JP5369917B2 - 高炉炉口部の保護ライナー支持方法 - Google Patents

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Description

本発明は、高炉炉口部に設置する保護ライナーの破損を防止するための支持方法に関するものである。
保護ライナーは、高炉炉口部の水冷金物を保護するために設置されている。この保護ライナーは、チェーン等の支持部材を用いて高炉炉口部の鉄皮に拘束支持されているので、炉内が高温になると、保護ライナーの拘束部には熱膨張による熱応力が負荷されて亀裂が生じ、最終的に破損するトラブルが発生する。
当該保護ライナーの破損や脱落は、水冷金物の損傷につながり、高炉操業の重大なトラブルに発展する。
そこで、特許文献1では、保護ライナーを上下方向に複数に分割して、当該分割部をピンで連結した構造とすることで、保護ライナーに発生する熱応力を緩和できる技術が提案されている。
しかしながら、特許文献1で提案された技術は、分割部を連結するピンが炉内側に位置しているので、熱影響及び原料装入時の衝撃を受け易く、前記連結部が変形したり破損するおそれがある。
前記連結部が変形したり破損すると、連結部では回動することができなくなり、保護ライナーの破損につながることが考えられる。すなわち、特許文献1で提案された技術は、保護ライナー破損対策技術として十分なものとは言えない。
特開2004−232064号公報
本発明が解決しようとする問題点は、高炉炉口部に設置する保護ライナーの支持方法として、従来は、保護ライナーの破損を防止することについては、十分なものはなかったという点である。
本発明の高炉炉口部の保護ライナー支持方法は、
保護ライナーの拘束部に負荷される熱膨張による熱応力を軽減するために、
高炉炉口部の鉄皮に設置した水冷金物の炉内側を覆って水冷金物を保護する保護ライナーの取り付け時の支持方法であって、
前記保護ライナーの高炉炉口部の鉄皮への取り付け時、
保護ライナーの背面側の上側、下側に取り付けられて前記鉄皮側に引っ張り支持する支持部材の、少なくともどちらか一方側の支持部材に弾性部材を介在させ、保護ライナーの熱膨張を前記弾性部材に吸収させるようにしたことを最も主要な特徴としている。
本発明では、保護ライナーの背面側の上側、下側に取り付けられて鉄皮側に引っ張り支持する支持部材の、少なくとも一方側に弾性部材を介在させるので、高炉炉口部に設置する保護ライナーの支持部の拘束が緩和できて熱膨張による熱応力を軽減できる。
従って、保護ライナーの破損及び脱落を防ぐことができて、保護ライナーの補修回数が低減すると共に保護ライナーで覆った水冷金物を安定して保護することができる。
本発明に係る高炉炉口部の保護ライナーを設置する高炉炉口部の断面図である。 本発明に係る保護ライナー支持部の部分断面図である。 本発明に係る保護ライナー上部の支持構造を示した部分拡大図である。 本発明に係る保護ライナー下部の支持構造を示した部分拡大図である。
本発明では、保護ライナーの拘束部に発生する熱膨張による熱応力を軽減するという目的を、保護ライナーの背面側の上側、下側に取り付けられて鉄皮側に引っ張り支持する支持部材の、少なくとも一方側の支持部材に弾性部材を介在させることによって実現した。
以下、本発明を実施するための最良の形態例について、図1〜図4を用いて説明する。
本発明に係る高炉炉口部の保護ライナー2を、高炉1の炉口部に配置した状況を図1に示す。
保護ライナー2は、高炉1の炉口部の鉄皮1aに設置した水冷金物3の炉内側を覆うべく、前記鉄皮1aに4点で支持されている。
そして、前記鉄皮1aへの取り付け時、本発明例では、下側に位置する2点の支持は、上側に位置する2点の支持と異なり、図2に示すように、弾性部材例えばコイルばね11を介在して支持するようにしている。
このうち、上側に位置する2点の支持は、図3に示すように、チェーン4、上部用ロッド5a、ピン6、上部用ケーシング7a、止板8、及びナット9からなる支持部材を用いて高炉1の炉口部の鉄皮1aに取り付けている。
すなわち、前記鉄皮1aに取り付けた上部用ケーシング7aの途中に止板8を設置し、保護ライナー2の背面側に一端を取り付けた前記チェーン4の他端を前記ピン6で連結した上部用ロッド5aの反対側を、前記止板8を貫通させてナット9で固定している。そして、前記ナット9を締め込むことで、保護ライナー2を鉄皮1a側に引っ張って保持する構成である。
図3では、上部用ケーシング7aを、保護ライナー2の背面側の、前記チェーン4の一端の取り付け部まで延長し、前記のチェーン4、上部用ロッド5a及びピン6を上部用ケーシング7aで覆ったものを示している。
一方、下側に位置する2点の支持は、図4に示すように、チェーン4、下部用ロッド5b、ピン6、下部用ケーシング7b、対をなすばね用板10a,10b、コイルばね11、及びナット9からなる支持部材を用いて高炉1の炉口部の鉄皮1aに取り付けている。
すなわち、下側の支持は、前記上部の支持とは異なり、前記止板8に換えて一方のばね用板10aを下部用ケーシング7aに取り付けている。そして、この一方のばね用板10aの反保護ライナー2側に配置した対をなす他方のばね用板10bの反保護ライナー2側にナット9を配置し、両ばね用板10a,10bの間にコイルばね11を介在させて固定した構成である。
このような構成の支持では、保護ライナー2に炉内側方向の荷重が負荷した場合、保護ライナー2の下側の支持ではコイルばね11が縮んで、保護ライナー2の支持部が炉内側に移動し、保護ライナー2に負荷する応力を軽減することができる。また、保護ライナー2の挙動はコイルばね11の仕様を変更したり、ナット9の締め付け量を変更することで調整できる。
本発明は上記の例に限らず、各請求項に記載された技術的思想の範疇であれば、適宜実施の形態を変更しても良いことは言うまでもない。
例えば本発明例では、下側の支持にコイルばね11を介在させているが、上側の支持にコイルばね11を介在させても良い。また上側と下側の両方にコイルばね11を介在させても良い。
また、熱膨張を吸収して保護ライナー2に負荷される応力を軽減できるものであれば、コイルばね11に限らず、どのようなばねでも良い。また、高温雰囲気に耐えることができるのであれば、ゴムを採用しても良い。
また、コイルばね11の設置位置やコイルばね11の固定方法等も本発明例に示したものに限らない。
1 高炉
1a 鉄皮
2 保護ライナー
3 水冷金物
4 チェーン
5a 上部用ロッド
5b 下部用ロッド
6 ピン
7a 上部用ケーシング
7b 下部用ケーシング
8 止板
9 ナット
10a,10b ばね用板
11 コイルばね

Claims (1)

  1. 高炉炉口部の鉄皮に設置した水冷金物の炉内側を覆って水冷金物を保護する保護ライナーの取り付け時の支持方法であって、
    前記保護ライナーの高炉炉口部の鉄皮への取り付け時、
    保護ライナーの背面側の上側、下側に取り付けられて前記鉄皮側に引っ張り支持する支持部材の、少なくともどちらか一方側の支持部材に弾性部材を介在させ、保護ライナーの熱膨張を前記弾性部材に吸収させるようにしたことを特徴とする高炉炉口部の保護ライナー支持方法。
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