JP5402150B2 - ルーティング装置、通信システム、及びルーティング方法 - Google Patents

ルーティング装置、通信システム、及びルーティング方法 Download PDF

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Description

本発明は、ルーティング装置、通信システム、及びルーティング方法に関する。
一定以上の転送品質(Quality of Service、以下、QoSと略す)を保証した通信を提供できる通信網において、実際にあるフローの転送におけるQoSを保証するためには、QoSが保証される通信リソースを、そのフロー転送が占有できるよう予約する必要がある。この予約は、例えば、電話網においては、Signaling System No.7(SS7)、IP網においては、RSVPなどのシグナリング機構を通して行われる。これら従来のリソース予約シグナリング機構は、いかなるリソースに対しても、そのリソースを用いる全てのフローが、同時に、当該リソースを予約量の全てを利用しても、当該リソースが、QoS保証が担保できなくなるほど不足しないよう予約を制御する。
但し、一般には、QoSリソースを予約したフローが、常時、予約した分だけの帯域を利用しているとは限らない。例えば、そのフローの送信プロセスが送信を停止しているか、予約したリソース全てが必要となるほどの負荷を通信網に与えていない場合、予約済みリソースの全ては利用されていないことになる。このとき、余分となるリソースは、当該リソースが従来のシグナリング機構により独占的に予約されている場合、他のフローの転送に活用できないため、リソース利用効率が最適化されない。
この問題への対策として、あるフローが予約したQoSリソースを全て利用していない場合には、他のフローが当該リソースを利用できるように構成された技術が知られている(例えば、非特許文献1参照)。該非特許文献1には、2つのフローが共に用いるリンクの負荷分散スケジューリングにおいて、いずれのフローにも、最低帯域を保証しつつ、いずれかのフローが帯域を最低帯域以下しか使っていない場合には、これを他方のフローが使えるよう動的に負荷分散比率を変更する技術が開示されている。
非特許文献1の技術では、複数のフローが互いに予約した帯域を実質的に融通し合うことで、空き帯域の有効活用を実現している。しかしながら、この技術で帯域を融通し合えるのは、当該複数のフローが共に同じリソースの帯域を予約している場合に限られる。この場合、帯域を融通し合えるフローの組み合わせは、各フローのルーティングにより決定されることになる。
嶋村昌義、飯田勝吉、古閑宏幸、門林雄基、山口英、「最低帯域保証を実現するVPNサービスにおける非線形計画法を用いたプロビジョニングアルゴリズム」、電子情報通信学会技術研究報告、IN2007−83、pp.35−40、October2007
ところで、トラフィックエンジニアリングを考慮したMPLS(multiprotocol label switching:マルチプロトコルラベルスイッチング)、GMPLS(Generalized multiprotocol label switching)などで用いられる明示的ルーティングでは、各フローのルーティングが最短経路とならない場合がある。このような場合の一例を図11に示す。図11において、2つの通信ノード101の間を接続する通信リンク102は、帯域rを有するものとする。また、通信ノード101−7から通信ノード101−9までのフロー201−1と、通信ノード101−6から通信ノード101−10までのフロー201−2が、それぞれ、エンドエンド帯域をrだけ予約しているものとする。
ここで、フロー201−2にとっての最短経路は、通信ノード101−7、通信ノード101−8、及び通信ノード101−9を経由するものであるが、通信ノード101−7と通信ノード101−8との間のリンク、及び通信ノード101−8と通信ノード101−9との間のリンクにおいては、その帯域が別のフロー201−1によって全て占有されているため、この経路を用いることができない。そのため、通信ノード101−7、通信ノード101−2、通信ノード101−3、通信ノード101−4、及び通信ノード101−9を経由する、より長い経路がフロー201−2に割り当てられている。このような場合、フロー201−1とフロー201−2とが通信リンクを共有しないため、非特許文献1のような技術による帯域の相互融通はできない。
このとき、通信ノード101−7から通信ノード101−9までの、リソース予約を行わずに転送するフローに対しては、最短経路である通信ノード101−7、通信ノード101−8、及び通信ノード101−9を経由するルーティングが設定されているとすると、リソース予約を行わないフローの方が、同じ起点・終点通信ノード間のエンドエンドリソース予約を行ったフロー201−2より短い。
このため、例えば、フロー201−1の負荷が小さく、通信ノード101−7と通信ノード101−8との間のリンク、及び通信ノード101−8と通信ノード101−9との間のリンクに輻輳が生じない場合には、通信ノード101−7から通信ノード101−9までの通信については、リソース予約を行ったフローの方が、行わないフローより経路が長いため、遅延が大きくなる。つまり、QoS保証のために行ったリソース予約であるにもかかわらず、状況によっては、かえってQoSが劣化してしまうという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、明示的ルーティングにより既定経路を定められたフローに対し、状況に応じて、既定経路より高い転送性能を提供することができ、また、効果的にリソースを再利用することができるルーティング装置、通信システム、及びルーティング方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、フフロー毎の既定経路に含めるリソースを指定する明示的ルーティングが可能な通信網に含まれるルーティング装置であって、自装置が転送するフローの明示的な既定経路の少なくとも一部を、他のフローの既定経路に含まれるリソースを経由するように迂回させる際に、迂回区間で当該フローに提供できる一時的な転送品質を推定可能な迂回経路を検出する迂回経路検出手段と、前記迂回経路検出手段によって検出された迂回経路の転送品質と前記既定経路の転送品質との差に基づいて、当該フローのデータを前記迂回経路および/または前記既定経路にルーティングするルーティング手段とを備え、前記迂回経路検出手段は、前記既定経路及び迂回経路の双方の主フローに対して保証される転送品質情報、自装置での転送品質保障条件の維持の可否を判断するためのローカル条件、及び、自装置より下流での輻輳の可能性を回避するための判断基準であるグローバル条件に基づいて、前記迂回経路を検出することを特徴とするルーティング装置である。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、フロー毎の既定経路に含めるリソースを指定する明示的ルーティングが可能な通信網に含まれるルーティング装置を含む通信システムであって、前記ルーティング装置は、自装置が転送するフローの明示的な既定経路の少なくとも一部を、他のフローの既定経路に含まれるリソースを経由するように迂回させる際に、迂回区間で当該フローに提供できる一時的な転送品質を推定可能な迂回経路を検出する迂回経路検出手段と、前記迂回経路検出手段によって検出された迂回経路の転送品質と前記既定経路の転送品質との差に基づいて、当該フローのデータを前記迂回経路および/または前記既定経路にルーティングするルーティング手段とを備え、前記迂回経路検出手段は、前記既定経路及び迂回経路の双方の主フローに対して保証される転送品質情報、自装置での転送品質保障条件の維持の可否を判断するためのローカル条件、及び、自装置より下流での輻輳の可能性を回避するための判断基準であるグローバル条件に基づいて、前記迂回経路を検出することを特徴とする通信システムである。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、フロー毎の既定経路に含めるリソースを指定する明示的ルーティングが可能な通信網に含まれるルーティング方法であって、自装置が転送するフローの明示的な既定経路の少なくとも一部を、他のフローの既定経路に含まれるリソースを経由するように迂回させる際に、迂回区間で当該フローに提供できる一時的な転送品質を推定可能な迂回経路を検出するステップと、前記検出された迂回経路の転送品質と前記既定経路の転送品質との差に基づいて、当該フローのデータを前記迂回経路および/または前記既定経路にルーティングするステップとを含み、前記迂回経路を検出するステップにおいては、前記既定経路及び迂回経路の双方の主フローに対して保証される転送品質情報、自装置での転送品質保障条件の維持の可否を判断するためのローカル条件、及び、自装置より下流での輻輳の可能性を回避するための判断基準であるグローバル条件に基づいて、前記迂回経路を検出することを特徴とするルーティング方法である。
この発明によれば、明示的ルーティングにより既定経路を定められたフローに対し、状況に応じて、既定経路より高い転送性能を提供することができ、また、効果的にリソースを再利用することができるという利点が得られる。
本第1実施形態によるルーティング方法を説明するための概念図である。 本第1実施形態による、上述した動作を実現する交点LSRの構成を示すブロック図である。 本第1実施形態によるLSR101−7のフォワーディングテーブル31のデータ構成例を示す概念図である。 本第1実施形態によるLSR101−7のQoS−LSP管理テーブル32のデータ構成例を示す概念図である。 本第1実施形態によるLSR101−9のフォワーディングテーブル31のデータ構成例を示す概念図である。 本第1実施形態によるLSR101−9のQoS−LSP管理テーブル32のデータ構成例を示す概念図である。 上述した判定が必要となる理由を説明するための説明図である。 本第1実施形態による、上述した動作を統合した、QoS−LSP選択部22の動作を説明するためのフローチャートである。 本第2実施形態による、マルチホップTDMA無線ネットワークに適用した場合の動作を説明するための概念図である。 本第3実施形態によるモバイルルータを適用した通信システムの構成を示すブロック図である。 従来技術による、MPLS、GMPLSなどで用いられる明示的ルーティングを説明するための概念図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
A.本発明の原理
まず、本発明の原理の概要ついて説明する。
本発明では、フローの既定の転送経路に明示的に含まれるリソースの少なくとも一部を、他のフローの既定経路に含まれるリソースを用いて迂回させる際、迂回区間で一時的に提供可能な転送品質を推定可能な迂回経路を動的に検出し、該迂回区間における一時的な転送品質の、検出した迂回経路と既定の経路との差に応じて、該フローのデータを一時的に上記迂回経路または上記既定経路にルーティングすることを特徴とする。
ここで検出された迂回経路の、特定フローに対して一時的に提供可能な転送品質の推定結果は、その有効期間内での経路選択判断にのみ利用される。経路選択判断基準としては、例えば、当該フローのデータ転送に迂回経路を利用することで、転送品質の向上と転送コストの低減とのいずれか、または双方が発生すると期待される場合にのみ、当該フローのデータを迂回経路にルーティングする。
あるフローAに一時的に提供可能な転送品質を推定可能な迂回経路は、例えば、他のフローの明示的ルーティング情報から検出することが可能である。フローBがエンドエンドでQoS保証されており、フローAの明示的経路と2つ以上のルーティング装置とを共有していれば、その共有されたルーティング装置に挟まれた区間を、転送品質を推定可能な迂回経路として検出できる。フローBが予約した、フローAの迂回経路に含まれるQoSリソースの1つをフローCとした場合、以下では、フローBをフローCのゲストフロー、フローAをフローCの主フローと呼ぶ。同じリソースにつき、主フローもゲストフローも複数存在し得る。なお、本発明において、ルーティング装置とは、ハードウェアとして独立した存在に限定されず、例えば、単一チップ上のプロセッサ間のネットワーク等にも適用可能である。
例えば、あるQoSリソースが、FIFO性とx以下の転送遅延と、主フローへの保証対象としている場合、このリソースの主フローがない場合、または主フローがあるが、データ転送負荷がかかっていない瞬間においては、ゲストフローのデータもx以下の転送遅延で転送が可能である。データ転送負荷がかかっていない状態を生ずる理由としては、実際にフローの送信プロセスがデータを送信していないか、送信プロセスは、データを送信しているが、いずれかの中継プロセスが本発明により当該リソースを迂回する迂回経路を用いて中継していることなどが考えられる。
また、既定経路上の2つ以上のルーティング装置間で、既定経路外の経路に、参考文献A(T. Nakata et al., “Efficient bundling of heterogeneous radio resources for broadband Internet access from moving vehicles,” in proceedings of Global Mobile Congress 2004, Oct. 11-13 2004, Shanghi, China)で述べられているような高精度な性能推定機構を適用中である場合、この経路は、一時的な転送品質を推定できる迂回経路として検出可能である。
また、QoSリソースのみからなる経路や、高精度な性能推定機構を適用中の経路でなくても、例えば、既定経路の2つのルーティング装置間が既定経路外の単一リンクで結合されており、その送信側のルーティング装置において転送レートや、キュー長から性能が推定できる場合には、このリンクを、一時的な転送品質を推定できる迂回経路として検出可能である。
QoSフローに対して、迂回経路の転送性能の推定精度などから、迂回経路を用いた方が性能の期待値は高いが、QoS保証が不完全になると判断される場合には、迂回経路と、既定経路の当該迂回経路に迂回される部分の双方に同じデータを転送することで、性能の期待値を向上させつつQoS保証が保持される。
このようにして、本発明では、明示的ルーティングにより既定経路を定められたフローに対し、状況に応じ既定経路より高い転送性能を提供することが可能となる。さらに、QoSフローが迂回経路を選択した場合に、既定経路の迂回対象部分は別のゲストフローに提供すれば、QoSリソースの効果的な再利用が可能となる。
A.第1実施形態
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
なお、以下の説明において、明示的ルーティングが可能である必要があるが、その実現手段については何ら限定されない。本第1実施形態では、明示的ルーティングを公知技術であるMPLSおよびRSVP−TE(Resource ReSerVation Protocol with Traffic Extensions)により実現する場合について説明する。
図1は、本第1実施形態によるルーティング方法を説明するための概念図である。図において、通信ノード101−1、101−2、…、101−12は、全てラベルスイッチルータ(以下、LSR(Label Switch Router)という)とする。RSVP−TEを用いた帯域予約シグナリングにより、LSR101−11〜101−12までの、QoS保証されたLSP(Label Switch Path:QoS−LSPとする)201−1と、LSR101−6〜101−10までのQoS−LSP201−2と、LSR101−2〜101−11までのQoS−LSP201−3が設定されているものとする。
なお、LSR間のリンク102は、全て双方向に「1」の帯域を有し、QoS−LSP201−1、201−2、201−3ともに「1」の帯域を予約しているものとする。また、QoS−LSPを含む複数のLSPに共有されるLSRを交点LSRと呼ぶこととし、各QoS−LSPは、起点または交点LSRで、パケットの入力を受け付ける。
各QoS−LSR101−1〜101−12は、RSVP−TEでのシグナリング時に、各QoS−LSP201−1〜201−3の経由LSRのリストとトンネルIDとを記録するものとする。その際、自ノードを経由する他のLSPと共通の交点LSRが自ノードより下流側にあれば、これらを互いに転送処理を代行可能なLSPとして登録する。
例えば、QoS−LSP201−1、201−2、201−3に共有される交点LSR101−7は、LSR101−9も、QoS−LSP201−1および201−2の双方に属することから、QoS−LSP201−1および201−2を互いに転送処理を代行可能なLSRとして登録する。この手順は、転送品質を比較可能な迂回経路を動的に検出する機構の一例である。つまり、QoS−LSP201−1が先に確立されたとすると、QoS−LSP201−2が確立されたときに初めて、QoS−LSP201−1は、LSR101−7とLSR101−9との間で迂回経路を持つ。
交点LSR101−7は、QoS−LSP201−2の主フローのパケットを受信時に、QoS−LSP201−1および201−2の双方に属する下流側の交点LSR101−9までの経路において、既定経路のQoS−LSP201−2ではなく、迂回経路QoS−LSP201−1を用いて転送した方がQoSの期待値が高く、また、そのようにしても両QoS−LSP201−1、201−2のQoS保証に支障がないと判断される場合、当該パケットをゲストフローのパケット(ゲストパケットと呼ぶ)としてQoS−LSP201−1に入力する。
一方、交点LSR101−9においては、QoS−LSP201−1のゲストパケットは、迂回区間が終了するため、QoS−LSP201−2に再入力される。つまり、交点LSR101−9は、QoS−LSP201−1から受信したパケットのうち、ゲストパケットを識別して転送するQoS−LSPを決定する必要がある。このような識別を可能とするために、本第1実施形態では、LSR101−7がQoS−LSP201−2からのパケットをQoS−LSP201−1に入力する際、QoS−LSP201−2から入力され、交点LSR101−9でQoS−LSP201−2に復帰すべきゲストパケットであることを示す情報をヘッダに挿入する。
これは、例えば、QoS−LSP201−2のトンネルIDと、出力予定LSRを含むシムヘッダ(ゲストシムヘッダと呼ぶ)を新規に作成し、QoS−LSP201−2のシムヘッダをゲストシムヘッダに変更し、その上にQoS−LSP201−1の通常のシムヘッダをスタッキングしたものを、送信パケットのシムヘッダとすることで実現される。このとき、QoS−LSP201−1の通常のシムヘッダのSビットを「0(スタッキングが行われていることを示す)」にする。
ゲストシムヘッダは、例えば、以下のように構成される。1つの方法として、EXPフィールド、TTLフィールドを特定の値にして通常のシムヘッダと識別できるようにし、ラベルフィールドにトンネルIDと迂回区間が終了するLSRの識別情報とを含めることにより構成する。または、ラベルフィールドにゲストシムヘッダであることを示す特定ラベルを挿入し、トンネルIDと出力予定LSRの識別情報を収容するためのフィールドを別途用意することによっても構成可能である。
交点LSRは、自ノードで終了する迂回経路を提供するQoS−LSPからのパケットについては、スタッキングされた回帰シムヘッダを確認することで、既定経路に復帰すべきゲストパケットを識別する。また、交点LSR以外のLSRは、先頭シムヘッダしか検査せず、先頭シムヘッダは、ゲストシムヘッダとなることはないので、ゲストシムヘッダは、交点LSR以外のLSRに解釈可能である必要はない。
次に、図2は、本第1実施形態による、上述した動作を実現する交点LSRの構成を示すブロック図である。図2において、パケット分類部11は、受信したパケット301をラベルに関して分類し、ラベル付パケット、または新たにラベルを付加すべきパケットであれば、ラベル処理部21に供給し、それ以外であれば、パケット処理部23に供給する。
ラベル処理部21は、入力パケット301のラベルと後述するフォワーディングテーブル31とを参照して、受信パケットを転送しているLSP(QoS−LSPも含む)がQoS−LSPによる転送代行対象か否かを判定し、QoS−LSPによる転送代行対象であれば、パケット301の情報をQoS−LSP選択部22に供給し、転送代行対象でなければ、パケット処理部23に供給する。
QoS−LSP選択部22は、受信されたパケット301のシムヘッダと、フォワーディングテーブル31とから、受信パケットに対応するQoS−LSPのトンネルIDを抽出し、抽出したトンネルIDと、後述するQoS−LSP管理テーブル32とを参照して、受信パケットを入力可能な最小メトリックのQoS−LSPを選択し、選択した入力先QoS−LSPのメトリックが受信元のQoS−LSPよりも小さければ、受信パケットをゲストパケットとして入力先QoS−LSPに入力し、そうでなければ、転送に用いるLSPを変更せず、そのままパケット処理部23に供給する。
フォワーディングテーブル31は、入力ラベルと、入力ラベルに対応するLSPがQoS−LSPか否かのフラグ、および各LSPのトンネルIDを管理する。QoS−LSP管理テーブル32は、当該LSRを経由するQoS−LSPの各々について、他のLSPから受信したパケットをゲストパケットとして入力した場合のメリットを管理する。
パケット処理部23は、QoS−LSP選択部22により選択されたQoS−LSPに従って受信パケットを処理し、パケット送信処理部12に供給する。
帯域予約処理部41は、リソース状態管理テーブル42を参照して帯域を予約する。リソース状態管理テーブル42は、リソース状態を保持する。パケット送信処理部12は、受信パケットをゲストパケット、または通常のMPLSパケットとしてとして送信する。
図3は、本第1実施形態によるLSR101−7のフォワーディングテーブル31のデータ構成例を示す概念図である。フォワーディングテーブル31は、入力ラベルと、入力ラベルに対応するLSPがQoS−LSPか否かのフラグ、および各LSPのトンネルIDを管理する。
図4は、本第1実施形態によるLSR101−7のQoS−LSP管理テーブル32のデータ構成例を示す概念図である。QoS−LSP管理テーブル32は、当該LSRを経由するQoS−LSPの各々について、他のLSPから受信したパケットをゲストパケットとして入力した場合のメリットを管理する。より具体的には、受信トンネルと入力先トンネルの組み合わせの各々について、入力を行った場合と行わない場合のQoSメトリックの差を管理する。
次に、交点LSR101−7および101−9の処理の動作として、交点LSR101−7のパケット受信時の処理について説明する。受信したパケット301は、交点LSR101−7のパケット分類部11でラベルに関して分類され、ラベル付パケットまたは新たにラベルを付加すべきパケットであれば、ラベル処理部21に入力される。ラベル処理部21では、入力パケット301のラベルでフォワーディングテーブル31を参照して、受信パケットを転送しているLSP(QoS−LSPも含む)がQoS−LSPによる転送代行対象か否か判定され、QoS−LSPによる転送代行対象であれば、パケット301の情報をQoS−LSP選択部22に、転送代行対象でなければ、パケット処理部23に入力する。
以下では、ゲストシムヘッダを含まないパケット301がLSP201−2から受信されたものとして説明する。受信されたパケット301の情報は、QoS−LSP選択部22に入力される。QoS−LSP選択部22は、受信されたパケット301のシムヘッダと、フォワーディングテーブル31とから、受信パケットに対応するQoS−LSPのトンネルIDを抽出する。
次に、QoS−LSP選択部22は、抽出したトンネルIDでQoS−LSP管理テーブル32を参照して、受信パケットを入力可能な最小メトリックのQoS−LSPを選択し、選択した入力先QoS−LSPのメトリックが受信元のQoS−LSPよりも小さければ、受信パケットをゲストパケットとして入力先QoS−LSPに入力し、そうでなければ、転送に用いるLSPを変更せず、先頭のシムヘッダに従って送信する。但し、メトリックは、小さいほど好ましいとする。
QoS−LSP管理テーブル32では、図4に示すように、入力メリットを、受信トンネルIDと入力先トンネルIDとの間の行列要素として表現している。但し、QoS−LSP201−1のトンネルIDを「1」、QoS−LSP201−2のトンネルIDを「2」としている。また、互いに転送処理を代行可能でない場合には、QoSメトリック差をNULLとしている。メトリック差は、ゲストパケットを入力すると、自ノードにおける主フローのQoS保証が不完全になるか、または自ノード以外でのQoS−LSPのQoS保証の不完全性を招くと判断される場合もNULLとなる。
QoSメトリックは、例えば、下流側の交点ノードまでのホップ数や、各ホップの遅延上限値の和、エラー可能性の上限値の和、電池の残量の最小値などで与えられる。LSRは、RSVP−TEのシグナリングにより管理対象のQoS−LSPが加わるたびに、QoS−LSP管理テーブル32に対応する行および列を追加し、また、いずれかのQoS−LSPのメトリックが変更となるたびに、QoS−LSP管理テーブル32上のメトリック差を更新する。
図4に示す例では、ホップ数をメトリックとし、QoS−LSP201−2のパケットをQoS−LSP201−1で送信すると、エンドエンドでのホップ数が「2」減ることから、受信トンネルID=2に対し、入力先トンネルID=1のメトリック差分が「−2」であり、「0」未満であることから、QoS−LSP201−2から受信したパケット301は(図1を参照)、QoS−LSP201−1に入力される。
このとき、QoS−LSP選択部22は、次の動作を行う。まず、受信したパケット301のシムヘッダ(QoS−LSP201−2のシムヘッダ)をQoS−LSP201−2に対応するゲストシムヘッダに変更し、その上にQoS−LSP201−1での送信に対応するシムヘッダ(図3から、送信ラベルを「51」とする)をスタックして、パケット送信処理部11に入力する。
図5は、本第1実施形態による交点LSR101−9のフォワーディングテーブル31のデータ構成例を示す概念図である。また、図6は、本第1実施形態による交点LSR101−9のQoS−LSP管理テーブル32のデータ構成例を示す概念図である。
交点LSR101−9において、QoS−LSP201−1から受信した、ゲストシムヘッダを含むパケット301は、QoS−LSP選択部22で、まず、ゲストシムヘッダを検査され、その結果、当該パケットの既定経路であるLSPがQoS−LSP201−2と判定される。さらに、迂回区間が終了するLSRの識別情報を用いている場合、自ノードで迂回区間が終了するか否かを検査する。自ノードでパケット301の迂回区間が終了する場合、パケット301は、QoS−LSP201−2に入力される。
以上の動作により、QoS−LSP間での帯域の融通が可能になるが、そのためには、LSR101−7がゲストパケットを入力すると、主フローのQoS保証が不完全になるか否かを判断できることが前提となる。この判断方法について以下に説明する。
まず、迂回経路の始点となるLSRにおいて、自ノードの状態情報のみから、QoS−LSP(X)から受信し得る最大サイズのパケットを迂回先のQoS−LSP(Y)に入力しても、自ノードがQoS−LSP(Y)の主フローに対して提供すべきQoS保証に支障が生じる可能性がないか判断できる必要がある。例えば、自ノードがQoS−LSP(Y)の主フローに提供すべきQoS保証が、転送遅延の上限値である場合、出力バッファのキュー長や、単位時間当りの転送量などから、受信し得る最大サイズのQoS−LSP(X)のパケットを、QoS−LSP(Y)から送信しても、自ノードにおける遅延が保障値を上回らないと判定できる必要がある。
このような判定は、エンドエンドのQoSが、各ノードが割り当てられた局所的なQoSを保証することで保たれるとの前提で有効である。この前提が成り立たないQoS−LSPに対して、上記判定は、常に否となる。本第1実施形態では、経路上の全てのLSRが局所的QoS要求を保証している限り、エンドエンドのQoSは、保たれるような局所的なQoS要求を、各LSRがRSVP−TEによるシグナリング時に受信していると仮定している。以上の局所的判断を、ローカル条件と呼び、以下のように一般化できる。
(ローカル条件)
自ノードが、QoS−LSP設定時に要求されたQoS保障条件を、ゲストパケットを当該QoS−LSPに入力しても維持できること。
さらに、上記ローカル条件の確認の他に、QoS−LSP(X)の主フローのパケットの、ゲストパケットとしてのQoS−LSP(Y)への入力が、自ノード以外での局所的なQoS保証の不完全性を招くか否かの判定が必要である。これは、具体的には、QoS−LSP(Y)上で自ノード、またはより上流のノードから、QoS−LSP(X)のQoS−LSP(Y)による迂回経路の終点ノード、またはより上流のノードまでの間にある、QoS−LSP(Y)の主フローに対する、いかなる迂回経路の終点ノードも、局所的なQoSの保証が、自ノードがQoS−LSP(Y)にゲストパケットを入力しても維持できるか否かを判断することで達成される。
図7は、上述した判定が必要となる理由を説明するための説明図である。図7に示す例は、図1に示す例に加え、LSR101−4を起点、LSR101−10を終点としたQoS−LSP201−4が含まれる。この例では、交点LSR101−7、101−9に加え、LSR101−4、101−10も交点LSRとする。今、QoS−LSP201−1の負荷がほとんどないとすると、QoS−LSP201−2のパケットは、交点LSR101−7においてほとんどQoS−LSP201−1に転送されるので、LSR101−2、101−3、101−4には、QoS−LSP201−2のパケットは、ほとんど流れない。
このとき、交点LSR101−4において、QoS−LSP201−2の負荷がほとんどないと判断され、QoS−LSP201−4のパケットdがゲストパケットとしてQoS−LSP201−2に入力されると、LSR101−9と101−10との間でパケットbとパケットdが合流し、合計のレートがQoS−LSP201−2の予約帯域を上回ると輻輳の可能性が生じる。
したがって、LSR101−4が、パケットdをゲストパケットとして、QoS−LSP201−2に入力すると、自ノード以外での局所的なQoS保証の不完全性を招くか否かを確認するには、自ノードより下流においてQoS−LSP201−2の主フローのパケットが合流する可能性があるか判断できる必要がある。このような、より下流での輻輳の可能性を回避するための判断基準は、以下のようにグローバル条件として一般化できる。
(グローバル条件)
自ノードが始点となる迂回経路を提供できるQoS−LSP上で自ノード、またはより上流のノードから、当該迂回経路の終点ノード、またはより上流のノードまでの、当該QoS−LSPの主フローのいかなる迂回経路の終点ノードも、ゲストパケットを当該QoS−LSPに入力してもローカル条件を維持できること。
この条件の確認の方法は何通りか考えられる。例えば、各QoS−LSPが、その主フローが取り得る迂回経路全ての終点LSRのリストを経路上の各交点LSRに通知するようにしておき、ある交点ノードWでLSP(A)から受信したパケットSを、QoS−LSP(B)にゲストパケットとして入力する際に、始点ノードが、またはより上流であるQoS−LSP(B)の主フローの迂回経路の終点LSRのうち、LSP(W)より下流でLSP(W)に最も近いものが、LSP(W)から始まるパケットSの迂回経路の終点LSRよりも上流である場合に限り、当該終点LSRにおいてパケットSと、QoS−LSP(B)の主フローのパケットが合流し、輻輳の可能性がある。
以上を考慮して、始点ノードがLSP(W)、またはより上流であるQoS−LSP(B)の主フローの迂回経路の終点LSRのうち、LSP(W)より下流でLSP(W)に最も近いものが、パケットSの迂回経路の終点LSR、またはより下流であれば、パケットSのQoS−LSP(B)へのゲストパケットとしての入力は、LSP(W)より下流のいかなるLSRにおいても、QoS−LSP(B)のQoSに影響しないため、グローバル条件が満足されると判断できる。この判定方法を用いるには、各QoS−LSPは、経由する交点LSRに対し、その主フローの取り得る迂回経路の終点LSRの情報を通知する必要がある。
また、パケットSの迂回経路の終点LSRとLSP(W)との間に交点LSRがない場合には、QoS−LSP(B)の主フローの迂回経路に依らず、グローバル条件が成立する。
また、グローバル条件は、迂回経路へのパケット転送時に、既定経路に、当該パケットが迂回経路の終点ノードまでの間、既定経路を使わないことを示すシグナリング情報を同時に送信することでも確認できる。これを受け取ったQoS−LSRは、迂回パケット分の負荷だけは、その迂回パケットの迂回経路の終点ノードまでの間であれば、ゲストパケットを入力できる余裕があることを知ることができる。
経路選択に用いるメトリック差は、以上に説明したローカル条件およびグローバル条件が充足されない場合には、NULLとなる。ローカル条件、グローバル条件ともに、迂回先LSPの主フローの転送状態に依存するため、それがある時点で充足されていても、他の時刻については充足されるか否か推定できない。それゆえ、メトリック差の読み出しが、本第1実施形態における、既定経路と迂回経路との一時的な転送品質の差異の推定にあたる。
図8は、本第1実施形態による、上述した交点LSR101−7、101−9の動作を説明するためのフローチャートである。入力パケットが受信されると(ステップS10)、QoS−LSP選択部22により、まず、入力パケットにゲストシムヘッダが含まれるか否かが検査される(ステップS11)。ゲストシムヘッダが含まれない場合には、他のQoS−LSPによりグローバル条件を満たす迂回が可能か否か、すなわち、QoS−LSP管理テーブル32上の受信LSPの列にメトリック差がNULLでない要素があるかが検査される(ステップS14)。
そして、迂回が可能であった場合には、最もメトリック上メリットの大きいQoS−LSPを迂回QoS−LSPとして選択し(S15)、QoS−LSP管理テーブル上で、迂回用QoS−LSPの受信LSPとのメトリック差が負であるか否かが検査される(ステップS16)。そして、そのメリットが正(メトリック差が負)であったら、受信パケットの先頭シムヘッダをゲストシムヘッダに変更の上、迂回用QoS−LSPのシムヘッダをスタッキングし(ステップS18)、パケット処理部23、パケット送信処理部12により、該受信パケットをゲストパケットとして送信する(ステップS19)。その後、送信パケットサイズ、パケット送信処理部12の状態などに応じて(ローカル条件を検査し、その結果に応じて)、QoS−LSP管理テーブル32(のメトリック差)を更新し(ステップS20)、ラベル処理対象パケットの受信待ちに移行する(ステップS21)。
それ以外のケース、すなわち、ステップS14で、迂回が可能でないと判定された場合や、ステップS16で、迂回用QoS−LSPの受信LSPとのメトリック差が負でない場合には、ゲストシムヘッダを含まないパケットは全て通常のMPLSパケットとして、通常のMPLSパケットとしてラベルを書き換え(ステップS17)、パケット処理部23、パケット送信処理部12により、該受信パケットを通常のMPLSパケットとして送信する(ステップS19)。その後、送信パケットサイズ、パケット送信処理部12の状態などに応じて(ローカル条件を検査し、その結果に応じて)、QoS−LSP管理テーブル32(のメトリック差)を更新し(ステップS20)、ラベル処理対象パケットの受信待ちに移行する(ステップS21)。
一方、入力パケットにゲストシムヘッダが含まれる場合には、自ノードが迂回経路の終点LSRであるかが検査される(ステップS12)。そして、自ノードが迂回経路の終点LSRである場合には、自ノードが既定経路のLSPの終点LSRであれば、受信パケットのゲストシステムヘッダを削除の上、先頭シムヘッダを復帰先LSPのシムヘッダに変更、または復帰先LSPの終点LSPであれば終端処理を行う(MPLSのEgressノードとしての処理を行う)(ステップS13)。
一方、自ノードが迂回経路の終点LSRでない場合には、入力パケットを通常のMPLSパケットとして処理すべく、通常のMPLSパケットとしてラベルを書き換え(ステップS17)、パケット処理部23、パケット送信処理部12により、該受信パケットを通常のMPLSパケットとして送信する(ステップS19)。その後、送信パケットサイズ、パケット送信処理部12の状態などに応じて(ローカル条件を検査し、その結果に応じて)、QoS−LSP管理テーブル32(のメトリック差)を更新し(ステップS20)、ラベル処理対象パケットの受信待ちに移行する(ステップS21)。
B.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本発明の第2の実施形態は、無線TDMAネットワークを対象とする。
図9は、本第2実施形態による、マルチホップTDMA無線ネットワークに適用した場合の動作を説明するための概念図である。図9には、無線ノード111−1〜111−5が直線状に並ぶマルチホップTDMA無線ネットワークが示されている。この例において明示的ルーティングは、起点および各中継ノードで送信タイムスロットが予め割り当てることにより行われている。
図9では、QoSパス211−1とQoSパス211−2とが設定されている。無線ノード111−1〜111−5の各々におけるQoSタイムスロットの割り当ては、それぞれ、フレーム312−1〜312−5に示される。QoSパス211−1に対しては、ノード111−1においてスロット「2」、ノード111−2においてスロット「5」、ノード111−3においてスロット「8」、ノード111−4においてスロット「11」が割り当てられている。ノード111−5は、終点ノードのため、スロット「11」にノード111−4から送信されたデータを受信するのみである。
同様に、QoSパス211−2に対しては、ノード111−2においてスロット「1」、ノード111−3においてスロット「10」が割り当てられている。また、QoSパス211−1とQoSパス211−2にタイムスロットを割り当てる際に、各ノードは、両QoSパスを互いに転送処理を代行可能なパスとして登録されるものとする。また、ゲストパケットを送信する際に真とするフラグフィールド(ゲストフラグ)がタイムスロット内に定義されているものとする。
ここで、ノード111−2があるフレームにおいてスロット「2」にデータを受信しなかったとする。このとき、QoSパス211−1のデータが次にノード111−1から送信されるのは、次のフレームのスロット「2」以降であると仮定できる。このときQoSパス211−2に送信待ちデータ「311」があった場合、このデータ(bとする)を、ノード111−2は、スロット「5」を用いて送信することで、次のフレームのスロット「1」まで待った場合よりも早くパケットが終点ノード111−4に受信されると推定できる。したがって、ノード111−2は、データbをスロット「5」を用いて送信し、その際、ゲストフラグを真にする。
次に、スロット「5」において、ノード111−2からデータbを受信したノード111−3は、これをQoSパス211−1のデータと同様、スロット「8」を用いて送信する。最後に、スロット「8」においてノード111−3からデータbを受信したノード111−4は、ゲストフラグが真であることと、自ノードがQoSパス211−2の終点ノードであることから、受信データをQoSパス211−2のものとして受信アプリケーション、または上位通信レイヤに渡す。
もし、上記と同じフレームにおいて、ノード111−2がスロット「1」でQoSパス211−2のデータを送信していた場合、ノード111−3は、スロット「1」および「5」でQoSパス211−2のデータを受信する。このとき、スロット「1」で受信したデータをスロット「8」で、スロット「5」で受信したデータをスロット「10」で送信すれば、これらのパケットのノード111−4での受信順序は逆転しない。このときもスロット8での送信時のみゲストフラグを真とする。
上述した第2実施形態によれば、各QoSデータは、特定のQoSパスに対応付けられるものの、本来対応するQoSパスよりも遅延の小さい他のQoSパスを用いて転送することにより、遅延期待値を短縮することができ、また、互いに転送処理を代行可能なQoSパス間に負荷を分散することにより、通信帯域期待値を拡大することができる。
C.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本第3実施形態では、本発明の迂回経路と既定経路の選択を行う、迂回経路の始点ノードは、複数の無線インターフェースを備えたモバイルルータであり、参考文献B(中田、野口、丹生、受川、「移動体インターネットBBRide(登録商標)における無線技術多様化に対応した回線多重化」、電子情報通信学会ソサィエティ大会2008、論文B−6−33)に示される改良Mobile Inverse Mux(MIM)技術により、無線回線の多重化を実行するプロセスを搭載しているものとする。
また、モバイルルータの無線インターフェースのうち、1つに対応する回線は、QoS保証サービスを提供し、無線多重化プロトコルは、QoS保証サービスを利用していない無線回線を多重化しているものとする。無線多重化システムは、内部的に行っている、上述した参考文献A、Bに示されるプローブ情報を、転送性能の推定のためにルーティングプロセスに提供可能であるものとする。
図10は、本第3実施形態によるモバイルルータを適用した通信システムの構成を示すブロック図である。図10において、送信ノード121−1は、受信ノード121−4に宛てて複数のフローを送信しており、そのうちの1部がQoSフローであるものとする。また、QoSフローは、その既定経路として、モバイルルータ121−2からQoS無線インターフェース403、QoS無線回線122を通るよう明示的にルーティングされているものとする。
QoS回線122の帯域の一部は、QoSフローが予約しており、MIM(Mobile Inverse Mux)プロセス402は、利用できないものとする。ルーティングプロセス401は、QoSフロー以外のIPパケットをMIMプロセス402にルーティングする。また、ルーティングプロセス401は、QoSフローのパケットを、一般のIPパケットと同様に、MIM経由で送信した場合の転送品質を、MIMプロセス402から提供されるプローブ情報(参考文献A、B参照)に基づいて推定する。
さらに、ルーティングプロセス401は、これをQoS回線122の提供するサービスの原理的な性能などと比較することで、既定経路を用いて転送した場合と、迂回経路としてMIMプロセス402をネクストホップとするIPルーティングにより転送した場合との転送品質の差異を推定する。もし、迂回経路の転送品質が一定以上の確率で既定経路より高い場合には、当該QoSフローのパケットロスへの耐性などに応じ、迂回経路のみ、または迂回経路と既定経路との双方からQoSパケットのフローを送信する。
MIMプロセス402を、プロセスをネクストホップとするIPルーティングを迂回経路として利用する意味があるのは、非QoS回線123−1と123−2の少なくともいずれか一方が、MIMプロセス402から利用可能である場合である。無線媒体の状態や、通信制限、ホームエージェントのサービス停止等により、非QoS無線回線を利用できなくなった場合や、逆に利用できるようになった場合には、状態の変化をルーティングプロセス401に通知する。これにより、ルーティングプロセス401は、迂回経路の存否を動的に検出することができる。
ここで、それぞれの無線回線が公衆無線回線だったとすると、QoS保証サービスを提供できる実際の回線の例として衛星回線が挙げられる。衛星回線は、帯域を保証可能だが、遅延の最小値が大きいという問題があるため、QoS保証を提供できない携帯電話回線等の方が転送品質の期待値には優れる。このような場合には、本第3実施形態を、帯域の保証が不可欠だが遅延短縮の実用的効果が大きい、音声通信などのフローに適用すると、輻輳を回避しつつ、遅延期待値を改善することができるという効果がある。
上述した第1から第3実施形態によれば、明示的ルーティングによるQoS保証を保ちつつ、排他的なリソース予約に起因するリソースの活用効率の低下を実運用上抑制し、また、QoSリソースを含む既定経路の最大帯域や、最小遅延による通信性能の制限を回避することができる。
101−1〜101−14、111−1〜111−5 LSR
102、112 通信リンク
201−1〜201−4、211−1、211−2 LSP
301、301−1、301−2、311 データ
312−1〜312−5 フレーム
11 パケット分類部
12 パケット送信処理部
21 ラベル処理部
22 QoS−LSP選択部
23 パケット処理部
31 フォワーディングテーブル
32 QoS−LSP管理テーブル
41 帯域予約処理部
42 リソース状態管理テーブル
121−1 送信ノード
121−2 モバイルルータ
121−3 ホームエージェント
121−4 受信ノード
124−1〜124−3
401 ルーティングプロセス
402 MMプロセス
403 QoS無線インターフェース
404−1、404−2 非QoS無線インターフェース

Claims (7)

  1. フロー毎の既定経路に含めるリソースを指定する明示的ルーティングが可能な通信網に含まれるルーティング装置であって、
    自装置が転送するフローの明示的な既定経路の少なくとも一部を、他のフローの既定経路に含まれるリソースを経由するように迂回させる際に、迂回区間で当該フローに提供できる一時的な転送品質を推定可能な迂回経路を検出する迂回経路検出手段と、
    前記迂回経路検出手段によって検出された迂回経路の転送品質と前記既定経路の転送品質との差に基づいて、当該フローのデータを前記迂回経路および/または前記既定経路にルーティングするルーティング手段とを備え
    前記迂回経路検出手段は、
    前記既定経路及び迂回経路の双方の主フローに対して保証される転送品質情報、自装置での転送品質保障条件の維持の可否を判断するためのローカル条件、及び、自装置より下流での輻輳の可能性を回避するための判断基準であるグローバル条件に基づいて、前記迂回経路を検出する
    ことを特徴とするルーティング装置。
  2. 前記迂回経路検出手段は、
    転送品質が保証され、前記既定経路と2つ以上のルーティング装置を共有していれば、その共有されたルーティング装置に挟まれた区間を、前記一時的な転送品質を推定可能な迂回経路として検出する、
    ことを特徴とする請求項1記載のルーティング装置。
  3. 前記迂回経路検出手段は、
    前記グローバル条件として、前記既定経路の2つのルーティング装置間が既定経路外の単一リンクで結合されている場合、該リンクを前記一時的な転送品質を推定できる迂回経路として検出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のルーティング装置。
  4. 前記迂回経路検出手段は、
    前記グローバル条件として、前記迂回経路へのパケット転送時に、前記既定経路に送信される当該パケットが、前記迂回経路の終点ノードまでの間、前記既定経路を使わないことを示すシグナリング情報を受信可能である場合、前記一時的な転送品質を推定できる迂回経路として検出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のルーティング装置。
  5. 前記迂回経路検出手段は、
    IPルーティングにより前記既定経路に明示的に含むリソースの少なくとも一部を確実に迂回して前記フローの受信ノードに到達可能な、一時的リンクの存否確認により行うことにより、前記一時的な転送品質を推定できる迂回経路として検出可能であるか判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のルーティング装置。
  6. フロー毎の既定経路に含めるリソースを指定する明示的ルーティングが可能な通信網に含まれるルーティング装置を含む通信システムであって、
    前記ルーティング装置は、
    自装置が転送するフローの明示的な既定経路の少なくとも一部を、他のフローの既定経路に含まれるリソースを経由するように迂回させる際に、迂回区間で当該フローに提供できる一時的な転送品質を推定可能な迂回経路を検出する迂回経路検出手段と、
    前記迂回経路検出手段によって検出された迂回経路の転送品質と前記既定経路の転送品質との差に基づいて、当該フローのデータを前記迂回経路および/または前記既定経路にルーティングするルーティング手段とを備え
    前記迂回経路検出手段は、
    前記既定経路及び迂回経路の双方の主フローに対して保証される転送品質情報、自装置での転送品質保障条件の維持の可否を判断するためのローカル条件、及び、自装置より下流での輻輳の可能性を回避するための判断基準であるグローバル条件に基づいて、前記迂回経路を検出する
    ことを特徴とする通信システム。
  7. フロー毎の既定経路に含めるリソースを指定する明示的ルーティングが可能な通信網に含まれるルーティング方法であって、
    自装置が転送するフローの明示的な既定経路の少なくとも一部を、他のフローの既定経路に含まれるリソースを経由するように迂回させる際に、迂回区間で当該フローに提供できる一時的な転送品質を推定可能な迂回経路を検出するステップと、
    前記検出された迂回経路の転送品質と前記既定経路の転送品質との差に基づいて、当該フローのデータを前記迂回経路および/または前記既定経路にルーティングするステップと
    を含み、
    前記迂回経路を検出するステップにおいては、前記既定経路及び迂回経路の双方の主フローに対して保証される転送品質情報、自装置での転送品質保障条件の維持の可否を判断するためのローカル条件、及び、自装置より下流での輻輳の可能性を回避するための判断基準であるグローバル条件に基づいて、前記迂回経路を検出する
    ことを特徴とするルーティング方法。
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