JP5385826B2 - Airtight container, vacuum pump - Google Patents
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Description
本発明は、ポンプケースのシール方法に関する。 The present invention relates to a pump case sealing method.
ドライポンプなどの真空ポンプは、特許文献1に示されるように、一般に、排気空間と、ポンプケースである気密容器とを有しており、排気空間は気密容器の内部に配置されている。図14の符号102は気密容器の概略構成を示している。
通常、気密容器102は筒形ケース130とサイドカバー141,142から構成され、筒形ケース130は半筒形状の上部ケース131と下部ケース132から構成されている。
従来、気密容器を組み立てる際には、図12,図13,図14(b)に示す特殊形状の特形パッキン110が使用されている。
この特形パッキン110は、二個の円形パッキン部分110a、110bと二個の紐状パッキン部分110cとを有しており、二個の円形パッキン部分110a、110bは平行に配置され、二個の紐状パッキン部分110cの一端が、一方の円形パッキン部分110aに固定され、他端が他方の円形パッキン部分110bに固定されている。
As disclosed in
Usually, the
Conventionally, when assembling an airtight container, a special-shaped
This special-
上部ケース131と下部ケース132とは、その間に特形パッキン110の紐状パッキン部分110cが配置されて筒型ケース130が構成され、筒型ケース130とサイドカバー141、142の間に円形パッキン部分110a、110bがそれぞれ配置されて組み立てられ、気密容器102が構成されており、上部ケース131と下部ケース132の間、筒型ケース130とサイドカバー141,142の間は特形パッキン110によって気密になるようにされている。
しかし、上部ケース131と下部ケース132とを合わせてネジで締め付けて固定する際に、紐状パッキン部分110cは幅方向に押圧され、圧縮されて長さが長くなる。そのため紐状パッキン部分110cと円形パッキン部分110a、110bとを接続した部分が円形パッキン部分110a、110bを配置するリング状の溝に収まらなくなり、筒形ケース130にサイドカバー141,142を取り付ける際に、紐状パッキン部分110cと円形パッキン部分110a、110bの接続部分を筒形ケース130とサイドカバー141,142との間に挟み込んでしまうという問題があった。
The
However, when the
本発明は上記従来技術の不都合を解決するために創作されたものであり、その目的は、低コストで部品を組み立てて気密な気密容器を低コストで製造できる技術を提供することにある。 The present invention was created to solve the above-described disadvantages of the prior art, and an object of the present invention is to provide a technology capable of manufacturing an airtight container at low cost by assembling parts at low cost.
上記課題を解決するために本発明は、筒状の筺体本体を有し、第一、第二の底板とを有し、前記筺体本体は、一端に位置する第一の開口と他端に位置する第二の開口をそれぞれ取り囲む第一、第二の環状接合面を有し、前記筺体本体は、分離されると前記第一、第二の環状接合面がそれぞれ分割される複数の筺体部を有し、前記筺体本体は、隣接する前記筺体部の帯状接合面の間に紐状弾性部材が配置されて前記筺体部が互いに押圧されて構成され、前記第一、第二の底板と前記第一、第二の環状接合面との間には環状弾性部材が配置されて前記第一、第二の底板と前記筺体本体とが押圧されて構成された気密容器であって、前記環状弾性部材は、収容孔を有し、前記紐状弾性部材は、両端が前記収容孔内に挿入された気密容器である。
また、本発明は、少なくとも一個の前記環状弾性部材は、環状の弾性部材本体と、前記収容孔が形成された接続弾性部材とを有し、前記弾性部材本体と前記接続弾性部材とは分離可能に構成され、前記弾性部材本体と前記接続弾性部材とは、互いに密着して押圧されると共に、前記第一の環状接合面と前記第一の底板の間、又は第二の環状接合面と前記第二の底板の間で密着して押圧された気密容器である。
また、本発明は、上記いずれかの気密容器と、前記気密容器内に配置され、前記気密容器に形成された吸気口から前記気密容器内に進入した気体分子を真空排気する排気空間とを有する真空ポンプである。
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention has a cylindrical casing body, and has first and second bottom plates, and the casing body is positioned at a first opening located at one end and at the other end. The first and second annular joint surfaces respectively surrounding the second opening, and the housing body includes a plurality of housing parts into which the first and second annular joint surfaces are divided when separated. The casing main body is configured such that a string-like elastic member is disposed between the band-shaped joint surfaces of the adjacent casing sections and the casing sections are pressed against each other, and the first and second bottom plates and the first An airtight container in which an annular elastic member is disposed between the first and second annular joint surfaces and the first and second bottom plates and the casing body are pressed, and the annular elastic member Has an accommodation hole, and the string-like elastic member is an airtight container having both ends inserted into the accommodation hole.
In the present invention, at least one of the annular elastic members includes an annular elastic member main body and a connection elastic member in which the accommodation hole is formed, and the elastic member main body and the connection elastic member are separable. The elastic member main body and the connection elastic member are pressed in close contact with each other, and between the first annular joint surface and the first bottom plate, or the second annular joint surface and the It is an airtight container pressed tightly between the second bottom plates.
In addition, the present invention includes any one of the above airtight containers and an exhaust space that is disposed in the airtight container and evacuates gas molecules that have entered the airtight container from an air inlet formed in the airtight container. It is a vacuum pump.
紐状弾性部材が筺体部に押圧されて長さが伸びても、先端の位置が環状弾性部材の収容孔内で移動するだけであり、気密容器組み立て中に発生するパッキンの挟み込みを防止できる。
成型された特形パッキンではなく、入手しやすい規格の紐状パッキンと円形パッキンを使用できるので、コストを下げることができる。
一般に三個以上の部品で構成される容器や配管などで、シールする面が交差するような構造をもつ場合に適応できるので、加圧や真空などの多くの産業分野で利用することができる。
Even if the string-like elastic member is pressed by the housing portion to extend its length, the position of the tip only moves within the accommodation hole of the annular elastic member, and it is possible to prevent the packing from being caught during assembly of the hermetic container.
Costs can be reduced because string-type packing and circular packing that are easily available can be used instead of molded special-shaped packing.
In general, it can be applied to a container or piping composed of three or more parts and has a structure in which the surfaces to be sealed intersect, so that it can be used in many industrial fields such as pressurization and vacuum.
図1(a)、(b)を参照し、符号1は、本発明の真空ポンプを示しており、図1(a)は、その内部を示した正面図、同図(b)は内部を示した側面図である。
真空ポンプ1は、気密容器2と、排気空間3とを有している。
この真空ポンプ1はルーツ型真空ポンプであり、排気空間3は、離間して配置された二個の回転軸13a、13bを有している。
気密容器2は、有底筒形形状であり、横設されて有底筒形形状の二底面が鉛直に立設されるように配置されている。
排気空間3は、横方向に一列に並べられた複数の排気室91〜96を有している。回転軸13a、13bは水平に配置され、各排気室91〜96を気密に貫通し、その一端が大気中に配置されたモータ5に取り付けられている。
各回転軸13a、13bには、凸部とその間の凹部を三個ずつ有する三葉ロータ4a1〜4a6、4b1〜4b6がそれぞれ取り付けられている。各三葉ロータ4a1〜4a6、4b1〜4b6は二枚一組となって、排気室91〜96内に一組ずつ配置されている。図1(b)では三葉ロータ4a1〜4a6、4b1〜4b6は省略されている。
1 (a) and 1 (b),
The
The
The
Each
モータ5は、回転軸13a、13bを逆方向に回転させるように構成されており、回転軸13a、13bの回転によって二枚一組の三葉ロータ4a1〜4a6、4b1〜4b6は、凸部と凹部が噛み合いながら、互いに逆方向に回転できるように構成されている。
気密容器2の内壁面は、回転する一組の三葉ロータ4a1〜4a6、4b1〜4b6にわずかな隙間を有して近接するように形成されており、各排気室91〜96内で一組の三葉ロータ4a1〜4a6、4b1〜4b6が互いに逆方向に回転するときに、三葉ロータ4a1〜4a6、4b1〜4b6が噛み合い始める部分に排気口71〜76が設けられ、噛み合いが解除される部分に吸気口61〜66が設けられ、吸気口61〜66から排気室91〜96内に進入した気体分子は三葉ロータ4a1〜4a6、4b1〜4b6の回転によって圧縮されて、三葉ロータ4a1〜4a6、4b1〜4b6と気密容器2の間を通って排気口71〜76に移動されるように構成されている。
The
The inner wall surface of the
一列に並んだ排気室91〜96のうち、初段の排気室91の吸気口61は排気対象の真空槽やターボ分子ポンプ等の高真空ポンプの排気口に接続されおり、他の排気室92〜96の吸気口62〜66は、前段の排気室91〜95の排気口71〜75に接続され、また、最後段の排気室96の排気口76は大気に開放されている。
従って、二枚一組の三葉ロータ4a1〜4a6、4b1〜4b6が各排気室91〜96内で互いに逆回転すると、初段の吸気口61から初段の排気室91内に進入した気体は、各排気室91〜96内を圧縮されながら移動し、最後段の排気室96の排気口76から大気に放出される。
In the
Therefore, when the pair of three-leaf rotors 4a 1 to 4a 6 , 4b 1 to 4b 6 rotate in the reverse directions in the exhaust chambers 9 1 to 9 6 , the first exhaust port 9 1 to the first exhaust chamber 9 1 It enters the gas within moves while compressing the respective exhaust chamber 9 to 93 6, are released to the atmosphere from the exhaust port 7 6 of the exhaust chamber 9 6 the final stage.
次に、気密容器2の構造を説明する。
図2(a)は、気密容器2を模式的に示した斜視図であり、図2(b)、(c)、図3(a)、(b)は気密容器2の構造を説明するための分解図である。図2(a)〜(c)、図3(a)、(b)では、吸気口61,排気口76、回転軸13a、13bが貫通する貫通孔等は省略してあり、外形も簡略化させ、有底円筒形で表している。
気密容器2は、図2(a)〜(c)に示すように、無底筒形状の筺体本体30と、筺体本体30の一端である第一の開口8aを蓋するための第一の底板41と、他端である第二の開口8bを蓋するための第二の底板42とを有している。
Next, the structure of the
2A is a perspective view schematically showing the
As shown in FIGS. 2A to 2C, the
筺体本体30の一端と他端を、第一、第二の環状接合面3a、3bと呼ぶと、第一、第二の環状接合面3a、3bが第一、第二の底板41,42の第一、第二の接続平面41a、42bと密着されている。
筺体本体30は分解可能であり、両端部が第一、第二の環状接合面3a、3bの一部である複数の筺体部が、筺体部の厚さを幅とし、第一、第二の環状接合面3a、3b間の距離を長さとする帯状接合面同士を接触させて構成されている。
ここでは、図3(a)、(b)に示すように、横設された筺体本体30は、上下に二分される第一、第二の筺体部31,32から構成されている。
第一の筺体部31の帯状接合面を、第一の帯状接合面31c、31cと呼び、第二の筺体部32の帯状接合面を第二の帯状接合面32c、32cと呼ぶと、第二の帯状接合面32c、32cには、線状溝32f、32fが、溝内部がその両端で部分的な第一、第二の環状接合面3a、3bに露出するように、第一、第二の帯状接合面31c、31c、32c、32cが伸びる方向に沿って一本ずつ形成されている。
線状溝32f、32fは、第二の帯状接合面32c、32cの長手方向の縁の間に配置され、第二の帯状接合面32c、32cの長手方向の縁は欠けないようにされている。
When the one end and the other end of the
The
Here, as shown in FIGS. 3 (a) and 3 (b), the horizontally disposed
When the band-shaped joint surfaces of the
The
また、筺体本体30の第一、第二の環状接合面3a、3bには、筺体本体30の内周と外周の間に、第一、第二の開口8a、8bを取り囲む環状溝3d、3eがそれぞれ形成されており、第一、第二の筺体部31,32を筺体本体30を構成する状態から分解すると、第一、第二の環状接合面3a、3bは、二分された半環状接合面31a、32a、31b、32bになり、環状溝3d、3eは二分された半環状溝31d、32d、31e、32eとなる。図5(c),(d)に半環状溝31d、32d、31e、32eを示す。
線状溝32f、32fの端部は、半環状溝32d、32eの端部に接続されており、第一、第二の筺体部31,32によって筺体本体30を構成させると、第一、第二の筺体部31,32の帯状接合面31c、31cと線状溝32f、32fは向かい合い、直管状の管が形成される。図4(a)、(b)の符号16は、その管を示している。
向かい合う帯状接合面31c、31cと線状溝32f、32fの間には、図6(a)に示すような紐状弾性部材21が一本ずつ配置されており、排気空間3が筺体本体30内に位置するようにしながら第一、第二の筺体部31,32の第一、第二の帯状接合面31c、31c、32c、32c同士を密着させて筺体本体30を構成させると、直管状の管16,16内に、紐状弾性部材21が一本ずつ配置され、排気空間3が配置された状態の筺体本体30が形成される。
In addition, the first and second
The end portions of the
A string-like
図6(a)の紐状弾性部材21のA−A線切断断面図を同図(b)に示す。紐状弾性部材21の断面形状は円形であり、その直径は、線状溝32f、32fの深さよりも大きくされている。
従って、第一、第二の筺体部31,32の第一、第二の帯状接合面31c、31c、32c、32cを接触させる際には、紐状弾性部材21は、第一、第二の筺体部31,32によって押圧されて変形する。その状態が維持されるようにネジ止めされると、紐状弾性部材21は第一、第二の筺体部31,32と密着するため、第一、第二の筺体部31,32間が気密に互いに固定される。
紐状弾性部材21は第一、第二の筺体部31,32からの押圧によって変形すると、押圧されないときよりも長くなる。
少なくとも押圧されたときの紐状弾性部材21の長さは、直管状の管16,16の長さよりも長くなるようにされており、筺体本体30を組み立てたときには紐状弾性部材21の両端が直管状の管16,16の端部からはみ出ている。
ここでは、直管状の管16,16の大きさと、紐状弾性部材21の直径とは、環状溝3d、3eの幅よりも小さくされており、直管状の管16,16の端部は、環状溝3d、3eの底面に位置し、第一、第二の環状接合面3a、3bに位置する環状溝3d、3eの内周と外周は、欠けておらず、それぞれ環状に連続している。従って、紐状弾性部材21の端部は、筺体本体30の環状溝3d,3eの底面から突き出されている。
A cross-sectional view taken along line AA of the string-like
Therefore, when the first and second strip-shaped joining
When the string-like
The length of the string-like
Here, the size of the straight
図6(c)は、環状溝3d、3eに配置される環状弾性部材22を示している。
この環状弾性部材22は、そのB−B線截断断面図である同図(d)に示すように断面形状は円形であり、その直径は紐状弾性部材21の直径よりも大きくされ、環状弾性部材22には、環状溝3d、3eに配置されたときに筺体本体30と接触する面に、紐状弾性部材21の端部が入る大きさの収容孔12が形成されている。
各環状弾性部材22には、紐状弾性部材21の個数と同数個の収容孔12がそれぞれ形成されており、各収容孔12は、環状弾性部材22を環状溝3d、3eに配置するときに、環状溝3d、3e底面から突き出された紐状弾性部材21の端部が収容孔12内にそれぞれ挿入される位置に配置されている。
紐状弾性部材21の端部の、筺体本体30から(ここでは環状溝3d、3e底面から)突き出される長さは、収容孔12の深さと同程度になるようにされており、紐状弾性部材21の筺体本体30から突き出された部分は収容孔12内に位置するようにされている。
FIG. 6C shows the annular
The annular
Each annular
The length of the end of the string-like
図7(a)は、紐状弾性部材21の端部が収容孔12内に配置される前の紐状弾性部材21と環状弾性部材22との位置関係を示しており、同図(b)は、配置された後の位置関係を示している。同図(c)は、収容孔12内部の紐状弾性部材21の端部の位置を示している。
ここでは、収容孔12は環状弾性部材22を厚み方向に貫通する貫通孔であるが、有底の孔であってもよく、貫通孔でも有底孔でも、収容孔12の深さは、気密な筺体本体30を構成させたときに、紐状弾性部材21の筺体本体30から突き出された部分が収容孔12内に収容できる深さであればよい。
このように環状溝3d、3eに配置された環状弾性部材22の直径は、環状溝3d、3eの深さよりも大きくされており、環状弾性部材22の上部は、第一、第二の環状接合面3a、3bよりも上方に突き出されている。
その状態で第一、第二の底板41,42を環状弾性部材22の上にのせて接触させ、押圧すると、第一、第二の底板41,42の接合面41a,42bは環状弾性部材22に接触する。
ここでは紐状弾性部材21を収容孔12に挿入するだけであったが、弾性部材と同等成分の硬化剤を収容孔12に塗布して硬化接着しても良い。
FIG. 7A shows the positional relationship between the string-like
Here, the
Thus, the diameter of the annular
In this state, when the first and
Here, the string-like
ここでは、第一、第二の底板41,42の接合面41a,42bは平面であり、底板側の平面が環状弾性部材22に接触する。
第一、第二の底板41,42が筺体本体30に対して押圧されると、環状弾性部材22は変形し、筺体本体30と第一、第二の底板41,42は、環状弾性部材22と密着して環状弾性部材22を押圧する。
筺体本体30と環状弾性部材22とが密着された部分と、第一、第二の底板41,42と環状弾性部材22とが密着された部分とは、それぞれ環状の形状になり、密着部分が第一、第二の開口8a、8bを取り囲んでおり、第一、第二の底板41,42と筺体本体30の間は環状弾性部材22を介して気密になり、外部雰囲気と内部雰囲気が分離された気密容器2が形成される。この状態では、排気空間3の動作によって、真空排気が可能になる。
以上は、環状弾性部材22の環状な部分に収容孔12が形成されていたが、環状の部分と収容孔が形成された部分とが離間していてもよい。その例を上記筺体本体30の部材と同じ部材には同じ符号を付して説明すると、図8(a)、(b)、図9(c)、(d)に示す筺体本体50では、直管状の管16,16の端部は第一、第二の環状接合面3a、3b上で、環状溝3d、3eの外側に位置している。
Here, the joining
When the first and
A portion where the
As described above, the
図10(a)〜(d)の符号20は、環状弾性体であり、環状の弾性部材本体23と板状の接続弾性部材24とを有している。接続弾性部材24には、収容孔13が設けられている。
弾性部材本体23と接続弾性部材24とは、一体に成形されて分離できないように構成してもよいし、分離して離間できるように構成してもよい。ここでは図10(a)、(b)に示すように分離可能に構成されている。
第一、第二の環状接合面3a、3bには、接続弾性部材24を配置する補助溝19が設けられている。
直管状の管16,16の端部は、補助溝19の底部に位置して内部が露出されており、補助溝19の環状溝3d、3e側の端部は、環状溝3d、3eに接続され、直管状の管16,16の内部は、補助溝19を介して環状溝3d、3eに接続されている。
The elastic member
An
The ends of the
一つの補助溝19は、隣接する二個の半環状接合面31a,32a(31b、32b)に渡って形成されており、第一、第二の筺体部31、32を分離すると、一つの補助溝19は、二個の半補助溝18になる。
接続弾性部材24の側面には、弾性部材本体23がはまり込む半円形で部分的なリング形状である凹部28が設けられている。
筺体本体50の直管状の管16,16内からはみ出た紐状弾性部材21の端部を、収容孔13内に入れ、凹部28を環状溝3d、3e側に向けて接続弾性部材24を補助溝19に配置する。
この状態では、凹部28が形成された部分は環状溝3d又は3e内に突き出されており、図10(c)、(d)に示すように、環状の弾性部材本体23は、一部が凹部28にはめ込まれた状態で環状溝3d、3e内に配置する。
その状態の各弾性部材21,23,24の位置関係を図11(a)に示す。
One
On the side surface of the connecting
The end of the string-like
In this state, the portion where the
FIG. 11A shows the positional relationship between the
凹部28の厚み方向の両端には、接続弾性部材24の収容孔13が形成された部分よりも薄い部分が位置しており、凹部28に弾性部材本体23がはめ込まれた部分では、その接続弾性部材24の薄い部分と、弾性部材本体23の外周付近の部分と、接続弾性部材24の薄い部分とが、厚さ方向に三層構造で積層されている。従って、環状弾性部材20に、第一、第二の底板41、42と筺体本体50とから、厚さ方向に押圧力が加わると、三層構造の部分では、三層が押圧されて密着し、弾性部材本体23と接続弾性部材24とは気密になる。
接続弾性部材24の収容孔13が形成された部分の厚みと、三層構造の部分の厚みと、弾性部材本体23の厚みとは、互いに等しくなるようにされており、環状弾性部材20の厚みは一定である。また、環状溝3d、3eと補助溝19の深さは同じであり、従って、第一、第二の環状接合面3a、3bよりも上の部分の環状弾性部材20の高さは一定である。
第一、第二の環状接合面3a、3bのうち、第一、第二の筺体部31、32が接触する部分の、紐状弾性部材21が密着する部分と環状の弾性部材本体23が密着する部分との間の部分は接続弾性部材24が密着し、第一、第二の筺体部31,32の間が気密にされている。
At both ends in the thickness direction of the
The thickness of the portion of the connecting
Of the first and second annular
なお、図10(e)に示すように、環状の弾性部材本体26に切り欠き27を設け、収容孔13を有する接続弾性部材24に、収容孔13が形成された部分の厚みよりも薄い突出部25を設け、切り欠き27に突出部25を入れて環状弾性部材20’を構成してもよい。
その場合、筺体本体50を形成した後、収容孔13内に管16,16からはみ出た紐状弾性部材21の端部を収容させると共に、突出部25が、接続部品用の補助溝19の底面と環状溝3d又は3eの底面に接触するように接続弾性部材24を補助溝19に配置して突出部25を環状溝3d又は3e内に部分的に突き出させ、突出部25が切り欠き27に入り込むようにして弾性部材本体24を環状溝3d、3eに配置し、弾性部材本体24の一部と突出部25とが積層した環状弾性部材20’を構成させる。
この環状弾性部材20’の場合も、環状弾性部材20’の接続弾性部材24の部分が筺体本体50の第一、第二の筺体部31,32が接合された表面に密着し、気密にされている。弾性部材21,24、26の位置関係は図11(b)に示しておく。
As shown in FIG. 10 (e), a
In that case, after the
Also in the case of this annular
以上は、筺体本体30,50を、二個の筺体部(第一、第二の筺体部31,32)で構成させたが、三個以上の筺体部で構成させてもよい。その場合、各環状弾性部材20、20’、22に筺体部と同数の収容孔を形成するか、一個の環状弾性部材に対して一個の収容孔を有する接続弾性部材を筺体の個数と同数用いるなど、筺体部間に配置された紐状弾性部材の端部が収容孔内に配置されて気密になればよい。
なお、以上は気密容器2内が大気圧よりも低圧になる場合について説明したが、加圧空間を気密容器2内に配置し、気密容器2内が大気圧よりも高圧になってもよい。
Although the housing
In addition, although the above demonstrated the case where the inside of the
要するに、本発明は、気密容器2内を大気から分離させる場合を広く含む。
なお、上記紐状弾性部材21、環状弾性部材22,23,26、接続弾性部材24を構成させる材料は、エラストマー等の変形性と復元性のあるゴム状物質である。
In short, the present invention broadly includes the case where the inside of the
In addition, the material which comprises the said string-like
1……真空ポンプ
2……気密容器
3a……第一の環状接合面
3b……第二の環状接合面
8a……第一の開口
8b……第二の開口
20,20’,22……環状弾性部材
21……紐状弾性部材
23,26……弾性部材本体
24……接続弾性部材
30,50……筺体本体
31,32……筺体部
41……第一の底板
42……第二の底板
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記筺体本体は、一端に位置する第一の開口と他端に位置する第二の開口をそれぞれ取り囲む第一、第二の環状接合面を有し、
前記筺体本体は、分離されると前記第一、第二の環状接合面がそれぞれ分割される複数の筺体部を有し、前記筺体本体は、隣接する前記筺体部の帯状接合面の間に紐状弾性部材が配置されて前記筺体部が互いに押圧されて構成され、
前記第一、第二の底板と前記第一、第二の環状接合面との間には環状弾性部材が配置されて前記第一、第二の底板と前記筺体本体とが押圧されて構成された気密容器であって、
前記環状弾性部材は、収容孔を有し、
前記紐状弾性部材は、両端が前記収容孔内に挿入された気密容器。 It has a cylindrical housing body, has first and second bottom plates,
The housing body has first and second annular joint surfaces that respectively surround a first opening located at one end and a second opening located at the other end,
The housing main body has a plurality of housing portions into which the first and second annular joint surfaces are divided when separated, and the housing main body is a string between the belt-like joining surfaces of the adjacent housing portions. A cylindrical elastic member is disposed and the housing parts are pressed against each other;
An annular elastic member is disposed between the first and second bottom plates and the first and second annular joint surfaces, and the first and second bottom plates and the casing body are pressed. An airtight container,
The annular elastic member has a receiving hole,
The string-like elastic member is an airtight container having both ends inserted into the accommodation hole.
前記弾性部材本体と前記接続弾性部材とは、互いに密着して押圧されると共に、前記第一の環状接合面と前記第一の底板の間、又は第二の環状接合面と前記第二の底板の間で密着して押圧された請求項1記載の気密容器。 At least one of the annular elastic members has an annular elastic member main body and a connection elastic member in which the accommodation hole is formed, and the elastic member main body and the connection elastic member are configured to be separable,
The elastic member body and the connecting elastic member are pressed in close contact with each other, and between the first annular joint surface and the first bottom plate, or between the second annular joint surface and the second bottom plate. The airtight container according to claim 1, which is pressed in close contact with each other.
前記気密容器内に配置され、前記気密容器に形成された吸気口から前記気密容器内に進入した気体分子を真空排気する排気空間とを有する真空ポンプ。 An airtight container according to any one of claims 1 and 2, and
A vacuum pump disposed in the hermetic container and having an exhaust space for evacuating gas molecules that have entered the hermetic container from an air inlet formed in the hermetic container.
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