JP5403995B2 - 信号伝送システム及び信号変換回路 - Google Patents

信号伝送システム及び信号変換回路 Download PDF

Info

Publication number
JP5403995B2
JP5403995B2 JP2008274350A JP2008274350A JP5403995B2 JP 5403995 B2 JP5403995 B2 JP 5403995B2 JP 2008274350 A JP2008274350 A JP 2008274350A JP 2008274350 A JP2008274350 A JP 2008274350A JP 5403995 B2 JP5403995 B2 JP 5403995B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
parallel
serial
wiring
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008274350A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009165103A (ja
JP2009165103A5 (ja
Inventor
晋一 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2008274350A priority Critical patent/JP5403995B2/ja
Priority to CN200880119655.3A priority patent/CN101889273B/zh
Priority to PCT/JP2008/072729 priority patent/WO2009075372A1/en
Priority to US12/680,737 priority patent/US8081094B2/en
Publication of JP2009165103A publication Critical patent/JP2009165103A/ja
Publication of JP2009165103A5 publication Critical patent/JP2009165103A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5403995B2 publication Critical patent/JP5403995B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/32Reducing cross-talk, e.g. by compensating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

本発明は、データ信号を伝送する伝送システムに関し、パラレル信号をシリアル信号に変換して伝送する伝送システムに関するものである。
昨今のデータ信号を高速に伝送するシステムは、IEEE1394、Universal Serial Bus、Ethernet(登録商標)、等のシリアル信号伝送システムが多く使用されている。これらの伝送システムは、パラレル信号をシリアル信号に変換するシリアライザICと、シリアライザICで変換したシリアル信号をデシリアライザICに伝送する伝送線路と、伝送線路から伝送されたシリアル信号を受信し、パラレル信号に再変換するデシリアライザICとを有している。
これらのシリアル信号伝送システムにおいて、nビットの入力端子を有するシリアライザICを使用する場合、シリアライザICに入力されるパラレル信号はnビットであるとは限らない。入力信号がmビット(mはnより小さい整数)のパラレル信号である場合には、(n−m)ビット分の入力端子が未使用の余剰入力端子となってしまう。このような余剰入力端子は、フローティング状態にあることからノイズの影響を受けやすく、シリアライザIC内部の誤動作につながってしまう。
そこで、この余剰信号端子には、低抵抗又は高抵抗を介して、電源もしくはグラウンドのような安定した電圧レベルの配線やパターンに接続されている。このような構成により、余剰入力端子がフォローティング状態になることを解消し、外部からのノイズを抑制している。
しかしながら、このようなシリアル信号伝送システムの場合、外部からのノイズを抑制することは可能であるが、高速デジタル信号の伝送による放射ノイズを抑制することはできない。すなわち、伝送するデジタル信号の単位時間あたりの信号遷移の回数が増加すればするほど、シリアル信号の高調波成分が増加し放射ノイズが発生してしまう。
特開2001−36590号公報(特許文献1)には、IEEE1394に係わるシリアル信号伝送システムにおいて、伝送するシリアル信号の前処理として、シリアル信号を符号化する技術が提案されている。すなわち、入力されたパラレル信号をシリアル信号に変換する際、論理回路を用いて決められた法則で並べ替えて符号化することで、信号の遷移の回数を抑制することが記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載のシリアル信号伝送システムにおいては、シリアライザICに入力する前のパラレル信号に対し、論理回路によって符号化処理をする必要があった。そのため、符号化処理にはシリアライザIC以外の特別な回路を付加することが必要であり、コストが非常に高く、一般的な汎用のシリアライザICに対して簡便には適用することができない。
特開2001―36590号公報
前述の余剰信号端子に安定した電圧レベルの配線やパターンを接続したシリアル信号伝送システムの場合、シリアライザICは、入力されたnビットのパラレル信号を、所定の順で並び替え、時間的に連続したビットパターンのシリアル信号として送信している。そのため、余剰入力端子からのビット信号に関しても、シリアル信号に変換される。すなわち、余剰入力端子が電源に接続されていれば常に1に、またグラウンドに接続されていれば常に0に固定された信号が送信される。
従って、前述の余剰信号端子からのビット信号は一定であるため、その前後のビット信号との間で信号の遷移が生じ可能性が半分の確率で発生する。この信号の遷移は、シリアル信号伝送において基本的には不要なものであり、この信号の遷移をなくせば、シリアル信号伝送に影響を与えることなく、発生する放射ノイズを抑制することができる。
そこで本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、シリアライザ手段が変換するシリアル信号内に生じ得る信号遷移を、効果的でかつ簡便な構成で抑制し得るシリアル信号伝送システムを提供することを目的とするものである。
本発明は、第1のパラレル信号配線と、第2のパラレル信号配線と、第1のパラレル信号配線と接続された、複数のパラレル信号入力端子と、前記複数のパラレル信号入力端子から入力されたパラレル信号をシリアル信号に変換するシリアル変換部と、前記変換したシリアル信号を出力するシリアル信号出力部とを有するシリアライザ手段と、前記シリアライザ手段からのシリアル信号を入力するシリアル信号入力部と、前記シリアル信号入力部から入力されたシリアル信号をパラレル信号に再変換するパラレル変換部と、前記変換したパラレル信号を第2のパラレル信号配線に出力する複数のパラレル信号出力端子とを有するデシリアライザ手段と前記シリアライザ手段とデシリアライザ手段を接続する伝送線路とを有し、前記前記パラレル信号入力端子と接続した第1のパラレル信号配線のうち、1つの配線は複数の配線に分岐し前記第1のパラレル信号配線と異なる分岐配線を形成し、該分岐配線が前記パラレル信号入力端子に接続されており、前記分岐配線から入力された各信号は、前記シリアル変換部により変換される際に、前記1つの配線から入力された信号と、時間的に連続するようにシリアル信号に変換されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、他の高価な回路素子や部材等を付加することなく、シリアル伝送線路の放射ノイズを抑制を、極めて簡便かつ安価に実現することが可能である。また、シリアル信号伝送システム自体が、外部からのノイズの影響を受けにくくなる。また、シリアライザIC内部の誤動作をも同時に防止することができる。
次に、本発明の実施の形態を、図面を使って説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る信号伝送システム100の構成を示した模式図である。
(実施例1)
図1において、信号伝送システム100は、シリアライザIC(シリアライザ手段)101とデシリアライザIC(デシリアライザ手段)104とを備えている。シリアライザIC101は、複数(n個)の入力端子(パラレル信号入力端子)を有している。また、デシリアライザIC104は、入力端子に対応してn個の出力端子(パラレル信号出力端子)を有している。尚、図1では、28個の入力端子が示されている。
シリアライザIC101には、n個の入力端子から入力されたパラレル信号を、所定の順序でシリアル化したシリアル信号に変換するシリアル変換部105が設けられている。尚、図1では、4個のシリアル変換部105が設けられており、シリアル変換部のそれぞれに7つのパラレル信号が入力されている。また、シリアライザIC101には、シリアル変換部105にて変換したシリアル信号を、送信する前に一旦蓄積する出力バッファ(シリアル信号出力部)106が設けられている。尚、図1では、4個の出力バッファ106が設けられている。
また、デシリアライザIC104は、シリアライザIC101から伝送されたシリアル信号を入力する入力バッファ(シリアル信号入力部)107が設けられている。尚、図1では、4個の入力バッファ107が設けられている。また、デシリアライザIC104は、入力バッファ107で受信したシリアル信号を、n個のパラレル信号に再変換するパラレル変換部108が設けられている。尚、図1では、4個のパラレル変換部108が設けられており、パラレル変換部のそれぞれから7つのパラレル信号が出力されている。
なお、シリアル変換部105、パラレル変換部108、出力バッファ106、入力バッファ107の数は、前述の値に限られるものではない。また、シリアル変換部105に入力パラレル信号の数、パラレル変換部108から出力されるパラレル信号の数も、前述の値に限られるものではない。これらは、信号伝送システムの形態に応じて、設定されるものである。
また、シリアライザIC101とデシリアライザIC104との間には、シリアル信号を伝送する伝送線路103が設けられている。図1では、伝送線路103を差動信号伝送線路としており、シリアライザIC101としては、シングルエンドのパラレル信号をLVDS(Low−Voltage Differential Signaling)のシリアル信号に変換する、LVDSドライバを使用することができる。また、デシリアライザIC104としては、LVDSのシリアル信号をシングルエンドのパラレル信号に変換するLVDSレシーバを使用することができる。尚、伝送線路103は差動信号伝送線路としているが、本発明はそれに限られたものではなく、シングル伝送線路であってもかまわない。
また、信号伝送システム100では、クロック信号は前述のシリアル信号とは別系統で伝送される。第1のクロック信号配線は、シリアライザIC101のクロック信号入力端子に接続されている。102はシリアライザIC101とデシリアライザIC104との間でクロック信号を伝送するクロック信号伝送線路である。第2のクロック信号配線は、デシリアライザIC104のクロック信号出力端子に接続されている。クロック信号伝送線路102も、伝送線路103と同様に、差動信号伝送線路としている。
信号伝送システム100では、シリアライザIC101におけるパラレル信号のシリアル信号への変換、及びデシリアライザIC104におけるシリアル信号のパラレル信号への変換と同期して、クロック信号は伝送される。そのためシリアライザIC101には、マルチプレクサ等のPLL105aと、クロック信号用の出力バッファ(クロック信号出力部)106aも備えている。また、同様にデシリアライザIC104は、デマルチプレクサ等のPLL105aと、クロック信号用の入力バッファクロック信号入力部)107aも備えている。
シリアライザIC101の各入力端子には、m個(mはnよりも小さい整数)の配線をからなる第1のパラレル信号配線10が接続されている。第1のパラレル信号配線10からは、m個のビットデータの並列信号からなるパラレル信号が入力される。従ってシリアライザIC101のn個の入力端子のうちの(n−m)個の端子は、第1のパラレル信号配線と接続されない余剰入力端子となる。図1において第1のパラレル信号配線の配線数は24個であり、余剰入力端子は3個である。余剰入力端子はそれぞれinb、inc、indで示されている。また、余剰入力端子inb、inc、indと隣接する入力端子をinaとする。尚、余剰入力端子の数は3個に限られるものではない。
第1のパラレル信号配線10のうち、入力端子をinaに接続される配線10aは、分岐点202において3つの分岐配線10b、10c、10dに分岐される。分岐配線10bは入力端子inbに、分岐配線10cは入力端子incに、分岐配線10dは入力端子indに接続されている。尚、配線10aから入力端子inaに入力されるビット信号を基準ビット信号と定義し、分岐配線10b、10c、10dからは余剰入力端子inb、inc、indに入力されるビット信号を分岐ビット信号と定義する。シリアル変換部105は、シリアライザIC101から送信するシリアル信号の中で、入力端子inaから入力された基準ビット信号と、余剰入力端子inb,inc,indから入力された分岐ビット信号とを、時間的に連続するビットとして変換するように動作する。
デシリアライザIC104には、m個(mはnよりも小さい整数)の配線をからなる第2のパラレル信号配線11が接続されている。第2のパラレル信号配線11からは、m個のビットデータの並列信号からなるパラレル信号が出力される。従ってデシリアライザIC104のn個の出力端子のうちの(n−m)個の端子は、第2のパラレル信号配線11と接続されない余剰出力端子となる。図1において第2のパラレル信号配線11の配線数は24個であり、余剰出力端子は3個である。余剰出力端子はそれぞれotb,otc,otdで示されている。また、余剰出力端子otb,otc,otdと隣接する出力端子をotaとする。各余剰入力端子otb,otc,otdは、第2のパラレル信号配線11およびその他の回路素子、電源、グラウンド等とは接続されない未接続端子である。なお、余剰入力端子と隣接する入力端子をotaとしている。また、余剰出力端子の数は3個に限られるものではない。
シリアル変換部105のうちの一つには、第1のパラレル信号配線10からの4つの配線(配線10aを含む)と、配線10aの分岐点202において分岐された3つの配線10b、10c、10dとが入力されている。この時の、伝送線路103に伝送されるシリアル信号波形を図2に示す。図2において、左から第1ビット〜第4ビットは、第1のパラレル信号配線10からのビット信号である。第4ビットは配線10aからの基準ビット信号である。第5ビット〜第7ビットは、分岐された3つの配線10b、10c、10dからの分岐ビット信号である。分岐ビット信号である第5ビット〜第7ビットは、基準ビット信号である第4ビット信号と同一の信号レベルに保持された波形となる。従って、第4ビット〜第7ビットの信号レベルは、常にHigh又はLowで等しくなり、信号遷移が発生することはない。
(比較例1)
図8は、従来の信号伝送システム300を示した模式図である。信号伝送システム300において、シリアライザIC101のinb,inc,indには、抵抗性回路素子201を介して、グラウンドに接続されている。これにより余剰入力端子は常にLowの信号レベルの固定信号が入力される。尚、図8において、図1と同じ部材には同じ符号を付し、その説明は省略する。
信号伝送システム300において、シリアル変換部105のうちの一つには、第1のパラレル信号配線10からの4つの配線(配線10aを含む)と、第1のパラレル信号配線10とは異なる3つの配線10b、10c、10dとが入力されている。この時の、伝送線路103に伝送されるシリアル信号波形を図9に示す。図9において、左から第1ビット〜第4ビットは、バス配線10からのビット信号である。第4ビットは配線10aからのビット信号である。第5ビット〜第7ビットは、3つの配線10b、10c、10dからのビット信号である。3つの配線10b、10c、10dからのビット信号は、常にLowレベルに固定されている。従って、第4ビット信号がHighの場合、図2に示すシリアル信号波形に比べて、信号遷移が1回多く発生することとなる。
[実験例1]
図1に示す信号伝送システム100の放射ノイズ抑制効果を立証する実験を行った。尚、実験例1は、データパターンジェネレータから、単位データ期間が5nsec(遷移時間1nsec含む)、振幅が1Vのデジタル信号のデータパターンを出力した。データパターンは、28ビットのビットデータからなるシリアル信号である。この28ビットのデータパターンを1と0との並びで表記すると、
1010100 0101011 1000011 0111111
となる。このデータパターンを繰り返し出力する設定でデータパターンジェネレータから信号を出力した。このシリアル信号をスペクトラムアナライザに入力することで、データパターンの広帯域スペクトルの一部を求めて図3に実線で示した。
[比較実験例1]
実施例1と同様にして比較例1における信号伝送システム300の放射ノイズを測定した。比較実験例1は、データパターンジェネレータから、単位データ期間が5nsec(遷移時間1nsec含む)、振幅が1Vのデジタル信号のデータパターンを出力した。データパターンは、28ビットのビットデータからなるシリアル信号である。この28ビットのデータパターンを1と0との並びで表記すると、
1010100 0101010 1000010 0111110
となる。このシリアル信号をスペクトラムアナライザに入力することで、データパターンの広帯域スペクトルの一部を求めて図3に破線で示した。
実験例1のデータパターンと、比較実験例1のデータパターンとを比較すると、14ビット目、28ビット目の2点が異なっている。すなわち、実験例1のデータパターンにおける7ビット目、14ビット目、21ビット目、28ビット目の4点は、それらの各1つ前のビットデータ(6ビット目、13ビット目、20ビット目、27ビット目)のレベルと常に同一となっている。これに対して、比較実験例1のデータパターンにおける7ビット目、14ビット目、21ビット目、28ビット目の4点は常に0で固定されている。これにより、実験例1のトータルの遷移回数は、比較実験例の遷移回数に比べ2回少なくなっている。
実験例1及び比較実験例1で用いたデータパターンは広帯域のスペクトルを有するが、図3は、特に強度の強い150MHzを中心に4MHz帯域幅(横軸は0.67MHz/1Div)のスペクトル強度(縦軸は5dB/1Div)を観測した結果である。なお、スペクトラムアナライザの測定条件は、RBW=120kHz、VBW=300kHzである。図3からわかるように、実験例1と比較実験例1とを比較すると、の200MHzのピーク強度は、実験例1の測定結果(実線)は、比較実験例1の測定結果(破線)に対してそのピーク強度が約3db減少している。この3dbは放射ノイズの抑制効果としては、非常に大きな値である。
尚、図1に示した、余剰出力端子otb〜otdは、図4に示すように、高抵抗の抵抗性回路素子204にてグラウンド又は電源に接続する構成として構わない。出力端子otb〜otdから出力されるデータは、信号配線10aからシリアライザIC101に入力されたビット信号であり、そのビット信号は、出力端子otaから出力される。
以上説明したように、本第1の実施の形態にかかる信号伝送システム100によれば、他の高価な回路素子や部材等を付加することなく、シリアル伝送線路の放射ノイズを抑制を、極めて簡便かつ安価に実現することが可能である。また、シリアライザIC101の余剰入力端子inb、inc、indが、パラレル信号から分岐された分岐ビット信号が入力されているため、外部からのノイズの影響を受けにくくなる。また、シリアライザIC101内部の誤動作をも同時に防止することができるものとなる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について図5を参照して説明する。図5は、第1の実施の形態に係る信号伝送システム200を示す模式図である。なお、本実施の形態にかかる信号伝送システム200は、前述した第1の実施の形態を一部変更したものであって、図5において図1と同じ部材には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図5に示すように、信号伝送システム200で前述の図1と異なっている点は、出力端子ota〜otdからの4個分のビット信号を、論理回路で構成された判定素子(選定手段)206を介するように構成している点である。この判定素子206を介した信号線は、出力ビット信号として、m個のパラレル信号バス配線11の一つとして接続されている。上記4個分のビット信号は、全て図7の分岐点202における、配線10aから入力される基本ビットデータと、配線10aから分岐された分岐ビット信号とに相当するため、伝送エラーが生じなかった場合には全て同一のデータが伝送される。
伝送線路103において外来ノイズ等の影響を受けた場合には、出力端子ota〜otdのうちのいずれかからのビット信号にエラーが発生する可能性がある。この時、この判定素子206によってこれら4個分のビット信号についてのエラー判定を行う。このエラー判定では、シリアライザIC101にて分岐された4個のビットデータが元々全て同じビット信号であることから、これら4個のビットデータの論理和をとることによって正しいビット信号を出力させるものとする。
このように、元々同一な4個のビット信号を伝送し、該4個のビット信号を用いてエラー判定を行うことによって確実に伝送したい1個のビット信号の伝送信頼性を向上させることができるようになる。従って、本実施の形態によっては、シリアル信号の伝送における高調波抑制という効果に加えて、特定信号(ビット信号)の伝送信頼性の向上を図ることができるという効果が得られるものとなる。
なお、以上第1及び第2の実施の形態で説明した、シリアライザIC101及びデシリアライザIC104における、信号の入出力数、入出力方式、変換方式、分岐構造等は、特に限定されるものではない。中でも分岐構造については、例えば、図6に示すような、パラレル信号中の任意の3つのビット信号をそれぞれ2個ずつに分岐させる分岐点205を有するような構成としてもよい。ここで、上記任意の3つのビットデータは、基本ビットデータとして入力端子(パラレル信号入力端子)ine,inf,ingから入力される。また、これら基本ビット信号をそれぞれ分岐した分岐データは、入力端子(パラレル信号入力端子)ine´,inf´,ing´から入力される。この場合、伝送線路103におけるシリアル信号波形は、例えば図7に示すようなものとなる。この場合も単位時間辺りの信号遷移回数は、図8に示した従来の例に比して減少するため、図3に示したグラフと同様の効果を得ることができる。
尚、本発明における、パラレル信号配線とシリアライザIC101の接続構造は、信号変換回路として機能するものである。
以上のように、本発明にかかる伝送システムは、不要輻射を効果的に抑制する信号伝送システムに有用であり、特に、データ伝送の安定化を図ることを要する信号伝送システムに適している。
第1の実施の形態に係る伝送システムの実装構成の第1例を示した模式図。 第1の実施の形態において伝送されるシリアル信号波形を示す模式図。 実験例1および比較実験例1の広帯域スペクトルを示すグラフ。 第1の実施の形態における他の実施例を示した模式図。 第2の実施の形態における実施例を示した模式図。 第2の実施の形態における他の実施例を示した模式図。 第2の実施の形態において伝送されるシリアル信号波形を示す模式図。 比較例1における他の実施例を示した模式図。 第2の実施の形態において伝送されるシリアル信号波形を示すグラフ。
符号の説明
10 第1のパラレル信号配線
11 第2のパラレル信号配線
100 200 300 伝送システム
101 シリアライザ手段(シリアライザIC)
102 クロック信号伝送線路
103 伝送線路
104 デシリアライザ手段(デシリアライザIC)
105 シリアル変換部
106 シリアル信号出力部(出力バッファ)
107 シリアル信号入力部(入力部)
108 パラレル変換部
206 選定手段(判定素子)
ina,inb,inc,ind パラレル信号入力端子
ota,otb,otc,otd パラレル信号出力端子(出力端子)

Claims (9)

  1. 第1のパラレル信号配線と、第2のパラレル信号配線と、
    第1のパラレル信号配線と接続された、複数のパラレル信号入力端子と、前記複数のパラレル信号入力端子から入力されたパラレル信号をシリアル信号に変換するシリアル変換部と、前記変換したシリアル信号を出力するシリアル信号出力部とを有するシリアライザ手段と、
    前記シリアライザ手段からのシリアル信号を入力するシリアル信号入力部と、前記シリアル信号入力部から入力されたシリアル信号をパラレル信号に再変換するパラレル変換部と、前記変換したパラレル信号を第2のパラレル信号配線に出力する複数のパラレル信号出力端子とを有するデシリアライザ手段と
    前記シリアライザ手段とデシリアライザ手段を接続する伝送線路とを有し、
    前記パラレル信号入力端子と接続した第1のパラレル信号配線のうち、1つの配線は複数の配線に分岐し前記第1のパラレル信号配線と異なる分岐配線を形成し、該分岐配線が前記パラレル信号入力端子に接続されており、前記分岐配線から入力された各信号は、前記シリアル変換部により変換される際に、前記1つの配線から入力された信号と、時間的に連続するようにシリアル信号に変換されていることを特徴とする信号伝送システム。
  2. 前記デシリアライザ手段が有する前記パラレル信号出力端子のうち、前記分岐配線からシリアライザ手段に入力されたビットデータを出力するパラレル信号出力端子は、未接続端子であることを特徴とする請求項1に記載の信号伝送システム。
  3. 前記デシリアライザ手段が有するパラレル信号出力端子のうち、前記分岐配線からシリアライザ手段に入力されたビットデータを出力するパラレル信号出力端子は、すべて電源又はグラウンドに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の信号伝送システム。
  4. 前記デシリアライザ手段が有するパラレル信号出力端子のうち、前記分岐配線からシリアライザ手段に入力されたビットデータを出力するパラレル信号出力端子は、該パラレル信号出力端子のうちの一つを選定して出力ビット信号とする、選定手段が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の信号伝送システム。
  5. 前記シリアル変換部と、前記シリアル信号出力部と、前記シリアル信号入力部と、前記パラレル変換部は、すべて2つ以上の同じ数だけ設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の信号伝送システム。
  6. 前記伝送線路は差動信号伝送線路であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の信号伝送システム。
  7. 前記シリアライザ手段は、第1のクロック信号配線が接続されるクロック信号入力端子と、前記クロック信号を変換するPLLと、前記変換したクロック信号を出力するクロック信号出力部とを更に有し、
    前記デシリアライザ手段は、前記シリアライザ手段からのクロック信号を入力するクロック信号入力部と、クロック信号入力部からのクロック信号を変換するPLLと、第2のクロック信号配線が接続されるクロック信号出力端子とを更に有し、
    前記クロック信号出力部と、前記クロック信号入力部は、クロック信号伝送線路により接続されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載の信号伝送システム。
  8. 前記クロック信号伝送線路は差動信号伝送線路であることを特徴とする請求項7に記載の信号伝送システム。
  9. パラレル信号配線と、パラレル信号配線と接続された、複数のパラレル信号入力端子と、前記複数のパラレル信号入力端子から入力されたパラレル信号をシリアル信号に変換するシリアル変換部と、前記変換したシリアル信号を出力するシリアル信号出力部とを有する信号変換回路において、
    前記パラレル信号入力端子と接続したパラレル信号配線のうち、1つの配線は複数の配線に分岐し前記パラレル信号配線と異なる分岐配線が形成され、該分岐配線が前記パラレル信号入力端子に接続されており、前記分岐配線から入力された各信号は、前記シリアル変換部により変換される際に、前記1つの配線から入力された信号と、時間的に連続するようにシリアル信号に変換されていることを特徴とする信号変換回路。
JP2008274350A 2007-12-10 2008-10-24 信号伝送システム及び信号変換回路 Expired - Fee Related JP5403995B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008274350A JP5403995B2 (ja) 2007-12-10 2008-10-24 信号伝送システム及び信号変換回路
CN200880119655.3A CN101889273B (zh) 2007-12-10 2008-12-09 信号传送系统和信号转换电路
PCT/JP2008/072729 WO2009075372A1 (en) 2007-12-10 2008-12-09 Signal transmission system and signal conversion circuit
US12/680,737 US8081094B2 (en) 2007-12-10 2008-12-09 Signal transmission system and signal conversion circuit

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007317929 2007-12-10
JP2007317929 2007-12-10
JP2008274350A JP5403995B2 (ja) 2007-12-10 2008-10-24 信号伝送システム及び信号変換回路

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009165103A JP2009165103A (ja) 2009-07-23
JP2009165103A5 JP2009165103A5 (ja) 2011-12-01
JP5403995B2 true JP5403995B2 (ja) 2014-01-29

Family

ID=40967136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008274350A Expired - Fee Related JP5403995B2 (ja) 2007-12-10 2008-10-24 信号伝送システム及び信号変換回路

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8081094B2 (ja)
JP (1) JP5403995B2 (ja)
CN (1) CN101889273B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8447436B2 (en) * 2010-06-29 2013-05-21 Harley-Davidson Motor Company Group, LLC Handlebar control system
WO2014124450A1 (en) * 2013-02-11 2014-08-14 Kandou Labs, S.A. Methods and systems for high bandwidth chip-to-chip communications interface

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0756660A (ja) * 1993-08-13 1995-03-03 Fujitsu Ltd バス回路における消費電力削減制御方法および回路
US6496540B1 (en) * 1998-07-22 2002-12-17 International Business Machines Corporation Transformation of parallel interface into coded format with preservation of baud-rate
EP0982665A3 (en) * 1998-08-21 2004-02-04 Matsushita Electronics Corporation A bus system and a master device that stabilizes bus electric potential during non-access periods
JP2001036590A (ja) 1999-07-22 2001-02-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd シリアル伝送装置
US6765599B2 (en) * 2000-05-30 2004-07-20 Sanyo Electric Co., Ltd. Image signal transmission apparatus
KR100864709B1 (ko) * 2002-05-30 2008-10-23 삼성전자주식회사 수신성능을 향상시킬 수 있는 오에프디엠송신기 및 그의신호처리방법
US7587537B1 (en) * 2007-11-30 2009-09-08 Altera Corporation Serializer-deserializer circuits formed from input-output circuit registers
JP4207912B2 (ja) * 2005-03-24 2009-01-14 セイコーエプソン株式会社 データ転送制御装置及び電子機器
JP4860990B2 (ja) * 2005-11-29 2012-01-25 キヤノン株式会社 回路接続構造およびプリント回路板
US7656325B1 (en) * 2008-07-09 2010-02-02 Lsi Corporation Serializer-deserializer (SerDes) having a predominantly digital architecture and method of deserializing data

Also Published As

Publication number Publication date
CN101889273B (zh) 2013-03-27
US8081094B2 (en) 2011-12-20
JP2009165103A (ja) 2009-07-23
CN101889273A (zh) 2010-11-17
US20100238055A1 (en) 2010-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8259838B2 (en) Signal transmission system for transmitting transmission signals via a transmission line including transmission conductors
US9716508B1 (en) Dummy signal generation for reducing data dependent noise in digital-to-analog converters
US11240079B1 (en) Systems, methods, and devices for high-speed data modulation
CN110710109B (zh) 噪声消除电路以及数据传输电路
US20230195663A1 (en) Integrated circuit having lanes interchangeable between clock and data lanes in clock forward interface receiver
US7515613B2 (en) Data transmission apparatus and data transmission method
JP5403995B2 (ja) 信号伝送システム及び信号変換回路
US20170139870A1 (en) Receiver architecture
US7692564B2 (en) Serial-to-parallel conversion circuit and method of designing the same
US11201627B2 (en) Spectrally efficient digital logic (SEDL) digital to analog converter (DAC)
US11392452B2 (en) Serializing and deserializing stage testing
US8031764B2 (en) Multiplexer based transmitter equalization
CN102138310A (zh) 信号传输装置
US10079701B1 (en) Three-valued signal generation device and three-valued signal generation method
KR101377269B1 (ko) 고속으로 대용량의 직렬 데이터를 전송할 수 있는 이미지센서
WO2009075372A1 (en) Signal transmission system and signal conversion circuit
JP2001144620A (ja) バスシステム
JP2004187188A (ja) アナログ・ディジタル変換器
KR102513739B1 (ko) Mipi d-phy 고속 송신기의 이퀄라이징 시스템
JP2010268180A (ja) デジタル信号伝送システム、送信部および受信部
JP5103839B2 (ja) 信号伝送回路及び方法
Kumar et al. Indigenous development of SERDES interface for miniaturization
JP2011030007A (ja) 直流平衡符号生成回路、シリアルデータ伝送装置、直流平衡符号生成方法、そのプログラムおよび記録媒体
JP2004503954A (ja) 伝送される多数のビット列をバス配線を介して伝送するためのデジタル回路構造と方法
JP4528106B2 (ja) 誤り訂正装置、誤り訂正方法および受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100201

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111017

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131029

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5403995

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees