JP5398147B2 - Injection mold and method for producing molded product - Google Patents
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Description
本発明は、樹脂成形品を成形するために使用する射出成形用金型、及びその部分圧縮成形方法に関する。 The present invention relates to an injection mold used for molding a resin molded product, and a partial compression molding method thereof.
従来の部分圧縮成形用金型には、特許文献1に記載されているように、成形品の内面を形成する金型面から圧縮代だけ凹部を形成するようにエジェクタピンを後退させておき、この状態でその凹部及びキャビティ部に樹脂を充填し、その後エジェクタピンで圧縮する機構が施されているものある。また、特許文献2に記載されているようにボスの先端部をエジェクタピンで圧縮するものや、該ボスの周りをスリーブピンで圧縮するものもある。また、特許文献3に記載されているように孔を有するボス部の内孔部を圧縮することも知られている。
In the conventional partial compression molding die, as described in
以下、従来の部分圧縮成形について、図7、8及び9を参照しながら説明する。 Hereinafter, conventional partial compression molding will be described with reference to FIGS.
図7に示す射出圧縮成形用金型では、キャビ型6とコア型7によってキャビティ1を形成し、エジェクタピン17の先端部が、キャビティ1の内面を形成する金型面から圧縮用のボスである圧縮ボス4分だけ凹部を形成するように後退させた状態で保持されている。(以下、圧縮用のボスを圧縮ボスと呼ぶ。)また可動側取付板10内には複数の油圧室18とそれらの中で油圧により駆動される油圧シリンダ19とからなる圧縮機構が設けられており、これらの油圧シリンダ19はエジェクタピン17と連結したエジェクタプレート9の後面に配されている。このような構成の金型を用いて成形品を成形するには、エジェクタピン17を圧縮ボス4分だけコア面から後退させた状態で溶融樹脂を充填開始し、キャビティ1及び圧縮ボス4の空間部を充填する。充填が完了すると圧縮機構を作動させて、複数の油圧シリンダ19でエジェクタプレート9を、従ってエジェクタピン17の先端部をキャビティ1の方向(図中右方向)に押圧し、圧縮用のボス4を圧縮する。この圧縮作用により、成形金型の隅々までほぼ均一に圧力伝達が行われ、リブ部におけるヒケを無くすことが出来る。またボスの圧縮には、図8のようにボス部20の先端部を油圧シリンダ19により摺動可能としたスリーブピン21で圧縮するものや、図9のようにボス20の凹部を形成する内径ピン22を油圧シリンダ19で圧縮することで、ボス裏のヒケを防止するものもある。
In the injection compression molding mold shown in FIG. 7, the
以上のようにして、樹脂充填前にエジェクタピンを圧縮代分後退した位置にしておき、樹脂充填時に圧縮ボスを形成し、その後該圧縮ボスを圧縮することで、ボスやリブ裏のヒケを抑制することが可能である。
しかし従来の方法では、樹脂充填時に圧縮ボス側へ樹脂が流れ込むため、キャビティ表面部で流動する樹脂の先端部に波打ちが生じ、流動ムラが発生しやすい。また、圧縮ボスへの樹脂の流入により、圧縮ボスが形成されているキャビティの反対側表面部における樹脂圧力が低下し、圧縮ボスが形成されているキャビティの反対側表面部(裏面)及びその樹脂の流れの下流部に樹脂が充填されず転写ムラや光沢ムラのような外観不良が生じることがある。また、樹脂充填後のキャビティ内では圧力差があるため、該圧縮ボスをエジェクタピンで圧縮した場合、エジェクタピンの位置によって圧縮圧力に差が生じ、必要な箇所に十分な圧縮圧力をかけることが難しい。更に、圧縮動作は油圧シリンダを用いる必要があるため、金型構造が複雑になるうえ、コストも高くなる。 However, in the conventional method, since the resin flows into the compression boss side when the resin is filled, the leading edge of the resin that flows at the cavity surface portion is undulated, and flow unevenness is likely to occur. In addition, the resin flow into the compression boss reduces the resin pressure at the opposite surface portion of the cavity where the compression boss is formed, and the opposite surface portion (back surface) of the cavity where the compression boss is formed and its resin. In some cases, the downstream portion of the flow of the resin is not filled with resin, and appearance defects such as uneven transfer and uneven gloss may occur. In addition, since there is a pressure difference in the cavity after resin filling, when the compression boss is compressed with an ejector pin, there is a difference in the compression pressure depending on the position of the ejector pin, and a sufficient compression pressure may be applied to the required location. difficult. Furthermore, the compression operation requires the use of a hydraulic cylinder, which complicates the mold structure and increases the cost.
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、成形品のリブやボスの裏に生じるヒケを防止し、外観に優れた成形品を提供するための射出成形用金型及びその成形方法を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described problems, and prevents the occurrence of sink marks on the back of ribs and bosses of a molded product, and provides an injection mold for providing a molded product having an excellent appearance, and the molding thereof. It aims to provide a method.
上述した課題を解決し、目的を達成するために本発明の射出成形用金型は、固定側金型と、前記固定側金型との間にキャビティを形成する可動側金型と、前記可動側金型を貫通して、前端面が前記キャビティの面の一部を形成する部分圧縮ピンと、前記部分圧縮ピンの前端面が樹脂圧によって前記キャビティから後退するように前記部分圧縮ピンに配設された付勢部材と、前記部分圧縮ピンの後退した前端面を再び前記キャビティに向けて前進させる駆動手段と、前記キャビティによって成形される成形品を前記キャビティから取り出すためのエジェクタピンと、エジェクタプレートと、を備えることを特徴とする。 In order to solve the above-described problems and achieve the object, an injection mold according to the present invention includes a fixed mold, a movable mold that forms a cavity between the fixed mold, and the movable mold. through the side mold, disposed and partly compacted pin front end face forms a part of the surface of the cavity, the partial compressed pins as the front end surface of the partly compacted pin is retracted from said cavity by the resin pressure An urging member, a driving means for advancing the retracted front end surface of the partial compression pin toward the cavity, an ejector pin for taking out a molded product formed by the cavity from the cavity, and an ejector plate; , characterized in that it comprises a.
また、本発明の成形品の製造方法は、固定側金型と可動側金型と付勢部材が配設された部分圧縮ピンの前端面によってキャビティの面の一部を形成する工程と、前記キャビティ内に溶融樹脂を充填する工程と、充填される樹脂の圧力によって、前記部分圧縮ピンの前端面が前記キャビティの面から後退することで圧縮ボスを形成する工程と、樹脂の充填完了後に、駆動手段により前記部分圧縮ピンを前記キャビティに向けて前進させて前記圧縮ボスを圧縮し、前記圧縮ボス内の樹脂を前記キャビティ内に移動させて成形品を成形する工程と、エジェクタピンおよび前記部分圧縮ピンを移動させて、前記成形された成形品を前記キャビティから取り出す工程と、を有することを特徴とする。 The method for producing a molded article of the present invention includes a step of forming a part of a cavity surface by a front end surface of a partial compression pin in which a fixed mold, a movable mold, and a biasing member are disposed, A step of filling the cavity with a molten resin, a step of forming a compression boss by retreating the front end surface of the partial compression pin from the surface of the cavity by the pressure of the resin to be filled, and after completion of the resin filling, A step of advancing the partial compression pin toward the cavity by a driving means to compress the compression boss, and moving a resin in the compression boss into the cavity to form a molded product; and an ejector pin and the part And a step of moving the compression pin to take out the molded product from the cavity.
本発明は、樹脂充填開始時には圧縮ボスは形成されず、樹脂はキャビティに沿って流動するので、流動ムラを抑制できる。また、圧縮ボスの形成が樹脂圧力によって自動的に行われるので、油圧シリンダやエアーシリンダ等の複雑な駆動源を必要とせず、金型構造を簡素化することができ、よって金型費用も低く抑えることが出来る。さらに、圧縮ボスを部分圧縮することによって、リブやボスの外観面側のヒケを防止すると共に、圧縮ボスを形成することによって生じる転写ムラや光沢ムラも防止することが可能である。 In the present invention, since the compression boss is not formed at the start of resin filling, and the resin flows along the cavity, flow unevenness can be suppressed. In addition, since the compression boss is automatically formed by the resin pressure, a complicated drive source such as a hydraulic cylinder or an air cylinder is not required, and the mold structure can be simplified, thus lowering the mold cost. It can be suppressed. Furthermore, by partially compressing the compression boss, it is possible to prevent sink marks on the outer surface side of the ribs and bosses, and to prevent transfer unevenness and gloss unevenness caused by forming the compression boss.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の射出成形用金型の要部断面図である。図1において、固定側金型6は固定側取付板8に固定され、固定側金型6との間にキャビティを形成する可動側金型7は、スペーサブロック(不図示)を介して可動側取付板10に取付け保持されている。また、上記可動側金型7と可動側取付板10との間に、スペーサブロックにより形成されている空間部11を有する。ここに、エジェクタシリンダ(不図示)で駆動されるエジェクタロッド12により押動される一組のエジェクタプレート9がキャビティ方向へ移動可能に内装されている。上記エジェクタプレート9には、部分圧縮ピン3が貫通して取り付けられている。部分圧縮ピン3は、前端部3a、フランジ部3b、後端部3cを有している。部分圧縮ピン3の後端部3cの外周に付勢部材13を配設し、付勢部材13がフランジ部3bをキャビティ方向に向けて押圧、加圧している。この付勢部材13により、キャビティ内に充填される樹脂が予め定められた圧力以上の樹脂圧になるまでは、部分圧縮ピン3前端面3dがキャビティ1の可動側金型7のキャビティの連続した面の一部を形成する。そして、キャビティ内に充填される樹脂の樹脂圧が予め定められた圧力以上になると、部分圧縮ピン3の前端面3dがキャビティ面から後退するように構成されている。予め定められた圧力とは、小さな力で十分であり、例えば、1ニュートン以上あれば実施可能である。また、あまり強い圧力に耐えるように設定してしまうと圧縮ボス4(図2)が形成しづらくなってしまうため、7ニュートン以下程度に設定する。しかし、樹脂充填中に圧縮ボス4が形成される圧力であればこの限りではない。キャビティ1には、成形品にリブ等の突起部を形成するための窪みである凹部2が形成されている。部分圧縮ピン3の前端面3dは、凹部2の周辺部に位置するように配置されている。この凹部2の反対側表面部(裏面)には、樹脂の冷却に伴う収縮によってヒケ等が生じ易い。部分圧縮ピン3の前端面は、このヒケが生じ易い部分の近傍に配置することが効果的である。本実施形態においては、付勢部材としてバネ13を用いているが、これに限らず、ウレタンゴムなどの弾性部材を用いてもよい。また、エジェクタプレート9内には、部分圧縮ピン3のフランジ部3bに対応した大径孔部14aが形成され、この大径孔部14aに部分圧縮ピン3のフランジ部3bが収容される。また大径孔部14aの孔を、可動ストロークaだけフランジ部3bが後退できるように、遊びをもって作製する。これによってこのこの大径孔部の孔内で部分圧縮ピン3は可動ストロークaだけ後退でき、この可動ストロークaの範囲で移動可能な構造となっている。さらに、エジェクタプレート9内には、大径孔部より小径であって付勢部材13を収容可能な中径孔部14bが形成され、ここにバネ13が収容される。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a sectional view of an essential part of an injection mold according to the present invention. In FIG. 1, the
また、エジェクタプレート9には、エジェクタピン17が貫通して取り付けられている。エジェクタピン17は、前端部17a、フランジ部17b、後端部17cを有している。エジェクタピン17の前端面17dがキャビティ1の可動側金型7のキャビティの連続した面の一部を形成するよう配置されている。また、エジェクタプレート9内には、エジェクタピン17のフランジ部17bに対応した大径孔部14cが形成され、この大径孔部14cにエジェクタピン17のフランジ部17bが収容される。また大径孔部14cの孔を可動ストロークaだけフランジ部17bが後退できるように、遊びをもって作製する。これによってこの大径孔部14cの孔内でエジェクタピン17は可動ストロークaだけ後退でき、この可動ストロークaの範囲で移動可能な構造となっている。
An
次に、以上のように構成された射出成形用金型を用いた、成型品の部分圧縮成形方法について図1から図6を用いて説明する。 Next, a partial compression molding method for a molded product using the injection molding die configured as described above will be described with reference to FIGS.
まず最初に、固定側金型6と可動側金型7とを型締し、キャビティを形成する。次に、そのキャビティ内へ射出ノズル(不図示)から溶融樹脂を射出充填する。その際、部分圧縮ピン3は付勢部材13により押圧、加圧され、キャビティ1の可動側金型のキャビティ面の一部を形成しているため、充填初期においては、圧縮ボスは形成されない。そのため、部分圧縮ピン3の領域においても樹脂はキャビティ形状に沿って流動するため、流動ムラが発生しない。この状態を図1に示す。
First, the fixed
その後、充填が進むとキャビティ1の樹脂圧力が上昇し、樹脂圧力が付勢部材13の加圧力を超えたところで部分圧縮ピン3が自動的に押し返され、圧縮ストロークaだけ部分圧縮ピン3が後退し、圧縮ボス4が形成される。この状態を図2に示す。なお、圧縮ボス4が形成される以前に、すでに固定側金型のキャビティ面15では冷却固化に伴いスキン層が形成されているため、圧縮ボス4の形成による影響は受けず、キャビ面全体の均一な転写性が確保される。
Thereafter, as the filling proceeds, the resin pressure in the
溶融樹脂の充填完了後であって型開前であり、樹脂がまだ完全に冷却固化する前に、エジェクタシリンダ(不図示)を駆動させてエジェクタロッド12を予め決められた距離前進(図中右方向)させる。部分圧縮ピン3はエジェクタプレート9に連動して前進(図中右方向)し、圧縮ボス4を圧縮する。この状態を図3に示す。本実施の形態においては、予め決められた距離は、圧縮ストロークaに設定されており、部分圧縮ピン3が後退した距離をキャビティに向けて前進させ、圧縮ボス4を成形品には残さず、圧縮ボス4の樹脂をキャビティに移動させる。しかしこれに限らず、予め決められた距離を可動ストロークaより短く設定し、圧縮ボス4を成形品に残すことも可能である。圧縮ボス4内の樹脂の移動により、凹部が形成されているキャビティの反対側表面部(裏面)のヒケを防止する。エジェクタピンのフランジ部が収容されている大径孔部14cの孔は、フランジ部17bが可動ストロークaだけ後退できるように、遊びをもって形成されている。エジェクタプレート9が可動ストロークaの距離前進しても、エジェクタピン17はキャビティに向かって前進することはないので、成形品形状には影響を与えない。
After completion of filling of the molten resin and before opening the mold, and before the resin is still completely cooled and solidified, the ejector cylinder (not shown) is driven to advance the
図5は、圧縮ボス4の形成後であって、部分圧縮ピン3を前進させる前の凹部2近傍の状態を示したものである。樹脂の冷却に伴う収縮によって、凹部2が形成されている可動側金型のキャビティ表面部16とは反対側の固定側金型のキャビティ表面部15には、ヒケ5が生じている。部分圧縮ピン3を前進させることによって圧縮ボス内の樹脂は、ヒケ5に移動し、ヒケ5の不足した樹脂分を補うことが可能となる。部分圧縮ピン3の前端面を、凹部2の近傍に配置しておくことにより、ヒケ5に圧縮ボス内の樹脂が移動しやすいため効果が顕著に現れる。
FIG. 5 shows a state in the vicinity of the
図6は、凹部2がボスである実施形態を示す図であって、キャビティによって成形される成形品にボスを形成するためにキャビティ1に形成されているボス20の周辺部を示した図である。樹脂の冷却に伴う収縮によって、ボス20が形成されている側のキャビティ表面部とは反対側のキャビティ表面部には、ヒケ5が生じている。部分圧縮ピン3を前進させることによって圧縮ボス4内の樹脂は、ヒケ5に移動し、ヒケ5の不足した樹脂分を補うことが可能となる。部分圧縮ピン3の前端面を、ボス部の近傍に配置しておくことにより、ヒケ5に圧縮ボス内の樹脂が移動しやすいため効果が顕著に現れる。
FIG. 6 is a view showing an embodiment in which the
樹脂を完全に冷却固化させた後、型開後、図4に示すように、更にエジェクタロッド12を前進(図中右方向)させ、エジェクタプレート9に連動したエジェクタピン17と共に部分圧縮ピン3にてキャビティ1をコア型7から離型させる。
After the resin is completely cooled and solidified, after the mold is opened, as shown in FIG. 4, the
以上説明したように、本発明は、樹脂充填開始時には圧縮ボスは形成されず、樹脂はキャビティに沿って流動するので、流動ムラを抑制できる。また、圧縮ボスの形成が樹脂圧力によって自動的に行われるので、油圧シリンダやエアーシリンダ等の複雑な駆動源を必要とせず、金型構造を簡素化することができ、よって金型費用も低く抑えることが出来る。さらに、圧縮ボスを部分圧縮することによって、リブやボスの外観面側のヒケを防止すると共に、圧縮ボスを形成することによって生じる転写ムラや光沢ムラも防止することが可能である。 As described above, in the present invention, the compression boss is not formed at the start of resin filling, and the resin flows along the cavity, so that flow unevenness can be suppressed. In addition, since the compression boss is automatically formed by the resin pressure, a complicated drive source such as a hydraulic cylinder or an air cylinder is not required, and the mold structure can be simplified, thus lowering the mold cost. It can be suppressed. Furthermore, by partially compressing the compression boss, it is possible to prevent sink marks on the outer surface side of the ribs and bosses, and to prevent transfer unevenness and gloss unevenness caused by forming the compression boss.
1 キャビティ
2 凹部
3 部分圧縮ピン
3a 部分圧縮ピン 前端部
3b 部分圧縮ピン フランジ部
3c 部分圧縮ピン 後端部
3d 部分圧縮ピン 前端面
4 圧縮ボス
5 ヒケ
6 固定側金型
7 可動側金型
8 固定側取付板
9 エジェクタプレート
10 可動側取付板
11 空間部
12 エジェクタロッド
13 付勢部材
14a 大径孔部
14b 中径孔部
14c 大径孔部
15 固定側金型のキャビティ表面部
16 可動側金型のキャビティ表面部
17 エジェクタピン
17a エジェクタピン 前端部
17b エジェクタピン フランジ部
17c エジェクタピン 後端部
17d エジェクタピン 前端面
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記固定側金型との間にキャビティを形成する可動側金型と、
前記可動側金型を貫通して、前端面が前記キャビティの面の一部を形成する部分圧縮ピンと、前記部分圧縮ピンの前端面が樹脂圧によって前記キャビティから後退するように前記部分圧縮ピンに配設された付勢部材と、
前記部分圧縮ピンの後退した前端面を再び前記キャビティに向けて前進させる駆動手段と、
前記キャビティによって成形される成形品を前記キャビティから取り出すためのエジェクタピンと、
エジェクタプレートと、
を備えることを特徴とする射出成形用金型。 A fixed mold,
A movable mold that forms a cavity with the fixed mold;
A partial compression pin having a front end surface that forms part of the surface of the cavity through the movable side mold, and the partial compression pin so that the front end surface of the partial compression pin is retracted from the cavity by resin pressure. An arranged biasing member;
Drive means for advancing the retracted front end face of the partial compression pin toward the cavity again;
An ejector pin for taking out a molded product formed by the cavity from the cavity;
An ejector plate;
An injection mold characterized by comprising:
前記キャビティ内に溶融樹脂を充填する工程と、
充填される樹脂の圧力によって、前記部分圧縮ピンの前端面が前記キャビティの面から後退することで圧縮ボスを形成する工程と、
樹脂の充填完了後に、駆動手段により前記部分圧縮ピンを前記キャビティに向けて前進させて前記圧縮ボスを圧縮し、前記圧縮ボス内の樹脂を前記キャビティ内に移動させて成形品を成形する工程と、
エジェクタピンおよび前記部分圧縮ピンを移動させて、前記成形された成形品を前記キャビティから取り出す工程と、
を有することを特徴とする成形品の製造方法。 Forming a part of the surface of the cavity by the front end face of the partial compression pin in which the fixed side mold, the movable side mold, and the biasing member are disposed;
Filling the cavity with a molten resin;
Forming a compression boss by retreating the front end surface of the partial compression pin from the surface of the cavity by the pressure of the resin to be filled; and
A step of advancing the partial compression pin toward the cavity by a driving means after completion of filling of the resin to compress the compression boss, and moving the resin in the compression boss into the cavity to form a molded product; ,
Moving the ejector pin and the partial compression pin to remove the molded product from the cavity;
The manufacturing method of the molded article characterized by having.
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