JP5377534B2 - Gui要素を識別する方法、装置およびシステム - Google Patents

Gui要素を識別する方法、装置およびシステム Download PDF

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Description

本発明は、コンピュータアプリケーションの分野に関し、特に、GUIについてターゲットのGUI要素をより正確に識別するためのグラフィカルユーザインターフェース(GUI:Graphical User Interface)要素の識別方法とシステム及び装置に関する。
現在、コンピュータアプリケーションには極めて多くのグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)が存在する。様々な目的から、GUI要素の識別は重要な研究課題となっている。
しかしながら、いくつかのGUI要素は、アプリケーション自身の複雑さと技術的手段の遅れのために正確に識別することが困難であり、それにより、実際上多くの問題が引き起こされる。
例えば、実際のアプリケーションにおいては、非ウェブアプリケーション(すなわち、ローカルアプリケーション)を移行技術によってウェブベースのアプリケーションに移行することがしばしば必要になり、その場合、ローカルアプリケーションについて大量のGUI要素の識別が必要となる。
移行の前と後の2つのアプリケーション間でGUI要素に関して整合性が保証されなければならない。そうでなければ、移行の前と後の2つのアプリケーション間で表示と機能に関する整合性を実現することができない。不整合は、移行の失敗とそれによる悲惨な結果を引き起こす可能性がある。
現在、GUI要素は、一般的に、GUI要素の属性情報を用いて識別される。例えば、この属性情報は、GUI要素のXML記述、すなわちGUI要素のXPath情報である。特許文献1(CN101369249A)は、XPathを利用してGUI要素を識別する方法を開示する。以下、このXPathベースの識別方法について、図1と図2を参照して説明する。
図1は、典型的なローカルアプリケーションのGUI1000を示す。図1を参照すると、GUI1000はGUI要素1001を含んでいる。ユーザがGUI要素1001上の「OK」キーをクリックすると、GUI要素1002がポップアップされる。
例えば、実際の操作においてXPathに基づいてGUI要素1002を識別するためには、まずGUI要素1002のXPath情報を取得する必要がある。
この目的のために、まずトレーニングが実行される。トレーニング段階において、ローカルアプリケーションの現在のGUIに関する全てのユーザー・インタフェース(UI)情報は、例えば、UI抽出ユニットによって取得される。図1に示す例において、GUI1000に関する全てのUI情報が取得され、XMLフォーマットで格納される。図2は、XMLフォーマットで格納されたGUI1000に関する情報を示す。
次に、その情報を分析し、GUI要素1002のXPath情報(例えば、図2のブロックで囲まれた内容)を取得する。その後、GUI要素1002についてのXPath情報が、
“/element[@text=‘Form1’]/children/element[@text=‘Form2’]/children/element[@text=‘Return’]”
のように記録される。
運用段階において、現在のGUIの全てのUI情報がUI抽出ユニットによって取得される。
ここで、運用時に出現したGUIが、図1に示すようなGUI1000であると仮定する。同じGUI1000の例をあげて説明しているので、取得されたUI情報は、図2に図示した内容と同様となる。その後、UI情報内のあるGUI要素に対応する情報項目(例えば、図2に示すブロック内の情報項目)と一致する項目について、記録されたXPath情報が検索される。
ここで、上記のように記録されたGUI要素1002についてのXPath情報がブロック内の情報と一致することが検索によって分かる。これにより、ブロック内の情報に対応するGUI要素がGUI要素1002であることが判定される。
もちろん、トレーニング段階において、複数のターゲット要素についてのそれぞれのXPath情報が記録される。その後、運用段階において、記録されたXPath情報に基づいて現在のGUI内のそれぞれのGUI要素が識別される。
CN101369249A
しかしながら、一般に、あるGUI要素をXPathによって一意に識別できない場合ある。特に複数のGUI要素について記録されるXPath情報に同一の項目が存在する場合である。
図3は他の典型的なアプリケーション例を示す。図3を参照すると、このアプリケーションにおいて、GUI要素3001中のチェックボックスをチェックすることなく「OK」キーがクリックされると(矢印1で示すように)、GUI要素3002がポップアップされる。
その後、GUI要素3002中の「Return」キーがクリックされると(矢印2で示すように)、チェックボックスがチェックされていないGUI要素3001へ戻ることになる。
一方、GUI要素3001中のチェックボックスがチェックされかつ「OK」キーがクリックされると(矢印3で示すように)、GUI要素3003がポップアップされる。
その後、GUI要素3003中の「Return」キーがクリックされると(矢印4で示すように)、チェックボックスがチェックされたGUI要素3001’へ戻ることになる。
上記から分かられるように、GUI要素3002と3003は相違する。しかしながら、XPath方法によれば、それらは両方とも以下のように記述される。
“/element[@text=‘Form1’]/children/element[@text=‘Form2’]/children/element[@text=‘Return’]”
従って、GUI要素3002と3003は、XPathによって正確に区別することができない。
このため、GUI要素を正確に識別するために、改良した要素識別方法とそれを用いた装置とシステムが必要となる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、改良したグラフィカルユーザインターフェース(GUI)要素識別方法と、その方法を用いる装置及びシステムを提供することを目的とする。
この識別方法と装置及びシステムによって、GUI要素の識別における正確さを著しく改善され、GUI要素を正確に識別することが可能となる。
本発明の第1の態様によれば、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)要素識別情報を生成する方法は、ターゲットGUI要素を含むGUIを表示するステップと、表示されたGUIを分析し、ターゲットGUI要素についての属性情報を取得するステップと、属性情報以外の、ターゲットGUI要素に関する追加の情報を取得するステップと、属性情報と追加情報を処理し、ターゲットGUI要素についての識別情報を生成するステップとを含む。
好ましくは、属性情報がXPath情報を含み、属性情報を取得するステップが、GUI内の全ての要素について、XMLフォーマットの情報を取得するステップと、XMLフォーマットの要素情報を分析し、ターゲットGUI要素についてのXPath情報を取得するステップとを含む。
好ましくは、追加情報が、ターゲットGUI要素を出現させる履歴イベントに関する情報を含み、追加情報を取得するステップが、ターゲットGUI要素を出現させる履歴イベントを記録するステップと、履歴イベントを分析し、ターゲットGUI要素についての履歴イベントに関する情報となる出現条件を取得するステップを含む。
好ましくは、追加情報がシステム状態情報を含む。
本発明の他の態様によれば、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)要素識別情報に基づいて、識別すべきGUI要素を識別する方法は、GUI要素識別情報が、各GUI要素についての属性情報と追加情報を含み、識別すべきGUI要素を含むGUIを表示するステップと、表示されたGUIを分析し、識別すべきGUI要素についての属性情報を取得するステップと、属性情報以外の、識別すべきGUI要素に関する追加情報を取得するステップと、識別すべきGUI要素についての取得した属性情報と一致する属性情報を含む情報項目及び識別すべきGUI要素に関する取得した追加情報と一致する追加情報を含む情報項目について、GUI要素識別情報を検索するステップとを含む。
好ましくは、追加の情報が履歴イベント情報およびシステム状態情報の少なくとも一方を含む。
本発明の他の態様によれば、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)要素識別情報を生成する装置は、ターゲットGUI要素を含むGUIを表示する表示装置と、表示されたGUIを分析し、ターゲットGUI要素についての属性情報を取得する属性情報取得ユニットと、属性情報以外の、ターゲットGUI要素に関する追加の情報を取得する追加情報取得ユニットと、属性情報取得ユニットによって取得された属性情報と追加情報取得ユニットによって取得された追加情報を処理し、ターゲットGUI要素についての識別情報を生成する識別情報生成ユニットとを含む。
好ましくは、属性情報がXPath情報を含み、属性情報取得ユニットが、GUI内の全ての要素について、XMLフォーマットの情報を取得するUI抽出ユニットと、UI抽出ユニットによって取得されたXMLフォーマットの要素情報を分析し、ターゲットGUI要素についてのXPath情報を取得する属性情報生成ユニットを含む。
好ましくは、追加情報が、ターゲットGUI要素を出現させる履歴イベントに関する情報を含み、追加情報取得ユニットが、ターゲットGUI要素を出現させる履歴イベントを記録するイベント記録ユニットと、ターゲットGUIがGUI上に出現するかどうかを判定し、判定結果をイベント記録ユニットに送信するターゲットGUI要素判定ユニットと、イベント記録ユニットによって記録されたターゲットGUI要素に対する履歴イベントに基づいて履歴イベントに関する情報を含む追加情報を生成する追加情報生成ユニットとを含む。
本発明の他の態様によれば、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)要素を識別する装置は、各GUI要素についての属性情報と追加情報を含むGUI要素識別情報を格納する記憶手段と、識別すべきGUI要素を含むGUIを表示する表示装置と、表示されたGUIを分析し、識別すべきGUI要素についての属性情報を取得する属性情報取得ユニットと、属性情報以外の、識別すべきGUI要素に関する追加情報を取得する追加情報取得ユニットと、属性情報取得ユニットによって取得された属性情報と追加情報取得ユニットによって取得された追加情報に加えて、記憶手段に格納されたGUI要素識別情報に基づいて、識別すべきGUI要素を識別する識別ユニットとを含む。
本発明の他の態様によれば、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)要素識別システムは、本発明によるGUI要素識別情報を生成する装置と、本発明によるGUI要素識別装置とを備え、記憶手段が、GUI要素識別情報を生成する装置によって生成されたGUI要素識別情報を格納する。
好ましくは、GUI要素識別情報を生成する装置に含まれる属性情報取得ユニットと、GUI要素識別装置に含まれる属性情報取得ユニットが、同一のユニットで構成され、GUI要素識別情報を生成する装置に含まれる追加情報取得ユニットと、GUI要素識別装置に含まれる追加情報取得ユニットが、同一のユニットで構成される。
本発明によれば、要素の識別に追加情報を導入することにより、あるケースにおいて、いくつかのGUI要素を属性情報に基づいて区別することができないという問題を解決することができ、これにより、GUI要素の識別における正確さを著しく改善することが可能性となる。
本発明の上記および他の目的、特徴、並びに効果は、図面を参照して説明された下記の好適な実施例からさらに明らかになるであろう。
関連技術による典型的なローカルアプリケーションのGUIを示す図である。 図1に示すGUI内におけるGUI要素のUI情報を示す図である。 関連技術による他の典型的なローカルのアプリケーションにおけるGUIの推移を示す図である。 本発明の実施の形態によるGUI要素識別情報を生成する方法を示す図である。 本発明の実施の形態による典型的なローカルアプリケーションにおけるGUIの推移を示す図である。 本発明の実施の形態による典型的な識別情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態によるGUI要素を識別する方法を示す図である。 本発明の実施の形態によるGUI要素識別情報を生成する装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による属性情報取得ユニットの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による追加情報取得ユニットの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態によるGUI要素を識別する装置の構成を示すブロック図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。しかし、以下の説明は、あくまで例示であり、本発明を限定するものとして理解してはならない。さらに、以下の説明において、本発明の概念を不明瞭にしないように、周知の構成と技術に関する説明を省略している。
幾つかのGUI(グラフィカルユーザインターフェース:Graphical User Interface)フォームが例として図に示される。しかしながら、これらのGUIは説明を意図して示されているだけであり、実際は、多種多様なフォームの様々なGUIが存在することに留意すべきである。さらに、いくつかの方法ステップと処理モジュールが図面に示されている。しかしながら、これらの幾つかの方法ステップ/処理モジュールが、単一のステップ/モジュールとして結合される場合があり、あるいは、単一の方法ステップ/処理モジュールが幾つかのサブステップ/サブモジュールに分割される場合もある。これらの方法ステップ/処理モジュールが、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアあるいはそれらの組み合わせにおいて実現されることを十分に理解すべきである。
本発明によれば、関連技術における属性情報を拡張した識別情報を、GUI要素を識別するために用いる。この目的のために、本発明は、拡張識別情報を生成すること(すなわち、トレーニング段階)と、拡張識別情報に基づいてGUI要素を識別すること(すなわち、運用段階)の、2つの側面を含んでいる。以下、これらの2つの側面について、それぞれ図面を参照して説明する。
以下の説明において、「XPath情報」が「属性情報」の例として図示されていることに留意すべきである。しかしながら、「属性情報」は「XPath情報」に限定されず、XML以外の他の言語におけるGUI要素の記述を含んでもよい。例えば、C, Basic、Pythonのようなプログラミング言語、あるいは、Textのような簡易言語(non-programming language)等、どのような言語で記述される情報も属性情報として用いられる。
図4は、本発明の実施の形態によるGUI要素識別情報を生成する方法を示している。
図4に示すように、この方法はステップS401で開始する。続いて、ステップS402で、GUIが、ディスプレイ・モニタなどの表示装置によって表示される。このGUIはターゲットGUI要素を含む。その後、ターゲットGUI要素について識別情報が生成される。
次に、ターゲットGUI要素の属性情報、例えば、XPath情報が、ステップS403において収集され、そして、属性情報以外の、目標GUI要素に関する追加情報が、ステップS404において収集される。ここで、ステップS403とS404は、並列的にあるいはシーケンシャルに実行される。
次に、ステップS405において、ターゲットGUI要素について収集された属性情報と追加情報は、ターゲットGUI要素に対する拡張識別情報を生成するために処理される。ここで、例えば、属性情報と追加情報は、拡張識別情報を形成するために結合される。最後に、ステップS406においてこの方法が終了する。
以下、ステップS403とS404について、図5に示す具体例を参照して詳細に説明する。図5に示す具体例は、図3に示す具体例に対応する。
具体的には、GUI要素5001において、チェックボックス(checkbox)をチェックすることなく、「OK」キーがクリックされると、GUI要素5002(ターゲットGUI要素1)がポップアップされる。
一方、GUI要素5001中において、チェックボックス(checkbox)をチェックして「OKい」キーがクリックされると、GUI要素5003(ターゲットGUI要素2)がポップアップされる。
図3の上記の説明を参照すると、これらの2つのGUI要素5002と5003は互いに同一ではない。
先行技術において、XPath情報などのGUI要素の属性情報を取得するための多くの方法が存在する。
例えば、ステップS403においては、GUI(ターゲットGUI要素1または2を含む)に関するあらゆるUI要素についての情報(XMLフォーマットで形成されている情報)を取得するようにしてもよい。
最終的に、図2に示すように、XMLフォーマットのUI要素情報が形成される。
次に、取得したXMLフォーマットのUI要素情報が、ターゲットGUI要素のXPath情報を取得するために分析される。
ここで、図3に関する説明で述べたように、GUI要素5002と5003は、互いに同じGUI情報、すなわち、“/element[@text=‘Form1’]/children/element[@text=‘Form2’]/children/element[@text=‘Return’]”
を有する。
本発明の特徴は、さらに、ステップS404でターゲットGUI要素に関する追加情報を取得することにある。
例えば、この「追加情報」は、ターゲットGUI要素の出現を引き起こした履歴イベントに関する情報(例えば、キーボードとマウスなどの入力装置によるユーザの操作イベント)、及び/又は、ターゲットGUI要素に関するシステム状態情報(例えば、占有するハードウェアリソース(すなわち、メモリ、CPUなど)、あるいは、GUIオブジェクトの数などのソフトウェアリソース等)、並びにその他の情報を含む。
以下の説明では、履歴イベント情報を例にあげて説明する。しかしながら、本発明の「追加情報」がそのような履歴イベント情報に限定されないことに留意すべきである。
ステップS404において、まず、履歴イベント情報を取得するために、ターゲットGUI要素の出現を引き起こした履歴イベントが記録される。
例えば、ターゲットGUI要素1(図5の5002)の出現を引き起こすイベントは、GUI要素5001の「OK」キーをクリックし、かつ、チェックボックスをチェックしない(あるいは、チェックボックスを偶数回チェックする)ことである。
ターゲットGUI要素2(図5の5003)の出現を引き起こすイベントは、GUI要素5001の「OK」キーのクリックし、かつ、チェックボックスをチェックする(あるいは、チェックボックスを奇数回クリックする)ことである。
ターゲットGUI要素の出現を引き起こす履歴イベントが記録された後、ターゲットGUI要素が出現する条件を取得するために、履歴イベントを分析する。
そのような分析は、トレーニング段階中、手作業によって、あるいは自動トレーニングプログラムによって遂行される。
ここで、説明の都合上、それぞれのGUI要素の出現条件を、論理式で以下のように記述する。
(ターゲットGUI要素1)
条件1(チェックボックスが全くクリックされないことを示す):
("/element[@text=‘Form1’]/children/element[@text=‘CheckBox’]
ButtonClick") == False
OR 条件2(チェックボックスが複数回クリックされることを表す):
("/element[@text=‘Form1’]/children/element[@text=‘CheckBox’]
ButtonClick") % 2 == 0
(ターゲットGUI要素2)
条件1(チェックボックスがクリックされることを表す):
("/element[@text=‘Form1’]/children/element[@text=‘CheckBox’]
ButtonClick") == True
AND 条件2(チェックボックスが奇数回クリックされることを表す)
("/element[@text=‘Form1’]/children/element[@text=‘CheckBox’]
ButtonClick") % 2 == 1
上記の論理式があくまで説明の便宜上示されていることに留意すべきである。
実際の適用においては、ターゲットGUI要素の出現条件は、様々な方法(例えば、テーブル形式で)で記述することが可能である。
これらの出現条件は、ターゲットGUI要素の出現を引き起こす履歴イベント情報を表す。
上述のようにターゲットGUI要素の属性情報(ここで、XPath情報)と追加の情報が取得された後、それらの情報は、ターゲットGUI要素の識別情報を取得するために、ステップS405における処理(例えば、組合せ処理)が実行される。
例えば、図5に示す具体例において、ターゲットGUI要素1(5002)とターゲットGUI要素2(5003)の識別情報は、図6(a)と図6(b)にそれぞれ示される。図6に示す識別情報はあくまで例であり、その他の様々な形式の識別情報が存在することに留意すべきである。
GUI要素の拡張識別情報が上記のようなトレーニング段階中に取得された後、運用段階の間、GUI要素は拡張識別情報で識別される。
図7は、本発明の実施の形態によるGUI要素識別情報に基づくGUI要素の識別方法を示す。
図7に示すように、この方法はステップS701で開始する。
まず、ステップS702において、GUIがディスプレイ・モニタなどのディスプレイ装置に表示される。このGUIは識別すべきGUI要素を含む。
次に、ステップS703で、識別するGUIにのXPath情報などの属性情報を収集する。また、ステップS704で、識別すべきGUI要素について、属性情報以外の追加の情報を収集する。属性情報と追加の情報の収集については、トレーニング段階における情報の収集と類似している。したがって、その詳細な説明をここでは省略する。
識別するGUI要素の属性情報と追加の情報が取得された後、次に、ステップS705において、取得した属性情報と追加の情報と一致する項目が存在するかどうかを判定するために、トレーニング段階中に記録されたGUI要素識別情報を検索する。
一致する項目が存在すれば、ステップS706において、識別すべきGUI要素が、一致する項目に対応するGUI要素として識別される。
一致する項目が存在しなければ、ステップS707において、エラー処理(例えば、ユーザへの報告)が実行される。最後に、ステップS708においてこの方法が終了する。
以上の識別処理について、図3に示す具体例を参照して詳細に説明する。ここでは、さらに、XPath情報と履歴イベント情報が例として図示されている。しかしながら、本発明が、そのようなXPath情報と履歴イベント情報に限定されないことに留意すべきである。
ローカルのアプリケーションによって現在表示されるGUIにGUI要素3001が存在する場合、チェックボックスをチェックすることなく「OK」キーが直接クリックされれば(図3の矢印1で示すように)、GUI要素3002がGUI上に出現する。GUI要素3002に対するXPath情報は次のように取得される。
“/element[@text=‘Form1’]/children/element[@text=‘Form2’]/children/element[@text=‘Return’]”
同時に、GUI要素3002の出現を引き起こすイベントは次の通りである。
“/element[@text=‘Form1’]/children/element[@text=‘OK’]
ButtonClick”
(「OK」キーがクリックされたことを表す)
上記で取得したGUI要素3002についてのXPath情報と履歴イベント情報が、トレーニング段階において取得した識別情報(図6(a)と(b)に示す)と比較される。
GUI要素3002の出現を引き起こすイベントは「OK」キーがクリックされ、チェックボックスがクリックされないことであるので、すなわち
("/element[@text=‘Form1’]/children/element[@text=‘CheckBox’]
ButtonClick") == False
この結果、GUI要素3002が図6(a)に示すターゲットGUI要素1の識別情報と一致することが、上記比較から分かる。
これにより、GUI要素3002がターゲットGUI要素1であると識別される。
同様に、ローカルのアプリケーションによって現在表示されるGUI上にGUI要素3001が存在する場合、チェックボックスが一度クリックされてチェックされ、その後、「OK」キーがクリックされと(図3の矢印3で示すように)、GUI要素3003がGUI上に出現する。
GUI要素3003に対するXPath情報は次のように取得される。
“/element[@text=‘Form1’]/children/element[@text=‘Form2’]/children/element[@text=‘Return’]”
同時に、GUI要素3003の出現を引き起こすイベントは次のとおりである。
"/element[@text='Form1']/children/
element[@text='CheckBox'] ButtonClick"(チェックボックスがクリックされたことを表す)及び"/element[@text='Form1']/children/
element[@text='OK'] ButtonClick"(「OK」キーがクリックされたことを表す)
GUI要素3003に対する上記取得したXPath情報と履歴イベント情報は、トレーニング段階中に取得した識別情報(図6(a)、(b)に示す)と比較される。
GUI要素3003の出現を引き起こすイベントは、チェックボックスが一度クリックされるということであるので、すなわち、次の通りである。
("/element[@text='Form1']/children/
element[@text='CheckBox'] ButtonClick") == True,
及び
("/element[@text='Form1']/children/
element[@text='CheckBox'] ButtonClick") % 2 == 1
従って、GUI要素3003が図6(b)に図示されるターゲットGUI要素2の識別情報と一致することを比較から知ることができる。これにより、GUI要素3003はターゲットGUI要素2であると識別される。
このようにして、関連技術では区別されないGUI要素3002と3003が、本発明の方法によって区別される。
本発明は、さらにGUI要素識別情報を生成するための装置を提供する。図8は、本発明の実施の形態によるGUI要素識別情報を生成する装置の概略図を示す。
図8に示すように、GUI要素識別情報を生成する装置800は、ターゲットGUI要素を含むGUIを表示するよう構成された表示装置805を備える。下記において、識別情報はターゲットGUI要素について生成される。
装置800は、さらに、表示されたGUIを分析して、ターゲットGUI要素についてXPath情報などの属性情報を取得するよう構成された属性情報取得ユニット801と、履歴イベント(例えば、キーボードやマウスなどの入力装置を通したユーザによる操作)および(または)システム状態等に基づいて、ターゲットGUI要素に関する追加情報を取得するよう構成された追加情報取得ユニット802と、属性情報取得ユニット801によって取得した属性情報と追加情報取得ユニット802によって取得した追加情報を処理し、ターゲットGUI要素についての識別情報を生成するよう構成された識別情報生成ユニット803とを備える。
装置800は、さらに記憶装置804を備える。例えば、記憶装置804は、属性情報取得ユニット801によって取得した属性情報、追加情報取得ユニット802によって取得した追加情報、および(または)、識別情報生成ユニット803によって生成された識別情報等を格納するために用いられる。
記憶装置804は、識別情報を生成する装置800の内部のストレージであってもよいし、あるいは外部ストレージやネットワークストレージであってもよい。記憶装置804は、単一のストレージを含んでもよいし、複数のストレージを含んでもよい。
図9は、本発明の実施の形態による属性情報取得ユニット801の概要を示すブロック図である。
図9に示すように、属性情報取得ユニット801は、表示されたGUIから、XMLフォーマットで構成されるUI要素情報を取得するように構成されたUI抽出ユニット8011と、UI抽出ユニット8011によって取得されたUI要素情報を分析して、ターゲットGUI要素についてのXPath情報を取得するように構成された属性情報生成ユニット8012とを備える。
図10は、本発明の実施の形態による追加情報取得ユニット802の概要を示すブロック図である。
図10に示すように、追加情報取得ユニット802は、ターゲットGUI要素の出現を引き起こす履歴イベント、あるいはターゲットGUI要素に関するシステム状態等(ここで、これらを「イベント」と総称する、ユーザはシステムにおいてどのような種類のイベントを記録するかを指定することができる、例えば、履歴イベントを記録するか、それともシステム状態を記録するかを指定することができる)を記録するよう構成されたイベント記録ユニット8021と、表示されたGUI上にターゲットGUIが出現するかどうかを判定し、イベント記録ユニット8021に判定結果を送信するように構成されたターゲットGUI要素判定ユニット8022と、イベント記録ユニット8021によって記録されたターゲットGUI要素についてのイベントに基づいて追加情報を生成するよう構成された追加情報生成ユニット8023とを備える。
ここで、注意すべき点は、ターゲットGUI要素判定ユニット8022はターゲットGUI要素が出現するかどうかを判定するため必要であることである。
それは、識別情報が生成される時はまだトレーニング段階の状態であり、その場合、ターゲットGUI要素の出現をコンピューターに知れせる「人」(あるいは、自動トレーニング・プログラム)が存在していなければならないからである。
GUI要素の識別情報がトレーニング段階中に取得された後は、GUI要素は運用段階において自動的に識別される。
ここで、ターゲットGUI要素判定ユニット8022は、上記図示のように、判定結果をイベント記録ユニット8021に通知する。
なお、属性情報取得ユニット801がターゲットGUI要素についての属性情報を正確に取得できるように、ターゲットGUI要素判定ユニット8022が、その結果を属性情報取得ユニット801(例えば、属性情報生成ユニット8012)に通知することも可能である。
本発明は、さらに、GUI要素を識別するための装置を提供する。図11は、本発明の実施の形態によるGUI要素を識別するための装置を示す。
図11に示すように、GUI要素を識別するための装置1100は、
GUI要素識別情報(例えば、レーニング段階において取得したGUI要素識別情報)を格納するように構成された記憶手段1104と、識別すべきGUI要素を含むGUIを表示するように構成された表示装置1105と、識別すべきGUI要素の属性情報を取得するように構成された属性情報取得ユニット1101と、識別すべきGUI要素に関する追加情報、例えば、履歴イベント(例えば、マウスやキーボードなどの入力装置によってユーザが打鍵しクリックする操作)やシステム状態などを取得するように構成された追加情報取得ユニット1102と、属性情報取得ユニット1101によって取得された属性情報及び追加情報取得ユニット1102によって取得された追加の情報と共に記憶手段1104に格納されたGUI要素識別情報に基づいて、識別すべきGUI要素を識別するよう構成された識別ユニット1103とを備えている。
ここで、GUI要素識別情報は記憶手段1104に格納される。例えば、その情報は、図4に示す方法を実行することにより取得され、あるいは図8に示す識別情報を生成する装置800によって生成される。
この記憶手段1104は、GUI要素を識別する装置1100内部の記憶手段であってもよいし、あるいは、ネットワークストレージ等のGUI要素を識別する装置1100外部の記憶手段であってもよい。
さらに、GUI要素を識別する装置1100内に備えられる属性情報取得ユニット1101は、上述したGUI要素識別情報を生成する装置800内に備えられる属性情報取得ユニット801と同じ構成を有している。
また、GUI要素を識別する装置1100内に備えられる追加情報取得ユニット1102は、ターゲットGUI要素判定ユニット8022を必要としないことを除き、上記したGUI要素識別情報を生成する装置800内に備えられる追加情報取得ユニット802と類似する構成を有している。
本発明は、さらに、本発明によるGUI要素識別情報を生成する装置と、GUI要素識別装置を含むGUI要素識別システムを提供する。
このシステムによって、GUI要素識別情報の生成(トレーニング段階)とGUI要素の識別(動作する段階)が達成される。このシステムにおいて、GUI要素識別情報を生成する装置とGUI要素識別装置は、互いに分離した装置(例えば、ネットワークによって接続された2つの独立した装置)でもよい。
あるいは、GUI要素識別情報を生成する装置とGUI要素識別装置が、一体として構成されていてもよい。
特に、GUI要素識別情報を生成する装置とGUI要素識別装置のそれぞれの属性情報取得ユニット(801、1101)と追加情報取得ユニット(802、1102)は、1つの同じユニットで構成してもよいし、あるいは分離したユニットとして形成してもよい。GUI要素識別情報を生成する装置によって生成されたGUI要素識別情報は、GUI要素識別装置の記憶手段に格納される。
以上、本発明についてその好適な実施例を参照して説明したが、当該技術に精通した当業者には、本発明の精神と範囲から逸脱することなく他の様々な修正、変更、追加を行うことが可能なことは明らかであろう。したがって、本発明の範囲は上記の具体的な実施例に限定されず、付記した請求項によってのみ限定される。
さらに、上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、これに限定されない。
(付記1)
グラフィカルユーザインターフェース(GUI)要素識別情報を生成する方法であって、
ターゲットGUI要素を含むGUIを表示するステップと、
表示されたGUIを分析し、ターゲットGUI要素についての属性情報を取得するステップと、
前記属性情報以外の、ターゲットGUI要素に関する追加の情報を取得するステップと、
前記属性情報と前記追加情報を処理し、ターゲットGUI要素についての識別情報を生成するステップと
を有することを特徴とする方法。
(付記2)
前記属性情報がXPath情報を含み、
前記属性情報を取得するステップが、
GUI内の全ての要素について、XMLフォーマットの情報を取得するステップと、
前記XMLフォーマットの要素情報を分析し、前記ターゲットGUI要素についてのXPath情報を取得するステップとを含むことを特徴とする付記1に記載の方法。
(付記3)
前記追加情報が、前記ターゲットGUI要素を出現させる履歴イベントに関する情報を含み、
前記追加情報を取得するステップが、
前記ターゲットGUI要素を出現させる履歴イベントを記録するステップと、
前記履歴イベントを分析し、前記ターゲットGUI要素についての履歴イベントに関する情報となる出現条件を取得するステップを含むことを特徴とする付記1に記載の方法。
(付記4)
前記追加情報がシステム状態情報を含むことを特徴とする付記1に記載の方法。
(付記5)
グラフィカルユーザインターフェース(GUI)要素識別情報に基づいて、識別すべきGUI要素を識別する方法であって、
前記GUI要素識別情報が、各GUI要素についての属性情報と追加情報を含み、
識別すべきGUI要素を含むGUIを表示するステップと、
表示されたGUIを分析し、識別すべきGUI要素についての属性情報を取得するステップと、
前記属性情報以外の、識別すべきGUI要素に関する追加情報を取得するステップと、
識別すべきGUI要素についての取得した属性情報と一致する属性情報を含む情報項目及び識別すべきGUI要素に関する取得した追加情報と一致する追加情報を含む情報項目について、前記GUI要素識別情報を検索するステップと
を有することを特徴とする方法。
(付記6)
前記追加の情報が履歴イベント情報およびシステム状態情報の少なくとも一方を含むことを特徴とする付記5に記載の方法。
(付記7)
グラフィカルユーザインターフェース(GUI)要素識別情報を生成する装置であって、
ターゲットGUI要素を含むGUIを表示する表示装置と、
表示されたGUIを分析し、ターゲットGUI要素についての属性情報を取得する属性情報取得ユニットと、
前記属性情報以外の、ターゲットGUI要素に関する追加の情報を取得する追加情報取得ユニットと、
前記属性情報取得ユニットによって取得された属性情報と追加情報取得ユニットによって取得された追加情報を処理し、前記ターゲットGUI要素についての識別情報を生成する識別情報生成ユニットと
を備えることを特徴とする装置。
(付記8)
前記属性情報がXPath情報を含み、
前記属性情報取得ユニットが、
GUI内の全ての要素について、XMLフォーマットの情報を取得するUI抽出ユニットと、
UI抽出ユニットによって取得された前記XMLフォーマットの要素情報を分析し、前記ターゲットGUI要素についてのXPath情報を取得する属性情報生成ユニットを含むことを特徴とする付記7に記載の装置。
(付記9)
前記追加情報が、前記ターゲットGUI要素を出現させる履歴イベントに関する情報を含み、
前記追加情報取得ユニットが、
前記ターゲットGUI要素を出現させる履歴イベントを記録するイベント記録ユニットと、
ターゲットGUIがGUI上に出現するかどうかを判定し、判定結果を前記イベント記録ユニットに送信するターゲットGUI要素判定ユニットと、
前記イベント記録ユニットによって記録されたターゲットGUI要素に対する履歴イベントに基づいて履歴イベントに関する情報を含む追加情報を生成する追加情報生成ユニットとを含むことを特徴とする付記7に記載の装置。
(付記10)
グラフィカルユーザインターフェース(GUI)要素を識別する装置であって、
各GUI要素についての属性情報と追加情報を含むGUI要素識別情報を格納する記憶手段と、
識別すべきGUI要素を含むGUIを表示する表示装置と、
表示されたGUIを分析し、識別すべきGUI要素についての属性情報を取得する属性情報取得ユニットと、
前記属性情報以外の、識別すべきGUI要素に関する追加情報を取得する追加情報取得ユニットと、
前記属性情報取得ユニットによって取得された属性情報と前記追加情報取得ユニットによって取得された追加情報に加えて、前記記憶手段に格納されたGUI要素識別情報に基づいて、識別すべきGUI要素を識別する識別ユニットと
を備えることを特徴とする装置。
(付記11)
グラフィカルユーザインターフェース(GUI)要素識別システムであって、
付記7のGUI要素識別情報を生成する装置と、付記10のGUI要素識別装置とを備え、
前記記憶手段が、GUI要素識別情報を生成する装置によって生成されたGUI要素識別情報を格納することを特徴とするシステム。
(付記12)
前記GUI要素識別情報を生成する装置に含まれる属性情報取得ユニットと、前記GUI要素識別装置に含まれる属性情報取得ユニットが、同一のユニットで構成され、前記GUI要素識別情報を生成する装置に含まれる追加情報取得ユニットと、前記GUI要素識別装置に含まれる追加情報取得ユニットが、同一のユニットで構成されることを特徴とする付記11に記載のシステム。
801:属性情報取得ユニット
802:追加情報取得ユニット
803:識別情報生成ユニット
805:GUI
8011:UI抽出ユニット
8012:属性情報生成ユニット
8021:イベント記録ユニット
8022:ターゲットGUI要素判定ユニット
8023:追加情報生成ユニット
1101:属性情報取得ユニット
1102:追加情報取得ユニット
1103:識別ユニット
1105:GUI

Claims (10)

  1. グラフィカルユーザインターフェース(GUI)要素識別情報を生成する方法であって、
    ターゲットGUI要素を含むGUIを表示するステップと、
    表示されたGUIを分析し、ターゲットGUI要素についての属性情報を取得するステップと、
    前記属性情報以外の、ターゲットGUI要素に関する追加の情報を取得するステップと、
    前記属性情報と前記追加情報を処理し、ターゲットGUI要素についての識別情報を生成するステップとを有し、
    前記追加情報が、前記ターゲットGUI要素を出現させる履歴イベントに関する情報を含み、
    前記追加情報を取得するステップが、
    前記ターゲットGUI要素を出現させる履歴イベントを記録するステップと、
    前記履歴イベントを分析し、前記ターゲットGUI要素についての履歴イベントに関する情報となる出現条件を取得するステップを含む
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記属性情報がXPath情報を含み、
    前記属性情報を取得するステップが、
    GUI内の全ての要素について、XMLフォーマットの情報を取得するステップと、
    前記XMLフォーマットの要素情報を分析し、前記ターゲットGUI要素についてのXPath情報を取得するステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記追加情報がシステム状態情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法
  4. グラフィカルユーザインターフェース(GUI)要素識別情報に基づいて、識別すべきGUI要素を識別する方法であって、
    前記GUI要素識別情報が、各GUI要素についての属性情報と追加情報を含み、
    識別すべきGUI要素を含むGUIを表示するステップと、
    表示されたGUIを分析し、識別すべきGUI要素についての属性情報を取得するステップと、
    前記属性情報以外の、識別すべきGUI要素に関する追加情報を取得するステップと、
    識別すべきGUI要素についての取得した属性情報と一致する属性情報を含む情報項目及び識別すべきGUI要素に関する取得した追加情報と一致する追加情報を含む情報項目について、前記GUI要素識別情報を検索するステップとを有し、
    前記追加情報が、前記ターゲットGUI要素を出現させる履歴イベントに関する情報を含み、
    前記追加情報を取得するステップが、
    前記ターゲットGUI要素を出現させる履歴イベントを記録するステップと、
    前記履歴イベントを分析し、前記ターゲットGUI要素についての履歴イベントに関する情報となる出現条件を取得するステップを含む
    ことを特徴とする方法
  5. 前記追加の情報が履歴イベント情報およびシステム状態情報の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項4に記載の方法
  6. グラフィカルユーザインターフェース(GUI)要素識別情報を生成する装置であって、
    ターゲットGUI要素を含むGUIを表示する表示装置と、
    表示されたGUIを分析し、ターゲットGUI要素についての属性情報を取得する属性情報取得ユニットと、
    前記属性情報以外の、ターゲットGUI要素に関する追加の情報を取得する追加情報取得ユニットと、
    前記属性情報取得ユニットによって取得された属性情報と追加情報取得ユニットによって取得された追加情報を処理し、前記ターゲットGUI要素についての識別情報を生成する識別情報生成ユニットとを備え、
    前記追加情報が、前記ターゲットGUI要素を出現させる履歴イベントに関する情報を含み、
    前記追加情報取得ユニットが、
    前記ターゲットGUI要素を出現させる履歴イベントを記録するイベント記録ユニットと、
    ターゲットGUIがGUI上に出現するかどうかを判定し、判定結果を前記イベント記録ユニットに送信するターゲットGUI要素判定ユニットと、
    前記イベント記録ユニットによって記録されたターゲットGUI要素に対する履歴イベントに基づいて履歴イベントに関する情報を含む追加情報を生成する追加情報生成ユニットとを含む
    ことを特徴とする装置
  7. 前記属性情報がXPath情報を含み、
    前記属性情報取得ユニットが、
    GUI内の全ての要素について、XMLフォーマットの情報を取得するUI抽出ユニットと、
    UI抽出ユニットによって取得された前記XMLフォーマットの要素情報を分析し、前記ターゲットGUI要素についてのXPath情報を取得する属性情報生成ユニットを含むことを特徴とする請求項6に記載の装置
  8. グラフィカルユーザインターフェース(GUI)要素を識別する装置であって、
    各GUI要素についての属性情報と追加情報を含むGUI要素識別情報を格納する記憶手段と、
    識別すべきGUI要素を含むGUIを表示する表示装置と、
    表示されたGUIを分析し、識別すべきGUI要素についての属性情報を取得する属性情報取得ユニットと、
    前記属性情報以外の、識別すべきGUI要素に関する追加情報を取得する追加情報取得ユニットと、
    前記属性情報取得ユニットによって取得された属性情報と前記追加情報取得ユニットによって取得された追加情報に加えて、前記記憶手段に格納されたGUI要素識別情報に基づいて、識別すべきGUI要素を識別する識別ユニットとを備え、
    前記追加情報が、前記ターゲットGUI要素を出現させる履歴イベントに関する情報を含み、
    前記追加情報取得ユニットが、
    前記ターゲットGUI要素を出現させる履歴イベントを記録するイベント記録ユニットと、
    ターゲットGUIがGUI上に出現するかどうかを判定し、判定結果を前記イベント記録ユニットに送信するターゲットGUI要素判定ユニットと、
    前記イベント記録ユニットによって記録されたターゲットGUI要素に対する履歴イベントに基づいて履歴イベントに関する情報を含む追加情報を生成する追加情報生成ユニットとを含む
    ことを特徴とする装置
  9. グラフィカルユーザインターフェース(GUI)要素識別システムであって、
    請求項6のGUI要素識別情報を生成する装置と、請求項8のGUI要素識別装置とを備え、
    前記記憶手段が、GUI要素識別情報を生成する装置によって生成されたGUI要素識別情報を格納することを特徴とするシステム
  10. 前記GUI要素識別情報を生成する装置に含まれる属性情報取得ユニットと、前記GUI要素識別装置に含まれる属性情報取得ユニットが、同一のユニットで構成され、前記GUI要素識別情報を生成する装置に含まれる追加情報取得ユニットと、前記GUI要素識別装置に含まれる追加情報取得ユニットが、同一のユニットで構成されることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
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