクライアントは、リース期間が切れる前に、リース期間の更新を要求する。
具体的には、DHCPクライアントは、リース期間が切れる前に、DHCPサーバに対してREQUEST信号を再度送出することでリース期間の更新を要求する(図10の(10)参照)。ここで、DHCPクライアントは、自身のMACアドレスとそれまでに払出されているIP設定情報とをREQUEST信号に含めて送出する。
REQUEST信号を受信すると、DHCPサーバは、受信したREQUEST信号に含まれるMACアドレスおよびIP設定情報が内部メモリに登録されているか否かを確認する(図10の(11)参照)。そして、登録されていた場合には、DHCPサーバは、リース期間を更新したうえで再度ACK信号を送出する(図10の(12)および(13)参照)。
さらに、新規設置や故障等によりDHCPクライアントが交換された場合には、DHCPクライアントのMACアドレスが変更されるため、DHCPサーバは、IPアドレスの払い出しを再度行う。その場合、交換後のDHCPクライアントは、自身のMACアドレスが変更された旨の連絡をDHCPサーバのサーバ管理者に対して行う(図10の(14)参照)。そして、DHCPサーバは、変更後のMACアドレスをサーバ管理者から受け付け、受け付けたMACアドレスを内部メモリに登録する(図10の(15)参照)。
その後、DHCPクライアントは、電源投入などの契機で、割り当て可能なIPアドレスやサブネットマスク等のIP通信に必要なIP設定情報の候補を取得要求する。そのため、DHCPクライアントは、DHCPサーバに対して、自身のMACアドレスを含めたDISCOVER信号を送出する(図10の(16)参照)。
以降、DHCPサーバは、図10の(3)〜(5)を用いて説明した処理と同様の処理を行うことによって、IPアドレスを再度払出すことが可能である(図10の(17)〜(19)参照)。
このように、DHCPサービスを提供する通信システムでは、DHCPサーバが、サーバ管理者により登録されたDHCPクライアントのMACアドレスを用いて端末の認証を行い、DHCPクライアントに対してIP設定情報を継続的に提供する。
"Dynamic Host Configuration Protocol"、[online]、[平成22年4月28日検索]、インターネット<URL:http://www.ietf.org/rfc/rfc2131.txt>
しかしながら、上述した従来の技術では、新規設置や故障等によりDHCPクライアントが交換されるたびに、サーバ管理者がDHCPサーバに対するMACアドレスの登録作業を行うため、サーバ管理者に掛かる負担が大きいという問題がある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、サーバ管理者に掛かる負担を削減することができるサーバ装置、通信制御方法および通信制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本願の開示するサーバ装置は、一つの態様において、ネットワークを介して接続されたクライアント装置との間で一連の関連性を有する複数種類の要求信号および応答信号を交換することで、前記クライアント装置に対してサービスを提供するサーバ装置であって、前記クライアント装置を識別するための識別子を含むとともに前記サービスの提供が開始される際に前記クライアント装置から最初に送出される第1の要求信号を受け付けた場合に、前記識別子を所定の記憶部に登録する識別子登録手段と、前記第1の要求信号よりも後に前記クライアント装置から送出される第2の要求信号を受け付けた場合に、当該第2の要求信号に前記識別子登録手段によって登録された識別子が含まれているか否かを判定する識別子認証手段と、前記識別子認証手段による判定結果に応じて、前記第2の要求信号に対する応答信号を前記クライアント装置に対して送出する応答信号送信手段とを備える。
また、本願の開示する通信制御方法は、一つの態様において、ネットワークを介して接続されたクライアント装置との間で一連の関連性を有する複数種類の要求信号および応答信号を順次交換することで、前記クライアント装置に対してサービスを提供するサーバ装置による通信制御方法であって、前記サーバ装置が、前記クライアント装置を識別するための識別子を含むとともに前記サービスの提供が開始される際に前記クライアント装置から最初に送出される第1の要求信号を受け付けた場合に、前記識別子を所定の記憶部に登録する識別子登録ステップと、前記第1の要求信号よりも後に前記クライアント装置から送出される第2の要求信号を受け付けた場合に、当該第2の要求信号に前記識別子登録ステップによって登録された識別子が含まれているか否かを判定する識別子認証ステップと、前記識別子認証ステップによる判定結果に応じて、前記第2の要求信号に対する応答信号を前記クライアント装置に対して送出する応答信号送信ステップとを含む。
また、本願の開示する通信制御プログラムは、一つの態様において、コンピュータを上記のサーバ装置として機能させる。
本願の開示するサーバ装置、通信制御方法および通信制御プログラムは、サーバ管理者に掛かる負担を削減することができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る通信システムの構成を示す図である。 図2は、実施例2に係るDHCPサーバの構成を示す機能ブロック図である。 図3は、払出し可能アドレスリストの一例を示す図である。 図4は、払出し情報DBの一例を示す図である。 図5は、本実施例に係るDHCPクライアントの構成を示す機能ブロック図である。 図6は、本実施例に係る通信システムにおける各装置が行うIPアドレスの払出しおよびリース期間の更新の流れを示す図である。 図7は、DHCPクライアントが交換された場合の通信システムにおける各装置が行うIPアドレスの再払出しの流れを示すシーケンス図である。 図8は、DHCPサーバが情報を亡失した場合の通信システムにおける各装置が行うIPアドレスの再払出しの流れを示すシーケンス図である。 図9は、通信制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。 図10は、従来のDHCPサービスを提供する通信システムを説明するための図である。
以下に、本願の開示するサーバ装置、通信制御方法および通信制御プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下では、DHCPサービスを提供する通信システムに本発明を適用した場合について説明するが、この実施例によって本発明が限定されるものではない。
最初に、実施例1に係るサーバ装置を含む通信システムの構成について説明する。図1は、実施例1に係る通信システムの構成を示す図である。同図に示すように、実施例1に係る通信システムは、DHCPサーバ10と、複数のDHCPクライアント20とを有する。ここで、DHCPサーバ10と各DHCPクライアント20とは、ネットワーク30を介して互いに通信可能に接続されている。
DHCPサーバ10は、各DHCPクライアント20との間で一連の関連性を有する複数種類の要求信号および応答信号を交換することで、各DHCPクライアント20に対してDHCPサービスを提供する。例えば、DHCPサーバ10は、各DHCPクライアント20からの要求に応じて、DHCPクライアント20ごとに、IPアドレスなどを含むIP設定情報を払出す。
DHCPクライアント20は、DHCPサーバ10によって提供されるDHCPサービスを利用するユーザによって用いられる。例えば、DHCPクライアント20は、DHCPサーバ10から払出されたIP設定情報を自装置のネットワークインターフェースに設定することで、ユーザによるインターネットの利用を可能にする。
また、DHCPサーバ10は、識別子登録部10aと、識別子認証部10bと、応答信号送信部10cとを有する。識別子登録部10aは、DHCPサービスの提供が開始される際にDHCPクライアント20から最初に送出される第1の要求信号を受け付けた場合に、DHCPクライアント20の識別子を所定の記憶部に登録する。例えば、DHCPサーバ10は、DHCPサービスの提供が開始される際にDHCPクライアント20から最初に送出されるDISCOVER信号に含まれるDHCPクライアント20のMACアドレスを所定の記憶部に登録する。
識別子認証部10bは、第1の要求信号よりも後にDHCPクライアント20から送出される第2の要求信号を受け付けた場合に、第2の要求信号に、所定の記憶部に登録したDHCPクライアント20の識別子が含まれているか否かを判定する。例えば、DHCPサーバ10は、DISCOVER信号よりも後にDHCPクライアント20から送出されるREQUEST信号に、所定の記憶部に登録したDHCPクライアント20のMACアドレスが含まれているか否かを判定する。
応答信号送信部10cは、DHCPクライアント20から送出される第2の要求信号に、所定の記憶部に登録したDHCPクライアント20の識別子が含まれている場合に限り、第2の要求信号に対する応答信号をDHCPクライアント20に送出する。例えば、DHCPサーバ10は、REQUEST信号に含まれるMACアドレスと、所定の記憶部に登録したDHCPクライアント20のMACアドレスとが一致する場合には、REQUEST信号に対するACK信号を送出する。一方、DHCPサーバ10は、新規設置や故障等によりDHCPクライアント20が交換された場合には、両者が一致しないため、REQUEST信号を破棄してACK信号を送出しない。
このように、本実施例に係る通信システムでは、DHCPサーバ10が、DHCPクライアント20から最初に送出される第1の要求信号に含まれるDHCPクライアント20の識別子を所定の記憶部に登録する。そして、DHCPサーバ10が、登録した識別子を用いてDHCPクライアント20の認証を行い、認証が成功した場合に限ってDHCPクライアント20に対してサービスの提供を行う。このため、本実施例に係る通信システムでは、サーバ管理者に掛かる負担を削減することができる。
以下、実施例2に係る通信システムについて詳細に説明する。実施例2では、DHCPサーバが、DHCPクライアントから最初に送出される要求信号に含まれる識別子を用いて端末の認証を行い、認証結果に応じてDHCPクライアントへのサービスの提供を行う例について説明する。
まず、本実施例に係るDHCPサーバ10の構成について説明する。図2は、本実施例に係るDHCPサーバ10の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、DHCPサーバ10は、払出し可能アドレスリスト11と、払出し情報DB12と、要求信号受信機能部13と、応答信号送信機能部14と、払出し情報管理機能部15とを有する。
払出し可能アドレスリスト11は、DHCPクライアント20に払出し可能なIPアドレスと、IPアドレスごとの払出し状況とを対応付けて記憶する。この払出し可能アドレスリスト11は、例えば、ハードディスクやRAM(Random Access Memory)などの記憶装置を用いて構築される。図3は、払出し可能アドレスリスト11の一例を示す図である。
図3に示すように、払出し可能アドレスリスト11は、払出しIPアドレスと、払出し中フラグとを対応付けて記憶する。払出しIPアドレスには、DHCPクライアント20に払出し可能なIPアドレスが設定されている。払出し中フラグには、IPアドレスをDHCPクライアント20に払出したか否かの状況を示すフラグが設定されている。
ここで、払出しIPアドレスに設定されるIPアドレスの上限数は予め所定数に定められている。例えば、払出しIPアドレスに設定されるIPアドレスの上限数は、DHCPクライアント20を利用するユーザ数(契約者数)に制限されている。このように、IPアドレスの上限数を所定数に制限することで、DHCPサーバ10は、受け付けた要求信号の数がIPアドレスの上限数を超過した場合に、未契約のユーザが利用する装置が正規のDHCPクライアント20になりすます状況を把握することができる。
払出し情報DB12は、DHCPクライアント20に払出された払出し情報を記憶する。この払出し情報DB12は、例えば、ハードディスクやRAMなどの記憶装置を用いて構築される。図4は、払出し情報DB12の一例を示す図である。
図4に示すように、払出し情報DB12は、MACアドレスと、払出しIPアドレスと、払出し時刻とを対応付けた情報を払出し情報としてDHCPクライアント20ごとに記憶する。MACアドレスには、DHCPクライアント20を一意に識別する識別子が設定される。払出しIPアドレスには、DHCPクライアント20に払出したIPアドレスが設定される。払出し時刻には、DHCPクライアント20に払出したIPアドレスを確保した時刻が設定される。
要求信号受信機能部13は、DHCPクライアント20から送出される要求信号を受信し、受信した要求信号を処理する。応答信号送信機能部14は、DHCPクライアント20へ送出される応答信号を生成し、生成した応答信号をDHCPクライアント20に送信する。
払出し情報管理機能部15は、DHCPクライアント20に払出される払出し情報を決定する。また、払出し情報管理機能部15は、DHCPクライアント20に払出される払出し情報を決定する過程において、DHCPクライアント20に対する認証を行う。なお、要求信号受信機能部13、応答信号送信機能部14および払出し情報管理機能部15によって行われる処理については、後に詳細に説明する。
次に、本実施例に係るDHCPクライアント20の構成について説明する。図5は、本実施例に係るDHCPクライアント20の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、DHCPクライアント20は、払出し情報ファイル21と、要求信号送信機能部22と、応答信号受信機能部23と、払出し情報管理機能部24とを有する。
払出し情報ファイル21は、DHCPサーバ10から払出された払出し情報を保持する。要求信号送信機能部22は、DHCPサーバ10へ送出される要求信号を生成し、生成した要求信号を送信する。応答信号受信機能部23は、DHCPサーバ10から送出される応答信号を受信し、受信した応答信号を処理する。なお、要求信号送信機能部22、応答信号受信機能部23および払出し情報管理機能部24によって行われる処理については、後に詳細に説明する。
次に、本実施例に係る通信システムにおける各装置が行うIPアドレスの払出しおよびリース期間の更新の流れについて説明する。図6は、本実施例に係る通信システムにおける各装置が行うIPアドレスの払出しおよびリース期間の更新の流れを示すシーケンス図である。
図6に示すように、まず、DHCPクライアント20において、要求信号送信機能部22が、電源投入などの契機で、IPアドレスを取得するため、DHCPクライアント20のMACアドレスを含めたDISCOVER信号をDHCPサーバ10に対して送出する(ステップS101)。
続いて、DHCPサーバ10では、要求信号受信機能部13が、DHCPクライアント20から送出されたDISCOVER信号を受信し、受信したDISCOVER信号に含まれるMACアドレスを抽出する。そして、要求信号受信機能部13は、抽出したMACアドレスを含めた払出し情報取得要求を払出し情報管理機能部15に送信する(ステップS102)。
払出し情報管理機能部15は、払出し情報取得要求を取得すると、払出し可能アドレスリスト11に記憶されているIPアドレスのうち、払出し中フラグが「未払出し」であるIPアドレスをランダムに決定する。そして、払出し情報管理機能部15は、払出し情報取得要求に含まれていたMACアドレスを、決定したIPアドレスと対応付けて払出し情報DB12に登録する(ステップS103)。このとき、払出し情報管理機能部15は、他の加入者に同一のIPアドレスを払い出せないようにするため、決定したIPアドレスに対応する払出し可能アドレスリスト11の払出し中フラグを「未払出し」から「仮払出し中」に更新するとともに、現在時刻を取得し、取得した現在時刻を払出し時刻としてMACアドレスおよびIPアドレスに対応付けて払出し情報DB12に登録する。
なお、払出し情報管理機能部15は、以下のように、払出し可能アドレスリスト11の払出し中フラグを「仮払出し中」又は「払出し中」から「未払出し」に更新する。すなわち、払出し情報管理機能部15は、周期的に払出し情報DB12の払出し時刻を確認し、確認した払出し時刻から所定の時間(リース期間)を経過していた場合に、払出し情報DB12の払出し時刻及びMACアドレスを削除する。そして、払出し情報管理機能部15は、削除した払出し時刻及びMACアドレスに対応するIPアドレスを払出し可能アドレスリスト11から探索し、探索したIPアドレスに対応する払出し中フラグを「仮払出し中」又は「払出し中」から「未払出し」に更新する。
その後、払出し情報管理機能部15は、ステップS103にて決定したIPアドレスを含めた払出し情報取得応答を要求信号受信機能部13に送信する(ステップS104)。
ここで、払出し可能アドレスリスト11に記憶されている払出し中フラグが全て「払出し中」であり、かつ、DHCPクライアント20からDISCOVER信号をさらに受け付けた場合、払出し情報管理機能部15は、その旨を表示装置等に警告表示する。さらに、払出し情報管理機能部15は、払出し情報取得要求に含まれていたMACアドレスを表示装置等に警告表示するようにしてもよい。
要求信号受信機能部13は、払出し情報取得応答を受信すると、払出し情報取得要求に含まれていたMACアドレスと、払出し情報取得応答に含まれているIPアドレスとを含めたOFFER送出指示を応答信号送信機能部14に送信する(ステップS105)。
応答信号送信機能部14は、OFFER送出指示を受信すると、受信したOFFER送出指示に含まれるMACアドレスおよびIPアドレスを含めたOFFER信号を生成する。そして、応答信号送信機能部14は、生成したOFFER信号をDHCPクライアント20に対して送出する(ステップS106)。
続いて、DHCPクライアント20では、応答信号受信機能部23が、DHCPサーバ10から送出されたOFFER信号を受信し、受信したOFFER信号に含まれるIPアドレスを抽出する。そして、応答信号受信機能部23は、抽出したIPアドレスを含めたREQUEST送出指示を要求信号送信機能部22に送信する(ステップS107)。
要求信号送信機能部22は、REQUEST送出指示を受信すると、MACアドレスと、受信したREQUEST送出指示に含まれていたIPアドレスとを含めたREQUEST信号を生成する。そして、要求信号送信機能部22は、生成したREQUEST信号をDHCPサーバ10に対して送出する(ステップS108)。
続いて、DHCPサーバ10では、要求信号受信機能部13が、DHCPクライアント20から送出されたREQUEST信号を受信し、受信したREQUEST信号に含まれるMACアドレスおよびIPアドレスを抽出する。そして、要求信号受信機能部13は、抽出したMACアドレスおよびIPアドレスを含めた払出し情報確保要求を払出し情報管理機能部15に送信する(ステップS109)。
払出し情報管理機能部15は、払出し情報確保要求を受信すると、受信した払出し情報確保要求に含まれるMACアドレスおよびIPアドレスが払出し情報DB12に登録されているか否かを確認する。この確認を行うことにより、払出し情報管理機能部15は、DHCPクライアント20から送出されたREQUEST信号に、払出し情報DB12に登録されたMACアドレスおよびIPアドレスが含まれているか否かを判定する。そして、登録されていた場合には、払出し情報管理機能部15は、現在時刻を取得し、取得した現在時刻を払出し時刻としてMACアドレスおよびIPアドレスに対応付け、登録済みの払出し情報に上書き登録する(ステップS110)。このとき、払出し情報管理機能部15は、払出し可能アドレスリスト11の払出し中フラグを「仮払出し中」から「払出し中」に更新する。
また、払出し情報管理機能部15は、登録したMACアドレスおよびIPアドレスをOK応答として含めた払出し情報確保応答を要求信号受信機能部13に送信する(ステップS111)。
なお、受信した払出し情報確保要求に含まれるMACアドレスおよびIPアドレスが払出し情報DB12に登録されていなかった場合には、払出し情報管理機能部15は、受信した払出し情報確保要求を破棄する。このとき、払出し情報管理機能部15は、さらに、払出し情報DB12に登録されていなかったMACアドレスおよびIPアドレスを表示装置等に警告表示するようにしてもよい。
要求信号受信機能部13は、払出し情報確保応答を受信すると、受信した払出し情報確保応答に含まれるMACアドレスおよびIPアドレスを含めたACK送出指示を応答信号送信機能部14に送信する(ステップS112)。
応答信号送信機能部14は、ACK送出指示を受信すると、受信したACK送出指示に含まれているMACアドレスおよびIPアドレスを含めたACK信号を生成する。そして、応答信号送信機能部14は、生成したACK信号をDHCPクライアント20に対して送出する(ステップS113)。
続いて、DHCPクライアント20では、応答信号受信機能部23が、DHCPサーバ10から送出されたACK信号を受信し、受信したACK信号に含まれるMACアドレスおよびIPアドレスを抽出する。そして、応答信号受信機能部23は、抽出したMACアドレスおよびIPアドレスを含めた払出し情報保持要求を払出し情報管理機能部24に送信する(ステップS114)。
払出し情報管理機能部24は、払出し情報保持要求を受信すると、受信した払出し情報保持要求に含まれるIPアドレスを払出し情報ファイル21に保持する。その後、払出し情報管理機能部24は、払出し情報保持応答を応答信号受信機能部23に送信する(ステップS115)。
応答信号受信機能部23は、払出し情報保持応答を受信すると、REQUEST送出タイマ設定を要求信号送信機能部22に送信する(ステップS116)。
要求信号送信機能部22は、REQUEST送出タイマ設定を受信すると、REQUEST送出タイマ設定を受信してから一定時間(リース期間内に更新できるための一定時間)が経過した後に、払出し情報管理機能部24に払出し情報参照要求を送信する(ステップS117)。なお、設定により上記の一定時間をリース期間と同じ時間としてもよい。
払出し情報管理機能部24は、払出し情報参照要求を受信すると、払出し情報ファイル21からIPアドレスを読み出す。そして、払出し情報管理機能部24は、読み出したIPアドレスを含めた払出し情報参照応答を要求信号送信機能部22に送信する(ステップS118)。
要求信号送信機能部22は、払出し情報参照応答を受信すると、MACアドレスと、受信した払出し情報参照応答に含まれるIPアドレスとを含めたREQUEST信号を生成する。そして、要求信号送信機能部22は、生成したREQUEST信号をDHCPサーバ10に対して送出する(ステップS119)。
続いて、DHCPサーバ10では、要求信号受信機能部13が、DHCPクライアント20から送出されたREQUEST信号を受信し、受信したREQUEST信号に含まれるMACアドレスおよびIPアドレスを抽出する。そして、要求信号受信機能部13は、抽出したMACアドレスおよびIPアドレスを含めた払出し情報確保要求を払出し情報管理機能部15に送信する(ステップS120)。
払出し情報管理機能部15は、払出し情報確保要求を受信すると、受信した払出し情報確保要求に含まれるMACアドレスおよびIPアドレスが払出し情報DB12に登録されているか否かを確認する。この確認を行うことにより、払出し情報管理機能部15は、DHCPクライアント20から送出されたREQUEST信号に、払出し情報DB12に登録されたMACアドレスおよびIPアドレスが含まれているか否かを判定する。そして、登録されていた場合には、払出し情報管理機能部15は、現在時刻を取得し、取得した現在時刻を払出し時刻としてMACアドレスおよびIPアドレスに対応付け、登録済みの払出し情報に上書き登録する(ステップS121)。また、払出し情報管理機能部15は、登録したMACアドレスおよびIPアドレスをOK応答として含めた払出し情報確保応答を要求信号受信機能部13に送信する(ステップS122)。
要求信号受信機能部13は、払出し情報確保応答を受信すると、受信した払出し情報確保応答に含まれるMACアドレスおよびIPアドレスを含めたACK送出指示を応答信号送信機能部14に送信する(ステップS123)。
応答信号送信機能部14は、ACK送出指示を受信すると、受信したACK送出指示に含まれているMACアドレスおよびIPアドレスを含めたACK信号を生成する。そして、応答信号送信機能部14は、生成したACK信号をDHCPクライアント20に対して送出する(ステップS124)。
以降、DHCPクライアント20は、ステップS114〜S116と同様の処理によって、IPアドレスのリース期間を更新することが可能である(ステップS125〜S127)。
なお、ここでは、提供するDHCPサービスとしてIPアドレスの払出しについて説明したが、IPアドレスには、IPv4アドレス、IPv6アドレス及びIPv6プレフィックス情報等が含まれるものとする。また、例えばDNS(Domain Name System)サーバやSIP(Session Initiation Protocol)サーバのアドレスなど、ネットワーク接続のための情報をDHCPサーバ10からの応答に設定してDHCPクライアント20に払出すことも同様に可能である。
次に、DHCPクライアントが交換された場合の通信システムにおける各装置が行うIPアドレスの再払出しの流れについて説明する。図7は、DHCPクライアントが交換された場合の通信システムにおける各装置が行うIPアドレスの再払出しの流れを示すシーケンス図である。ここでは、新規設置や故障などによりDHCPクライアントが交換された場合について説明するが、交換後のDHCPクライアントは、既にIPアドレスの払出しを受けているものとする。
図7に示すように、新規設置や故障などによりDHCPクライアント20が交換された場合には、DHCPクライアント20のMACアドレスが変更されるため、DHCPサーバ10は、交換後のDHCPクライアント20に対してIPアドレスの再払出しを行う。この場合、交換後のDHCPクライアント20において、要求信号送信機能部22が、変更後のMACアドレスと、払出し情報管理機能部24を介して払出し情報ファイル21から取得したIPアドレスとを含めたREQUEST信号を生成する。そして、要求信号送信機能部22は、生成したREQUEST信号をDHCPサーバ10に対して送出する(ステップS201)。
続いて、DHCPサーバ10では、要求信号受信機能部13が、DHCPクライアント20から送出されたREQUEST信号を受信し、受信したREQUEST信号に含まれるMACアドレスおよびIPアドレスを抽出する。そして、要求信号受信機能部13は、抽出したMACアドレスおよびIPアドレスを含めた払出し情報確保要求を払出し情報管理機能部15に送信する(ステップS202)。
払出し情報管理機能部15は、払出し情報確保要求を受信すると、受信した払出し情報確保要求に含まれるMACアドレスおよびIPアドレスが払出し情報DB12に登録されているか否かを確認する。この確認を行うことにより、払出し情報管理機能部15は、DHCPクライアント20から送出されたREQUEST信号に、払出し情報DB12に登録されたMACアドレスおよびIPアドレスが含まれているか否かを判定する(ステップS203)。そして、受信した払出し情報確保要求に含まれるMACアドレスおよびIPアドレスが払出し情報DB12に登録されたものと一致しないため、払出し情報管理機能部15は、認証失敗を示すNG応答を要求信号受信機能部13に送信する(ステップS204)。
要求信号受信機能部13は、NG応答を受信すると、受信していたREQUEST信号を破棄する(ステップS205)。
続いて、DHCPクライアント20では、要求信号送信機能部22が、ステップS201にてREQUEST信号を送出してから一定時間が経過した後に、ステップS201と同様の処理によって、REQUEST信号の再送出を行う(ステップS206)。以降、REQUEST信号が再送出された場合の処理は、ステップS202〜S205と同様の処理である。
要求信号送信機能部22は、REQUEST信号の再送出を予め定められた回数だけ行った後に、IPアドレスを再取得するため、変更後のMACアドレスを含めたDISCOVER信号をDHCPサーバ10に対して送出する(ステップS207)。
続いて、DHCPサーバ10では、要求信号受信機能部13が、DHCPクライアント20から送出されたDISCOVER信号を受信し、受信したDISCOVER信号に含まれるMACアドレスを抽出する。そして、要求信号受信機能部13は、抽出したMACアドレスを含めた払出し情報取得要求を払出し情報管理機能部15に送信する(ステップS208)。
払出し情報管理機能部15は、払出し情報取得要求を取得すると、払出し可能アドレスリスト11に記憶されているIPアドレスのうち、払出し中フラグが「未払出」であるIPアドレスをランダムに決定する。そして、払出し情報管理機能部15は、払出し情報取得要求に含まれていたMACアドレスを、決定したIPアドレスと対応付けて払出し情報DB12に登録済みの払出し情報に上書き登録する(ステップS209)。その後、払出し情報管理機能部15は、決定したIPアドレスを含めた払出し情報取得応答を要求信号受信機能部13に送信する(ステップS210)。
以降、DHCPサーバ10およびDHCPクライアント20は、図6に示したステップS105以降の処理と同様の処理によって、IPアドレスの再払出しを行うことができる。
なお、ここでは交換後のDHCPクライアント20が既にIPアドレスの払出しを受けている例を説明したが、交換後のDHCPクライアント20がIPアドレスの払出しを受けていないものであってもよい。この場合には、DHCPサーバ10およびDHCPクライアント20は、図6に示したステップS101以降の処理と同様の処理によって、IPアドレスの払出しを行うことができる。
次に、DHCPサーバが情報を亡失した場合の通信システムにおける各装置が行うIPアドレスの再払出しの流れについて説明する。図8は、DHCPサーバが情報を亡失した場合の通信システムにおける各装置が行うIPアドレスの再払出しの流れを示すシーケンス図である。
図8に示すように、故障などによりDHCPサーバ10の払出し情報DBからMACアドレスが亡失された場合などに、DHCPサーバ10は、DHCPクライアント20に対してIPアドレスの再払出しを行う。この場合、DHCPクライアント20は、DHCPサーバ10の払出し情報DBから自身のMACアドレスが亡失された状態を把握していないため、通常の処理を行う。すなわち、DHCPクライアント20において、要求信号送信機能部22が、MACアドレスと、払出し情報管理機能部24を介して払出し情報ファイル21から取得したIPアドレスとを含めたREQUEST信号を生成する。そして、要求信号送信機能部22は、生成したREQUEST信号をDHCPサーバ10に対して送出する(ステップS301)。
続いて、DHCPサーバ10では、要求信号受信機能部13が、DHCPクライアント20から送出されたREQUEST信号を受信し、受信したREQUEST信号に含まれるMACアドレスおよびIPアドレスを抽出する。そして、要求信号受信機能部13は、抽出したMACアドレスおよびIPアドレスを含めた払出し情報確保要求を払出し情報管理機能部15に送信する(ステップS302)。
払出し情報管理機能部15は、払出し情報確保要求を受信すると、受信した払出し情報確保要求に含まれるMACアドレスおよびIPアドレスが払出し情報DB12に登録されているか否かを確認する。この確認を行うことにより、払出し情報管理機能部15は、DHCPクライアント20から送出されたREQUEST信号に、払出し情報DB12に登録されたMACアドレスおよびIPアドレスが含まれているか否かを判定する(ステップS303)。そして、払出し情報DB12に登録されているMACアドレスが亡失されているため、払出し情報管理機能部15は、受信した払出し情報確保要求に含まれるMACアドレスおよびIPアドレスが払出し情報DB12に登録されていないと判定し、認証失敗を示すNG応答を要求信号受信機能部13に送信する(ステップS304)。
要求信号受信機能部13は、NG応答を受信すると、受信していたREQUEST信号を破棄する(ステップS305)。
続いて、DHCPクライアント20では、要求信号送信機能部22が、ステップS301にてREQUEST信号を送出してから一定時間が経過した後に、ステップS301と同様の処理によって、REQUEST信号の再送出を行う(ステップS306)。以降、REQUEST信号が再送出された場合の処理は、ステップS302〜S305と同様の処理である。
要求信号送信機能部22は、REQUEST信号の再送出を予め定められた回数だけ行った後に、IPアドレスを再取得するため、MACアドレスを含めたDISCOVER信号をDHCPサーバ10に対して送出する(ステップS307)。
続いて、DHCPサーバ10では、要求信号受信機能部13が、DHCPクライアント20から送出されたDISCOVER信号を受信し、受信したDISCOVER信号に含まれるMACアドレスを抽出する。そして、要求信号受信機能部13は、抽出したMACアドレスを含めた払出し情報取得要求を払出し情報管理機能部15に送信する(ステップS308)。
払出し情報管理機能部15は、払出し情報取得要求を取得すると、払出し可能アドレスリスト11に記憶されているIPアドレスのうち、払出し中フラグが「未払出」であるIPアドレスをランダムに決定する。そして、払出し情報管理機能部15は、払出し情報取得要求に含まれていたMACアドレスを、決定したIPアドレスと対応付けて払出し情報DB12に登録済みの払い出し情報に上書き登録する(ステップS309)。その後、払出し情報管理機能部15は、決定したIPアドレスを含めた払出し情報取得応答を要求信号受信機能部13に送信する(ステップS310)。
以降、DHCPサーバ10およびDHCPクライアント20は、図6に示したステップS105以降の処理と同様の処理によって、IPアドレスの再払出しを行うことができる。
上述したように、本実施例では、DHCPサーバ10の払出し情報管理機能部15が、DHCPサービスの提供が開始される際にDHCPクライアント20から最初に送出されるDISCOVER信号に含まれていたMACアドレスを払出し情報DB12に登録する。そして、払出し情報管理機能部15が、DISCOVER信号よりも後にDHCPクライアント20から送出されるREQUEST信号に、払出し情報DB12に登録されたMACアドレスが含まれているか否かを判定する。そして、応答信号送信機能部14が、払出し情報管理機能部15による判定結果に応じて、REQUEST信号に対するACK信号をDHCPクライアント20に対して送出する。
したがって、本実施例によれば、新規設置や故障等によりDHCPクライアント20が交換された際に、サーバ管理者がDHCPサーバ10に対してDHCPクライアント20のMACアドレスを登録しなくても、DHCPサーバ10は、認証処理を継続することができる。すなわち、本実施例によれば、DHCPサーバ10に対するDHCPクライアント20のMACアドレスの登録作業を省略することができ、サーバ管理者に掛かる負担を削減することができる。
また、本実施例では、DHCPサーバ10の払出し可能リスト11が、DHCPクライアント20に払出し可能なIPアドレスと、IPアドレスごとの払出し状況を示す払出し中フラグとを対応付けて記憶する。そして、払出し情報管理機能部15が、払出し可能リスト11に記憶された払出し中フラグが「未払出し」を示すIPアドレスに対応付けてMACアドレスを払出し情報DB12に記憶する。そして、払出し情報管理機能部15が、払出し可能リスト11に記憶された払出し中フラグが全て「払出し中」であり、かつ、DHCPクライアント20からDISCOVER信号をさらに受け付けた場合に、警告を発する。
したがって、本実施例によれば、DHCPサーバ10が、DHCPクライアント20に払出し可能なIPアドレスを全て払出した状態において、DHCPクライアント20からDISCOVER信号をさらに受け付けた場合に、その旨をDHCPサーバ10のサーバ管理者に報知することができる。これにより、未契約のユーザが利用する装置が正規のDHCPクライアント20になりすます行為をDHCPサーバ10のサーバ管理者に把握させることができる。
ところで、上記の実施例で説明したDHCPサーバ10の各種の処理(例えば、図6〜図8等参照)は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。以下では、図9を用いて、上記の実施例と同様の機能を有する通信制御プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図9は、通信制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、コンピュータ100は、通信制御部110、HDD(Hard Disk Drive)120、RAM(Random Access Memory)130およびCPU(Central Processing Unit)140をバス200で接続して構成される。
このうち、通信制御部110は、DHCPクライアントとの間でやりとりされる各種信号に関する通信を制御する。HDD120は、CPU140による各種処理の実行に必要な情報を記憶する。RAM130は、各種情報を一時的に記憶する。CPU140は、各種演算処理を実行する。
そして、HDD120には、図9に示すように、上記の実施例に示したDHCPサーバ10が有する各機能部と同様の機能を発揮する通信制御プログラム121と、通信制御データ122とがあらかじめ記憶されている。なお、この通信制御プログラム121を適宜分散させて、ネットワークを介して通信可能に接続された他のコンピュータの記憶部に記憶させておくこともできる。
そして、CPU140が、この通信制御プログラム121をHDD120から読み出してRAM130に展開することにより、図9に示すように、通信制御プログラム121は通信制御プロセス131として機能するようになる。すなわち、通信制御プロセス131は、通信制御データ122等をHDD120から読み出して、RAM130において自身に割り当てられた領域に展開し、この展開したデータ等に基づいて各種処理を実行する。なお、通信制御プロセス131は、上記の実施例で説明したDHCPサーバ10の処理機能部(要求信号受信機能部13、応答信号送信機能部14、および払出し情報管理機能部15等)において実行される処理にそれぞれ対応する。
なお、上記した通信制御プログラム121については、必ずしも最初からHDD120に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ100に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ100に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ100がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
なお、上記実施例では、DHCPサーバ10の要求信号受信機能部13は、認証失敗を示すNG応答を払出し情報管理機能部15から受信すると、受信していたREQUEST信号を破棄する例について説明した。しかし、本発明はこれに限られるものではない。例えば、DHCPサーバ10の要求信号受信機能部13は、認証失敗を示すNG応答を払出し情報管理機能部15から受信した場合に、DHCPクライアント20に対してDISCOVER信号の送出を誘起することもできる。その場合、要求信号受信機能部13は、DHCPクライアント20に対してDISCOVER信号の送出を要求するDISCOVER要求信号の送出を応答信号送信機能部14に依頼する。依頼を受けた応答信号送信機能部14は、DISCOVER要求信号を生成し、生成したDISCOVER要求信号をDHCPクライアント20に対して送出する。これにより、DHCPクライアント20は、REQUEST信号の再送出処理を省略することができ、IPアドレスの再払出し処理を効率化することができる。
また、上記実施例では、DHCPを提供する通信システムを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、DHCPv4プロトコルやDHCPv6プロトコルなど、複数種類の要求信号および応答信号を交換することでサービスを提供する他の通信システムについても、同様に適用可能である。
10 DHCPサーバ
11 払出し可能アドレスリスト
12 払出し情報DB
13 要求信号受信機能部
14 応答信号送信機能部
15 払出し情報管理機能部
20 DHCPクライアント
21 払出し情報ファイル
22 要求信号送信機能部
23 応答信号受信機能部
24 払出し情報管理機能部

Claims (5)

  1. ネットワークを介して接続されたクライアント装置との間で一連の関連性を有する複数種類の要求信号および応答信号を交換することで、前記クライアント装置に対してサービスを提供するDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ装置であるサーバ装置であって、
    前記クライアント装置を識別するためのMACアドレスを含むとともに前記サービスの提供が開始される際に前記クライアント装置から最初に送出される要求信号であって、払い出し可能なIPアドレスの取得を要求する要求信号であるDISCOVER信号を受け付けた場合に、前記MACアドレスを所定の記憶部に登録する識別子登録手段と、
    前記DISCOVER信号よりも後に前記クライアント装置から送出される要求信号であって、前記DISCOVER信号により取得されたIPアドレスの確保を要求する要求信号であるREQUEST信号を受け付けた場合に、当該REQUEST信号に前記識別子登録手段によって登録されたMACアドレスが含まれているか否かを判定する識別子認証手段と、
    前記識別子認証手段による判定結果に応じて、前記REQUEST信号に対する応答信号であって、確保したIPアドレスを含む応答信号であるACK信号を前記クライアント装置に対して送出する応答信号送信手段と
    を備えたことを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記サービスと前記サービスを前記クライアント装置に対して提供中であるかまたは未提供であるかを示す提供情報とを対応付けて記憶する提供情報記憶手段をさらに備え、
    前記識別子登録手段は、前記提供情報記憶手段に記憶された前記提供情報が未提供を示す前記サービスに対応付けて前記識別子を所定の記憶部に記憶し、
    前記提供情報記憶手段に記憶された前記提供情報が全て提供中を示し、かつ、前記クライアント装置から前記DISCOVER信号をさらに受け付けた場合に、警告を発することを特徴とする請求項に記載のサーバ装置。
  3. ネットワークを介して接続されたクライアント装置との間で一連の関連性を有する複数種類の要求信号および応答信号を交換することで、前記クライアント装置に対してサービスを提供するDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ装置であるサーバ装置による通信制御方法であって、
    前記サーバ装置が、
    前記クライアント装置を識別するためのMACアドレスを含むとともに前記サービスの提供が開始される際に前記クライアント装置から最初に送出される要求信号であって、払い出し可能なIPアドレスの取得を要求する要求信号であるDISCOVER信号を受け付けた場合に、前記MACアドレスを所定の記憶部に登録する識別子登録ステップと、
    前記DISCOVER信号よりも後に前記クライアント装置から送出される要求信号であって、前記DISCOVER信号により取得されたIPアドレスの確保を要求する要求信号であるREQUEST信号を受け付けた場合に、当該REQUEST信号に前記識別子登録ステップによって登録されたMACアドレスが含まれているか否かを判定する識別子認証ステップと、
    前記識別子認証ステップによる判定結果に応じて、前記REQUEST信号に対する応答信号であって、確保したIPアドレスを含む応答信号であるACK信号を前記クライアント装置に対して送出する応答信号送信ステップと
    を含んだことを特徴とする通信制御方法。
  4. 前記サービスと前記サービスを前記クライアント装置に対して提供中であるかまたは未提供であるかを示す提供情報とを対応付けて記憶する提供情報記憶ステップをさらに含み
    前記識別子登録ステップは、前記提供情報記憶ステップにより記憶された前記提供情報が未提供を示す前記サービスに対応付けて前記識別子を所定の記憶部に記憶し、
    前記提供情報記憶ステップにより記憶された前記提供情報が全て提供中を示し、かつ、前記クライアント装置から前記DISCOVER信号をさらに受け付けた場合に、警告を発することを特徴とする請求項に記載の通信制御方法。
  5. コンピュータを請求項1又は2に記載のサーバ装置として機能させることを特徴とする通信制御プログラム。
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