JP5413114B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、対向して回転する回転体により形成されるニップ部にてトナー画像を用紙に定着する画像形成装置に関する。
電子写真技術による画像形成装置においては、対向して回転する回転体、例えば、ローラや複数のローラに懸架されたベルトによって形成されるニップ部にて、トナー画像を担持した用紙を加圧加熱しながら搬送して、トナー画像を用紙に定着する定着部を有するものが多い。
このように構成された定着部においては、用紙面上のトナーが加熱によって溶融し、溶融したトナーの粘性によって用紙がトナー画像を加熱する回転体に貼り付いて分離しない、いわゆる巻き付き事故が発生する場合がある。
上述したような不都合を防止するために、回転体に分離爪や分離シートと称される分離用の部材をローラに当接させて、用紙をローラから分離させる技術手段が広く採用されている。
しかしながら、上述したような分離用の部材を用いて用紙をローラから分離させる技術は、用紙の画像面を分離用の部材に接触させる技術手段であることから、プリントの画像面にスリ傷を発生させてしまう場合がある。
このようなスリ傷は、ある領域全体にトナーが付着する画像、代表的には、カラー画像が形成されたプリントの品質を大きく低下させる一つの要因となっている。
このため、回転体に貼り付いた用紙の画像面に接触することなく用紙をローラから分離させる手段として、ニップ部を出た用紙の先端に空気を吹き付けてローラから分離する技術手段も広く採用されている(例えば、特許文献1参照。)。
一般に、回転体(第1回転体)から用紙を分離させる力は、吹き付ける空気を強めればより高まるが、分離した用紙を、対向して配置されているもう一つの回転体(第2回転体)、又は第2回転体に直近して設けられたガイド部材に強く押しつけてしまうことになる。
このような現象は、第2ローラからの用紙の分離を困難にしたり、あるいは、用紙の両面に画像を形成する場合には、ガイド部材と既に裏面に形成されていた画像との強い接触が画像面上の新たな擦り傷の生成につながり、画像品質低下の原因となる。
また、上述の様な不都合の発生を防止するために、空気吹き付け手段を第1回転体、第2回転体の両方に対向して配置する提案もある(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、空気吹き付け手段を第1回転体、第2回転体の両方に対向して配置して用紙の先端に空気を吹き付けただけでは、用紙の先端の挙動が不安定となり、ジャムが発生する危険性が高まることがわかった。
特開2004−212954号公報 特開2006−113342号公報
本発明は上述したような状況に鑑みてなされたもので、対向して回転する二つの回転体のそれぞれの周面に設定した位置に空気を吹き付けるノズルを、前記二つの回転体のそれぞれに対応する位置に設け、各ノズルの空気の吹き付けのタイミングを用紙の進行位置に基いて制御することにより、用紙を前記二つの回転体から確実に分離させる画像形成装置を実現することにある。
上記課題は、以下の発明を実現することにより達成される。
1.対向して回転する第1回転体と第2回転体とにより形成されるニップ部にて、トナー像を担持した用紙を加圧加熱しながら搬送して、前記トナー像を前記用紙に定着する画像形成装置において、
前記ニップ部の出口側の前記第1回転体の周面上に設定された第1空気吹き付け位置に空気を吹き付ける第1ノズルと、
前記第2回転体の周面上で、且つ、前記第1空気吹き付け位置よりも前記用紙の進行方向下流側に設定された第2空気吹き付け位置に空気を吹き付ける第2ノズルと、
前記第1ノズルと前記第2ノズルに空気を送る空気供給手段と、
前記空気供給手段を制御することにより、前記第1ノズル及び前記第2ノズルによる空気の吹き付け開始と吹き付け停止のタイミングを制御する制御部と、
を有し、
前記制御部は、
前記用紙の先端が前記ニップ部の出口に到達したときに前記第1ノズルからの空気の吹き付けを開始させ、前記用紙の後端が前記第1空気吹き付け位置を通過したときに吹き付けを停止させると共に、
前記用紙の先端が前記第1空気吹き付け位置に到達したときに前記第2ノズルからの空気の吹き付けを開始させ、前記用紙の後端が前記第2空気吹き付け位置を通過したときに吹き付けを停止させるように
前記空気供給手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
.前記第1ノズル及び前記第2ノズルは、複数のノズルユニットを直線状に並べたものであり、
前記空気供給手段は、前記複数のノズルユニットの各々に対応する開閉弁を有するものであることを特徴とする1項に記載の画像形成装置。
.前記第1ノズル及び前記第2ノズルはそれぞれ、前記用紙の進行方向を規制するガイド部材と一体化されていることを特徴とする1又は2項に記載の画像形成装置。
.前記用紙の両面に画像を形成することを特徴とする1乃至項の何れか1項に記載の画像形成装置。
本発明により、対向して回転する第1回転体と第2回転体とにより形成されるニップ部にてトナー像を担持した用紙を加圧加熱しながら搬送して、前記トナー像を前記用紙に定着する画像形成装置において、前記第1回転体及び第2回転体から非接触で前記用紙を確実に分離することができるようになる。
その結果、プリント上の傷の発生が防止される。また、この効果は、用紙の両面に画像を形成する両面プリントにおいて、より顕著に発揮される。
画像形成装置の概念図である。 画像形成装置の制御関係を示すブロック図である。 定着部の近傍を説明する図である。 ノズルを説明する図である。 空気供給手段を説明するブロック図である。 対向して回転する回転体とノズルの配置を説明する図である。 空気吹き付け制御の流れを示すフローチャートである。 第1ノズル先端部から吹き出る空気の流速及び第1ノズルの先端と第1空気吹き付け位置との距離と、分離性能との関係を示す図である。 ガイド部材と一体化されたノズルの概念図である。
以下、本発明の実施の形態例を説明する。なお、本発明は説明する本実施の形態例に限定されるものではない。
図1は、画像形成装置Gの概念図である。
図に例示したカラー画像形成装置Gは、複数の感光体31Y、M、C、Kを一本の中間転写ベルト41に対面させて縦列に配列し、フルカラーの画像を形成するタンデム型カラー画像形成装置と称されるものである。
このカラー画像形成装置Gは、その上部に自動原稿送装置ADFを備えている。
自動原稿送り装置ADFの原稿載置台103に載置された原稿Dは、一枚ずつに分離され原稿搬送路に送り出され、搬送ドラム108により搬送される。
搬送中の原稿Dの画像は原稿画像読み取り位置RPにて原稿読取部1により、読み取りがなされる。読み取りが終了した原稿Dは複数の搬送ガイド、及び原稿排出ローラ105により原稿排紙台107に排出される。
画像形成装置Gは、原稿読取部1、露光部2Y、2M、2C、2K、画像形成部3Y、3M、3C、3K、中間転写部4、定着部5、反転排紙部6、再給紙部7、給紙部8、制御部C等から構成され、それらが一つの筐体内に収められている。
原稿読取部1は、原稿読取り位置RPにて原稿の画像をランプLにて照射し、その反射光を第1ミラーユニット11、第2ミラーユニット12、レンズ13によって導き、撮像素子CCDの受光面に結像させる。
撮像素子CCDにより光電変換された画像信号は、画像読取制御部14にてA/D変換、シェーディング補正、圧縮等の処理がなされ、制御部Cのメモリに画像データとして格納される。
メモリに格納された前記画像データには、ユーザにより設定されている条件により適宜な画像処理が施されて、出力画像データが生成される。
露光部2Y、2M、2C、2Kは、レーザ光源、ポリゴンミラー、複数のレンズ等から構成され、レーザビームを生成する。
前記露光部2Y、2M、2C、2Kは、制御部Cから送られる前記出力画像データを基に出力される出力情報に対応して、画像形成部3Y、3M、3C、3Kの構成要素である感光体31Y、31M、31C、31Kの表面をレーザビームにより走査露光する。
前記レーザビームの走査露光により、感光体31Y、31M、31C、31Kには潜像が形成される。
画像形成部3Yは、感光体31Yと、その周辺に配置されている、主帯電部32Y、現像部33Y、第1転写ローラ34Y、クリーニング部35Yからなる。感光体31M、31C、31Kについても同様である。
感光体31Y、31M、31C、31K上の潜像は、対応する現像部33Y、33M、33C、33Kにより現像されて、各感光体上にはトナー画像が形成される。
像担持体である感光体31Y、31M、31C、31K上に形成された前記トナー画像は中間転写部4の第1転写ローラ34Y、34M、34C、34Kにより、中間転写体である中間転写ベルト41上の所定位置に逐次転写される。
トナー画像の転写を終えた感光体の表面はクリーニング部35Y、M、C、Kによって残留トナーが除去される。
一方、像担持体となった前記中間転写ベルト41上に転写された前記トナー画像は、第2転写ローラ42によって、給紙部8の給紙トレイPG1、PG2、PG3から搬送され、給紙ローラ81によってタイミングが取られて送り出された転写材である用紙Pに転写される。
トナー画像の用紙Pへの転写を終えた中間転写ベルト41はベルトクリーニング部43により、表面が清掃され、次の画像転写に供される。
一方、トナー画像を担持した用紙Pは、定着部5に送られ、対向して回転するローラ又はベルト等の回転体によって加圧加熱されることによって、トナー画像が用紙Pへ定着される。
定着部5による定着処理を終えた用紙Pは用紙搬送路切替部6により進路が導かれ、排紙台61に排紙される。
用紙Pを表裏反転して排紙する場合には、排紙ガイド62にて、一旦、用紙Pを下方に導き、排紙反転ローラ63に用紙Pの後端を挟持させた後、これを逆転させ、排紙ガイド62により排紙ローラ64に導き排紙する。
なお、用紙Pの裏面にも画像形成を行う場合には、表面の画像定着を終えた用紙Pを用紙ガイド部材62により下方にある再給紙部7に搬送し、再給紙反転ローラ71により後端を挟持させた後、逆送することによって用紙Pを反転させて、再給紙搬送路72に送り出し、裏面への画像形成に供する。
図2は、画像形成装置Gの制御関係を示すブロック図である。
画像形成装置Gの制御部Cは、CPU、メモリM、演算ユニット、I/Oポート、通信用インターフェイス、駆動回路等を有するコンピュータシステムである。
制御部Cによる制御は、メモリMに格納されている所定のプログラムを実行することによりなされる。
また、制御部Cは、ネットワークに接続されており他の情報処理機器との情報交換ができる。
なお、本図では、本発明の説明に直接関係しないブロックの記載が省略されている。
図3は、定着部5の近傍を説明する図である。
本実施の形態における画像形成装置Gは、対向して回転する二つのローラ、即ち第1回転体51と第2回転体52により、矢印aの方向から進行してくる用紙Pをニップ部Nにて加圧加熱しながら搬送して定着処理をする定着部5を有する。
なお、第1回転体51は内部にヒータH備え、金属の芯金にシリコンゴム等の所定の硬度の弾性部材設けた加熱ローラであり、第2回転体は金属の芯金に所定の硬度の弾性部材設けた加圧部材である。
なお、第1回転体51及び第2回転体52は、必ずしもローラである必要は無く、両方の回転体を複数のローラ又は摺動部材に懸架されたベルトとしても良いし、一方の回転体をローラとし、他方の回転体をベルトとしても良い。
ニップ部Nにて加圧加熱された用紙Pの先端は、第1回転体51の周面に貼り付いた状態でニップ部Nから出るが、第1ノズル101から吹き付けられる空気によって、第1回転体から分離され、前記第1回転体51分離した用紙Pは第2回転体52の面に押しつけられる。
前記第2回転体52の面に沿って進行する用紙Pの先端は、第2ノズル102から吹き付けられる空気によって前記第2回転体52から離れガイド部材111、112に導かれながら矢印bの方向に進行する。
なお、定着部5に進入する用紙Pの先端及び後端は、用紙検知センサSによって検知され、用紙Pの先端及び後端の進行位置は、制御部Cによって、用紙紙検知センサSから送られる検知信号と予め設定されている用紙Pの搬送速度とを基に算出される。
また、用紙Pの先端及び後端の進行位置は、給紙ローラ81の給紙タイミング信号と予め設定されている用紙Pの搬送速度とを基に算出することもできる。
図4は、ノズルを説明する図である。
第1ノズル101及び第2ノズル102は、図に示すようなノズルユニット110を複数直線状に並べて作られる。なお、応答性に問題がなければ、通過する紙幅にわたる1つのノズルユニットでも良い。
ノズルユニット110の先端部には、図に示すように小径の孔115が直線状に並んでおり、これらの孔から空気が吹き出す。なお、孔径は約1mm、ピッチは2.5〜3mm程度である。
図5は、空気供給手段200を説明するブロック図である。
空気供給手段200は、前記第1ノズル101及び前記第2ノズル102に圧搾空気を送る手段であり、エアーコンプレッサ201、複数のレギュレータ202、複数の開閉弁203、空気チューブ204等から構成される。
エアーコンプレッサ201は、空気ポンプにより圧搾空気を生成する装置であり、また、レギュレータ202は空気チューブ204に送られる空気の圧力を一定に維持する装置であり、共に広く一般に使用される装置である。
各ノズルに空気を送る空気チューブ204には、ノズルの空気の吹き出しと停止を行うための開閉弁203が個別に設けられている。なお、前記開閉弁203の開閉は制御部Cによって制御される。
図に示すように、本実施の形態では、前記レギュレータ202及び開閉弁203は、ノズルユニット毎に設けられており、前記第1ノズル101及び前記第2ノズル102を構成する各ノズルユニットからの空気の吹き出しの強さを同じにするように調整可能とすると共に、前記第1ノズル及び前記第2ノズルからの空気の吹き出し開始と停止の応答性を高めている。
なお、空気の吹き出しの強さと吹き出しの応答性に問題が生じない範囲で、複数のノズルユニット110に対し、一つのレギュレータ202及び開閉弁203から空気を送るように構成しても良い。
図6は、対向して回転する回転体とノズルの配置を説明する図である。
第1ノズル101は、第1回転体51の周面上に設定された第1空気吹き付け位置510に空気を吹き付けるように配置される。また、第2ノズル102は、第2回転体52の周面上に設定された第2空気吹き付け位置520に空気を吹き付けるように配置される。
本実施の形態例における第1回転体51及び第2回転体52の外径は共に80mmであり、二つの回転体により形成されるニップの幅は約35mmである。
なお、前記二つの回転体の中心を結ぶ直線L1を基準にしたときに、ニップ部Nの出口N1と回転体の中心を結ぶ直線L2、L3とが成す角度B1は、約25度となる。
第1ノズル101から吹き出る空気流の中心を示す中心線512と第1回転体51の周面とが交わる位置を、本説明においては第1空気吹き付け位置510と称する。
前記第1空気吹き付け位置510は、前記第1空気吹き付け位置510と第1回転体51の中心501とを結ぶ直線L3と前記直線L2との成す角度B3が10度となる位置に設定されている。
同様に、第2ノズル102から吹き出る空気流の中心を示す中心線522と第2回転体52の周面とが交わる位置を、第2空気吹き付け位置520と称する。
前記第2空気吹き付け位置520は、前記第2空気吹き付け位置520と第2回転体52の中心502とを結ぶ直線L5と前記直線L3との成す角度B4が20度となる位置に設定されている。
従って、前記第2空気吹き付け位置520は、前記第1空気吹き付け位置510よりも矢印a及び矢印bで示す用紙Pの進行方向において下流側に位置することになる。
このような位置で、用紙Pの先端部に空気の吹き付けを所定のタイミングで行うことにより、用紙先端部のばたつきが抑えられ、ジャムの発生を防止することができる。
なお、第1回転体51の径と第2回転体52の径とが異なる場合、例えば、第2回転体52の径が第1回転体51の径よりも大きいときにも、前記第2空気吹き付け位置520は、前記第1空気吹き付け位置510よりも下流側に位置しなければならない。
この場合、前記第1空気吹き付け位置510と第1回転体51の中心501とを結ぶ直線L3と前記直線L2との成す角度B3と、前記第2空気吹き付け位置520と第2回転体52の中心502とを結ぶ直線L5と前記直線L3との成す角度B4の大きさの関係は逆転する場合もある。
なお、第1ノズル101から吹き出る空気流の中心を示す中心線512と第1空気吹き付け位置510における接線511との成す角度A1は約5度であり、第2ノズル102から吹き出る空気流の中心を示す中心線522と第2空気吹き付け位置520における接線521との成す角度A2も約5度である。
ノズルから吹き出る空気のオンオフのタイミング制御は、制御部Cが空気供給手段200の開閉弁203をオンオフ制御することにより行われる。
図7は、空気吹き付け制御300の流れを示すフローチャートである。
用紙検知センサSから用紙Pの先端を検知したという検知信号を受けると(ステップS1:Y)、予め設定されている用紙Pの搬送速度から、進行する用紙Pの先端位置を認識するための演算を開始する(ステップS2)。
用紙Pの先端がニップ部Nの出口N1に到達すると(ステップS3:Y)、第1ノズルから空気を吹き出させる開閉弁203を開く(ステップS4)。
用紙Pが進行して、その先端が第1空気吹き付け位置510に到達すると(ステップS5)、第2ノズルから空気を吹き出させる開閉弁203を開く(ステップS6)。
用紙Pがさらに進行して用紙検知センサSから用紙Pの後端を検知したという検知信号を受けると(ステップS7:Y)、予め設定されている搬送速度から進行する用紙Pの後端位置を認識するための演算を開始する(ステップS8)。
用紙Pの後端が第1空気吹き付け位置510に到達すると(ステップS9:Y)、第1ノズルから空気を吹き出させる開閉弁203を閉じる(ステップS10)。
次いで、用紙Pの後端が第2空気吹き付け位置520に到達すると(ステップS11:Y)、第2ノズルから空気を吹き出させる開閉弁203を閉じて(ステップS12)、ルーチンを出る。
次に、上述した実施の形態例による実験結果を説明する。
実験に使用した用紙Pは、坪量84.9g/mの印刷用コート紙で、この用紙Pの全面にトナー付着量13.0g/mの画像を形成して定着処理を行った。なお、トナー画像を形成せずに定着処理を行う実験も実施したが、新たな問題の発生はなかった。
また、坪量127.9g/mの印刷用コート紙を使用した場合には、空気の吹きつけを行わなくても定着処理後の用紙Pは、回転体から分離した。この場合、空気を吹き付けても問題の発生はなかった。
図6に図示した第1ノズル101の先端と第1空気吹き付け位置510との距離D1は、短い方がノズルを吹き出る空気の流速を下げることができるが、短すぎると第1空気吹き付け位置510においてノズルの孔の位置に対応した吹き付けムラが生ずる。
このような吹き付けムラは、用紙Pの第1回転体51からの分離が一様にならない原因となり、その結果、プリント面にスジ状の光沢ムラを発生させる。
本実験では、ノズルの孔径1.02mm、孔間隔3.9mm、16孔を有するノズルユニットを直線状に8個並べて第1ノズルを構成したときに、距離D1を15mm以上としたときに光沢ムラが認められなくなった。
なお、同仕様のノズルユニットから構成される第2ノズル102においても、その先端と第2空気吹き付け位置520との距離D2は、前記距離D1と同様とした。
図8は、第1ノズル先端部から吹き出る空気の流速及び第1ノズル101の先端と第1空気吹き付け位置510との距離D1と、分離性能との関係を示す図である。
距離D1を15mm、空気の流速を120m/s、角度B3を10度とすると、ニップ部Nを出た用紙Pの先端部は、直ちに第1回転体51の周面から離れ、第2回転体52の周面に沿って進行し、最も好ましい分離状態を示した。
図8で良好とした範囲は上述のように最も好ましい分離状態を示す距離D1と空気の流速の範囲を示している。図8で分離不良Bとした範囲は、空気の流速が不足していて、用紙Pが第1回転体51の周面から分離しなかった範囲を、分離不良Aとした範囲は、逆に空気の流速が速すぎで、用紙Pは第1回転体51の周面から分離はするが、第2回転体52の周面に過剰に押し付けられ、第2回転体52からの分離が困難となる範囲を示している。
角度B3が10度よりも小さい場合には、好ましい分離状態が維持されるが、10度よりも大きい場合には、用紙Pの先端部その大きさに応じて第1回転体51の周面に巻き付きながら進行し、設定された第1空気吹き付け位置に到達する前に第1回転体51の周面から分離して、以後は、第2回転体52の周面に沿って進行する。
しかしながら、上述したように、用紙Pの先端部は第1回転体からの分離はするが、一旦第1回転体51の周面に巻き付いた後の分離であることから、先端部が同時に分離しない分離ムラと称される現象の発生が懸念される。
実験では、角度B3を40度とした場合にも用紙Pの先端部は第1回転体から分離し、また、分離ムラも発生しなかった。
図6における第1ノズル101から吹き出る空気流の中心を示す中心線512と第1空気吹き付け位置510における接線511との成す角度A1に関しては、これを5度としたときに最も良好な分離状態を示した。
角度A1を大きくすると第1回転体51に巻き付く傾向がみられ、分離ムラが発生する懸念が高まるが、実験においては15度としたときにも分離ムラは発生しなかった。
また、第1ノズル101の空気の流速は速い方が、第1回転体51からの分離性能は上がるが、第2回転体52からの分離に際し、第2ノズルからの空気の流速も上げなければならなくなることから、過剰に流速を上げることは得策ではない。
第2回転体52からの用紙Pの分離は、図6における距離D2を15mm、第2ノズル102から吹き出る空気の流速を100m/sとしたときに良好な結果が得られた。
なお、図6における角度B4を20度よりも小さくするにつれ、即ち第2回転体52上の第2空気吹き付け位置520を用紙進行方向の上流側に向かって移動させるにつれ、用紙先端部のばたつきは大きくなる。
角度B4を10度以下にすると、即ち、第1空気吹き付け位置510よりも第2空気吹き付け位置520を用紙進行方向の上流側にすると、ジャムが多発するようになる。
この結果は、第2回転体52の周面に設定される第2空気吹き付け位置520を、第1回転体の周面に設定される第1空気吹き付け位置510よりも用紙進行方向下流側に配置することにより安定した分離性能が得られることを示している。
また、前記角度B4を大きくしていくと、第1ノズル101の吹き出しによる用紙Pの第2回転体52への押圧が弱くなり、用紙Pの分離位置と分離挙動が不安定となりジャムが発生しやすくなる。
前記角度B4が40度を超えるとジャムが発生しやすくなるが、排紙ガイド部材の形状と位置を最適化することによりジャムの発生を回避することも可能な場合もある。
第2回転体52の温度は、トナーが再溶融しない温度に設定される、このような温度設定により、用紙Pの第2回転体52への貼り付きが防止され剥離ムラが無くなり、また、第2ノズルから空気の流速も第1ノズルからの空気の流速に比較して20〜30m/s程度下げることができる。
第1回転体51から、次いで第2回転体52から分離した用紙Pの先端部は、図3にて例示したようなガイド部材111、112によって導かれながら進行するが、前記ガイド部材111、112の先端部と第1ノズル101又は第2ノズルとの間の間隙が大きいと用紙Pの先端を所定の方向に導けずにジャムを発生させる危険が生まれる。
図9は、ガイド部材と一体化されたノズルの概念図である。
図の点線にて示すように、第1ノズル101、及び第2ノズル102の用紙Pに面する側面は、用紙Pの進行方向を規制するガイド面となっている。
従って、前記ガイド部材111、112の先端部と第1ノズル101又は第2ノズルとの間の間隙がなくなると共に、前記ガイド部材111、112の先端部と第1ノズル101又は第2ノズル102の位置関係が一定になる。
このような、ガイド部材111、112の機能を併せ持つ第1ノズル101、及び第2ノズル102を設けることにより、第1回転体51及び第2回転体52から分離した用紙Pの搬送が安定化される。
5 定着部
51 第1回転体
52 第2回転体
101 第1ノズル
102 第2ノズル
111、112 ガイド部材
200 空気供給手段
203 開閉弁
C 制御部
G 画像形成装置
P 用紙

Claims (4)

  1. 対向して回転する第1回転体と第2回転体とにより形成されるニップ部にて、トナー像を担持した用紙を加圧加熱しながら搬送して、前記トナー像を前記用紙に定着する画像形成装置において、
    前記ニップ部の出口側の前記第1回転体の周面上に設定された第1空気吹き付け位置に空気を吹き付ける第1ノズルと、
    前記第2回転体の周面上で、且つ、前記第1空気吹き付け位置よりも前記用紙の進行方向下流側に設定された第2空気吹き付け位置に空気を吹き付ける第2ノズルと、
    前記第1ノズルと前記第2ノズルに空気を送る空気供給手段と、
    前記空気供給手段を制御することにより、前記第1ノズル及び前記第2ノズルによる空気の吹き付け開始と吹き付け停止のタイミングを制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記用紙の先端が前記ニップ部の出口に到達したときに前記第1ノズルからの空気の吹き付けを開始させ、前記用紙の後端が前記第1空気吹き付け位置を通過したときに吹き付けを停止させると共に、
    前記用紙の先端が前記第1空気吹き付け位置に到達したときに前記第2ノズルからの空気の吹き付けを開始させ、前記用紙の後端が前記第2空気吹き付け位置を通過したときに吹き付けを停止させるように
    前記空気供給手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1ノズル及び前記第2ノズルは、複数のノズルユニットを直線状に並べたものであり、
    前記空気供給手段は、前記複数のノズルユニットの各々に対応する開閉弁を有するものであることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1ノズル及び前記第2ノズルはそれぞれ、前記用紙の進行方向を規制するガイド部材と一体化されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記用紙の両面に画像を形成することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像形成装置。
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