JP5367408B2 - 携帯電話機 - Google Patents
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Description
チャネルが互いに独立かどうかを示す指標として空間相関があり(例えば、非特許文献1参照。)、チャネルが互いに独立であればあるほど空間相関は小さい値になる。例えば、2多重で、送信側のアンテナ素子及び受信側のアンテナ素子の夫々が2本の場合の空間相関ρ12は、チャネル応答ベクトルを夫々下記の式(1),(2)とすると、下記の式(3)で表される。
但し、h11,h12,h21,h22の夫々はチャネル応答であり(図1参照。)、振幅及び位相を含んだ複素数である。また、正規化後の空間相関は0から1の間の値となる。なお、上添え字Tは転置を示し、上添え字Hは複素共役転置を示し、上添え字*は複素共役を示す。
なお、MIMO以外の例えばSIMO(Simple Input Multiple Output)などの無線通信においても受信側のアンテナ素子においては同様のことが言える。
以下、本発明の第1の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
<無線通信システム>
本実施の形態の無線通信システムについて図1を参照しつつ説明する。図1は本実施の形態の無線通信システムのシステム構成図である。
基地局Tから携帯電話機Rへの無線通信では、図1に示す4つのチャネルが形成され、夫々のチャネル応答を、図1に示すように、h11,h21,h12,h22で表す。チャネル応答h11,h21,h12,h22は、夫々、送受信点間の振幅及び位相の変動量を示す複素数であり、それらには送信側及び受信側のアンテナ素子の振幅特性及び位相特性も含まれる。本実施の形態は、チャネル応答h11とチャネル応答h21との位相差及びチャネル応答h12とチャネル応答h22との位相差を大きくして空間相関を小さくするために、アンテナ素子RA1,RA2の位相特性に異なる指向性を持たせるものである。
<携帯電話機>
以下、図1の携帯電話機Rの構成について図2を参照しつつ説明する。図2は図1の携帯電話機Rの構成図である。
フロントエンド部11,12は、アンテナ素子RA1,RA2で受信されたRF(Radio Frequency)信号に対してゲイン調整や周波数変換などを施して例えばベースバンド帯の受信信号を出力する。
<アンテナ素子>
(構造)
図1のアンテナ素子RA1,RA2に用いられる電子制御導波器アンテナの構造について図3を参照しつつ説明する。図3は図1のアンテナ素子RA1,RA2に用いられる電子制御導波器アンテナの構造を示す模式図である。
図3に構造を示した電子制御導波器アンテナの指向性及び給電素子での受信信号について説明する。
電子制御導波器アンテナの仰角θ且つ方位角φの方向の指向性パターンD(θ,φ)は下記の式(4)で表され、仰角θ且つ方位角φの方向からの到来信号に対する給電素子での受信信号y(t)は下記の式(5)で表される。なお、式(4)、(5)において、上添え字Tは転置を示す。
但し、zsは送受信機の入出力インピーダンスである。Zは給電素子及び線状導体間のインピーダンス行列であり、下記の式(8)で表される。Xは送受信機の入出力インピーダンスとバラクタダイオードのリアクタンス値を成分とする対角行列であり、下記の式(9)で表される。u0は単位ベクトルであり、下記の式(10)で表される。なお、式(10)において、上添え字Tは転置を示す。
本実施の形態で利用するアンテナ素子RA1,RA2の指向性パターンについて図4及び図5を参照しつつ説明する。図4はアンテナ素子RA1とアンテナ素子RA2のバラクタダイオード34,36,38のリアクタンス値の関係を示す図である。図5(a)はアンテナ素子RA1,RA2の振幅指向性パターンを示す図であり、図5(b)はアンテナ素子RA1,RA2の位相指向性パターンを示す図である。但し、以下において記載する水平面方位角は、上記の(電子制御導波器アンテナの指向性)における方位角φに相当する。
図4に示すように、アンテナ素子RA1のバラクタダイオード34、36、38のリアクタンス値をxa,xb,xcに設定する(x1=xa,x2=xb,x3=xc)。但し、上述したように、バラクタダイオード34、36、38のリアクタンス値を調節することによって所望の振幅指向性パターン及び位相指向性パターンが得られる。そこで、アンテナ素子RA1の振幅指向性パターンが図5(a)になるように、その位相指向性パターンが図5(b)になるように、バラクタダイオード34、36、38のリアクタンス値を調節し、その結果としてバラクタダイオード34、36、38のリアクタンス値としてxa,xb,xcが得られたとする。
アンテナ素子RA1,RA2の振幅指向性パターンは図5(a)に示すように略無指向性である。
図5(b)に示すように、アンテナ素子RA1の位相指向性パターンでは、位相は水平面方位角φが0°以上180°以下の範囲では単調増加、水平面方位角φが180°以上360°以下の範囲では単調減少である。これに対して、アンテナ素子RA2の位相指向性パターンでは、位相は水平面方位角φが0°以上180°以下の範囲では単調減少、水平面方位角φが180°以上360°以下の範囲では単調増加である。このように、アンテナ素子RA1の位相指向性パターンとアンテナ素子RA2の位相指向性パターンとは逆のパターンになっている。なお、位相指向性パターンを単調増加及び単調減少にすることによって、略全ての方位から到来した電波に対して、アンテナ素子RA1,RA2の位相指向性パターンの相違に起因する位相差を発生させることが可能である。
以下、アンテナ素子RA1とアンテナ素子RA2の受信信号の位相差について図6を参照しつつ説明する。図6はアンテナ素子RA1とアンテナ素子RA2との受信信号の位相差を説明するための図である。但し、ここでの「受信信号」は、アンテナ素子RA1,RA2の位相指向性パターンによる位相が加味された後の信号である。なお、基地局Tは2ストリーム伝送を行うが、何れの場合も同じことが言えるので、ここでは1ストリームのみに着目して説明する。
そして、水平面方位角φでは、アンテナ素子RA1の位相指向性パターンの位相はアンテナRA2のそれよりも位相差hφ2遅れている(図6(b)参照。)。
仮に、アンテナ素子RA1,RA2の位相指向性パターンが無指向性であれば、アンテナ素子RA1とアンテナ素子RA2との間で位相指向性パターンに起因する位相差は生じない。このため、アンテナ素子RA1によって受信された受信信号は、アンテナ素子RA2によって受信された受信信号より、アンテナ素子の配置に起因する位相差hφ1だけ遅れることになる。
アンテナ素子RA1,RA2が異なる位相指向性パターンを有する場合の空間相関について説明する。
チャネル応答h(図1のh11,h12,h21,h22)は、アンテナ素子RA1,RA2の指向性パターンD(θ,φ)と送信点から電子制御導波器アンテナの給電素子までのチャネル応答hsとを乗算した下記の式(11)で表わされる。なお、式(11)において、上添え字Tは転置を示す。
但し、h、hs、θ、φの夫々の下添え字の2つの数字のうちの1つ目の“1”は受信側のアンテナ素子RA1を、“2”はアンテナ素子RA2を示し、当該下添え字の2つ目の“1”は送信側のアンテナ素子TA1を、“2”はアンテナ素子TA2を示す。ψ11及びψ12は、夫々、アンテナ素子TA1からの信号到来方向に対するアンテナ素子RA1及びアンテナ素子RA2の指向性パターンの位相を示す。また、ψ12及びψ22は、夫々、アンテナ素子TA2からの信号到来方向に対するアンテナ素子RA1及びアンテナ素子RA2の指向性パターンの位相を示す。なお、指向性パターンの振幅は大きな減衰がない無指向性に近いものであるとしているため、空間相関の計算においては無視できるものとして、チャネル応答ベクトルの要素から省略している。
<第1の変形例>
上記の第1の実施の形態の携帯電話機Rが備えるアンテナ素子RA1,RA2の位相指向性パターン(図5(b)参照)の代わりに、携帯電話機が備えるアンテナ素子RA1,RA2が図7に示すような位相指向性パターンを有するようにする。
第2の変形例の携帯電話機は、第1の実施の形態の携帯電話機Rと異なり、4本のアンテナ素子A1〜A4を有し、アンテナ素子A1〜A4は図8(a)に示す振幅指向性パターン及び図8(b)に示す位相指向性パターンを有する。但し、アンテナ素子A1,A2,A3,A4はその順番に一直線上に並んでいるとする。
図8(b)に示すように、アンテナ素子A1,A2の各位相指向性パターンでは、位相は水平面方位角φが0°以上180°以下の範囲では単調増加、水平面方位角φが180°以上360°以下の範囲では単調減少である。これに対して、アンテナ素子A3,A4の位相指向性パターンでは、位相は水平面方位角φが0°以上180°以下の範囲では単調減少、水平面方位角φが180°以上360°以下の範囲では単調増加である。
以下、本発明の第2の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施の形態の携帯電話機は、第1の実施の形態の第2の変形例と同様に、4本のアンテナ素子B1〜B4を備えているが、アンテナ素子B1〜アンテナ素子B4の位相指向性パターンの関係が、第1の実施の形態の第2の変形例のアンテナ素子A1〜アンテナ素子A4の位相指向性パターンの関係(図8(b)参照)と異なる。
本実施の形態のアンテナ素子B1〜B4に用いられる電子制御導波器アンテナの構造について図9を参照しつつ説明する。図9は本実施の形態のアンテナ素子B1〜B4に用いられる電子制御導波器アンテナの構造を示す模式図である。
アンテナ素子B1〜B4に用いられる電子制御導波器アンテナは、交流電源102に接続されたモノポールの給電素子(中央素子)101の周辺にバラクタダイオード104,106,108,110付きの線状導体(周辺素子)103,105,107,109を配置した構造を有する。但し、本実施の形態では、線状導体103,105,107,109は円周に沿う方向に90°(π/2)間隔で配置されているものとする。
図9に構造を示した電子制御導波器アンテナの指向性及び給電素子での受信信号について説明する。
電子制御導波器アンテナの仰角θ且つ方位角φの方向の指向性パターンD(θ,φ)は下記の式(15)で表され、仰角θ且つ方位角φの方向からの到来信号に対する給電素子での受信信号y(t)は下記の式(16)で表される。なお、式(15)、(16)において、上添え字Tは転置を示す。
但し、zsは送受信機の入出力インピーダンスである。Zは給電素子及び線状導体間のインピーダンス行列であり、下記の式(19)で表される。Xは送受信機の入出力インピーダンスとバラクタダイオードのリアクタンス値を成分とする対角行列であり、下記の式(20)で表される。u0は単位ベクトルであり、下記の式(21)で表される。なお、式(21)において、上添え字Tは転置を示す。
但し、Zの各要素は複素パラメータであり、z00は給電素子の自己入力インピーダンス、z01は給電素子と線状導体間結合インピーダンス、z11は線状導体の自己入力インピーダンス、z12は隣接する線状導体間結合入力インピーダンスであり、z13は対角にある線状導体間結合入力インピーダンスである。
上記のw(x1,x2,x3,x4)はリアクタンス値x1,x2,x3,x4の関数であるため、w(x1,x2,x3,x4)はリアクタンス値x1,x2,x3,x4によって変化し、指向性パターンD(θ,φ)はリアクタンス値x1,x2,x3,x4によって変化する(式(15)参照。)。従って、リアクタンス値x1,x2,x3,x4を調整することによって、所望の指向性パターンD(θ,φ)を得ることが可能である。つまり、リアクタンス値x1,x2,x3,x4を調整することによって、所望の振幅指向性パターンを得ることができ、また、所望の位相指向性パターンを得ることができる。
本実施の形態で利用するアンテナ素子B1〜B4の指向性パターンについて図10及び図11を参照しつつ説明する。図10はアンテナ素子B1〜B4の夫々のバラクタダイオード104,106,108,110のリアクタンス値の関係を示す図である。図11(a)はアンテナ素子B1〜B4の振幅指向性パターンを示す図であり、図11(b)はアンテナ素子B1〜B4の位相指向性パターンを示す図である。但し、以下において記載する水平面方位角は、上記の(電子制御導波器アンテナの指向性)における方位角φに相当する。
アンテナ素子B1〜B4の振幅指向性パターンは図11(a)に示すように略無指向性である。
アンテナ素子B1の位相指向性パターンでは、図11(b)に示すように、水平面方位角が0°以上45°以下の範囲及び0°以上225°以下360°では単調減少、水平面方位角が45°以上225°以下では単調増加である。アンテナ素子B1の位相指向性パターンは、アンテナ素子B4の後述する位相指向性パターンを水平面方位角の正の方向に90°スライドさせたものである。但し、この90°は、360°をアンテナ素子の本数“4”で除算して得られるものである。
また、アンテナ素子B1〜B4の位相指向性パターンでは、水平面方位角φが0°より大きく45°未満アンテナ素子B3,B2,B4,B1の順番で位相指向性パターンの位相が進んでいる。水平面方位角φが45°より大きく90°未満ではアンテナ素子B3,B4,B2,B1の順番で位相指向性パターンの位相が進んでいる。水平面方位角φが90°より大きく135°未満ではアンテナ素子B4,B3,B1,B2の順番で位相指向性パターンの位相が進んでいる。水平面方位角φが135°より大きく180°未満ではアンテナ素子B4,B1,B3,B2の順番で位相指向性パターンの位相が進んでいる。
≪補足≫
本発明は上記の実施の形態で説明した内容に限定されず、本発明の目的とそれに関連又は付随する目的を達成するためのいかなる形態においても実施可能であり、例えば、以下であってもよい。
(2−1)アレーアンテナが備えるアンテナ素子間の位相指向性パターンの関係は、上記の第1の実施の形態及びその変形例で説明した関係に限られない。例えば、アレーアンテナが備えるアンテナ素子がM(Mは2以上の整数)本であり、第i(iは1以上M以下の整数)のアンテナ素子の第iの位相指向性パターンと、第j(jは1以上M以下であって、i以外の整数)のアンテナ素子の第jの位相指向性パターンとの関係とが次のような関係を満たすものであってもよい。
更に、M本のアンテナ素子を2本のアンテナ素子の対に分けた場合に、同じ対の2本のアンテナ素子の位相指向性パターンが互いに逆パターンになるように、各アンテナ素子の位相指向性パターンが設定されるようにしてもよい。但し、Mが奇数の場合には、1本のアンテナ素子は除かれる。なお、図5(b)、図7の例では、アンテナ素子RA1,RA2の位相指向性パターンは互いに逆パターンになっている。また、図8(b)の例では、アンテナ素子A1,A4の位相指向性パターンは互いに逆パターンになっており、アンテナ素子A2,A3の位相指向性パターンは互いに逆パターンになっている。
例えば、一のアンテナ素子と他のアンテナ素子とを通り、一のアンテナ素子から他のアンテナ素子に向かう方向を正方向とする軸に対する角度をφとした場合、一のアンテナ素子及び他のアンテナ素子では、バラクタダイオード付きの線状導体の一つは方位角φが90°の位置に配置され、他のバラクタダイオード付きの線状導体は円周方向に沿って一定間隔で配置されているとする。この場合に、一のアンテナ素子では、方位角φが90°の位置に配された線状導体から反時計回りに順番に、線状導体に付けられたバラクタダイオードのリアクタンス値をX1,X2,X3,・・・とする。これに対して、他のアンテナ素子では、方位角φが90°の位置に配された線状導体から時計回りに順番に、線状導体に付けられたバラクタダイオードのリアクタンス値をX1,X2,X3,・・・とする。なお、一のアンテナ素子の位相指向性パターンが例えば図5(b)、図7に示すアンテナ素子RA1の位相指向性パターンになるように、リアクタンス値X1,X2,X3,・・・が調整される。
(10)上記の実施の形態で説明したアレーアンテナは、MIMOに適用可能である他、例えばSIMO(Simple Input Multiple Output)に適用可能である。
TA1,TA2 アンテナ素子
R 携帯電話機
RA1,RA2 アンテナ素子
11,12 フロントエンド部
13 チャネル推定部
14 ウェイト生成部
15 分離合成部
16 復調部
31 給電素子
32 交流電源
33,35,37 線状導体
34,36,38 バラクタダイオード
Claims (9)
- M(Mは2以上の整数)本のアンテナ素子を備えるアレーアンテナを有する携帯電話機であって、
各前記アンテナ素子は指向性アンテナであり、
前記アンテナ素子の位相指向性パターンが互いに異なるように、各アンテナ素子の位相指向性パターンが設定されており、
第i(iは1以上M以下の整数)のアンテナ素子の第iの位相指向性パターン及び第j(jは1以上M以下でi以外の整数)のアンテナ素子の第jの位相指向性パターンは、
同一送信源から到来する信号に対して、第i及び第jのアンテナ素子の配置に基づき発生する位相差に、第i及び第jのアンテナ素子の位相指向性に基づき発生する位相差が加算される関係になるように設定されており、
更に、第i及び第jのアンテナ素子の配置に基づき発生する位相差と、第i及び第jのアンテナ素子の位相指向性に基づき発生する位相差とを用いて、空間相関を算出する
ことを特徴とする携帯電話機。 - 第i(iは1以上M以下の整数)のアンテナ素子と第j(jは1以上M以下でi以外の整数)のアンテナ素子とを通り、第iのアンテナ素子から第jのアンテナ素子に向かう方向を正方向とする軸に対する角度をφとした場合、φは0°以上360°以下とし、
0°≦φ<φA1°(φA1は90より小さい所定の値)及びφB1°(φB1は270より大きい所定の値)<φ≦360°では、第jのアンテナ素子の第jの位相指向性パターンの位相が第iのアンテナ素子の第iの位相指向性パターンの位相より進み、
φA2°(φA2は90より大きい所定の値)<φ<φB2°(φB2はφA2より大きく270より小さい所定の値)では、第iの位相指向性パターンの位相が第jの位相指向性パターンの位相より進む
関係になるように
第i及び第jの位相指向性パターンが設定されている
ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。 - φA1及びφA2は略90であり、φB1及びφB2は略270である
ことを特徴とする請求項2記載の携帯電話機。 - 各前記アンテナ素子の位相指向性パターンは、
0°≦φ≦180°では単調増加で、180°≦φ≦360°では単調減少となるパターン、及び
0°≦φ≦180°では単調減少で、180°≦φ≦360°では単調増加となるパターンの何れかである
ことを特徴とする請求項2又は請求項3の何れか1項に記載の携帯電話機。 - 2本のアンテナ素子を対とした場合に、当該2本の前記アンテナ素子の位相指向性パターンが互いに逆パターンになるように、各前記アンテナ素子の位相指向性パターンが設定されている
ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の携帯電話機。 - 前記Mは2であり、
各前記アンテナ素子は、給電素子を備え、その周囲に円周方向に一定間隔で配されたバラクタダイオード付きの線状導体を複数備える電子制御導波器アンテナであり、
各前記アンテナ素子の線状導体の一つは、一のアンテナ素子と他のアンテナ素子とを通り、一のアンテナ素子から他のアンテナ素子に向かう方向を正方向とする軸に対して90°の位置に配され、
一のアンテナ素子の各バラクタダイオードのリアクタンス値の反時計方向の並びと、他のアンテナ素子のバラクタダイオードのリアクタンス値の時計方向の並びとが等しい
ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。 - 前記M本のアンテナ素子は、M角形の頂点上に配され、
各前記アンテナ素子の位相指向性パターンは、反時計回りの1つ前の前記アンテナ素子の位相指向性パターンを方位角方向にスライドさせたものである
ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。 - 前記スライドさせる角度は、略φであって、
前記φは360を前記Mで除算した値である
ことを特徴とする請求項7記載の携帯電話機。 - 各前記アンテナ素子は、給電素子を備え、その周囲に円周方向に一定間隔で配されたバラクタダイオード付きの線状導体を複数備える電子制御導波器アンテナであり、
各前記アンテナ素子の各バラクタダイオードのリアクタンス値は、反時計回りの1つ前の前記アンテナ素子の各バラクタダイオードのリアクタンス値を反時計周りに1つ分回転させたものである
ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
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