JP5406435B2 - 放射線医学的徴候の検出のために放射線画像を処理するための方法 - Google Patents

放射線医学的徴候の検出のために放射線画像を処理するための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5406435B2
JP5406435B2 JP2007149984A JP2007149984A JP5406435B2 JP 5406435 B2 JP5406435 B2 JP 5406435B2 JP 2007149984 A JP2007149984 A JP 2007149984A JP 2007149984 A JP2007149984 A JP 2007149984A JP 5406435 B2 JP5406435 B2 JP 5406435B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
image
pixels
radiological
contrast
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007149984A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007325931A (ja
Inventor
シルヴァン・ベルナール
セルジュ・ミュラー
アンリ・スーシェ
ジェロ・エル・ペータース
ラズヴァン・イオルダッシェ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2007325931A publication Critical patent/JP2007325931A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5406435B2 publication Critical patent/JP5406435B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0012Biomedical image inspection
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30004Biomedical image processing
    • G06T2207/30068Mammography; Breast

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

本発明の対象は、放射線医学的徴候(radiological sign) の検出のために放射線画像を処理する方法である。本発明は、限定するものではないが、特に医用イメージングの分野、より具体的にはマンモグラフィ(乳房撮影)の分野に有利に適用することができる。本発明はまた、この種の画像処理方法を含んでいる医学的画像検閲(review)ステーションに関するものである。
今日、マンモグラフィが病変部の検出及び乳癌の予防に広く使用されている。マンモグラフィ画像において検出すべき徴候は、病変部に関連した放射線医学的徴候である。これらの徴候は、カルシウム沈着か又は様々なオパシティ(opacity) のいずれかであることがある。カルシウム沈着は微小石灰化と呼ばれ、個々には、一般にX線に対して周囲の組織よりも不透明である小寸法(直径が100μm〜1mm)のエレメントを形成する。オパシティは、隣接の領域におけるよりも大きくX線を吸収する稠密な領域である。
現在では経験により、ある程度、悪性である可能性の大きい放射線医学的徴候、例えば、微小石灰化のクラスタと、良性のカルシウム沈着との間を区別することが可能である。また、各々の個別の微小石灰化の形状及び輝度、並びに放射線画像内で観察されるクラスタの形状及び程度を解釈して、放射線医学的徴候の悪性又は良性についての情報を提供する手段が存在する。
また、放射線医学的徴候の検出を容易にすることができるように、放射線医師によって画像処理方法を使用するやり方が知られている。このような画像処理方法の一例が米国特許第6137898号に記載されている。
米国特許第6137898号には、コンピュータ支援検出(CAD)システムが記載されている。
この検出システムは、事前にディジタル化された放射線画像のフィルムを読み出し且つ分析して、このフィルムから、病変部の存在に潜在的に対応する疑わしい区域を抽出するために使用される。この検出システムは病変部についての局在化情報を与える。
ディジタル化された放射線画像のフィルムが得られた後、検出システムは、存在するノイズを低減するために画像を前処理する。DoGとして知られている「ガウスの差フィルタ(Difference of Gaussian filter) 」を持つ。このガウスの差フィルタは前処理された画像に適用される。放射線画像の潜在的なカルシウムのピクセルを識別するために、フィルタリングされた画像の各ピクセルに局部適応閾値を適用する。次いで、連続したカルシウムのピクセルの各群の重心が計算される。
検出システムは、微小石灰化のクラスタを形成する連続したピクセルの群を識別するためのクラスタ化アルゴリズムを適用する。それは、各クラスタから8つの属性、とりわけ、例えば、最大軸の長さ、最小軸の長さ及び微小石灰化の密度を抽出する。このような8つの抽出された属性は、神経回路網をベースとした分類装置を使用して微小石灰化のクラスタから偽陽性(false positive)を除去するために、検出システムによって使用される。
検出システムは、繊維によって形成される偽陽性を除去する段階を遂行する。そうするために、検出システムは、各クラスタを取り囲む関心領域(ROI)を抽出する。各関心領域(ROI)は、異なる配向を持つ一組のガボール(Gabor) フィルタによりコンボリューションされる。これは、細長い構造を強調して、それらを除去するために行われる。
米国特許第6137898号 フランス特許第2847698号
しかしながら、この画像処理方法には欠点がある。この種の画像処理方法では、処理はディジタル化された放射線撮影フィルムについて行われ、従って、処理すべき画像内に自然に存在するノイズにディジタル化ノイズが加わっている。ノイズの増大は、カルシウムのピクセルの検出をより困難なものにする。
しかしながら、マンモグラフィでは、他の分野でも見付けることのできる特定の特別な特徴を有する。この特別な特徴は、100μm〜1mmの臨床的に関心のある放射線医学的徴候を分析することのできる必要性に関係するものである。それらの放射線医学的徴候は、不均一なテクスチャの背景上の小さな物体であるので、放射線医学的徴候のコントラストに対するノイズ・レベルが大きくなればなるほど、検出エラーの危険性が大きくなる。
また更に、ガボール・フィルタの使用により画像処理方法のアルゴリズムの複雑さが増大し、また同様に計算及び前記方法の遂行の時間が増大する。この種の画像処理方法ではまた、非常に複雑な遺伝的アルゴリズムに基づく最適化段階を必要とする。この種の方法では、計算資源並びにメモリ資源に関する要件が非常に大きい。このような方法の実行並びにその具現化には、要求の厳しい仕様のために費用のかかる技術を必要とする。この費用のかかる技術は、この方法を含む装置の総費用を増大させる。
現在のマンモグラフィでは、使用の頻度又は医学的行為のレートが極めて重要で且つ基本的な事である。というのは、この頻度が装置の経済的側面で影響を及ぼすからである。しかしながら、マンモグラフィにおける従来の画像処理方法の具現化は、実行及び計算時間が比較的大きいので、特殊な設備なしには非常に高い頻度で使用することができない。
更にまた、これらのシステムは、良性のエレメントから悪性のエレメントを自動的に区別できるようにする特性パラメータに基づくアルゴリズムを含んでいる。これらのシステムの欠点は、画像の解釈において、特に悪性のエレメントと良性のエレメントとの間の区別に関して、これらのシステムを放射線医師の代わりに使用しようとしていることである。現在、これらのシステムは、完全に放射線医師に取って代わるほどの充分な信頼性がない。
本発明はまさに、従来技術の上述の欠点を克服することを目的とする。このため、本発明では、コントラストの関数として投影上の放射線医学的徴候を検出するための画像処理方法を提案する。それらのコントラストは、幾つかのスケールの線形微分フィルタの応答を使用することによって測定される。
本発明は、情報の判読性を改善するために放射線画像のディジタル処理手法を有利に利用するようにした、マンモグラフィに対する新規な方式を提案する。このために、本発明は、ある特定の放射線医学的徴候を強調又はカラー化し、及び/又は、オプションとして、識別された微小石灰化のクラスタにマークを付け及び/又は該クラスタを輪郭によって囲むようにして、投影の表示を生成する。
この画像処理方法により、放射線医学的徴候は識別するのが容易になり、従って、より効率よい検査が可能になる。
本発明は、ディジタル検出器によって供給されるデータに直接に適用され且つ従来技術におけるようにディジタル化された放射線画像フィルムには適用されない、放射線医学的徴候を検出するためのアルゴリズムを提案する。これは、ディジタル化方法によって導入されるノイズを除去する。本発明は、DoGフィルタも従来技術のガボール・フィルタも使用せず、従って、これらのフィルタによって導入されるアルゴリズムの複雑さを無くす。本発明は、信号分析のために線形微分フィルタによってコントラスト計算のためのアルゴリズムを具現化する。これらの線形微分フィルタの使用はアルゴリズムを容易にし、従って、本発明の方法の計算時間をかなり短縮する。線形微分フィルタは、好ましくは、メキシコ帽型ウェーブレット・フィルタであり、またオプションとして、βスプライン型ウェーブレット・フィルタである。
本発明のアルゴリズムは、放射線医学的徴候についての探索を加速することができ、同時にその結果の視認性を改善することができる。本発明のアルゴリズムは、放射線医学的徴候の位置をそれらの強度のカラー化又は強調によって示すために使用することができる。それはまた、放射線医学的徴候をそれらの悪性度の関数として強調するために使用することができる。
本発明の方法は、画像内の全ての放射線医学的徴候を、これらの徴候が一緒にグループ化され又は分離されているか、良性か又は悪性かに拘わらず、区別無く強調表示する。
より詳しく述べると、本発明の対象は、X線装置からの画像を処理するための方法である。該方法では、(1)対象物についての放射線投影から、該対象物の生の2次元画像が生成され、(2)前記生の画像(raw image) からプレゼンテーション画像が生成され、(3)放射線医学的徴候を表していると推測されるピクセルが、前記生の画像内で突き止めれられ、(4)推測された放射線医学的徴候が前記プレゼンテーション画像上に表示され、その場合、(5)前記生の画像の各ピクセルについて少なくとも1つのコントラストが計算され、(6)事前の規定が、放射線医学的徴候に対応する少なくとも1つのコントラスト閾値について行われ、(7)各ピクセルの前記計算されたコントラストが前記コントラスト閾値よりも大きいとき、対応するピクセルに放射線医学的徴候ピクセル属性が割り当てられ、そして(8)放射線医学的徴候ピクセル属性を与えられた前記ピクセルが、前記プレゼンテーション画像において表示される。
有利なことに、本発明はまた、(1)放射線信号に近い特性を持っていることから偽陽性を形成する構造のピクセルの一組を識別する段階と、(2)構造のこれらのピクセルの全てに、形態学的、デンシトメトリー及び/又はテクスチャ基準の関数として非放射線医学的徴候ピクセル属性を割り当てる段階とを含んでいる。
また有利なことに本発明によれば、(1)プレゼンテーションのため、1つのカラー情報が、プレゼンテーション画像において、放射線医学的徴候ピクセル属性を持つピクセルに、並びにそれらの直ぐ周囲に割り当てられ、或いは、放射線医学的徴候ピクセル属性を持つピクセルの強度、並びにそれらの直ぐ周囲の強度が、プレゼンテーション画像において強調され、(2)前記のカラー化され又は強調されたピクセルを持つプレゼンテーション画像が表示される。
また有利なことに本発明によれば、各ピクセルのコントラストの計算は、(1)生の画像に適用すべきスケール・パラメータを持つ線形微分フィルタを決定する段階と、(2)スケールが、分析すべき放射線医学的徴候のサイズによって特徴付けられる段階と、(3)ある範囲のサイズの放射線医学的徴候をカバーするのに充分な数のスケールを決定する段階と、(4)各スケール値について、各々の線形微分フィルタにより生の画像のコンボリューションを遂行する段階と、を含んでいる。
また有利なことに本発明によれば、(1)前記線形微分フィルタはメキシコ帽型のウェーブレット・フィルタであり、該フィルタは、負の係数によって形成された中央部分とその周縁に位置する正の部分とを有し、負の部分の最大半径は前記フィルタのスケールの値に等しい。
また有利なことに本発明によれば、前記コントラスト閾値の事前の決定が、(1)生の画像内の局部的背景強度及び前記フィルタのスケールの値に依存する第1の閾値を事前に規定する段階と、(2)ウェーブレット・フィルタの正の部分の係数による生の画像のコンボリューションによって、全ての点の各々におけるこの背景強度を提供する段階と、(3)生の画像内に存在する局部的ノイズ・レベルに依存する第2の閾値を事前に規定する段階と、(5)第1及び第2の閾値を組み合わせて、コントラスト閾値を求める段階と、を含む。
また有利なことに本発明によれば、偽陽性を形成する構造の除去が、(1)線形微分フィルタの応答が考慮される構造についてのコントラストを増大させるために生の画像に適用すべき方向フィルタを決定する段階と、(2)局部的なノイズ・レベルに依存する構造コントラスト閾値を規定する段階と、(3)そのフィルタリングされた画像が構造コントラスト閾値よりも大きい全てのピクセルを「1」に設定し且つ他の全てのピクセルを「0」に設定した二値ボリュームを生成する段階と、(4)一組の連結されたピクセルによって形成された粒子(particle)を決定する段階と、(5)各粒子の伸びを測定する段階と、(6)伸びの最小閾値を規定する段階と、(7)粒子の伸びが最小伸び閾値よりも大きいとき、該粒子のピクセルに非放射線医学的徴候ピクセル属性を割り当てる段階と、を含む。
また有利なことに本発明によれば、前記方向フィルタは、異なるスケール及び配向を持つβスプライン型ウェーブレット・フィルタである。
また有利なことに本発明によれば、前記プレゼンテーション画像におけるピクセルの強調は、(1)放射線医学的徴候ピクセル属性を持つ全てのピクセルが「1」であり且つ他の全てのピクセルが「0」である二値画像を生成する段階と、(2)一組の連結されたピクセルによって形成された粒子を決定する段階と、(3)粒子の各ピクセル並びにその直ぐ周囲の各ピクセルの強度と該粒子を取り囲むピクセルの平均強度との間の差を増幅する段階と、を含む。
また有利なことに本発明によれば、(1)最小数の粒子を有する粒子クラスタが決定され、(2)粒子の各ピクセル並びにその直ぐ周囲の各ピクセルの強度と該粒子を取り囲むピクセルの平均強度との間の差が、前記クラスタ内に存在する粒子の数の関数として増幅され、(3)前記クラスタの重心の近くにマーカーが配置されるか、又は前記クラスタの境界を定める輪郭が描かれる。
本発明はまた、放射線医学的徴候の検出のための前記放射線画像処理方法の具現化のための装置にも関する。
本発明は以下の説明及び添付の図面からより明確に理解されよう。これらの図面は表示のために提供されたものであり、本発明の範囲を何ら制限するものではない。
図1は、X線装置、特に本発明によるマンモグラフィ機械を示しいる。このX線装置1は垂直な支柱2を持つ。この垂直な支柱上には蝶番結合されたアーム7があり、該アームは、X線管3と、該X線管3によって放出されたX線を検出することの可能な検出器4とを担持する。このアーム7は垂直に、水平に、又は斜めに配向することができる。X線管3は、X線放出焦点である焦点5を備えている。この焦点5は、放出方向Dに沿ってX線ビーム6を放出する。
現在、標準化された技術用語を持つ数種類のマンモグラフィ投影画像がある。マンモグラフィ乳癌検診のため、一般に頭尾(上下)方向及び斜め内外側方向の投影が各々の乳房について遂行される。特定の状況では、追加の試験又は検査、特に超音波検査及び/又は生体検査を行うことができる。アーム7は、各々の乳房について頭尾方向及び/又は内外側方向の投影を得るためにX線管3を予め規定された位置へ移動させる。
好ましい実施例では、検出器4はディジタル検出器である。検出器4は、X線ビーム6を受けるように放出方向DにX線管3と向かい合ってアーム7に取り付けられる。
アーム7には、患者の乳房を置く乳房保持トレイ8が設けられる。この乳房保持トレイ8は検出器4の上部に配置される。検出器4は乳房保持トレイ8の真下に配置される。検出器4は、患者の乳房及び乳房保持トレイ8を通過したX線を検出する。
更に、乳房の不動化と画像品質又は患者の乳房に送出されるX線の強度との両方に関連した理由のため、放射線撮影中は患者の乳房を圧迫する必要がある。様々な圧迫力が印加されることがある。これらの力は、行うべき検査の種類の関数として、乳房保持トレイ8上の乳房を圧迫する圧迫パッド9を介して加えられる。このため、アーム7は、手動又はモータ駆動のいずれかで乳房を圧迫することのできる摺動パッドであるパッド9を持つ。パッド9は、プラスチックのようなX線透過性材料で形成される。従って、アーム7は、頂部から垂直方向に順に次のもの、すなわち、X線管3、圧迫パッド9、乳房支持トレイ8及び検出器4を担持する。
パッド9、患者の乳房、トレイ8及び検出器4は固定されているが、X線管3はこの組立体に対して空間内で様々な位置を取ることができる。
一変形例では、検出器4は移動可能であってよく、X線管3と同時に胸の周りの様々な位置を取ることができる。この場合、検出器4はもはや乳房保持トレイ8に固定接合されない。検出器4は平坦であるか又は湾曲させることができる。検出器は回転移動及び/又は平行移動させることができる。
患者の身体の一部を通過するビーム6を受け取った後、検出器4は、受け取った射線のエネルギに対応する電気信号を発生する。これらの電気信号は次いで、外部母線11を介して制御論理装置10へ伝送することができる。これらの電気信号により、この制御論理装置10はX線撮影される身体部分に対応する生の2D画像を生成することができる。
好ましい実施形態では、放射線医学的徴候を構成すると考えられるエレメントの強度のカラー化又は強調が、生の画像から得られ且つ生の画像とは別個であって、放射線医師によって観察することのできるプレゼンテーション画像として知られている画像について行われる。
このプレゼンテーション画像は、この制御論理装置10のスクリーンによって表示することができ、或いは印刷してもよい。
一例では、制御論理装置10は、マイクロプロセッサ12と、プログラム・メモリ13と、データ・メモリ14と、キーボード16を備えた表示スクリーン15と、入出力インターフェース17とを有する。マイクロプロセッサ12と、プログラム・メモリ13と、データ・メモリ14と、キーボード16を備えた表示スクリーン15と、入出力インターフェース17とは、内部母線18によって相互接続されている。
実際に、或る装置が或る行為を遂行したと云われるとき、この行為は装置のマイクロプロセッサによって遂行され、該マイクロプロセッサは装置のプログラム・メモリ内に記録されている命令コードによって制御される。制御論理装置10はまさしくこのような装置である。制御論理装置10はしばしば集積回路形式で製作される。
プログラム・メモリ13は幾つかの区域に分割され、各区域は、装置の機能を満たすために命令コードに対応する。本発明の変形に応じて、メモリ13は、X線管3の予め規定された位置を設定し且つこの位置におけるX線の放出を指令するための命令コードを有する区域20を持つ。この区域20の命令コードは、検出器によって直接供給された信号から画像を生成する。区域20はまた、取得ジオメトリ及び検出器に起因したアーティファクトを是正するためにこの画像について前処理を実施し、従って、生の画像として知られている画像を生成するための命令コードを持つ。
メモリ13は、生の画像から、プレゼンテーション画像として知られている画像を生成するための命令コードを有する区域21を持つ。このプレゼンテーション画像上には、放射線医学的徴候である可能性のあるエレメントが、生の画像上で検出された後に強調され又はカラー化される。
このプレゼンテーション画像は、生の画像から別の処理方法によって得られる。この種の処理方法の一例がフランス特許第2847698号に記載されている。フランス特許第2847698号には、ディジタル放射線画像の動態の管理方法が記載されている。この方法は、緻密な区域を含む患者の乳房の範囲全体について判読を可能にする画像を表示するように、グレー・レベルの変動に適応させるために使用される。
メモリ13は、生の画像に適用すべき線形微分フィルタを決定するための命令コードを有する区域22を持つ。メモリ13は、放射線医学的徴候の可能なサイズの範囲をカバーするために使用することのできる線形微分フィルタのスケール・パラメータの数及び値を決定するための命令コードを有する区域23を持つ。
メモリ13は、各ピクセルについて、生の画像を特徴付けるコントラストを計算するために生の画像により線形微分フィルタのコンボリューションを遂行するための命令コードを有する区域24を持つ。このコンボリューションは、線形微分フィルタのスケールの各値について行われる。メモリ13は、各ピクセルについて計算されたコントラストが第1の予め規定されたコントラスト閾値条件に適合することを検証するための命令コードを有する区域25を持つ。この第1の予め規定されたコントラスト閾値条件は、背景の強度及びフィルタのスケール・パラメータに依存する。この区域25は、生の画像の各ピクセルに放射線医学的徴候ピクセル属性を割り当てる。それは、この第1の条件に適合していない全ての他のピクセルに非放射線医学的徴候ピクセル属性を割り当てる。
放射線医学的徴候ピクセル属性又は非放射線医学的徴候ピクセル属性は、制御論理装置の一時的な内部パラメータである。一例では、属性は図形的注釈又は二進数であってよい。
メモリ13は、放射線医学的徴候属性を持つ各ピクセルについて計算されたコントラストが第2の予め規定されたコントラスト閾値条件に適合することを検証するための命令コードを有する区域26を持つ。この第2の予め規定されたコントラスト閾値条件は、ノイズ・レベルに依存する。この区域26は、それぞれのコントラストがこの放射線医学的徴候ピクセル属性に関係していない全てのピクセルを生の画像から除去する。そうするために、区域26は、第2のコントラスト閾値条件に適合していない全てのピクセルについて、放射線医学的徴候ピクセル属性を非放射線医学的徴候ピクセル属性に変更する。
メモリ13は、生の画像の細長の構造のコントラストを増強するために生の画像に方向フィルタを適用するための命令コードを有する区域27を持つ。メモリ13は、潜在的な繊維ピクセルを決定するために方向フィルタによって処理された画像又は線形微分フィルタによって処理された画像について局部的なノイズのレベルに依存して閾値設定動作を遂行するための命令コードを有する区域28を持つ。メモリ13は、連結された潜在的な繊維ピクセルの組(集まり)を決定するための命令コードを有する区域29を持つ。
メモリ13は、連結された潜在的な繊維ピクセルの各組の伸びを測定するための命令コードを有する区域30を持つ。メモリ13は、繊維によって形成された偽陽性を除去するために、連結された潜在的な繊維ピクセルの各組の伸びの測定値を、予め規定された閾値と比較するための命令コードを有する区域31を持つ。連結されたピクセルの組の伸びが予め規定された閾値よりも大きいときにこの除去を実行するために、区域31は、連結されたピクセルの組の各ピクセルに非放射線医学的徴候ピクセル属性を割り当てる。
メモリ13は、プレゼンテーション画像において表示アルゴリズムを適用するための命令コードを有する区域32を持つ。この表示アルゴリズムは、区域33の命令コード及び/又は区域34の命令コードを適用することができる。メモリ13は、放射線医学的徴候ピクセル属性を持つ各ピクセルに1つのカラー情報を割り当てるための命令コードを有する区域33を持つ。メモリ13は、プレゼンテーション画像において放射線医学的徴候ピクセル属性を持つピクセルの信号を強調するための命令コードを有する区域34を持つ。
本発明では、放射線医学的徴候ピクセルの検出が生の画像において行われ、また検出されたピクセルの強度の強調又はカラー化が好ましくはプレゼンテーション画像において行われる。
制御論理装置10は対象物の放射線投影の取得を実施する。この取得の際に、乳房、従って検出器が照射される。制御論理装置はこの投影の生の画像を生成する。この生の画像から、制御論理装置はまたプレゼンテーション画像を生成する。放射線医学的徴候を構成する可能性のあるピクセルを局在化するために処理方法が使用されるのは、この生の画像からである。これらの推測された放射線医学的徴候は微小石灰化又はオパシティのケースであってよい。放射線医学的徴候はプレゼンテーション画像において強調され又はカラー化される。
生の画像の各ピクセルについて、制御論理装置はそれを特徴付けるコントラストを計算する。
ピクセル・コントラスト計算手段は、所与の寸法及び形状を持つ構造の存在に強く反応するように設計された線形微分フィルタによって形成される。コントラスト計算手段を具現化するため、制御論理装置は、乳房組織を背景から分離するために二値マスクを生の画像に適用する。その結果として、生の画像は乳房の各ピクセルについて規定されたコントラスト画像に変換される。
好ましい実施形態では、スケール・パラメータsを持つ線形微分フィルタはウェーブレット・フィルタであり、図2a及び図2bに示されているこのウェーブレット・フィルタは生の画像の全てのピクセルについてコントラストを計算するために使用される他の種類の線形微分フィルタに置換され得ることが知られている。図2aは、スケール・パラメータsを持つウェーブレット・フィルタの概略3D図を示す。ウェーブレット・フィルタリングは、生の画像の内容を分析するために使用される方法である。
好ましい実施形態では、ウェーブレット・フィルタリングは倒立メキシコ帽型である。ウェーブレット・フィルタのスケール・パラメータは、地図についてのスケールの表記法と非常に類似している。地図の場合と同様に、大きいスケール値は、詳細でない全体図に対応する。小さいスケール値は詳細な図に対応する。周波数に関しては、同様に、低い周波数又は大きいスケールは、信号の範囲全体にわたって通常信号についての全体的な情報を与え、他方、高い周波数又は小さいスケールは信号内のより小さいパターンについて詳細な情報を与える。
ウェーブレット・フィルタは、図2の例では、X、Y及びZのデカルト座標で表されている。ウェーブレット・フィルタは、X及びY軸によって規定された平面へ変換される。Z軸はウェーブレット・フィルタの振幅を表す。
ウェーブレット・フィルタリングは、医学的イメージング、特にマンモグラフィにおける局部的なマルチスケール分析に特によく適している。制御論理装置は、各々の予め規定されたサイズの放射線医学的徴候についてコントラストを計算するために生の画像に適用すべき一群のウェーブレット・フィルタを規定する。論理制御装置は、予め規定されたサイズの放射線医学的徴候に依存してスケールを任意に選ぶ。従って、フィルタのスケール・パラメータは、探している放射線信号の徴候に依存する。
このウェーブレット・フィルタリングは、定数とスケールsと背景の強度との積よりも大きいレベルの強度を示すピクセルの選択を可能にする。これにより、生の画像において充分な強度を持つピクセルのみを保持することが可能になる。
本発明では、全ての予め規定されたサイズの放射線医学的徴候について各ピクセルのコントラストを計算するため、制御論理装置はスケール・パラメータsの数及び値を規定する。
好ましい実施形態では、制御論理装置は2つのスケール・パラメータと各スケール・パラメータの値を規定する。これらの値は、検出すべき放射線医学的徴候の範囲の関数として決定される。一例では、制御論理装置は、100μm〜500μmのサイズの範囲に属する放射線医学的徴候を検出することを目指す。というのは、この値より大きいと、放射線医学的徴候は放射線医師にとって充分に視覚可能であるからである。この場合には、検出器の分解能が100μmであるので、上記サイズ範囲は2つのスケール・パラメータ値によりカバーされる。第1のスケール・パラメータs=s1の値は(2)1/2 に等しく、且つ第2のスケール・パラメータs=s2の値は2に等しい。一変形例では、スケール・パラメータの数及び値は、上記のものから異なることができる。一群のウェーブレット・フィルタを規定するスケール・パラメータの数及び値は、検出すべき放射線医学的徴候のサイズの関数として変えることができる。
図2bは、スケールs1又はs2に従った図2aのウェーブレット・フィルタの平面(X,Z)における断面図を示す。制御論理装置によって規定された各ウェーブレット・フィルタは、スケール・パラメータs1又はs2の関数として、生の画像の各ピクセルのコントラストを測定する。ウェーブレット・フィルタ40は局部的フィルタである。フィルタは、負の係数によって形成された中央部分とその周縁に位置する正の部分とを持つ。負の部分の最大半径はフィルタのスケールの値に等しい。
ウェーブレット・フィルタについての式は、rを半径の変数として、次の式によって極座標で表される。
Figure 0005406435
ここで、sはフィルタのスケールであり、sはs1又はs2に等しい。制御論理装置は、スケールs=s1を持つ第1のウェーブレット・フィルタにより、次いでスケールs=s2を持つ第2のウェーブレット・フィルタにより、生の画像のコンボリューションを遂行して、少なくとも1つのスケールについて、それらのコントラストが定数とスケールsと背景の強度との積よりも大きい複数のピクセルを抽出する。幾つかの階級を持つこの方式は、医学的画像において、放射線医学的徴候のサイズの計画された変化に適合させることを可能にする。
ウェーブレットによる生の画像データのコンボリューションの際、制御論理装置は、生の画像の座標(x,y)を持つ各ピクセルにおいて、フィルタの負の係数の絶対値によって重み付けした(x,y)近辺のグレー・レベルの平均と、フィルタの正の係数によって重み付けした(x,y)近辺のグレー・レベルの平均とを計算する。負の部分に存在するグレー・レベルの平均は、放射線医学的徴候部分であると推測される部分のグレー・レベルの平均を表す。正の部分に存在するグレー・レベルの平均は、推測される放射線医学的徴候を取り囲む推測される背景の部分のグレー・レベルの平均を表す。
最後に、制御論理装置は、これらの2つの平均値の間の差をとって前記ピクセルのコントラストを計算する。ウェーブレット・フィルタの使用により、グレー・レベルの平均値の間の差をとって線形コントラストを計算することが可能になる。この種のコントラストの計算は、ピクセル(x,y)におけるグレー・レベル値と隣接したピクセルの信号との間の差よりも、ノイズに対して一層ロバストである。更に、この種のコントラストの計算により、ノイズ・レベルについてのウェーブレット・フィルタの影響を予測することが可能である。
生の画像において球の中心でウェーブレットによって測定された、半径sを持つ球状放射線医学的徴候の理論的コントラストΔIは、ΔI=I・s・Δμ・Kであり、ここで、Kは定数であり、Iは背景強度であり、Δμは乳房組織の組成の減衰係数と放射線医学的徴候の組成の減衰係数との間の差である。背景強度Iは、ウェーブレット係数の正の部分に存在する係数によって重み付けされたピクセル(x,y)近辺のグレー・レベルの平均として生の画像において測定され、またsはウェーブレット・フィルタのスケール・パラメータである。
Δμは、乳房の組成、放射線医学的徴候の組成、及びX線エネルギに依存する。乳房の組成及び放射線医学的徴候の正確な組成が未知であるので、Δμを予測することは困難である。そのため、制御論理装置は放射線医学的徴候について下側境界Δμmin を設定する。この下側境界はアルゴリズムのシミュレーションに従って整合させる。
コントラストを計算した後、制御論理装置は、図3に示されているように予め規定された放射線医学的徴候コントラスト閾値条件を満たすピクセルを決定する。
図3は、本発明の方法を具現化する手段を例示する。図3において、段階100で、X線管が、以前に決定された基準位置に従って、投影のために患者の乳房を通り抜ける強度のX線を放出する。
段階101で、検出器4が、投影を表す生の画像を取得する。この生の画像が、取得ジオメトリイ及び検出器に起因するアーティファクトを除去するために制御論理装置によって前処理される。
段階102で、制御論理装置は生の画像からプレゼンテーション画像を生成する。
段階103で、制御論理装置は、生の画像に適用すべきウェーブレット・フィルタを決定する。このウェーブレット・フィルタは、好ましくは、倒立メキシコ帽型ウェーブレット・フィルタである。
段階104で、制御論理装置は、生の画像に適用すべきスケールの数、並びのこれらのスケールの値を決定する。スケールの数及び値は、放射線医学的徴候のサイズの範囲をカバーするの充分でなければならない。本発明のこの例では、制御論理装置は、値s=(2)1/2 及びs=2を持つ2つのスケールを決定する。
段階105で、制御論理装置は、段階104で決定された各スケールについてウェーブレット・フィルタにより生の画像のコンボリューションを遂行する。この段階は、図2bで述べたように、生の画像の各ピクセルのコントラストの計算を可能にする。
段階106〜111で、制御論理装置は、画像内の各ピクセルの測定されたコントラストが、放射線医学的徴候のサイズ、背景の強度及びノイズ・レベルに依存して、放射線医学的徴候ピクセルと見なすのに充分であることを確かめる。コントラストが半径sを持つ放射線医学的徴候の減衰度よりも大きくない場合、又はこのコントラストがノイズから生じる確率が大きすぎる場合、そのピクセルは放射線医学的徴候ピクセルであると見なされない。
段階106で、制御論理装置は、各ピクセルのコントラストを放射線医学的徴候コントラスト閾値の第1の所定の条件と比較する。
制御論理装置は、そのコントラストがこの第1のコントラスト閾値条件を満たしているピクセルのみに放射線医学的徴候ピクセル属性を割り当てる。
第1の条件は、コントラストΔI>I・s・αである。
測定されたコントラストが、コントラストαに背景強度Iとフィルタのスケール・パラメータsを乗算した値よりも大きい場合、制御論理装置は段階107を適用する。そうでない場合は、制御論理装置は段階108を適用する。背景強度Iは、ウェーブレット・フィルタの正の部分の係数による生の画像のコンボリューションによって、全ての点の各々で与えられる。
段階107で、制御論理装置は、対応するピクセルが潜在的な放射線医学的徴候ピクセルと同様であると仮定して、該ピクセルに放射線医学的徴候ピクセル属性を割り当てる。
段階108で、制御論理装置は、対応するピクセルを生の画像から除去して、該対応するピクセルに非放射線医学的徴候ピクセル属性を割り当てる。
しかしながら、この第1のコントラスト閾値条件は、特にノイズ・コントラスト比が低い場合に、充分に選択的でない。この低いノイズ・コントラスト比の結果として、しばしば生の画像の取得の際にX線強度が低くなる。この場合、測定されたコントラストがノイズに由来する確率は高い。その結果として、段階109で、制御論理装置は第2のコントラスト閾値条件を規定する。
この第2のコントラスト閾値条件は、以下のように規定される。段階107で選択された各ピクセルのコントラストはまた、定数βにノイズの平均標準偏差を乗算した値よりも大きくなければならない。好ましい実施形態は、背景強度の平方根に線形に関連付けられる量子ノイズσのみを考慮する。
従って、第2のコントラスト閾値条件は、そのコントラストが量子ノイズに由来する可能性のある候補ピクセルを拒絶する。この拒絶は、パラメータβによって制御される拒絶率で行われる。
満たすべき第2のコントラスト閾値条件は、測定されたコントラストΔI>β・σである。ここで、
σ=(I1/2・[∫(x,y)dxdy]1/2
であり、この式で、f(x,y)はウェーブレット・フィルタの係数である。
しかしながら、実際には、量子ノイズがまた検出器の変調伝達関数(MTF)によって変更されることが理解されよう。この変調伝達関数は、前もって分かっていることが好ましい。一変形例では、それは従来の計算モードに従って計算することができる。従って、第2のコントラスト閾値条件を改善するために、制御論理装置は本発明のアルゴリズムの中に変調伝達関数の測定値を取り入れることができる。更に、量子ノイズに加えて、検出器の電子ノイズがある。
候補ピクセルのコントラストが、定数に背景強度の平方根を乗算し且つフィルタの係数の二乗和の平方根を乗算して得られる第2のコントラスト閾値条件よりも大きいとき、制御論理装置は段階110を適用する。そうでないときは、制御論理装置は段階111を適用する。
段階110で、制御論理装置は、対応するピクセルの放射線医学的徴候ピクセル属性を保持する。
段階111で、制御論理装置は、生の画像の前記対応するピクセルに、非放射線医学的徴候ピクセル属性を割り当てる。前記対応する特性ピクセルはノイズと見なされる。
最後に、ピクセルは、2つのスケールs=(2)1/2 及び/又はs=2の一方について、このピクセルの測定されたコントラストが2つの予め規定されたコントラスト閾値条件に適合している場合、放射線医学的徴候ピクセルであるとして選ばれる。これらの2つのコントラスト閾値条件は単一の第3のコントラスト閾値条件に組み合わせることができる。この場合、第1及び第2のコントラスト閾値条件の組合せは次のように表現される。すなわち、
測定値されたコントラストΔI> max(I・s・α,β・σ)
ここで、α及びβはアルゴリズムのパラメータである。
しかしながら、生の画像の構造は、放射線医学的徴候の特性と同様な特性を持つことがある。生の画像において偽陽性を形成するこれらの構造を除くために、制御論理装置は先ず該生の画像に適切な線形フィルタを適用する。これらの線形フィルタは、所与の放射線医学的徴候特性の関数として決定される。これらの特性は、例えば、サイズ及び形状であってよい。一例では、これらの線形フィルタは、所与のサイズの構造を補強することができる。更に、制御論理装置は、一組の形態学的、デンシトメトリー及び/又はテクスチャ基準を前記構造に適用して、それらを放射線医学的徴候から区別する。
本発明の一例では、これらの構造を繊維で例示しており、それらはまた、放射線医学的徴候を構成しない任意の他の種類の構造で例示できることが知られている。生の画像では、幾つかの繊維が良好な減衰特性を持つと共に放射線医学的徴候と同様な直径を持つことがある。この結果、生の画像内の繊維によって多数の偽陽性が形成されることになる。従って、繊維が放射線医学的徴候と異なって非常に長い形状を持っているので、形状が、放射線医学的徴候を繊維から区別するために使用される最も重要な特性である。
これを行うため、制御論理装置は、上述したメキシコ帽型ウェーブレットの係数を使用して繊維によって形成される偽陽性の大部分を除くことができる。この結果、方向フィルタを使用するアルゴリズムよりも高速であって且つ選択的でないアルゴリズムが得られる。
段階112で、制御論理装置は、潜在的な繊維のピクセルを決定するために、メキシコ帽型ウェーブレットによってフィルタリングされた画像について、局部的ノイズ・レベルに依存して閾値設定動作を遂行する。このフィルタリングされた画像は段階105で与えられる。制御論理装置は、考慮される2つのスケールs=(2)1/2 及びs=2の一方について、ピクセルのコントラストが予め規定された繊維閾値よりも大きい場合にフィルタリングされた画像の潜在的な繊維のピクセルを選択する。この繊維閾値はβfibre ・σに等しい。ここで、βfiber はアルゴリズムのパラメータである。
一変形例では、制御論理装置は、段階113を実行することによってフィルタリングされた画像を決定することができる。段階113で、制御論理装置は、繊維の信号を増幅するために、段階101の生の画像に方向フィルタを適用する。好ましい実施形態では、方向フィルタはβスプライン・ウェーブレット型関数である。これらの関数はフランス特許第2863749号に記載されている。これらのウェーブレット・フィルタは異なるスケール及び配向を持つ。各ピクセルについて、制御論理装置は、最良の応答を与えるウェーブレット・フィルタを決定する。最良のフィルタは、ピクセルの近隣並びに方向フィルタリングされた画像において繊維の配向性を与える。そこで、閾値が、潜在的な繊維のピクセルを決定するために方向フィルタリングされた画像に適用される。画像のピクセル(i,j)について、この閾値はβfibre ・σ’に等しい。ここで、
σ’=[M(i,j)]1/2・[∫max(x,y)dxdy]1/2
であり、この式で、M(i,j)は、点(i,j)の近隣におけるグレー・レベルの平均である。gmax (x,y)は最良の応答を局部的に与えるβスプライン・ウェーブレットの係数でありる。
得られた方向フィルタリングされた画像は、等方性のメキシコ帽型繊維と異なる繊維の細長の構造を使用しているので、繊維の信号を強めて、識別性をより大きくする。このときの相反する問題は、計算時間が遙かにより長くなることである。
段階114で、制御論理装置は、潜在的な繊維のピクセルが「1」にされることを除いて、全てのピクセルが「0」にされる二値ボリュームを生成する。「1」にされたピクセルの中から繊維のピクセルを抽出するため、制御論理装置は、「1」に設定された一組の連結された点によって形成された粒子を抽出する連結成分(connected-component) アルゴリズムを適用する。
段階115で、制御論理装置は、粒子を形成する各々の連結された組のピクセルの形態を決定する。主要な形状特性は、粒子の長さについての情報を提供する最大のフェレット・ナンバー(Feret number)によって与えることができる。フェレット・ナンバーは、可能な方向の全てをサンプリングして、一組の方向に沿った粒子の伸びを測定する。
段階116で、制御論理装置はフェレット閾値IFeret を決定する。この閾値IFeret は、好ましくは、シミュレーションによって求められる。測定された粒子の伸びが閾値IFeret よりも大きいとき、制御論理装置は段階117を適用する。
従って、本発明のアルゴリズムは4つのパラメータα、β、βfibre 及びIFeret を持ち、これらのパラメータは真理データベース上でシミュレーションによって決定される。
段階117で、制御論理装置は、段階116で検出された粒子を繊維であると見なし、次いで、段階118で、それらのピクセルに非放射線医学的徴候ピクセル属性を割り当てる。
段階119で、制御論理装置は、実行者の分析を容易にするために、プレゼンテーション画像に、放射線医学的徴候ピクセルを表示するためのアルゴリズムを適用する。この表示アルゴリズムは、放射線医学的徴候ピクセル属性を持つプレゼンテーション画像の各ピクセルとこれらのピクセルの直ぐ周囲とに1つのカラー情報を割り当てることができる。
表示アルゴリズムはまた、放射線医学的徴候ピクセル属性を持つピクセルの強度を強調するプロセスを適用することもできる。
強調プロセスは、連結成分アルゴリズムを、放射線医学的徴候の位置についての一組の「1」のピクセルとそれ以外の「0」のピクセルとによって形成された二値画像に適用することで構成される。この結果、放射線医学的徴候の一組の粒子が生じる。そこで、1つの粒子及びその直ぐ周囲に属するプレゼンテーション画像の各ピクセルについて、そのピクセルの強度を該粒子の直ぐ周囲の強度に対して増大させる。
粒子の直ぐ周囲とは、粒子のピクセルから距離Dよりも小さい距離に位置している一組のピクセルとして規定される。この距離は、前もって規定されたパラメータである。制御論理装置は、粒子の直ぐ周囲におけるグレー・レベルの平均Mpを計算する。このグレー・レベルの平均Mpは、粒子の背景強度である。粒子及びその直ぐ周囲の各々のピクセル(i,j)について、参照される強調画像DCA(i,j)が、粒子のピクセルの強度S(i,j)と粒子の背景強度Mpとの間の差を次の式に従って増幅することによって求められる。
Figure 0005406435
ここで、Aは強調能力に直接に影響を及ぼし、dはピクセル(i,j)と粒子との間の距離であり、粒子内部の各ピクセルについてはd=0である。放射線医学的徴候部分を識別するのは困難であるので、制御論理装置は、その強さが粒子からの距離につれて減少していく強調度を適用する。パラメータτは、距離につれての強調係数のこの減少を制御する。
また、臨床情報に依存する強調係数を使用することによって、臨床情報を強調プロセスに組み入れることが、オプションとして可能である。
一例では、制御論理装置は、1つのクラスタ型の臨床情報を強調プロセスに組み入れる。微小石灰化のクラスタが微小石灰化クラスタ化アルゴリズムによって求められる。粒子及び前に規定したその直ぐ周囲に属する各ピクセルの強調度は次の式によって与えられる。
Figure 0005406435
ここで、Cはクラスタ内の微小石灰化の数に依存する。
一例では、クラスタは、論理制御装置によって発生されたマーカーによってプレゼンテーション画像上に指示される。これらのマーカーは、クラスタの重心に配置した図形的注釈であってよい。
一変形例では、論理制御装置は、所与の最小数よりも多い数の微小石灰化を持つクラスタの周りに輪郭を描くことができる。これは、より具体的に実行者の注意をそのカルシウム含量に向けさせる必要がある場合に関心のあることである。
結果の表示が放射線医学的徴候のピクセルをカラー化することによって行われる場合、カラー(色)はそれらに対して、量S(i,j)−Mp、距離d、及びオプションとして、クラスタ内の微小石灰化の数並びにクラスタ数の関数として割り当てられる。
放射線医学的徴候の粒子が強調され又はカラー化されている最終的なプレゼンテーション画像が、実行者によって観察するために表示スクリーン上に表示される。この最終的な画像では、全ての放射線医学的徴候が、それらの疑わしい特性に関して、或いはそれらのグループ化した又は孤立した特性に関して、区別なく強調表示される。その結果、放射線医師は放射線医学的徴候の分布のマッピングの全体を直ちに観察することができる。
一般に、制御論理装置は、異なる形状及び量子ノイズとは異なるノイズを持つ放射線医学的徴候のモデルを考慮することができる。従って、制御論理装置は、異なる種類の処理のために入力として異なる仮定を使用することができる。
本発明の改善手段を設けたX線装置、特にマンモグラフィ機械の概略図である。 本発明によるメキシコ帽型ウェーブレット・フィルタの概略図である。 本発明による図2aのウェーブレット・フィルタの平面(X,Z)における断面の概略図である。 本発明の方法を具現化する手段を例示する。
符号の説明
1 X線装置
2 支柱
3 X線管
4 検出器
5 焦点
6 X線ビーム
7 アーム
8 乳房保持トレイ
9 圧迫パッド
10 制御論理装置
11 外部母線
12 マイクロプロセッサ
13 プログラム・メモリ
14 データ・メモリ
15 表示スクリーン
16 キーボード
17 入出力インターフェース
18 内部母線
40 ウェーブレット・フィルタ
41a、41b 正の部分
42 負の部分

Claims (11)

  1. X線装置からの画像を処理するための方法であって、
    生の画像にアクセスし、
    放射線医学的徴候を表していると推測されるピクセルを、前記生の画像内で突き止め、
    前記生の画像の各ピクセルについて少なくとも1つのコントラストを計算し、
    事前の規定を、放射線医学的徴候に対応する少なくとも1つのコントラスト閾値について行い、
    各ピクセルの前記計算されたコントラストが前記コントラスト閾値よりも大きいとき、対応するピクセルに放射線医学的徴候ピクセル属性を割り当て、
    放射線医学的徴候ピクセル属性を与えられた前記ピクセルの強度とその直ぐ周囲における強度又はグレーレベルの平均との間の差を増幅する、
    方法。
  2. 放射線信号に近い特性を持っていることから偽陽性を形成する構造のピクセルの一組を識別し、
    構造の前記ピクセルの少なくとも1つに、形態学的、デンシトメトリー及び/又はテクスチャ基準の関数として非放射線医学的徴候ピクセル属性を割り当てる、
    請求項1記載の方法。
  3. プレゼンテーションのため、1つのカラー情報が、プレゼンテーション画像において、放射線医学的徴候ピクセル属性を持つピクセルに、並びにそれらの直ぐ周囲に割り当てられ、或いは、放射線医学的徴候ピクセル属性を持つピクセルの強度、並びにそれらの直ぐ周囲の強度が、プレゼンテーション画像において強調され、
    前記のカラー化され又は強調されたピクセルを持つプレゼンテーション画像が表示される、
    請求項1又は2記載の方法。
  4. 各ピクセルのコントラストの計算は、
    生の画像に適用すべきスケール・パラメータを持つ線形微分フィルタを決定する段階と、
    スケールが、分析すべき放射線医学的徴候のサイズによって特徴付けられる段階と、
    ある範囲のサイズの放射線医学的徴候をカバーするのに充分な数のスケールを決定する段階と、
    各スケール値について、各々の線形微分フィルタにより生の画像のコンボリューションを遂行する段階と、
    を含んでいる、請求項2記載の方法。
  5. 前記線形微分フィルタはメキシコ帽型のウェーブレット・フィルタであり、該フィルタは、負の係数によって形成された中央部分とその周縁に位置する正の部分とを有し、負の部分の最大半径は前記フィルタのスケールの値に等しい、請求項4記載の方法。
  6. 前記コントラスト閾値の事前の決定が、
    生の画像内の局部的背景強度及び前記ウェーブレット・フィルタのスケールの値に依存する第1の閾値を事前に規定する段階と、
    前記ウェーブレット・フィルタの正の部分の係数による生の画像のコンボリューションによって、全ての点の各々におけるこの背景強度を提供する段階と、
    生の画像内に存在する局部的ノイズ・レベルに依存する第2の閾値を事前に規定する段階と、
    前記第1及び第2の閾値を組み合わせて、コントラスト閾値を求める段階と、
    を含む、請求項5記載の方法。
  7. 前記線形微分フィルタの応答が考慮される構造についてのコントラストを増大させるために生の画像に適用すべき方向フィルタを決定する段階と、
    局部的なノイズ・レベルに依存する構造コントラスト閾値を規定する段階と、
    前記線形微分フィルタによりフィルタリングされた画像が構造コントラスト閾値よりも大きい全てのピクセルを「1」に設定し且つ他の全てのピクセルを「0」に設定した二値画像を生成する段階と、
    「1」に設定された一組の連結されたピクセルによって形成された粒子を決定する段階と、
    各粒子の伸びを測定する段階と、
    伸びの最小閾値を規定する段階と、
    粒子の伸びが最小伸び閾値よりも大きいとき、該粒子のピクセルに非放射線医学的徴候ピクセル属性を割り当てる段階と、
    を含む、請求項4乃至6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記方向フィルタは、異なるスケール及び配向を持つβスプライン型ウェーブレット・フィルタである、請求項7に記載の方法。
  9. 前記プレゼンテーション画像におけるピクセルの強調は、
    放射線医学的徴候ピクセル属性を持つ全てのピクセルが「1」であり且つ他の全てのピクセルが「0」である二値画像を生成する段階と、
    「1」に設定された一組の連結されたピクセルによって形成された粒子を決定する段階と、
    粒子のピクセルの強度とその直ぐ周囲における強度又はグレーレベルの平均との間の差を増幅する段階と、
    を含む、請求項に記載の方法。
  10. 最小数の粒子を有する粒子クラスタが決定され、
    前記差が、前記クラスタ内に存在する粒子の数の関数として増幅され、
    前記クラスタの重心の近くにマーカーが配置されるか、又は前記クラスタの境界を定める輪郭が描かれる、
    請求項9に記載の方法。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像処理方法を実行する制御論理装置(10)を含んでいるX線装置。
JP2007149984A 2006-06-07 2007-06-06 放射線医学的徴候の検出のために放射線画像を処理するための方法 Expired - Fee Related JP5406435B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0652042 2006-06-07
FR0652042A FR2902215A1 (fr) 2006-06-07 2006-06-07 Procede de traitement d'images radiologiques pour une detection de signes radiologiques

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007325931A JP2007325931A (ja) 2007-12-20
JP5406435B2 true JP5406435B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=37907301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007149984A Expired - Fee Related JP5406435B2 (ja) 2006-06-07 2007-06-06 放射線医学的徴候の検出のために放射線画像を処理するための方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8036442B2 (ja)
JP (1) JP5406435B2 (ja)
DE (1) DE102007026804A1 (ja)
FR (1) FR2902215A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101687971B1 (ko) * 2010-07-19 2016-12-21 삼성전자주식회사 유방 촬영 장치 및 그 방법
EP3145432B1 (en) * 2014-05-23 2018-07-18 Koninklijke Philips N.V. Imaging apparatus for imaging a first object within a second object
US9251568B1 (en) * 2014-08-29 2016-02-02 Konica Minolta Laboratory U.S.A., Inc. Pseudo-skeleton based image enhancement for document image reproduction
CN107106109B (zh) * 2014-11-06 2020-11-06 皇家飞利浦有限公司 计算机断层扫描系统
US10542961B2 (en) 2015-06-15 2020-01-28 The Research Foundation For The State University Of New York System and method for infrasonic cardiac monitoring
WO2018163105A2 (en) * 2017-03-09 2018-09-13 St. Jude Medical International Holding S.À R.L. Detection of fiducials in a clinical image
US11607802B2 (en) * 2019-09-15 2023-03-21 X Development Llc Robotic control using action image(s) and critic network
CN113034491B (zh) * 2021-04-16 2021-10-08 北京安德医智科技有限公司 一种冠脉钙化斑块检测方法及装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2631747B2 (ja) * 1989-06-26 1997-07-16 富士写真フイルム株式会社 円形パターン判定方法および装置
US5212637A (en) * 1989-11-22 1993-05-18 Stereometrix Corporation Method of investigating mammograms for masses and calcifications, and apparatus for practicing such method
US6574357B2 (en) * 1993-09-29 2003-06-03 Shih-Ping Wang Computer-aided diagnosis method and system
JPH10118053A (ja) * 1996-10-17 1998-05-12 Fuji Photo Film Co Ltd 異常陰影候補の検出方法および装置
US6310967B1 (en) * 1998-04-29 2001-10-30 University Of South Florida Normal and abnormal tissue identification system and method for medical images such as digital mammograms
DE10058905A1 (de) * 2000-11-21 2002-05-23 Imagetool Digitale Bildverarbe Verfahren zur Detektion von Mikrokalk
US7593562B2 (en) * 2002-09-24 2009-09-22 Carestream Health, Inc. Method and system for computer aided detection (CAD) cued reading of medical images
FR2847698B1 (fr) 2002-11-27 2005-05-06 Ge Med Sys Global Tech Co Llc Procede de gestion de la dynamique d'une image radiologique numerique
US8165358B2 (en) * 2004-01-12 2012-04-24 Ge Medical Systems Global Technology Co., Llc System and method for overlaying color cues on a virtual representation of an anatomical structure
FR2863749B1 (fr) * 2003-12-10 2006-04-07 Ge Med Sys Global Tech Co Llc Procede de traitement d'image radiologique pour la detection de microcalcifications

Also Published As

Publication number Publication date
DE102007026804A1 (de) 2008-02-07
FR2902215A1 (fr) 2007-12-14
US20070286336A1 (en) 2007-12-13
US8036442B2 (en) 2011-10-11
JP2007325931A (ja) 2007-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5260892B2 (ja) 放射線医学的徴候の検出のためのトモシンセシスにおける放射線画像の処理方法
JP5162182B2 (ja) 異常陰影の検出のために放射線画像を処理するための方法
Chan et al. Effective pneumothorax detection for chest X-ray images using local binary pattern and support vector machine
JP5041821B2 (ja) 放射線医学的徴候の検出のためのトモシンセシス投影画像の処理装置
JP5406435B2 (ja) 放射線医学的徴候の検出のために放射線画像を処理するための方法
US7515743B2 (en) System and method for filtering a medical image
EP2916737B1 (en) System and method for automated detection of lung nodules in medical images
EP0757544B1 (en) Computerized detection of masses and parenchymal distortions
US6738500B2 (en) Method and system for detecting small structures in images
US20020006216A1 (en) Method, system and computer readable medium for the two-dimensional and three-dimensional detection of lesions in computed tomography scans
JPH06121792A (ja) ディジタル胸部レントゲン写真の肺小結節自動検出における正常例の誤診を分析する方法およびそのシステム
JPH09508814A (ja) 医用画像を分割するための自動的方法およびシステム
CN107633514B (zh) 一种肺结节周边血管量化评估系统及方法
JP4651370B2 (ja) 放射線画像処理の方法
JPH09251535A (ja) 2次元多階調画像におけるパタン検出方法及び装置
EP3319502B1 (en) Mammography apparatus
JP2002074326A (ja) 異常陰影候補検出処理システム
JP2002330952A (ja) 異常陰影候補検出方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100531

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110518

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110518

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5406435

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees