JP5390332B2 - 伸縮ブーム装置用給脂装置 - Google Patents
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Description
ここで、この種の伸縮ブーム装置では、その複数のブームの伸縮を案内するために、隣接するブーム間に摺動板が設けられている。そして、この摺動板の摺動面に、定期的にグリス等の油脂を給脂することで、複数のブームの円滑な伸縮作動を行わせている。
また、例えば特許文献2に記載の技術では、ブーム前面からブーム基端の内側(摺動板が取付けられるブーム裏面の位置)にかけて、各摺動板毎にグリス配管を配設している。そして、摺動板に形成した貫通孔を通して摺動板に給脂を行っている。この特許文献2に記載の技術は、中空のブーム内の空間を利用することにより、給脂油路の集中配管を可能としている。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、例えば三段以上の伸縮ブーム装置であっても、各ブームの摺動板の摺動面に直接的な給脂が可能であり、しかも省スペースに配置し得る伸縮ブーム装置用給脂装置を提供することを目的としている。
図1は、本発明に係る伸縮ブーム装置の一実施形態を説明する図である。なお、この伸縮ブーム装置1は、車両搭載型の油圧クレーンに用いられる例であり、同図は伸縮ブーム装置を全縮小した状態を示すとともに、給脂装置の部分については縦断面にて図示している。
この伸縮ブーム装置1には、図2に拡大図示するように、中間ブーム3および先端ブーム4の基端側の上面に、摺動板60が付設されている。各摺動板60は、複数のブーム3,4の伸縮方向に対してその前後が摺動板固定板66によって拘束されることで保持されている。そして、各摺動板60の上面は、その中央に凹の段部61が形成されることで、凹の段部61がグリス溜りとして機能するとともに、摺動板60前後の凸部が摺動面62になっている。これにより、各摺動板60前後の摺動面62は、これに対向するブーム2,3の内壁面に摺接することで各ブーム3,4の伸縮を円滑に案内している。
詳しくは、基端ブーム2の内面には、基端ブロック20が給脂路形成部材として装着されている。この基端ブロック20は、図2に示すように、グリスニップル12に連通する給脂油路22を有している。そして、この給脂油路22の先端側(グリスニップル12側とは反対の側であって同図において下側)がL字状に形成されて連結油路24になっている。この連結油路24は、複数のブーム2,3,4の伸縮方向(中間ブーム3側)に沿って伸びており、その先端が基端ブロック20側の端面に開口している。
また、中間ブロック30には、連結油路34と、給脂油路32とがそれぞれ形成されている。連結油路34は、ブーム3,4の伸縮方向に沿って且つ隣り合うブロック20,40と対向する位置に貫通形成されている。また、給脂油路32は、上記連結油路34に連通するとともに中間ブーム3に固定された摺動板60の上面凹の段部61に開口している。
上記構成により、この給脂装置10は、図1に示すように、複数のブーム3,4を最縮小したときに、グリスニップル12、連結油路34および給脂油路42、並びに中継油路52の全てが連通するようになっている。
上述のように、この伸縮ブーム装置1には給脂装置10が付設されており、この給脂装置10は、図1に示すように、複数のブーム3,4を最縮小したときに、給脂口となるグリスニップル12、各連結油路24,34,44および各給脂油路22,32,42、並びに中継油路52の全てが連通するようになっているので、伸縮ブーム装置1の起伏姿勢に拘わらず、伸縮ブーム装置1を最縮小した姿勢であれば全ての摺動板60の摺動面に対してグリスニップル12から直接的な給脂をすることができる。つまり、基端ブーム2上面のグリスニップル12からグリスを注入するだけで、複数のブーム3,4内部の全ての摺動板60の各摺動面62全体に亘って直接的な給脂が可能である。
例えば、上記実施形態では、伸縮ブーム装置1が三段の例で説明したが、本発明に係る伸縮ブーム装置用給脂装置は、二段は勿論のこと、四段以上の伸縮ブーム装置に対しても適用可能である。
詳しくは、この第二実施形態の給脂装置10は、上記第一実施形態に対し、中継継手50が、上記蛇腹部54に替えて、図5に示すように、伸縮部として椀形部54を有する点が異なっている。
2 基端ブーム
3 中間ブーム
4 先端ブーム
5 コラム
6 ウインチ
7 ワイヤロープ
8 フック
10 給脂装置
12 グリスニップル(給脂口)
20 基端ブロック(給脂路形成部材)
22 給脂油路
24 連結油路
30 中間ブロック(給脂路形成部材)
32 給脂油路
34 連結油路
40 先端ブロック(給脂路形成部材)
42 給脂油路
44 連結油路
50 中継継手(給脂路中継部材)
52 中継油路
54 蛇腹部、椀形部(伸縮部)
56 連結部
58 蛇腹固定環
59 蛇腹本体
60 摺動板
61 段部
62 摺動面
Claims (2)
- 基端側から先端側に順次摺動自在に嵌挿された複数のブームと、その複数のブームのうち隣接するブーム間に設けられた摺動板とを有する伸縮ブーム装置に用いられる給脂装置であって、
基端側の基端ブームの外面に設けられる給脂口と、各ブームの内面にブームの伸縮方向に沿って装着される複数の給脂路形成部材と、隣り合う給脂路形成部材の一方の端面に付設される給脂路中継部材とを備え、
前記給脂路形成部材は、ブームの伸縮方向に沿って且つ隣り合う給脂路形成部材と対向する位置に貫通形成された連結油路と、該連結油路に連通するとともに前記摺動板上面または前記給脂口に開口する給脂油路とを有し、前記給脂路中継部材は、これが付設される端面に開口する連結油路に連通する中継油路と、該中継油路を内部にもち隣り合う給脂路形成部材の当接に応じてブームの伸縮方向に沿って伸縮する伸縮部とを有し、
前記複数のブームを最縮小した位置にあっては、前記給脂口、前記連結油路および給脂油路、並びに前記中継油路の全てが連通するようになっていることを特徴とする伸縮ブーム装置用給脂装置。 - 前記給脂路中継部材の伸縮部は、蛇腹状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の伸縮ブーム装置用給脂装置。
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JP2009236196A JP5390332B2 (ja) | 2009-10-13 | 2009-10-13 | 伸縮ブーム装置用給脂装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009236196A JP5390332B2 (ja) | 2009-10-13 | 2009-10-13 | 伸縮ブーム装置用給脂装置 |
Publications (2)
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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