JP5390947B2 - ジョブ管理システム、ジョブ管理装置及びそのプログラム - Google Patents

ジョブ管理システム、ジョブ管理装置及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、グリッドコンピューティングシステムにおいて、ジョブを実行するプロセスを決定するジョブ管理技術に関する。
従来から、ネットワークで接続されたコンピュータ同士を統合して利用するグリッドコンピューティングシステムが提案されている。このグリッドコンピューティングシステムは、ネットワーク上の複数のコンピュータ同士で演算装置、記憶装置等のハードウェア資源を共有すると共に、多数のプロセスでジョブを並列に実行することで、1台の大規模な仮想コンピュータとして,ジョブを実行する仕組みである。
このグリッドコンピューティングシステムでは、ジョブ管理装置が、システムに要求されたジョブの実行順序を決定し、ジョブを実行するプロセスを割り当てる。そして、ジョブは、割り当てられたプロセスによって実行される。ここで、コンピュータの負荷状態等に応じてプロセスを割り当てるスケジューリングが重要となる。このため、従来から、スケジューリングに関する技術が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特表05/091137号公報 特開2007−226280号公報 特開2008−77281号公報
しかし、特許文献1〜3に記載のスケジューリング技術では、以下のような問題がある。これら従来技術においては、クライアントがグリッドコンピューティングシステムに対して、ジョブの実行を要求すると、ジョブ管理装置が、ジョブの実行に用いるプロセスを決定し、ジョブを実行するプロセスのサーバの割り当てを行い、割り当てされたサーバがプロセスの起動を行って、データを処理し、データの処理が終わるとプロセスを終了させる。そして、一旦プロセスが終了し、次のジョブの実行が要求された場合、前のプロセスの割り当てに関係なく、ジョブ管理装置は、ジョブを実行するプロセスのサーバの割り当てを再度行う。このため、これら従来技術では、同じプロセスあるいは同じ機能を持ったプロセスを用いてジョブの実行する場合、ジョブ割り当てやプロセスの起動をその都度行うことになり、ジョブの処理時間が長くなってしまう。
そこで、本発明は、ジョブの処理時間の短縮するジョブ管理システム、ジョブ管理装置及びそのプログラムを提供することを目的とする。
前記した課題を解決するため、本願第1発明に係るジョブ管理システムは、グリッドコンピューティングシステムにより、ジョブの実行を要求するユーザ端末と、ジョブを実行可能なプロセスを備えるプロセスサーバと、ジョブを実行するプロセスを決定してプロセスにジョブを実行させるジョブ管理装置と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、ユーザ端末は、ジョブ実行要求手段によって、外部からジョブ実行指令が入力されたとき、実行を要求するジョブの種類が含まれるジョブ実行要求をジョブ管理装置に出力する。また、ジョブ管理装置は、プロセス管理手段によって、少なくともプロセスが起動しているか否かと、プロセスが実行可能なジョブの種類と、プロセスサーバの負荷情報とが含まれるプロセス情報を記憶する。そして、ジョブ管理装置は、ジョブ管理手段によって、ユーザ端末からジョブ実行要求が入力されたとき、プロセス情報とジョブ実行要求とを参照し、ジョブを実行可能なプロセスが起動していれば、プロセスを起動しないと判定すると共に、ジョブを実行可能なプロセスが起動していなければ、プロセスの起動が必要と判定する。
また、ジョブ管理装置は、プロセス決定手段が、ジョブ管理手段によってプロセスの起動が必要と判定されたとき、プロセス情報を参照し、ジョブを実行するプロセスを所定のプロセス決定アルゴリズムによって決定し、又は、負荷情報における最も負荷が低いプロセスサーバのプロセスに決定する。そして、ジョブ管理装置は、プロセス起動要求手段によって、プロセスサーバに、プロセス決定手段が決定したプロセスの起動を要求する。さらに、ジョブ管理装置は、ジョブ実行要求手段によって、プロセスサーバに、既に起動しているプロセス又はプロセス起動要求手段の要求によって起動したプロセスを用いて、ジョブの実行を要求する。
これによって、ジョブ管理システムは、ジョブを実行可能なプロセスが既に起動しているとき、新たにプロセスを起動することなく、既に起動したプロセスでジョブを実行する。従って、ジョブ管理システムは、ジョブを実行可能なプロセスが既に起動しているとき、そのプロセスを起動する時間を節約できる。
ジョブとは、コンピュータに処理を行わせる単位であり、例えば、データ処理(画像処理、検索処理、印刷処理)、通信処理、記憶手段への書き込み処理や読出し処理がある。
プロセスとは、プロセスサーバのプログラムを実行することで生成されるものである。つまり、プロセスサーバでは、メモリ領域等のハードウェア資源をプロセスに割り当ておき、実行中のプログラムをプロセスとして管理する。ここで、1個のジョブを1個のプロセスだけで実行する必要はなく、1個のジョブを2個以上のプロセスで実行しても良い。
ジョブの処理時間とは、プロセスがジョブを実行する時間だけでなく、ジョブを実行するプロセスの決定、起動、及び、終了までの時間を含めたものである。
また、前記した課題を解決するため、本願第2発明に係るジョブ管理装置は、ジョブの実行を要求するユーザ端末とジョブを実行可能なプロセスを備えるプロセスサーバとを含むグリッドコンピューティングシステムに用いられ、ジョブを実行するプロセスを決定してプロセスにジョブを実行させるジョブ管理装置であって、プロセス管理手段と、ジョブ管理手段と、プロセス決定手段と、プロセス起動要求手段と、ジョブ実行要求手段と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、ジョブ管理装置は、プロセス管理手段によって、少なくともプロセスが起動しているか否かと、プロセスが実行可能なジョブの種類と、プロセスサーバの負荷情報とが含まれるプロセス情報を記憶する。そして、ジョブ管理装置は、ジョブ管理手段によって、ユーザ端末から、実行を要求するジョブの種類が含まれるジョブ実行要求が入力されたとき、プロセス情報とジョブ実行要求とを参照し、ジョブを実行可能なプロセスが起動していれば、プロセスを起動しないと判定すると共に、ジョブを実行可能なプロセスが起動していなければ、プロセスの起動が必要と判定する。
また、ジョブ管理装置は、プロセス決定手段が、ジョブ管理手段によってプロセスの起動が必要と判定されたとき、プロセス情報を参照し、ジョブを実行するプロセスを所定のプロセス決定アルゴリズムによって決定し、又は、負荷情報における最も負荷が低いプロセスサーバのプロセスに決定する。そして、ジョブ管理装置は、プロセス起動要求手段によって、プロセスサーバに、プロセス決定手段が決定したプロセスの起動を要求する。さらに、ジョブ管理装置は、ジョブ実行要求手段によって、プロセスサーバに、既に起動しているプロセス又はプロセス起動要求手段の要求によって起動したプロセスを用いて、ジョブの実行を要求する。
これによって、ジョブ管理装置は、ジョブを実行可能なプロセスが既に起動しているとき、新たにプロセスを起動することなく、既に起動したプロセスでジョブを実行する。従って、ジョブ管理装置は、ジョブを実行可能なプロセスが既に起動しているとき、そのプロセスを起動する時間を節約できる。
また、本願第3発明に係るジョブ管理装置は、ジョブ管理手段が、ユーザ端末からジョブの終了を要求されたとき、ジョブを実行したプロセスを終了すると判定し、プロセス決定手段が、ジョブ管理手段がプロセスを終了すると判定したとき、プロセス情報を参照して終了するプロセスを決定し、プロセスサーバに、プロセス決定手段が決定したプロセスの終了を要求するプロセス終了要求手段を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、ジョブ管理装置は、ユーザ端末からジョブの終了の要求がされるまで、プロセスを起動させておく。これによって、ジョブ管理装置は、例えば、同一のユーザ端末から一定間隔で同一のジョブの実行が複数回要求されるとき、ジョブを実行する毎に、新たなプロセスの起動とそのプロセスの終了とを繰り返す必要がない。従って、ジョブ管理装置は、プロセスを起動する時間とそのプロセスを終了する時間とを大幅に節約できる。
また、前記した課題を解決するため、本願第4発明に係るジョブ管理プログラムは、ジョブの実行を要求するユーザ端末と、ジョブを実行可能なプロセスを備えるプロセスサーバとを含むグリッドコンピューティングシステムに用いられ、ジョブを実行するプロセスを決定してプロセスにジョブを実行させるために、少なくともプロセスが起動しているか否かと、プロセスが実行可能なジョブの種類と、プロセスサーバの負荷情報とが含まれるプロセス情報を記憶するプロセス管理手段を備えるコンピュータを、ジョブ管理手段、プロセス決定手段、プロセス起動要求手段、ジョブ実行要求手段、として機能させる。
かかる構成によれば、ジョブ管理プログラムは、ジョブ管理手段によって、ユーザ端末から、実行を要求するジョブの種類が含まれるジョブ実行要求が入力されたとき、プロセス情報とジョブ実行要求とを参照し、ジョブを実行可能なプロセスが起動していれば、プロセスを起動しないと判定すると共に、ジョブを実行可能なプロセスが起動していなければ、プロセスの起動が必要と判定する。
また、ジョブ管理プログラムは、プロセス決定手段が、ジョブ管理手段によってプロセスの起動が必要と判定されたとき、プロセス情報を参照し、ジョブを実行するプロセスを所定のプロセス決定アルゴリズムによって決定し、又は、負荷情報における最も負荷が低いプロセスサーバのプロセスに決定する。そして、ジョブ管理プログラムは、プロセス起動要求手段によって、プロセスサーバに、プロセス決定手段が決定したプロセスの起動を要求する。さらに、ジョブ管理プログラムは、ジョブ実行要求手段によって、プロセスサーバに、既に起動しているプロセス又はプロセス起動要求手段の要求によって起動したプロセスを用いて、ジョブの実行を要求する。
これによって、ジョブ管理プログラムは、ジョブを実行可能なプロセスが既に起動しているとき、新たにプロセスを起動することなく、既に起動したプロセスでジョブを実行する。従って、ジョブ管理プログラムは、ジョブを実行可能なプロセスが既に起動しているとき、そのプロセスを起動する時間を節約できる。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
本願第1,2,4に係る発明によれば、ジョブを実行可能なプロセスが既に起動しているとき、そのプロセスを起動する時間を節約でき、ジョブの処理時間を短縮することができる。
本願第3に係る発明によれば、同一のジョブを繰り返し実行する場合、プロセスを起動する時間とそのプロセスを終了する時間とを大幅に節約でき、ジョブの処理時間をより短縮することができる。
本発明の第1実施形態に係るジョブ管理システムの構成を示すブロック図である。 図1のジョブ管理装置の構成を示すブロック図である。 図1のジョブ管理装置の構成を示すブロック図である。 図1のジョブ管理システムの動作例1を示すシーケンス図である。 図1のジョブ管理システムの動作例2を示すシーケンス図である。 図1のジョブ管理システムの動作例3を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各実施形態において、同一の機能を有する手段には同一の符号を付し、説明を省略した。
(第1実施形態)
以下、図1を参照して、本発明の第1実施形態に係るジョブ管理システムを説明する。ジョブ管理システム1は、グリッドコンピューティングシステムにより、プロセスサーバ30a〜30cが、ユーザ端末10から要求されたジョブを実行するものである。図1に示すように、ジョブ管理システム1は、ユーザ端末10と、ジョブ管理装置20と、プロセスサーバ30a〜30cとが、インターネット、LAN(Local Area Network)等のネットワークNWを介して接続されている。
ここで、ジョブ管理システム1では、例えば、ユーザがユーザ端末10を用いて映像データを制作し、この映像データをファイルとして保存する。その後、ジョブ管理システム1では、このファイルの一部映像データ(映像データにおける特定のカット)に画像処理を施すジョブを、プロセスサーバ30a〜30cのプロセス33a〜33cで実行する。
ジョブとは、コンピュータに処理を行わせる単位であり、本実施形態では、画像処理のジョブとして説明する。
プロセス33a〜33cとは、プロセスサーバ30a〜30cのプログラム(不図示)を実行することで生成される。なお、プロセス33a〜33cの詳細は、後記する。
[ユーザ端末の構成]
以下、ユーザ端末10の構成について、説明する。
ユーザ端末10は、ジョブの実行と、ジョブの終了とをジョブ管理装置20に要求するものであり、ジョブ実行・終了入力手段11と、ジョブ実行・終了要求手段12とを備える。例えば、ユーザ端末10は、映像制作アプリケーション(不図示)がインストールされたコンピュータである。
ジョブ実行・終了入力手段11は、ユーザが、ジョブの実行を示すジョブ実行指令と、ジョブの終了を示すジョブ終了指令とを入力するものである。本実施形態では、ジョブ実行・終了入力手段11は、例えば、映像制作アプリケーションの一部機能として実現される。
ここで、例えば、ジョブを実行したい場合、ユーザは、映像制作アプリケーションで制作した映像データをファイルとして保存し、これを予めプロセスサーバ30aの記憶手段34aに書き込む。その後、ユーザは、マウス、キーボード等の操作手段(不図示)を操作して映像制作アプリケーションのジョブ実行アイコンをクリックする。すると、ジョブ実行・終了入力手段11は、ジョブ実行指令をジョブ実行・終了要求手段12に出力する。また、例えば、ジョブを終了したい場合、ユーザは、操作手段を操作して、映像制作アプリケーションのジョブ終了アイコンをクリックする。すると、ジョブ実行・終了入力手段11は、ジョブ終了指令をジョブ実行・終了要求手段12に出力する。もし、同じジョブを複数回実行する場合、ユーザは、全てのジョブを終了したときに、映像制作アプリケーションのジョブ終了アイコンをクリックする。
ジョブ実行・終了要求手段12は、ジョブ実行・終了入力手段11からジョブ実行指令が入力されたとき、ジョブの実行を要求するジョブ実行要求をジョブ管理装置20に出力するものである。また、ジョブ実行・終了要求手段12は、ジョブ実行・終了入力手段11からジョブ終了指令が入力されたとき、ジョブの終了を要求するジョブ終了要求をジョブ管理装置20に出力する。ここで、本実施形態では、ジョブ実行・終了要求手段12は、例えば、映像制作アプリケーションの一部機能として実現される。なお、ジョブ実行・終了要求手段12が、請求項に記載のジョブ実行手段に相当する。
ここで、ジョブ実行・終了要求手段12は、ジョブ実行要求に、ジョブの実行に必要となる情報を含めても良い。例えば、ジョブ実行要求は、実行を要求するジョブの識別子、このジョブの種類、このジョブの対象となるファイルの名称、このファイルを格納したサーバの名称、このファイルを格納するサーバの名称、ジョブの実行結果を出力するサーバ名称、及び、ネットワークNWでのユーザ端末10のアドレス(IPアドレス)を含む。また、画像処理を施すジョブの場合、ジョブ実行要求には、ジョブの対象となる映像データの範囲を指定するタイムコード(例えば、10:00:00:00〜10:00:13:10)や、画像処理に必要となる画像処理パラメータ(例えば、色変換の数値、ワイプ処理におけるワイプ方向)を含めても良い。これらジョブの実行に必要となる情報は、ユーザ又はシステム管理者によって、予め設定される。
また、ジョブ実行・終了要求手段12は、ジョブ終了要求に、ジョブの終了に必要となる情報を含めても良い。例えば、ジョブ終了要求は、終了を要求するジョブの識別子、このジョブの種類、及び、ネットワークNWでのユーザ端末10のアドレスを含む。なお、図1では、1台のユーザ端末10を図示したが、ユーザ端末10が複数でも良いことは言うまでもない。
[ジョブ管理装置の構成]
ジョブ管理装置20は、ユーザ端末10からジョブ実行要求が入力されたとき、ジョブを実行するプロセスを決定してプロセスにジョブを実行させるものである。また、ジョブ管理装置20は、ユーザ端末10からジョブ終了要求が入力されたとき、ジョブを実行したプロセスを終了する。図1に示すように、ジョブ管理装置20は、プロセス管理手段21と、ジョブ管理手段22と、プロセス決定手段23と、プロセス起動・終了要求手段24と、ジョブ実行要求手段25とを備える。
プロセス管理手段21は、プロセスサーバ30a〜30cのプロセス33a〜33c毎に、少なくともプロセス33a〜33cが起動しているか否かを示すプロセス情報を記憶するメモリ、ハードディスク等の記憶手段である。例えば、プロセス情報は、プロセス33a〜33cの起動又は停止を示すステータス、プロセス33a〜33cが何れのジョブを実行したかを示すジョブの識別子、プロセス33a〜33cが実行可能なジョブの種類を示すプロセス種類を有する。さらに、プロセス情報は、CPU時間、メモリ使用量、ネットワーク負荷率等のプロセスサーバ30a〜30cの負荷情報を含んでも良い。なお、このプロセス情報は、プロセスサーバ30a〜30cによって一定間隔(例えば、10秒間隔)で更新される。
ジョブ管理手段22は、ユーザ端末10からジョブ実行要求が入力されたとき、プロセス管理手段21のプロセス情報を参照し、プロセス33a〜33cを起動するか否かを判定するものである。以下、図2,図3を参照して、ジョブ実行要求が入力された場合と、ジョブ終了要求が入力された場合とに分けて、ジョブ管理手段22の詳細を説明する。なお、説明のために、ジョブ実行要求が入力されたときの信号入出力を示す図2と、ジョブ終了要求が入力されたときの信号入出力を示す図3とに分けて図示しており、図2及び図3のジョブ管理手段22は同一のものである。
<ジョブ管理手段の詳細:ジョブ実行要求入力時>
図2に示すように、ジョブ管理手段22は、ジョブ実行要求入力部221と、プロセス制御指令部222と、プロセス起動・終了指令部223と、ジョブ実行指令部224と、ジョブ終了要求入力部225とを備える。
ジョブ実行要求入力部221は、ユーザ端末10からジョブ実行要求が入力されると共に、入力されたジョブ実行要求を、プロセス制御指令部222に出力するものである。
プロセス制御指令部222は、ジョブ実行要求入力部221からジョブ実行要求が入力された場合、プロセス情報を参照し、そのジョブを実行可能なプロセス33a〜33cが起動しているか否かを判定する。ここで、前記したように、プロセス情報には、プロセス33a〜33cの起動又は停止を示すステータスや、プロセス33a〜33cが実行可能なジョブの種類が含まれている。また、前記したように、ジョブ実行要求には、実行を要求するジョブの種類が含まれている。従って、プロセス制御指令部222は、プロセス情報とジョブ実行要求とを参照(つまり、プロセス情報とジョブ実行要求とに含まれるジョブの種類が一致するか否かを判定)することで、ジョブを実行可能なプロセス33a〜33cが起動しているか否かを判定できる。
ここで、ジョブの実行に必要なプロセス33a〜33cが起動していない場合、プロセス制御指令部222は、プロセス33a〜33cの起動が必要と判定する。この判定結果に応じて、プロセス制御指令部222は、ジョブの実行に必要なプロセス33a〜33cの決定を要求するプロセス決定要求を、プロセス決定手段23に出力する。例えば、プロセス決定要求は、実行を要求するジョブの識別子、及び、このジョブの種類を含む。
そして、このプロセス決定要求が入力された場合、プロセス決定手段23は、プロセス制御指令部222にプロセス決定応答を出力する。このプロセス決定応答は、新たに起動するプロセス33a〜33cを示す情報であり、例えば、実行を要求するジョブの識別子、このジョブの種類、及び、新たに起動すべきプロセス33a〜33の識別子を含む。そして、プロセス制御指令部222は、新たに起動すべきプロセス33a〜33cの識別子を含むプロセス決定応答と、ジョブ実行要求とをプロセス起動・終了指令部223に出力する。なお、プロセス決定手段23の詳細は、後記する。
一方、ジョブを実行可能なプロセス33a〜33cが起動している場合、プロセス制御指令部222は、プロセス33a〜33cを起動しないと判定する。この判定結果に応じて、プロセス制御指令部222は、既に起動されているプロセス33a〜33cを用いてジョブの実行を要求するジョブ実行要求をジョブ実行指令部224に出力する。
プロセス起動・終了指令部223は、プロセス制御指令部222からのプロセス決定応答に含まれるプロセス33a〜33cの識別子を参照し、そのプロセス33a〜33cの起動を要求するプロセス起動要求を、プロセス起動・終了要求手段24に出力するものである。そして、プロセス起動・終了指令部223は、プロセス33a〜33cでジョブの実行を要求するジョブ実行要求を、ジョブ実行指令部224に出力する。
ジョブ実行指令部224は、プロセス制御指令部222及びプロセス起動・終了指令部223の少なくとも一方から入力されたジョブ実行要求を、ジョブ実行要求手段25に出力するものである。
<ジョブ管理手段の詳細:ジョブ終了要求入力時>
以下、図3を参照して、ジョブ管理手段22の詳細について、説明を続ける。
ジョブ終了要求入力部225は、ユーザ端末10からジョブ終了要求が入力されると共に、入力されたジョブ終了要求を、プロセス制御指令部222に出力するものである。
プロセス制御指令部222は、ジョブ終了要求入力部225からのジョブ終了要求に含まれるジョブの識別子を参照し、このジョブの識別子を含む終了プロセス決定要求を、プロセス決定手段23に出力する。ここで、終了プロセス決定要求は、ジョブを実行したプロセス33a〜33cの終了を要求するものである。この終了プロセス決定要求が入力された場合、プロセス決定手段23は、プロセス制御指令部222に終了プロセス決定応答を出力する。この終了プロセス決定応答は、終了するプロセス33a〜33cを示す情報であり、例えば、終了するプロセス33a〜33cの識別子を含む。そして、プロセス制御指令部222は、プロセス決定手段23からの終了プロセス決定応答をプロセス起動・終了指令部223に出力する。
プロセス起動・終了指令部223は、プロセス制御指令部222からの終了プロセス決定応答に含まれるプロセス33a〜33cの識別子を参照し、このプロセス33a〜33の終了を要求するプロセス終了要求を、プロセス起動・終了要求手段24に出力する。
以下、図1に戻り、ジョブ管理装置20の構成について、説明を続ける(適宜図2及び図3参照)。
プロセス決定手段23は、ジョブ管理手段22からプロセス決定要求が入力されたとき、プロセス管理手段21が記憶するプロセス情報を参照し、ジョブを実行するプロセス33a〜33cをプロセス決定アルゴリズムによって決定するものである。例えば、プロセス情報で、プロセス決定要求に含まれるジョブを実行可能なプロセス種類で、かつ、ステータスが起動となっているプロセス33a〜33cが無い場合、プロセス決定手段23は、ジョブを実行するプロセス33a〜33cを決定する。もし、これに該当するプロセス33a〜33cが複数ある場合、プロセス決定手段23は、どのプロセス33a〜33cを用いてジョブを実行するかも決定する。
ここで、プロセス決定アルゴリズムとしては、例えば、先に入力されたジョブから順にプロセス33a〜33cを決定するFIFO(First In Frist Out)法、後に入力されたジョブから順にプロセス33a〜33cを決定するLIFO(Last In Frist Out)法、ジョブを終了してから最も長い時刻が経過したプロセス33a〜33cに決定するLRU(Least Recently Used)法、又は、ラウンドロビン法がある。また、例えば、プロセス決定手段23は、プロセス情報に含まれる負荷情報を参照し、最も負荷が低いプロセスサーバ30a〜30cのプロセス33a〜33cに決定しても良い。そして、前記したように、プロセス決定手段23は、例えば、新たに起動するプロセス33a〜33cの識別子を含むプロセス決定応答をジョブ管理手段22に出力する。なお、プロセス決定手段23のプロセス決定アルゴリズムは、これらに制限されない。
また、プロセス決定手段23は、ジョブ管理手段22から終了プロセス決定要求が入力されたとき、プロセス管理手段21が記憶するプロセス情報を参照し、終了するプロセス33a〜33cを決定する。例えば、プロセス決定手段23は、プロセス情報に含まれるプロセス33a〜33cが実行したジョブの識別子と、終了プロセス決定要求に含まれるジョブの識別子とが一致するプロセス33a〜33cを、終了すると判定する。そして、プロセス決定手段23は、終了するプロセス33a〜33cの識別子を含む終了プロセス決定応答をジョブ管理手段22に出力する。
プロセス起動・終了要求手段24は、ジョブ管理手段22からのプロセス起動要求を、プロセスサーバ30a〜30cに出力するものである。また、プロセス起動・終了要求手段24は、ジョブ管理手段22からのプロセス終了要求を、プロセスサーバ30a〜30cに出力する。つまり、プロセス起動・終了要求手段24は、プロセス起動要求に含まれるプロセス33a〜33cの起動をプロセスサーバ30a〜30cに要求し、プロセス終了要求に含まれるプロセス33a〜33cの終了をプロセスサーバ30a〜30cに要求する。なお、図1では、説明のために、請求項に記載のプロセス起動要求手段とプロセス終了要求手段とを一体で構成したプロセス起動・終了要求手段24として図示したが、別々に構成しても良い。
ジョブ実行要求手段25は、プロセスサーバ30a〜30cに、既に起動しているプロセス33a〜33c又はプロセス起動・終了要求手段24のプロセス起動要求によって起動したプロセス33a〜33cを用いて、ジョブの実行を要求することを示すジョブ実行要求を出力するものである。つまり、ジョブ実行要求手段25は、例えば、ジョブ管理手段22からのジョブ実行要求をプロセスサーバ30a〜30cに出力する。
なお、本発明に係るジョブ管理装置20を独立した装置として説明したが、これに限定されない。例えば、本発明では、一般的なコンピュータのCPU、メモリ、ハードディスク等のハードウェア資源を、前記した各手段として協調動作させるプログラムによって実現できる。このプログラムは、通信回線を介して配布しても良く、CD−ROMやフラッシュメモリ等の記録媒体に書き込んで配布しても良い。
[プロセスサーバの構成]
プロセスサーバ30a〜30cは、それぞれ、ジョブを実行可能なプロセス33a〜33cとして動作するプログラム(不図示)を備えるものである。図1に示すように、プロセスサーバ30a〜30cは、それぞれ、プロセス監視手段31a〜31cと、プロセス起動・終了手段32a〜32cと、プロセス33a〜33cと、記憶手段34a〜34cとを備える。
プロセス監視手段31a〜31cは、それぞれのプロセスサーバ30a〜30cのプロセス33a〜33cが起動しているか又は終了しているかを監視するものである。また、プロセス監視手段31a〜31cは、プロセス管理手段21のプロセス情報を、プロセス33a〜33の監視結果で更新(例えば、10秒間隔で更新)する。
プロセス起動・終了手段32a〜32cは、ジョブ管理装置20からプロセス起動要求が入力されたとき、そのプロセス起動要求に対応するプログラムを、プロセス33a〜33cとして起動させる。また、プロセス起動・終了手段32a〜32cは、ジョブ管理装置20からプロセス終了要求が入力されたとき、そのプロセス終了要求に対応するプロセス33a〜33c(つまり、プログラム)を終了させる。
プロセス33a〜33cは、プロセスサーバ30a〜30cにおいて、メモリ領域等のハードウェア資源が割り当てられたプログラムである。そして、プロセス33a〜33cは、ジョブを実行する。なお、本発明では、プロセス33a〜33は、実行可能なジョブが特に制限されない。また、プロセスサーバ30a〜30cがそれぞれ1個のプロセス33a〜33cを備える例で説明したが、これに限定されない。例えば、プロセスサーバ30a〜30cは、それぞれ、2個以上のプログラム(プロセス)を備えても良い(不図示)。
記憶手段34a〜34cは、例えば、データやファイルの読み込みや書き込みが可能なメモリやハードディスクである。また、記憶手段34a〜34cは、プロセス33a〜33cとして動作するプログラムを記憶しても良い。なお、図1では、3台のプロセスサーバ30a〜30cを図示したが、プロセスサーバ30a〜30cは、3台に限定されない。
[プロセス毎に起動と停止とを行う具体例]
以上では、プロセス33a〜33cの全て起動及び停止する例を説明したが、プロセス33a〜33c毎に起動と停止とを行っても良い。以下、プロセス33cが既に起動しており、かつ、プロセス33a,33bが起動していない場合を例に説明する(図1,2参照)。この場合、プロセス決定手段23は、プロセス33a,33bの識別子を含むプロセス決定応答をジョブ管理手段22(プロセス制御指令部222)に出力する。
また、プロセス制御指令部222は、プロセス33a,33bの識別子を含むプロセス決定応答と、ジョブ実行要求とをプロセス起動・終了指令部223に出力する。そして、プロセス制御指令部222は、プロセス33cでジョブの実行を要求するジョブ実行要求を、ジョブ実行指令部224に出力する。さらに、プロセス起動・終了指令部223は、プロセス33a,33bの起動を要求するプロセス起動要求を出力し、プロセス33a,33bでジョブの実行を要求するジョブ実行要求を、ジョブ実行指令部224に出力する。
また、ジョブ実行指令部224は、プロセス制御指令部222から入力されジョブ実行要求と、プロセス起動・終了指令部223から入力されジョブ実行要求とを、プロセスサーバ30a〜30cに別々に出力する。このように、ジョブ管理装置20は、プロセス33a〜33c毎に、起動と停止とを行うことができる。
以下、図1のジョブ管理システム1の動作例1〜動作例3をそれぞれ説明する(適宜図1参照)。なお、動作例1〜動作例3では、プロセス33aが記憶手段34aに記録されたファイルを読み出してプロセスサーバ30bに送信し、プロセス33bが任意の処理(例えば、ファイルに対する画像処理)を行ってプロセスサーバ30bに送信し、プロセス33cがファイルを記憶手段34cに書き込むものとして説明する。また、動作例1では、プロセス33a〜33cの全てが起動していないものとして説明する。ここで、図4では、プロセス起動要求のかっこ書きは、そのプロセス起動要求が起用を要求するプロセスを示す。さらに、ジョブ実行要求のかっこ書きは、どのプロセスを用いてジョブを実行するかを示す。
[動作例1:新たにプロセスを起動する場合]
図4を参照して、図1のジョブ管理システム1の動作例1を説明する。ユーザは、記憶手段34aのファイルに対して画像処理を行いたい場合、ファイルを記憶手段34aに書き込み、ジョブ実行・終了入力手段11によりジョブ実行指令を入力する。すると、ユーザ端末10は、図4に示すように、ジョブ実行・終了要求手段12によって、ジョブ実行・終了入力手段11からジョブ実行指令が入力されたとき、ジョブの実行を要求するジョブ実行要求をジョブ管理装置20に出力する(ステップS1)。
ステップS1の処理に応じて、ジョブ管理装置20は、ジョブ管理手段22によって、プロセス管理手段21のプロセス情報を参照し、プロセス33a〜33cを起動するか否かを判定する。プロセス33a〜33cが起動していないため、ジョブ管理装置20は、ジョブ管理手段22によって、プロセス33a〜33cの起動が必要と判定する。また、ジョブ管理装置20は、プロセス決定手段23によって、ジョブの実行に必要なプロセス33a〜33cを決定する。そして、ジョブ管理装置20は、プロセス起動・終了要求手段24によって、プロセス33bの起動を要求するプロセス起動要求をプロセスサーバ30bに出力する(ステップS2)。なお、ジョブ管理手段22の詳細は、既に説明しているので省略する。
ステップS2と同様に、ジョブ管理装置20は、プロセス起動・終了要求手段24によって、プロセス33aの起動を要求するプロセス起動要求をプロセスサーバ30aに出力する(ステップS3)。また、ジョブ管理装置20は、プロセス起動・終了要求手段24によって、プロセス33cの起動を要求するプロセス起動要求をプロセスサーバ30cに出力する(ステップS4)。
ステップS2の処理に応じて、プロセスサーバ30bは、プロセス起動・終了手段32bによって、プロセス33bを起動する(ステップS5)。また、ステップS3の処理に応じて、プロセスサーバ30aは、プロセス起動・終了手段32aによって、プロセス33aを起動する(ステップS6)。そして、ステップS4の処理に応じて、プロセスサーバ30cは、プロセス起動・終了手段32cによって、プロセス33cを起動する(ステップS7)。
ステップS5の処理に続いて、プロセスサーバ30bでは、プロセス33bが、プロセス33a,33cに対して通信コネクションを確立する。その後、プロセス33bが、ジョブの実行が可能な待ち状態となる。また、ステップS6の処理に続いて、プロセスサーバ30aでは、プロセス33aが、プロセス33bに対して通信コネクションを確立する。その後、プロセス33aが、ジョブの実行が可能な待ち状態となる。そして、ステップS7の処理に続いて、プロセスサーバ30cは、プロセス33cが、プロセス33bに対して通信コネクションを確立する。その後、プロセス33cが、ジョブの実行が可能な待ち状態となる(ステップS8,ステップS9)。
ステップS9の処理に続いて、ジョブ管理装置20は、ジョブ実行要求手段25によって、ジョブ実行要求をプロセスサーバ30bに出力する(ステップS10)。また、ジョブ管理装置20は、ジョブ実行要求手段25によって、ジョブ実行要求をプロセスサーバ30aに出力する(ステップS11)。そして、ジョブ管理装置20は、ジョブ実行要求手段25によって、ジョブ実行要求をプロセスサーバ30cに出力する(ステップS12)。
ステップS11の処理に応じて、プロセスサーバ30aは、プロセス33aによって、ジョブを実行する。例えば、プロセスサーバ30aは、プロセス33aによって、ステップS11で入力されたジョブ実行要求に含まれるファイルの名称を参照し、記憶手段34aからジョブの対象となるファイルを読み出す。そして、プロセスサーバ30aは、プロセス33aによって、ジョブ実行要求に含まれるタイムコードを参照し、ファイルからタイムコードで指定された範囲の映像データを抽出する。さらに、プロセスサーバ30aは、ジョブ実行要求に含まれるジョブの実行結果を出力するサーバ名称を参照し、抽出した映像データをジョブの実行結果としてプロセスサーバ30bに送信する。その後、プロセス33aは、終了することなく、ジョブを実行可能な待ち状態となる(ステップS13)。
ステップS10の処理に応じて、プロセスサーバ30bは、プロセス33bによって、ジョブを実行する。例えば、プロセスサーバ30bは、ステップS10で入力されたジョブ実行要求に含まれる画像処理パラメータを参照し、プロセス33bによって、ステップS13で送信された映像データに対して画像処理を行う。そして、プロセスサーバ30bは、プロセス33bによって、この映像データ(つまり、ジョブの実行結果)をプロセスサーバ30cに送信する。その後、プロセス33bは、終了することなく、ジョブを実行可能な待ち状態となる(ステップS14)。
ステップS12の処理に応じて、プロセスサーバ30cは、プロセス33cによって、ジョブを実行する。例えば、プロセスサーバ30cは、プロセス33cによって、ステップS12で入力された映像データを、ファイルを記憶手段34cに書き込む。その後、プロセス33cは、終了することなく、ジョブを実行可能な待ち状態となる(ステップS15)。
[動作例2:既にプロセスが起動している場合]
図5を参照して、図1のジョブ管理システム1の動作例2を説明する。ここで、動作例2では、プロセス33a〜33cの全てが起動し、プロセス33aとプロセス33bとの間でコネクションが確立し、プロセス33bとプロセス33cとの間でコネクションが確立しているものとして説明する。また、動作例2では、動作例1と同一のジョブを実行するものとして説明する。なお、動作例2において、ジョブの対象となる映像データは、動作例1と同一である必要はない。
ユーザ端末10は、図5に示すように、ジョブ実行・終了要求手段12によって、ジョブ実行・終了入力手段11からジョブ実行指令が入力されたとき、ジョブの実行を要求するジョブ実行要求をジョブ管理装置20に出力する(ステップS101)。
ステップS101の処理に応じて、ジョブ管理装置20は、ジョブ管理手段22によって、プロセス管理手段21のプロセス情報を参照し、プロセス33a〜33cを起動するか否かを判定する。プロセス33a〜33cが既に起動しているため、ジョブ管理装置20は、ジョブ管理手段22によって、プロセス33a〜33cを起動しないと判定する。また、ジョブ管理装置20は、プロセス決定手段23によって、既に起動しているプロセス33a〜33cでジョブを実行すると決定する。
そして、ジョブ管理装置20は、ジョブ実行要求手段25によって、ジョブ実行要求をプロセスサーバ30bに出力する(ステップS102)。また、ジョブ管理装置20は、ジョブ実行要求手段25によって、ジョブ実行要求をプロセスサーバ30aに出力する(ステップS103)。さらに、ジョブ管理装置20は、ジョブ実行要求手段25によって、ジョブ実行要求をプロセスサーバ30cに出力する(ステップS104)。
ステップS102の処理に応じて、プロセスサーバ30bは、プロセス33bによって、ジョブを実行する(ステップS106)。その後、プロセス33bは、終了することなく、ジョブを実行可能な待ち状態となる。なお、ステップS106は、図4のステップ14と同様の処理であるため、その説明を省略する。
ステップS103の処理に応じて、プロセスサーバ30aは、プロセス33aによって、ジョブを実行する(ステップS105)。その後、プロセス33aは、終了することなく、ジョブを実行可能な待ち状態となる。なお、ステップS105は、図4のステップ13と同様の処理であるため、その説明を省略する。
ステップS104の処理に応じて、プロセスサーバ30cは、プロセス33cによって、ジョブを実行する(ステップS107)。その後、プロセス33cは、終了することなく、ジョブを実行可能な待ち状態となる。なお、ステップS107は、図4のステップ15と同様の処理であるため、その説明を省略する。
[動作例3:プロセスを終了する場合]
図6を参照して、図1のジョブ管理システム1の動作例3を説明する。ここで、動作例3では、プロセス33a〜33cの全てが起動し、プロセス33aとプロセス33bとの間でコネクションが確立し、プロセス33bとプロセス33cとの間でコネクションが確立しているものとして説明する。
ジョブが全て終了し、プロセス33a〜33cを起動させておく必要が無くなった場合、ユーザは、ジョブ実行・終了入力手段11によりジョブ終了指令を入力する。すると、ユーザ端末10は、図6に示すように、ジョブ実行・終了要求手段12によって、ジョブ実行・終了入力手段11からジョブ終了指令が入力されたとき、ジョブの終了を要求するジョブ終了要求をジョブ管理装置20に出力する(ステップS1001)。
ステップS1001の処理に応じて、ジョブ管理装置20は、ジョブ管理手段22によって、プロセス管理手段21のプロセス情報を参照し、プロセス33a〜33cが起動しているか否かを判定し、ジョブを実行したプロセス33a〜33cを終了する。
そして、ジョブ管理装置20は、プロセス起動・終了要求手段24によって、プロセス33bの終了を要求するプロセス終了要求をプロセスサーバ30bに出力する(ステップS1002)。また、ジョブ管理装置20は、プロセス起動・終了要求手段24によって、プロセス33aの終了を要求するプロセス終了要求をプロセスサーバ30aに出力する(ステップS1003)。さらに、ジョブ管理装置20は、プロセス起動・終了要求手段24によって、プロセス33cの終了を要求するプロセス終了要求をプロセスサーバ30cに出力する(ステップS1004)。
ステップS1002の処理に応じて、プロセスサーバ30bは、プロセス起動・終了手段32bによって、プロセス33bを終了する(ステップS1005)。また、ステップS1003の処理に応じて、プロセスサーバ30aは、プロセス起動・終了手段32aによって、プロセス33aを終了する(ステップS1006)。そして、ステップS1004の処理に応じて、プロセスサーバ30cは、プロセス起動・終了手段32cによって、プロセス33cを終了する(ステップS1007)。
ステップS1005〜ステップS1007の処理に続いて、プロセス33aとプロセス33bとの間でコネクションが切断され、プロセス33bとプロセス33cとの間でコネクションが切断される(ステップS1008及びステップS1009)。
以上、本発明の第1実施形態に係るジョブ管理装置20では、ジョブを実行可能なプロセス33a〜33cが既に起動しているとき、ジョブの処理時間の短縮することができる。具体的には、図5に示すように、プロセス33a〜33cが既に起動している場合、ジョブ管理システム1では、ジョブの処理時間から、プロセス起動要求を送信する時間(図4のステップS2〜ステップS4)と、プロセス33a〜33cを起動する時間(図4のステップS5〜ステップS7)と、プロセス33a〜33cがコネクションを確立する時間(図4のステップS8及びステップS9)とを節約できる。
また、図6に示すように、本発明の第1実施形態に係るジョブ管理装置20では、プロセス終了要求が送信されたときに、プロセスサーバ30a〜30cがプロセス33a〜33cを終了する。このため、本発明の第1実施形態に係るジョブ管理装置20では、従来技術のように、ジョブを実行する毎に、プロセス33a〜33cを起動して、そのプロセス33a〜33cを終了する必要がなく、ジョブの処理時間をより短縮することができる。具体的には、本発明の第1実施形態に係るジョブ管理装置20では、同一のジョブを繰り返し実行する場合、プロセス起動要求を送信する時間(図4のステップS2〜ステップS4)と、プロセス33a〜33cを起動する時間(図4のステップS5〜ステップS7)と、プロセス33a〜33cがコネクションを確立する時間(図4のステップS8及びステップS9)と、プロセス終了要求を送信する時間(図6のステップS1002〜ステップS1004)と、プロセス33a〜33cを終了する時間(図6のステップS1005〜ステップS1007)とを節約できる。
なお、本発明は、ユーザ端末10の台数、各ユーザ端末10がジョブを要求する回数、各ユーザ端末10がジョブを連続要求するときの間隔等のジョブ実行環境に関わらず、適用することができる。特に、本発明は、特定少数(例えば、1〜3台)のユーザ端末10が同一ジョブを繰り返し要求するジョブ実行環境において、各ユーザ端末10がプロセス33a〜33cを占有する影響が少なく、その効果が顕著なものとなる。
1 ジョブ管理システム
10 ユーザ端末
11 ジョブ実行・終了入力手段
12 ジョブ実行・終了要求手段(ジョブ実行手段)
20 ジョブ管理装置
21 プロセス管理手段
22 ジョブ管理手段
221 ジョブ実行要求入力部
222 プロセス制御指令部
223 プロセス起動・終了指令部(プロセス起動要求手段及びプロセス終了要求手段)
224 ジョブ実行指令部
225 ジョブ終了要求入力部
23 プロセス決定手段
24 プロセス起動・終了要求手段
25 ジョブ実行終了要求手段
30a〜30c プロセスサーバ
31a〜31c プロセス監視手段
32a〜32c プロセス起動・終了手段
33a〜33c プロセス
34a〜34c 記憶手段
NW ネットワーク

Claims (4)

  1. グリッドコンピューティングシステムにより、ジョブの実行を要求するユーザ端末と、前記ジョブを実行可能なプロセスとして動作するプログラムを備えるプロセスサーバと、前記ジョブを実行する前記プロセスを決定して当該プロセスに前記ジョブを実行させるジョブ管理装置と、を備えるジョブ管理システムであって、
    前記ユーザ端末は、
    外部からジョブ実行指令が入力されたとき、実行を要求する前記ジョブの種類が含まれるジョブ実行要求を前記ジョブ管理装置に出力するジョブ実行要求手段を備え、
    前記ジョブ管理装置は、
    少なくとも前記プロセスが起動しているか否かと、前記プロセスが実行可能な前記ジョブの種類と、前記プロセスサーバの負荷情報とが含まれるプロセス情報を記憶するプロセス管理手段と、
    前記ユーザ端末から前記ジョブ実行要求が入力されたとき、前記プロセス情報と前記ジョブ実行要求とを参照し、前記ジョブを実行可能な前記プロセスが起動していれば、前記プロセスを起動しないと判定すると共に、前記ジョブを実行可能な前記プロセスが起動していなければ、前記プロセスの起動が必要と判定するジョブ管理手段と、
    前記ジョブ管理手段によって前記プロセスの起動が必要と判定されたとき、前記プロセス情報を参照し、前記ジョブを実行する前記プロセスを所定のプロセス決定アルゴリズムによって決定し、又は、前記負荷情報における最も負荷が低いプロセスサーバのプロセスに決定するプロセス決定手段と、
    前記プロセスサーバに、前記プロセス決定手段が決定した前記プロセスの起動を要求するプロセス起動手段と、
    前記プロセスサーバに、既に起動している前記プロセス又は前記プロセス起動要求手段の要求によって起動した前記プロセスを用いて、前記ジョブの実行を要求するジョブ実行要求手段と、
    を備えることを特徴とするジョブ管理システム。
  2. ジョブの実行を要求するユーザ端末と前記ジョブを実行可能なプロセスとして動作するプログラムを備えるプロセスサーバとを含むグリッドコンピューティングシステムに用いられ、前記ジョブを実行する前記プロセスを決定して当該プロセスに前記ジョブを実行させるジョブ管理装置であって、
    少なくとも前記プロセスが起動しているか否かと、前記プロセスが実行可能な前記ジョブの種類と、前記プロセスサーバの負荷情報とが含まれるプロセス情報を記憶するプロセス管理手段と、
    前記ユーザ端末から、実行を要求する前記ジョブの種類が含まれるジョブ実行要求が入力されたとき、前記プロセス情報と前記ジョブ実行要求とを参照し、前記ジョブを実行可能な前記プロセスが起動していれば、前記プロセスを起動しないと判定すると共に、前記ジョブを実行可能な前記プロセスが起動していなければ、前記プロセスの起動が必要と判定するジョブ管理手段と、
    前記ジョブ管理手段によって前記プロセスの起動が必要と判定されたとき、前記プロセス情報を参照し、前記ジョブを実行する前記プロセスを所定のプロセス決定アルゴリズムによって決定し、又は、前記負荷情報における最も負荷が低いプロセスサーバのプロセスに決定するプロセス決定手段と、
    前記プロセスサーバに、前記プロセス決定手段が決定した前記プロセスの起動を要求するプロセス起動手段と、
    前記プロセスサーバに、既に起動している前記プロセス又は前記プロセス起動要求手段の要求によって起動した前記プロセスを用いて、前記ジョブの実行を要求するジョブ実行要求手段と、
    を備えることを特徴とするジョブ管理装置。
  3. 前記ジョブ管理手段は、前記ユーザ端末から前記ジョブの終了を要求されたとき、前記ジョブを実行した前記プロセスを終了すると判定し、
    前記プロセス決定手段は、前記ジョブ管理手段が前記プロセスを終了すると判定したとき、前記プロセス情報を参照して終了する前記プロセスを決定し、
    前記プロセスサーバに、前記プロセス決定手段が決定した前記プロセスの終了を要求するプロセス終了要求手段を備えることを特徴とする請求項2に記載のジョブ管理装置。
  4. ジョブの実行を要求するユーザ端末と前記ジョブを実行可能なプロセスとして動作するプログラムを備えるプロセスサーバとを含むグリッドコンピューティングシステムに用いられ、前記ジョブを実行する前記プロセスを決定して当該プロセスに前記ジョブを実行させるために、少なくとも前記プロセスが起動しているか否かと、前記プロセスが実行可能な前記ジョブの種類と、前記プロセスサーバの負荷情報とが含まれるプロセス情報を記憶するプロセス管理手段を備えるコンピュータを、
    前記ユーザ端末から、実行を要求する前記ジョブの種類が含まれるジョブ実行要求が入力されたとき、前記プロセス情報と前記ジョブ実行要求とを参照し、前記ジョブを実行可能な前記プロセスが起動していれば、前記プロセスを起動しないと判定すると共に、前記ジョブを実行可能な前記プロセスが起動していなければ、前記プロセスの起動が必要と判定するジョブ管理手段、
    前記ジョブ管理手段によって前記プロセスの起動が必要と判定されたとき、前記プロセス情報を参照し、前記ジョブを実行する前記プロセスを所定のプロセス決定アルゴリズムによって決定し、又は、前記負荷情報における最も負荷が低いプロセスサーバのプロセスに決定するプロセス決定手段、
    前記プロセスサーバに、前記プロセス決定手段が決定した前記プロセスの起動を要求するプロセス起動手段、
    前記プロセスサーバに、既に起動している前記プロセス又は前記プロセス起動要求手段の要求によって起動した前記プロセスを用いて、前記ジョブの実行を要求するジョブ実行要求手段、
    として機能させるためのジョブ管理プログラム。
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