JP5373239B2 - サンプルを安定化するためのシステム - Google Patents

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Description

(関連出願に対する相互参照)
本出願は、1999年8月2日に出願された米国仮出願第60/146,729号の利益を主張する。
(技術分野)
本出願は、患者標本、体液、治療剤、個人の手入れ製品、表面滅菌剤または生物学的試薬の安定化または保存に関する。
(発明の背景)
患者の体液または組織標本における診断的実験室試験は、疾病治療のための明瞭な情報を提供する。これらの試験は、肉眼では見えない疾病の発見、徴候および症状の発症後の早期診断、様々の可能性のある疾病の鑑別診断、疾病の段階の決定、疾病の活性の概算、疾病の再発の検出、および治療の効力の測定の助けとなる。しかし、多くの実験室試験の診断上の利益は、患者のサンプルの化学的および物理的特性が、輸送中に、すなわち、患者から得られるサンプル採取から、実験室により加工および/または試験まで経つために要する時間に、実質的に変えられないままであることを必要とする。
患者のサンプルの微生物の混入は、輸送中にそれの物理的および生化学的組成に対する明らかな変化を引起し得る。サンプルの生物負担は低く、そしてサンプルが、収集後短時間(2から4時間)内に加工される場合、微生物の存在は、通常、サンプルの化学的特性に影響を及ぼさない。しかし、サンプルが、生物の成長を維持し、そして収集と加工との間の時間が、4時間を越える場合、微生物の成長および/または代謝は、サンプルの化学的および/または物理的特性を変えうる。例えば、生物は、炭素、窒素、またはミネラルのようなサンプル中に存在する特定の成分を消費することができる可能性があり、したがって、それにより、収集の時に、サンプル中に存在する成分は除去または変化されうる。第二に、微生物成長、代謝または死滅の結果として、収集の時に存在しなかった成分が、サンプル中に放出されうる。
輸送中の微生物混入によって大いに影響を及ぼされる1つの型の患者サンプルは、尿検査のために提出される尿サンプルである。尿検査は、白血球、円柱細胞、赤血球、グルコース、ビリルビン、ケトン、比重、pH、タンパク質、ウロビリノーゲン、亜硝酸塩、および血液を含めた尿サンプルにおいて行われる一連の試験である。正常な健全な女性は、彼女らの尿中に102−103個の微生物存在を示す。微生物は、患者の医療感染を通すか、または収集過程または実験室への輸送の間の軽率な混入によるかのいずれかを通して、患者の尿サンプルに導入もされうる。尿サンプルは、一般に、尿アンプル中に一般に見られるほとんどの微生物の成長および複製を支持するために必要とされる十分な代謝産物および他の因子を含むので、4時間を越える輸送における遅延は、サンプルの化学的および物理的特性における明らかな変化を導きうる。例えば、1つの研究では、一般の尿管混入物または潜在的な尿の病原体は、室温で、8−24時間またはそれ以上長く維持された未防腐の尿の化学的/物理的特性を明らかに変える:ヘモグロビン、タンパク質、亜硝酸塩、およびエステラーゼについては偽陽性反応;亜硝酸塩、グルコース、タンパク質およびケトンについては偽陰性反応;およびpHにおける実質的変化。未防腐尿サンプルの化学的特性におけるこれらの変動の多くは、8時間以内に起った(Dorn, G. L., 未刊行)。
実験室標準では、尿サンプルが、化学的および物理的特性における変化を避けるために、患者から収集された後2時間以内に分析されることが推奨される。しかし、サンプルのバッチ過程を通していっそう費用的に有効になることに対する圧力が増加することと組合せて健康維持機構(HMO)、プレフェアード・フィジシャン・オーガニゼーション(PPO)および中央実験室試験施設の緊急性に伴い、伝統的水準に従うことが徐々に困難になった。例えば、1つの研究は、病院環境内での培養のために提出される大部分のサンプルは、処理の前の>4時間であることを示した。(Dornら、「実験室指針に対する厳守:尿標本輸送時間についての研究」、Diagnostics & Clinical Testing 27巻:28〜31頁(1989年))。別の研究は、中央の商用実験室に提出される全てのサンプルが、輸送について推奨される時限を越えることを示した。(Dorn, G. L., 「フロラスタット(FLORASTAT)尿輸送システムを使用することによって、抗生物質含有尿サンプルの微生物安定化」、J Clin Micro 29巻:2169−2174頁(1991年))。尿検査の領域で、最近の米国病理学会Q−プローブ研究は、入院患者および通院患者について、それぞれ、実験室のわずか64%および77%が、その時間の90%である2時間の輸送目標に適合しうることの証拠を供した。(Howanitzら、「尿検査の適時性:346の小規模医院の米国病理学会Q−プローブ研究」、Arch Pathol Lab Med 121巻:667−672頁(1997年))。
最近の医療行為は、しばしば、尿検査用の尿サンプルの都合のよい輸送を避けるので、そして、微生物が、尿検査のために収集された尿サンプルで頻繁に存在するので、輸送中に尿サンプルにおける微生物混入の破壊的効果を遮断する方法は、サンプルの化学的および物理的完全性を保存する上で有利である。この目的のために、尿サンプル用の種々の保存剤が、開発され、そして市販されてきた。これらの保存剤のための有効成分の中でも、ホウ酸、酸化水銀、アジ化ナトリウム、酒石酸、およびチメロサール(エチルマーキュリチオサリチル酸)である。ホウ酸は、尿検査および白血球/円柱細胞分析と組合せて使用される保存剤として適合性があることが報告された。(Porter, I. A. および Brodie, J., 「尿サンプルのホウ酸保存」、Br Med J 2巻:353〜355頁、1969年;Guenther, K. L.および Washington II, J. A., 「B−D尿培養キットの評価」、J Clin Microbiol 14巻:628〜630頁、1981年)。
尿サンプルのための保存剤の市販の利用性にもかかわらず、それに関連した有為の差異がある。例えば、市販で利用できる尿保存剤システムで使用される有効成分の多くは、健康、可燃性、および/または反応性有害物を表す。国立防火協会の化合物についての健康、可燃性および反応性有害物格付けによって、酸化水銀およびチメロサールへの短時間の露出が、死亡または主要な残留の損傷を引起し得た。酸化水銀(スタープレックス・サイエンティフィック,インク.(Starplex Scientific,Inc.)、カナダ国オンタリオ州エトビコック(Etobicoke,Ontario,Canada))およびチメロサール(シグマ・ケミカル・シーオー.(Sigma Chemical Co.)、ミズーリー州セントルイス(St. Louis, MO))のような水銀基本のシステムは、サンプルを有効に安定化するが、多量のサンプルまたは高容積の材料が、加工される予定である場合に、それらの高い国立防火協会(NFPA)健康有害物格付けは、それらを使用するのが不適切になる。アジ化ナトリウム(シグマ・ケミカル・シーオー.)も、有効な安定化材料である一方で、アジ化ナトリウムに割当てられた健康格付けは、短期露出が、重い一過性のまたは残留の健康損傷を引起し、それにより高容積のプロセシングに使用するのに不適切になる。ホウ酸(ベクトン・ディキンソン(Becton Dickinson)、ニュージャージー州フランクリン・レークス(Franklin Lakes, NJ)(セージ,インク.(Sage, Inc.)、イリノイ州クリスタル・レークス(Crystal Lakes, IL))(ビビー・スターリン,リミテッド(Bibby Sterlin, Ltd.)、ダイナラボ・コープ.(Dynalab Corp.)、ニューヨーク州ローチェスター(Rochester, NY))および酒石酸(ミッド−アメリカ・ヘルス(Mid-America Health)、ニューヨーク州ナイアガラ・ホールズ(Niagara Falls, NY))は、中程度から低いまでのNFPA有害物格付けを示す場合、それらは、滅菌性がなく、そして結果として、目的の全ての微生物の破壊的影響を有効に遮断せず、それにより、尿サンプルが、8時間を越えて、室温で保持されるときに偽陰性および偽陽性尿検査結果が潜在的に引起される。したがって、尿検査のために提出される尿サンプルの場合に示されるとおり、患者、医療専門家、および実験室全職員を、重大な健康有害物にさらすことなく、患者標本および体液の化学的および物理的特性の安定性を提供する有効な輸送システムの継続的必要性がある。
その内のいくつかは、診断試験手段でしばしば使用される生物学的試薬も、微生物混入のために、化学的および物理的変化に影響を受けやすい。これらの試薬は、それらの機能に重要であるが、微生物成長および/または代謝を支持する能力もある物質を含有する。ほとんどの生物学的試薬は、封印された容器中の滅菌条件下で製造されるが、低レベルの微生物混入は、製造中に起りうる。保存中に、混入する微生物の成長は、その試薬に化学的および物理的変化を引起しうる。さらに、多くの試薬は、使用者に時間をかけて正確な少量アリコード量を反復して抜取らさせる量で、複数入口の容器で販売される。各入り込み事象で、試薬の微生物混入の可能性が存在する。試薬のための1つの市販で利用できる保存剤は、ブロモニトロジオキサンとメチルイソチアゾロンとのエタノール性溶液である商標Micr−O−プロテクト(ロッシュ・ダイアグノスティック,ジーエムビーエイチ(Roche Diagnostics, GmbH)、ドイツ国マンハイム(Mannheim, Germany))であり、そして健康格付けは、短期間露出が、重大な一過性または残留損傷を引起しうることを示し、そして発火性格付けは、それが、ほとんどの周囲条件下で引火されうることを示す。別の保存剤は、メチルイソチアゾロンとブロモニトロジオキサンとで保存された水性タンパク質含有混合物である登録商標スタビルザイム・セレクト(StabilZyme Select(登録証票)コンジュゲート・スタビライザー(サーモディックス,インク.(SurModics, Inc.)、ミネソタ州エデン・プレーリー(Eden Prairie, MN))である。保存剤のさらに別の系列は、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンを利用するプロクリン(ProClin)(スペルコ・インク.(Supelco Inc.)、ペンシルベニア州ベレフォンテ(Bellefonte, PA))である。イソチアゾロンおよびその誘導体は、眼に腐食性があり、それにより恒久的で不可逆な損傷を強力に引起し、皮膚の火傷または痒みを引起す可能性があり、そして送水設備に入ることを許された場合に、魚および野生生物に毒性があると懸念される。ブロモニトロジオキサンは、ホルムアルデヒド放出剤であり、そしてホルムアルデヒドは、発癌性で、そして液体および気体形態で、非常に発火性があるので、ブロモニトロジオキサンは、高容積で加工されるサンプル用の保存剤として歓迎されない候補である。結果的に、それの化学的および物理的特性を維持しつつ、生物学的試薬を保存しうる環境に優しいシステムについての必要性がある。
保存剤は、貯蔵寿命を増大し、そして微生物混入の可能性を減少させるために、治療剤にしばしば添加される。生物学的試薬の場合と同様に、多くの治療剤は、時間に対して少量アリコート量の抜取りを可能にする複数入口の容器に包装される。例えば、ワクチンは、複数入口の容器で日常的に供給され、そして数十年間、水銀基本の保存剤であるチメロサールは、複数用量の容器中の混入および他の生化学的薬剤を防止するためにワクチンに使用された。食品および医薬品局(FDA)は、ワクチン中の水銀の濃度を減少し、そして水銀を含有しない代替の保存剤配合物を見出すために、チメロサールを含む水銀基本の保存剤を含有する薬剤の検討を始めた。(「保存剤としてチメロサールを含有するワクチンを使用することに関する推奨」、MMWR 48巻:996〜998頁(1999年11月5日))。したがって、水銀への露出に関連した潜在的な健康問題と同様に、微生物混入の危険を減少する治療剤用の安全で有効な保存剤を提供する必要性がある。
微生物混入は、化粧品、ハンドクレンザー、ローション、およびシャンプーのような個人的手入れ用製品の化学的および/または物理的分解をも導く可能性がある。さらに、混入した製品は、日常的に、作用が減少されることを示し、そして使用者への感染の拡大に寄与する。
病院および実験室での作業表面および装置は、微生物混入に非常に影響を受けやすい。同様に、家事の台所および浴室、レストラン、食料雑貨商、仕出店舗および同等物で見られる表面および器具は、日常的に、微生物混入にさらされている。同様にこれらの領域で微生物の生物負担を減少する能力のある環境的に安全で有効な滅菌製品の継続的な必要性がある。
(発明の概要)
1つの局面で、本発明は、そのシステムが、ビグアニドおよび少なくとも1つの他の抗微生物剤を包含する有効量の組成物を包含し、そしてその組成物が、そのサンプル中に存在する場合にその微生物に滅菌性があり、そして中程度より高い国立防火協会の健康有害物格付けを示す抗微生物の添加剤を含有しないことを特徴とする、微生物を含有しうるサンプルを保存するためのシステムである。1つの態様で、そのビグアニドが、クロロヘキシジンである。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよび、微生物の細胞膜の選択的透過性を減少する化合物を包含する少なくとも1つの他の抗微生物剤を包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよび、微生物の細胞膜の選択的透過性を減少する化合物を包含する少なくとも1つの他の抗微生物剤を包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよび芳香族アルコールを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよび芳香族アルコールを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよび2−フェニルエタノールを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよび2−フェニルエタノールを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、芳香族アルコールおよびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよび、芳香族アルコール、およびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、2−フェニルエタノール、およびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、2−フェニルエタノールおよびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、芳香族アルコール、およびイソオイゲノールを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、芳香族アルコール、およびイソオイゲノールを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、2−フェニルエタノール、およびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、2−フェニルエタノール、およびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよびプロピオネートを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよびプロピオネートを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよびプロピオン酸ナトリウムを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよびプロピオン酸ナトリウムを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオネートおよびパラヒドロキシベンゾエートを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオネートおよびパラヒドロキシベンゾエートを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオン酸ナトリウム、およびパラヒドロキシベンゾエートを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオン酸ナトリウム、およびパラヒドロキシベンゾエートを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオネート、およびパラヒドロキシ安息香酸エチルを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオネートおよびパラヒドロキシ安息香酸エチルを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオン酸ナトリウム、およびパラヒドロキシ安息香酸エチルを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオン酸ナトリウム、およびパラヒドロキシ安息香酸エチルを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオネート、およびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオネート、およびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオン酸ナトリウム、およびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオン酸ナトリウム、およびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。そのシステムは、患者標本、体液、試薬、治療剤、個人的手入れ製品および滅菌可能な表面から選択されるサンプルのために有用である。
別の態様で、本発明は、その封入が、高容量プロセシングに使用するために不適切である水銀、水銀含有化合物、ホルムアルデヒド、ホルムアルデヒド放出化合物、およびアジドを含めた毒素を含まない組成物を含有し、そしてビグアニドおよび少なくとも1つの他の抗微生物剤を包含し、その組成物が、そのサンプル中に存在する場合に該微生物に対して滅菌性である、利用しやすく、封印できる封入を包含することを特徴とする器具である。1つの態様で、システムで利用されるビグアニドは、クロロヘキシジンである。別の態様で、組成物は、ビグアニド、およびその微生物の細胞膜の選択的透過性を減少する化合物を包含する少なくとも1つの他の抗微生物剤を包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、およびその微生物の細胞膜の選択的透過性を減少する化合物を包含する少なくとも1つの他の抗微生物剤を包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよび芳香族アルコールを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、および芳香族アルコールを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよび2−フェニルエタノールを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよび2−フェニルエタノールを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、芳香族アルコールおよびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、芳香族アルコールおよびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、2−フェニルエタノール、およびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、2−フェニルエタノール、およびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、芳香族アルコール、およびイソオイゲノールを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、芳香族アルコール、およびイソオイゲノールを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、2−フェニルエタノール、およびイソオイゲノールを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、2−フェニルエタノール、およびイソオイゲノールを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよびプロピオネートを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよびプロピオネートを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよびプロピオン酸ナトリウムを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよびプロピオン酸ナトリウムを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオネート、およびパラヒドロキシベンゾエートを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオネート、およびパラヒドロキシベンゾエートを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオン酸ナトリウム、およびパラヒドロキシベンゾエートを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオン酸ナトリウム、およびパラヒドロキシベンゾエートを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオネート、およびパラヒドロキシ安息香酸エチルを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオネート、およびパラヒドロキシ安息香酸エチルを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオン酸ナトリウム、およびパラヒドロキシ安息香酸エチルを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオン酸ナトリウム、およびパラヒドロキシ安息香酸エチルを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、およびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、およびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオネート、およびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオネート、およびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオン酸ナトリウム、およびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオン酸ナトリウム、およびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。その器具は、患者標本、体液、試薬、治療剤、個人的手入れ製品および滅菌可能な表面から選択されるサンプルのために有用である。
別の局面で、本発明は、微生物を含有する可能性のあるサンプルを保存する方法で、その組成物が、そのサンプル中に存在する場合にその微生物に滅菌性があり、そのサンプルを、ビグアニドおよび少なくとも1つの他の抗微生物剤を包含する有効量の組成物と混合することによって、そのサンプルの化学的および物理的特性を保護することを特徴とする改善方法である。1つの態様で、システムに利用されるビグアニドは、クロロヘキシジンである。別の態様で、組成物は、ビグアニド、およびその微生物の細胞膜の選択的透過性を減少する化合物を包含する少なくとも1つの他の抗微生物剤を包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、およびおよびその微生物の細胞膜の選択的透過性を減少する化合物を包含する少なくとも1つの他の抗微生物剤を包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよび芳香族アルコールを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよび芳香族アルコールを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよび2−フェニルエタノールを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよび2−フェニルエタノールを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、芳香族アルコール、およびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、芳香族アルコール、およびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、2−フェニルエタノール、およびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、2−フェニルエタノール、およびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、芳香族アルコール、およびイソオイゲノールを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、芳香族アルコール、およびイソオイゲノールを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、2−フェニルエタノール、およびイソオイゲノールを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、2−フェニルエタノール、およびイソオイゲノールを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよびプロピオネートを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよびプロピオネートを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよびプロピオン酸ナトリウムを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよびプロピオン酸ナトリウムを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオネート、およびパラヒドロキシベンゾエートを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオネート、およびパラヒドロキシベンゾエートを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオン酸ナトリウム、およびパラヒドロキシベンゾエートを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオン酸ナトリウム、およびパラヒドロキシベンゾエートを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオネート、およびパラヒドロキシベンゾエートを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオネート、およびパラヒドロキシベンゾエートを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオン酸ナトリウム、およびパラヒドロキシ安息香酸エチルを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオン酸ナトリウム、およびパラヒドロキシ安息香酸エチルを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオネート、およびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオネート、およびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオン酸ナトリウム、およびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオン酸ナトリウム、およびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。その器具は、患者標本、体液、試薬、治療剤、個人的手入れ製品および滅菌可能な表面から選択されるサンプルのために有用である。
(詳細な説明)
患者標本および体液についての安全で有効な輸送を提供し、そして生物学的試薬、治療剤および個人的手入れ製品についての保存剤として機能する輸送/保存システムが見出された。輸送/保存配合物は、表面、装置および器具における安全で有効な滅菌剤としても使用されうる。
本発明の輸送/保存システムの特性を記述する上で、以下の語句が、下に示されるとおり定義される。語句「滅菌性のある」は、その有効な抗微生物強度が、24時間以内に生物計数における少なくとも2−3の対数の減少を引起すか、または微生物存在に十分な損傷を引起して、その結果それらの代謝が、それで、微生物がサンプルの化学的または物理的特性を改変できないレベルに抑えられるのに十分であることを特徴とする、グラム陽性およびグラム陰性細菌およが酵母に対する抗微生物活性を示すと定義される。特に主張されない限り、語句「サンプル」は、診断用または実験室用のサンプル、体液、生物学的試薬、個人的手入れ製品または治療剤に該当する。語句「治療剤」は、局所に、皮下に、筋肉内に、経口に、粘膜に、および爪に投与される医薬品、機能性食品、および一般市販薬製品を包含する。
本発明の輸送/保存システムは、殺微生物活性を相助作用で供する低い環境衝撃を示す抗微生物剤を活用する。本発明の輸送/保存システムは、診断用のサンプル、生物学的試薬、個人的手入れ製品、または治療剤で一般に見られる大半の微生物に対する滅菌性で、静止でない抗微生物活性を提供し、それにより、室温で、延長期間の間に、化学的または物理的分解を引起さないレベルまで微生物計数を有効に減少する。本発明の輸送/保存システムの使用は、サンプルの目的の化学的特性を変えない。例えば、患者尿サンプル中のグルコース、ケトン、タンパク質、ウロビリノーゲン、亜硝酸塩、および血液の量は、延長期間の間、維持されうる。同様に、本発明の輸送/保存システムは、サンプルの目的の物理的特性、例えば、サンプルの白血球、円柱細胞または赤血球の存在、比重、色、pH、または緩衝許容性を変えない。所望の場合、サンプル中の死滅微生物の形態学上の完全性は、72時間を越える間、保存され、したがって、意味のある顕微鏡分析を可能にしうる。その抗微生物作用を供する本発明の輸送/保存配合物の主要な成分は、貯蔵安定性であり、そして中程度から低いまでの、環境安全性を示すNFPA有害物格付けを示す。本発明の輸送/保存システムは、サンプルの化学的および物理的完全性を維持しながら、微生物に対する滅菌作用を達成させるために少なくとも2つの抗微生物の成分の組合せを活用し、したがって、1つの特定の抗微生物成分に対する目的の微生物における耐性の発生の可能性を減少させる。さらに、本発明の輸送/保存システムの抗微生物の成分が、相互作用で作用して、各成分の低い有効な濃度の使用を可能にし、それにより、患者、医療従事専門家、実験室全職員、および消費者の成分への露出を制限することと同様に、サンプルの化学的および物理的特性における個々の成分の破壊的影響を減少させる。輸送/保存配合物の抗微生物作用は、表面、容器、装置、器具および同等物を滅菌するのに十分でもある。ここに示される輸送/保存配合物の多様性としては、ガラス、プラスチック、ゴムおよび金属に適合性があり、したがって、広範な表面、容器、デバイスフォーマット、および装置を示す輸送/保存システムの使用を可能にする配合物が挙げられる。
本発明の輸送/保存システムは、少なくとも2つの抗微生物成分を包含する。1つ以上の抗微生物成分を使用することによって、本発明の輸送/保存システムは、強力に耐性のある微生物の成長および/または代謝を制御する蓋然性を増す。抗微生物の成分の有効な組合せは、滅菌性があるに違いない。顕微鏡実験を必要とする患者のサンプル、例えば尿標本について、本発明の輸送/保存システムの抗微生物成分は、総細胞の形態学を保存するために選択されうる。
本発明の抗微生物の成分は、有効な濃度で、水性溶液中で、室温で溶解性で、そして化学的に安定であるべきである。抗微生物の成分の別の特徴は、有効な濃度で、それらが、サンプルのpHを変えるために、十分な酸性、塩基性または緩衝許容性を保有できない。抗微生物の成分は、安定で、そして広範なpH領域、すなわち、約pH4から約pH8までを通して有効であるに違いない。比重が、重要なパラメーターと考えされるサンプル、例えば尿サンプルについて、水性溶液中の抗微生物の成分の比重は、サンプルの比重を変化させないため、水に十分に類似するに違いない。
抗微生物のビグアニドは、本発明で使用される1つの重要なクラスの化合物である。有用なビグアニドの中でも、クロロヘキシジンおよびその誘導体(例えば、クロロヘキシジングルコネート)、アレキシジン群、および高分子ビグアニド(例えば、ポリヘキサメチレンビグアニド)である。好ましいビグアニドは、クロロヘキシジンおよびその誘導体である。クロリドイオンの代わりに置換されるブロミドおよび/またはヨーダイドイオンを有する類似のビグアニドが、本発明に使用されうることが分かる。
微生物の細胞膜に損傷を与え、そして細胞膜の選択的透過性を順次減少または破壊する抗微生物剤は、本発明の重要な成分でもある。これらとしては、制限されないが、抗微生物の芳香族アルコール、テルペノイド、パラヒドロキシベンゾエートエステル、デオキシクロレート、タウロクロレート、および洗剤/界面活性剤が挙げられる。適切な抗微生物の芳香族アルコールとしては、制限されないが、フェニルエチルアルコール、ベンジルアルコール、およびフェノキシエチルアルコールが挙げられる。好ましいテルペノイドとしては、制限されないが、イソオイゲノール、イソヘキサノールおよびイソオクタノールが挙げられる。適切なパラヒドロキシベンゾエートエステルとしては、制限されないが、メチル−、エチル−、プロピル−、およびブチル−パラヒドロキシベンゾエートのようなアルキルエステル、並びに芳香族ベンジルパラヒドロキシベンゾエートが挙げられる。好ましい洗剤/界面活性剤は、オクトキシノール(トリトン−X)のような脂質活性である。
抗微生物の有機酸は、本発明の別の重要なクラスの抗微生物成分である。好ましい有機酸としては、制限されないが、酢酸、プロピオン酸、安息香酸、クエン酸およびソルビン酸およびそれらの一価塩が挙げられる。尿輸送で、アンモニウム塩は、日常の診断試験におけるそれらの干渉により、有用でない。最も好ましいのは、プロピオン酸ナトリウムである。
ホウ酸およびその誘導体は、本発明の他の重要な抗微生物成分である。微生物の静止状態を提供するためのホウ酸を使用する市販で入手可能な標本輸送システムと同様に、本発明の輸送/保存システムは、微生物の滅菌作用を提供するために、他の抗微生物成分と組合せて、ホウ酸を使用する。
場合によっては、本発明の輸送/保存システムは、香り成分を包含しうる。好ましくは、香り成分は、抗微生物性である。好ましい香り成分としては、制限されないが、イソオイゲノール、エチルバニリン、およびピナコールが挙げられる。
本発明の好ましい安定化輸送/保存配合物は、抗微生物の芳香族アルコール、アルキルグアイアコール、およびビグアニドを包含する。以降、「ケミスタットI」に該当されるこの配合物の1つの例は、2−フェニルエタノール、イソオイゲノールおよびクロロヘキシジンを包含する。最も好ましくは、ケミスタットI配合物は、約0μl/mlから約2.5μl/mlまでの2−フェニルエタノール、約0.2μl/mlから約1.5μl/mlまでのイソオイゲノール、および約0.01mg/mlから約0.1mg/mlまでのクロロヘキシジン、およびその任意の組合せを包含する。ここに報告される輸送/保存システムについてのこれらの濃度および連続濃度は、サンプルが、添加された後の最終濃度である。尿標本を保存するために、ケミスタットI配合物は、好ましくは、約1.8μl/mlで2−フェニルエタノール、約0.2μl/mlでイソオイゲノール、および約0.02mg/mlでクロロヘキシジンを包含する。ケミスタットI配合物は、液体形態であり、そして2−フェニルエタノール、イソオイゲノール、およびクロロヘキシジンは、全て、活性成分である。さらに、2−フェニルエタノールおよびイソオイゲノールは、それぞれ、合成のバラの芳香および香辛料の香りを供して、サンプルの臭いを覆う。
実施例1:ケミスタットI配合物の有効性
ケミスタットI配合物は、明らかな微生物混入を含む尿サンプルを保護し、そして同時に、尿サンプルの化学的および物理的特性を維持することが示された。
ケミスタットI配合物中の各活性成分についての抗微生物活性は、表1に列記された代表的生物について最初に測定された。血液寒天上の目的の各生物についての培養物を、一夜、36℃でインキュベートした。生物の約2から3個のコロニーを、血液寒天培養から、5ml ミューラー−ヒントン・ブロス培養管に、滅菌綿棒を介して移行させ、そしてそれを、その後、36℃で、約2から3時間、ローターでインキュベートした。630nmの波長に設定された分光光度計を使用して、ブロス培養の混濁度を、およそ1×108コロニー形成単位(cfu)/mlに等しい光学密度に、ミューラー−ヒントン・ブロスの添加によって調整して、接種溶液を形成した。アリコート量の接種溶液を、血液寒天に載せて、実際の対照生物数を測定した。表IIに列記される各成分について、成分を、表IIに示される濃度で濾過滅菌され貯蔵された正常な尿に添加して、試験サンプルを形成した。その後、試験サンプルに、アリコート量の接種溶液を接種し、それにより試験サンプルのおよそ1×106cfu/mlの最終生物数を供した。徹底的な混合の直後に、アリコート量の試験サンプルを、取り出し、そしてPBS中で連続希釈し、そして連続希釈物を、血液寒天に載せて、タイムゾーン生物数を測定した。接種プレートを、36℃で接種し、そして生物数を、18〜24時間後に記録した。室温で、24時間、試験サンプルをインキュベートした後、アリコート量の試験サンプルを、再度取り出し、PBSに連続希釈し、そして血液寒天に乗せた。36℃で18−24時間インキュベートした後、生物数を得た。室温で、24時間インキュベーションの後に得られた生物数を、対照生物数に分割して、表IIに記録されるとおり各生物の生存値を提供する。微生物数における変化に関して、1の生存値は、変化を示さない;0.1の生存値は、1−対数の減少を示す;10の生存値は、1−対数増加を示す;そして0.000の生存値は、3−対数より大きいか、または等しい減少を表す。比較すると、生存値が低くなればなるほど、生物成長を制御することについての成分の許容性が大きくなる。
表IIで示されるとおり、2−フェニルエタノール単独が、4μl/mlで、エッシェリキア・コリ(Escherichia coli);5μl/mlで、シュードモナス・アエルギノザ(Pseudomonas aeruginosa);10μl/mlでエンテロバクター・アエロゲネス(Enterobacter aerogenes)およびカンジダ・アルビカンス(Candida albicans)に対する滅菌活性を示した;しかし、10μl/mlまでで、エンテロコッカス・フェーカリス(Enterococcus faecalis)に対して滅菌性がなかった。さらに、2−フェニルエタノールは、4−10μl/mlの濃度で尿と合わせたときに強力な歓迎されない臭いを生じ、それにより、これらの濃度で尿保存剤として使用するのに歓迎されえなくなった。イソオイゲノールは、1.5μl/mlで、エッシェリキア・コリ;2.5μl/mlで、カンジダ・アルビカンスおよびエンテロバクター・アエロゲネスに対する滅菌活性を示した;しかし、4.6μl/mlまでで、エンテロコッカス・フェーカリスに対して滅菌性がなかった。クロロヘキシジンは、0.0075mg/mlで、エッシェリキア・コリおよびカンジダ・アルビカンス;0.01mg/mlで、エンテロバクター・アエロゲネス;0.02mg/mlで、プロテウス・ビルガリス(Proteus vulgaris)およびクレブシエラ・ニューモニアエ(Klebsiella pneumoniae)に対する滅菌活性を示した;0.05〜0.8mg/mlで、エンテロコッカス・フェーカリスに対して可変の滅菌性を示した;そして、0.05mg/mlまでで、シュードモナス・アエロギノサ(Pseudomonas aeruginosa)に対して滅菌性がなかった。要約すると、3つの活性成分は、各々、目的の微生物のいくつかであって、全てでないものに対する滅菌作用を示した。イソオイゲノールを用いた目的の多くの生物についての滅菌性抗微生物作用単独は、1.5μl/mlより大きな濃度を必要とした;2−フェニルエタノールを用いた滅菌作用単独は、2.5μl/mlより大きな濃度を必要とした;クロロヘキシジンを用いた滅菌作用は、0.01mg/mlより大きいか、または等しい濃度を必要とした。
Figure 0005373239
a アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)から得られた株。
b 患者サンプルから得られ、そして通常の臨床微生物学試験によって同定された株。
Figure 0005373239
a 数は、生存値を示す(室温での24時間インキュベーションの日に回復した生物の数は、当初の対照数によって分けられた;tntc=24時間での生物が膨大すぎて計数できない)。
b 生物の鍵:esco=エッシェリキア・コリ;psae=シュードモナス・アエロギノサ;prvu=プロテウス・ビルガリス;enfa=エンテロコッカス・フェーカリス;caal=カンジダ・アルビカンス;klpn=クレブシエラ・ニューモニアエ;enae=エンテロバクター・アエロゲネス。
c 強い不快臭
d 尿検査により偽陽性タンパク質を生じた。
表IIIで示されるとおり、本発明のケミスタットI配合物の成分は、目的の微生物に対する滅菌作用のために必要な配合物の個々の個別成分の有効な濃度が、別々に試験された各成分の有効な濃度より少なく、そしてさらに、広範な微生物が、その配合物で死滅させられるという点で、互いに相乗作用で作用する。例えば、1.5μl/mlでのイソオイゲノールや、0.005mg/mlでのクロロヘキシジンのいずれかも単独で、カンジダ・アルビカンス、シュードモナス・アエロギノサ、またはエンテロバクター・アエロゲネスに対して滅菌性であるものはないが、しかしその組合せは、カンジダ・アルビカンスおよびエンテロバクター・アエロゲネスに対して滅菌性であり、そしてシュードモナス・アエロギノサに対して阻害性がある。0.2μl/mlでのイソオイゲノールは、目的の生物のいずれに対しても滅菌性がなく、そして0.02mg/mlでのクロロヘキシジンは、シュードモナス・アエロギノサおよびエンテロコッカス・フェーカリスに対して滅菌性でない;しかし、その組合せは、表IIIに示される目的の全ての生物に対して滅菌性であった。0.2μl/mlでのイソオイゲノールまたは1.8μl/mlでの2−フェニルエタノールのいずれも、単独で使用される場合、エッシェリキア・コリに対してなんら影響を示さなかったが、しかし、一緒に使用される場合、それらは、エッシェリキア・コリを阻害した。0.02mg/mlでのクロロヘキシジンは、シュードモナス・アエロギノサおよびエンテロコッカス・フェーカリスに対して滅菌性でなく、そして1.8μl/mlでの2−フェニルエタノールは、目的の全ての生物を阻害しなかった。しかし、クロロヘキシジン(0.02mg/ml)および2−フェニルエタノール(1.8μl/ml)の組合せは、表III中の目的の全ての生物に対して滅菌性があった。表Iに列記される生物の全てを使用する集約的研究は、ケミスタットI配合物が、室温(22〜25℃)で、7日の期間、およそ1×106cfu/mlを当初に含有する尿サンプルを安定化することを示した。(データは、示されず)。エチルバニリン(2mg/ml)またはピナコール(10mg/ml)のような他の香が、ケミスタットI配合物に添加され得ること、例えば、イソオイゲノール(0.2μl/ml)とクロロヘキシジン(0.02mg/ml)の組合せで、滅菌性の輸送/保存システムを生じることが予想される。
Figure 0005373239
a 数は、生存値を示す(室温での24時間インキュベーションの日に回復した生物の数は、当初の対照数によって分けられた;tntc=24時間での生物が膨大すぎて計数できない)。
b 生物の鍵:esco=エッシェリキア・コリ;psae=シュードモナス・アエロギノサ;prvu=プロテウス・ビルガリス;enfa=エンテロコッカス・フェーカリス;caal=カンジダ・アルビカンス;klpn=クレブシエラ・ニューモニアエ;enae=エンテロバクター・アエロゲネス。
c 強い不快臭
尿検査に関して、それらの好ましい濃度でのケミスタットI配合物の成分は、正常な貯蔵尿に、1×106cfu/mlで、目的の微生物を接種した場合に、なんら尿検査パラメーターまたは微生物形態学に影響を及ぼさなかった。しかし、0.8mg/mlより多いかまたは等しい高濃度でのクロロヘキシジンは、偽陽性タンパク質読取りを引起した。
包装する上で一般に使用されるプラスチックとの、およびおそらくゴム栓および/またはシリコーンとのケミスタットI配合物の可能な破壊的相互作用のため、プラスチック、ゴムおよびシリコーンに不活性で、以降「ケミスタットII」と称される、粉末、液体または凍結乾燥形態で輸送/保存配合物を安定化する輸送および/またはプロセシング容器は、抗微生物の有機酸、目的の微生物の脂質膜を攻撃または破壊する抗微生物剤、および抗微生物ビグアニドを包含することが分かった。好ましくは、ケミスタットIIは、抗微生物プロピオネート、パラヒドロキシベンゾエート、およびビグアニドを包含する。最も好ましくは、ケミスタットIIは、プロピオン酸ナトリウム、パラヒドロキシ安息香酸エチル、およびクロロヘキシジンを包含する。好ましいケミスタットII配合物は、約1mg/mlから約10mg/mlまでのプロピオン酸ナトリウム、約0.1mg/mlから約1mg/mlまでのパラヒドロキシ安息香酸エチル、および約0.01mg/mlから約0.1mg/mlまでのクロロヘキシジン、およびその組合せを包含する。尿標本の保存のために、好ましいケミスタットII配合物は、6mg/mlのプロピオン酸ナトリウム、約0.5mg/mlのパラヒドロキシ安息香酸エチル、および約0.025mg/mlのクロロヘキシジンを包含する。尿標本のための別の好ましいケミスタットII配合物は、6.25mg/mlプロピオン酸ナトリウム、0.25mg/mlのパラヒドロキシ安息香酸エチル、および約0.0275mg/mlのクロロヘキシジンを包含する。
実施例2:ケミスタットII配合物の有効性
ケミスタットII配合物は、明らかな微生物混入を含有する尿サンプルを保護し、そして同時に、尿サンプルの化学的および物理的特性を維持することが示された。
個々の成分についての抗微生物活性は、表IVに示される。先に検討されたとおり、クロロヘキシジン単独は、0.0075mg/mlで、エッシェリキア・コリおよびカンジダ・アルビカンス;0.01mg/mlで、エンテロバクター・アエロゲネス;0.02mg/mlで、プロテウス・ビルガリスおよびクレブシエラ・ニューモニアエに対する滅菌活性を示した;0.05〜0.8mg/mlで、エンテロコッカス・フェーカリスに対して可変の滅菌性を示した;そして、0.05mg/mlまでで、シュードモナス・アエロギノサに対して滅菌性がなかった。パラヒドロキシ安息香酸エチルは、1mg/mlで、エッシェリキア・コリに対して滅菌性;それぞれ、0.5mg/mlおよび1mg/mlで、カンジダ・アルビカンスおよびエンテロバクター・アエロゲネスに対して阻害性;そして1mg/mlまでで、シュードモナス・アエロギノサ、プロテウス・ビルガリス、エンテロコッカス・フェーカリスおよびクレブシエラ・ニューモニアエに対して有効性がなかった。プロピオン酸ナトリウムは、10mg/mlで、シュードモナス・アエロギノサおよびエンテロコッカス・フェーカリスに対して阻害性であったが、しかしエッシェリキア・コリ、プロテウス・ビルガリス、カンジダ・アルビカンス、プロテウス・ビルガリス、エンテロバクター・アエロゲネスに対して有効性がなかった。したがって、単独で使用される場合にケミスタットII配合物の成分は、目的の微生物の成長を制御することができなかった。
Figure 0005373239
a 数は、生存値を示す(室温での24時間インキュベーションの日に回復した生物の数は、当初の対照数によって分けられた;tntc=24時間での生物が膨大すぎて計数できない)。
b 生物の鍵:esco=エッシェリキア・コリ;psae=シュードモナス・アエロギノサ;prvu=プロテウス・ビルガリス;enfa=エンテロコッカス・フェーカリス;caal=カンジダ・アルビカンス;klpn=クレブシエラ・ニューモニアエ;enae=エンテロバクター・アエロゲネス。
c 尿検査により偽陽性タンパク質を生じた。
d 尿中の低溶解性。
表Vに示されるとおり、3つのケミスタットII成分の内の任意の2つの組合せは、目的の全ての微生物、特に、シュードモナス・アエロギノサおよびエンテロコッカス・フェーカリスに滅菌性でなかった。しかし、0.02mg/mlでのクロロヘキシジンと、5mg/mlでのプロピオン酸ナトリウムと、0.5mg/mlでのパラヒドロキシ安息香酸エチルとの組合せは、目的の微生物に滅菌性であった。さらに、ケミスタットII配合物の成分は、目的の微生物に対して滅菌作用に必要な組成物の各個別の成分の有効な濃度が、別々に試験された各成分の有効な濃度より低く、そしてさらに、広範な微生物が、その組成物で死滅させられるという点で、互いに相互作用で作用する。例えば、クロロヘキシジン(0.02mg/ml)単独は、ピー.アエロギノサ(P. aeruginosa)を阻害するが、死滅させず、そしてパラヒドロキシ安息香酸エチル(0.5mg/ml)およびプロピオン酸ナトリウム(5mg/ml)は、一緒にこの生物にまったく影響しない。しかし、クロロヘキシジン、パラヒドロキシ安息香酸エチル、およびプロピオン酸ナトリウムが、一緒に添加される場合、本発明の組成物は、ピー.アエロギノサに対して滅菌性がある。
Figure 0005373239
a 数は、生存値を示す(室温での24時間インキュベーションの日に回復した生物の数は、当初の対照数によって分けられた;tntc=24時間での生物が膨大すぎて計数できない)。
b 生物の鍵:esco=エッシェリキア・コリ;psae=シュードモナス・アエロギノサ;prvu=プロテウス・ビルガリス;enfa=エンテロコッカス・フェーカリス;caal=カンジダ・アルビカンス;klpn=クレブシエラ・ニューモニアエ;enae=エンテロバクター・アエロゲネス。
比較評価は、尿検査試験におけるケミスタットIIの効果から行われた。正常な貯蔵尿サンプルを、ホウ酸、酒石酸、ケミスタットIIメジウム、またはなにもなし(対照)のいずれかを含む管に添加し、そしてその後、1×106で目的の微生物を接種した。尿検査試験は、タイム・ゼロで一回、そして再度サンプルを、室温で、4、24、および48時間、および7日間保持した後に測定した。この手段は、グルコースが、約500mg/dlの濃度、すなわち、糖尿病患者から得られる尿で日常的に見られる濃度で添加された正常な貯蔵尿サンプルでも繰返され、その結果、時間に対して陽性グルコースから、陰性グルコースへの変化が、観察されえた。表VIおよびVIIは、ケミスタットIIについてのタイムゼロ測定から得られる変化、およびそれぞれ、添加されたグルコースなし、またはを伴う酒石酸輸送システムの点で、比較結果を要約する。比較試験は、添加グルコースなしのケミスタットIIが、全てのパラメーターについてい24時間を通して、pH(2°変化、例えば、6.0から7.0まで、または5.5.から6.5までのpH変化)以外の全てのパラメーターについて48時間を通して、そしてpH(2°変化)および比重(2°変化、例えば、1.005から1.015まで、または1.015から1.025までの比重変化)以外の全てのパラメーターについて7日間を通して、尿検査標本を安定化することを示した。グルコースを伴ったケミスタットIIは、48時間を通して全てのパラメーターを保持し、そしてわずか1つの生物が、7日目にpH変化(2°変化)を示した。ケミスタットIIで観察される変化の全ては、臨床的に明らかでない、すなわち、尿検査結果の臨床的解釈における変化を生じない。比較すると、添加グルコースなしのホウ酸および酒石酸輸送システムは、比重、pH、亜硝酸塩、および血液を維持しなかった。酒石酸は、比重、pH、亜硝酸塩、血液、タンパク質、および白血球を維持しなかった。グルコースが、ホウ酸輸送に添加された場合、グルコース、pH、亜硝酸塩、および血液は、維持されなかった。添加グルコースを伴う酒石酸輸送システムは、グルコース、比重、pH、タンパク質、および亜硝酸塩を維持した。添加されたグルコースを伴うか、または伴わないホウ酸および酒石酸輸送システムにおける変化の程度は、尿検査結果で臨床的に明らかな変化を生じた。
表VI:添加されたグルコースなしのケミスタットII、ホウ酸、および酒石酸輸送システムを使用した尿検査結果における変化
Figure 0005373239
Figure 0005373239
Figure 0005373239
Figure 0005373239
a 輸送時間:T4=4時間輸送;T24=24時間輸送;T48=48時間輸送;T7d=7日間輸送;輸送時間=尿サンプルが接種された時と、そしてサンプルが、示されたパラメーターについて試験された時のタイムゼロの間で経過した時間の量。
b タイムゼロから測定された変化の程度:下に列記される各尿検査試験結果について示されたスケールを使用して、1°=1段階スケールを減らすか、または増す変化、例えば、タイムゼロで250mg/dlを示すグルコースについて、100mg/dlまたは500mg/dlに変化する;2°=2段階スケールを減らすか、または増す変化、例えば、タイムゼロで250mg/dlを示すグルコースについて、陰性または1000+mg/dlに変化する;3°=3段階スケールを減らすか、または増す変化、例えば、タイムゼロで250mg/dlを示すグルコースについて、1000+mg/dlに変化する;および4°=4段階スケールを減らすか、または増す変化、例えば、タイムゼロで250mg/dlを示すグルコースについて、陰性に変化する。
c グルコースについての可能な尿検査試験結果:陰性、100、250、500、または1000+mg/dl。
d ビリルビンについての可能な尿検査試験結果:陰性、小さい、中程度、または大きい。
e ケトンについての可能な尿検査試験結果:陰性、痕跡、小さい、中程度、または大きい。
f 比重についての可能な尿検査試験結果:≧ 1.005、1.010、1.015、1.020、1.025、または≧ 1.030。
g pHについての可能な尿検査試験結果:≧ 5.5、6.0、6.5、7.0、7.5、8.0、8.5、または≧ 9.0。
h タンパク質についての可能な尿検査試験結果:陰性、痕跡、30、100、300、または1000+mg/dl。
i ウロビノーゲンについての可能な尿検査試験結果:0.2、1、2、4、または8mg/dl。
j 亜硝酸塩についての可能な尿検査試験結果:陰性または陽性。
k 血液についての可能な尿検査試験結果:陰性、痕跡、小さい、中程度、または大きい。
l 白血球についての可能な尿検査試験結果:陰性、痕跡、小さい、中程度、または大きい。
Figure 0005373239
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Figure 0005373239
a 輸送時間:T4=4時間輸送;T24=24時間輸送;T48=48時間輸送;T7d=7日間輸送;輸送時間=尿サンプルが接種された時と、そしてサンプルが、示されたパラメーターについて試験された時のタイムゼロの間で経過した時間の量。
b タイムゼロから測定された変化の程度:下に列記される各尿検査試験結果について示されたスケールを使用して、1°=1段階スケールを減らすか、または増す変化、例えば、タイムゼロで250mg/dlを示すグルコースについて、100mg/dlまたは500mg/dlに変化する;2°=2段階スケールを減らすか、または増す変化、例えば、タイムゼロで250mg/dlを示すグルコースについて、陰性または1000+mg/dlに変化する;3°=3段階スケールを減らすか、または増す変化、例えば、タイムゼロで250mg/dlを示すグルコースについて、1000+mg/dlに変化する;および4°=4段階スケールを減らすか、または増す変化、例えば、タイムゼロで250mg/dlを示すグルコースについて、陰性に変化する。
c グルコースについての可能な尿検査試験結果:陰性、100、250、500、または1000+mg/dl。
d ビリルビンについての可能な尿検査試験結果:陰性、小さい、中程度、または大きい。
e ケトンについての可能な尿検査試験結果:陰性、痕跡、小さい、中程度、または大きい。
f 比重についての可能な尿検査試験結果:≧ 1.005、1.010、1.015、1.020、1.025、または≧ 1.030。
g pHについての可能な尿検査試験結果:≧ 5.5、6.0、6.5、7.0、7.5、8.0、8.5、または≧ 9.0。
h タンパク質についての可能な尿検査試験結果:陰性、痕跡、30、100、300、または1000+mg/dl。
i ウロビノーゲンについての可能な尿検査試験結果:0.2、1、2、4、または8mg/dl。
j 亜硝酸塩についての可能な尿検査試験結果:陰性または陽性。
k 血液についての可能な尿検査試験結果:陰性、痕跡、小さい、中程度、または大きい。
l 白血球についての可能な尿検査試験結果:陰性、痕跡、小さい、中程度、または大きい。
プラスチック、ゴムおよびシリコーンに不活性で、以降「ケミスタットIII」と称される、液体安定化輸送/保存配合物の別の群は、抗微生物の有機酸、ホウ酸、およびビグアニドを包含することが分かった。好ましくは、ケミスタットIIIは、抗微生物プロピオネート、ホウ酸、およびビグアニドを包含する。最も好ましくは、ケミスタットIII配合物は、約2.5mg/mlから約7.5mg/mlまでのプロピオン酸ナトリウム、約0.1mg/mlから約10mg/mlまでのホウ酸、および約0.01mg/mlから約0.1mg/mlまでのクロロヘキシジン、およびその組合せを包含する。尿標本の保存のために、好ましいケミスタットIII配合物は、6.25mg/mlのプロピオン酸ナトリウム、約0.5mg/mlのホウ酸、および約0.025mg/mlのクロロヘキシジンを包含する。
実施例3:ケミスタットIII配合物の有効性
ケミスタットIII配合物は、明らかな微生物混入を含有する尿サンプルを保護し、そして同時に、尿サンプルの化学的および物理的特性を維持することが示された。
表VIIIは、ケミスタットIIIの個々の成分についての抗微生物データを示す。先に検討されたとおり、クロロヘキシジン単独は、0.0075mg/mlで、エッシェリキア・コリおよびカンジダ・アルビカンス;0.01mg/mlで、エンテロバクター・アエロゲネス;0.02mg/mlで、プロテウス・ビルガリスおよびクレブシエラ・ニューモニアエに対する滅菌活性を示した;0.05−0.8mg/mlで、エンテロコッカス・フェーカリスに対して可変の滅菌性を示した;そして、0.05mg/mlまでで、シュードモナス・アエロギノサに対して滅菌性がなかった。プロピオン酸ナトリウムは、10mg/mlで、シュードモナス・アエロギノサおよびエンテロコッカス・フェーカリスに対して阻害性であったが、しかし、10mg/mlまでで、エッシェリキア・コリ、プロテウス・ビルガリス、カンジダ・アルビカンス、クレブシエラ・ニューモニアエ、およびエンテロバクター・アエロゲネスに対して有効でなかった。ホウ酸は、エッシェリキア・コリ、シュードモナス・アエロギノサ、およびエンテロバクター・アエロゲネスに対して有効でなかった。したがって、単独で使用される場合にケミスタットIII配合物の成分は、目的の微生物の成長を制御することができなかった。
Figure 0005373239
a 数は、生存値を示す(室温での24時間インキュベーションの日に回復した生物の数は、当初の対照数によって分けられた;tntc=24時間での生物が膨大すぎて計数できない)。
b 生物の鍵:esco=エッシェリキア・コリ;psae=シュードモナス・アエロギノサ;prvu=プロテウス・ビルガリス;enfa=エンテロコッカス・フェーカリス;caal=カンジダ・アルビカンス;klpn=クレブシエラ・ニューモニアエ;enae=エンテロバクター・アエロゲネス。
c 尿検査により偽陽性タンパク質を生じた。
Figure 0005373239
a 数は、生存値を示す(室温での24時間インキュベーションの日に回復した生物の数は、当初の対照数によって分けられた;tntc=24時間での生物が膨大すぎて計数できない)。
b 生物の鍵:esco=エッシェリキア・コリ;psae=シュードモナス・アエロギノサ;prvu=プロテウス・ビルガリス;enfa=エンテロコッカス・フェーカリス;caal=カンジダ・アルビカンス;klpn=クレブシエラ・ニューモニアエ;enae=エンテロバクター・アエロゲネス。
表IXは、ケミスタットIII成分組合せについての抗微生物データを表す。組合せたホウ酸(1mg/ml)およびクロロヘキシジン(0.005mg/ml)は、シュードモナス・アエロギノサ、エンテロコッカス・フェーカリス、およびエンテロバクター・アエロゲネスに対して滅菌性がなかった。同様に、組合せたプロピオン酸ナトリウム(5mg/ml)およびクロロヘキシジン(0.02mg/ml)は、シュードモナス・アエロギノサおよびエンテロコッカス・フェーカリスに対して滅菌性はなかった。クロロヘキシジン(0.02mg/ml)、プロピオン酸ナトリウム(10mg/ml)およびホウ酸(5mg/ml)を合わせた場合、組成物は、表IXに示される目的の微生物に対して滅菌性があり、そして尿検査で干渉されなかった(データは示されず)。
ここに表される実施例は、目的の微生物に対して滅菌性があり、そしてサンプルの化学的および物理的特性を変えないとして特徴づけられる、本発明の輸送/保存配合物の単に例示であること、そして本発明の範囲が、抗微生物の芳香族アルコール、アルキルグアイアコール、ベグアニド、有機酸、脂質膜破壊剤、およびホウ酸誘導体の他の組合せに拡大することを理解すべきである。実施例が、尿中に一般に見られる微生物で汚染された尿サンプルの安定化を示す一方で、本発明の輸送/保存システムが、他の患者サンプル、体液、生物学的試薬、治療剤、および個人的手入れ製品の保存のために使用されうること、そして、これらの用途についての本発明の配合物での成分の好ましい組合せおよび濃度が、実施例に表される教示にしたがって容易に測定されうることが、さらに理解すべきである。
本発明の輸送/保存システムは、延長輸送の間じゅう患者標本または体液の化学的および物理的完全性を維持する。輸送システムが有効である患者標本の例としては、限定されないが、尿、唾液、痰および組織生検が挙げられる。
DNAもしくはRNA分析またはPCRプローブ技術のために提出されるサンプルは、本発明の輸送/保存システムなしにも保存されうる。一方で、重要な反応の阻害剤を遮断し、そしてDNエースおよびRNエースの負の作用を遮断するために、DNA/RNA分析およびPCRプローブ技術で主な努力がなされた。しかし、サンプル中の生物の成長および/または代謝の強力な負の影響を遮断するために努力はなされなかった。成長または代謝は、それが、サンプルの化学的特性を変えうるので、プローブ技術およびPCRの両方に劇的に影響を及ぼしうる。さらに、生きた生物は、DNエースおよびRNエースを分泌しうる。これらのサンプルは、サンプル採取の直後に加工されなければならないか、またはそれらは、微生物を死滅させる、添加された適切な保存剤を有しなければならない。本発明の輸送/保存システムの滅菌作用は、必要な死滅作用を供する。
本発明の輸送/保存システムは、生物学的試薬を安定化するためにも使用されうる。例えば、診断および研究の目的の両方のために日常的に使用される膨大なアッセイ方法論が、混入する微生物の成長を支持する能力のある物質を含有する試薬を必要とする。したがって、試薬は、混入微生物の成長および/または代謝によって引起される物理的および化学的分解の両方に影響を受けやすい。このような試薬の例としては、制限されないが、出発材料、触媒、コファクター、界面活性剤、核酸、タンパク質、炭水化物、および脂質標準、PCR技術で使用されるものを含めた抗原−抗体試薬、遺伝子マーカーおよびプローブ、および検出組成物が挙げられる。このような試薬の化学的組成は、制限されないが、アミノ酸、炭化水素、脂肪酸、核酸、タンパク質、多糖、脂質、糖、およびその混合物および/または複合体が挙げられる。
本発明は、高容量プロセシングに使用するために不適切であり、そしてビグアニドおよび少なくとも1つの他の抗微生物剤を包含する、水銀、水銀含有化合物、ホルムアルデヒド、ホルムアルデヒド放出化合物、およびアジドを含めた毒素を含まない組成物を含有し、微生物を含有する可能性のあるサンプルを含有および保存するための利用しやすく、封印できる封入を包含し、そして組成物が、該サンプル中に存在する場合に該微生物に対して滅菌性であることを特徴とする器具をも包含する。この器具は、患者標本、尿のような体液、組織標本、および試薬、生物学的試薬、治療剤、または個人的手入れ製品から選択されるサンプルの保存のためのものである。器具における好ましいビグアニドは、クロロヘキシジンである。器具に有用な1つの好ましい組成物は、2−フェニルエタノールのような芳香族アルコール、イソオイゲノールのようなテルペノイド、およびクロロヘキシジンのようなビグアニドを包含する。別の好ましい組成物は、プロピオン酸ナトリウムのような有機酸、パラヒドロキシ安息香酸エチルのようなパラヒドロキシベンゾエート、およびクロロヘキシジンのようなビグアニドを包含する。さらに別の好ましい組成物は、プロピオン酸ナトリウムのようなプロピオネート、ホウ酸および/またはホウ酸誘導体、およびクロロヘキシジンのようなビグアニドを包含する。
本発明の輸送/保存システムは、混入微生物の成長を支持する能力のある物質を含有する医薬品、機能性食品、および一般市販薬製品を含めた水性またはアルコール性治療剤の保存に有効である。本発明によって保存される治療剤の例としては、制限されないが、ワクチン、アレルギー治療のための抗原製品、ホルモン製品、インシュリン、鼻用スプレー、液体咳および風邪薬、液体アレルギー医薬品、および液体ビタミンおよび栄養製品が挙げられる。
個人的手入れ製品も、本発明の輸送/保存システムを用いて、化学的および/または物理的分解から保存されうる。本発明によって保存される個人的手入れ製品の例としては、限定されないが、化粧品、ハンドクレンザー、ローション、シャンプーおよびコンタクトレンズ溶液が挙げられる。
輸送/保存配合物も、表面、装置、および器具のための滅菌剤として使用されうる。輸送/保存配合物を包含する滅菌剤の使用により、残渣は、経時的に微生物の生物負担を減少させるままである。

Claims (19)

  1. システムが、患者尿標本およびこの標本と共に、(a)濃度0.01〜0.1mg/mlのクロロヘキシジンおよび(b)2−フェニルエタノール、イソオイゲノール、抗微生物性プロピオネート、パラヒドロキシベンゾエート、およびそれらの混合物からなる群から選ばれた、少なくとも1つの他の抗微生物剤を包含する組成物を含み、該組成物が該患者尿標本中に微生物が存在する場合に滅菌性があり、サンプルを前記(a)と(b)を包含する有効量の組成物と混合することによって、白血球および赤血球の完全性を含むサンプルの化学的および物理的特性を保存する、微生物を含有する可能性のあるサンプルを保存するためのシステム。
  2. 該微生物が選択的透過性を持つ細胞膜を有し、そして該少なくとも1つの他の抗微生物剤が、該選択的透過性を減少する化合物を包含する、請求項1記載のシステム。
  3. 該少なくとも1つの他の抗微生物剤が、2−フェニルエタノールおよびイソオイゲノールである、請求項2記載のシステム。
  4. 該少なくとも1つの他の抗微生物剤が、抗微生物性プロピオネートを包含する、請求項1記載のシステム。
  5. 該抗微生物性プロピオネートが、プロピオン酸ナトリウムである、請求項4記載のシステム。
  6. プロピオン酸ナトリウムの濃度が1mg/ml〜10mg/mlである、請求項5記載のシステム。
  7. 該少なくとも1つの他の抗微生物剤が、パラヒドロキシベンゾエートを包含する、請求項1記載のシステム。
  8. 該パラヒドロキシベンゾエートが、パラヒドロキシ安息香酸エチルである、請求項7記載のシステム。
  9. パラヒドロキシ安息香酸エチルの濃度が、0.1mg/ml〜1.0mg/mlである、請求項8記載のシステム。
  10. 該組成物が、さらに、ホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する、請求項4記載のシステム。
  11. 該少なくとも1つの他の抗微生物剤が、さらに、パラヒドロキシベンゾエートを包含する、請求項4記載のシステム。
  12. 該パラヒドロキシベンゾエートが、パラヒドロキシ安息香酸エチルである、請求項11記載のシステム。
  13. さらに、ホウ酸を包含し、ホウ酸の濃度が0.1mg/ml〜10mg/mlである、請求項12記載のシステム。
  14. 2−フェニルエタノールの濃度が0μl/ml〜2.5μl/mlであり、イソオイゲノールの濃度が0.2μl/ml〜1.5μl/mlである、請求項3記載のシステム。
  15. 微生物および患者の血球を含有する可能性のある、患者から採取した尿サンプルを保存する方法で、該サンプルを、濃度0.01〜0.1mg/mlのクロロヘキシジンおよび2−フェニルエタノール、イソオイゲノール、抗微生物性プロピオネート、パラヒドロキシベンゾエート、およびそれらの混合物からなる群から選ばれた、少なくとも1つの他の抗微生物剤を包含する有効量の組成物と混合することによって、該組成物が該微生物に滅菌性があるが、臨床的に重要な物質につき該サンプルを化学分析するのを妨害せず、もって患者血球の完全性を保存する方法。
  16. 該少なくとも1つの他の抗微生物剤がプロピオン酸ナトリウムであり、プロピオン酸ナトリウムの濃度が1mg/ml〜10mg/mlである、請求項15記載の方法。
  17. 該少なくとも1つの他の抗微生物剤がさらにホウ酸を含む、請求項16記載の方法。
  18. 該少なくとも1つの他の抗微生物剤がさらに2−フェニルエタノールおよびイソオイゲノールを含み、2−フェニルエタノールの濃度が2.5μl/mlまでであり、イソオイゲノールの濃度が0.2μl/ml〜1.5μl/mlである、請求項15記載の方法。
  19. 該少なくとも1つの他の抗微生物剤がプロピオン酸ナトリウムおよびパラヒドロキシ安息香酸エチルの組合せであって、プロピオン酸ナトリウムの濃度が2.5〜7.5mg/mlであり、パラヒドロキシ安息香酸エチルの濃度が0.1mg/ml〜1mg/mlである、請求項15記載の方法。
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