JP5373106B2 - LTEにおける効率的なUEQoS/ULパケット構築 - Google Patents

LTEにおける効率的なUEQoS/ULパケット構築 Download PDF

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Description

関連出願への相互参照
35U.S.C.§119(e)に準じて、本出願は、ここにその全体を参考として組み込まれる、2008年11月11日に出願された米国仮特許出願第61/113,452号の利益を主張するものである。
本開示は、全般的に、3GPPロング・ターム・エボリューション(LTE)におけるユーザ機器(UE)サービス品質(QoS)/アップリンク(UL)パケット構築に関し、特に、LTEにおけるUE QoS/ULパケット構築の効率的なインプリメンテーション(implementation)に関する。
無線通信システムは、電話通信、映像、データ、メッセージング、及び同報通信などの、様々な電気通信サービスを提供するために幅広く展開されている。典型的な無線通信システムは、利用可能なシステム資源(例えば、帯域幅、送信パワー)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムであることができる。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、単一キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、及び時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA:time division synchronous code division multiple access)システムを含む。これらのシステムは、例えば、LTEのような、第3世代パートナシップ計画(3GPP)の仕様に従うことができる。LTEは、スペクトルの効率を改善し、コストを下げ、サービスを改善し、新規のスペクトルを利用し、また他のオープン標準とよりよく統合するための、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)モバイル標準への拡張のセットである。
一般に、無線多元接続通信システムは、複数のUEの通信を同時にサポートすることができる。各UEは、順方向及び逆方向のリンク上の送信を介して、基地局(BS)と通信することができる。順方向リンク(又は、ダウンリンク(DL))は、BSからUEまでの通信リンクを指し、また、逆方向リンク(又は、アップリンク(UL))は、UEからBSまでの通信リンクを指す。UEとBSの間の通信は、単一入力単一出力(SISO:single-input single-output)システム、単一入力多出力(SIMO:single-input multiple-output)システム、多入力単一出力(MISO:multiple-input single-output)システム、多入力多出力(MIMO:multiple-input multiple-output)システムを介して確立されることができる。UEは、ピア・ツー・ピアの無線ネットワーク構成において、他のUEと(及び/又は、BSは、他のBSと)通信することができる。
LTEネットワークにおいて、UEは、ファイルダウンロードのような重いデータ・スループットを提供しながら、テレビ会議、ボイス・オーバ・インターネット・プロトコル(VoIP)、及び高解像度インタラクティブ・ゲームなどの、マルチプルな高度に時間敏感な(time sensitive)アプリケーションを同時にサービスすることができる複雑なパーソナル通信システムである。これらのアプリケーションの各々は、UEが厳密に従わなければならない異なるQoSを要する。これらのアプリケーションQoS要件に、LTEの高いデータレート(data rate)及びLTEの短いタイミング・フレーム持続時間(timing frame duration)が合わさると、UEのCPUに重い負担をかけうる。LTEでは、タイミング・フレーム持続時間、即ち、伝送時間間隔(TTI:transmission time interval)は、1msである。LTEでは、各TTIのために、媒体アクセス制御(MAC)パケット・データ・ユニット(PDU)が、構成されることができる。LTEでは、TTIが短いので、クリティカル・タイム中のUEのCPUへの負担を減らすために、UE QoS/ULパケット構築を改善する、あるいは最適化する必要性がある。
本開示の一態様においては、無線通信の方法が、第1のスレッドにおける第1の機能の組を実行することと、第2のスレッドにおける第2の機能の組を実行することとを含む。第1の機能の組は、第2のスレッドから第2のデータを得ることと、第2のスレッドにおけるアップリンク・パケットの構成を容易にするために、第2のスレッドに第1のデータを提供することとを含む。第2の機能の組は、第1のデータを得ることと、第1のデータに基づいてアップリンク・パケットを構成することと、第1の機能の組を実行することを容易にするために、第1のスレッドに第2のデータを提供することとを含む。
本開示の一態様においては、無線通信のための装置が、処理システムを含む。処理システムは、第1のスレッドにおける第1の機能の組を実行するように構成される。第1の機能の組は、第2のスレッドから第2のデータを得ることと、第2のスレッドにおけるアップリンク・パケットの構成を容易にするために、第2のスレッドに第1のデータを提供することとを含む。該処理システムは、第2のスレッドにおける第2の機能の組を実行するように更に構成される。第2の機能の組は、第1のデータを得ることと、第1のデータに基づいてアップリンク・パケットを構成することと、第1の機能の組を実行することを容易にするために、第1のスレッドに第2のデータを提供することとを含む。
本開示の一態様においては、無線通信のための装置が、第1のスレッドにおける第1の機能の組を実行する手段を含む。第1の機能の組は、第2のスレッドから第2のデータを得ることと、第2のスレッドにおけるアップリンク・パケットの構成を容易にするために、第2のスレッドに第1のデータを提供することとを含む。該装置は、第2のスレッドにおける第2の機能の組を実行する手段を更に含む。第2の機能の組は、第1のデータを得ることと、第1のデータに基づいてアップリンク・パケットを構成することと、第1の機能の組を実行することを容易にするために、第1のスレッドに第2のデータを提供することとを含む。
本開示の一態様においては、無線通信のためのコンピュータプログラム製品が、コンピュータ可読媒体を含む。コンピュータ可読媒体は、第1のスレッドにおける第1の機能の組を実行するためと、第2のスレッドにおける第2の機能の組を実行するためとのコードを含む。第1の機能の組は、第2のスレッドから第2のデータを得ることと、第2のスレッドにおけるアップリンク・パケットの構成を容易にするために、第2のスレッドに第1のデータを提供することとを含む。第2の機能の組は、第1のデータを得ることと、第1のデータに基づいてアップリンク・パケットを構成することと、第1の機能の組を実行することを容易にするために、第1のスレッドに第2のデータを提供することとを含む。
図1は、1つの実施形態に従って、多元接続無線通信システムを例示する図。 図2は、無線通信ネットワークを例示する図。 図3は、無線通信システムのブロック図。 図4は、装置のための構成を例示するブロック図。 図5は、LTEにおけるプロトコル・アーキテクチャを例示する図。 図6は、MAC PDUを例示する図。 図7は、2つのスレッドを用いてMAC PDUを構築する典型的なプロセスを例示する図。 図8は、優先度の低いスレッドの機能を例示する図。 図9は、優先度の高いスレッドの機能を例示する図。 図10は、典型的な装置の機能を例示するブロック図。
次の記述においては、説明の目的で、数多くの特定の詳細が、1つ以上の実施形態ついての十分な理解を提供するように記載される。しかしながら、そのような(1つ又は複数の)実施形態が、これらの特定の詳細なしで実施されうることは、明白であることができる。他の例においては、周知の構造及びデバイスが、1つ以上の実施形態を記述することを容易にするように、ブロック図形式で示されている。
この出願において使用する時、「構成要素(component)」、「モジュール(module)」及び「システム(system)」などの用語は、コンピュータ関連のエンティティ(entity)、即ち、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、あるいは実行中のソフトウェアのいずれかを指すように意図されている。例えば、構成要素は、それに限定されるものではないが、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能なファイル(executable)、実行のスレッド、プログラム、及び/又はコンピュータであることができる。実例として、コンピューティング・デバイス上で走るアプリケーションとコンピューティング・デバイスの両方が、構成要素であることができる。1つ以上の構成要素が、1つのプロセス及び/又は実行のスレッド内に常駐することができ、また1つの構成要素が、1つのコンピュータに局在化(localized)される、及び/又は2つ以上のコンピュータの間で分散されることができる。加えて、これらの構成要素は、その上に様々なデータ構造を格納されている様々なコンピュータ可読媒体から実行することができる。構成要素は、1つ以上のデータ・パケット(例えば、信号によって、ローカルシステム内、分散システム内の別の構成要素と、及び/又はインターネットなどのネットワークを介して別のシステムと、対話する構成要素からのデータ)を有する信号に従うような、ローカルプロセス及び/又は遠隔プロセスによって通信することができる。
更に、様々な実施形態が、UEに関連してここに記述される。UEはまた、モバイル・デバイス、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、移動体、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザ・エージェント、ユーザ・デバイス、あるいはデバイスと呼ばれることができる。様々な実施形態が、基地局に関連してここに記述される。BSは、UEと通信するために利用されることができ、またアクセス・ポイント、ノードB、発展型ノードB(eNodeB又はeNB)、ベーストランシーバ局(BTS)、あるいは何か他の用語として呼ばれることができる。
その上、ここに記述されている様々な態様又は特徴は、標準的なプログラミング及び/又は工学技術を用いた方法、装置、又は製造品としてインプリメント(implemented)されることができる。ここで使用される場合、「製造品(article of manufacture)」という用語は、任意の機械可読デバイス、キャリア、又は媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含するように意図されている。機械可読媒体は、それに限定されるものではないが、磁気記憶デバイス(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(例えば、コンパクト・ディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュ・メモリ・デバイス(例えば、EPROM、カード、スティック、キードライブ)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、レジスタ、リムーバブル・ディスク、キャリア波、伝送路、その他任意の適切な記憶デバイス、あるいはそれを通じて命令が送信されることができるその他任意の装置又は手段が含まれることができる。
ここに記述されている技術は、DL、UL、あるいは両方に適用されることができる。更に、ここに記述されている技術は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA及びSC−FDMAなどの、様々な無線通信システムに使用されることができる。「システム」及び「ネットワーク」という用語は、しばしば置換可能に使用される。CDMAシステムは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)又はCDMA2000などの無線技術をインプリメントすることができる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)及び、TD−SCDMAのような、CDMAの他の変形を含む。CDMA2000は、IS−2000、IS−95及びIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、グローバル移動体通信システム(GSM)(登録商標)のような無線技術をインプリメントすることができる。OFDMAシステムは、発展型UTRA(E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、又はフラッシュ−OFDM(登録商標)などの無線技術をインプリメントすることができる。UTRA及びE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。周波数分割複信(FDD)及び時分割複信(TDD)の両方のモードにおける3GPP LTE及びLTE−アドバンスド(LTE−A:LTE-Advanced)は、E−UTRAを用いるリリースであり、それは、ダウンリンク上にOFDMA、アップリンク上にSC−FDMAを使用し、またより多くのユーザとより高いデータレートをサポートするために多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用する。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE及びGSMは、3GPP組織からの文書に記述されている。CDMA2000及びUMBは、第3世代パートナシップ計画2(3GPP2)組織からの文書に記述されている。
ここで図1を参照すると、無線通信システム100が例示されている。システム100は、複数のアンテナグループを含むことができるBS 102を含む。例えば、1つのアンテナグループは、アンテナ104及び106を含むことができ、別のアンテナグループは、アンテナ108及び110を含むことができる、また追加のグループは、アンテナ112及び114を含むことができる。2つのアンテナが、各アンテナグループのために例示されている。しかしながら、より多くのあるいはより少数のアンテナが、各グループのために利用されることができる。BS 102は、送信機チェーン(transmitter chain)及び受信機チェーン(receiver chain)を更に含むことができ、そのそれぞれが、信号の送信及び受信に関連付けられる複数の構成要素(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナ)を順に含むことができることは、当業者によって理解されるであろう。
BS 102は、UE 116及びUE 126などの1つ以上のUEと通信することができる。しかしながら、BS 102は、実質的にはUE 116及び126と同様の任意の数のUEと通信できることが理解されるべきである。UE 116及び126は、例えば、携帯電話、スマートフォン、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルド・コンピューティング・デバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム、PDA及び/又は、無線通信システム100上で通信するためのその他任意の適切なデバイスであることができる。図示されているように、UE 116は、アンテナ112及び114と通信状態にある。アンテナ112及び114は、順方向リンク118上でUE 116に情報を送信し、逆方向リンク120上でUE 116から情報を受信する。周波数分割複信(FDD)システムにおいては、例えば、順方向リンク118は、逆方向リンク120によって使用されるものとは異なる周波数帯を利用することができる。更に、時分割複信(TDD)システムにおいては、順方向リンク118及び逆方向リンク120は、共通の周波数を利用することができる。
各アンテナのグループ及び/又は、それらが通信するように指定されたエリアは、BS 102のセクタと称されることができる。例えば、アンテナグループは、BS 102によってカバーされるエリアのセクタにおけるUEに通信するように設計されることができる。順方向リンク118上の通信では、BS 102の送信するアンテナは、UE 116に関する順方向リンク118の信号対雑音比(SNR)を改善するために、ビームフォーミング(beamforming)を利用することができる。BS 102が、関連するカバレッジじゅうに無作為に散在されたUE 116に送信するためにビームフォーミングを利用している間は、近隣のセルのUEは、BSが通信している全てのUEに単一のアンテナを通じて送信するBSと比較して、より少ない干渉を受けることができる。UE 116及び126はまた、ピア・ツー・ピア又はアドホック(ad hoc)技術を使用して、互いに直接通信し合うことができる。
図1に示されているように、BS 102は、バックホール(backhaul)リンク接続を通じて、サービス・プロバイダーのネットワークのような、ネットワーク122と通信することができる。フェムトセル124が、(上に記述された、順方向リンク118及び逆方向リンク120と同様に)順方向リンク128及び逆方向リンク130上のUE 126との通信を容易にするために提供されることができる。フェムトセル124は、より小規模にではあるが、BS 102とほぼ同じように1つ以上のUE 126へのアクセスを提供することができる。フェムトセル124は、住宅、企業、及び/又は他の近距離セッティングにおいて構成されることができる。フェムトセル124は、バックホール・リンク接続を利用してネットワーク122に接続することができ、それは、ブロードバンド・インターネット接続(例えば、T1/T3、デジタル加入者回線(DSL)、ケーブル)を通じてであることができる。
図2は、多くのUEをサポートするように構成される無線通信ネットワーク200の例示である。システム200は、複数のセル(例えば、各セルが、対応するBS 204A−204Gによってサービスされている、マクロセル202A−202G)のために通信を提供する。UE 206A−206Iは、無線通信システム200の全体にわたって様々な位置に分散して示されている。各UE 206A−206Iは、記述されているように、順方向リンク及び/又は逆方向リンク上で、1つ以上のBS 204A−204Gと通信することができる。加えて、フェムトセル208A−208Cが示されている。UE 206A−206Iは、フェムトセル208A−208Cと更に通信することができる。広い範囲をカバーするマクロセル202A−202Gと、住宅及びオフィスビルなどのエリアにおけるサービスを提供するフェムトセル208A−208Cを用いて、無線通信システム200は、広い地理的な領域にわたってサービスを提供することができる。UE 206A−206Iは、空中を通じて及び/又はバックホール接続を通じて、BS 204A−204G及び/又はフェムトセル208A−208Cとの接続を確立することができる。
図3は、無線通信システム300のブロック図である。無線通信システム300は、UE 350と通信状態にあるBS 310に関するブロック図を図示している。BS 310では、多くのデータストリームに関するトラフィックデータが、データソース312から送信(TX)データプロセッサ314に提供される。TXデータプロセッサ314は、符号化されたデータを提供するために、そのデータストリームのために選択された特定の符号化スキームに基づいて、トラフィックデータストリームをフォーマットし、符号化し、インターリーブする。
TXデータプロセッサ314は、直交周波数分割多重(OFDM)技術を使用して、パイロット・データ340と各データストリームに関する符号化されたデータを多重化することができる。加えて、又は代わりに、パイロット・シンボルは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、あるいは符号分割多重化(CDM)されることができる。パイロット・データ340は、典型的に既知の方法で処理される既知のデータパターンであり、チャネル応答を推定するためにUE 350で使用されることができる。TXデータプロセッサ314は、変調シンボルを提供するために、そのデータストリームのために選択された特定の変調スキーム(例えば、2位相偏移変調(BPSK)、4位相偏移変調(QPSK)、M−位相偏移変調(M−PSK)、M−直交振幅変調(M−QAM))に基づいて、各データストリームに関して多重化されたパイロット及び符号化されたデータを変調することができる。各データストリームに関するデータレート、符号化、及び変調は、プロセッサ330によって実行されるあるいは提供される命令により決定されることができる。
MIMO通信をサポートするBS 310において、データストリームに関する変調シンボルは、TX MIMOプロセッサ320に提供されることができ、それは(例えば、OFDMのための)変調シンボルに空間処理を提供する。その後、TX MIMOプロセッサ320は、n個の変調シンボルストリームをn個の送信機(TMTR)322TX1乃至322TXnに提供する。
各送信機322TXは、1つ以上のアナログ信号を提供するために、それぞれのシンボルストリームを受信して処理し、そしてMIMOチャネル上の送信に適した変調された信号を提供するために、該アナログ信号を更に調整する(例えば、増幅する、フィルターする、及びアップコンバート(upconvert)する)。更に、複数の送信機322TXからのn個の変調された信号は、それぞれn個のアンテナ324A1乃至324Anから送信される。
UE 350では、送信された、変調された信号は、m個のアンテナ352A1乃至352Amによって受信され、各アンテナ352から受信された信号は、それぞれの受信機(RCVR)354RX1乃至354RXmに提供される。各受信機354RXは、それぞれの信号を調整し(例えば、フィルターする、増幅する、及びダウンコンバートする(downconvert))、サンプルを提供するために該調整された信号をデジタル化し、そして対応する「受信された」シンボルストリームを提供するために、該サンプルを更に処理する。
RXデータプロセッサ360は、n個の「検出された」シンボルストリームを提供するために、特定の受信機処理技術に基づいて、m個の受信機354からのm個の受信されたシンボルストリームを受信して処理することができる。RXデータプロセッサ360は、データストリームに関するトラフィックデータを回復するために、各検出されたシンボルストリームを復調し、デインタリーブ(deinterleave)し、復号化することができる。RXデータプロセッサ360による処理は、BS 310でTX MIMOプロセッサ320及びTXデータプロセッサ314によって実行される処理と相補的である。
プロセッサ370は、逆方向リンク・メッセージを組み立てる(formulate)ことができる。逆方向リンク・メッセージは、通信リンク及び/又は受信されたデータストリームに関する様々なタイプの情報を含むことができる。逆方向リンク・メッセージは、TXデータプロセッサ338(それはまた、データソース336から多くのデータストリームに関するトラフィックデータを受信する)によって処理及び変調され、そしてTX MIMOプロセッサ380によって更に処理され、送信機354TXによって調整され、そしてBS 310のもとへ送信される。
RXデータプロセッサ360によって生成されるチャネル応答推定は、受信機での空間(space)、空間/時間(space/time)の処理、パワーレベルの調整、変調のレート又はスキームの変更、あるいは他の動作を実行するために使用されることができる。RXデータプロセッサ360は、検出されたシンボルストリームの信号対雑音及び干渉比(SNRs)と、場合によってはその他のチャネルの特性(channel characteristics)を更に推定することができ、そしてこれらの数量(quantities)をプロセッサ370に提供する。RXデータプロセッサ360又はプロセッサ370は、更にシステムに関する「オペレーティング(operating)」SNRの推定を導き出すことができる。その後、プロセッサ370は、チャネル状態情報(channel state information)(CSI)を提供し、それは通信リンク及び/又は受信されたデータストリームに関する様々なタイプの情報を含むことができる。例えば、CSIは、オペレーティングSNRのみを含むことができる。他の実施形態では、CSIは、チャネル品質インディケータ(CQI)を含むことができ、それは1つ以上のチャネル状態を示す数値であることができる。その後、CSIは、TXデータプロセッサ338によって処理され、TX MIMOプロセッサ380によって空間的に処理され、送信機354TX1乃至354TXmによって調整され、そしてBS 310のもとへ送信される。
BS 310では、UE 350からの変調された信号は、アンテナ324によって受信され、受信機322RXによって調整され、そしてUE 350によって送信された逆方向リンク・メッセージを抽出するために、RXデータプロセッサ342によって復調及び処理される。
プロセッサ330及び370は、それぞれBS 310及びUE 350におけるオペレーションを指示する(direct)(例えば、制御する、調整する(coordinate)、管理する(manage))ことができる。それぞれのプロセッサ330及び370は、プログラム・コード及びデータを格納するメモリ332及び372と結合されることができる。プロセッサ330及び370はまた、それぞれアップリンク及びダウンリンクに関する周波数及びインパルス応答推定を導き出すための計算を実行することができる。
図4は、典型的な装置のためのハードウェア構成を例示する概念的なブロック図である。装置400は、無線インタフェース402と、コンピュータ可読媒体406と、無線インタフェース402及びコンピュータ可読媒体406に結合された処理システム404とを含むことができる。
無線インタフェース402は、無線媒体を介して双方向(two-way)の通信をサポートするための送信機及び受信機の機能を有するトランシーバを含むことができる。あるいは、無線インタフェース402は、一方向の通信をサポートするための送信機又は受信機として構成されることができる。無線インタフェース402は、個別のエンティティとして示されている。しかしながら、無線インタフェース402、又はその任意の部分が、処理システム404に統合される、あるいは装置400内の複数のエンティティにわたって分散されうることを、当業者は容易に理解するであろう。
処理システム404は、1つ以上のプロセッサを含むことができる。1つ以上のプロセッサは、汎用のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールド・プグラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、制御装置、ステート・マシン、ゲート制御されたロジック(gated logic)、個別のハードウェア構成機器、又は計算あるいは他の情報操作を実行できるその他任意の適切なエンティティのうちの任意の組み合わせを用いてインプリメントされることができる。
コンピュータ可読媒体406は、処理システム404の複数の機能を実行するためのコードを含む。即ち、コンピュータ可読媒体406は、ソフトウェアを格納する。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、あるいはその他の方法で称されようと、任意のタイプの命令を意味するように広く解釈されるべきである。命令は、(例えば、ソース・コード形式、2進コード形式、実行可能コード形式、あるいはその他任意の適切なコードの形式における)コードを含むことができる。該命令は、1つ以上のプロセッサによって実行される時には、処理システム404に、以下に記述される様々な機能のみならず、その他のプロトコル処理機能も実行させる。
コンピュータ可読媒体406は、個別のエンティティとして示されている。しかしながら、コンピュータ可読媒体406、又はその任意の部分が、処理システム404に統合されうることを、当業者は容易に理解するであろう。従って、処理システム404は、ソフトウェアを格納するためのコンピュータ可読媒体406を含むことができる。あるいは、コンピュータ可読媒体406は、装置400内の複数のエンティティにわたって分散されることができる。
1つの構成において、装置400は、コンピュータプログラム製品であり、コンピュータ可読媒体406を含むことができる。コンピュータ可読媒体406は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、DVD、あるいはその他任意の適切な記憶デバイスなどの、処理システム404の外部記憶装置であることができる。コンピュータ可読媒体406はまた、機械可読媒体と称されることができる。機械可読媒体は、データ信号を符号化するキャリア波又は伝送路を含むことができる。当業者は、処理システムに関する記述された機能をどのようにインプリメントするのが最適であるかを認識するであろう。
図5は、LTEにおけるプロトコル・アーキテクチャを例示する図500である。物理層は、MAC層によって提供されるトランスポート・チャネルを運ぶ。トランスポート・チャネルは、データが、どのように、そしてどのような特性を有して、物理チャネルによって無線インタフェース上で運ばれるかを記述する。MAC層は、無線リンク制御(RLC)層に論理チャネル(LC)を提供する。該LCは、送信されるデータのタイプを特徴づける。層2(L2)におけるRLC層の上は、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(PDCP)層である。
図6は、MAC PDU 602を例示する図600である。MAC PDU 602は、MACヘッダ604とMACペイロード606を含む。MACヘッダは、更にMACサブヘッダ605から構成される。MACペイロード606は、MAC制御要素607、MACサービス・データ・ユニット(SDU)608(ペイロード・データ)、及びMACパディング(MAC padding)609から構成される。MACサブヘッダ605の各々は、論理チャネル識別(LCID)と長さフィールドを含む。LCIDは、MACペイロード606の対応する部分がMAC制御要素607かどうかを示し、またもしそうでないなら、関連するMAC SDU 608が、どの論理チャネルに属するかを示す。長さフィールドは、MAC制御要素607又は関連するMAC SDU 608のサイズを示す。MAC制御要素607は、バッファ状態報告(BSR)情報のデリバリー(delivery)に使用される。
図7は、2つのスレッドを用いてMAC PDU 602を構築する典型的なプロセスを例示する図700である。図8は、優先度の低いスレッド702の機能を例示する図である。図9は、優先度の高いスレッド704の機能を例示する図である。図7に示されているように、典型的なUE QoS/ULパケット構築のプロセスは、2つのスレッドを含み、オフラインのQoS/ULパケット構築処理を扱うための優先度の低いスレッド702と、時間制約の厳しい(time critical)QoS/ULパケット構築処理を扱うための優先度の高いスレッド704である。図8に示されているように、各TTIについては、優先度の低いスレッド702は、次の機能を行なうことができる:(1)優先度の高いスレッド704からQoS/ULフィードバック・データ708を得る(802)、(2)各々のアクティブなLCIDに関するトークンバケットを更新する(804)、(3)全てのLCIDの最新バッファ状態を得るために、RLC層に問い合わせる(806)、(4)TTIのためにパケットを構築するためのアクティブなLCIDのリストを計算し、そしてサービスする順序に並べる(808)、(5)各LCIDに関する最大及び最小の割り当てを設定する(810)、(6)BSRを送ることを要求及びトリガーするBSR/スケジューリング要求(SR)を扱う(812)、(7)LCグループのBSRの報告データを計算する(814)、そして(8)優先度の高いスレッド704にQoS/UL前処理データ706を送る(816)。優先度の低いスレッド702は、優先度の高いスレッド704が、MAC PDUをより効率的に形成することを可能にするために、追加の「優先度の低い(low priority)」機能を実行することができる。図9に示されているように、物理層によって要求された時に、優先度の高いスレッド704は次の機能を実行する:(1)優先度の低いスレッド702から、QoS/UL前処理データ706を得る(902)、(2)1つでも要求がある場合には、BSR要求を処理する(904)、(3)RLCパケット構築のための第1及び第2のパスを実行する(906)、(4)MAC PDUを形成し、ハードウェアに書き込む(908)、そして(5)優先度の低いスレッド702にQoS/ULフィードバック・データ708を送る(910)。
ここで図8を参照すると、優先度の低いスレッド702は、優先度の高いスレッド704からQoS/ULフィードバック・データ708を得る(802)。QoS/ULフィードバック・データ708は、各々のアクティブなLCIDに関する、ULで送られるデータ量についての情報を含む。LTEでは、32個のLCIDが存在し、その各々は、異なるアプリケーションにマップ(map)する。TTIごとに、優先度の低いスレッド702は、各LCIDに関するトークンバケットを更新する(804)。加えて、優先度の低いスレッド702が、QoS/ULフィードバック・データ708を受信した時には、優先度の低いスレッド702は、各LCIDに関するトークンバケットを更に更新する(804)。優先度の低いスレッド702は、各トークンバケットをゼロに初期化する。TTIごとに、優先度の低いスレッド702は、対応するLCIDに関するトークンバケットへ、それぞれのLCIDに関する優先順位付けしたビットレート(PBR:prioritized bit rate)と等しいカウント(count)を加算する。トークンバケットの各々のカウントは、所定の最大値に制限される。従って、トークンバケットのカウントが所定の最大値に達した場合には、優先度の低いスレッド702は、カウントが所定の最大値より少なくなるまで、トークンバケットへのカウントの加算を停止する。優先度の低いスレッド702が、QoS/ULフィードバック・データ708を受信した時には、優先度の低いスレッド702は、アクティブなトークンバケットの各々から、各々のアクティブなLCIDに関してULで送られるデータ量に等しいカウントを減算する。ULでは、PBRよりも多くのデータを送ることができるので、トークンバケットに関するカウントは、時にマイナスになりうる。従って、トークンバケットの各々は、特定のLCIDに関するPBRを満たすために、どれだけのデータを、特定のLCIDに負っている(owed)かを示す。
優先度の低いスレッド702は、全てのLCIDの最新バッファ状態を得るために、RLCに問い合わせる(806)。該バッファ状態は、LCIDの各々に関する、ULのためのRLCにおけるデータ量である。優先度の低いスレッド702が、LCIDに関する更新されたバッファ状態を得た後、優先度の低いスレッド702は、パケットを構築するためのアクティブなLCIDのリストを計算する(808)。優先度の低いスレッド702は、リスト中のアクティブなLCIDを、それらの優先レベル順に並べ、最高の優先レベルを有するアクティブなLCIDが最初にリストされる。あるいは、アクティブなLCIDは、それらの優先レベル、PBR、及び累積された使用サイズに基づく順序に並べられることができる。優先度の低いスレッド702は、リスト中の各々のLCIDに関する最大及び最小の割り当てを計算する。最小の割り当ては、RLCでのバッファサイズとトークンバケットサイズの関数である。1つの構成では、最小の割り当ては、RLCでのバッファサイズとトークンバケットサイズのうちの最小値に等しいが、ゼロより少なくない。例えば、LCIDが、アクティブなLCIDのリスト中にあり、またLCIDに関するバッファサイズが300であり、LCIDに関するトークンバケットサイズが400である場合には、LCIDに関する最小の割り当ては300に設定されるであろう。しかしながら、LCIDに関するバッファサイズが300であり、LCIDに関するトークンバケットサイズが−400である場合には、LCIDに関する最小の割り当ては0に設定されるであろう。優先度の低いスレッド702は、UL許可のサイズを知らないので、優先度の低いスレッド702では、最大の割り当ては最小の割り当てに設定される。
優先度の低いスレッド702は、(例えば、タイマーの満了の際、あるいはULのためにRLCにおいて優先度の高いデータがあることが決定された際に)バッファ状態報告(BSR)がトリガーされたことを決定し、そして優先度の高いスレッド704にBSRを送るように要求する(812)。BSRは、LCIDに関するRLCにおけるデータ量を含む。優先度の低いスレッド702はまた、BSにスケジューリング要求(SR)が送られるべきかどうかを決定する(812)。SRは、UEがUL許可を要することをBSに知らせる。優先度の低いスレッド702は、物理層とインタフェース(interface)することによってBSに送られるSRをトリガーする。
優先度の低いスレッド702は、LCグループのBSRデータを計算する(814)。BSRは、4つまでの異なるグループに関するバッファサイズを含み、各々のグループは、異なるLCグループに関連する。どのLCIDが、どのLCグループに所属するかは、BSによって決定される。各々のアクティブなLCIDは、LCグループのうちの1つにマップする。優先度の低いスレッド702は、それぞれのLCグループにおけるアクティブなLCIDの各々に関するRLCバッファサイズを合計することによって、各LCグループに関する全体のバッファサイズを計算する。
優先度の低いスレッド702は、優先度の高いスレッド704にQoS/UL前処理データ706を送る(816)。QoS/UL前処理データ706を送るよりもむしろ、優先度の低いスレッド702は、優先度の高いスレッド704がアクセスを有する記憶域に書き込む及び更新することができる(816)。QoS/UL前処理データ706は、特定のTTIのためにパケットを構築するためのアクティブなLCIDのリストと、最大及び最小の割り当てと、BSRの要求又は非要求と、LCグループのBSRデータとを含む。QoS/UL前処理データ706は、優先度の高いスレッド704を容易にするための追加情報を含むことができる。上記に論じられたように、優先度の低いスレッド702は、優先度の高いスレッド704が、MAC PDUをより効率的に形成することを可能にするために、追加の「優先度の低い」機能を実行することができる。
ここで図9を参照すると、優先度の高いスレッド704が、ULパケットを構築するように要求される時には、優先度の高いスレッド704は、QoS/UL前処理データ706を得る(902)。優先度の低いスレッド702が、BSRを送ることを要求した場合には、優先度の高いスレッド704は、BSR要求を処理し(904)、LCグループのBSRデータのためにスペース(2バイトと4バイトの間)を割り当てる。アクティブなLCIDのリストに基づいて、優先度の高いスレッド704は、RLCパケット構築の第1のパスを実行する(906)。RLCパケット構築の第1のパスを実行するために、優先度の高いスレッド704は、優先度の低いスレッド702によって設定された、最大及び最小の割り当てを更新する。優先度の高いスレッド704が、ULパケットを構築するように要求される時には、優先度の高いスレッド704は、UL許可サイズを受信する。第1のアクティブなLCID(即ち、最高の優先レベルを有するLCID)に関しては、優先度の高いスレッド704は、最大の割り当てをUL許可サイズに設定し、そしてUL許可サイズが、最小の割り当てより小さい場合には、優先度の高いスレッド704はまた、最小の割り当てもUL許可サイズに設定する。残りのアクティブなLCIDに関しては、優先度の高いスレッド704は、最大の割り当てを残りのUL許可サイズに設定し、そして残りのUL許可サイズが、最小の割り当てより小さい場合には、優先度の高いスレッド704はまた、最小の割り当ても残りのUL許可サイズに設定する。アクティブなLCIDに関する、最大の割り当て、また必要な場合には、最小の割り当てを調整した後、優先度の高いスレッド704は、LCIDのためのパケットを構築するようにRLC層に要求する。優先度の高いスレッド704は、アクティブなLCIDのリスト中の最初のLCIDから開始し、そして最小と最大の割り当ての間のデータサイズを使用してパケットを構築するようにRLC層に要求する。その時、RLC層は、パケットのために特定のLCIDに関するデータサイズを選択するであろう。該データサイズは、最小から最大までの割り当て範囲内であることも、ないこともある。
第1のパスを実行した後、UL許可のための任意のスペースが残っている場合には、優先度の高いスレッド704は、再度、最小及び最大の割り当てを調整し、そしてRLCパケット構築の第2のパスを実行する。この場合、優先度の高いスレッド704は、最大の割り当てを残りのUL許可サイズに調整し、最小の割り当てを最大の割当てに等しいように調整する。
続いて、優先度の高いスレッド704は、MAC PDUを形成し、そしてハードウェアにMAC PDUを書き込む(908)。その後、優先度の高いスレッド704は、QoS/ULフィードバック・データ708を送る/書き込み、従って、優先度の低いスレッド702にQoS/ULフィードバック・データ708を提供する。優先度の低いスレッド702及び優先度の高いスレッド704で最小及び最大の割り当てを設定することに関する典型的な方法を通じて、典型的な装置400は、LCIDの各々に関するPBRを達成し、RLC層におけるデータのセグメント化(segmentation)を回避する。加えて、優先度の低いスレッド702によって提供されるデータは、優先度の高いスレッド704が、より効率的にパケットを構成することを可能にする。更に、優先度の高いスレッド704の第1のパス及び第2のパスのRLCパケット構築は、パケットを構築するプロセスを単純化する。従って、典型的な装置/方法は、UEのCPUへの負担を減らすために、UE QoS/ULパケット構築を改善及び最適化する。
1つの例が、最小及び最大の割り当ての設定を用いた第1と第2のパスのRLCパケット構築を最も良く説明する。2つのアクティブなLCID、LCID及びLCID、が存在し、そしてLCIDは、最高の優先度を有すると仮定する。更に、LCID及びLCIDの各々は、最小及び最大の割当てについて、(優先度の低いスレッド702によって設定される)100バイトの初期設定を有すると仮定する。UL許可が500バイトである場合、その時優先度の高いスレッド704は、LCIDに関する最大の割当てを500バイトに設定し、100バイトの最小の割り当て及び500バイトの最大の割り当を有するLCIDのためのRLCパケット構築を要求するであろう。RLC層が、200バイトを使用してLCIDのためのパケットを構築した場合には、残りのUL許可サイズは、300バイトである。従って、優先度の高いスレッド704は、LCIDに関する最大の割り当てを300バイトに設定し、100バイトの最小の割り当て及び300バイトの最大の割り当を有するLCIDのためのRLCパケット構築を要求するであろう。RLC層が、150バイトを使用してLCIDのためのパケットを構築した場合には、残りのUL許可サイズは、150バイトである。従って、第2のパス上では、優先度の高いスレッド704は、LCIDに関して、最大の割り当てを150バイト、及び最小の割り当てを150バイトに設定し、150バイトの最小の割り当て及び150バイトの最大の割り当を有するLCIDのためのRLCパケット構築を要求するであろう。RLC層が、50バイトを用いてLCIDのためのパケットを構築した場合には、その時残りのUL許可サイズは、100バイトである。LCIDに関しては、その後、優先度の高いスレッド704は、最大の割り当てを100バイト、及び最小の割り当てを100バイトに設定し、そして100バイトの最小の割り当て及び100バイトの最大の割り当を有するLCIDのためのRLCパケット構築を要求するであろう。RLC層が、50バイトを用いてLCIDのためのパケットを構築した場合には、その時残りのUL許可サイズは、50バイトである。その後、優先度の高いスレッド704は、50バイトのパディングを加えることができ、あるいはその代わりに、2〜4バイトを満たすために、(たとえ優先度の低いスレッド702によって当初は要求されてなかったとしても)BSRを構築することができ、そして残りをパッドするであろう。
図10は、典型的なUE装置400の機能を例示する概念的なブロック図1000である。装置400は、第1のスレッド(即ち、優先度の低いスレッド702)における第1の機能の組を実行するモジュールを含む。第1の機能の組は、第2のスレッド(即ち、優先度の高いスレッド704)から第2のデータを得ることと、第2のスレッドにおけるULパケットの構成を容易にするために、第2のスレッドに第1のデータを提供することとを含む。装置400は、第2のスレッドにおける第2の機能の組を実行するモジュールを更に含む。第2の機能の組は、第1のデータを得ることと、第1のデータに基づいてULパケットを構成することと、第1の機能の組を実行することを容易にするために、第1のスレッドに第2のデータを提供することとを含む。1つの構成においては、第1の機能の組は、第2の機能の組を支援するための、緩和したタイミング・デッドライン(relaxed timing deadline)において実行される。そのような構成では、第1の機能の組は、複数のLCIDに関する複数のトークンバケットを更新することと、複数のLCIDの各々に関するバッファ状態を得るために、RLC層に問い合わせることと、複数のLCIDのうちの複数のアクティブなLCIDをサービスする順序を計算することと、基地局にバッファ状態報告を送るかどうか決定することと、必要とされる時に、基地局に送るための状態報告をトリガーすることと、論理チャネルグループのバッファ状態報告データを計算することとを含む。第1のデータは、サービスする順序と、バッファ状態報告を送るかどうかに関連した情報と、論理チャネルグループのバッファ状態報告データとを含む。1つの構成において、第1の機能の組は、複数のアクティブなLCIDに関する最小の割り当て及び最大の割り当てを計算することを含み、また第1のデータは、複数のアクティブなLCIDの各々に関する最小の割り当て及び最大の割り当てを含む。1つの構成において、複数のアクティブなLCIDのうちの1つのアクティブなLCIDに関する最小の割り当て及び最大の割り当てを計算することは、トークンバケットサイズとバッファサイズが、ゼロより大きい時に、最小の割当てを、アクティブなLCIDに関するRLC層におけるバッファサイズとアクティブなLCIDに関するトークンバケット
サイズのうちの最小値に設定することと、トークンバケットサイズ又はバッファサイズが、ゼロより小さい時に、最小の割り当てをゼロに設定することと、最大の割り当を、最小の割り当てに等しく設定することとを含む。
1つの構成において、第2の機能の組は、物理層からアップリンク・パケット構築要求を受信した際に、厳密なタイミング・デッドライン(strict timing deadline)において実行される。第2の機能の組は、MAC要素トリガーを処理することを含む。MAC要素トリガーは、優先度の低いスレッド702からのBSRトリガー及び/又は、物理層からのパワーヘッドルーム報告(power headroom report)を含む。1つの構成において、第2の機能の組は、UL許可サイズを得ることと、複数のアクティブなLCIDのために、RLC層におけるパケット構築の第1のパス及びRLC層におけるパケット構築の第2のパスを実行することとを含む。1つの構成において、複数のアクティブなLCIDのうちの1つのアクティブなLCIDのための第1のパス及び第2のパスは、アクティブなLCIDに関する最小の割り当て及び最大の割り当てを調整することと、RLC層に、最小の割り当て及び最大の割り当てに基づいて、アクティブなLCIDのためのパケットを構築するように要求することと、アクティブなLCIDのために、RLC層において構築されたパケットのサイズに基づいて、UL許可サイズの残りのUL許可サイズを調整することとを含む。1つの構成において、第1のパスにおいてアクティブなLCIDに関する最小の割り当て及び最大の割り当てを調整することは、最大の割り当てを残りのUL許可サイズに設定することと、残りのUL許可サイズが、最小の割り当てより小さい時に、最小の割り当てを残りのUL許可サイズに設定することとを含む。1つの構成において、第2のパスにおいてアクティブなLCIDに関する最小の割り当て及び最大の割り当てを調整することは、最大の割り当て及び最小の割り当てを残りのUL許可サイズに設定することを含む。1つの構成において、第2の機能の組は、MAC PDUを形成することと、MAC PDUを物理層に提出することとを含む。該第2のデータは、各々のアクティブなLCIDに関する、ULで送られるデータ量についての情報を含む。
1つの構成において、無線通信のための装置400は、第1のスレッドにおける第1の機能の組を実行する手段を含む。第1の機能の組は、第2のスレッドから第2のデータを得ることと、第2のスレッドにおけるULパケットの構成を容易にするために、第2のスレッドに第1のデータを提供することとを含む。装置400は、第2のスレッドにおける第2の機能の組を実行する手段を更に含む。第2の機能の組は、第1のデータを得ることと、第1のデータに基づいてULパケットを構成することと、第1の機能の組を実行することを容易にするために、第1のスレッドに第2のデータを提供することとを含む。前述の手段は、前述の手段によって述べられた機能を実行するように構成される処理システム404である。
前の記述は、何れの当業者が本開示の全ての範囲を十分に理解することを可能にするために提供される。ここに開示された様々な構成に対する変更は、当業者にとって容易に(readily)明らかになるであろう。従って、請求項は、ここに記述された本開示の様々な態様に限定されるようには意図されておらず、請求項の文言と整合する全ての範囲と一致するように意図されている。ここにおいて参照される各々の構成要素は、明確に規定されない限りは「1つ及びただ1つ」を意味するようには意図されておらず、「1つ又は複数」を意味するように意図されている。他の方法で明確に規定されてない限りは、「幾つかの」という用語は、1つ又は複数を指す。構成要素の組み合わせのうちの少なくとも1つ(例えば、「A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」と述べている請求項は、述べられている構成要素の1つ以上を指す(例えば、A、又はB、又はC、あるいはそれらの任意の組み合わせ)。この開示の全体にわたって記述された、当業者によって知られている、又は知られるようになる様々な態様の要素と、構成的又は機能的に同等である全ての要素は、参照によってここに明確に組み込まれ、請求項によって包含されるように意図されている。更に、ここでの開示は、このような開示が請求の範囲内で述べられているかに関わらず、公衆に放棄されるようには意図されていない。請求項の構成要素が、「〜する手段」という語句を用いて明確に述べられているか、又は、方法請求項の場合において、「〜するステップ」という語句を用いて述べられていない限りは、請求項の構成要素は、35U.S.C.§112第6項による規定の下で解釈されるべきではない。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲を付記する。
[C1]
下記を具備する、無線通信の方法:
第1のスレッドにおける第1の機能の組を実行すること、前記第1の機能の組は、第2のスレッドから第2のデータを得ることと、前記第2のスレッドにおけるアップリンク・パケットの構成を容易にするために、前記第2のスレッドに第1のデータを提供することとを具備する;及び
前記第2のスレッドにおける第2の機能の組を実行すること、前記第2の機能の組は、前記第1のデータを得ることと、前記第1のデータに基づいて前記アップリンク・パケットを構成することと、前記第1の機能の組を前記実行することを容易にするために、前記第1のスレッドに前記第2のデータを提供することとを具備する。
[C2]
前記第1の機能の組は、緩和したタイミング・デッドラインにおいて実行される、[C1]に記載の方法。
[C3]
前記第1の機能の組は、下記を具備する、[C1]に記載の方法:
複数の論理チャネル識別に関する複数のトークンバケットを更新すること;
前記複数の論理チャネル識別の各々に関するバッファ状態を得るために、無線リンク制御層に問い合わせること;
前記複数の論理チャネル識別のうちの複数のアクティブな論理チャネル識別をサービスする順序を計算すること;
基地局にバッファ状態報告を送るかどうか決定すること;
必要とされる時に、前記基地局に送るための状態報告をトリガーすること;及び
論理チャネルグループのバッファ状態報告データを計算すること;
ここにおいて、前記第1のデータは、前記サービスする順序と、前記バッファ状態報告を送るかどうかに関連した情報と、前記論理チャネルグループのバッファ状態報告データとを具備する。
[C4]
前記第1の機能の組は、複数のアクティブな論理チャネル識別に関する最小の割り当て及び最大の割り当てを計算することを具備し、また前記第1のデータは、前記複数のアクティブな論理チャネル識別の各々に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを具備する、[C1]に記載の方法。
[C5]
前記複数のアクティブな論理チャネル識別のうちの1つのアクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記計算することは下記を具備する、[C4]に記載の方法:
トークンバケットサイズとバッファサイズが、ゼロより大きい時に、前記最小の割当てを、前記アクティブな論理チャネル識別に関する無線リンク制御層における前記バッファサイズと前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記トークンバケットサイズのうちの最小値に設定すること;
前記トークンバケットサイズ又は前記バッファサイズが、ゼロより小さい時に、前記最小の割り当てをゼロに設定すること;及び
前記最大の割り当てを、前記最小の割り当てに等しく設定すること。
[C6]
前記第2の機能の組は、厳密なタイミング・デッドラインにおいて実行される、[C1]に記載の方法。
[C7]
前記第2の機能の組は、媒体アクセス制御要素トリガーを処理することを具備する、[C1]に記載の方法。
[C8]
前記第2の機能の組は、アップリンク許可サイズを得ることと、複数のアクティブな論理チャネル識別のために、無線リンク制御層におけるパケット構築の第1のパス及び前記無線リンク制御層における前記パケット構築の第2のパスを実行することとを具備する、[C1]に記載の方法。
[C9]
前記複数のアクティブな論理チャネル識別のうちの1つのアクティブな論理チャネル識別のための前記第1のパス及び前記第2のパスは、下記を具備する、[C8]に記載の方法:
前記アクティブな論理チャネル識別に関する最小の割り当て及び最大の割り当てを調整すること;
前記無線リンク制御層に前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを提供すること;
前記無線リンク制御層に、前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てに基づくパケットサイズを用いて、前記アクティブな論理チャネル識別のためのパケットを構築するように要求すること;及び
前記アクティブな論理チャネル識別のために、前記無線リンク制御層において構築された前記パケットの前記パケットサイズに基づいて、前記アップリンク許可サイズの残りのアップリンク許可サイズを調整すること。
[C10]
前記第1のパスにおいて前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記調整することは、下記を具備する、[C9]に記載の方法:
前記最大の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定すること;及び
前記残りのアップリンク許可サイズが、前記最小の割り当てより小さい時に、前記最小の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定すること。
[C11]
前記第2のパスにおいて前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記調整することは、前記最大の割り当て及び前記最小の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定することを具備する、[C9]に記載の方法。
[C12]
前記無線リンク制御層によって、パケットのセグメント化を減らすために、前記最小の割り当てと前記最大の割り当ての間で前記パケットサイズを選択することを更に具備する、[C9]に記載の方法。
[C13]
前記アクティブな論理チャネル識別に関する、前記無線リンク制御層に提供される前記最小の割り当て及び前記最大の割り当ては、前記アクティブな論理チャネル識別のために優先ビットレートが満たされることを確実にする、[C9]に記載の方法。
[C14]
前記第2の機能の組は、媒体アクセス制御パケット・データ・ユニットを形成することと、前記媒体アクセス制御パケット・データ・ユニットを物理層に提出することとを具備する、[C1]に記載の方法、ここにおいて前記第2のデータは、各々のアクティブな論理チャネル識別に関する、アップリンクで送られるデータ量についての情報を具備する。
[C15]
下記のように構成される処理システムを具備する、無線通信のための装置:
第1のスレッドにおける第1の機能の組を実行する、前記第1の機能の組は、第2のスレッドから第2のデータを得ることと、前記第2のスレッドにおけるアップリンク・パケットの構成を容易にするために、前記第2のスレッドに第1のデータを提供することとを具備する;及び
前記第2のスレッドにおける第2の機能の組を実行する、前記第2の機能の組は、前記第1のデータを得ることと、前記第1のデータに基づいて前記アップリンク・パケットを構成することと、前記第1の機能の組を前記実行することを容易にするために、前記第1のスレッドに前記第2のデータを提供することとを具備する。
[C16]
前記第1の機能の組は、緩和したタイミング・デッドラインにおいて実行される、[C15]に記載の装置。
[C17]
前記第1の機能の組は、下記を具備する、[C15]に記載の装置:
複数の論理チャネル識別に関する複数のトークンバケットを更新すること;
前記複数の論理チャネル識別の各々に関するバッファ状態を得るために、無線リンク制御層に問い合わせること;
前記複数の論理チャネル識別のうちの複数のアクティブな論理チャネル識別をサービスする順序を計算すること;
基地局にバッファ状態報告を送るかどうか決定すること;
必要とされる時に、前記基地局に送るための状態報告をトリガーすること;及び
論理チャネルグループのバッファ状態報告データを計算すること;
ここにおいて、前記第1のデータは、前記サービスする順序と、前記バッファ状態報告を送るかどうかに関連した情報と、前記論理チャネルグループのバッファ状態報告データとを具備する。
[C18]
前記第1の機能の組は、複数のアクティブな論理チャネル識別に関する最小の割り当て及び最大の割り当てを計算することを具備し、また前記第1のデータは、前記複数のアクティブな論理チャネル識別の各々に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを具備する、[C15]に記載の装置。
[C19]
前記複数のアクティブな論理チャネル識別のうちの1つのアクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを計算するために、前記処理システムは、下記のように構成される、[C18]に記載の装置:
トークンバケットサイズとバッファサイズが、ゼロより大きい時に、前記最小の割当てを、前記アクティブな論理チャネル識別に関する無線リンク制御層における前記バッファサイズと前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記トークンバケットサイズのうちの最小値に設定する;
前記トークンバケットサイズ又は前記バッファサイズが、ゼロより小さい時に、前記最小の割り当てをゼロに設定する;及び
前記最大の割り当てを、前記最小の割り当てに等しく設定する。
[C20]
前記第2の機能の組は、厳密なタイミング・デッドラインにおいて実行される、[C15]に記載の装置。
[C21]
前記第2の機能の組は、媒体アクセス制御要素トリガーを処理することを具備する、[C15]に記載の装置。
[C22]
前記第2の機能の組は、アップリンク許可サイズを得ることと、複数のアクティブな論理チャネル識別のために、無線リンク制御層におけるパケット構築の第1のパス及び前記無線リンク制御層における前記パケット構築の第2のパスを実行することとを具備する、[C15]に記載の装置。
[C23]
前記複数のアクティブな論理チャネル識別のうちの1つのアクティブな論理チャネル識別のための前記第1のパス及び前記第2のパスを実行するために、前記処理システムは、下記のように構成される、[C22]に記載の装置:
前記アクティブな論理チャネル識別に関する最小の割り当て及び最大の割り当てを調整する;
前記無線リンク制御層に前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを提供する;
前記無線リンク制御層に、前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てに基づくパケットサイズを用いて、前記アクティブな論理チャネル識別のためのパケットを構築するように要求する;及び
前記アクティブな論理チャネル識別のために、前記無線リンク制御層において構築された前記パケットの前記パケットサイズに基づいて、前記アップリンク許可サイズの残りのアップリンク許可サイズを調整する。
[C24]
前記第1のパスにおいて前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記調整するために、前記処理システムは、下記のように構成される、[C23]に記載の装置:
前記最大の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定する;及び
前記残りのアップリンク許可サイズが、前記最小の割り当てより小さい時に、前記最小の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定する。
[C25]
前記第2のパスにおいて前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを調整するために、前記処理システムは、前記最大の割り当て及び前記最小の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定するように構成される、[C23]に記載の装置。
[C26]
前記無線リンク制御層は、パケットのセグメント化を減らすために、前記最小の割り当てと前記最大の割り当ての間で前記パケットサイズを選択する、[C23]に記載の装置。
[C27]
前記アクティブな論理チャネル識別に関する、前記無線リンク制御層に提供される前記最小の割り当て及び前記最大の割り当ては、前記アクティブな論理チャネル識別のために優先ビットレートが満たされることを確実にする、[C23]に記載の装置。
[C28]
前記第2の機能の組は、媒体アクセス制御パケット・データ・ユニットを形成することと、前記媒体アクセス制御パケット・データ・ユニットを物理層に提出することとを具備する、[C15]に記載の装置、ここにおいて前記第2のデータは、各々のアクティブな論理チャネル識別に関する、アップリンクで送られるデータ量についての情報を具備する。
[C29]
下記を具備する、無線通信のための装置:
第1のスレッドにおける第1の機能の組を実行する手段、前記第1の機能の組は、第2のスレッドから第2のデータを得ることと、前記第2のスレッドにおけるアップリンク・パケットの構成を容易にするために、前記第2のスレッドに第1のデータを提供することとを具備する;及び
前記第2のスレッドにおける第2の機能の組を実行する手段、前記第2の機能の組は、前記第1のデータを得ることと、前記第1のデータに基づいて前記アップリンク・パケットを構成することと、前記第1の機能の組を前記実行することを容易にするために、前記第1のスレッドに前記第2のデータを提供することとを具備する。
[C30]
前記第1の機能の組は、緩和したタイミング・デッドラインにおいて実行される、[C29]に記載の装置。
[C31]
前記第1の機能の組は、下記を具備する、[C29]に記載の装置:
複数の論理チャネル識別に関する複数のトークンバケットを更新すること;
前記複数の論理チャネル識別の各々に関するバッファ状態を得るために、無線リンク制御層に問い合わせること;
前記複数の論理チャネル識別のうちの複数のアクティブな論理チャネル識別をサービスする順序を計算すること;
基地局にバッファ状態報告を送るかどうか決定すること;
必要とされる時に、前記基地局に送るための状態報告をトリガーすること;及び
論理チャネルグループのバッファ状態報告データを計算すること;
ここにおいて、前記第1のデータは、前記サービスする順序と、前記バッファ状態報告を送るかどうかに関連した情報と、前記論理チャネルグループのバッファ状態報告データとを具備する。
[C32]
前記第1の機能の組は、複数のアクティブな論理チャネル識別に関する最小の割り当て及び最大の割り当てを計算することを具備し、また前記第1のデータは、前記複数のアクティブな論理チャネル識別の各々に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを具備する、[C29]に記載の装置。
[C33]
前記複数のアクティブな論理チャネル識別のうちの1つのアクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記計算することは下記を具備する、[C32]に記載の装置:
トークンバケットサイズとバッファサイズが、ゼロより大きい時に、前記最小の割当てを、前記アクティブな論理チャネル識別に関する無線リンク制御層における前記バッファサイズと前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記トークンバケットサイズのうちの最小値に設定すること;
前記トークンバケットサイズ又は前記バッファサイズが、ゼロより小さい時に、前記最小の割り当てをゼロに設定すること;及び
前記最大の割り当てを、前記最小の割り当てに等しく設定すること。
[C34]
前記第2の機能の組は、厳密なタイミング・デッドラインにおいて実行される、[C29]に記載の装置。
[C35]
前記第2の機能の組は、媒体アクセス制御要素トリガーを処理することを具備する、[C29]に記載の装置。
[C36]
前記第2の機能の組は、アップリンク許可サイズを得ることと、複数のアクティブな論理チャネル識別のために、無線リンク制御層におけるパケット構築の第1のパス及び前記無線リンク制御層における前記パケット構築の第2のパスを実行することとを具備する、[C29]に記載の装置。
[C37]
前記複数のアクティブな論理チャネル識別のうちの1つのアクティブな論理チャネル識別のための前記第1のパス及び前記第2のパスは、下記を具備する、[C36]に記載の装置:
前記アクティブな論理チャネル識別に関する最小の割り当て及び最大の割り当てを調整すること;
前記無線リンク制御層に前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを提供すること;
前記無線リンク制御層に、前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てに基づくパケットサイズを用いて、前記アクティブな論理チャネル識別のためのパケットを構築するように要求すること;及び
前記アクティブな論理チャネル識別のために、前記無線リンク制御層において構築された前記パケットの前記パケットサイズに基づいて、前記アップリンク許可サイズの残りのアップリンク許可サイズを調整すること。
[C38]
前記第1のパスにおいて前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記調整することは、下記を具備する、[C37]に記載の装置:
前記最大の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定すること;及び
前記残りのアップリンク許可サイズが、前記最小の割り当てより小さい時に、前記最小の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定すること。
[C39]
前記第2のパスにおいて前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記調整することは、前記最大の割り当て及び前記最小の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定することを具備する、[C37]に記載の装置。
[C40]
前記無線リンク制御層によって、パケットのセグメント化を減らすために、前記最小の割り当てと前記最大の割り当ての間で前記パケットサイズを選択する手段を更に具備する、[C37]に記載の装置。
[C41]
前記アクティブな論理チャネル識別に関する、前記無線リンク制御層に提供される前記最小の割り当て及び前記最大の割り当ては、前記アクティブな論理チャネル識別のために優先ビットレートが満たされることを確実にする、[C37]に記載の装置。
[C42]
前記第2の機能の組は、媒体アクセス制御パケット・データ・ユニットを形成することと、前記媒体アクセス制御パケット・データ・ユニットを物理層に提出することとを具備する、[C29]に記載の装置、ここにおいて前記第2のデータは、各々のアクティブな論理チャネル識別に関する、アップリンクで送られるデータ量についての情報を具備する。
[C43]
下記のためのコードを備えたコンピュータ可読媒体を具備する、無線通信のためのコンピュータプログラム製品:
第1のスレッドにおける第1の機能の組を実行する、前記第1の機能の組は、第2のスレッドから第2のデータを得ることと、前記第2のスレッドにおけるアップリンク・パケットの構成を容易にするために、前記第2のスレッドに第1のデータを提供することとを具備する;及び
前記第2のスレッドにおける第2の機能の組を実行する、前記第2の機能の組は、前記第1のデータを得ることと、前記第1のデータに基づいて前記アップリンク・パケットを構成することと、前記第1の機能の組を前記実行することを容易にするために、前記第1のスレッドに前記第2のデータを提供することとを具備する。
[C44]
前記第1の機能の組は、緩和したタイミング・デッドラインにおいて実行される、[C43]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C45]
前記第1の機能の組は、下記を具備する、[C43]に記載のコンピュータプログラム製品:
複数の論理チャネル識別に関する複数のトークンバケットを更新すること;
前記複数の論理チャネル識別の各々に関するバッファ状態を得るために、無線リンク制御層に問い合わせること;
前記複数の論理チャネル識別のうちの複数のアクティブな論理チャネル識別をサービスする順序を計算すること;
基地局にバッファ状態報告を送るかどうか決定すること;
必要とされる時に、前記基地局に送るための状態報告をトリガーすること;及び
論理チャネルグループのバッファ状態報告データを計算すること;
ここにおいて、前記第1のデータは、前記サービスする順序と、前記バッファ状態報告を送るかどうかに関連した情報と、前記論理チャネルグループのバッファ状態報告データとを具備する。
[C46]
前記第1の機能の組は、複数のアクティブな論理チャネル識別に関する最小の割り当て及び最大の割り当てを計算することを具備し、また前記第1のデータは、前記複数のアクティブな論理チャネル識別の各々に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを具備する、[C43]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C47]
前記複数のアクティブな論理チャネル識別のうちの1つのアクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記計算することは下記を具備する、[C46]に記載のコンピュータプログラム製品:
トークンバケットサイズとバッファサイズが、ゼロより大きい時に、前記最小の割当てを、前記アクティブな論理チャネル識別に関する無線リンク制御層における前記バッファサイズと前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記トークンバケットサイズのうちの最小値に設定すること;
前記トークンバケットサイズ又は前記バッファサイズが、ゼロより小さい時に、前記最小の割り当てをゼロに設定すること;及び
前記最大の割り当てを、前記最小の割り当てに等しく設定すること。
[C48]
前記第2の機能の組は、厳密なタイミング・デッドラインにおいて実行される、[C43]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C49]
前記第2の機能の組は、媒体アクセス制御要素トリガーを処理することを具備する、[C43]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C50]
前記第2の機能の組は、アップリンク許可サイズを得ることと、複数のアクティブな論理チャネル識別のために、無線リンク制御層におけるパケット構築の第1のパス及び前記無線リンク制御層における前記パケット構築の第2のパスを実行することとを具備する、[C43]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C51]
前記複数のアクティブな論理チャネル識別のうちの1つのアクティブな論理チャネル識別のための前記第1のパス及び前記第2のパスは、下記を具備する、[C50]に記載のコンピュータプログラム製品:
前記アクティブな論理チャネル識別に関する最小の割り当て及び最大の割り当てを調整すること;
前記無線リンク制御層に前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを提供すること;
前記無線リンク制御層に、前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てに基づくパケットサイズを用いて、前記アクティブな論理チャネル識別のためのパケットを構築するように要求すること;及び
前記アクティブな論理チャネル識別のために、前記無線リンク制御層において構築された前記パケットの前記パケットサイズに基づいて、前記アップリンク許可サイズの残りのアップリンク許可サイズを調整すること。
[C52]
前記第1のパスにおいて前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記調整することは、下記を具備する、[C51]に記載のコンピュータプログラム製品:
前記最大の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定すること;及び
前記残りのアップリンク許可サイズが、前記最小の割り当てより小さい時に、前記最小の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定すること。
[C53]
前記第2のパスにおいて前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記調整することは、前記最大の割り当て及び前記最小の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定することを具備する、[C51]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C54]
前記コンピュータ可読媒体は、前記無線リンク制御層によって、パケットのセグメント化を減らすために、前記最小の割り当てと前記最大の割り当ての間で前記パケットサイズを選択するためのコードを具備する、[C51]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C55]
前記アクティブな論理チャネル識別に関する、前記無線リンク制御層に提供される前記最小の割り当て及び前記最大の割り当ては、前記アクティブな論理チャネル識別のために優先ビットレートが満たされることを確実にする、[C51]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C56]
前記第2の機能の組は、媒体アクセス制御パケット・データ・ユニットを形成することと、前記媒体アクセス制御パケット・データ・ユニットを物理層に提出することとを具備する、[C43]に記載のコンピュータプログラム製品、ここにおいて前記第2のデータは、各々のアクティブな論理チャネル識別に関する、アップリンクで送られるデータ量についての情報を具備する。

Claims (44)

  1. 下記を具備する、無線通信の方法:
    第1のスレッドにおける第1の機能の組を実行すること、前記第1の機能の組は、第2のスレッドから第2のデータを得ることと、前記第2のスレッドにおけるアップリンク・パケットの構成を容易にするために、前記第2のスレッドに第1のデータを提供することとを具備し、前記第1の機能の組は、複数のアクティブな論理チャネル識別に関する最小の割り当て及び最大の割り当てを計算することを具備し、また前記第1のデータは、前記複数のアクティブな論理チャネル識別の各々に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを具備し、前記第2のデータは、各々のアクティブな論理チャネル識別に関する、アップリンクで送られるデータ量についての情報を具備する;及び
    前記第2のスレッドにおける第2の機能の組を実行すること、前記第2の機能の組は、前記第1のデータを得ることと、前記第1のデータに基づいて前記アップリンク・パケットを構成することと、前記第1の機能の組を前記実行することを容易にするために、前記第1のスレッドに前記第2のデータを提供することとを具備し、前記第1の機能の組は、緩和したタイミング・デッドラインにおいて実行され、前記第2の機能の組は、厳密なタイミング・デッドラインにおいて実行される
  2. 前記第1の機能の組は、下記を具備する、請求項1に記載の方法:
    複数の論理チャネル識別に関する複数のトークンバケットを更新すること;
    前記複数の論理チャネル識別の各々に関するバッファ状態を得るために、無線リンク制御層に問い合わせること;
    前記複数の論理チャネル識別のうちの複数のアクティブな論理チャネル識別をサービスする順序を計算すること;
    基地局にバッファ状態報告を送るかどうか決定すること;
    必要とされる時に、前記基地局に送るための状態報告をトリガーすること;及び
    論理チャネルグループのバッファ状態報告データを計算すること;
    ここにおいて、前記第1のデータは、前記サービスする順序と、前記バッファ状態報告を送るかどうかに関連した情報と、前記論理チャネルグループのバッファ状態報告データとを具備する。
  3. 前記複数のアクティブな論理チャネル識別のうちの1つのアクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記計算することは下記を具備する、請求項に記載の方法:
    トークンバケットサイズとバッファサイズが、ゼロより大きい時に、前記最小の割当てを、前記アクティブな論理チャネル識別に関する無線リンク制御層における前記バッファサイズと前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記トークンバケットサイズのうちの最小値に設定すること;
    前記トークンバケットサイズ又は前記バッファサイズが、ゼロより小さい時に、前記最小の割り当てをゼロに設定すること;及び
    前記最大の割り当てを、前記最小の割り当てに等しく設定すること。
  4. 前記第2の機能の組は、媒体アクセス制御要素トリガーを処理することを具備する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第2の機能の組は、アップリンク許可サイズを得ることと、複数のアクティブな論理チャネル識別のために、無線リンク制御層におけるパケット構築の第1のパス及び前記無線リンク制御層における前記パケット構築の第2のパスを実行することとを具備する、請求項1に記載の方法。
  6. 前記複数のアクティブな論理チャネル識別のうちの1つのアクティブな論理チャネル識別のための前記第1のパス及び前記第2のパスは、下記を具備する、請求項に記載の方法:
    前記アクティブな論理チャネル識別に関する最小の割り当て及び最大の割り当てを調整すること;
    前記無線リンク制御層に前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを提供すること;
    前記無線リンク制御層に、前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てに基づくパケットサイズを用いて、前記アクティブな論理チャネル識別のためのパケットを構築するように要求すること;及び
    前記アクティブな論理チャネル識別のために、前記無線リンク制御層において構築された前記パケットの前記パケットサイズに基づいて、前記アップリンク許可サイズの残りのアップリンク許可サイズを調整すること。
  7. 前記第1のパスにおいて前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記調整することは、下記を具備する、請求項に記載の方法:
    前記最大の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定すること;及び
    前記残りのアップリンク許可サイズが、前記最小の割り当てより小さい時に、前記最小の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定すること。
  8. 前記第2のパスにおいて前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記調整することは、前記最大の割り当て及び前記最小の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定することを具備する、請求項に記載の方法。
  9. 前記無線リンク制御層によって、パケットのセグメント化を減らすために、前記最小の割り当てと前記最大の割り当ての間で前記パケットサイズを選択することを更に具備する、請求項に記載の方法。
  10. 前記アクティブな論理チャネル識別に関する、前記無線リンク制御層に提供される前記最小の割り当て及び前記最大の割り当ては、前記アクティブな論理チャネル識別のために優先ビットレートが満たされること確実にする、請求項に記載の方法。
  11. 前記第2の機能の組は、媒体アクセス制御パケット・データ・ユニットを形成することと、前記媒体アクセス制御パケット・データ・ユニットを物理層に提出することとを具備する、請求項1に記載の方法。
  12. 下記のように構成される処理システムを具備する、無線通信のための装置:
    第1のスレッドにおける第1の機能の組を実行する、前記第1の機能の組は、第2のスレッドから第2のデータを得ることと、前記第2のスレッドにおけるアップリンク・パケットの構成を容易にするために、前記第2のスレッドに第1のデータを提供することとを具備し、前記第1の機能の組は、複数のアクティブな論理チャネル識別に関する最小の割り当て及び最大の割り当てを計算することを具備し、また前記第1のデータは、前記複数のアクティブな論理チャネル識別の各々に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを具備し、前記第2のデータは、各々のアクティブな論理チャネル識別に関する、アップリンクで送られるデータ量についての情報を具備する;及び
    前記第2のスレッドにおける第2の機能の組を実行する、前記第2の機能の組は、前記第1のデータを得ることと、前記第1のデータに基づいて前記アップリンク・パケットを構成することと、前記第1の機能の組を前記実行することを容易にするために、前記第1のスレッドに前記第2のデータを提供することとを具備し、前記第1の機能の組は、緩和したタイミング・デッドラインにおいて実行され、前記第2の機能の組は、厳密なタイミング・デッドラインにおいて実行される
  13. 前記第1の機能の組は、下記を具備する、請求項12に記載の装置:
    複数の論理チャネル識別に関する複数のトークンバケットを更新すること;
    前記複数の論理チャネル識別の各々に関するバッファ状態を得るために、無線リンク制御層に問い合わせること;
    前記複数の論理チャネル識別のうちの複数のアクティブな論理チャネル識別をサービスする順序を計算すること;
    基地局にバッファ状態報告を送るかどうか決定すること;
    必要とされる時に、前記基地局に送るための状態報告をトリガーすること;及び
    論理チャネルグループのバッファ状態報告データを計算すること;
    ここにおいて、前記第1のデータは、前記サービスする順序と、前記バッファ状態報告を送るかどうかに関連した情報と、前記論理チャネルグループのバッファ状態報告データとを具備する。
  14. 前記複数のアクティブな論理チャネル識別のうちの1つのアクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを計算するために、前記処理システムは、下記のように構成される、請求項12に記載の装置:
    トークンバケットサイズとバッファサイズが、ゼロより大きい時に、前記最小の割当てを、前記アクティブな論理チャネル識別に関する無線リンク制御層における前記バッファサイズと前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記トークンバケットサイズのうちの最小値に設定する;
    前記トークンバケットサイズ又は前記バッファサイズが、ゼロより小さい時に、前記最小の割り当てをゼロに設定する;及び
    前記最大の割り当てを、前記最小の割り当てに等しく設定する。
  15. 前記第2の機能の組は、媒体アクセス制御要素トリガーを処理することを具備する、請求項12に記載の装置。
  16. 前記第2の機能の組は、アップリンク許可サイズを得ることと、複数のアクティブな論理チャネル識別のために、無線リンク制御層におけるパケット構築の第1のパス及び前記無線リンク制御層における前記パケット構築の第2のパスを実行することとを具備する、請求項12に記載の装置。
  17. 前記複数のアクティブな論理チャネル識別のうちの1つのアクティブな論理チャネル識別のための前記第1のパス及び前記第2のパスを実行するために、前記処理システムは、下記のように構成される、請求項16に記載の装置:
    前記アクティブな論理チャネル識別に関する最小の割り当て及び最大の割り当てを調整する;
    前記無線リンク制御層に前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを提供する;
    前記無線リンク制御層に、前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てに基づくパケットサイズを用いて、前記アクティブな論理チャネル識別のためのパケットを構築するように要求する;及び
    前記アクティブな論理チャネル識別のために、前記無線リンク制御層において構築された前記パケットの前記パケットサイズに基づいて、前記アップリンク許可サイズの残りのアップリンク許可サイズを調整する。
  18. 前記第1のパスにおいて前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記調整するために、前記処理システムは、下記のように構成される、請求項17に記載の装置:
    前記最大の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定する;及び
    前記残りのアップリンク許可サイズが、前記最小の割り当てより小さい時に、前記最小の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定する。
  19. 前記第2のパスにおいて前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを調整するために、前記処理システムは、前記最大の割り当て及び前記最小の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定するように構成される、請求項17に記載の装置。
  20. 前記無線リンク制御層は、パケットのセグメント化を減らすために、前記最小の割り当てと前記最大の割り当ての間で前記パケットサイズを選択する、請求項17に記載の装置。
  21. 前記アクティブな論理チャネル識別に関する、前記無線リンク制御層に提供される前記最小の割り当て及び前記最大の割り当ては、前記アクティブな論理チャネル識別のために優先ビットレートが満たされること確実にする、請求項17に記載の装置。
  22. 前記第2の機能の組は、媒体アクセス制御パケット・データ・ユニットを形成することと、前記媒体アクセス制御パケット・データ・ユニットを物理層に提出することとを具備する、請求項12に記載の装置。
  23. 下記を具備する、無線通信のための装置:
    第1のスレッドにおける第1の機能の組を実行する手段、前記第1の機能の組は、第2のスレッドから第2のデータを得ることと、前記第2のスレッドにおけるアップリンク・パケットの構成を容易にするために、前記第2のスレッドに第1のデータを提供することとを具備し、前記第1の機能の組は、複数のアクティブな論理チャネル識別に関する最小の割り当て及び最大の割り当てを計算することを具備し、また前記第1のデータは、前記複数のアクティブな論理チャネル識別の各々に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを具備し、前記第2のデータは、各々のアクティブな論理チャネル識別に関する、アップリンクで送られるデータ量についての情報を具備する;及び
    前記第2のスレッドにおける第2の機能の組を実行する手段、前記第2の機能の組は、前記第1のデータを得ることと、前記第1のデータに基づいて前記アップリンク・パケットを構成することと、前記第1の機能の組を前記実行することを容易にするために、前記第1のスレッドに前記第2のデータを提供することとを具備し、前記第1の機能の組は、緩和したタイミング・デッドラインにおいて実行され、前記第2の機能の組は、厳密なタイミング・デッドラインにおいて実行される
  24. 前記第1の機能の組は、下記を具備する、請求項23に記載の装置:
    複数の論理チャネル識別に関する複数のトークンバケットを更新すること;
    前記複数の論理チャネル識別の各々に関するバッファ状態を得るために、無線リンク制御層に問い合わせること;
    前記複数の論理チャネル識別のうちの複数のアクティブな論理チャネル識別をサービスする順序を計算すること;
    基地局にバッファ状態報告を送るかどうか決定すること;
    必要とされる時に、前記基地局に送るための状態報告をトリガーすること;及び
    論理チャネルグループのバッファ状態報告データを計算すること;
    ここにおいて、前記第1のデータは、前記サービスする順序と、前記バッファ状態報告を送るかどうかに関連した情報と、前記論理チャネルグループのバッファ状態報告データとを具備する。
  25. 前記複数のアクティブな論理チャネル識別のうちの1つのアクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記計算することは下記を具備する、請求項23に記載の装置:
    トークンバケットサイズとバッファサイズが、ゼロより大きい時に、前記最小の割当てを、前記アクティブな論理チャネル識別に関する無線リンク制御層における前記バッファサイズと前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記トークンバケットサイズのうちの最小値に設定すること;
    前記トークンバケットサイズ又は前記バッファサイズが、ゼロより小さい時に、前記最小の割り当てをゼロに設定すること;及び
    前記最大の割り当てを、前記最小の割り当てに等しく設定すること。
  26. 前記第2の機能の組は、媒体アクセス制御要素トリガーを処理することを具備する、請求項23に記載の装置。
  27. 前記第2の機能の組は、アップリンク許可サイズを得ることと、複数のアクティブな論理チャネル識別のために、無線リンク制御層におけるパケット構築の第1のパス及び前記無線リンク制御層における前記パケット構築の第2のパスを実行することとを具備する、請求項23に記載の装置。
  28. 前記複数のアクティブな論理チャネル識別のうちの1つのアクティブな論理チャネル識別のための前記第1のパス及び前記第2のパスは、下記を具備する、請求項27に記載の装置:
    前記アクティブな論理チャネル識別に関する最小の割り当て及び最大の割り当てを調整すること;
    前記無線リンク制御層に前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを提供すること;
    前記無線リンク制御層に、前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てに基づくパケットサイズを用いて、前記アクティブな論理チャネル識別のためのパケットを構築するように要求すること;及び
    前記アクティブな論理チャネル識別のために、前記無線リンク制御層において構築された前記パケットの前記パケットサイズに基づいて、前記アップリンク許可サイズの残りのアップリンク許可サイズを調整すること。
  29. 前記第1のパスにおいて前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記調整することは、下記を具備する、請求項28に記載の装置:
    前記最大の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定すること;及び
    前記残りのアップリンク許可サイズが、前記最小の割り当てより小さい時に、前記最小の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定すること。
  30. 前記第2のパスにおいて前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記調整することは、前記最大の割り当て及び前記最小の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定することを具備する、請求項28に記載の装置。
  31. 前記無線リンク制御層によって、パケットのセグメント化を減らすために、前記最小の割り当てと前記最大の割り当ての間で前記パケットサイズを選択する手段を更に具備する、請求項28に記載の装置。
  32. 前記アクティブな論理チャネル識別に関する、前記無線リンク制御層に提供される前記最小の割り当て及び前記最大の割り当ては、前記アクティブな論理チャネル識別のために優先ビットレートが満たされること確実にする、請求項28に記載の装置。
  33. 前記第2の機能の組は、媒体アクセス制御パケット・データ・ユニットを形成することと、前記媒体アクセス制御パケット・データ・ユニットを物理層に提出することとを具備する、請求項23に記載の装置。
  34. 下記の手順をコンピュータに実行させるためのコードを備えた、無線通信のためのプログラム:
    第1のスレッドにおける第1の機能の組を実行すること、前記第1の機能の組は、第2のスレッドから第2のデータを得ることと、前記第2のスレッドにおけるアップリンク・パケットの構成を容易にするために、前記第2のスレッドに第1のデータを提供することとを具備し、前記第1の機能の組は、複数のアクティブな論理チャネル識別に関する最小の割り当て及び最大の割り当てを計算することを具備し、また前記第1のデータは、前記複数のアクティブな論理チャネル識別の各々に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを具備し、前記第2のデータは、各々のアクティブな論理チャネル識別に関する、アップリンクで送られるデータ量についての情報を具備する;及び
    前記第2のスレッドにおける第2の機能の組を実行すること、前記第2の機能の組は、前記第1のデータを得ることと、前記第1のデータに基づいて前記アップリンク・パケットを構成することと、前記第1の機能の組を前記実行することを容易にするために、前記第1のスレッドに前記第2のデータを提供することとを具備し、前記第1の機能の組は、緩和したタイミング・デッドラインにおいて実行され、前記第2の機能の組は、厳密なタイミング・デッドラインにおいて実行される
  35. 前記第1の機能の組は、下記を具備する、請求項34に記載のプログラム:
    複数の論理チャネル識別に関する複数のトークンバケットを更新すること;
    前記複数の論理チャネル識別の各々に関するバッファ状態を得るために、無線リンク制御層に問い合わせること;
    前記複数の論理チャネル識別のうちの複数のアクティブな論理チャネル識別をサービスする順序を計算すること;
    基地局にバッファ状態報告を送るかどうか決定すること;
    必要とされる時に、前記基地局に送るための状態報告をトリガーすること;及び
    論理チャネルグループのバッファ状態報告データを計算すること;
    ここにおいて、前記第1のデータは、前記サービスする順序と、前記バッファ状態報告を送るかどうかに関連した情報と、前記論理チャネルグループのバッファ状態報告データとを具備する。
  36. 前記複数のアクティブな論理チャネル識別のうちの1つのアクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記計算することは下記を具備する、請求項34に記載のプログラム:
    トークンバケットサイズとバッファサイズが、ゼロより大きい時に、前記最小の割当てを、前記アクティブな論理チャネル識別に関する無線リンク制御層における前記バッファサイズと前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記トークンバケットサイズのうちの最小値に設定すること;
    前記トークンバケットサイズ又は前記バッファサイズが、ゼロより小さい時に、前記最小の割り当てをゼロに設定すること;及び
    前記最大の割り当てを、前記最小の割り当てに等しく設定すること。
  37. 前記第2の機能の組は、媒体アクセス制御要素トリガーを処理することを具備する、請求項34に記載のプログラム。
  38. 前記第2の機能の組は、アップリンク許可サイズを得ることと、複数のアクティブな論理チャネル識別のために、無線リンク制御層におけるパケット構築の第1のパス及び前記無線リンク制御層における前記パケット構築の第2のパスを実行することとを具備する、請求項34に記載のプログラム。
  39. 前記複数のアクティブな論理チャネル識別のうちの1つのアクティブな論理チャネル識別のための前記第1のパス及び前記第2のパスは、下記を具備する、請求項38に記載のプログラム:
    前記アクティブな論理チャネル識別に関する最小の割り当て及び最大の割り当てを調整すること;
    前記無線リンク制御層に前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを提供すること;
    前記無線リンク制御層に、前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てに基づくパケットサイズを用いて、前記アクティブな論理チャネル識別のためのパケットを構築するように要求すること;及び
    前記アクティブな論理チャネル識別のために、前記無線リンク制御層において構築された前記パケットの前記パケットサイズに基づいて、前記アップリンク許可サイズの残りのアップリンク許可サイズを調整すること。
  40. 前記第1のパスにおいて前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記調整することは、下記を具備する、請求項39に記載のプログラム:
    前記最大の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定すること;及び
    前記残りのアップリンク許可サイズが、前記最小の割り当てより小さい時に、前記最小の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定すること。
  41. 前記第2のパスにおいて前記アクティブな論理チャネル識別に関する前記最小の割り当て及び前記最大の割り当てを前記調整することは、前記最大の割り当て及び前記最小の割り当てを前記残りのアップリンク許可サイズに設定することを具備する、請求項39に記載のプログラム。
  42. 前記プログラムは、前記無線リンク制御層によって、パケットのセグメント化を減らすために、前記最小の割り当てと前記最大の割り当ての間で前記パケットサイズを選択することを前記コンピュータに実行させるためのコードを具備する、請求項39に記載のプログラム。
  43. 前記アクティブな論理チャネル識別に関する、前記無線リンク制御層に提供される前記最小の割り当て及び前記最大の割り当ては、前記アクティブな論理チャネル識別のために優先ビットレートが満たされること確実にする、請求項39に記載のプログラム。
  44. 前記第2の機能の組は、媒体アクセス制御パケット・データ・ユニットを形成することと、前記媒体アクセス制御パケット・データ・ユニットを物理層に提出することとを具備する、請求項34に記載のプログラム。
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