JP5384968B2 - Resin fuel tank - Google Patents
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Description
本発明は、液体燃料を貯留するとともに、前記液体燃料を内燃機関に供給するための樹脂製燃料タンクに関する。 The present invention relates to a resin fuel tank for storing liquid fuel and supplying the liquid fuel to an internal combustion engine.
内燃機関に燃料を供給するために、燃料タンクが用いられている。この燃料タンク内では、燃料が気化した蒸発燃料（べーパ）が発生しており、前記蒸発燃料が不要に大気に拡散することを阻止するために、密閉燃料タンクシステムが採用される場合がある。 A fuel tank is used to supply fuel to the internal combustion engine. In this fuel tank, vaporized fuel (vapor) vaporized from the fuel is generated, and in order to prevent the vaporized fuel from unnecessarily diffusing into the atmosphere, a sealed fuel tank system may be employed. is there.
この密閉燃料タンクシステムは、例えば、特許文献１に開示されているように、燃料を貯留する燃料タンクと、前記燃料タンク内の気化燃料を吸着するキャニスタと、前記燃料タンクと前記キャニスタとを接続するベーパ通路と、前記ベーパ通路を選択的に開閉する制御弁とを備えた密閉燃料タンクシステムに適用されて、前記制御弁の閉弁を通じて前記燃料タンクの密閉状態を確保する一方で、給油作業の開始にともない前記制御弁を開弁する密閉燃料タンクシステムの制御装置において、前記給油作業の開始後、前記制御弁を一時的に閉弁し、この閉弁操作に応じた前記燃料タンク内の圧力変化に基づいて、給油が行われているか否かを判定する制御手段を備えている。 For example, as disclosed in Patent Document 1, this sealed fuel tank system connects a fuel tank that stores fuel, a canister that adsorbs vaporized fuel in the fuel tank, and the fuel tank and the canister. Is applied to a sealed fuel tank system having a vapor passage for controlling and a control valve for selectively opening and closing the vapor passage, and a fuel supply operation is performed while ensuring a sealed state of the fuel tank through closing of the control valve. In the control device of the sealed fuel tank system that opens the control valve with the start of the fuel supply, the control valve is temporarily closed after the refueling operation is started, and the fuel tank in the fuel tank corresponding to the valve closing operation is closed. Control means for determining whether or not refueling is performed based on the pressure change is provided.
ところで、上記の密閉燃料タンクシステムでは、タンク圧力が相当に上昇するため、燃料タンクとして、金属製（例えば、鉄製）の耐圧タンクが用いられている。従って、燃料タンク自体が、相当な重量物となってしまい、前記燃料タンクの取り扱い作業性が低下するという問題がある。 By the way, in the above-mentioned sealed fuel tank system, since the tank pressure rises considerably, a metal (for example, iron) pressure-resistant tank is used as the fuel tank. Therefore, there is a problem that the fuel tank itself becomes a considerable weight and the handling workability of the fuel tank is lowered.
本発明はこの種の問題を解決するものであり、燃料タンクの軽量化及び形状自由度の向上を図るとともに、密閉燃料タンクに良好に適用することが可能な樹脂製燃料タンクを提供することを目的とする。 The present invention solves this type of problem and provides a resin fuel tank that can be applied to a sealed fuel tank while reducing the weight of the fuel tank and improving the degree of freedom in shape. Objective.
本発明は、液体燃料を貯留するとともに、液体燃料を内燃機関に供給するための樹脂製燃料タンクに関するものである。この樹脂製燃料タンクは、液体燃料を貯留する第１タンク部と、液体燃料を貯留して第１タンク部に連通する複数の第２タンク部とを備え、第１タンク部と第２タンク部とは、共に円筒形状を有し、第２タンク部は、第１タンク部と一体成形され、第１タンク部の長手方向に沿う少なくとも一側面側には、前記第２タンク部の端部が並列して配置されている。 The invention, together with storing the liquid fuel, to a resin fuel tank for supplying the liquid material fuel to an internal combustion engine. The plastic fuel tank, a first tank portion for storing the liquid fuel, and a plurality of second tank portion communicating with the first tank portion storing the liquid material fuel, the first tank portion and second tank The second tank part is integrally formed with the first tank part, and at least one side surface along the longitudinal direction of the first tank part is an end part of the second tank part. Are arranged in parallel .
また、この樹脂製燃料タンクにおいて、第２タンク部は、それぞれ長さが異なることが好ましい。 In the resin fuel tank , it is preferable that the second tank portions have different lengths .
さらに、この樹脂製燃料タンクにおいて、第１タンク部には、液体燃料を内燃機関に供給するための燃料ポンプが配置されるとともに、第２タンク部の内面底部は、前記第１タンク部の内面底部よりも上方に配置されることが好ましい。 Further, in the resin fuel tank, a fuel pump for supplying liquid fuel to the internal combustion engine is disposed in the first tank portion, and an inner bottom portion of the second tank portion is an inner surface of the first tank portion. It is preferable to be disposed above the bottom .
さらにまた、第２タンク部は、第１タンク部の長手方向に沿う他の側面側にも配置され、第１タンク部を介して互いに離間するように延在していることが好ましい。 Furthermore, it is preferable that the second tank part is also arranged on the other side surface side along the longitudinal direction of the first tank part and extends so as to be separated from each other via the first tank part .
また、第２タンク部は、それぞれ断面の直径が異なることが好ましい。さらに、第２タンク部は、第１タンク部に向かって下方に傾斜することが好ましい。 In addition, it is preferable that the second tank portions have different cross-sectional diameters. Furthermore, it is preferable that the second tank portion is inclined downward toward the first tank portion .
本発明では、複数の第２タンク部が、第１タンク部に一体成形されるとともに、円筒形状を有している。このため、樹脂製の第２タンク部は、内圧変動に対する耐圧性能が有効に向上し、少なくとも前記第２タンク部には、補強構造を採用する必要がない。 In the present invention, the plurality of second tank portions are integrally formed with the first tank portion and have a cylindrical shape. For this reason, the second tank portion made of resin effectively improves the pressure resistance performance against the internal pressure fluctuation, and at least the second tank portion does not need to employ a reinforcing structure.
これにより、特に耐圧性能が要求される密閉燃料タンクとして、樹脂製燃料タンクを採用することができ、金属製燃料タンクに比べて大幅な軽量化が図られるとともに、形状自由度が容易に向上する。 As a result, a resin fuel tank can be adopted as a sealed fuel tank particularly requiring pressure resistance performance, and the weight can be significantly reduced as compared with a metal fuel tank, and the degree of freedom in shape can be easily improved. .
図１〜図３に示すように、本発明の第１の実施形態に係る樹脂製燃料タンク１０は、液体燃料Ｆを貯留する第１タンク部（本体部）１２と、前記液体燃料Ｆを貯留し、且つ、前記第１タンク部１２に連通する複数の第２タンク部１４ａ、１４ｂ、１６ａ、１６ｂ、１６ｃ、１８ａ及び１８ｂとを備える。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
第１タンク部１２の長手方向（矢印Ａ方向）一端部には、第２タンク部１４ａと第２タンク部１４ｂとが、矢印Ｂ方向に対して互いに離間する方向に延在して一体成形されるとともに、前記第２タンク部１４ａ、１４ｂは、円筒形状を有する。
At one end of the
第１タンク部１２の長手方向略中央部には、第２タンク部１６ａと第２タンク部１６ｂ、１６ｃとが、矢印Ｂ方向に対して互いに離間する方向に延在して一体成形されるとともに、前記第２タンク部１６ａ〜１６ｃは、円筒形状を有する。第２タンク部１６ｂ、１６ｃは、第２タンク部１６ａよりも小径に設定される。
The
第１タンク部１２の長手方向他端縁部には、第２タンク部１８ａと第２タンク部１８ｂとが、矢印Ｂ方向に対して互いに離間する方向に延在して一体成形されるとともに、前記第２タンク部１８ａ、１８ｂは、それぞれの先端側に傾斜面を有する円筒形状を有する。
The
図１に示すように、第１タンク部１２内には、液体燃料Ｆを前記第１タンク部１２から図示しない内燃機関（エンジン）に送るための燃料ポンプモジュール２０が配置される。
As shown in FIG. 1, a
燃料ポンプモジュール２０は、燃料ポンプ２２を備え、前記燃料ポンプ２２は、第１タンク部１２の内面底部１２ａから前記液体燃料Ｆを吸引して燃料配管２４からエンジンに前記液体燃料Ｆを供給する。
The
第２タンク部１４ａ、１４ｂ、１６ａ〜１６ｃ、１８ａ及び１８ｂの内面底部は、第１タンク部１２の内面底部１２ａよりも上方に配置される。第１タンク部１２は、円筒形状を有しており、樹脂製燃料タンク１０は、複数の円筒体を組み合わせて構成される。樹脂製燃料タンク１０は、好ましくは、ＰＥ（ポリエチレン）とＥＶＯＨ（エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂）を多層にして構成される。
The inner bottom surfaces of the
このように構成される樹脂製燃料タンク１０の動作について、以下に説明する。
The operation of the
第１タンク部１２内に配置されている燃料ポンプモジュール２０が駆動されると、燃料ポンプ２２の作用下に、この第１タンク部１２内に貯留されている液体燃料Ｆが、燃料配管２４から図示しないエンジンに供給される。
When the
第２タンク部１４ａ、１４ｂ、１６ａ〜１６ｃ、１８ａ及び１８ｂは、第１タンク部１２に連通している。このため、第１タンク部１２に配置されている燃料ポンプモジュール２０を介して液体燃料Ｆがエンジンに供給されると、第２タンク部１４ａ、１４ｂ、１６ａ〜１６ｃ、１８ａ及び１８ｂ内に貯留されている液体燃料Ｆが前記第１タンク部１２に導入される。
The
その際、第２タンク部１４ａ、１４ｂ、１６ａ〜１６ｃ、１８ａ及び１８ｂの内面底部は、第１タンク部１２の内面底部１２ａよりも上方に配置されている。従って、第２タンク部１４ａ、１４ｂ、１６ａ〜１６ｃ、１８ａ及び１８ｂに貯留されている液体燃料Ｆは、第１タンク部１２に円滑且つ効率的に導入され、燃料ポンプ２２を介してエンジンに供給することが可能になる。これにより、燃料ポンプモジュール２０の他に、サブポンプ等を配置する必要がなく、経済的である。
At that time, the inner bottom surfaces of the
この場合、第１の実施形態では、複数の第２タンク部１４ａ、１４ｂ、１６ａ〜１６ｃ、１８ａ及び１８ｂが、第１タンク部１２に一体成形されるとともに、円筒形状を有している。このため、例えば、図４に示すように、樹脂製の第２タンク部１４ａ、１６ａ及び１８ａは、内圧変動に対して変形を小さく抑えることができ、耐圧性能が有効に向上する。
In this case, in the first embodiment, the plurality of
従って、樹脂製燃料タンク１０を耐圧性能が要求される密閉燃料タンクとして採用する際、第２タンク部１４ａ、１６ａ及び１８ａには、補強構造を設ける必要がない。同様に、第２タンク部１４ｂ、１６ｂ、１６ｃ及び１８ｂにおいても、耐圧性能の向上が図られ、補強構造を不要にすることが可能になる。
Therefore, when the
さらに、第１タンク部１２は、円筒形状を有している。これにより、第１タンク部１２自体の耐圧性能が向上し、この第１タンク部１２に別途、耐圧構造を用いる必要がない。
Further, the
このため、樹脂製燃料タンク１０は、密閉燃料タンクとして有効に用いることができるとともに、金属製燃料タンクに比べて大幅な軽量化が図られ、しかも形状自由度が容易に向上するという効果が得られる。
For this reason, the
なお、第１の実施形態では、第１タンク部１２の長手方向略中央に燃料ポンプモジュール２０が配置されているが、これに限定されるものではない。例えば、第１タンク部１２の長手方向一端部（第２タンク部１４ａ、１４ｂ側）に燃料ポンプモジュール２０を配置してもよい。
In the first embodiment, the
図５は、本発明の第２の実施形態に係る樹脂製燃料タンク４０の斜視説明図であり、図６は、前記樹脂製燃料タンク４０の正面説明図である。
FIG. 5 is a perspective explanatory view of a
なお、第１の実施形態に係る樹脂製燃料タンク１０と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第３の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
In addition, the same referential mark is attached | subjected to the component same as the
樹脂製燃料タンク４０では、第２タンク部１４ａと第２タンク部１４ｂとは、第１タンク部１２に向かって下方に角度α°だけ傾斜する。第２タンク部１６ａと第２タンク部１６ｂ、１６ｃとは、同様に、第１タンク部１２に向かって下方に角度α°だけ傾斜し、第２タンク部１８ａと第２タンク部１８ｂとは、前記第１タンク部１２に向かって下方に角度α°だけ傾斜する。
In the
従って、第２の実施形態では、第２タンク部１４ａ、１４ｂ、１６ａ〜１６ｃ、１８ａ及び１８ｂ内に貯留されている液体燃料Ｆは、第１タンク部１２に向かって円滑且つ確実に移動することができ、前記第１タンク部１２への前記液体燃料Ｆの供給作業が一層円滑に遂行されるという効果がある。
Therefore, in the second embodiment, the liquid fuel F stored in the
図７は、本発明の第３の実施形態に係る樹脂製燃料タンク６０の斜視説明図であり、図８は、前記樹脂製燃料タンク６０の平面説明図である。
FIG. 7 is a perspective explanatory view of a
樹脂製燃料タンク６０は、第１タンク部６２を備え、この第１タンク部６２には、長手方向略中央部に第２タンク部６４ａが一体に成形される。
The
第１タンク部６２の一端部側には、第２タンク部６４ａから、順次、並列して第２タンク部６４ｂ、６４ｃが一体に成形される。第１タンク部６２の他端部側には、第２タンク部６４ａから、順次、並列して第２タンク部６４ｄ、６４ｅ及び６４ｆが一体に成形される。第２タンク部６４ａは、最長寸法に設定される一方、第２タンク部６４ｃ、６４ｆに向かって、順次、高さを低く、全体として略櫛刃状に構成される。
On the one end portion side of the
第１タンク部６２には、燃料ポンプモジュール２０が配置されるとともに、第２タンク部６４ａ〜６４ｆの内面底部は、前記第１タンク部６２の内面底部よりも上方に配置される。なお、第２タンク部６４ａ〜６４ｆは、第１タンク部６２に向かって下方に傾斜構成してもよい。
The
第１タンク部６２と第２タンク部６４ａ〜６４ｆとは、円筒形状を有している。
The
これにより、第３の実施形態では、上記の第１及び第２の実施形態と同様の効果が得られる他、車体への取り付けスペースや取り付け構造等に応じて種々の形状、例えば、略櫛刃状に設定することが可能になる。 Thereby, in 3rd Embodiment, the effect similar to said 1st and 2nd embodiment is acquired, and various shapes, for example, a substantially comb blade, according to the attachment space to a vehicle body, an attachment structure, etc. It becomes possible to set it in the shape.
なお、第２タンク部６４ａを第１タンク部６２の一部として構成し、この第２タンク部６４ａに、燃料ポンプモジュール２０を配置してもよい（図８中、二点鎖線参照）。
The
１０、４０、６０…樹脂製燃料タンク １２、６２…第１タンク部
１４ａ、１４ｂ、１６ａ〜１６ｃ、１８ａ、１８ｂ、６４ａ〜６４ｆ…第２タンク部
２０…燃料ポンプモジュール
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記液体燃料を貯留する第１タンク部と、
前記液体燃料を貯留して前記第１タンク部に連通する複数の第２タンク部と、
を備え、
前記第１タンク部と前記第２タンク部とは、共に円筒形状を有し、
前記第２タンク部は、前記第１タンク部と一体成形され、
前記第１タンク部の長手方向に沿う少なくとも一側面側には、前記第２タンク部の端部が並列して配置されていることを特徴とする樹脂製燃料タンク。 A resin fuel tank for storing liquid fuel and supplying the liquid fuel to an internal combustion engine,
A first tank for storing the liquid fuel;
A plurality of second tank portions that store the liquid fuel and communicate with the first tank portions;
With
Both the first tank part and the second tank part have a cylindrical shape,
The second tank part is integrally formed with the first tank part,
Wherein the at least one side is along the longitudinal direction of the first tank section, the plastic fuel tank, characterized in Rukoto end of the second tank portion are arranged in parallel.
前記第２タンク部は、それぞれ長さが異なることを特徴とする樹脂製燃料タンク。A resin fuel tank, wherein the second tank portions have different lengths.
前記第１タンク部には、前記液体燃料を前記内燃機関に供給するための燃料ポンプが配置されるとともに、
前記第２タンク部の内面底部は、前記第１タンク部の内面底部よりも上方に配置されることを特徴とする樹脂製燃料タンク。 The resin fuel tank according to claim 1 or 2 ,
The first tank portion is provided with a fuel pump for supplying the liquid fuel to the internal combustion engine,
A resin fuel tank, wherein an inner bottom surface of the second tank portion is disposed above an inner bottom surface of the first tank portion.
前記第２タンク部は、The second tank part is
前記第１タンク部の長手方向に沿う他の側面側にも配置され、It is also arranged on the other side face along the longitudinal direction of the first tank part,
前記第１タンク部を介して互いに離間するように延在していることを特徴とする樹脂製燃料タンク。A resin fuel tank, wherein the fuel tank extends so as to be separated from each other via the first tank portion.
前記第２タンク部は、The second tank part is
それぞれ断面の直径が異なることを特徴とする樹脂製燃料タンク。Resin fuel tank, characterized in that each has a different cross-sectional diameter.
前記第２タンク部は、前記第１タンク部に向かって下方に傾斜することを特徴とする樹脂製燃料タンク。 In the resin fuel tank according to any one of claims 1 to 5 ,
The resin fuel tank, wherein the second tank portion is inclined downward toward the first tank portion.
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