JP5405681B1 - 組織図の拡張方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】これまで困難であった図柄を描くことができる製織方法を提供する。
【解決手段】
第1〜第n+2(nは2以上の偶数)の綜絖枠を備える織機による製織方法であって、織物の幅方向に連続する4本の経糸を一組とし、幅方向に順に第1〜第n組と規定すると共に、各組を構成する4本の経糸を幅方向に順に第1経糸、第2経糸、第3経糸、第4経糸と規定した場合に、全ての組で第1経糸を第1綜絖枠の綜絖に通すと共に第4経糸を第2綜絖枠の綜絖に通しておき、第1組では、第2経糸を第1綜絖枠及び第2綜絖枠以外の第n1綜絖枠の綜絖に通すと共に第3経糸を第1綜絖枠、第2綜絖枠及び第n1綜絖枠以外の第n2綜絖枠の綜絖に通し、第(1+(n/2))組では、第2経糸を第n2綜絖枠の綜絖に通し、第3経糸を第n1綜絖枠の綜絖に通し、以下、同様の手順を第(n/2)組と第n組まで繰り返し行う。
【選択図】図1
【解決手段】
第1〜第n+2(nは2以上の偶数)の綜絖枠を備える織機による製織方法であって、織物の幅方向に連続する4本の経糸を一組とし、幅方向に順に第1〜第n組と規定すると共に、各組を構成する4本の経糸を幅方向に順に第1経糸、第2経糸、第3経糸、第4経糸と規定した場合に、全ての組で第1経糸を第1綜絖枠の綜絖に通すと共に第4経糸を第2綜絖枠の綜絖に通しておき、第1組では、第2経糸を第1綜絖枠及び第2綜絖枠以外の第n1綜絖枠の綜絖に通すと共に第3経糸を第1綜絖枠、第2綜絖枠及び第n1綜絖枠以外の第n2綜絖枠の綜絖に通し、第(1+(n/2))組では、第2経糸を第n2綜絖枠の綜絖に通し、第3経糸を第n1綜絖枠の綜絖に通し、以下、同様の手順を第(n/2)組と第n組まで繰り返し行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、綜絖を上下動させることにより杼口を形成して緯糸を供給する織機を用いて図柄を製織する製織方法に関する。
従来、開口装置によって複数の綜絖枠を上下に移動させることにより経糸を上下に分けて杼口を形成し、緯糸を供給して製織する織機が知られている。
織機は開口方式や緯糸の供給方式によって区分され、例えば開口方式の違いによってタペット織機、ドビー織機、ジャガード織機が知られており、緯糸の供給方式によってフライシャトル織機(有杼織機)、シャトルレス織機(無杼織機)が知られている。
例えばドビー織機を用いる場合における織物組織の設計作業にあたっては、予め使用する糸の種類、織物の幅及び長さ、糸量等を計算した上で、織物の組織図、経糸を綜絖枠に通すための引込図、ドビー装置(開口装置)を動作させるための紋栓図を作成する。以下の説明においては、組織図、紋栓図及び引込図をまとめて織方図と呼ぶものとする。
織機は開口方式や緯糸の供給方式によって区分され、例えば開口方式の違いによってタペット織機、ドビー織機、ジャガード織機が知られており、緯糸の供給方式によってフライシャトル織機(有杼織機)、シャトルレス織機(無杼織機)が知られている。
例えばドビー織機を用いる場合における織物組織の設計作業にあたっては、予め使用する糸の種類、織物の幅及び長さ、糸量等を計算した上で、織物の組織図、経糸を綜絖枠に通すための引込図、ドビー装置(開口装置)を動作させるための紋栓図を作成する。以下の説明においては、組織図、紋栓図及び引込図をまとめて織方図と呼ぶものとする。
織方図の作成はかつては熟練した作業者が方眼紙に手作業で書き込むことが一般的であったが、近年ではソフトウェアを用いることが多くなっている(特許文献1及び2参照)。
図13は織方図の一例を示すものであり、1/2の綾織(斜文織)の組織図(a)を、綜絖枠を12枚使用し、経糸の引込をいわゆる順通しにして引込図(b)と紋栓図(c)とに分解したものである
組織図においては経糸が浮いている点にあたる方眼の目を黒く塗りつぶして表している。また、引込図においては最も織前側の綜絖枠を図中の最下方に表しており、各枠の黒で塗りつぶした位置に経糸を通している。
紋栓図においては最も織前側の綜絖枠を図中の最左方に表しており、1回目、2回目、・・・と連続する開口ステップにおいて黒く塗りつぶした枠を開口装置で上昇させることで杼口を形成する仕組みになっている。
なお、本願発明者は織方図の作成過程を簡略化すると共に木目柄に代表される複雑な柄を製織可能にする製織方法を開発し、特許権を取得している(特許文献3参照)。
図13は織方図の一例を示すものであり、1/2の綾織(斜文織)の組織図(a)を、綜絖枠を12枚使用し、経糸の引込をいわゆる順通しにして引込図(b)と紋栓図(c)とに分解したものである
組織図においては経糸が浮いている点にあたる方眼の目を黒く塗りつぶして表している。また、引込図においては最も織前側の綜絖枠を図中の最下方に表しており、各枠の黒で塗りつぶした位置に経糸を通している。
紋栓図においては最も織前側の綜絖枠を図中の最左方に表しており、1回目、2回目、・・・と連続する開口ステップにおいて黒く塗りつぶした枠を開口装置で上昇させることで杼口を形成する仕組みになっている。
なお、本願発明者は織方図の作成過程を簡略化すると共に木目柄に代表される複雑な柄を製織可能にする製織方法を開発し、特許権を取得している(特許文献3参照)。
しかし、従来技術では困難と考えられている図柄を描くことができるようになればデザインの幅が広がり、製織業界の発展に寄与することができる。
本発明はこのような問題に鑑み、これまで困難であった新規な図柄を描くことができる製織方法を提供することを目的とする。
本発明の製織方法は、第1〜第n+2(nは4以上の偶数)の綜絖枠を備える織機による製織方法であって、織物の幅方向に連続する4本の経糸を一組とし、幅方向に順に第1〜第n組と規定し、各組を構成する4本の経糸を幅方向に順に第1経糸、第2経糸、第3経糸、第4経糸と規定し、更に、第1〜第n/2組のうちの任意の一組と、当該任意の一組から幅方向にn/2組離れた組を一対の関係とする関係付けを第1〜第nの全ての組に対して行なった上で、全ての組で第1経糸を第1綜絖枠の綜絖に通すと共に第4経糸を第2綜絖枠の綜絖に通し、一対の関係にある2つの組で第2経糸を引き込む綜絖枠と第3経糸を引き込む綜絖枠を反対にすると共に、第1〜第n+2綜絖枠のうち、第1及び第2綜絖枠以外の各綜絖枠については、第2経糸と第3経糸を一本ずつしか通さないことを特徴とする。
また、第1〜第n+2(nは4以上の偶数)の綜絖枠を備える織機による製織方法であって、織物の幅方向に連続する4本の経糸を一組とし、幅方向に順に第1〜第n組と規定し、各組を構成する4本の経糸を幅方向に順に第1経糸、第2経糸、第3経糸、第4経糸と規定し、更に、第1〜第n/2組のうちの任意の一組と、当該任意の一組から幅方向にn/2組離れた組を一対の関係とする関係付けを第1〜第nの全ての組に対して行なった上で、全ての組で第1経糸を第1綜絖枠の綜絖に通すと共に第3経糸を第2綜絖枠の綜絖に通し、一対の関係にある2つの組で第2経糸を引き込む綜絖枠と第4経糸を引き込む綜絖枠を反対にすると共に、第1〜第n+2綜絖枠のうち、第1及び第2綜絖枠以外の各綜絖枠については、第2経糸と第4経糸を一本ずつしか通さないことを特徴とする。
また、第1〜第n+2(nは4以上の偶数)の綜絖枠を備える織機による製織方法であって、織物の幅方向に連続する4本の経糸を一組とし、幅方向に順に第1〜第n組と規定し、各組を構成する4本の経糸を幅方向に順に第1経糸、第2経糸、第3経糸、第4経糸と規定し、更に、第1〜第n/2組のうちの任意の一組と、当該任意の一組から幅方向にn/2組離れた組を一対の関係とする関係付けを第1〜第nの全ての組に対して行なった上で、全ての組で第1経糸を第1綜絖枠の綜絖に通すと共に第2経糸を第2綜絖枠の綜絖に通し、一対の関係にある2つの組で第3経糸を引き込む綜絖枠と第4経糸を引き込む綜絖枠を反対にすると共に、第1〜第n+2綜絖枠のうち、第1及び第2綜絖枠以外の各綜絖枠については、第3経糸と第4経糸を一本ずつしか通さないことを特徴とする。
また、第1〜第n+2(nは4以上の偶数)の綜絖枠を備える織機による製織方法であって、織物の幅方向に連続する4本の経糸を一組とし、幅方向に順に第1〜第n組と規定し、各組を構成する4本の経糸を幅方向に順に第1経糸、第2経糸、第3経糸、第4経糸と規定し、更に、第1〜第n/2組のうちの任意の一組と、当該任意の一組から幅方向にn/2組離れた組を一対の関係とする関係付けを第1〜第nの全ての組に対して行なった上で、全ての組で第2経糸を第1綜絖枠の綜絖に通すと共に第4経糸を第2綜絖枠の綜絖に通し、一対の関係にある2つの組で第1経糸を引き込む綜絖枠と第3経糸を引き込む綜絖枠を反対にすると共に、第1〜第n+2綜絖枠のうち、第1及び第2綜絖枠以外の各綜絖枠については、第1経糸と第3経糸を一本ずつしか通さないことを特徴とする。
また、第1〜第n+2(nは4以上の偶数)の綜絖枠を備える織機による製織方法であって、織物の幅方向に連続する4本の経糸を一組とし、幅方向に順に第1〜第n組と規定し、各組を構成する4本の経糸を幅方向に順に第1経糸、第2経糸、第3経糸、第4経糸と規定し、更に、第1〜第n/2組のうちの任意の一組と、当該任意の一組から幅方向にn/2組離れた組を一対の関係とする関係付けを第1〜第nの全ての組に対して行なった上で、全ての組で第2経糸を第1綜絖枠の綜絖に通すと共に第3経糸を第2綜絖枠の綜絖に通し、一対の関係にある2つの組で第1経糸を引き込む綜絖枠と第4経糸を引き込む綜絖枠を反対にすると共に、第1〜第n+2綜絖枠のうち、第1及び第2綜絖枠以外の各綜絖枠については、第1経糸と第4経糸を一本ずつしか通さないことを特徴とする。
本発明の製織方法では、2本の経糸の引き込みを全ての組で共通にする。例えば図1の引込図に示すように第1経糸を第1綜絖枠の綜絖に通して、第4経糸を第2綜絖枠の綜絖に通す引き込みパターンを全ての組で共通にする。
これにより図2の組織図に示すように、製織過程において全ての組において第1経糸は第1綜絖枠の紋栓図に対応して上下動を行い、第4経糸は第2綜絖枠の紋栓図と対応して上下動を行う。
更に、一つの組と、この組から幅方向に(n/2)組離れた組を一対として関係づける。例えば図3に示すように全6組(n=6)の場合に、第1組と、この組から幅方向に3組(=6/2)離れた組である第4組(=1+(6/2))組を一対とし、第2組と第5組(=2+(6/2))組を一対とし、第3組(=6/2)と第6組(=3+(6/2))を一対として関係づける。
そして、一対の組のうちの一方(例えば第1組)では、第2経糸を第1綜絖枠及び第2綜絖枠以外の第4綜絖枠の綜絖に通し、第3経糸を第1綜絖枠、第2綜絖枠及び第4綜絖枠以外の第3綜絖枠の綜絖に通す。
一対の組のうちの他方(例えば第4組)では第1組とは反対に第2経糸を第3綜絖枠の綜絖に通し、第3経糸を第4綜絖枠の綜絖に通す。
これにより図2の組織図に示すように、製織過程において全ての組において第1経糸は第1綜絖枠の紋栓図に対応して上下動を行い、第4経糸は第2綜絖枠の紋栓図と対応して上下動を行う。
更に、一つの組と、この組から幅方向に(n/2)組離れた組を一対として関係づける。例えば図3に示すように全6組(n=6)の場合に、第1組と、この組から幅方向に3組(=6/2)離れた組である第4組(=1+(6/2))組を一対とし、第2組と第5組(=2+(6/2))組を一対とし、第3組(=6/2)と第6組(=3+(6/2))を一対として関係づける。
そして、一対の組のうちの一方(例えば第1組)では、第2経糸を第1綜絖枠及び第2綜絖枠以外の第4綜絖枠の綜絖に通し、第3経糸を第1綜絖枠、第2綜絖枠及び第4綜絖枠以外の第3綜絖枠の綜絖に通す。
一対の組のうちの他方(例えば第4組)では第1組とは反対に第2経糸を第3綜絖枠の綜絖に通し、第3経糸を第4綜絖枠の綜絖に通す。
そして、同じく一対の関係にある第2組と第5組の場合、第2組では第2経糸を第6綜絖枠の綜絖、第3経糸を第5綜絖枠の綜絖に通し、第5組では第2経糸を第5綜絖枠の綜絖、第3経糸を第6綜絖枠の綜絖に通す。
このように、2本の経糸の引き込みを全ての組で共通にすると共に、残りの2本の経糸の引き込みを一対の組で反対にすると、図4の組織図に示すように一対の組のうちの一方が柄になる場合には他方で地になったり、あるいは後述するように一対の組のうちの一方で右上がりの綾目(斜文線)になる場合には他方で右下がりの綾目になる等の変化が表れる。そして、これを幅方向に隣り合う組で繋げることで、従来では困難だった図柄を描くことが可能になる。例えば図4に示す図柄は、従来は12枚の綜絖枠を使用しなければならなかったが、本発明によると8枚の綜絖枠で実現できた。
このように、2本の経糸の引き込みを全ての組で共通にすると共に、残りの2本の経糸の引き込みを一対の組で反対にすると、図4の組織図に示すように一対の組のうちの一方が柄になる場合には他方で地になったり、あるいは後述するように一対の組のうちの一方で右上がりの綾目(斜文線)になる場合には他方で右下がりの綾目になる等の変化が表れる。そして、これを幅方向に隣り合う組で繋げることで、従来では困難だった図柄を描くことが可能になる。例えば図4に示す図柄は、従来は12枚の綜絖枠を使用しなければならなかったが、本発明によると8枚の綜絖枠で実現できた。
[第1の実施の形態]
本発明の製織方法の第1の実施の形態について図5及び図6を用いて説明する。
本実施の形態においては綜絖枠を8枚(n=6、n+2=8)備えたドビー織機を用いている。
本発明の製織方法の第1の実施の形態について図5及び図6を用いて説明する。
本実施の形態においては綜絖枠を8枚(n=6、n+2=8)備えたドビー織機を用いている。
図5の引込図においては、最も織前側の綜絖枠(図中の最下方の枠)を第1綜絖枠、続く綜絖枠を織前から順に(図5の上方に)第2綜絖枠、・・・第8綜絖枠と規定している。また、織物の幅方向に並べた経糸において、連続する4本を一組とし、幅方向に第1組、第2組、・・・第6組(n=6)と規定している。黒で塗りつぶした方眼は各綜絖枠において経糸を通している位置を表している。
第1綜絖枠の綜絖には全ての組の第1経糸を通しており、第2綜絖枠の綜絖には全ての組の第4経糸を通している。
第3綜絖枠の綜絖には第1組の第2経糸と、第1組と一対の関係にある第4組(=1+(6/2))の第3経糸を通している。
第4綜絖枠の綜絖には第1組の第3経糸と、第4組の第2経糸を通している。
つまり、第2経糸と第3経糸の引き込みを一対の関係にある第1組と第4組とで反対にしている。
以下同様に、一対の関係にある第2組と第5組及び第3組と第6組で、それぞれ第2経糸と第3経糸の引き込みを反対にすることで、全8綜絖枠についての引き込みが完了する。
第3綜絖枠の綜絖には第1組の第2経糸と、第1組と一対の関係にある第4組(=1+(6/2))の第3経糸を通している。
第4綜絖枠の綜絖には第1組の第3経糸と、第4組の第2経糸を通している。
つまり、第2経糸と第3経糸の引き込みを一対の関係にある第1組と第4組とで反対にしている。
以下同様に、一対の関係にある第2組と第5組及び第3組と第6組で、それぞれ第2経糸と第3経糸の引き込みを反対にすることで、全8綜絖枠についての引き込みが完了する。
次に紋栓図を作成する。
図5の紋栓図においては図中の最左方から順に第1綜絖枠、第2綜絖枠、・・・第8綜絖枠としている。そして、連続する開口ステップにおいて黒で塗りつぶした綜絖枠を順次上昇させることで所定の経糸を上下方向に開口させ、杼口を形成するようになっている。
第1綜絖枠は1回目から4回目までの第1周期において1番目に上昇し、同様に5回目から8回目までの第2周期、9回目から12回目までの第3周期・・・、21回目から24回目までの第6周期において1番目に上昇する。
第2綜絖枠は1回目から4回目までの第1周期において4番目に上昇し、同様に第2周期、第3周期・・・、第6周期において4番目に上昇する。
図5の組織図に示すように全ての組において第1経糸は第1綜絖枠の紋栓図に対応して上下動を行い、第4経糸は第2綜絖枠の紋栓図に対応して上下動を行うことになる。これによって第1経糸と第4経糸によって描かれる図柄が決定する。
図5の紋栓図においては図中の最左方から順に第1綜絖枠、第2綜絖枠、・・・第8綜絖枠としている。そして、連続する開口ステップにおいて黒で塗りつぶした綜絖枠を順次上昇させることで所定の経糸を上下方向に開口させ、杼口を形成するようになっている。
第1綜絖枠は1回目から4回目までの第1周期において1番目に上昇し、同様に5回目から8回目までの第2周期、9回目から12回目までの第3周期・・・、21回目から24回目までの第6周期において1番目に上昇する。
第2綜絖枠は1回目から4回目までの第1周期において4番目に上昇し、同様に第2周期、第3周期・・・、第6周期において4番目に上昇する。
図5の組織図に示すように全ての組において第1経糸は第1綜絖枠の紋栓図に対応して上下動を行い、第4経糸は第2綜絖枠の紋栓図に対応して上下動を行うことになる。これによって第1経糸と第4経糸によって描かれる図柄が決定する。
次に、第3〜第8綜絖枠の動作について、第5綜絖枠と第6綜絖枠を例にして説明する。
まず第5綜絖枠は1回目から4回目までの第1周期においては3番目のステップで上昇している。そして、5回目から8回目までの第2周期においては2番目、すなわち6回目のステップでの上昇に変更され、以後、9回目から12回目までの第3周期と13回目から16回目までの第4周期でも同様に2番目のステップ、すなわち10回目と14回目のステップで上昇する。そして、17回目から20回目までの第5周期においては3番目、すなわち19回目のステップでの上昇に戻り、以後、21回目から24回目までの第6周期でも同様に3番目のステップ、すなわち23回目のステップで上昇する。
まず第5綜絖枠は1回目から4回目までの第1周期においては3番目のステップで上昇している。そして、5回目から8回目までの第2周期においては2番目、すなわち6回目のステップでの上昇に変更され、以後、9回目から12回目までの第3周期と13回目から16回目までの第4周期でも同様に2番目のステップ、すなわち10回目と14回目のステップで上昇する。そして、17回目から20回目までの第5周期においては3番目、すなわち19回目のステップでの上昇に戻り、以後、21回目から24回目までの第6周期でも同様に3番目のステップ、すなわち23回目のステップで上昇する。
これに対して第6綜絖枠は1回目から4回目までの第1周期においては2番目のステップで上昇している。そして、5回目から8回目までの第2周期においては3番目、すなわち7回目のステップでの上昇に変更され、以後、9回目から12回目までの第3周期と13回目から16回目までの第4周期でも同様に3番目のステップ、すなわち11回目と15回目のステップで上昇する。そして、17回目から20回目までの第5周期においては2番目、すなわち18回目のステップでの上昇に戻り、以後、21回目から24回目までの第6周期でも同様に2番目のステップ、すなわち22回目のステップで上昇する。
次に、第2組と第5組の組織図に表れる図柄について説明する。
上述の通り、第2組と第5組は共にその第1経糸が第1綜絖枠の綜絖に通されているので、組織図には第1綜絖枠の紋栓図と同じく、第1周期(1〜4回目のステップ)から第6周期(21〜24回目のステップ)まで1番目に第1経糸が浮かび上がる図柄が描かれる。
同様に第2組と第5組は共にその第4経糸が第2綜絖枠の綜絖に通されているので、組織図には第2綜絖枠の紋栓図と同じく、第1周期(1〜4回目のステップ)から第6周期(21〜24回目のステップ)まで4番目に第1経糸が浮かび上がる図柄が描かれる。
上述の通り、第2組と第5組は共にその第1経糸が第1綜絖枠の綜絖に通されているので、組織図には第1綜絖枠の紋栓図と同じく、第1周期(1〜4回目のステップ)から第6周期(21〜24回目のステップ)まで1番目に第1経糸が浮かび上がる図柄が描かれる。
同様に第2組と第5組は共にその第4経糸が第2綜絖枠の綜絖に通されているので、組織図には第2綜絖枠の紋栓図と同じく、第1周期(1〜4回目のステップ)から第6周期(21〜24回目のステップ)まで4番目に第1経糸が浮かび上がる図柄が描かれる。
次に第2組の第2経糸をみると、上述の通り第5綜絖枠の綜絖に通されているので、図6の組織図には第5綜絖枠の紋栓図と同じく、第1周期(1〜4回目のステップ)では3番目に第2経糸が浮かび上がり、第2周期(5〜8回目のステップ)から第4周期(13〜16回目のステップ)では2番目に第2経糸が浮かび上がり、第5周期(17〜20回目のステップ)と第6周期(21〜24回目のステップ)では3番目に第2経糸が浮かび上がる図柄が描かれる。
そして第2組の第3経糸をみると、上述の通り第6綜絖枠の綜絖に通されているので、組織図には第6綜絖枠の紋栓図と同じく、第1周期(1〜4回目のステップ)では2番目に第3経糸が浮かび上がり、第2周期(5〜8回目のステップ)から第4周期(13〜16回目のステップ)では3番目に第3経糸が浮かび上がり、第5周期(17〜20回目のステップ)と第6周期(21〜24回目のステップ)では2番目に第3経糸が浮かび上がる図柄が描かれる。
そして第2組の第3経糸をみると、上述の通り第6綜絖枠の綜絖に通されているので、組織図には第6綜絖枠の紋栓図と同じく、第1周期(1〜4回目のステップ)では2番目に第3経糸が浮かび上がり、第2周期(5〜8回目のステップ)から第4周期(13〜16回目のステップ)では3番目に第3経糸が浮かび上がり、第5周期(17〜20回目のステップ)と第6周期(21〜24回目のステップ)では2番目に第3経糸が浮かび上がる図柄が描かれる。
次に第5組の第2経糸を見ると、上述の通り第6綜絖枠の綜絖に通されているので、組織図には第6綜絖枠の紋栓図と同じく、すなわち第2組の第3経糸と同じく、第1周期(1〜4回目のステップ)では2番目に第3経糸が浮かび上がり、第2周期(5〜8回目のステップ)から第4周期(13〜16回目のステップ)では3番目に第3経糸が浮かび上がり、第5周期(17〜20回目のステップ)と第6周期(21〜24回目のステップ)では2番目に第3経糸が浮かび上がる図柄が描かれる。
次に第5組の第3経糸を見ると、上述の通り第5綜絖枠の綜絖に通されているので、組織図には第5綜絖枠の紋栓図と同じく、すなわち第2組の第2経糸と同じく、第1周期(1〜4回目のステップ)では3番目に第2経糸が浮かび上がり、第2周期(5〜8回目のステップ)から第4周期(13〜16回目のステップ)では2番目に第2経糸が浮かび上がり、第5周期(17〜20回目のステップ)と第6周期(21〜24回目のステップ)では3番目に第2経糸が浮かび上がる図柄が描かれる。
次に第5組の第3経糸を見ると、上述の通り第5綜絖枠の綜絖に通されているので、組織図には第5綜絖枠の紋栓図と同じく、すなわち第2組の第2経糸と同じく、第1周期(1〜4回目のステップ)では3番目に第2経糸が浮かび上がり、第2周期(5〜8回目のステップ)から第4周期(13〜16回目のステップ)では2番目に第2経糸が浮かび上がり、第5周期(17〜20回目のステップ)と第6周期(21〜24回目のステップ)では3番目に第2経糸が浮かび上がる図柄が描かれる。
このように、一対の関係にある第2組と第5組とで、第2経糸と第3経糸の引き込みを反対にした場合、第2組では第2経糸と第3経糸によって右上がりの図柄が描かれ、第5組では第2経糸と第3経糸によって左上がりの図柄が描かれる。これら図柄と、第1経糸及び第4経糸によって各組共通で描かれる図柄とを組み合わせることで、第2組で全体として右上がりの綾目が描かれるステップでは第5組で経糸が点在した図柄が描かれ、第5組で全体として右上がりの綾目が描かれるステップでは第2組で経糸が点在した図柄が描かれることになる。
このような引き込みパターンを一対の関係にある第1組と第4組、第3組と第6組でも行うことで、図7に示すように、各図柄が連続的に繋がり、全体として1/3の右上がりの綾目と4枚のトルコサテンとで構成される図柄を描くことができる。このような図柄は順通し、山道通し、飛通し、破れ通し等の織物設計において従来一般的に行われている引き込みパターンでは実現困難であった。
このような引き込みパターンを一対の関係にある第1組と第4組、第3組と第6組でも行うことで、図7に示すように、各図柄が連続的に繋がり、全体として1/3の右上がりの綾目と4枚のトルコサテンとで構成される図柄を描くことができる。このような図柄は順通し、山道通し、飛通し、破れ通し等の織物設計において従来一般的に行われている引き込みパターンでは実現困難であった。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
まず図8に示すように、第3、第5、第7綜絖枠が第1〜第6までの全て周期において1番目で上昇し、第4、第6、第8綜絖枠が第1〜第6までの全て周期において3番目で上昇するように紋栓図を作成すると、1/3の右上がりの綾目と右下がりの綾目による、第3組の第4経糸を対象軸としたヘリンボンを描くことができる。このような図柄は従来の山道通しでも描くことができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
まず図8に示すように、第3、第5、第7綜絖枠が第1〜第6までの全て周期において1番目で上昇し、第4、第6、第8綜絖枠が第1〜第6までの全て周期において3番目で上昇するように紋栓図を作成すると、1/3の右上がりの綾目と右下がりの綾目による、第3組の第4経糸を対象軸としたヘリンボンを描くことができる。このような図柄は従来の山道通しでも描くことができる。
次に図9に示すように、第1綜絖枠が第1〜第6までの全ての周期において2番目と3番目に上昇し、第2綜絖枠が第1〜第6までの全ての周期において1番目と4番目に上昇する。また、第3、第5、第7綜絖枠が第1〜第6までの全て周期において1番目と2番目で上昇し、第4、第6、第8綜絖枠が第1〜第6までの全て周期において3番目と4番目で上昇するように紋栓図を作成する。この場合、2/2の右上がりの綾目と右下がりの綾目による、第3組の第4経糸を対象軸としたヘリンボンを描くことができる。このような図柄も従来の山道通しで描くことができる。
しかし、図10に示すように、第3綜絖枠が5回目から8回目までの第2周期において3番目と4番目での上昇に変更し、以後、第6周期まで3番目と4番目で上昇し、第4綜絖枠が5回目から8回目までの第2周期において1番目と2番目で上昇し、以後、第6周期まで1番目と2番目で上昇するような紋栓図を作成する。
この場合、一完全組織の中に、図9と同じ位置となる対象軸1以外に、第1組の第4経糸による対象軸2と、第4組の第4経糸による対象軸3の3つの対象軸が表れるヘリンボンを描くことができる。換言すると、対象軸が幅方向に移動するヘリンボンを描くことができる。
この場合、一完全組織の中に、図9と同じ位置となる対象軸1以外に、第1組の第4経糸による対象軸2と、第4組の第4経糸による対象軸3の3つの対象軸が表れるヘリンボンを描くことができる。換言すると、対象軸が幅方向に移動するヘリンボンを描くことができる。
このような複数の対象軸が表れる(対象軸がずれる)ヘリンボンは従来の引き込み法、例えば山道通しでは実現できないものである。すなわち、本発明では、経糸の引き込みを変えずに、紋栓図のみを変えることで、従来の引き込み法で描くことができる図8及び図9のヘリンボンのみならず、従来の引き込み法では描くことができない図10のようなヘリンボンを描くことができる。
なお、一般的にヘリンボンとは、綾目の頂点箇所(屈曲箇所)で隣り合う2本の経糸の浮き沈みが逆転した図柄を指すが、本明細書においては図8〜図10に示すような図柄もヘリンボンに含むものとする。
なお、一般的にヘリンボンとは、綾目の頂点箇所(屈曲箇所)で隣り合う2本の経糸の浮き沈みが逆転した図柄を指すが、本明細書においては図8〜図10に示すような図柄もヘリンボンに含むものとする。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について図11を用いて説明する。
本実施の形態が上記実施の形態と異なる点は、第1綜絖枠の綜絖に全ての組の第2経糸を通す点である。すなわち、第2経糸と第4経糸の引き込みを各組で共通にして、第1経糸と第3経糸の引き込みパターンを、一対の関係にある組(例えば第1組と第4組)で反対にする点である。
これにより、ヘリンボンの上に1/3の右上がりの綾目が入った図柄を描くことができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について図11を用いて説明する。
本実施の形態が上記実施の形態と異なる点は、第1綜絖枠の綜絖に全ての組の第2経糸を通す点である。すなわち、第2経糸と第4経糸の引き込みを各組で共通にして、第1経糸と第3経糸の引き込みパターンを、一対の関係にある組(例えば第1組と第4組)で反対にする点である。
これにより、ヘリンボンの上に1/3の右上がりの綾目が入った図柄を描くことができる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について図12を用いて説明する。
本実施の形態が上記実施の形態と異なる点は、第1綜絖枠が第1周期から第6周期まで常に2番目と3番目に上昇し、第2綜絖枠が第1周期から第6周期まで常に1番目と4番目に上昇する点と、第3〜第8綜絖枠についても上昇を2回のステップで連続しておこなう点である。
このようにすることで、図11の図柄と比較して線の上下方向の幅が厚くなるため、図柄を際立たせることができる。
次に、本発明の第4の実施の形態について図12を用いて説明する。
本実施の形態が上記実施の形態と異なる点は、第1綜絖枠が第1周期から第6周期まで常に2番目と3番目に上昇し、第2綜絖枠が第1周期から第6周期まで常に1番目と4番目に上昇する点と、第3〜第8綜絖枠についても上昇を2回のステップで連続しておこなう点である。
このようにすることで、図11の図柄と比較して線の上下方向の幅が厚くなるため、図柄を際立たせることができる。
なお、上記各実施の形態では、最も織前側の綜絖枠を第1綜絖枠、続く綜絖枠を第2綜絖枠としたが、これに限らず任意の2枚、例えば全8枚の綜絖枠のうち織前側から3番目と7番目の2枚の綜絖枠をそれぞれ本発明における第1綜絖枠と第2綜絖枠としてもよい。すなわち、2本の経糸を各組共通で引き込むことになる2枚の綜絖枠をそれぞれ第1綜絖枠、第2綜絖枠とすればよい。
また、上記実施の形態を応用すれば経糸を8本、12本、・・・と、4の倍数本で1組とすることも可能であり、綜絖枠を8枚以上用いることも可能である。
また、綜絖枠の上下動パターンについて24回目のステップまでしか表していないが、25回目のステップ以後は再び1〜24回目の上下動パターンを繰り返したり、あるいは全く異なる上下動パターンを採用することにしてもよい。
また、上記実施の形態を応用すれば経糸を8本、12本、・・・と、4の倍数本で1組とすることも可能であり、綜絖枠を8枚以上用いることも可能である。
また、綜絖枠の上下動パターンについて24回目のステップまでしか表していないが、25回目のステップ以後は再び1〜24回目の上下動パターンを繰り返したり、あるいは全く異なる上下動パターンを採用することにしてもよい。
また、本発明はドビー織機に限らず、フライシャトル織機、シャトルレス織機などにも適用可能である。
また、ドビー織機に適用する場合には綜絖枚数は6枚以上であればよい。
また、本発明の製織方法をソフトウェアのプログラムに組み込むことにしてもよい。
また、ドビー織機に適用する場合には綜絖枚数は6枚以上であればよい。
また、本発明の製織方法をソフトウェアのプログラムに組み込むことにしてもよい。
本発明は、これまで困難であった図柄を描くことができる製織方法に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
Claims (5)
- 第1〜第n+2(nは4以上の偶数)の綜絖枠を備える織機による製織方法であって、織物の幅方向に連続する4本の経糸を一組とし、幅方向に順に第1〜第n組と規定し、各組を構成する4本の経糸を幅方向に順に第1経糸、第2経糸、第3経糸、第4経糸と規定し、更に、第1〜第n/2組のうちの任意の一組と、当該任意の一組から幅方向にn/2組離れた組を一対の関係とする関係付けを第1〜第nの全ての組に対して行なった上で、
全ての組で第1経糸を第1綜絖枠の綜絖に通すと共に第4経糸を第2綜絖枠の綜絖に通し、
一対の関係にある2つの組で第2経糸を引き込む綜絖枠と第3経糸を引き込む綜絖枠を反対にすると共に、
第1〜第n+2綜絖枠のうち、第1及び第2綜絖枠以外の各綜絖枠については、第2経糸と第3経糸を一本ずつしか通さないことを特徴とする製織方法。 - 第1〜第n+2(nは4以上の偶数)の綜絖枠を備える織機による製織方法であって、織物の幅方向に連続する4本の経糸を一組とし、幅方向に順に第1〜第n組と規定し、各組を構成する4本の経糸を幅方向に順に第1経糸、第2経糸、第3経糸、第4経糸と規定し、更に、第1〜第n/2組のうちの任意の一組と、当該任意の一組から幅方向にn/2組離れた組を一対の関係とする関係付けを第1〜第nの全ての組に対して行なった上で、
全ての組で第1経糸を第1綜絖枠の綜絖に通すと共に第3経糸を第2綜絖枠の綜絖に通し、
一対の関係にある2つの組で第2経糸を引き込む綜絖枠と第4経糸を引き込む綜絖枠を反対にすると共に、
第1〜第n+2綜絖枠のうち、第1及び第2綜絖枠以外の各綜絖枠については、第2経糸と第4経糸を一本ずつしか通さないことを特徴とする製織方法。 - 第1〜第n+2(nは4以上の偶数)の綜絖枠を備える織機による製織方法であって、織物の幅方向に連続する4本の経糸を一組とし、幅方向に順に第1〜第n組と規定し、各組を構成する4本の経糸を幅方向に順に第1経糸、第2経糸、第3経糸、第4経糸と規定し、更に、第1〜第n/2組のうちの任意の一組と、当該任意の一組から幅方向にn/2組離れた組を一対の関係とする関係付けを第1〜第nの全ての組に対して行なった上で、
全ての組で第1経糸を第1綜絖枠の綜絖に通すと共に第2経糸を第2綜絖枠の綜絖に通し、
一対の関係にある2つの組で第3経糸を引き込む綜絖枠と第4経糸を引き込む綜絖枠を反対にすると共に、
第1〜第n+2綜絖枠のうち、第1及び第2綜絖枠以外の各綜絖枠については、第3経糸と第4経糸を一本ずつしか通さないことを特徴とする製織方法。 - 第1〜第n+2(nは4以上の偶数)の綜絖枠を備える織機による製織方法であって、織物の幅方向に連続する4本の経糸を一組とし、幅方向に順に第1〜第n組と規定し、各組を構成する4本の経糸を幅方向に順に第1経糸、第2経糸、第3経糸、第4経糸と規定し、更に、第1〜第n/2組のうちの任意の一組と、当該任意の一組から幅方向にn/2組離れた組を一対の関係とする関係付けを第1〜第nの全ての組に対して行なった上で、
全ての組で第2経糸を第1綜絖枠の綜絖に通すと共に第4経糸を第2綜絖枠の綜絖に通し、
一対の関係にある2つの組で第1経糸を引き込む綜絖枠と第3経糸を引き込む綜絖枠を反対にすると共に、
第1〜第n+2綜絖枠のうち、第1及び第2綜絖枠以外の各綜絖枠については、第1経糸と第3経糸を一本ずつしか通さないことを特徴とする製織方法。 - 第1〜第n+2(nは4以上の偶数)の綜絖枠を備える織機による製織方法であって、織物の幅方向に連続する4本の経糸を一組とし、幅方向に順に第1〜第n組と規定し、各組を構成する4本の経糸を幅方向に順に第1経糸、第2経糸、第3経糸、第4経糸と規定し、更に、第1〜第n/2組のうちの任意の一組と、当該任意の一組から幅方向にn/2組離れた組を一対の関係とする関係付けを第1〜第nの全ての組に対して行なった上で、
全ての組で第2経糸を第1綜絖枠の綜絖に通すと共に第3経糸を第2綜絖枠の綜絖に通し、
一対の関係にある2つの組で第1経糸を引き込む綜絖枠と第4経糸を引き込む綜絖枠を反対にすると共に、
第1〜第n+2綜絖枠のうち、第1及び第2綜絖枠以外の各綜絖枠については、第1経糸と第4経糸を一本ずつしか通さないことを特徴とする製織方法。
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JPH0291247A (ja) * | 1988-09-29 | 1990-03-30 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 平織物の製織方法 |
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