JP5406373B2 - 広帯域無線通信システムでマルチホップ中継通信のための装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は広帯域無線通信システムに関する。特に、本発明は広帯域無線通信システムでマルチホップ(multi−hop)中継通信を行うための装置及び方法に関する。
次世代通信システムである4世代(4th Generation、以下「4G」と称する)通信システムでは約100Mbpsの伝送速度を有する様々なQoS(Quality of Service)を有するサービスをユーザに提供するための活発な研究が進められている。特に、現在、4G通信システムでは無線ローカルエリアネットワークシステム及び無線メトロポリタンエリアネットワークシステムのような広帯域無線アクセス(BWA:Broadband Wireless Access)通信システムに移動性とQoSを保証する形で高速サービスを支援するようにする研究が活発に進められている。また、その代表的な通信システムがIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.16通信システムである。前記IEEE802.16通信システムは広帯域(Broadband)伝送ネットワークを支援するために物理チャネル(Physical Channel)にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)/OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式を採用する。
前記IEEE802.16通信システムで端末の移動性及び無線ネット構成の柔軟性を確保し、トラフィックの分布や通話要求量の変化が激しい無線環境でより効率的なサービスを提供するための研究が活発に進められている。その一つの方法として中継局(Relay Station)を利用してマルチホップ(Multi Hop)中継形態のデータ伝達方式を適用した通信システムが考慮されている。前記広帯域無線通信システムで前記中継局を使用することで基地局のカバレッジ(Coverage)の増大、スループット(Throughput)の改善などの効果が発生する。すなわち、劣悪なチャネル環境を持つ特定の地域に中継局を位置させて信号を伝達できる。また、セル境界の近くに中継局を位置させて基地局のカバレッジ外にある端末と基地局が通信できるようにサービスすることができる。
上述のような長所を持つマルチホップ中継技法を適用するために、システムは追加的機能を提供すべきである。例えば、中継局の動作を制御するための基地局のスケジューリング技法、中継局のリソース使用を保証するためのスケジューリング方法、中継局と端末の間の接続及び中継局と基地局の接続を設定するための機能などが要求される。したがって、従来の単一ホップ通信のために設計された基地局などの装備を活用することができず、そのため、前記マルチホップ中継技法を適用するための開発及び具現上の困難などが存在する。
したがって、単一ホップ通信でマルチホップ技法を利用するための装置及び方法の必要が存在する。
本発明は上述した問題点及び不利益を解消し、以下のような長所を提供する。本発明の見地(aspect)は広帯域無線通信システムでシステムに対する最小限の負担でマルチホップ中継(multi−hop relay)技法を導入するための装置及び方法を提供する。
本発明の他の見地は、広帯域無線通信システムでL3(Layer−3)中継技法を適用するための装置及び方法を提供する。
本発明のさらに他の見地は、広帯域無線通信システムで基地局を変更することなくまたは少ない変更のみで中継通信を行うための装置及び方法を提供する。
上記目的を達成するための本発明の第1見地によれば、広帯域無線通信システムで中継局の動作方法は、前記中継局に接続された端末から少なくとも一つのトラフィックMAC PDU(Media Access Control Protocol Data Unit)が受信されると、前記少なくとも一つのトラフィックMAC PDUからL3(Layer−3)パケットを抽出する過程と、前記L3パケットを含む中継MAC PDUを生成する過程と、前記MAC PDUを前記L3パケットを運搬した端末サービスフロー(SF:Service Flow)で要求するQoSを支援する中継局サービスフローを介して基地局へ送信する過程と、を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明の第2見地によれば、広帯域無線通信システムで制御局の動作方法は、基地局から中継局に接続された端末のアップリンクL3パケットを含むGRE(Generic Routing Encapsulation)パケットが受信されると、前記GREパケットから少なくとも一つの端末の少なくとも一つのL3パケットを抽出する過程と、前記少なくとも一つのL3パケットを前記少なくとも一つのL3パケットの目的地へ送信する過程と、を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明の第3見地によれば、広帯域無線通信システムで中継局装置は、前記中継局に接続された端末から少なくとも一つのトラフィックMAC PDUが受信されると、前記少なくとも一つのトラフィックMAC PDUからL3パケットを抽出し、前記L3パケットを含む中継MAC PDUを生成するトラフィック処理器と、前記L3パケットを運搬した端末サービスフローで要求するQoSを支援する中継局サービスフローを介して前記MAC PDUを基地局へ送信する送信器と、を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明の第4見地によれば、広帯域無線通信システムで制御局装置は、基地局から中継局に接続された端末のアップリンクL3パケットを含むGREパケットが受信されると、前記GREパケットから少なくとも一つの端末の少なくとも一つのL3パケットを抽出するトラフィック処理器と、前記少なくとも一つのL3パケットを前記少なくとも一つのL3パケットの目的地へ送信する通信器と、を含むことを特徴とする。
本発明の他の見地、利益、主な特徴は以下に添付された本発明の実施形態及び図面と共に説明される詳細な説明から当業者に明白に認識されるはずである。
本発明の実施形態による本発明の上述した見地及び他の見地、特徴、利益は次の図面とともに説明される詳細な説明から明らかに認識されるであろう。
本発明による広帯域無線通信システムの概略図(diagram)である。 本発明の実施形態による広帯域無線通信システムでデータフォワーディングの概略図である。 本発明の実施形態による広帯域無線通信システムでリンク間のサービスフローの概略図である。 本発明の実施形態による広帯域無線通信システムでシグナリング(signaling)メッセージのフォワーディング(forwarding)のための信号交換の概略図である。 本発明の実施形態による広帯域無線通信システムで中継局の動作のフローチャート(flowchart)である。 本発明の実施形態による広帯域無線通信システムで制御局の動作のフローチャートである。 本発明の実施形態による広帯域無線通信システムで中継局のブロック概略図である。 本発明の実施形態による広帯域無線通信システムで制御局のブロック概略図である。
前記図面で、参照符号は同一または類似の要素、特徴、構造を説明するために用いられる。
以下、図面を参考した説明は特許請求の範囲及びこれと同等なものによって定義される本発明の実施形態の包括的な理解を助けるために提供される。以下の説明は理解を助けるために様々な具体的な細部事項を含むが、例示として扱われるだけである。したがって、本発明の思想や範囲から逸脱しない限度内で実施形態の様々な変形及び修正が可能であることは無論である。また、周知の機能及び構造の説明は明確性のために省略される。
本発明の実施形態はマルチホップ中継技法の適用によるシステムの負担(burden)を減少させるためのL3中継通信技法、すなわち、IP(Internet Protocol)階層の中継通信技法を提案する。以下、本発明は直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、以下「OFDM」と称する)/直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、以下「OFDMA」と称する)方式の無線通信システムを例に挙げて説明し、他の方式の無線通信システムにも同様に適用され得る。
前記L3中継通信のためのシステムの構成を概略的に見てみると図1のとおりである。
図1は、本発明による広帯域無線通信システムの概略図である。
前記図1を参考すると、前記L3中継通信のためのシステムは端末110、中継局120、基地局130及び制御局140を含んで構成される。前記端末110はユーザ装備であって、前記中継局120または前記基地局130と無線チャネルを介して接続する。前記中継局120はマルチホップ通信のためのエンティティ(entity)であって、前記基地局130の立場では前記端末110とともに、前記端末110の立場では前記基地局130とともに動作する。前記基地局130は前記端末110の移動性及び無線通信を支援するためのエンティティであって、前記端末110の接続を制御し、前記端末110へ無線リソースを割り当てる。前記制御局140はバックボーンネットワーク(backbone network)との連結のためのゲートウェイ(gateway)の役割及び前記基地局130の制御のためのエンティティであって、ASN−GW(Access Service Network−GateWay)とも呼ばれる。
L3中継通信の場合、前記基地局130は前記中継局120を端末として認識する。前記制御局140は前記中継局120を認識する。前記中継局120に接続する前記端末110は前記中継局130を基地局として認識する。したがって、上述のような前記中継局130の地位に応じて、システムの大きな変化を伴うことなく前記L3中継通信を支援することが可能である。
この時、マルチホップの設定は以下の3つのステップからなる。
第1ステップとして、前記中継局120が端末として前記基地局130に接続する。前記第1ステップで前記中継局120は前記端末110と同じ状態を有する。前記中継局120は前記基地局130へのネットワークエントリ(network entry)手続きを行って、連結を設定する。前記ネットワークエントリ手続きは前記基地局130及び前記端末110間のネットワークエントリ手続きと同様に行われる。
第2ステップとして、前記中継局120が中継局として前記制御局140に登録する。前記第1ステップ後、前記中継局120及び前記制御局140間のIP連結が設定される。第2ステップによって、前記制御局140は前記中継局120を認識する。このためにRS_Register_Req/Rspメッセージを利用したシグナリング(signaling)が行われる。前記RS_Register_Req/Rspメッセージは前記中継局120のステーション識別子(station IDentifier)を含む。
第3ステップとして、前記端末110が前記基地局130に接続するように前記中継局120に接続する。前記端末130の観点から見てみると、前記第3ステップは前記端末110が前記基地局130に接続する手続きと類似している。すなわち、前記中継局120は前記基地局130の機能を行う。但し、前記中継局120及びバックボーンネットワーク間のシグナリングは前記基地局130によりフォワーディングされる。
上述のようにマルチホップが設定された後、シグナリング及びデータフォワーディングは次のように行われる。
L3中継通信の場合、中継局は前記中継局に端末が接続できるように基地局の機能を持つ。前記中継局は接続された端末のサービスフローのためにGREパケットを生成し、前記GREパケットは前記基地局によるフォワーディングによって前記中継局から制御局へ伝達される。したがって、前記中継局は接続された端末のデータを伝達するためにGREトンネルを設定し、前記基地局は前記中継局のデータを伝達するためにGREトンネルを設定する。この時、データフォワーディングの効率のために、図2に示したような方式が考慮される。
図2は、本発明の実施形態による広帯域無線通信システムでデータフォワーディングの概略図である。
前記図2に示したように、データフォワーディングは二つの伝送を含む。第1伝送210は中継局及び基地局間の中継リンクで行われる。アップリンク通信の場合、前記中継局は類似のQoSレベルを有する端末のL3パケットを一つの中継局のMAC PDU215として送信する。ダウンリンク通信の場合、前記中継局は一つの中継局のMAC PDU215を前記基地局から受信し、カプセル化された(encapsulated)端末のL3パケットを端末へ伝達する。前記中継リンクの場合、GREトンネルが使用されない。
第2伝送220は前記基地局及び制御局間のリンクで行われる。前記第2伝送の場合、GREトンネル230が使用され、中継局当たり一つのGREトンネルが生成される。アップリンク通信の場合、前記基地局は前記中継局からの中継局MAC PDUを通常の端末MAC PDUを処理するように処理し、アップリンク伝送のためのGREヘッダを挿入することによってGREパケット225を生成する。ダウンリンク通信の場合、前記基地局は前記制御局からのGREパケット225を通常の端末MAC PDUを処理するように処理し、GREヘッダを除去した後、MAC PDUを構成する。前記制御局が前記中継局のGRE識別子によって識別されるGREパケット225を受信すると、前記制御局はGREヘッダを除去した後、ペイロードに含まれた端末のL3パケットを分離して、ネットワークへ伝達する。前記制御局はマッピング(mapping)情報によって複数の端末のL3パケットを含む中継局のためのGREパケットを生成し送信できる。L2中継通信で要求される端末が中継局に接続するためのGREトンネルが省略されることによって、フォワーディングオーバーヘッド(overhead)が減少する。
サービスフローの観点から見てみると、データフォワーディングは図3に示したように行われる。
図3は、本発明の実施形態による広帯域無線通信システムでリンク間のサービスフローの概略図である。
前記図3を参考すると、端末1はBE(Best Effort)のQoSを要求するSF1311及びVoIP(Voice over Internet Protocol)のQoSを要求するSF2312を有し、端末2はBEのQoSを要求するSF3313を有する。これにより、前記端末1及び前記端末2のサービスフローを介したデータをフォワーディングしなければならない中継局もBEのQoSを要求するRSF1321及びVoIPのQoSを要求するRSF2322を有する。この時、類似のQoSレベルを要求する互いに異なる端末からの端末のL3パケットはトンネル動作と同様に一つの中継局サービスフローを介して送信され得る。したがって、前記図3のような場合、前記RSF1321は前記SF1311及び前記SF3313のデータをフォワーディングするために使用され、前記RSF2322は前記SF2312のデータをフォワーディングするために使用される。この時、前記RSF1321及び前記RSF2322を介して送信される中継MAC PDUは端末のMAC PDU及びL2上位階層のシグナリングを含む。
アップリンク通信時、前記中継局はアップリンク通信のための中継局のMAC PDUに対応する端末のL3パケットをカプセル化する。前記図3のような場合、前記中継局は前記SF1311を介して受信された前記端末1のL3パケット及び前記SF3を介して受信された前記端末2のL3パケットを前記RSF1321のMAC PDU内にカプセル化し、前記RSF321を介して前記MAC PDUを前記基地局へ送信する。この時、前記SF1311を介して受信されるデータはMAC PDUの形態であるので、前記中継局はMACヘッダを除去することによってL3パケットを抽出する。
ダウンリンク通信時、前記中継局は前記基地局から受信されたMAC PDUからカプセル化解除された(decapsulated)端末へのパケットを分類した後、各端末へ前記パケットを送信する。すなわち、パケットの分類は前記中継局によって行われる。前記図3のような場合、前記RSF1321を介して基地局からMAC PDUが受信されると、前記中継局は前記MAC PDUのペイロードを前記SF1311のL3パケット及び前記SF3313のL3パケットに分類した後、前記SF1311及び前記SF3313を介して前記端末1及び前記端末2へL3パケットを送信する。
端末及び制御局間のシグナリングは前記図3に示したようなサービスフローの関係を利用して行われる。但し、中継局がシグナリングメッセージを制御局にフォワーディングするために、前記シグナリングのみのための中継局サービスフローが設定される。ここで、前記メッセージは中継局の登録のためのRS_Register_Req/Rspメッセージまたは他のL3メッセージであり得る。すなわち、前記シグナリングのためのサービスフローは端末のシグナリングメッセージのみでなく前記中継局のシグナリングメッセージを送信するための用途にも使用される。
例えば、アップリンクシグナリングが行われる場合、エンティティの間で図4のように信号が送受信される。前記図4を参考すると、端末はMACメッセージを中継局へ送信する(ステップ401)。これにより、前記中継局は前記MACメッセージを含む中継MAC PDUを生成し、前記中継MAC PDUをシグナリングのためのサービスフローを介して基地局へ送信する(ステップ403)。この時、前記基地局は前記中継MAC PDUをトラフィックを処理する場合と同じようにGREパケットに含め、前記GREパケットを制御局へ送信する(ステップ405)。その後、前記制御局は前記GREパケットに含まれた前記中継MAC PDUを獲得し、前記中継MAC PDUのサービスフローを確認することによって前記中継MAC PDUがMACメッセージを含むことを認識する。これにより、前記制御局は前記MACメッセージに対応する動作を行う。
以下、本発明は上述のようにマルチホップ中継通信を行う中継局及び制御局の動作及び構成を、図面を参考にして説明する。
図5は、本発明の実施形態による広帯域無線通信システムで中継局の動作のフローチャートである。
前記図5を参考すると、前記中継局はステップ501で前記中継局に接続された端末からアップリンクデータが受信されたかを確認する。ここで、前記アップリンクデータは一つの端末または複数の端末から受信されたデータを含む。
前記アップリンクデータが受信されると、前記中継局はステップ503に進んで前記アップリンクデータがトラフィックまたはシグナリングメッセージのいずれであるかを確認する。例えば、前記トラフィックまたはシグナリングメッセージのいずれであるかはMACヘッダによって判断される。
もし、前記アップリンクデータがトラフィックであれば、前記中継局はステップ505に進んで前記アップリンクデータを構成するMAC PDUからMACヘッダを除去し、ペイロードを抽出する。これにより、前記中継局は前記端末のL3パケットを獲得する。もし、L3パケットが断片化(fragmentation)されて複数のMAC PDUによって受信される場合、前記中継局は前記複数のMAC PDUを受信することによって前記L3パケットを獲得する。前記アップリンクデータが複数の端末から受信されたMAC PDUの集合である場合、前記中継局は各端末のMAC PDUから複数のL3パケットを抽出する。
次いで、前記中継局はステップ507に進んで前記L3パケットを含む中継MAC PDUを生成する。この時、前記複数のL3パケットが抽出された場合、前記中継局は同じQoSを要求するサービスフローを介して受信されたL3パケットを一つの中継MAC PDUに含める。したがって、前記L3パケットが互いに異なるQoSを要求するサービスフローを介して受信された場合、前記中継局は複数の中継MAC PDUを生成する。
前記MAC PDUを生成した後、前記中継局はステップ509に進んで前記MAC PDUを前記アップリンクデータを運搬した端末サービスフローに対応する中継局サービスフローを介して前記中継MAC PDUを送信する。言い換えると、前記中継局は前記アップリンクデータを運搬した端末サービスフローが要求するQoSと同じQoSを支援する中継局サービスフローを介して前記中継MAC PDUを送信する。複数の中継MAC PDUが生成された場合、前記中継局は各MAC PDUを互いに異なるQoSを支援する互いに異なる中継局サービスフローを介して送信する。
前記ステップ503で、前記アップリンクデータがシグナリングメッセージであれば、前記中継局はステップ511に進んで前記メッセージを含む中継MAC PDUを構成する。すなわち、前記メッセージは中継MAC PDUに含まれてトラフィックのフォワーディングと同様に伝達される。
前記中継MAC PDUを構成した後、前記中継局はステップ513に進んでシグナリングのための中継局サービスフローを介して前記中継MAC PDUを送信する。すなわち、トラフィックのフォワーディングのためのサービスフローとは別途に、シグナリングのフォワーディングのための中継局サービスフローが存在する。
前記ステップ501で、前記端末からアップリンクデータが受信されないと、前記中継局はステップ515に進んで基地局から中継MAC PDUが受信されたかを確認する。もし、前記中継MAC PDUが受信されないと、前記中継局は前記501ステップに戻る。
一方、前記中継MAC PDUが受信されると、前記中継局はステップ517に進んで前記中継MAC PDUがトラフィックまたはシグナリングメッセージのいずれであるかを確認する。ここで、前記トラフィックまたは前記シグナリングメッセージのいずれであるかは前記中継MAC PDUを運搬した中継サービスフローが何かによって判断される。
前記中継MAC PDUがトラフィックであれば、前記中継局はステップ519に進んで前記中継MAC PDUからペイロードを抽出する。この時、前記ペイロードは一つまたは複数の端末のL3パケットを含む。
前記ペイロードを抽出した後、前記中継局はステップ521に進んで前記パケットの目的地端末を確認する。この時、前記ペイロードに複数のL3パケットが含まれた場合、前記中継局は各L3パケットの目的地端末を確認することによって、前記パケットを分類する。例えば、前記目的地端末はL3パケット内のIPヘッダによって確認される。
その後、前記中継局はステップ523に進んで前記パケットを含むMAC PDUを構成する。この時、複数のL3パケットが存在する場合、前記パケットを運搬する端末サービスフローの個数だけのMAC PDUが構成される。すなわち、複数のL3パケットが存在する場合、前記中継局は前記中継MAC PDUのペイロードを複数のL3パケットに分類し、前記L3パケットに対応する端末サービスフローそれぞれのためのMAC PDUを構成する。
前記MAC PDUを構成した後、前記中継局は525ステップに進んで端末サービスフローを介して前記MAC PDUを送信する。この時、複数のMAC PDUが構成された場合、前記中継局は前記MAC PDUそれぞれを対応するサービスフローを介して各目的地端末へ送信する。
前記ステップ517で、前記中継MAC PDUがシグナリングメッセージであれば、前記中継局はステップ527に進んで前記メッセージの目的地端末を確認する。その後、前記中継局はステップ529に進んで前記目的地端末へ前記メッセージを送信する。また、前記図5には示していないが、前記メッセージの目的地が前記中継局であることがある。この場合、前記中継局は前記メッセージをフォワーディングせず、直接処理する。
図6は、本発明の実施形態による広帯域無線通信システムで制御局の動作のフローチャートである。
前記図6を参考すると、前記制御局はステップ601で基地局からGREパケットが受信されるかを確認する。ここで、前記GREパケットはGRE識別子(GRE IDentifier)及びペイロードを含む。
前記GREパケットが受信されると、前記制御局はステップ603に進んで前記GREヘッダを除去する。すなわち、前記制御局は前記GREパケットのペイロードを抽出する。
前記GREヘッダを除去した後、前記制御局はステップ605に進んで前記GREパケットが中継局からのパケットであるかを確認する。例えば、前記GREパケットが中継局からのパケットであるか否かは前記GREヘッダによって判断される。すなわち、前記制御局は前記GREヘッダに含まれたGRE識別子を利用して中継局からのGREパケットを識別する。もし、前記GREパケットが前記中継局からのパケットでなければ、前記制御局はステップ611に進む。
一方、前記GREパケットが前記中継局からのパケットであれば、前記制御局はステップ607に進んで前記GREパケットがトラフィックまたはシグナリングメッセージのいずれであるかを判断する。例えば、前記制御局は前記基地局及び前記中継局のリンクで前記GREパケットのペイロードを運搬した中継局サービスフローの種類によって前記シグナリングメッセージであるか否かを判断できる。すなわち、シグナリングフォワーディングのための中継局サービスフローを介して運搬されたアップリンクデータを含むGREパケットが受信されると、前記制御局は前記アップリンクデータをシグナリングメッセージとして認識する。
前記パケットがトラフィックであれば、前記制御局はステップ609に進んで前記GREパケットのペイロードを端末のL3パケットに分類する。すなわち、前記GREパケットのペイロードは少なくとも一つの端末のL3パケットを含む。したがって、複数の端末のL3パケットが含まれた場合、前記制御局は前記L3パケット等の処理のために送信者端末を基準に前記L3パケットを分類する。
前記L3パケットを分類した後、前記制御局はステップ611に進んで前記L3パケットそれぞれを目的地へ送信する。ここで、前記目的地は他の端末または特定サーバであることがある。したがって、前記制御局は前記目的地への送信のために他の基地局、他の制御局またはIP網へ前記L3パケットそれぞれを送信する。
前記ステップ607で、前記GREパケットがシグナリングメッセージであれば、前記制御局はステップ613に進んで前記メッセージに対応する動作を行う。例えば、サービスフローの生成/変更/削除のためのメッセージが受信された場合、前記制御局は該当サービスフローを生成/変更/削除するための動作を行う。または、中継局の登録を要求するメッセージが受信された場合、前記制御局は当該中継局を登録する。
前記ステップ601で、前記基地局から前記GREパケットが受信されないと、前記制御局はステップ615に進んでダウンリンクパケットが受信されるかを確認する。前記ダウンリンクパケットは下位基地局、他の制御局またはIP網から受信され得る。ここで、前記パケットはL3パケットを意味する。
前記ダウンリンクパケットが受信されると、前記制御局は617ステップに進んで前記ダウンリンクパケットに対応する端末サービスフローを確認する。すなわち、前記制御局は前記ダウンリンクパケットの目的地端末を確認し、前記目的地端末が持つサービスフローのうちどちらのサービスフローを介して前記ダウンリンクパケットを伝達すべきであるかを判断する。例えば、前記目的地端末は前記パケットのIPヘッダによって確認される。
その後、前記制御局はステップ619に進んで前記ダウンリンクパケットが中継局に接続された端末へのパケットであるかを確認する。言い換えると、前記制御局は前記目的地端末が中継局に接続された端末であるかを確認する。
もし、前記ダウンリンクパケットが中継局に接続された端末へのパケットであれば、前記制御局はステップ621に進んで前記L3パケットを運搬する端末サービスフローに対応する中継局サービスフローのパケットを構成する。すなわち、端末サービスフローは中継局サービスフローと対応する関係を有し、複数の端末サービスフローが一つの中継局サービスフローと対応できる。したがって、複数のL3パケットが受信された場合、前記制御局は前記L3パケットを運搬する端末サービスフローそれぞれに対応する中継局サービスフローを確認し、同じ中継局サービスフローに対応するL3パケットを一つのGREペイロードに含める。
前記中継局サービスフローのパケットを構成した後、前記制御局はステップ623に進んで前記パケットにGREヘッダを挿入することによってGREパケットを構成し、GREトンネルを介して前記GREパケットを基地局へ送信する。
前記ステップ615で、前記ダウンリンクパケットが受信されないと、前記制御局はステップ625に進んで中継局に接続された端末へのダウンリンクシグナリングが必要であるかを判断する。例えば、前記制御局は端末から特定の要求メッセージを受信することによって、前記要求メッセージに対する応答メッセージを送信すべきであるか否かを判断する。
前記中継局に接続された端末へのダウンリンクシグナリングが必要であれば、前記制御局はステップ627に進んでシグナリングのための中継局サービスフローのパケットを構成する。すなわち、端末サービスフローは中継局サービスフローと対応する関係を有し、複数の端末サービスフローが一つの中継局サービスフローと対応できる。この時、前記シグナリングのみのための中継局サービスフローが存在する。
その後、前記制御局は前記ステップ623に進んでGREヘッダを挿入することによってGREパケットを構成し、前記GREパケットを前記基地局へ送信する。
図7は、本発明の実施形態による広帯域無線通信システムで中継局のブロック概略図である。
前記図7に示したように、前記中継局はRF(Radio Frequency)受信器702、OFDM復調器704、副搬送波デマッピング器706、シンボル復調器708、復号化器710、符号化器712、シンボル変調器714、副搬送波マッピング器716、OFDM変調器718、RF送信器720、トラフィック処理器722、及びシグナリング処理器724を含んで構成される。
前記RF受信器702はアンテナを介して受信されるダウンリンク帯域信号を基底帯域信号にダウンコンバートする。前記OFDM復調器704は前記RF受信器702から提供される信号をOFDMシンボル単位に区分した後、FFT(Fast Fourier Transform)演算によって周波数領域にマッピングされた複素シンボルを復元する。前記副搬送波デマッピング器706は周波数領域にマッピングされた複素シンボルを処理単位に分類する。前記シンボル復調器708は複素シンボルを復調することでビット列に変換する。前記復号化器710は前記ビット列をチャネル復号化することで情報ビット列を復元する。
前記符号化器712は送信ビット列をチャネル符号化(channel coding)する。前記シンボル変調器714はチャネル符号化されたビット列を変調することで複素シンボルに変換する。前記副搬送波マッピング器716は前記複素シンボルを周波数領域にマッピングする。前記OFDM変調器718はIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)演算によって周波数領域にマッピングされた複素シンボルを時間領域信号に変換し、CP(Cyclic Prefix)を挿入することでOFDMシンボルを構成する。前記RF送信器720は基底帯域信号をダウンリンク帯域信号にアップコンバートし、アンテナを介して送信する。
前記トラフィック処理器722はトラフィックの中継のための機能を行う。すなわち、前記トラフィック処理器722は端末から受信されるアップリンクトラフィックを一時保存し、前記アップリンクトラフィックを基地局へ送信するように制御する。また、前記トラフィック処理器722は前記基地局から受信されるダウンリンクトラフィックを一時保存し、前記ダウンリンクトラフィックを前記端末へ送信するように制御する。前記トラフィック処理器722の動作を具体的に説明すると次のとおりである。
端末からアップリンクトラフィックが受信される場合、前記トラフィック処理器722はアップリンクデータを構成するMAC PDUからMACヘッダを除去し、ペイロードを抽出する。ここで、前記ペイロードはL3パケットを意味する。前記アップリンクデータが複数の端末から受信されたデータを含む場合、前記中継局は各端末のMAC PDUから複数のパケットを抽出する。次いで、前記トラフィック処理器722は前記パケットを含む中継MAC PDUを生成する。この時、前記複数のパケットが抽出された場合、前記中継局は同じQoSを要求するサービスフローを介して受信されたパケットを一つの中継MAC PDUに含める。したがって、前記パケットが互いに異なるQoSを要求するサービスフローを介して受信された場合、前記トラフィック処理器722は複数の中継MAC PDUを生成する。前記MAC PDUを生成した後、前記トラフィック処理器722は前記MAC PDUを前記アップリンクデータを運搬した端末サービスフローに対応する中継局サービスフローを介して前記中継MAC PDUを送信する。複数の中継MAC PDUが生成された場合、前記トラフィック処理器722は各MAC PDUを互いに異なるQoSを支援する互いに異なる中継局サービスフローを介して送信する。
基地局からダウンリンクトラフィック、すなわち、中継MAC PDUが受信される場合、前記トラフィック処理器722は前記中継MAC PDUからペイロードを抽出する。この時、前記ペイロードは一つまたは複数の端末のパケットを含む。前記ペイロードを抽出した後、前記トラフィック処理器722は前記パケットの目的地端末を確認する。この時、前記ペイロードに複数のパケットが含まれた場合、前記トラフィック処理器722は各パケットの目的地端末を確認することによって、前記パケットを分類する。その後、前記トラフィック処理器722は前記パケットを含むMAC PDUを構成する。この時、複数のパケットが存在する場合、前記パケットを運搬する端末サービスフローの個数だけのMAC PDUが構成される。前記MAC PDUを構成した後、前記トラフィック処理器722は端末サービスフローを介して前記MAC PDUを送信する。この時、複数のMAC PDUが構成された場合、前記トラフィック処理器722は前記MAC PDUそれぞれを対応するサービスフローを介して各目的地端末へ送信する。
前記シグナリング処理器724はシグナリングメッセージの中継のための機能を行う。すなわち、前記シグナリング処理器724は端末から受信されるアップリンクメッセージを一時保存し、前記アップリンクメッセージを基地局へ送信するように制御する。また、前記シグナリング処理器724は前記基地局から受信されるダウンリンクメッセージを一時保存し、前記ダウンリンクメッセージを前記端末へ送信するように制御する。前記シグナリング処理器724の動作を具体的に説明すると次のとおりである。
端末からアップリンクメッセージが受信されると、前記シグナリング処理器724は前記メッセージを含む中継MAC PDUを構成する。すなわち、前記メッセージは中継MAC PDUに含まれてトラフィックのフォワーディングと同様に伝達される。前記中継MAC PDUを構成した後、前記シグナリング処理器724はシグナリングのための中継局サービスフローを介して前記中継MAC PDUを送信する。すなわち、トラフィックのフォワーディングのためのサービスフローとは別途に、シグナリングのフォワーディングのための中継局サービスフローが存在する。
基地局からダウンリンクメッセージを含む中継MAC PDUが受信されると、前記シグナリング処理器724は前記メッセージの目的地端末を確認し、前記目的地端末へ前記メッセージを送信する。ここで、前記トラフィックまたは前記シグナリングメッセージのいずれであるかは前記中継MAC PDUを運搬した中継サービスフローが何かによって判断される。
図8は、本発明の実施形態による広帯域無線通信システムで制御局のブロック概略図である。
前記図8に示したように、前記制御局は通信器802、トラフィック処理器804、シグナリング処理器806を含んで構成される。
前記通信器802は他のネットワークエンティティとの有線通信のためのインタフェースを提供する。すなわち、前記通信器802は送信されるデータを物理的信号に変換し、受信される物理的信号をデータに変換する。
前記トラフィック処理器804は端末から送信されたトラフィックまたは端末へ送信されるトラフィックを処理するための機能を行う。この時、中継局に接続された端末のパケットはGREパケットに含まれて送信または受信される。前記中継局に接続された端末のパケットを処理する動作を具体的に見てみると次のとおりである。
基地局からGREパケットが受信されると、前記トラフィック処理器804は前記GREパケットからGREヘッダを除去することによって前記GREパケットのペイロードを抽出する。その後、前記トラフィック処理器804は前記GREパケットが中継局からのパケットであるか確認し、前記GREパケットが前記中継局からのパケットであれば、トラフィックであるか否かを判断する。判断の結果、前記GREパケットがトラフィックであれば、前記トラフィック処理器804は前記GREパケットに含まれたペイロードを端末のパケットに分類する。すなわち、前記GREパケットのペイロードは少なくとも一つの端末のパケットを含む。したがって、複数の端末のパケットが含まれた場合、前記トラフィック処理器804はパケットの処理のために送信端末を基準に前記パケットを分類する。前記パケットを分類した後、前記トラフィック処理器804は前記通信器802を介して前記パケットそれぞれを目的地へ送信する。ここで、前記目的地は他の端末または特定のサーバであることがある。したがって、前記トラフィック処理器804は前記目的地への送信のために他の基地局、他の制御局またはIP網へ前記パケットそれぞれを送信する。
ダウンリンクパケットが受信されると、前記トラフィック処理器804は前記ダウンリンクパケットに対応する端末サービスフローを確認する。すなわち、前記制御局は前記ダウンリンクパケットの目的地端末を確認し、前記目的地端末が持つサービスフローのうちどちらのサービスフローを介して前記ダウンリンクパケットを伝達すべきであるかを判断する。その後、前記トラフィック処理器804は前記ダウンリンクパケットが中継局に接続された端末へのパケットであるかを確認する。もし、前記ダウンリンクパケットが中継局に接続された端末へのパケットであれば、前記トラフィック処理器804は前記パケットを伝達する端末サービスフローに対応する中継局サービスフローのパケットを構成する。すなわち、端末サービスフローは中継局サービスフローと対応する関係を有し、複数の端末サービスフローが一つの中継局サービスフローと対応できる。前記中継局サービスフローのパケットを構成した後、前記トラフィック処理器804は前記パケットにGREヘッダを挿入することによってGREパケットを構成し、GREトンネルを介して前記GREパケットを基地局へ送信する。
前記シグナリング処理器806は端末から送信されたメッセージまたは端末へ送信されるメッセージを処理するための機能を行う。この時、中継局に接続された端末のパケットはGREパケットに含まれて送信または受信される。前記中継局に接続された端末のパケットを処理する動作を具体的に見てみると次のとおりである。
基地局からシグナリングメッセージを含むGREパケットが受信されると、前記シグナリング処理器806は前記メッセージに対応する動作を行う。例えば、サービスフローの生成/変更/削除のためのメッセージが受信された場合、前記シグナリング処理器806は当該サービスフローを生成/変更/削除するための動作を行う。
中継局に接続された端末へのダウンリンクシグナリングが必要であれば、シグナリング処理器806はメッセージを含むシグナリングのための中継局サービスフローのパケットを構成する。例えば、前記シグナリング処理器806は端末から受信された要求メッセージを受信することによって、前記要求メッセージに対する応答メッセージを送信すべきであるか否かを判断する。その後、前記シグナリング処理器806はGREヘッダを挿入することによってGREパケットを構成し、前記通信器802を介して前記GREパケットを前記基地局へ送信する。
広帯域無線通信システムでL3中継技法を適用することによって、基地局は端末が中継局に接続する過程に関与する必要がない。これにより、単一ホップ通信のために設計された基地局に小さい変更を行うだけで、または、変更することなく活用できることが予想される。
一方、本発明を実施するための形態では具体的な実施形態に関して説明したが、本発明の範囲から逸脱しない限度内で様々な変形が可能であることは無論である。したがって、本発明の範囲は説明された実施形態に限定されて定められてはならず、後述する特許請求の範囲のみでなくこの特許請求の範囲と均等なものによって定められるべきである。
210 第1伝送
215 MAC PDU
220 第2伝送
225 GREパケット

Claims (15)

  1. 広帯域無線通信システムで中継局の動作方法において、
    前記中継局に接続された端末からアップリンクデータを受信する過程と、
    前記アップリンクデータがトラフィックまたはシグナリングメッセージを含むか否かを判断する過程とを含み、
    前記アップリンクデータがトラフィックであると判断されると、
    少なくとも一つのトラフィックMAC PDU(Media Access Control Protocol Data Unit)からL3(Layer−3)パケットを抽出する過程と、
    前記少なくとも一つのトラフィックMAC PDUから抽出された前記L3パケットを含む中継MAC PDUを生成する過程と
    前記L3パケットを運搬した端末サービスフロー(SF:Service Flow)で要求するQoS(Quality of Service)を支援するトラフィックのための中継局サービスフローを介して前記L3パケットを含む前記中継MAC PDUを基地局へ送信する過程とを含み
    前記アップリンクデータがシグナリングメッセージであると判断されると、
    前記シグナリングメッセージを含む中継MAC PDUを生成する過程と、
    前記シグナリングのためにのみ中継局サービスフローを介してシグナリングメッセージを含む中継MAC PDUを基地局に送信する過程とを含み、
    複数の端末から受信された複数のMAC PDUから複数のL3パケットが抽出されると、
    L3パケットを含む前記中継MAC PDUを生成する前記過程は、同じQoSを要求する端末サービスフローを介して受信されたL3パケットを一つの中継MAC PDUに含める過程を含む、
    ことを特徴とする方法。
  2. 広帯域無線通信システムで中継局装置において、
    前記中継局に接続された端末からのアップリンクデータを受信する受信器と、
    前記アップリンクデータがトラフィックを含むと、少なくとも一つのトラフィックMAC PDUからL3(Layer−3)パケットを抽出し、前記少なくとも一つのトラフィックMAC PDUから抽出した前記L3パケットを含む中継MAC PDUを生成するトラフィック処理器と、
    アップリンクデータがシグナリングメッセージを含むと、前記シグナリングメッセージを含む中継MAC PDUを生成するシグナリング処理器と
    前記アップリンクデータがトラフィックを含むと、前記L3パケットを運搬した端末サービスフローで要求するQoSを支援するトラフィックのための中継局サービスフローを介して前記MAC PDUを基地局へ送信し、シグナリングためにのみ中継局サービスフローを介して基地局にシグナリングメッセージを含む中継MAC PDUを送信する送信器と、
    を含み、
    複数の端末から受信した複数のMAC PDUからの複数のL3パケットを抽出すると、前記トラフィック処理器は、同じQoSを要求する端末サービスフローを介して受信されたL3パケットを一つの中継MAC PDUに含める、
    ことを特徴とする装置。
  3. 前記基地局からダウンリンク中継MAC PDUが受信されると、前記中継MAC PDUから端末へ送信される少なくとも一つのL3パケットを抽出する過程と、
    前記少なくとも一つのL3パケットを含む少なくとも一つのMAC PDUを生成する過程と、
    前記少なくとも一つのMAC PDUを前記少なくとも一つのL3パケットの少なくとも一つの目的地端末へ送信する過程と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記トラフィック処理器は、前記基地局からダウンリンク中継MAC PDUが受信されると、前記中継MAC PDUから端末へ送信される少なくとも一つのL3パケットを抽出し、前記少なくとも一つのL3パケットを含む少なくとも一つのMAC PDUを生成し、
    前記送信器は、前記少なくとも一つのMAC PDUを前記少なくとも一つのL3パケットの少なくとも一つの目的地端末へ送信することを特徴とする請求項2に記載の装置。
  5. 前記少なくとも一つのL3パケットを含む少なくとも一つのMAC PDUを生成することは、
    前記中継MAC PDUのペイロードを複数のL3パケットに分類する過程と、
    前記L3パケットに対応する端末サービスフローそれぞれのための複数のMAC PDUを生成する過程と、を含むことを特徴とする請求項に記載の方法
  6. 広帯域無線通信システムで制御局の動作方法において、
    基地局からGRE(Generic Routing Encapsulation)パケットを受信する過程を含み
    前記GREパケットがトラフィックのために中継局サービスフローを介して運搬されると、
    前記GREパケットから少なくとも一つの端末の少なくとも一つのL3(Layer−3)パケットを抽出する過程と
    前記少なくとも一つのL3パケットを前記少なくとも一つのL3パケットの目的地へ送信する過程とを含み、
    前記GREパケットがシグナリングメッセージのためにのみ中継局サービスフローを介して運搬されると、
    前記GREパケットが前記シグナリングメッセージを含むと判断する過程、および、
    前記シグナリングメッセージに対応する動作を行う過程、
    を含むことを特徴とする方法。
  7. 前記中継局に接続された端末を目的地とする少なくとも一つのL3パケットが受信されると、前記少なくとも一つのL3パケットを含む少なくとも一つのGREパケットを生成する過程と、
    前記少なくとも一つのGREパケットを前記基地局へ送信する過程と、をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  8. 広帯域無線通信システムで制御局装置において、
    基地局からGREパケットを受信するための通信器と、
    前記GREパケットが、トラフィックのために中継局サービスフローを介して運搬されると、前記GREパケットから少なくとも一つの端末の前記少なくとも一つのL3パケットを抽出するため、および、前記少なくとも一つのL3パケットの目的地への前記少なくとも一つのL3パケットの送信を制御するためのトラフィック処理器
    前記GREパケットが、シグナリングメッセージのためにのみ中継局サービスフローを介して運搬されると、前記GREパケットが、前記シグナリングメッセージを含むと判断し、前記シグナリングメッセージに対応する動作を行うシグナリング処理器と、
    を含むことを特徴とする装置。
  9. 前記トラフィック処理器は、前記中継局に接続された端末を目的地とする少なくとも一つのL3パケットが受信されると、前記少なくとも一つのL3パケットを含む少なくとも一つのGREパケットを生成し、
    前記通信器は、前記少なくとも一つのGREパケットを前記基地局へ送信することを特徴とする請求項に記載の装置。
  10. 前記少なくとも一つのGREパケットを生成することは、
    複数のL3パケットが受信された場合、前記L3パケットを運搬する端末サービスフローそれぞれに対応する中継局サービスフローを確認する過程と、
    同じ中継局サービスフローに対応するL3パケットを一つのGREパケットに含める過程と、を含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  11. 前記中継局に接続された端末へのダウンリンクシグナリングが必要であれば、前記シグナリングフォワーディングのための中継局サービスフローのパケットを構成する過程と、
    前記パケットを含むGREパケットを前記基地局へ送信する過程と、をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  12. 前記シグナリング処理器は、前記中継局に接続された端末へのダウンリンクシグナリングが必要であれば、前記シグナリングフォワーディングのための中継局サービスフローのパケットを構成し、
    前記通信器は、前記パケットを含むGREパケットを前記基地局へ送信することを特徴とする請求項に記載の装置。
  13. 前記GREパケットから前記少なくとも一つの端末の少なくとも一つのL3パケットを抽出することは、
    前記GREパケットに含まれた前記中継局のGRE識別子によって前記中継局からのGREパケットの受信有無を判断する過程と、
    前記中継局のGRE識別子によって識別されるGREパケットが受信されると、前記GREパケットからGREヘッダを除去する過程と、
    前記GREパケットのペイロードに含まれた少なくとも一つのL3パケットを抽出する過程と、を含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  14. 前記トラフィック処理器は、前記GREパケットに含まれる前記中継局のGRE識別子(ID)に基づいて、GREパケットが前記中継局から受信されたか否かを判断し、
    前記GREパケットからGREヘッダを削除し、
    前記GREパケットのペイロードから少なくとも一つのL3パケットを抽出する、ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
  15. 前記少なくとも一つのL3パケットを含む前記少なくとも一つのMAC PDUが、前記中継MAC PDUのペイロードを複数のL3パケットに分類することにより生成され、前記各L3パケットに対応する各端末サービスフローのための複数のMAC PDUを生成する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の装置。
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