JP5373925B2 - 協調mimoの複数のenbに同じリソースを割り当てるための方法およびデバイス - Google Patents

協調mimoの複数のenbに同じリソースを割り当てるための方法およびデバイス Download PDF

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Description

本発明は、通信ネットワークに関し、特に、無線MIMO通信ネットワークに関する。
IMTアドバンスト(インターナショナル・モバイル・テレコミュニケーションズ・アドバンスト(International Mobile Telecommunications−advanced))において、協調MIMO(多入出力)解決法は、ICI(セル間干渉)を低減させる目的で、複数のeNB間の協調を介して1つまたは複数の移動局(MS)にデータサービスを提供するために、複数のeNB(以下、eNBと呼ばれる進化型ノードB)を使用することによって、システム受信範囲とスペクトル効率性とを改善するための効率的な方法になる。協調MIMO伝送を実施するために、協調MIMOを実行する複数のeNBに同じリソースが割り当てられること、すなわち、リソース同期が必要である。
いわゆる協調MIMOは、eNBとMSが両方とも複数のアンテナを有し、少なくとも複数のeNBが1つのMSと通信し、1つのeNBが1つまたは複数のMSと通信することを意味する。協調MIMOでは、1つのMSのサービス提供eNBは、協調MIMO伝送に参加することを隣り合うセルeNBに要求して、この協調MIMOのために割り当てられたリソースを協調MIMOに参加することを要求した隣り合うセルeNBに表示する。サービス提供eNBによって隣り合うセルeNBに割り当てられたリソースと隣り合うセルeNBのリソースとの間に衝突が存在しない場合、このMSに関する協調MIMO伝送を確立することが可能である。図1を参照すると、図1は、説明のために伝統的な六角形セルモデルを例にとり、伝統的なセルラセルのトポロジの概略図を示す。それぞれのMSは、1つのサービス提供eNBだけを有し、MSのそのサービス提供eNBは、MSの初期のアクセスの間に決定され、MSは、MSの移動に伴って、元のソースサービス提供eNBから新しいオブジェクトeNBにハンドオーバすることが可能である。説明のためにMS2aを例にとることができる。MS2のサービス提供eNBはeNB1aであり、ネットワークモデルは六角形構造のものであるため、多くても1つのサービス提供eNBは、そのサービス提供eNBとの協調MIMOに参加することが可能な2つの隣り合うセルを有し、隣り合うセルeNBはそのサービス提供eNBと共に協調MIMOを実行し、そのサービス提供eNBは、1つの協調セルクラスタを構成する。当然、実際のネットワークでは、サービス提供eNBは、(以下、隣り合うセルeNBと呼ばれる)複数の隣り合うeNBを有し得る。図1に示すように、点線の楕円形フレームは、サービス提供eNB1aと、隣り合うセルeNB1bおよび1cとによって構成される、MS2aに関して協調MIMOサービスを実行する協調セルクラスを示す。この協調セルクラスタでは、サービス提供eNB1aがこの協調MIMO伝送のためのリソース割当てを決定する。
図1に示す隣り合うセルeNB1bを1つの協調セルクラスタ内のサービス提供eNBと見なすことも可能であり、その協調セルクラスタ内でそのサービス提供eNBによって支配される(図示されない)MSを決定する。それぞれのサービス提供eNBがそれぞれリソースを割り当てるとき、リソース衝突を引き起こし、結果として、CO−MIMO障害をもたらしやすい。
CO−MIMOに関する既存のリソース割当て様式が図2に示され、斜線を用いた影は、サービス提供eNBとしてeNB1aによってCO−MIMOに関して使用可能なリソースを示し、空白領域は、サービス提供eNBとしてeNB1bによってCO−MIMOに関して使用可能なリソースを示し、縦線を用いた影は、サービス提供eNBとしてeNB1cによってCO−MIMOに関して使用可能なリソースを示し、すなわち、それぞれのeNBは、協調MIMOに割り当てることが可能なリソース領域として固定リソースの一部を予約すると同時にサービス提供eNBとして機能し、他のeNBとの協調MIMOのために使用されることになるそれぞれのサービス提供eNBに割り当てられた、予約されたリソース領域は、すべて互いに直交であり、すなわち、協調MIMOのためのリソースの衝突が存在しないことを保証するために、いずれの2つのリソース領域の間にも重複部分は存在しない。しかし、所定の領域において協調MIMOのためにセルクラスタ内でサービス提供eNBおよび協調eNBのリソース割当てを画定するリソース割当て様式の効率は、非常に低い。その不利点は以下のとおりである。
協調MIMO通信を所望しているMSが存在しないか、または少数しか存在しない場合、予約されたリソースは無駄になる。
サービス提供eNBによって支配された、協調MIMOを所望しているMSが1つのセル内に多く存在し過ぎる場合、このサービス提供eNBに関して予約されたリソースは、協調MIMOの要件を満たさないことになり、その結果、協調MIMO障害を引き起こす。
さらに、この所定の固定方式において、初期の予約されたリソース領域をどのように効果的に画定するかが問題である。
先行技術における前述の問題を解決するために、本発明は、まず、サービス提供eNBが、1つまたは複数の他のeNB内で、そのサービス提供eNBと協調するために推奨される少なくとも1つの候補eNBを決定し、次いで、その少なくとも1つの候補eNBのリソース関連情報を取得し、次いで、そのリソース関連情報に従って、その少なくとも1つの候補eNBから1つまたは複数の協調eNBを決定し、そのサービス提供eNBとその1つまたは複数の協調eNBとに対応する通信リソースを割り当てることを提案する。
本発明の第1の態様によれば、協調多入出力に基づく無線通信ネットワークのサービス提供eNB内で、そのサービス提供eNBと移動局サービスを協調的に処理する1つまたは複数の協調eNBとに通信リソースを割り当てるための方法が提供され、この方法は、1つまたは複数の他のeNB内で、そのサービス提供eNBと協働するために推奨される少なくとも1つの候補eNBを決定するステップと、その少なくとも1つの候補eNBのリソース関連情報を取得するステップと、そのリソース関連情報に従って、その少なくとも1つの候補eNBから1つまたは複数の協調eNBを決定して、そのサービス提供eNBとその1つまたは複数の協調eNBとに対応する通信リソースを割り当てるステップとを備える。
本発明の第2の態様によれば、協調多入出力に基づく無線通信ネットワークの候補eNB内で、サービス提供eNBがそのサービス提供eNBと移動局サービスを協調的に処理する1つまたは複数の協調eNBとに通信リソースを割り当てる際に支援するための方法が提供され、この方法は、リソース関連情報をそのサービス提供eNBに送信するステップを備える。
本発明の第3の態様によれば、協調多入出力に基づく無線通信ネットワークの移動局内で、サービス提供eNBがそのサービス提供eNBと移動局サービスを協調的に処理する1つまたは複数の協調eNBとに通信リソースを割り当てる際に支援するための方法が提供され、この方法は、その移動局とそのサービス提供eNBとの間、およびその移動局と1つまたは複数の他のeNBとの間の信号品質関連情報を測定するステップと、その信号品質関連情報に従って、そのサービス提供eNBと協働するために推奨される少なくとも1つの候補eNBを決定するステップと、その少なくとも1つの候補eNBに従って、その少なくとも1つの候補eNBを表示するための候補eNB表示情報を生成して、その候補eNB表示情報をそのサービス提供基地局に送信するステップとを備える。
本発明の第4の態様によれば、協調多入出力に基づく無線通信ネットワークのサービス提供eNB内で、そのサービス提供eNBと、移動局サービスを協調的に処理する1つまたは複数の協調eNBとに通信リソースを割り当てるための第1の協調デバイスが提供され、そのデバイスは、1つまたは複数の他のeNB内で、そのサービス提供eNBと協働するために推奨される少なくとも1つの候補eNBを決定するように構成された、候補eNBを決定するための手段と、その少なくとも1つの候補eNBのリソース関連情報を取得するように構成された、リソース情報を取得するための手段と、そのリソース関連情報に従って、その少なくとも1つの候補eNBからその1つまたは複数の協調eNBを決定して、そのサービス提供eNBとその1つまたは複数の協調eNBとに対応する通信リソースを割り当てるように構成された、処理するための手段とを備える。
本発明の第5の態様によれば、協調多入出力に基づく無線通信ネットワークの候補eNB内で、サービス提供eNBがそのサービス提供eNBと移動局サービスを協調的に処理する1つまたは複数の協調eNBとに通信リソースを割り当てる際に支援するための第2の協調デバイスが提供され、そのデバイスは、リソース関連情報をそのサービス提供eNBに送信するように構成された、リソース情報を送信するための手段を備える。
本発明の第6の態様によれば、協調多入出力に基づく無線通信ネットワークの移動局内で、サービス提供eNBがそのサービス提供eNBと移動局サービスを協調的に処理する1つまたは複数の協調eNBとに通信リソースを割り当てる際に支援するための支援デバイスが提供され、そのデバイスは、その移動局とそのサービス提供eNBとの間、およびその移動局と1つまたは複数の他のeNBとの間の信号品質関連情報を測定するように構成された、測定するための手段と、その信号品質関連情報に従って、そのサービス提供eNBと協働するために推奨される少なくとも1つの候補eNBを決定するように構成された、推奨するための手段と、その少なくとも1つの候補eNBに従って、その少なくとも1つの候補eNBを表示するための候補eNB表示情報を生成して、その候補eNB表示情報をそのサービス提供基地局に送信するように構成された、送信するための手段とを備える。
本発明による解決法は、協調MIMOのために特別なリソースを予約する必要がなく、リソースの浪費を削減し、異なるサービス提供eNBによって柔軟に協調MIMOを実施するためのリソースに対する需要を満たし、協調MIMOを実施する成功率を高める。
以下の図面を参照して、非限定的な実施形態の詳細な説明を読むことによって、本発明のその他の特徴、目的、および利点が明らかにあるであろう。
伝統的なセルラセルのトポロジの概略図である。 既存のリソース割当て様式を示す図である。 本発明の1つの詳細な実施形態によるシステム方法の流れ図である。 本発明のもう1つの詳細な実施形態による、ステップS12からステップS15の方法の流れ図である。 サービス提供eNBと候補eNBとの間の共通の利用可能なリソースのシナリオを示す図である。 サービス提供eNBと候補eNBとの間の共通の利用可能なリソースのシナリオを示す図である。 サービス提供eNBと候補eNBとの間の共通の利用可能なリソースのシナリオを示す図である。 本発明の詳細な実施形態のデバイスのブロック図である。
図面において、同じまたは類似の参照符号は、同じもしくは類似のデバイス(モジュール)またはステップを指す。
図1を参照して、本発明のネットワーク・トポロジが以下のように説明される。説明のためにMS2aを例にとる。eNB1aは、MS2aのサービス提供eNBであり、さらに、MS2aは、他の隣り合うeNB、すなわち、eNB1bおよびeNB1cを含めて、eNB1aの隣り合うセルeNBから信号を受信することも可能である。LTEアドバンスト・システムにおいて、eNB1aは、X2インターフェースを経由して、eNB1bおよびeNB1cと相互接続する。
以下、図3を参照して、かつ図1と組み合わせて、本発明のシステム方法の流れ図が以下のように説明される。図3は、本発明の1つの詳細な実施形態によるシステム方法の流れ図を示す。
ステップS10において、MS2aは、MS2aとサービス提供eNB1aとの間、およびMS2aと他のeNBのそれぞれとの間の信号品質関連情報をそれぞれ測定する。この実施形態において、信号品質関連情報は信号強度を用いて例示される。この場合、これは単なる例示であり、信号品質関連情報は前述の内容に限定されず、RSSI(受信信号強度表示)、RSRP(参照信号の受信電力)、CQI(チャネル品質表示)、またはCSI(チャネル状態表示)であってもよい点を理解されよう。
MS2aは、セルエッジ領域に配置され、例えば、それぞれ、110dBm、92dBm、85dBm、および50dBmである、サービス提供eNB1aとの信号強度と、隣り合うセルeNB1b、1c、および1dのそれぞれとの信号強度とを検出することが可能である。
次いで、ステップS11において、MS2aは、サービス提供eNB1aとの信号品質関連情報と、複数の他のeNBのそれぞれとの信号品質関連情報とをeNB1aに報告する。この信号品質関連情報は、この実施形態ではRSSIである、報告された測定値のタイプを含み、測定値をさらに含む。
詳細には、MS2aが報告するときは、以下の2つの様式に分割可能である。
事象トリガ
ネットワーク・エントリの段階で、MS2aは、複数のeNB間で協調MIMOを実行するために、その信号強度が第3の所定のしきい値を超える他のeNBと、これらのeNBに対応する信号強度とをサービス提供eNB1aに報告する必要があることを知る。例えば、MS2a内に事前に格納された、報告されたしきい値は80dBmであり、すなわち、MS2aが、eNBに対応する信号強度が80dBmを超えることを検出するとき、MS2aは、このeNBと、このeNBに対応する信号強度とをサービス提供eNB1aに報告することになる。例えば、MS2aが、隣り合うセルeNB1b、1c、および1dとの信号強度がそれぞれ92dBm、85dBm、および50dBmであることを検出するとき、アップリンク・シグナリング・オーバヘッドを削減させて、協調MIMOの信頼性を増大させるために、MS2aは、良好な信号品質を有する隣り合うセルeNB、すなわち、eNB1bとeNB1cとを含めて、その信号強度が第3の所定のしきい値を超えるeNBと、MS2aとeNB1bとの間の信号強度と、MS2aとeNB1cとの間の信号強度とだけをサービス提供eNB1aに報告する。したがって、MS2aは、MS2aとのその信号強度が、それぞれ、110dBm、92dBm、および85dBmである、サービス提供eNB1aと、他のeNB1bおよび1cとをサービス提供eNB1aに報告する。
または、異なる実施形態では、MS2aがその測定された信号強度が最強である2つの隣り合うセルeNBの信号強度だけを報告することを指定することが可能である。やはり前述のパラメータを例にとり、この場合、MS2aは、それぞれ、110dBm、92dBm、および85dBmである、サービス提供eNB1aと、その信号強度が最強である2つの隣り合うセルeNBの信号強度とをサービス提供eNB1aに報告する。
さらに、別法として、システムのアップリンク・シグナリング・オーバヘッドが考慮されない場合、MS2aが隣り合うセルeNBからの信号を検出すると、MS2aは、この隣り合うセルeNBと、この隣り合うセルeNBに対応する信号強度とをサービス提供eNB1aに報告することが可能であり、すなわち、MS2aは、検出された信号強度のすべてと、これらの検出された信号強度に対応するeNBとをサービス提供eNB1aに報告する。例えば、MS2aは、それぞれ、110dBm、92dBm、85dBm、および50dBmである、サービス提供eNB1a、ならびにeNB1b、1c、および1dとの信号強度を報告する。
周期的トリガ
MS2aは、測定報告を送信するためのタイマを備え、このタイマが所定の時間に達したとき、それは、MS2aが、複数の他のeNBの検出された信号品質関連情報をサービス提供eNB1aに報告する必要があることを意味する。例えば、このタイマが切れた場合、MS2aは、それぞれ、110dBm、92dBm、および85dBmである、サービス提供eNB1a、他のeNB1bおよび1cのそれぞれとMS2aとの間の信号強度をサービス提供eNB1aに報告するか、またはMS2aは、それぞれ、110dBm、92dBm、85dBm、および50dBmである、サービス提供eNB1a、eNB1b、1cおよび1dのそれぞれとの信号強度を報告する。
次いで、ステップS12において、サービス提供eNB1aは、MS2aによって報告された信号品質関連情報に従って、eNB1bおよび1cを候補eNBとして決定する。
詳細には、第1の所定のしきい値は、サービス提供eNB1a内に事前に格納され、この第1の所定のしきい値は、物理的な信号強度に従って、サービス提供eNB1aと共にMS2aのサービスを協調的に処理するために、このサービス提供eNB1aによって所望される候補eNBを選択するために使用される。サービス提供eNB1aが候補eNBを選択するとき、少なくともRSSI値の大きさが考慮され、さらに、サービス提供eNB1aは、eNB1bとeNB1cとの間の信号強度の差分値を考慮する必要がある場合もある。
例えば、サービス提供eNB1a内に事前に格納された第1の所定のしきい値は90dBmであり、第2の所定のしきい値は10dBmである。第2の所定のしきい値は、複数の他のeNB間の信号強度の差分レベルを判定するために使用される。
やはり前述のパラメータを例にとる。サービス提供eNB1aは、まず、他のeNBからの信号強度が第1の所定のしきい値90dBmよりも高いかどうかを判定する。
両方の隣り合うセルeNBの信号強度が第1の所定のしきい値よりも高い場合、これらの2つの隣り合うセルeNBは両方とも候補eNBと見なされる。例えば、図1に示すようなMS2bの場合、MS2bは、サービス提供eNB1a、他のeNB1dおよび1eのそれぞれとの信号強度をサービス提供eNB1aに報告する。サービス提供eNB1aによって、かつMS2bの報告から取得された、MS2bと隣り合うセルeNB1dおよび1eのそれぞれとの間の信号強度が、それぞれ、両方とも90dBmより高い95dBmおよび105dBmである場合、サービス提供eNB1aは、eNB1dおよび1eを両方とも候補eNBと見なす。
2つの隣り合うセルeNBの1つのeNBだけの信号強度が第1の所定のしきい値よりも高く、これらの2つの隣り合うセルeNBの信号強度間の差分値が第2の所定のしきい値よりも高い場合、その信号強度が第1の所定のしきい値よりも高いeNBが候補eNBと見なされる。例えば、図1に示すようなMS2cの場合、MS2cは、サービス提供eNB1a、他のeNB1bおよび1gのそれぞれとの信号強度をサービス提供eNB1aに報告する。NB1aによって、かつMS2cの報告から取得された、MS2cと隣り合うセルeNB1bおよび1gのそれぞれとの間の信号強度が、それぞれ、100dBmおよび80dBmであり、100dBmだけが90dBmより高く、これらの2つの信号強度の差分値が、第2の所定のしきい値10dBmよりも高い20dBmである場合、サービス提供eNB1aは、他のeNB1bだけを候補eNBと見なす。
2つの隣り合うセルeNBの1つのeNBだけの信号強度が第1の所定のしきい値よりも高く、これらの2つの隣り合うセルeNBの信号強度間の差分値が第2の所定のしきい値未満である場合、サービス提供eNBは、2つの隣り合うセルeNBを両方とも候補eNBと見なす。例えば、MS2aの場合、MS2aは、サービス提供eNB1a、他のeNB1bおよび1cのそれぞれとの信号強度をサービス提供eNB1aに報告する。サービス提供eNB1aによって、かつMS2aの報告から取得された、MS2aと隣り合うセルeNB1bおよび1cのそれぞれとの間の信号強度が、それぞれ、92dBmおよび85dBmであり、92dBmだけが90dBmよりも高く、これらの2つの信号強度の差分値が第2の所定のしきい値10dBm未満である7dBmである場合、サービス提供eNB1aは、他のeNB1bおよび1cを両方とも候補eNBと見なす。この実施は隣り合うセルeNBの信号強度に対する制限を広げる。というのも、2つの隣り合うセルeNBのそれぞれの信号強度の異なる値は第2の所定のしきい値未満であり、信号強度は互いに対して相対的に近く、その結果、1つの信号は強すぎ、もう1つは弱すぎるという理由で、より弱い信号を覆い隠さないことになるためである。
次いで、ステップS13において、サービス提供eNB1aは、リソース関連情報要求メッセージをeNB1bとeNB1cとに送信する。
サービス提供eNB1aと他のeNBとの間の冗長な情報の相互作用を削減するために、サービス提供eNB1aは、リソース関連情報要求メッセージをそのサービス提供eNB1aによって選択された候補eNBだけに送信する。例えば、サービス提供eNB1aは、リソース関連情報要求メッセージを選択された候補eNB1bおよび1cだけに送信する。このリソース関連情報要求メッセージは、リソース関連情報をサービス提供eNB1aに送信することを候補eNB1bおよび1cに要求するために使用される。サービス提供eNB1aは、X2インターフェースを経由して、他のeNBと相互作用する。
候補eNBがサービス提供eNB1aからリソース関連情報要求メッセージを受信した後で、この方法は、ステップS14に進み、eNB1bおよび1cはそれぞれ、それぞれのリソース関連情報をサービス提供eNB1aに送信する。サービス提供eNB1aは、eNB1bおよび1cの利用可能なリソースに関する情報をそのリソース関連情報から抽出することが可能である。
当然、少なくとも2種類の形のリソース関連情報が存在する。すなわち、占有されたリソースの表示情報および利用可能なリソースの表示情報である。
リソース関連情報を説明するためにビットマップを例にとる。例えば、多重化係数が1であり、すなわち、それぞれのeNBが同じ周波数リソースを利用することが可能であると仮定すると、それぞれのeNBに関して利用可能な帯域幅は5Mである。それぞれのeNBに関して、例えば、帯域幅5Mの割当て粒度はRB(リソースブロック)である。ビットマップにおいて、0は、リソースブロックが利用可能であること、すなわちアイドルであることを示し、1は、リソースブロックが利用可能でないこと、すなわち、リソースブロックがすでに割り当てられていることを示し、逆も同様である。ビットマップは、リソース関連情報のパターンを形成するために索引付けされる。
例えば、eNB1bおよび1cがそれぞれサービス提供eNB1aに送信する、それぞれのリソース関連情報において、eNB1bのリソース関連情報のパターンは、eNB1bのリソースブロック5番から33番は割り当てられておらず、依然として利用可能であることを表示し、eNB1cのリソース関連情報のパターンは、eNB1cのリソースブロック17番から40番は利用可能であることを表示する。
次いで、ステップS15において、サービス提供eNB1aは、eNB1bおよび1cのリソース関連情報に従って、eNB1bおよび1cの間の協調eNBを決定して、対応する通信リソースを割り当てる。
以下のシナリオでは、サービス提供eNB1a、ならびにeNB1bおよび1cのそれぞれの間に共通の利用可能なリソースが存在する、いくつかのシナリオがそれぞれ議論される。
i)サービス提供eNB1aとeNB1bとの間、またはサービス提供eNB1aとeNB1cとの間のどちらにも共通の利用可能なリソースが存在しない。
例えば、サービス提供eNB1aの利用可能なリソースは、リソースブロック45番から60番であり、やはり前述のパラメータを例にとり、すなわち、eNB1bの利用可能なリソースは、リソースブロック5番から33番であり、eNB1cの利用可能なリソースは、リソースブロック17番から40番である。サービス提供eNB1aの利用可能なリソースは、eNB1bの利用可能なリソースと交差せず、eNB1cの利用可能なリソースとも交差しない。したがって、サービス提供eNB1aは、隣り合うセルeNBと協調MIMOを実行することはできない。したがって、この方法はここで終了し、後続のステップは不要である。
ii)サービス提供eNB1a、eNB1bおよびeNB1cの間に同じ共通の利用可能なリソースが存在する。
例えば、サービス提供eNB1aの利用可能なリソースは、リソースブロック10番から25番であり、やはり前述のパラメータを例にとり、すなわち、eNB1bの利用可能なリソースは、リソースブロック5番から33番であり、eNB1cの利用可能なリソースは、リソースブロック17番から40番である。リソースブロック17番から25番は、サービス提供eNB1a、ならびにeNB1bおよびeNB1cの間の同じ共通の利用可能なリソースである。したがって、サービス提供eNB1aは、eNB1bとeNB1cとを両方とも協調MIMOのための協調eNBと見なして、リソースブロック17番から25番の中のリソースをeNB1bおよびeNB1cに割り当てる。
iii)サービス提供eNB1aとeNB1bとの間、およびサービス提供eNB1aとeNB1cとの間にそれぞれ共通の利用可能なリソースが存在するが、サービス提供eNB1aとeNB1bとの間の共通の利用可能なリソースは、サービス提供eNB1aとeNB1cとの間の共通の利用可能なリソースと交差しない。
例えば、サービス提供eNB1aの利用可能なリソースは、リソースブロック10番から25番、およびリソースブロック50番から64番であり、eNB1bの利用可能なリソースは、リソースブロック15番から45番であり、eNB1cの利用可能なリソースは、リソースブロック40番から60番である。したがって、リソースブロック15番から25番は、サービス提供eNB1aとeNB1bとの間の共通の利用可能なリソースであり、リソースブロック50番から60番は、サービス提供eNB1aとeNB1cとの間の共通の利用可能なリソースであり、これらの2つの共通の利用可能なリソースは、互いと交差しない。この時、サービス提供eNB1aは、これらの2つの候補eNBの信号品質に従って、協調eNBとして、より良好な信号品質を有するeNBをさらに選択する。例えば、eNB1bとMS2aとの間の信号強度は92dBmであり、eNBlcとMS2aとの間の信号強度は85dBmである。eNB1bとMS2aとの間の信号強度はeNB1cとMS2aとの間の信号強度よりも高いため、サービス提供eNB1aは、協調eNBとしてeNB1bを選択する。
次いで、サービス提供eNB1aは、MS2aによって要求されたサービスのQoS(サービス品質)に従って、対応するMCS(変調および符号方式)を決定して、協調MIMOを実行するために、そのMCS、リソース割当ての粒度、単一の割当てまたは一対の割当てに従って、サービス提供eNB1aと決定された協調eNBとに共通の利用可能なリソースの一部またはすべてを割り当てる。例えば、シナリオi)を例にとると、サービス提供eNB1aは、リソースブロック17番から25番のリソースブロック18番から21番をサービス提供eNB1a、eNB1b、およびeNB1cに割り当て、その結果、サービス提供eNB1a、eNB1b、およびeNB1cは、同じリソースブロック18番から21番の上で協調MIMOを実行して、サービス提供eNB1aによってeNB1bおよびeNB1cに割り当てられた、協調MIMOのためのリソースブロックのシーケンス番号18〜21を含む協調MIMO要求をeNB1bとeNB1cとに送信する。
異なる実施形態では、ステップS11に先立って、この方法は、サービス提供eNB1aが測定報告を要求するための測定制御メッセージをMS2aに送信するステップであって、その測定制御メッセージが、所望されるMS測定のタイプと、報告された測定値のしきい値とを含む、送信するステップをさらに備える。次いで、ステップS12において、MS2aは、サービス提供eNB1aから受信された測定制御メッセージに従って測定および報告する。
前述の実施形態では、ステップS11において、サービス提供eNB1aは、MS2aによって報告された測定報告を取得し、この測定報告は、MS2aとサービス提供eNB1aとの間の信号品質だけでなく、MS2aと他のeNBとの間の信号品質も含む。異なる実施形態では、例えば、TDDシステムの場合、サービス提供eNB1aは、アップリンク・サウンディング信号(uplink sounding signal)を経由して測定し、TDDシステムの相反性に従って、アップリンク信号品質から対応するダウンリンク信号品質を取得することが可能であり、したがって、サービス提供eNB1aは、MS2aとの信号品質を独力で測定して、MS2aによって報告された、このMSと他のeNBとの間の信号品質関連情報を受信することが可能である。すなわち、MS2aは、MS2aとサービス提供eNB1aとの間の信号品質関連情報をそのサービス提供eNB1aに報告する必要がない。
前述の実施形態では、それぞれのMSとサービス提供eNBとの間の既存の測定制御および測定報告を再使用することが可能である。異なる実施形態では、MSがより知的な傾向に向けて展開することを考慮して、そのコンピューティング速度および処理能力はますます高まっている。したがって、ある種の新しいシグナリングを定義することが可能であるか、または測定タイプ内にある種の新しい測定タイプが定義され、したがって、ステップS12はMSによって終了可能であり、すなわち、MS2aは、独自に測定された、サービス提供eNB1aおよび隣り合うeNB(例えば、eNB1b、eNB1c)との測定結果に従って、候補eNBとしてどの隣り合うセルeNBが選択されるかを判定して、対応する候補eNB表示情報を生成して、その候補eNB表示情報をサービス提供eNBに送信する。詳細な判定プロセスは、前述のステップS12において詳細に説明され、再度繰り返す必要はない。次いで、ステップS13において、サービス提供eNB1aは、MS2aからの候補eNB表示情報に従って、リソース関連情報要求メッセージを対応する候補eNBに送信する。
前述の実施形態のステップS13において、サービス提供eNB1aがリソース関連情報要求メッセージをeNB1bとeNB1cとに送信することは、eNBとeNBとの間のシグナリング・オーバヘッドを削減するためである。シグナリング・オーバヘッドを考慮しない場合、ステップS13は省略可能であり、例えば、隣り合うeNBは、そのリソース関連情報をサービス提供eNB1aに周期的に報告することが可能であり、隣り合うeNBは、サービス提供eNB1aからの要求メッセージの受信時にこの報告をトリガする必要はない。
前述の実施形態において、説明のために、MS2aがMS2aと2つの隣り合うセルeNBのそれぞれとの間の信号強度をサービス提供eNB1aに報告するシナリオを例にとる。異なる実施形態では、MS2bを例にとり、例えば、MS2bは、MS2aと、eNB1d、eNB1e、およびeNB1bを含む複数の隣り合うセルeNBのそれぞれとの間の信号強度をサービス提供eNB1aに報告する。図4は、詳細な実施形態としてMS2bを利用して、サービス提供eNB1aによって実行されるステップS12からステップS15の方法の流れ図を示す。以下、図4と組み合わせて、この流れ図は以下のように説明される。
ステップS120において、まず、サービス提供eNB1aは、3つの隣り合うセルeNBのそれぞれとMS2bとの間の信号強度が第1の所定のしきい値よりも高いかどうかを判定する。
サービス提供eNB1aの判定結果が、3つの隣り合うセルeNBのそれぞれとMS2bとの間の信号強度が第1の所定のしきい値よりも高いというものである場合、この方法は、ステップS122’に進み、サービス提供eNB1aは、3つの隣り合うeNB1b、1d、および1eのすべてを協調MIMOのための候補eNBと見なす。
サービス提供eNB1aの判定結果が、3つの隣り合うセルeNBからの信号強度のすべてが第1の所定のしきい値より高いというわけではないというものである場合、例えば、eNB1bからの信号強度は第1の所定のしきい値未満であるが、eNB1dおよびeNB1eからの信号強度は第1の所定のしきい値よりも高い場合、この方法はステップS121に進み、サービス提供eNB1aは、第1の所定のしきい値未満であるeNBの信号強度と、第1の所定のしきい値よりも高い、これらの信号強度内の最低の信号強度との間の差分値が第2の所定のしきい値よりも高いかどうかを判定する。例えば、第1の所定のしきい値は90dBmであり、第2の所定のしきい値は10dBmである。eNB1dおよびeNB1eからの信号強度はそれぞれ100dBmおよび92dBmであり、eNB1bからの信号強度は88dBmである。サービス提供eNB1aは、まず、eNB1dおよびeNB1eからの信号強度は第1の所定のしきい値よりも高いが、eNB1bからの信号強度は第1の所定のしきい値未満であることを判定し、これにより、サービス提供eNB1aは、まず、eNB1dおよび1eを候補eNBと見なし、次いで、この方法はステップS121に進み、サービス提供eNB1aは、eNB1bからの信号品質とeNB1eからの信号品質との間の差分値をさらに比較し、サービス提供eNBは、eNB1eからの信号品質92dBmからeNB1bからの信号品質88dBmを差し引いた差分値が第2の所定のしきい値未満であることを見出し、これにより、サービス提供eNB1aは、eNB1bも候補eNBと見なす。
第1の所定のしきい値が90dBmであり、第2の所定のしきい値が10dBmであり、eNB1dおよびeNB1eからの信号強度が、それぞれ、100dBmおよび95dBmであり、eNB1bからの信号強度が80dBmである場合、ステップS121において、サービス提供eNB1aの判定結果は、eNB1bとMSとの間の信号強度と、eNB1eとMSとの間の信号強度との間の差分値は第2の所定のしきい値より高いというものであり、これにより、ステップS122において、サービス提供eNB1aは、2つの隣り合うセルeNB1dおよび1eだけを協調MIMOのための候補eNBと見なす。
さらに、1つのeNBだけの信号品質が第1の所定のしきい値よりも高い場合、例えば、eNB1dの信号品質だけが第1の所定のしきい値より高く、eNB1bとeNB1dとの間の信号品質の差分値、およびeNB1eとeNB1dとの間の信号品質の差分値が両方とも第2の所定のしきい値よりも高い場合、サービス提供eNB1aの判定結果は、eNB1dだけを協調MIMOのための候補eNBと見なすというものである。
次いで、ステップS13において、サービス提供eNB1aは、リソース関連情報要求メッセージを選択された候補eNBに送信し、次いで、ステップS14において、サービス提供eNBは、それぞれの候補eNBからリソース関連情報を取得する。
次いで、ステップS150において、サービス提供eNB1aは、それぞれの候補eNBから利用可能なリソースがサービス提供eNB1aの利用可能なリソースと重複するかどうかを判定する。
2つの候補eNBを用いたシナリオは以上で議論されたため、再度繰り返す必要はない。以下、3つの候補eNB、例えば、eNB1b、1d、および1eを用いたシナリオが議論され、3つの候補eNBのそれぞれの利用可能なリソースは、サービス提供eNB1aの利用可能なリソースと共通の部分を有してもよく、または有さなくてもよい。
3つの候補eNBのそれぞれの利用可能なリソースが、サービス提供eNB1aの利用可能なリソースと同じでない場合、すなわち、3つの候補eNBのそれぞれの利用可能なリソースがサービス提供eNB1aの利用可能なリソースと重複しない場合、この方法は、ステップS153’’に進み、サービス提供eNB1aは、3つの候補eNBのすべてが、CO−MIMOを実行するためにサービス提供eNBと協働可能であるというわけではないことを判定する。
3つの候補eNBのそれぞれの利用可能なリソースがサービス提供eNB1aの利用可能なリソースと共通の部分を有する場合、ステップS151において、サービス提供eNB1aは、適切な共通の利用可能なリソースが存在するかどうかを引き続き判定し、例えば、複数の候補eNBおよびサービス提供eNB1aの共通の利用可能なリソースが部分的に同じであるか、または同一であるかを判定する。候補eNBおよびサービス提供eNBの共通の利用可能なリソースが図5Aに示すとおりである場合、同じ共通の利用可能なリソースは、斜線を用いた影によって示され、この場合、サービス提供eNB1aは、ステップS153に進むことを判定し、3つの候補eNBのすべてが同じ共通の利用可能なリソース上で協調MIMOのためにサービス提供eNB1aと協働することが可能であり、サービス提供eNB1aは、それに応じて、斜線を用いた影に対応するリソースの一部またはすべてをサービス提供eNB1a、ならびに他のeNB1b、1d、および1eに割り当て、例えば、2つの候補eNBとサービス提供eNBとの間の共通の利用可能なリソースは重複部分を有するが、もう1つの候補eNBとサービス提供eNBとの間に共通の利用可能なリソースが存在しない場合、同様に、2つの候補eNBとサービス提供eNBとの間の重複する共通の利用可能なリソースの一部またはすべてがCO−MIMOのためのリソースと見なされる。
複数の候補eNBのそれぞれとサービス提供eNB1aとの間にそれぞれ共通の利用可能なリソースが存在し、複数の候補eNBのいずれの2つの間にも共通の利用可能なリソースが存在しない場合、それぞれの候補eNBの信号品質に従って、MSにサービス提供するためにサービス提供eNBと協働するための協調eNBとして、MSとのその信号品質が複数の候補eNBの中で最善である候補eNBが選択される。図5Bを例にとると、候補eNB1eおよび1bのそれぞれは、サービス提供eNB1aと共通の利用可能なリソースを有するが、2つの共通の利用可能なリソースの間に同じ部分は存在せず、この場合、ステップS153’において、サービス提供eNB1aは、サービス提供eNB1aと協働するための協調eNBとして、MS2bとのその信号品質が候補eNBの中で最善である候補eNBを選択する。例えば、eNB1eとMS2bとの間の信号強度は95dBmであり、eNB1bとMS2bとの間の信号強度は88dBmであり、この場合、サービス提供eNB1aは、協調eNBとしてeNB1eを選択し、CO−MIMOを実行するために、サービス提供eNB1aおよび協調eNB1eに関して、図5Bにおいて横線を用いた影によって示される、共通の利用可能なリソースの一部またはすべてを選択する。
例えば、図5Cに示すように、候補eNB1b、1d、および1eのすべてとサービス提供eNB1aとの間に共通の利用可能なリソースが存在するというわけではない場合、候補eNB1dおよび1bは、斜線を用いた影によって示される、サービス提供eNB1aと共通の利用可能なリソースを有し、候補eNB1eは、横線を用いた影によって示される、サービス提供eNB1aと共通の利用可能なリソースを有し、これらの2つの共通の利用可能なリソースは互いと交差せず、この場合、ステップS153’において、サービス提供eNB1aは、最大数の候補eNBとサービス提供eNBとに割り当てるために利用可能な共通の利用可能なリソースに対応するそれぞれの候補eNBを、MS2bにサービス提供するためにサービス提供eNB1aと協働するための協調eNBと見なし、すなわち、図5Cに示すように、サービス提供eNB1aは、eNB1dおよび1bを協調eNBと見なして、斜線を用いた影によって示される、対応する共通の利用可能なリソースに従って、CO−MIMOのためのリソースをサービス提供eNB1a、ならびに協調eNB1bおよび協調eNB1dに割り当てる。
第1の所定のしきい値、第2の所定のしきい値、および第3の所定のしきい値の前述の値は単なる例示であり、当業者は、異なるネットワーク構成など、実際の工学的要件に従って、適切なしきい値を選択することが可能である点を理解されよう。さらに、それぞれの実施形態における信号の値も単なる例示である。
以上、本発明の実施形態が方法の態様から詳細に説明され、以下、本発明の実施形態は、デバイスの態様から詳細に説明される。図6は、本発明の詳細な実施形態のデバイスのブロック図を示す。
サービス提供eNBと、移動局サービスを協調的に処理する1つまたは複数の協調eNBとに通信リソースを割り当てるための、サービス提供eNB1aの第1の協調デバイス1は、候補eNBを決定するための手段10と、要求するための手段11と、リソース情報を取得するための手段12と、処理するための手段13とを備える。候補eNBを決定するための手段10は、信号品質を取得するための手段100をさらに備え、処理するための手段13は、リソース判定のための手段130と、リソース割当てのための手段131とをさらに備える。
サービス提供eNBがそのサービス提供eNBと移動局サービスを協調的に処理する1つまたは複数の協調eNBとに通信リソースを割り当てる際に支援するための、MS2aの支援デバイス2は、測定のための手段20、送信するための手段21を備える。
サービス提供eNBがそのサービス提供eNBと移動局サービスを協調的に処理する1つまたは複数の協調eNBとに通信リソースを割り当てる際に支援するための、候補eNB1b、1cの第2の協調デバイス3は、要求を受信するための手段30と、リソース情報を送信するための手段31と、表示を取得するための手段32と、通信のための手段33とを備える。
MS2aの支援デバイス2の測定のための手段20は、MS2aとサービス提供eNB1aとの間、およびMS2aと他のeNBのそれぞれとの間の信号品質関連情報をそれぞれ測定する。この実施形態では、信号強度を用いた信号品質関連情報が例示される。この場合、これは単なる例示であり、信号品質関連情報は前述の内容に限定されず、RSSI(受信信号強度表示)、RSRP(参照信号の受信電力)、CQI(チャネル品質表示)、またはCSI(チャネル状態表示)であってもよい点を理解されよう。
MS2aはセルエッジ領域に配置され、測定のための手段20は、例えば、それぞれ、110dBm、92dBm、85dBm、および50dBmである、サービス提供eNB1aとの信号強度と、隣り合うセルeNB1b、1c、および1dのそれぞれとの信号強度とを検出することが可能である。
次いで、送信するための手段21は、サービス提供eNB1aおよび複数の他のeNBのそれぞれとの信号品質関連情報をeNB1aの信号品質を取得するための手段100に報告する。この信号品質関連情報は、この実施形態ではRSSIである、報告された測定値のタイプを含み、測定された値をさらに含む。
詳細には、MS2aが報告するときは、以下の2つの様式に分割可能である。
事象トリガ
ネットワーク・エントリの段階で、MS2aは、複数のeNB間で協調MIMOを実行するために、その信号強度が第3の所定のしきい値を超える他のeNBと、これらのeNBに対応する信号強度とをサービス提供eNB1aの信号品質を取得するための手段100に報告する必要があることを知る。例えば、MS2a内に事前に格納された、報告されたしきい値は80dBmであり、すなわち、測定のための手段20が、eNBに対応する信号強度が80dBmを超えることを検出するとき、測定のための手段20は、このeNBと、このeNBに対応する信号強度とをサービス提供eNB1aに報告することになる。例えば、測定のための手段20が、隣り合うセルeNB1b、1c、および1dとの信号強度がそれぞれ92dBm、85dBm、および50dBmであることを検出するとき、アップリンク・シグナリング・オーバヘッドを削減させて、協調MIMOの信頼性を増大させるために、送信するための手段21は、良好な信号品質を有する隣り合うセルeNB、すなわち、eNB1bとeNB1cとを含めて、その信号強度が第3の所定のしきい値を超えるeNBと、MS2aとeNB1bとの間の信号強度、MS2aとeNB1cとの間の信号強度だけをサービス提供eNB1aに報告する。したがって、送信するための手段21は、MS2aとのその信号強度が、それぞれ、110dBm、92dBm、および85dBmである、サービス提供eNB1aと、他のeNB1bおよび1cとをサービス提供eNB1aに報告する。
または、異なる実施形態では、MS2aがその測定された信号強度が最強である2つの隣り合うセルeNBの信号強度だけを報告することを指定することが可能である。やはり前述のパラメータを例にとり、この場合、送信するための手段21は、それぞれ、110dBm、92dBm、および85dBmである、サービス提供eNB1aと、その信号強度が最強である2つの隣り合うセルeNBとの信号強度をサービス提供eNB1aに報告する。
さらに、別法として、システムのアップリンク・シグナリング・オーバヘッドが考慮されない場合、MS2aが隣り合うセルeNBからの信号を検出すると、MS2aは、この隣り合うセルeNBと、この隣り合うセルeNBに対応する信号強度とをサービス提供eNB1aに報告することが可能であり、すなわち、MS2aは、検出された信号強度のすべてと、これらの検出された信号強度に対応するeNBとをサービス提供eNB1aに報告する。例えば、MS2aは、それぞれ、110dBm、92dBm、85dBm、および50dBmである、サービス提供eNB1a、ならびにeNB1b、1c、および1dとの信号強度を報告する。
周期的なトリガ
MS2aは、測定報告を送信するためのタイマを備え、そのタイマが所定の時間に達したとき、それは、MS2aが、複数の他のeNBの検出された信号品質関連情報をサービス提供eNB1aの信号品質を取得するための手段100に報告する必要があることを意味する。例えば、そのタイマが切れた場合、送信するための手段21は、それぞれ、110dBm、92dBm、および85dBmである、サービス提供eNB1a、他のeNB1bおよび1cのそれぞれとMS2aとの間の信号強度をサービス提供eNB1aの信号品質を取得するための手段100に報告するか、または送信するための手段21は、それぞれ、110dBm、92dBm、85dBm、および50dBmである、サービス提供eNB1a、eNB1b、1cおよび1dのそれぞれとの信号強度を報告する。
サービス提供eNB1aの第1の協調デバイスの候補eNBを決定するための手段10は、MS2aによって報告された信号品質関連情報に従って、eNB1bおよび1cを候補eNBとして決定する。
詳細には、第1の所定のしきい値は、候補eNBを決定するための手段10内に事前に格納され、この第1の所定のしきい値は、物理的な信号強度に従って、このサービス提供eNB1aと共にMS2aのサービスを協調的に処理するために、このサービス提供eNB1aによって所望される候補eNBを選択するために使用される。候補eNBを決定するための手段10が候補eNBを選択するとき、少なくともRSSI値の大きさが考慮され、さらに、候補eNBを決定するための手段10は、eNB1bとeNB1cとの間の信号強度の差分値を考慮する必要がある場合もある。
例えば、候補eNBを決定するための手段10内に事前に格納された第1の所定のしきい値は90dBmであり、第2の所定のしきい値は10dBmである。第2の所定のしきい値は、複数の他のeNB間の信号強度の差分レベルを判定するために使用される。
やはり前述のパラメータを例にとる。候補eNBを決定するための手段10は、まず、他のeNBからの信号強度が第1の所定のしきい値90dBmよりも高いかどうかを判定する。
両方の隣り合うセルeNBの信号強度が第1の所定のしきい値よりも高い場合、これらの2つの隣り合うセルeNBは両方とも候補eNBと見なされる。例えば、図1に示すようなMS2bの場合、MS2bは、サービス提供eNB1a、他のeNB1dおよび1eのそれぞれとの信号強度をサービス提供eNB1aに報告する。信号品質を取得するための手段100によって、かつMS2bの報告から取得された、MS2bと隣り合うセルeNB1dおよび1eのそれぞれとの間の信号強度が、それぞれ、両方とも90dBmよりも高い、95dBmおよび105dBmである場合、候補eNBを決定するための手段10は、eNB1dおよび1eを両方とも候補eNBと見なす。
2つの隣り合うセルeNBの1つのeNBだけの信号強度値が第1の所定のしきい値よりも高く、これらの2つの隣り合うセルeNBの信号強度間の差分値が第2の所定のしきい値よりも高い場合、候補eNBを決定するための手段10は、その信号強度が第1の所定のしきい値よりも高いeNBだけを候補eNBと見なす。例えば、図1に示すようなMS2cの場合、MS2cは、サービス提供eNB1a、他のeNB1bおよび1gのそれぞれとの信号強度をサービス提供eNB1aに報告する。信号品質を取得するための手段100によって、かつMS2cの報告から取得された、MS2cと隣り合うセルeNB1bおよび1gのそれぞれのとの間の信号強度が、それぞれ、100dBmおよび80dBmであり、100dBmだけが90dBmより高く、これらの2つの信号強度の差分値が、第2の所定のしきい値10dBmよりも高い20dBmである場合、候補eNBを決定するための手段10は、他のeNB1bだけを候補eNBと見なす。
2つの隣り合うセルeNBの1つのeNBだけの信号強度が第1の所定のしきい値よりも高く、これらの2つの隣り合うセルeNBの信号強度間の差分値が第2の所定のしきい値未満である場合、候補eNBを決定するための手段10は、2つの隣り合うセルeNBを両方とも候補eNBと見なす。例えば、MS2aの場合、MS2aは、サービス提供eNB1a、他のeNB1bおよび1cのそれぞれとの信号強度をサービス提供eNB1aに報告する。信号品質を取得するための手段100によって、かつMS2aの報告から取得された、MS2aと隣り合うセルeNB1bおよび1cのそれぞれとの間の信号強度が、それぞれ、92dBmおよび85dBmであり、92dBmだけが90dBmよりも高く、これらの2つの信号強度の差分値が第2の所定のしきい値10dBm未満の7dBmである場合、候補eNBを決定するための手段10は、他のeNB1bおよび1cを両方とも候補eNBと見なす。この実施は隣り合うセルeNBの信号強度に対する制限を広げる。というのも、2つの隣り合うセルeNBのそれぞれの信号強度の異なる値は第2の所定のしきい値未満であり、信号強度は互いに対して相対的に近く、その結果、1つの信号は強すぎ、もう1つは弱すぎるという理由で、より弱い信号を覆い隠さないことになるためである。
次いで、要求するための手段11は、リソース関連情報要求メッセージをeNB1bとeNB1cとに送信する。
サービス提供eNB1aと他のeNBとの間の冗長な情報の相互作用を削減するために、要求するための手段11は、リソース関連情報要求メッセージを要求するための手段11によって選択された候補eNBだけに送信する。例えば、要求するための手段11は、リソース関連情報要求メッセージを選択された候補eNB1bおよび1cに送信する。このリソース関連情報要求メッセージは、リソース関連情報をサービス提供eNB1aに送信することを候補eNB1bおよび1cに要求するために使用される。要求するための手段11は、X2インターフェースを経由して、他のeNBと相互作用する。
候補eNB1b、1cの第2の協調デバイス3の要求を受信するための手段30が、サービス提供eNB1aからリソース関連情報要求メッセージを受信した後で、そのリソース情報を送信するための手段31はそれぞれ、それぞれのリソース関連情報をサービス提供eNB1aに送信する。サービス提供eNB1aのリソース情報を取得するための手段12は、そのリソース関連情報からeNB1および1cの利用可能なリソースに関する情報を抽出することが可能である。
当然、少なくとも2種類の形のリソース関連情報が存在する。すなわち、占有されたリソースの表示情報および利用可能なリソースの表示情報である。
リソース関連情報を説明するためにビットマップを例にとる。例えば、多重化係数が1であり、すなわち、それぞれのeNBが同じ周波数リソースを利用することが可能であると仮定すると、それぞれのeNBに関して利用可能な帯域幅は5Mである。それぞれのeNBに関して、例えば、帯域幅5Mの割当て粒度はRB(リソースブロック)である。ビットマップにおいて、0は、リソースブロックが利用可能であること、すなわちアイドルであることを示し、1は、リソースブロックが利用可能でないこと、すなわち、リソースブロックがすでに割り当てられていることを示し、逆も同様である。ビットマップは、リソース関連情報のパターンを形成するために索引付けされる。
例えば、eNB1bおよび1cがそれぞれサービス提供eNB1aに送信する、それぞれのリソース関連情報において、eNB1bのリソース関連情報のパターンは、eNB1bのリソースブロック5番から33番は割り当てられておらず、依然として利用可能であることを表示し、eNB1cのリソース関連情報のパターンは、eNB1cのリソースブロック17番から40番は利用可能であることを表示する。
第1の協調デバイス1の処理するための手段13は、eNB1bおよび1cのリソース関連情報に従って、eNB1bおよび1cの間の協調eNBを決定して、対応する通信リソースを割り当てる。
以下のシナリオでは、サービス提供eNB1a、ならびにeNB1bおよび1cのそれぞれの間に共通の利用可能なリソースが存在する、リソース判定のための手段130によって判定されるいくつかの判定シナリオがそれぞれ議論される。
i)サービス提供eNB1aとeNB1bとの間、またはサービス提供eNB1aとeNB1cとの間共通の利用可能なリソースが存在しない。
例えば、サービス提供eNB1aの利用可能なリソースは、リソースブロック45番から60番であり、やはり前述のパラメータを例にとり、すなわち、eNB1bの利用可能なリソースは、リソースブロック5番から33番であり、eNB1cの利用可能なリソースは、リソースブロック17番から40番である。サービス提供eNB1aの利用可能なリソースは、eNB1bの利用可能なリソースと交差せず、eNB1cの利用可能なリソースとも交差しない。したがって、サービス提供eNB1aは、隣り合うセルeNBと協調MIMOを実行することはできない。
ii)サービス提供eNB1a、eNB1bおよびeNB1cの間に同じ共通の利用可能なリソースが存在する。
例えば、サービス提供eNB1aの利用可能なリソースは、リソースブロック10番から25番であり、やはり前述のパラメータを例にとり、すなわち、eNB1bの利用可能なリソースは、リソースブロック5番から33番であり、eNB1cの利用可能なリソースは、リソースブロック17番から40番である。リソースブロック17番から25番は、サービス提供eNB1a、ならびにeNB1bおよびeNB1cの間の同じ共通の利用可能なリソースである。したがって、処理するための手段13は、eNB1bとeNB1cとを両方とも協調MIMOのための協調eNBと見なして、処理するための手段13のリソース割当てのための手段131は、リソースブロック17番から25番の中のリソースをeNB1bおよびeNB1cに割り当てる。
iii)サービス提供eNB1aとeNB1bとの間、およびサービス提供eNB1aとeNB1cとの間にそれぞれ共通の利用可能なリソースが存在するが、サービス提供eNB1aとeNB1bとの間の共通の利用可能なリソースは、サービス提供eNB1aとeNB1cとの間の共通の利用可能なリソースと交差しない。
例えば、サービス提供eNB1aの利用可能なリソースは、リソースブロック10番から25番、およびリソースブロック50番から64番であり、eNB1bの利用可能なリソースは、リソースブロック15番から45番であり、eNB1cの利用可能なリソースは、リソースブロック40番から60番である。したがって、リソースブロック15番から25番は、サービス提供eNB1aとeNB1bとの間の共通の利用可能なリソースであり、リソースブロック50番から60番は、サービス提供eNB1aとeNB1cとの間の共通の利用可能なリソースであり、これらの2つの共通の利用可能なリソースは、互いと交差しない。この時、サービス提供eNB1aは、これらの2つの候補eNBの信号品質に従って、協調eNBとして、より良好な信号品質を有するeNBをさらに選択する。例えば、eNB1bとMS2aとの間の信号強度は92dBmであり、eNBlcとMS2aとの間の信号強度は85dBmである。eNB1bとMS2aとの間の信号強度はeNB1cとMS2aとの間の信号強度よりも高いため、処理のための手段13は、協調eNBとしてeNB1bを選択する。
次いで、サービス提供eNB1aは、MS2aによって要求されたサービスのQoS(サービス品質)に従って、対応するMCS(変調および符号方式)を決定して、協調MIMOを実行するために、そのMCS、リソース割当ての粒度、単一の割当てまたは一対の割当てに従って、サービス提供eNB1aと決定された協調eNBとに共通の利用可能なリソースの一部またはすべてを割り当てる。例えば、シナリオi)を例にとると、リソース割当てのための手段131は、リソースブロック17番から25番のリソースブロック18番から21番をサービス提供eNB1a、eNB1b、およびeNB1cに割り当て、その結果、サービス提供eNB1a、eNB1b、およびeNB1cは、同じリソースブロック18番から21番の上で協調MIMOを実行して、サービス提供eNB1aによってeNB1bおよびeNB1cに割り当てられた、協調MIMOのためのリソースブロックのシーケンス番号18〜21を含む協調MIMO要求をeNB1bとeNB1cとに送信する。
次いで、第2の協調デバイス3の表示を取得するための手段32は、第1の協調デバイスからリソース割当て表示メッセージを取得し、このリソース割当て表示メッセージは、協調eNBとしてこの候補eNBを表示して、その協調eNBに割り当てられた、対応する通信リソースを表示するために使用され、通信のための手段33は、表示を取得するための手段32によって取得されたリソース割当て表示メッセージに従って、この候補eNBを、MS2aにサービス提供するためにサービス提供eNBと協働するための協調eNBとして決定し、その対応する通信リソースを用いて、MSにサービス提供するためにサービス提供eNBと協働する。
異なる実施形態では、第1の協調デバイス1は、測定報告を要求するための測定制御メッセージをMS2aに送信し、この測定制御メッセージは、所望されるMS測定のタイプと、報告された測定値のしきい値とを含む。次いで、MS2aの測定のための手段20は、サービス提供eNB1aから受信された測定制御メッセージに従って測定および報告する。
前述の実施形態では、サービス提供eNB1aの候補eNBを決定するための手段10は、MS2aによって報告された測定報告を取得し、この測定報告は、MS2aとサービス提供eNB1aとの間の信号品質だけでなく、MS2aと他のeNBとの間の信号品質も含む。異なる実施形態では、例えば、TDDシステムの場合、サービス提供eNB1aは、アップリンク・サウンディング信号を経由して測定し、TDDシステムの相反性に従って、アップリンク信号品質から対応するダウンリンク信号品質を取得することが可能であり、したがって、サービス提供eNB1aは、MS2aとの信号品質を独力で測定して、MS2aによって報告された、このMSと他のeNBとの間の信号品質関連情報を受信することが可能である。すなわち、MS2aは、MS2aとサービス提供eNB1aとの間の信号品質関連情報をそのサービス提供eNB1aに報告する必要がない。
前述の実施形態では、それぞれのMSとサービス提供eNBとの間の既存の測定制御および測定報告を再使用することが可能である。異なる実施形態では、MSがより知的な傾向に向けて展開することを考慮して、そのコンピューティング速度および処理能力はますます高まっている。したがって、ある種の新しいシグナリングを定義することが可能であるか、または測定タイプ内にある種の新しい測定タイプが定義され、したがって、MSは、独自に測定された、サービス提供eNB1aおよび隣り合うeNB(例えば、eNB1b、eNB1c)との測定結果に従って、候補eNBとしてどの隣り合うセルeNBが選択されるかを判定して、対応する候補eNB表示情報を生成するための、推奨するための手段(図示せず)を備え、その候補eNB表示情報を第1の協調デバイス1の候補eNBを決定するための手段10に送信する。詳細な判定プロセスは、以上で詳細に説明され、再度繰り返す必要はない。次いで、eNBのリソース情報を取得するための手段12は、MS2aからの候補eNB表示情報に従って、リソース関連情報要求メッセージを対応する候補eNBに送信する。
要求するための手段11がリソース関連情報要求メッセージをeNB1bとeNB1cとに送信することは、eNBとeNBとの間のシグナリング・オーバヘッドを削減するためである。シグナリング・オーバヘッドを考慮しない場合、要求するための手段11は省略可能であり、例えば、隣り合うeNBは、そのリソース関連情報をサービス提供eNB1aのリソース情報を取得するための手段12に周期的に報告することが可能であり、隣り合うeNBは、要求するための手段11からの要求メッセージの受信時にこの報告をトリガする必要はない。
前述の実施形態において、説明のために、MS2aがMS2aと2つの隣り合うセルeNBのそれぞれとの間の信号強度をサービス提供eNB1aに報告するシナリオを例にとる。異なる実施形態では、MS2bを例にとり、例えば、MS2bは、MS2aと、eNB1d、eNB1e、およびeNB1bを含む複数の隣り合うセルeNBのそれぞれとの間の信号強度をサービス提供eNB1aに報告する。以下、もう1つの実施形態に従って、第1の協調デバイス1が以下のように説明される。
まず、候補eNBを決定するための手段10は、まず、3つの隣り合うセルeNBのそれぞれとMS2bとの間の信号強度が第1の所定のしきい値よりも高いかどうかを判定する。
候補eNBを決定するための手段10の判定結果が、3つの隣り合うセルeNBのそれぞれとMS2bとの間の信号強度が第1の所定のしきい値より高いというものである場合、候補eNBを決定するための手段10は、3つの隣り合うeNB1b、1d、および1eのすべてを協調MIMOのための候補eNBと見なす。
候補eNBを決定するための手段10の判定結果が、3つの隣り合うセルeNBからの信号強度のすべてが第1の所定のしきい値より高いというわけではないというものである場合、例えば、eNB1bからの信号強度は第1の所定のしきい値未満であるが、eNB1dおよびeNB1eからの信号強度は第1の所定のしきい値よりも高い場合、候補eNBを決定するための手段10は、第1の所定のしきい値未満であるeNBの信号強度と、第1の所定のしきい値よりも高い、これらの信号強度内の最低の信号強度との間の差分値が第2の所定のしきい値よりも高いかどうかを判定する。例えば、第1の所定のしきい値は90dBmであり、第2の所定のしきい値は10dBmである。eNB1dおよびeNB1eからの信号強度はそれぞれ100dBmおよび92dBmであり、eNB1bからの信号強度は88dBmである。候補eNBを決定するための手段10は、まず、eNB1dおよびeNB1eからの信号強度は第1の所定のしきい値よりも高いが、eNB1bからの信号強度は第1の所定のしきい値未満であることを判定し、これにより、候補eNBを決定するための手段10は、まず、eNB1dおよび1eを候補eNBと見なし、次いで、サービス提供eNB1aは、eNB1bからの信号品質とeNB1eからの信号品質との間の差分値をさらに比較し、サービス提供eNBは、eNB1eからの信号品質92dBmからeNB1bからの信号品質88dBmを差し引いた差分値が第2の所定のしきい値未満であることを見出し、これにより、候補eNBを決定するための手段10は、eNB1bも候補eNBと見なす。
第1の所定のしきい値が90dBmであり、第2の所定のしきい値が10dBmであり、eNB1dおよびeNB1eからの信号強度が、それぞれ、100dBmおよび95dBmであり、eNB1bからの信号強度が80dBmである場合、候補eNBを決定するための手段10の判定結果は、eNB1bとMSとの間の信号強度と、eNB1eとMSとの間の信号強度との間の差分値は第2の所定のしきい値より高いというものであり、これにより、候補eNBを決定するための手段10は、2つの隣り合うセルeNB1dおよび1eだけを協調MIMOのための候補eNBと見なす。
さらに、1つのeNBだけの信号品質が第1の所定のしきい値よりも高い場合、例えば、eNB1dの信号品質だけが第1の所定のしきい値より高く、eNB1bとeNB1dとの間の信号品質の差分値、およびeNB1eとeNB1dとの間の信号品質の差分値が両方とも第2の所定のしきい値よりも高い場合、候補eNBを決定するための手段10の判定結果は、eNB1dだけを協調MIMOのための候補eNBと見なすというものである。
次いで、サービス提供eNB1aの要求のための手段11は、リソース関連情報要求メッセージを選択された候補eNBに送信し、次いで、リソース関連情報を取得するための手段12は、それぞれの候補eNBからリソース関連情報を取得する。
次いで、サービス提供eNB1aを処理するための手段13のリソース判定のための手段130は、それぞれの候補eNBから利用可能なリソースがサービス提供eNB1aの利用可能なリソースと重複するかどうかを判定する。
2つの候補eNBを用いたシナリオは以上で議論されたため、再度繰り返す必要はない。以下、3つの候補eNB、例えば、eNB1b、1d、および1eを用いたシナリオが議論され、3つの候補eNBのそれぞれの利用可能なリソースは、サービス提供eNB1aの利用可能なリソースと共通の部分を有してもよく、または有さなくてもよい。
3つの候補eNBのそれぞれの利用可能なリソースが、サービス提供eNB1aの利用可能なリソースと同じでない場合、すなわち、3つの候補eNBのそれぞれの利用可能なリソースがサービス提供eNB1aの利用可能なリソースと重複しない場合、リソース判定のための手段130は、3つの候補eNBのすべてが、CO−MIMOを実行するためにサービス提供eNBと協働可能であるというわけではないことを判定する。
3つの候補eNBのそれぞれの利用可能なリソースがサービス提供eNB1aの利用可能なリソースと共通の部分を有する場合、リソース判定のための手段130は、適切な共通の利用可能なリソースが存在するかどうかを引き続き判定し、例えば、複数の候補eNBおよびサービス提供eNB1aの共通の利用可能なリソースが部分的に同じであるか、または同一であるかを判定する。候補eNBおよびサービス提供eNBの共通の利用可能なリソースが図5Aに示すとおりである場合、同じ共通の利用可能なリソースは、斜線を用いた影によって示され、この場合、リソース判定のための手段130は、3つの候補eNBのすべてが同じ共通の利用可能なリソース上で協調MIMOのためにサービス提供eNB1aと協働することが可能であり、サービス提供eNB1aは、それに応じて、斜線を用いた影に対応するリソースの一部またはすべてをサービス提供eNB1a、ならびに他のeNB1b、1d、および1eに割り当て、例えば、2つの候補eNBとサービス提供eNBとの間の共通の利用可能なリソースは重複部分を有するが、もう1つの候補eNBとサービス提供eNBとの間に共通の利用可能なリソースが存在しない場合、同様に、2つの候補eNBとサービス提供eNBとの間の重複する共通の利用可能なリソースの一部またはすべてがCO−MIMOのためのリソースと見なされる。
複数の候補eNBのそれぞれとサービス提供eNB1aとの間にそれぞれ共通の利用可能なリソースが存在し、複数の候補eNBのいずれの2つの間にも共通の利用可能なリソースが存在しない場合、それぞれの候補eNBの信号品質に従って、MSにサービス提供するためにサービス提供eNBと協働するための協調eNBとして、MSとのその信号品質が複数の候補eNBの中で最善である候補eNBが選択される。図5Bを例にとると、候補eNB1eおよび1bのそれぞれは、サービス提供eNB1aと共通の利用可能なリソースを有するが、2つの共通の利用可能なリソースの間に同じ部分は存在せず、この場合、処理するための手段13は、サービス提供eNB1aと協働するための協調eNBとして、MS2bとのその信号品質が候補eNBの中で最善である候補eNBを選択する。例えば、eNB1eとMS2bとの間の信号強度は95dBmであり、eNB1bとMS2bとの間の信号強度は88dBmであり、この場合、サービス提供eNB1aは、協調eNBとしてeNB1eを選択し、CO−MIMOを実行するために、サービス提供eNB1aおよび協調eNB1eに関して、図5Bにおいて横線を用いた影によって示される、共通の利用可能なリソースの一部またはすべてを選択する。
例えば、図5Cに示すように、候補eNB1b、1d、および1eのすべてとサービス提供eNB1aとの間に共通の利用可能なリソースが存在するというわけではない場合、候補eNB1dおよび1bは、斜線を用いた影によって示される、サービス提供eNB1aと共通の利用可能なリソースを有し、候補eNB1eは、横線を用いた影によって示される、サービス提供eNB1aと共通の利用可能なリソースを有し、これらの2つの共通の利用可能なリソースは互いと交差せず、この場合、処理のための手段13は、最大数の候補eNBとサービス提供eNBとに割り当てるために利用可能な共通の利用可能なリソースに対応するそれぞれの候補eNBを、MS2bにサービス提供するためにサービス提供eNB1aと協働するための協調eNBと見なし、すなわち、図5Cに示すように、サービス提供eNB1aは、eNB1dおよび1bを協調eNBと見なして、斜線を用いた影によって示される、対応する共通の利用可能なリソースに従って、CO−MIMOのためのリソースをサービス提供eNB1a、協調eNB1bおよび協調eNB1dに割り当てる。
本発明の実施形態が上で説明されているが、本発明は特定のシステム、装置、および特定のプロトコルに限定されず、当業者は、添付の特許請求の範囲の範囲内で改変および修正を行うことが可能である。

Claims (15)

  1. 協調多入出力に基づく無線通信ネットワークのサービス提供eNB内で、前記サービス提供eNBと移動局サービスを協調的に処理する1つまたは複数の協調eNBとに通信リソースを割り当てるための方法であって、
    a.前記1つまたは複数の他のeNB内で、前記サービス提供eNBと協働するために推奨される少なくとも1つの候補eNBを決定するステップと、
    b.前記少なくとも1つの候補eNBのリソース関連情報を取得するためのステップと、
    c.前記リソース関連情報に従って、前記少なくとも1つの候補eNBから1つまたは複数の協調eNBを決定して、前記サービス提供eNBと前記1つまたは複数の協調eNBとに対応する通信リソースを割り当てるためのステップとを備える方法。
  2. 前記ステップaの後で、かつ前記ステップbに先立って、
    リソース関連情報要求メッセージを前記少なくとも1つの候補eNBに送信するステップであって、前記リソース関連情報要求メッセージが、リソース関連情報を前記サービス提供eNBに送信することを前記少なくとも1つの候補eNBに要求するために使用されている、送信するステップをさらに備え、 および/または、前記ステップcが、
    前記協調eNBのそれぞれに割り当てられた対応する通信リソースを表示するためのリソース割当て表示メッセージを前記協調eNBのそれぞれに送信するステップをさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップaが、
    前記移動局から候補eNB表示メッセージを受信するステップであって、前記候補eNB表示メッセージが、前記サービス提供eNBと協働するために、前記移動局によって推奨される少なくとも1つの候補eNBを表示するために使用される、受信するステップと、
    前記候補eNB表示メッセージに従って、前記少なくとも1つの候補eNBを決定するステップとをさらに備え、 または、前記ステップaが、
    a1.前記移動局と前記サービス提供eNBとの間、および前記移動局と1つまたは複数の他のeNBとの間の信号品質関連情報を取得するステップと、
    a2.前記信号品質関連情報に従って、前記1つまたは複数の他のeNB内で、前記サービス提供eNBと協働するために推奨される少なくとも1つの候補eNBを決定するステップとをさらに備えることを特徴とする、請求項1または2のいずれか1項に記載の方法。
  4. 前記信号品質関連情報が、前記移動局と前記1つまたは複数の他のeNBとの間の信号品質を表示するための情報を含み、前記ステップa2が、
    a21.前記信号品質関連情報が、前記移動局と、前記1つまたは複数の他のeNB内の少なくとも1つの他のeNBとの間の信号品質が第1の所定のしきい値を超えることを表示するとき、前記少なくとも1つの他のeNBを、前記サービス提供eNBと協働するために推奨される少なくとも1つの候補eNBとして決定するステップをさらに備えることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記ステップa21の後で、
    a22.1つまたは複数の他のeNBの中で、前記移動局とのその信号品質が前記第1の所定の値未満である1つまたは複数の他のeNBに対応する1つまたは複数の信号品質と、前記少なくとも1つの候補基地の中で、前記移動局とのその信号品質が最悪である候補eNBの候補信号品質との間の前記異なる値が第2の所定のしきい値未満であるかどうかを判定するステップと、
    a23.1つまたは複数の信号品質の中で、前記第1の所定の値以下である少なくとも1つの信号品質と前記候補信号品質との間の前記異なる値が前記第2の所定のしきい値未満である場合、少なくとも1つの信号品質に対応する少なくとも1つの他のeNBを、前記サービス提供eNBと協働するために推奨される前記少なくとも1つの候補eNBと見なすステップとをさらに備えることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 前記リソース関連情報が、前記少なくとも1つの候補eNBの現在のリソース占有状態を示すために使用され、前記ステップcが、
    c1.前記少なくとも1つの候補eNBの前記現在のリソース占有状態に従って、前記候補eNBと前記サービス提供eNBとの間に共通の利用可能なリソースが存在するかどうかを判定するステップと、
    c2.前記1つまたは複数の候補eNBを、前記移動局にサービス提供するために前記サービス提供eNBと協働するための協調eNBと見なし、前記少なくとも1つの候補eNBの1つまたは複数の候補eNBと前記サービス提供eNBとの間に前記同じ共通の利用可能なリソースが存在する場合、前記同じ共通の利用可能なリソースに従って、前記サービス提供eNBと前記それぞれの協調eNBとに対応する共通の通信リソースを割り当てるステップとをさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記信号品質関連情報が、前記ステップc1の後で、前記移動局と前記1つまたは複数の他のeNBとの間の信号品質を表示するための情報を含み、
    c2’.前記信号品質に従って、複数の候補eNBの中で、前記移動局とのその信号品質が最善である候補eNBを、前記移動局にサービス提供するために前記サービス提供eNBと協働するための協調eNBとして選択し、前記少なくとも1つの候補eNBの複数の候補eNBのそれぞれと前記サービス提供eNBとの間に共通の利用可能なリソースが存在し、いずれの2つの前記複数の候補eNBの間にも共通の利用可能なリソースが存在しない場合、協調eNBに対応する前記共通の利用可能なリソースに従って、前記サービス提供eNBと前記協調eNBとに対応する共通の通信リソースを割り当てるステップをさらに備えることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. 前記ステップc1の後で、
    c2’’、前記少なくとも1つの候補eNBのすべてと前記サービス提供eNBとの間に共通の利用可能なリソースが存在するというわけではない場合、最大数の候補eNBおよび前記サービス提供eNBに割り当てられた共通の利用可能なリソースに対応するそれぞれの候補eNBを、前記移動局にサービス提供するために前記サービス提供eNBと協働するための協調eNBと見なして、前記共通の利用可能なリソースに従って、前記サービス提供eNBと前記協調eNBのそれぞれとに対応する共通の通信リソースを割り当てるステップをさらに備えることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  9. 前記共通の通信リソースが、複数の時間周波数リソースブロックを含み、前記ステップc1に先立って、前記方法が、
    I.前記移動局によって要求された前記サービスのサービス関連情報の品質を取得するステップをさらに備え、
    前記サービス提供eNBと前記協調eNBのそれぞれに対応する共通の通信リソースを前記割り当てるステップが、
    前記サービス関連情報の品質に従って、前記1つまたは複数の協調eNBに対応する前記共通の利用可能なリソースの時間周波数リソースブロックの一部またはすべてを、前記サービス提供eNBおよび前記1つまたは複数の協調eNBに割り当てるステップをさらに備えることを特徴とする、請求項6乃至8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 協調多入出力に基づく無線通信ネットワークの候補eNB内で、サービス提供eNBが前記サービス提供eNBと移動局サービスを協調的に処理する1つまたは複数の協調eNBとに通信リソースを割り当てる際に支援するための方法であって、
    B.リソース関連情報を前記サービス提供eNBに送信するステップを備える方法。
  11. 前記ステップBに先立って、
    A.前記サービス提供eNBからりリソース関連情報要求メッセージを取得するステップであって、前記リソース関連情報要求メッセージが、リソース関連情報を前記サービス提供eNBに送信することを前記候補eNBに要求するために使用される、取得するステップをさらに備えることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 前記ステップBの後で、
    前記サービス提供eNBからリソース割当て表示メッセージを取得するステップであって、前記リソース割当て表示メッセージが、前記候補eNBを前記協調eNBとして表示して、前記協調eNBに割り当てられた対応する通信リソースを表示するために使用される、取得するステップと、
    前記候補eNBを前記移動局にサービス提供するために前記サービス提供eNBと協働するための協調eNBとして決定して、前記リソース割当て表示メッセージに従って、前記対応する通信リソースを用いて、前記移動局にサービス提供するために、前記サービス提供eNBと協働するステップとをさらに備えることを特徴とする、請求項10または11に記載の方法。
  13. 協調多入出力に基づく無線通信ネットワークの移動局内で、サービス提供eNBが、前記サービス提供eNBと移動局サービスを協調的に処理する1つまたは複数の協調eNBとに通信リソースを割り当てる際に支援するための方法であって、
    O.前記移動局と前記サービス提供eNBとの間、および前記移動局と1つまたは複数の他のeNBとの間の信号品質関連情報を測定するステップと、
    P.前記信号品質関連情報に従って、前記サービス提供eNBと協働するために推奨される少なくとも1つの候補eNBを決定するステップと、
    Q.前記少なくとも1つの候補eNBに従って、前記少なくとも1つの候補eNBを表示するための候補eNB表示情報を生成して、前記候補eNB表示情報を前記サービス提供基地局に送信するステップとを備える方法。
  14. 前記信号品質関連情報が、前記移動局と前記1つまたは複数の他のeNBとの間の信号品質を表示するための情報を含み、前記ステップPが、
    P1.前記信号品質関連情報が、前記移動局と前記1つまたは複数の他のeNB内の少なくとも1つの他のeNBとの間の信号品質が第1の所定のしきい値を超えることを表示するとき、前記少なくとも1つの他のeNBを、前記サービス提供eNBと協働するために推奨される少なくとも1つの候補eNBとして決定するステップを備えることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 前記ステップP1の後で、
    P2.1つまたは複数の他のeNBの中で、前記移動局とのその信号品質が第1の所定の値未満である1つまたは複数の他のeNBに対応する1つまたは複数の信号品質と、少なくとも1つの候補基地の中で、前記移動局とのその信号品質が最悪である候補eNBの候補信号品質との間の前記異なる値が前記第2の所定のしきい値未満であるかどうかを判定するステップと、
    P3.1つまたは複数の信号品質の中で、前記第1の所定の値未満である少なくとも1つの信号品質と前記候補信号品質との間の前記異なる値が第2の所定のしきい値未満である場合、前記少なくとも1つの信号品質に対応する少なくとも1つの他のeNBを、前記サービス提供eNBと協働するために推奨される前記少なくとも1つの候補eNBと見なすステップとをさらに備えることを特徴とする、請求項14に記載の方法。
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