JP5377287B2 - ポストフィルタ、復号装置およびポストフィルタ処理方法 - Google Patents

ポストフィルタ、復号装置およびポストフィルタ処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、スケーラブル符号化方式が適用された符号化コードを復号した復号信号のスペクトルの量子化雑音を抑圧するポストフィルタ、復号装置及びポストフィルタ処理方法に関する。
移動体通信システムでは、電波資源等の有効利用のために、音声信号を低ビットレートに圧縮して伝送することが要求されている。その一方で、通話音声の品質向上や臨場感の高い通話サービスの実現も望まれており、その実現には、音声信号の高品質化のみならず、より帯域の広いオーディオ信号等、音声信号以外の信号をも高品質に符号化することが望ましい。
このように相反する2つの要求に対し、複数の符号化技術を階層的に統合する技術が有望視されている。この技術は、音声信号に適したモデルで入力信号を低ビットレートで符号化する第1レイヤと、入力信号と第1レイヤの復号信号との差分信号を音声以外の信号にも適したモデルで符号化する第2レイヤとを階層的に組み合わせるものである。このように階層的に符号化を行う技術は、符号化装置から得られるビットストリームにスケーラビリティ性、すなわち、ビットストリームの一部の情報からでも復号信号を得ることができる性質を有するため、一般的にスケーラブル符号化(階層符号化)と呼ばれている。
スケーラブル符号化方式は、その性質から、ビットレートの異なるネットワーク間の通信に柔軟に対応することができるので、IPプロトコルで多様なネットワークが統合されていく今後のネットワーク環境に適したものと言える。
MPEG−4(Moving Picture Experts Group phase-4)で規格化された技術を用いてスケーラブル符号化を実現する例として、例えば、非特許文献1に開示されている技術がある。この技術は、第1レイヤにおいて、音声信号に適したCELP(Code Excited Linear Prediction;符号励振線形予測)符号化を用い、第2レイヤにおいて、原信号から第1レイヤ復号信号を減じた残差信号に対して、AAC(Advanced Audio Coder)やTwinVQ(Transform Domain Weighted Interleave Vector Quantization;周波数領域重み付きインターリーブベクトル量子化)等の変換符号化を用いる。
ところで、復号音声信号の音声品質の改善に有効な技術としてポストフィルタが知られている。一般に、低ビットレートで音声信号を符号化した場合、復号信号のスペクトルの谷の部分の量子化雑音が知覚されてしまうが、ポストフィルタを適用することにより、このようなスペクトルの谷の部分の量子化雑音を抑圧することができる。その結果、復号信号の雑音感が減少し、主観品質が改善される。代表的なポストフィルタの伝達関数PF(z)は、フォルマント強調フィルタF(z)と傾き補正フィルタU(z)を用いて、以下の式(1)によって表される(非特許文献2参照)。
Figure 0005377287
Figure 0005377287
Figure 0005377287
ここで、α(i)は復号信号のLPC(Linear Prediction Coefficient)係数、NPはLPC係数の次数、γとγはポストフィルタの雑音抑圧の程度を決定する制御パラメータ(0<γ<γ<1)、μはフォルマント強調フィルタにより生じるスペクトル傾きを補正するための制御パラメータをそれぞれ表す。なお、ポストフィルタの雑音抑圧の程度は制御パラメータの関係で定まり、制御パラメータγとγの差が大きい程、雑音抑圧の程度(スペクトルの変形の程度)は大きくなり、制御パラメータγとγの差が小さい程、雑音抑圧の程度(スペクトルの変形の程度)は小さくなる。
また、特許文献1には、入力信号の特徴に応じて符号化部でのビットレートをフレーム毎に可変にする可変ビットレート音声符号化において、あらかじめ定められた時間長に基づいて計算された平均ビットレートに従って、あらかじめ用意されている複数の制御パラメータの内の一つを選択してポストフィルタに用いる手法が開示されている。
特表2002−501225号公報 三木弼一編著、「MPEG−4のすべて」、初版、(株)工業調査会、1998年9月30日、p.126−127 J.-H. Chen and A. Gersho, "Adaptive postfiltering for quality enhancement of coded speech," IEEE Trans. Speech and Audio Processing, vol.SAP-3, pp.59-71,1995.
しかしながら、上記の非特許文献2に開示のポストフィルタでは、常に所定の制御パラメータを用いてポストフィルタ処理を行うために、第1レイヤ復号信号と第2レイヤ復号信号のいずれか一方にしか適合させることができない。そのため、レイヤスイッチにより適合されないレイヤの復号信号がポストフィルタに与えられたときに音声品質が低下してしまうという問題がある。
また、上記の特許文献1に開示のポストフィルタでは、可変ビットレート符号化方式の品質改善のために、あらかじめ定められた時間長に基づいて計算された平均ビットレートに従って複数用意されている所定の制御パラメータの内の一つを選択してポストフィルタに用いている。ポストフィルタの特性が大きく異なるように所定の制御パラメータが用意されている場合には、選択される制御パラメータが隣接するフレームで変化したときにポストフィルタの特性が大きく異なることになる。その結果、フレーム接続部で出力信号が不連続となってしまい、異音が発生する場合がある。
また、ポストフィルタの特性が類似するように所定の制御パラメータの値が設定されている場合には、非特許文献2の課題と同様に、第1レイヤ復号信号および第2レイヤ復号信号の両者に適合させることが困難になる。その結果、ポストフィルタによる主観品質の向上という効果を十分に享受できなくなり、主観品質の低下を招いてしまうという問題がある。
本発明の目的は、スケーラブル符号化方式において、レイヤスイッチに起因する異音の発生を抑制することができるポストフィルタ、復号装置およびポストフィルタ処理方法を提供することである。
本発明のポストフィルタは、複数のレイヤを備える符号化方式によって階層符号化された信号の復号信号の量子化雑音を抑圧するポストフィルタであって、前記階層符号化された信号に含まれるレイヤを示すレイヤ情報に基づいて、それぞれのレイヤ情報に対応する制御パラメータを選択する制御パラメータ選択手段と、前記制御パラメータ選択手段より選択された制御パラメータが切り替わった場合、切替前の制御パラメータから切替後の制御パラメータへ除々に変化するように制御パラメータを設定する平滑化手段と、前記平滑化手段より設定された制御パラメータを用いて、前記復号信号に対してフィルタ処理を行うフィルタ処理手段と、を具備する。
本発明の復号装置は、複数のレイヤを備える符号化方式によって階層符号化された信号を復号する復号装置であって、第1レイヤ符号化データに対して復号処理を行い、第1レイヤ復号信号を生成する第1レイヤ復号手段と、第2レイヤ符号化データに対して復号処理を行い、第1レイヤ復号誤差信号を生成する第2レイヤ復号手段と、前記第1レイヤ復号信号と前記第1レイヤ復号誤差信号の加算を行い、第2レイヤ復号信号を生成する加算手段と、前記階層符号化された信号に含まれるレイヤを示すレイヤ情報に基づき、前記第1レイヤ復号信号と前記第2レイヤ復号信号とを切り替えて出力する切替手段と、前記切替手段から入力される復号信号に対して、フィルタ処理を行うポストフィルタ手段と、を具備し、前記ポストフィルタ手段は、前記階層符号化された信号に含まれるレイヤを示すレイヤ情報に基づいて、それぞれのレイヤ情報に対応する制御パラメータを選択する制御パラメータ選択手段と、前記制御パラメータ選択手段より選択された制御パラメータが切り替わった場合、切替前の制御パラメータから切替後の制御パラメータへ除々に変化するように制御パラメータを設定する平滑化手段と、前記平滑化手段より設定された制御パラメータを用いて、前記復号信号に対してフィルタ処理を行うフィルタ処理手段と、を備える。
本発明のポストフィルタ処理方法は、複数のレイヤを備える符号化方式によって階層符号化された信号の復号信号の量子化雑音を抑圧するポストフィルタ処理方法であって、前記階層符号化された信号に含まれるレイヤを示すレイヤ情報に基づいて、それぞれのレイヤ情報に対応する制御パラメータを選択するステップと、前記制御パラメータを選択するステップにより選択された前記制御パラメータが切り替わった場合、切替前の制御パラメータから切替後の制御パラメータへ徐々に変化するように制御パラメータを設定するステップと、前記設定された制御パラメータを用いて、前記復号信号に対してフィルタ処理を行うステップと、を具備する。
本発明によれば、各レイヤの復号信号の品質に適するようにポストフィルタの強さを定めることができ、かつポストフィルタの制御パラメータの平滑化処理を行い、平滑化された制御パラメータを用いて、フィルタ処理を行うことにより、レイヤスイッチがおきた場合であっても、異音の発生を抑制することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る復号装置に符号化データを送信する符号化装置の構成を示すブロック図である。図1に示す符号化装置100は、第1レイヤ符号化部101と、遅延部102と、第1レイヤ復号部103と、減算部104と、第2レイヤ符号化部105と、多重化部106とを備える。
第1レイヤ符号化部101は、入力信号に対して符号化処理を行い、第1レイヤ符号化データを生成し、この第1レイヤ符号化データを多重化部106および第1レイヤ復号部103に出力する。
遅延部102は、入力信号に所定の長さの遅延を与えて減算部104に出力する。この遅延は、第1レイヤ符号化部101、第1レイヤ復号部103で生じる時間遅延を補正するためのものである。
第1レイヤ復号部103は、第1レイヤ符号化データに対して、復号処理を行って第1レイヤ復号信号を生成し、減算部104に出力する。
減算部104は、遅延部102から出力された所定時間遅延された入力信号から第1レイヤ復号信号を減じて、第1レイヤ誤差信号を生成し、第2レイヤ符号化部105に出力する。
第2レイヤ符号化部105は、減算部104から入力される第1レイヤ誤差信号の符号化処理を行い、生成された符号化データを多重化部106へ出力する。
多重化部106は、第1レイヤ符号化部101で生成された第1レイヤ符号化データと第2レイヤ符号化部105で生成された第2レイヤ符号化データを多重化し、得られたビットストリーム(階層符号化された信号)を通信路に出力する。
図2は本発明の実施の形態に係る復号装置の構成を示すブロック図である。図2に示す復号装置200は、分離部201と、第1レイヤ復号部202と、第2レイヤ復号部203と、加算部204と、切替部205と、ポストフィルタ206とを備える。ポストフィルタ206は、制御パラメータ選択部211と、平滑化部212と、フィルタ部213から主に構成される。
分離部201は、符号化装置100から出力されたビットストリーム(階層符号化された信号)を入力し、第1レイヤ符号化データおよび第2レイヤ符号化データに分離し、第1レイヤ符号化データを第1レイヤ復号部202へ、第2レイヤ符号化データを第2レイヤ復号部203へ出力する。また、分離部201は、入力したビットストリームに第1レイヤ符号化データおよび第2レイヤ符号化データの両者が含まれている場合には、「2」をレイヤ情報として切替部205とポストフィルタ206に出力する。一方、分離部201は、入力したビットストリームに第1レイヤ符号化データしか含まれていない場合には、「1」をレイヤ情報として切替部205とポストフィルタ206に出力する。なお、全ての符号化データが廃棄されている場合もあるが、その場合は各レイヤの復号部は所定の誤り補償処理を行い、ポストフィルタはレイヤ情報が「1」として処理を行うものとする。本実施の形態では、復号装置において、全ての符号化データまたは第2レイヤ符号化デ
ータが廃棄された符号化データのいずれかが得られることを前提として説明を行う。
第1レイヤ復号部202は、第1レイヤ符号化データに対して復号処理を行い、第1レイヤ復号信号を生成し、切替部205および加算部204に出力する。第1レイヤ復号信号は、後述する第2レイヤ復号信号の音声品質よりも低いため、以下の説明では、この音声品質を便宜上、基本品質と呼ぶ。
第2レイヤ復号部203は、分離部201から第2レイヤ符号化データが入力される場合、第2レイヤ符号化データを用いて復号処理を行い、第1レイヤ復号誤差信号を生成し、この第1レイヤ復号誤差信号を加算部204に出力する。
加算部204は、第1レイヤ復号信号と第1レイヤ復号誤差信号の加算を行い、第2レイヤ復号信号を生成し、切替部205に出力する。この第2レイヤ復号信号の音声品質は、前述した第1レイヤ復号信号よりも音声品質が高いため、以下の説明では、この音声品質を便宜上、改善品質と呼ぶ。
切替部205は、分離部201からのレイヤ情報に基づき、出力する復号信号を切り替える。具体的には、切替部205は、レイヤ情報が「1」を示す場合には第1レイヤ復号信号を、レイヤ情報が「2」を示す場合には第2レイヤ復号信号を復号信号としてポストフィルタ206に出力する。
ポストフィルタ206は、レイヤ情報に基づいて制御パラメータを選択し、この制御パラメータを用いて平滑制御パラメータを求め、この平滑制御パラメータを用いて復号信号にフィルタ処理を行い、出力信号を生成して出力する。
制御パラメータ選択部211は、レイヤ情報に基づき、あらかじめ用意されている複数種類の制御パラメータの中から一つを選択し、平滑化部212に出力する。レイヤ情報が「1」である場合、復号信号の音声品質は基本品質程度であるため、量子化雑音の抑圧の程度を大きくする必要がある、例えば、制御パラメータには、γn_set=0.5,γd_set=0.8,μset=0.5を用いる。一方、レイヤ情報が「2」である場合、復号信号の音声品質は改善品質であるため、量子化雑音の抑圧の程度は小さい(または無い)方が良い、例えば、制御パラメータには、γn_set=0.0,γd_set=0.0,μset=0.0を用いる。この場合PF(z)=1となり、復号信号のスペクトルの変形を行わないことになる。これは、復号信号の音声品質が十分に高い(レイヤ情報が「2」である)場合には、ポストフィルタを通すことに起因するスペクトルの変形が、逆に音声品質を下げてしまうためである。これを避けるため、レイヤ情報が「2」のときの制御パラメータを上記のように選択する。ただし、フィルタ状態を更新しない場合、出力信号がフレーム間にて不連続となり、異音を発生することがあるため、上記制御パラメータの値を用いて処理を行いポストフィルタのフィルタ状態を更新する。以上のようなレイヤ情報とポストフィルタの制御パラメータの関係を図3に示す。
平滑化部212は、制御パラメータ選択部211にて選択された制御パラメータの平滑化処理を行い、平滑化処理後の制御パラメータ(以下「平滑制御パラメータ」という)をフィルタ部213に出力する。平滑化とは、レイヤ情報が「1」から「2」に切り替えられた場合、又は「2」から「1」に切替えられた場合、制御パラメータ選択部211により選択される制御パラメータを、切替前のパラメータから切替後のパラメータに、除々に変化するように制御パラメータを設定する処理である。平滑化部212は、式(4)、(5)、(6)により各制御パラメータを算出する。
Figure 0005377287
Figure 0005377287
Figure 0005377287
ここで、xは0以上1以下の値を持つ平滑化係数、γn、γd、μは平滑化部212より出力される平滑制御パラメータ、γn_set、γd_set、μsetは制御パラメータ選択部211より得られる制御パラメータ、γn_p、γd_p、μpは平滑化に用いられるバッファである。平滑化部212は、平滑制御パラメータを出力した後に、バッファを次式(7)、(8)、(9)のように更新する。
Figure 0005377287
Figure 0005377287
Figure 0005377287
また、バッファの初期値には、制御パラメータ選択部211に記憶されているレイヤ1用の制御パラメータ、もしくはレイヤ2用の制御パラメータを用いることが好ましい。
これら平滑制御パラメータの算出およびバッファの更新は、所定の時間間隔で行われる。例えば、復号部の復号処理の処理単位となっているフレーム、もしくはフレームを複数に分割したサブフレームを所定の時間間隔として用いる。または、サンプル単位で処理を行っても良い。ただし、時間間隔を短くするほど演算量が増えるので、どのような時間間隔で平滑制御パラメータの算出およびバッファの更新を行うかは、本発明の効果と演算量のトレードオフを鑑みて設計すべきである。
フィルタ部213は、平滑化部212から入力される平滑制御パラメータを用いて、切替部205から入力される復号信号に対して、フィルタ処理を行う。図4は、フィルタ部213の主要な構成を示すブロック図である。フィルタ部213は、フォルマント強調フィルタPF(z)の零フィルタ213−1と、極フィルタ213−2と、傾き補正フィルタ213−3とを備える。
零フィルタ213−1は、以下の式(10)に従いフィルタリングを行う。
Figure 0005377287
ここで、y(n)は復号信号、y(n)は零フィルタの出力信号、α(i)はLPC係数、γnは平滑化部212より出力される平滑制御パラメータ(零フィルタ)である。LPC係数α(i)には、第1レイヤ復号部202または第2レイヤ復号部203の復号処理の副産物として得られるLPC係数を用いる。なお、復号信号をLPC分析して求められるLPC係数を用いても良い。
極フィルタ213−2は、以下の式(11)に従いフィルタリングを行う。
Figure 0005377287
ここで、y(n)は極フィルタの出力信号、γは平滑化部212より出力される平滑制御パラメータ(極フィルタ)である。
傾き補正フィルタ213−3は、以下の式(12)に従いフィルタリングを行う。
Figure 0005377287
ここで、ypf(n)は出力信号、μは平滑制御パラメータ(傾き補正フィルタ)である。
図5Aは、時間軸(フレーム番号)に対するレイヤ情報の変動の様子を示し、ポイントA〜Fにおいてレイヤスイッチが発生している。図5Bは、零フィルタの制御パラメータの変化の様子を示し、図5Cは、極フィルタの制御パラメータの変化の様子を示し、図5Dは、傾き補正フィルタの制御パラメータの変化の様子を示す。図5B、図5C、図5Dでは、平滑制御パラメータを実線で示し、平滑化を行わない場合の制御パラメータを点線で示す。
図5B、図5C、図5Dから明らかのように、平滑化を行わない場合には、レイヤスイッチが発生したときに制御パラメータが大きく変化することになる。これによりポストフィルタの特性が隣接フレームで大きく異なり、連接フレームの接続部分で出力信号が不連続になる。それが異音として知覚されてしまい、音声品質の低下を招いてしまう。これに対し、平滑化を行うことにより、制御パラメータはレイヤスイッチが発生しても除々に変化するため、ポストフィルタの特性の変化は緩やかになり、隣接フレームの接続部分で出力信号が不連続になることがなくなる。
このように、本実施の形態によれば、スケーラブル符号化方式において、平滑化を行うことにより、レイヤスイッチに起因する異音の発生を抑制することができる。さらに、同一レイヤが連続して選択されると、比較的短時間のうちに平滑制御パラメータはそのレイヤに適合した制御パラメータと同一となるため、ポストフィルタ本来の効果による音声品質の向上を実現することができる。
なお、制御パラメータの平滑化方法として、式(4)、(5)、(6)のような手法を用いて説明したが、本発明はこの手法に限定されることはなく、レイヤスイッチが発生したときに切替前の制御パラメータから切替後の制御パラメータにスムーズに変化すれば良い。例えば、線形に変化させる手法や、スプライン関数のようなスムージングを行う関数を利用する方法が挙げられる。
なお、ポストフィルタの構成について、図4で示すように零フィルタ、極フィルタ、傾き補正フィルタの順序で説明したが、本発明はこれに限定されず、図6に示されるように、ポストフィルタの構成が、極フィルタ、零フィルタ、の順序であっても良い。図6は本実施の形態の別の態様のフィルタ部の構成を示す図である。この場合、極フィルタのフィルタ状態と零フィルタのフィルタ状態を共通化することができ、メモリー量を削減することができる。
なお、上記のように、図5では復号信号のスペクトルの変形を行わないポストフィルタを実現するために、レイヤ情報が「2」である場合、制御パラメータにγn_set=0.0,γd_set=0.0,μset=0.0を用いる例を説明した(以下、このように復号信号のスペクトルの変形を行わないポストフィルタを非変形ポストフィルタと呼ぶ)。本発明はこれに限定されず、非変形ポストフィルタを用いるレイヤの極フィルタと零フィルタの制御パラメータに、スペクトルの変形を行うポストフィルタを用いる他のレイヤの極フィルタと零フィルタの制御パラメータの平均値もしくはそれに類する値を付与してもよい。図7を参照しながら説明する。
図7Aは、時間軸(フレーム番号)に対するレイヤ情報の変動の様子を示し、ポイントA〜Fにおいてレイヤスイッチが発生している。図7Bは、レイヤ情報が「2」の場合に制御パラメータγn_setに平均値を付与する場合の零フィルタによる平滑制御パラメータの変化の様子を示し、図7Cは、レイヤ情報が「2」の場合に制御パラメータγd_setに平均値を付与する場合の極フィルタによる平滑制御パラメータの変化の様子を示し、図7Dは、レイヤ情報が「2」の場合に制御パラメータμsetに0.0を付与する場合の傾き補正フィルタによる平滑制御パラメータの変化の様子を示す。
具体的に、非変形ポストフィルタを用いるレイヤ(レイヤ2)の零フィルタと極フィルタの制御パラメータγn_setとγd_setに、スペクトルの変形を行うポストフィルタを用いる他のレイヤ(レイヤ1)の零フィルタと極フィルタの制御パラメータの平均値である0.65を予め設定する。このように、PF(z)=1、すなわちγn_setとγd_setを同一の値にし、μsetを0.0にすることで、零フィルタと極フィルタのスペクトル特性が完全に逆になり、お互いをキャンセルすることになり、非変形ポストフィルタを実現することができる。
さらに、零フィルタの平滑制御パラメータγnの取り得る範囲が、図5の例では0.0≦γn≦0.5であるのに対して、図7の例では0.5≦γn≦0.65に限定される。同様に、極フィルタの平滑制御パラメータγdの取り得る範囲が、図5の例では0.0≦γd≦0.8であるのに対して、図7の例では0.65≦γd≦0.8に限定される。これにより、レイヤスイッチが発生した場合の零フィルタと極フィルタの平滑制御パラメータの変化が図5Bおよび図5Cの場合と比べてより緩やかになる。このため、隣接フレームの接続部で出力信号が不連続になる現象をより回避することができ、異音の発生をさらに抑制することができる。また、この効果を利用して、平滑化係数xにより大きな値を設定し、平滑制御パラメータの変化の程度を速めてもよい。この場合、レイヤスイッチが発生した場合に、あるレイヤに適合した制御パラメータから別のレイヤに適合した制御パラメータにより短時間で切り替わるので、音声品質の改善を図ることができる。
上記のように、非変形ポストフィルタを用いるレイヤの極フィルタと零フィルタの制御パラメータに、スペクトルの変形を行うポストフィルタを用いる他のレイヤの極フィルタと零フィルタの制御パラメータの平均値もしくはそれに類する値を付与する場合について説明した。本発明はこれに限定されることは無く、非変形ポストフィルタを用いるレイヤの極フィルタと零フィルタの制御パラメータに、スペクトルの変形を行うポストフィルタを用いるレイヤの極フィルタと零フィルタの制御パラメータの範囲に含まれるように設定すれば良い。例えば、上記の例では、非変形ポストフィルタを用いるレイヤの極フィルタと零フィルタの制御パラメータγn_setとγd_setは、0.5以上0.8以下の範囲に含まれる値(0.5≦γn_set,γd_set≦0.8)を採れば同様の効果が得られる。
また、零フィルタの平滑制御パラメータまたは極フィルタの平滑制御パラメータのいずれか一方のみを変動させる構成であっても良い。その場合を図8A、図8B、図8C、図8Dに示す。この場合、極フィルタの制御パラメータをレイヤ1およびレイヤ2で共通に
し、零フィルタの制御パラメータをレイヤスイッチが発生したときに変化させる。この場合、非変形ポストフィルタを用いるレイヤ(レイヤ2)の制御パラメータは、γn_set=γd_set=0.8を用いることになる。このような構成にすれば、極フィルタの制御パラメータの平滑化を行う必要がないため、演算量を削減することができる。同様に、零フィルタの制御パラメータをレイヤ1およびレイヤ2で共通にし、極フィルタの制御パラメータをレイヤスイッチが発生したときに変化させるようにしてもよい。その場合を図9A、図9B、図9C、図9Dに示す。この場合も同様の効果が得られる。
また、レイヤ数が3以上の構成についても本発明は適用できる。以下に具体的な例を用いて説明する。例えば、レイヤ数が3の構成において、レイヤ1〜レイヤ2のポストフィルタの零フィルタおよび極フィルタの制御パラメータが次のように設定されるとする。レイヤ1:(γnd)=(0.5,0.8)、レイヤ2:(γnd)=(0.8,0.9)。
そして、レイヤ3では非変形ポストフィルタが用いられるとしたとき、レイヤ3の制御パラメータには、レイヤ1とレイヤ2の極フィルタと零フィルタの制御パラメータの範囲(0.5〜0.9)に含まれる値を設定する。仮に平均値としたときには、γn=γd=(0.5+0.8+0.8+0.9)/4=0.75が用いられる。このように非変形ポストフィルタの制御パラメータを設定することにより、レイヤ1−レイヤ3、レイヤ2−レイヤ3そしてレイヤ1−レイヤ2間のいずれのレイヤスイッチが発生した場合でも、零フィルタと極フィルタの平滑制御パラメータが緩やかに変化することになる。加えて、レイヤ1もしくはレイヤ2が選択される確率が予想できる場合に、その確率に応じた重み付けを行って平均をとっても良い。具体的には、選択される確率の高いレイヤの制御パラメータにより大きい重みをつけ、選択される確率の低いレイヤの制御パラメータにより小さい重みを付けて非変形ポストフィルタの制御パラメータを設定する。
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2に係る復号装置の主要な構成を示すブロック図である。なお、図10に示す復号装置300は、図2に示した復号装置200と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図10に示す復号装置300は、ポストフィルタ306の内部構成が、図2に示した復号装置200のポストフィルタと異なり、ポストフィルタ306内に、レイヤスイッチ検出部311と、レイヤ情報決定部312とを追加した構成を採る。
レイヤスイッチ検出部311は、分離部201から入力される現フレームのレイヤ情報と、バッファに記憶されている前フレームのレイヤ情報とを比較し、レイヤスイッチが発生したか否かを検出する。具体的には、レイヤスイッチ検出部311は、現フレームのレイヤ情報が前フレームのレイヤ情報と異なる場合には、レイヤスイッチが発生したと検出し、検出情報を「1」にしてレイヤ情報決定部312に出力する。また、レイヤスイッチ検出部311は、現フレームのレイヤ情報と前フレームのレイヤ情報が同一の場合には、レイヤスイッチが発生してしないと検出し、検出情報を「0」にしてレイヤ情報決定部312に出力する。また、レイヤスイッチ検出部311は、バッファに記憶されているレイヤ情報を現フレームのレイヤ情報に更新する。
レイヤ情報決定部312は、レイヤスイッチ検出部311から入力される検出情報が「1」の場合、すなわち、レイヤスイッチを検出した場合には、レイヤスイッチの間隔が所定の数(この数をNHOと表す)のフレーム以内であるか否かを判断する。そして、レイヤ情報決定部312は、レイヤスイッチの間隔が所定の数のフレーム以内であると判断した場合、分離部201から入力される現レイヤ情報をバッファに記憶されている前レイヤ情報に置き換えて、制御パラメータ選択部211に出力する。また、レイヤ情報決定部3
12は、所定の数のフレームに対するレイヤ情報の置き換えを実行した場合には、バッファに記憶されているレイヤ情報をその時点で入力されるレイヤ情報に更新する。
図11Aは、時間軸(フレーム番号)に対するレイヤ情報の変動の様子を示し、ポイントA〜Fにおいてレイヤスイッチが発生している。図11B、図11C、図11DはNHO=2とした場合、それぞれ零フィルタ、極フィルタおよび傾き補正フィルタによる平滑制御パラメータの変化の様子を示す。
図11では、レイヤ情報決定部312は、レイヤスイッチの間隔が所定の数(NHO=2以下)のフレーム、すなわちフレーム4およびフレーム18に対して、それらのレイヤ情報をレイヤスイッチが発生する前のレイヤ情報に置き換えるため、平滑制御パラメータには変化が生じない。
このように、本実施の形態によれば、間隔の短いレイヤスイッチが発生しても、所定のフレーム数内で発生するレイヤスイッチをスキップすることにより、制御パラメータの頻繁な変化を抑えることができるので、安定したポストフィルタ処理を行うことができ、異音の発生を更に抑制することができる。
(実施の形態3)
図12は、本発明の実施の形態3に係る復号装置の主要な構成を示すブロック図である。なお、図12に示す復号装置400は、図2に示した復号装置200と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図12に示す復号装置400は、ポストフィルタ406の内部構成が、図2に示した復号装置200のポストフィルタ206のものと異なり、ポストフィルタ406内に、記憶部411と、フィルタ部412と、スイッチ413と、窓掛け加算部414とを備える。
記憶部411は、前フレームで用いた平滑制御パラメータを記憶する。また、現フレームの処理が終了したら、現フレームの平滑制御パラメータで記憶部411の内容を更新する。
フィルタ部412は、記憶部411に記憶する前フレームの平滑制御パラメータを用いてフィルタリングを行い、前フレームの平滑制御パラメータによるフィルタ出力信号を生成し、スイッチ413に出力する。
スイッチ413は、レイヤスイッチ検出部311から入力される検出情報に応じて、フィルタ部412と窓掛け加算部414との間を接続又は切断する。検出情報が「1」の場合には、スイッチ413は、オンにしてフィルタ部412と窓掛け加算部414と接続する。検出情報が「0」の場合には、スイッチ413は、オフにしてフィルタ部412と窓掛け加算部414とを切断する。
窓掛け加算部414は、スイッチ413がオンすることにより、フィルタ部412から入力される前フレームに対するフィルタ出力信号と、フィルタ部213から入力される現フレームに対するフィルタ出力信号とを窓掛け加算し、その窓掛け加算の結果を出力信号として出力する。具体的には、窓掛け加算部414は、前フレームのフィルタ出力信号には時間軸に対して除々に減少する窓を乗じ、現フレームのフィルタ出力信号には時間軸に対し除々に増加する窓を乗じる。例えば、フレーム長をNFLとしたとき、次式(13)に示すような三角窓を用いる。
Figure 0005377287
ここで、ypf(n)は出力信号、ypf_prv(n)は前フレームの平滑制御パラメータによるフィルタ出力信号、ypf_cur(n)は現フレームの平滑制御パラメータによるフィルタ出力信号を表す。なお、三角窓の代わりに、サイン窓や台形窓を用いても良い。
このように、本実施の形態によれば、レイヤスイッチが発生した場合に、前フレームで用いた平滑制御パラメータによるポストフィルタ出力信号と、現フレームの平滑制御パラメータによるポストフィルタ出力信号とを窓掛け加算することにより、ポストフィルタの出力信号に対する平滑化処理を併用することになるため、異音の発生を更に抑制することができる。
(実施の形態4)
図13は、本発明の実施の形態4に係る復号装置に符号化データを送信する符号化装置の主要な構成を示すブロック図である。なお、図13に示す符号化装置500は、入力信号に対して3階層(レイヤ)で符号化を行う符号化装置であり、図1に示した符号化装置100と同様の基本的構成を有しており、さらに1レイヤを増やした構成を有するため、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。また、本実施の形態では、入力信号の信号帯域をFHとし、第1レイヤ符号化部と第2レイヤ符号化部で符号化の対象とする信号の信号帯域をFL(FL<FH)とする。
図13に示す符号化装置500は、図1に示した符号化装置100に対して、ダウンサンプリング部501と、第2レイヤ復号部502と、加算部503と、アップサンプリング部504と、遅延部505と、減算部506と、第3レイヤ符号化部507を追加した構成を採る。
ダウンサンプリング部501は、時間領域の入力信号をダウンサンプリングして、所望のサンプリングレートに変換する。
第2レイヤ復号部502は、第2レイヤ符号化部105から入力される第2レイヤ符号化データを復号して第1レイヤ復号誤差信号を生成し、第1レイヤ復号誤差信号を加算部503に出力する。
加算部503は、第1レイヤ復号信号と第1レイヤ復号誤差信号を加算して第2レイヤ復号信号を生成し、第2レイヤ復号信号をアップサンプリング部504に出力する。
アップサンプリング部504は、第2レイヤ復号信号のサンプリングレートを入力信号と同じサンプリングレートに変換し、減算部506に出力する。
遅延部505は、入力信号を所定の時間長だけ遅延させ、減算部506に出力する。所定の時間長とは、ダウンサンプリング部501、第1レイヤ符号化部101、第1レイヤ復号部103、第2レイヤ符号化部105、第2レイヤ復号部502、アップサンプリング部504で生じる時間遅れと同じ長さとする。
減算部506は、遅延部505から入力される遅延された入力信号からアップサンプリング部504から入力される第2レイヤ復号信号を減算し、第2レイヤ誤差信号を生成し、第3レイヤ符号化部507に出力する。
第3レイヤ符号化部507は、入力される第2レイヤ誤差信号を符号化して第3レイヤ符号化データを生成し、第3レイヤ符号化データを多重化部106に出力する。
多重化部106は、第1レイヤ符号化データ、第2レイヤ符号化データおよび第3レイヤ符号化データを多重化してビットストリームを生成し、出力する。
図14は、実施の形態4に係る復号装置の主要な構成を示すブロック図である。なお、図14に示す復号装置600は、ビットストリームに対して3階層(レイヤ)で復号を行う復号装置であり、図2に示した復号装置200と同様の基本的構成を有しており、さらに1レイヤを増やした構成を有するため、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図14に示す復号装置600は、図2に示した復号装置200に対して、第3レイヤ復号部601と、アップサンプリング部602と、加算部603と、切替部604と、ポストフィルタ605とを追加した構成を採る。
また、本実施の形態では、図15に示すような各レイヤと復号信号の信号帯域との関係あり、ビットストリームに全レイヤ(第1〜第3レイヤ)の符号化データが含まれる場合に信号帯域FHの復号信号を生成し、ビットストリームに第3レイヤ符号化データが含まれていない場合には、信号帯域FLの復号信号を生成する。
分離部201は、ビットストリームに含まれる符号化データをそれぞれに分離して、第1レイヤ符号化データを第1レイヤ復号部202へ、第2符号化データを第2レイヤ復号部203へ、第3レイヤ符号化データを第3レイヤ復号部601へ出力する。また、分離部201は、第1レイヤ符号化データのみ含まれる場合はレイヤ情報を「1」、第1レイヤ符号化データと第2レイヤ符号化データが含まれる場合にはレイヤ情報を「2」、全レイヤ(第1〜第3)の符号化データが含まれる場合にはレイヤ情報を「3」として、切替部205とポストフィルタ206に出力する。また、全ての符号化データが廃棄されている場合もあるが、その場合は各レイヤの復号部は所定の誤り補償処理を行い、ポストフィルタはレイヤ情報が「1」として処理を行うものとする。本実施の形態では、復号装置において、全ての符号化データまたは第3レイヤ符号化データが廃棄された符号化データまたは第3レイヤ符号化データ及び第2レイヤ符号化データが廃棄された符号化データのいずれかが得られることを前提として説明を行う。
ポストフィルタ206は、実施の形態1と同様のフィルタ処理を行って、そのフィルタ出力信号をアップサンプリング部602に出力する。
アップサンプリング部602は、ポストフィルタ206から入力されるフィルタ出力信号のサンプリングレートを入力信号のサンプリングレートと同じにして、切替部604および加算部603に出力する。
第3レイヤ復号部601は、第3レイヤ符号化データを用いて復号処理を行い、第2レイヤ復号誤差信号を生成して加算部603に出力する。
加算部603は、アップサンプリングされた第2レイヤ復号信号と第2レイヤ復号誤差信号を加算して第3レイヤ復号信号を生成し、切替部604に出力する。
切替部604は、分離部201からのレイヤ情報に基づいて、出力する復号信号を切り替える。具体的には、切替部604は、レイヤ情報が「1」または「2」の場合に、アッ
プサンプリング部602から入力されるアップサンプリング後の第1レイヤ復号信号または第2レイヤ復号信号を出力し、レイヤ情報が「3」の場合には加算部603から入力される第3レイヤ復号信号を復号信号として、ポストフィルタ605に出力する。
なお、ポストフィルタ605は、ポストフィルタ206と同様の処理を行うため、その詳細説明を省略する。ただし、ポストフィルタ206は、信号帯域FLの信号に対して音声品質を改善するように設計されたポストフィルタであり、ポストフィルタ605は、信号帯域FHの信号に対して音声品質を改善するように設計されたポストフィルタである。よって、信号帯域がFLの復号信号に対してはポストフィルタ206を使用し、信号帯域がFHの復号信号に対してはポストフィルタ605を使用するように、どちらか一方のポストフィルタをかけるようにする。これは、両方のポストフィルタを同時に掛けるとスペクトルの変形が過度に行われ、音声品質が逆に劣化してしまうからである。
従って、ビットストリームに第3レイヤ符号化データが含まれない場合、すなわち、出力信号の実質的な信号帯域がFLである場合には、信号帯域FL用のポストフィルタ206がポストフィルタを実行する。このとき、信号帯域FH用ポストフィルタ605の制御パラメータ選択部611が、非変形ポストフィルタを選択することにより、ポストフィルタ605によるスペクトルの変形を行わない。
また、ビットストリームに第3レイヤ符号化データが含まれる場合、すなわち、出力信号の実質的な信号帯域がFHである場合には、信号帯域FH用のポストフィルタ605がポストフィルタを実行する。このとき、信号帯域FL用のポストフィルタ206の制御パラメータ選択部211が、非変形ポストフィルタを選択することにより、ポストフィルタ206によるスペクトルの変形を行わない。
このように、本実施の形態によれば、レイヤスイッチが発生した場合においても、制御パラメータが除々に変化するように平滑化を行うため、隣接するフレーム間でポストフィルタの特性が急に変化することがなくなるので、異音の発生を抑制することができる。また、符号化するレイヤによって有効な信号帯域が異なる場合であっても、本発明のポストフィルタを使用することによって、各信号帯域の音声品質が改善することができる。
なお、上記実施の形態における周波数変換部は、FFT、DFT(Discrete Fourier Transform)、DCT(Discrete Cosine Transform)、MDCT、サブバンドフィルタなどによって実現される。
また、上記実施の形態では、復号信号として音声信号を想定しているが、本発明はこれに限らず、例えば、オーディオ信号などでもよい。
また、上記各実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2007年3月2日出願の特願2007−053528の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明に係るポストフィルタ、復号装置およびポストフィルタ方法は、レイヤスイッチが発生した場合でも、異音の発生を抑圧することができ、例えば、音声復号装置等に適用することができる。
本発明の実施の形態1に係る復号装置に符号化データを送信する符号化装置の主要な構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る復号装置の主要な構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1のレイヤ情報とポストフィルタの制御パラメータの関係を示す表 本発明の実施の形態1に係る復号装置のフィルタ部の構成を示す図 本発明の実施の形態1における、時間軸(フレーム番号)に対するレイヤ情報の変動の様子を示す図 本発明の実施の形態1に係る零フィルタから出力する制御パラメータの変化の様子を示す図 本発明の実施の形態1に係る極フィルタから出力する制御パラメータの変化の様子を示す図 本発明の実施の形態1に係る傾き補正フィルタから出力する制御パラメータの変化の様子を示す図 本発明の実施の形態1に係る復号装置の別の態様のフィルタ部の構成を示す図 本発明の実施の形態1における、時間軸(フレーム番号)に対するレイヤ情報の変動の様子を示す図 本発明の実施の形態1に係る零フィルタから出力する制御パラメータの変化の様子を示す図 本発明の実施の形態1に係る極フィルタから出力する制御パラメータの変化の様子を示す図 本発明の実施の形態1に係る傾き補正フィルタから出力する制御パラメータの変化の様子を示す図 本発明の実施の形態1における、時間軸(フレーム番号)に対するレイヤ情報の変動の様子を示す図 本発明の実施の形態1に係る零フィルタの制御パラメータの変化の様子を示す図 本発明の実施の形態1に係る極フィルタの制御パラメータの変化の様子を示す図 本発明の実施の形態1に係る傾き補正フィルタからの制御パラメータの変化の様子を示す図 本発明の実施の形態1における、時間軸(フレーム番号)に対するレイヤ情報の変動の様子を示す図 本発明の実施の形態1に係る零フィルタから出力する制御パラメータの変化の様子を示す図 本発明の実施の形態1に係る極フィルタから出力する制御パラメータの変化の様子を示す図 本発明の実施の形態1に係る傾き補正フィルタから出力する平滑制御パラメータの変化の様子を示す図 本発明の実施の形態2に係る復号装置の主要な構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2における、時間軸(フレーム番号)に対するレイヤ情報の変動の様子を示す図 本発明の実施の形態2に係る零フィルタの制御パラメータの変化の様子を示す図 本発明の実施の形態2に係る極フィルタの制御パラメータの変化の様子を示す図 本発明の実施の形態2に係る傾き補正フィルタの制御パラメータの変化の様子を示す図 本発明の実施の形態3に係る復号装置の主要な構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4に係る復号装置に符号化データを送信する符号化装置の主要な構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4に係る復号装置の主要な構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4における、各レイヤの符号化データの周波数軸上の分布を示す図

Claims (6)

  1. 複数のレイヤを備える符号化方式によって階層符号化された信号の復号信号の量子化雑音を抑圧するポストフィルタであって、
    前記階層符号化された信号にどのレイヤまでの符号化データがあるかを示すレイヤ情報に基づいて、それぞれのレイヤ情報に対応する制御パラメータを選択する制御パラメータ選択手段と、
    前記制御パラメータ選択手段より選択された制御パラメータが切り替わった場合、切替前の制御パラメータから切替後の制御パラメータへ除々に変化するように制御パラメータを設定する平滑化手段と、
    前記平滑化手段より設定された制御パラメータを用いて、前記復号信号に対してフィルタ処理を行う第1フィルタ処理手段と、
    を具備するポストフィルタ。
  2. 前記復号信号のスペクトルの変形を行わない場合には、ポストフィルタ零フィルタと極フィルタの制御パラメータを、スペクトルの変形を行う場合のポストフィルタ零フィルタと極フィルタの制御パラメータの範囲に含まれる値とする、請求項記載のポストフィルタ。
  3. 前記レイヤ情報が現フレームと前フレームとで異なるか否かを検出する検出手段と、
    前記検出手段より前記レイヤ情報が現フレームと前フレームとで異なることが検出された場合、所定時間内の制御パラメータが変化しないように前記レイヤ情報の更新を行うレイヤ情報決定手段と、
    をさらに具備する請求項1に記載のポストフィルタ。
  4. 前記第1フィルタ処理手段は、
    前記平滑化手段より設定された今回の制御パラメータを用いて、前記復号信号に対してフィルタ処理を行って第1フィルタ出力信号を生成し、
    さらに、
    前記レイヤ情報が現フレームと前フレームとで異なるか否かを検出する検出手段と、
    前記平滑化手段より設定された前回の制御パラメータを用いて、前記復号信号に対してフィルタ処理を行って第2フィルタ出力信号を生成する第2フィルタ処理手段と、
    前記検出手段より前記レイヤ情報が現フレームと前フレームとで異なることが検出された場合に、前記第1フィルタ出力信号と前記第2フィルタ出力信号とを窓掛け加算する窓掛け加算手段と、
    を具備する請求項1に記載のポストフィルタ。
  5. 複数のレイヤを備える符号化方式によって階層符号化された信号を復号する復号装置であって、
    第1レイヤ符号化データに対して復号処理を行い、第1レイヤ復号信号を生成する第1レイヤ復号手段と、
    第2レイヤ符号化データに対して復号処理を行い、第1レイヤ復号誤差信号を生成する第2レイヤ復号手段と、
    前記第1レイヤ復号信号と前記第1レイヤ復号誤差信号の加算を行い、第2レイヤ復号信号を生成する加算手段と、
    前記階層符号化された信号にどのレイヤまでの符号化データがあるかを示すレイヤ情報に基づき、前記第1レイヤ復号信号と前記第2レイヤ復号信号とを切り替えて出力する切替手段と、
    前記切替手段から入力される復号信号に対して、フィルタ処理を行うポストフィルタ手段と、を具備し、
    前記ポストフィルタ手段は、
    前記レイヤ情報に基づいて、それぞれのレイヤ情報に対応する制御パラメータを選択する制御パラメータ選択手段と、
    前記制御パラメータ選択手段より選択された制御パラメータが切り替わった場合、切替前の制御パラメータから切替後の制御パラメータへ除々に変化するように制御パラメータを設定する平滑化手段と、
    前記平滑化手段より設定された制御パラメータを用いて、前記復号信号に対してフィルタ処理を行うフィルタ処理手段と、
    を備える復号装置。
  6. 複数のレイヤを備える符号化方式によって階層符号化された信号の復号信号の量子化雑音を抑圧するポストフィルタ処理方法であって、
    前記階層符号化された信号にどのレイヤまでの符号化データがあるかを示すレイヤ情報に基づいて、それぞれのレイヤ情報に対応する制御パラメータを選択するステップと、
    前記制御パラメータを選択するステップにより選択された前記制御パラメータが切り替わった場合、切替前の制御パラメータから切替後の制御パラメータへ徐々に変化するように制御パラメータを設定するステップと、
    前記設定された制御パラメータを用いて、前記復号信号に対してフィルタ処理を行うステップと、
    を具備するポストフィルタ処理方法。
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