JP5406804B2 - ペット用ベッド - Google Patents

ペット用ベッド Download PDF

Info

Publication number
JP5406804B2
JP5406804B2 JP2010183310A JP2010183310A JP5406804B2 JP 5406804 B2 JP5406804 B2 JP 5406804B2 JP 2010183310 A JP2010183310 A JP 2010183310A JP 2010183310 A JP2010183310 A JP 2010183310A JP 5406804 B2 JP5406804 B2 JP 5406804B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bed
entrance
pet
slit
exit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010183310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012039923A (ja
Inventor
葵 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DoggyMan H A Co Ltd
Original Assignee
DoggyMan H A Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DoggyMan H A Co Ltd filed Critical DoggyMan H A Co Ltd
Priority to JP2010183310A priority Critical patent/JP5406804B2/ja
Publication of JP2012039923A publication Critical patent/JP2012039923A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5406804B2 publication Critical patent/JP5406804B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Housing For Livestock And Birds (AREA)

Description

本発明は、ペット用ベッドに関するものである。
ネコ等のペットのために使用するベッドとして、直方体又は立方体を呈する箱状のカプセル体を有し、このカプセル体の一つの縦壁面に、ペットが、何ら不自由なく出入りすることのできる大きさの開口部を設けたものが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
一方、犬小屋の出入口に設ける装置として、出入口の開口上部から、表裏二枚重ねにした樹脂製のカバーを吊り下げて出入口をのれん状に塞ぎ、雨や風、雪などから犬小屋内のペットを保護しようとするものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。なお、表裏二枚のカバーは、いずれも、縦長で細帯状をした複数の垂れ下がり部材が横並びにされた構造となっている。そして、これら表裏二枚のカバーは、各垂れ下がり部材における左右方向の並びピッチが半ピッチだけ、ずらされていて、各垂れ下がり部材の隣接間に生じる隙間が、表裏のカバー間で互いに塞がれるようになっている。
特開2000−50757号公報 実開平7−25752号公報
カプセル体の縦壁面に出入り用の開口部が設けられたベッド(特許文献1等)では、開口部が、常に大きな口を開けたままの構造である。そのため、ペットが持つ習性から、意欲的にはカプセル体に入ろうとしなかったり、カプセル体に入っても、すぐに出てしまうということがあった。また、飼い主等からは、カプセル体に入ったペットが丸見えであることから、ペットの愛くるしい仕草を観賞するという意味で、観賞効果が乏しいものであった。もとより、実質的に、ペットにとって冬季等の防寒効果が得られにくいという問題があった。
また、犬小屋の出入口に設ける表裏二枚のカバーを有した装置(特許文献2等)は、外観的には出入口を完全に閉鎖する構造となっており、ペットの出入りにとっては、実質的に邪魔となる問題があった。従って当然に、ペットが犬小屋に入ろうとしないことが多々あった。当然に、ペットが犬小屋に入ってしまえば、外からペットの様子を観賞することは、殆どできないものであった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、ペット用のベッドにおいて、ペットが自らの意志で出入口を出入りするようになり、またベッドを使用するペットにとって防寒効果が高く、飼い主などからはペットの愛くるしい仕草を観賞するのに効果的となるような出入口を備えたペット用ベッドを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係るペット用ベッドは、ペット用の寝床とするベッド部と、このベッド部のまわりを取り囲み且つベッド部上方を覆うように設けられたフード部とを有し、フード部には縦方向に起立する周壁部が設けられており、この周壁部には、ペットの頭部は通らないが完全には閉鎖しないスリット状開口を有する出入口が設けられ、この出入口は、スリット状開口の開口まわりを形成する部材の弾性変形により拡開してペット用の通り抜けスペースを形成可能になっていることを特徴とする。
ここにおいて「スリット状開口」は、割れ目や長孔などのように、開口長が長く且つ開口幅が狭い開口を言うものとする。また、開口幅が一定である開口や、スリット長手方向に沿って開口幅が徐々に広くなったり狭くなったりする開口などを含むものとする。
このような構成とすると、スリット状開口となっていて狭い開口である出入口に対し、ペットがその習性として、小さな開口の内部を覗き見しようとすべく、強い興味を示すようになり、自らの意志で出入りするようになる。また、出入口の開口が狭いことから、防寒効果も高くなる。
更に、飼い主等は、狭い開口である出入口を介して、ペットが無理矢理、出たり入ったりする仕草や、狭い開口である出入口を介して、その奥方(フード部の内部であり且つベッド部の上である)でペットがリラックスしている様子を頻繁に観賞することができることになり、観賞性に優れたものである。
前記出入口は、当該出入口が設けられた周壁部上において、スリット長手方向の傾きを互いに異ならせた複数本のスリット同士が連結されることによって形成されたものとすることができる。
前記出入口は、スリットとスリットとの角度間に形成される小片状のフラップ部材が出入口を通り抜ける方向に沿って弾性的に揺動することにより、前記通り抜けスペースを形成可能になったものとすることができる。
前記出入口は、スリットの開口縁部がスリット長手方向に弾性伸張することにより、前記通り抜けスペースを形成可能になったものとすることができる。
前記出入口は、左斜め下方へ傾斜する左下がりスリットと、この左下がりスリットの右上端部から右斜め下方へ傾斜する右下がりスリットとを有しており、これら左右のスリットの角度間で三角形状のフラップ部材が形成されているものとするのが好適である。
前記フード部は、出入口の設けられる周壁部が、上方ほど奥方へ後退するように傾斜して形成されたものとするのが好適である。
本発明に係るペット用ベッドでは、ペットが持つ、小さな開口の内部を覗き見しようとする習性を巧く利用してあるので、ペットが自らの意志で出入口を出入りするようになり、またベッドを使用するペットにとって防寒効果が高く、飼い主などからはペットの愛くるしい仕草を観賞するのに効果的となる。
本発明に係るペット用ベッドの第1実施形態について側面の一部を開放させて示した斜視図である。 本発明に係るペット用ベッドの第1実施形態を示した斜視図である。 本発明に係るペット用ベッドの第1実施形態を示した正面図である。 本発明に係るペット用ベッドの第1実施形態を示した側面図である。 出入口の変形例を示した正面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1乃至図4は、本発明に係るペット用ベッド1の第1実施形態を示している。図1は側面の一部を開放させた状態で示しており、図2はペットPが内部に入り込んで、外へ向けて顔を出している様子を示している。
図1に示すように、このペット用ベッド1は、底部側に設けられるベッド部2と、このベッド部2の上部に設けられたフード部3とを有している。なお、本第1実施形態では、対象とするペットPをネコとした。ただ、ネコに限定されるものではなく、イヌやフェレット、モルモットなどを対象としてもよい。
ベッド部2は、ペットPが寝床とするのに好適な大きさに形成された盤体である。本第1実施形態では平面視長方形状とした。具体的には、ベッド部2の短辺部を約37cm、長辺部を約43cmとした。
このベッド部2は、弾性芯材を表裏両側から外皮生地で包み込んだ構造としてあり、所定厚みを有してクッション性が生起するようにしてある。弾性芯材には、例えば肉厚1〜3cm程度のウレタンフォームや綿などを使用すればよい。
また外皮生地には、ポリエステル等を含むボア生地などを採用すればよい。なお、ベッド部2の上面(ペットPが乗る面)に用いる外皮生地に毛足の長いボア生地を採用すると、ペットPにとっても、また飼い主等にとっても、肌触りの良好なものとなる。また、吸水性や通気性が豊富となるような生地選びをすることもできる。これに対し、ベッド部2の下面(床面などへ置く面)に用いる外皮生地では、撥水性(非浸透性)を重視した生地選びをするのが好適である。また下面には滑止め加工を施しておくのが好適である。
フード部3は、ベッド部2のまわり(外周)を取り囲み、且つベッド部2の上方を覆うように設けられている。なお、このフード部3は、ベッド部2のまわりを取り囲むための壁要素と、ベッド部2の上方を覆う天井要素とを別々に設けて、これらを結合させるようにすることも可能であるが、壁要素と天井要素とを兼用させるような構造を採用することもできる。
本第1実施形態において、フード部3は、ベッド部2の長辺部を底辺として斜めに起立する三角形状の一対の周壁部5,6と、ベッド部2の短辺部を底辺として斜めに起立する台形状の一対の周壁部7,8とを有し、これら合計4つの周壁部5〜8を互いの斜辺部で結合した構造にしてある。すなわち、これら周壁部5〜8は、壁要素と天井要素とを兼用させた構造である。
そのため、本第1実施形態のペット用ベッド1は、その全体として(フード部3の外形状として)、4面の周壁部5〜8によって上しぼみの箱状(四角錐に似たテトラポット状の形状)を呈するものとなっている。具体的には、ベッド部2の下面からフード部3の上端までの垂直高さが約35cmになるようにした。
これら周壁部5〜8は、ベッド部2と略同様に、弾性芯材を外皮生地で包み込んだ構造としてある。材質的にも同様であって、弾性芯材にはウレタンフォームや綿などを採用し、外皮生地にはポリエステル等を含むボア生地などを採用すればよい。ただし、外皮生地に滑止め機能や吸水性、撥水性などは必要ではなく、通気性が適度に確保されたものを採用するのが好適となる。
フード部3において、三角形状に形成された周壁部5,6は、このペット用ベッド1を使用する際の左右各側面とされている。これら周壁部5,6は不等辺三角形状とされており、ベッド部2の長辺部を底辺としたときの頂角部(フード部3の上端)は、ベッド部2の長辺部中心ではなく長辺部の一端側に片寄るようになっている。すなわち、これら周壁部5,6は、斜辺の長さが不均等となっている。
周壁部5,6の短い方の斜辺同士間に設けられている周壁部7が、このペット用ベッド1を使用する際の正面側とされ、周壁部5,6の長い方の斜辺同士間に設けられている周壁部8が、このペット用ベッド1を使用する際の背面側とされている。
正面側の周壁部7には出入口12(詳細は後述する)が設けられている。その他の周壁部5,6,8に開口部は設けられていない。
なお、一方の側面を形成する周壁部5は、その二つの斜辺が正面側の周壁部7及び背面側の周壁部8との間で、連続した1本の線ファスナ13(「ジッパー」と通称されているもの)を介して連結されている。従って、線ファスナ13を全開にすれば、周壁部5を、底辺側(この周壁部5とベッド部2との接続部)を境として、側方へ倒したり元の起立状態に戻したりできるようになっている。
図1に示すように、周壁部5を側方へ倒せば、フード部3を側方へ向けて開放させることができる。このとき、側方へ倒した周壁部5はベッド部2の側方で、当該ベッド部2と面一状態に繋がるようになり、その結果、ベッド部2の上面スペースを、実質的に側方へ拡大できるようになっている。従って、ベッド部2の上面と側方へ倒した周壁部5の上部との合計スペースを使って、ペットPの居場所を作ってやることができる。
なお、線ファスナ13は、周壁部5の二つの斜辺に対して連続した1本のものを使用することが限定されるものではなく、各斜辺ごとに対応する長さの、別々の線ファスナ13を使用するようにしてもよい。また、線ファスナ13に代えて、面ファスナやボタン、ホックなどを使用してもよい。
正面側の周壁部7に設けられた出入口12は、この出入口12が設けられた周壁部7上において、スリット長手方向の傾きを互いに異ならせた複数本のスリット(15〜17)同士が連結されることによって形成されたものとなっている。
本第1実施形態では、図3に示すように、周壁部7を正面視した状態で、当該周壁部7の略中心位置から左斜め下方へ傾斜する左下がりスリット15と、この左下がりスリット15の右上端部(連結部18)から右斜め下方へ傾斜する右下がりスリット16と、これら左右のスリット15,16の連結部18から上方へ延びる上向きスリット17との3本のスリットを有したものとしている。
各スリット15〜17は、それらの連結部18となる部分で最も開口幅が広く、それぞれのスリット長手方向に沿って開口幅が徐々に狭くなる「割れ目状」の開口形状に形成されている。また、いずれのスリット15〜17も、最も開口幅が広い部分(連結部18を含む)であっても、ペットPの頭部は通らないような開口幅となっている。当然に、何ら外力を加えない状態(常態)として、完全には閉鎖しないで開口した状態が保たれるようになっている。
左下がりスリット15と右下がりスリット16との角度間(これら左右のスリット15,16の下側)には、両スリット15,16に向けて三角形状を呈するようにせり出したフラップ部材20が形成されている。
これに対し、左下がりスリット15と上向きスリット17との角度間(これら両スリット15,17の左側)には、緩やかな凸円弧状(頂角が鈍角となった三角形状にも見えるような形状)でせり出したフラップ部材21が形成されている。同様に、右下がりスリット16と上向きスリット17との角度間(これら両スリット16,17の右側)には、緩やかな凸円弧状(頂角が鈍角となった三角形状にも見えるような形状)でせり出したフラップ部材22が形成されている。
すなわち、出入口12は、三方に延びる3本のスリット15〜17で形成される開口形状を呈したものであり、加えて、これら各スリット15〜17の開口まわりが三つのフラップ部材20〜22によって囲まれているもの、と言うことができる。
なお、前記したように、周壁部7は、その内部に、ウレタンフォームや綿などより成る弾性芯材を内装したものであるから、この弾性芯材により、各フラップ部材20,21,22がそれらの形状を保形されるようになっている。また、弾性芯材が内装されているため、各フラップ部材20,21,22を、フード部3の外側からフード部3の内側へ、又は反対にフード部3の内側からフード部3の外側へ押すようにした場合には、これらフラップ部材20,21,22を弾性的に揺動させることができる。
このような各フラップ部材20,21,22の弾性的な揺動により、出入口12は、その開口内部を拡開させることになり、ここに、出入口12内にペットP用の通り抜けスペースを形成させることができるものである。
すなわち、ペットPが出入口12を無理矢理、通り抜けようとするとき、この通り抜け方向に沿って(馴染んで)各フラップ部材20,21,22が弾性的に揺動し、ペットPは容易にフード部3外からフード部3内へ入り込んだり、フード部3内からフード部3外へ出たりすることができる。ペットPが出入口12を通り抜けた後、各フラップ部材20,21,22はその弾性によって、元の状態に戻るべく(出入口12の開口をスリット状に戻すように)揺動する。
前記したように、本第1実施形態では、フード部3が上しぼみの箱状(四角錐に似た形状)を呈したものである。すなわち、出入口12の設けられる周壁部7は、この周壁部7を正面側から見たとき、上方ほど奥方へ後退するように傾斜したものとなっている。
そのため、ペット用ベッド1(フード部3)の外にいるペットPが、正面側の周壁部7に近寄ってきたとき、出入口12(フラップ部材20,21,22)に対してペットPが圧迫感や威圧感、違和感等を感じることは少なくなる。むしろ、出入口12が、その上部側ほど奥方へ離れた状況となることで、ペットPは、下側のフラップ部材20に前脚を掛けて出入口12内を覗き込みやすくなる。更には、実質的に、下側のフラップ部材20をよじ登って押し倒しやすくなり、出入口12内へ誘う効果が期待できる。
一方で、ペット用ベッド1(フード部3)の中にいるペットPからすれば、ベッド部2上で出入口12に向かう(正対する)ように腹ばいになっているときに、ペットPから見て前方へ投げ出した前脚が正面側の周壁部7に接触干渉することがなく、のびのびと過ごせる利点がある。しかも、出入口12は、上方ほどペットPの頭部(顔)に近接するようになるので、ペットPは自然体のままで出入口12からペット用ベッド1(フード部3)の外を覗き見できるようになり、安心できる。このように、ペット用ベッド1(フード部3)の内部、すなわち、ベッド部2上は、ペットPにとって、至極、過ごしやすいスペース及び環境となる。
以上詳説したところから明らかなように、本発明に係るペット用ベッド1では、スリット状開口となっていて狭い開口である出入口12に対し、ペットPがその習性として、小さな開口の内部を覗き見しようとすべく、強い興味を示すようになり、自らの意志で出入りするようになる。また、出入口12の開口が狭いことから、ベッド部2上(フード部3内)での防寒効果も高くなる。
更に、飼い主等は、狭い開口である出入口12を介して、ペットPが無理矢理、ペット用ベッド1を出たり入ったりする仕草や、狭い開口である出入口12を介して、その奥方(フード部3の内部であり且つベッド部2の上である)でペットPがリラックスしている様子を頻繁に観賞することができることになり、観賞性に優れたものとなる。
なお、本第1実施形態では、出入口12が、左下がりスリット15と右下がりスリット16とで二股状に延びた開口形状になっており、これらの角度間には、三角形状のフラップ部材20が設けられたものとしている。そのため、図2に示すように、ペット用ベッド1内に入り込んだペットPに対し、左右のスリット15,16へ両脚を掛けて、フラップ部材20を抱き込むような、愛くるしい仕草を促すことになり、飼い主等がこれを鑑賞できるという効果がある。
また、本第1実施形態では、フード部3を形成する周壁部5〜8やベッド部2の形成素材として、ウレタンフォームや綿などより成る弾性芯材と、ポリエステル等を含むボア生地などより成る外皮生地とを採用しているので、このペット用ベッド1の全体として、洗濯機での丸洗いが可能となっている。そのため、常に、臭いやカビのない清潔な状態に維持させることができる利点がある。
ところで、出入口12を形成するスリット状開口は、図5(a)〜(h)に示すように、種々のものに置換することができる。すなわち、図5(a)は、横一文字状を呈する1本のスリット状開口である。図5(b)は、縦一文字状を呈する1本のスリット状開口である。図5(c)は、左下がりスリットと右下がりスリットとの2本のスリットを「へ」字状に連結させたスリット状開口である。図5(d)は、横一文字と縦一文字との2本のスリットを互いの中点で交差させるようにして成る(結果として4本のスリットより成る)十文字状のスリット状開口である。
図5(e)は、放射状に配置した6本のスリットから成るスリット状開口である。図5(f)は、左下がりスリットと右下がりスリットとの2本のスリットを互いの中点で交差させるようにして成る(結果として4本のスリットより成る)X字状のスリット状開口である。図5(g)及び(h)は、横一文字と縦一文字のスリットを組み合わせることでH字状や「エ」字状を呈するようにした(結果として3本のスリットより成る)スリット状開口である。
図5(a)及び(b)に示す出入口12にあっては、スリットがその幅方向に拡げられることにより、スリットの開口縁部がスリット長手方向に弾性伸張するようになっており、この弾性伸張により、出入口12が拡開してペットP用の通り抜けスペースが形成されるようになっている。
これに対し、図5(c)〜(h)に示す各出入口12にあっては、前記第1実施形態と略同じであって、各スリットとスリットとの角度間に小片状のフラップ部材が形成されており、これらの各フラップ部材が弾性的に揺動することにより、出入口12が拡開してペットP用の通り抜けスペースが形成されるようになっている。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、フード部3を形成する周壁部は、平坦面により形成されるものの他、球面状に形成されたもの(フード部3がドーム形状を呈するようなもの)としてもよい。また、フード部3は、前記したように壁要素と天井要素とを各別に有する構造としてもよく、この場合、例えば立方体や直方体などの四角い箱状とすることができる。
またベッド部2についても、平面視形状として正方形としたり、円形や楕円などとしてもよい。
ベッド部2やフード部3において、それらの形成素材や形成構造などは特に限定されるものではない。
正面側の周壁部7は、ペットPが出入口12を通り抜けるときに簡単に撓みや曲がりが生じない程度に、保形力(剛性)を持たせておくのが好適である。これにより、ペットPが出入口12にもたれ掛かった際等の変形防止効果に繋がる。
保形力を持たせるには、弾性芯材の厚みを分厚くしたり、材質的に硬質なものを採用したりすることで達成できる。なお、このようにすることで、出入口12を通り抜けるペットPに適度な接触圧(刺激)を与え、感性を高めさせる(興味や認識を強くさせる)利点もある。この結果、正面側の周壁部7が他の周壁部5,6,8に比して分厚くなってもよい。
1 ペット用ベッド
2 ベッド部
3 フード部
5 周壁部
6 周壁部
7 周壁部
8 周壁部
12 出入口
13 線ファスナ
15 スリット
16 スリット
17 スリット
18 連結部
20 フラップ部材
21 フラップ部材
22 フラップ部材
P ペット

Claims (6)

  1. ペット用の寝床とするベッド部と、このベッド部のまわりを取り囲み且つベッド部上方を覆うように設けられたフード部とを有し、フード部には縦方向に起立する周壁部が設けられており、この周壁部には、ペットの頭部は通らないが完全には閉鎖しないスリット状開口を有する出入口が設けられ、この出入口は、スリット状開口の開口まわりを形成する部材の弾性変形により拡開してペット用の通り抜けスペースを形成可能になっていることを特徴とするペット用ベッド。
  2. 前記出入口は、当該出入口が設けられた周壁部上において、スリット長手方向の傾きを互いに異ならせた複数本のスリット同士が連結されることによって形成されていることを特徴とする請求項1記載のペット用ベッド。
  3. 前記出入口は、スリットとスリットとの角度間に形成される小片状のフラップ部材が出入口を通り抜ける方向に沿って弾性的に揺動することにより、前記通り抜けスペースを形成可能になっていることを特徴とする請求項2記載のペット用ベッド。
  4. 前記出入口は、スリットの開口縁部がスリット長手方向に弾性伸張することにより、前記通り抜けスペースを形成可能になっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のペット用ベッド。
  5. 前記出入口は、左斜め下方へ傾斜する左下がりスリットと、この左下がりスリットの右上端部から右斜め下方へ傾斜する右下がりスリットとを有しており、これら左右のスリットの角度間で三角形状のフラップ部材が形成されていることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載のペット用ベッド。
  6. 前記フード部は、出入口の設けられる周壁部が、上方ほど奥方へ後退するように傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のペット用ベッド。
JP2010183310A 2010-08-18 2010-08-18 ペット用ベッド Expired - Fee Related JP5406804B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010183310A JP5406804B2 (ja) 2010-08-18 2010-08-18 ペット用ベッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010183310A JP5406804B2 (ja) 2010-08-18 2010-08-18 ペット用ベッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012039923A JP2012039923A (ja) 2012-03-01
JP5406804B2 true JP5406804B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=45896951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010183310A Expired - Fee Related JP5406804B2 (ja) 2010-08-18 2010-08-18 ペット用ベッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5406804B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62167563U (ja) * 1986-04-16 1987-10-24
JPH021368U (ja) * 1988-06-14 1990-01-08
JPH088604Y2 (ja) * 1991-08-02 1996-03-13 株式会社ボンビ ペット用ハウス
JPH0725752U (ja) * 1993-10-21 1995-05-16 ツカサ工業株式会社 犬小屋用出入口覆い装置
JPH09135647A (ja) * 1995-11-14 1997-05-27 Hiroshi Katsuki ペット用ハウス
JP2000050757A (ja) * 1998-08-07 2000-02-22 Keizo Sasada ペット用ベッド

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012039923A (ja) 2012-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6945195B1 (en) Animal entertainment device
US20140261193A1 (en) Multilayer pet bed cover
US4008687A (en) Sleeping nook for house pet
US20090133639A1 (en) Pet toy
US10517266B2 (en) Decorative kennel
WO2007019052A2 (en) Animal entertainment device
US20140261223A1 (en) Pet Scratcher
US20020108578A1 (en) Pet housing pad with bolsters
JP5406804B2 (ja) ペット用ベッド
US8065977B1 (en) Feline exercise apparatus
KR101300608B1 (ko) 하우스로 변형 가능한 매트
JP3177310U (ja) ペット用ベッド
US20060254530A1 (en) Cat scratching toy
US20170189825A1 (en) Ball pool for infants
US20140299066A1 (en) Shield for use in animal bathing
JP3197781U (ja) 両用式ペット用小屋
KR20180093520A (ko) 보강 없이 형태를 유지하는 친환경적 반려동물 하우스
KR20080001612U (ko) 애완동물용 방석
KR102157081B1 (ko) 반려동물용 놀이터 구조
JP5254488B1 (ja) 洗濯用ネット
JP3216838U (ja) クレート用クッション
JP2012175913A (ja) 釣針外しマット
JP4856589B2 (ja) ペット用ベッド
US9743644B1 (en) Pet toy
JP3220750U (ja) 動物用タオル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131010

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131015

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5406804

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees