JP5373239B2 - サンプルを安定化するためのシステム - Google Patents
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Description
本出願は、1999年8月2日に出願された米国仮出願第60/146,729号の利益を主張する。
本出願は、患者標本、体液、治療剤、個人の手入れ製品、表面滅菌剤または生物学的試薬の安定化または保存に関する。
患者の体液または組織標本における診断的実験室試験は、疾病治療のための明瞭な情報を提供する。これらの試験は、肉眼では見えない疾病の発見、徴候および症状の発症後の早期診断、様々の可能性のある疾病の鑑別診断、疾病の段階の決定、疾病の活性の概算、疾病の再発の検出、および治療の効力の測定の助けとなる。しかし、多くの実験室試験の診断上の利益は、患者のサンプルの化学的および物理的特性が、輸送中に、すなわち、患者から得られるサンプル採取から、実験室により加工および/または試験まで経つために要する時間に、実質的に変えられないままであることを必要とする。
1つの局面で、本発明は、そのシステムが、ビグアニドおよび少なくとも1つの他の抗微生物剤を包含する有効量の組成物を包含し、そしてその組成物が、そのサンプル中に存在する場合にその微生物に滅菌性があり、そして中程度より高い国立防火協会の健康有害物格付けを示す抗微生物の添加剤を含有しないことを特徴とする、微生物を含有しうるサンプルを保存するためのシステムである。1つの態様で、そのビグアニドが、クロロヘキシジンである。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよび、微生物の細胞膜の選択的透過性を減少する化合物を包含する少なくとも1つの他の抗微生物剤を包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよび、微生物の細胞膜の選択的透過性を減少する化合物を包含する少なくとも1つの他の抗微生物剤を包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよび芳香族アルコールを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよび芳香族アルコールを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよび2−フェニルエタノールを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよび2−フェニルエタノールを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、芳香族アルコールおよびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよび、芳香族アルコール、およびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、2−フェニルエタノール、およびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、2−フェニルエタノールおよびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、芳香族アルコール、およびイソオイゲノールを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、芳香族アルコール、およびイソオイゲノールを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、2−フェニルエタノール、およびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、2−フェニルエタノール、およびテルペノイドを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよびプロピオネートを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよびプロピオネートを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよびプロピオン酸ナトリウムを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよびプロピオン酸ナトリウムを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオネートおよびパラヒドロキシベンゾエートを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオネートおよびパラヒドロキシベンゾエートを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオン酸ナトリウム、およびパラヒドロキシベンゾエートを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオン酸ナトリウム、およびパラヒドロキシベンゾエートを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオネート、およびパラヒドロキシ安息香酸エチルを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオネートおよびパラヒドロキシ安息香酸エチルを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオン酸ナトリウム、およびパラヒドロキシ安息香酸エチルを包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオン酸ナトリウム、およびパラヒドロキシ安息香酸エチルを包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニドおよびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジンおよびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオネート、およびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオネート、およびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、ビグアニド、プロピオン酸ナトリウム、およびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。別の態様で、組成物は、クロロヘキシジン、プロピオン酸ナトリウム、およびホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する。そのシステムは、患者標本、体液、試薬、治療剤、個人的手入れ製品および滅菌可能な表面から選択されるサンプルのために有用である。
患者標本および体液についての安全で有効な輸送を提供し、そして生物学的試薬、治療剤および個人的手入れ製品についての保存剤として機能する輸送/保存システムが見出された。輸送/保存配合物は、表面、装置および器具における安全で有効な滅菌剤としても使用されうる。
ケミスタットI配合物は、明らかな微生物混入を含む尿サンプルを保護し、そして同時に、尿サンプルの化学的および物理的特性を維持することが示された。
ケミスタットI配合物中の各活性成分についての抗微生物活性は、表1に列記された代表的生物について最初に測定された。血液寒天上の目的の各生物についての培養物を、一夜、36℃でインキュベートした。生物の約2から3個のコロニーを、血液寒天培養から、5ml ミューラー−ヒントン・ブロス培養管に、滅菌綿棒を介して移行させ、そしてそれを、その後、36℃で、約2から3時間、ローターでインキュベートした。630nmの波長に設定された分光光度計を使用して、ブロス培養の混濁度を、およそ1×108コロニー形成単位(cfu)/mlに等しい光学密度に、ミューラー−ヒントン・ブロスの添加によって調整して、接種溶液を形成した。アリコート量の接種溶液を、血液寒天に載せて、実際の対照生物数を測定した。表IIに列記される各成分について、成分を、表IIに示される濃度で濾過滅菌され貯蔵された正常な尿に添加して、試験サンプルを形成した。その後、試験サンプルに、アリコート量の接種溶液を接種し、それにより試験サンプルのおよそ1×106cfu/mlの最終生物数を供した。徹底的な混合の直後に、アリコート量の試験サンプルを、取り出し、そしてPBS中で連続希釈し、そして連続希釈物を、血液寒天に載せて、タイムゾーン生物数を測定した。接種プレートを、36℃で接種し、そして生物数を、18〜24時間後に記録した。室温で、24時間、試験サンプルをインキュベートした後、アリコート量の試験サンプルを、再度取り出し、PBSに連続希釈し、そして血液寒天に乗せた。36℃で18−24時間インキュベートした後、生物数を得た。室温で、24時間インキュベーションの後に得られた生物数を、対照生物数に分割して、表IIに記録されるとおり各生物の生存値を提供する。微生物数における変化に関して、1の生存値は、変化を示さない;0.1の生存値は、1−対数の減少を示す;10の生存値は、1−対数増加を示す;そして0.000の生存値は、3−対数より大きいか、または等しい減少を表す。比較すると、生存値が低くなればなるほど、生物成長を制御することについての成分の許容性が大きくなる。
b 生物の鍵:esco=エッシェリキア・コリ;psae=シュードモナス・アエロギノサ;prvu=プロテウス・ビルガリス;enfa=エンテロコッカス・フェーカリス;caal=カンジダ・アルビカンス;klpn=クレブシエラ・ニューモニアエ;enae=エンテロバクター・アエロゲネス。
c 強い不快臭
d 尿検査により偽陽性タンパク質を生じた。
b 生物の鍵:esco=エッシェリキア・コリ;psae=シュードモナス・アエロギノサ;prvu=プロテウス・ビルガリス;enfa=エンテロコッカス・フェーカリス;caal=カンジダ・アルビカンス;klpn=クレブシエラ・ニューモニアエ;enae=エンテロバクター・アエロゲネス。
c 強い不快臭
ケミスタットII配合物は、明らかな微生物混入を含有する尿サンプルを保護し、そして同時に、尿サンプルの化学的および物理的特性を維持することが示された。
個々の成分についての抗微生物活性は、表IVに示される。先に検討されたとおり、クロロヘキシジン単独は、0.0075mg/mlで、エッシェリキア・コリおよびカンジダ・アルビカンス;0.01mg/mlで、エンテロバクター・アエロゲネス;0.02mg/mlで、プロテウス・ビルガリスおよびクレブシエラ・ニューモニアエに対する滅菌活性を示した;0.05〜0.8mg/mlで、エンテロコッカス・フェーカリスに対して可変の滅菌性を示した;そして、0.05mg/mlまでで、シュードモナス・アエロギノサに対して滅菌性がなかった。パラヒドロキシ安息香酸エチルは、1mg/mlで、エッシェリキア・コリに対して滅菌性;それぞれ、0.5mg/mlおよび1mg/mlで、カンジダ・アルビカンスおよびエンテロバクター・アエロゲネスに対して阻害性;そして1mg/mlまでで、シュードモナス・アエロギノサ、プロテウス・ビルガリス、エンテロコッカス・フェーカリスおよびクレブシエラ・ニューモニアエに対して有効性がなかった。プロピオン酸ナトリウムは、10mg/mlで、シュードモナス・アエロギノサおよびエンテロコッカス・フェーカリスに対して阻害性であったが、しかしエッシェリキア・コリ、プロテウス・ビルガリス、カンジダ・アルビカンス、プロテウス・ビルガリス、エンテロバクター・アエロゲネスに対して有効性がなかった。したがって、単独で使用される場合にケミスタットII配合物の成分は、目的の微生物の成長を制御することができなかった。
b 生物の鍵:esco=エッシェリキア・コリ;psae=シュードモナス・アエロギノサ;prvu=プロテウス・ビルガリス;enfa=エンテロコッカス・フェーカリス;caal=カンジダ・アルビカンス;klpn=クレブシエラ・ニューモニアエ;enae=エンテロバクター・アエロゲネス。
c 尿検査により偽陽性タンパク質を生じた。
d 尿中の低溶解性。
b 生物の鍵:esco=エッシェリキア・コリ;psae=シュードモナス・アエロギノサ;prvu=プロテウス・ビルガリス;enfa=エンテロコッカス・フェーカリス;caal=カンジダ・アルビカンス;klpn=クレブシエラ・ニューモニアエ;enae=エンテロバクター・アエロゲネス。
b タイムゼロから測定された変化の程度:下に列記される各尿検査試験結果について示されたスケールを使用して、1°=1段階スケールを減らすか、または増す変化、例えば、タイムゼロで250mg/dlを示すグルコースについて、100mg/dlまたは500mg/dlに変化する;2°=2段階スケールを減らすか、または増す変化、例えば、タイムゼロで250mg/dlを示すグルコースについて、陰性または1000+mg/dlに変化する;3°=3段階スケールを減らすか、または増す変化、例えば、タイムゼロで250mg/dlを示すグルコースについて、1000+mg/dlに変化する;および4°=4段階スケールを減らすか、または増す変化、例えば、タイムゼロで250mg/dlを示すグルコースについて、陰性に変化する。
c グルコースについての可能な尿検査試験結果:陰性、100、250、500、または1000+mg/dl。
d ビリルビンについての可能な尿検査試験結果:陰性、小さい、中程度、または大きい。
e ケトンについての可能な尿検査試験結果:陰性、痕跡、小さい、中程度、または大きい。
f 比重についての可能な尿検査試験結果:≧ 1.005、1.010、1.015、1.020、1.025、または≧ 1.030。
g pHについての可能な尿検査試験結果:≧ 5.5、6.0、6.5、7.0、7.5、8.0、8.5、または≧ 9.0。
h タンパク質についての可能な尿検査試験結果:陰性、痕跡、30、100、300、または1000+mg/dl。
i ウロビノーゲンについての可能な尿検査試験結果:0.2、1、2、4、または8mg/dl。
j 亜硝酸塩についての可能な尿検査試験結果:陰性または陽性。
k 血液についての可能な尿検査試験結果:陰性、痕跡、小さい、中程度、または大きい。
l 白血球についての可能な尿検査試験結果:陰性、痕跡、小さい、中程度、または大きい。
b タイムゼロから測定された変化の程度:下に列記される各尿検査試験結果について示されたスケールを使用して、1°=1段階スケールを減らすか、または増す変化、例えば、タイムゼロで250mg/dlを示すグルコースについて、100mg/dlまたは500mg/dlに変化する;2°=2段階スケールを減らすか、または増す変化、例えば、タイムゼロで250mg/dlを示すグルコースについて、陰性または1000+mg/dlに変化する;3°=3段階スケールを減らすか、または増す変化、例えば、タイムゼロで250mg/dlを示すグルコースについて、1000+mg/dlに変化する;および4°=4段階スケールを減らすか、または増す変化、例えば、タイムゼロで250mg/dlを示すグルコースについて、陰性に変化する。
c グルコースについての可能な尿検査試験結果:陰性、100、250、500、または1000+mg/dl。
d ビリルビンについての可能な尿検査試験結果:陰性、小さい、中程度、または大きい。
e ケトンについての可能な尿検査試験結果:陰性、痕跡、小さい、中程度、または大きい。
f 比重についての可能な尿検査試験結果:≧ 1.005、1.010、1.015、1.020、1.025、または≧ 1.030。
g pHについての可能な尿検査試験結果:≧ 5.5、6.0、6.5、7.0、7.5、8.0、8.5、または≧ 9.0。
h タンパク質についての可能な尿検査試験結果:陰性、痕跡、30、100、300、または1000+mg/dl。
i ウロビノーゲンについての可能な尿検査試験結果:0.2、1、2、4、または8mg/dl。
j 亜硝酸塩についての可能な尿検査試験結果:陰性または陽性。
k 血液についての可能な尿検査試験結果:陰性、痕跡、小さい、中程度、または大きい。
l 白血球についての可能な尿検査試験結果:陰性、痕跡、小さい、中程度、または大きい。
ケミスタットIII配合物は、明らかな微生物混入を含有する尿サンプルを保護し、そして同時に、尿サンプルの化学的および物理的特性を維持することが示された。
表VIIIは、ケミスタットIIIの個々の成分についての抗微生物データを示す。先に検討されたとおり、クロロヘキシジン単独は、0.0075mg/mlで、エッシェリキア・コリおよびカンジダ・アルビカンス;0.01mg/mlで、エンテロバクター・アエロゲネス;0.02mg/mlで、プロテウス・ビルガリスおよびクレブシエラ・ニューモニアエに対する滅菌活性を示した;0.05−0.8mg/mlで、エンテロコッカス・フェーカリスに対して可変の滅菌性を示した;そして、0.05mg/mlまでで、シュードモナス・アエロギノサに対して滅菌性がなかった。プロピオン酸ナトリウムは、10mg/mlで、シュードモナス・アエロギノサおよびエンテロコッカス・フェーカリスに対して阻害性であったが、しかし、10mg/mlまでで、エッシェリキア・コリ、プロテウス・ビルガリス、カンジダ・アルビカンス、クレブシエラ・ニューモニアエ、およびエンテロバクター・アエロゲネスに対して有効でなかった。ホウ酸は、エッシェリキア・コリ、シュードモナス・アエロギノサ、およびエンテロバクター・アエロゲネスに対して有効でなかった。したがって、単独で使用される場合にケミスタットIII配合物の成分は、目的の微生物の成長を制御することができなかった。
b 生物の鍵:esco=エッシェリキア・コリ;psae=シュードモナス・アエロギノサ;prvu=プロテウス・ビルガリス;enfa=エンテロコッカス・フェーカリス;caal=カンジダ・アルビカンス;klpn=クレブシエラ・ニューモニアエ;enae=エンテロバクター・アエロゲネス。
c 尿検査により偽陽性タンパク質を生じた。
b 生物の鍵:esco=エッシェリキア・コリ;psae=シュードモナス・アエロギノサ;prvu=プロテウス・ビルガリス;enfa=エンテロコッカス・フェーカリス;caal=カンジダ・アルビカンス;klpn=クレブシエラ・ニューモニアエ;enae=エンテロバクター・アエロゲネス。
Claims (19)
- システムが、患者尿標本およびこの標本と共に、(a)濃度0.01〜0.1mg/mlのクロロヘキシジンおよび(b)2−フェニルエタノール、イソオイゲノール、抗微生物性プロピオネート、パラヒドロキシベンゾエート、およびそれらの混合物からなる群から選ばれた、少なくとも1つの他の抗微生物剤を包含する組成物を含み、該組成物が該患者尿標本中に微生物が存在する場合に滅菌性があり、サンプルを前記(a)と(b)を包含する有効量の組成物と混合することによって、白血球および赤血球の完全性を含むサンプルの化学的および物理的特性を保存する、微生物を含有する可能性のあるサンプルを保存するためのシステム。
- 該微生物が選択的透過性を持つ細胞膜を有し、そして該少なくとも1つの他の抗微生物剤が、該選択的透過性を減少する化合物を包含する、請求項1記載のシステム。
- 該少なくとも1つの他の抗微生物剤が、2−フェニルエタノールおよびイソオイゲノールである、請求項2記載のシステム。
- 該少なくとも1つの他の抗微生物剤が、抗微生物性プロピオネートを包含する、請求項1記載のシステム。
- 該抗微生物性プロピオネートが、プロピオン酸ナトリウムである、請求項4記載のシステム。
- プロピオン酸ナトリウムの濃度が1mg/ml〜10mg/mlである、請求項5記載のシステム。
- 該少なくとも1つの他の抗微生物剤が、パラヒドロキシベンゾエートを包含する、請求項1記載のシステム。
- 該パラヒドロキシベンゾエートが、パラヒドロキシ安息香酸エチルである、請求項7記載のシステム。
- パラヒドロキシ安息香酸エチルの濃度が、0.1mg/ml〜1.0mg/mlである、請求項8記載のシステム。
- 該組成物が、さらに、ホウ酸またはホウ酸誘導体を包含する、請求項4記載のシステム。
- 該少なくとも1つの他の抗微生物剤が、さらに、パラヒドロキシベンゾエートを包含する、請求項4記載のシステム。
- 該パラヒドロキシベンゾエートが、パラヒドロキシ安息香酸エチルである、請求項11記載のシステム。
- さらに、ホウ酸を包含し、ホウ酸の濃度が0.1mg/ml〜10mg/mlである、請求項12記載のシステム。
- 2−フェニルエタノールの濃度が0μl/ml〜2.5μl/mlであり、イソオイゲノールの濃度が0.2μl/ml〜1.5μl/mlである、請求項3記載のシステム。
- 微生物および患者の血球を含有する可能性のある、患者から採取した尿サンプルを保存する方法で、該サンプルを、濃度0.01〜0.1mg/mlのクロロヘキシジンおよび2−フェニルエタノール、イソオイゲノール、抗微生物性プロピオネート、パラヒドロキシベンゾエート、およびそれらの混合物からなる群から選ばれた、少なくとも1つの他の抗微生物剤を包含する有効量の組成物と混合することによって、該組成物が該微生物に滅菌性があるが、臨床的に重要な物質につき該サンプルを化学分析するのを妨害せず、もって患者血球の完全性を保存する方法。
- 該少なくとも1つの他の抗微生物剤がプロピオン酸ナトリウムであり、プロピオン酸ナトリウムの濃度が1mg/ml〜10mg/mlである、請求項15記載の方法。
- 該少なくとも1つの他の抗微生物剤がさらにホウ酸を含む、請求項16記載の方法。
- 該少なくとも1つの他の抗微生物剤がさらに2−フェニルエタノールおよびイソオイゲノールを含み、2−フェニルエタノールの濃度が2.5μl/mlまでであり、イソオイゲノールの濃度が0.2μl/ml〜1.5μl/mlである、請求項15記載の方法。
- 該少なくとも1つの他の抗微生物剤がプロピオン酸ナトリウムおよびパラヒドロキシ安息香酸エチルの組合せであって、プロピオン酸ナトリウムの濃度が2.5〜7.5mg/mlであり、パラヒドロキシ安息香酸エチルの濃度が0.1mg/ml〜1mg/mlである、請求項15記載の方法。
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