JP5384129B2 - 画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの画像形成方法に係り、特に、磁性キャリアを用いて非磁性のトナーを帯電させる2成分現像剤を使用し、帯電されたトナーのみを現像ローラ上に均一に薄層形成した後、このトナーを現像ローラから感光体上に形成された静電潜像に飛翔させて現像し、画像形成する画像形成方法に関するものである。
電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの画像形成装置における、乾式トナーを用いた現像方式としては、トナーのみを用いる一成分現像方式と、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を用いる二成分現像方式が知られている。
一成分現像方式はキャリアを用いないため、キャリアおよびトナーから形成される磁気ブラシによって静電潜像担持体(以下、感光体とも称する)上の静電潜像が乱されることがなく、高画質化に適している。しかし、一成分現像方式は、トナーの帯電量を安定して維持することが難しい。また、カラートナーの場合は透過性が求められるため、非磁性トナーである必要がある。そのため、フルカラー画像形成装置においては、トナーを帯電および搬送する媒体としてキャリアを用いる二成分現像方式を採用する場合が多い。
二成分現像方式は安定した帯電量が長期にわたって得られるため、長寿命化に適している。しかし二成分現像方式は、前記した磁気ブラシによる影響のため、画質の点では不利である。そのため、これら2つの現像方式のそれぞれの利点を活かすべく、長寿命化を考慮して帯電領域は二成分現像方式を採用し、現像領域は高画質化を狙って一成分現像方式を採用したタッチダウン現像方式、あるいはハイブリッド現像方式と呼ばれる現像方式が注目されている。特に、高画質化および長寿命化が重視されるフルカラー画像形成装置においては、この現像方式の特徴が充分に発揮される。
このタッチダウン現像方式は、トナーおよびキャリアを含有する二成分現像剤により現像剤担持体(以下、磁気ローラとも称する)表面に磁気ブラシを形成させ、その磁気ブラシからトナーのみをトナー担持体(以下、現像ローラとも称する)の表面に移送させてトナーの薄層を形成した後、静電潜像が形成された感光体の表面にトナーを飛翔させてトナー像として現像する方式である。
しかしながらタッチダウン現像方式では、現像ローラ上の現像に用いられなかった残トナーを磁気ローラの磁気ブラシで剥ぎ取り、同時に、磁気ブラシから現像ローラへトナーを供給する必要があるが、残トナーの剥ぎ取りが不充分であったり、現像ローラへのトナー供給が不充分である場合、現像ローラから感光体へトナーが飛翔した後の残像が2周目にも現れる、いわゆる現像ゴースト(履歴現象)が発生しやすいという問題がある。
この現像ゴーストは図5に示すように、最大濃度のベタ画像の静電潜像50を現像ローラの1周目で現像し、それに続く現像ローラの周回(2周目)で、例えばハーフ濃度画像52の静電潜像を現像したとき、現像ローラ上のトナー薄層における1周目にベタ画像を形成するために使用した領域による、ハーフ濃度画像の現像領域の画像濃度が他の領域に較べて低くなり、残像54として表出する現象である。この現像ゴーストは、第2周目のバックグラウンドがハーフ濃度の時により顕著になり、現像ローラ上の残トナーが多い場合は剥ぎ取りが困難になるため、より起こりやすくなる。
このような現像ゴーストに対して本願出願人は、種々の対策を提案してきた。例えば本願出願人の出願になる特許文献1では、静電潜像担持体として正帯電性の厚さ10〜25μmのアモルファスシリコン感光層を表面に有し、感光体の表面電位を0〜250Vの範囲内とし、かつ、感光体の露光後電位を0〜100Vの範囲内として正帯電性トナーを使用し、カブリの発生を回避しつつ、現像の残像(ゴースト)の履歴現象の発生を防ぐ画像形成方法を提案している。
また特許文献2においては、静電潜像担持体として厚さ10〜25μmのアモルファスシリコン感光層を表面に有し、静電潜像担持体と現像ロールとの間に0〜200Vのバイアス電圧Vdc1を印加する第一直流用電源部と、交流用電源部とを設けて、磁気ロールには第二直流用電源に電圧を印加し、現像ロールの電位と磁気ロールの電位との電位差を100〜350Vとしてカブリの発生を回避しつつ、現像の残像(ゴースト)の履歴現象の発生を防ぐようにした画像形成装置を提案している。
さらに特許文献3では、小粒径化(例えば6.8μm)したトナーを用いてタッチダウン現像を行っても、画像濃度の低下、選択現像による現像ローラへの微粉トナー付着、現像器内の微粉トナーの増加による画質低下、ゴースト画像の発生などを防止し、良好な画像を長期に渡って維持することができるようにした、画像形成装置における現像方法及び該現像方法を用いた現像装置を提案した。
この特許文献3で本願出願人は、どのような条件とすれば選択現像、ゴースト画像を防げるかを考察するため、感光体上の静電潜像の現像に必要なトナー量や現像ローラ上のトナー薄層量との関係、またこれらの関係と、現像ローラや磁気ローラに与えるバイアス電圧や、現像ローラ上のトナーが感光体上の静電潜像の現像にどの程度用いられているかを表す現像効率、及び、それらの値と現像ローラと感光体との間隔(ギャップ)などの関係を調査した。
その結果、まず、用紙上で十分な画像濃度を確保するためには、感光体に0.6mg/cmのトナーを現像ローラから飛翔させる必要があることがわかった。そして、現像ローラ上のトナーが感光体上の静電潜像の現像にどの程度用いられているかを表す現像効率は、現像ローラに印加する直流現像バイアス電圧を高くし、現像ローラ上のトナー薄層からトナーを感光体上の静電潜像に飛翔させる現像バイアス電圧と、現像ローラ上にトナー薄層を形成するために磁気ローラに印加するトナー層形成バイアス電圧との差、ΔVを小さくすると良くなることもわかった。
そして、このように現像バイアス電圧とトナー層形成バイアス電圧との差ΔVを小さくすると、現像ローラ上のトナー薄層のトナー量は少なくなり、選択現像やゴーストの発生も少なくなる。これは、現像効率を上げるために現像ローラ上に形成するトナー薄層のトナー量を少なくし、現像ローラ上の多くのトナーが現像に使用されることにより選択現像が少なくなり、かつ、現像ローラ上の現像に使用されなかったトナーの剥ぎ取りと新しいトナー薄層の形成が容易となるため、ゴーストも少なくなるためと考えられる。
そのため、現像ローラ上のトナー薄層からトナーを感光体上の静電潜像に飛翔させる現像バイアス電圧を高くすることで現像効率を高め、かつ、感光体上の静電潜像に現像に必要な0.6mg/cmのトナーを飛翔させるため、この必要トナー量(0.6mg/cm)に上記現像効率を乗じ、そのトナー量が現像ローラ上のトナー薄層に形成されるよう前記ΔV、またはトナー層形成バイアス電圧を定めると、例え平均粒径を小粒径化(例えば6.8μm)したトナーを用いてタッチダウン現像を行っても、画像濃度の低下、選択現像による現像ローラへの微粉トナー付着、現像器内の微粉トナーの増加による画質低下、ゴースト画像の発生などを防止し、良好な画像を長期に渡って維持することができる、現像方法と現像装置を提供することができるわけである。
特開2002−108105号公報 特開2002−116618号公報 特開2008−275706号公報
しかしながら、この特許文献3で提案したように現像ローラ上のトナー薄層を薄くすると、トナー量不足によってベタ画像濃度の低下という問題を引き起こしやすくなり、現像条件の最適範囲が極めて狭くなって制御が困難になりやすい。使用するトナーや使用環境によっては、現像ゴーストが発生しなくなるトナー薄層では、現像性が不充分になってしまって両立しない場合も起こり得る。
また反対に、現像ローラ上のトナー薄層を充分に厚くして現像ローラから感光体への現像性を高め、ベタ画像を現像した後の現像ローラ2周目以降の現像性も確保し、現像ゴーストの発生を抑えるようにすることもできるが、現像ローラ上のトナー薄層を厚くするためには、現像ローラと磁気ローラに印加する直流バイアス電圧の差ΔVを大きくする必要があり、そのため磁気ローラに印加する直流電圧が高くなって現像過多や、地肌かぶり等の問題が発生する。
そのため本発明においては、タッチダウン現像方式の現像手段を具備する画像形成装置において、現像ゴーストやカブリを抑え、高画質の画像を長期間にわたって得ることができる、画像形成方法を提供することが課題である。
上記課題を解決すべく本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、現像ローラへ充分なトナー薄層を形成させるためには、現像ローラと磁気ローラに印加する直流電圧の差ΔVを大きくする必要があるが、現像ローラに印加する直流電圧を0V以下、−500V以上に設定することで、ΔVを350V以上800V以下と大きくし、現像ゴースト等の不具合を解消できることを見出して本発明を完成させるに至った。
すなわち、現像ゴーストの発生要因としては、現像ローラ上のトナー薄層を感光体上の静電潜像の現像に使用した後、磁気ローラが担持する磁気ブラシで現像ローラ上に残った残トナーを完全に剥ぎ取ることができないことが第1にあげられ、また、その現像でトナー薄層が欠落した部分に磁気ブラシでトナーを供給するが、薄層が欠落した部分とその周囲とで、現像ローラの現像性に差が生じることが現像ゴースト発生の第2の要因として上げられる。
特にこの2つ目の現像ゴースト発生要因は重要であり、静電潜像への現像でトナーが使われてなくなった現像ローラ上の欠落部分に、磁気ブラシでトナーを供給した際に現像性が低下するということは、磁気ローラから現像ローラへのトナー供給能力が低いということであり、そのためには、現像ローラと磁気ローラに印加する直流電圧の差ΔVを大きくする必要がある。
ところが、前記特許文献1、特許文献2にも記されているように、磁気ローラの直流電圧を高く設定すると、必要以上に現像量が増加して文字太りなど現像過多の状態になる。更に感光体の表面電位よりも高めに設定すると、地肌かぶりの問題も引き起こす。したがって、磁気ローラに印加する直流電圧は必然的に上限が決定され、それ以上は高く設定できないことになる。
そのため本発明者らは、磁気ローラへの印加電圧は変えずに現像ローラに印加する直流電圧を、正帯電トナーを用いた場合、0V以下、−500V以上に下げることでΔV(現像ローラと磁気ローラに印加する直流電圧の差)を大きく設定し、磁気ローラから現像ローラへのトナー供給力を大きくすることを考えた。
このとき、現像ローラに印加する直流電圧だけを下げても、現像ローラから感光体への現像性は大きく変動しないことが確認されている。これは、正帯電トナーが現像ローラから感光体へ移動する力は、現像ローラに印加されるバイアス電位にトナー薄層の表面電位を上乗せした実効電位によるからである。つまり、現像ローラに印加する直流電圧を下げることで、感光体の明電位との電位差は小さくなるが、現像ローラと磁気ローラに印加する直流電圧の差ΔVが大きくなることで、トナー薄層が厚くなって現像ローラ上の正帯電トナーによる薄層の表面電位が上がり、実際の実行電位はそれほど低下しないわけである。
従って、前記課題を解決するため本発明になる画像形成方法は、
内部に複数の磁極を有し、トナー層形成バイアスを印加した磁気ローラ上にトナーとキャリアとからなる2成分現像剤の磁気ブラシを形成し、該磁気ブラシにより、現像バイアスを印加した現像ローラ上にトナー薄層を形成した後、前記現像バイアスによりトナー薄層のトナーで感光体上に形成された静電潜像を現像して画像形成する画像形成方法において、
現像ローラに印加する現像バイアスのうち、直流バイアス電圧を0V以下、−500V以上とし、前記現像ローラと磁気ローラとに印加する直流バイアス電圧の差を350V以上、800V以下とし、前記トナーは正帯電トナーであり、比誘電率が10以上の感光体を用いておこなうことを特徴とする。
このように、現像ローラと磁気ローラとに印加する直流バイアス電圧の差を350V以上、800V以下とすることで、現像ローラ上に充分なトナー量のトナー薄層を形成して現像ゴーストを防ぐことができる。しかもこの電圧差は、現像ローラに印加する直流バイアス電圧を0V以下、−500V以上とすることで実現しているから、磁気ローラへの直流バイアス電圧を変えずに現像ローラと磁気ローラの直流バイアス電圧の差を大きくしているわけで、それによって現像剤漏れをも防ぐことができる。
そして、前記トナーは正帯電トナーであり、比誘電率が10以上の感光体を用いておこなうことで、誘電率の高い感光体の場合、電荷を発生しやすいことから鏡像力が強くなってトナーが離れにくくなる。従って、現像ローラから感光体へのトナー移動が選択的となり、現像に寄与できるトナーが実質減少するため、現像ゴースト等の不具合もより顕在化する。例えば、アモルファスシリコンドラムの比誘電率εは11〜12であるが、OPC(ε=3〜4)に比べてトナーの付着力が高く、選択現像も起こりやすいために現像ゴーストが発生する。また、比誘電率が大きいと静電容量も大きくなり、現像ローラと感光体の距離である現像ギャップの変動影響をより受けることになるため、現像ムラも起こりやすい。しかし前記したように、現像ローラと磁気ローラとに印加する直流バイアス電圧の差を350V以上、800V以下とすることで、回収電界を大きくすることができ、感光体への現像性を高めてムラのない均一な画像を得ることが可能になる。
以上記載のごとく本発明になる画像形成方法は、現像ローラに印加する直流電圧を下げて磁気ローラから現像ローラへのトナー供給力を上げることで、カブリ等の問題を発生させずに現像ゴーストを回避することが可能になる。また、感光体から現像ローラへの回収電界が大きくなり、選択現像を防止して、ムラのない均一な画像を得ることができる。
本発明の画像形成方法における現像ローラ24と磁気ローラ20に印加する現像バイアス電圧波形を示したもので、(A)は本発明、(B)は従来のバイアス電圧波形である。 本発明になる画像形成方法による効果を検証した結果を纏めた表である。 磁気ローラ20に印加する直流バイアス電源DC36dの電圧を0Vに固定して、現像ローラ24に印加する直流バイアス電源DC38dの電圧を振ったときの、ローラ間の電圧差ΔVに対する現像ローラ24上に形成されたトナー薄層の表面電位をプロットしたグラフである。 本発明になる画像形成方法を実施する現像装置の一例の構成概略断面図である。 現像ゴーストの発生メカニズムを説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
最初に図4を用い、本発明になるカラー画像形成装置における現像装置2の一例の構成概略について説明する。画像形成装置を構成する感光体4の表面は帯電手段6により帯電された後、露光手段8からの露光により静電潜像が形成され、本発明になる現像装置2からトナーが供給されてトナー像として現像される。そして形成されたトナー像は、感光体4から、無端ベルト10上を移動する図示していない被転写体へ転写手段12により転写され、定着された後排出されて、感光体4の表面に残ったトナーはクリーニング手段14でクリーニングされる。
このうち感光体4としては、セレン、アモルファスシリコン等の無機感光体や、導電性基体上に電荷発生剤、電荷輸送剤、結着樹脂等を含有する単層または積層の感光層が形成された有機感光体等で構成される。帯電手段6としては、スコロトロン方式、帯電ローラ、帯電ブラシ等が用いられ、また、露光手段8は、LEDまたは半導体レーザー等を用いる。なお感光体4は、表面電位(暗電位)+420Vで、露光後のベタ部明電位は+100〜+80Vとなっている。
本発明になる現像装置2は、図示のように、2成分現像剤を収容するハウジング16内に、2成分現像剤を磁気的に吸着して磁気ブラシを表面に形成する磁気ローラ20と、この磁気ローラ20上に吸着された現像剤量を規制する穂切りブレード22、トナー薄層を表面に形成して回転する円筒状の現像ローラ24とからなり、この現像ローラ24が帯電電位の差からなる静電潜像を保持する感光体4と対向するように配置されると共に、磁気ローラ20が感光体4とは異なった部位で近接するように配置されている。また、ハウジング16内の磁気ローラ20と隣接する位置には第1の現像剤攪拌室26が、さらにこの第1の現像剤攪拌室26と隔壁30によって仕切られた隣には、第2の現像剤攪拌室28が、そしてこれら第1の現像剤攪拌室26と第2の現像剤攪拌室28の上部には、トナーをこれら攪拌室26、28に供給するトナーコンテナ40が設けられている。
そしてこの第1の現像剤攪拌室26と第2の現像剤攪拌室28とは、磁気ローラ20の軸線方向における両端部で連通しており、現像剤の攪拌と軸方向への現像剤の搬送を行なうパドルミキサー32と、攪拌ミキサー34とがそれぞれに設けられている。これら2つのミキサー32、34は互いに逆方向に現像剤を搬送するように回転方向が設定されており、現像剤が第1の現像剤攪拌室26と第2の現像剤攪拌室28とを循環するようになっている。
磁気ローラ20は、位置が固定支持された磁石の外周に回転可能な円筒状のスリーブを配置して構成され、このスリーブ表面にトナーと磁性キャリアを含む2成分現像剤を磁気的に吸着し、2成分現像剤の磁気ブラシを形成するとともにスリーブが回転して、現像剤を搬送するようになっている。
また、磁気ローラ20には現像ローラ24上にトナー薄層を形成するため、磁気ローラ用直流バイアス電源DC36dから、例えば+300〜+530Vのトナー層形成用直流バイアス電圧を印加することができるようになっている。一方現像ローラ24は、表面がアルマイト処理されたアルミニウムの円筒体やフェノール樹脂からなる円筒体、またはアルミニウムの円筒体の表面に樹脂層を形成したもの等が用いられ、現像ローラ上のトナーを感光体上の静電潜像に飛翔させるため、直流バイアス電源DC38dから、例えば+50〜+200Vの直流と、交流バイアス電源AC38aからVp−p1.6kV、周波数3.0kHzの交流を重畳した現像バイアス電圧を印加することができるようになっている。なお、磁気ローラ20には、更に交流(AC)バイアスを重畳する方式でも本発明は好適に作用する。
前記現像剤は、第1の現像剤攪拌室26と第2の現像剤攪拌室28とにおいて搬送されるとともに攪拌され、トナーとキャリアとの間の摩擦帯電によってトナーに所定の電荷が付与される。そして攪拌、帯電された現像剤は、パドルミキサー32によって磁気ローラ20に供給され、磁気ローラ20は現像剤を磁気的に吸着してトナーとキャリアとからなる現像剤の磁気ブラシを形成し、回転により現像ローラ24との対向位置まで搬送する。
そして、現像ローラ24へは直流バイアス電源DC38dから例えば+180Vの直流現像バイアス電圧が、磁気ローラ20には磁気ローラ用直流バイアス電源DC36dから例えば+350Vのトナー層形成バイアス電圧が印加されているから、これらの印加電圧によって現像ローラ24と磁気ローラ20との間に電界が形成され、正電荷(+帯電)を有するトナーは現像ローラ24へ転移して現像ローラ24の表面にトナー層が形成される。一方キャリアは磁気ローラ20に磁気的に吸着されたまま転移せずに残る。
現像ローラ24上に形成されたトナー層は、現像ローラ24の回転によって現像領域へ搬送され、現像ローラ24に印加されている例えば+180Vの直流電圧と、現像時に印加される例えばVp−p1.6kV、周波数3.0kHz、デューティ比27%の矩形波による交流とを重畳した現像バイアス電圧により、感光体4と現像ローラ24との間の電界内を飛翔し、感光体4の表面に付着して現像が行なわれる。
なお、カラー画像形成装置には、以上説明してきた現像装置がカラー画像形成装置で一般的に用いられる、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色分設けられる。また現像装置としては、以上説明してきた構成のものだけでなく、前記したタッチダウン現像方式を用いる現像装置であれば、どのような形式の画像形成装置であっても良いことは自明である。
以上が本発明に係る現像方法を実施する、画像形成装置の現像装置の一例概略構成図であるが、次に、本発明に係る現像方法に用いる現像剤のうち、黒トナーについて説明するが、他の色のトナーも同様にして形成できる。本発明の2成分現像剤は、磁性キャリアおよび非磁性トナーからなり、この非磁性トナーは、少なくとも樹脂、着色剤、ワックスを含有するトナーである。
まず非磁性トナーは、結着樹脂を、次の方法で製造した。すなわち、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン4.0mol、ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン1.0mol、テレフタル酸4.5mol、無水トリメリット酸0.5molと酸化ジブチル錫4gを、窒素雰囲気下、230℃で8時間かけて反応させて軟化点120℃のポリエステル樹脂を得た。
そして、上記で製造したポリエステル樹脂を100部、カルナバワックス(加藤洋行社製、品番:C1)を5.5部、着色剤としてカーボンブラック(三菱化学製、品番:MA100)を4部、4級アンモニウム塩(藤倉化成製、品番:FCA201PS)を3部の混合物を、ヘンシェルミキサー(三井鉱山製FM−20B)で混合後、二軸押出機(池貝製PCM−30)にて100〜120℃の温度範囲で溶融混練した。
それを冷却後、ジェットミル(日本ニューマチック工業製超音波ジェットミルI型)で微粉砕し、得られた微粉砕品を分級して体積平均粒径6.8μmの黒色トナー粒子を得た。そして、得られたトナー粒子100部に対し、疎水性シリカ微粒子(日本アエロジル製、品番:RA−200H)を1.0部、酸化チタン微粒子(チタン工業製、品番:ST−100)を0.5部加え、ヘンシェルミキサー(三井鉱山製FM−20B)にて4分混合し、トナーを得た。
なお、正帯電性電荷制御剤として上記した4級アンモニウム塩以外にも、ニグロシン染料、脂肪酸変性ニグロシン染料、カルボキシル基含有脂肪酸変性ニグロシン染料、アミン系化合物、有機金属化合物等を使用できる。
次に磁性キャリアであるが、これは、例えば鉄、ニッケル、コバルト等の磁性体金属及びそれらの合金、あるいは希土類を含有する合金類、ヘマタイト、マグネタイト、マンガン−亜鉛系フェライト、ニッケル−亜鉛系フェライト、マンガン−マグネシウム系フェライト、リチウム系フェライトなどのソフトフェライト、銅−亜鉛系フェライト等の鉄系酸化物およびこれらの混合物等の磁性体材料を焼結、アトマイズ等を行うことによって製造した磁性体粒子を使用することができる。
また、上記磁性体粒子の表面をスチレンアクリル樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、シリコン樹脂、アクリル変性シリコン樹脂、フッ素樹脂等の樹脂で被覆してもよい。また、上記キャリアとして磁性体分散型樹脂粒子を使用することもできる。この場合、用いる磁性体としては上記磁性体材料が使用でき、結着樹脂としては、例えばビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂あるいはこれらの混合物を挙げることができる。
具体的には、体積固有抵抗が10Ωcm、飽和磁化が70emu/g、平均粒径が35μmのパウダーテック社製Cu−Zn系フェライトキャリアを用い、前記製造方法にて得られたトナーを12質量%調合し、ボールミルで30分間混合して2成分現像剤を得た。
2成分現像剤中の非磁性トナーの割合は、1〜20質量%、好ましくは3〜15質量%であるのがよい。トナーの割合が1質量%未満の場合、画像濃度が薄くなりすぎるおそれがある。一方、トナーの割合が20質量%を超える場合、現像装置内でトナー飛散が発生し、機内汚れや記録紙などの背景部分にトナーが付着する不具合が生じるおそれがある。
本発明の2成分現像剤における非磁性トナーは、体積平均粒径が5〜10μm程度であるのがよく、また、磁性キャリアは、電子顕微鏡法による粒径で表して20〜150μm、好ましくは30〜90μmであるのがよい。キャリアの見かけ密度は、磁性材料を主体とする場合は磁性体の組成や表面構造等によっても相違するが、一般に2〜3g/cmの範囲であるのがよい。
以上が本発明に係る画像形成方法に用いる現像剤であるが、前記したように本発明は、現像ローラ24上のトナー薄層を充分に厚くして現像ローラ24から感光体4への現像性を高め、ベタ画像を現像した後の現像ローラ2周目以降の現像性も確保し、現像ゴーストの発生を抑えるようにし、かつ、現像ローラ24上のトナー薄層を厚くするために現像ローラ24と磁気ローラ20に印加する直流バイアス電圧の差ΔVを大きくすることで、磁気ローラ20に印加する直流電圧が高くなって現像過多や、地肌かぶり等の問題が発生するのを防止した画像形成方法を提供することが課題である。
そのため本発明では、現像ローラ24へ充分なトナー薄層を形成させるため、現像ローラ24と磁気ローラ20に印加する直流バイアス電圧の差ΔVを大きくするに際し、磁気ローラ20への印加電圧はそのままに、現像ローラ24に印加する直流バイアス電圧を0V以下、−500V以上に設定することで、現像ローラ24と磁気ローラ20に印加する直流バイアス電圧の差ΔVを350V以上、800V以下と大きくし、現像ゴースト等の不具合を解消するようにしたものである。
すなわち、現像ゴーストの発生要因としては、現像ローラ上のトナー薄層を感光体上の静電潜像の現像に使用した後、磁気ローラが担持する磁気ブラシで現像ローラ上に残った残トナーを完全に剥ぎ取ることができないことが第1にあげられ、また、その現像でトナー薄層が欠落した部分に磁気ブラシでトナーを供給するが、薄層が欠落した部分とその周囲とで、現像ローラの現像性に差が生じることが現像ゴースト発生の第2の要因として上げられる。
特にこの2つ目の現像ゴースト発生要因は重要であり、静電潜像への現像でトナーが使われてなくなった現像ローラ上の欠落部分に、磁気ブラシでトナーを供給した際に現像性が低下するということは、磁気ローラから現像ローラへのトナー供給能力が低いということであり、そのためには、現像ローラと磁気ローラに印加する直流バイアス電圧の差ΔVを大きくする必要がある。
ところが、前記特許文献1、特許文献2にも記されているように、磁気ローラの直流電圧を高く設定すると、必要以上に現像量が増加して文字太りなど現像過多の状態になる。更に感光体の表面電位よりも高めに設定すると、地肌かぶりの問題も引き起こす。したがって、磁気ローラに印加する直流バイアス電圧は必然的に上限が決定され、それ以上は高く設定できないことになる。
そのため本発明では、磁気ローラへ印加する直流バイアス電圧は変えずに現像ローラに印加する直流バイアス電圧を、0V以下、−500V以上に下げることでΔV(現像ローラと磁気ローラに印加する直流バイアス電圧の差)を大きく設定し、磁気ローラから現像ローラへのトナー供給力を大きくしたものである。
このとき、現像ローラに印加する直流バイアス電圧だけを下げても、現像ローラから感光体への現像性は大きく変動しないことが確認されている。これは、トナーが現像ローラから感光体へ移動する力は、現像ローラに印加される直流バイアス電位にトナー薄層の表面電位を上乗せした実効電位によるからである。つまり、現像ローラに印加する直流バイアス電圧を下げることで、感光体の明電位との電位差は小さくなるが、現像ローラと磁気ローラに印加する直流バイアス電圧の差ΔVが大きくなることで、トナー薄層が厚くなって現像ローラ上のトナー薄層の表面電位が上がり、実際の実行電位はそれほど低下しないわけである。
図3は、磁気ローラ20に印加する直流バイアス電源DC36dの電圧を0Vに固定して、現像ローラ24に印加する直流バイアス電源DC38dの電圧を振ったときの、現像ローラ24上に形成されたトナー薄層の表面電位をプロットしたグラフである。このグラフは横軸が現像ローラ24に印加する直流バイアス電源DC38dの電圧(V)と、現像ローラ20に印加する直流バイアス電源DC36dの電圧(V)(図3では0V)との電圧差ΔV(V)、縦軸がトナー層電位(V)で、現像ローラ24に印加する直流バイアス電圧をマイナス側に下げた分が大きくなるほど(すなわちΔVが大きくなるほど)、トナー薄層の表面電位が上がっていることが分かる。
例えば、現像ローラ24に印加する直流バイアス電圧が−400Vのときの現像ローラ表面における実質的な電位は、−400V(現像ローラ印加電圧)+200V(トナー層電位)=−200Vとなる。また、現像ローラ24に印加する直流バイアス電圧が−800Vのときの現像ローラ表面における実質的な電位は、−800V(現像ローラ印加電圧)+600V(トナー層電位)=−200Vとなる。
図3では、磁気ローラ20へ印加する直流バイアス電圧は0Vとしてあるが、実際は数百Vが印加されるので、上記の実効電位は数百Vほどプラス側にシフトすることになる。例えば、磁気ローラ20、現像ローラ24へ印加する直流バイアス電位がそれぞれ400V、0Vとすると、現像ローラ表面における実質的な電位は0V+200V=200Vとなり、磁気ローラ20、現像ローラ24へ印加する直流バイアス電位がそれぞれ400V、−400Vとすると、現像ローラ表面における実質的な電位は−400V+600V=200Vとなる。
故に、現像ローラ24に印加する直流バイアス電圧を下げても、磁気ローラ20に印加する直流バイアス電圧が固定されていれば、実効電位としては実質同等で、感光体4へのトナー移動量は大きく変動しないことになる。
また、このようにすることにより、感光体4からトナーが現像ローラ24へ引き戻される力、いわゆる回収電界が大きくなることで、小粒径トナーでも選択現像を防止して、ムラのない均一な画像を得ることができる。
また、誘電率の高い感光体4の場合は、電荷を発生しやすいことから鏡像力が強くなってトナーが離れにくくなる。従って、現像ローラ24から感光体4へのトナー移動が選択的となり、現像に寄与できるトナーが実質減少するため、現像ゴースト等の不具合もより顕在化する。例えば、アモルファスシリコンドラムの比誘電率εは11〜12であるが、OPC(ε=3〜4)に比べてもトナーの付着力は高く、選択現像も起こりやすく、現像ゴーストが発生する。また、比誘電率が大きいと静電容量も大きくなり、現像ギャップ(現像ローラと感光体の距離)の変動影響をより受けることになるため、現像ムラも起こりやすい。そこで、回収電界を大きくすることで、感光体4への現像性を高めて、ムラのない均一な画像を得ることが可能になり、アモルファスシリコンのように比誘電率が10以上の感光体を用いても、現像ゴーストがおこらなくなるわけである。
図1は、本発明の画像形成方法における現像ローラ24と磁気ローラ20に印加する現像バイアス電圧波形を示したもので、(A)は本発明、(B)は従来のバイアス電圧波形である。
まず図1(B)の従来の電圧波形について説明すると、
現像ローラ24
・直流バイアス電圧(Vslv_dc) 100V
・交流バイアス電圧(Vpp、Vslv_max〜min) 1800V
・デューティ比 40%
磁気ローラ20
・直流バイアス電圧(Vslv_dc) 300V
・交流バイアス電圧(Vpp、Vmag_max〜min) 450V
・デューティ比 60%
ΔV(現像ローラ24と磁気ローラ20の直流電圧の差) 200V
であり、感光体4の表面電位と現像ローラ24に印加する交流バイアスの最小値との差は970Vである。
それに対して図1(A)の本発明においては、
現像ローラ24
・直流バイアス電圧(Vslv_dc) −200V
・交流バイアス電圧(Vpp、Vslv_max〜min) 1800V
・デューティ比 40%
磁気ローラ20
・直流電圧(Vslv_dc) 300V
・交流バイアス電圧(Vpp、Vmag_max〜min) 450V
・デューティ比 60%
ΔV(現像ローラ24と磁気ローラ20の直流電圧の差) 500V
であり、この図1(A)と(B)の2つの条件で異なるのは、現像ローラ24に印加する直流電圧のみであり、それを下げることによって、現像ローラ24と磁気ローラ20の直流電圧の差ΔVが大きくなっている。従って、磁気ローラから現像ローラへのトナー供給力が大きくなり、現像ゴーストの回避が可能となる。
そして、感光体4の表面電位と現像ローラ24に印加する交流バイアスの最小値との差は、図1(B)の従来が970Vであったのに対し、この図1(A)の本発明では1270Vまで増加している。
図2の表は、以上説明してきた本発明の画像形成方法による効果を検証した結果を纏めた表である。この検証は、京セラミタ社製のタッチダウン現像方式を用いたプリンタFS−C5016Nの改造機を用いて実施した。感光体4はアモルファスシリコンドラムに変更し、現像ローラ24へ印加する電源は外部電源を用いた。評価方法としては、現像ローラ24へ印加する直流電圧(外部電源)と、磁気ローラ20への直流電圧(内部電源)を変化させ、前記図5に示したように、先頭にベタ画像50を、それに続けてハーフ部分52を有する現像ゴーストパターンからなるサンプル画像と、全面黒ベタからなるソリッド画像を印字し、現像ゴースト、地肌カブリ、現像リークを確認したものである。
この表で、「現像ローラ印加直流電圧」と記したのは現像ローラ24への直流バイアス電圧、「磁気ローラ印加直流電圧」と記したのは磁気ローラ20への直流バイアス電圧、「電圧差ΔV」と記したのは磁気ローラ20と現像ローラ24への直流バイアス電圧の電圧差、「現像ゴースト」は現像ゴーストの有無、「地肌カブリ」は地肌カブリの有無、「現像リーク」は感光体4との電位差が大きくなってリークが発生したことを示す。
実施例1から3においては、現像ローラ24に印加する直流電圧が0V以下、−500V以上であり、現像ローラと磁気ローラに印加された直流電圧の差ΔVが350V以上800V以下である。結果は、現像ゴーストの発生はなく、良好な画像が得られた。
それに対して比較例1は、ΔVが250Vであり、磁気ローラから現像ローラへのトナー供給力が小さいため、現像ゴーストが発生した。比較例2は、ΔVが450Vと大きいので、現像ゴーストの発生は抑えられたが、磁気ローラ20に印加する直流電圧が450Vと高く、地肌かぶりが発生した。比較例3は、現像ローラ24へ印加する直流電圧が−600Vと低く、ΔVは大きいので現像ゴーストは発生していないが、感光体4の明電位と現像ローラ24に印加する交流バイアスの最小電位との差が大きくなり過ぎて、現像リーク(放電)が発生した。
以上の結果から、現像ローラ24と磁気ローラ20とに印加する直流バイアス電圧の差を350V以上、800V以下とすることで、現像ローラ24上に充分なトナー量のトナー薄層を形成して現像ゴーストを防ぐことができることがわかった。しかも、この電圧差は現像ローラ24に印加する直流バイアス電圧を0V以下、−500V以上とすることで実現しているから、磁気ロー20ラへの直流バイアス電圧を変えずに現像ローラ24と磁気ローラ20の直流バイアス電圧の差を大きくしているわけで、それによって現像剤漏れをも防ぐことができるわけである。
本発明によれば、タッチダウン現像方式において従来から問題となっていた現像ゴーストを簡単な構成で防止することができ、長期間にわたって安定した高画質画像を得ることができる画像形成装置を提供することができる。
2 現像装置
4 感光体
6 帯電手段
8 露光手段
10 無端ベルト
12 転写手段
14 クリーニング手段
16 ハウジング
20 磁気ローラ
22 穂切りブレード
24 現像ローラ
26 第1の現像剤攪拌室
28 第2の現像剤攪拌室
30 隔壁
32 パドルミキサー
34 攪拌ミキサー
36d 磁気ローラ用直流バイアス電源DC
38d 直流バイアス電源DC
38a 交流バイアス電源AC
40 トナーコンテナ

Claims (1)

  1. 内部に複数の磁極を有し、トナー層形成バイアスを印加した磁気ローラ上にトナーとキャリアとからなる2成分現像剤の磁気ブラシを形成し、該磁気ブラシにより、現像バイアスを印加した現像ローラ上にトナー薄層を形成した後、前記現像バイアスによりトナー薄層のトナーで感光体上に形成された静電潜像を現像して画像形成する画像形成方法において、
    現像ローラに印加する現像バイアスのうち、直流バイアス電圧を0V以下、−500V以上とし、前記現像ローラと磁気ローラとに印加する直流バイアス電圧の差を350V以上、800V以下とし、
    前記トナーは正帯電トナーであり、比誘電率が10以上の感光体を用いておこなうことを特徴とする画像形成方法。
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