JP5378015B2 - 再伝送時間ベースのリンク・メトリックを用いるネットワーク・ルーティング - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、一般に、ネットワークにおいてデータをルーティングするための技術に関する。より具体的には、本発明の実施形態は、再伝送時間ベースのリンク・メトリックに基づいて、マルチホップ・ネットワークにおけるルーティングを行なうための方法に関する。
マルチホップ・ルーティング・ネットワークにおいて、ソース・ノードと宛先ノードとの間の経路(path)又はルート(全体にわたって交換可能に用いられる)は、1組のホップ又はリンクで構成される。ここでホップ又はリンク(全体にわたって交換可能に用いられる)は、1対の隣接するノード間の論理的な直接通信経路(有線又は無線の)として定義される。マルチホップ・ルーティング・ネットワーク内のそれぞれのリンクは、一般的に、1つ又はそれ以上のリンク・メトリックと関連付けられており、このリンク・メトリックを用いて、データ伝送のためのリンクの使用と関連したコストを計算することができる。次に、経路コストは、経路を含む各リンクのリンクコストの合計として計算することができる。次に、マルチホップ無線ネットワークを介する効率的なルーティングを促進するために、マルチホップ・ルーティング・プロトコルを使用し、関連した経路コストに基づいてソース・ノードと宛先ノードとの間の経路を選択する。
例えば、1つのルーティング・プロトコルが、最小のホップ・カウントすなわち「min hop」を有するルートを探す。このプロトコルにおいて、プロトコルにより用いられるリンク・メトリックは、単に、各リンクが「1」のコストを有し、経路コストがルート内のホップ数に等しいと仮定する。別のルーティング・プロトコルは、待ち時間又は遅延が最小のルートを検索する。このプロトコルにおいては、プロトコルにより用いられるリンク・メトリックは、リンクのトラバーサル時間であり、経路コストは、経路にわたる各リンク・トラバーサル時間の合計である。多くの場合、ルーティング・プロトコルは、1つより多いタイプのリンク・メトリックを考慮し、多数のリンク・メトリックの中でトレードオフに基づいた経路を探すことができる。
D.DeCouto、D.Aguayo、J.Bicket、R.Morris著、「High−throughput path metric for multi−hop wireless routing」、MobiCom 2004 R.Draves、J.Padhye、B.Zill著、「Routing in multi−radio、multi−hop wireless mesh networks」、MobiCom 2004
上述の最小遅延メトリックは、有線ネットワークにおいて良好な経路コストの推定を与えることに留意されたい。これは、データ伝送において、有線ネットワークが、一般に高い成功率を示すためである。従って、リンク遅延は、比較的決定論的なものであり、例えば、往復(RT)時間を測定することによって容易に取得できる。しかしながら、時分割多元接続(TDMA)ベースの無線ネットワークにおいては、リンク遅延は、多数の非決定論的な要因の影響を受ける可能性があり、そのことが、リンクコストの計算を困難にする。これらの要因は、TDMAスケジューリングに起因する待ち行列遅延、衝突(collision)を回避するために媒体が使われていない状態になるまで待つための媒体アクセス遅延、及びデータ伝送の失敗に起因する再伝送遅延を含むことができる。従って、TDMA無線ネットワークにおいては、上述のリンク・メトリックは、リンクコストを正確に表すのに十分なものではない。
本発明の一実施形態は、マルチホップ無線ネットワークについてのリンクコストを計算するシステムを提供する。動作中、システムは、マルチホップ無線ネットワークと関連したトポロジー情報を受信する。このトポロジー情報は、1組のノードと、1組のリンクと、リンクに結合された第1のノードからリンクに結合された第2のノードにパケットを成功裏に伝送する確率を示す、それぞれのリンクiの成功確率piとを規定する。次に、システムは、マルチホップ無線ネットワークについての平均媒体アクセス時間を取得する。平均媒体アクセス時間は、媒体アクセス制御(MAC)層がパケットを最初に受信した時間から、そのパケットが伝送媒体上で伝送される時間までの凡その時間である。システムはまた、伝送に失敗した後、ノードによりパケットを再伝送することと関連した凡その遅延である、ノードの組内のそれぞれのノードについての再伝送時間も取得する。次に、システムは、対応するリンク成功確率、平均媒体アクセス時間、及び対応する再伝送時間に基づいて、それぞれのリンクについてのリンク・メトリック値を計算する。次に、システムは、関連したリンク・メトリック値に基づいて、リンクについてのリンクコストを生成する。
本実施形態の変形においては、システムは、リンクの組と関連したリンクコストに基づいて、マルチホップ無線ネットワークにおけるソース・ノードと宛先ノードとの間のルーティング経路を決定する。そうするときに、システムは、ソース・ノードと宛先ノードとの間に1つ又はそれ以上の経路を見つけ、経路の各々についての全体のリンクコストを計算し、最小の全体リンクコストを有する、ソース・ノードと宛先ノードとの間の経路を選択する。
本実施形態の変形においては、平均媒体アクセス時間は、リンクに依存していない。
本実施形態の変形においては、無線ネットワークは、時分割多元接続(TDMA)ベースのネットワークである。システムは、輻輳ウィンドウ・サイズ、TDMAフレーム内のスロット時間、及びタイムスロット・スケジュールのうちの1つ又はそれ以上の関数として再伝送時間を計算することによって、ノードについての再伝送時間を取得する。
本実施形態の変形においては、無線ネットワークは、802.11ベースのネットワークのような、コンテンション・ベースのネットワークである。システムは、輻輳ウィンドウ・サイズ、輻輳バックオフ時間、及び拡張フレーム間隔(extended inter−frame space、EIFS)のようなエラー・バックオフ時間のうちの1つ又はそれ以上の関数として再伝送時間を計算することによって、ノードについての再伝送時間を取得する。
本実施形態の変形においては、再伝送時間は、実質的に、マルチホップ無線ネットワークについてのバックオフ時間に等しい。
本実施形態の変形においては、システムは、予想される伝送時間(ERT)を計算することによってリンクについてのリンク・メトリック値を計算し、ERT=Ef×R+Qである。Efはリンクにおける成功したパケット伝送と関連した、予想される失敗数を表し、Rはリンクと関連した再伝送時間を表し、Qはマルチホップ無線ネットワークについての平均媒体アクセス時間を表す。ERT値は、時間の単位を有することに留意されたい。
本発明の更に別の変形においては、システムは、幾何分布の下でリンクの成功確率piに基づいてEfを計算する。
更に別の変形においては、システムは、式:
Figure 0005378015
に従ってEfを計算する。
更に別の変形においては、システムは、リンク内の順方向リンクについてのパケット成功確率、及び、リンク内の逆方向リンクについてのパケット成功確率に基づいて、リンクの成功確率piを計算する。
本発明の実施形態による、例示的なマルチホップ無線ネットワークを示す。 本発明の実施形態による、ノードAとノードBとの間のデータ通信を制御するためのハンドシェイク・プロトコルと関連した種々のシナリオを示す。 3つのノード及び3つのリンクを有する単純なマルチホップTDMAネットワークを示す。 本発明の実施形態による、ERTリンク・メトリックを用いてマルチホップ・ネットワークにおけるルーティング経路を決定するプロセスを示すフローチャートを表す。 本発明の一実施形態による、ERTリンク・メトリックを用いて無線ネットワークにおけるルーティング経路を決定するためのコンピュータ・システムを示す。
本発明の実施形態は、リンクに結合された1対のネットワーク・ノード間の、ネットワーク・リンクにおける往復交換(round−trip exchange)を完了するための予想時間を表すリンク・メトリックを導入する。より具体的には、提案されるリンク・メトリックは、リンクにおける伝送の失敗後にリンクにおいてパケットを再伝送するのに必要とされる凡その遅延である、リンクについての再伝送時間を含む。さらに、リンク・メトリックは、リンクの信頼性に基づいて、リンクにおけるパケット伝送の成功の各々についての予想失敗数を計算する。本発明の一実施形態においては、リンク信頼性は、リンクの順方向リンク及び逆方向リンク両方のパケット損失率を含む。メトリックは、加法的であり、三角不等式を満たすので、標準的なルーティング・プロトコルに適用可能である。
図1は、本発明の実施形態による、例示的なマルチホップ無線ネットワーク100を示す。
具体的には、ネットワーク100は、1組の通信ノードA、B、C、D、E、F、及びGを含み、各々の通信ノードには、無線送信・受信装置が装備されている。通信ノードの組は、1組のリンク102−118を介し、ネットワークを通してデータを伝送する。例えば、ノードA及びBは、リンク102を通して互いにデータを伝送することができ、ノードA及びCは、リンク104を通して互いにデータを伝送することができ、ノードB及びCは、リンク106を通して互いにデータを伝送することができる。各々のリンクは、リンクにおけるデータ伝送と関連したコストを計算するために用い得る1つ又はそれ以上のリンク・メトリクスと関連付けられることに留意されたい。また、ネットワーク100内の各リンクは、リンクに結合された1対のノード間の順方向チャネル及び逆方向チャネルを含むことができることにも留意されたい。従って、図1の各リンクは、データがいずれの方向にも流れることができる双方向通信チャネルとみなすことができる。
本発明の一実施形態において、図1の各リンクは、順方向のパケット損失率及び逆方向のパケット損失率と関連付けられ、それぞれのパケット損失率は、伝送されたパケットの合計数に対する、伝送の失敗に起因する損失パケット数の比である。マルチホップ・ネットワークにおけるパケット損失に対抗するために、ハンドシェイク・プロトコルを用いて、伝送制御を行ない得ることに留意されたい。図2は、本発明の実施形態による、ノードAとノードBとの間のデータ通信を制御するためのハンドシェイク・プロトコルと関連した種々のシナリオを示す。
図2のシナリオ202に示されるように、ノードAは、データ・パケット204をノードBに成功裏に伝送し、ノードBは、ACK206により、データ・パケットの受信をノードAに成功裏に肯定応答する。このシナリオにおいて、ノードAに対して再伝送は要求されない。
幾つかの実施形態においては、システムは、ACK206のような「明示的」ACKではなく、「暗黙的」ACKを用いることができる。シナリオ202においては、ノードAは、ノードBが余分な明示的ACKパケット206を生成することを必要とする代わりに、肯定応答として、ノードBの、受信したDATA204の再伝送を用いることができる。
図2のシナリオ208に示されるように、ノードAは、データ・パケット210をノードBに伝送することができない。ノードBがデータを受信しないので、ノードBからノードAにACKが送られなかった。パケット210が送られた後の所定のタイムアウト後、ノードAは、データが失われたと判断する。このシナリオにおいて、データ・パケット210の再伝送は一般的に、ノードAに対して要求される。データ・パケット210の2つの連続する伝送間の時間は、「再伝送時間」又は「再試行時間」と呼ばれることに留意されたい。
図2のシナリオ212に示されるように、ノードAは、データ・パケット214をノードBに成功裏に伝送するが、ノードBは、ACK216をノードAに伝送することができない。パケット210が送られた後の所定のタイムアウト後、ノードAは、データが失われたと判断する(ノードAは、シナリオ208と212を区別できないためである)。このシナリオにおいて、データ・パケット214の再伝送は、一般的にノードAに対して要求される。
各々の再伝送について、パケットを成功裏に送る合計時間に、付加的な時間が追加されることに留意されたい。その結果、低い信頼性(すなわち、高いパケット損失率)と関連したリンク上のデータ・ルーティングにおいて、再伝送により引き起こされるコストは、著しいものになり得る。
用いられる伝送プロトコルに応じて、ノードAによる再伝送が行われる、図2に示されていない他のシナリオがあり得ることに留意されたい。従って、図2は、全ての再伝送シナリオを論じ尽くすことを意図するものではない。
再び図1を参照すると、ノードA及びノードDが、間に直接リンクを有していないことに留意されたい。これは、2つのノード間の距離が、これらのノードの無線装置の範囲より長いことから生じた結果である。従って、ノードAからノードDにデータを伝送するために、マルチホップ経路が用いられる。具体的には、ネットワーク100において、ノードAは、(1)経路102−108、(2)経路104−110、(3)経路102−106−110、又は(4)経路104−106−108のうちの1つを通して、データ・パケットをノードDに送ることができる。本発明の一実施形態においては、次に、マルチホップ・ルーティング・プロトコルを用いて、この4つの候補経路の各々の経路コストを計算し、最小の経路コストを有するものを選択する。ノードDは、4つの経路の各々を用いて、ノードAに逆方向に伝送することに留意されたい。
本発明の一実施形態においては、ネットワーク100は、TDMAベースの無線ネットワークである。
TDMAは、伝送媒体のようなリソースへのアクセスを調節することによって無線チャネル(すなわち、通信ノード)間のデータ通信リソースを分割する、チャネル・アクセス・スケジューリング機構である。より具体的には、TDMAスケジューリングは、ネットワーク内の各ノードについて、いつデータを伝送するか、及び、いつデータの受信が予想されるかを決定する。このスケジューリングは、チャネルにおける時間を、通常は固定サイズである「タイムスロット」に分割することによって達成される。ネットワーク内の各ノードは、その間にノードを伝送できる特定の数のスロットに割り当てられる。タイムスロットがノードに割り当てられない間は、ノードは、順番を待たなくてはならない。タイムスロットは、一般に、規則的に反復されるフレームで編成される。TDMAスケジューリングを用いるマルチホップ無線ネットワーク内のリンクは、一般に、TDMAチャネルと呼ばれる。
マルチホップ・ネットワーク内のTDMAチャネルは、一般に、1対の通信ノード間に順方向リンク及び逆方向リンクを含み、マルチホップ経路は、こうしたチャネルの一連の構成からなる。本発明の一実施形態においては、各々のTDMAチャネルは、順方向リンクについてのパケット損失率、及び、逆方向リンクについてのパケット損失率と関連付けられる。本発明の一実施形態においては、TDMAチャネルについてのリンク・メトリックは、パケット損失率に基づいて取得される。
IEEE802.11(WiFi)ネットワークについてのリンクコストを計算するためにパケット損失率を用いる1つの技術は、非特許文献1(以下、DeCouto)に記載されている。具体的には、Decoutoは、データ・パケットの伝送を完了するために必要とされるDATA/ACKの対の伝送数を推定する予想伝送カウント(Expected Transmission Count、ETX)リンク・メトリックを提案した。このETXメトリックは、伝送チャネルの予想パケット損失率に基づいて計算される。例えば、ps及びprが、それぞれ送信側及び受信側のパケット成功確率(すなわち、1−パケット損失率)を表す場合には、成功したハンドシェイクについてのリンク成功率は、plink=ps×prであり、従って、ETX=1/(ps×pr)である。ETXは、DeCoutoにおけるリンクコストであり、経路コストを得るために、ETX値は、経路全体にわたって合計されることに留意されたい。Dravesは、伝送されるデータ・パケットの長さをさらに考慮することによって、ETXメトリックを拡張する(非特許文献2を参照されたい)。より具体的には、Dravesは、ETX値及びデータ・パケットのサイズに基づいて、予想伝送時間(Estimated Transmission Time、ETT)を計算し、ETT=ETX×(データ・パケットの通信時間)となる。
しかしながら、ETX技術及びETT技術の両方とも、再伝送が立て続けに行なわれる間、リンクにおける主コストが、多重伝送の重荷と関連付けられると仮定する。言い換えると、これらの技術は、伝送コストが本質的に再伝送コストに等しいと仮定する。しかしながら、TDMAネットワークにおいては、再伝送の時間遅延コストは、一般に単一の伝送のコストを大きく上回るので、これらのメトリックの両方ともTDMAベースのマルチホップ・ルーティングには十分ではない。
上述のように、TDMAネットワークにおいて、ノードは、割り当てられたタイムスロットで伝送し、伝送スロット間には著しい待ち時間があり得る。例えば、1ミリ秒(msec)のスロットを用いるTDMAネットワークにおいては、伝送スロット間に20msecの待ち時間があり得る。この例においては、再伝送が、20msec毎に1回より速く生じることはないので、再伝送コストは、伝送コストよりずっと高くなる。TDMAシステム内の異なるノードについての実際の再伝送時間は、大きく異なることがあり、予想が困難であることに留意されたい。例えば、ノードAがデータ・パケットをノードBに送るとき、ノードAは、ACKをノードAに送り返すために、ノードBが使用可能なスロットを取得するまで待たなくてはならない。しかしながら、ノードBにおける大きな待ち行列遅延のために、ACKがBから送り返されない(例えば、ノードBがノードCとの通信で忙しい)場合、ノードAは、長い再伝送時間に悩むことがある。
本発明の一実施形態は、予想再伝送時間(Expected Retransmission Time、ERT)と呼ばれるリンク・メトリックを計算し、TDMAベースの無線ネットワークにおける再伝送と関連したリンクコストを獲得する。本発明の一実施形態においては、ERTは、1組のリンク・パラメータの関数である。
本発明の一実施形態においては、特定のリンクiについてERTによって考慮されるリンク・パラメータは、リンクiに結合された送信側ノードについての再伝送時間Riを含み、ここで、Riは、リンクにおける伝送の失敗の後に送信側によってパケットを再伝送するために必要とされる凡その遅延である。Riは、ネットワークにより用いられる特定の媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)プロトコル、及び、伝送プロトコルの両方によって決まり、異なるノードについて別個のものであり得ることに留意されたい。本発明の別の実施形態においては、再伝送時間Rは、全てのノードについての平均再伝送時間である。この実施形態においては、Rは、グローバル・バックオフ又はグローバル・コンテンション・ウィンドウのようなグローバル・パラメータに基づいて計算されるが、ノード特有のものではない。以下に再伝送時間の計算に関するさらなる詳細を提供する。
一実施形態においては、ERTにより考慮されるリンクiのリンク・パラメータはまた、リンクiに結合された送信側ノードからリンクiに結合された受信側ノードにパケットを成功裏に伝送する確率を規定するリンクの成功確率piも含む。DATA/ACKプロトコルにおいて、成功確率piは、順方向リンク上で送信側によりDATAを成功裏に送信し、逆方向リンク上で受信側によりACKを成功裏に送信する確率を測定することに留意されたい。一実施形態においては、ps及びprが、それぞれリンクi内の順方向リンク及び逆方向リンクについてのパケット成功確率(すなわち、1−パケット損失率)を表す場合には、成功確率piは、ps×prである。
本発明の一実施形態においては、ERT値はまた、平均媒体アクセス時間Qによっても影響され、この平均媒体アクセス時間Qは、MAC層がパケットを最初に受信した時間からそのパケットが伝送媒体(例えば、空気)上で伝送される時間までの凡その時間である。一実施形態においては、媒体アクセス時間Qは、リンクに特有のものではない。言い換えると、Qについての共通の値を用いて、経路内の全てのリンクについてのERTを計算することができる。
本発明の一実施形態においては、リンクiについてのERT値は、次の式:
ERTi = Ef × Ri + Q, 式1
に基づいて計算される。
ここで、Efは、リンク上でのパケットの伝送の成功と関連した予想される失敗数を表す。この式は、リンクコストが、信頼性の高いリンク(小さい又はゼロのEfを有する)リンク上より、信頼性の低いリンク(大きいEfを有する)上で著しく高くなり得ることを示す。一実施形態においては、Efは、特定の確率分布の下でリンクの成功確率piに基づいて計算される。例えば、幾何分布が仮定される場合には、Efは、式:
Figure 0005378015
式2
に基づいて計算される。
従って、リンク・メトリックERTは:
Figure 0005378015
式3
になる。
平均再伝送時間が考慮される場合には、全てのリンクについてRi=Rであることに留意されたい。
以下の例は、ETXメトリック又はERTメトリックのいずれかに基づいたマルチホップ経路選択の結果を比較する。3つのノード及び3つのリンクを有する簡単なマルチホップTDMAネットワーク300を示す図3を参照されたい。図3に示されるように、ノードAとノードBとの間のリンク及びノードBとノードCとの間のリンクは、両方とも0.9のリンク成功率を有する信頼性の高いリンクであり、ノードAとノードCとの間のリンクは、0.7のより低いリンク成功率を有する。データをソース・ノードAから宛先ノードCにルーティングするために、経路A−B−C又は経路(すなわち、リンク)A−Cのいずれかを用いることができる。ネットワーク300内の各ノードは、1msecのタイムスロット及び20msecのスロット間待ち時間と関連付けられると仮定すると、経路A−B−Cの予想経路待ち時間は、2×(0.9×1msec+0.1×20msec)=5.8msecであり、経路A−Cは、0.7×1msec+0.3×20msec=6.7msecであると計算することができる。従って、より長い経路待ち時間を有する直接的なA−C経路ではなく、より短い経路待ち時間を有するA−B−C経路上でパケットをルーティングすることが望ましい。
ETXメトリックが用いられる場合には、A−Bリンク及びB−Cリンクの両方が、1/0.9のETXメトリックを有するので、経路ETXメトリックは、2/0.9=2.22となる。A−Cリンクが1/0.7=1.43の経路メトリックを有するので、ETXメトリックに基づいたルーティング・プロトコルは、A−C経路の方を好む。ETTメトリックを用いることにより類似した結果がもたらされることに留意されたい。
ここで、ERTメトリックを用いて同じルーティング問題を考慮されたい。平均媒体アクセス時間Qは、単に1msecのタイムスロットの長さにすぎないことに留意されたい。式3を用いて、各リンクのERTメトリックが:ERT_AB = ERT_BC = 0.1 / 0.9 × 20 + 1 = 3.2 msec、及び、ERT_AC = 0.3/0.7 × 20 + 1 = 8.6 msecのように計算される。従って、A−B−Cについての経路メトリックは、ERT_ABC = 6.4 msecであり、A−Cについての経路メトリックは、ERT_AC = 8.6 msecである。その結果、ERTメトリックを用いるルーティング・プロトコルは、ERTに基づいたより低い経路コストを有する経路A−B−Cを選択することになる。従って、ERTベースのルーティング・プロトコルは、より少ない経路待ち時間を有するルートを選択する。上記の2つのルーティング技術間の1つの重要な違いは、ERT技術が再伝送時間を考慮し、ETX/ETT技術はそれを考慮しないことである点に留意されたい。
式1は、ERTリンク・メトリックを計算するためのより一般的な式を提供する。しかしながら、Rパラメータ及びQパラメータは、802.11システム及びTDMAシステムのような、異なるシステムについて異なるように計算することができる。
ここで、802.11プロトコルに基づいた、ネットワーク・システム上でのERTベースのルーティング・プロトコルのより詳細な実施例を説明する。しかしながら、次の説明は、WiMax802.16又は軍事用TDMAシステムのようなTDMAベースのMACプロトコルなどの、他のタイプのTDMA無線システムにも適用することができる。
式2において、Qパラメータが平均媒体アクセス時間であることを想起されたい。これは、MAC層が最初にパケットを受信した時間から、パケットが空気中で送り出される時間までの時間である。本発明の一実施形態においては、Qは、システム平均であり、特に隣接するノードに依存しているわけではない。典型的な802.11システムにおいては、Qは、デバイス・ドライバがパケット・バッファにパケットを受信した時間から、ドライバが、ハードウェアからの割り込みを受信し、対応するパケットが処理されていることを示す時間までの時間と見積もることができる。
Qパラメータは、コンテンション遅延として考えることができ、多くの要因に依存し得ることに留意されたい。これらの要因は、これらに限られるものではないが、システム内のノードの数、ノードへの荷重、及びネットワークの伝送速度を含むことができる。異なる802.11システムのハードウェアにおける違いのために、パケットとハードウェア割り込みとの間に一対一の対応は、必ずしも存在しない。従って、Qパラメータの推定は、システムによって変わり得る。一実施形態においては、Qパラメータの推定には、特定のハードウェア構成を知ることが必要とされる。
式2において、Rパラメータは、グローバル平均再伝送時間、又は、ノード特有の再伝送時間のいずれかとして計算できることを想起されたい。ここで、Rパラメータをグローバル平均再伝送時間として計算するための幾つかの実施形態を説明する。
802.11システム内では、再伝送時間Rは、システムの輻輳ウィンドウ(CW)に基づいて計算することができることに留意されたい。一実施形態においては、
R = 1/2 × CW × aSlotTime + EIFS
を用いて、エラーに関するバックオフ時間に対応するRパラメータを計算することができ、
ここで、CWは、現在の輻輳ウィンドウ・サイズを表し、aSlotTimeは、特定の802.11システムがコンテンション・バックオフを測定する量を表し、EIFSは、802.11システムについての拡張フレーム間隔である。幾つかの実施形態においては、802.11規格は、CW値への限界、すなわち最小値CWmin及び最大値CWmaxを除く、システムの現在のCWをデバイス・ドライバが知るための方法をもたらすものではない。これらの実施形態においては、エラーに起因する対応するバックオフ時間は:
R = 1/4 × (CWmin + CWmax) × aSlotTime + EIFS
として計算される。
幾つかの実施形態においては、Rパラメータは、平均再試行間隔として考えることができる。幾つかの他の実施形態においては、Rパラメータは、平均再試行間隔と全く等しくなる必要はない。しかしながら、各ノードが、リンク・メトリック測定と同じ方法でRパラメータを推定することが望ましい。TDMAシステムのような幾つかのシステムにおいては、ノードの所定のスケジュールに基づいて、Rパラメータをより正確に計算することが可能である。
以下は、ドット11 MIB[80211、Annex D]からの値を用いて、802.11システム内のCW値を推定する方法を提供する。ドット11 MIBにおいて、ドット11 RTSの閾値は、一般に2347オクテットであるので、全てのパケットは、「短い」パケットであると考えられる。さらに、ドット11ShortRetryLimitは、7つの試行である。デバイス・ドライバは、ドット11TransmittedFragmentCount、ドット11FailedCount、ドット11RetryCount、ドット11RTSSuccessCount、ドット11RTSFailureCount、ドット11ACKFailureCountの値を読み取るために、MIBを定期的にポーリングすることができる。最初の伝送後の所定の間隔の間、システムは、例えば、Dドット11RetryCountなどの上述したカウンタの各々について「Dドット11...」と示されるデルタ値を計算することができる。ある間隔におけるパケット試行の総数は:
N = Ddot11TransmittedFragmentCount + Ddot11FailedCount
である。
成功率は:
S = Ddot11TransmittedFragmentCount / N
である。
失敗数は:
F = Ddot11FailedCount + dot11RetryCount
である。
CWholdは:CWhold = Ddot11FailedCount / F
である。
その結果、推定されるCWは、
CW = CWhold * aCWmax + (1 - CWhold) * (aCWmax - aCWmin)/2
である。
上記は、CW値の粗い近似であるが、これを用いて異なるノード間のRパラメータの比較を提供することができる。ドット11RTSFailedCount、又は他のタイマーを使用することに基づいた再伝送時間の他の推定は、より正確な推定をもたらすことができる。
図4は、本発明の実施形態による、ERTリンク・メトリックを用いてマルチホップ・ネットワークにおけるルーティング経路を決定するプロセスを示すフローチャートを表す。
動作中、システムは、マルチホップ無線ネットワークと関連したトポロジー情報を受信し、このトポロジー情報は、1組のノード、1組のリンク、及び関連したリンクの成功確率piを含む(ステップ402)。システムはまた、マルチホップ無線ネットワークについての平均媒体アクセス時間も取得する(ステップ404)。上述のように、平均媒体アクセス時間は、MAC層がパケットを最初に受信した時間からそのパケットが伝送媒体上で伝送される時間までの凡その時間である。システムはさらに、ノードの組内のそれぞれのノードについての再伝送時間を取得する(ステップ404)。また、上述のように、再伝送時間は、関連したリンク上での伝送の失敗後にノードによってパケットを再伝送するのに必要とされる凡その遅延である。本発明の一実施形態においては、システムは、1組のノード特有の再伝送時間を取得する代わりに、ノードの組についてのグローバル平均再伝送時間を取得する。
次に、システムは、対応するリンク成功確率、平均媒体アクセス時間、及び対応する再伝送時間に基づいて、マルチホップ・ネットワーク内のリンクについてのリンクコストを計算する(ステップ406)。本発明の一実施形態においては、リンクについてのリンクコストは、ERTメトリックである。一実施形態においては、ERTメトリックは、式1を用いて計算される。
次に、システムは、マルチホップ・ネットワークにおけるソース・ノードと宛先ノードとの間の1つ又はそれ以上の候補経路を決定し、候補経路の各々についての全体のリンクコストを計算する(ステップ408)。一実施形態においては、システムは、経路内のリンクの組と関連した1組の計算されたリンクコスト値を合計することによって、経路についての全体のリンクコストを計算する。次に、システムは、最小の全体リンクコストを有する、ソース・ノードと宛先ノードとの間の経路を選択する(ステップ410)。
図5は、本発明の一実施形態による、ERTリンク・メトリックを用いて無線ネットワークにおけるルーティング経路を決定するためのコンピュータ・システムを示す。コンピュータ・システム502は、プロセッサ504と、メモリ506と、記憶装置508とを含む。コンピュータ・システム502は、無線ネットワーク503に結合されている。記憶装置508は、一実施形態において、ERTベースのルート計算を行なうリンクコスト計算アプリケーション516を格納する。リンクコスト計算アプリケーション516は、コンピュータ・システム502と無線ネットワーク503との間のリンクについてのERTを計算するERT計算モジュール518を含む。記憶装置508はまた、アプリケーション520及び522も格納する。動作中、リンクコスト計算アプリケーション516は、メモリ506にロードされ、プロセッサ504によって実行される。これに応じて、上述のように、プロセッサ504は、ERTベースのルートを計算する。
本発明の一実施形態においては、ERTメトリックは、受信側ノードにおける待ち行列遅延に起因する輻輳要因も考慮するように修正することができる。
本発明の一実施形態においては、リンクの双方向信頼性を用いる代わりに、リンクにおけるパケットの伝送の成功と関連した予想される失敗数が、リンクの順方向信頼性だけに依存していてもよい。
本発明の一実施形態においては、ERTメトリックを、トラフィック・クラスに適用させることができる。例えば、トラフィックが自動反復要求(ARQ)(すなわち、ACK又は信頼性の低いトラフィックではなく、FECを有するリアルタイム)を用いない場合、ERTは、双方向信頼性の代わりに順方向信頼性に基づいて評価される。
100:マルチホップ無線ネットワーク
102、104、106、108、110、112、114、116、118:リンク
A、B、C、D、E、F、G:通信ノード
202、208、212:シナリオ
204、210、214:データ・パケット
206、216:ACK(肯定応答)

Claims (3)

  1. マルチホップ無線ネットワークについてのリンクコストを計算する方法であって、
    1組のノードと、1組のリンクと、前記リンクに結合された第1のノードから該リンクに結合された第2のノードまでパケットを成功裏に伝送する確率を示すそれぞれのリンクiについての成功確率piとを規定する、前記マルチホップ無線ネットワークと関連したトポロジー情報を受信し、
    媒体アクセス制御(MAC)層がパケットを最初に受信した時間から、前記パケットが伝送媒体上で伝送される時間までの凡その時間である、前記マルチホップ無線ネットワークについての平均媒体アクセス時間を取得し、前記平均媒体アクセス時間は、前記マルチホップ無線ネットワークに対するリンクに依存しない平均値に対応しており、
    伝送に失敗した後にノードによりパケットを再伝送することと関連した凡その遅延である、前記ノードの組内のそれぞれのノードについての再伝送時間を取得し、
    それぞれのリンクについての予測される再伝送時間(ERT)リンク・メトリック値を計算し、前記ERTリンク・メトリック値は、前記リンクに関連した再伝送の時間と、前記リンクにおける成功したパケット伝送に関連した予測される失敗数と、定数とに直接的関係を有しており、前記予測される失敗数は、前記リンクの成功確率に基づいて計算され、前記直接的関係の定数は、前記平均媒体アクセス時間であり、
    前記リンクについての前記リンク・メトリック値に基づいて、該リンクについてのリンクコストを生成し、前記マルチホップ無線ネットワークを通したより効率的なルーティングを促進する、
    ステップを含むことを特徴とする方法。
  2. 前記方法は、
    前記ソース・ノードと前記宛先ノードとの間の1つ又はそれ以上の経路を見つけ、
    前記経路の各々についての全体のリンクコストを計算し、
    最小の全体リンクコストを有する、前記ソース・ノードと前記宛先ノードとの間の経路を選択する、
    ことによって、前記リンクの組と関連した前記リンクコストに基づいて前記マルチホップ無線ネットワークにおける前記ソース・ノードと前記宛先ノードとの間のルーティング経路を決定する、
    ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記無線ネットワークは、時分割多元接続(TDMA)ベースのネットワークであり、前記ノードについての前記再伝送時間を取得するステップは、
    輻輳ウィンドウ・サイズと
    TDMAフレーム内のスロット時間と、
    タイムスロット・スケジュールと、
    のうちの1つ又はそれ以上の関数として前記再伝送時間を計算することを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
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